JPH08210204A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH08210204A
JPH08210204A JP1524495A JP1524495A JPH08210204A JP H08210204 A JPH08210204 A JP H08210204A JP 1524495 A JP1524495 A JP 1524495A JP 1524495 A JP1524495 A JP 1524495A JP H08210204 A JPH08210204 A JP H08210204A
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利明 中山
Shuya Mikami
三上  修也
Yoshitaka Nishio
佳高 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気通路長を確保し、かつエンジンルーム内
の省スペース化および吸気装置の標準化を図った内燃機
関の吸気装置を提供する。 【構成】 エンジンのヘッドカバー92、エアクリーナ
10、スロットルボア51およびサージタンク80を並
べて連結しエンジンブロックに組付ける。エアクリーナ
10は、ダスティサイドケースの上にエアクリーナキャ
ップ21が取付けられている。エアクリーナキャップ2
1の上側内壁には半割部20aと円筒部20bとからな
るダクト半割体20が取付けられ、従来のエアクリーナ
からサージタンクまでの吸気通路に相当する上流側吸気
通路がエアクリーナ10の内部に形成されている。この
ため、低速トルクを維持しながら吸気装置を省スペース
化することができる。また、エアクリーナ10の位置を
変えることなく上流側空気通路の長さを変更して低速ト
ルクを調整することができるので、吸気装置の標準化が
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸気装置に
関し、特に車両に用いてコンパクト化およびコスト低減
を図るのに好適な吸気装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸気装置は、スロットルと空気流
量計またはエアクリーナがダクトにより接続されてお
り、エアクリーナは車体側に取付けられていた。エアク
リーナは内燃機関に接続される吸気管路の入口部に取付
けられ、エアクリーナ本体には外気を導入するインレッ
トパイプと上記吸気管路に連結されるアウトレットパイ
プとが突設されていた。
【0003】特開平6−81735号公報には、エアク
リーナ、空気流量計、スロットル弁サージタンク部を隣
接させて各部をつなぐダクトを廃止し、内燃機関側に吸
気系部品を一体化した吸気装置が開示されている。ま
た、欧州特許公開番号第0523027A2号公報に
は、インジェクタをエアクリーナ内に収納した吸気装置
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の吸気装
置によると、エアクリーナから始まり内燃機関(以下、
「エンジン」という)に至る吸気管部を配置するために
大きなスペースが必要なため、エンジンルーム内の各部
の配置設計をするために多くの工数を必要とする。ま
た、車種毎に変わるエンジンルーム内のスペースに合わ
せてエンジンルーム内の配置設計を行なう必要があり、
部品の標準化を図ることが困難である。
【0005】また、上記特開平6−81735号公報に
記載の吸気装置によると、エアクリーナからサージタン
クまでのダクトが省略されたため慣性効果がなくなり低
速トルクが悪化するという問題がある。エンジンのトル
クチューニングを行なう際、中低速におけるトルクは上
流側吸気通路すなわちエアクリーナからサージタンクま
での吸気通路の長さを変えることにより調整できること
が判明している。したがって、低速時のトルクアップの
ためには前記上流側吸気通路を延長することが効果的で
ある。しかし、エンジンルーム内でのレイアウトの制約
から、エアクリーナの位置を変えずに前記上流側吸気通
路の延長を図ることは困難である。したがって、従来の
ようにエアクリーナ本体からアウトレットパイプが突出
した構造の吸気装置によると、前記上流側吸気通路の延
長を行なうことはエンジンルーム内の配置設計を再度行
なう必要を伴うため非常に困難であるという問題があ
る。
【0006】本発明の目的は、エアクリーナの位置を変
えることなく上流側吸気通路を所定長さだけ延長できる
ようにした内燃機関の吸気装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、吸気通路長を確保し、かつエンジ
ンルームの省スペース化および吸気装置の標準化を図っ
た内燃機関の吸気装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の内燃機関の吸気装置は、
