JPH08216698A - 車両用エンジンの懸架装置 - Google Patents
車両用エンジンの懸架装置Info
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- JPH08216698A JPH08216698A JP2981695A JP2981695A JPH08216698A JP H08216698 A JPH08216698 A JP H08216698A JP 2981695 A JP2981695 A JP 2981695A JP 2981695 A JP2981695 A JP 2981695A JP H08216698 A JPH08216698 A JP H08216698A
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- vibration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は車両前方に設けたエンジンルーム内
に縦置き配置されるエンジンを支持する装置として好適
な車両用エンジンの懸架装置に関し、アイドル時にステ
アリングホイルに伝達される振動を抑制することを目的
とする。 【構成】 車両の前方位置に縦置き配置でエンジンを搭
載する。エンジンの前方部を、エンジンの左右に配設し
た2つのエンジンマウントで支持すると共に、エンジン
の後方部をリアエンジンマウントで支持する。右ハンド
ル仕様の車両においては、ステアリングホイルに近い側
の左エンジンマウントの動バネ定数を、ステアリングホ
イルから遠い右エンジンマウントの動バネ定数に比し
て、20%程度低く設定する。
に縦置き配置されるエンジンを支持する装置として好適
な車両用エンジンの懸架装置に関し、アイドル時にステ
アリングホイルに伝達される振動を抑制することを目的
とする。 【構成】 車両の前方位置に縦置き配置でエンジンを搭
載する。エンジンの前方部を、エンジンの左右に配設し
た2つのエンジンマウントで支持すると共に、エンジン
の後方部をリアエンジンマウントで支持する。右ハンド
ル仕様の車両においては、ステアリングホイルに近い側
の左エンジンマウントの動バネ定数を、ステアリングホ
イルから遠い右エンジンマウントの動バネ定数に比し
て、20%程度低く設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用エンジンの懸架
装置に係り、特に、車両前方に設けたエンジンルーム内
に、縦置き配置されるエンジンを支持する装置として好
適な車両用エンジンの懸架装置に関する。
装置に係り、特に、車両前方に設けたエンジンルーム内
に、縦置き配置されるエンジンを支持する装置として好
適な車両用エンジンの懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開昭57−3701
8号公報に開示される如く、車両前方に設けたエンジン
ルーム内に縦置き配置されるエンジンを、エンジンの左
右に配設した左右エンジンマウントと、エンジンの後端
付近に配設したリアエンジンマウントとを用いて支持す
る懸架装置が広く知られている。
8号公報に開示される如く、車両前方に設けたエンジン
ルーム内に縦置き配置されるエンジンを、エンジンの左
右に配設した左右エンジンマウントと、エンジンの後端
付近に配設したリアエンジンマウントとを用いて支持す
る懸架装置が広く知られている。
【0003】ところで、車載された内燃機関は、機関回
転数が低いほど振幅の大きな振動を発する。このため、
車両において快適な乗り心地を確保するためには、車両
用エンジンの懸架装置に、内燃機関のアイドル運転中に
生ずる振動を適切に吸収し得る柔軟性を付与することが
必要である。
転数が低いほど振幅の大きな振動を発する。このため、
車両において快適な乗り心地を確保するためには、車両
用エンジンの懸架装置に、内燃機関のアイドル運転中に
生ずる振動を適切に吸収し得る柔軟性を付与することが
必要である。
【0004】また、車両の走行中には、エンジン自身が
発する振動の他、加減速に伴う加速度等、種々の周波数
の振動がエンジンに加わる。このため、車両用エンジン
