JPH08213143A - シールド線用端子圧着装置 - Google Patents

シールド線用端子圧着装置

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JPH08213143A
JPH08213143A JP7015395A JP1539595A JPH08213143A JP H08213143 A JPH08213143 A JP H08213143A JP 7015395 A JP7015395 A JP 7015395A JP 1539595 A JP1539595 A JP 1539595A JP H08213143 A JPH08213143 A JP H08213143A
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porter
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fitting
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の体長に合わせて、装置を調整し、作
業性を向上する。 【構成】 基台10の上に、ダイセット21、22、端
子供給部30を載置する。この基台10の姿勢を変更可
能な姿勢変更手段8を設ける。さらに、変更された基台
上にて、ダイセット21、22に搬送されるべき端子金
具が位置ずれするのを防止する手段35、37を設け
る。 【効果】 作業者は、自分の体長に合わせて基台10の
姿勢を変更し、ダイセット21、22内の端子金具Tを
見やすくすることができる。従って、いずれの体長の作
業者にとっても、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド線用端子圧着
装置に関し、より詳細には、皮剥されたシールド線の端
部から露出する当該シールド線のドレイン線をアース用
のリード線を接続するための端子金具をかしめるシール
ド線用端子圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の芯線とアース用のドレイ
ン線とを保護被覆で覆ったシールド線に対し、所定の形
状に成形された端子金具を用いて、上記ドレイン線とリ
ード線とを導通させた状態で保持する技術が知られてい
る(特開平4−325340号、特開平4−26947
0号、特公昭58−42684号)。
【0003】このうち、特公昭58−42684号に
は、外壁部が絶縁シートで被覆された略C字形の端子金
具が開示されている。そのような端子金具をかしめる技
術として、米国特許第4,055,980号には、シー
ルド線の端子金具を圧着するための工具が開示されてい
る。上記工具は、支軸を介してペンチ状に連結された一
対のハンドルを上記支軸回りに開閉することにより、変
位する一対のダイセットを備えていた。そして、かしめ
加工を行なう際には、このダイセット間に端子金具を載
置し、ドレイン線とリード線とを接合させた後、人力で
ハンドルを操作することにより、ダイセット間で端子金
具をかしめていた。
【0004】また、上記米国特許の出願人は、自動的に
上記端子金具をかしめる装置を販売している。この装置
では、端子金具をかしめるための一対のダイセット、ダ
イセットに端子金具を供給する端子金具供給部、端子金
具にかしめられるリード線をクランプするためのリード
線クランプ、および端子金具供給部やダイセット等を所
定のシーケンスで駆動するための操作スイッチを備えて
いる。
【0005】上記端子金具供給部によって連続的に端子
金具を供給するために、上記従来の装置は、端子金具の
外部を被覆する絶縁シートが連続している連続体をロー
ル状に巻回して担持し、パンチによって、上記連続体か
ら絶縁シートを打ち抜き、打ち抜かれた端子は、端子金
具供給部のポーター内に導かれ、端子金具供給部がダイ
セット内に端子金具を搬送していた。搬送される端子金
具は、自由状態で案内され、上記ダイセットに搬送され
ていた。また、打ち抜かれた絶縁シートの打抜き屑は、
バキュームで吸引していた。
【0006】上記装置を操作する際は、予めドレイン線
が皮剥されたシールド線およびリード線を用意してお
く。そして、最初にリード線を所定のクランプ位置にあ
てがい、当該リード線の皮剥された芯線部分を、ダイセ
ット内に搬送された端子金具に接合させ、一旦、操作ス
イッチを入れる。これにより、リード線がリード線クラ
ンプにクランプされる。次いで、シールド線を上記ダイ
セット内の端子金具にあてがい、当該シールド線のドレ
イン線を折り返してリード線と接合させる。この状態で
再度、操作スイッチを入れると、ダイセットが端子金具
をかしめ、リード線とドレイン線の短絡が達成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなかしめ工
程において、近年要請されていることは、作業性がよ
く、しかも、端子金具のかしめ状態の品質を向上させる
ことである。しかるに、上述した工具では、かしめ工程
を手作業で行なわなければならないので、作業性が悪
く、品質にばらつきが生じるという不具合があった。
【0008】また、上記装置によるかしめ作業の場合、
幾分生産性が向上するものの、必ずしも作業性に優れた
ものではなかった。すなわち、上述したかしめ工程にお
いては、作業者が、C字形に形成された端子金具の内側
を目視し、リード線の芯線およびドレイン線を接合する
作業を効率よく行なう必要がある。
【0009】しかるに、上述した装置では、設計時に特
定された作業者の身長ないし座高に合わせてダイセット
内にある端子金具を開放しているに過ぎなかった。その
ため、作業者によっては、ダイセット内の端子金具が見
にくくなり、作業が行ないにくくなるという不具合があ
った。かかる不具合を解消するため、装置全体を傾斜さ
せて、複数の作業者が作業を行ないやすくすることも考
えられる。しかるに、上記従来の装置では、不特定の作
業者が何れも作業しやすいように装置の姿勢を変更する
ための考慮が何等なされていなかった。
【0010】例えば、上記装置では、端子金具供給部の
ポーター内において、自由状態にある端子金具を搬送し
ていたので、装置全体を設計時に特定された姿勢から変
更すると、自由状態の端子金具に位置ずれが生じて、か
