JPH0821356A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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Publication number
JPH0821356A
JPH0821356A JP18056294A JP18056294A JPH0821356A JP H0821356 A JPH0821356 A JP H0821356A JP 18056294 A JP18056294 A JP 18056294A JP 18056294 A JP18056294 A JP 18056294A JP H0821356 A JPH0821356 A JP H0821356A
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JP
Japan
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cylinder
piston
fluid
slider
magnet
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Application number
JP18056294A
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English (en)
Inventor
Masaji Aono
正司 青野
Hiromi Kitaura
博己 北浦
Bin Datsuku Chiyau
ビン ダック チャウ
Naotaka Miyamoto
尚孝 宮本
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Idec Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部への流体の漏れが起こらず、かつシリン
ダの加工性に優れているポンプを提供する。 【構成】 このポンプは、真っ直ぐな円筒状をしていて
その両端部に吸入口32、吐出口34がそれぞれ設けら
れたシリンダ30を備えており、その中に、磁石42を
有するピストン40が往復直線運動可能に収納されてい
る。ピストン40のシリンダ吐出口側の一端部には弁4
8が設けられている。シリンダ30の外周部には、ピス
トン40の磁石42と磁気的に結合する磁石52を有す
るスライダ50が往復直線運動可能に設けられている。
更にこのポンプは、スライダ50を往復直線運動させる
駆動装置60を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば水のような液
体、空気のような気体、微粒子のような粒子状体等の流
体を送出するポンプに関し、より具体的には、シリンダ
内で磁気的結合によって往復直線運動させられるピスト
ンを有するポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のリニヤ駆動式のポンプの
一例を示す概略断面図である。このポンプは、円筒状の
シリンダ2と、その中に収納された円筒状のピストン1
2と、それを上下させる電磁石18およびばね20とを
備えている。
【0003】シリンダ2の上部には、流体22の吸入口
4と吐出口6とが互いに直角方向に設けられており、そ
れらとシリンダ2との間には吸入弁8および吐出弁10
がそれぞれ設けられている。
【0004】ピストン12には、それとシリンダ2との
間をシールするパッキン14と、電磁石18による吸引
用の磁性体16とが設けられている。この磁性体16
は、例えば、リング状の鉄心から成る。
【0005】電磁石18は、この例では相対向する位置
に配置された2個の電磁石から成る。ばね20は、例え
ば圧縮コイルばねである。
【0006】流体20は、例えば水、油等のような液
体、空気、各種ガスのような気体、微粒子のような粒子
状体等である。
【0007】このポンプにおいては、電磁石18に通電
すると、その磁力によって磁性体16が吸引されて、ピ
ストン12がばね20の弾性力に抗して下降し、その
際、吸入弁8が開いて、吸入口4から流体22がシリン
ダ2内に吸入される。
【0008】電磁石18への通電を切ると、ばね20の
弾性力によってピストン12が上昇し、その際、吸入弁
