JPH08211029A - 超音波探傷方法 - Google Patents
超音波探傷方法Info
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- JPH08211029A JPH08211029A JP7019149A JP1914995A JPH08211029A JP H08211029 A JPH08211029 A JP H08211029A JP 7019149 A JP7019149 A JP 7019149A JP 1914995 A JP1914995 A JP 1914995A JP H08211029 A JPH08211029 A JP H08211029A
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- G01—MEASURING; TESTING
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- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/04—Analysing solids
- G01N29/12—Analysing solids by measuring frequency or resonance of acoustic waves
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オーステナイト系ステンレス鋼又はニッケル
クロム合金鋼による溶接を含む溶接部に対して、縦波超
音波の斜角入射による探傷を行い、擬似遅れエコーの低
減が可能な超音波探傷方法。 【構成】 縦波超音波の斜角入射による送受信が可能な
超音波探触子4を介してFM信号送信部3から所定パル
ス幅内で周波数を遷移させるチャープ波を用いた超音波
を被検体5に送信し、前記超音波探触子4を介して得ら
れた受信波に対して、参照波設定部7にあらかじめ設定
された同等のチャープ波を用いて、パルス圧縮部6が相
関処理を施した信号によって溶接部内の欠陥を探傷する
超音波探傷方法。
クロム合金鋼による溶接を含む溶接部に対して、縦波超
音波の斜角入射による探傷を行い、擬似遅れエコーの低
減が可能な超音波探傷方法。 【構成】 縦波超音波の斜角入射による送受信が可能な
超音波探触子4を介してFM信号送信部3から所定パル
ス幅内で周波数を遷移させるチャープ波を用いた超音波
を被検体5に送信し、前記超音波探触子4を介して得ら
れた受信波に対して、参照波設定部7にあらかじめ設定
された同等のチャープ波を用いて、パルス圧縮部6が相
関処理を施した信号によって溶接部内の欠陥を探傷する
超音波探傷方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は超音波を用いて溶接部
内部を非破壊で検査する方法に関するものである。
内部を非破壊で検査する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の一般的な超音波探傷装置
の機能構成図である。図11において、21は各回路に
必要な同期信号を発生し出力する同期部、22は同期部
21からの出力信号をもとに送信電気信号を発生する送
信部、23は送信部22からの送信電気信号をもとに超
音波を発生し被検体24の内部に超音波を入射させると
共に、被検体内部からのエコーを受信し電気信号に変換
する探触子、25は探触子23からの電気信号を増幅さ
せる受信部、26は受信部25からの出力信号を表示す
る表示部である。
の機能構成図である。図11において、21は各回路に
必要な同期信号を発生し出力する同期部、22は同期部
21からの出力信号をもとに送信電気信号を発生する送
信部、23は送信部22からの送信電気信号をもとに超
音波を発生し被検体24の内部に超音波を入射させると
共に、被検体内部からのエコーを受信し電気信号に変換
する探触子、25は探触子23からの電気信号を増幅さ
せる受信部、26は受信部25からの出力信号を表示す
る表示部である。
【0003】超音波を用いて材料の内外部の検査を行う
場合、一般には図11に示すような装置が使用されてい
る。上記のように構成された装置では、一般に送信信号
波形としてパルス波が用いられていて、パルス波は波形
が鋭く、パルスの時間軸方向の幅が短いため時間軸分解
能が優れている。一方、粒子の粗い材料等を探傷する場
合には、材料の粒子の境界からの反射エコー(林状エコ
ーと呼ぶ)が発生し、それがノイズとなり材料内部の欠
陥からの反射エコーに混入するため、受信信号の信号対
雑音比(SN比)が悪化し探傷が困難になる場合が生じ
る。
場合、一般には図11に示すような装置が使用されてい
る。上記のように構成された装置では、一般に送信信号
波形としてパルス波が用いられていて、パルス波は波形
が鋭く、パルスの時間軸方向の幅が短いため時間軸分解
能が優れている。一方、粒子の粗い材料等を探傷する場
合には、材料の粒子の境界からの反射エコー(林状エコ
ーと呼ぶ)が発生し、それがノイズとなり材料内部の欠
陥からの反射エコーに混入するため、受信信号の信号対
雑音比(SN比)が悪化し探傷が困難になる場合が生じ
る。
【0004】特にオーステナイト系ステンレス鋼やイン
コネル又はインコロイの様な、ニッケルクロム合金等の
オーステナイト系の溶接部の超音波探傷能力は、フェラ
イト系溶接部のそれに比べて、林状エコーレベルや擬似
エコーレベルが高くSN比の悪化により極めて制限され
る(オーステナイト系溶接部の超音波探傷便覧:198
6年2月、JSNDI・202小委員会翻訳)。図12
はオーステナイト鋼溶接部の組織断面例を示す図であ
り、図13は探傷波形における林状エコーの発生状況を
示す図である。上記超音波探傷能力の制限は、オーステ
ナイト系の溶接金属の特性であるが、大きく伸びた異方
性のある結晶粒(デンドライト)が存在し、図12に示
すような規則的な柱状晶組織が生じるため、超音波は異
方性のある挙動を示し、結晶粒界でのモード変換や散乱
により、図13に示すような林状エコーの重大な発生源
となっている。
コネル又はインコロイの様な、ニッケルクロム合金等の
オーステナイト系の溶接部の超音波探傷能力は、フェラ
イト系溶接部のそれに比べて、林状エコーレベルや擬似
エコーレベルが高くSN比の悪化により極めて制限され
る(オーステナイト系溶接部の超音波探傷便覧:198
6年2月、JSNDI・202小委員会翻訳)。図12
はオーステナイト鋼溶接部の組織断面例を示す図であ
り、図13は探傷波形における林状エコーの発生状況を
示す図である。上記超音波探傷能力の制限は、オーステ
ナイト系の溶接金属の特性であるが、大きく伸びた異方
性のある結晶粒(デンドライト)が存在し、図12に示
すような規則的な柱状晶組織が生じるため、超音波は異
方性のある挙動を示し、結晶粒界でのモード変換や散乱
により、図13に示すような林状エコーの重大な発生源
となっている。
【0005】前記オーステナイト系溶接部の超音波探傷
は、溶接部の断面に対して斜めに超音波を入射させる斜
角探触子を用いることが一般的であるが、横波よりもむ
しろ縦波による探触子を使用する事により、前記の林状
エコーや擬似信号の低減が可能である。その理由を以下
に示す。 (1)超音波の周波数の増加とともに超音波の散乱は増
加するため、低い周波数の適用が有効であるが、低い周
波数は、遠距離音場での拡散を考慮しなければならな
い。広く拡散する超音波ビームは、散乱する結晶粒領域
が多くなるため、SN比の悪化を招く。しかし、この現
