JPH08215380A - 遊技機の球発射装置 - Google Patents

遊技機の球発射装置

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JPH08215380A
JPH08215380A JP4504295A JP4504295A JPH08215380A JP H08215380 A JPH08215380 A JP H08215380A JP 4504295 A JP4504295 A JP 4504295A JP 4504295 A JP4504295 A JP 4504295A JP H08215380 A JPH08215380 A JP H08215380A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機の球発射装置に関し、戻り球が発生し
てガイド部に残留しても次の遊技球を正常に発射させる
ことができるようにする 【構成】 遊技球を回転アームの回転によってガイド部
内で加速案内しその回転に伴う遠心力によりガイド部か
ら遊技盤上に向けて発射する遊技機の球発射装置におい
て、上記回転アームによる発射動作後ガイド部に残留す
る遊技球を残留球として検出する残留球検出手段と、上
記遊技球のガイド部への供給を停止させる供給停止手段
と、上記残留球の検出時に供給停止手段に対して遊技球
の供給停止を指令するとともに、その遊技球の供給停止
後回転アーム駆動手段に対して回転アームの回転を指令
しその回転によって残留球の除去を行う除去動作指令手
段と、を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技球を回転アーム
の回転によって加速案内しその回転に伴う遠心力により
遊技盤上に向けて発射する遊技機の球発射装置に関し、
特に戻り球の処理を的確に行えるようにした遊技機の球
発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の遊技機の球発射装置とし
て、近年モータの回転運動をそのまま利用したものが、
例えば特開平5−285253号公報等によって提案さ
れている。この種の球発射装置は、順次送られてくる遊
技球をモータにより回転駆動する腕によってガイド部
(容器)の円周内壁に沿って誘導し、その腕の回転に伴
う遠心力により生ずる遊技球の運動を円周内壁により加
速案内し、このようにして遠心力を付与した遊技球を発
射レールを介して遊技盤上に放出発射するものである。
このような球発射装置において、腕の回転強度が弱かっ
たりすると、遊技球は遊技盤に到達せずに戻り球となっ
て発射レールを逆流してくることがある。この戻り球
は、通常は発射レールの途中に設けたファール口に入っ
て回収されるが、ファール口が異物で塞がれていたり、
回転強度が微弱であるため遊技球がファール口までも到
達しないようなときには、ガイド部まで戻ってそこに残
留することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の球
発射装置では、このような戻り球が発生しても、続けて
次の遊技球を供給するので、たとえその遊技球が正常に
発射されても戻り球とぶつかってやはりガイド部に戻っ
てきて残留し、その結果、戻り球が数珠つなぎ状態とな
って、正常な発射が不能になってしまい、遊技そのもの
が続行不可能になってしまう。この発明は上記に鑑み提
案されたもので、戻り球が発生してガイド部に残留して
も次の遊技球を正常に発射させることができる遊技機の
球発射装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の遊技機の球発射装置は、1個づつ順次供
給される遊技球を受け入れるガイド部と、そのガイド部
内で回転可能な回転アームと、その回転アームを回転駆
動する回転アーム駆動手段とを備え、遊技球を回転アー
ムの回転によってガイド部内で加速案内しその回転に伴
う遠心力によりガイド部から遊技盤上に向けて発射する
遊技機の球発射装置において、上記回転アームによる発
射動作後ガイド部に残留する遊技球を残留球として検出
する残留球検出手段と、上記遊技球のガイド部への供給
を停止させる供給停止手段と、上記残留球の検出時に供
給停止手段に対して遊技球の供給停止を指令するととも
に、その遊技球の供給停止後回転アーム駆動手段に対し
て回転アームの回転を指令しその回転によって残留球の
除去を行う除去動作指令手段と、を備えるようにした。
【0005】
【作用】上述したように、この発明の遊技機の球発射装
置によれば、残留球を検出したときに、遊技球の供給を
停止するとともに回転アームを回転させるので、回転ア
ームは発射すべき遊技球なしで空転し、ガイド部に残留
する残留球だけに当たって、その残留球をガイド部から
除去する。
【0006】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はパチンコ機1の一部を欠截した正
面図であって、窓部を有して額縁状の前枠11の一側を
外枠12に開閉可能に蝶着し、上記窓部には金枠13を
設け、該金枠13の上方部分にはガラスを装着したガラ
ス枠14を開閉可能に軸着し、上記外枠12およびガラ
ス枠14を施錠装置15で施錠する。また、ガラス枠1
4の下方部分には上皿21を設けたフロントプレート2
2等からなる上受皿セット2を設け、前枠11の下方部
分には下皿31を設けた下受皿セット3を設ける。
【0007】上受皿セット2の裏面側の遊技盤載置台
(図示せず)には上皿21から球発射装置6へ遊技球
(以下、単に「球」という)を一個宛に供給する球供給
装置80(図3)が位置する。ガイド部6Gに連通する
発射路70は、回転アーム65が押し出す球を、遊技盤
5上に形成した遊技部52に案内する部材である。この
発射路70は、ファール球樋79の入口(ファール口)
79aへ延びる。なお、このファール球樋79は、遊技
部52へ到達しなかった球が球発射装置6に逆流しない
ように下皿31へ導くためのものである。
【0008】上記下受皿セット3の前面側には球発射装
