JPH0821105A - 全天候施工用自走式屋根装置 - Google Patents

全天候施工用自走式屋根装置

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JPH0821105A
JPH0821105A JP15485194A JP15485194A JPH0821105A JP H0821105 A JPH0821105 A JP H0821105A JP 15485194 A JP15485194 A JP 15485194A JP 15485194 A JP15485194 A JP 15485194A JP H0821105 A JPH0821105 A JP H0821105A
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JP
Japan
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roof
self
propelled
construction
support
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JP15485194A
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English (en)
Inventor
Akikazu Ogawa
朗二 小川
Masashi Funahashi
政司 舟橋
Yuji Akasaka
雄司 赤坂
Natsuo Hara
夏生 原
Hideaki Asai
秀明 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダムのような露天での大型構造物の施工にお
いて、特に雨天時においてもコンクリートの打設および
養生などの通常の作業を行なうことができるだけでな
く、施工領域の転移に応じて屋根を容易に移動させて広
範囲に及ぶ施工を可能にし、これにより天候に左右され
ない工法の実現、並びに工費の節減を図ることが可能な
全天候施工用自走式屋根装置を提供する。 【構成】 拡張および収縮可能に構成された屋根10
と、この屋根10を支持する複数の支持機構20と、こ
れら各支持機構20の下部にそれぞれ設けられた自走装
置30とを備え、前記各支持機構20は、動力によりそ
れぞれの高さ方向に伸縮可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンクリートダ
ムのような大型構造物の施工において、特に、これを雨
天時に施工する際に利用した場合に好適な全天候施工用
自走式屋根装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】巨体構造物として知られているダムは、
発電、洪水調節、潅漑、上水道、工業用水など利水ある
いは治水のための貯水池をつくる構造物として構築され
るもので、用いられる材料から、コンクリートダムとフ
ィルダムに大きく分類されている。また、コンクリート
ダムは、その構造形式からアーチダム、重力ダム、中空
重力ダム、バットレスダム等に分類され、土質材料や岩
石などを積み上げてつくるフィルダムは、均一形、ゾー
ン型、表面遮水型等に分類されている。
【0003】そして、このような巨体構造物であるダム
を施工するには、例えばコンクリートダムでは、ダム軸
に直交する横継ぎ目を複数設けてそれらの横継ぎ目で区
分けされる領域をブロック単位としてブロック毎に順次
コンクリートを打設して施工するレヤーシステム工法、
あるは縦継ぎ目を設けて施工するブロックシステム工法
などにより施工されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダムのよう
な巨体構造物の施工は、露天の中での施工となるため、
その施工期間中、天候の影響を受けることが多く、特に
雨が何日も降り続くと大幅に工程が遅れることもしばし
ばである。工程の遅れは、直接、工費に影響する問題で
あり、このため、従来から天候に左右されないで施工を
行なえる工法の開発が強く望まれていた。
【0005】特に、コンクリートダムのように、コンク
リートの打設領域(面積)が広い構造物の施工において
は、雨が降るたびに、例えばシートなどで覆うわけにも
ゆかず、仮にシートで覆うようにしても、コンクリート
の打設作業は中断あるいは断念せざるを得ず、何れにし
ても雨天時においても施工可能な工法を開発する必要が
あった。
【0006】ここで、雨天時におけるコンクリートの打
設や、打設後のコンクリートの養生を行なう方法とし
て、施工現場においてその施工範囲を覆う雨よけの仮設
屋根を構築したり、組立式のテントなどを立てたりする
方法も考えられるが、このような仮設屋根やテントなど
を相当に広い範囲に亘って設けるには膨大な手間や費用
がかる問題があり、しかも、コンクリートを上段へと打
ち進むたびに解体および組立作業が必要となり、これで
