JPH08212260A - 運賃精算装置の時刻校正機能を有するタクシーの営業管理システム及び運賃精算装置の時刻校正方法並びにramカード - Google Patents

運賃精算装置の時刻校正機能を有するタクシーの営業管理システム及び運賃精算装置の時刻校正方法並びにramカード

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JPH08212260A
JPH08212260A JP1596995A JP1596995A JPH08212260A JP H08212260 A JPH08212260 A JP H08212260A JP 1596995 A JP1596995 A JP 1596995A JP 1596995 A JP1596995 A JP 1596995A JP H08212260 A JPH08212260 A JP H08212260A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運賃精算装置とデータ収集装置間のデータ授
受をケーブルを用いることなく行うことを可能にしてデ
ータ収集装置の設置場所に対する制約をなくしつつ、運
賃精算装置が管理する時刻精度を飛躍的に高めることが
できるタクシーの営業管理システムと、当システムにお
ける運賃精算装置の時刻校正方法並びにRAMカードを
提供せんとするものである。 【構成】 運賃精算装置(A)、データ収集装置(B)
及びRAMカード(C)から構成される営業管理システ
ムであって、営業データ転送媒体としてのRAMカード
(C)に常時駆動している時計用ICを組み込み、この
RAMカード(C)を媒介としてデータ収集装置が管理
する正確な現在時刻データを運賃精算装置に転送するこ
とにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タクシーメータ等の運
賃精算装置が管理する時刻精度を極めて高精度に維持で
きるタクシーの営業管理システムと、当システムにおけ
る運賃精算装置の時刻校正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在主流となっている電子式のタクシー
メータは内部時計を保有し、この内部時計を用いて、割
増時刻への切替えの可否制御や営業データの時間管理を
行っている。特に割増時刻の切替えの可否制御は乗客に
対する請求運賃に直接影響することから極めて重要であ
る。また従来は、割増モードへの移行は、割増時刻にな
ったときに乗務員が手動操作で行うことが義務づけられ
ていたが、最近にいたって内部時計の精度向上にともな
って、タクシーメータ自身による割増モードへの自動移
行が認められるようになり、既に多くの地域でタクシー
メータ自身による割増モードへの自動移行が実施されて
いる。このような現状から、内部時計が管理する時刻の
重要性は益々高まりつつある。現在、タクシーメータに
内蔵されている内部時計は極めて高精度なものである
が、それでもタクシーメータ内部の温度変化によって多
少の影響を受けることから内部時計の校正は必要不可欠
である。
【0003】タクシーメータの内部時計を校正する方法
としては、乗務員がラジオの時報音を頼りにして手動で
時刻校正するものが最も古典的なものとして知られてい
る。しかしながら、この方法は乗務員が時刻を自由に変
更できるため不正につながるおそれがある。またこのよ
うな手動校正は多忙な乗務員にとって負担を増すことに
もつながる。このような問題点を解消する手段について
本出願人は既に多く提案しているが、その一つに実公平
3−30928号(実用新案登録第1911683号)
がある。これはタクシーに搭載されるタクシーメータ等
に代表される運賃精算装置と、営業所の車庫に設置され
るデータ収集装置とから構成されたタクシーの営業管理
システムにおいて、運賃精算装置内の営業データをケー
ブルを用いてデータ収集装置に転送する際に、データ収
集装置内の高精度時計が管理する現在時刻データを運賃
精算装置に転送して運賃精算装置内の現在時刻データを
更新するというものであり、その詳細は次のとおりであ
る。一日の営業走行を終えて営業所に帰還したタクシー
は、営業所の車庫に設置されたデータ収集装置に横付
け、あるいはデータ収集装置の近くに停車させる。次い
で、データ収集装置付属のケーブル延ばして、ケーブル
先端の接続端子を運賃精算装置のデータ取り出し用ジャ
ックに接続して運賃精算装置内の営業データをデータ収
集装置に転送する。このとき、データ収集装置内の高精
度時計が管理する現在時刻データを運賃精算装置に転送
するというものである。この方法により、乗務員による
時刻データの不正操作を完全に防止することが可能とな