しめ不良の原因となる等、効率よく作業を行なうことが
できなくなるという不具合があった。また、上述した構
成では、連続体の終端部分にある端子金具を打ち抜くこ
とができなくなるばかりでなく、打ち抜き屑が詰まりや
すくなるという不具合もあった。
【0011】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、体長の異なる作業者の何れの者にとっても作業
性のよいシールド線用端子圧着装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、互いに上下に対向
し、且つ、略C字形に形成されたシールド線用の端子金
具をかしめるための一対のダイセットと、かしめられる
べき端子金具をダイセットに供給する端子金具供給部
と、上記ダイセットおよび端子金具供給部を担持する基
台と、基台の姿勢を作業者に合わせて変更可能な姿勢変
更手段と、変更された基台上にて、ダイセットに搬送さ
れるべき端子金具が位置ずれするのを規制するための手
段とを設けていることを特徴とするシールド線用端子圧
着装置である。
【0013】また、請求項2記載の構成は、請求項1記
載のシールド線用端子圧着装置において、上記端子金具
供給部は、かしめられるべき端子金具が被覆シートによ
り間隔を隔てて一体的に連続する長尺の連続体を、ロー
ル状に巻回して担持する担持体と、担持体から引き出さ
れた上記連続体を、所定の搬送方向にのみ変位するのを
許容した状態で案内する端子ホルダと、端子ホルダの下
流端と上記一対のダイセットの側部との間に変位可能に
構成され、端子ホルダから搬送された上記連続体の端子
金具をダイセットに搬送するポーターと、ポーターが上
記端子ホルダの下流端で受け取った端子金具を上記連続
体から切り離す裁断手段とを備えているものである。
【0014】また、請求項3記載の構成は、請求項2記
載のシールド線用端子圧着装置において、上記端子金具
供給部は、裁断された端子金具を、ダイセットの側部に
変位したポーターからダイセット内に送り出す送出手段
と、送出手段がダイセットに端子金具を送り出すのに先
立って、上記端子金具がダイセットによってかしめられ
るかしめ姿勢になるように、上記ポーターを変位させる
ポーター変位手段とを備えているものである。
【0015】また、請求項4記載の構成は、請求項2ま
たは3記載のシールド線用端子圧着装置において、上記
端子金具供給部は、上記端子ホルダに取り付けられ、連
続体を間欠的に上記ポーターに搬送する搬送部材と、上
記端子ホルダの、当該搬送部材と上記ポーターとの間に
設けられ、連続体の終端を構成する端子金具を上記ポー
ターに搬送する補助搬送部材とをさらに含んでいるもの
である。
【0016】また、請求項5記載の構成は、請求項2、
3、または4記載のシールド線用端子圧着装置におい
て、上記裁断手段は、ダイセットによる圧着加工と並行
して端子金具を連続体から裁断するものである。
【0017】
【作用】請求項1記載の構成では、作業者が、自分の体
長に合わせて基台の姿勢を変更することにより、ダイセ
ット内の端子金具を見やすい状態にすることができる。
この際、位置ずれ規制手段は、端子金具供給部からダイ
セットに搬送される端子金具の位置ずれを規制する。
【0018】また、請求項2記載の構成では、裁断手段
が連続体から端子金具を切り離すことから、打ち抜き屑
がでなくなる。また、請求項3記載の構成では、ポータ
ー変位手段によって、端子ホルダから端子金具を受け取
ったポーターが変位することにより、当該端子金具は、
ダイセットによってかしめられるべき姿勢に変位するこ
とができる結果、端子金具の連続体を担持する担持体の
姿勢を所望の方向に設計することが可能になる。
【0019】また、請求項4記載の構成では、補助搬送
部材によって、連続体を最終端まで使い切ることが可能
になる。また、請求項5記載の構成では、連続体から端
子金具を裁断する裁断加工と、ダイセットによる圧着加
工とが同時に行なわれることになる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
におけるシールド線用端子圧着装置の要部を示す斜視図
であり、図2は、図1のシールド線用端子圧着装置の外
観を示す斜視図であり、図3は、図2の右側面図であ
る。
【0021】先ず、図2および図3を参照して、本実施
例のシールド線用端子圧着装置は、作業テーブル1の上
に、本体装置2を載置し、作業者が、作業テーブル1の
前に座った状態で、本体装置2を操作して、シールド線
の圧着作業を行なうためのものである。なお、以下の説
明では、作業者が座る側を仮に前方とする。上記作業テ
ーブル1には、本体装置2を操作するための操作盤3
と、非常時に本体装置2を停止させるための緊急ボタン
4とが載置されている。また、作業テーブル1の内側枠
には、本体装置2を駆動するための加圧空気供給装置5
が取り付けられている。さらに、作業テーブル1の側枠
には、リレー回路等を収容した制御装置6が取り付けら
れている。作業テーブル1の下には、本体装置2を操作
するためのフットスイッチ7が配置されている。なお、
図2において、9は手動スイッチであり、101は照
明、102は安全リミットスイッチである。
【0022】上記本体装置2は、詳しくは後述するよう
に、基台10と、基台10に取り付けられ、端子金具T
を圧着するための一対のダイセット21、22を含む加
圧ユニット20と、加圧ユニット20のダイセット2
1、22に端子金具Tを供給するための端子供給部30
と、供給された端子金具Tに圧着されるべきリード線を
クランプするためのリード線クランプ40と、クランプ
されるべきリード線を位置決めするためのリード線位置
決めユニット50とを備えている。
【0023】本実施例において、上記本体装置2は、角
度調整ユニット8を介して、作業テーブル1に取り付け
られている。図3によく示すように、上記作業テーブル
1の天板1Aには、本体装置2を収める凹部10Bが形
成されており、本体装置2が天板1Aに対し、相対的に
変位可能に構成されている。この状態で、上記凹部10
Bには、本体装置2の基台10の下面を受ける載置板8
1が設けられている。載置板81の両側面の、当該本体
装置2の前方端部には、一対の支軸82が取り付けられ
ており、この支軸82は、作業テーブル1に回動可能に
支持されている。また、載置板81の両側面の、当該本