は天候の回復待ちとする従来工法による方が有利になっ
てしまう問題がある。
【0007】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、ダムのような露天での大型構造物の施工に
おいて、特に雨天時においてもコンクリートの打設およ
び養生などの通常の作業を行なうことができるだけでな
く、施工領域の転移に応じて屋根を容易に移動させて広
範囲に及ぶ施工を可能にし、これにより天候に左右され
ない工法の実現、並びに工費の節減を図ることが可能な
全天候施工用自走式屋根装置を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
拡張および収縮可能に構成された屋根と、この屋根を支
持する複数の支持機構と、これら各支持機構の下部にそ
れぞれ設けられた自走装置とを備え、前記各支持機構
は、動力によりそれぞれの高さ方向に伸縮可能に構成さ
れていることを特徴としている。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載の全
天候施工用自走式屋根装置において、前記屋根が、伸縮
可能な屋根用骨組みと、この骨組み上に設けられる屋根
葺き材とを備え、かつ屋根葺き材が可橈性のある防水性
素材により構成されていることを特徴としている。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1記載の全
天候施工用自走式屋根装置において、前記屋根は平面ほ
ぼ矩形であってその長辺方向に伸縮可能に構成され、前
記支持機構は屋根の四隅または四隅近くに設けられてい
ることを特徴としている。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1記載の全
天候施工用自走式屋根装置において、前記自走装置は、
自走装置相互の間隔を測定する距離センサーと、この距
離センサーの測定値に基づいて走行速度を制御する制御
装置とを備えていることを特徴としている。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1記載の全
天候施工用自走式屋根装置において、前記自走装置は、
前記支持機構を搭載しかつ走行用のキャタピラを備えた
リフトカーにより構成され、このリフトカーには、ジャ
ッキにより車体を浮上させて水平回りに方向転換させる
方向転換装置が装備されていることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、屋根の支持機構
の下部に自走装置が設けられているので、この自走装置
を作動させると屋根装置全体が移動可能になる。したが
って、例えばコンクリートを打設する施工領域上に屋根
を移動させると、施工領域が屋根で覆われる。そして、
その施工領域の施工完了後には自走装置により次の施工
領域へと移動させることができる。また、屋根自体が拡
張および収縮可能に構成されていることにより、屋根の
実効面積の調節が可能になり、これにより施工領域の大
きさに合わせて屋根の大きさを調節することができる
他、移動時に屋根を縮めた状態で移動可能になる。ま
た、屋根の各支持機構は動力によりそれぞれの高さ方向
に伸縮可能に構成されていることにより、屋根全体の高
さの調節および部分的な高さの調節が可能になる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、前記屋根
が、伸縮可能な屋根用骨組みとこの骨組み上に設けられ
る可橈性のある防水性素材からなる屋根葺き材により構
成されているので、屋根の拡張および収縮機能が大きな
ものとなるだけでなく、極めて軽量な屋根となる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、屋根は平面
ほぼ矩形で、支持機構は屋根の四隅または四隅近くにそ
れぞれ設けられているので、屋根が安定状態で支持され
るとともに、支持機構が相対的に大きく接近または離間
可能な形態となり、これにより屋根の拡張および収縮を
大きくすることができる構造となる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、自走装置
は、距離センサーを備えていてこの距離センサーにより
自走装置相互の間隔が測定される。そして、この測定値
に基づいて自走装置の走行速度が制御装置により制御さ
れる。したがって、制御装置によって自走装置相互の間
隔の保持や任意の間隔等に制御可能となる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、自走装置
は、支持機構を搭載しかつ走行用のキャタピラを備えた
リフトカーにより構成されているので、特にキャタピラ
の作用により屋根の移動に伴う走行時の安定性が良好と
なる。また、このリフトカーには、車体を浮上させて水
平回りに方向転換させる装置が装備されていることによ
り、リフトカーの最小回転半径がリフトカーの全長の半