の懸架装置を構成する場合、アイドル時に生ずる振動の
みならず、それらの振動をも考慮した特性をエンジンマ
ウントに付与することが必要である。このため、上記公
報に開示される構造で車両用エンジンの懸架装置を構成
する場合には、左右エンジンマウント、及びリアエンジ
ンマウントに、車両特性に応じた適当な動バネ定数が付
与することが必要である。
発する振動の他、加減速に伴う加速度等、種々の周波数
の振動がエンジンに加わる。このため、車両用エンジン
の懸架装置を構成する場合、アイドル時に生ずる振動の
みならず、それらの振動をも考慮した特性をエンジンマ
ウントに付与することが必要である。このため、上記公
報に開示される構造で車両用エンジンの懸架装置を構成
する場合には、左右エンジンマウント、及びリアエンジ
ンマウントに、車両特性に応じた適当な動バネ定数が付
与することが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンの
燃費特性を改善するという意味では、アイドル回転数は
低いほど有利である。しかしながら、アイドル回転数の
低下を図ると、それだけアイドル時にエンジンから発せ
られる振動が大きくなり、乗り心地を確保する上での不
利益が生ずる。
燃費特性を改善するという意味では、アイドル回転数は
低いほど有利である。しかしながら、アイドル回転数の
低下を図ると、それだけアイドル時にエンジンから発せ
られる振動が大きくなり、乗り心地を確保する上での不
利益が生ずる。
【0006】これに対して、従来の懸架装置において、
左右エンジンマウントの動バネ定数を共に低下させるこ
ととすれば、アイドル時に生ずる振動に対してより優れ
た振動吸収性能が実現できるため、アイドル時における
ステアリング振動、フロア及びシート振動等の乗り心地
の悪化を避けつつエンジンの燃費特性の改善を図ること
が可能である。
左右エンジンマウントの動バネ定数を共に低下させるこ
ととすれば、アイドル時に生ずる振動に対してより優れ
た振動吸収性能が実現できるため、アイドル時における
ステアリング振動、フロア及びシート振動等の乗り心地
の悪化を避けつつエンジンの燃費特性の改善を図ること
が可能である。
【0007】しかし、左右エンジンマウントの動バネ定
数を共に低下させた場合、低周波振動に対する懸架装置
の総合的な剛性も低下することになる。このため、かか
る調整を行った場合、アイドル時を除く他の運転領域
で、車両の乗り心地が悪化するおそれがある。この意味
で、上述した従来の懸架装置は、アイドル回転数の、よ
り一層の低回転化への対応に困難を伴うものであった。
数を共に低下させた場合、低周波振動に対する懸架装置
の総合的な剛性も低下することになる。このため、かか
る調整を行った場合、アイドル時を除く他の運転領域
で、車両の乗り心地が悪化するおそれがある。この意味
で、上述した従来の懸架装置は、アイドル回転数の、よ
り一層の低回転化への対応に困難を伴うものであった。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、左右のエンジンマウントに入力された振動が、
ステアリングホイルに対して同等には伝達されないこと
に着目し、左右のエンジンマウントの特性を非対称とす
ることで、アイドル時にステアリングホイルに伝達され
る振動を良好に抑制し得る車両用エンジンの懸架装置を
提供することを目的とする。
であり、左右のエンジンマウントに入力された振動が、
ステアリングホイルに対して同等には伝達されないこと
に着目し、左右のエンジンマウントの特性を非対称とす
ることで、アイドル時にステアリングホイルに伝達され
る振動を良好に抑制し得る車両用エンジンの懸架装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、車両の前
方位置に縦置き配置したエンジンを、エンジンの左右か
らそれぞれ支持する2つのエンジンマウントを備える車
両用エンジンの懸架装置において、左右のエンジンマウ
ントがそれぞれ受け持つべき荷重の比に対して、ステア
リングホイルが位置する側に配設するエンジンマウント
の動バネ定数を、他方のエンジンマウントの動バネ定数
に比して小さく設定した車両用エンジンの懸架装置によ
り達成される。
