JPH0821451A - ころがり軸受の保持器 - Google Patents
ころがり軸受の保持器Info
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- JPH0821451A JPH0821451A JP6174805A JP17480594A JPH0821451A JP H0821451 A JPH0821451 A JP H0821451A JP 6174805 A JP6174805 A JP 6174805A JP 17480594 A JP17480594 A JP 17480594A JP H0821451 A JPH0821451 A JP H0821451A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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- F16C33/38—Ball cages
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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- F16C33/6696—Special parts or details in view of lubrication with solids as lubricant, e.g. dry coatings, powder
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固体潤滑剤を保持器のポケット面から内輪若
しくは外輪の軌道面に容易かつ確実に移着させることが
できると共に、必要な膜厚の固体潤滑剤被膜をポケット
面の必要な面に確実に形成することができ、かつ装置の
大掛りなものを必要とせず実施の容易なころがり軸受の
保持器を提供すること。 【構成】 保持器の基材ポケット面のうち、ころがり部
材4がすべり接触する面のうちの少なくとも一部分を平
面とし、平面に固体潤滑剤を付着させてなる。保持器の
ポケット面のうち、ころがり部材4とすべり接触する面
は、平面に構成されており、この平面は溶射ガンに対向
して位置決めすることができるので、溶射ガンを移動し
なくても、その平面と溶射ガンがなす角度をほぼ一定に
保つことができ、従って、平面の全面に均一な固体潤滑
剤被膜を形成することができる。
しくは外輪の軌道面に容易かつ確実に移着させることが
できると共に、必要な膜厚の固体潤滑剤被膜をポケット
面の必要な面に確実に形成することができ、かつ装置の
大掛りなものを必要とせず実施の容易なころがり軸受の
保持器を提供すること。 【構成】 保持器の基材ポケット面のうち、ころがり部
材4がすべり接触する面のうちの少なくとも一部分を平
面とし、平面に固体潤滑剤を付着させてなる。保持器の
ポケット面のうち、ころがり部材4とすべり接触する面
は、平面に構成されており、この平面は溶射ガンに対向
して位置決めすることができるので、溶射ガンを移動し
なくても、その平面と溶射ガンがなす角度をほぼ一定に
保つことができ、従って、平面の全面に均一な固体潤滑
剤被膜を形成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ころがり軸受用保持
器、特にジェットエンジンやセラミックガスタービン或
いは熱処理炉等の高温用機械において使用される高温こ
ろがり軸受用保持器に関するものである。
器、特にジェットエンジンやセラミックガスタービン或
いは熱処理炉等の高温用機械において使用される高温こ
ろがり軸受用保持器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大気中、370℃を超える高温でころが
り軸受、その他の回転部分や摺動部を有する高温用機械
を使用する場合には潤滑剤及び潤滑法が大きな問題とな
る。潤滑剤としては液体潤滑剤を使用することができ
ず、固体潤滑剤に依存せざるを得ない。固体潤滑剤とし
ては、CaF2とBaF2の共晶体、BaF2,BaF2とCr2O3 の混合
体、さらにはそれらとバインダーとの混合物等が知られ
ている。
り軸受、その他の回転部分や摺動部を有する高温用機械
を使用する場合には潤滑剤及び潤滑法が大きな問題とな
る。潤滑剤としては液体潤滑剤を使用することができ
ず、固体潤滑剤に依存せざるを得ない。固体潤滑剤とし
ては、CaF2とBaF2の共晶体、BaF2,BaF2とCr2O3 の混合
体、さらにはそれらとバインダーとの混合物等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ころがり軸受は内輪と
