JPH08211865A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JPH08211865A
JPH08211865A JP7277640A JP27764095A JPH08211865A JP H08211865 A JPH08211865 A JP H08211865A JP 7277640 A JP7277640 A JP 7277640A JP 27764095 A JP27764095 A JP 27764095A JP H08211865 A JPH08211865 A JP H08211865A
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Takuya Nakada
卓也 中田
Yasushi Kurakake
靖 鞍掛
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Abstract

(57)【要約】 【目的】指定された伴奏スタイルデータがない場合で
も、他の類似したスタイルデータで代用することができ
る自動演奏装置を提供する。 【構成】複数の伴奏スタイルデータを他機種と統一され
たスタイルナンバを付してスタイルデータメモリに記憶
する。一方、このスタイルデータメモリに記憶していな
いスタイルナンバのスタイルデータが指定されたとき、
該スタイルデータメモリに記憶しているスタイルデータ
のうちどのスタイルデータで代用するかを代用テーブル
に記憶する。自動演奏データ(ソングデータ)がスタイ
ルデータを指定したとき、そのスタイルデータがスタイ
ルデータメモリに記憶されているか否かをサーチし、記
憶されている場合にはそのスタイルデータを読み出して
伴奏の自動演奏を実行し、記憶されていない場合には、
上記代用テーブルを検索して代用すべきスタイルデータ
を読み出し、そのスタイルデータで伴奏の自動演奏を実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伴奏パターンな
どの自動演奏データを複数種類記憶し、指定によってそ
のいずれかを読み出して自動演奏を実行する自動演奏装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動演奏装置は、複数の自動演奏
スタイルデータに対して番号を付し、スタイルナンバに
よって指定された伴奏パターンデータを読み出して自動
演奏をするようにしていた。
【0003】自動演奏時に使用される伴奏パターンを複
数種類本体内に記憶した自動演奏装置が実用化されてい
る。このような自動演奏装置に使用されるソングデータ
は、メロディのシーケンスデータおよび伴奏パターンの
指定データからなっており、自動演奏装置は、ソングデ
ータから伴奏パターンの指定データを読み出したときは
その伴奏パターンを自動演奏するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような自動演奏装
置において、他の自動演奏装置で作成されたソングデー
タで自動演奏を行う場合、ソングデータ中に自己の記憶
していない伴奏パターンを指定する指定データが含まれ
ている場合がある。また、ソングデータとは別にMID
Iケーブルなどを介して外部装置から伴奏パターンが指
定された場合にも自己の記憶していない伴奏パターンが
指定される場合がある。従来の自動演奏装置では、この
ような場合、他の伴奏パターンを選択する機能がなかっ
たため、伴奏の自動演奏をさせることが全くできなかっ
た。
【0005】また、伴奏パターンの指定データを含まな
いソングデータの場合には、任意の伴奏パターンデータ
を組み合わせて同時に再生することができるが、全く任
意に組み合わせ可能とすると、音楽的に調和しない組み
合わせになり自動演奏が旨く行かない可能性があった。
【0006】また、自動演奏するソングデータが特定し
ていない場合には、ソングデータを検索し、さらに伴奏
パターンを検索するが、従来はソングデータや伴奏パタ
ーンデータの名称や番号を指定することによって選択し
ていたので、ユーザは選択すべき対称がどのような内容
のものかを知っていなければ、ソングデータや伴奏パタ
ーンデータを選択することができなかった。
【0007】この発明は、指定された演奏データが記憶
されていない場合でも、他の類似した演奏データで代用
して自動演奏を実行することができる自動演奏装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、自動演奏のシーケンスデータである演奏データを
複数種類記憶する演奏データ記憶手段と、自動演奏する
演奏データを指定する演奏データ指定手段と、指定され
た演奏データを前記演奏データ記憶手段から読み出して
自動演奏を実行する自動演奏手段とを備えた自動演奏装
置であって、前記演奏データ指定手段が前記演奏データ
記憶手段に記憶されていない演奏データを指定したと
き、該演奏データ記憶手段に記憶されている他の演奏デ
ータを代用して前記自動演奏手段を実行させる代用手段
を備えたことを特徴とする。
【0009】この出願の請求項2の発明は、前記代用手
段を、前記指定された演奏データに代用すべき演奏デー
タを記憶した代用テーブルと、前記演奏データ記憶手段
に記憶されていない演奏データが指定されたとき該代用
テーブルを検索して代用すべき演奏データを割り出す手
段とで構成したことを特徴とする。
【0010】この出願の請求項3の発明は、前記代用手
段を、前記演奏データ記憶手段に記憶されていない演奏
データが指定されたとき、該演奏データ記憶手段を検索
して前記指定された演奏データと一定の関係にある演奏
データを代用すべき演奏データとして抽出する手段で構
成したことを特徴とする。
【0011】この出願の請求項4の発明は、前記演奏デ
ータ記憶手段を、一定の関係にある演奏データ毎にグル
ープ化して各グループ別に第1の指定情報を付して記憶
し、さらに各グループ内において各演奏データ毎に個別
の第2の指定情報を付して記憶して構成し、前記代用手
段を、前記演奏データ記憶手段に記憶されていない演奏
データが指定されたとき、指定された演奏データと第1
の指定情報が同一で第2の指定情報が異なるものを代用
すべき演奏データとして抽出する手段で構成したことを
特徴とする。
【0012】この出願の請求項5の発明は、前記指定さ
れた演奏データと少なくとも音楽のジャンルが同一また
は類似した演奏データを前記一定の関係にある演奏デー
タとしたことを特徴とする。
【0013】この出願の請求項6の発明は、前記指定さ
れた演奏データと少なくとも拍子が同一の演奏データを
前記一定の関係にある演奏データとしたことを特徴とす
る。
【0014】この出願の請求項7の発明は、前記指定さ