象は、横波に起因する現象であり、縦波では起りにく
い。図14はオーステナイト鋼溶接部中の超音波伝播の
様子を示す図である。 (2)鋼母材部からオーステナイト鋼溶接部に見られる
柱状組織への超音波の入射に見られる屈折は、しばしば
横波に生じる現象であり、これが図14に示すように、
柱状晶の生長方向に沿って超音波が進み、同一経路を経
て戻ってくるため、欠陥エコーと見間違えやすい。しか
し、縦波であれば、起こりにくい。 (3)超音波の減衰においては、縦波と横波の音速で
は、縦波の方が大きいため、同一周波数の超音波におい
ては波長が長く、減衰の影響を受けにくい。
は、溶接部の断面に対して斜めに超音波を入射させる斜
角探触子を用いることが一般的であるが、横波よりもむ
しろ縦波による探触子を使用する事により、前記の林状
エコーや擬似信号の低減が可能である。その理由を以下
に示す。 (1)超音波の周波数の増加とともに超音波の散乱は増
加するため、低い周波数の適用が有効であるが、低い周
波数は、遠距離音場での拡散を考慮しなければならな
い。広く拡散する超音波ビームは、散乱する結晶粒領域
が多くなるため、SN比の悪化を招く。しかし、この現
象は、横波に起因する現象であり、縦波では起りにく
い。図14はオーステナイト鋼溶接部中の超音波伝播の
様子を示す図である。 (2)鋼母材部からオーステナイト鋼溶接部に見られる
柱状組織への超音波の入射に見られる屈折は、しばしば
横波に生じる現象であり、これが図14に示すように、
柱状晶の生長方向に沿って超音波が進み、同一経路を経
て戻ってくるため、欠陥エコーと見間違えやすい。しか
し、縦波であれば、起こりにくい。 (3)超音波の減衰においては、縦波と横波の音速で
は、縦波の方が大きいため、同一周波数の超音波におい
ては波長が長く、減衰の影響を受けにくい。
【0006】以上のような長所をもって、縦波斜角探触
子の使用が有利であるが、超音波の鋼中への入射におい
て、図14に示すように、縦波よりも小さな入射角で、
横波が一緒に発生するという欠点がある。さらに縦波と
ほぼ同じ強度をもつ横波の存在は、探傷結果の解釈を誤
らせる擬似エコーを生じる。また、縦波の鋼裏面でのス
キップにおいては、ほとんどが横波に変化するため、溶
接部の探傷では、直射による探傷に限定され、溶接部表
面近傍のように超音波が直射により入射できないため、
溶接ビードの除去等の作業が生じ、探傷作業に制限を受
ける。図15はオーステナイト鋼溶接部の探傷方法を示
す図である。しかしながら、前記縦波斜角探触子による
探傷作業の制約は、図15に示すように、前記オーステ
ナイト鋼溶接部に直接入射する探触子操作範囲を選択す
ることにより、多少面倒な作業ではあるが解決すること
が可能である。
子の使用が有利であるが、超音波の鋼中への入射におい
て、図14に示すように、縦波よりも小さな入射角で、
横波が一緒に発生するという欠点がある。さらに縦波と
ほぼ同じ強度をもつ横波の存在は、探傷結果の解釈を誤
らせる擬似エコーを生じる。また、縦波の鋼裏面でのス
キップにおいては、ほとんどが横波に変化するため、溶
接部の探傷では、直射による探傷に限定され、溶接部表
面近傍のように超音波が直射により入射できないため、
溶接ビードの除去等の作業が生じ、探傷作業に制限を受
ける。図15はオーステナイト鋼溶接部の探傷方法を示
す図である。しかしながら、前記縦波斜角探触子による
探傷作業の制約は、図15に示すように、前記オーステ
ナイト鋼溶接部に直接入射する探触子操作範囲を選択す
ることにより、多少面倒な作業ではあるが解決すること
が可能である。
【0007】さらに、前記縦波斜角探触子を用いた探傷
においては、鋼中の縦波入射と共に相当の横波入射が起
こるため、感度余裕が少ないことと、林状エコーや擬似
信号低減のために例えば下記のような様々な対策が取ら
れている。 (1)集束型探触子を用いる方法 集束型探触子により超音波ビームの拡散を防ぎ、探傷箇
所に超音波エネルギーを集中させる。図16は林状エコ
ーレベルと超音波周波数との関係を示す図である。 (2)広帯域型探触子を用いる方法 一般に結晶組織中からの林状エコーレベルと超音波周波
数の関係は、図16の(a)に示すごとき関係が成り立
ち、周波数が高くなるほど林状エコーレベルは高くな
る。ここで、広帯域型探触子のスペクトラムは、同図の
(a)に示すように従来の狭帯域型のそれに比べ、広い
周波数帯域を有している。
においては、鋼中の縦波入射と共に相当の横波入射が起
こるため、感度余裕が少ないことと、林状エコーや擬似
信号低減のために例えば下記のような様々な対策が取ら
れている。 (1)集束型探触子を用いる方法 集束型探触子により超音波ビームの拡散を防ぎ、探傷箇
所に超音波エネルギーを集中させる。図16は林状エコ
ーレベルと超音波周波数との関係を示す図である。 (2)広帯域型探触子を用いる方法 一般に結晶組織中からの林状エコーレベルと超音波周波
数の関係は、図16の(a)に示すごとき関係が成り立
ち、周波数が高くなるほど林状エコーレベルは高くな
る。ここで、広帯域型探触子のスペクトラムは、同図の
(a)に示すように従来の狭帯域型のそれに比べ、広い
周波数帯域を有している。
【0008】一方、鋼中を伝搬して受信された反射エコ
ーは、図16の(b)に示すような材料というフィルタ
を透過したものであると考えられるため、いま周波数を
f、ω=2πfとして、このωについての送信波の関数
S(ω)は、伝達関数Z(ω)を有する材料というフィ
ルタを透過し、X(ω)という受信波の関数となる。こ
れらの関係を式(1)に示す。 X(ω)=S(ω)×Z(ω) …(1) 受信波X(ω)のスペクトラムで示したものを図16の
(c)に示す。従来の狭帯域型探触子の受信波X
1 (ω)に比べて、広帯域型探触子の受信波X2 (ω)
は、広く大きなスペクトラムを有するため、林状エコー
の影響が小さい。しかし、感度の低下が生じた場合にも
十分なる感度余裕を確保できることが、SN比向上の条
件となる。
ーは、図16の(b)に示すような材料というフィルタ
を透過したものであると考えられるため、いま周波数を
f、ω=2πfとして、このωについての送信波の関数
S(ω)は、伝達関数Z(ω)を有する材料というフィ
ルタを透過し、X(ω)という受信波の関数となる。こ
れらの関係を式(1)に示す。 X(ω)=S(ω)×Z(ω) …(1) 受信波X(ω)のスペクトラムで示したものを図16の
(c)に示す。従来の狭帯域型探触子の受信波X
1 (ω)に比べて、広帯域型探触子の受信波X2 (ω)
は、広く大きなスペクトラムを有するため、林状エコー
の影響が小さい。しかし、感度の低下が生じた場合にも
十分なる感度余裕を確保できることが、SN比向上の条
件となる。
【0009】このような対策に加えて、更なる林状エコ
ーの低減を目指す方法がある。これは、材料内部に入射
する超音波の周波数または波形を選択し、受信波のSN
比を最適にするように調整する方法であり、従来のパル
ス波を送信する方法では、受信波の周波数と波形の最適
化は、探触子に存在している。図17は、上記方法の一
例としての特公平3−43586号公報に示された超音
波探傷装置の機能構成図である。図17において、21
〜26は図11に示したものと同様なものである。27
は周波数設定部28からの制御信号に従い、同期部21
からの出力信号に同期して発生する周波数を可変とする
周波数可変回路、28は周波数可変回路27への制御信
号を出力する周波数設定部、29は波数設定部30から
の制御信号に従い、周波数可変回路27の出力信号の波
数を可変とする波数可変回路、30は波数可変回路29
への制御信号を出力する波数設定部である。上記のよう