外輪の間に複数の球またはころなどの転動体を配置した
もので、これらの転動体は保持器によって保持されてい
る。固体潤滑剤をこのようなころがり軸受に適用するに
あたっては、保持器のポケット面に固体潤滑剤の被膜を
形成し、そのような膜を設けたポケット内に転動体を配
置する。転動体が保持器と内輪または外輪の両方にすべ
り接触する結果、転動体が保持器から内輪または外輪の
軌道面に固体潤滑剤を移着させ、内輪または外輪の軌道
面にも固体潤滑剤の被膜を形成することによって軸受の
潤滑が行われる。
外輪の間に複数の球またはころなどの転動体を配置した
もので、これらの転動体は保持器によって保持されてい
る。固体潤滑剤をこのようなころがり軸受に適用するに
あたっては、保持器のポケット面に固体潤滑剤の被膜を
形成し、そのような膜を設けたポケット内に転動体を配
置する。転動体が保持器と内輪または外輪の両方にすべ
り接触する結果、転動体が保持器から内輪または外輪の
軌道面に固体潤滑剤を移着させ、内輪または外輪の軌道
面にも固体潤滑剤の被膜を形成することによって軸受の
潤滑が行われる。
【0004】固体潤滑剤被膜を保持器のポケット面に形
成する方法としては、各種の技術が考案されているが、
最近有力な方法として溶射技術が提案されている。溶射
による方法は固体潤滑剤の粉末を溶射ガンのプラズマ中
に供給して、保持器のポケット面に溶射するものであ
る。しかるに従来の保持器のポケット面はそこに収容す
る転動体の形状に合わせて、円筒面若しくは球面の一部
分をなしており、このポケット面に固体潤滑剤を溶射す
る溶射装置のノズルはポケット面の各位置によってポケ
ット面と溶射ノズルがなす角度が相違するので、固体潤
滑剤をポケット面に溶射することができず、ポケット面
の各部分での固体潤滑剤被膜の厚みが不均一になる問題
がある。また、曲面からなるポケット面の全面に均一な
厚さの固体潤滑剤被膜を得るために溶射ガンのノズルを
保持器のポケット面の全面に沿って走査させることも考
えられるが、溶射ガンを走査するには機構が相当に複雑
になり、装置が大掛かりとなって好ましくない。
成する方法としては、各種の技術が考案されているが、
最近有力な方法として溶射技術が提案されている。溶射
による方法は固体潤滑剤の粉末を溶射ガンのプラズマ中
に供給して、保持器のポケット面に溶射するものであ
る。しかるに従来の保持器のポケット面はそこに収容す
る転動体の形状に合わせて、円筒面若しくは球面の一部
分をなしており、このポケット面に固体潤滑剤を溶射す
る溶射装置のノズルはポケット面の各位置によってポケ
ット面と溶射ノズルがなす角度が相違するので、固体潤
滑剤をポケット面に溶射することができず、ポケット面
の各部分での固体潤滑剤被膜の厚みが不均一になる問題
がある。また、曲面からなるポケット面の全面に均一な
厚さの固体潤滑剤被膜を得るために溶射ガンのノズルを
保持器のポケット面の全面に沿って走査させることも考
えられるが、溶射ガンを走査するには機構が相当に複雑
になり、装置が大掛かりとなって好ましくない。
【0005】保持器のポケット面に必要な膜厚の固体潤
滑剤被膜を形成することができないと、保持器から内輪
若しくは外輪への固体潤滑剤の移着が確実に行われな
い。したがって、固体潤滑剤被膜の形成が確実で、均一
となり、かつ実施が容易な技術の開発が望まれている。
この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、固体潤滑剤を保持器のポケット面から内輪若しくは
外輪の軌道面に容易かつ確実に移着させることができる
と共に、必要な膜厚の固体潤滑剤被膜をポケット面の必
要な面に確実に形成することができ、かつ装置の大掛り
なものを必要とせず実施の容易なころがり軸受の保持器
を提供することを目的とするものである。
滑剤被膜を形成することができないと、保持器から内輪
若しくは外輪への固体潤滑剤の移着が確実に行われな
い。したがって、固体潤滑剤被膜の形成が確実で、均一
となり、かつ実施が容易な技術の開発が望まれている。
この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、固体潤滑剤を保持器のポケット面から内輪若しくは
外輪の軌道面に容易かつ確実に移着させることができる
と共に、必要な膜厚の固体潤滑剤被膜をポケット面の必
要な面に確実に形成することができ、かつ装置の大掛り
なものを必要とせず実施の容易なころがり軸受の保持器
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明のころがり軸受の保持器は、保持器のポケット面
のうち、ころがり部材がすべり接触する面のうちの少な
