JPH08214571A - 超音波モータ及びその駆動方法 - Google Patents

超音波モータ及びその駆動方法

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JPH08214571A
JPH08214571A JP7295121A JP29512195A JPH08214571A JP H08214571 A JPH08214571 A JP H08214571A JP 7295121 A JP7295121 A JP 7295121A JP 29512195 A JP29512195 A JP 29512195A JP H08214571 A JPH08214571 A JP H08214571A
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JP
Japan
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vibration
ultrasonic motor
elastic body
drive signal
drive
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JP7295121A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Matsuo
祐一郎 松尾
Kazumiki Abe
千幹 阿部
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/559,711 priority patent/US5640065A/en
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/06Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/065Large signal circuits, e.g. final stages
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/0005Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing non-specific motion; Details common to machines covered by H02N2/02 - H02N2/16
    • H02N2/001Driving devices, e.g. vibrators
    • H02N2/003Driving devices, e.g. vibrators using longitudinal or radial modes combined with bending modes
    • H02N2/004Rectangular vibrators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/026Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors by pressing one or more vibrators against the driven body

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】楕円振動の減衰区間において逆推力を発生させ
ないことにより、被駆動体の位置決め精度の向上を図る
超音波モータ及びその駆動方法を提供すること。 【解決手段】圧電素子2a,2bを駆動源として、直方
体形状をなす弾性体(1)にその長手方向に沿った伸縮
振動および前記弾性体(1)の長手方向に伝播する屈曲
振動をそれぞれ発生させる超音波モータにおいて、前記
弾性体(1)の振動減衰区間において包絡線が減衰特性
を有するバースト波からなる駆動信号を発生して前記圧
電素子2a,2bへ印加するための駆動回路を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学機器の各種駆
動装置等に使用される超音波モータ及びその駆動方法に
係わり、特に定在波形の超音波モータ及びその駆動方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、精密機械や光学機器などの分野で
は、超音波モータが使用されるようになっている。この
超音波モータは、これまでの電磁型モータに比べて小形
でありながら高トルクが得られるなど種々の利点を有し
ている。この超音波モータは回転形とリニア形とに大別
される。
【0003】図11は、特開平6−105571号公報
に開示されている超音波リニアモータにおける超音波振
動子の構造を示す斜視図である。この超音波リニアモー
タは、電気−機械エネルギ変換素子である圧電素子を駆
動源として並進運動を発生可能にしたものである。図1
1に示す超音波振動子は、直方体形状をなす基本弾性体
1の上面に一対の圧電素子2a,2bを配設するととも
に、基本弾性体1の下面に一対の摺動部材3,3を配設
している。また保持用弾性体4は、圧電素子2a,2b
を基本弾性体1に保持している。
【0004】図12は、上記超音波振動子の伸縮振動動
作を模式的に示した図であり、図13は上記超音波振動
子の屈曲振動動作を模式的に示した図である。上記超音
波振動子において圧電素子2a,2bに正弦波電圧が印
加されると、図12に示すように基本弾性体1の長手方
向に沿って伸縮動作が励起される。それと同時に、図1
3に示すように基本弾性体1の長手方向に伝播する二次
の定在波からなる横波の屈曲振動が励起される。
【0005】当該超音波振動子は、伸縮振動の一次共振
周波数と横波である二次屈曲振動の周波数とが一致する
よう、基本弾性体1の長さおよび幅の寸法が設定されて
いる。このため、前記二次の定在波の最大屈曲点(振動
の腹の位置)では、伸縮振動および屈曲振動の変位が合
