JPH08215474A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
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- JPH08215474A JPH08215474A JP2062195A JP2062195A JPH08215474A JP H08215474 A JPH08215474 A JP H08215474A JP 2062195 A JP2062195 A JP 2062195A JP 2062195 A JP2062195 A JP 2062195A JP H08215474 A JPH08215474 A JP H08215474A
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- JP
- Japan
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- balancer
- liquid
- washing machine
- chamber
- force
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 離心距離に対応して、脱水槽の撓みを効率よ
く抑える。 【構成】 洗濯機本体1内に、液体バランサ23が設け
られた脱水槽11を有する洗濯機において、前記液体バ
ランサ23を、巾及び高さが同一の中空環状形状で、半
径方向に形成された複数のバランサ室29,31と、各
バランサ室29,31内に、異なった量のバランサ液3
3,35を充填することを特徴とする。
く抑える。 【構成】 洗濯機本体1内に、液体バランサ23が設け
られた脱水槽11を有する洗濯機において、前記液体バ
ランサ23を、巾及び高さが同一の中空環状形状で、半
径方向に形成された複数のバランサ室29,31と、各
バランサ室29,31内に、異なった量のバランサ液3
3,35を充填することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱水槽に布の偏りに
よる脱水槽の撓みを軽減するようにした洗濯機に関す
る。
よる脱水槽の撓みを軽減するようにした洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、洗濯機の大容量化、高速脱水化に
伴い、脱水時に布の偏りが発生すると、大きなモーメン
トが脱水槽に加わり脱水槽に撓みが生じる。脱水槽に大
きな撓みが生じると、場合によっては外槽と接触し、接
触音や損傷等の発生要因となる所から、脱水槽に加わる
モーメントを小さく抑え、撓みにくくすることが課題と
なっている。
伴い、脱水時に布の偏りが発生すると、大きなモーメン
トが脱水槽に加わり脱水槽に撓みが生じる。脱水槽に大
きな撓みが生じると、場合によっては外槽と接触し、接
触音や損傷等の発生要因となる所から、脱水槽に加わる
モーメントを小さく抑え、撓みにくくすることが課題と
なっている。
【0003】このために、脱水槽を支持する支持部材の
肉厚をアップしたり、補強部材を設けることで、全体の
支持強度のアップを図るようにしたり、脱水槽にアンバ
ランスによる撓みに対向し合うバランサ力を確保する液
体バランサを設けて、脱水槽の撓みを小さく抑えるよう
にしている。
肉厚をアップしたり、補強部材を設けることで、全体の
支持強度のアップを図るようにしたり、脱水槽にアンバ
ランスによる撓みに対向し合うバランサ力を確保する液
体バランサを設けて、脱水槽の撓みを小さく抑えるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した如く支持強度
による手段は、洗濯機全体の重量増加や組付性、コスト
面において望ましくない。
による手段は、洗濯機全体の重量増加や組付性、コスト
面において望ましくない。
【0005】また、液体バランサを設ける手段は、脱水
槽に、中空環状形状のバランサ室を設け、そのバランサ
室内にバランサ液を充填することで、バランサ力を得る
ようにしたものでその作動原理を図11に示す。
槽に、中空環状形状のバランサ室を設け、そのバランサ
室内にバランサ液を充填することで、バランサ力を得る
ようにしたものでその作動原理を図11に示す。