体装置2の後方端部には、一対の止め板83が固定され
ている。各止め板83には、当該載置板81の側面に沿
って延びる長孔84が穿設されている。他方、上記作業
テーブル1には、上記止め板83と左右方向に対向する
取付け板85が固定されており、この取付け板85に
は、上記載置板81が、支軸82回りに回動した際の長
孔84の軌跡に沿って断続的に形成された多数のねじ孔
86が螺設されている。従って、載置板81を上記支軸
82回りに回動させ、所望のねじ孔86のところで、長
孔84を挿通するボルト87を螺合させることにより、
本体装置2の傾斜角度を作業者に合わせて調整すること
が可能になる。
【0024】ところで、本体装置2を単に傾斜させるだ
けでは、従来の装置と同様に、圧着加工が施される端子
金具が位置ずれする等の不具合が生じることになる。そ
こで、本実施例では、以下の構造の端子供給部30を有
する本体装置2を採用することにより、角度が変更され
た基台10上にて、ダイセット21、22に搬送される
べき端子金具Tが位置ずれするのを規制するための手段
を構成している。
【0025】次に、本実施例の本体装置2について詳述
する。図4は、図1のシールド線用端子圧着装置の要部
を示す正面図であり、図5は、図1のシールド線用端子
圧着装置の要部を示す右側面図であり、図6は、図1の
シールド線用端子圧着装置の要部を示す左側面図であ
る。図1並びに図4ないし図6を参照して、本体装置2
の基台10には、それに立設されるプレス台11と、プ
レス台11に立設される柱状体12とが一体に形成され
ている。プレス台11の上面11Aと柱状体12の前面
12Aとは、互いに連続して肩部13を区画しており、
この肩部13に上記加圧ユニット20のダイセット2
1、22が配置されている。
【0026】柱状体12の上部には、シリンダ23が固
定されている。シリンダ23のロッド24は、上記肩部
13を区画するプレス台11の上面11Aに向かって上
下に変位するものであり、そのロッド24には、略矩形
のスライダブロック25が取り付けられている。スライ
ダブロック25の下面には、上記ダイセット21、22
の一方を構成する加圧部21が固定されている。他方、
上記肩部13を構成するプレス台11の上面11Aに
は、受け部材14を介して上記ダイセット21、22の
他方を構成する受圧部22が取り付けられている。そし
て、上記受圧部22に対し、加圧部21を接近させるこ
とにより、両者間で端子金具Tをかしめるように構成さ
れている。上記加圧部21、受圧部22は、それぞれビ
ス26によって着脱自在に固定されており、かしめられ
るべき端子金具に応じて交換できるようになっている。
【0027】上記プレス台11の前部には、上部が突出
した肩部15が形成されており、この肩部15の下面に
は、調整ねじ16が装着されている。そして、この調整
ねじ16によって、受け部材14のプレス台11からの
高さを調整することにより、ダイセット21、22の対
向間隔を調整できるようになっている。加圧ユニット2
0のダイセット21、22による端子金具Tの圧着高さ
を検出するために、上述した柱状体12の右側部には、
固定片12Bが突設されているとともに、スライダブロ
ック25には、上記固定片12Bに対向する対向片25
Bが一体に突設されている。上記固定片12Bには、近
接センサ12Cが取り付けられているとともに、上記対
向片25Bには、近接センサ12Cに対向する対向ピン
25Cが取り付けられている。そして、上記近接センサ
12Cは、対向ピン25Cとの対向間隔を計測する計測
装置12D(図2参照)に検出信号を送り、計測装置1
2Dは、計測した値に基づく信号を制御装置6内のマイ
クロプロセッサ(図示せず)に入力する。そして、これ
により、圧着高さの精緻な管理や変更を行なうことがで
きるようになっている。
【0028】次に、本実施例の端子供給部30について
詳述する。先ず、本実施例の端子供給部30によって供
給される端子金具Tについて、図7を参照しつつ説明す
る。図7は、本実施例に採用されている端子金具の図で
あり、(A)は、かしめ前の斜視図、(B)は、端子金
具にシールド線を装着したかしめ前の正面図、(C)
は、かしめ後の正面図である。
【0029】図7(A)を参照して、かしめ加工が施さ
れる前の端子金具Tは、全体が半円筒形の略C字形に形
成された本体部T1と、本体部T1の、円弧中心線方向
中間部分のところを径方向に切り起こして形成された切
り起こし片T2とを一体に備えている。切り起こし片T
2の基部は、本体部T1の円弧方向中央部分を起点とし
ている。また、切り起こし片T2の先端部は、本体部T
1よりも大きな曲率で湾曲しており、本体部T1の内側
に入り込んでいる。そして、図7(B)に示すように、
この切り起こし片T2の先端部内周面と、それに対向す
る本体部T1の一方の端部T3との間に、予め皮剥され
たシールド線Sの芯線S1を挟み込み、切り起こし片T
2の先端部外周面と、それに対向する本体部T1の他方
の端部T4との間に、折り返されたシールド線Sのドレ
イン線S2とリード線Rの導線R1とを接合させた状態
で挟み込み、上記ダイセット21、22(図1参照)で
かしめることにより、図7(C)に示すように、シール
ド線Sとリード線Rとの周囲に圧着され、リード線Rを
シールド線Sに保持することができるようになってい
る。
【0030】次に図7(A)に戻って、上記本体部T1
の外周面には、絶縁用の樹脂シートT5が接着されてい
る。製造時において、樹脂シートT5は、端子金具Tの
本体部T1の外周側を覆う基部T6と、基部T6、T6
間を接続するタブT7とを一体に備えている。この結
果、端子金具Tの本体部T1は、この樹脂シートT5の
基部T6に接着されることにより、所定の間隔を隔てて
連続する連続体T10を構成しており、この連続体T1
0は、図1に示すように、リール31に巻回されてい
る。
【0031】次に、図1、図5、および図6を参照し
て、上記リール31を担持するために、上述した加圧ユ
ニット20のシリンダヘッド23Aには、アングルで構
成された担持体としての腕32の端部が、ボルト32A
(図5参照)により固定されている。この腕32の自由
端は、後方に向かい斜め上方向に延びており、そのロッ
ド33を介して、上記リール31を着脱可能且つ回動可
能に担持している。本実施例では、リール31を、その