置6により遊技部52に打ち込む打球の飛距離を調整す
るためのハンドル部32を設ける。
【0009】上記前枠11の窓部には、この窓部を塞ぐ
ように遊技盤載置台に載せて交換可能とした遊技盤5を
臨ませる。遊技盤5の表面側にはガイドレール51で囲
まれる遊技部52を形成すると共に、当該遊技部52内
に可変表示装置53や変動入賞装置54等の各種役物、
始動口55や各種入賞具56a,56b、風車57a,
57b、あるいは各種表示灯58…等を配設し、最下位
置にアウト口59を配設する。なお、ガイドレール51
の外側で右側の上方部分に配設した表示灯58cは完了
表示灯を構成し、左側の上方部分に配設した表示灯58
dは賞球表示灯を構成している。また、前枠11の上縁
には外部表示灯58iが設けてある。
【0010】一方、図2はパチンコ機1の背面図であっ
て、上記前枠11の背面側には、遊技盤5を着脱自在に
収納する皿枠状の金属板からなるリヤプレート(機構
板)16を添設し、このリヤプレート16の背面側には
ベース本体等の機構枠体16aを設ける。なお、この機
構枠体16aはパチンコ機1の背面側における主要部材
を前枠11の裏面側に取り付けるための部材の総称であ
る。そして、上記ベース本体に向かって左側の上方部分
には、賞球を貯留しておく上タンク17を着脱自在に設
けると共に、この上タンク17に連通して当該上タンク
17の球を賞球払出装置18aに誘導する下タンク17
aを設ける。また、上タンク17の右側位置には、枠制
御回路(基板)とホールコンピュータ等の外部とを電気
的に接続する本体端子板19を配置すると共に、遊技盤
5の裏面側に止着した遊技盤制御回路(基板)と外部お
よび上記本体端子板19とを電気的に接続する中継端子
板19aが臨む配線通過口19bを開設する。
【0011】上記リヤプレート16には蝶番16bを介
して機構枠体16aの一種である機構枠セット部材16
cを開閉可能に蝶着する。この機構枠セット部材16c
は閉止時にリヤプレート16の所定部分を覆う部材であ
って、上記下タンク17aに連通する賞球樋や賞球払出
装置18aを形成すると共に、当該賞球払出装置18a
が払い出す賞球を賞球出口23を通して上皿21に導く
賞球放出路等を形成する。また、上記機構枠セット部材
16cには遊技盤5の後方ほゞ中央部分を覆うリヤカバ
ー16dを形成し、当該リヤカバー16dの下縁部分に
は入賞球の誘導路や入賞球を入賞球処理装置18bに導
く整流樋ユニットを設ける。更に、上記リヤカバー16
dの側方部分には遊技盤制御回路を収設した遊技盤制御
ボックス18cに対応する開口窓を開設し、A該開口窓
の側縁に沿って配線押え部19cを形成する。
【0012】図3は球発射装置の構成を示す図である。
球発射装置6は、球を1個宛遊技部52へ向けて発射す
る発射装置本体60と、その発射装置本体60の動作を
制御する発射制御部6Aとから成る。発射装置本体60
は、球を1個宛順次供給する球供給装置80、その球を
受け入れるガイド部6G、ガイド部6G内で回転可能な
回転アーム65、回転アーム65を回転駆動するモータ
68、およびガイド部6Gから遊技部52に向う発射路
70を備えている。球供給装置80は、一端が上皿21
に連通し他端がガイド部6Gの外壁61の一部に開口し
て上皿21からの球をガイド部6Gに給送する給送樋8
1と、その給送樋81の曲折部分82に歯が臨むように
設けた球送りスプロケット83と、球送りスプロケット
83を球送りクランク84を介して動作させるラッチン
グソレノイド85とから構成される。
【0013】ガイド部6Gは、同心円状に形成した外壁
61と内壁62とから成り、その外壁61と内壁62と
の間に球1個分を円滑に周回案内する案内通路63が形
成してあり、その中心には内壁62で囲んだモータ収納
室62Aに収納したモータ68の回転軸68Aがモータ
収納室62Aから突出しており、その突出した回転軸6
8Aに回転アーム65の一端部分65Aが軸着してあ
る。そして、回転アーム65は、モータ68が回転する
と、他端部分(先端部分)65Bが案内通路61に対し
て微少の一定間隙を保持して回動するようになってい
る。その回転方向は図中矢印I方向とする。モータ68
には、例えば回転速度と回転角度との双方および回転方
向を制御可能なステッピングモータを使用する。
【0014】このガイド部6Gの下半側で回転アーム6
5が最下点を通過して上昇に転ずる位置近傍に、外壁6
1を開口して上記の発射路70が設けてある。また、ガ
イド部6Gの外壁61が給送樋81に開口する部分に
は、給送樋81から送られてきた球を一旦案内通路63
で保持するための球保持部64が、案内通路63に突き
出して形成してある。
【0015】回転アーム65の構成例を図4に示す。回
転アーム65は、図に示すように、その先端部分65B
が案内通路63に臨むように他の直線部分に対して段差
を設けてあり、先端部分65Bは上述したように案内通
路63に対して微少の一定間隙を保持し、直線部分はモ
ータ収納室62Aの面に対して一定の間隙を保持するよ
うに取り付けられている。さらに、先端部分65Bは球
保持部64を非接触で通過可能となるように先端側に開
口して二股状に形成してあり、このとき、回転アーム6
5は、球保持部64が保持している球だけをその二股状
の先端部分65Bに受けて回動し、先端部分65Bと球
保持部64とは干渉しないようになっている。
【0016】原点検出センサ91が、モータ68の回転
軸68A周回部上の近傍に設けてあり、回転アーム65
の先端部分65Bが球保持部64の直前にあるときの回
転アーム65の位置を原点として検出するようになって
いる。原点検出センサ91による原点検出は、原点検出
用レバー92を用いて行う。原点検出用レバー92は、
図5に示すように、モータ68の回転軸68Aに軸着し
て回転アーム65とは所定角度(ここでは180°)を
保持して一体に回動するようになっている。原点検出セ
ンサ91には、例えばフォトインタラプタが使用され、
原点検出用レバー92の一端部分92Aがフォトインタ
ラプタを通過して透光を遮った時点を検出し、その検出