った。しかも時刻校正はデータ収集装置への営業データ
の転送作業を行う際に自動的になされるので、時刻校正
に要する手間も不要であり乗務員の負担も軽減した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの営業
管理システムは、データ収集装置付属のケーブルを用い
てデータ転送を行うため、データ収集に際してはケーブ
ルの届く範囲内にまで車両を移動させる必要があり、車
庫スペースに余裕がない場合には適さず、特に多数台の
タクシーが相次いで帰還したときには混乱を招きやすい
という問題があった。また、営業走行を終えた乗務員
は、売上金の納金、運行日誌の提出、乗務員証の返却等
を営業所内の事務所等で行うことから、データ収集装置
へのデータ転送も事務所内で行った方が一連の手続きが
円滑に進ことは明らかであるるにもかかわらず、運賃精
算装置とデータ収集装置とをケーブル接続している関係
上、データ収集装置を車庫から離れた事務所内に設置で
きないという問題もある。本発明はかかる現況に鑑みて
なされたものであり、運賃精算装置とデータ収集装置を
ケーブル接続する必要がなく、したがってデータ収集装
置を車庫から離れた事務所内に設置することが可能であ
り、且つタクシーに搭載される運賃精算装置が管理する
時刻精度を極めて高精度に維持できるタクシーの営業管
理システムと、当システムにおける運賃精算装置の時刻
校正方法並びに前記システムに用いるRAMカードを提
供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願人は上記課題を解
決する手段について検討した結果、時計機能を内蔵した
RAMカードを運賃精算装置とデータ収集装置間のデー
タ授受のための媒体として利用することを着想し、本発
明を完成させたものである。請求項1記載の本発明は、
営業データを一時記憶するメモリと、現在時刻を管理す
る時計用ICと、この時計用ICが刻む現在時刻を外部
から入力される時刻データに基づいて校正する時刻校正
部と、前記メモリ及び時計用ICを駆動させるための電
池と、を備えたRAMカードと、走行距離及び走行時間
に基づいて料金計数をする料金演算部と、料金及びタリ
フ等を表示する表示部と、タリフを選択するためのタリ
フ設定部と、営業データを格納するメモリと、現在時刻
を管理する時計用ICと、この時計用ICが刻む現在時
刻を外部から入力される時刻データに基づいて校正する
時刻校正部と、前記RAMカードが着脱可能に装着され
るとともにRAMカード内の時計用ICが管理する時刻
の読み込みとメモリ内の営業データのRAMカードへの
書き込みとを一括してあるいは独立して行うデータ授受
部と、を備えたタクシーに搭載された運賃精算装置と、
複数車両の営業データを記憶する記憶手段と、この記憶
された複数車両の営業データを処理するデータ処理手段
と、正確な現在時刻を管理するマスター時計と、前記R
AMカードが着脱可能に装着されるとともにRAMカー
ド内のメモリに一時記憶された一車両の営業データの読
み込みと、マスター時計が刻む現在時刻のRAMカード
への書き込みとを一括してあるいは独立して行うデータ
授受部と、を備えた営業所に設置されたデータ収集装置
と、よりなる運賃精算装置の時刻校正機能を有するタク
シーの営業管理システムである。
【0006】RAMカードに内蔵される時計用IC、時
刻校正部及びメモリにはそれぞれ独立した素子を用いる
こともできるが、時計用IC及び時刻校正部をワンチッ
プ化したLSIや、あるいは時計用IC、時刻校正部及
びメモリをワンチップ化したLSIを用いることもでき
る。
【0007】このような営業管理システムにおける運賃
精算装置の時刻校正方法としては様々な形態が考えられ
るが、代表的なものとしては請求項3〜請求項5で記載
したものがある。請求項3の運賃精算装置の時刻校正方
法は、営業走行を終えて入庫したときに、タクシーに搭
載された運賃精算装置にRAMカードを装着して運賃精
算装置からRAMカードに向かって運賃精算装置内の営
業データを転送し、他方、RAMカードから運賃精算装
置に向かってはRAMカードが管理する現在時刻を転送
する工程と、運賃精算装置から抜き取ったRAMカード
を営業所に設置したデータ収集装置に装着してRAMカ
ードからデータ収集装置に向かってRAMカード内の営
業データを転送し、他方、データ収集装置からRAMカ
ードに向かってはデータ収集装置内のマスター時計が管
理する正確な時刻を転送する工程と、から構成される。
【0008】また請求項4記載の運賃精算装置の時刻校
正方法は、営業走行を終えて入庫したときに、タクシー
に搭載された運賃精算装置にRAMカードを装着して運