成され、基本弾性体1上の質点が楕円形の軌跡に沿って
移動する。したがって、前記最大屈曲点に摺動部材3,
3を配置することで、これら摺動部材3,3に押圧され
る図示しない被駆動体を並進運動させることができる。
【0006】図14の(a)および(b)は、当該超音
波モータの駆動方法を説明するための信号波形の例を示
した図であり、(a)は駆動信号を示した図、(b)は
伸縮振動および屈曲振動の信号波形を示した図である。
当該超音波モータを微小駆動する場合、バースト波から
なる駆動信号AS,BSを圧電素子2a,2bに印加す
る。このとき、図14の(a)に示すように、駆動信号
ASと駆動信号BSとの位相差をπ/2または−π/2
に設定することにより、被駆動体の駆動方向を決定する
ことができる。
【0007】図15は、当該超音波振動子による伸縮振
動と屈曲振動との振動変位の合成を示す図である。図1
6において横方向の矢印は伸縮振動による変位を示して
おり、縦方向の矢印は屈曲振動による変位を示してい
る。図15に示すように、伸縮振動方向から見た屈曲振
動方向の位相が合計π変化(t=0、π/4、π/2、
3π/4、π)している。このように、伸縮振動方向か
ら見た屈曲振動方向の位相がπ変化する過程において伸
縮振動の変位と屈曲振動の変位とを合成することによ
り、図16に示すように当該超音波振動子の楕円振動が
一方向へ回転する(図16では反時計回り)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにバースト波の駆動信号により定在波型の超音波
モータを微少量駆動した場合、次のような不具合が生じ
る。図14の(b)に示すように、バースト波駆動信号
の印加中つまり振動励起区間において、伸縮振動および
屈曲振動は各々同一かつ一定の周波数により振動する。
しかし、前記振動励起区間終了後の振動の自由減衰区間
では、同図に示すように伸縮振動および屈曲振動は各々
周波数が変動し易くなる。このため自由減衰区間におけ
る伸縮および屈曲の各振動の周波数は、同一かつ一定値
に保たれるとは限らない。このような周波数の変動は一
般に屈曲振動において顕著に生じる。このように、伸縮
振動の振動周波数および屈曲振動の振動周波数が各々一
定でなくなると、駆動位相が変化する。その結果図16
に示したような楕円振動の振幅が変形するという不具合
が生じる。
【0009】図17は、上述したように楕円振動の振幅
が変形した例を示す図である。図17では、伸縮振動と
屈曲振動との間の位相差Δφが0からπへ変化する過程
で楕円振動の回転方向が反転している。また、この状態
でさらに位相差Δφがπから2πへ変化する過程で、楕
円振動の回転方向が再び反転し、位相差Δφが0のとき
と同じ回転方向に戻っている。このように、振動の自由
減衰区間において超音波振動子の楕円振動は、位相の回
転方向を交互に繰り返し変化しながら次第に減衰する。
【0010】しかし、このように楕円振動の回転方向が
変化する場合、この回転方向が被駆動体の本来の駆動方
向に対して逆方向になったときに逆推力が発生する。こ
れにより前記被駆動体が逆方向へ移動する。その結果前
記被駆動体の微小な位置決めが困難になり、位置決め精
度の劣化を招くという問題が生じる。
【0011】本発明の目的は、楕円振動の減衰区間にお
いて逆推力を発生させないことにより、被駆動体の位置
決め精度の向上を図る超音波モータ及びその駆動方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の超音波モータ及びその駆動方
法は以下の如く構成されている。 (1)本発明の超音波モータは、圧電素子を駆動源とし
て、直方体形状をなす弾性体にその長手方向に沿った伸
縮振動および前記弾性体の長手方向に伝播する屈曲振動
をそれぞれ発生させる超音波モータにおいて、前記弾性
体の振動減衰区間において包絡線が減衰特性を有するバ
ースト波からなる駆動信号を発生して前記圧電素子へ印
加するための駆動回路を備えている。 (2)本発明の超音波モータは、圧電素子を駆動源とし
て、直方体形状をなす弾性体にその長手方向に沿った伸
縮振動および前記弾性体の長手方向に伝播する屈曲振動
をそれぞれ発生させる超音波モータにおいて、前記弾性
体の振動減衰区間において包絡線がリニアに変化する減
衰特性を有するバースト波からなる駆動信号を発生して
前記圧電素子へ印加するための駆動回路を備えている。 (3)本発明の超音波モータは、圧電素子を駆動源とし
て、直方体形状をなす弾性体にその長手方向に沿った伸
縮振動および前記弾性体の長手方向に伝播する屈曲振動
をそれぞれ発生させる超音波モータにおいて、前記弾性
体の振動減衰区間において包絡線が階段状に変化する減
衰特性を有するバースト波からなる駆動信号を発生して
前記圧電素子へ印加するための駆動回路を備えている。 (4)本発明の超音波モータ駆動方法は、圧電素子を駆
動して直方体形状の弾性体の長手方向に沿った伸縮振動
および前記弾性体の長手方向に伝播する屈曲振動を発生
する超音波モータの駆動方法において、前記圧電素子に
バースト波からなる駆動信号を印加して前記弾性体を励
起振動させ、この励起振動の終了後の振動減衰区間にお
いては包絡線が減衰特性を有するバースト波からなる駆
動信号により駆動するようにしている。
【0013】上記手段(1)乃至(4)を講じた結果、
それぞれ次のような作用が生じる。 (1)本発明の超音波モータによれば、弾性体の振動減
衰区間において包絡線が減衰特性を有するバースト波か
らなる駆動信号を発生し圧電素子へ印加するので、振動
励起区間終了後においても、超音波振動子の圧電素子に
は振幅が減衰する駆動信号が引き続き印加されることに
なる。このため、前記弾性体の伸縮振動波形および屈曲
振動波形は自由減衰せず、振幅が零になるまで同一周波
数を保ったまま減衰することになる。したがって、伸縮
振動波形と屈曲振動波形との間の位相差は変化せず振幅
が零になるまで一定に保たれることになる。この結果、
伸縮振動と屈曲振動の合成である楕円振動の回転方向は
一定となり、前記振動減衰区間における被駆動体への逆