8が閉じると共に吐出弁10が開いて、吐出口6から流
体22の吐出が行われる。
【0009】図8は、従来のクランク式のポンプの一例
を示す概略断面図である。このポンプは、図7のポンプ
における磁性体16、電磁石18およびばね20の代わ
りに、駆動軸24およびクランク26を設け、この駆動
軸24によってクランク26を回転させて、その働きで
ピストン12を上下させるようにしたものである。その
他は図7のポンプと同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれのポンプに
おいても、ピストン12のパッキン14が摩耗すると、
シリンダ2内の流体22がパッキン14の部分を通して
電磁石部(図7の例の場合)あるいはクランク部(図8
の例の場合)へ漏れ、ひいては外部へ漏れ出るという問
題がある。
【0011】このような流体、取り分け液体の漏れは、
例えば電気配線に近い所に配置されるポンプ、医療機械
用のポンプ、化学機械用のポンプ等においては特に深刻
な問題となる。
【0012】また、上記いずれのポンプにおいても、シ
リンダ2の上部に吸入口4と吐出口6が互いに直角に配
置されていて、シリンダ周りの形状が異形(単純な形状
でないこと)になるため、シリンダ周りの加工が難し
く、そのためシリンダの加工費が嵩むという問題があ
る。
【0013】そこでこの発明は、外部への流体の漏れが
起こらず、かつシリンダの加工性に優れているポンプを
提供することを主たる目的とする。
【0014】上記目的を達成するため、この発明に係る
第1のポンプは、真っ直ぐな筒状をしていてその軸方向
の一端部に流体の吸入口が設けられ他端部に吐出口が設
けられたシリンダと、このシリンダ内にその軸方向に往
復直線運動可能に収納された筒状のピストンであってそ
の外周部に磁石を有するものと、このピストンのシリン
ダ吐出口側の一端部に設けられていてピストンの中空部
をシリンダ内の流体の作用によって開閉する弁と、シリ
ンダの外周部にその軸方向に往復直線運動可能に設けら
れた筒状のスライダであってその内周部にピストンの磁
石と磁気的に結合する磁石を有するものと、このスライ
ダをシリンダの軸方向に往復直線運動させる駆動装置と
を備えることを特徴とする。
【0015】また、この発明に係る第2のポンプは、真
っ直ぐな筒状をしていてその軸方向の一端部に流体の吸
入口が設けられ他端部に吐出口が設けられたシリンダ
と、このシリンダ内にその軸方向に往復直線運動可能に
収納されていて筒状をした複数N個のピストンであって
その外周部に磁石をそれぞれ有するものと、この各ピス
トンのシリンダ吐出口側の一端部にそれぞれ設けられて
いて各ピストンの中空部をシリンダ内の流体の作用によ
って開閉する弁と、シリンダの外周部にその軸方向に往
復直線運動可能に設けられていて筒状をした複数N個の
スライダであってその内周部に各ピストンの磁石とそれ
ぞれ磁気的に結合する磁石をそれぞれ有するものと、こ
の各スライダをシリンダの軸方向に360/N度ずつ位
相をずらして往復直線運動させる駆動装置とを備えるこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】上記第1のポンプによれば、駆動装置によって
スライダをシリンダの軸方向に往復直線運動させると、
それと磁気的に結合しているピストンもシリンダ内で往
復直線運動をする。
【0017】ピストンがシリンダの吸入口側に移動する
場合、ピストンの上記一端側に設けられた弁は、当該ピ
ストンの中空部内に満たされている流体に押されて開
き、ピストンは、その中空部で流体を通過させながら吸
入口側に移動する。
【0018】ピストンがシリンダの吐出口側に移動する
場合、ピストンの弁は、シリンダ内の流体に押されて閉
じ、シリンダ内の流体は、弁が閉じた状態のピストンに
よって押されて吐出口から吐出される。これと同時に、
ピストンの吸入口側は負圧になるので、吸入口からシリ
ンダ内に流体が吸入される。
【0019】そして、このような動作が、適宜繰り返さ
れる。
【0020】このようにこのポンプにおいては、ピスト
ンをシリンダ内に収納し、それへの動力の伝達をシリン
ダ外から磁力によって行うようにしているので、外部へ
の流体の漏れは起こらない。
【0021】また、シリンダは、真っ直ぐな筒状をして
いてその軸方向の一端部に吸入口が設けられ他端部に吐