くとも一部分を平面とし、平面に固体潤滑剤を付着させ
てなることを特徴としている。
の発明のころがり軸受の保持器は、保持器のポケット面
のうち、ころがり部材がすべり接触する面のうちの少な
くとも一部分を平面とし、平面に固体潤滑剤を付着させ
てなることを特徴としている。
【0007】
【作用】保持器のポケット面のうち、ころがり部材とす
べり接触する面は、平面から構成されており、この平面
は溶射ガンに対向して位置決めすることができるので、
溶射ガンを移動しなくても、その平面と溶射ガンがなす
角度をほぼ一定に保つことができ、従って、平面の全面
に均一な固体潤滑剤被膜を形成することができる。特に
その平面が溶射ガンに対して直角に位置決めすることが
できる角度であれば、溶融した固体潤滑剤の付着が良好
である。
べり接触する面は、平面から構成されており、この平面
は溶射ガンに対向して位置決めすることができるので、
溶射ガンを移動しなくても、その平面と溶射ガンがなす
角度をほぼ一定に保つことができ、従って、平面の全面
に均一な固体潤滑剤被膜を形成することができる。特に
その平面が溶射ガンに対して直角に位置決めすることが
できる角度であれば、溶融した固体潤滑剤の付着が良好
である。
【0008】
【実施例】以下、この発明の詳細を一実施例を示す図面
について説明する。図1において1はころがり軸受であ
る。ころがり軸受1は内輪2と外輪3との間にころがり
部材4を備えている。この図1に示す実施例において
は、ころがり部材4は球であり、保持器10に保持され
ている。保持器10は図2に示すように軸方向に隣接し
て接合させている2つの保持部材5a、及び5bとを備
えている。保持器部材5aは図3、図4に示すように周
方向に間隔をおいて正面視で台形をなす複数のポケット
用溝6aを形成している。ポケット用溝6aは3平面、
すなわち頂面7,側面8,側面9を有する。頂面7,側
面8及び側面9は平面である。ポケット用溝6aの底辺
に相当する部分は開放である。他方、保持器部材5bに
も周方向に間隔をおいて台形の複数のポケット用溝6b
が形成されている。ポケット用溝6bは3平面、すなわ
ち頂面11,側面12及び側面13を有する。頂面1
1,側面12及び側面13は平面である。ポケット用溝
6bの台形の底辺に相当する部分は開放である。保持器
部材5a,5bのポケット用溝6a,6bの表面7,
8,9及び11,12,13には、図7に示すように固
体潤滑剤被膜14が形成されており、保持器部材5a,
5bは共同して保持器5を構成し、この時ポケット用溝
6a,6bは共同してポケット穴15を構成する。ポケ
ット穴15内にはころがり部材4が収納されている。
について説明する。図1において1はころがり軸受であ
る。ころがり軸受1は内輪2と外輪3との間にころがり
部材4を備えている。この図1に示す実施例において
は、ころがり部材4は球であり、保持器10に保持され
ている。保持器10は図2に示すように軸方向に隣接し
て接合させている2つの保持部材5a、及び5bとを備
えている。保持器部材5aは図3、図4に示すように周
方向に間隔をおいて正面視で台形をなす複数のポケット
用溝6aを形成している。ポケット用溝6aは3平面、
すなわち頂面7,側面8,側面9を有する。頂面7,側
面8及び側面9は平面である。ポケット用溝6aの底辺
に相当する部分は開放である。他方、保持器部材5bに
も周方向に間隔をおいて台形の複数のポケット用溝6b
が形成されている。ポケット用溝6bは3平面、すなわ
ち頂面11,側面12及び側面13を有する。頂面1
1,側面12及び側面13は平面である。ポケット用溝
6bの台形の底辺に相当する部分は開放である。保持器
部材5a,5bのポケット用溝6a,6bの表面7,
8,9及び11,12,13には、図7に示すように固
体潤滑剤被膜14が形成されており、保持器部材5a,
5bは共同して保持器5を構成し、この時ポケット用溝
6a,6bは共同してポケット穴15を構成する。ポケ
ット穴15内にはころがり部材4が収納されている。
【0009】図8及び図9に示すように保持器部材5a
または5bは耐熱鋼で構成され、ポケット用溝5a,5
bはエンドミル16によって加工することができる。ポ
ケット用溝の内面に固体潤滑剤被膜を形成する場合に
は、図10に示すように溶射ガン17によって溶融状態
の固体潤滑剤をポケット用溝6a、6bの表面に溶射す
るが、この時ポケット用溝6a,6bの各面と溶射ガン
17との角度は保持器部材5a,5bを治具によって所
定角度、例えばほぼ90°にセットすることができるの
で、溶融状態の固体潤滑剤はポケット用溝の表面に直角
に溶射される結果、ポケット用溝6a,6bの表面への
固体潤滑剤の付着が極めて良好である。