推力の発生が防止される。これにより前記被駆動体の位
置決め精度を高めることが可能になる。 (2)本発明の超音波モータによれば、弾性体の振動減
衰区間において包絡線がリニアに変化する減衰特性を有
するバースト波からなる駆動信号を発生して前記圧電素
子へ印加するので、振動励起区間終了後においても、超
音波振動子の圧電素子には振幅がリニアに減衰する駆動
信号が引き続き印加されることになる。このため、前記
弾性体の伸縮振動波形および屈曲振動波形は自由減衰せ
ず、振幅が零になるまで同一周波数を保ったまま減衰す
ることになる。したがって、伸縮振動波形と屈曲振動波
形との間の位相差は変化せず振幅が零になるまで一定に
保たれることになる。この結果、伸縮振動と屈曲振動の
合成である楕円振動の回転方向は一定となり、前記振動
減衰区間における被駆動体への逆推力の発生は防止され
る。これにより前記被駆動体の位置決め精度を高めるこ
とが可能になる。 (3)本発明の超音波モータによれば、弾性体の振動減
衰区間において包絡線が階段状に変化する減衰特性を有
するバースト波からなる駆動信号を発生して前記圧電素
子へ印加するので、振動励起区間終了後においても、超
音波振動子の圧電素子には振幅が階段状に減衰する駆動
信号が引き続き印加されることになる。このため、前記
弾性体の伸縮振動波形および屈曲振動波形は自由減衰せ
ず、振幅が零になるまで同一周波数を保ったまま減衰す
ることになる。したがって、伸縮振動波形と屈曲振動波
形との間の位相差は変化せず振幅が零になるまで一定に
保たれることになる。この結果、伸縮振動と屈曲振動の
合成である楕円振動の回転方向は一定となり、前記振動
減衰区間における被駆動体への逆推力の発生は防止され
る。これにより前記被駆動体の位置決め精度を高めるこ
とが可能になる。 (4)本発明の超音波モータ駆動方法によれば、圧電素
子にバースト波からなる駆動信号を印加して弾性体を励
起振動させ、この励起振動の終了後の振動減衰区間にお
いては包絡線が減衰特性を有するバースト波からなる駆
動信号により駆動するので、振動励起区間終了後におい
ても、超音波振動子の圧電素子には振幅が減衰する駆動
信号が引き続き印加されることになる。このため、前記
弾性体の伸縮振動波形および屈曲振動波形は自由減衰せ
ず、振幅が零になるまで同一周波数を保ったまま減衰す
ることになる。したがって、伸縮振動波形と屈曲振動波
形との間の位相差は変化せず振幅が零になるまで一定に
保たれることになる。この結果、伸縮振動と屈曲振動の
合成である楕円振動の回転方向は一定となり、前記振動
減衰区間における被駆動体への逆推力の発生が防止され
る。これにより前記被駆動体の位置決め精度を高めるこ
とが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る超音波モータにおける超音波振動子の構造を示
す斜視図である。図1に示す超音波振動子は図11に示
したものとほぼ同様の構造を成しており、同一な部分に
は同一符号を付してある。なお、図1と図11の相違す
る点は、図1では摺動部材3,3が基本弾性体1におけ
る上記二次の定在波の最大屈曲点(振動の腹の位置)付
近に配置されている点にある。
【0015】図2は、当該超音波モータの駆動回路の構
成を示す回路ブロック図である。図2に示す駆動回路
は、正弦波発振器11、移相器12、ゲート信号発生器
13、トリガ信号発生器14、乗算器15a,15b、
および制御回路16から構成されている。
【0016】正弦波発振器11は、予め決められた周波
数例えば55.5kHzの正弦波SSを連続して発生す
る。この正弦波SSは二分岐され、その一方が乗算器1
5aへ直接供給され、他方が移相器12へ供給される。
移相器12は、制御回路16から供給された駆動方向制
御信号に従い、前記正弦波SSをπ/2または−π/2
移相する。そしてその位相された正弦波SS′が乗算器
15bへ供給される。
【0017】トリガ信号発生器14は、制御回路16の
指示に従い、当該超音波振動子を駆動するためのトリガ
信号TSを発生し、正弦波発振器11およびゲート信号
発生器13へ供給する。またゲート信号発生器13は前
記トリガ信号TSに同期して、バースト波を生成するた
めのゲート信号GSを発生する。
【0018】図3は、当該超音波モータ駆動回路および
超音波振動子の動作を説明するための信号波形図であ
る。図3に示すゲート信号GSは、その立ち上がり部分
は通常のパルスと同様急峻である。しかし全区間のうち
振動減衰区間に相当する後半の部分おいて、振幅レベル
がリニアに徐々に低下するように設定されている。そし
て、この振幅レベルがリニアに低下する減衰区間の長さ
は、基本弾性体1の伸縮振動波形および屈曲振動波形の
自由減衰時間より長く設定されている。なお前記減衰区
間の長さは、前記振動レベルの低下開始から前記振動レ
ベルが当該超音波モータの駆動に要する振幅以下の所定
量に低下するまでの区間の長さに設定してもよい。また
ゲート信号GSの振動減衰区間の振幅レベルは、当該超
音波振動子の伸縮振動波形および屈曲振動波形の自由減
衰区間の対応する振幅以上に設定されている。
【0019】ゲート信号発生器13から発生されたゲー
ト信号GSは、乗算器15a,15bへそれぞれ供給さ
れる。乗算器15aでは、正弦波発振器11から発生さ
れた正弦波SSとゲート信号GSとが乗算される。そし
てゲート信号GSにより変調された変調正弦波が乗算器
15aから出力される。この変調正弦波がA相の駆動信
号ASとして圧電素子2aへ印加される。一方乗算器1
5bでは、移相器12により移相された正弦波SS′と
ゲート信号GSとが乗算される。そしてゲート信号GS
により変調された移相正弦波が乗算器15bから出力さ
れる。この移相正弦波がB相の駆動信号BSとして圧電
素子2bへ印加される。
【0020】このような構成により、制御回路16の駆
動指示に応じてトリガ信号発生器14からトリガ信号T
Sが発生されると、このトリガ信号TSに同期して正弦
波発振器11から正弦波SSの発生が開始される。そし