信号を原点を示す信号として発射制御部6Aに出力す
る。
【0017】また、ガイド部6Gの案内通路63の最下
点位置に残留球検出センサ93が設けてある。この残留
球検出センサ93には、上記の原点検出センサ91と同
様にフォトインタラプタが使用され、図6に示すよう
に、球がフォトインタラプタを通過して透光を遮ったか
どうかを検出し、その検出信号を発射制御部6Aに出力
している。
【0018】発射制御部6Aは、球発射装置ユニット4
0(図2)に設けられ、上記の原点検出センサ91、残
留球検出センサ93等から送られてきた各種信号に基づ
いて、ROMに格納した発射制御プログラムに従いラッ
チングソレノイド85およびモータ68に指令信号を出
力し、発射制御を実行する。
【0019】上記構成の球発射装置6における作用を以
下に順に説明する。先ず、ラッチングソレノイド85
が、図3に示すように、発射制御部6Aからの突処理の
指令に従ってシリンダ86を矢印J方向に突き出すと、
球送りクランク84はその2つの支軸84A,84Bを
支点として回動し、球送りスプロケット83は回転フリ
ーの状態になる。このとき、給送樋81に整列している
球P1は、その自重により球送りスプロケット83を矢
印K方向に回動させ、球送りクランク84の一方の受け
座84Dと、球送りスプロケット83の歯とを接触さ
せ、球送りスプロケット83の回動を停止させる。その
結果球P1は、給送樋81の曲折部分82に臨む球送り
スプロケット83の歯と歯との間に入り込み、その状態
で球送りスプロケット83の回動が停止するので、ガイ
ド部6Gへの供給が阻止される。
【0020】次に、図7に示すように、ラッチングソレ
ノイド85が、発射制御部6Aからの吸処理の指令に従
ってシリンダ86を矢印L方向に吸引すると、球送りク
ランク84の受け座84Dが逃げて球送りスプロケット
83はフリーの状態となるが、そのとき上記の球P1が
落下するとともに次に待機していた球P2が球送りスプ
ロケット83の歯を押すようになるので、結局球送りス
プロケット83は、矢印M方向に回動し別の歯が球送り
クランク84の他方の受け座84Eに当接して停止す
る。このとき、球P1はガイド部6Gに供給されて球保
持部64に一旦保持される。そして、再度ラッチングソ
レノイド85が、突処理の指令に従ってシリンダ86を
突き出すと、今度は球P2が図3の球P1のように球送
りスプロケット83の歯と歯との間に入り込み、次の供
給に備えるようになる。
【0021】ラッチングソレノイド85がシリンダ86
を吸引して球保持部64に球P1を供給すると、発射制
御部6Aはモータ68に所定の加速パターンで回転する
ように回転指令を送る。この加速パターンについては後
述する。回転アーム65はそのモータ68の回転ととも
に回動し、球P1を先端部分65Bに保持して案内通路
63を加速しつつ導き、そのときの回転に伴う遠心力に
より案内通路63の最下点を経て発射路70に向けて発
射する(図7の矢印N)。回転アーム65は、その後球
保持部64直前の原点位置に停止し、その原点位置で次
の球P2を発射させるために待機する。
【0022】このようにして発射路70に向けて発射し
た球P1は、通常は遊技部52に入ることになるが、何
らかの理由で発射路70を逆流して案内通路63に戻っ
てくると、その球P1は、図8に示すように案内通路6
3の最下点に停止して残留球検出センサ93に残留球と
して検出されることになる(図8)。この残留球の発生
は、例えばファール口79aまでの発射路70の途中に
異物があったり、ファール口79aそのものが異物でふ
さがれて戻り球がファール口79aに入れなかったり、
あるいは回転アーム65の回転力が不足して球がファー
ル口79aまで届かないようなときに起こる。
【0023】残留球検出センサ93が上記の残留球を検
出してその検出信号が発射制御部6Aに送られると、発
射制御部6Aは、ラッチングソレノイド85に指令を送
って次打球P2の供給を停止させるとともに、モータ6
8に指令を送って回転アーム65を回転させるので、回
転アーム65は発射すべき球なしで空転し、案内通路6
3に残留する残留球だけに当たって、その残留球を遊技
部52もしくはファール口79aに向けて発射させガイ
ド部6Gから除去する。残留球除去後は通常の発射制御
を行う。この残留球除去時に、発射制御部6Aは、回転
アーム65の回転強度を残留球除去に必要な最小限の回
転強度以上に設定して回転アーム65を回転させること
により、残留球を発射させ除去する。
【0024】ここで、残留球除去に必要な最小限の回転
強度とは、球が最低でもファール口79aに達する程度
の回転強度であり、その最小限の回転強度以上に設定す
ることにより、遊技者が現在設定している発射強度のい
かんに関係なく、確実に残留球を除去することができ
る。
【0025】ところで、この回転強度が強すぎて残留球
が遊技部52に入ってしまうと、その球は遊技者が調整
した回転強度で発射したわけではないので、遊技者が期
待する軌跡を描かず、遊技者に不利になってしまうが、
このような不具合を防止すべく、この実施例では、回転
強度に上限を設けて、回転アーム65の回転強度を残留
球除去に必要な最小限の回転強度以上であってかつ残留
球が遊技部52に到達しない範囲の回転強度以下に設定
する。この回転強度の下限と上限の設定によって、残留
球を確実にファール口79aに導いて除去することがで
き、また残留球が遊技部52に入ることによる無駄球の
発生を確実に防止することができるので遊技者に有利な
処理を行わせることができる。
【0026】ただし、上記設定の回転強度で残留球を除
去した場合、ファール口79aが異物等で塞がれている
と、その残留球は何度発射させてもガイド部6Gに戻っ
てきて永久に残留球となってしまうので、上記のような
回転強度設定は、初回の回転時にのみ適用し、連続して
残留球が検出されるときの2回目以降の回転アーム65
の回転時には、例えば最速の加速パターンに設定して最
強の回転強度で回転させ残留球を確実に遊技部52に入
れてしまう処理を行う。