【0006】図11は液体バランサを上面より見た図で
ある。脱水回転数が液体Nの振れ回りの周波数より高い
回転数である場合は、液体バランサ中心Sと、回転中心
Pとの間に離心距離(振動振幅)eが生じ、液体Nは液
体バランサ中心Sを中心とした半径r1 の円を形成す
る。そのため、アンバランス側へF1 、その反対側F2
の遠心力が発生し、その差F(F2 −F1 )が、布アン
バランスWによって発生する力Fu を打ち消す力とな
り、液体バランサ力となる。
ある。脱水回転数が液体Nの振れ回りの周波数より高い
回転数である場合は、液体バランサ中心Sと、回転中心
Pとの間に離心距離(振動振幅)eが生じ、液体Nは液
体バランサ中心Sを中心とした半径r1 の円を形成す
る。そのため、アンバランス側へF1 、その反対側F2
の遠心力が発生し、その差F(F2 −F1 )が、布アン
バランスWによって発生する力Fu を打ち消す力とな
り、液体バランサ力となる。
【0007】この点について、さらに具体的に説明する
と、図12に示す如く脱水時に小さな偏りWが脱水槽1
01の上部に起こった場合、バランサ103のバランサ
力方向のモーメントM1 に対し、布の偏りによる遠心力
方向のモーメントMu が大きくなり、脱水槽101は鎖
線で示す如く遠心力方向に撓む。
と、図12に示す如く脱水時に小さな偏りWが脱水槽1
01の上部に起こった場合、バランサ103のバランサ
力方向のモーメントM1 に対し、布の偏りによる遠心力
方向のモーメントMu が大きくなり、脱水槽101は鎖
線で示す如く遠心力方向に撓む。
【0008】また、図13に示す如く、大きな布の偏り
Wが脱水槽101の下部に起こった場合は、バランサ力
方向のモーメントM1 は遠心力方向のモーメントMu よ
り大きくなるため、脱水槽には鎖線で示す如くバランサ
力方向に撓むようになる。
Wが脱水槽101の下部に起こった場合は、バランサ力
方向のモーメントM1 は遠心力方向のモーメントMu よ
り大きくなるため、脱水槽には鎖線で示す如くバランサ
力方向に撓むようになる。
【0009】脱水槽上部に小さな布の偏りが起こった場
合、離心距離eは小さく、下部に大きな布の偏りが起こ
った場合、離心距離eは大きいことから、離心距離eが
小さい時には図12に示す如く、バランサ力をより強く
することで、また、離心距離eが大きい時には、図13
に示す如くバランサ力を弱くすることで撓みを小さく抑
えられる。
合、離心距離eは小さく、下部に大きな布の偏りが起こ
った場合、離心距離eは大きいことから、離心距離eが
小さい時には図12に示す如く、バランサ力をより強く
することで、また、離心距離eが大きい時には、図13
に示す如くバランサ力を弱くすることで撓みを小さく抑
えられる。
【0010】従来の液体バランサ力は、図3の特性曲線
において、波線で示す如く、離心距離eが0の時、即ち
布の偏りが無い場合(図4(a))は液体が円周状に均
一に分布するため、バランサ力は0である。離心距離e
が小さい時(図4(b))は離心距離eの増加に伴いバ
ランサ力は線形に増加していき、離心距離eが大きくな
り図4(c)になると布の偏りが生じている方向の液体
が液切れを起こし始める。そうすると布の偏りの反対側
へ移動する液体の移動量が離心距離eの増加に対して減
少し、バランサ力(F=F2 −F1 )のF2 の増加量と
F1 の減少量が共に小さくなるため、バランサ力の離心
距離eに対する増加は非線形になり、Hに漸近する。こ
の漸近する値Hは、バランサ室の外径,バランサ室の高
さ,離心距離e,充填する液量の関係から決まる。ま
た、バランサ室の容積に対する液量の割合によっては離
心距離eが大きくなった場合、図4(d)の様に布の偏
りの反対側の液体が液体バランサ室の内壁面に密着する
様になるが、この場合も同様にある値に漸近する。その
ため、図3の実線で示す如く従来の液体バランサでは、
離心距離eが小さい時にバランサ力を強くすると離心距
離が大きな時もバランサ力が強くなるため、離心距離が
小さい時にはバランサ力を強く、離心距離が大きい時に
はバランサ力を弱くするという条件を満たすバランサ力
特性を発生させることは難しかった。
において、波線で示す如く、離心距離eが0の時、即ち
布の偏りが無い場合(図4(a))は液体が円周状に均
一に分布するため、バランサ力は0である。離心距離e
が小さい時(図4(b))は離心距離eの増加に伴いバ