れた演奏データとさらにビートが同一の演奏データを前
記一定の関係にある演奏データとしたことを特徴とす
る。
【0015】この出願の請求項8の発明は、記憶された
自動演奏データの特徴を表す特徴データを含む第1の自
動演奏データを記憶した第1記憶手段と、記憶された自
動演奏データの特徴を表す特徴データを含む第2の自動
演奏データを複数記憶した第2記憶手段と、第1の自動
演奏データに含まれる特徴データと一致または類似する
特徴データを有する第2の自動演奏データ検索する検索
手段と、第1の自動演奏データと検索された第2の自動
演奏データとを並行して再生する再生手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0016】この出願の請求項9の発明は、記憶された
自動演奏データのジャンル、拍子、ビートの少なくとも
1つを表すデータを含む自動演奏データを複数記憶した
記憶手段と、ジャンル、拍子、ビートの少なくとも1つ
を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された
ジャンル、拍子、ビートの少なくとも1つを検索条件と
して、検索条件に一致または類似した自動演奏データを
検索する検索手段と、を備えたことを特徴とする。
【0017】この発明の自動演奏装置は、演奏データ記
憶手段に複数の演奏データを記憶しており、演奏データ
指定手段によって指定された演奏データを前記演奏デー
タ記憶手段から読み出して自動演奏を実行する。この場
合において、前記演奏データ指定手段が前記演奏データ
記憶手段に記憶されていない演奏データを指定したと
き、演奏データ記憶手段に記憶されている演奏データの
なかから適当なものを代用して自動演奏を実行する。こ
れにより、指定された演奏データがない場合でも演奏で
きなくなることがない。
【0018】この代用する演奏データの選択方式として
は、代用すべき演奏データを代用テーブルに記憶し、演
奏データ記憶手段に記憶されていない演奏データが指定
されたとき該代用テーブルを検索して代用すべき演奏デ
ータを割り出す方式や、演奏データ記憶手段に記憶され
ていない演奏データが指定されたとき演奏データ記憶手
段を検索して前記指定された演奏データとジャンルが同
一,類似、拍子が同一、ビートが同一などの一定の関係
にある演奏データを代用すべき演奏データとして抽出す
る方式などがある。このようにすることにより、他の演
奏データを代用しても近い雰囲気で自動演奏が可能にな
る。
【0019】また、演奏データ記憶手段内で、ジャンル
が同一,類似、拍子が同一、ビートが同一などの一定の
関係にある演奏データを予めグループ化して記憶してお
くようにすることもできる。この場合には、演奏データ
記憶手段に記憶されていない演奏データが指定されたと
きその指定された演奏データが属すべきグループの他の
演奏データを代用データとして抽出することによって近
い雰囲気の自動演奏が可能になる。
【0020】また、この発明の自動演奏装置は、第1の
記憶手段と第2の記憶手段のそれぞれに特徴データを含
む自動演奏データを記憶している。そして、第1の記憶
手段に記憶されている自動演奏データに含まれる特徴デ
ータと一致または類似する自動演奏データを第2の記憶
手段のなかから検索し、第1の記憶手段の自動演奏デー
タと第2の記憶手段の検索された自動演奏データとを並
行して再生する。これにより、第1の記憶手段の自動演
奏データと、第2の記憶手段の自動演奏データとが音楽
的にマッチした演奏が可能になる。
【0021】また、この発明の自動演奏装置は、自動演
奏データ中に演奏のジャンル、拍子、ビートの少なくと
も1つを表す情報を有しており、検索条件として、ジャ
ンル、拍子、ビートの少なくとも1つを指定して、検索
条件に一致または類似する自動演奏データを検索するよ
うにしている。これにより、ユーザが選択したい自動演
奏データを、ジャンル、拍子、ビートといった漠然とし
た条件により指定することができ、選択の自由度を広げ
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態である
自動演奏機能を備えた電子楽器のブロック図である。こ
の電子楽器は鍵盤17を備えており、演奏者が自ら演奏
して楽音を発することもできるが、楽曲の自動演奏デー
タであるソングデータを記憶したフロッピィディスクを
フロッピィディスクドライブ13にセットし、このソン
グデータを読み出すことによって自動演奏をすることも
できる。ソングデータは図2(A)に示すように各種の
イベントデータとイベント間の時間間隔を示すデルタタ
イムデータとを交互に記憶したシーケンスデータであ
る。ソングデータ中のイベントデータはメロディの発音
/消音等を制御するメロディデータと伴奏のパターンデ
ータであるスタイルデータを指定するデータからなって
いる。スタイルデータは同電子楽器のROM(スタイル
メモリ)に記憶されている。スタイルデータは、数小節
単位の伴奏パターンを記憶したシーケンスデータであ
る。この電子楽器はソングデータの自動演奏中にスタイ
ルデータを指定するデータを読み出すと、その指定に従
ってスタイルデータを読み出して伴奏の自動演奏を実行
する。
【0023】図1において、制御部であるCPU10に
はバスを介してROM11,RAM12,フロッピィデ
ィスクドライブ13,MIDIインタフェース14,タ
イマ15,鍵盤検出回路16,スイッチ検出回路18,
表示回路20,音源回路21が接続されている。ROM
11は、この電子楽器の動作を制御する制御プログラム
を記憶したプログラムメモリと上述のスタイルデータお
よび後述の代用テーブルを記憶したスタイルデータメモ
リからなっている。RAM12にはフロッピィディスク
から自動演奏データが読み込まれるとともに、演奏中に
発生する種々のデータを一時記憶するレジスタが設定さ
れる。フロッピィディスクドライブ13にはソングデー
タなどを記憶したフロッピィディスクがセットされる。
MIDIインタフェース14には他のMIDI機器が接
続され、該他のMIDI機器から入力される自動演奏用
のMIDIデータやスタイルデータを指定するMIDI
データなどを受信する。タイマ15はCPU10に一定
時間毎に割込をかけるための回路であり、割込の間隔は
ソングデータやスタイルデータに含まれるテンポデータ
によって決定される。
【0024】鍵盤検出回路16には鍵盤17が接続され
ている。鍵盤17は5オクターブ程度の音域を有するも
のであり、各鍵のオン/オフを検出する鍵オンスイッチ
のほか、各鍵のイニシャルタッチ強度やアフタタッチ強
度を検出するためのセンサを備えている。これら鍵オン
スイッチのオン/オフやセンサの検出値は鍵盤検出回路
