JPH0821388B2 - 固体電解質電池 - Google Patents
固体電解質電池Info
- Publication number
- JPH0821388B2 JPH0821388B2 JP58132363A JP13236383A JPH0821388B2 JP H0821388 B2 JPH0821388 B2 JP H0821388B2 JP 58132363 A JP58132363 A JP 58132363A JP 13236383 A JP13236383 A JP 13236383A JP H0821388 B2 JPH0821388 B2 JP H0821388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polymer
- solid electrolyte
- salt
- anionic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M6/00—Primary cells; Manufacture thereof
- H01M6/14—Cells with non-aqueous electrolyte
- H01M6/18—Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte
- H01M6/181—Cells with non-aqueous electrolyte with solid electrolyte with polymeric electrolytes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/411—Organic material
- H01M50/414—Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/489—Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
- H01M50/497—Ionic conductivity
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は固体電解質電池に関し、更に詳しくは、極め
て成形容易な有機高分子電解質を用いた固体電解質電池
に関するものである。
て成形容易な有機高分子電解質を用いた固体電解質電池
に関するものである。
従来電池を構成する電解質は、イオンの移動の容易さ
から、水溶液状またはペースト状で用いられている。し
かし、電解質を水溶液状又はペースト状にした電池に
は、電極の金属の腐蝕電解質水溶液もしくはペーストの
漏洩の問題があり、特に電池が時計やカメラなどの精密
機器や、測定装置や計算機など電子機器に使用されてい
る時に、かかる問題が生ずれば、機器は著しく損傷を受
けることとなり、その解決のために種々の工夫がなされ
ている。
から、水溶液状またはペースト状で用いられている。し
かし、電解質を水溶液状又はペースト状にした電池に
は、電極の金属の腐蝕電解質水溶液もしくはペーストの
漏洩の問題があり、特に電池が時計やカメラなどの精密
機器や、測定装置や計算機など電子機器に使用されてい
る時に、かかる問題が生ずれば、機器は著しく損傷を受
けることとなり、その解決のために種々の工夫がなされ
ている。
これらの工夫の1つとして、電解質に固体電解質を用
いる方法が採用され、ほぼ解決の方向が得られている。
用いられる固体電解質はイオン導電性であり、たとえ
ば、ナトリウムイオン導電体のNaO・11Al2O3、リチウム
イオン導電体のLi3N、銅イオン導電体の7CuBr・C6H12N4
CH2Br、銀イオン導電体のRbAg4I5等が知られている。こ
こに挙げたものは、カチオン導電体であるがアニオンは
通常カチオンに較べてイオン半径が大きいことから固体
中を動きにくいものであるためアニオン導電体は少なく
知られているものは高温で導電性を示すものである。た
とえば200℃でフツ素アニオン導電性を示すPbF2、300℃
で塩素アニオン導電性を示すPbCl2、800℃でO2-の導電
性を示す(ZrO2)0.9(Y2O3)0.1などが知られている。
いる方法が採用され、ほぼ解決の方向が得られている。
用いられる固体電解質はイオン導電性であり、たとえ
ば、ナトリウムイオン導電体のNaO・11Al2O3、リチウム
イオン導電体のLi3N、銅イオン導電体の7CuBr・C6H12N4
CH2Br、銀イオン導電体のRbAg4I5等が知られている。こ
こに挙げたものは、カチオン導電体であるがアニオンは
通常カチオンに較べてイオン半径が大きいことから固体
中を動きにくいものであるためアニオン導電体は少なく
知られているものは高温で導電性を示すものである。た
とえば200℃でフツ素アニオン導電性を示すPbF2、300℃
で塩素アニオン導電性を示すPbCl2、800℃でO2-の導電
性を示す(ZrO2)0.9(Y2O3)0.1などが知られている。
しかし、これらの固体電解質はすべて無機物質であつ
て、無機物質に共通して成形しにくいという問題点があ