ランサ力は線形に増加していき、離心距離eが大きくな
り図4(c)になると布の偏りが生じている方向の液体
が液切れを起こし始める。そうすると布の偏りの反対側
へ移動する液体の移動量が離心距離eの増加に対して減
少し、バランサ力(F=F2 −F1 )のF2 の増加量と
F1 の減少量が共に小さくなるため、バランサ力の離心
距離eに対する増加は非線形になり、Hに漸近する。こ
の漸近する値Hは、バランサ室の外径,バランサ室の高
さ,離心距離e,充填する液量の関係から決まる。ま
た、バランサ室の容積に対する液量の割合によっては離
心距離eが大きくなった場合、図4(d)の様に布の偏
りの反対側の液体が液体バランサ室の内壁面に密着する
様になるが、この場合も同様にある値に漸近する。その
ため、図3の実線で示す如く従来の液体バランサでは、
離心距離eが小さい時にバランサ力を強くすると離心距
離が大きな時もバランサ力が強くなるため、離心距離が
小さい時にはバランサ力を強く、離心距離が大きい時に
はバランサ力を弱くするという条件を満たすバランサ力
特性を発生させることは難しかった。
【0011】そこで、この発明は、離心距離が小さい
時、強いバランサ力が、また、離心距離が大きい時、弱
いバランサ力が得られるようにし、効率よく撓みを抑え
ることができる洗濯機を提供することを目的としてい
る。
時、強いバランサ力が、また、離心距離が大きい時、弱
いバランサ力が得られるようにし、効率よく撓みを抑え
ることができる洗濯機を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、洗濯機本体内に、液体バランサが設け
られた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バラン
サを、巾及び高さが同一の中空環状形状で、半径方向に
形成された複数のバランサ室と、各バランサ室内に、異
なった量のバランサ液とで構成する。
に、この発明は、洗濯機本体内に、液体バランサが設け
られた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バラン
サを、巾及び高さが同一の中空環状形状で、半径方向に
形成された複数のバランサ室と、各バランサ室内に、異
なった量のバランサ液とで構成する。
【0013】また、他の好適な実施態様としては、液体
バランサを、高さが同一で巾が異なる中空環状形状で、
半径方向に形成された複数のバランサ室と、各バランサ
室内に、ほぼ同一量充填されたバランサ液とで構成した
り、あるいは、液体バランサを、巾が同一で高さの異な
る中空環状形状で、半径方向に形成された複数のバラン
サ室と、各バランサ室内に異なった量のバランサ液とで
構成する。
バランサを、高さが同一で巾が異なる中空環状形状で、
半径方向に形成された複数のバランサ室と、各バランサ
室内に、ほぼ同一量充填されたバランサ液とで構成した
り、あるいは、液体バランサを、巾が同一で高さの異な
る中空環状形状で、半径方向に形成された複数のバラン
サ室と、各バランサ室内に異なった量のバランサ液とで
構成する。
【0014】また、液体バランサを、巾及び高さが同一
の中空環状形状で、上下方向に形成された複数のバラン
サ室と、各バランサ室内に異なった量のバランサ液とで
構成する。
の中空環状形状で、上下方向に形成された複数のバラン
サ室と、各バランサ室内に異なった量のバランサ液とで
構成する。
【0015】あるいは、液体バランサを、巾が同一で高
さの異なる中空環状形状で、上下方向に形成された複数
のバランサ室と、各バランサ室内に異なった量のバラン
サ液とで構成する。
さの異なる中空環状形状で、上下方向に形成された複数
のバランサ室と、各バランサ室内に異なった量のバラン
サ液とで構成する。
【0016】あるいは、液体バランサを、高さが同一で
巾が異なる中空環状形状で、上下方向に形成された複数
のバランサ室と、各バランサ室内にほぼ同一量充填され
たバランサ液とで構成するものである。
巾が異なる中空環状形状で、上下方向に形成された複数
のバランサ室と、各バランサ室内にほぼ同一量充填され
たバランサ液とで構成するものである。
【0017】
【作用】かかる洗濯機によれば、脱水槽の高速回転によ
って布に含まれる水分は振り出され、脱水されるように
なる。