出口が設けられているという単純な形状をしているの
で、加工性に優れている。
【0022】上記第2のポンプによれば、駆動装置によ
って複数のスライダをシリンダの軸方向に位相をずらし
て往復直線運動させると、それとそれぞれ磁気的に結合
している複数のピストンもシリンダ内で位相を異にして
往復直線運動をする。
【0023】その場合の各ピストンの作用はそれぞれ次
のとおりである。
【0024】即ち、各ピストンがシリンダの吸入口側に
移動する場合、当該ピストンの上記一端側に設けられた
弁は、当該ピストンの中空部内に満たされている流体に
押されて開き、当該ピストンは、その中空部で流体を通
過させながら吸入口側に移動する。
【0025】各ピストンがシリンダの吐出口側に移動す
る場合、当該ピストンの弁は、シリンダ内の流体に押さ
れて閉じ、シリンダ内の流体は、弁が閉じた状態の当該
ピストンによって押されて吐出口から吐出される。これ
と同時に、当該ピストンの吸入口側は負圧になるので、
吸入口からシリンダ内に流体が吸入される。
【0026】このようにこのポンプにおいては、ピスト
ンをシリンダ内に収納し、それへの動力の伝達をシリン
ダ外から磁力によって行うようにしているので、外部へ
の流体の漏れは起こらない。
【0027】また、シリンダは、真っ直ぐな筒状をして
いてその軸方向の一端部に吸入口が設けられ他端部に吐
出口が設けられているという単純な形状をしているの
で、加工性に優れている。
【0028】また、流体の通過と吐出および吸入とが、
各ピストンによって、互いに位相をずらして行われるの
で、吐出流体の脈動が少ない。
【0029】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係るポンプを
示す断面図である。このポンプは、真っ直ぐな円筒状を
していて、その軸方向の一端部に流体22の吸入口32
が設けられ、他端部に流体22の吐出口34が設けられ
たシリンダ30を備えている。シリンダ30を形成する
材料は、例えばステンレス、真鍮、樹脂等の非磁性体か
ら成る。
【0030】流体22は、例えば水、油のような液体、
空気、各種ガスのような気体、微粒子のような粒子状体
等である。
【0031】シリンダ30内に、円筒状をしたピストン
40が、矢印D、Eに示すようにシリンダ30の軸方向
に往復直線運動可能に収納されている。ピストン40を
形成する材料は、例えばステンレス、真鍮、樹脂等の非
磁性体から成る。
【0032】ピストン40は、その外周部に、リング状
の磁石42をこの例では2個有している。両磁石42は
永久磁石であり、その極性配置は、図9に示すように、
鉄心44を挟んで同極同士を対向させている。もっと
も、この磁石42は、1個でも3個以上でも良い。3個
以上の場合も、隣の磁石42の極が同極になるように配
置すれば良い。
【0033】各磁石42の両側には、この例では、リン
グ状の鉄心44をそれぞれ設けて、磁束を集中させるよ
うにしている。
【0034】ピストン40の外周部の両端部には、この
例では、流体22をより効率的に駆動するために、ピス
トン40とシリンダ30の壁面間をシールするパッキン
46をそれぞれ設けている。このパッキン46は、例え
ばOリングであり、ピストン40の溝に嵌め込まれてい
る。もっとも、ピストン40の加工精度を高めてそれ自
身でシリンダ30の壁面との間をシールする機能をある
程度有している等の場合は、パッキン46を設けなくて
も良い場合もある。
【0035】ピストン40の軸方向の一端部であってシ
リンダ30の吐出口34側の一端部には、回転軸49に
よって回転自在に支持されていて、シリンダ30内の流
体22の作用によって矢印Fのように開閉して、ピスト
ン40の中空部41を開閉する弁48が設けられてい
る。即ち、この弁48は、ピストン40が矢印D方向に
移動する場合は、ピストン40の中空部41内に満たさ
れている流体22に押されて開き、ピストン40が矢印
E方向に移動する場合は、シリンダ30内の流体22に
押されて閉じる。
【0036】シリンダ30の外周部には、円筒状をした
スライダ50が、矢印B、Cに示すようにシリンダ30
の軸方向に往復直線運動可能に設けられている。換言す
れば、シリンダ30はこのスライダ50内に通されてい
る。スライダ50を形成する材料は、例えばステンレ
ス、真鍮、樹脂等の非磁性体から成る。
【0037】スライダ50は、その内周部に、ピストン