な構成を有する装置では、被検材の探傷に最適な送信周
波数と送信波数を可変設定することにより、送信波スペ
クトルを制御できる。図18は図17の装置で励振され
るバースト波と一般のパルス波との比較を示す図であ
り、同図の(a)は図17の装置で励振されるバースト
波と呼ばれるもので、従来のパルス波に比べて、送信時
間が長く振幅が同一であれば、図18の(b)に示すパ
ルス波よりも強いエネルギーを出力することが可能であ
る。
ーの低減を目指す方法がある。これは、材料内部に入射
する超音波の周波数または波形を選択し、受信波のSN
比を最適にするように調整する方法であり、従来のパル
ス波を送信する方法では、受信波の周波数と波形の最適
化は、探触子に存在している。図17は、上記方法の一
例としての特公平3−43586号公報に示された超音
波探傷装置の機能構成図である。図17において、21
〜26は図11に示したものと同様なものである。27
は周波数設定部28からの制御信号に従い、同期部21
からの出力信号に同期して発生する周波数を可変とする
周波数可変回路、28は周波数可変回路27への制御信
号を出力する周波数設定部、29は波数設定部30から
の制御信号に従い、周波数可変回路27の出力信号の波
数を可変とする波数可変回路、30は波数可変回路29
への制御信号を出力する波数設定部である。上記のよう
な構成を有する装置では、被検材の探傷に最適な送信周
波数と送信波数を可変設定することにより、送信波スペ
クトルを制御できる。図18は図17の装置で励振され
るバースト波と一般のパルス波との比較を示す図であ
り、同図の(a)は図17の装置で励振されるバースト
波と呼ばれるもので、従来のパルス波に比べて、送信時
間が長く振幅が同一であれば、図18の(b)に示すパ
ルス波よりも強いエネルギーを出力することが可能であ
る。
【0010】図19はバースト波励振による効果を説明
するための図である。ここで、従来の広帯域型探触子に
バースト波を用いると、図19の(a)に示すように、
探触子のスペクトラム中で林状エコーの影響の少ない周
波数範囲での高いエネルギーの送信が可能になり、従来
のパルス波(図19の(c)を参照)に比べて、林状エ
コーの低減並びに感度の確保が可能である(図19の
(b)を参照)。
するための図である。ここで、従来の広帯域型探触子に
バースト波を用いると、図19の(a)に示すように、
探触子のスペクトラム中で林状エコーの影響の少ない周
波数範囲での高いエネルギーの送信が可能になり、従来
のパルス波(図19の(c)を参照)に比べて、林状エ
コーの低減並びに感度の確保が可能である(図19の
(b)を参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図20は横波変換によ
る擬似エコーを説明するための図である。従来の縦波斜
角探傷による問題点のうちで解決できない問題点の一つ
に、図20の(a)に示すような裏面近傍の欠陥を探傷
しようとする場合、または図20の(b)のような内面
クラッド鋼によるUOE鋼管のオーステナイト系SUS
溶接部の探傷を行う場合に、図17に示す装置を用いる
と擬似遅れエコーの問題がある。これは、欠陥反射や裏
面ビードの反射により縦波が横波が変化し、図20の
(c)の探傷波形に示すように、遅れエコーとしての縦
波反射エコーと同レベルの擬似エコーが確認されること
である。この擬似遅れエコーは、横波と縦波の音速差に
起因し、しばしば違う欠陥として見間違う可能性があ
る。しかし、この問題は図17に示す装置を用いること
により、ある程度解決可能である。これは、横波は縦波
に比べて音速が小さく、鋼中での波長が短いため、散乱
減衰を受け易いからである。
る擬似エコーを説明するための図である。従来の縦波斜
角探傷による問題点のうちで解決できない問題点の一つ
に、図20の(a)に示すような裏面近傍の欠陥を探傷
しようとする場合、または図20の(b)のような内面
クラッド鋼によるUOE鋼管のオーステナイト系SUS
溶接部の探傷を行う場合に、図17に示す装置を用いる
と擬似遅れエコーの問題がある。これは、欠陥反射や裏
面ビードの反射により縦波が横波が変化し、図20の
(c)の探傷波形に示すように、遅れエコーとしての縦
波反射エコーと同レベルの擬似エコーが確認されること
である。この擬似遅れエコーは、横波と縦波の音速差に
起因し、しばしば違う欠陥として見間違う可能性があ
る。しかし、この問題は図17に示す装置を用いること
により、ある程度解決可能である。これは、横波は縦波
に比べて音速が小さく、鋼中での波長が短いため、散乱
減衰を受け易いからである。
【0012】一般に、超音波の散乱減衰α(f)は下記
の式(2−1)〜(2−3)に示すように、周波数fの
関数として表され、超音波周波数が高いほど、つまり波
長が短いほど減衰の影響を受ける。いま、超音波の周波
数をf、音速をV、波長をλ(λ=V/f)、被検材の
結晶粒径をD、A,B,Cをそれぞれ比例定数とする
と、Dとλとの大小関係によって、下記の式(2−1)
〜(2−3)が成立する。(1)結晶粒径Dが波長λに
比べて十分小さいときはRayleigh散乱となり、 α(f)=A・D3 ・f4 …… (2−1) (2)結晶粒径Dが波長λが同等に近いときはStoc
hastic散乱となり、 α(f)=B・D・f2 …… (2−2) (3)結晶粒径Dが波長λより大きいときは拡散散乱と
なり、 α(f)=C/D …… (2−3)
の式(2−1)〜(2−3)に示すように、周波数fの
関数として表され、超音波周波数が高いほど、つまり波
長が短いほど減衰の影響を受ける。いま、超音波の周波
数をf、音速をV、波長をλ(λ=V/f)、被検材の
結晶粒径をD、A,B,Cをそれぞれ比例定数とする
と、Dとλとの大小関係によって、下記の式(2−1)
〜(2−3)が成立する。(1)結晶粒径Dが波長λに
比べて十分小さいときはRayleigh散乱となり、 α(f)=A・D3 ・f4 …… (2−1) (2)結晶粒径Dが波長λが同等に近いときはStoc
hastic散乱となり、 α(f)=B・D・f2 …… (2−2) (3)結晶粒径Dが波長λより大きいときは拡散散乱と
なり、 α(f)=C/D …… (2−3)
【0013】図21はバースト波励振による擬似エコー
低減の効果を示す図である。そこで、図21の(a),
(b),(c)のようにバースト波の周波数を変化さ
せ、欠陥からの受信波を観察すると、横波変換による擬
似エコーは変化しないが、欠陥エコーが強調されていく
様子が同図の(d),(e),(f)に示される。しか
しながら図17に示す装置を使用する超音波探傷方法に
おいては、パルス波よりも強いエネルギーを出力するの
に時間軸方向に長いバースト波を送信波として用いるた
め、距離分解能の点で、従来のインパルス波に劣るとい
う問題点があった。
低減の効果を示す図である。そこで、図21の(a),
(b),(c)のようにバースト波の周波数を変化さ
せ、欠陥からの受信波を観察すると、横波変換による擬
似エコーは変化しないが、欠陥エコーが強調されていく
様子が同図の(d),(e),(f)に示される。しか
しながら図17に示す装置を使用する超音波探傷方法に
おいては、パルス波よりも強いエネルギーを出力するの
に時間軸方向に長いバースト波を送信波として用いるた
め、距離分解能の点で、従来のインパルス波に劣るとい
う問題点があった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
超音波探傷方法は、オーステナイト系ステンレス鋼又は
ニッケルクロム合金鋼による溶接を含む溶接部に対し
