JPH08210445A - 遊星歯車式変速機 - Google Patents

遊星歯車式変速機

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JPH08210445A
JPH08210445A JP7041377A JP4137795A JPH08210445A JP H08210445 A JPH08210445 A JP H08210445A JP 7041377 A JP7041377 A JP 7041377A JP 4137795 A JP4137795 A JP 4137795A JP H08210445 A JPH08210445 A JP H08210445A
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JP
Japan
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ring gear
brake
planetary gear
clutch
carrier
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Withdrawn
Application number
JP7041377A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Takeda
共和 武田
Takashi Hotta
高司 堀田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears
    • F16H3/66Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
    • F16H3/666Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another with intermeshing orbital gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/003Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds
    • F16H2200/0047Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds the gear ratios comprising five forward speeds
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/20Transmissions using gears with orbital motion
    • F16H2200/2002Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears
    • F16H2200/201Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears with three sets of orbital gears

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3組の遊星歯車列を用い、変速機の外径と軸
方向長さを小さくする。 【構成】 ダブルピニオン型の遊星歯車列G1と、シン
グルピニオン型の遊星歯車列G2,G3とを並列に配置
し、第1サンギヤS1を第1クラッチK1を介して入力
部材11に連結するとともに、第1サンギヤS1を固定
保持可能な第1ブレーキB1を配設し、第1キャリアC
1と第2キャリアC2と第3リングギヤR3とを連結し
てこれら3要素を第2クラッチK2を介して入力部材1
1に連結するとともに、これら3要素を固定保持可能な
第2ブレーキB2を配設し、第1リングギヤR1と第2
リングギヤR2とを連結するとともに、これら2要素を
固定保持可能な第3ブレーキB3を配設し、第2サンギ
ヤS2と第3サンギヤS3とを連結するとともに、これ
ら2要素を第3クラッチK3を介して入力部材11に連
結し、第3キャリアC3を出力部材12に直結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3組の遊星歯車列を用
いて構成した遊星歯車式変速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊星歯車式変速機は、自動車用の変速機