分程度になり、したがって、その場回転により水平回り
の全方向に移動可能になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図1ないし図
24を参照して説明する。図に示す実施例は、本発明に
よる全天候施工用自走式屋根装置を、雨天時におけるコ
ンクリートダムDの施工に用いた場合に好適な例を示し
たものである。
【0019】本実施例による全天候施工用自走式屋根装
置は、拡張および収縮可能に構成された屋根10と、こ
の屋根10を支持する複数の支持機構20と、これら各
支持機構20の下部にそれぞれ設けられた自走装置30
とを備え、前記各支持機構20は、動力によりそれぞれ
の高さ方向に伸縮可能に構成されている。
【0020】前記屋根10は、図1ないし図3に示すよ
うに、平面長方形であって、全体として勾配の小さい合
掌型に形成され、棟の稜線方向(桁行方向)に拡張およ
び収縮可能に構成されている。即ち、この屋根10は、
多数のリンク11aにより長さ方向に伸縮自在に構成さ
れたいわゆる伸縮やっとこ型の一対の伸縮桁11、11
を備え、これら伸縮桁11、11に対し、梁間方向に延
在するフレーム12が桁行方向に間隔をおいて複数架設
され、そして、これらのフレーム12を覆う可橈性のあ
る防水性素材からなるテント13が設けられた構成とさ
れている。したがって、ここでは一対の伸縮桁11、1
1と、複数のフレーム12とにより伸縮可能な屋根用骨
組みHが構成され、テント13が屋根葺き材として構成
されている。屋根用骨組みHの材料としては、軽量化を
図る意味から、例えばアルミ製の中空パイプ等が好適に
用いられる。
【0021】テント13は、ここでは中空二重膜構造と
され、屋根の拡張時に圧縮空気を供給することにより、
エアーテントのような形態としてテント13による屋根
の形状保持や水溜まり防止、さらには剛性の確保等を図
り、収縮時に排気しておくことにより屋根全体10を小
さく縮めることができるように配慮されている。テント
13の材質としては、例えば光透過性のポリエステルな
どが用いられる。
【0022】前記支持機構20は、屋根10の四隅にあ
るいは四隅近くにそれぞれ設けられて、屋根10を安定
的に支持する柱の役目をするものであり、それぞれの上
端部で各伸縮桁11、11の両端部近くを支持する構成
とされている。また、各支持機構20は、ここでは前記
伸縮桁11、11と同様に、多数のリンク20aにより
高さ方向に伸縮自在となった伸縮やっとこ式(パンタグ
ラフ式)に構成され、かつ、それぞれが動力により伸縮
することができるように考慮されている。なお、この支
持機構20についても、やはり、伸縮桁11と同様の材
料が好適に用いられる。
【0023】各支持機構20の下端部には、前記自走装
置30がそれぞれ設けられている。これらの自走装置3
0は、同実施例においては、走行用のキャタピラ31を
備えかつジャッキ32により走行装置30自体を浮上さ
せて水平回りに方向転換させる方向転換装置33が装備
されたいわゆるリフトカーにより構成されている。即
ち、図4に示すように、自走装置(以下リフトカーと称
する)30は、両輪となる一対のキャタピラ31、31
が設けられた車体34の重心上に矩形平板状の旋回台3
5が回動自在に設けられると共に、この旋回台35の回
転中心の直下になる車体34の下部には、車体34自体
を持ち上げて浮上させ、車体34をキャタピラ31と共
に少なくとも90度方向転換させることができるジャッ
キ32を備えた方向転換装置33が設けられている。
【0024】そして、前記旋回台35の上に、前記支持
機構20の下端部が連結されて、その支持機構20が搭
載された構成とされ、また、この旋回台35上には、支
持ワイヤー36を介して屋根10を支持するウインチ3
7が設けられている。このウインチ37は、4台のリフ
トカー30のそれぞれについて設けられている。前記支
持ワイヤー36は、伸縮桁11が伸張した状態において
中央部がたわむのを抑制するためのもので、図5に示す
ように、両伸縮桁11、11の上部に沿わせて設けら
れ、各ウインチ37にて支持ワイヤー36を張り合わせ
ることによりたわみを防止する構成とされている。
【0025】また、リフトカー30は、図6に示すよう
に、リフトカー相互の間隔Lを測定する距離センサー3
8と、この距離センサー38の測定値に基づいてリフト
カー自体の走行速度を制御する制御装置45を備えた構
成とされている。即ち、施工場所等へ移動するときに、
4台のリフトカー30のそれぞれについて移動時におけ
る初期の相互間隔を保持して走行させることにより、装
置の各部にねじれ、曲げ等が発生しないようにするた
め、距離センサー38によりリフトカー30の相互間隔
を連続的に測定し、この測定値に基づき制御装置45に
てリフトカー30の速度制御を行ない、各リフトカー3
0の間隔Lが常に一定となるように制御する構成とされ
ている。
【0026】一方、前記屋根10には、図8に示すよう
に、伸縮桁11の長さ方向に沿って延在する雨樋14が