方位置に縦置き配置したエンジンを、エンジンの左右か
らそれぞれ支持する2つのエンジンマウントを備える車
両用エンジンの懸架装置において、左右のエンジンマウ
ントがそれぞれ受け持つべき荷重の比に対して、ステア
リングホイルが位置する側に配設するエンジンマウント
の動バネ定数を、他方のエンジンマウントの動バネ定数
に比して小さく設定した車両用エンジンの懸架装置によ
り達成される。
【0010】
【作用】本発明において、エンジンに生じた振動は、エ
ンジンを左右から支持する2つのエンジンマウントを介
して車体に伝達され、その後、種々の伝達経路を経て、
ステアリングホイルに伝達される。この際、ステアリン
グホイルは、車両の左右方向のいずれか一方にのみ配設
されているため、左右のエンジンマウントとステアリン
グホイルとの関係は非対象である。
ンジンを左右から支持する2つのエンジンマウントを介
して車体に伝達され、その後、種々の伝達経路を経て、
ステアリングホイルに伝達される。この際、ステアリン
グホイルは、車両の左右方向のいずれか一方にのみ配設
されているため、左右のエンジンマウントとステアリン
グホイルとの関係は非対象である。
【0011】このため、伝達経路の長短等に起因して、
ステアリングホイルに近い側のエンジンマウントに入力
された振動は、ステアリングホイルに伝達し易く、ステ
アリングホイルから遠い側のエンジンマウントに入力さ
れた振動は、ステアリングホイルに伝達し難いという現
象が生ずる。
ステアリングホイルに近い側のエンジンマウントに入力
された振動は、ステアリングホイルに伝達し易く、ステ
アリングホイルから遠い側のエンジンマウントに入力さ
れた振動は、ステアリングホイルに伝達し難いという現
象が生ずる。
【0012】これに対して、本発明においては、左右の
エンジンマウントがそれぞれ受け持つべき荷重の比に対
して、ステアリングホイルに近い側のエンジンマウント
の動バネ定数を小さく、他方のエンジンマウントの動バ
ネ定数を大きく設定している。この場合、懸架装置の有
する総合的な剛性に変化を与えることなく、内燃機関の
発する振動のうち、ステアリングに伝達され易い振動が
吸収され易い状況が形成される。
エンジンマウントがそれぞれ受け持つべき荷重の比に対
して、ステアリングホイルに近い側のエンジンマウント
の動バネ定数を小さく、他方のエンジンマウントの動バ
ネ定数を大きく設定している。この場合、懸架装置の有
する総合的な剛性に変化を与えることなく、内燃機関の
発する振動のうち、ステアリングに伝達され易い振動が
吸収され易い状況が形成される。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である車両用エン
ジンの懸架装置を構成するエンジンマウントの配置位置
を表す車両10の斜視透視図を示す。また、図2は、車
両10に搭載するエンジン12、及びエンジン12を支
持する左右エンジンマウント14L,14R、及びリア
エンジンマウント16の位置関係を表す斜視透視図を示
す。
ジンの懸架装置を構成するエンジンマウントの配置位置
を表す車両10の斜視透視図を示す。また、図2は、車
両10に搭載するエンジン12、及びエンジン12を支
持する左右エンジンマウント14L,14R、及びリア
エンジンマウント16の位置関係を表す斜視透視図を示
す。
【0014】すなわち、図1に示す車両10には、図2
に示すように、左右エンジンマウント14L,14R、
及びリアエンジンマウント16によって支持されるエン
ジン12が搭載される。尚、本実施例において、エンジ
ン12は直列6気筒式のエンジンであり、直立状態、か
つ、縦置き配置で車両10に搭載されるものとする。
に示すように、左右エンジンマウント14L,14R、
及びリアエンジンマウント16によって支持されるエン
ジン12が搭載される。尚、本実施例において、エンジ
ン12は直列6気筒式のエンジンであり、直立状態、か
つ、縦置き配置で車両10に搭載されるものとする。
【0015】車両10は、車両の前方にエンジンルーム
を備えるフロントエンジン形式の車両であり、図1に示
すように、ほぼ左右の前輪FL,FRを結ぶ直線上に左
右エンジンマウント14L,14Rの配置位置18L,
18Rを備えると共に、それらの後方所定の位置にリア