回転中心が、左右方向に沿うように、担持しているとと
もに、リール31を本体装置2の後方側で担持すること
により、本体装置2を傾斜させた際に、リール31が作
業者の邪魔にならないように工夫されている。
【0032】図5および図6に示すように、上記リール
31から引き出された端子金具Tの連続体T10は、取
付け板17を介して柱状体12に軸支されているガイド
ローラ34によって案内され、上記柱状体12の右側部
に固定された端子ホルダ35内に案内されている。端子
ホルダ35は、断面がコの字形のチャネル形状に形成さ
れており、端子金具Tを、下向きにのみ変位可能に案内
している。
【0033】図6の要部拡大図である図8に示すよう
に、端子ホルダ35の背面には、上下に断続する一対の
挿通孔35A、35Bが穿設されている。さらに上記取
付け板17には、これら挿通孔35A、35Bを介し
て、端子金具Tを駆動することにより、連続体T10を
順次下流側に搬送する搬送ユニット36が取り付けられ
ている。
【0034】この搬送ユニット36は、フレーム体36
Aと、フレーム体36Aに取り付けられたシリンダ36
Bと、シリンダ36Bのロッド36Cに取り付けられ、
上記連続体T10の搬送方向(本実施例では垂直方向下
向き)に沿って変位するとともに、連続体T10の下流
側に形成された一方の挿通孔35Aを介して、上記連続
体T10の端子金具Tに係合する送り爪36Dと、上記
フレーム体36Aに定位置にて軸支され、上流側の挿通
孔35Bを介して、上記連続体T10の端子金具に係合
するストッパ爪36Eとを備えている。上記送り爪36
D、およびストッパ爪36Eは、左右に延びる支軸36
F、36Gを介してそれぞれ軸支されることにより、上
記端子ホルダ35内に入り込む係合位置(図8の実線で
示す位置)と、端子ホルダ35から退避する退避位置と
に変位可能に構成されており、それぞれ圧縮コイルばね
SP1、SP2によって、上記係合位置に弾性的に押し
つけられている。そして、この状態で上記シリンダ36
Bがロッド36Cを下方に伸長させることにより、送り
爪36Dが連続体T10の一の端子金具Tを一個分だけ
下流側に送ることができるとともに、上記ストッパ爪3
6Eに対して上流側から係合している端子金具Tがスト
ッパ爪36Eを押し込みながら、下流に送られ、この端
子金具Tに後続する端子金具Tがストッパ爪36Eに係
合することにより、連続体T10が逆流することなく一
つずつ下流側に搬送されることが可能になる。
【0035】そして、端子ホルダ35の下流端では、後
述するポーター37が端子金具Tを待機しており、この
ポーター37によって、端子金具Tが上記加圧ユニット
20のダイセット21、22間に搬送されることにな
る。ところで、上記送り爪36Dは、上流側から下流側
に変位して、端子金具Tを送る必要があることから、上
記ポーター37と送り爪との間には、補助搬送爪36H
が取り付けられており、連続体T10の最終端に相当す
る端子金具Tを上記ポーター37内に搬送できるように
している。この補助搬送爪36Hは、連続体T10の搬
送方向において、上記送り爪36Dとポーター37との
間に配置されており、端子ホルダ35の前面に形成され
た挿通孔35Cを介して端子ホルダ35内において最終
端の端子金具Tに係合可能に構成されている。補助搬送
爪36Hは、上記支軸36F、36Gと平行な支軸36
Jによって軸支されることにより、上記端子ホルダ35
内に入り込む係合位置(図8の実線で示す位置)と、端
子ホルダ35から退避する退避位置とに変位可能に構成
されており、捩じりコイルばね36Kによって、上記係
合位置に付勢されている。そして、上記送り爪36Dの
送り作用により、上記最終端の端子金具Tをポーター3
7内に送り込むことができるようになっている。
【0036】次に、ポーター37に送り込まれた端子金
具Tを当該連続体T10から切り離す裁断ユニット38
について、詳述する。先ず、図5を参照して、上記柱状
体12の背面には、アングル38Aが取付けられてい
る。アングル38Aは、水平に延びており、その上面に
は、シリンダ38Bが載置されている。シリンダ38B
は、前後方向に延びており、そのロッド38Cを前方に
向けている。上記ロッド38Cには、カッタブロック3
8Dが固定されており、このカッタブロック38Dに
は、裁断用のカッタ38Eが着脱可能に取り付けられて
いる。上記カッタ38Eは、図5および図8に示す側面
でみて、端子ホルダ35とポーター37との間に進退可
能に配置されている。そして、上記シリンダ38Bが縮
長することにより、カッタ38Eは、端子ホルダ35と
ポーター37との間から退避するとともに、上記シリン
ダ38Bが伸長することにより、端子ホルダ35とポー
ター37との間に入り込んで、連続体T10から端子金
具Tを切り離すようにしている。なお、カッタブロック
38Dの背面には、カッタブロック38Dを着脱するた
めのアジャスタ38Fが取り付けられている。
【0037】図7(A)において説明したように、連続
体T10の被覆シートT5は、タブT7を介して端子金
具Tを被覆する基部T6を連続しているが、本実施例で
は、このタブT7を打ち抜くのではなく、タブT7の丁
度真ん中を切断することにより、切屑が生じないように
連続体T10から端子金具Tを切り離している。この結
果、本実施例では、バキューム等が不要になり、打抜き
屑による弊害を防止することができるという利点があ
る。
【0038】次に、上記ポーター37について、図6お
よび図9を参照しつつ詳述する。図9は、図1の要部を
示す概略正面図である。図6および図9を参照して、上
記ポーター37は、外形が略立方体に成形された容器で
あり、その背面には、後方に延びる支軸37Aが一体的
に取り付けられている。上記背面と連続する一面には、
上記連続体T10から端子金具Tを受けるための開口3
7Bが形成されている。上記開口37Bと対向する面に
は、後述するロッドピン39Cを挿抜させるための挿抜
用孔37Cが穿設されている。
【0039】上記支軸37Aは、軸受37Dを介して回
動可能に支持されている。この軸受37Dは、可動板3
7Eの上面に固定されている。図9に示すように、可動
板37Eは、正面で見て略T字形に固定された側板37
Fを一体的に備えており、この側板37Fを介して、シ
リンダ37Gのロッド37Hに取り付けられている。上