って布に含まれる水分は振り出され、脱水されるように
なる。
【0018】この脱水運転時において、図12に示す如
く離心距離が小さい時には強いバランサ力、また、図1
3に示す如く離心距離が大きい時には弱いバランサ力を
発生させることで布の偏りによるモーメントMu と液体
バランサ力によるモーメントM1 の差を減少させること
で脱水槽に加わるモーメントを減少させ、脱水槽に生じ
る撓みを効果的に抑えることが可能である。
く離心距離が小さい時には強いバランサ力、また、図1
3に示す如く離心距離が大きい時には弱いバランサ力を
発生させることで布の偏りによるモーメントMu と液体
バランサ力によるモーメントM1 の差を減少させること
で脱水槽に加わるモーメントを減少させ、脱水槽に生じ
る撓みを効果的に抑えることが可能である。
【0019】
【実施例】以下、図1乃至図6の図面を参照しながら、
この発明の一実施例を詳細に説明する。
この発明の一実施例を詳細に説明する。
【0020】図中1は自動洗濯機3の外箱となる洗濯機
本体を示しており、4箇所の支脚部5によって床面等の
設置面7に支持されている。洗濯機本体1の内部には洗
濯槽となる外槽9と、内槽となる洗濯兼脱水槽11が設
けられ、外側の外槽9は、4箇所の吊り棒13と、吊り
棒13に連繋されたサスペンション装置15を介して吊
設支持されている。
本体を示しており、4箇所の支脚部5によって床面等の
設置面7に支持されている。洗濯機本体1の内部には洗
濯槽となる外槽9と、内槽となる洗濯兼脱水槽11が設
けられ、外側の外槽9は、4箇所の吊り棒13と、吊り
棒13に連繋されたサスペンション装置15を介して吊
設支持されている。
【0021】外槽9の底部には、排水ホース17が接続
された配水管19が設けられ、配水管19には開閉可能
な排水弁21が設けられている。
された配水管19が設けられ、配水管19には開閉可能
な排水弁21が設けられている。
【0022】内槽となる脱水槽11の上部には液体バラ
ンサ23が、底部となる下部にはパルセータ25がそれ
ぞれ設けられ、パルセータ25は二重軸となる第1伝導
軸27に固着されている。
ンサ23が、底部となる下部にはパルセータ25がそれ
ぞれ設けられ、パルセータ25は二重軸となる第1伝導
軸27に固着されている。
【0023】液体バランサ23は、図2に示す如く、巾
a及び高さbが同一の中空環状形状で、外側と内側のバ
ランサ室29,31と、各バランサ室29,31内に充
填されたバランサ液33,35とから成り、外側のバラ
ンサ室29内のバランサ液33は、内側のバランサ室3
1内のバランサ液35より多く充填されている。
a及び高さbが同一の中空環状形状で、外側と内側のバ
ランサ室29,31と、各バランサ室29,31内に充
填されたバランサ液33,35とから成り、外側のバラ
ンサ室29内のバランサ液33は、内側のバランサ室3
1内のバランサ液35より多く充填されている。
【0024】この場合、内側のバランサ室31のバラン
サ液35を、外側のバランサ室29のバランサ液33よ
り多くすることも可能である。また、バランサ室の形
状、各バランサ室に充填する液体を変化させた多重のバ
ランサ室を設けてもよい。
サ液35を、外側のバランサ室29のバランサ液33よ
り多くすることも可能である。また、バランサ室の形
状、各バランサ室に充填する液体を変化させた多重のバ
ランサ室を設けてもよい。
【0025】一方、脱水槽11の底部は、リング状の制
動面を備えた第2伝導軸37のフランジ39に結合支持
され、Vベルト41を介して入力される駆動モータ43
からの駆動力は、クラッチ45を切換えることで前記第
1、第2伝導軸21,39にそれぞれ伝達される。した
がって、第1伝導軸27に駆動力が伝達されることで、
パルセータ25の回転が可能となり、第2伝導軸37に
駆動力が伝達されることで内槽11の回転が可能となっ
ている。
動面を備えた第2伝導軸37のフランジ39に結合支持
され、Vベルト41を介して入力される駆動モータ43
からの駆動力は、クラッチ45を切換えることで前記第
1、第2伝導軸21,39にそれぞれ伝達される。した
がって、第1伝導軸27に駆動力が伝達されることで、
パルセータ25の回転が可能となり、第2伝導軸37に
駆動力が伝達されることで内槽11の回転が可能となっ
ている。
【0026】なお、サスペンション装置15は、シリン