設けられ、縦樋15にて施工ヤード外へ排水可能に構成
されている。雨樋14は、屋根の拡張、収縮に対応でき
るように、例えば3段あるいはそれ以上の多段に伸縮可
能に構成され、さらに、縦樋15についても、支持機構
20の高さ方向の伸縮に伴って多段に伸縮可能に構成さ
れている。
【0027】また、屋根10の周囲の軒下には、風は通
して雨の吹き込みを遮断するための短辺用ブラインドカ
ーテン40と、長辺用ブラインドカーテン41が設けら
れている。短辺用ブラインドカーテン40は、図10に
示すように、屋根10の短辺側、即ち、梁間方向の開口
部から吹き込む雨を遮断するためのもので、実施例では
梁間方向で一段のブラインドカーテンにより構成され、
長辺用ブラインドカーテン41は図11に示すように屋
根10の拡張、収縮に対応可能なように桁行方向3段伸
縮式に構成されている。
【0028】図12は全天候施工用自走式屋根装置の主
要機材の配置関係を表わす平面図を示すもので、各リフ
トカー30の旋回台35上に支持ワイヤー36用のウイ
ンチ37がそれぞれ設けられると共に、3台のリフトカ
ー30に振り分けられて、コンプレッサー42、発電機
43、操作盤44、制御盤(制御装置)45、油圧ユニ
ット46等が設けられている。
【0029】また、図13は動力の供給系統を示す図で
あり、発電機43から電源ケーブル47にて供給される
電力は、制御盤45を介して各ブラインドカーテン4
0、41の動力系、ウインチ37、およびケーブル油圧
ユニット46にそれぞれ分配され、また、油圧ユニット
46から油圧用配管48を介してリフトカー30の油圧
動力系へ圧油が供給される構成とされている。
【0030】上記のように構成された全天候施工用自走
式屋根装置において、これを施工位置に移動させる場
合、まず、図14に示すように、4基の支持機構20を
縮めて屋根10を降ろし、さらに、前後4台のリフトカ
ー30のうちのいずれかの片側2台を前後方向へ移動さ
せて、屋根10を収縮させた状態とする。この場合、ブ
ラインドカーテン40、41等も上昇させて屋根10の
軒下へ収納状態にしておく。そして、この状態で、リフ
トカー4台を同時移動させ、目的とする施工位置へ移動
させる。
【0031】施工位置へ移動したら、次に、図15示す
ように前後いずれかの片側のリフトカー2台を同時移動
させ、屋根10を前後方向へ拡張させる。その後、図1
6に示すように、4基の支持装置20を伸張させること
により屋根10を所定の高さまで上昇させる。なお、こ
の屋根10の拡張および上昇動作中においては、屋根1
0の中央部(伸縮桁11、11の中央部)が下方へ橈ま
ないようにウインチ37にて各支持ワイヤー36にテン
ション(張力)を掛けながら支持ワイヤー36を巻き出
すようにするのが望ましい。
【0032】このようにして、屋根10を施工位置の上
方に展開したら、ウインチ37にて各支持ワイヤー36
を巻き締め、伸縮桁11、11の直線性を十分に高めた
状態とした後、図17に示すようにコンプレッサー42
を作動させてエアーパイプ13aを介してテント13の
中空二重膜内に圧縮空気を供給し、テント13を膨らま
せる(図13も参照)。
【0033】ここで、風雨が強い場合には、屋根10の
周囲からの雨の吹き込みが多くなり、施工に影響がでる
ので、図18に示すように短辺用ブラインドカーテン4
0、および長辺用ブラインドカーテン41を必要な高さ
までそれぞれ降下させて風雨よけとする。
【0034】図19に示すように、屋根10の下でダム
コンクリートの打設や転圧を行ない、施工領域としての
1ブロックの施工終了後においては、必要に応じて一定
期間打設コンクリートを養生させた後、図20に示すよ
うに各ブラインドカーテンを収納し、次いで、真空ポン
プを作動させ、図21に示すように、テント13内の圧
縮空気を排気し、しかる後、4基の支持機構20を収縮
させて屋根10を下降させ(図22)、さらに2台のリ
フトカー30を移動させて図23に示すように屋根10
を収縮させる。そして、この状態で次施工ブロックへ移
動させる。
【0035】なお、移動にあたり、その移動方向を90
度方向転換させる必要が生じた場合には、図4(b2)
に示すように、方向転換装置33のジャッキ32を作動
させて車体34を浮上させ、図4(c2)に示すように
車体34を90度回転させてからジャッキ32を収納し
て車体34を降下させることにより方向転換させればよ
い。このようにすると、その場回転により移動方向を方
向転換させることができる。もちろん、90度以内、例
えば、60度や45度の方向転換など、自由に行なえる
ので、実質的にはその場回転により360度の何れの方
向にも移動可能になる。また、当然のことであるが、走
行途中において、リフトカー30の両輪のキャタピラ3
1、31により走行方向の調整を行なうこともできる。
【0036】そして、走行中においては、距離センサー
38にて、リフトカー30相互の間隔が常時測定され、
その測定値に基づいて、制御装置39により各リフトカ