16を介してCPU10に読み取られる。スイッチ検出
回路18には各種のスイッチ群19が接続されている。
スイッチ群19は例えば、プレイモード(演奏者が自分
で鍵盤17を操作して演奏するモード)や自動演奏モー
ド(ソングデータを読み出して自動演奏するモード)な
どのモードを選択するモード選択スイッチや、プレイモ
ード時の音色を選択するための音色選択スイッチなどが
設けられている。これらのスイッチのオン/オフはスイ
ッチ検出回路18が検出し、この検出内容はCPU10
によって読み取られる。表示回路20は現在選択されて
いる音色名や自動演奏中には演奏している曲名などの内
容が表示される。音源回路21はCPU10から入力さ
れる発音データに基づいて楽音信号を発生する。この音
源回路21は音程を有しメロディや和音を演奏できる管
弦打楽器等の楽音のほか音程のないリズム音を発生する
こともできる。音程のある楽音を発生するためにCPU
10から音源回路21に入力される発音データは、ノー
トオン信号,音高指定データ,チャンネル指定データな
どである。また、音程のない楽音を発生するためにCP
U10から音源回路21に入力される発音データは、ノ
ートオン信号,リズム楽音指定データ,チャンネル指定
データなどである。この楽音信号はサウンドシステム2
2に入力される。サウンドシステム22はこの楽音信号
に対して種々の効果を付与したのち、増幅してスピーカ
などへ出力する。
【0025】図2(A)は前記フロッピィディスクなど
に記憶されているソングデータの概略構成を示す図であ
る。ソングデータの先頭にはヘッダ部が形成されてい
る。ヘッダ部には、このソングデータの曲名,演奏時
間,演奏テンポ,1〜16の各チャンネルの音色などの
データのほか、このソングデータの発表年月日、制作さ
れた国を示す国情報、ソングのジャンル、ソングの拍
子、ビート、メロディを担当する主たる楽器種類、ソン
グを歌う歌手の性別、ソングの作曲者、作詞者、編曲
者、演奏者または歌手/グループ名、ソングデータの作
成者等のデータが書き込まれている。なお、ソングのジ
ャンル音楽の種類を示す名称であり、ロック,ポップ
ス,ジャズ,ラテンなどがある。また、拍子とは、1小
節内の拍数を示すものであり、3拍子,4拍子などが一
般的である。また、ビートとは、1小節に何回リズムを
叩くかの回数であり、4拍子系の曲の場合には4ビー
ト,8ビート,16ビートなどが一般的である。また、
シャッフル,スイングなどもビートの一種である。メロ
ディを担当する主たる楽器種類は、メロディパートを演
奏する楽器音色を示すデータであり、例えばピアノ曲,
ギター曲というように、楽器を指定して曲を検索するた
めなどに用いられる。ソングを歌う歌手の性別は、男性
ソロ,女性ソロ,男女デュエット,男性複数,女性複
数,歌無しなどのデータであり、ソングデータをカラオ
ケ伴奏などに用いる場合にこれらの性別を利用して曲の
検索が可能になる。
【0026】シーケンスデータの本体は、上述したよう
に、デルタタイムデータとイベントデータが交互に書き
込まれる構成になっている。デルタタイムデータは、そ
のデルタタイムデータの直前のイベントデータと直後の
イベントデータとの時間的間隔を示すデータであり、そ
の長さがタイマ15のクロック数で表現されている。イ
ベントデータは、ノートイベント(ノートオン,ノート
オフ)、音量イベント,ピッチベンドイベントなどのそ
の他演奏イベント、コード(和音)指定イベント、バン
クナンバ指定イベント,スタイルナンバ指定イベント,
セクションナンバ指定イベントなどのスタイル指定イベ
ントなどからなっている。ノートイベントや他の演奏イ
ベントが読み出されたときはそのイベントデータを音源
回路21などの動作部に送信する。音源回路21は入力
されたデータに基づいて楽音信号の形成動作を制御す
る。コード指定イベントデータが読み出されたときは、
そのコード指定データに含まれるルートデータとタイプ
データをそれぞれレジスタROOT,TYPEに記憶す
る。このコード指定データはスタイルデータの自動演奏
時にコード音の決定やベース音の音高シフトの基準とし
て使用される。
【0027】ここで、スタイルデータメモリは複数のバ
ンクで構成され、同図(B)および図3に示すように各
バンクにそれぞれ複数(図3においては1〜100)の
スタイルデータが記憶されている。したがって、バンク
ナンバおよびスタイルナンバを指定することによって1
つのスタイルデータを指定することができる。また、各
スタイルデータは4つのセクションデータからなってい
るため実際に演奏する場合には、バンクナンバ,スタイ
ルナンバに加えてセクションナンバを指定することによ
り伴奏の自動演奏に使用するシーケンスデータを1つ指
定することができる。
【0028】同図(B)において、スタイルデータはヘ
ッダおよびメイン,フィルイン,イントロ,エンディン
グの4つのセクションデータで構成されている。ヘッダ
には、このスタイルデータの名称,ジャンル,拍子,ビ
ートなどこのスタイルデータの種類を示すデータが書き
込まれている。ジャンルとは音楽の種類を示す名称であ
り、ロック,ポップス,ジャズ,ラテンなどがある。ま
た、拍子は1小節内の拍数を示すものであり、3拍子,
4拍子などが一般的である。また、ビートとは1小節に
何回リズムを叩くかの回数であり、4拍子系の曲の場合
には4ビート,8ビート,16ビートなどが一般的であ
る。スタイルデータのうちでジャンルが同一,類似で且
つ拍子が同一のスタイルデータは互いに類似したスタイ
ルデータということができる。
【0029】各セクションデータは数小節分の伴奏パタ
ーンで構成されている。伴奏パターンは、同図右側に示
すようにシーケンスデータであり、イベントデータとし
てリズム音,ベース音,コード音を発生するためのデー
タが書き込まれている。ベース音,コード音は全てCM
7(ハ長調の長7度和音)のコードが指定されたときの
音高で記載されているため、実際に発音するときにはそ
のとき指定されているROOT,TYPEに基づいてこ
れを修正・シフトしたデータを音源回路21に送信す
る。メインセクションデータは曲の演奏中の通常の伴奏
に用いられるスタイルデータである。フィルインセクシ
ョンデータは、曲のフレーズの切れ目にメインセクショ
ンデータに挿入されるデータである。イントロデータは
曲の最初に演奏されるスタイルデータである。エンディ
ングデータは曲の終了時に演奏されるスタイルデータで
ある。このうち、メインスタイルデータは何度も繰り返
して演奏されるため、データの末尾と先頭とがつながり
やすいように構成されている。なお、各セクションデー
タのセクションナンバは、メインデータ:1、フィルイ
ンデータ:2、イントロデータ:3、エンディングデー
タ:4である。
【0030】図3はスタイルデータメモリにおけるスタ