ダ47内に、金属ばね49とゴム製のピストン51が配
置され、シリンダ47は、前記外槽9にブラケット53
を介して固定支持されている。ピストン51のシリンダ
47との接触面は、ふっそ系樹脂により表面処理され、
滑動面が確保されている。
ダ47内に、金属ばね49とゴム製のピストン51が配
置され、シリンダ47は、前記外槽9にブラケット53
を介して固定支持されている。ピストン51のシリンダ
47との接触面は、ふっそ系樹脂により表面処理され、
滑動面が確保されている。
【0027】ピストン51は、前記シリンダ47内に嵌
挿された吊り棒13の下端に固着されることで、上方に
ばね室55が形成されるようになっている。
挿された吊り棒13の下端に固着されることで、上方に
ばね室55が形成されるようになっている。
【0028】金属ばね49は、前記ばね室55内にセッ
トされ、シリンダ47内の吊り棒13に介装されると共
に金属ばね49の一端はピストン51に、他端はシリン
ダ47の天井面にそれぞれ接触作用している。
トされ、シリンダ47内の吊り棒13に介装されると共
に金属ばね49の一端はピストン51に、他端はシリン
ダ47の天井面にそれぞれ接触作用している。
【0029】ばね室55は、ピストン51の上下動に対
応して空気が出入りする出入口57を有している。
応して空気が出入りする出入口57を有している。
【0030】このように構成された洗濯機によれば、脱
水槽11の高速回転によって布に含まれる水分は外に振
り出され、脱水されるようになる。この脱水運転時にお
いて、図2の(ロ)に示す如く、離心距離eが小さい
時、量の多い外側のバランサ液33と、量の少ない内側
のバランサ液35の双方が、バランサ力を発揮し、図3
に示す如く、従来のバランサ力(破線)よりも強いバラ
ンサ力(実線)が得られる。
水槽11の高速回転によって布に含まれる水分は外に振
り出され、脱水されるようになる。この脱水運転時にお
いて、図2の(ロ)に示す如く、離心距離eが小さい
時、量の多い外側のバランサ液33と、量の少ない内側
のバランサ液35の双方が、バランサ力を発揮し、図3
に示す如く、従来のバランサ力(破線)よりも強いバラ
ンサ力(実線)が得られる。
【0031】一方、図2の(ハ)の如く離心距離eが大
きい時、量の少ない内側のバランサ液35は、図5に示
すように量の多い外側のバランサ液33より小さい離心
距離:aで液切れを起こし、バランサ力はAに漸近す
る。続いて、外側のバランサ液33が離心距離:aより
大きな離心距離:bで液切れを起こし、バランサ力はB
に漸近する。実際には内側と外側の両バランサのバラン
サ力を加えた力が本実施例のバランサ力となる(図5実
線)。従来の波線で示すバランサ力と比較して、離心距
離eの小さい時はバランサ力が強く、離心距離eが大き
い時はバランサ力が弱くなり、脱水槽11に加わるモー
メントを各条件に対応して減少させ、撓みの発生を小さ
く抑えられる。
きい時、量の少ない内側のバランサ液35は、図5に示
すように量の多い外側のバランサ液33より小さい離心
距離:aで液切れを起こし、バランサ力はAに漸近す
る。続いて、外側のバランサ液33が離心距離:aより
大きな離心距離:bで液切れを起こし、バランサ力はB
に漸近する。実際には内側と外側の両バランサのバラン
サ力を加えた力が本実施例のバランサ力となる(図5実
線)。従来の波線で示すバランサ力と比較して、離心距
離eの小さい時はバランサ力が強く、離心距離eが大き
い時はバランサ力が弱くなり、脱水槽11に加わるモー
メントを各条件に対応して減少させ、撓みの発生を小さ
く抑えられる。
【0032】図6は、液体バランサ23の別の実施例を
示したものである。
示したものである。
【0033】図6の実施例は、高さbが同一の中空環状
形状で、外側のバランサ室29の巾aより、内側のバラ
ンサ室31の巾a1を大きくし、外側と内側の各バラン
サ室29,31内に充填されるバランサ液33,35を
ほぼ同一とした構造となっている。
形状で、外側のバランサ室29の巾aより、内側のバラ
ンサ室31の巾a1を大きくし、外側と内側の各バラン
サ室29,31内に充填されるバランサ液33,35を
ほぼ同一とした構造となっている。
【0034】この場合、外側のバランサ室29の巾a
を、内側のバランサ室31の巾a1より大きくすること
も可能である。
を、内側のバランサ室31の巾a1より大きくすること