記シリンダ37Gは、取付けフレーム37Jを介して、
基台11に固定されている部材である。そして、シリン
ダ37Gが上記ロッド37Hを縮長している間は、上記
ポーター37が上記開口37Bを端子ホルダ35の下流
端に対向させることができるとともに、ロッド37Hが
伸長した際には、上記ポーター37が加圧ユニット20
のダイセット21、22の間、すなわち、加圧部21と
受圧部22との間の横側に対向できるようになってい
る。
【0040】次に、図8を参照して、支軸37Aの後端
部は、タイミングプーリ37Kが固定されており、この
タイミングプーリ37Kには、タイミングベルト37L
が巻回されている。タイミングベルト37Lは、タイミ
ングプーリ37Mに巻回されているものであり、このタ
イミングプーリ37Mを介して、上記可動板37Eの上
面に取り付けられたロータリアクチュエータ37Nに連
結されており、このロータリアクチュエータ37Nによ
り、支軸37Aを回動させて、ポーター37の姿勢を変
更できるように構成されている。すなわち、図8に示す
ように、ポーター37が端子ホルダ35の下流端に対向
している際には、上記ポーター37の開口37Bが上向
きになって、端子ホルダ35から端子金具Tを受入れ可
能な姿勢に維持されている。これとともに、上述したシ
リンダ37Gにより、ポーター37が加圧ユニット20
のダイセット21、22間に搬送された際には、ロータ
リアクチュエータ37Nがポーター37を図9におい
て、時計回りに回動させることにより、上記開口37B
がダイセット21、22間に向かって開くようにポータ
ー37が変位するよう構成されている。
【0041】次に、端子ホルダ35の下流端からダイセ
ット21、22の間に搬送されたポーター37から、端
子金具Tをダイセット21、22間に搬送するための、
送出手段としての送出ユニット39について、図9を参
照しつつ説明する。図9に示すように、上記可動板37
Eの上面には、正面視L字形の取付けフレーム39Aが
固定されており、この取付けフレーム39Aを介して、
シリンダ39Bが担持されている。上記シリンダ39B
は、左右に延びており、そのロッドピン39Cをポータ
ー37の側部に対向させている。そして、上述したよう
に、ポーター37がダイセット21、22間に搬送さ
れ、且つ、回動すると、上記ロッドピン39Cがポータ
ー37の底面に形成された挿抜用孔37Cに対向するよ
うに設定されている。そして、シリンダ39Bがロッド
ピン39Cを伸長させることにより、ロッドピン39B
が挿抜用孔37Cを介してポーター37内に収容されて
いる端子金具Tに当接し、端子金具Tをダイセット2
1、22間に送出できるように構成されている。
【0042】次に、ダイセット21、22間に送出され
た端子金具Tに供給されるべきリード線Rをクランプす
るためのリード線クランプ40について詳述する。図
1、図4、図6、および図7を参照して、リード線クラ
ンプ40は、シリンダブロック41を備えている。シリ
ンダブロック41は、上下に昇降する一対のロッド42
を備えており、このロッド42には、可動クランプ片4
3が固定されている。可動クランプ片43は、略水平に
延びて、その前端部がシリンダブロック41の前面より
僅かに前方に突出している。
【0043】他方、上記シリンダブロック41の前面に
は、断面が矩形の止定片44が固定されている。止定片
44の上端面は、上記可動クランプ片43の前端部下面
に対向している。そして、シリンダブロック41がロッ
ド42を縮長して、可動クランプ片43を降下させるこ
とにより、上記止定片44と可動クランプ片43との間
でリード線をクランプできるように構成されている。
【0044】図1に示すように、本実施例においては、
上記止定片44の上端面にリード線を位置決めするため
の一対の位置決め片45が固定されており、この位置決
め片45の前部に略V字形に形成された、前開きの溝4
5A内にリード線を挿入することにより、精緻にリード
線を止定片44の上端面に位置決めできるように構成さ
れている。
【0045】図8に示すように、上記シリンダブロック
41を保持するために、リード線クランプ40は、取付
け板46を備えている。この取付け板46は、上述した
可動板37Eの下面にボルト46Aで固定された水平部
46Bと、水平部46Bの端面から直交する姿勢に延び
る取付け部46Cとを一体に備えた金属部材である。上
記取付け部46Bには、上下に並んで互いに水平方向に
沿って平行に延びる一対の長孔46Dが形成されてお
り、この長孔46Dを挿通するボルト46Eによって、
上記シリンダブロック41は、取付け部46Bに固定さ
れている。ここで、上記長孔46Dを採用することによ
り、シリンダブロック41は、取付け板46、或いは、
可動板37Eに対し、前後方向の取付け間隔を調整可能
に固定されることになる。そして、図1および図6に示
すように、可動板47Eを担持しているシリンダ37G
が、上記ポーター37を端子ホルダ35の下流端にくる
ように、ロッド37Hを縮長させているときに、リード
線クランプ40の可動クランプ片43と止定片44と
が、ダイセット21、22の側部に臨み、加圧ユニット
20に供給された端子金具Tに圧着されるべきリード線
を、それが位置決めされた状態でクランプされるように
構成されている。
【0046】次に、リード線クランプ40によってクラ
ンプされるべきリード線を位置決めするための、リード
線位置決め手段としての位置決めユニット50につい
て、図1、図4、および図5を参照しつつ詳述する。先
ず、本実施例において、上記位置決めユニット50は、
前後方向に沿って延びる第1のシリンダ51を備えてい
る。第1のシリンダ51は、上述した支柱体12の右側
面に、取付けプレート52を介して取り付けられてお
り、その一対のロッド51Aは、前方に向けられてい
る。上記ロッド51Aの先端部には、ブロック体53が
固定されており、このブロック体53の上端部には、取
付け金具54を介して、第2のシリンダ55が取り付け
られている。第2のシリンダ55は、左右方向に沿って
配置されており、そのロッド56は、加圧ユニット20
のダイセット21、22側に向けられている。本実施例
の位置決めユニット50の構成では、第1のシリンダ5
1が、そのロッド51Aを伸長することにより、第2の
シリンダ55のロッド56を加圧ユニット20の加圧部