て、この正弦波SSは二分岐されたのち、その一方は直
接乗算器15aへ供給され、他方は移相器12でπ/2
(または−π/2)移相されたのち乗算器15bへ供給
される。
【0021】一方トリガ信号TSに同期し、ゲート信号
発生器13からゲート信号GSが発生され、乗算器15
a,15bへ供給される。なお図3に示すように、ゲー
ト信号GSの波形は立ち上がり部分が通常のパルスと同
様に急峻であるが、振動励起区間終了後の部分がリニア
に徐々に減衰するように設定されている。したがって、
乗算器15a,15bでは、それぞれゲート信号GSの
波形に応じて正弦波SSおよび移相正弦波SS′がゲー
ト制御される。これにより、図3に示すような振動励起
区間終了後の振動減衰区間で振幅がリニアに減衰するす
なわち包絡線がリニアに減衰するバースト波からなる駆
動信号AS,BSが、各乗算器15a,15bから出力
される。そして、これら駆動信号AS,BSはそれぞれ
超音波振動子の圧電素子2a,2bへ印加される。
【0022】このため当該超音波振動子は、まずその振
動励起区間で駆動信号AS,BSに応じて振動を開始
し、例えば駆動信号AS,BSの20周期程度で定常状
態に達する。そして前記振動励起区間終了後の振動減衰
区間で、図3に示すような駆動信号AS,BSのリニア
な減衰特性に応じて、上記定常状態における振動と同一
周波数を保ったまま徐々に振動が減衰する。
【0023】このように本第1の実施の形態における超
音波モータの駆動回路では、超音波振動子の振動励起区
間終了後の振動減衰区間に相当する期間において振幅レ
ベルがリニアに徐々に減衰するよう制御されたゲート信
号GSをゲート信号発生器13から発生する。そしてこ
のゲート信号GSにより正弦波SSおよび移相された正
弦波SS′をそれぞれ乗算器15a,15bでゲート制
御し、駆動信号AS,BSを生成する。そして駆動信号
AS,BSを圧電素子2a,2bへ印加することで、当
該超音波振動子を駆動するようにしている。
【0024】したがって本第1の実施の形態によれば、
振動励起区間終了後においても、超音波振動子の圧電素
子2a,2bには振幅がリニアに減衰する、すなわち包
絡線がリニアに減衰する駆動信号AS,BSが引き続き
印加されることになる。このため、超音波振動子の基本
弾性体1の伸縮振動波形および屈曲振動波形は自由減衰
せずに、振幅が0になるまで同一周波数を保ったまま減
衰することになる。これにより、伸縮振動波形と屈曲振
動波形との間の位相差は変化せず、それらの振幅が0に
なるまで一定に保持されることになる。この結果、上述
した両振動の合成である楕円振動の回転方向が常に一定
になる。したがって、振動減衰区間における逆推力の発
生が防止され、被駆動体を精度良く位置決めすることが
可能になる。
【0025】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、超音波振動子の振動減衰区間に相当する期間に
おいて振幅がリニアに徐々に減衰するように制御された
駆動信号AS,BSを生成し、当該超音波振動子を駆動
するようにした。第2の実施の形態では、振動減衰区間
で振幅がリニアに徐々に減衰するとともに、振動励起区
間でもその立ち上がり部分で振幅がリニアに徐々に増加
するように制御された駆動信号AS′,BS′を生成す
る。すなわち、前記振動励起区間の立ち上がり部分にお
いて包絡線がリニアに立ち上がるとともに、前記振動減
衰区間において包絡線がリニアに減衰する特性を有する
バースト波からなる駆動信号AS′,BS′を生成す
る。そしてこの駆動信号AS′,BS′により超音波振
動子を駆動する。なお、本第2の実施の形態における超
音波モータ駆動回路および超音波振動子の構成は、上記
第1の実施の形態に示したものと同様である。
【0026】図4は、本発明の第2の実施の形態に係る
超音波モータ駆動回路および超音波振動子の動作を説明
するための信号波形図である。ゲート信号発生器13
は、振動励起区間の立ち上がり部分に相当する期間の振
幅特性がリニアに増加しかつ振動減衰区間に相当する期
間の振幅特性がリニアに減衰するゲート信号GS′を発
生する。そしてこのゲート信号GS′に応じて、正弦波
SSおよびその移相正弦波SS′がそれぞれ乗算器15
a、15bでゲート制御される。そして、これらゲート
制御された正弦波がそれぞれ駆動信号AS′,BS′と
して超音波振動子の圧電素子へ印加される。
【0027】このようにして超音波振動子を駆動するこ
とで、振動減衰区間においては振動周波数を一定に保持
したまま振動振幅を減衰させることができるとともに、
振動励起区間の立ち上がり部分においても徐々に振動振
幅を立ち上げることができる。これにより、振幅の大き
な駆動信号を超音波振動子へ印加する場合でも、駆動信
号の振幅変化に正確に追従した振動を励起させることが
可能になる。このため、振動励起開始時から振動減衰終
了時まで振動周波数を一定に保持することができ、上述
した楕円振動の回転方向を常に一定に保ち、被駆動体の
位置決め精度をより一層高めることが可能になる。
【0028】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態に係る超音波モータの駆動回路の構成を
示す回路ブロック図である。なお、本第3の実施の形態
における超音波振動子の構成は、上記第1の実施の形態
に示したものと同様である。図5に示す駆動回路は、入
力手段21、CPU22、出力制御手段23、D/Aコ
ンバータ24、オペアンプ25、抵抗26a,26b、
駆動制御手段27、インダクタ28,29および圧電素
子30,31(2a,2bに相当する)から構成されて
いる。
【0029】入力手段21からは、オペレータにより決
定された超音波振動子の振動励起区間の立ち上がり部分
および振動減衰区間に対応する駆動信号の包絡線の形状
が入力される。また、入力手段21は圧電素子30,3
1を備える図示しない超音波モータの動作量、移動方向
をCPU22へ指示する。CPU22は、入力手段21
から指示された動作量を基に計算した圧電素子30,3