40の各磁石42と相対向していてそれらと逆極性であ
って、シリンダ30の壁面を介して各磁石42と吸引し
合って磁気的に結合するリング状の磁石52をこの例で
は2個有している。その極性配置の例を図9に示す。こ
の磁石52は、電磁石でも良いが、それだと給電が必要
になるので、永久磁石の方が好ましく、この実施例では
永久磁石にしている。この磁石52は、ピストン40の
磁石42と同数にするのが好ましい。
【0038】各磁石52の両側には、この例では、リン
グ状の鉄心54をそれぞれ設けて、磁束を集中させるよ
うにして、ピストン40の磁石42との磁気的結合がよ
り強固になるようにしている。
【0039】スライダ50の内周部の両端部には、この
実施例では、リング状の摺動部56をそれぞれ設けて、
スライダ50とシリンダ30の壁面間の摩擦を小さくし
て、スライダ50がより軽く動けるようにしている。
【0040】スライダ50には、それを矢印B、Cに示
すようにシリンダ30の軸方向に往復直線運動させる駆
動装置60が接続されている。この駆動装置60は、モ
ータ62の回転をクランク64によってスライダ50の
往復直線運動に換えるものである。
【0041】即ち、駆動装置60は、この例では、回転
軸63を例えば矢印A方向に回転させるモータ62と、
その回転軸63に根元が結合されたクランク64と、そ
の先端部とスライダ50間に結合されたレバー66とを
有している。モータ62の回転軸63を例えば矢印A方
向に回転させると、クランク64の先端部が回転軸63
を中心に旋回し、それに応じてレバー66およびスライ
ダ50が矢印B、Cに示すように往復直線運動を行う。
【0042】このポンプの全体的な動作例を説明する
と、駆動装置60のモータ62を回転させてスライダ5
0を矢印B、Cに示すようにシリンダ30の軸方向に往
復直線運動させると、それと磁気的に結合しているピス
トン40もシリンダ30内で矢印D、Eに示すように往
復直線運動をする。
【0043】ピストン40が矢印Dに示すようにシリン
ダ30の吸入口32側に移動する場合、図2にも示すよ
うに、ピストン40の弁48は、当該ピストン40の中
空部41内に満たされている流体22に押されて開き、
ピストン40は、その中空部41で流体22を通過させ
ながら吸入口32側に移動する。
【0044】ピストン40が矢印Eに示すようにシリン
ダ30の吐出口34側に移動する場合、ピストン40の
弁48は、シリンダ30内の流体22に押されて閉じ、
シリンダ30内の流体22は、弁48が閉じた状態のピ
ストン40によって押されて吐出口34から吐出され
る。これと同時に、ピストン40の吸入口32側は負圧
になるので、吸入口32からシリンダ30内に流体22
が吸入される。
【0045】そして、このような動作が、適宜繰り返さ
れる。
【0046】以上のように、このポンプにおいては、ピ
ストン40をシリンダ30内に収納し、それへの動力の
伝達をシリンダ30外から磁力によって行うようにして
いるので、外部への流体22の漏れは起こらない。
【0047】ちなみに、ピストン40のパッキン46
は、従来のポンプと違ってシリンダの内外をシールする
ものではなく、吸入口32と吐出口34間をより確実に
仕切るものなので、パッキン46の摩耗等が起こっても
流体22の駆動効率が若干低下するだけであり、流体2
2の外部への漏れは起こらない。
【0048】また、シリンダ30は、真っ直ぐな円筒状
をしていてその軸方向の一端部に吸入口32が設けられ
他端部に吐出口34が設けられているという単純な形状
をしているので、加工性に優れている。
【0049】また、従来のポンプは吸入弁8と吐出弁1
0という2個の弁が必要であり、そのぶん構造が複雑で
あるという問題があったが、この実施例のポンプは弁が
1個で良いので、そのぶん構造が簡単になり、ひいては
故障個所が少なくなり信頼性が向上する。
【0050】なお、ピストン40が吸入口32側へ移動
する場合、ピストン40はその弁48が開いて中空部4
1で流体22を通過させるので、中空部41の形状は、
図示例のように吸入口32側ができるだけ開いている方
が、流体22に対する抵抗が少ないので好ましい。
【0051】その場合、ピストン40が吸入口32側へ
移動するときにピストン40の抵抗によって流体22が
吸入口32から押し出されるのを防止するために、例え
ば図3に示す例のように、吸入口32内に矢印Gのよう