賃精算装置からRAMカードに向かって運賃精算装置内
の営業データを転送する工程と、運賃精算装置から抜き
取ったRAMカードを営業所に設置したデータ収集装置
に装着してRAMカードからデータ収集装置に向かって
RAMカード内の営業データを転送し、他方、データ収
集装置からRAMカードに向かってはデータ収集装置内
のマスター時計が管理する正確な時刻を転送する工程
と、データ収集装置から抜き取ったRAMカードを運賃
精算装置に再度装着してRAMカードから運賃精算装置
に向かってRAMカードが管理する現在時刻を転送する
工程と、から構成される。
【0009】また請求項5記載の運賃精算装置の時刻校
正方法は、営業走行の開始に先だってRAMカードを営
業所に設置したデータ収集装置に装着してデータ収集装
置からRAMカードに向かってデータ収集装置内のマス
ター時計が管理する正確な時刻を転送する工程と、デー
タ収集装置から抜き取ったRAMカードをタクシーに搭
載した運賃精算装置に装着してRAMカードから運賃精
算装置に向かってRAMカードが管理する現在時刻を転
送する工程と、営業走行を終えて入庫したタクシーに搭
載された運賃精算装置にRAMカードを装着して運賃精
算装置からRAMカードに向かって運賃精算装置内の営
業データを転送する工程と、運賃精算装置から抜き取っ
たRAMカードを営業所に設置したデータ収集装置に装
着してRAMカードからデータ収集装置に向かってRA
Mカード内の営業データを転送する工程と、から構成さ
れる。
【0010】前記営業管理システムに用いられるRAM
カードは請求項6に記載されるように、営業データを一
時記憶するメモリと、現在時刻を管理する時計用IC
と、この時計用ICが刻む現在時刻を外部から入力され
る時刻データに基づいて校正する時刻校正部と、前記メ
モリ及び時計用ICを常時駆動させるための電池とを備
えている。前述したようにRAMカードに内蔵される時
計用IC、時刻校正部及びメモリにはそれぞれ独立した
素子を用いることもできるが、時計用IC及び時刻校正
部をワンチップ化したLSIや、あるいは時計用IC、
時刻校正部及びメモリをワンチップ化したLSIを用い
ることもできる。
【0011】
【作用】本発明の営業管理システムは、タクシーに搭載
された運賃精算装置と営業所に設置されたデータ収集装
置間のデータ授受を、時計機能を有するRAMカードに
よって行うものである。運賃精算装置及びデータ収集装
置はRAMカードを着脱可能に装着できるように構成さ
れており、運賃精算装置にRAMカードを装着したとき
に運賃精算装置内のメモリに記憶された営業データがR
AMカード内のメモリに転送され、他方、RAMカード
内の時計用ICが刻む現在時刻が運賃精算装置に転送さ
れて運賃精算装置が管理する現在時刻データが更新され
る。またデータ収集装置にRAMカードを装着したとき
には、RAMカード内のメモリに記憶された営業データ
がデータ収集装置に転送され、他方、データ収集装置内
のマスター時計が刻む正確な現在時刻がRAMカードに
転送されてRAMカードが管理する現在時刻データが更
新される。運賃精算装置内の営業データのRAMカード
への転送と、RAMカードが管理する現在時刻の運賃精
算装置への転送とはRAMカードの一回の装着動作中に
一括して行う場合もあるし、それぞれ独立して行う場合
もある。またRAMカード内の営業データのデータ収集
装置への転送と、データ収集装置内が管理する正確な現
在時刻のRAMカードへの転送も、RAMカードの一回
の装着動作中に一括して行う場合と、それぞれ独立して
行う場合とがある。
【0012】運賃精算装置とRAMカード間の双方向の
データ転送及びRAMカードとデータ収集装置間の双方
向のデータ転送の両方とも運賃精算装置及びデータ収集
装置へのRAMカードの一回の装着動作中に一括して転
送する場合の運用手順は請求項3で示される。その内容
は次のとおりである。即ち、一日の営業走行が終了して
営業所に入庫したときに、運賃精算装置にRAMカード
を装着して運賃精算装置とRAMカード間でデータ転送
を行い、続いてこのRAMカードをデータ収集装置に装
着してRAMカードとデータ収集装置間でデータ転送を
行う。運賃精算装置とRAMカード間のデータ転送は、
運賃精算装置からRAMカードに向かっては営業データ
が転送され、他方、RAMカードから運賃精算装置に向
かっては現在時刻データが転送される。またRAMカー
ドとデータ収集装置間のデータ転送は、RAMカードか
らデータ収集装置に向かっては営業データが転送され、
他方、データ収集装置からRAMカードに向かっては現
在時刻データが転送される。この場合、RAMカードか
ら運賃精算装置に転送される現在時刻データは前日の入