エンジンマウント16の配置位置20を備えている。ま
た、車両10は、右ハンドル仕様車であり、操舵輪たる
左右前輪FL,FRに操舵角を付与するためのステアリ
ングホイル22等は、車両10の右側に偏った位置に配
置されている。
を備えるフロントエンジン形式の車両であり、図1に示
すように、ほぼ左右の前輪FL,FRを結ぶ直線上に左
右エンジンマウント14L,14Rの配置位置18L,
18Rを備えると共に、それらの後方所定の位置にリア
エンジンマウント16の配置位置20を備えている。ま
た、車両10は、右ハンドル仕様車であり、操舵輪たる
左右前輪FL,FRに操舵角を付与するためのステアリ
ングホイル22等は、車両10の右側に偏った位置に配
置されている。
【0016】図2に示す左右エンジンマウント14L,
14R、及びリアエンジンマウント16は、車体に固定
される剛性部分と、エンジン12に固定される剛性部分
と、それらの間に介在してエンジン12に生じた振動を
吸収する振動吸収部分とで構成されている。従って、左
右エンジンマウント14L,14R、及びリアエンジン
マウント16を用いてエンジン12を支持した場合、エ
ンジン12に生じた振動は、適当に吸収された後に車体
10に伝達されることになる。
14R、及びリアエンジンマウント16は、車体に固定
される剛性部分と、エンジン12に固定される剛性部分
と、それらの間に介在してエンジン12に生じた振動を
吸収する振動吸収部分とで構成されている。従って、左
右エンジンマウント14L,14R、及びリアエンジン
マウント16を用いてエンジン12を支持した場合、エ
ンジン12に生じた振動は、適当に吸収された後に車体
10に伝達されることになる。
【0017】ここで、本実施例においては、車両12の
静粛性を高めるべく、左右エンジンマウント14L,1
4R(以下、これらを総称する場合にはエンジンマウン
ト14と称す)に、液体封入式のエンジンマウントを使
用している。図3は、その構成を表す正面断面図であ
る。以下、図3を参照して、エンジンマウント14の構
造、及び機能について説明する。
静粛性を高めるべく、左右エンジンマウント14L,1
4R(以下、これらを総称する場合にはエンジンマウン
ト14と称す)に、液体封入式のエンジンマウントを使
用している。図3は、その構成を表す正面断面図であ
る。以下、図3を参照して、エンジンマウント14の構
造、及び機能について説明する。
【0018】図3に示す如く、エンジンマウント14
は、車体に螺着されるボルト30、及びボルト30が固
定される下金具32を備えている。下金具32は、上方
に開口する皿状の部材であり、その一部に貫通孔32a
を備えている。また、場合によっては貫通高32aは無
くてもよい。下金具32の開口面は、ダイヤフラム34
によって閉塞されている。また、ダイヤフラム34の上
部には仕切り部材36が配設される。仕切り部材36
は、作動液38が充填された2つの作動液室40a,4
0bを仕切ると共に、作動液室40aと作動液室40b
とに開口するオリフィス40cにより両者を連通してい
る。
は、車体に螺着されるボルト30、及びボルト30が固
定される下金具32を備えている。下金具32は、上方
に開口する皿状の部材であり、その一部に貫通孔32a
を備えている。また、場合によっては貫通高32aは無
くてもよい。下金具32の開口面は、ダイヤフラム34
によって閉塞されている。また、ダイヤフラム34の上
部には仕切り部材36が配設される。仕切り部材36
は、作動液38が充填された2つの作動液室40a,4
0bを仕切ると共に、作動液室40aと作動液室40b
とに開口するオリフィス40cにより両者を連通してい
る。
【0019】下金具32、ダイヤフラム34、及び仕切
り部材36の周囲は、本体ゴム42及び本体金具44に
よって取り囲まれている。ここで、本体ゴム42は、仕
切り部材36の周囲を取り巻くと共に、作動液室40b
の上方を閉塞すべく、仕切り部材36の上部に延在して
いる。また、本体ゴム42の上面には、エンジン12に
図示しないブラケットを介して螺着されるボルト46を
備える上金具48が貼付されている。
り部材36の周囲は、本体ゴム42及び本体金具44に
よって取り囲まれている。ここで、本体ゴム42は、仕