に開閉する逆止め弁58を設けても良い。そのようにす
れば、一旦シリンダ30内に入った流体22の逆流を確
実に防止することができるので、ポンプの効率が向上す
る。
【0052】スライダ50をシリンダ30の軸方向に往
復直線運動させる駆動装置は、上記例のようなモータ6
2とクランク64とを組み合わせた装置以外のもの、例
えばリニヤモータを用いたもの、油空圧シリンダを用い
たもの等でも良い。
【0053】図4は、リニヤパルスモータを用いた駆動
装置70を備えるポンプの例を示す。駆動装置70以外
の部分は図1の実施例と同様であるので、ここでは重複
説明を省略する。
【0054】駆動装置70は、スライダ50側に取り付
けられた二つの互いに逆極性の永久磁石74、76、二
つの電磁石78、80およびヨーク72を有しており、
これが移動子を構成している。各電磁石78、70を構
成するコアは、二つの歯をそれぞれ有しており、そこに
コイルが互いに逆向きに巻かれている。更にこの駆動装
置70は、電磁石78、80に対向するように、かつシ
リンダ30の軸方向に平行に配置されていて多数の小歯
を有するラック状の固定子82を有している。
【0055】この駆動装置70は、周知の(例えば特公
昭49−41602号公報参照)ソーヤの原理に従って
動く一種のステッピングモータであり、その動作を簡単
に説明すると、二つの電磁石78、80に対して、所定
のパルス励磁を行うと、電磁石78、80を含む移動子
およびそれに固定されたスライダ50は、固定子82に
沿って矢印H方向の一方向に1ステップずつ移動し、上
記とは逆のパルス励磁を行うと、電磁石78、80等を
含む移動子およびそれに固定されたスライダ50は、固
定子82に沿って矢印H方向の上記とは逆方向に1ステ
ップずつ移動する。このスライダ50の移動に伴って、
シリンダ30内でピストン40も移動し、前述したよう
なポンプ作用をする。
【0056】上記パルス励磁の切り換え、即ちスライダ
50の反転は、この例では、シリンダ30の両端部付近
に設けた二つのスイッチ84、86を用いて行うように
している。
【0057】図5は、この発明の更に他の実施例に係る
ポンプを示す概略断面図であり、図1の実施例との相違
点を主に説明すると、この実施例では、前述したような
シリンダ30内に、2個のピストン40aおよび40b
を収納している。各ピストン40a、40bは、ここで
は図示を簡略化しているが、図1の実施例の場合と同様
に、磁石42、鉄心44、パッキン46および弁48
a、48bをそれぞれ有している。
【0058】シリンダ30の外周部には、内部のピスト
ン40a、40bとそれぞれ磁気的に結合している2個
のスライダ50a、50bが設けられている。各スライ
ダ50a、50bは、ここでは図示を簡略化している
が、図1の実施例の場合と同様に、磁石52、鉄心54
および摺動部56をそれぞれ有している。
【0059】また、この実施例では、各スライダ50
a、50bの上部にリニヤ軸受92a、92bをそれぞ
れ設け、それらに、シリンダ30の軸に平行なスライド
シャフト90を通して、両スライダ50a、50bがよ
り滑らかに動くことができるようにしている。このよう
なスライドシャフト90を設ける場合は、両スライダ5
0a、50bの前述した摺動部56は省略しても良い。
【0060】シリンダ30の中央部内には、各ピストン
40a、40bと各スライダ50a、50bとの磁気的
結合が外れた場合に、ピストン40a、40bが行き過
ぎるのを防止するストッパー94が設けられている。
【0061】更にこの実施例のポンプは、各スライダ5
0a、50bをシリンダ30の軸方向にこの例では互い
に180度位相をずらして往復直線運動させる駆動装置
100を備えている。この明細書において往復直線運動
の位相差は、互いに同一方向に同期して移動する場合が
0度または360度であり、互いに反対方向に同期して
移動する場合が180度である。
【0062】この駆動装置100は、回転軸103を例
えば矢印A1 方向に回転させるモータ102と、それに
結合されたタイミングプーリ104aと、それのシリン
ダ軸方向側に設けられたタイミングプーリ104bと、
両者間に懸け渡されたタイミングベルト106と、両タ
イミングプーリ104a、104bに180度位相をず
らして取り付けられたクランク108a、108bと、
それらとスライダ50a、50b間をそれぞれ接続する
