JPH08105032A - ダムの施工方法 - Google Patents
ダムの施工方法Info
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- JPH08105032A JPH08105032A JP26827794A JP26827794A JPH08105032A JP H08105032 A JPH08105032 A JP H08105032A JP 26827794 A JP26827794 A JP 26827794A JP 26827794 A JP26827794 A JP 26827794A JP H08105032 A JPH08105032 A JP H08105032A
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- dam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋根の移動にスライド型枠を利用する方法と
して、屋根を容易に移動させて広範囲に及ぶ施工を可能
にし、しかも従来からのケーブルクレーン等のコンクリ
ート運搬手段を用いて効率良くコンクリートを打設する
ことができ、これにより、施工性の向上、並びに工費の
節減を図る。 【構成】 スライド型枠Kに、このスライド型枠Kで囲
まれるコンクリートの打設領域Sを被う屋根Yを支持さ
せると共に、この屋根Yの骨組に対し、前記コンクリー
トの打設領域内にコンクリートCを搬入するためのコン
ベア装置30を支持させ、前記スライド型枠Kを移動さ
せることにより前記コンベア装置30を屋根Yと共に移
動させつつ施工する。
して、屋根を容易に移動させて広範囲に及ぶ施工を可能
にし、しかも従来からのケーブルクレーン等のコンクリ
ート運搬手段を用いて効率良くコンクリートを打設する
ことができ、これにより、施工性の向上、並びに工費の
節減を図る。 【構成】 スライド型枠Kに、このスライド型枠Kで囲
まれるコンクリートの打設領域Sを被う屋根Yを支持さ
せると共に、この屋根Yの骨組に対し、前記コンクリー
トの打設領域内にコンクリートCを搬入するためのコン
ベア装置30を支持させ、前記スライド型枠Kを移動さ
せることにより前記コンベア装置30を屋根Yと共に移
動させつつ施工する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばダムのような大
型構造物の施工において、特に雨天時の施工に利用した
場合に好適なダムの施工方法に関するものである。
型構造物の施工において、特に雨天時の施工に利用した
場合に好適なダムの施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】巨体構造物として知られているダムは、
発電、洪水調節、灌漑、上水道、工業用水など利水ある
いは治水のための貯水池をつくる構造物として構築され
るもので、用いられる材料から、コンクリートダムとフ
ィルダムに大きく分類されている。そして、このような
巨体構造物であるダムの施工において、例えばコンクリ
ートダムでは、ダム軸に直交する横継ぎ目を複数設けて
それらの横継ぎ目で区分けされる領域をブロック単位と
してブロック毎に順次コンクリートを打設して施工する
レヤーシステム工法、あるは縦継ぎ目を設けて施工する
ブロックシステム工法などにより施工されている。
発電、洪水調節、灌漑、上水道、工業用水など利水ある
いは治水のための貯水池をつくる構造物として構築され
るもので、用いられる材料から、コンクリートダムとフ
ィルダムに大きく分類されている。そして、このような
巨体構造物であるダムの施工において、例えばコンクリ
ートダムでは、ダム軸に直交する横継ぎ目を複数設けて
それらの横継ぎ目で区分けされる領域をブロック単位と
してブロック毎に順次コンクリートを打設して施工する
レヤーシステム工法、あるは縦継ぎ目を設けて施工する
ブロックシステム工法などにより施工されている。
【0003】また、コンクリートダムのように、それ自
体の高さや長さが相当なものとなる構造物の施工におい
ては、コンクリートの打設作業や型枠のセットおよび解
体作業などの作業性を向上させて施工能率を高めるため
に、ダムの高さ方向である上下方向、およびダムの長さ
方向であるダム軸方向(横)に移動できる構成の、いわ
ゆる移動装置付きのスライド型枠を用いて施工する方法
が採られている。
体の高さや長さが相当なものとなる構造物の施工におい
ては、コンクリートの打設作業や型枠のセットおよび解