て、縦波超音波の斜角入射による送受信が可能な超音波
探触子を用いて前記溶接部内の欠陥を探傷する方法にお
いて、超音波の送受信波として所定パルス幅内で周波数
を遷移させるチャープ波を用い、その受信波とあらかじ
め設定された同等のチャープ波を用いた参照波との相関
処理を施した信号によって前記溶接部内の欠陥を探傷す
るものである。
超音波探傷方法は、オーステナイト系ステンレス鋼又は
ニッケルクロム合金鋼による溶接を含む溶接部に対し
て、縦波超音波の斜角入射による送受信が可能な超音波
探触子を用いて前記溶接部内の欠陥を探傷する方法にお
いて、超音波の送受信波として所定パルス幅内で周波数
を遷移させるチャープ波を用い、その受信波とあらかじ
め設定された同等のチャープ波を用いた参照波との相関
処理を施した信号によって前記溶接部内の欠陥を探傷す
るものである。
【0015】本発明の請求項2に係る超音波探傷方法
は、前記請求項1に係る超音波探傷方法において、前記
超音波の送受信波として所定パルス幅内で周波数を遷移
させるチャープ波は、前記超音波探触子の応答可能な周
波数帯域において、その中心周波数を可及的に高く設定
するようにしたものである。
は、前記請求項1に係る超音波探傷方法において、前記
超音波の送受信波として所定パルス幅内で周波数を遷移
させるチャープ波は、前記超音波探触子の応答可能な周
波数帯域において、その中心周波数を可及的に高く設定
するようにしたものである。
【0016】本発明の請求項3に係る超音波探傷方法
は、前記請求項1又は請求項2に係る超音波探傷方法に
おいて、前記溶接部を複数の探傷領域に分け、該複数の
各探傷領域を個別に探傷できる各位置に前記縦波超音波
の斜角入射による送受信が可能な超音波探触子をそれぞ
れ設けて前記溶接部内の欠陥を探傷するようにしたもの
である。
は、前記請求項1又は請求項2に係る超音波探傷方法に
おいて、前記溶接部を複数の探傷領域に分け、該複数の
各探傷領域を個別に探傷できる各位置に前記縦波超音波
の斜角入射による送受信が可能な超音波探触子をそれぞ
れ設けて前記溶接部内の欠陥を探傷するようにしたもの
である。
【0017】
【作用】上記の距離分解能の劣化を解決する技術とし
て、レーダーの分野で知られているパルス圧縮という技
術がある(Radar handbook,Skoln
ik et.,McGraw−Hill Inc.,1
970参照)。図8は直線状周波数変調パルス圧縮レー
ダの説明図であり、同図の(a)は、時刻t1 からt2
までの送信時間T(送信パルス幅に等しい)内で周波数
をf1からf2 まで直線状に周波数変調(FM)を行う
ことを示し、(b)はこのように直線状に周波数変調さ
れた波(これをチャープ波という)の波形を示してい
る。パルス圧縮レーダの一例としては、図8の(b)の
ような周波数変調波を送信波として送信し、その受信波
形と送信に用いた波形との相互相関演算処理を行うこと
により、受信波の時間軸方向のパルス幅を圧縮し振幅の
鋭い波形を得るのと共に、受信信号のSN比を向上させ
ている。図8の(c)は相互相関演算処理後の信号波形
を示している。
て、レーダーの分野で知られているパルス圧縮という技
術がある(Radar handbook,Skoln
ik et.,McGraw−Hill Inc.,1
970参照)。図8は直線状周波数変調パルス圧縮レー
ダの説明図であり、同図の(a)は、時刻t1 からt2
までの送信時間T(送信パルス幅に等しい)内で周波数
をf1からf2 まで直線状に周波数変調(FM)を行う
ことを示し、(b)はこのように直線状に周波数変調さ
れた波(これをチャープ波という)の波形を示してい
る。パルス圧縮レーダの一例としては、図8の(b)の
ような周波数変調波を送信波として送信し、その受信波
形と送信に用いた波形との相互相関演算処理を行うこと
により、受信波の時間軸方向のパルス幅を圧縮し振幅の
鋭い波形を得るのと共に、受信信号のSN比を向上させ
ている。図8の(c)は相互相関演算処理後の信号波形
を示している。
【0018】パルス圧縮技術を超音波の分野に適用した
文献としては、例えば特開昭63−233369号公報
に示された超音波診断用パルス圧縮装置がある。この装
置においては、超音波エコー信号をパルス圧縮するの
に、直交検波手段を介した複素数信号と基準波信号との
相互相関処理を行っている。一般に、2つの関数f
1 (t) とf2 (t) の相関演算を行った結果としての相関
関数s(τ)は次の式(3)のように定義される。
文献としては、例えば特開昭63−233369号公報
に示された超音波診断用パルス圧縮装置がある。この装
置においては、超音波エコー信号をパルス圧縮するの
に、直交検波手段を介した複素数信号と基準波信号との
相互相関処理を行っている。一般に、2つの関数f
1 (t) とf2 (t) の相関演算を行った結果としての相関
関数s(τ)は次の式(3)のように定義される。
【0019】
【数1】
【0020】前記式(3)はf1 (t) ,f2 (t) がそれ
ぞれ連続関数の場合の相関演算式であり、最近はアナロ
グ形式の受信信号をA/D変換器を介してデジタル形式
の離散化信号(サンプリングされた不連続の信号)とし
て処理する場合が多いので、この場合の相関演算式を次
の式(4)に示す。なお式(4)のNはサンプルの総数
である。
ぞれ連続関数の場合の相関演算式であり、最近はアナロ
グ形式の受信信号をA/D変換器を介してデジタル形式
の離散化信号(サンプリングされた不連続の信号)とし
て処理する場合が多いので、この場合の相関演算式を次
の式(4)に示す。なお式(4)のNはサンプルの総数
である。
【0021】
【数2】
【0022】前記式(4)の演算は、一般に複数の遅延
器と乗算器とを有するFIR(有限インパルス応答)デ
ジタルフィルタにより実現できる。図9はFIRデジタ
ルフィルタの構成例を示す図であり、+印は加算器、×
印は乗算器、Z-1は遅延器であり、各遅延器は入力信号
に対して送信の繰返し周期に相当する時間の遅延を行い
出力する。
器と乗算器とを有するFIR(有限インパルス応答)デ
ジタルフィルタにより実現できる。図9はFIRデジタ
ルフィルタの構成例を示す図であり、+印は加算器、×
印は乗算器、Z-1は遅延器であり、各遅延器は入力信号
に対して送信の繰返し周期に相当する時間の遅延を行い
出力する。
【0023】図9のデジタルフィルタにおいては、デジ
タル信号に離散化された受信波形x(τ)と相関演算を
行うための参照波形は、ある一定のサンプリング周波数
でサンプリングされ(離散化され)、この例では各離散
化データ値は、128個のc0 〜c127 として、それぞ
れ×印の乗算器の一方に入力される。一方入力端から各
送信周期毎に入力される離散化受信データx(τ)は、
各乗算器の他方の入力に直接供給され、前記参照データ
c0 〜c127 とそれぞれ個別に乗算され、c12 7 との乗
算結果を除く各乗算結果はそれぞれ127個の遅延器と
加算器とが交互に直列接続された該当加算器の入力の一
方に供給される。そして、c127 との乗算結果のみが前
記交互に直列接続された先頭の遅延器に直接供給され、
この遅延器の後段に直列接続される加算器の入力の他方
にはc12 6 との乗算結果が供給されている。そして前記
直列結合の最後の加算器の出力が相関演算出力となる。
以上の演算結果を式(5)に示す。
タル信号に離散化された受信波形x(τ)と相関演算を
行うための参照波形は、ある一定のサンプリング周波数
でサンプリングされ(離散化され)、この例では各離散
化データ値は、128個のc0 〜c127 として、それぞ