【0027】また、発射制御部6Aは、残留球検出セン
サ93からの検出信号のうち、回転アーム65が図9に
示す所定範囲Rに位置しているときの検出信号を無効と
する。この所定範囲Rは、回転アーム65が水平付近と
なるA点から最下点位置を少しだけ通り過ぎたB点まで
の範囲(原点位置を0°としたときのa°からb°の範
囲)である。このように所定範囲Rを設定したのは、通
常の発射制御時であっても回転アーム65の加速度が小
さいときは、回転アーム65が水平付近となるA点以降
では球が先に最下点に到達し正常な発射球であっても残
留球として誤認される可能性があり、それを防止するた
めであり、また、回転アーム65自身が残留球検出セン
サ93を通過するので、その通過時に残留球と誤認する
のを防止するためである。
【0028】なお、上記の説明では、球供給装置80を
球送りスプロケット83、ラッチングソレノイド85等
を用いて構成するようにしたがこれは1例であり、他の
構成、例えば図10に示すようにソレノイド851のシ
リンダ861を案内通路63の入口まで臨ませ、通常は
吸処理でシリンダ861を引っ込め連続で球を球保持部
64に供給するようにし、残留球発生時にのみ突処理で
シリンダ861を突き出して、球の供給を停止するよう
にしてもよい。
【0029】次に、上記発射制御部6Aの詳細な構成例
および制御内容を図11〜図26を用いて説明する。図
11は発射制御部の構成例を示すブロック図である。発
射制御部6Aは、図に示すようにプロセッサ(CPU)
600を中心に構成され、ROM601に格納してある
制御プログラムに従って発射制御を行う。ROM602
にはモータ68用の加速パターンに関するデータが格納
してあり、RAM603には各種データが一時的に書き
込まれアクセスされている。なお、ROM601とRO
M602とは同一のものであっても差し支えない。
【0030】打球の飛距離を調整するハンドル部32に
は、可変抵抗器等から成る発射強度調整部321、遊技
者が打球の発射を任意のタイミングで停止するためのリ
ミットスイッチ等から成るハンドルストップ検出部32
2、および遊技者がハンドル32に触れている間のみ打
球の発射を可能にするタッチ検出部323が設けてあ
り、発射強度調整部321はA/Dコンバータ606を
介して、またハンドルストップ検出部322およびタッ
チ検出部323は、インタフェース回路607を介して
それぞれCPU600に接続されている。
【0031】また、原点検出センサ91および残留球検
出センサ93が、同様にインタフェース回路607を介
してCPU600に接続され、各センサ91,93から
の検出信号がCPU600に入力される。さらに、この
CPU600は、インタフェース回路607を介してホ
ールコンピュータ100に接続してある。ホールコンピ
ュータ100は遊技店全体を管理するとともに、打止め
等の時に強制的に打球の発射を停止する発射停止信号を
CPU600に出力し、CPU600はラッチングソレ
ノイド85(またはソレノイド851)に指令して球の
供給を停止させる。
【0032】また、モータ68およびラッチングソレノ
イド85がそれぞれドライバ604,605を介してC
PU600に接続してあり、CPU600からの指令信
号に従って動作するようになっている。さらに、CPU
600にはドライバ606を介して表示器(LED)4
9が接続してあり、発射動作時のエラーを可視表示す
る。
【0033】図12は上記のモータ68が4相励磁タイ
プのステッピングモータであるときの励磁方式を示す図
であり、(a)はモータ68を低速で正転させるときに
各相Φ1、Φ2、Φ3、Φ4に対して印加するパルス幅
を、(b)はモータ68を高速で正転させるときに各相
Φ1、Φ2、Φ3、Φ4に対して印加するパルス幅を、
(c)はモータ68を逆転させるときに各相Φ1、Φ
2、Φ3、Φ4に対して印加するパルス幅を、それぞれ
示す。高速回転のときは低速回転のときより短いパルス
幅を印加し、逆転させるときは正転させるときに対して
パルスを各相Φ1〜Φ4に逆順に印加する。
【0034】モータ68を、所定の加速パターンに従っ
て回転させる際には、このパルス幅を順次変化させるこ
とになる。この加速パターンは、上述したようにROM
602に格納してあり、例えば図13に示すように、R
OM602のアドレス領域J,K,L,M,N,Oに対
してそれぞれ加速パターン1、加速パターン2、加速パ
ターン3、加速パターン4、加速パターン5、および逆
回転パターンがテーブル割り付けしてある。この加速パ
ターン1〜5は例えば図14に示すように設定する。図
14の横軸は時間t、縦軸は角速度ωであり、いずれの
加速パターン1〜5も1周期TC毎に同一の加速パター
ンを繰り返す。1周期TCはここでは606msに設定
してある。
【0035】加速パターン1は加速度が最も小さいパタ
ーンであり、加速パターン2,3,4となるほど順に加
速度も大きくなり、加速パターン5でモータ68の加速
度最大となる。t0は1周期TCの開始時点であるがt
0〜t1の間ではモータ68が回転せず、加速パターン
1,2,3,4,5のいずれの場合でも、回転アーム6
5は原点に停止して待機状態にある。t1が実際の回転
開始時点となり、t1〜t2で各加速パターンに従って
加速し、t2で最大の加速度となった後、急速に減速し
てt3で原点に戻り停止し、その停止状態で1周期TC
を完了する。また、各周期で最大加速度となる時点t
2,t21,t22,……の各時間間隔もTCで一定で
ある。これらの加速パターン1〜5のうち、加速パター
ン5が一番短時間で最高速に達し、かつその時点の角速
度が最大であるため、発射強度も最大のパターンとな
る。また、上述した、残留球除去に必要な最小限の回転
強度以上かつ球が遊技部52に到達しない範囲の回転強
度となる加速パターンとしては、例えば加速パターン2
が該当するようになる。
【0036】そして、これらの加速パターン1〜5にお
いて、t2,t21,t22,……は回転アーム65が
案内通路63の最下点に達する時点、すなわち球を発射
路70に向けて発射させるリリースポイントとなる時点