または5bは耐熱鋼で構成され、ポケット用溝5a,5
bはエンドミル16によって加工することができる。ポ
ケット用溝の内面に固体潤滑剤被膜を形成する場合に
は、図10に示すように溶射ガン17によって溶融状態
の固体潤滑剤をポケット用溝6a、6bの表面に溶射す
るが、この時ポケット用溝6a,6bの各面と溶射ガン
17との角度は保持器部材5a,5bを治具によって所
定角度、例えばほぼ90°にセットすることができるの
で、溶融状態の固体潤滑剤はポケット用溝の表面に直角
に溶射される結果、ポケット用溝6a,6bの表面への
固体潤滑剤の付着が極めて良好である。
【0010】このように、保持器部材5a,5bのポケ
ット用溝の表面は複数の平面から構成されていて、保持
器部材5a,5bの溶射装置へのセットの仕方によって
それぞれのポケット用溝の表面が溶射ガンに対して直角
若しくはほぼ直角に近い角度で固体潤滑剤を溶射するこ
とができる結果、固体潤滑剤はポケット用溝の表面に良
好に付着し、ポケット用溝の表面には厚みの大きい固体
潤滑剤被膜が形成される。このように固体潤滑剤被膜が
形成された2つの保持器部材5a,5bは向き合わせに
固定されてポケット用溝6a,6bが共同してポケット
穴15を構成する。ポケット穴15内に収容されたころ
がり部材4は保持器のポケットの内面と内輪2もしくは
外輪3の軌道面の両者に接触された状態で回転するが、
この回転によって固体潤滑剤被膜14を少しずつ削り取
って内輪若しくは外輪の軌道面に移着させ、軌道面上に
潤滑被膜を形成して潤滑を行う。
ット用溝の表面は複数の平面から構成されていて、保持
器部材5a,5bの溶射装置へのセットの仕方によって
それぞれのポケット用溝の表面が溶射ガンに対して直角
若しくはほぼ直角に近い角度で固体潤滑剤を溶射するこ
とができる結果、固体潤滑剤はポケット用溝の表面に良
好に付着し、ポケット用溝の表面には厚みの大きい固体
潤滑剤被膜が形成される。このように固体潤滑剤被膜が
形成された2つの保持器部材5a,5bは向き合わせに
固定されてポケット用溝6a,6bが共同してポケット
穴15を構成する。ポケット穴15内に収容されたころ
がり部材4は保持器のポケットの内面と内輪2もしくは
外輪3の軌道面の両者に接触された状態で回転するが、
この回転によって固体潤滑剤被膜14を少しずつ削り取
って内輪若しくは外輪の軌道面に移着させ、軌道面上に
潤滑被膜を形成して潤滑を行う。
【0011】図11は他の実施例の保持器10を示すも
のである。保持器10はポケット穴15の形状を四角形
としたもので、保持器部材5c,5dとからなってい
る。保持器部材5cはポケット用溝6cを有し、ポケッ
ト用溝6cは3平面すなわち、互いに直角をなす頂面2
1,側面22及び側面23を有する。頂面21,側面2
2及び側面23は平面である。四角形のポケット用溝6
cの底辺に相当する部分は開放である。一方、保持器部
材5dは円環板状をなしていて、保持器部材5cと保持
器部材5dは軸方向に固定して、保持器部材5dが保持
器部材5cのポケット用溝6bの底辺に相当する開放部
分を閉じている。こうして保持器部材5cと保持器部材
5dとは共同して保持器10のポケット穴15を形成す
る。ポケット穴15の内面には固体潤滑剤被膜が形成さ
れており、この固体潤滑剤被膜を形成するために保持器
部材5cのポケット用溝6cの各面21,22及び23
には固体潤滑剤が溶射され、また、保持器部材5dのポ
ケット用溝6cに対応する部材にも固体潤滑剤が溶射さ
れている。
のである。保持器10はポケット穴15の形状を四角形
としたもので、保持器部材5c,5dとからなってい
る。保持器部材5cはポケット用溝6cを有し、ポケッ
ト用溝6cは3平面すなわち、互いに直角をなす頂面2
1,側面22及び側面23を有する。頂面21,側面2
2及び側面23は平面である。四角形のポケット用溝6
cの底辺に相当する部分は開放である。一方、保持器部
材5dは円環板状をなしていて、保持器部材5cと保持
器部材5dは軸方向に固定して、保持器部材5dが保持
器部材5cのポケット用溝6bの底辺に相当する開放部
分を閉じている。こうして保持器部材5cと保持器部材
5dとは共同して保持器10のポケット穴15を形成す
る。ポケット穴15の内面には固体潤滑剤被膜が形成さ
れており、この固体潤滑剤被膜を形成するために保持器
部材5cのポケット用溝6cの各面21,22及び23
には固体潤滑剤が溶射され、また、保持器部材5dのポ
ケット用溝6cに対応する部材にも固体潤滑剤が溶射さ
れている。
【0012】このように、保持器部材5cのポケット用
溝6c及びそれに対応する保持器部材5dの部分の表面
は複数の平面から構成されていて、保持器部材5cの溶