る。工業的規模で固体電解質を電池に利用しようとする
ときは、所望の形状に成形し得べきことが極めて重要な
条件である。
て、無機物質に共通して成形しにくいという問題点があ
る。工業的規模で固体電解質を電池に利用しようとする
ときは、所望の形状に成形し得べきことが極めて重要な
条件である。
そこで本発明者らは、かかる問題を解決し成形容易な
固体電解質を用いた電池を開発すべく鋭意研究を重ねた
結果、ある特定の有機高分子化合物の複合体が電池用電
解質として優れた特性を有し、かつ成形容易であること
を見出し、本発明を完成した。
固体電解質を用いた電池を開発すべく鋭意研究を重ねた
結果、ある特定の有機高分子化合物の複合体が電池用電
解質として優れた特性を有し、かつ成形容易であること
を見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、カチオン性ポリマーの溶液もしく
は液体のカチオン性ポリマー、及びアニオン性ポリマー
の溶液もしくは液状のアニオン性ポリマーを混合し、次
いで所望により脱溶媒することにより得られるポリカチ
オン・ポリアニオン複合体を電解質として用いたことを
特徴とする固体電解質電池を提供するものである。
は液体のカチオン性ポリマー、及びアニオン性ポリマー
の溶液もしくは液状のアニオン性ポリマーを混合し、次
いで所望により脱溶媒することにより得られるポリカチ
オン・ポリアニオン複合体を電解質として用いたことを
特徴とする固体電解質電池を提供するものである。
本発明において、カチオン性ポリマーとしては第4級
アンモニウム含有ポリマーの塩、スルホニウム基含有ポ
リマーの塩、ホスホニウム基含有ポリマーの塩の群から
選ばれた1種または2種以上のものが用いられる。第4
級アンモニウム基含有ポリマーの塩の例としては、カチ
オン化セルロース、カチオン化澱粉、ポリエチレンイミ
ン第4級塩、ポリN−メチルビニルピリジンの塩などの
ポリビニルピリジンの塩;ポリベンジルトリメチルアン
モニウム塩などのポリベンジルアンモニウムの塩;ポリ
ビニルトリメチルアンモニウムクロライドなどのポリビ
ニルアミンの塩;ポリアリルトリメチルアンモニウムク
ロライドなどのポリアリルアミンの塩;ジクロロメチル
ジフエニルエーテルホルマリン縮合物のトリアルキルア
ミンの塩;ポリ(N−ビニル−2,3−ジメチルイミダゾ
リウム塩);ポリジアリルアンモニウム塩;ポリ(2−
ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライド)などのポリ(2−ヒドロ
キシ−3−メタクリロイルオキシアルキル,トリアルキ
ルアンモニウム塩);ポリ(2−ヒドロキシ−3−アク
リロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロラ
イド)などのポリ(2−ヒドロキシ−3−アクリロイル
オキシアルキルトリアルキルアンモニウム塩);ポリ
(N−メタクリルアミドプロピル−3−トリメチルアン
モニウムクロライド)などのポリ(N−メタクリルアミ
ドプロピル−3−トリアルキルアンモニウム塩)が挙げ
られる。スルホニウム基含有ポリマーの塩の例として
は、ポリ(2−メタクリルオキシエチルジメチルスルホ
ニウムクロライド)などのポリ(2−メタクリロオキシ
アルキルジアルキルスルホニウム塩);ポリ(2−アク
リロオキシエチルジメチルスルホニウムクロライド)な
どのポリ(2−アクリロオキシアルキルジアルキルスル
ホニウム塩)ポリビニルベンジルスルホニウム塩が、ま
たホスホニウム基含有ポリマーの塩の例としては、ポリ
(グリシジルトリブチルホスホニウムクロライド)など
のポリ(グリシジルトリアルキルホスホニウム塩)ポリ
ビニルベンジルホスホニウム塩が挙げられる。カチオン
性ポリマーの重合度は、特に制限はないが、数千〜数十
万が好ましい。
アンモニウム含有ポリマーの塩、スルホニウム基含有ポ
リマーの塩、ホスホニウム基含有ポリマーの塩の群から
選ばれた1種または2種以上のものが用いられる。第4
級アンモニウム基含有ポリマーの塩の例としては、カチ
オン化セルロース、カチオン化澱粉、ポリエチレンイミ
ン第4級塩、ポリN−メチルビニルピリジンの塩などの
ポリビニルピリジンの塩;ポリベンジルトリメチルアン
モニウム塩などのポリベンジルアンモニウムの塩;ポリ
ビニルトリメチルアンモニウムクロライドなどのポリビ
ニルアミンの塩;ポリアリルトリメチルアンモニウムク
ロライドなどのポリアリルアミンの塩;ジクロロメチル
ジフエニルエーテルホルマリン縮合物のトリアルキルア
ミンの塩;ポリ(N−ビニル−2,3−ジメチルイミダゾ
リウム塩);ポリジアリルアンモニウム塩;ポリ(2−
ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライド)などのポリ(2−ヒドロ
キシ−3−メタクリロイルオキシアルキル,トリアルキ
ルアンモニウム塩);ポリ(2−ヒドロキシ−3−アク
リロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロラ
イド)などのポリ(2−ヒドロキシ−3−アクリロイル
オキシアルキルトリアルキルアンモニウム塩);ポリ
(N−メタクリルアミドプロピル−3−トリメチルアン
モニウムクロライド)などのポリ(N−メタクリルアミ
ドプロピル−3−トリアルキルアンモニウム塩)が挙げ
られる。スルホニウム基含有ポリマーの塩の例として
は、ポリ(2−メタクリルオキシエチルジメチルスルホ
ニウムクロライド)などのポリ(2−メタクリロオキシ
アルキルジアルキルスルホニウム塩);ポリ(2−アク
リロオキシエチルジメチルスルホニウムクロライド)な
どのポリ(2−アクリロオキシアルキルジアルキルスル
ホニウム塩)ポリビニルベンジルスルホニウム塩が、ま
たホスホニウム基含有ポリマーの塩の例としては、ポリ
(グリシジルトリブチルホスホニウムクロライド)など
のポリ(グリシジルトリアルキルホスホニウム塩)ポリ
ビニルベンジルホスホニウム塩が挙げられる。カチオン
性ポリマーの重合度は、特に制限はないが、数千〜数十
万が好ましい。
本発明において、アニオン性ポリマーは、カルボキシ
ル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸基、亜リ
ン酸基、次亜リン酸基等を含有するものであり、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、アクリロイルエタ
ンスルホン酸、アクリロイルプロパンスルホン酸、メタ
クリロイルエタンスルホン酸、メタクリロイルプロパン
スルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルトルエンスル
ホン酸、アリルスルホン酸、アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、メタクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸などの上述のアニオン性基及び重合
性二重結合を有する化合物より得られる重合体又は共重
合体や、これらの化合物の上述のアニオン性基をもたな
いモノマーとの共重合体を挙げることができる。また、
ナフタレンスルホン酸もしくはその塩、メラミンスルホ
ン酸もしくはその塩のホルマリン縮合物などの縮合物を
挙げることもできる。アニオン性ポリマーの重合度は、
特に制限は無いが、数百〜数百万が好ましい。
ル基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸基、亜リ
ン酸基、次亜リン酸基等を含有するものであり、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、アクリロイルエタ
ンスルホン酸、アクリロイルプロパンスルホン酸、メタ
クリロイルエタンスルホン酸、メタクリロイルプロパン
スルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルトルエンスル
ホン酸、アリルスルホン酸、アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、メタクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸などの上述のアニオン性基及び重合
性二重結合を有する化合物より得られる重合体又は共重
合体や、これらの化合物の上述のアニオン性基をもたな
いモノマーとの共重合体を挙げることができる。また、
ナフタレンスルホン酸もしくはその塩、メラミンスルホ
ン酸もしくはその塩のホルマリン縮合物などの縮合物を
挙げることもできる。アニオン性ポリマーの重合度は、
特に制限は無いが、数百〜数百万が好ましい。
本発明に係るポリカチオン・ポリアニオン複合体は、
カチオン性ポリマーの溶液もしくは液状のカチオン性ポ
リマー、及びアニオン性ポリマーの溶液もしくは液状の
アニオン性ポリマーを混合し、所望により加熱又は脱溶
媒することにより製造される。なお、ここで液状とは、
常温で液体又は加熱により溶融させたものを意味する。
カチオン性ポリマーの溶液もしくは液状のカチオン性ポ
リマー、及びアニオン性ポリマーの溶液もしくは液状の
アニオン性ポリマーを混合し、所望により加熱又は脱溶
媒することにより製造される。なお、ここで液状とは、
常温で液体又は加熱により溶融させたものを意味する。
カチオン性ポリマー又はアニオン性ポリマーの溶液に
使用する溶媒としては、例えば水、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、エ
タノール等が好ましく、溶液の濃度は特に制限はないが
5〜50重量%が好ましい。また、ポリカチオン・ポリア
ニオン複合体中のカチオン性ポリマーとアニオン性ポリ
マーの混合比は、複合体中のイオンのモル比にして、カ
チオン性ポリマー:アニオン性ポリマー=1:0.1〜1:10
とするのが好ましい。
使用する溶媒としては、例えば水、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、エ