であり、この実施例ではt2,t21,t22,……
を、t0〜t1の時間幅を加速パターン毎に変化させる
ことにより、いずれの加速パターン1〜5の場合でも同
一時点となるように設定している。したがって、遊技者
が、ハンドル部32を操作して発射強度を変更した場合
でも、球は常に一定間隔でリリースし、遊技者は安定し
た感覚でハンドル操作を行うことができる。
【0037】上記加速パターン1〜5の選択は、ハンド
ル部32の発射強度調整部321において行う。この発
射強度調整部321は、図15に示すような可変抵抗器
から成るレンジ0〜5Vの発射強度調整ボリュームを備
え、遊技者がハンドル部32を操作したときの選択電圧
Vinは発射強度データとして、A/Dコンバータ60
6でフルスケール0〜255のディジタル値に変換さ
れ、CPU600はそのディジタル値を読みとって加速
パターンを選択する。図16に選択電圧Vinに対する
加速パターン1〜5の選択例を示す。この例では、選択
電圧Vinが3.0Vのときディジタル値は152とな
り、このときCPU600は図13の加速パターンテー
ブルから加速パターン3を選択する。
【0038】モータ68に対する加速パターンデータ
は、ROM602において図17に示すようなデータ列
で与えられる。図17は加速パターン1のときのアドレ
ス領域Jでの加速パターンデータを示している。CPU
600は、このROM602の加速パターンデータを2
ms毎にアドレス順に読みとり、読みとったデータが
「1」のときその相Φに対してパルスONの信号を出力
することによりモータ68の各相Φ1〜Φ4のパルス幅
を制御し、モータ68を所定の加速パターンで回転させ
る。なお、加速パターンデータは1周期(606ms)
分のデータで構成する。
【0039】また、ROM602には図18に示すよう
な、加速度パターンに対する原点停止タイムテーブルが
格納してある。この原点停止タイムDTは、モータ68
に対し回転開始の指令が出てモータ68が動き出し、確
実に回転アーム65が原点から離れるまでの時間であ
り、モータ68が動き出しても回転アーム65がある程
度回転しないと、原点検出センサ91はONからOFF
に切り替わらないために設けたものである。原点停止タ
イムDT経過後は、原点検出センサ91からの信号状態
は確実に非原点を示すことになる。後述するように、こ
の原点停止タイムDTを監視することにより回転アーム
65の動作エラー等の検出を行うようにしている。
【0040】次に、発射制御の詳細な内容を図19〜図
28のフローチャートに基づいて説明する。まず、図1
9の発射制御全体を示すフローチャートから説明する。
電源投入による起動後、最初のループではイニシャル1
完了フラグがセットされていないため、後述するイニシ
ャル1処理を実行し、イニシャル1完了フラグをセット
するとともに、CPU600に内蔵のインターバルタイ
マーをスタートさせて2ms毎に割り込み(INT)を
発生させる(S1,S2)。S2でイニシャル1完了フ
ラグがセットされたのちは、2ms毎に、入力処理(S
3)、出力処理(S4)、発射禁止処理(S5)、残留
球検出処理(S6)、発射球供給処理(S7)、および
発射処理(S8)を時分割的に実行し、無限ループにて
次の割り込みを待つ。なお、各々の1割り込み当たりの
処理時間の合計は、インターバル時間2msより確実に
短いものとする。また、各処理の結果はRAM603の
ワークエリアに記憶されて次回の処理につなげるように
する。
【0041】上記S2のイニシャル1処理では、まずS
2−1でRAM603のワークエリア(タイマー、フラ
グ等)をクリアし、S2−2でCPU内蔵のI/Oポー
トを設定し、S2−3でインターバルタイマーを2ms
に設定し、続いてインターバルタイマー割り込みを許可
し(S2−4)、S2−5でイニシャル完了フラグをセ
ットする。なお、このイニシャル1処理は、一旦電源を
オフした後再度の電源投入時までは実行されない。
【0042】上記S3の入力処理では、まずS3−1で
A/Dコンバータ606からのA/D変換データ(発射
強度データ)を読み込み、続いて各種入力信号の有無を
判別する。すなわち、S3−2ではハンドルストップ検
出部322からの入力があったか否かを判別し、入力が
あればハンドルストップONタイマーをインクリメント
するとともにハンドルストップOFFタイマーをクリア
ーし(S3−3)、入力がなければハンドルストップO
NタイマーをクリアーするとともにハンドルストップO
FFタイマーをインクリメントする(S3−4)。S3
−5ではタッチ検出部323からの入力があったか否か
を判別し、入力があればタッチONタイマーをインクリ
メントするとともにタッチOFFタイマーをクリアーし
(S3−6)、入力がなければタッチONタイマーをク
リアーするとともにタッチOFFタイマーをインクリメ
ントする(S3−7)。
【0043】S3−8ではホールコンピュータ100か
ら発射停止信号の入力があったか否かを判別し入力があ
れば発射停止信号ONタイマーをインクリメントすると
ともに発射停止信号OFFタイマーをクリアーし(S3
−9)、入力がなければ発射停止信号ONタイマーをク
リアーするとともに発射停止信号OFFタイマーをイン
クリメントする(S3−10)。S3−11では原点検
出センサ91からの入力があったか否かを判別し入力が
あれば原点ONタイマーをインクリメントするとともに
原点OFFタイマーをクリアーし(S3−12)、入力
がなければ原点ONタイマーをクリアーするとともに原
点OFFタイマーをインクリメントする(S3−1
3)。
【0044】続いて、S3−14では、後述の出力処理
(S4)にてモータ68の1ステップ角毎にインクリメ
ントまたはデクリメントされる回転角カウンターによっ
て回転アーム65がA点とB点との間に位置しているか
否かを判別し、A点とB点との間に位置していると判別
したときはそのまま終了して入力処理を行わず、そうで
ないときはS3−15に進んで残留球検出センサ93か
らの入力があったか否かを判別し入力があれば残留球O