として広く用いられている。この遊星歯車式変速機に
は、ラビニヨ歯車列やシンプソン歯車列のように2組の
遊星歯車列を用いて構成したもののほか、特開平1−3
20362号公報や特表平4−501455号公報にて
提案されているように3組の遊星歯車列を用いて構成し
たものがある。これら変速機では、各遊星歯車列に複数
のクラッチやブレーキを組み合わせることにより、前進
複数段および後進1段の変速段を得ている。
【0003】このうち、3組の遊星歯車列を用いた変速
機は、前進5段以上の多段化を図る場合に、比較的少な
い数のクラッチやブレーキを設ければ足り、制御が容易
であることから、近年多く用いられるようになってい
る。例えば、上記特開平1−320362号公報にて提
案された変速機では、3組のシングルプラネタリ型遊星
歯車列と、計6個のクラッチおよびブレーキとを用いて
前進5段および後進1段を得ている。
【0004】但し、このように3組の遊星歯車列を用い
た変速機では、クラッチ等の数を少なくしたとしても、
2組の遊星歯車列を用いたものに比べて遊星歯車列が1
組多いので、変速機の軸方向長さが大きくなり易い。そ
こで、例えば、クラッチやブレーキを遊星歯車列の外周
に配置することができれば、それらが互いに軸方向に隣
接して配置された場合に比べて変速機の軸方向長さを小
さくすることができると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平1−320362号公報提案の変速機では、第1遊
星歯車列を構成する第1リングギヤ要素と第3遊星歯車
列を構成する第3リングギヤ要素とを連結するととも
に、第2遊星歯車列を構成する第2リングギヤ要素と第
3遊星歯車列を構成する第3キャリア要素とを連結して
いる。このため、第1リングギヤ要素と第3リングギヤ
要素とを連結する部材(第1連結部材)を、第2リング
ギヤ要素と第3キャリア要素とを連結する部材(第2連
結部材)の外周に配置する必要があり、その分第1連結
部材の外径が大きくなるという問題がある。したがっ
て、もともと外径の大きな第1連結部材の外周にさらに
クラッチやブレーキを配置したのでは、変速機の軸方向
長さを小さくすることはできても、変速機の外径が大き
くなり過ぎてしまうことになる。
【0006】一方、上記特表平4−501455号公報
にて提案されている変速機においても、第1遊星歯車列
と第2遊星歯車列との間において、一方のリングギヤ要
素と他方のキャリア要素とそれぞれ連結されている。こ
のため、これら各要素を連結する連結部材が径方向に重
なって配置されることとなり、上記と同様の問題が生じ
得る。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、3組の遊星歯車列を用い、変速機の外径
が大きくなるのをできるだけ抑えつつ、軸方向長さを小
さくできるようにした遊星歯車式変速機を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明では、第1サンギヤ要素、第1
キャリア要素および第1リングギヤ要素から構成される
ダブルピニオン型の第1遊星歯車列と、第2サンギヤ要
素、第2キャリア要素および第2リングギヤ要素から構
成されるシングルピニオン型の第2遊星歯車列と、第3
サンギヤ要素、第3キャリア要素および第3リングギヤ
要素から構成されるシングルピニオン型の第3遊星歯車
列とを同一軸上に並列に配置し、第1サンギヤ要素を第
1クラッチを介して係脱自在に入力部材に連結するとと
もに、この第1サンギヤ要素を固定保持可能な第1ブレ
ーキを配設し、第1キャリア要素と第2キャリア要素と
第3リングギヤ要素とを連結してこれら3つの要素を第
2クラッチを介して入力部材に係脱自在に連結するとと
もに、これら3つの要素を固定保持可能な第2ブレーキ
を配設し、第1リングギヤ要素と第2リングギヤ要素と
を連結するとともに、これら2つの要素を固定保持可能
な第3ブレーキを配設し、第2サンギヤ要素と第3サン
ギヤ要素とを連結するとともに、これら2つの要素を第
3クラッチを介して入力部材に係脱自在に連結し、第3
キャリア要素を出力部材に直結して遊星歯車式変速機を
構成している。
【0009】この変速機では、第1および第2リングギ
ヤ要素同士が連結されるとともに、第1および第2キャ
リア要素同士が連結されている。このため、第1および
第2遊星歯車列間において第1および第2リングギヤ要
素よりも径が大きくなり得るのは、これらリングギヤ要