れ×印の乗算器の一方に入力される。一方入力端から各
送信周期毎に入力される離散化受信データx(τ)は、
各乗算器の他方の入力に直接供給され、前記参照データ
c0 〜c127 とそれぞれ個別に乗算され、c12 7 との乗
算結果を除く各乗算結果はそれぞれ127個の遅延器と
加算器とが交互に直列接続された該当加算器の入力の一
方に供給される。そして、c127 との乗算結果のみが前
記交互に直列接続された先頭の遅延器に直接供給され、
この遅延器の後段に直列接続される加算器の入力の他方
にはc12 6 との乗算結果が供給されている。そして前記
直列結合の最後の加算器の出力が相関演算出力となる。
以上の演算結果を式(5)に示す。
【0024】
【数3】
【0025】このように構成されたFIRデジタルフィ
ルタは、入力端から逐次入力される離散化データx
(τ)と参照波形の散乱化データC(i)に対して下記
の式(6)で畳み込み演算を実施し、この演算結果のy
(τ)を得るものである。式(6)では、信号時間を逆
転して信号の向きを逆向きにしてから時間的にずらす
が、参照波形の離散データの配列C0 〜C127 を逆方向
に並べ変えることで、等価な処理を行うことができる。
ルタは、入力端から逐次入力される離散化データx
(τ)と参照波形の散乱化データC(i)に対して下記
の式(6)で畳み込み演算を実施し、この演算結果のy
(τ)を得るものである。式(6)では、信号時間を逆
転して信号の向きを逆向きにしてから時間的にずらす
が、参照波形の離散データの配列C0 〜C127 を逆方向
に並べ変えることで、等価な処理を行うことができる。
【0026】
【数4】
【0027】図10は図9のデジタルフィルタの動作を
説明する波形図であり、図10においては、周波数変調
波を送信後、時間の経過に従い順次得られる受信信号を
時間τ〜τ+127毎に区切り、この区切られた各受信
波形と参照波形との畳み込み演算(2つの波形の類似度
を求める演算と等価)を受信期間の最初から順次行った
演算結果である相関出力の時間的変化を示している。い
ま受信エコー波形は時間軸のほぼ中央に得られているか
ら、参照波を時間的に順次ずらしてゆき、受信エコー波
と参照波の位相が一致したとき(図10の時間軸のほぼ
中央で)、最大ピークの相関出力が得られることがわか
る。このピークのレベルは類似度によって異なる。
説明する波形図であり、図10においては、周波数変調
波を送信後、時間の経過に従い順次得られる受信信号を
時間τ〜τ+127毎に区切り、この区切られた各受信
波形と参照波形との畳み込み演算(2つの波形の類似度
を求める演算と等価)を受信期間の最初から順次行った
演算結果である相関出力の時間的変化を示している。い
ま受信エコー波形は時間軸のほぼ中央に得られているか
ら、参照波を時間的に順次ずらしてゆき、受信エコー波
と参照波の位相が一致したとき(図10の時間軸のほぼ
中央で)、最大ピークの相関出力が得られることがわか
る。このピークのレベルは類似度によって異なる。
【0028】これをオーステナイト鋼溶接部の縦波斜角
探傷に適用した場合、探触子からの縦波の送受信と反射
後に横波に変化する擬似エコーの受信に関して、材料特
性の影響度が異なる。つまり、式(1)に示すように送
信波S(ω)は、縦波の送受信により材料の伝搬に伴う
伝達関数Z(ω)のフィルタを透過し、受信波X(ω)
となる。しかし、反射により横波に変換した受信波X′
(ω)は材料の別途の伝達関数Z′(ω)フィルタを透
過したものと等価であり、下記の式(7)が成立する。 X′(ω)=S(ω)×Z′(ω) …(7) ここで、両受信波X(ω)およびX′(ω)のパルス圧
縮を行う場合、縦波による受信波X(ω)との相関が大
きくなるように設定された参照波C(ω)により両受信
波の相関処理を行うと、X(ω)については、相関度が
大なるがために、相関処理後の波形のピークレベルは最
大となるが、X′(ω)については、相関度が劣るた
め、相関処理後の波形のピークレベルは低下する。よっ
て、擬似エコーとなるX′(ω)を低減させることが可
能である。以下実施例において、具体的な探傷例によっ
て上記擬似エコーの低減を説明する。
探傷に適用した場合、探触子からの縦波の送受信と反射
後に横波に変化する擬似エコーの受信に関して、材料特
性の影響度が異なる。つまり、式(1)に示すように送
信波S(ω)は、縦波の送受信により材料の伝搬に伴う
伝達関数Z(ω)のフィルタを透過し、受信波X(ω)
となる。しかし、反射により横波に変換した受信波X′
(ω)は材料の別途の伝達関数Z′(ω)フィルタを透
過したものと等価であり、下記の式(7)が成立する。 X′(ω)=S(ω)×Z′(ω) …(7) ここで、両受信波X(ω)およびX′(ω)のパルス圧
縮を行う場合、縦波による受信波X(ω)との相関が大
きくなるように設定された参照波C(ω)により両受信
波の相関処理を行うと、X(ω)については、相関度が
大なるがために、相関処理後の波形のピークレベルは最
大となるが、X′(ω)については、相関度が劣るた
め、相関処理後の波形のピークレベルは低下する。よっ
て、擬似エコーとなるX′(ω)を低減させることが可
能である。以下実施例において、具体的な探傷例によっ
て上記擬似エコーの低減を説明する。
【0029】
【実施例】図1は本発明に係る超音波探傷装置の一例を
示す機能構成図である。図1において、1は各回路に必
要な同期信号を発生し出力する同期部、2は所定波形の
周波数変調信号(この例ではチャープ信号波)を設定す
るFM信号設定部、3はFM信号設定部2で設定された
FM信号に基づき送信するFM信号を発生し探触子4へ
供給するFM信号送信部、4はFM信号送信部3からの
送信信号をもとに超音波を発生し被検体5の内部に超音
波を入射させると共に、被検体内部らかのエコーを電気
信号に変換する探触子、5は探傷を行う被検体、6はパ
ルス圧縮部、7は参照波設定部、8は表示部である。
示す機能構成図である。図1において、1は各回路に必
要な同期信号を発生し出力する同期部、2は所定波形の
周波数変調信号(この例ではチャープ信号波)を設定す
るFM信号設定部、3はFM信号設定部2で設定された
FM信号に基づき送信するFM信号を発生し探触子4へ
供給するFM信号送信部、4はFM信号送信部3からの
送信信号をもとに超音波を発生し被検体5の内部に超音
波を入射させると共に、被検体内部らかのエコーを電気
信号に変換する探触子、5は探傷を行う被検体、6はパ
ルス圧縮部、7は参照波設定部、8は表示部である。
【0030】図1の装置においては、同期部1から所定
の繰返し同期毎に出力される同期信号に基づき、所定周
期毎にFM信号設定部2で設定されたFM信号がFM信
号送信部3から送信される。探触子4は送信されてきた
FM信号をもとに超音波を発生し被検体5に超音波を入
射させると共に、被検体内外部に存在する音響インピー
ダンスの不均一部からの超音波反射エコーを捉えて電気
信号に変換して出力する。探触子4からの受信信号は、
同期部1からの出力信号に基づき、パルス圧縮部6にお
いて参照波設定部7で設定された参照波との相関演算に
よりパルス圧縮がなされ、その結果が表示部8に表示さ
れる。
の繰返し同期毎に出力される同期信号に基づき、所定周
期毎にFM信号設定部2で設定されたFM信号がFM信
号送信部3から送信される。探触子4は送信されてきた
FM信号をもとに超音波を発生し被検体5に超音波を入
射させると共に、被検体内外部に存在する音響インピー
ダンスの不均一部からの超音波反射エコーを捉えて電気
信号に変換して出力する。探触子4からの受信信号は、
同期部1からの出力信号に基づき、パルス圧縮部6にお