切り部材36の周囲を取り巻くと共に、作動液室40b
の上方を閉塞すべく、仕切り部材36の上部に延在して
いる。また、本体ゴム42の上面には、エンジン12に
図示しないブラケットを介して螺着されるボルト46を
備える上金具48が貼付されている。
【0020】かかる構造のエンジンマウント14を用い
てエンジン12を車体上に支持した場合、エンジン12
に振動が生ずると、その振動は先ず上金具48に伝達さ
れ、その後本体ゴム42に入力される。本体ゴム42
は、適当な弾性を有しているため、上記の如く入力され
た振動は、その後適当に減衰されて作動液室40b内の
作動液38に伝達される。
てエンジン12を車体上に支持した場合、エンジン12
に振動が生ずると、その振動は先ず上金具48に伝達さ
れ、その後本体ゴム42に入力される。本体ゴム42
は、適当な弾性を有しているため、上記の如く入力され
た振動は、その後適当に減衰されて作動液室40b内の
作動液38に伝達される。
【0021】作動液38に振動が伝達されることにより
作動液室40bの内圧が上昇又は下降すると、作動液室
40bと作動液室40aとの間に差圧が生じ、オリフィ
ス40cを通って作動液38が作動液室40bから作動
液室40aに、又は作動液室40aから作動液室40に
流通する。尚、かかる作動液38の流通に伴う作動液室
40a,40bの容積変化は、それぞれダイヤフラム3
4、及び本体ゴム42が変形することにより吸収され
る。 上記の如く作動液38がオリフィス40c内を流
通する際には、流通抵抗が生ずる。従って、本体ゴム4
2から作動液38に伝達された振動は、作動液38がオ
リフィス40c内を流通することにより減衰される。す
なわち、エンジンマウント14においては、作動液38
がオリフィス40c内を流通する際に生ずる流通抵抗
が、エンジン12の振動を減衰させる減衰力となる。
作動液室40bの内圧が上昇又は下降すると、作動液室
40bと作動液室40aとの間に差圧が生じ、オリフィ
ス40cを通って作動液38が作動液室40bから作動
液室40aに、又は作動液室40aから作動液室40に
流通する。尚、かかる作動液38の流通に伴う作動液室
40a,40bの容積変化は、それぞれダイヤフラム3
4、及び本体ゴム42が変形することにより吸収され
る。 上記の如く作動液38がオリフィス40c内を流
通する際には、流通抵抗が生ずる。従って、本体ゴム4
2から作動液38に伝達された振動は、作動液38がオ
リフィス40c内を流通することにより減衰される。す
なわち、エンジンマウント14においては、作動液38
がオリフィス40c内を流通する際に生ずる流通抵抗
が、エンジン12の振動を減衰させる減衰力となる。
【0022】かかる構成のエンジンマウント14に低周
波の振動が作用した場合は、比較的多量の作動液38が
オリフィス40cを介して作動液室40a,40b間で
授受される。この場合、エンジンマウント14は、加え
られた力の大きさに対して変形し易い状態にあることに
なる。従って、エンジンマウント14は、低周波振動に
対しては、比較的小さなバネ定数を示すことになる。
波の振動が作用した場合は、比較的多量の作動液38が
オリフィス40cを介して作動液室40a,40b間で
授受される。この場合、エンジンマウント14は、加え
られた力の大きさに対して変形し易い状態にあることに
なる。従って、エンジンマウント14は、低周波振動に
対しては、比較的小さなバネ定数を示すことになる。
【0023】一方、エンジン12と車体との間に高周波
振動が生じた場合は、作動液38がオリフィス40c内
を流通し難く、加えられた力の大きさに対するエンジン
マウント14の変形量が小さく抑制される。従って、エ
ンジンマウント14は、高周波振動に対しては、比較的
大きなバネ定数を示すことになる。このように、上記図
3に示すエンジンマウント14は、エンジン12と車体
との間に作用する振動の周波数に対して、異なるバネ定
数(動バネ定数)を示す。
振動が生じた場合は、作動液38がオリフィス40c内
を流通し難く、加えられた力の大きさに対するエンジン
マウント14の変形量が小さく抑制される。従って、エ
ンジンマウント14は、高周波振動に対しては、比較的
大きなバネ定数を示すことになる。このように、上記図