素同士を連結する部材のみである。また、この変速機で
は、第2キャリア要素と第3リングギヤ要素とが連結さ
れるとともに、第3キャリア要素が出力軸に直結されて
いる。このため、第2および第3遊星歯車列間において
第2および第3リングギヤ要素よりも径が大きくなり得
る部材は、第2キャリア要素と第3リングギヤ要素とを
連結する部材のみである。したがって、この変速機にお
いて必要とされる連結部材のうち最大のものの外径を小
さくすることができ、この外径が小さく抑えられた連結
部材の外周(即ち、リングギヤ要素の外周)にクラッチ
又はブレーキを配置すれば、それほど変速機の外径を増
加させることなく変速機全体の軸方向長さを短くするこ
とができる。
【0010】なお、第1リングギヤ要素と第2リングギ
ヤ要素とを一体成形することもでき、これにより、両要
素の溶接作業が不要になるだけでなく、両要素をブロー
チ引抜き加工等によって一度に製作することができる。
【0011】そして、上記変速機においては、第1、第
2および第3遊星歯車列を互いに軸方向に隣接するよう
に配置し、第1、第2および第3クラッチと第1ブレー
キとを3組の遊星歯車列の軸方向一端側に配置するとと
もに、第2および第3ブレーキを軸方向他端側に配置
し、第2および第3クラッチを軸方向におけるほぼ同一
位置に径方向に重ねて配置するとともに、これら2つの
クラッチの外周に第1クラッチおよび第1ブレーキを互
いに軸方向に隣接するように配置し、第2および第3ブ
レーキを軸方向におけるほぼ同一位置に径方向に重ねて
配置し、さらに第1クラッチおよび第1ブレーキのうち
少なくとも一方を、いずれかのリングギヤ要素の外周に
配置するのが望ましい。このものでは、3組の遊星歯車
列の軸方向両側にクラッチやブレーキをまとめてコンパ
クトに配置するとともに、2つのクラッチと2つのブレ
ーキとをそれぞれ径方向に重ねて配置し、さらに第1ク
ラッチおよび第1ブレーキ又はこれらのうち一方をリン
グギヤ要素の外周に配置しているため、これらを全て隣
接するように配置する場合に比べて変速機の軸方向長さ
を短くすることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る自動
車用の遊星歯車式変速機(自動変速機)の全体構造を示
しており、図2には、この変速機の変速機構を拡大して
示している。また、図3には、変速機構のスケルトンを
示している。
【0013】まず、図1に示すように、この変速機は、
エンジンの出力軸6に繋がるトルクコンバータ5と、こ
のトルクコンバータ5のタービンに繋がる入力軸11の
回転を変速して出力軸12に伝達する変速機構10とが
3分割構成のハウジング1,2,3内に配設されてな
る。出力軸12の右端部は、ハウジング3の右端部から
外側に突出しており、ここには図示しないプロペラシャ
フトが連結される。このため、出力軸12の回転はこの
プロペラシャフトに伝達され、さらに図示しないディフ
ァレンシャル機構およびアクスルシャフト(駆動輪)に
伝達される。
【0014】変速機構10は、図2に示すように、変速
機構10の左側に配置された入力軸11と、同右側に入
力軸11と同一軸上に配置された出力軸12と、これら
入力および出力軸11,12の間に且つこれらと同一軸
上に配置されたカウンタ軸13とを有する。カウンタ軸
13上には、右側から第1、第2および第3遊星歯車列
G1,G2,G3が並列に且つ互いに隣接するように配
置されている。各遊星歯車列はそれぞれ、径方向(図で
は上下方向)中央に位置する第1、第2および第3サン
ギヤS1,S2,S3と、これらサンギヤに噛合してそ
の回りを自転しながら公転可能な第1、第2および第3
プラネタリピニオンP1,P2,P3と、これらピニオ
ンを自転自在に保持してこのピニオンの公転と同一回転
する第1、第2および第3キャリアC1,C2,C3
と、上記ピニオンと噛合する内歯を有した第1、第2お
よび第3リングギヤR1,R2,R3とから構成され
る。
【0015】これら遊星歯車列のうち第2および第3遊
星歯車列G2,G3はシングルピニオン型遊星歯車列で
あるが、第1遊星歯車列G1はダブルピニオン型遊星歯
車列である。このため、第1ピニオンP1は、2個のピ
ニオンギヤP11,P12を有しており、ピニオンギヤ
P11は第1サンギヤS1に噛合し、ピニオンギヤP1
2はこのピニオンギヤP11および第1リングギヤR1
に噛合する。
【0016】また、変速機構10には、第1、第2およ
び第3クラッチK1,K2,K3と、第1、第2および
第3ブレーキB1,B2,B3と、ワンウェイブレーキ