エアクリーナのエレメントにより空気を濾過し、この空
気をエンジンの各気筒に供給する内燃機関の吸気装置で
あって、前記エアクリーナのケース内に、吸気通路を有
しスロットルの空気入口側に連結するダクトを備えるこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2記載の内燃機関の吸気装
置は、請求項1記載の内燃機関の吸気装置であって、前
記ケースは前記スロットルに隣接していることを特徴と
する。本発明の請求項3記載の内燃機関の吸気装置は、
請求項1または2記載の内燃機関の吸気装置であって、
前記ケースの内壁にダクトカバーを装着することにより
前記ダクトを形成することを特徴とする。
【0009】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1記載の内燃
機関の吸気装置によると、エアクリーナのケース内に備
えられスロットルに連結するダクトが従来のエアクリー
ナのアウトレットパイプの機能を果たす。このため、ケ
ース内に形成されたダクトの長さを変えることにより、
低速時のトルク向上の一要因である上流側吸気通路の実
質的長さを調整してエアクリーナ部分の慣性吸気を効果
的に利用することができる。このダクトの長さはエアク
リーナの設置位置を変更することなく変えることができ
るので、ダクト形成用部品以外は車種間で部品を共通化
することが可能となり、吸気装置の標準化を図ることが
できる。
【0010】本発明の請求項2記載の吸気装置による
と、エアクリーナのケースがスロットルに隣接している
ため、必要な吸気通路長を維持しながら吸気装置をコン
パクト化することができる。本発明の請求項3記載の内
燃機関の吸気装置によると、エアクリーナのケースの内
壁にダクトカバーを取付けることによりダクトを形成す
るので、ダクトの壁面の一部はケースの内壁により形成
される。これにより、ダクトカバーの軽量化を図るとと
もにダクトカバーをケースの内壁に容易に固定すること
ができる。また、ケースの内壁にダクトカバーを取付け
ることによりケースの剛性が向上し、ケースの壁面から
発生する透過音を低減することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。 (第1実施例)本発明の第1実施例を図1〜図4に示
す。図1、2に示すように、エアクリーナ10は、点火
コイル93を取付けるための開口部91を有するエンジ
ン90のヘッドカバー92に隣接して設けられている。
エアクリーナ10の反エンジン側には、スロットル弁5
2とスロットルボア51とを備えたスロットル50が設
けられている。スロットルボア51を介してエアクリー
ナ10とサージタンク80とが連結され、サージタンク
80からエアクリーナ10の下方を経由して複数の吸気
マニホールド85がエンジン90の吸気ポート86に接
続されている。
【0012】エアクリーナ10のケース30は、樹脂製
のダスティサイドケース11と樹脂製のエアクリーナキ
ャップ21とからなり、エンジン90の気筒列に沿って
少なくとも吸気マニホールド85の列に対応するか、そ
れ以上の幅をもって延びている。ダスティサイドケース
11とエアクリーナキャップ21との間には、ケース3
0内の空間をダスティサイドとクリーンサイドとに仕切
るエレメント16が配置されている。図2に示すよう
に、ダスティサイドはエレメント16の下方に位置して
いる。エンジンの気筒列に対して垂直なダスティサイド
ケース11の第1の壁面11aには、エアインレット1
2が設けられている。
【0013】また、図2に示すように、ケース30はス
ロットル50に隣接している。ダスティサイドケース1
1内には、エンジン90への燃料供給系であるデリバリ
パイプ13および各気筒に対応した複数のインジェクタ
14が収納されている。各インジェクタ14は、ダステ
ィサイドケース11の底壁を貫通してダスティサイドケ
ース11の下側に延びる吸気マニホールド85の各分岐
管に挿入されており、ダスティサイドケース11を貫通
するボルトによりダスティサイドケース11の内側から
吸気マニホールド85、ダスティサイドケース11、デ
リバリパイプ13とともに固定されている。また、第1
の壁面11aと平行なダスティサイドケース11の第2
の壁面11bにはエンジンコントロールユニット(以
下、「ECU」という)40が取付けられている。
【0014】図示しない燃料供給ポンプからデリバリパ
イプ13内に供給された燃料は複数のインジェクタ14
に分配され、ダスティサイドケース11の下方を通るよ
うに設けられた各吸気マニホールド85と接続するエン
ジン90の吸入ポート86付近に各インジェクタ14の
先端から噴射される。燃料の噴射量および噴射タイミン
グは、ECU40により制御される。
【0015】ヘッドカバー92、ダスティサイドケース
11、スロットルボア51およびサージタンク80は、