Nタイマーをインクリメントするとともに残留球OFF
タイマーをクリアーし(S3−16)、入力がなければ
残留球ONタイマーをクリアーするとともに残留球OF
Fタイマーをインクリメントする(S3−17)。この
入力処理によって、各種入力がONであるかOFFであ
るかを、各々のタイマーをチェックするだけで確実に判
断できるようになる。
【0045】上記S4の出力処理では、まずラッチング
ソレノイド85に対する吸動作または突動作を指令する
処理を行う。すなわち、S4−1で後述の発射球供給処
理(S7)にてセットまたはクリアする吸フラグがセッ
トされているか否かを判別し、セットされているとき
は、やはり後述の発射球供給処理(S7)にてタイマー
値がセットされる吸タイマーをデクリメントするととも
にCPU600に内蔵のラッチングソレノイド吸ポート
の出力をONし(S4−2)、吸フラグがクリアされて
いるときは、そのラッチングソレノイド吸ポートの出力
をOFFする(S4−3)。次に、突処理に関しても上
記の吸処理(S4−1〜S4−3)と同様の処理を行う
(S4−4〜S4−6)。なお、この吸処理と突処理と
は、後述の発射球供給処理にて同時にONすることのな
いように取り扱われている。
【0046】続いて、モータ68に対する回転動作を指
令する処理を行う。すなわち、まず後述の発射処理(S
8)にてタイマー値がセットされる回転タイマーが0で
ないとき回転タイマーをデクリメントした後、やはり後
述の発射処理(S8)にてセットまたはクリアされる正
回転フラグがセットされているか否かを判別する(S4
−7〜S4−9)。なお、回転タイマーが0のときはS
4−8をスキップして直接正回転フラグがセットされて
いるか否かを判別する。なお、この回転タイマーは1分
間当たりの発射回数を管理するために、またモータ68
のエラー状態を判断するために用いる。
【0047】正回転フラグがセットされているときは正
回転処理を行う。すなわち、ROM602に格納してあ
る加速パターンデータから現時点におけるアドレスでの
データを読み込み、CPU600に内蔵のモータ出力ポ
ートにそのデータを出力する。その後、アドレスをイン
クリメントして次回の割り込み処理に備える(S4−1
0,S4−11)。次に、今回割り込み時でのデータ
(今回データ)と前回割り込み時でのデータ(前回デー
タ)とを比較し、一致していなければモータ68が1ス
テップ角だけ回転したことになるので、回転角カウンタ
をインクリメントする。その後、今回データを前回デー
タ保存エリアにコピーして、次回でのモータ68の回転
判別に用いる(S4−12〜S4−14)。
【0048】S4−9で正回転フラグがクリアされてい
るときは、後述の発射処理(S8)にてセットまたはク
リアされる逆回転フラグがセットされているか否かを判
別し、逆回転フラグがセットされているときは逆回転処
理を行う。この逆回転処理は、回転タイマー(1分間当
たりの発射回数によりタイマーセット値が決まる)がタ
イムアップしたときにモータ68が1回転して原点に戻
っていないとき(モータ回転ロック時)に実行される。
基本的には正回転処理と同じ処理を行うが、相違点は、
回転タイマーがないことと、今回データと前回データと
が一致していなければ回転角カウンタをデクリメントす
ることである(S4−9,S4−15〜S4−20)。
【0049】上記S5の発射禁止処理では、まず回転タ
イマーが0であるか否かを判別して回転タイマーが0の
ときのみ、すなわちモータ68が原点にいるときのみ実
行するようにし、モータ68を原点以外のポイントでは
停止させないようにする(S5−1)。そして、次の3
つの発射許可条件、すなわち(1)ハンドルストップ検
出部322からの入力なし。(2)タッチ検出部323
からの入力あり。(3)ホールコンピュータ100から
の発射停止信号なし。がすべて成立したときのみ、発射
禁止フラグをクリアし、その条件の1つでも成立しない
ときは発射禁止フラグをセットする(S5−2〜S5−
6)。
【0050】上記S6の残留球検出処理では、回転アー
ム65がA点とB点との間に位置していない場合で、残
留球が検出されたとき残留球有りフラグをセットし(S
6−1〜S6−3)、モータ68が回転開始(1周期開
始)して回転タイマーが604msになった時点で残留
球が検出されないとき残留球有りフラグをクリアする
(S6−4〜S6−6)。なお、残留球を検出したとき
モータ68を1回転以上空転させるために、残留球がな
いと判断するまでに、1秒間程時間を持たせている(S
6−4)。ただし、この1秒間の時間設定は、特に制限
はなく何回転でも空転させるようにしてもよい。
【0051】また、残留球がない状態が1秒経過する以
前に、再度残留球が発生した場合、その時点から新たに
1秒間の残留球がない状態になるまで、回転アーム65
を空転させる。回転アーム65がA点とB点との間に位
置していない場合で、モータ68が回転中であるのに残
留球が長時間検出された場合は、残留球検出センサ93
の異常であるので、表示器49を用いてセンサエラー警
告表示を行い、その後のタイマー割り込み処理を停止す
る(S6−7〜S6−10)。残留球有りフラグがセッ
トされている場合、後述の発射球供給処理において発射
球の供給はなされず、また後述の発射処理において発射
強度が自動的に残留球除去のために設定された発射強度
にセットされる。
【0052】上記S7の発射球供給処理では、発射禁止
状態ではなく(発射禁止フラグがクリアされていて)、
かつ残留球がない(残留球有りフラグがクリアされてい
る)場合、モータ68の回転開始(1周期開始、回転タ
イマー=606ms)の250ms前に、ラッチングソ
レノイド85に吸状態からの突処理を一回行わせて発射
球を球保持部64に1個供給するようになっている(S
7−1〜S7−11)。なお、球の供給開始をモータ6
8の次の回転開始の250ms前にしたのは、球の球保
持部64までの転がり時間を見込んで設定したものであ
る。また、発射禁止フラグがセットされているときは突
処理を行わず球の供給を停止する。