21と受圧部22との間に対向させるとともに、ロッド
51Aを縮長することにより、第2のシリンダ55を後
方に退避させて、加圧ユニット20の右側側部の空間を
解放するように構成されている。
【0047】また、上記第2のシリンダ55は、そのロ
ッド56が加圧部21と受圧部22との間に対向してい
る際に、当該ロッド56を伸長させることにより、ダイ
セット21、22間に介装された端子金具T内に入り込
み、リード線の端部が位置決めされるべき位置に端面を
臨ませることができるように構成されている。次に、上
記本体装置2に取り付けられているセンサについて詳述
する。
【0048】先ず、本実施例の要部を拡大して示す斜視
図である図10を参照して、上記支柱体12の前面に
は、加圧ユニット20の受圧部22より僅か上方に配置
された光学センサC1が取り付けられている。この光学
センサC1は、ダイセット21、22間に端子金具T等
が残っているか否かを検出するためのものであり、後述
する圧着動作において、上記位置決めユニット50が作
業者の手と干渉するのを防止するためのものである。光
学センサC1による検出信号は、上記制御装置6内のマ
イクロプロセッサ(図示せず)に入力される。
【0049】次に、図1を参照して、上記柱状体12の
左側面には、取付け金具61が固定されており、この取
付け金具61の後端部は、チャネル状に形成された上記
端子ホルダ35のスリット部分に対向している。そし
て、この取付け金具61の後端部には、光学センサC2
が取り付けられており、この光学センサC2は、端子ホ
ルダ35内の端子金具Tに臨んでいる。
【0050】図8に示すように、光学センサC2は、端
子ホルダ35内の端子金具T(連続体)の有無を検出す
るためのものであり、本実施例においては、搬送ユニッ
ト36のストッパ爪36Eが上流側から係止している端
子金具Tを検出するように、検出位置が設定されてい
る。この光学センサC2の検出信号も、上記制御装置6
内のマイクロプロセッサ(図示せず)に入力される。
【0051】上述した制御装置6内のマイクロプロセッ
サは、以下に説明するように、上記本体装置2を制御す
る。図11ないし図13は、本実施例による圧着動作を
示すフローチャートであり、図14および図19は、本
実施例による圧着動作の一過程を示す平面部分略図であ
り、図15、図17、および図18並びに図20ないし
図22は、本実施例による圧着動作の一過程を示す斜視
図であり、図16は、本実施例による圧着動作の一過程
を示す正面部分略図である。
【0052】先ず、図11を参照して、圧着動作を開始
する際には、上記操作盤3(図2参照)にある電源スイ
ッチを投入し(ステップS1)、次いで、上記操作盤3
にある切換スイッチを自動側に設定する(ステップS
2)。これにより、後述する端子供給工程(図13のス
テップS27以下)が自動的に行なわれ、ダイセット2
1、22内には、予め圧着端子Tが配置されている。ま
た、シリンダ37Gはロッド37Hを縮長しており、こ
れによって、リード線クランプ40の可動クランプ片4
3の前端部およびそれに対向する止定片44の上面が、
互いに開いた状態で、加圧ユニット20のダイセット2
1、22間に対向している(図14参照)。他方、図1
4に示すように、位置決めユニット50の第1のシリン
ダ51は、そのロッド51Aを伸長して、第2のシリン
ダ55のロッド56をダイセット21、22間に対向さ
せているとともに、第2のシリンダ55も、そのロッド
56を伸長させて、リード線の端部を位置決めできるよ
うに、ダイセット21、22間の端子金具T内に入り込
んでいる。
【0053】次に、作業者は、リード線Rの導線R1を
上記ロッド56によって位置決めしながら、リード線R
をリード線クランプ40にセットする(ステップS
3)。そして、この状態で、フットスイッチ7(図2参
照)を踏み込むと(ステップS4)、リード線クランプ
40のシリンダブロック41が一対のロッド42を降下
させ、リード線Rをクランプする(ステップS5)。ま
た、この直後に、位置決めユニット50においては、第
2のシリンダ55がロッド56を縮長させてダイセット
21、22間から退避させ(ステップS6)、その後、
第1のシリンダ51がロッド51Aを縮長することによ
り、第2のシリンダ55を装置本体2の右側部後方に退
避させて、ダイセット21、22の右側方を作業空間と
して解放する(ステップS7)。
【0054】この状態で、作業者は、リード線Rの導線
Rを目視により確認する(ステップS8)。本実施例に
おいては、上述した角度調整ユニット8(図2参照)に
より、作業者の身長に合わせて自由に本体装置2の傾斜
角度を変更することができることから、何れの作業者に
とっても、見やすい状態で、この確認作業を行なうこと
ができる。
【0055】作業者が確認した結果、リード線Rのクラ
ンプ状態が良好でない場合には、操作盤3を操作して
(ステップS9)、リード線クランプ40を強制的に開
き、リード線Rを解放する(ステップS10)。これに
より、位置決めユニット50の第1のシリンダ51が自
動的にロッド51Aを伸長し(ステップS11)、その
後、第2のシリンダ55がロッド56を自動的に伸長す
ることにより、リード線Rの導線R1の位置決めを再度
行なうことができる状態に戻る(ステップS12)。こ
の状態で、上述したステップS5に戻ってリード線Rの
位置決め作業が繰り返される。
【0056】リード線Rのクランプ工程が終了すると、
圧着工程が開始される。図12および図15を参照し
て、圧着工程では、先ず、作業者が、予め皮剥されたシ
ールド線Sの端部を両手で把持し、芯線S1、ドレイン
線S2をそれぞれ、図7(B)で説明したように、端子
金具Tにセットする(ステップS13)。その後、図1
6に示すように、右手でシールド線Sを保持した状態
で、フットスイッチ7を再度踏込むと(ステップS1
4)、図17に示すように、加圧部20が作動し、ダイ
セット21、22間で端子金具Tがかしめられる(ステ
ップS15)。
【0057】圧着が終了すると、図18に示すように、
ダイセット21、22の加圧部21が上昇する(ステッ
プS16)とともに、リード線クランプ40が開き、リ
ード線Rが解放される(ステップS17)。ここで、上
述した光学センサC1により、ダイセット21、22内
にワーク、すなわち、圧着された端子金具T、若しくは