も可能である。
【0035】したがって、この実施例によれば、離心距
離eが小さい時、各バランサ液33,35の双方が、バ
ランサ力を発揮し、強いバランサ力が得られる。また、
離心距離eが大きい時、幅の狭い外側のバランサ液33
が図6の(ハ)に示す様にバランサ液33がバランサ室
29の内壁面に密着するため、バランサ力はある値に漸
近する。これにより、従来に比べて弱いバランサ力によ
る作用によって、脱水槽11の撓みを小さく抑えられ
る。
離eが小さい時、各バランサ液33,35の双方が、バ
ランサ力を発揮し、強いバランサ力が得られる。また、
離心距離eが大きい時、幅の狭い外側のバランサ液33
が図6の(ハ)に示す様にバランサ液33がバランサ室
29の内壁面に密着するため、バランサ力はある値に漸
近する。これにより、従来に比べて弱いバランサ力によ
る作用によって、脱水槽11の撓みを小さく抑えられ
る。
【0036】図7は液体バランサ23の別の実施例を示
したものである。この実施例にあっては、巾aが同一の
中空環状形状で、外側のバランサ室29の高さbを、内
側のバランサ室31の高さb1より高くし、図7(イ)
の内側にバランサ室31のバランサ液35の液厚さc1
より、外側のバランサ室29のバランサ液33の液厚さ
cが薄くなるようにバランサ液を充填した構造のもので
ある。
したものである。この実施例にあっては、巾aが同一の
中空環状形状で、外側のバランサ室29の高さbを、内
側のバランサ室31の高さb1より高くし、図7(イ)
の内側にバランサ室31のバランサ液35の液厚さc1
より、外側のバランサ室29のバランサ液33の液厚さ
cが薄くなるようにバランサ液を充填した構造のもので
ある。
【0037】この場合、背の低いバランサ室31を外側
に、背の高いバランサ室29を内側に配置するレイアウ
ト構造としてもよい。
に、背の高いバランサ室29を内側に配置するレイアウ
ト構造としてもよい。
【0038】したがって、この実施例によれば、離心距
離eが小さい時、各バランサ液33,35の双方が、バ
ランサ力を発揮し、特に、この実施例では、高さの増分
だけプラスされる強いバランサ力が得られる。また、離
心距離eが大きい時、液厚さの薄い背の高い外側のバラ
ンサ液33は液厚さの厚い背に低い内側のバランサ液3
5より小さい離心距離で液切れを起こすため、外側のバ
ランサ液33のバランサ力が内側のバランサ液35より
小さい離心距離である値に漸近する。そのため、強いバ
ランサ力を発生する外側のバランサの方が小さい離心距
離である値に漸近するため、高さが同一なバランサ室を
持つバランサよりも離心距離が大きい時に効率よくバラ
ンサ力を弱くでき、脱水槽11の撓みをより効果的に抑
えることができる。
離eが小さい時、各バランサ液33,35の双方が、バ
ランサ力を発揮し、特に、この実施例では、高さの増分
だけプラスされる強いバランサ力が得られる。また、離
心距離eが大きい時、液厚さの薄い背の高い外側のバラ
ンサ液33は液厚さの厚い背に低い内側のバランサ液3
5より小さい離心距離で液切れを起こすため、外側のバ
ランサ液33のバランサ力が内側のバランサ液35より
小さい離心距離である値に漸近する。そのため、強いバ
ランサ力を発生する外側のバランサの方が小さい離心距
離である値に漸近するため、高さが同一なバランサ室を
持つバランサよりも離心距離が大きい時に効率よくバラ
ンサ力を弱くでき、脱水槽11の撓みをより効果的に抑
えることができる。
【0039】図8は液体バランサ23の別の実施例を示
したものである。
したものである。
【0040】この実施例にあっては、巾a及び高bが同
一の中空環状形状のバランサ室29,31を上下に配置
し、上位側のバランサ室29に充填されるバランサ液3
3を、下位側のバランサ室31に充填されるバランサ液
35より多くした構成としたものである。
一の中空環状形状のバランサ室29,31を上下に配置
し、上位側のバランサ室29に充填されるバランサ液3
3を、下位側のバランサ室31に充填されるバランサ液
35より多くした構成としたものである。
【0041】この場合、バランサ液35の少ないバラン
サ室31を上位側に、バランサ液33の多いバランサ室
29を下位側に配置するレイアウト構造としてもよい。
サ室31を上位側に、バランサ液33の多いバランサ室