OWBとが配設されている。ワンウェイブレーキOWB
以外の各クラッチおよび各ブレーキは、それらに併設さ
れたピストン機構に油圧が供給されることにより係合作
動し、このピストン油室から油圧が排出されるとバネ力
を受けて離脱(解放)作動する。
【0017】3つのクラッチK1,K2,K3と第1ブ
レーキB1とは、上記3組の遊星歯車列の右側にまとめ
て配置されている。一方、第2および第3ブレーキB
2,B3は、3組の遊星歯車列の左側にまとめて配置さ
れている。このため、3組の遊星歯車列の両側におい
て、クラッチやブレーキをコンパクトに配設することが
できる。さらに、第2および第3クラッチK2,K3
は、軸方向におけるほぼ同一位置に径方向に重なって
(第2クラッチK2が外側で第3クラッチK3が内側
に)配置されており、これら2つのクラッチK2,K3
の外周に、第1クラッチK1および第1ブレーキB1が
互いに軸方向に隣接するように配置されている。一方、
第2および第3ブレーキB2,B3も、軸方向における
ほぼ同一位置に径方向に重なって(第2ブレーキB2が
内側で第3ブレーキB3が外側に)配置されている。こ
のため、これらクラッチやブレーキが全て軸方向に隣接
して配置されている場合に比べて、変速機構10(ひい
ては変速機全体)の軸方向長さを小さくすることができ
る。
【0018】さらに、第1ブレーキB1の一部であるピ
ストン機構BP1は、第1遊星歯車列G1(第1リング
ギヤR1)の外周に配置されているため、ここでも、両
者が軸方向に隣接して配置される場合に比べて変速機構
10の軸方向長さを小さくすることができる。なお、本
実施例では、第1ブレーキB1の一部を第1リングギヤ
R1の外周に配置した場合を示しているが、第1ブレー
キB1の全体又は第1クラッチK1をも、第1リングギ
ヤR1や第2リングギヤR2の外周に配置してもよい。
【0019】そして、図3からよく分かるように、第1
サンギヤS1は、第1クラッチK1を介して係脱自在に
入力軸11に連結されるとともに、第1ブレーキB1に
よってハウジング2に対して固定保持可能となってい
る。また、第1キャリアC1と第2キャリアC2と第3
リングギヤR3とは、相互に連結されるとともに、第2
クラッチK2を介して入力軸11に係脱自在に連結さ
れ、さらに第2ブレーキB2によってハウジング3に対
して固定保持可能となっている。なお、第2ブレーキB
2と並列に、第1キャリアC1、第2キャリアC2およ
び第3リングギヤR3をハウジング3に対して固定保持
可能なワンウェイブレーキOWBが配設されている。ま
た、第1リングギヤR1と第2リングギヤR2とは、相
互に連結されるとともに、第3ブレーキB3によってハ
ウジング3に対して固定保持可能となっている。また、
第2サンギヤS2と第3サンギヤS3とは、相互に連結
されるとともに、第3クラッチK3を介して入力軸11
に係脱自在に連結されている。そして、第3キャリアC
3は、出力軸12に直結されている。
【0020】ここで、図2から分かるように、第1リン
グギヤR1と第2リングギヤR2は、チューブ状の部材
(以下、第1連結部材という)21の内側に一体成形さ
れており、且つ両リングギヤR1,R2の歯数は等し
い。このため、これらリングギヤR1,R2は、この第
1連結部材21に対してブローチ引抜き加工等を行うこ
とによって一度に製作することができる。もちろん、両
リングギヤR1,R2の溶接作業は不要である。
【0021】そして、この第1連結部材21の外周面
と、この第1連結部材21(第1リングギヤR1)の外
周に配設された上記第1ブレーキB1の一部(即ち、ピ
ストン機構BP1)との間には、他の連結部材が存在し
ない。このため、第1ブレーキB1を連結部材21の外
周面に近付けてその外径が小さくなるように配置するこ
とができ、これにより変速機の外径を小さくすることが
できる。したがって、変速機の外径をあまり大きくする
ことなく、前述のように軸方向長さを小さくすることが
できる。なお、第3リングギヤR3の外周には、この第
3リングギヤR3と第2キャリアC2とを連結する部材
(第2連結部材)22しか存在しない。このため、第2
連結部材22(第3リングギヤR3)の外周に、第1連
結部材21から延びて第3ブレーキB3を保持する保持
部材23を配置しても、変速機の外径にほとんど影響し
ない。
【0022】以上のようにして各要素(第1〜第3サン
ギヤS1〜S3、第1〜第3キャリアC1〜C3および
第1〜第3リングギヤR1〜R3)、入力軸11、カウ
ンタ軸13および出力軸12を連結して構成した変速機