いて参照波設定部7で設定された参照波との相関演算に
よりパルス圧縮がなされ、その結果が表示部8に表示さ
れる。
【0031】図2は図1の装置の具体的なハードウェア
構成の一例を示す図である。図2において、11はパー
ソナルコンピュータであり、図1の同期部1、FM信号
設定部2、FM信号送信部3及び参照波設定部7の各機
能動作をすべて行うものである。12はD/A変換器、
13は送信用のアンプ、14は縦波斜角用の探触子、1
5は受信用のアンプ、16はA/D変換器、17はFI
Rフィルタであり、図1のパルス圧縮部6の具体的なハ
ードウェアである。FIRフィルタ17としては、例え
ば図9の構成によるものでよい。18はオッシロスコー
プ、19はオーステナイト鋼溶接部を有する被検体であ
る。
構成の一例を示す図である。図2において、11はパー
ソナルコンピュータであり、図1の同期部1、FM信号
設定部2、FM信号送信部3及び参照波設定部7の各機
能動作をすべて行うものである。12はD/A変換器、
13は送信用のアンプ、14は縦波斜角用の探触子、1
5は受信用のアンプ、16はA/D変換器、17はFI
Rフィルタであり、図1のパルス圧縮部6の具体的なハ
ードウェアである。FIRフィルタ17としては、例え
ば図9の構成によるものでよい。18はオッシロスコー
プ、19はオーステナイト鋼溶接部を有する被検体であ
る。
【0032】図2においては、パーソナルコンピュータ
11で作成されたFM波形は、D/A変換器12により
アナログ信号に変換され、送信用アンプ13によ所要の
送信電力にまで増幅され、探触子14から超音波として
被検体19内に送信される。探触子14に受信された信
号は受信用アンプ15で信号増幅され、A/D変換器6
で逐次デジタル信号に変換される。そして、この受信デ
ジタル信号は、FIRフィルタ17により、パーソナル
コンピュータ11が作成し出力する参照波と相関演算さ
れ、パルス圧縮処理が行われる。このパルス圧縮後の波
形がオッシロスコープ18に表示される。ここでパーソ
ナルコンピュータ11を使用した理由は、プログラムの
変更により、送信波の波形及び参照波の波形を任意の形
状に設定することが可能であるからである。
11で作成されたFM波形は、D/A変換器12により
アナログ信号に変換され、送信用アンプ13によ所要の
送信電力にまで増幅され、探触子14から超音波として
被検体19内に送信される。探触子14に受信された信
号は受信用アンプ15で信号増幅され、A/D変換器6
で逐次デジタル信号に変換される。そして、この受信デ
ジタル信号は、FIRフィルタ17により、パーソナル
コンピュータ11が作成し出力する参照波と相関演算さ
れ、パルス圧縮処理が行われる。このパルス圧縮後の波
形がオッシロスコープ18に表示される。ここでパーソ
ナルコンピュータ11を使用した理由は、プログラムの
変更により、送信波の波形及び参照波の波形を任意の形
状に設定することが可能であるからである。
【0033】探傷例 本発明を実施した探傷例は、被検体をオーステナイト系
ステンレス鋼の完全溶込み突合わせ溶接部とし、この被
検体内の欠陥探傷を行った場合の例であり、図3〜図5
がこの探傷における各種波形の説明図である。この探傷
例に於いて、縦波斜角用探触子14の公称周波数は5M
Hzであり、被検体19の厚さは25mmである。また
被検体の溶接部のほぼ中央部に直径3.2mmのドリル
ホール人工欠陥を設け、また前記縦波斜角用探触子(縦
波入射角60度)を介して送受波を行う際の送信波形
と、受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形とを
種々変更して、前記人工欠陥を探傷した場合の各種波形
を図3〜図5にそれぞれ示したものである。
ステンレス鋼の完全溶込み突合わせ溶接部とし、この被
検体内の欠陥探傷を行った場合の例であり、図3〜図5
がこの探傷における各種波形の説明図である。この探傷
例に於いて、縦波斜角用探触子14の公称周波数は5M
Hzであり、被検体19の厚さは25mmである。また
被検体の溶接部のほぼ中央部に直径3.2mmのドリル
ホール人工欠陥を設け、また前記縦波斜角用探触子(縦
波入射角60度)を介して送受波を行う際の送信波形
と、受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形とを
種々変更して、前記人工欠陥を探傷した場合の各種波形
を図3〜図5にそれぞれ示したものである。
【0034】図3の(a)は、送信波の中心周波数を3
MHz、その遷移周波数を5MHz、そのパルス幅を4
μsとした場合の送信波形である。また同図の(b)は
受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形であり、
送信波形(a)と同一の形状に設定した。また同図の
(c)は、上記送信波形(a)と参照波形(b)の場合
のパルス圧縮処理後の波形であり、波形中に縦波反射エ
コー(図ではFエコーと記す)に遅れて反射後に横波に
変換された遅れエコーが確認できる。ここで縦波反射エ
コーレベルをSとし、遅れエコーレベルをNとして、両
者の比であるS/N(単位はdB)を求めておき、後述
する図7においてこのS/Nの比較を行う。
MHz、その遷移周波数を5MHz、そのパルス幅を4
μsとした場合の送信波形である。また同図の(b)は
受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形であり、
送信波形(a)と同一の形状に設定した。また同図の
(c)は、上記送信波形(a)と参照波形(b)の場合
のパルス圧縮処理後の波形であり、波形中に縦波反射エ
コー(図ではFエコーと記す)に遅れて反射後に横波に
変換された遅れエコーが確認できる。ここで縦波反射エ
コーレベルをSとし、遅れエコーレベルをNとして、両
者の比であるS/N(単位はdB)を求めておき、後述
する図7においてこのS/Nの比較を行う。
【0035】図4の(a)は、送信波の中心周波数を5
MHz、その遷移周波数を8MHz、そのパルス幅を4
μsとした場合の送信波形である。また同図の(b)は
受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形であり、
送信波形(a)と同一の形状に設定した。また同図の
(c)は、上記送信波形(a)と参照波形(b)の場合
のパルス圧縮処理後の波形であり、波形中に縦波反射エ
コー(図ではFエコーと記す)に遅れて反射後に横波に
変換された遅れエコーが確認できる。ここで縦波反射エ
コーレベルをSとし、遅れエコーレベルをNとしてS/
N(単位はdB)を求め、このS/Nの比較を図7で説
明する。
MHz、その遷移周波数を8MHz、そのパルス幅を4
μsとした場合の送信波形である。また同図の(b)は
受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形であり、
送信波形(a)と同一の形状に設定した。また同図の
(c)は、上記送信波形(a)と参照波形(b)の場合
のパルス圧縮処理後の波形であり、波形中に縦波反射エ
コー(図ではFエコーと記す)に遅れて反射後に横波に
変換された遅れエコーが確認できる。ここで縦波反射エ
コーレベルをSとし、遅れエコーレベルをNとしてS/
N(単位はdB)を求め、このS/Nの比較を図7で説
明する。
【0036】図5の(a)は、送信波の中心周波数を7
MHz、その遷移周波数を8MHz、そのパルス幅を4
μsとした場合の送信波形である。また同図の(b)は