ー30の走行速度や走行方向等が制御され、これにより
4台のリフトカー30の間隔が等間隔に保たれる。
【0037】図1および図24は施工概念図を示すもの
で、これらの図から理解できるように、屋根10の4基
の支持機構20が高さ方向に伸縮可能に構成されている
ことにより、施工ブロックB1を跨ぐ形態で左右の隣接
ブロックB2、B2である段違いな場所への設置も可能
となる。
【0038】このように、本実施例による全天候施工用
自走式屋根装置では、天候に左右されない工法を実現し
て工費の節減をはかることができるだけでなく、!任意
の位置への移動が自由自在、"任意の高さへの調整が自
由自在、#段違いな場所への設置が可能、$テントには雨
溜まりなし、%雨の吹き込みをシャットアウト、&固定の
仮設備が不要、といった特有の効果が得られることにな
る。
【0039】なお、実施例においては、レヤー工法によ
るコンクリートダム施工用の自走式屋根装置に適用した
例を示したが、類似するその他の工法によるコンクリー
トダムや他の種類のダム、あるいは他の土木構造物の施
工、または大型建物の基礎工事などにも必要に応じて適
用できることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る全天
候施工用自走式屋根装置によれば、以下のような優れた
効果を奏する。
【0041】請求項1に係る発明においては、拡張およ
び収縮可能に構成した屋根と、この屋根を支持する複数
の支持機構と、これら各支持機構の下部にそれぞれ設け
た自走装置とを備え、前記各支持機構は、動力によりそ
れぞれの高さ方向に伸縮可能に構成したので、ダムのよ
うな露天での大型構造物の施工において、特に雨天時に
おいてもコンクリートの打設および養生などの通常の作
業を行なうことができるだけでなく、施工領域の転移に
応じて屋根を容易に移動させて広範囲に及ぶ施工を可能
にし、これにより天候に左右されない工法の実現、並び
に工費の節減を図ることが可能な全天候施工用自走式屋
根装置を提供することができる。
【0042】また、屋根自体が拡張および収縮可能に構
成されていることにより、屋根の実効面積の調節が可能
になり、これにより施工領域の大きさに合わせて屋根の
大きさを調節することができる他、移動時に屋根を縮め
た安定状態で移動可能になる。また、屋根の各支持機構
は動力によりそれぞれの高さ方向に伸縮可能に構成され
ていることにより、屋根全体の高さの調節および部分的
な高さの調節が可能になる。
【0043】請求項2に係る発明においては、前記屋根
が、伸縮可能な屋根用骨組みとこの骨組み上に設けられ
る可橈性のある防水性素材からなる屋根葺き材により構
成されているので、屋根の拡張および収縮機能を十分に
大きくすることができるだけでなく、極めて軽量な屋根
とすることができる。
【0044】請求項3に係る発明によれば、屋根は平面
ほぼ矩形で、支持機構は屋根の四隅または四隅近くにそ
れぞれ設けられているので、屋根が安定状態で支持され
るとともに、支持機構が相対的に大きく接近または離間
可能な形態となり、これにより屋根の拡張および収縮を
より大きくすることができる構造となる。
【0045】請求項4に係る発明によれば、自走装置
は、距離センサーを備えていてこの距離センサーにより
自走装置相互の間隔を測定し、そして、この測定値に基
づいて自走装置の走行速度を制御装置する構成としたこ
とにより、自走装置相互の間隔の保持や任意の間隔等に
制御可能することができ、したがって、各自走装置を等
間隔で走行させて、装置各部にねじれや曲げ等が発生す
るのを未然に防止することができる。
【0046】請求項5に係る発明によれば、自走装置
は、支持機構を搭載しかつ走行用のキャタピラを備えた
リフトカーにより構成されているので、特にキャタピラ
の接地安定作用により屋根の移動に伴う走行時の安定性
を良好にすることができる。また、このリフトカーに
は、車体を浮上させて水平回りに方向転換させる装置を
装備したことにより、リフトカーの最小回転半径をリフ
トカーの全長の半分程度にすることができ、したがっ
て、その場回転により水平回りの全方向に移動可能にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部省略斜視図である。
【図2】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す側面図である。
【図4】本発明の実施例を示す自走装置(リフトカー)
の動作説明図である。
【図5】本発明の実施例を示す伸縮桁と支持ワイヤーの
取り合いを示す概略側面図である。
【図6】本発明の実施例を示す自走装置の距離センサー
を示す側面図である。
【図7】本発明の実施例を示す側面図である。
【図8】本発明の実施例を示す端面図である。
【図9】本発明の実施例を示す端面図である。
【図10】本発明の実施例を示す短辺用ブラインドカー
テンの斜視図である。
【図11】本発明の実施例を示す長辺用ブラインドカー
テンの斜視図である。