構10において、第1〜第3クラッチK1〜K3および
第1〜第3ブレーキB1〜B3の係脱制御を行うことに
より、変速段の設定および変速制御を行うことができ
る。具体的には、図4の表に示すように係脱制御を行え
ば、前進5速(LOW,2ND,3RD,4TH,5T
H)および後進1速(REV)を設定できる。なお、図
4の表において、○印は、クラッチおよびブレーキが係
合されていることを示す。また、この表において、LO
Wにおける第2ブレーキB2に括弧を付けているが、こ
れは第2ブレーキB2を係合させなくても、ワンウェイ
ブレーキOWBにより駆動側の動力伝達が行われること
を意味する。即ち、第3クラッチK3を係合させれば、
第2ブレーキB2を係合させなくても、LOWのギヤ比
での動力伝達は可能であり、LOWが設定される。但
し、駆動側と逆の動力伝達はできず、このため、第2ブ
レーキB2が非係合のときはエンジンブレーキがきかな
いLOWとなり、第2ブレーキB2が係合したときはエ
ンジンブレーキがきくLOWとなる。
【0023】図5には、上記構成の変速機における各要
素の速度の関係を示す速度線図を示しており、これに基
づいて各変速段での減速比(レシオ)について説明す
る。この速度線図では、第1〜第3遊星歯車列G1〜G
3毎に分けて線図を示しており、各遊星歯車列に対応す
る線図において、各縦線がその構成要素を示し、各縦線
の長さが回転数に対応する。各縦線の間隔は、サンギヤ
の歯数の逆数およびリングギヤの歯数の逆数に比例す
る。なお、クラッチK1〜K3およびブレーキB1〜B
3が各要素に対応する位置に示されている。
【0024】例えば、第3遊星歯車列G3の場合には、
3本の縦線は、右から順に、第3サンギヤS3、第3キ
ャリアC3および第3リングギヤR3に対応し、各縦線
の上方向への長さが前進方向の回転数nを示す。また、
第3サンギヤS3を示す縦線と第3キャリアC3を示す
縦線との間隔aは、第3サンギヤS1の歯数Zsの逆数
(=1/Zs)に対応し、第3キャリアC3を示す縦線
と第3リングギヤR3を示す縦線との間隔bは、第3リ
ングギヤR3の歯数Zrの逆数(=1/Zr)に対応す
る。このため、第3クラッチK3を係合させて入力軸1
1に繋げた第3サンギヤS3を回転数nで回転させると
ともに、第2ブレーキB2を係合させて第3リングギヤ
R3を固定保持すると、両状態を示す点Aおよび点Bを
結ぶ点線Cと第1キャリアC1を示す縦線との交点の回
転数ncが、第3キャリアC3の回転数となる。第1お
よび第2遊星歯車列G1,G2の場合も、これと同様で
あるが、第1遊星歯車列G1の3本の縦線については、
左から順に、第1サンギヤS1、第1キャリアC1およ
び第1リングギヤR1に対応する。
【0025】ここで、第1遊星歯車列G1を構成する第
1キャリアC1と第1リングギヤR1とが、それぞれ第
2遊星歯車列G2を構成する第2リングギヤR2と第2
キャリアC2とに連結されており、また、第2遊星歯車
列G2を構成する第2キャリアC2と第2サンギヤS2
とが、それぞれ第3遊星歯車列G3を構成する第3リン
グギヤR3と第3サンギヤS3とにそれぞれ連結されて
いる。このため、図5に別々に示した3つの速度線図
は、図6に示すように合体して示すことができる。そこ
で、図6の速度線図を用いて各変速段の入力軸11の回
転に対する出力軸12の回転の比、即ち、減速比を作図
により求める。
【0026】まず、LOWの場合には、第3クラッチK
3および第2ブレーキB2が係合される(又は第3クラ
ッチK3が係合されるとともにワンウェイブレーキOW
Bが作動する)。これにより、第2および第3サンギヤ
S2,S3が入力軸11と同一の回転数n0 で回転駆動
され、第1リングギヤR1,第2キャリアC2および第
3リングギヤR3が固定保持される。このため、第2お
よび第3サンギヤS2,S3の状態を示す点と第1リン
グギヤR1,第2キャリアC2および第3リングギヤR
3の状態を示す点とを結ぶ点線直線L1と、第3キャリ
アC3を示す縦線との交点の回転数n1 が第3キャリア
C3の回転数となり、これに直結された出力軸12の回
転数となる。そして、このときの入出力回転数比(=n
0 /n1)が減速比となる。
【0027】2NDの場合には、第3クラッチK3およ
び第3ブレーキB3が係合される。これにより、第2お
よび第3サンギヤS2,S3が、入力軸11と同一の回
転数n0 で回転駆動され、第1キャリアC1および第2
リングギヤR2が固定保持される。このため、第2およ