【0053】残留球がない場合、この発射球供給処理の
開始時点で吸タイマーおよび突タイマーにラッチングソ
レノイド85の動作時間をセットし(S7−3)、また
吸タイマーがタイムアップして0msになるまでは突処
理を行わずに吸処理のみ行い(S7−5)、タイムアッ
プ後(吸処理終了後)に突処理を行うようになっている
(S7−8〜S7−11)。なお、吸フラグおよび突フ
ラグは、各々の処理時(タイムアップ前)のみセットさ
れるようになっているので、吸処理と突処理のラッチン
グソレノイド85への出力が同時にONすることはな
い。上記S8の発射処理は、(1)通常処理、(2)残
留球有りのときの処理、および(3)イニシャル処理の
3つに分けられ、以下に各々の処理を順に説明する。
【0054】(1)通常処理(S8−1〜S8−12,
S8−18〜S8−24) モータ68は、発射禁止フラグがクリアされていて、か
つ回転タイマーが0となったとき発射条件が成立したと
して回転駆動する。発射条件が成立したとき、A/Dコ
ンバータ606からの発射強度データに応じた加速パタ
ーンを選択し、その加速パターンテーブルの先頭アドレ
スを加速パターンデータのアドレスにセットする。ま
た、各加速パターン毎に設定してある原点停止タイムD
T(図18)から当該加速パターンの原点停止タイムD
Tを選択する。その後、回転タイマーに1分間当たり約
99個の球を発射させるための時間606msをセット
し、また正回転フラグをセットする。その後は上述した
モータ68の正回転処理を行う。
【0055】回転スタートしても原点停止タイムDTが
経過するまでは、回転アーム65が原点に停止もしくは
その近傍にいるのでそのまま正回転処理を行い、その間
は回転タイマーで原点停止タイムDTをモニターする。
原点停止タイムDTの経過後は原点ONタイマーをモニ
ターして原点に回転アーム65が戻ってくるのを監視
し、原点に戻ったことが検出されたら回転アーム65が
1回転したと判断して正回転フラグをクリアしてモータ
68を停止させる。
【0056】この通常処理時にエラーが発生し、原点O
Nタイマーが長時間、例えば606ms以上作動した場
合は、1回転に相当する時間の間回転アーム65が原点
から回転していないか、あるいは原点検出センサ91の
故障なのでエラー処理を行う。なお、原点から回転して
ないことを検出する手段としては種々あり、例えば、回
転タイマーが原点停止タイムDTの経過以降の短時間、
例えば10msを計時し、その間に原点が検出されてい
れば回転アーム65が原点に停止し続けているというこ
とになる。
【0057】エラー検出(S8−11でa≧606m
s)時には、例えば異物の混入などでモータ68がロッ
クして回転しなかったと考えられるので、逆回転処理を
所定時間、例えば加速パターンデータテーブルのデータ
数分だけ行う。この処理は、正回転フラグをクリアして
逆回転フラグをセットすることで行う。この処理を実施
しても回転アーム65が正常に回転しない場合、繰り返
し同じ処理を行い、5回リトライした時点でモータ68
あるいは原点検出センサ91のエラー警告表示を表示器
49を用いて行い、その後のタイマー割り込み処理を停
止する。また、回転タイマーがタイムアップして0ms
になった時点で原点が検出されなかった場合でも、モー
タ68が原点以外の位置でロックしたと考えられるの
で、上述と同様のエラー処理を行う。
【0058】なお、上記表示器49によるエラー表示と
共に、パチンコ機1の前面側に設けた種々の表示灯58
…を通常とは異る周期で点滅させたり、全ての表示灯5
8…を一斉に点灯させたり、或はパチンコ島の幕板に各
パチンコ機1に対応して配置してある呼び出しランプを
点灯させると共に、島端に設けた三色灯を点灯させるな
どして警報を発するようにしてもよい。
【0059】(2)残留球有りのときの処理(S8−1
5) 基本的には通常処理と同じであるが、通常処理と相違す
る点は、回転開始時に残留球有りフラグ(S6の残留球
検出処理でセット/クリアされる)がセットされている
とき、例えば加速パターン2を自動選択し、残留球を確
実にファール口79aに導くようにした点である。ここ
で、加速パターン2は残留球除去に必要な最小限の回転
強度以上でかつ球が遊技部52に到達しない範囲の回転
強度に相当するものとする。なお、このフローチャート
には示していないが、残留球が何度も連続してガイド部
6Gに戻ってくるようなときは、2回目以降の発射強度
として例えば加速パターン5を自動選択し、最強の発射
強度で残留球を遊技部52に送り込んで除去するように
してもよい。
【0060】(3)イニシャル処理(S8−13,1
4,S8−16,17) この処理は、電源投入時に回転アーム65が原点の位置
でない場合に、発射許可条件が成立していなくても、回
転アーム65を回転させて原点に移動させるものであ
り、回転開始後の処理は通常処理と同じある。
【0061】以上、述べたように、この実施例では、残
留球を検出したときに、球の供給を停止するとともに回
転アーム65を回転させるので、回転アーム65は発射
すべき球なしで空転し、ガイド部6Gに残留する残留球
だけに当たって、その残留球をガイド部から除去するこ
とができる。したがって、戻り球が数珠つなぎ状態とな
るようなことはなく、常に正常に球を発射させることが
できる。
【0062】また、残留球検出時に回転アーム65の回
転強度を、残留球除去に必要な最小限の回転強度以上に
設定して空転させるので、遊技者が設定している発射強
度のいかんに関係なく、確実に残留球を除去することが
できる。さらに、残留球除去時の回転アーム65の回転
強度に上限を設けて、残留球が遊技部52に到達しない
範囲の回転強度以下に設定するので、残留球を確実にフ
ァール口79aに導いて除去することができ、また残留
球が遊技部52に入ることによる無駄球の発生を確実に
防止することができるので遊技者に有利な処理を行わせ
ることができる。
【0063】また、球供給装置80を設け、球の供給を
必要に応じて停止させるので、残留球発生時だけでな
く、他の発射機構の異常検出時やホールコンピュータ1