イルデータとスタイルナンバの対応を示す図である。こ
の図はバンク1のみを示している。自動演奏装置や自動
演奏機能を備えた電子楽器には、スタイルデータが記憶
されるが、同図に示したスタイルデータの全てが記憶さ
れるとは限らず、その一部のみが記憶される場合が多
い。しかし、その場合でも、スタイルデータの内容(名
称)とスタイルナンバの対応はこの図と同様であり、同
一のバンクナンバ,スタイルナンバであれば、どの自動
演奏装置,自動演奏機能を備えた電子楽器でも同一のス
タイルデータが指定されるようにする。
【0031】なお、各スタイルデータはジャンル別に記
憶されている。この図におけるDance, Ballad, Rock &
Pop, Rhythm & Blues, Hard Rock, Rock & Roll, Jazz,
Latin, Reggae, World がジャンル名である。このう
ち、例えば、Rock & Pop, HardRock, Rock & Rollが互
いに類似し、Rhythm & BluesとRock & Roll が互いに類
似し、Latin とReggaeが互いに類似しているといえる。
【0032】図4は前記スタイルデータメモリに記憶さ
れる代用テーブルの構成を示す図である。代用テーブル
には、該スタイルデータメモリに記憶していないスタイ
ルデータが指定された場合に、そのスタイルデータ(指
定スタイル)に代えて伴奏に用いるスタイルデータ(代
用スタイル)が対応して記憶されている。なお、指定ス
タイル,代用スタイルともにバンクナンバとスタイルナ
ンバで記憶されている。代用スタイルとしては、ジャン
ルが同一または類似、かつ、拍子が同一、さらに好まし
くはビートが同一のスタイルが選択される。代用スタイ
ルは、必ずスタイルデータメモリに記憶しているスタイ
ルデータが指定されるため代用スタイルの記憶エリアは
1つでもよいが、演奏に変化を与えるためこの実施形態
では代用スタイルを複数記憶するようにしている。実際
に用いる代用スタイルは、このなかからランダムに選択
してもよく、直前に演奏されていたスタイルデータとの
相性を考慮して選択するようにしてもよい。
【0033】上記のようにこの実施形態では代用テーブ
ルをスタイルデータメモリに予め記憶しているが、代用
テーブルをソングデータとともにフロッピィディスクか
ら与えられるようにしてもよく、また、ソングデータと
は別に他の装置からMIDIインタフェースなどを介し
て与えられるようにしてもよい。代用テーブルを外部か
ら与える場合には、この電子楽器がどのようなスタイル
データを内蔵しているかが不明であるため、全てのスタ
イルデータ(指定スタイル)に対する代用スタイルが記
載され、且つ、各指定スタイルに対する代用スタイルが
それぞれ複数記載された代用テーブルを用いる。電子楽
器では、スタイルデータメモリに内蔵してないスタイル
データが指定されたとき、自己が内蔵しているスタイル
データのなかで代用テーブルの最も高い優先順位に記載
されているものを選択する。
【0034】図5〜図10を参照して同電子楽器の自動
演奏動作について説明する。プレイモード(鍵盤17を
操作して演奏者が演奏するモード)の動作は従来より周
知であるため説明を省略する。
【0035】図5はシーケンス再生動作を示すフローチ
ャートである。この動作はソングデータの自動演奏動作
がスタートしたのち一定時間毎に行われるタイマ15の
割り込みによって実行される動作である。なお、ソング
データは、自動演奏の開始時にフロッピィディスクから
RAM12のソングデータファイルに読み込まれる。ま
ずダウンカウントレジスタTIME1が0であるか否か
を判断する。このダウンカウントレジスタTIME1
は、ソングデータのデルタタイムデータの値を読み込ん
でこのタイマ割込動作毎にダウンカウントするレジスタ
である。TIME1が0でない場合にはまだ次のシーケ
ンスデータの読出タイミングではないためTIME1か
ら1を減算して(n2)、リターンする。
【0036】n1でTIME1=0であった場合には、
次のシーケンスデータの読み出しタイミングであるため
n3以下の動作に進む。n3ではRAM12のソングデ
ータファイルから次のシーケンスデータを読み出し、そ
のデータがデルタタイムデータであるかイベントデータ
であるかを判断する(n4)。イベントデータである場
合には、図6,図7に示すイベント対応処理を実行する
(n5)。実行ののちn3に戻る。デルタタイムデータ
の場合にはそのデータをTIME1にセットし(n
6)、そのデータが0タイムデータであるか否かを判断
する(n7)。0タイムデータであれば連続してイベン
トデータの読み出しを行うためn3に戻る。0タイムデ
ータでない場合にはn7の判断ののちTIME1から1
を減算して(n2)リターンする。
【0037】図6,図7は上記n5におけるイベント対
応処理を示すフローチャートである。このイベント対応
処理はソングデータから読み出される全てのイベントデ
ータに対応する処理を含んでいる。
【0038】図6(A)はノートイベントデータが読み
出された場合の動作を示している。ノートイベントデー
タが読み出されると、そのデータがノートオンイベント
データであるかノートオフイベントデータであるかを判
断する(n10)。ノートオンイベントデータの場合に
は、このノートオンイベントデータに含まれるチャンネ
ルナンバ,ノートナンバ,ベロシティデータなどを音源
回路21に送信して発音処理を実行する(n11)。一
方、ノートオフイベントデータであった場合には、対応
する発音チャンネルの消音データを音源回路21に送信
して消音処理を実行する(n12)。
【0039】同図(B)はその他演奏イベント処理を示
すフローチャートである。その他演奏イベントとは、例
えば、ピッチベンドデータ,音量調整イベント,テンポ
チェンジイベントなどである。このような演奏イベント
データが読み出された場合には、音源回路21やタイマ
15などの対応する動作部にそのデータを出力する(n
13)。
【0040】同図(C)はエンドデータが読み出された
場合の処理を示すフローチャートである。エンドデータ
が読み出された場合には、この自動演奏により発音して
いる全ての音源チャンネルに対して発音の停止を指示す
るとともに、図5および後述する図9のタイマ割込処理
を非動作状態にする(n14)。これにより、ソングデ
ータ,スタイルデータに基づく楽音は全て消音され自動
演奏が終了する。
【0041】同図(D)はコードデータが読み出された
場合の処理を示すフローチャートである。コードデータ
はルートデータおよびタイプデータからなっているが、
このうちルートデータをROOTレジスタにセットし、
タイプデータをTYPEレジスタにセットする(n1