29を下位側に配置するレイアウト構造としてもよい。
【0042】したがって、この実施例によれば、離心距
離eが小さい時、各バランサ液33,35の双方が、バ
ランサ力を発揮し、強いバランサ力が得られる。図8は
前記した図2のバランサ室のレイアウトを半径方向から
上下方向に変更したものであるため図2で示したバラン
サと同様の効果が期待できる。これにより、従来に比べ
て弱いバランサ力の作用によって、脱水槽11の撓みを
小さく抑えられる。
離eが小さい時、各バランサ液33,35の双方が、バ
ランサ力を発揮し、強いバランサ力が得られる。図8は
前記した図2のバランサ室のレイアウトを半径方向から
上下方向に変更したものであるため図2で示したバラン
サと同様の効果が期待できる。これにより、従来に比べ
て弱いバランサ力の作用によって、脱水槽11の撓みを
小さく抑えられる。
【0043】バランサ室29,31を上下にレイアウト
する実施例にあっては、図9に示す如く、巾aが同一の
中空環状形状のバランサ室29,31を上下に配置し、
上位側のバランサ室29の高さbを下位側のバランサ室
31の高さb1より高くし、上位側のバランサ室29に
充填されるバランサ液33を、下位側のバランサ室31
に充填されるバランサ液35より多くした構造として
も、前記した図8と同様の効果が期待できる。
する実施例にあっては、図9に示す如く、巾aが同一の
中空環状形状のバランサ室29,31を上下に配置し、
上位側のバランサ室29の高さbを下位側のバランサ室
31の高さb1より高くし、上位側のバランサ室29に
充填されるバランサ液33を、下位側のバランサ室31
に充填されるバランサ液35より多くした構造として
も、前記した図8と同様の効果が期待できる。
【0044】なお、背の低いバランサ室31を上位側
に、背の高いバランサ室29を下位側に配置するレイア
ウト構造としてもよい。
に、背の高いバランサ室29を下位側に配置するレイア
ウト構造としてもよい。
【0045】あるいは、図10に示す如く高さbが同一
の中空環状形状のバランサ室29,31を上下に配置
し、上位側のバランサ室29の巾aを、下位側のバラン
サ室31の巾a1より大きくし、上位側のバランサ室2
9と、下位側のバランサ室31に充填されるバランサ液
33,25を、ほぼ同一量とした構造としても、図8と
同様の効果が期待できる。
の中空環状形状のバランサ室29,31を上下に配置
し、上位側のバランサ室29の巾aを、下位側のバラン
サ室31の巾a1より大きくし、上位側のバランサ室2
9と、下位側のバランサ室31に充填されるバランサ液
33,25を、ほぼ同一量とした構造としても、図8と
同様の効果が期待できる。
【0046】なお、巾a1の小さいバランサ室31を上
位側に、巾aの大きいバランサ室29を下位側に配置す
るレイアウト構造としてもよい。
位側に、巾aの大きいバランサ室29を下位側に配置す
るレイアウト構造としてもよい。
【0047】また、各バランサ室の形状、各バランサ室
に充填する液体を変化させて、上下方向にバランサ室を
多階層に配置するレイアウト構造としてもよい。
に充填する液体を変化させて、上下方向にバランサ室を
多階層に配置するレイアウト構造としてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の洗濯
機によれば、離心距離に対応したバランサ力が得られる
ようになり、脱水槽に生じる撓みを効率よく抑えること
ができる。
機によれば、離心距離に対応したバランサ力が得られる
ようになり、脱水槽に生じる撓みを効率よく抑えること
ができる。
【図1】この発明を実施した洗濯機の切断面図。
【図2】液体バランサのバランサ室を外側と内側に配置
した説明図。
した説明図。
【図3】バランサ力の特性図。
【図4】離心距離に対するバランサ液の分布状態説明
図。
図。
【図5】実施例のバランサ力特性図。
【図6】図2の別の実施例を示した説明図。
【図7】さらに別の実施例を示した図2と同様の説明
図。
図。
【図8】液体バランサのバランサ室を上下に配置した説
明図。
明図。
【図9】図6の別の実施例を示した説明図。
【図10】さらに別の実施例を示した図6と同様の説明
図。
図。
【図11】布アンバランスとバランサ力の説明図。
【図12】離心距離が小さい時の脱水槽の撓みの説明
図。
図。
【図13】離心距離が大の時の脱水槽の撓みの説明図。