体作業などの作業性を向上させて施工能率を高めるため
に、ダムの高さ方向である上下方向、およびダムの長さ
方向であるダム軸方向(横)に移動できる構成の、いわ
ゆる移動装置付きのスライド型枠を用いて施工する方法
が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダムのよう
な巨体構造物の施工は、露天の中での施工となるため、
その施工期間中、天候の影響を受けることが多く、特に
雨が何日も降り続くと大幅に工程が遅れることもしばし
ばである。工程の遅れは、直接、工費に影響する問題で
あり、このため、従来から天候に左右されないで施工を
行なえる工法の開発が強く望まれていた。
な巨体構造物の施工は、露天の中での施工となるため、
その施工期間中、天候の影響を受けることが多く、特に
雨が何日も降り続くと大幅に工程が遅れることもしばし
ばである。工程の遅れは、直接、工費に影響する問題で
あり、このため、従来から天候に左右されないで施工を
行なえる工法の開発が強く望まれていた。
【0005】特に、コンクリートダムのように、コンク
リートの打設領域(面積)が広い構造物の施工において
は、雨が降るたびに、例えば養生シートなどで被うわけ
にもゆかず、仮にシートで被うようにしても、コンクリ
ートの打設作業は中断あるいは断念せざるを得ず、しか
も、天候回復後に養生シートを取り去る作業では、養生
シートが汚れるうえに重くなり、人力での展張や収納に
は苦慮しているのが現実であり、何れにしても雨天時に
おいても施工可能な工法を開発する必要があった。
リートの打設領域(面積)が広い構造物の施工において
は、雨が降るたびに、例えば養生シートなどで被うわけ
にもゆかず、仮にシートで被うようにしても、コンクリ
ートの打設作業は中断あるいは断念せざるを得ず、しか
も、天候回復後に養生シートを取り去る作業では、養生
シートが汚れるうえに重くなり、人力での展張や収納に
は苦慮しているのが現実であり、何れにしても雨天時に
おいても施工可能な工法を開発する必要があった。
【0006】ここで、雨天時における施工や、施工後の
養生を行なう方法として、施工現場においてその施工範
囲を覆う雨よけの仮設屋根を構築したり、組立式のテン
トなどを立てたりする方法も考えられるが、このような
仮設屋根やテントなどを相当に広い範囲に亘って設ける
には膨大な手間や費用がかる問題があり、しかも、施工
領域が変わるのに伴って屋根や柱の解体および組立作業
が必要となり、これでは天候の回復待ちとする従来工法
による方が有利になってしまう場合もある。
養生を行なう方法として、施工現場においてその施工範
囲を覆う雨よけの仮設屋根を構築したり、組立式のテン
トなどを立てたりする方法も考えられるが、このような
仮設屋根やテントなどを相当に広い範囲に亘って設ける
には膨大な手間や費用がかる問題があり、しかも、施工
領域が変わるのに伴って屋根や柱の解体および組立作業
が必要となり、これでは天候の回復待ちとする従来工法
による方が有利になってしまう場合もある。
【0007】また、コンクリートダムの施工において
は、打設用コンクリートの運搬及び打設の効率化を図る
ために、例えばケーブルクレーン等にて、コンクリート
の打設領域の直上にコンクリートを運搬し、そこから落
下させて打設する方法などが多く採用されており、した
がって、その打設領域の上に屋根が存在すると邪魔にな
るといった問題もあった。
は、打設用コンクリートの運搬及び打設の効率化を図る
ために、例えばケーブルクレーン等にて、コンクリート
の打設領域の直上にコンクリートを運搬し、そこから落
下させて打設する方法などが多く採用されており、した
がって、その打設領域の上に屋根が存在すると邪魔にな
るといった問題もあった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、以上のような点を考慮してな
されたもので、屋根を備えることにより、特に雨天時に
おいても通常通り施工することができるだけでなく、屋
根の移動にスライド型枠を利用する方法として、屋根を
容易に移動させて広範囲に及ぶ施工を可能にし、しかも
従来からのケーブルクレーン等のコンクリート運搬手段
を用いて効率良くコンクリートを打設することができ、
これにより、施工性の向上、並びに工費の節減を図るこ
とが可能なダムの施工方法を提供しようとするものであ
る。
されたもので、屋根を備えることにより、特に雨天時に
おいても通常通り施工することができるだけでなく、屋
根の移動にスライド型枠を利用する方法として、屋根を