レバー110a、110bとを有している。
【0063】回転軸103およびタイミングプーリ10
4aを例えば矢印A1 方向に回転させると、タイミング
プーリ104bはA1 と同方向の矢印A2 方向に回転さ
せられ、それらに対するクランク108a、108bの
取付位置が180度ずれているので、レバー110a、
110bに接続されたスライダ50aおよび50bは、
矢印B1 および矢印B2 方向、あるいはその逆方向であ
る矢印C1 および矢印C2 方向というように、互いに1
80度位相をずらして往復直線運動させられる。
【0064】このような各スライダ50a、50bの移
動に伴って、それらと磁気的にそれぞれ結合している各
ピストン40a、40bも、シリンダ30内で互いに1
80度位相を異にして往復直線運動をする。その場合の
各ピストン40a、40bの作用はそれぞれ次のとおり
である。
【0065】即ち、各ピストン40a、40bがシリン
ダ30の吸入口32側に移動する場合、当該ピストン4
0a、40bの弁48a、48bは、当該ピストン40
a、40bの中空部41a、41b内に満たされている
流体22に押されて開き、当該ピストン40a、40b
は、その中空部41a、41bで流体22を通過させな
がら吸入口32側に移動する。
【0066】各ピストン40a、40bがシリンダ30
の吐出口34側に移動する場合、当該ピストン40a、
40bの弁48a、48bは、シリンダ30内の流体2
2に押されて閉じ、シリンダ30内の流体22は、弁4
8a、48bが閉じた状態のピストン40a、40bに
よって押されて吐出口34から吐出される。これと同時
に、当該ピストン40a、40bの吸入口32側は負圧
になるので、吸入口32からシリンダ30内に流体22
が吸入される。
【0067】このような流体22の通過と流体22の吐
出および吸入とが、各ピストン40a、40bによっ
て、互いに180度位相をずらして行われる。図6はそ
の状況を図示したものである。
【0068】図1の実施例のポンプは、従来例のポンプ
においても同様であるが、流体22を吐出および吸入す
る期間は1サイクル中の約1/2、即ち1サイクル中の
吐出期間の割合は約50%であるのに対して、この実施
例のポンプにおいては、一方のピストン40aで流体2
2を通過させているときは他方のピストン40bで流体
22を吐出および吸入しており、逆に一方のピストン4
0aで流体22を吐出および吸入しているときは他方の
ピストン40bで流体22を通過させているので、ポン
プ全体から見れば1サイクル中のほぼ全期間において流
体22を吐出および吸入することができ、1サイクル中
の吐出期間の割合は100%近くになる。従って、吐出
流体の脈動を少なくすることができる。
【0069】なお、図5の例は一つのシリンダ30に対
してピストンおよびスライダを2個ずつ設けたものであ
るが、それらを3個以上ずつ設けても良い。その場合、
それらの個数をN個とすると、各スライダは360/N
度ずつ位相をずらして往復直線運動させれば良い。この
ようにピストンおよびスライダを3個以上ずつ設ける
と、吐出流体の脈動をより一層少なくすることができ
る。
【0070】上記のようにピストンおよびスライダを複
数個ずつ設ける場合も、その駆動装置には、図5の例の
ようなモータと複数個のクランクとを組み合わせたもの
の他に、複数個のリニヤモータを用いたもの、複数個の
油空圧モータを用いたもの等を利用することができる。
【0071】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0072】請求項1のポンプによれば、ピストンをシ
リンダ内に収納し、それへの動力の伝達をシリンダ外か
ら磁力によって行うようにしているので、外部への流体
の漏れは起こらない。
【0073】また、シリンダは、真っ直ぐな筒状をして
いてその軸方向の一端部に吸入口が設けられ他端部に吐
出口が設けられているという単純な形状をしているの
で、加工性に優れている。
【0074】また、従来のポンプは2個の弁が必要であ
りそのぶん構造が複雑であったが、この発明のポンプは
弁が1個で良いので、そのぶん構造が簡単になり、ひい
ては故障個所が少なくなり信頼性が向上する。
【0075】請求項2のポンプによれば、ピストンをシ
リンダ内に収納し、それへの動力の伝達をシリンダ外か