5)。なお、ROOT,TYPEは自動演奏のスタート
時にリセットされる。
【0042】図7はスタイルデータを指定するイベント
データが読み出されたときの動作を示している。同図
(A)はバンクナンバ指定イベントによりバンクナンバ
が指定された場合の動作を示している。バンクナンバが
指定されると、このバンクナンバを新バンクナンバレジ
スタNBANKにセットして(n20)リターンする。
この新バンクナンバNBANKは、次にスタイルナンバ
が新たに指定されたとき指定バンクナンバBANKとし
てセットされる。
【0043】同図(B)はスタイルナンバ指定イベント
によりスタイルナンバが指定された場合の動作を示すフ
ローチャートである。スタイルナンバが指定されると、
このスタイルナンバを新スタイルナンバレジスタNST
YLEにセットする(n21)。次に、新たなスタイル
ナンバNSTYLEおよびバンクナンバNBANKで指
定されるスタイルデータがスタイルデータメモリに記憶
されているか否かを判断する(n22)。該当のスタイ
ルデータが記憶されている場合には新スタイルナンバN
STYLEおよび新バンクナンバNBANKを指定スタ
イルナンバレジスタSTYLE,指定バンクナンバレジ
スタBANKにセットするとともに(n23)、STY
LE,BANKで指定されるスタイルデータ中のセクシ
ョンナンバSECTIONで指定されるセクションデー
タによる伴奏の自動演奏を開始する(n24)。すなわ
ち、現在の自動演奏の進度に合わせて該セクションデー
タの読み出しポインタをセットするとともに、スタイル
データのダウンカウントレジスタTIME2につぎのシ
ーケンスデータ読出タイミングまでのクロック数をセッ
トする。こののち、リターンする。
【0044】一方、NSTYLEおよびNBANKで指
定されるスタイルデータがスタイルデータメモリに記憶
されていない場合にはスタイル代用処理(n25)を実
行する。スタイル代用処理の詳細は後述する。
【0045】同図(C)はセクションナンバ指定イベン
トによりセクションナンバが指定された場合の動作を示
すフローチャートである。セクションナンバが指定され
ると、このセクションナンバをセクションナンバレジス
タSECTIONにセットし(n26)、STYLE,
BANKで指定されているスタイルデータの該セクショ
ンナンバSECTIONで指定されるセクションデータ
による伴奏の自動演奏を開始する(n27)。すなわ
ち、現在の自動演奏の進度に合わせて該セクションデー
タの読み出しポインタをセットするとともに、スタイル
データのダウンカウントレジスタTIME2につぎのシ
ーケンスデータ読出タイミングまでのクロック数をセッ
トする。こののちリターンする。
【0046】図8はスタイル代用処理を示すフローチャ
ートである。NSTYLEおよびNBANKで指定され
るスタイルデータを指定スタイルとして代用テーブル
(図4参照)を参照し、スタイルデータメモリ中から代
用可能なスタイルをサーチする(n30)。代用テーブ
ルで代用スタイルを発見した場合にはn31からn32
に進む。このn31では、指定スタイルに関するレコー
ドがない場合、および、代用スタイルのスタイルデータ
をこのスタイルデータメモリに記憶していない場合にN
Oと判断してそのままリターンする。この場合には、S
TYLE,BANKとも書き換えられることなく図7
(B)のスタイルナンバ指定イベント対応処理を抜ける
ことになり、それまでのスタイルで演奏が継続すること
になる。
【0047】n32ではサーチ結果により抽出された代
用スタイルのバンクナンバおよびスタイルナンバをBA
NK,STYLEに書き込み(n32)、STYLE,
BANKで指定されているスタイルデータの該セクショ
ンナンバSECTIONで指定されるセクションデータ
による伴奏の自動演奏を開始する(n33)。すなわ
ち、現在の自動演奏の進度に合わせて該セクションデー
タの読み出しポインタをセットするとともに、スタイル
データのダウンカウントレジスタTIME2につぎのシ
ーケンスデータ読出タイミングまでのクロック数をセッ
トする。こののちリターンする。なお、代用テーブルの
サーチにおいて、複数の代用スタイルが選択可能であっ
た場合には、そのなかで最も優先順位の高いものを選択
するようにしてもよく、ランダムに選択するようにして
もよい。
【0048】図9は、スタイル再生処理を示すフローチ
ャートである。この動作はソングデータのシーケンス再
生動作(図5)と平行して同一のタイマ割込時に実行さ
れる動作である。まずダウンカウントレジスタTIME
2が0であるか否かを判断する(n41)。このダウン
カウントレジスタTIME2は、セクションデータから
デルタタイムデータの値を読み込んでこのタイマ割込動
作毎にダウンカウントするレジスタである。TIME2
が0でない場合にはまだ次のシーケンスデータの読出タ
イミングではないためTIME2から1を減算して(n
42)、リターンする。
【0049】n41でTIME2=0であった場合に
は、次のシーケンスデータの読み出しタイミングである
ためn43以下の動作に進む。n43では対応するセク
ションデータから次のシーケンスデータを読み出し、そ
のデータがデルタタイムデータであるかイベントデータ
であるかを判断する(n44)。イベントデータである
場合には、図10に示すイベント対応処理を実行する
(n45)。実行ののちn43に戻る。デルタタイムデ
ータの場合にはそのデータをTIME2にセットし(n
46)、そのデータが0タイムデータであるか否かを判
断する(n47)。0タイムデータであれば連続してイ
ベントデータの読み出しを行うためn43に戻る。0タ
イムデータでない場合にはn47の判断ののち、TIM
E2から1を減算して(n42)リターンする。
【0050】図10(A)はノートイベントデータが読
み出された場合の動作を示している。ノートイベントデ
ータが読み出されると、そのデータがノートオンイベン
トデータであるかノートオフイベントデータであるかを
判断する(n50)。ノートオンイベントデータの場合
には、このノートオンイベントデータがリズムパートの
データであるか非リズムパートのデータであるかを判断
する(n51)。この判断はノートイベントデータに含
まれるチャンネルナンバに基づいてなされる。リズムパ
ートの場合には、このノートオンイベントデータに含ま
れるチャンネルナンバ,ノートナンバ(リズム音の種類
を示すデータ),ベロシティデータなどを音源回路21
に送信して発音処理を実行する(n53)。一方、非リ
ズムパートのデータの場合には、音高をそのとき指定さ
れているコード(ROOT,TYPE)に合わせて修正
したのち(n52)、そのチャンネルナンバ,ノートナ
ンバ,ベロシティデータなどを音源回路21に送信して