び第3サンギヤS2,S3の状態を示す点と第1キャリ
アC1および第2リングギヤR2の状態を示す点とを結
ぶ点線直線L2と、第3キャリアC3を示す縦線との交
点の回転数n2 が出力軸12の回転数となる。そして、
このときの入出力回転数比(=n0 /n2 )が減速比と
なる。
【0028】3RDの場合には、第3クラッチK3およ
び第1ブレーキB1が係合される。これにより、第2お
よび第3サンギヤS2,S3が、入力軸11と同一の回
転数n0 で回転駆動され、第1サンギヤS2が固定保持
される。このため、第2および第3サンギヤS2,S3
の状態を示す点と第1サンギヤS1の状態を示す点とを
結ぶ点線直線L3と、第3キャリアC3を示す縦線との
交点の回転数n3 が出力軸12の回転数となる。そし
て、このときの入出力回転数比(=n0 /n3 )が減速
比となる。
【0029】4THの場合には、第2クラッチK2およ
び第3クラッチK3が係合される。これにより、第1〜
第3遊星歯車列G1〜G3の全体が一体となって入力軸
11と同一の回転数n0 で回転駆動される。線図上で
は、横方向の直線L4と第3キャリアC3を示す縦線と
の交点の回転数n4 が出力軸12の回転数となり、減速
比は1である。
【0030】5THの場合には、第2クラッチK3およ
び第1ブレーキB1が係合される。これにより、第1リ
ングギヤR1,第2キャリアC2および第3リングギヤ
R3が入力軸11と同一の回転数n0 で回転駆動され、
第1サンギヤS1が固定保持される。このため、第1リ
ングギヤR1,第2キャリアC2および第3リングギヤ
R3の状態を示す点と第1サンギヤS1の状態を示す点
とを結ぶ点線直線L5の延長部分と第3キャリアC3を
示す縦線との交点の回転数n5 が出力軸12の回転数と
なる。そして、このときの入出力回転数比(=n0 /n
5 )が減速比となる。
【0031】REVの場合には、第1クラッチK1およ
び第2ブレーキB2が係合される。これにより、第1サ
ンギヤS1が入力軸11と同一の回転数n0 で回転駆動
され、第1リングギヤR1,第2キャリアC2および第
3リングギヤR3が固定保持される。このため、第1サ
ンギヤS1の状態を示す点と第1リングギヤR1,第2
キャリアC2および第3リングギヤR3の状態を示す点
とを結ぶ点線直線LRの延長部分と第3キャリアC3を
示す縦線との交点の回転数nR が出力軸12の回転数と
なる。そして、このときの入出力回転数比(=n0 /n
R )が減速比となる。
【0032】なお、各変速段の減速比(レシオ)は各ギ
ヤの歯数によって変化するが、図4にその一例を参考と
して示す。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遊星歯車
式変速機では、第1サンギヤ要素を第1クラッチを介し
て係脱自在に入力部材に連結するとともに、この第1サ
ンギヤ要素を固定保持可能な第1ブレーキを配設し、第
1キャリア要素と第2キャリア要素と第3リングギヤ要
素とを連結してこれら3つの要素を第2クラッチを介し
て入力部材に係脱自在に連結するとともに、これら3つ
の要素を固定保持可能な第2ブレーキを配設し、第1リ
ングギヤ要素と第2リングギヤ要素とを連結するととも
に、これら2つの要素を固定保持可能な第3ブレーキを
配設し、第2サンギヤ要素と第3サンギヤ要素とを連結
するとともに、これら2つの要素を第3クラッチを介し
て入力部材に係脱自在に連結し、第3キャリア要素を出
力部材に直結している。このため、第1および第2遊星
歯車列間において第1および第2リングギヤ要素よりも
径が大きくなる連結部材は、これらリングギヤ要素同士
を連結する部材の1つだけであり、また、第2および第
3遊星歯車列間において第2および第3リングギヤ要素
よりも径が大きくなる連結部材は、第2キャリア要素と
第3リングギヤ要素とを連結する部材の1つだけであ
る。したがって、この変速機において必要とされる連結
部材のうち最大のものの外径を小さくすることができ、
この外径が小さく抑えられた連結部材の外周(即ち、リ
ングギヤ要素の外周)にクラッチ又はブレーキを配置す
れば、それほど変速機の外径を増加させることなく変速
機全体の軸方向長さを短くすることができる。
【0034】また、第1リングギヤ要素と第2リングギ
ヤ要素とを一体成形することもでき、これにより、両要
素の溶接作業が不要になるだけでなく、両要素をブロー
チ引抜き加工等によって一度に製作することができる。
【0035】さらに、第1、第2および第3遊星歯車列
を互いに軸方向に隣接するように配置し、第1、第2お