樹脂により一体成形されている。図2に示すように、ダ
スティサイドケース11のエンジン側壁面31はヘッド
カバー92のエアクリーナ側壁面と共有されている。ダ
スティサイドケース11の上端には開口部が形成され、
この開口部の周囲にはエアクリーナキャップ21を取付
けるための図示しない取付穴が設けられている。ダステ
ィサイドケース11の反エンジン側壁面に続いてスロッ
トルボア51が形成され、スロットルボア51のエアク
リーナ側端部はダスティサイドケース11の上方に開口
している。スロットルボア51の外周に続いてサージタ
ンク80が形成され、スロットルボア51の反エアクリ
ーナ側端部はサージタンク80の内部に突出している。
【0016】エアクリーナ10のエアクリーナキャップ
21内には、樹脂製のダクトカバー20が延びている。
ダクトカバー20は、横断面半円形状の半割部20a
と、半割部20aに続いてダクトカバー20のスロット
ル側端部に設けられスロットルボア51に連結される横
断面円形状の円筒部20bとからなる。ダクトカバー2
0の空気吸入側の開口部20cは、吸入空気の空気抵抗
を少なくするため、ベルマウス状に形成されている。エ
アクリーナキャップ21の上側内壁面にダクトカバー2
0を装着すると、ダクトカバー20の半割部20aとエ
アクリーナキャップ21の上側内壁面とにより筒状のダ
クトが形成される。円筒部20bのスロットル側端部の
内周にはシールガスケットが設けられ、このシールガス
ケットを介して円筒部20bのスロットル側端部がスロ
ットルボア51の入口に接続されている。
【0017】ダクトカバー20についてさらに詳細に説
明する。図4および図5に示すように、半割部20aの
両側端部には連続的に形成されるフランジ20dおよび
一定間隔をおいて複数個形成される係止部20eが設け
られており、エアクリーナキャップ21の上側内壁面に
は係止部材21aが設けられている。
【0018】係止部20eを係止部材21aに嵌合しさ
らにフランジ20dをエアクリーナキャップ21の上側
内壁面に溶接することによりエアクリーナキャップ21
の上側内壁面にダクトカバー20を装着すると、ダクト
カバー20の半割部20aとエアクリーナキャップ21
aの上側内壁面とにより筒状のダクトが形成される。こ
れにより、図1に示すように、開口部20cから円筒部
20bまでの長さL1を有するダクトがエアクリーナ1
0内のクリーンサイドに形成される。すなわち、吸気通
路の上流側部分に相当する従来のエアクリーナからサー
ジタンクまでのダクトがエアクリーナ10内に長さL1
だけ収容されたことになる。円筒部20bのスロットル
側端部の内周にはシールガスケットが設けられ、このシ
ールガスケットを介して円筒部20bのスロットル側端
部がスロットルボア51の入口に接続されている。
【0019】吸気装置の組立時、ダスティサイドケース
11にECU40を取付け、ダスティサイドケース11
内に燃料供給系を取付ける。サージタンク80の下端に
は、樹脂または金属製の吸気マニホールド85が溶着あ
るいはボルトによる固定などの方法により接続される。
ダスティサイドケース11の開口部にエレメント16を
配置した後、ダスティサイドケース11の上端に設けら
れた図示しない取付穴にエアクリーナキャップ21の下
端に形成された図示しない爪部を差込み、さらにクリッ
プで両者を固定することにより、エアクリーナキャップ
21をダスティサイドケース11に着脱可能に装着す
る。このとき、円筒部20bのスロットル側端部がスロ
ットルボア51の入口に同時に接続される。
【0020】このようにして、ヘッドカバー92、エア
クリーナ10、スロットル50、サージタンク80およ
び吸気マニホールド85がユニット化して組立てられ、
ユニットとしてエンジン本体に組付けられる。次に、こ
の吸気装置の作動について説明する。エアインレット1
2からダスティサイドに吸入された空気は、エレメント
16により空気中の塵芥を濾過されてクリーンサイドへ
と流入する。クリーンサイドの空気は、ダクトカバー2
0の入口である開口部20cからダクトカバー20内を
通りスロットル50を経てサージタンク80に送られ
る。サージタンク80の空気は、各吸気マニホールド8
5に分配されダスティサイドケース11の下方を通って
吸気ポート86からエンジン90の各気筒に供給され
る。エアインレット12からの空気の吸入量は、スロッ
トル弁52の開度によって制御される。
【0021】本発明の第1実施例によると、エアクリー
ナ10のダスティサイドにECU40および燃料供給系
を配置しているので、エンジンルーム内の省スペース化
が可能である。また、エアクリーナ10を流通する空気
によりECU40および燃料供給系を冷却することがで
きるのでエンジン90からの熱によるECU40および
燃料供給系の過熱を軽減することができる。これによ
り、燃料供給系においてはベーパロック現象が防止さ