発音処理を実行する(n53)。また、ノートオフイベ
ントデータであった場合には、対応する発音チャンネル
の消音データを音源回路21に送信して消音処理を実行
する(n54)。
【0051】同図(B)はその他演奏イベント処理を示
すフローチャートである。その他演奏イベントとは、例
えば、ピッチベンドデータ,音量調整イベント,テンポ
チェンジイベントなどである。このような演奏イベント
データが読み出された場合には、音源回路21やタイマ
15などの対応する動作部にそのデータを出力する(n
56)。
【0052】同図(C)はエンドデータが読み出された
場合の処理を示すフローチャートである。セクションデ
ータにおいてエンドデータは演奏の終了ではなくセクシ
ョンデータの末尾を意味するため、エンドデータが読み
出された場合には、読出ポインタを該セクションデータ
の先頭に移してこのセクションデータを繰り返し読み出
すことができるようにする(n57)。
【0053】以上の動作により、ソングデータで指定さ
れたスタイルデータがこの電子楽器に記憶されていなか
ったとき、代用テーブルに基づいて代用可能なスタイル
データが選択され、そのスタイルデータに基づいて伴奏
の自動演奏が実行される。なお、この実施形態では代用
テーブル(図4)をスタイルデータ単位で記載し、スタ
イル代用処理(図8)をスタイルナンバが指定されたと
きに実行するようにしているが、代用テーブルをセクシ
ョンデータ単位で記載し、記憶していないセクションデ
ータが指定される毎にそのセクションデータに最も類似
した他のセクションデータを代用するようにしてもよ
い。また、代用テーブルをユーザが書き換え追加できる
ようにしてもよい。
【0054】ここで、代用スタイルを選択する方式は上
記図4の代用テーブル,図8のスタイル代用処理に示し
た方式以外にも種々の方式を採用することができる。以
下図11および図12に代用スタイル選択動作の第2,
第3の実施形態を示す。
【0055】図11はスタイル代用処理の第2の実施形
態を示すフローチャートである。この実施形態では、代
用テーブルを用いず、NBANK,NSTYLEで指定
されるスタイルデータ(指定スタイル)に類似するスタ
イルデータをスタイルデータメモリから選びだしてそれ
を代用スタイルとして用いるようにしている。スタイル
データの類似は、ジャンル,拍子,ビートに基づいて判
断する。スタイルデータメモリに記憶されているスタイ
ルデータの場合、ジャンル,拍子,ビートはそのスタイ
ルデータのヘッダに書き込まれているが、ソングデータ
から指定されるスタイルデータのジャンル,拍子,ビー
トも何らかの方式で認識されるものとする。たとえば、
ソングデータのスタイルナンバ指定イベントにこれらの
データを書き込んでおく方式や、データ本体を記憶して
いるか否かにかかわらず全スタイルデータのジャンル,
拍子,ビートをスタイルデータメモリに記憶しておく方
式などがある。
【0056】まず、指定スタイルと同一ジャンルのスタ
イルデータをスタイルデータメモリからサーチする(n
60)。同一ジャンルのスタイルデータがサーチされた
場合には(n61)、サーチされたスタイルデータのな
かから指定スタイルと同一拍子のスタイルデータをサー
チする(n64)。このサーチにより同一拍子のデータ
がある場合にはサーチされたスタイルデータのなかから
同一ビートのスタイルデータがあるか否かをサーチする
(n66)。同一のビートのスタイルデータがあればそ
のスタイルデータを代用スタイルデータとして選択する
(n67,n68)。該当するスタイルデータが複数あ
る場合にはそのうちの一つを選択する(n68)。一
方、同一ビートのスタイルデータがない場合にはn64
でサーチされた同一拍子のスタイルデータのなかから一
つを代用スタイルデータとしてランダムあるいは所定の
規則に従って選択する(n69)。以上の動作で選択さ
れた代用スタイルデータのバンクナンバ,スタイルナン
バをBANK,STYLEにセットする(n70)。こ
ののち、このSTYLE,BANKで指定されるスタイ
ルデータ中のセクションナンバSECTIONで指定さ
れるセクションデータによる伴奏の自動演奏を開始して
(n71)リターンする。すなわち、現在の自動演奏の
進度に合わせて該セクションデータの読み出しポインタ
をセットするとともに、スタイルデータのダウンカウン
トレジスタTIME2につぎのシーケンスデータ読出タ
イミングまでのクロック数をセットする。このようにこ
の実施形態では代用テーブルを持たずスタイルデータの
種類を表すデータに基づいて代用スタイルを検索するよ
うにしている。
【0057】一方、n61で指定スタイルと同一ジャン
ルのスタイルデータがない場合には類似するジャンルの
スタイルデータがあるか否かをサーチする(n62)。
類似するジャンルのスタイルデータがある場合にはn6
3からn64に復帰する。類似するジャンルのスタイル
データもない場合には代用できるスタイルデータがない
としてそのままリターンする。また、同一または類似す
るジャンルのスタイルデータがサーチされた場合でも拍
子が同一のものがサーチできなかった場合には、代用で
きないとしてn65の判断でそのままリターンする。し
たがって、それまでのスタイルによる演奏が継続するこ
とになる。
【0058】図12はスタイル代用処理の第3の実施形
態を示す図である。同図(A)は同実施形態に用いられ
るスタイルデータメモリを示す図である。この実施形態
ではスタイルデータをジャンル,拍子,ビートによって
分類し、ジャンル,拍子,ビートが同一のスタイルデー
タを全て同一のスタイルナンバで記憶するようにしてい
る。バンク0には、そのジャンル,拍子,ビートが同一
のスタイルデータのうち最も基本的なスタイルデータを
記憶し、バンク1〜255に同一のスタイルナンバにそ
のバリエーションとなるようなスタイルデータを記憶す
るようにしている。したがって、指定スタイルがない場
合には、同一のスタイルナンバで異なるバンクナンバの
スタイルデータを代用スタイルとして選択することによ
り、類似した適当なスタイルデータを選択することがで
きる。なお、スタイルナンバ238〜255は代用不可
のスタイルデータの記憶エリアである。すなわち、この
範囲のスタイルデータは同一のスタイルナンバでもバン
ク間で代用不可である。他のスタイルデータと代用でき
ないスタイルデータとは、例えば、ユーザが作成したユ
ーザデータや特殊な民族音楽のデータなどである。
【0059】同図(B)はスタイル代用処理を示すフロ
ーチャートである。まず、NBANK,NSTYLEで
指定される指定スタイルがない場合、該スタイルナンバ
NSTYLEが代用可能範囲のナンバであるか否かを判
断する(n80)。代用可能範囲のナンバであれば他の
バンクナンバで同一スタイルナンバのスタイルデータが