3に示すエンジンマウント14は、エンジン12と車体
との間に作用する振動の周波数に対して、異なるバネ定
数(動バネ定数)を示す。
【0024】ところで、本実施例の懸架装置において
は、図4に示す如く、10〜40Hz程度の振動に対し
て、左エンジンマウント14Lの動バネ定数が、右エン
ジンマウント14Rの動バネ定数に比して、20%程度
高くなるように、左右エンジンマウント14L,14R
の諸元、すなわち、本体ゴム42の弾性、寸法、形状
等、作動流体38の粘性、及びオリフィス40cの径、
長さ等を設定している。
は、図4に示す如く、10〜40Hz程度の振動に対し
て、左エンジンマウント14Lの動バネ定数が、右エン
ジンマウント14Rの動バネ定数に比して、20%程度
高くなるように、左右エンジンマウント14L,14R
の諸元、すなわち、本体ゴム42の弾性、寸法、形状
等、作動流体38の粘性、及びオリフィス40cの径、
長さ等を設定している。
【0025】より具体的には、左右エンジンマウント1
4L,14Rに等しい動バネ定数を付与するとした場合
にそれらに付与すべき動バネ定数を基準値とし、左エン
ジンマウント14Lの動バネ定数が基準値に対して10
%程度高くなるように、また、右エンジンマウント14
Rの動バネ定数が基準値に対して10%程度低くなるよ
うに、左右エンジンマウント14L,14Rそれぞれの
諸元を設定している。
4L,14Rに等しい動バネ定数を付与するとした場合
にそれらに付与すべき動バネ定数を基準値とし、左エン
ジンマウント14Lの動バネ定数が基準値に対して10
%程度高くなるように、また、右エンジンマウント14
Rの動バネ定数が基準値に対して10%程度低くなるよ
うに、左右エンジンマウント14L,14Rそれぞれの
諸元を設定している。
【0026】このため、車両10においては、エンジン
12に生じた振動が右エンジンマウント14Rからは車
体に伝達され難く、一方、左エンジンマウント14Lか
らは車体に伝達され易い左右非対称の振動伝達特性が設
定されている。以下、図5を参照して、本実施例の懸架
装置において、かかる特性を設定した理由について説明
する。
12に生じた振動が右エンジンマウント14Rからは車
体に伝達され難く、一方、左エンジンマウント14Lか
らは車体に伝達され易い左右非対称の振動伝達特性が設
定されている。以下、図5を参照して、本実施例の懸架
装置において、かかる特性を設定した理由について説明
する。
【0027】図5は、エンジン12からステアリングホ
イル22に至る種々の振動伝搬経路について、ステアリ
ングホイル22に生ずる振動に対する寄与度を解析した
結果を表すベクトル図である。図5中に、右マウント振
動50として示すベクトルは、右エンジンマウント14
Rの配置位置18Rの位置に所定強度の上下振動を入力
した際に、ステアリングホイル22に表れる上下方向振
動の強度をベクトルの大きさで、また、伝達過程で生ず
る位相遅れをベクトルの方向(同図中にθ0 で表す角
度)でそれぞれ表示したベクトルである。
イル22に至る種々の振動伝搬経路について、ステアリ
ングホイル22に生ずる振動に対する寄与度を解析した
結果を表すベクトル図である。図5中に、右マウント振
動50として示すベクトルは、右エンジンマウント14
Rの配置位置18Rの位置に所定強度の上下振動を入力
した際に、ステアリングホイル22に表れる上下方向振
動の強度をベクトルの大きさで、また、伝達過程で生ず
る位相遅れをベクトルの方向(同図中にθ0 で表す角
度)でそれぞれ表示したベクトルである。
【0028】同様に、左マウント振動52で示すベクト
ルは、左エンジンマウント14Lの配置位置18Lの位
置に所定強度の上下振動を入力した際にステアリングホ
イル22に表れる上下振動の強度、及び位相遅れを、ベ
クトルの大きさ、及び方向(同図中にθ1 で表す角度)
で表しており、また、リアマウント振動54で示すベク
トルは、リアエンジンマウント16の配置位置20の位
置に所定強度の上下振動を入力した際にステアリングホ
イル22に表れる上下振動の強度、及び位相遅れを、ベ
クトルの大きさ、及び方向(同図中にθ2 で表す角度)
で表している。
ルは、左エンジンマウント14Lの配置位置18Lの位