射装置へのセットの仕方によってそれぞれのポケット用
溝の表面が溶射ガンに対して直角若しくはほぼ直角に近
い角度で固体潤滑剤を溶射することができる結果、固体
潤滑剤はポケット用溝の表面に良好に付着し、ポケット
用溝の表面には厚みの大きい固体潤滑剤被膜が形成され
る。このように固体潤滑剤被膜が形成された2つの保持
器部材5c,5dは向き合わせに固定して共同してポケ
ット穴15を構成する。
溝6c及びそれに対応する保持器部材5dの部分の表面
は複数の平面から構成されていて、保持器部材5cの溶
射装置へのセットの仕方によってそれぞれのポケット用
溝の表面が溶射ガンに対して直角若しくはほぼ直角に近
い角度で固体潤滑剤を溶射することができる結果、固体
潤滑剤はポケット用溝の表面に良好に付着し、ポケット
用溝の表面には厚みの大きい固体潤滑剤被膜が形成され
る。このように固体潤滑剤被膜が形成された2つの保持
器部材5c,5dは向き合わせに固定して共同してポケ
ット穴15を構成する。
【0013】図12はさらに他の実施例の保持器10を
示すものである。保持器10はポケット穴15の形状を
菱形としたもので、保持器10は図12,図13に示す
ように軸方向に隣接して接合させている2つの保持器部
材5e、及び5fとを備えている。保持器部材5eは図
13、図14に示すように周方向に間隔をおいて正面視
で三角形をなすポケット用溝6eを形成している。ポケ
ット用溝6eは図15に示すように2平面、すなわち側
面24,側面25を有する。側面24及び側面25は平
面である。ポケット用溝6eの底辺に相当する部分は開
放である。他方、保持器部材5fにも周方向に間隔をお
いて三角形のポケット用溝6fが形成されている。ポケ
ット用溝6fは2平面、すなわち側面27及び側面28
を有する。側面27及び側面28は平面である。ポケッ
ト用溝6fの三角形の底辺に相当する部分は開放であ
る。保持器部材5e,5fのポケット用溝6e,6fの
表面24,25及び27,28には、図18に示すよう
に固体潤滑剤被膜14が形成されており、保持器部材5
e,5fは共同して保持器5を構成し、この時ポケット
用溝6e,6fは共同してポケット穴15を構成する。
ポケット穴15内にはころがり部材4が収納されてい
る。
示すものである。保持器10はポケット穴15の形状を
菱形としたもので、保持器10は図12,図13に示す
ように軸方向に隣接して接合させている2つの保持器部
材5e、及び5fとを備えている。保持器部材5eは図
13、図14に示すように周方向に間隔をおいて正面視
で三角形をなすポケット用溝6eを形成している。ポケ
ット用溝6eは図15に示すように2平面、すなわち側
面24,側面25を有する。側面24及び側面25は平
面である。ポケット用溝6eの底辺に相当する部分は開
放である。他方、保持器部材5fにも周方向に間隔をお
いて三角形のポケット用溝6fが形成されている。ポケ
ット用溝6fは2平面、すなわち側面27及び側面28
を有する。側面27及び側面28は平面である。ポケッ
ト用溝6fの三角形の底辺に相当する部分は開放であ
る。保持器部材5e,5fのポケット用溝6e,6fの
表面24,25及び27,28には、図18に示すよう
に固体潤滑剤被膜14が形成されており、保持器部材5
e,5fは共同して保持器5を構成し、この時ポケット
用溝6e,6fは共同してポケット穴15を構成する。
ポケット穴15内にはころがり部材4が収納されてい
る。
【0014】ポケット用溝の内面に固体潤滑剤被膜を形
成する場合には、溶射ガンによって溶融状態の固体潤滑
剤をポケット用溝6e,6fの表面に溶射するが、この
時ポケット用溝6e,6fの各面と溶射ガン保持器部材
5e,5fを治具によって所定の角度、例えばほぼ90
°にセットすることができるので、溶融状態の固体潤滑
剤はポケット用溝の表面に直角に溶射される結果、固体
潤滑剤のポケット用溝6e,6fの表面への付着が極め
て良好である。
成する場合には、溶射ガンによって溶融状態の固体潤滑
剤をポケット用溝6e,6fの表面に溶射するが、この
時ポケット用溝6e,6fの各面と溶射ガン保持器部材
5e,5fを治具によって所定の角度、例えばほぼ90
°にセットすることができるので、溶融状態の固体潤滑
剤はポケット用溝の表面に直角に溶射される結果、固体
潤滑剤のポケット用溝6e,6fの表面への付着が極め
て良好である。
【0015】このように、保持器部材5e,5fのポケ
ット用溝の表面は複数の平面から構成されていて、保持
器部材5e,5fの溶射装置へのセットの仕方によって
それぞれのポケット用溝の表面が溶射ガンに対して直角
若しくはほぼ直角に近い角度で固体潤滑剤を溶射するこ
とができる結果、固体潤滑剤はポケット用溝の表面に良