容易に移動させて広範囲に及ぶ施工を可能にし、しかも
従来からのケーブルクレーン等のコンクリート運搬手段
を用いて効率良くコンクリートを打設することができ、
これにより、施工性の向上、並びに工費の節減を図るこ
とが可能なダムの施工方法を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明では、
施工すべきダムの高さ方向およびダム軸方向に移動でき
る駆動装置付きのスライド型枠を用いてコンクリートダ
ムを施工するダムの施工方法において、前記スライド型
枠に、このスライド型枠で囲まれるコンクリートの打設
領域を被う屋根を支持させると共に、この屋根の骨組に
対し、前記コンクリートの打設領域内にその打設領域外
からコンクリートを搬入するためのコンベア装置を支持
させ、前記スライド型枠を移動させることにより前記コ
ンベア装置を屋根と共に移動させつつ施工するものであ
る。
施工すべきダムの高さ方向およびダム軸方向に移動でき
る駆動装置付きのスライド型枠を用いてコンクリートダ
ムを施工するダムの施工方法において、前記スライド型
枠に、このスライド型枠で囲まれるコンクリートの打設
領域を被う屋根を支持させると共に、この屋根の骨組に
対し、前記コンクリートの打設領域内にその打設領域外
からコンクリートを搬入するためのコンベア装置を支持
させ、前記スライド型枠を移動させることにより前記コ
ンベア装置を屋根と共に移動させつつ施工するものであ
る。
【0010】このようにすると、まず、スライド型枠を
移動させることにより、このスライド型枠の移動に伴っ
て屋根も移動する。スライド型枠が次の施工領域に移動
しても、屋根自体はスライド型枠と一体に移動し、その
スライド型枠で囲まれるコンクリートの打設領域を被う
形態となる。また、屋根の骨組みにはコンベア装置が支
持されているので、このコンベア装置からコンクリート
が搬入される。このコンクリートは打設領域以外の部分
から搬入されるので、屋根の存在が邪魔になることはな
い。そして、スライド型枠の移動によって、屋根および
コンベア装置が共に移動するので、コンクリートの打設
に支障をきたすことなく良好な形態で行うことができ
る。
移動させることにより、このスライド型枠の移動に伴っ
て屋根も移動する。スライド型枠が次の施工領域に移動
しても、屋根自体はスライド型枠と一体に移動し、その
スライド型枠で囲まれるコンクリートの打設領域を被う
形態となる。また、屋根の骨組みにはコンベア装置が支
持されているので、このコンベア装置からコンクリート
が搬入される。このコンクリートは打設領域以外の部分
から搬入されるので、屋根の存在が邪魔になることはな
い。そして、スライド型枠の移動によって、屋根および
コンベア装置が共に移動するので、コンクリートの打設
に支障をきたすことなく良好な形態で行うことができ
る。
【0011】また、本発明では、前記コンベア装置の一
端側を前記屋根内に位置させ、他端側を、ダム軸方向の
前記コンクリートの打設領域以外の部分へ位置させ、こ
の他端側に、そのコンベア装置へコンクリートを供給す
るための荷受けホッパを配置している。このようにする
と、屋根がダム軸方向に移動するときに、コンベア装置
の移動が円滑に行われ、また、荷受けホッパへコンクリ
ートを投入する作業を直上から行うことが可能になる。
端側を前記屋根内に位置させ、他端側を、ダム軸方向の
前記コンクリートの打設領域以外の部分へ位置させ、こ
の他端側に、そのコンベア装置へコンクリートを供給す
るための荷受けホッパを配置している。このようにする
と、屋根がダム軸方向に移動するときに、コンベア装置
の移動が円滑に行われ、また、荷受けホッパへコンクリ
ートを投入する作業を直上から行うことが可能になる。
【0012】また、本発明では、荷受けホッパに、コン
ベア装置の移動に追従させるための移動手段が設けられ
る。このように、荷受けホッパに対して、コンベア装置
の移動に追従させる移動手段を設けた場合、コンベア装
置が屋根とともに移動する際に、あるいはコンベア装置
自体の移動時に荷受けホッパも移動するので、その都度
荷受けホッパを操作する作業が不要となり、したがって
その分、作業性も向上する。
ベア装置の移動に追従させるための移動手段が設けられ
る。このように、荷受けホッパに対して、コンベア装置
の移動に追従させる移動手段を設けた場合、コンベア装
置が屋根とともに移動する際に、あるいはコンベア装置
自体の移動時に荷受けホッパも移動するので、その都度
荷受けホッパを操作する作業が不要となり、したがって