【図12】本発明の実施例を示すもので、主要機材の配
置関係を示す平面図である。
【図13】本発明の実施例を示すもので、動力の供給系
統を示すシステム図である。
【図14】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図15】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図16】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図17】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図18】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図19】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図20】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図21】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図22】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図23】本発明の実施例を示す装置の動作説明図であ
る。
【図24】本発明の実施例を示す装置を用いた施工概念
図である。
【符号の説明】
10 屋根 11 伸縮桁 11a リンク 12 フレーム 13 テント 13a エアーパイプ 14 雨樋 15 縦樋 20 支持機構 20a リンク 30 自走装置(リフトカー) 31 キャタピラ 32 ジャッキ 33 方向転換装置 34 車体 35 旋回台 36 支持ワイヤー 37 ウインチ 38 距離センサー 42 コンプレッサー 45 制御装置 46 油圧ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 夏生 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 浅井 秀明 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡張および収縮可能に構成された屋根
    と、この屋根を支持する複数の支持機構と、これら各支
    持機構の下部にそれぞれ設けられた自走装置とを備え、
    前記各支持機構は、動力によりそれぞれの高さ方向に伸
    縮可能に構成されていることを特徴とす全天候施工用自
    走式屋根装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の全天候施工用自走式屋根
    装置において、前記屋根が、伸縮可能な屋根用骨組み
    と、この骨組み上に設けられる屋根葺き材とを備え、か
    つ屋根葺き材が可橈性のある防水性素材により構成され
    ていることを特徴とする全天候施工用自走式屋根装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の全天候施工用自走式屋根
    装置において、前記屋根は平面ほぼ矩形に構成され、前
    記支持機構は屋根の四隅または四隅近くに設けられてい
    ることを特徴とする全天候施工用自走式屋根装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の全天候施工用自走式屋根
    装置において、前記自走装置は、自走装置相互の間隔を
    測定する距離センサーと、この距離センサーの測定値に
    基づいて走行速度を制御する制御装置とを備えているこ
    とを特徴とする全天候施工用自走式屋根装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の全天候施工用自走式屋根
    装置において、前記自走装置は、前記支持機構を搭載し
    走行用のキャタピラを備えたリフトカーにより構成さ
    れ、このリフトカーには、ジャッキにより車体を浮上さ
    せて水平回りに方向転換させる方向転換装置が装備され
    ていることを特徴とする全天候施工用自走式屋根装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014012968A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Shimizu Corp 仮設屋根の設置方法
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CN114508242A (zh) * 2022-03-23 2022-05-17 山东铁信建设集团有限公司 一种用于绿色建筑的顶面浇筑覆膜防裂装置及使用方法

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