記憶されているかをサーチする(n81)。該当するス
タイルデータがサーチされればそのなかから最適なもの
を1つ選択し(n82)、そのバンクナンバをBANK
にセットするとともにNSTYLEをSTYLEにセッ
トする(n83)。こののち、このSTYLE,BAN
Kで指定されるスタイルデータ中のセクションナンバS
ECTIONで指定されるセクションデータによる伴奏
の自動演奏を開始して(n84)リターンする。すなわ
ち、現在の自動演奏の進度に合わせて該セクションデー
タの読み出しポインタをセットするとともに、スタイル
データのダウンカウントレジスタTIME2につぎのシ
ーケンスデータ読出タイミングまでのクロック数をセッ
トする。
【0060】これにより、バンクナンバの切り換えのみ
で類似するスタイルデータを選択することができる。な
お、n83ではバンクナンバBANKを強制的に0にセ
ットするようにしてもよい。この場合には、バリエーシ
ョンスタイルがない場合には基本スタイルで代用すると
いう処理態様となる。また、この実施形態ではスタイル
データをジャンル,拍子,ビートで分類して同一のもの
のみを同一のスタイルナンバに記憶するようにしたが、
スタイルデータをジャンルと拍子で分類して同一のもの
を同一のスタイルナンバに記憶し、さらに、バンクナン
バでそのスタイルデータがどのようなビートであるかを
識別できるようにしてもよい。また、この実施形態にお
いて、スタイルデータメモリを増設するような場合は、
上記のスタイルナンバとスタイルデータの内容との関係
がそれまでのデータと同じになるように増設するように
する。すなわち、同一,類似のジャンルで同一のスタイ
ルデータは同一のスタイルナンバになるようにメモリの
内容を構成する。
【0061】以上の実施形態において、スタイルデータ
の内容とそのスタイルデータに対応するスタイルナンバ
あるいはスタイルナンバおよびバンクナンバを複数の機
種の間で統一しておくと、同じソングデータを異なる機
種で再生した場合であっても同じような雰囲気の曲に再
生することができる。
【0062】上記実施形態ではソングデータ中にスタイ
ルデータを指定するイベントデータが書き込まれていた
が、これ以外にも外部装置からスタイルデータを指定す
るような構成のものに適用することもできる。
【0063】また、上記実施形態では同一,類似のジャ
ンルでなければスタイルデータの代用をしないようにし
たが、最悪の場合ジャンルが同一,類似でなくても拍子
が同一であればスタイルデータを代用するようにしても
よい。
【0064】さらに、上記実施形態では、ソングデータ
の再生時にスタイルナンバなどのスタイルデータを指定
するデータが読み出されたとき、そのスタイルデータを
記憶しているか否かの判断、および、記憶していない場
合には代用するスタイルデータの決定をするようにした
が、ソングデータの再生を開始する前にそのソング中で
選択されるスタイルデータを全て抽出し、その全てにつ
いて予めそのスタイルデータを記憶しているか否かの判
断および代用スタイルの選択を済ませたのち、該ソング
データの再生を開始するようにしてもよい。
【0065】次に、この発明の他の実施態様について説
明する。図13は好適スタイル検索処理を示すフローチ
ャートである。この好適スタイル検索処理においては、
ソングデータのヘッダ部に記憶されているソングのジャ
ンル,拍子,ビートの情報をもとに、該ソングの再生と
並行して再生するのに好適なスタイルデータを検索す
る。すなわち、この実施形態においては、前述したソン
グデータ中に記憶されているスタイル指定データにより
指定されるスタイルデータに代えて、他のスタイルを該
ソングと並行して再生できるようにしている。このと
き、ソングデータのヘッダ部に記憶されているジャン
ル,拍子,ビートを参照し、これと一致または類似する
スタイルを検索し、その中から選択するようになってい
るので、ソングデータとスタイルデータの相性がよい演
奏が可能となる。ソングデータ中にスタイル指定データ
が記憶されていなくても、該ソングに好適なスタイルデ
ータを選択することも可能になる。
【0066】まず、n91でソングデータのヘッダ部を
読み出し、該ソングのジャンル,拍子,ビートの情報を
得る。n92でスタイルメモリに記憶されている各スタ
イルデータのヘッダ部を読み、ソングのジャンル,拍
子,ビートと一致または類似する全てのスタイルを検索
する。そして、n93で、検索された全てのスタイルデ
ータを表示回路20に一覧表示する。一覧表示は、例え
ば、スタイルのバンクナンバ,スタイルナンバ,スタイ
ル名,ジャンル,拍子,ビートなどをリスト表示するこ
とにより行う。この後、ユーザは表示された好適なスタ
イルリストの中から任意のスタイルを選択し、選択した
スタイルをソングと並行して再生する。
【0067】なお、検索された複数のスタイルデータの
中からいずれかをランダムに選択し、ソングデータとと
もに再生するようにしてもよい。
【0068】図14はソング検索処理を示すフローチャ
ートである。このソング検索処理においては、ソングデ
ータのヘッダ部に記憶されているソングのジャンル,拍
子,ビートの情報を検索条件として、該検索条件に合致
するソングデータを検索する。すなわち、多数記憶され
ているソングデータの中から、ユーザの好みにあったソ
ングデータを、ソングのジャンル,拍子,ビートを指定
することによって検索可能となっている。
【0069】n101で検索するソングのジャンル,拍
子,ビートのうちの少なくとも1つを検索条件として指
定する。例えば複数の条件AとBを指定する場合は、A
アンドBまたはAオアBのように検索条件を指定する。
n102でフロッピィディスクに記憶されているソング
データのヘッダを読み、検索条件として指定されたジャ
ンル,拍子,ビートと一致または類似するソングを検索
する。そして、n103で検索された全てのソングデー
タを表示回路20に一覧表示する。なお、検索条件とし
て、ジャンル,拍子,ビート以外の情報、例えば作曲
者,作詞者,歌手名なども合わせて指定するようにして
もよい。
【0070】なお、ソングデータのヘッダ部にソングの
ジャンル,拍子,ビート等の情報を記憶させるようにし
たが、記憶形式はこのような形式に限らない。例えば、
ソングデータをスタンダードMIDIファイル形式で記
憶する場合、トラックチャンク中にメタイベントとして
これらの情報を記憶させるようにしてもよいし、トラッ
クチャンクとは異なるチャンクにこれらの情報を記憶さ
せるようにしてもよい。また、ソングデータが記憶され
たファイルとは異なるファイルにこれらの情報を記憶さ
せ、ファイル名などをソングデータのファイルと一致さ
せることにより、ソングデータとこれらの情報を対応さ
せるようにしてもよい。