受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形であり、
送信波形(a)と同一の形状に設定した。また同図の
(c)は、上記送信波形(a)と参照波形(b)の場合
のパルス圧縮処理後の波形であり、波形中に縦波反射エ
コー(図ではFエコーと記す)に遅れて反射後に横波に
変換された遅れエコーが確認できる。ここで縦波反射エ
コーレベルをSとし、遅れエコーレベルをNとしてS/
N(単位はdB)を求め、このS/Nの比較を図7で説
明する。
MHz、その遷移周波数を8MHz、そのパルス幅を4
μsとした場合の送信波形である。また同図の(b)は
受信信号をパルス圧縮するのに用いる参照波形であり、
送信波形(a)と同一の形状に設定した。また同図の
(c)は、上記送信波形(a)と参照波形(b)の場合
のパルス圧縮処理後の波形であり、波形中に縦波反射エ
コー(図ではFエコーと記す)に遅れて反射後に横波に
変換された遅れエコーが確認できる。ここで縦波反射エ
コーレベルをSとし、遅れエコーレベルをNとしてS/
N(単位はdB)を求め、このS/Nの比較を図7で説
明する。
【0037】図6は従来のパルス反射法により縦波斜角
探触子を用いた探傷波形を示す図であり、本発明の図3
〜図5と比較するため、同一人工欠陥を探傷した波形で
あり、同様にFエコーレベルをS、遅れエコーレベルを
NとしてS/Nを求める。
探触子を用いた探傷波形を示す図であり、本発明の図3
〜図5と比較するため、同一人工欠陥を探傷した波形で
あり、同様にFエコーレベルをS、遅れエコーレベルを
NとしてS/Nを求める。
【0038】図7は、本発明の実施例の効果を説明する
図である。図7においては、前記図3〜図5において、
送信波及び参照波であるチャープ波の中心周波数をそれ
ぞれ3MHz、5MHz、7MHzとしてパルス圧縮後
の波形(c)から求めた3つのS/N値(単位はdB)
を示すA,B,Cと、前記図6のパルス反射法による探
傷波形から求めたS/N値を示すDとを比較して示した
ものである。図7によって、送信波及び参照波であるチ
ャープ波の中心周波数を高くすることにより、S/Nが
改善され、相対的にFエコーレベルが増加し、遅れエコ
ーレベルが減少してゆくことがわかる。
図である。図7においては、前記図3〜図5において、
送信波及び参照波であるチャープ波の中心周波数をそれ
ぞれ3MHz、5MHz、7MHzとしてパルス圧縮後
の波形(c)から求めた3つのS/N値(単位はdB)
を示すA,B,Cと、前記図6のパルス反射法による探
傷波形から求めたS/N値を示すDとを比較して示した
ものである。図7によって、送信波及び参照波であるチ
ャープ波の中心周波数を高くすることにより、S/Nが
改善され、相対的にFエコーレベルが増加し、遅れエコ
ーレベルが減少してゆくことがわかる。
【0039】なお上記実施例においては、単一の超音波
探触子によって溶接部を探傷する場合の例を示したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば被溶接
材が板形状の場合に、その溶接部を、板形状の表面側と
裏面側や、図15のように深さ方向の距離に応じて複数
の探傷領域に分けたり、または板形状の幅方向の距離に
応じて複数の探傷領域に分け、この複数の各探傷領域を
個別に探傷できる各位置に前記縦波超音波の斜角入射に
よる送受信が可能な超音波探触子をそれぞれ設けて前記
溶接部内の欠陥を探傷するようにしてもよい。このよう
に複数の超音波探触子を用いて、複数の各探傷領域毎の
欠陥が得られることにより、溶接部内の欠陥場所が特定
されるのと共に、超音波探触子を移動させる手間が不要
となり、探傷作業の作業能率が向上する。
探触子によって溶接部を探傷する場合の例を示したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば被溶接
材が板形状の場合に、その溶接部を、板形状の表面側と
裏面側や、図15のように深さ方向の距離に応じて複数
の探傷領域に分けたり、または板形状の幅方向の距離に
応じて複数の探傷領域に分け、この複数の各探傷領域を
個別に探傷できる各位置に前記縦波超音波の斜角入射に
よる送受信が可能な超音波探触子をそれぞれ設けて前記
溶接部内の欠陥を探傷するようにしてもよい。このよう
に複数の超音波探触子を用いて、複数の各探傷領域毎の
欠陥が得られることにより、溶接部内の欠陥場所が特定
されるのと共に、超音波探触子を移動させる手間が不要
となり、探傷作業の作業能率が向上する。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オーステ
ナイト系ステンレス鋼又はニッケルクロム合金鋼による
溶接を含む溶接部に対して、縦波超音波の斜角入射によ
る送受信が可能な超音波探触子を用いて前記溶接部内の
欠陥を探傷する方法において、超音波の送受信波として
所定パルス幅内で周波数を遷移させるチャープ波を用
い、その受信波とあらかじめ設定された同等のチャープ
波を用いた参照波との相関処理を施した信号によって前
記溶接部内の欠陥を探傷するようにしたので、欠陥エコ
ーレベルと横波変換による遅れエコーレベルとの比較に
おいて、従来欠陥エコーか否かの判断が困難であった遅
れエコーレベルの低減に効果があり、安定した探傷作業
が可能になる。
ナイト系ステンレス鋼又はニッケルクロム合金鋼による
溶接を含む溶接部に対して、縦波超音波の斜角入射によ
る送受信が可能な超音波探触子を用いて前記溶接部内の
欠陥を探傷する方法において、超音波の送受信波として
所定パルス幅内で周波数を遷移させるチャープ波を用
い、その受信波とあらかじめ設定された同等のチャープ
波を用いた参照波との相関処理を施した信号によって前
記溶接部内の欠陥を探傷するようにしたので、欠陥エコ
ーレベルと横波変換による遅れエコーレベルとの比較に
おいて、従来欠陥エコーか否かの判断が困難であった遅
れエコーレベルの低減に効果があり、安定した探傷作業
が可能になる。
【0041】また本発明によれば、前記超音波の送受信
波として所定パルス幅内で周波数を遷移させるチャープ
波は、前記超音波探触子の応答可能な周波数帯域におい
て、その中心周波数を可及的に高く設定するようにした
ので、チャープ波の中心周波数が高くなるほど、欠陥エ
コーレベルと遅れエコーレベルとの比が大きくなり、微
細な欠陥の探傷が容易になる。
波として所定パルス幅内で周波数を遷移させるチャープ
波は、前記超音波探触子の応答可能な周波数帯域におい
て、その中心周波数を可及的に高く設定するようにした
ので、チャープ波の中心周波数が高くなるほど、欠陥エ
コーレベルと遅れエコーレベルとの比が大きくなり、微
細な欠陥の探傷が容易になる。
【0042】また本発明によれば、前記溶接部を複数の
探傷領域に分け、該複数の各探傷領域を個別に探傷でき
る各位置に前記縦波超音波の斜角入射による送受信が可
能な超音波探触子をそれぞれ設けて前記溶接部内の欠陥
を探傷するようにしたので、例えば被溶接材が板形状の
場合に、その溶接部を板形状の表裏や深さに応じて複数
の探傷領域に分けたり(図15参照)、または板形状の
幅方向の距離に応じて複数の探傷領域に分けて、各探傷
領域毎の欠陥が得られ、溶接部内の欠陥場所が特定され
るのと共に、超音波探触子を移動させる手間が不要とな
り、探傷作業の作業能率が向上する。
探傷領域に分け、該複数の各探傷領域を個別に探傷でき
る各位置に前記縦波超音波の斜角入射による送受信が可
能な超音波探触子をそれぞれ設けて前記溶接部内の欠陥
を探傷するようにしたので、例えば被溶接材が板形状の
場合に、その溶接部を板形状の表裏や深さに応じて複数