その分、作業性も向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付の図1〜
図10を参照して説明する。実施例によるダムの施工方
法は、コンクリートダムの施工方法に適用したもので、
施工すべきダムDの高さ方向およびダム軸方向に移動で
きる移動装置P付きのスライド型枠Kを用いてコンクリ
ートダムDを施工するダムの施工方法において、前記ス
ライド型枠Kに、このスライド型枠Kで囲まれるコンク
リートの打設領域Sを被う屋根Yを支持させると共に、
この屋根Yの骨組に対し、前記コンクリートの打設領域
内にコンクリートCを搬入するためのコンベア装置30
を支持させ、前記スライド型枠Kを移動させることによ
り前記コンベア装置30を屋根Yと共に移動させつつ施
工するものである。
図10を参照して説明する。実施例によるダムの施工方
法は、コンクリートダムの施工方法に適用したもので、
施工すべきダムDの高さ方向およびダム軸方向に移動で
きる移動装置P付きのスライド型枠Kを用いてコンクリ
ートダムDを施工するダムの施工方法において、前記ス
ライド型枠Kに、このスライド型枠Kで囲まれるコンク
リートの打設領域Sを被う屋根Yを支持させると共に、
この屋根Yの骨組に対し、前記コンクリートの打設領域
内にコンクリートCを搬入するためのコンベア装置30
を支持させ、前記スライド型枠Kを移動させることによ
り前記コンベア装置30を屋根Yと共に移動させつつ施
工するものである。
【0014】次いで、これらの詳細について説明する
と、コンクリートダムDは、ダム軸に直交する横継ぎ目
jを複数設けて、それらの横継ぎ目で区分けされる領域
をブロック単位として施工されるものである。したがっ
て、図1においては、スライド型枠Kは明確には片側し
か示されていないが、ダムDの上流側の表面と下流側の
表面に対構成で設置されている。これらのスライド型枠
Kは、後述するジャッキ等を装備する移動装置Pにより
上下に移動可能であり、さらにダムDの施工済みの部分
の上流側および下流側表面にそれぞれ設けられたレール
Rに沿って横移動可能に構成されたものである。
と、コンクリートダムDは、ダム軸に直交する横継ぎ目
jを複数設けて、それらの横継ぎ目で区分けされる領域
をブロック単位として施工されるものである。したがっ
て、図1においては、スライド型枠Kは明確には片側し
か示されていないが、ダムDの上流側の表面と下流側の
表面に対構成で設置されている。これらのスライド型枠
Kは、後述するジャッキ等を装備する移動装置Pにより
上下に移動可能であり、さらにダムDの施工済みの部分
の上流側および下流側表面にそれぞれ設けられたレール
Rに沿って横移動可能に構成されたものである。
【0015】そして、これらのスライド型枠Kには、コ
ンクリートの打設領域Sを被うことができる大きさの屋
根Yが支持される。この屋根Yは、主として屋根用の骨
組み10と、屋根葺き材11とから構成され、図示例で
は、その骨組み10が、スライド型枠Kのリフトタワー
20に固定されて支持されている。屋根Yの屋根葺き材
11は、屋根の軽量化を図る意味から、ここでは図3に
示すように多数の中空筒部11aを補強部分とする防水
性素材からなる空気膜構造式のものが用いられている。
ンクリートの打設領域Sを被うことができる大きさの屋
根Yが支持される。この屋根Yは、主として屋根用の骨
組み10と、屋根葺き材11とから構成され、図示例で
は、その骨組み10が、スライド型枠Kのリフトタワー
20に固定されて支持されている。屋根Yの屋根葺き材
11は、屋根の軽量化を図る意味から、ここでは図3に
示すように多数の中空筒部11aを補強部分とする防水
性素材からなる空気膜構造式のものが用いられている。
【0016】ところで、本実施例では、コンクリートの
打設領域Sの上に屋根Yが存在することになるため、そ
の打設領域Sの直上から、例えばケーブルクレーン等の
クレーンによって、コンクリートを搬入するのが困難に
なる。そこで、ここでは、ベルトコンベアを用いるコン
ベア工法で、図示のように、ダム軸に対して直角方向の
面から、コンクリートをその打設領域Sに搬入する方法
が採られている。
打設領域Sの上に屋根Yが存在することになるため、そ
の打設領域Sの直上から、例えばケーブルクレーン等の
クレーンによって、コンクリートを搬入するのが困難に
なる。そこで、ここでは、ベルトコンベアを用いるコン
ベア工法で、図示のように、ダム軸に対して直角方向の
面から、コンクリートをその打設領域Sに搬入する方法
が採られている。
【0017】即ち、クレーン等によるコンクリートの搬