タノール等が好ましく、溶液の濃度は特に制限はないが
5〜50重量%が好ましい。また、ポリカチオン・ポリア
ニオン複合体中のカチオン性ポリマーとアニオン性ポリ
マーの混合比は、複合体中のイオンのモル比にして、カ
チオン性ポリマー:アニオン性ポリマー=1:0.1〜1:10
とするのが好ましい。
本発明の固体電解質電池に用いる固体電解質は、上述
の複合体そのものであつても、副生する電解質を除去し
たものでも、あるいは他の電解質を混合せしめたもので
もよい。この場合、混合する電解質としては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、鉄属の金属、銅属の金属、両
性金属等の金属のハロゲン塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸
塩、水酸化物、酸化物などが使用でき、また有機物の塩
であつてもよい。
の複合体そのものであつても、副生する電解質を除去し
たものでも、あるいは他の電解質を混合せしめたもので
もよい。この場合、混合する電解質としては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、鉄属の金属、銅属の金属、両
性金属等の金属のハロゲン塩、硫酸塩、硝酸塩、燐酸
塩、水酸化物、酸化物などが使用でき、また有機物の塩
であつてもよい。
斯しくして得られた固体電解質は、後述の実施例にお
いて示される如く、イオンの移動を可能にするものであ
り、カチオン、アニオン両者のイオン導電体となり得
る。即ち、カチオン性ポリマー及びアニオン性ポリマー
のマトリツクスがそれぞれ反対の電荷を有するイオンの
導電経路となり得るからである。しかし、アニオンとカ
チオンではそのイオン半径に大きな差がある場合が多
く、物質移動に伴うイオン電導では出来るだけ小さなイ
オンの方が動き易いため、電導度を上げる目的では陽イ
オン電導体が好んで使われる。
いて示される如く、イオンの移動を可能にするものであ
り、カチオン、アニオン両者のイオン導電体となり得
る。即ち、カチオン性ポリマー及びアニオン性ポリマー
のマトリツクスがそれぞれ反対の電荷を有するイオンの
導電経路となり得るからである。しかし、アニオンとカ
チオンではそのイオン半径に大きな差がある場合が多
く、物質移動に伴うイオン電導では出来るだけ小さなイ
オンの方が動き易いため、電導度を上げる目的では陽イ
オン電導体が好んで使われる。
以下、製造例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 水溶液150gをポリアクリル酸ナトリウム(PA)2%水
溶液500gを混合し、得られた沈澱をソツクスレー抽出器
にかけ、未反応ポリマー及び無機塩を除き、減圧下に加
熱乾燥した。元素分析により、得られたポリマーはアニ
オン基とカチオン基がほぼ1対1の複合体を形成してい
ることを確認した。次いで、電解質を含有せしめるた
め、この複合体1.8g及びLiClO41gを混合し、水を加えて
撹拌した後、減圧下に加熱乾燥して、LiClO4が均一に分
散したポリカチオン・ポリアニオン複合体を得た。
溶液500gを混合し、得られた沈澱をソツクスレー抽出器
にかけ、未反応ポリマー及び無機塩を除き、減圧下に加
熱乾燥した。元素分析により、得られたポリマーはアニ
オン基とカチオン基がほぼ1対1の複合体を形成してい
ることを確認した。次いで、電解質を含有せしめるた
め、この複合体1.8g及びLiClO41gを混合し、水を加えて
撹拌した後、減圧下に加熱乾燥して、LiClO4が均一に分
散したポリカチオン・ポリアニオン複合体を得た。
製造例2 PAの代りにポリアクリロアミド−2−メチル−プロパ
ンスルホン酸ソーダ(PAMPS)を用いる以外は製造例1
と同様にしてポリカチオン・ポリアニオン複合体を得
た。
ンスルホン酸ソーダ(PAMPS)を用いる以外は製造例1
と同様にしてポリカチオン・ポリアニオン複合体を得
た。
試験例1 製造例1で得たポリマー複合体(PA:ポリブレン:LiCl
O4=2:1:4、イオンのモル比)を厚さ1mm、直径13mmのペ
レツトに成形し、これを2枚の白金電極によりはさみ、
ベクトルインピーダスメータ(横河ヒユーレツトパツカ
ード製、4800A)に接続して試料のインピーダンス及び
位相のずれを測定した。試料のペレツトはガラス容器内
に入れ、真空ポンプで加熱下で充分ひいて、ペレツトに
含まれる水分をできるだけ除いた後、真空下77℃で測定
し、図1の結果を得た。
O4=2:1:4、イオンのモル比)を厚さ1mm、直径13mmのペ
レツトに成形し、これを2枚の白金電極によりはさみ、
ベクトルインピーダスメータ(横河ヒユーレツトパツカ
ード製、4800A)に接続して試料のインピーダンス及び
位相のずれを測定した。試料のペレツトはガラス容器内
に入れ、真空ポンプで加熱下で充分ひいて、ペレツトに
含まれる水分をできるだけ除いた後、真空下77℃で測定
し、図1の結果を得た。
又、この試料の比抵抗値(ρ)を種々の温度にて測定
し、結果を図2に示した。190℃では約3.5×103Ωcmで