ら磁力によって行うようにしているので、外部への流体
の漏れは起こらない。
【0076】また、シリンダは、真っ直ぐな筒状をして
いてその軸方向の一端部に吸入口が設けられ他端部に吐
出口が設けられているという単純な形状をしているの
で、加工性に優れている。
【0077】また、流体の通過と吐出および吸入とが、
各ピストンによって、互いに位相をずらして行われるの
で、吐出流体の脈動が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るポンプを示す断面図
である。
【図2】図1のポンプの弁が開いた状態を示す図であ
る。
【図3】吸入口内に逆止め弁を設けた例を示す図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例に係るポンプを示す断面
図である
【図5】この発明の更に他の実施例に係るポンプを示す
概略断面図であり、ピストンおよびスライダの部分は図
示を簡略化している。
【図6】図5のポンプの動作状況を示す図である。
【図7】従来のリニヤ駆動式のポンプの一例を示す概略
断面図である。
【図8】従来のクランク式のポンプの一例を示す概略断
面図である。
【図9】図1、図2、図3および図5に示すポンプのピ
ストンおよびスライダの磁石周りを拡大して部分的に示
す図である。
【符号の説明】
22 流体 30 シリンダ 32 吸入口 34 吐出口 40,40a,40b ピストン 42 磁石 48,48a,48b 弁 50,50a,50b スライダ 52 磁石 60,70,100 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 尚孝 大阪府大阪市淀川区三国本町1丁目10番40 号 和泉電気株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真っ直ぐな筒状をしていてその軸方向の
    一端部に流体の吸入口が設けられ他端部に吐出口が設け
    られたシリンダと、このシリンダ内にその軸方向に往復
    直線運動可能に収納された筒状のピストンであってその
    外周部に磁石を有するものと、このピストンのシリンダ
    吐出口側の一端部に設けられていてピストンの中空部を
    シリンダ内の流体の作用によって開閉する弁と、シリン
    ダの外周部にその軸方向に往復直線運動可能に設けられ
    た筒状のスライダであってその内周部にピストンの磁石
    と磁気的に結合する磁石を有するものと、このスライダ
    をシリンダの軸方向に往復直線運動させる駆動装置とを
    備えることを特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】 真っ直ぐな筒状をしていてその軸方向の
    一端部に流体の吸入口が設けられ他端部に吐出口が設け
    られたシリンダと、このシリンダ内にその軸方向に往復
    直線運動可能に収納されていて筒状をした複数N個のピ
    ストンであってその外周部に磁石をそれぞれ有するもの
    と、この各ピストンのシリンダ吐出口側の一端部にそれ
    ぞれ設けられていて各ピストンの中空部をシリンダ内の
    流体の作用によって開閉する弁と、シリンダの外周部に
    その軸方向に往復直線運動可能に設けられていて筒状を
    した複数N個のスライダであってその内周部に各ピスト
    ンの磁石とそれぞれ磁気的に結合する磁石をそれぞれ有
    するものと、この各スライダをシリンダの軸方向に36
    0/N度ずつ位相をずらして往復直線運動させる駆動装
    置とを備えることを特徴とするポンプ。
JP18056294A 1994-07-07 1994-07-07 ポンプ Pending JPH0821356A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100351517C (zh) * 2006-03-07 2007-11-28 大连大学 高压动态相平衡试验用气液输送泵
JP2013541048A (ja) * 2010-10-11 2013-11-07 アドレンズ ビーコン インコーポレイテッド 流体充填レンズのワイヤ・フレームのための無動力の概念

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