入が可能な領域である、前記コンクリートの打設領域S
と隣り合うコンクリートブロック側に、移動式の荷受け
ホッパhが置かれ、ここから多段式ベルトコンベア等の
コンベア装置30を利用して、屋根Yの下の打設領域S
内に搬入される。コンベア装置30は、屋根Yの移動に
伴って移動することができるように配慮される。そのた
めの手段として、屋根Yを支持するリフトタワー20の
上部には、コンベア装置30をスリング41にて吊り下
げておくためのクレーン等からなる揚重設備40が設け
られている。この揚重設備40は、屋根Yの桁行方向
(ダム軸方向)の両端側に位置する形態で2基設けられ
ている。さらに、コンベア装置30の移動に伴って荷受
けホッパhも移動可能にするため、例えば下部に車輪な
どが設けられる。
入が可能な領域である、前記コンクリートの打設領域S
と隣り合うコンクリートブロック側に、移動式の荷受け
ホッパhが置かれ、ここから多段式ベルトコンベア等の
コンベア装置30を利用して、屋根Yの下の打設領域S
内に搬入される。コンベア装置30は、屋根Yの移動に
伴って移動することができるように配慮される。そのた
めの手段として、屋根Yを支持するリフトタワー20の
上部には、コンベア装置30をスリング41にて吊り下
げておくためのクレーン等からなる揚重設備40が設け
られている。この揚重設備40は、屋根Yの桁行方向
(ダム軸方向)の両端側に位置する形態で2基設けられ
ている。さらに、コンベア装置30の移動に伴って荷受
けホッパhも移動可能にするため、例えば下部に車輪な
どが設けられる。
【0018】一方、前記コンベア装置30の、打設領域
S側の部分、即ち屋根Y内に位置する部分は、その先端
から打設領域S全体にコンクリートを打設できるように
するのが望ましい。そのための手段として、屋根Yの骨
組みを構成する部材のうち、両側の桁材12の上に、そ
れぞれ軌道13が設けられ、これらの軌道13上を、両
端の車輪14を介して桁行方向に走行する移動フレーム
15を備えた、いわゆる移動クレーン式の吊り装置Tが
装備されている。この吊り装置Tは、移動フレーム15
の下辺部分に、その移動フレーム15の長さ方向に張ら
れた無限軌道式の移動ワイヤー16を備え、この移動ワ
イヤー16の途中に、吊り索17の上端が連結されてい
る。これにより、吊り索17は、移動フレーム15の桁
行方向の移動、および移動ワイヤー16の梁間方向の移
動により、屋根Y内においてその水平面内の全ての場所
へ移動できるようになっている。したがって、この吊り
索17にて、図2に示すように、前記コンベア装置30
の先端部分を吊り下げる構成とすることで、コンクリー
トCの打設領域Sの全てをカバーできるように配慮され
ている。
S側の部分、即ち屋根Y内に位置する部分は、その先端
から打設領域S全体にコンクリートを打設できるように
するのが望ましい。そのための手段として、屋根Yの骨
組みを構成する部材のうち、両側の桁材12の上に、そ
れぞれ軌道13が設けられ、これらの軌道13上を、両
端の車輪14を介して桁行方向に走行する移動フレーム
15を備えた、いわゆる移動クレーン式の吊り装置Tが
装備されている。この吊り装置Tは、移動フレーム15
の下辺部分に、その移動フレーム15の長さ方向に張ら
れた無限軌道式の移動ワイヤー16を備え、この移動ワ
イヤー16の途中に、吊り索17の上端が連結されてい
る。これにより、吊り索17は、移動フレーム15の桁
行方向の移動、および移動ワイヤー16の梁間方向の移
動により、屋根Y内においてその水平面内の全ての場所
へ移動できるようになっている。したがって、この吊り
索17にて、図2に示すように、前記コンベア装置30
の先端部分を吊り下げる構成とすることで、コンクリー
トCの打設領域Sの全てをカバーできるように配慮され
ている。
【0019】図5〜図10は、スライド型枠Kおよび屋
根Yの移動サイクルを説明する工程図であり、これらの
図において、符号Pは前記スライド型枠Kの移動装置、
50は型枠を上昇させるためのジャッキ、51は型枠を
横方向へ移動させるための横行装置、52は反力アンカ
ーをそれぞれ示している。
根Yの移動サイクルを説明する工程図であり、これらの
図において、符号Pは前記スライド型枠Kの移動装置、
50は型枠を上昇させるためのジャッキ、51は型枠を
横方向へ移動させるための横行装置、52は反力アンカ
ーをそれぞれ示している。
【0020】図5は、コンクリートの打設・養生工程を
示すもので、スライド型枠Kで囲まれるコンクリートの
打設領域内SにコンクリートCが打設される。このコン