シールド線S、或いは両者のアッセンブリが残っている
か否かが判断され(ステップS18)、光学センサC1
が端子金具T等を検出している間においては、制御装置
6内のマイクロプロセッサの制御により、装置本体2全
体の駆動が待機されるため、シリンダ37G、シリンダ
51は、それぞれロッド37H、52を駆動することが
ない。
【0058】作業者がかしめられたシールド線Sをダイ
セット21、22から取り外すと、端子金具Tをダイセ
ット21、22内に搬送するための工程が自動的に行な
われる。図19に示すように、この工程では、先ず、シ
リンダ37Gがロッド37Hを伸長し、可動板37Eを
前方に突出させる。この結果、リード線クランプ40が
ダイセット21、22から前方に退避するとともに、可
動板37Eに担持されているポーター37が端子金具T
を収容した状態で、ダイセット21、22間に搬送され
る(ステップS19)。また、ロータリアクチュエータ
37Nは、ポーター37がダイセット21、22の間に
到着する迄の間に、ポーター37の開口37Bがダイセ
ット21、22の間に向かって開くように、ポーター3
7を回動させる(ステップS20)。これにより、図2
0に示すように、ポーター37に収容された端子金具T
は、所期の姿勢でダイセット21、22間に向けられ
る。
【0059】次に、図21に示すように、送出ユニット
39のシリンダ39B(図19参照)が、ロッドピン3
9Cを伸長させることにより、ロッドピン39Cは、ポ
ーター37に形成された挿抜用孔37Cを貫通し、この
実施例では、ポーター37内の端子金具Tの切り起こし
片T2に当接して、端子金具Tをダイセット21、22
間に送出する(ステップS21)。その後、ロッドピン
39Cがポーター37から退避すると(ステップS2
2)、図22に示すように、シリンダ37Gが可動板3
7Eを後方に退避する(ステップS23)。また、可動
板37Eが退避する過程において、上記ポーター37
は、上記ロータリアクチュエータ37Nにより、再度回
動され、端子ホルダ35(図1参照)から端子金具Tを
受け取り可能な姿勢に戻される(ステップS24)。ま
た、可動板37Eが退避するのと同時に位置決めユニッ
ト50の第1のシリンダ51がロッド51Aを伸長し
(ステップS25)、その後、ダイセット21、22内
に送出された端子金具T内にて、リード線Rの位置決め
を行なえるように、第2のシリンダ55がロッド56を
伸長する(ステップS26)。このステップS26が終
了した時点で、リード線クランプ40によるリード線R
のセッティング(ステップS3)に作業が戻る。これと
同時に、端子供給部30においては、端子供給作業が行
なわれる。
【0060】図12および図13並びに図8を参照し
て、上述した可動板37Eの後退動作(ステップS2
3、ステップS24)が終了している時点では、カッタ
38Eは、後退している(ステップS27)。この状態
で、搬送ユニット36が作動し、送り爪36Dを降下さ
せることによって、端子金具Tの送り出し動作が行なわ
れる(ステップS28)。そして、ストッパ爪36Eの
作用により、端子金具Tの連続体T10の逆流が阻止さ
れ(ステップS29)、この状態で、当該連続体T10
の下流端に相当する端子金具Tが、ポーター37内に収
容される。その後、カッタ38Eが前進することによ
り、上述したように、端子ホルダ35とポーター37の
間に位置されたタブT7が真ん中で切断される(ステッ
プS30)。
【0061】これにより、端子金具Tが連続体T10か
ら裁断され、ポーター37によって、上述の通り、ダイ
セット21、22内に搬送されることが可能になる。そ
して、上述した各工程を繰り返すことにより、シールド
線Sに端子金具Tを連続的に圧着することができる。こ
こで、本実施例では、連続体T10から端子金具Tを裁
断する工程(ステップS27〜S30)と、ダイセット
21、22による圧着工程(ステップS3〜S26)と
を並行して行なうことができる。この結果、効率が向上
するという利点がある。
【0062】ところで、上述した圧着工程を繰り返すこ
とにより、端子金具Tの連続体T10が順次消費され、
遂には、連続体T10の終端を構成する端子金具Tが、
端子ホルダ35に搬送されることになる。ここで、本実
施例においては、図8に示すように、補助ストッパ爪3
6Hを採用することにより、この最終端の端子金具Tを
ポーター37内に搬送することができるようになってい
る。このため、本実施例においては、連続体T10を最
終端まで使い切ることが可能になるので、経済性が向上
するという利点がある。
【0063】次に、この最終端の端子金具Tがポーター
37に搬送されると、リール31を交換する必要があ
る。そこで、本実施例では、上述した光学センサC2に
よって、端子金具Tの供給工程毎に端子金具T(連続体
T10)が端子ホルダ35内にあるか否かを検出してお
り(ステップS31)、端子金具Tがある間は、ステッ
プS27に戻って、端子供給を繰り返すとともに、端子
金具Tがなくなった場合には、端子切れを警報し(ステ
ップS22)、作業者に報知する。その後、作業者がリ
ール31を交換することにより(ステップS23)、端
子金具Tの圧着工程が再開される。
【0064】以上説明したように、本実施例の構成で
は、端子金具Tの位置ずれが規制された状態で、作業者
が、自分の体長に合わせて基台10の姿勢を変更し、ダ
イセット21、22内の端子金具Tを見やすい状態にす
ることができるので、多数の作業者の何れの作業者にと
っても、作業性が向上し、しかも、高い品質を確保する
ことができるという顕著な効果を奏する。
【0065】なお、上述した実施例は、本発明の好まし
い具体例に過ぎず、本発明は上記実施例に限定されな
い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の構成では、端子金具の位置ずれが規制された状態
で、作業者が、自分の体長に合わせて基台の姿勢を変更
し、ダイセット内の端子金具を見やすい状態にすること
ができるので、多数の作業者の何れの者にとっても、作
業性が向上し、しかも、高い品質を確保することができ
るという顕著な効果を奏する。
【0067】また、請求項2記載の構成では、裁断手段
が連続体から端子金具を切り離すことから、打ち抜き屑
がでなくなるので、バキュームが不要になり、打抜き屑