1 洗濯機本体 11 脱水槽 23 液体バランサ 29,31 バランサ室 33,35 バランサ液
Claims (6)
- 【請求項1】 洗濯機本体内に、液体バランサが設けら
れた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バランサ
を、巾及び高さが同一の中空環状形状で、半径方向に形
成された複数のバランサ室と、各バランサ室内に、異な
った量のバランサ液を充填することを特徴とする洗濯
機。 - 【請求項2】 洗濯機本体内に、液体バランサが設けら
れた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バランサ
を、高さが同一で巾が異なる中空環状形状で、半径方向
に形成された複数のバランサ室と、各バランサ室内に、
ほぼ同一量充填されたバランサ液とで構成したことを特
徴とする洗濯機。 - 【請求項3】 洗濯機本体内に、液体バランサが設けら
れた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バランサ
を、巾が同一で高さの異なる中空環状形状で、半径方向
に形成された複数のバランサ室と、各バランサ室内に異
なった量のバランサ液を充填することを特徴とする洗濯
機。 - 【請求項4】 洗濯機本体内に、液体バランサが設けら
れた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バランサ
を、巾及び高さが同一の中空環状形状で、上下方向に形
成された複数のバランサ室と、各バランサ室内に異なっ
た量のバランサ液を充填することを特徴とする洗濯機。 - 【請求項5】 洗濯機本体内に、液体バランサが設けら
れた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バランサ
を、巾が同一で高さの異なる中空環状形状で、上下方向
に形成された複数のバランサ室と、各バランサ室内に異
なった量のバランサ液を充填することを特徴とする洗濯
機。 - 【請求項6】 洗濯機本体内に、液体バランサが設けら
れた脱水槽を有する洗濯機において、前記液体バランサ
を、高さが同一で巾が異なる中空環状形状で、上下方向
に形成された複数のバランサ室と、各バランサ室内にほ
ぼ同一量充填されたバランサ液とで構成したことを特徴
とする洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2062195A JPH08215474A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2062195A JPH08215474A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 洗濯機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215474A true JPH08215474A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12032320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2062195A Pending JPH08215474A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08215474A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474247B1 (ko) * | 2002-08-27 | 2005-03-10 | 삼성전자주식회사 | 세탁기의 액체 발란서 |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP2062195A patent/JPH08215474A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474247B1 (ko) * | 2002-08-27 | 2005-03-10 | 삼성전자주식회사 | 세탁기의 액체 발란서 |
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