あつた。
し、結果を図2に示した。190℃では約3.5×103Ωcmで
あつた。
試験例2 製造例2で得たポリマー複合体(PAMPS:ポリブレン:L
iClO4=2:1:4、イオンのモル比)の抵抗比値(ρ)を試
験例1と同様にして測定し、結果を図3に示した。205
℃では約4.1×103Ωcmであつた。
iClO4=2:1:4、イオンのモル比)の抵抗比値(ρ)を試
験例1と同様にして測定し、結果を図3に示した。205
℃では約4.1×103Ωcmであつた。
実施例1 製造例1で得たポリマー複合体を厚さ1mm、直径13mm
のペレツト上に成形し、これを活性炭素繊維(布状、10
mg)とリチウム(箔状5mg)により互いに接触しないよ
うにはさみ、全体をテフロン製ホルダーにて固定した
後、これをガラス容器に入れ、アルゴン雰囲気下で密封
した。次にガラス容器を徐々に昇温し、100℃に保つた
後、リチウム及び活性炭素繊維間の電圧を測定したとこ
ろ、3Vの起電力が発生していた。リチウム及び活性炭素
繊維間のシヨートサーキツト電流は約50μAであつた。
この電池を10μAの定電流放電させた時の電池電圧の経
時変化を図4に示す。なお、この定電流放電により電池
電圧が2Vになつたところで、10μAの定電流により充電
を行つたところ、電池電圧は放電開始時の電圧まで回復
した。この充放電は10回以上繰り返しが可能であつた。
のペレツト上に成形し、これを活性炭素繊維(布状、10
mg)とリチウム(箔状5mg)により互いに接触しないよ
うにはさみ、全体をテフロン製ホルダーにて固定した
後、これをガラス容器に入れ、アルゴン雰囲気下で密封
した。次にガラス容器を徐々に昇温し、100℃に保つた
後、リチウム及び活性炭素繊維間の電圧を測定したとこ
ろ、3Vの起電力が発生していた。リチウム及び活性炭素
繊維間のシヨートサーキツト電流は約50μAであつた。
この電池を10μAの定電流放電させた時の電池電圧の経
時変化を図4に示す。なお、この定電流放電により電池
電圧が2Vになつたところで、10μAの定電流により充電
を行つたところ、電池電圧は放電開始時の電圧まで回復
した。この充放電は10回以上繰り返しが可能であつた。
図1はポリマー複合体(PA:ポリブレン:LiClO4=2:1:
4、イオンのモル比)の真空下、77℃において測定したC
ole−Cole Plotを示す図面、図2は図1のポリマー複合
体の各温度における比抵抗値を示す図面、図3はポリマ
ー複合体(PAMPS:ポリブレン:LiClO4=2:1:4、イオンの
モル比)の各温度における比抵抗値を示す図面、図4は
活性炭素繊維、図1のポリマー複合体、リチウムにより
構成される電池の放電特性を示す図面である。
4、イオンのモル比)の真空下、77℃において測定したC
ole−Cole Plotを示す図面、図2は図1のポリマー複合
体の各温度における比抵抗値を示す図面、図3はポリマ
ー複合体(PAMPS:ポリブレン:LiClO4=2:1:4、イオンの
モル比)の各温度における比抵抗値を示す図面、図4は
活性炭素繊維、図1のポリマー複合体、リチウムにより
構成される電池の放電特性を示す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 79/02 LQZ H01B 1/06 H01M 10/40 Z (56)参考文献 高分子,Vol.22,No.256,PP. 384−391(1973) 表面,Vol.14,No.9(10月号) PP.508−516(1976)
Claims (3)
- 【請求項1】カチオン性ポリマーの溶液もしくは液状の
カチオン性ポリマー、及びアニオン性ポリマーの溶液も
しくは液状のアニオン性ポリマーを混合し、次いで所望
により脱溶媒することにより得られるポリカチオン・ポ
リアニオン複合体を電解質として用いたことを特徴とす
る固体電解質電池。 - 【請求項2】カチオン性ポリマーが第4級アンモニウム
含有ポリマーの塩、スルホニウム基含有ポリマーの塩お
よびホスホニウム基含有ポリマーの塩よりなる群から選
ばれるものであり、アニオン性ポリマーがカルボキシル
基、スルホン酸基、硫酸エステル基、リン酸基、亜リン
酸基および次亜リン酸基よりなる群から選ばれるアニオ
ン性基の1種又は2種以上を含有するものである特許請
求の範囲第1項記載の固体電解質電池。 - 【請求項3】カチオン性ポリマーとアニオン性ポリマー
の混合比が、得られるポリカチオン・ポリアニオン複合
体中のイオンのモル比にして、カチオン性ポリマー:ア
ニオン性ポリマー=1:0.1〜1:10のものである特許請求
の範囲第1項記載の固体電解質電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58132363A JPH0821388B2 (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 固体電解質電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58132363A JPH0821388B2 (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 固体電解質電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023974A JPS6023974A (ja) | 1985-02-06 |