クリートCは、図1で示したように、ワイヤークレーン
35等により運ばれてきたコンクリートが荷受けホッパ
hに投入され、そこから多段のコンベア装置30によっ
て屋根Yの下に搬入され、そのコンベア装置30の先端
部から打設領域S内に落下して打設され、均された後に
養生される。
示すもので、スライド型枠Kで囲まれるコンクリートの
打設領域内SにコンクリートCが打設される。このコン
クリートCは、図1で示したように、ワイヤークレーン
35等により運ばれてきたコンクリートが荷受けホッパ
hに投入され、そこから多段のコンベア装置30によっ
て屋根Yの下に搬入され、そのコンベア装置30の先端
部から打設領域S内に落下して打設され、均された後に
養生される。
【0021】コンクリートCを一定期間養生後、そのコ
ンクリートCが型枠を脱型可能な程度まで硬化したら、
図6に示すように、下部の反力アンカー52との結合を
解除してジャッキ50を図7に示すように収縮させてリ
フトフレーム21を上昇させる。そして、型枠本体部分
をコンクリートCから脱型、即ち表面から浮かせた状態
とした後、ジャッキ50を図8に示すように伸張させる
ことにより、スライド型枠Kを上昇させる。すると、こ
のスライド型枠Kの上昇に伴い、屋根Yもリフトタワー
20を介して上方へ移動する。
ンクリートCが型枠を脱型可能な程度まで硬化したら、
図6に示すように、下部の反力アンカー52との結合を
解除してジャッキ50を図7に示すように収縮させてリ
フトフレーム21を上昇させる。そして、型枠本体部分
をコンクリートCから脱型、即ち表面から浮かせた状態
とした後、ジャッキ50を図8に示すように伸張させる
ことにより、スライド型枠Kを上昇させる。すると、こ
のスライド型枠Kの上昇に伴い、屋根Yもリフトタワー
20を介して上方へ移動する。
【0022】屋根Yとともにスライド型枠Kを上方へ移
動させたら、上部および下部の反力アンカー52によ
り、スライド型枠Kをその上昇位置にセットして固定す
る。そして、そのスライド型枠Kで囲まれる打設領域S
内へのコンクリート打設作業を終えた後、次の打設領域
となるブロックへ移動するために、これを横方向へ移動
させる場合には、図9に示すように、ジャッキ50によ
り屋根Yを上昇させた状態で、横行装置51を駆動し、
スライド型枠KをレールRに沿って横方向(ダム軸方
向)へ移動させる。すると、このスライド型枠Kの横方
向への移動に伴って屋根Yも一緒に移動する。
動させたら、上部および下部の反力アンカー52によ
り、スライド型枠Kをその上昇位置にセットして固定す
る。そして、そのスライド型枠Kで囲まれる打設領域S
内へのコンクリート打設作業を終えた後、次の打設領域
となるブロックへ移動するために、これを横方向へ移動
させる場合には、図9に示すように、ジャッキ50によ
り屋根Yを上昇させた状態で、横行装置51を駆動し、
スライド型枠KをレールRに沿って横方向(ダム軸方
向)へ移動させる。すると、このスライド型枠Kの横方
向への移動に伴って屋根Yも一緒に移動する。
【0023】このスライド型枠Kの横方向への移動完了
後には、同じく型枠をセットして固定し、そこへコンク
リートCを打設する。そして、コンクリートCの硬化後
には、図9に示すように、下部の反力アンカー52との
縁を切り、図10に示すように、型枠脱型後に上昇させ
る。すると、スライド型枠Kとともに屋根Yを上昇し、
図5で示したような状態にもどる。
後には、同じく型枠をセットして固定し、そこへコンク
リートCを打設する。そして、コンクリートCの硬化後
には、図9に示すように、下部の反力アンカー52との
縁を切り、図10に示すように、型枠脱型後に上昇させ
る。すると、スライド型枠Kとともに屋根Yを上昇し、
図5で示したような状態にもどる。
【0024】以上の工程において、スライド型枠Kが上
方へあるいは横方向へ移動すると、屋根Yも一体に移動
するが、コンクリートを搬入するためのコンベア装置3
0は、揚重設備40および吊り装置Tによって、屋根Y
から吊り下げられており、さらに、荷受けホッパhは移
動可能に構成されているので、コンベア装置全体が屋根
Yの移動に追従する形態となり、したがって、コンクリ
ートCの打設作業に何ら支障をきたすことなく良好な形
態でダムの施工を行うことができる。
方へあるいは横方向へ移動すると、屋根Yも一体に移動
するが、コンクリートを搬入するためのコンベア装置3
0は、揚重設備40および吊り装置Tによって、屋根Y
から吊り下げられており、さらに、荷受けホッパhは移
動可能に構成されているので、コンベア装置全体が屋根