置に所定強度の上下振動を入力した際にステアリングホ
イル22に表れる上下振動の強度、及び位相遅れを、ベ
クトルの大きさ、及び方向(同図中にθ1 で表す角度)
で表しており、また、リアマウント振動54で示すベク
トルは、リアエンジンマウント16の配置位置20の位
置に所定強度の上下振動を入力した際にステアリングホ
イル22に表れる上下振動の強度、及び位相遅れを、ベ
クトルの大きさ、及び方向(同図中にθ2 で表す角度)
で表している。
【0029】ところで、車両10にエンジン12を搭載
した場合、エンジン12と車体とは、左右エンジンマウ
ント14L,14Rと、リアエンジンマウント16との
他、エンジン12に接続される排気管等、種々の構成要
素を介して連結された状態となる。従って、エンジン1
2に生ずる振動が、どのようにステアリングホイル22
に伝達されているかを解析するにあたっては、それらの
連結部から伝達される振動の影響をも考慮する必要があ
る。
した場合、エンジン12と車体とは、左右エンジンマウ
ント14L,14Rと、リアエンジンマウント16との
他、エンジン12に接続される排気管等、種々の構成要
素を介して連結された状態となる。従って、エンジン1
2に生ずる振動が、どのようにステアリングホイル22
に伝達されているかを解析するにあたっては、それらの
連結部から伝達される振動の影響をも考慮する必要があ
る。
【0030】図5中に他の伝達振動56として示す複数
のベクトルは、左右エンジンマウント14L,14R及
びリアエンジンマウント16を除く、それら他の連結部
に所定強度の上下振動を入力した際に、ステアリングホ
イル22に表れる振動の強度、及び伝達過程で生ずる位
相遅れを表したベクトルである。
のベクトルは、左右エンジンマウント14L,14R及
びリアエンジンマウント16を除く、それら他の連結部
に所定強度の上下振動を入力した際に、ステアリングホ
イル22に表れる振動の強度、及び伝達過程で生ずる位
相遅れを表したベクトルである。
【0031】従って、右マウント振動50で示すベクト
ル、左マウント振動52で示すベクトル、リアマウント
振動54で示すベクトル、及び他の伝達振動56で示す
ベクトルを合成してなるベクトル、すなわち、図5中に
合成振動60として示すベクトルは、車両10に搭載し
たエンジン12に上下振動が生じた際にステアリングホ
イル22に表れる振動の強度及び位相差を、的確に表し
ていることになる。
ル、左マウント振動52で示すベクトル、リアマウント
振動54で示すベクトル、及び他の伝達振動56で示す
ベクトルを合成してなるベクトル、すなわち、図5中に
合成振動60として示すベクトルは、車両10に搭載し
たエンジン12に上下振動が生じた際にステアリングホ
イル22に表れる振動の強度及び位相差を、的確に表し
ていることになる。
【0032】ところで、図5に示すベクトルにおいて、
合成振動60に対する右マウント振動50の寄与度と、
左マウント振動52の寄与度とを比較すると、右マウン
ト振動50の寄与度が大きいことが判る。かかる現象
は、車両10においては、ステアリングホイル22が右
側に偏って配置されており、右エンジンマウント14R
からステアリングホイル22に至る経路が、左エンジン
マウント14Lからステアリングホイル22に至る経路
に比して短いことからも推認できる。
合成振動60に対する右マウント振動50の寄与度と、
左マウント振動52の寄与度とを比較すると、右マウン
ト振動50の寄与度が大きいことが判る。かかる現象
は、車両10においては、ステアリングホイル22が右
側に偏って配置されており、右エンジンマウント14R
からステアリングホイル22に至る経路が、左エンジン
マウント14Lからステアリングホイル22に至る経路
に比して短いことからも推認できる。
【0033】従って、車両10において、エンジン12
から左右エンジンマウント14L,14Rに等しく上下
振動が入力された場合、ステアリングホイル22には、
右エンジンマウント14Rから入力された上下振動が強
く、左エンジンマウント14Lから入力された振動が弱
く、伝達されていることになる。
から左右エンジンマウント14L,14Rに等しく上下
振動が入力された場合、ステアリングホイル22には、