庫時にデータ収集装置から転送されたものが使用される
ことになるが、RAMカードに組み込まれた時計用IC
は1日数秒程度の誤差しか生じないから1日遅れの時刻
データであっても全く問題はない。
【0013】またRAMカードとデータ収集装置間の双
方向のデータ転送のみを一回の装着動作中に一括して行
い、運賃精算装置からRAMカードへの営業データの転
送とRAMカードから運賃精算装置への現在時刻データ
の転送を別々に行う場合の運用手順は請求項4で示され
る。その内容は次のとおりである。一日の営業走行が終
了して営業所に入庫したときに、運賃精算装置にRAM
カードを装着して運賃精算装置からRAMカード間へ向
かって営業データの転送を行い、次いでこのRAMカー
ドをデータ収集装置に装着してRAMカードからデータ
収集装置に向かっての営業データの転送と、データ収集
装置からRAMカードに向かっての現在時刻データの転
送を一括して行う。そして最後に、RAMカードを運賃
精算装置に再装着してRAMカードから運賃精算装置に
現在時刻データを転送するものである。
【0014】更に運賃精算装置からRAMカードに向か
っての営業データの転送と、RAMカードから運賃精算
装置に向かっての現在時刻データの転送をそれぞれ独立
して行い、且つRAMカードからデータ収集装置への営
業データの転送と、データ収集装置からRAMカードへ
の現在時刻データの転送もそれぞれ独立して行う場合の
運用手順は請求項5で示される。その内容は次のとおり
である。営業走行開始前の出庫時に営業所内事務所で受
け取ったRAMカードをデータ収集装置に装着してデー
タ収集装置内のマスター時計が管理する現在時刻データ
をRAMカードに転送する。次いでこのRAMカードを
運賃精算装置に装着してRAMカードが管理する現在時
刻データを運賃精算装置に転送して運賃精算装置が管理
する現在時刻データを更新する。そして、一日の営業走
行が終了して営業所に入庫したときに、運賃精算装置に
RAMカードを装着して運賃精算装置からRAMカード
間へ向かって営業データの転送を行い、次いでこのRA
Mカードをデータ収集装置に装着してRAMカードから
データ収集装置に向かってRAMカード内の営業データ
を転送するものである。
【0015】
【実施例】次に本発明の詳細を添付図面を参照しながら
説明する。図1は本システムの全体概要を示す説明図で
ある。本システムはタクシーに搭載される運賃精算装置
A、営業所に設置されるデータ収集装置B及びRAMカ
ードCとから構成される。運賃精算装置Aとしては種々
の形態のものが使用でき、例えば、図2(イ),(ロ),
(ハ) で示すものが例示される。図2(イ)で示すもの
は、運賃精算装置としての全機能を単一ケース内に組
み、割引処理や割増処理も一台で内部処理できるように
構成した全機能一体型タクシーメータA1である。ケー
ス前面にはRAMカードの装着口1が設けられている。
図2(ロ)で示すものは、標準運賃のみを演算して表示
するタクシーメータ本体A1’と、割引や割増に関連す
るタリフ選択スイッチや割引や割増に関する表示部及び
演算部を組み込んだ別体ユニットA2’の2装置構成と
した場合である。この場合、RAMカードの装着口1は
別体ユニットA2’に設けられる。図2(ハ)で示すも
のは、タクシーメータ本体A1”、別体ユニットA2”
及びデータ授受ユニットA3”の3装置構成とした場合
である。この場合、RAMカードの装着口1はデータ授
受ユニットA3”に設けられる。以下の説明では運賃精
算装置Aとして図2(イ)で説明した全機能一体型タク
シーメータを使用した場合を例にして取り上げるが、他
の形態のものも本願発明の対象である。
【0016】図3は本発明の営業管理システムを構成す
る運賃精算装置A、データ収集装置B及びRAMカード
Cの内部構成を機能面から捉えた簡略ブロック図であ
る。運賃精算装置Aは、料金演算部10、表示部11、
タリフ設定部12、メモリ13、時計用IC14、時刻
校正部15、データ授受部16とから主として構成され
る。料金演算部10は走行距離及び走行時間に基づいて
料金計数をする機能を担う部分であり、車体に搭載され
た距離パルス発生器から送出される距離パルス数を基礎
にして、これに経過時間や走行モードを加味して乗車料
金を算出するものである。表示部11は料金表示や現在
の走行モードを示すタリフを表示する部分である。表示
部11は図4に示すように、運賃精算装置Aの前面パネ
ルに設けられ、料金表示や累計指数表示を主として行う
料金・指数表示部11aと空車、賃走、支払、割増、迎
車等の現在のタリフを選択的に表示するタリフ表示部1
1bとから構成される。タリフ設定部は空車、賃走、支
払、割増、迎車等のタリフを選択するためのもので図4