Yの移動に追従する形態となり、したがって、コンクリ
ートCの打設作業に何ら支障をきたすことなく良好な形
態でダムの施工を行うことができる。
【0025】なお、実施例においては、施工すべき構造
物としてコンクリートダムの例を示したが、例えば長大
な堤防、あるいは他の土木構造物の施工、または大型建
物の基礎工事などにも必要に応じて適用することができ
る。
物としてコンクリートダムの例を示したが、例えば長大
な堤防、あるいは他の土木構造物の施工、または大型建
物の基礎工事などにも必要に応じて適用することができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、スライド型枠に、この
スライド型枠で囲まれるコンクリートの打設領域を被う
屋根を支持させると共に、この屋根の骨組に対し、前記
コンクリートの打設領域内にその打設領域外からコンク
リートを搬入するためのコンベア装置を支持させ、前記
スライド型枠を移動させることにより前記コンベア装置
を屋根と共に移動させつつ施工する方法としたから、特
に雨天時においても通常通り施工することができるだけ
でなく、屋根の移動にスライド型枠を利用する方法とし
て、屋根を容易に移動させて広範囲に及ぶ施工を可能に
し、しかも、コンクリートは打設領域以外の部分から搬
入するので、屋根の存在が邪魔にならず、したがって、
従来からのケーブルクレーン等のコンクリート運搬手段
を用いて効率良くコンクリートを打設することができ、
これにより、施工性の向上、並びに工費の節減を図るこ
とができる。
スライド型枠で囲まれるコンクリートの打設領域を被う
屋根を支持させると共に、この屋根の骨組に対し、前記
コンクリートの打設領域内にその打設領域外からコンク
リートを搬入するためのコンベア装置を支持させ、前記
スライド型枠を移動させることにより前記コンベア装置
を屋根と共に移動させつつ施工する方法としたから、特
に雨天時においても通常通り施工することができるだけ
でなく、屋根の移動にスライド型枠を利用する方法とし
て、屋根を容易に移動させて広範囲に及ぶ施工を可能に
し、しかも、コンクリートは打設領域以外の部分から搬
入するので、屋根の存在が邪魔にならず、したがって、
従来からのケーブルクレーン等のコンクリート運搬手段
を用いて効率良くコンクリートを打設することができ、
これにより、施工性の向上、並びに工費の節減を図るこ
とができる。
【0027】また、本発明では、前記コンベア装置の一
端側を前記屋根内に位置させ、他端側を、ダム軸方向の
前記コンクリートの打設領域以外の部分へ位置させ、こ
の他端側に、そのコンベア装置へコンクリートを供給す
るための荷受けホッパを配置しているので、屋根がダム
軸方向に移動するときにも、コンベア装置の移動を円滑
に行わせることができ、また、荷受けホッパへコンクリ
ートを投入する作業を直上から行うことができ、施工性
が良い。
端側を前記屋根内に位置させ、他端側を、ダム軸方向の
前記コンクリートの打設領域以外の部分へ位置させ、こ
の他端側に、そのコンベア装置へコンクリートを供給す
るための荷受けホッパを配置しているので、屋根がダム
軸方向に移動するときにも、コンベア装置の移動を円滑
に行わせることができ、また、荷受けホッパへコンクリ
ートを投入する作業を直上から行うことができ、施工性
が良い。
【0028】また、本発明では、荷受けホッパに対し
て、コンベア装置の移動に追従させる移動手段を設けた
ので、コンベア装置が屋根とともに移動する際に、ある
いはコンベア装置自体の移動時に荷受けホッパも移動す
るので、その都度荷受けホッパを操作する作業が不要と
なり、したがってその分、作業性も向上させることがで
きる。
て、コンベア装置の移動に追従させる移動手段を設けた
ので、コンベア装置が屋根とともに移動する際に、ある
いはコンベア装置自体の移動時に荷受けホッパも移動す
るので、その都度荷受けホッパを操作する作業が不要と
なり、したがってその分、作業性も向上させることがで
きる。
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1のAーA線に沿う側断面図である。
【図3】 屋根部分の一部省略拡大斜視図である。
【図4】 吊り装置部分の正面図である。
【図5】 スライド型枠の移動を示す工程図である。
【図6】 スライド型枠の移動を示す工程図である。
【図7】 スライド型枠の移動を示す工程図である。
【図8】 スライド型枠の移動を示す工程図である。
【図9】 スライド型枠の移動を示す工程図である。