00からの発射停止信号時にも迅速に対応して球の供給
を停止させることができる。なお、上記の説明では、加
速パターンを5パターンとしたが、それに限定されず必
要に応じてパターン数を増減して備えることができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の遊技機の
球発射装置によれば、残留球を検出したときに、球の供
給を停止するとともに回転アームを回転させるので、回
転アームは発射すべき球なしで空転し、ガイド部に残留
する残留球だけに当たって、その残留球をガイド部から
除去することができる。したがって、戻り球が数珠つな
ぎ状態となるようなことはなく、常に正常に球を発射さ
せることができる。また、残留球検出時に回転アームの
回転強度を、残留球除去に必要な最小限の回転強度以上
に設定して空転させるので、遊技者が設定している発射
強度のいかんに関係なく、確実に残留球を除去すること
ができる。さらに、残留球除去時の回転アームの回転強
度に上限を設けて、残留球除去に必要な最小限の回転強
度以上であってかつ残留球が遊技盤に到達しない範囲の
回転強度以下に設定するので、残留球を確実にファール
口に導いて除去することができ、また残留球が遊技盤に
入ることによる無駄球の発生を確実に防止することがで
きるので遊技者に有利な処理を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の一部を欠截した正面図である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】球発射装置の構成を示す図である。
【図4】回転アームの構成例を示す図である。
【図5】原点検出センサの構成例を示す図である。
【図6】残留球検出センサの構成例を示す図である。
【図7】球発射装置による球供給の説明図である。
【図8】球発射装置における残留球発生の説明図であ
る。
【図9】残留球検出の無効範囲を示す図である。
【図10】球供給装置の第2の構成例を示す図である。
【図11】発射制御部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図12】モータの励磁方式を示す図である。
【図13】加速パターンデータテーブルを示す図であ
る。
【図14】加速パターン1〜5を示す図である。
【図15】ハンドル部の発射強度調整部の構成を示す図
である。
【図16】加速パターン選択の説明図である。
【図17】加速パターン1のデータ例を示す図である。
【図18】原点停止タイムテーブルを示す図である。
【図19】発射制御全体のフローチャートを示す図であ
る。
【図20】イニシャル1処理のフローチャートを示す図
である。
【図21】入力処理のフローチャートを示す図である。
【図22】出力処理のフローチャートを示す図である。
【図23】出力処理のフローチャートを示す図である。
【図24】発射禁止処理のフローチャートを示す図であ
る。
【図25】残留球検出処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図26】発射球供給処理のフローチャートを示す図で
ある。
【図27】発射処理のフローチャートを示す図である。
【図28】発射処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 6 球発射装置 6A 発射制御部 6G ガイド部 32 ハンドル部 60 発射装置本体 63 案内通路 64 球保持部 65 回転アーム 68 モータ 80 球供給装置 81 給送樋 85 ラッチングソレノイド 91 原点検出センサ 93 残留球検出センサ 600 プロセッサ(CPU) 601 ROM(プログラム用) 602 ROM(データ用)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個づつ順次供給される遊技球を受け入
    れるガイド部と、そのガイド部内で回転可能な回転アー
    ムと、その回転アームを回転駆動する回転アーム駆動手
    段とを備え、遊技球を回転アームの回転によってガイド
    部内で加速案内しその回転に伴う遠心力によりガイド部
    から遊技盤上に向けて発射する遊技機の球発射装置にお
    いて、 上記回転アームによる発射動作後ガイド部に残留する遊
    技球を残留球として検出する残留球検出手段と、 上記遊技球のガイド部への供給を停止させる供給停止手
    段と、 上記残留球の検出時に供給停止手段に対して遊技球の供
    給停止を指令するとともに、その遊技球の供給停止後回
    転アーム駆動手段に対して回転アームの回転を指令しそ
    の回転によって残留球の除去を行う除去動作指令手段
    と、 を有することを特徴とする遊技機の球発射装置。
  2. 【請求項2】 上記除去動作指令手段は、回転アームの
    回転強度を残留球除去に必要な最小限の回転強度以上に
    設定して回転アームを回転させることを特徴とする請求
    項1に記載の遊技機の球発射装置。
  3. 【請求項3】 上記除去動作指令手段は、回転アームの
    回転強度を残留球除去に必要な最小限の回転強度以上か
    つ残留球が遊技盤に到達しない範囲の回転強度に設定し
    て回転アームを回転させることを特徴とする請求項1に
    記載の遊技機の球発射装置。
  4. 【請求項4】 上記除去動作指令手段は回転アームが所
    定範囲に位置しているときの残留球の検出を無効とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の球発射装
    置。
  5. 【請求項5】 上記供給停止手段は残留球の検出時だけ
    でなく外部からの発射停止信号でも作動することを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機の球発射装置。
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