| JPH0821388B2 true JPH0821388B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=15079611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58132363A Expired - Lifetime JPH0821388B2 (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 固体電解質電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0821388B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021075873A1 (ko) * | 2019-10-15 | 2021-04-22 | 한양대학교에리카산학협력단 | 음극 전극, 전해 증착을 이용한 그 제조 방법, 및 그 제조 장치 |
| US12489138B2 (en) | 2019-10-15 | 2025-12-02 | Industry-University Cooperation Foundation Hanyang University Erica Campus | Intermediate product of solid electrolyte, solid electrolyte using same, secondary battery including same, and method for manufacturing same |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6353342U (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-09 | ||
| JP2668260B2 (ja) * | 1989-04-06 | 1997-10-27 | 富士写真フイルム株式会社 | 重合体分散物及び重合体分散物の製造方法 |
| JP4924641B2 (ja) * | 2009-03-27 | 2012-04-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 樹脂組成物、および樹脂成形体 |
-
1983
- 1983-07-20 JP JP58132363A patent/JPH0821388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| 表面,Vol.14,No.9(10月号)PP.508−516(1976) |
| 高分子,Vol.22,No.256,PP.384−391(1973) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021075873A1 (ko) * | 2019-10-15 | 2021-04-22 | 한양대학교에리카산학협력단 | 음극 전극, 전해 증착을 이용한 그 제조 방법, 및 그 제조 장치 |
| KR20210044725A (ko) * | 2019-10-15 | 2021-04-23 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 3차원 구조의 음극 전극, 및 그 제조 방법 |
| US12489138B2 (en) | 2019-10-15 | 2025-12-02 | Industry-University Cooperation Foundation Hanyang University Erica Campus | Intermediate product of solid electrolyte, solid electrolyte using same, secondary battery including same, and method for manufacturing same |
| US12562389B2 (en) | 2019-10-15 | 2026-02-24 | Industry-University Cooperation Foundation Hanyang University Erica Campus | Intermediate product of electrode, electrode powder, electrode using same, electrode pellet using same and method for producing each thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6023974A (ja) | 1985-02-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Tsuchida et al. | Single-ion conduction in poly [(oligo (oxyethylene) methacrylate)-co-(alkali-metal methacrylates)] | |