れ、またECU40がエンジン90の熱から保護される
という効果がある。
【0022】エアクリーナ10のダスティサイドケース
11内にインジェクタ14を収納することにより、ダス
ティサイドケース11内の空間をインジェクタ14の保
守点検作業用の空間として利用することができるのでエ
ンジンルーム内のスペースを有効活用することができ
る。インジェクタ14の保守点検作業は、エアクリーナ
10のエアクリーナキャップ21およびエレメント16
を取外すことにより、エレメント16がダスティサイド
ケース11の上側開口の全域にわたる大きさを持ってい
るので容易に行なうことができるためサービス性が向上
する。ダスティサイドケース11の取付穴にエアクリー
ナキャップ21の爪部を差込むことによりエアクリーナ
キャップ21がダスティサイドケース11に装着されて
いるので、エアクリーナキャップ21を簡単に脱着する
ことができる。
【0023】また、エアクリーナ10のダスティサイド
がエレメント16の下方に位置しているため、吸気通路
や部品取付用の穴からエアクリーナ10内に水が侵入し
てもこの水はダスティサイドケース11内に溜まるため
エンジン10に侵入することを防止できる。エアクリー
ナキャップ21内に延びるダクトカバー20とエアクリ
ーナキャップ21の上側壁面により、従来のエアクリー
ナからサージタンクまでのダクト内部に形成される吸気
通路に相当する吸気通路がエアクリーナ10内に形成さ
れるため、エアクリーナ10からサージタンク80まで
の吸気通路長を確保して低速トルクを維持しながら吸気
装置を省スペース化することができる。
【0024】すなわち、ダクトカバー20とエアクリー
ナキャップ21とによりエアクリーナ10内にダクトが
形成され、これにより上流側吸気通路である従来のエア
クリーナからサージタンクまでのダクトが長さL1 だけ
エアクリーナ10の内部に収容されたことになる。この
ため、エアクリーナ10からサージタンク80までの吸
気通路長を確保して低速トルクを維持しながら吸気装置
を省スペース化することができる。また、エアクリーナ
キャップ21内に延びるダクトカバー20の長さを変え
ることにより、エアクリーナ10の設置位置を変更する
ことなく上流側吸気通路の実質的長さを変更して低速ト
ルクを調整することができる。これにより、ダクト周辺
の部品以外は車種間で共通化を図ることができる。さら
に、ダクトカバー20をエアクリーナキャップ21の上
側内壁に取付けることによりダクトを形成するため、ダ
クトの壁面の一部がエアクリーナキャップ21の内壁に
より形成されるので、ダクトカバーの軽量化を図るとと
もにダクトカバー20をエアクリーナキャップ21の上
側内壁に容易に固定することができる。また、ダクトカ
バー20をエアクリーナキャップ21の上側内壁に溶接
することによりエアクリーナキャップ21の面剛性が向
上し、エアクリーナ10の上面から発生する透過音を低
減することができる。
【0025】また、ヘッドカバー92、ダスティサイド
ケース11、スロットルボア51、サージタンク80が
樹脂により一体成形されているため、部品点数および組
立工数を削減することができる。ヘッドカバー92、エ
アクリーナ10、スロットル50、サージタンク80お
よび吸気マニホールド85はユニット化してエンジン9
0に取付けられるため、吸気装置のエンジンルームへの
配置設計が容易になるとともに吸気装置の標準化が可能
となる。上記のように吸気装置をユニット化してエンジ
ン90に取付けるため、エンジン工場での実際の生産品
によるエンジン性能チェックを行なうことができ、また
組立工数も低減される。吸気装置がユニット化されてい
るため、実際の生産品によって吸気装置全体の性能チェ
ックを行なうことが可能となり、この性能チェックの時
点で吸気装置全体の性能を管理することができる。ま
た、吸気マニホールド85はサージタンク80からダス
ティサイドケース11の下方を通って吸気ポート86に
連結されるため、従来の吸気マニホールドの長さを確保
しながら吸気装置を省スペース化することができる。
【0026】また、燃料供給系およびECU40がダス
ティサイドケース11内にコンパクトにまとめて収容さ
れているため、ハーネスを簡素化することができる。ま
た、エアクリーナ10がヘッドカバー92とサージタン
ク80との間に位置しているためエンジンルームのほぼ
中央にECU40が配置されることから、エンジン部品
全体としてのハーネスの長さが短くなるという効果があ
る。
【0027】(第2実施例)本発明の第2実施例を図5
に示す。この第2実施例は、第1実施例に比べてエアク
リーナ内に形成されるダクトを短くした例である。図5
に示すように、エアクリーナ10のエアクリーナキャッ
プ21内にダクトカバー120が延びている。ダクトカ
バー120は、横断面半円形状の半割部120aと、半
割部120aに続いてダクトカバー120のスロットル