に示すように複数の押しボタンを前面パネルに配置する
ことで構成している。メモリ13は営業データを格納す
るためのものである。時計用IC14は現在時刻を管理
するためのものであり、この時計用IC14が刻む現在
時刻を参照することによって割増走行モードへのタリフ
変更を許可したりあるいは割増走行モードへの自動切替
えを行う。時計用IC14としては水晶発振子を組み込
んだものが使用される。この時計用IC14が刻む現在
時刻データの精度を高めることが本発明の最大の目的で
ある。時刻校正部15は外部から時刻データが入力され
たときに時計用IC14が管理する現在時刻データを瞬
時校正する機能を有している。データ授受部16はRA
Mカードとデータ授受を行う部分である。データ授受部
16は機械構造的には図4に示すように前面パネルに設
けられた装着口1と、その内奥端に設けられた入出力イ
ンターフェース(図示せず)とから構成される。入出力
インターフェースは有接点の場合と無接点の場合とがあ
る。そしてこのデータ授受部16を介して、運賃精算装
置AからRAMカードに向かっては営業データが送ら
れ、他方、RAMカードが管理する現在時刻データが運
賃精算装置Aに受け取られる。データ転送のタイミング
は図4に示すように前面パネルに設けた転送ボタン17
を押すことで指令する。尚、転送ボタン17を設けるこ
となくRAMカードが装着口1にセットされれば自動的
にデータ転送されるようにしてもよい。また図示しない
が、営業データの転送ボタンと時刻データの転送ボタン
を別々に設けることも考慮される。運賃精算装置Aから
RAMカードへの営業データの転送が正常終了すれば、
同じRAMカードへの再書き込みができないようにプロ
テクトがかけられる。メモリ13内の営業データのRA
Mカードへの書き込みとRAMカードが管理する現在時
刻データの時刻校正部15への読み込みを一回の装着動
作中に一括して行うか、あるいはそれぞれ独立して行う
かは本システムの運用形態によって適宜選択される。こ
れについては後述する。
【0017】RAMカードはCPUを有しないメモリカ
ードである。RAMカードは、営業データを一時記憶す
るメモリ20と、現在時刻を管理する時計用IC21
と、この時計用IC21が刻む現在時刻を外部から入力
される時刻データに基づいて校正する時刻校正部22と
を内蔵している。メモリ20、時計用IC21及び時刻
校正部22はそれぞれ独立した素子によって構成するこ
ともできるが、時計用IC21と時刻校正部22の機能
をワンチップ化したLSIを用いたり、更に時計用IC
21と時刻校正部22の機能に加えてメモリ20の機能
も一体化したLSIを用いることもできる。図示しない
が、カード内にはリチウム電池等の長寿命電池が内蔵さ
れ、前記メモリ20内の記憶内容を保持するとともに時
計用IC21を常時駆動させている。カード内各回路と
のデータ授受はデータ授受部23を介して行われる。メ
モリ20は一日の営業データが記憶できる容量のものが
使用される。またメモリ20を構成する素子にはSRA
M等の省電力タイプのものが利用される。図示しないが
RAMカード内には電池電圧を検出する端子が設けられ
ている。そしてRAMカードを運賃精算装置Aに装着し
たときに運賃精算装置Aがこの電池電圧を検査し、その
電圧が規定電圧以下であった場合にはRAMカードへの
営業データの転送を禁止すると同時に電池交換を促すよ
うにしている。時計用IC21としては運賃精算装置A
に組み込まれる時計用IC14と同様、水晶発振子を組
み込んだものが使用できる。RAMカード内の営業デー
タをクリアするためのメモリ内容の初期化はデータ収集
装置によってのみ可能とされている。
【0018】データ収集装置Bは、複数車両の営業デー
タを記憶する記憶手段30と、この記憶された複数車両
の営業データを処理するデータ処理手段31と、正確な
現在時刻を管理するマスター時計32と、RAMカード
が着脱可能に装着されるとともにRAMカード内のメモ
リに一時記憶された営業データの記憶手段30への読み
込みと、マスター時計32が刻む現在時刻のRAMカー
ドへの書き込みとを行うデータ授受部33とを最低限備
えている。データ収集装置Bには、この他にもテンキー
等のキー入力部や印字部、更にはホストコンピュータと
のデータ授受部等が適宜設けられる。記憶手段30とし
てはRAMは勿論のこと磁気ディスク等も対象となる。
マスター時計32としては高精度なものが用いられる。
マスター時計32は高精度な時計機構のみによって構成
する場合と、通常の時計用ICと時刻校正手段とを組み
合わせる場合とがあるが、後者の方がより現実的であ
る。時刻校正手段としては例えばラジオの時報が利用で
きる。例えば、ラジオ放送を受信するチュナーと、チュ