【0071】また、ソングデータの検索に限らず、スタ
イルデータの検索に、ジャンル,拍子,ビートの情報を
用いてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、演奏デ
ータ記憶手段に記憶されていない演奏データが指定され
たとき、適当なものを代用して自動演奏手段を実行する
ようにしたことにより、指定された演奏データがない場
合でも自動演奏が全く不可能になる場合がなくなる。
【0073】この場合に、代用すべき演奏データ(代用
データ)を代用テーブルに記憶しておく方式や、演奏デ
ータ記憶手段で指定された演奏データと一定の関係にあ
る類似した演奏データを代用データとして抽出する方式
や、類似する演奏データをグループ化して記憶しこのな
かから代用データを選択するようにすることにより、よ
り的確に代用データを選択することができ、原曲に近い
雰囲気の自動演奏が可能になる。
【0074】また、この発明によれば、第1の演奏デー
タ中に記憶した特徴を表す情報をもとに、第2の演奏デ
ータを検索するので、第1の演奏データと第2の演奏デ
ータとを並行して再生する場合に、音楽的に好ましい演
奏が可能となる。
【0075】また、この発明によれば、演奏データ中に
演奏データのジャンル,拍子,ビートのうちの少なくと
も1つの情報を記憶させることにより、漠然とした条件
での演奏データの検索が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である自動演奏機能を備え
た電子楽器のブロック図
【図2】同電子楽器のソングデータおよびスタイルデー
タのデータフォーマットを示す図
【図3】同電子楽器のスタイルデータメモリの構成を示
す図
【図4】同電子楽器の代用テーブルの構成を示す図
【図5】同電子楽器の動作を示すフローチャート(シー
ケンス再生処理)
【図6】同電子楽器の動作を示すフローチャート(イベ
ント対応処理)
【図7】同電子楽器の動作を示すフローチャート(イベ
ント対応処理)
【図8】同電子楽器の動作を示すフローチャート(スタ
イル代用処理)
【図9】同電子楽器の動作を示すフローチャート(スタ
イル再生処理)
【図10】同電子楽器の動作を示すフローチャート(イ
ベント対応処理)
【図11】スタイル代用処理の第2の実施形態を示す図
【図12】スタイル代用処理の第3の実施形態を示す図
【図13】同電子楽器のさらに他の実施形態の動作を示
すフローチャート
【図14】同電子楽器のさらに他の実施形態の動作を示
すフローチャート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動演奏のシーケンスデータである演奏
    データを複数種類記憶する演奏データ記憶手段と、自動
    演奏する演奏データを指定する演奏データ指定手段と、
    指定された演奏データを前記演奏データ記憶手段から読
    み出して自動演奏を実行する自動演奏手段とを備えた自
    動演奏装置であって、 前記演奏データ指定手段が前記演奏データ記憶手段に記
    憶されていない演奏データを指定したとき、該演奏デー
    タ記憶手段に記憶されている他の演奏データを代用して
    前記自動演奏手段を実行させる代用手段を備えたことを
    特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記代用手段は、前記指定された演奏デ
    ータに代用すべき演奏データを記憶した代用テーブル
    と、前記演奏データ記憶手段に記憶されていない演奏デ
    ータが指定されたとき該代用テーブルを検索して代用す
    べき演奏データを割り出す手段とからなる請求項1に記
    載の自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記代用手段は、前記演奏データ記憶手
    段に記憶されていない演奏データが指定されたとき、該
    演奏データ記憶手段を検索して前記指定された演奏デー
    タと一定の関係にある演奏データを代用すべき演奏デー
    タとして抽出する手段である請求項1に記載の自動演奏
    装置。
  4. 【請求項4】 前記演奏データ記憶手段は、一定の関係
    にある演奏データ毎にグループ化して各グループ別に第
    1の指定情報を付して記憶し、さらに、各グループ内に
    おいて各演奏データ毎に個別の第2の指定情報を付して
    記憶したものであって、 前記代用手段は、前記演奏データ記憶手段に記憶されて
    いない演奏データが指定されたとき、指定された演奏デ
    ータと第1の指定情報が同一で第2の指定情報が異なる
    ものを代用すべき演奏データとして抽出する手段である
    請求項1に記載の自動演奏装置。
  5. 【請求項5】 前記一定の関係にある演奏データは、前
    記指定された演奏データと少なくとも音楽のジャンルが
    同一または類似した演奏データである請求項3または請
    求項4に記載の自動演奏装置。
  6. 【請求項6】 前記一定の関係にある演奏データは、前
    記指定された演奏データと少なくとも拍子が同一の演奏
    データである請求項3または請求項4に記載の自動演奏
    装置。
  7. 【請求項7】 前記一定の関係にある演奏データは、前
    記指定された演奏データとさらにビートが同一の演奏デ
    ータである請求項5または請求項6に記載の自動演奏装
    置。
  8. 【請求項8】 記憶された自動演奏データの特徴を表す
    特徴データを含む第1の自動演奏データを記憶した第1
    記憶手段と、記憶された自動演奏データの特徴を表す特
    徴データを含む第2の自動演奏データを複数記憶した第
    2記憶手段と、第1の自動演奏データに含まれる特徴デ
    ータと一致または類似する特徴データを有する第2の自
    動演奏データ検索する検索手段と、第1の自動演奏デー
    タと検索された第2の自動演奏データとを並行して再生
    する再生手段と、を備えたことを特徴とする自動演奏装
    置。
  9. 【請求項9】 記憶された自動演奏データのジャンル、
    拍子、ビートの少なくとも1つを表すデータを含む自動
    演奏データを複数記憶した記憶手段と、ジャンル、拍
    子、ビートの少なくとも1つを指定する指定手段と、前
    記指定手段により指定されたジャンル、拍子、ビートの
    少なくとも1つを検索条件として、検索条件に一致また
    は類似した自動演奏データを検索する検索手段と、を備
    えたことを特徴とする自動演奏装置。
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