好に付着し、ポケット用溝の表面には厚い固体潤滑剤被
膜が形成される。このように固体潤滑剤被膜が形成され
た2つの保持器部材5e,5fを向き合わせに固定して
ポケット用溝6e,6fが共同してポケット穴15を構
成する。ポケット穴15内に収容されたころがり部材4
は保持器のポケットの内面と内輪2もしくは外輪3の軌
道面の両者に接触された状態で回転するが、この回転に
よって固体潤滑剤被膜14を少しずつ削り取って内輪若
しくは外輪の軌道面に移着させ、軌道面上に潤滑被膜を
形成して潤滑を行う。
ット用溝の表面は複数の平面から構成されていて、保持
器部材5e,5fの溶射装置へのセットの仕方によって
それぞれのポケット用溝の表面が溶射ガンに対して直角
若しくはほぼ直角に近い角度で固体潤滑剤を溶射するこ
とができる結果、固体潤滑剤はポケット用溝の表面に良
好に付着し、ポケット用溝の表面には厚い固体潤滑剤被
膜が形成される。このように固体潤滑剤被膜が形成され
た2つの保持器部材5e,5fを向き合わせに固定して
ポケット用溝6e,6fが共同してポケット穴15を構
成する。ポケット穴15内に収容されたころがり部材4
は保持器のポケットの内面と内輪2もしくは外輪3の軌
道面の両者に接触された状態で回転するが、この回転に
よって固体潤滑剤被膜14を少しずつ削り取って内輪若
しくは外輪の軌道面に移着させ、軌道面上に潤滑被膜を
形成して潤滑を行う。
【0016】
【発明の効果】このように、この発明では保持器部材の
ポケット用溝の表面は複数の平面から構成されていて、
保持器部材の溶射装置へのセットの仕方によってそれぞ
れのポケット用溝の表面が溶射ガンに対して直角若しく
はほぼ直角に近い角度で固体潤滑剤を溶射することがで
きる結果、固体潤滑剤はポケット用溝の表面に良好に付
着し、ポケット用溝の表面には厚みの大きい固体潤滑剤
被膜を形成することができる。
ポケット用溝の表面は複数の平面から構成されていて、
保持器部材の溶射装置へのセットの仕方によってそれぞ
れのポケット用溝の表面が溶射ガンに対して直角若しく
はほぼ直角に近い角度で固体潤滑剤を溶射することがで
きる結果、固体潤滑剤はポケット用溝の表面に良好に付
着し、ポケット用溝の表面には厚みの大きい固体潤滑剤
被膜を形成することができる。
【図1】ころがり軸受の斜視説明図。
【図2】保持器の正面説明図。
【図3】保持器部材の平面説明図。
【図4】保持器部材の正面説明図。
【図5】保持器部材の平面説明図。
【図6】保持器部材の正面説明図。
【図7】保持器のポケット穴を示す断面拡大説明図。
【図8】保持器部材のポケット用溝の成形状態を示す正
面説明図。
面説明図。
【図9】保持器部材のポケット用溝の成形状態を示す斜
視説明図。
視説明図。
【図10】保持器部材のポケット用溝に対する溶射状態
を示す正面説明図。
を示す正面説明図。
【図11】他の保持器の分解斜視説明図。
【図12】他の保持器の斜視説明図。
【図13】他の保持器の正面説明図。
【図14】他の保持器部材の平面説明図。
【図15】他の保持器部材の正面説明図。
【図16】他の保持器部材の平面説明図。
【図17】他の保持器部材の正面説明図。
【図18】他の保持器部材のポケット用溝に対する溶射
状態を示す断面拡大説明図。
状態を示す断面拡大説明図。
1 軸受 2 内輪 3 外輪 4 ころがり部材 5a,5c,5e 保持器部材 5b,5d,5f 保持器部材 6a,6c,6e ポケット用溝 6b,6d,6f ポケット用溝 7 頂面 8 側面 9 側面 10 保持器 11 頂面 12 側面 13 側面 14 固体潤滑剤被膜 15 ポケット穴 16 エンドミル 17 溶射ガン 21 頂面 22 側面 23 側面 24 側面 25 側面 27 側面 28 側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000001247 光洋精工株式会社 大阪府大阪市中央区南船場3丁目5番8号 (71)出願人 000102692 エヌティエヌ株式会社 大阪府大阪市西区京町堀1丁目3番17号 (71)出願人 000229597 日本パーカライジング株式会社 東京都中央区日本橋1丁目15番1号 (74)上記5名の代理人 弁理士 川井 治男 (72)発明者 吉岡 武雄 茨城県つくば市並木1丁目2番地 工業技 術院機械技術研究所内 (72)発明者 水谷 八郎 茨城県つくば市並木1丁目2番地 工業技 術院機械技術研究所内 (72)発明者 小鳥居 広文 茨城県つくば市並木1丁目2番地 工業技 術院機械技術研究所内 (72)発明者 橋本 孝信 富山県富山市中田字南2−26 株式会社不 二越内 (72)発明者 新関 心 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 豊田 泰 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 杉 博美 神奈川県藤沢市鵠沼神明1丁目5番50号 日本精工株式会社内 (72)発明者 柏村 博 三重県桑名市大字東方字尾弓田3066番地 エヌティエヌ株式会社内 (72)発明者 平井 英次 神奈川県平塚市大神2784 日本パ―カライ ジング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 保持器のポケット面のうち、ころがり部