ナーより受信した受信音の波長を解析する手段等を時刻
校正手段に内蔵させておき、時報を検出すると同時に時
計用ICが刻む現在時刻を毎時0分0秒に自動的に合わ
せることなどが考えられる。また押すことにより現在時
刻を毎時0分0秒に合わせることができるワンタッチ時
刻校正ボタンを設けておき、ラジオ時報を傍受した係員
がこのボタンを押して時刻校正を行うことも考慮され
る。合わせるべき毎時0分0秒は現在刻み続けている時
刻に最も近い毎時0分0秒が選択される。通常は現在刻
み続けている時刻と合わせるべき毎時0分0秒との時間
差は5秒以内である。
【0019】上述した運賃精算装置A、データ収集装置
B及びRAMカードとから構成される本営業管理システ
ムは、次のようにして運用される。ここでは代表的な3
つのパターンについて述べる。
【0020】<運用形態1>(請求項3に対応) この運用形態は図5で示され、その手順は以下〜で
説明される。 営業走行を終えて入庫したときに、乗務員が携帯して
いるRAMカードを運賃精算装置Aに装着して運賃精算
装置AとRAMカードとの間でデータ授受を行う。この
とき運賃精算装置AからRAMカードに向かっては運賃
精算装置A内の営業データが転送され、RAMカードか
ら運賃精算装置Aに向かってはRAMカードが管理する
現在時刻が転送される。 運賃精算装置Aから抜き取ったRAMカードを営業所
に設置したデータ収集装置Bに装着してRAMカードと
データ収集装置Bとの間でデータ授受を行う。このとき
RAMカードからデータ収集装置Bに向かってはRAM
カード内の営業データが転送され、データ収集装置Bか
らRAMカードに向かってはデータ収集装置B内のマス
ター時計が管理する正確な時刻が転送される。 データ収集装置Bから抜き取ったRAMカードを営業
所内事務所に返却する。
【0021】この運用形態では、RAMカードから運賃
精算装置Aに転送される現在時刻データは1日遅れのも
のが使用されることになるが、水晶発振子を用いた時計
用ICの誤差は1日数秒程度であり全く問題はない。そ
してこの運用形態であれば、運賃精算装置及びデータ収
集装置に対するRAMカードの装着回数は一日の営業に
対して1回で済み、しかも、運賃精算装置及びデータ収
集装置へのRAMカードの装着操作も従来のRAMカー
ドを用いた営業管理システムと同じであるので、従来の
慣行をそのまま踏襲できる。
【0022】<運用形態2>(請求項4に対応) この運用形態は図6で示され、その手順は以下〜で
説明される。 営業走行を終えて入庫したときに、乗務員が携帯して
いるRAMカードを運賃精算装置Aに装着して運賃精算
装置AからRAMカードに向かって営業データを転送す
る。 運賃精算装置Aから抜き取ったRAMカードを営業所
に設置したデータ収集装置Bに装着してRAMカードと
データ収集装置Bとの間でデータ授受を行う。このとき
RAMカードからデータ収集装置Bに向かってはRAM
カード内の営業データが転送され、データ収集装置Bか
らRAMカードに向かってはデータ収集装置B内のマス
ター時計が管理する正確な時刻が転送される。 データ収集装置Bから抜き取ったRAMカードを運賃
精算装置Aに再度装着してRAMカードから運賃精算装
置Aに向かってRAMカードが管理する現在時刻を転送
する。 運賃精算装置Aから抜き取ったRAMカードを営業所
内事務所に返却する。
【0023】この方法によれば、データ収集装置B内の
マスター時計によって更新されたRAMカード内の現在
時刻データは、時間を置かずに運賃精算装置Aに転送さ
れることになるので、時刻校正の精度は極めて高いもの
となる。
【0024】<運用形態3>(請求項5に対応) この運用形態は図7で示され、その手順は以下〜で
説明される。 営業走行の開始に先だって営業所内事務所で受け取っ
たRAMカードを営業所に設置したデータ収集装置Bに
装着してデータ収集装置BからRAMカードに向かって
データ収集装置B内のマスター時計が管理する正確な時
刻を転送する。 データ収集装置Bから抜き取ったRAMカードをタク
シーに搭載した運賃精算装置A運賃精算装置に装着して
RAMカードから運賃精算装置Aに向かってRAMカー
ドが管理する現在時刻を転送する。 運賃精算装置AからRAMカードを抜き取って車内に
保管する。 営業走行を終えて入庫したタクシーに搭載された運賃
精算装置AにRAMカードを装着して運賃精算装置Aか
らRAMカードに向かって運賃精算装置A内の営業デー
タを転送する。 運賃精算装置Aから抜き取ったRAMカードを営業所
に設置したデータ収集装置Bに装着してRAMカードか
らデータ収集装置Bに向かってRAMカード内の営業デ
ータを転送する。 データ収集装置Bから抜き取ったRAMカードを営業