よび第3クラッチと第1ブレーキとを3組の遊星歯車列
の軸方向一端側に配置するとともに、第2および第3ブ
レーキを軸方向他端側に配置し、第2および第3クラッ
チを軸方向におけるほぼ同一位置に径方向に重ねて配置
するとともに、これら2つのクラッチの外周に第1クラ
ッチおよび第1ブレーキを互いに軸方向に隣接するよう
に配置し、第2および第3ブレーキを軸方向におけるほ
ぼ同一位置に径方向に重ねて配置し、さらに第1クラッ
チおよび第1ブレーキの少なくとも一方をいずれかのリ
ングギヤ要素の外周に配置すれば、3組の遊星歯車列の
軸方向両側にクラッチおよびブレーキをまとめてコンパ
クトに配置することができるとともに、各クラッチおよ
び各ブレーキが全て軸方向に隣接するように配置される
場合に比べて、格段に変速機の軸方向長さを短くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊星歯車式変速機の全体構成図で
ある。
【図2】上記変速機の変速機構を示す断面図である。
【図3】上記変速機の動力伝達経路を示すスケルトン図
である。
【図4】上記変速機におけるクラッチおよびブレーキの
作動と設定変速段と関係を示す表図である。
【図5】上記変速機における各要素の回転関係を示す速
度線図である。
【図6】上記変速機における各要素の回転関係を示す速
度線図である。
【符号の説明】
11 入力軸 12 出力軸 G1,G2,G3 遊星歯車列 S1,S2,S3 サンギヤ C1,C2,C3 キャリア R1,R2,R3 リングギヤ K1,K2,K3 クラッチ B1,B2,B3 ブレーキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1サンギヤ要素、第1キャリア要素お
    よび第1リングギヤ要素から構成されるダブルピニオン
    型の第1遊星歯車列と、第2サンギヤ要素、第2キャリ
    ア要素および第2リングギヤ要素から構成されるシング
    ルピニオン型の第2遊星歯車列と、第3サンギヤ要素、
    第3キャリア要素および第3リングギヤ要素から構成さ
    れるシングルピニオン型の第3遊星歯車列とを同一軸上
    に並列に配置し、 前記第1サンギヤ要素を第1クラッチを介して係脱自在
    に入力部材に連結するとともに、この第1サンギヤ要素
    を固定保持可能な第1ブレーキを配設し、 前記第1キャリア要素と前記第2キャリア要素と第3リ
    ングギヤ要素とを連結してこれら3つの要素を第2クラ
    ッチを介して前記入力部材に係脱自在に連結するととも
    に、これら3つの要素を固定保持可能な第2ブレーキを
    配設し、 前記第1リングギヤ要素と前記第2リングギヤ要素とを
    連結するとともに、これら2つの要素を固定保持可能な
    第3ブレーキを配設し、 前記第2サンギヤ要素と前記第3サンギヤ要素とを連結
    するとともに、これら2つの要素を第3クラッチを介し
    て前記入力部材に係脱自在に連結し、 前記第3キャリア要素を出力部材に直結したことを特徴
    とする遊星歯車式変速機。
  2. 【請求項2】 前記第1リングギヤ要素と前記第2リン
    グギヤ要素とを一体成形したことを特徴とする請求項1
    に記載の遊星歯車式変速機。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2および第3遊星歯車列を
    互いに軸方向に隣接するように配置し、 前記第1、第2および第3クラッチと前記第1ブレーキ
    とを、前記3組の遊星歯車列の軸方向一端側に配置する
    とともに、前記第2および第3ブレーキを前記3組の遊
    星歯車列の軸方向他端側に配置し、 前記第2および第3クラッチを軸方向におけるほぼ同一
    位置に径方向に重ねて配置するとともに、これら2つの
    クラッチの外周に前記第1クラッチおよび前記第1ブレ
    ーキを互いに軸方向に隣接するように配置し、 前記第2および第3ブレーキを軸方向におけるほぼ同一
    位置に径方向に重ねて配置し、 前記第1クラッチおよび前記第1ブレーキのうち少なく
    とも一方を、前記第1、第2および第3リングギヤ要素
    のうちいずれかの外周に配置したことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の遊星歯車式変速機。
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