1へ印加するバーストパルス数S1、1バースパルス毎
の印加電圧データ、および後述するバースト基本パルス
発生のスタートに係るトリガ信号S2を出力制御手段2
3へ転送する。
【0030】出力制御手段23は前記包絡線の形状の制
御および前記バースト基本パルス発生の制御を行なうも
のであり、CPU22から転送されてきたバーストパル
ス数S1および各パルス毎の印加電圧データを内部のレ
ジスタに格納する。また出力制御手段23は、CPU2
2からバースト基本パルス発生スタートのトリガ信号S
2を受け取ると、4相のバースト基本パルスP1〜P4
を発生する。そして、各バースト基本パルスP1〜P4
を出力する毎に、D/Aコンバータ24へ対応する印加
電圧データS3が出力される。印加電圧データS3は1
2ビットもあれば充分精密な制御が行なえる。D/Aコ
ンバータ24は入力した12ビットの印加電圧データS
3のD/A変換処理を行なう。
【0031】出力制御手段23は様々な論理素子やメモ
リーで構成されており、例えばFPGAなどでワンチッ
プ化されている。D/Aコンバータ24は出力制御手段
23から入力した印加電圧データ(12ビットデータ)
S3をD/A変換し、対応する電流を出力する。その電
流はオペアンプ25でI−V変換され、駆動制御手段2
7へ電圧で印加される。
【0032】駆動制御手段27は図示しないトランジス
タや変圧器等から構成されている。駆動制御手段27
は、出力制御手段23から入力したバースト基本パルス
P1〜P4およびオペアンプ25から印加された電圧を
基に、圧電素子30,31へ印加するバーストパルスか
らなる駆動信号を発生する。インダクタ28,29はロ
ーパスフィルタを構成する目的で挿入されており、電気
的容量負荷である圧電素子30,31へスイッチングさ
れた電圧の高調波成分が加わり過電流が流れることを防
ぐ。
【0033】次に、上記のような構成をなす超音波モー
タの駆動回路の動作を説明する。まずオペレータによ
り、入力手段21から圧電素子30,31で構成される
図示しない超音波モータを駆動するためのバーストパル
ス数が入力される。それとともに、入力手段21から当
該超音波モータの左右の移動方向と、振動励起区間の立
ち上がり部分及び振動減衰区間に対応する駆動信号の包
絡線の形状とが入力される。これら入力手段21から入
力された各データがCPU22へ送信される。
【0034】ここで、振動励起区間の立ち上がり部分と
振動減衰区間の駆動パルス数は、予め決められている。
なお、これらの区間における包絡線の形状は、予めCP
U22にプログラムされている数種類の形状をオペレー
タが入力手段21を用い選択することにより決定でき
る。また前記包絡線の形状は、オペレータが入力手段2
1で1パルス毎の電圧データを作成することにより決定
することもできる。
【0035】図6は、上記駆動信号の振動励起区間と振
動減衰区間を示す図である。前述した電圧データの作成
方法として、例えばオペレータが図6に示す振動励起区
間の立ち上がり部分と振動減衰区間の各パルスにアドレ
スを付け、それらアドレスに各々対応した印加電圧の電
圧値を入力手段21から入力することにより、所望の包
絡線の形状を決定できる。これにより、例えば階段状に
変化する包絡線を設定できる。
【0036】CPU22は、入力手段21からの指示に
基づき当該超音波モータの動作量Sφに対応したバース
トパルス数を計算する。そして出力制御手段23へ前記
バーストルパルス数を示す信号S1が送信される。次に
CPU22は、入力手段21からの指示に対応した駆動
信号の包絡線の形状に基づき、信号S1のバーストパル
ス数分、対応する印加電圧データを出力制御手段23へ
転送する。
【0037】例えば信号S1のバーストパルス数を10
0パルスとすると、出力制御手段23へ100個の印加
電圧データが送信される。ここで、上記したようにD/
Aコンバータ24は12ビット長のデータを処理するも
のであるので、出力制御手段23から送信される印加電
圧データも12ビット長になる。CPU22から送信さ
れたバーストルパルス数S1と各印加電圧データは、出
力制御手段23に記憶される。そしてCPU22から全
ての印加電圧データが転送されると、出力制御手段23
へバースト基本パルス発生スタートのトリガ信号S2が
出力される。出力制御手段23はトリガ信号S2を入力
すると、4相のバースト基本パルスP1〜P4を駆動制
御手段27へ出力する。
【0038】図7の(a)は、前記4相のバースト基本
パルスP1〜P4の波形を示す図である。各バースト基
本パルスP1〜P4信号の周波数は予め決められてお
り、例えば55.5KHzとする。従ってこの場合、各
相の一周期は約18μsecになる。この一周期が1バ
ーストパルスの周期になる。
【0039】出力制御手段23は、バースト基本パルス
P1〜P4を1バーストパルス出力するたびに、D/A
コンバータ24へ対応する印加電圧データS3を出力す
る。D/Aコンバータ24は、入力した印加電圧データ
S3に対してD−A変換を行ない、さらにオペアンプ2
5でI−V変換を行なう。このようにして、印加電圧デ
ータS3に対応した印加電圧S4を駆動制御手段27へ
印加する。
【0040】駆動制御手段27は、出力制御手段23か
ら入力したバースト基本パルスP1〜P4とオペアンプ
24から印加された電圧S4に基づき、CPU22で決
定された包絡線をなすバースト波からなる駆動信号A
S,BSを生成する。そして前記駆動信号AS,BSが
それぞれインダクタ28,29を介して圧電素子30、
31へ印加される。
【0041】図7の(b)および(c)は駆動制御手段
27で生成される駆動信号に係る図である。駆動制御手
段27では、出力制御手段23から入力したバースト基
本パルスP1とP2,P3とP4を各々ペアとし、図示
しないトランジスタ及び変圧器を用いて駆動信号AS,
BSが作成される。図7の(b)に示すように、バース
ト基本パルスP1とP2から駆動信号ASが作成されて
おり、図7の(c)に示すように、バースト基本パルス