| Watanabe et al. | Ionic conductivity of hybrid films composed of polyacrylonitrile, ethylene carbonate, and LiClO4 | |
| Weston et al. | Effects of inert fillers on the mechanical and electrochemical properties of lithium salt-poly (ethylene oxide) polymer electrolytes | |
| EP0301774B1 (en) | Polymer electrolytes | |
| Croce et al. | Properties of mixed polymer and crystalline ionic conductors | |
| CN107919496A (zh) | 一种利用原位聚合法制备半互穿网络结构的类单离子固态聚合物电解质的方法 | |
| US4681822A (en) | Novel composites of an ionic conducting polymer and an electronic conducting polymer | |
| CN110429269A (zh) | 一种共混聚合物包覆的高镍三元正极材料及其制备方法 | |
| US20240186573A1 (en) | Gel polymer electrolyte based on a cross-linked polymer | |
| CN107317049B (zh) | 一种单离子导电聚合物电解质及其制备方法和用途 | |
| Huq et al. | Poly (ethylene oxide) complexes of lead halides: new polymeric conductors of Pb2+ | |
| CN111533864A (zh) | 一种嵌段共聚物及其制备方法、以及全固态共聚物电解质膜及其制备方法 | |
| JPS61500618A (ja) | ポリマ−状物質 | |
| US2731408A (en) | Electrically conductive membranes and the like comprising copolymers of divinyl benzene and olefinic carboxylic compounds | |
| JPH0821388B2 (ja) | 固体電解質電池 | |
| CN108110234A (zh) | 一种导电聚合物水凝胶及其制备方法与应用 | |
| Wustoni et al. | Performance of PEDOTOH/PEO‐based Supercapacitors in Agarose Gel Electrolyte | |
| CN118040029A (zh) | 一种凝胶聚合物电解质膜及其制备方法和二次电池 | |
| CN109273762B (zh) | 一种离子液体/聚乙二醇修饰的氨基化石墨烯/聚合物凝胶电解质及其制备方法 | |
| JPH0789496B2 (ja) | イオン導電性高分子物質 | |
| Wu et al. | An ambient‐temperature superionic conductive, electrochemically stable, plastic cross‐linked polymer electrolyte for lithium metal battery | |
| WO1983003322A1 (en) | Electrolytes formed of solid solutions of closoboranes in a plastic macromolecular material and electrochemical generators containing such electrolytes | |
| CN108878963A (zh) | 一种固体电解质、固体电解质膜及其制造方法、以及锂二次电池 | |
| Xu et al. | Zwitterion-doped self-supporting single-ion conducting polymer electrolyte membrane for dendrite-free lithium metal secondary batteries | |
| CN116190779B (zh) | 一种聚合物电解质膜及其制备方法和锂离子电池 |