所内事務所に返却する。
【0025】この運用形態においても、データ収集装置
B内のマスター時計によって更新されたRAMカード内
の現在時刻データは、時間を置かずに運賃精算装置Aに
転送されることになるので、時刻校正の精度は極めて高
いものとなる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る営業管理システムは営業
データ転送媒体としてのRAMカードに常時駆動してい
る時計用ICを組み込み、このRAMカードを媒介とし
てデータ収集装置が管理する正確な現在時刻データを運
賃精算装置に転送することとしたので、運賃精算装置が
管理する現在時刻データを極めて高精度なものとなすこ
とができる。したがって運賃精算装置が管理する現在時
刻データに基づいて割増モードへの移行許可を制御した
り、あるいは割増モードへの自動切替えを運賃精算装置
自体に担わせることができるようになる。また、本シス
テムは運賃精算装置とデータ収集装置間のデータ転送に
ケーブルを使用していないので、従来のように車両をデ
ータ収集装置に横付けする必要はない。したがって車庫
スペースに余裕がない場合でも本システムを導入するこ
とができる。またデータ収集装置を売上金の納金、運行
日誌の提出、乗務員証の返却等を行う事務所内に設置す
ることにより、データ収集装置へのデータ転送をこれら
一連の手続きと同時に行うことができるようになる。
【0027】また請求項3記載の時刻校正方法を実施し
たときには、運賃精算装置及びデータ収集装置に対する
RAMカードの装着回数は一日の営業に対して1回で済
む。また、運賃精算装置及びデータ収集装置へのRAM
カードの装着操作も従来のRAMカードを用いた営業管
理システムと同じであるので、従来の慣行をそのまま踏
襲できる。
【0028】請求項4及び請求項5記載の時刻校正方法
を実施したときには、データ収集装置内のマスター時計
によって更新されたRAMカード内の現在時刻データ
は、時間を置かずに運賃精算装置に転送されることにな
るので、時刻校正の精度は極めて高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本営業管理システムの全体概要を示す説明図
【図2】 (イ),(ロ),(ハ)は運賃精算装置の各種態
様を示す斜視図
【図3】 本営業管理システムを構成する運賃精算装
置、データ収集装置及びRAMカードの内部構成を機能
面から捉えた簡略ブロック図
【図4】 運賃精算装置の一例である全機能一体型タク
シーメータの外観を示す斜視図
【図5】 運賃精算装置の時刻校正方法の1実施例を示
す説明図
【図6】 運賃精算装置の時刻校正方法の他の実施例を
示す説明図
【図7】 運賃精算装置の時刻校正方法の他の実施例を
示す説明図
【符号の説明】 A 運賃精算装置 B データ収集装
置 C RAMカード A1 全機能一体型タクシーメータ A1’,A1” タクシーメータ本体 A2” 別体ユニット 1 装着口 10 料金演算部 11 表示部 11a 料金・指数表示部 11b タリフ表
示部 12 タリフ設定部 13 メモリ 14 時計用IC 15 時刻校正部 16 データ授受部 17 転送ボタン 20 メモリ 21 時計用IC 22 時刻校正部 23 データ授受
部 30 記憶手段 31 データ処理
手段 32 マスター時計 33 データ授受
部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 営業データを一時記憶するメモリと、現
    在時刻を管理する時計用ICと、この時計用ICが刻む
    現在時刻を外部から入力される時刻データに基づいて校
    正する時刻校正部と、前記メモリ及び時計用ICを駆動
    させるための電池と、 を備えたRAMカードと、 走行距離及び走行時間に基づいて料金計数をする料金演
    算部と、料金及びタリフ等を表示する表示部と、タリフ
    を選択するためのタリフ設定部と、営業データを格納す
    るメモリと、現在時刻を管理する時計用ICと、この時
    計用ICが刻む現在時刻を外部から入力される時刻デー
    タに基づいて校正する時刻校正部と、前記RAMカード
    が着脱可能に装着されるとともにRAMカード内の時計
    用ICが管理する時刻の読み込みとメモリ内の営業デー
    タのRAMカードへの書き込みとを一括してあるいは独
    立して行うデータ授受部と、 を備えたタクシーに搭載された運賃精算装置と、 複数車両の営業データを記憶する記憶手段と、この記憶
    された複数車両の営業データを処理するデータ処理手段
    と、正確な現在時刻を管理するマスター時計と、前記R