P3とP4から駆動信号BSが作成されている。
【0042】上述したような動作手順により、例えば駆
動制御手段27にオペアンプ25から図8の(a)に示
すような印加電圧S4が印加されると、図8の(b)お
よび(c)に示すようなバースト波からなる駆動信号S
A、SBが、それぞれ圧電素子30、31へ出力され
る。また、CPU22から転送される印加電圧のパラメ
ータにより、例えば図9の(a)に示すような印加電圧
S4が印加されると、図9の(b)および(c)に示す
ようなバースト波なる駆動信号SA、SBが、それぞれ
圧電素子30,31へ出力される。
【0043】前述したような印加電圧のパラメータの活
用は、駆動信号の振動励起区間では比較的急速に印加電
圧を上げても特に問題はないものの、振動減衰区間では
充分時間をかけて圧電素子への印加電圧を減衰し、弾性
体の伸縮振動及び屈曲振動の位相関係を保たなければな
らない超音波モータなどに有効である。
【0044】また、本第3の実施の形態に示した超音波
モータおよびその駆動回路を顕微鏡下で細胞を操作する
マニピュレーターに応用したとする。この場合、オペレ
ータは該マニピュレーターの操作針の動きを見ながら、
入力手段21で最適な包絡線の形状を決定することによ
り該操作針を滑らかに動かすことが実現でき、快適なマ
ニピュレーションを行なえる。
【0045】以上のように超音波モータを駆動すること
で、上記第1および第2の実施の形態と同様に、駆動信
号の振動励起開始時から振動減衰終了時まで振動周波数
を一定に保持することができる。これにより、圧電素子
の楕円振動の回転方向を常に一定に保つことができ、被
駆動体の位置決め精度をより一層高めることができる。
また、駆動信号のなす包絡線の形状を自由に変更可能な
ため、超音波モータ個々の特性に合せた最適な駆動信
号、例えば弾性体の振動減衰区間において包絡線が階段
状に変化する減衰特性を有するバースト波からなる駆動
信号を作成し、発生することができる。
【0046】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。 (変形例) (1) 上記第3の実施の形態の変形例の一つとして、図1
0に駆動回路の構成を示す。なお、上記第3実施例と同
様の構成要素については説明を省略する。入力手段32
から超音波モータを駆動するためのバーストパルス数及
び移動方向が入力されると、出力制御手段33にそれら
のデータが送信される。出力制御手段33には一種類の
駆動信号の包絡線の形状に関するデータが格納されてお
り、出力制御手段33は入力手段32からの指示により
超音波モータを駆動する。図10に示す駆動回路は、複
数の包絡線の形状を必要としない場合に適しており、図
5に示した駆動回路と比べてCPUを用いなくてもすむ
ので、より一層安価に回路を構成することができる。 (2) 上記各実施の形態では、駆動信号の振動減衰区間や
立上がり区間の振幅をリニアに変化させるようにした
が、リニアに限らず余弦形状や二次元曲線形状をなすよ
う、非線形に変化させてもよい。これにより、例えば振
動の包絡線形状の1階微分または2階微分が連続するよ
うにすることで、振動減衰時や立上がり時の動作をさら
に円滑なものにすることができ、被駆動体の位置決め精
度をより一層高めることが可能になる。 (3) さらに、振動励起区間および振動減衰区間でバース
ト波からなる駆動信号に緩やかな傾きを持った包絡線を
持たせることで、圧電素子に印加される電圧の変化が緩
やかになる。これにより、圧電素子の急激な形状変化に
起因する弾性体のインパルス的な振動を抑えることがで
きる。この結果、動作音の高周波成分が減少し、オペレ
ータへの耳障りな感触を抑制できる。 (4) その他、超音波モータの構造や駆動信号発生回路の
構成、駆動信号の信号波形等も、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で適宜変形して実施できる。
【0047】(実施の形態のまとめ) [1]本発明の超音波モータは、圧電素子2a,2bを
駆動源として、直方体形状をなす弾性体(1)にその長
手方向に沿った伸縮振動および前記弾性体(1)の長手
方向に伝播する屈曲振動をそれぞれ発生させる超音波モ
ータにおいて、前記弾性体(1)の振動減衰区間におい
て包絡線が減衰特性を有するバースト波からなる駆動信
号を発生して前記圧電素子2a,2bへ印加するための
駆動回路を備えている。
【0048】このように上記超音波モータによれば、弾
性体(1)の振動減衰区間において包絡線が減衰特性を
有するバースト波からなる駆動信号を発生し圧電素子2
a,2bへ印加するので、振動励起区間終了後において
も、超音波振動子の圧電素子2a,2bには振幅が減衰
する駆動信号が引き続き印加されることになる。このた
め、前記弾性体(1)の伸縮振動波形および屈曲振動波
形は自由減衰せず、振幅が零になるまで同一周波数を保
ったまま減衰することになる。したがって、伸縮振動波
形と屈曲振動波形との間の位相差は変化せず振幅が零に
なるまで一定に保たれることになる。この結果、伸縮振
動と屈曲振動の合成である楕円振動の回転方向は一定と
なり、前記振動減衰区間における被駆動体への逆推力の
発生が防止される。これにより前記被駆動体の位置決め
精度を高めることが可能になる。 [2]本発明の超音波モータは、圧電素子2a,2bを
駆動源として、直方体形状をなす弾性体(1)にその長
手方向に沿った伸縮振動および前記弾性体の長手方向に
伝播する屈曲振動をそれぞれ発生させる超音波モータに
おいて、前記弾性体(1)の振動減衰区間において包絡
線がリニアに変化する減衰特性を有するバースト波から
なる駆動信号を発生して前記圧電素子2a,2bへ印加
するための駆動回路を備えている。
【0049】このように上記超音波モータによれば、弾
性体(1)の振動減衰区間において包絡線がリニアに変
化する減衰特性を有するバースト波からなる駆動信号を
発生して前記圧電素子2a,2bへ印加するので、振動
励起区間終了後においても、超音波振動子の圧電素子2