による弊害を防止することができるという利点がある。
また、請求項3記載の構成では、端子金具の連続体を担
持する担持体の姿勢を所望の方向に設計することが可能
になるので、この点からも、基台の姿勢を変更しやすい
ように、担持体を配置することが可能になるという利点
がある。
【0068】また、請求項4記載の構成では、補助搬送
部材によって、連続体を最終端まで使い切ることが可能
になるので、経済性が向上するという利点がある。ま
た、請求項5記載の構成では、連続体から端子金具を裁
断する裁断加工と、ダイセットによる圧着加工とが同時
に行なわれることになるので、効率が向上するという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシールド線用端子圧
着装置の要部を示す斜視図である。
【図2】図1のシールド線用端子圧着装置の外観を示す
斜視図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図1のシールド線用端子圧着装置の要部を示す
正面図である。
【図5】図1のシールド線用端子圧着装置の要部を示す
右側面図である。
【図6】図1のシールド線用端子圧着装置の要部を示す
左側面図である。
【図7】本実施例に採用されている端子金具の図であ
り、(A)は、かしめ前の斜視図、(B)は、端子金具
にシールド線を装着したかしめ前の正面図、(C)は、
かしめ後の正面図である。
【図8】図6の要部拡大図である。
【図9】図1の要部を示す概略正面図である。
【図10】本実施例の要部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図11】本実施例による圧着動作を示すフローチャー
トである。
【図12】本実施例による圧着動作を示すフローチャー
トである。
【図13】本実施例による圧着動作を示すフローチャー
トである。
【図14】本実施例による圧着動作の一過程を示す平面
部分略図である。
【図15】本実施例による圧着動作の一過程を示す斜視
図である。
【図16】本実施例による圧着動作の一過程を示す正面
部分略図である。
【図17】本実施例による圧着動作の一過程を示す斜視
図である。
【図18】本実施例による圧着動作の一過程を示す斜視
図である。
【図19】本実施例による圧着動作の一過程を示す平面
部分略図である。
【図20】本実施例による圧着動作の一過程を示す斜視
図である。
【図21】本実施例による圧着動作の一過程を示す斜視
図である。
【図22】本実施例による圧着動作の一過程を示す斜視
図である。
【符号の説明】
8 角度調整ユニット(姿勢変更手段) 20 加圧ユニット 21 加圧部(ダイセット) 22 受圧部(ダイセット) 30 端子供給部(規制するための手段) 35 端子ホルダ 36 搬送ユニット 36D 送り爪(搬送部材) 36H 補助搬送爪(補助搬送部材) 37 ポーター 37N ロータリアクチュエータ(ポーター変位手段) 38 裁断ユニット(裁断手段) 39 送出ユニット(送出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに上下に対向し、且つ、略C字形に形
    成されたシールド線用の端子金具をかしめるための一対
    のダイセットと、 かしめられるべき端子金具をダイセットに供給する端子
    金具供給部と、 上記ダイセットおよび端子金具供給部を担持する基台
    と、 基台の姿勢を作業者に合わせて変更可能な姿勢変更手段
    と、 変更された基台上にて、ダイセットに搬送されるべき端
    子金具が位置ずれするのを規制するための手段とを設け
    ていることを特徴とするシールド線用端子圧着装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシールド線用端子圧着装置
    において、 上記端子金具供給部は、 かしめられるべき端子金具が被覆シートにより間隔を隔
    てて一体的に連続する長尺の連続体を、ロール状に巻回
    して担持する担持体と、 担持体から引き出された上記連続体を、所定の搬送方向
    にのみ変位するのを許容した状態で案内する端子ホルダ
    と、 端子ホルダの下流端と上記一対のダイセットの側部との
    間に変位可能に構成され、端子ホルダから搬送された上
    記連続体の端子金具をダイセットに搬送するポーター
    と、 ポーターが上記端子ホルダの下流端で受け取った端子金
    具を上記連続体から切り離す裁断手段とを備えているも
    のである。
  3. 【請求項3】請求項2記載のシールド線用端子圧着装置
    において、 上記端子金具供給部は、 裁断された端子金具を、ダイセットの側部に変位したポ
    ーターからダイセット内に送り出す送出手段と、 送出手段がダイセットに端子金具を送り出すのに先立っ
    て、上記端子金具がダイセットによってかしめられるか
    しめ姿勢になるように、上記ポーターを変位させるポー
    ター変位手段とを含んでいるものである。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のシールド線用端子
    圧着装置において、 上記端子金具供給部は、 上記端子ホルダに取り付けられ、連続体を間欠的に上記
    ポーターに搬送する搬送部材と、 上記端子ホルダの、当該搬送部材と上記ポーターとの間
    に設けられ、連続体の終端を構成する端子金具を上記ポ
    ーターに搬送する補助搬送部材とをさらに含んでいるも
    のである。
  5. 【請求項5】請求項2、3、または4記載のシールド線
    用端子圧着装置において、 上記裁断手段は、ダイセットによる圧着加工と並行して
    端子金具を連続体から裁断するものである。
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CN104439521A (zh) * 2014-11-21 2015-03-25 株洲南车时代电气股份有限公司 一种连续端头分离装置及其分离方法
KR101845262B1 (ko) * 2017-11-08 2018-04-04 김재학 케이블 연결단자 결합장치
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