の探傷領域に分けたり(図15参照)、または板形状の
幅方向の距離に応じて複数の探傷領域に分けて、各探傷
領域毎の欠陥が得られ、溶接部内の欠陥場所が特定され
るのと共に、超音波探触子を移動させる手間が不要とな
り、探傷作業の作業能率が向上する。
【図1】本発明に係る超音波探傷装置の一例を示す機能
構成図である。
構成図である。
【図2】図1の装置の具体的なハードウェア構成の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本発明の探傷例における各種波形の説明図1で
ある。
ある。
【図4】本発明の探傷例における各種波形の説明図2で
ある。
ある。
【図5】本発明の探傷例における各種波形の説明図3で
ある。
ある。
【図6】従来のパルス反射法により縦波斜角探触子を用
いた探傷波形を示す図である。
いた探傷波形を示す図である。
【図7】本発明の実施例の効果を説明する図である。
【図8】直線状周波数変調パルス圧縮レーダの説明図で
ある。
ある。
【図9】FIRデジタルフィルタの構成例を示す図であ
る。
る。
【図10】図9の動作を説明するための波形図である。
【図11】従来の一般的な超音波探傷装置の機能構成図
である。
である。
【図12】オーステナイト鋼溶接部の組織断面例を示す
図である。
図である。
【図13】林状エコーの探傷波形における発生状況を示
す図である。
す図である。
【図14】オーステナイト鋼溶接部中の超音波伝搬の様
子を示す図である。
子を示す図である。
【図15】オーステナイト鋼溶接部の探傷方法を示す図
である。
である。
【図16】林状エコーレベルと超音波周波数の関係を示
す図である。
す図である。
【図17】従来の文献に示された超音波探傷装置の機能
構成図である。
構成図である。
【図18】図17の装置で励振されるバースト波と一般
のパルス波との比較を示す図である。
のパルス波との比較を示す図である。
【図19】バースト波励振による効果を説明するための
図である。
図である。
【図20】横波変換による効果を説明するための図であ
る。
る。
【図21】バースト波励振による擬似エコー低減の効果
を示す図である。
を示す図である。
1 同期部 2 FM信号設定部 3 FM信号送信部 4,14 探触子 5,19 被検体 6 パルス圧縮部 7 参照波設定部 8 表示部 11 パーソナルコンピュータ 12 D/A変換器 13 送信用アンプ 15 受信用アンプ 16 A/D変換器 17 FIRフィルタ 18 オッシロスコープ
Claims (3)
- 【請求項1】 オーステナイト系ステンレス鋼又はニッ
ケルクロム合金鋼による溶接を含む溶接部に対して、縦
波超音波の斜角入射による送受信が可能な超音波探触子
を用いて前記溶接部内の欠陥を探傷する方法において、 超音波の送受信波として所定パルス幅内で周波数を遷移
させるチャープ波を用い、その受信波とあらかじめ設定
された同等のチャープ波を用いた参照波との相関処理を
施した信号によって前記溶接部内の欠陥を探傷すること
を特徴とする超音波探傷方法。 - 【請求項2】 前記超音波の送受信波として所定パルス
幅内で周波数を遷移させるチャープ波は、前記超音波探
触子の応答可能な周波数帯域において、その中心周波数
を可及的に高く設定することを特徴とする請求項1記載
の超音波探傷方法。 - 【請求項3】 前記溶接部を複数の探傷領域に分け、該
複数の各探傷領域を個別に探傷できる各位置に前記縦波
超音波の斜角入射による送受信が可能な超音波探触子を
それぞれ設けて前記溶接部内の欠陥を探傷することを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の超音波探傷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7019149A JPH08211029A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 超音波探傷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7019149A JPH08211029A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 超音波探傷方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211029A true JPH08211029A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11991390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7019149A Pending JPH08211029A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 超音波探傷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211029A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6640632B1 (en) | 2000-11-02 | 2003-11-04 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Ultrasonic flaw detection method and apparatus |
| JP2008122187A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 超音波探傷装置及びその方法並びにプログラム |
| JP2011058937A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Toyota Central R&D Labs Inc | 構造物内部状態計測システム及び構造物内部状態計測方法 |
| JP2018205055A (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 欠陥評価方法 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP7019149A patent/JPH08211029A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6640632B1 (en) | 2000-11-02 | 2003-11-04 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Ultrasonic flaw detection method and apparatus |
| JP2008122187A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 超音波探傷装置及びその方法並びにプログラム |
| JP2011058937A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Toyota Central R&D Labs Inc | 構造物内部状態計測システム及び構造物内部状態計測方法 |
| JP2018205055A (ja) * | 2017-06-01 | 2018-12-27 | 株式会社神戸製鋼所 | 欠陥評価方法 |
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