【図10】 スライド型枠の移動を示す工程図である。
K スライド型枠 Y 屋根 D ダム R レール T 吊り装置 10 骨組み 15 移動フレーム 17 吊り索 30 コンベア装置 40 揚重設備
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 美幸 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 村田 裕邦 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 施工すべきダムの高さ方向およびダム軸
方向に移動できる移動装置付きのスライド型枠を用いて
コンクリートダムを施工するダムの施工方法において、
前記スライド型枠に、このスライド型枠で囲まれるコン
クリートの打設領域を被う屋根を支持させると共に、こ
の屋根の骨組に対し、前記コンクリートの打設領域内に
その打設領域外からコンクリートを搬入するためのコン
ベア装置を支持させ、前記スライド型枠を移動させるこ
とにより前記コンベア装置を屋根と共に移動させつつ施
工することを特徴とするダムの施工方法。 - 【請求項2】 前記コンベア装置の一端側を前記屋根内
に位置させ、他端側を、ダム軸方向の前記コンクリート
の打設領域以外の部分へ位置させ、この他端側に、その
コンベア装置へコンクリートを供給するための荷受けホ
ッパを配置したことを特徴とする、請求項1記載のダム
の施工方法。 - 【請求項3】 前記荷受けホッパに、前記コンベア装置
の移動に追従させるための移動手段を設けたことを特徴
とする、請求項2記載のダムの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26827794A JPH08105032A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | ダムの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26827794A JPH08105032A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | ダムの施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08105032A true JPH08105032A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17456325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26827794A Pending JPH08105032A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | ダムの施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08105032A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014152542A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Taisei Corp | 自動シート敷設台車 |
| CN112982107A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-06-18 | 山西省工业设备安装集团有限公司 | 一种高性能可拆解分装式混凝土铺装用自动覆膜养护设备 |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP26827794A patent/JPH08105032A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014152542A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Taisei Corp | 自動シート敷設台車 |
| CN112982107A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-06-18 | 山西省工业设备安装集团有限公司 | 一种高性能可拆解分装式混凝土铺装用自动覆膜养护设备 |
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