側端部に設けられスロットルボア51に連結される横断
面円形状の円筒部120bとからなる。ダクトカバー1
20の空気吸入側の開口部120cは、吸入空気の空気
抵抗を少なくするため、ベルマウス状に形成されてい
る。エアクリーナキャップ21の上側内壁面にダクトカ
バー120を装着することにより、開口部120cから
円筒部120bまでの長さL2 を有するダクトがクリー
ンサイドのエアクリーナ10内に形成される。すなわ
ち、吸気通路の上流側部分に相当する従来のエアクリー
ナからサージタンクまでのダクトがエアクリーナ10内
に長さL2 だけ収容されたことになる。この他の部分の
構成は、第1実施例と実質的に同様である。
【0028】本発明の第2実施例によると、第1実施例
と同様にエアクリーナ10からサージタンク80までの
吸気通路長を確保しながら吸気装置を省スペース化する
ことができる。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図6に示す。第3
実施例は、第1実施例の構成においてダクトカバーにレ
ゾネータを取付けた例である。
【0029】図6に示すように、エアクリーナ10のエ
アクリーナキャップ21内にダクトカバー20が装着さ
れている。ダクトカバー20には、ダクトの共振周波数
を変えるためのレゾネータ239が取付けられている。
この他の部分の構成は、第1実施例と実質的に同様であ
る。本発明の第3実施例によると、第1および第2実施
例と同様の効果に加え、従来エアクリーナホースに取り
付けられていたレゾネータをエアクリーナ10内に設置
できるため吸気装置を省スペース化できる。また、レゾ
ネータ239はエアクリーナ10のクリーンサイドに設
置されるため、ダスティサイドに搭載されるレゾネータ
程度の簡単なシール性で十分である。
【0030】なお、上述の各実施例ではエンジンの気筒
が直列に並んでいるものについて説明したが、本発明の
内燃機関の吸気装置をV型エンジンに適用することも可
能である。また、ヘッドカバー92、ダスティサイドケ
ース11、サージタンク80、スロットルボア51のす
べてを一体化することなく、2個ないし3個の部品を一
体化して残部を別体としてボルトなどで連結する構成と
してもよく、特にスロットルボア51のみをアルミダイ
カスト製としてもよい。
【0031】また、上述の各実施例ではエアクリーナキ
ャップ21の内側に半割部と円筒部とからなるダクトカ
バー20を設けてエアクリーナキャップ21の内壁をダ
クト壁面として利用したが、エアクリーナキャップ21
内にダクトカバー20に替えて筒状のダクトを設けても
よい。また、エアクリーナキャップの上面にダクトを一
体的に設けてスロットルボアに連結してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本発明の第1実施例によるダクトカバーの取付
構造を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す平面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 エアクリーナ 11 ダスティサイドケース(ケース) 12 エアインレット 13 デリバリパイプ 14 インジェクタ 16 エレメント 20 ダクトカバー 21 エアクリーナキャップ(ケース) 40 ECU 50 スロットル 51 スロットルボア 52 スロットル弁 80 サージタンク 85 吸気マニホールド 86 吸気ポート 90 エンジン 92 ヘッドカバー 120 ダクトカバー 239 レゾネータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアクリーナのエレメントにより空気を
    濾過し、この空気を内燃機関の各気筒に供給する内燃機
    関の吸気装置であって、 前記エアクリーナのケース内に、吸気通路を有しスロッ
    トルの空気入口側に連結するダクトを備えることを特徴
    とする内燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースは前記スロットルに隣接して
    いることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ケースの内壁にダクトカバーを装着
    することにより前記ダクトを形成することを特徴とする
    請求項1または2記載の内燃機関の吸気装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014125939A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Honda Motor Co Ltd 車両の吸気通路構造
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