a,2bには振幅がリニアに減衰する駆動信号が引き続
き印加されることになる。このため、前記弾性体(1)
の伸縮振動波形および屈曲振動波形は自由減衰せず、振
幅が零になるまで同一周波数を保ったまま減衰すること
になる。したがって、伸縮振動波形と屈曲振動波形との
間の位相差は変化せず振幅が零になるまで一定に保たれ
ることになる。この結果、伸縮振動と屈曲振動の合成で
ある楕円振動の回転方向は一定となり、前記振動減衰区
間における被駆動体への逆推力の発生は防止される。こ
れにより前記被駆動体の位置決め精度を高めることが可
能になる。 [3]本発明の超音波モータは、圧電素子2a,2bを
駆動源として、直方体形状をなす弾性体(1)にその長
手方向に沿った伸縮振動および前記弾性体の長手方向に
伝播する屈曲振動をそれぞれ発生させる超音波モータに
おいて、前記弾性体(1)の振動減衰区間において包絡
線が階段状に変化する減衰特性を有するバースト波から
なる駆動信号を発生して前記圧電素子2a,2bへ印加
するための駆動回路を備えている。
【0050】このように上記超音波モータによれば、弾
性体(1)の振動減衰区間において包絡線が階段状に変
化する減衰特性を有するバースト波からなる駆動信号を
発生して前記圧電素子2a,2bへ印加するので、振動
励起区間終了後においても、超音波振動子の圧電素子2
a,2bには振幅が階段状に減衰する駆動信号が引き続
き印加されることになる。このため、前記弾性体(1)
の伸縮振動波形および屈曲振動波形は自由減衰せず、振
幅が零になるまで同一周波数を保ったまま減衰すること
になる。したがって、伸縮振動波形と屈曲振動波形との
間の位相差は変化せず振幅が零になるまで一定に保たれ
ることになる。この結果、伸縮振動と屈曲振動の合成で
ある楕円振動の回転方向は一定となり、前記振動減衰区
間における被駆動体への逆推力の発生は防止される。こ
れにより前記被駆動体の位置決め精度を高めることが可
能になる。 [4]本発明の超音波モータは、圧電素子2a,2bを
駆動源として、直方体形状をなす弾性体(1)にその長
手方向に沿った伸縮振動および前記弾性体の長手方向に
伝播する屈曲振動をそれぞれ発生させる超音波モータに
おいて、前記弾性体(1)の振動減衰区間の所定箇所に
おいて包絡線が一回のみ所定量減衰する減衰特性を有す
るバースト波からなる駆動信号を発生して前記圧電素子
2a,2bへ印加するための駆動回路を備えている。
【0051】このように上記超音波モータによれば、弾
性体(1)の振動減衰区間の所定箇所において包絡線が
一回のみ所定量減衰する減衰特性を有するバースト波か
らなる駆動信号を発生して前記圧電素子2a,2bへ印
加するので、前記駆動信号の振幅が前記所定量立ち下が
ることにより、当該超音波モータの駆動を本来の減衰区
間によらず早く停止させることが可能になる。 [5]本発明の超音波モータは上記[1]に記載のモー
タであって、かつ前記駆動回路は、前記弾性体(1)の
振動励起区間の立ち上がり部分において包絡線がリニア
に立ち上がるとともに、前記弾性体(1)の振動減衰区
間において包絡線がリニアに減衰する特性を有するバー
スト波からなる駆動信号を発生して、前記圧電素子2
a,2bへ印加する。
【0052】このように上記超音波モータによれば、弾
性体(1)の振動励起区間の立ち上がり部分において包
絡線がリニアに立ち上がるとともに、前記弾性体(1)
の振動減衰区間において包絡線がリニアに減衰する特性
を有するバースト波からなる駆動信号を発生して、前記
圧電素子2a,2bへ印加するので、振幅の大きな駆動
信号を入力した場合でも該駆動信号に正確に追従した振
動を発生させることが可能になる。このため、駆動開始
時から減衰終了時まで振動周波数を一定に保持すること
ができる。これにより楕円振動の回転方向を常に一定に
保ち、被駆動体の位置決精度をより一層高めることが可
能になる。 [6]本発明の超音波モータは上記[1]乃至[3]ま
たは[5]のいずれかに記載のモータであって、かつ前
記駆動回路は、前記バースト波の包絡線が減衰特性を示
す期間が前記弾性体(1)の伸縮振動および屈曲振動の
自由減衰期間よりも長く、かつ前記包絡線が減衰特性を
示す期間における前記バースト波の振幅が前記自由減衰
期間の対応する振幅以上になるような駆動信号を印加す
る。
【0053】したがって上記超音波モータによれば、前
記駆動信号のリニアな減衰を確実に行なうことを促進で
きる。 [7]本発明の超音波モータは上記[1]乃至[4]の
いずれかに記載のモータであって、かつ前記駆動回路
は、前記駆動信号を前記バースト波の振幅が所定量以下
になるまで前記圧電素子2a,2bへ印加する。
【0054】このように上記超音波モータによれば、駆
動信号を前記圧電素子2a,2bへ印加する期間は、前
記駆動信号の振幅が所定量以下になるまでとしたので、
前記振幅が当該超音波モータの駆動に要する振幅以下の
所定量になるまで前記駆動信号を印加することが可能に
なる。 [8]本発明の超音波モータは上記[1]乃至[7]の
いずれかに記載のモータであって、かつ前記バースト波
のなす包絡線の形状を設定する入力手段21を備え、前
記駆動回路は、前記入力手段21で設定された包絡線を
なすバースト波からなる駆動信号を発生する。
【0055】したがって上記超音波モータによれば、オ
ペレータは超音波モータ個々の特性に合せた最適な駆動
信号を任意に作成することができる。 [9]本発明の超音波モータ駆動方法は、圧電素子2
a,2bを駆動して直方体形状の弾性体(1)の長手方
向に沿った伸縮振動および前記弾性体(1)の長手方向
に伝播する屈曲振動を発生する超音波モータの駆動方法
において、前記圧電素子2a,2bにバースト波からな
る駆動信号を印加して前記弾性体(1)を励起振動さ
せ、この励起振動の終了後の振動減衰区間においては包
絡線が減衰特性を有するバースト波からなる駆動信号に
より駆動するようにしている。したがって上記超音波モ
ータ駆動方法によれば、上記[1]と同様の作用を奏す