材がすべり接触する面のうちの少なくとも一部分を平面
とし、前記平面に固体潤滑剤を付着させてなることを特
徴とするころがり軸受の保持器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6174805A JP2655091B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ころがり軸受の保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6174805A JP2655091B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ころがり軸受の保持器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0821451A true JPH0821451A (ja) | 1996-01-23 |
| JP2655091B2 JP2655091B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=15984979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6174805A Expired - Lifetime JP2655091B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | ころがり軸受の保持器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2655091B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107339328A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-11-10 | 苏州安岢栎热能科技有限公司 | 一种用于热转换轮风口调节的连接轴盖 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0293518U (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-25 | ||
| JP3060618U (ja) * | 1998-12-28 | 1999-09-07 | 株式会社ホンダロック | イモビキ― |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP6174805A patent/JP2655091B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0293518U (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-25 | ||
| JP3060618U (ja) * | 1998-12-28 | 1999-09-07 | 株式会社ホンダロック | イモビキ― |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107339328A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-11-10 | 苏州安岢栎热能科技有限公司 | 一种用于热转换轮风口调节的连接轴盖 |
| CN107339328B (zh) * | 2017-07-31 | 2023-08-25 | 苏州安岢栎热能科技有限公司 | 一种用于热转换轮风口调节的连接轴盖 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2655091B2 (ja) | 1997-09-17 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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