    AMカードが着脱可能に装着されるとともにRAMカー
    ド内のメモリに一時記憶された一車両の営業データの読
    み込みと、マスター時計が刻む現在時刻のRAMカード
    への書き込みとを一括してあるいは独立して行うデータ
    授受部と、 を備えた営業所に設置されたデータ収集装置と、 よりなる運賃精算装置の時刻校正機能を有するタクシー
    の営業管理システム。
  2. 【請求項2】 時計用IC及び時刻校正部をワンチップ
    化したLSI、又は時計用IC、時刻校正部及びメモリ
    をワンチップ化したLSIをRAMカードの構成部品と
    して用いてなる請求項1記載の運賃精算装置の時刻校正
    機能を有するタクシーの営業管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の営業管理システム
    における運賃精算装置の時刻校正方法であって、その工
    程が、 営業走行を終えて入庫したときに、タクシーに搭載され
    た運賃精算装置にRAMカードを装着して運賃精算装置
    からRAMカードに向かって運賃精算装置内の営業デー
    タを転送し、他方、RAMカードから運賃精算装置に向
    かってはRAMカードが管理する現在時刻を転送する工
    程と、 運賃精算装置から抜き取ったRAMカードを営業所に設
    置したデータ収集装置に装着してRAMカードからデー
    タ収集装置に向かってRAMカード内の営業データを転
    送し、他方、データ収集装置からRAMカードに向かっ
    てはデータ収集装置内のマスター時計が管理する正確な
    時刻を転送する工程と、 からなる運賃精算装置の時刻校正方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の営業管理システム
    における運賃精算装置の時刻校正方法であって、その工
    程が、 営業走行を終えて入庫したときに、タクシーに搭載され
    た運賃精算装置にRAMカードを装着して運賃精算装置
    からRAMカードに向かって運賃精算装置内の営業デー
    タを転送する工程と、 運賃精算装置から抜き取ったRAMカードを営業所に設
    置したデータ収集装置に装着してRAMカードからデー
    タ収集装置に向かってRAMカード内の営業データを転
    送し、他方、データ収集装置からRAMカードに向かっ
    てはデータ収集装置内のマスター時計が管理する正確な
    時刻を転送する工程と、 データ収集装置から抜き取ったRAMカードを運賃精算
    装置に再度装着してRAMカードから運賃精算装置に向
    かってRAMカードが管理する現在時刻を転送する工程
    と、 からなる運賃精算装置の時刻校正方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の営業管理システム
    における運賃精算装置の時刻校正方法であって、その工
    程が、 営業走行の開始に先だって、RAMカードを営業所に設
    置したデータ収集装置に装着してデータ収集装置からR
    AMカードに向かってデータ収集装置内のマスター時計
    が管理する正確な時刻を転送する工程と、 データ収集装置から抜き取ったRAMカードをタクシー
    に搭載した運賃精算装置に装着してRAMカードから運
    賃精算装置に向かってRAMカードが管理する現在時刻
    を転送する工程と、 営業走行を終えて入庫したときに、タクシーに搭載され
    た運賃精算装置にRAMカードを装着して運賃精算装置
    からRAMカードに向かって運賃精算装置内の営業デー
    タを転送する工程と、 運賃精算装置から抜き取ったRAMカードを営業所に設
    置したデータ収集装置に装着してRAMカードからデー
    タ収集装置に向かってRAMカード内の営業データを転
    送する工程と、 からなる運賃精算装置の時刻校正方法。
  6. 【請求項6】 営業データを一時記憶するメモリと、現
    在時刻を管理する時計用ICと、この時計用ICが刻む
    現在時刻を外部から入力される時刻データに基づいて校
    正する時刻校正部と、前記メモリ及び時計用ICを常時
    駆動させるための電池と、 を備えたRAMカード。
  7. 【請求項7】 時計用IC及び時刻校正部をワンチップ
    化したLSI、又は時計用IC、時刻校正部及びメモリ
    をワンチップ化したLSIをRAMカードの構成部品と
    して用いてなる請求項6記載のRAMカード。
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