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、楕円振動の減衰区間に
おいて逆推力を発生させないことにより、被駆動体の位
置決め精度の向上を図る超音波モータ及びその駆動方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る超音波モータ
における超音波振動子の構造を示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る超音波モータ
の駆動回路の構成を示す回路ブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る超音波モータ
駆動回路および超音波振動子の動作を説明するための信
号波形図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る超音波モータ
駆動回路および超音波振動子の動作を説明するための信
号波形図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る超音波モータ
の駆動回路の構成を示す回路ブロック図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る駆動信号の振
動励起区間と振動減衰区間を示す図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る図であり、
(a)は4相のバースト基本パルスの波形を示す図、
(b)(c)は駆動制御手段27で生成される駆動信号
に係る図。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る図であり、
(a)は印加電圧、(b)(c)は駆動信号を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る図であり、
(a)は印加電圧、(b)(c)は駆動信号を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の変形例に係る図
であり、駆動回路の構成を示す図。
【図11】従来例に係る、超音波リニアモータにおける
超音波振動子の構造を示す斜視図。
【図12】従来例に係る、超音波振動子の伸縮振動動作
を模式的に示した図。
【図13】従来例に係る、超音波振動子の屈曲振動動作
を模式的に示した図。
【図14】従来例に係る、超音波モータの駆動方法を説
明するための信号波形の例を示した図であり、(a)は
駆動信号を示した図、(b)は伸縮振動および屈曲振動
の信号波形を示した図。
【図15】従来例に係る、超音波振動子による伸縮振動
と屈曲振動との振動変位の合成を示す図。
【図16】従来例に係る、超音波振動子の楕円振動の回
転方向を示す図。
【図17】従来例に係る、超音波振動子の楕円振動の振
幅が変形した例を示す図。
【符号の説明】
1…基本弾性体、 2a,2b…圧電素
子、3…摺動部材、 4…保持用弾性
体、11…正弦波発振器、 12…移相器、1
3…ゲート信号発生器、 14…トリガ信号発生
器、15a,15b…乗算器、 16…制御回路S
S…正弦波、 SS′…正弦波、GS…
ゲート信号、 AS…駆動信号、BS…駆動
信号、 GS′…ゲート信号、AS′…駆
動信号、 BS′…駆動信号、21…入力手
段、 22…CPU、23…出力制御手
段、 24…D/Aコンバータ、25…オペア
ンプ25、 26a,26b…抵抗、27…駆動
制御手段、 28…インダクタ、29…インダ
クタ、 30…圧電素子、31…圧電素子、
32…入力手段、33…出力制御手段、
S1…バーストパルス数、S2…トリガ信
号、 S3…印加電圧データ、S4…印加電
圧、 P1〜P4…バースト基本パルス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子を駆動源として、直方体形状をな
    す弾性体にその長手方向に沿った伸縮振動および前記弾
    性体の長手方向に伝播する屈曲振動をそれぞれ発生させ
    る超音波モータにおいて、 前記弾性体の振動減衰区間において包絡線が減衰特性を
    有するバースト波からなる駆動信号を発生して前記圧電
    素子へ印加するための駆動回路を具備したことを特徴と
    する超音波モータ。
  2. 【請求項2】圧電素子を駆動源として、直方体形状をな
    す弾性体にその長手方向に沿った伸縮振動および前記弾
    性体の長手方向に伝播する屈曲振動をそれぞれ発生させ
    る超音波モータにおいて、 前記弾性体の振動減衰区間において包絡線がリニアに変
    化する減衰特性を有するバースト波からなる駆動信号を
    発生して前記圧電素子へ印加するための駆動回路を具備
    したことを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】圧電素子を駆動源として、直方体形状をな
    す弾性体にその長手方向に沿った伸縮振動および前記弾
    性体の長手方向に伝播する屈曲振動をそれぞれ発生させ
    る超音波モータにおいて、 前記弾性体の振動減衰区間において包絡線が階段状に変
    化する減衰特性を有するバースト波からなる駆動信号を
    発生して前記圧電素子へ印加するための駆動回路を具備
    したことを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】圧電素子を駆動して直方体形状の弾性体の
    長手方向に沿った伸縮振動および前記弾性体の長手方向
    に伝播する屈曲振動を発生する超音波モータの駆動方法
    において、 前記圧電素子にバースト波からなる駆動信号を印加して
    前記弾性体を励起振動させ、この励起振動の終了後の振
    動減衰区間においては包絡線が減衰特性を有するバース
    ト波からなる駆動信号により駆動するようにした超音波
    モータ駆動方法。
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