右エンジンマウント14Rから入力された上下振動が強
く、左エンジンマウント14Lから入力された振動が弱
く、伝達されていることになる。
【0034】換言すれば、ステアリングホイル22への
上下振動を抑制するためには、右エンジンマウント14
Rの振動吸収性を高めることが有利であり、一方、左エ
ンジンマウント14Lの振動吸収性を高めても、さほど
ステアリンホイル22の上下振動は抑制されないことに
なる。
上下振動を抑制するためには、右エンジンマウント14
Rの振動吸収性を高めることが有利であり、一方、左エ
ンジンマウント14Lの振動吸収性を高めても、さほど
ステアリンホイル22の上下振動は抑制されないことに
なる。
【0035】従って、本実施例の懸架装置の如く、右エ
ンジンマウント14Rの動バネ定数を、基準値に対して
10%程度低く設定し、かつ、左エンジンマウント14
Rの動バネ定数を、基準値に対して10%程度高く設定
する構成によれば、左右エンジンマウント14L,14
Rの動バネ定数を共に基準値とする場合に比して、懸架
装置全体としての剛性を損なうことなく、ステアリング
ホイル22に伝達される振動が抑制されることになる。
ンジンマウント14Rの動バネ定数を、基準値に対して
10%程度低く設定し、かつ、左エンジンマウント14
Rの動バネ定数を、基準値に対して10%程度高く設定
する構成によれば、左右エンジンマウント14L,14
Rの動バネ定数を共に基準値とする場合に比して、懸架
装置全体としての剛性を損なうことなく、ステアリング
ホイル22に伝達される振動が抑制されることになる。
【0036】図6は、本実施例の懸架装置が上記の特性
を有することに起因する効果を説明するための図を示
す。すなわち、同図において実線で示す曲線は、本実施
例の懸架装置を用いてエンジン12を支持した場合にス
テアリングホイル22に生ずる振動レベルをアイドル回
転数との関係で表した曲線である。また、同図において
破線で示す曲線は、左右エンジンマウント14L,14
Rが均等な動バネ定数を有する懸架装置を用いてエンジ
ン12を支持した場合にステアリングホイル22に生ず
る振動レベルをアイドル回転数との関係で表した曲線で
ある。
を有することに起因する効果を説明するための図を示
す。すなわち、同図において実線で示す曲線は、本実施
例の懸架装置を用いてエンジン12を支持した場合にス
テアリングホイル22に生ずる振動レベルをアイドル回
転数との関係で表した曲線である。また、同図において
破線で示す曲線は、左右エンジンマウント14L,14
Rが均等な動バネ定数を有する懸架装置を用いてエンジ
ン12を支持した場合にステアリングホイル22に生ず
る振動レベルをアイドル回転数との関係で表した曲線で
ある。
【0037】同図に示す如く、本実施例の懸架装置によ
れば、アイドル回転数が比較的高い場合には、左右エン
ジンマウント14L,14Rが均等な特性を有する場合
と同程度に振動レベルを抑制することができる。また、
アイドル回転数が比較的低い場合には、左右エンジンマ
ウント14L,14Rが均等な特性を有する場合に比し
て、振動レベルをより低く抑えることができる。それぞ
れ、本実施例の懸架装置が全体として高い剛性を有して
おり、また、エンジン12に生じた上下振動をステアリ
ングホイル22に伝え難い特性を有していることによる
ものである。
れば、アイドル回転数が比較的高い場合には、左右エン
ジンマウント14L,14Rが均等な特性を有する場合
と同程度に振動レベルを抑制することができる。また、
アイドル回転数が比較的低い場合には、左右エンジンマ
ウント14L,14Rが均等な特性を有する場合に比し
て、振動レベルをより低く抑えることができる。それぞ
れ、本実施例の懸架装置が全体として高い剛性を有して
おり、また、エンジン12に生じた上下振動をステアリ
ングホイル22に伝え難い特性を有していることによる
ものである。
【0038】従って、本実施例の懸架装置を用いてエン
ジン12を支持することとすれば、アイドル時を除く他
の運転領域における乗り心地を悪化させることなく、ア
イドル回転数を一層低回転化することができ、乗り心地
を損なうことなくエンジン12の燃費特性の向上が実現
できることになる。
ジン12を支持することとすれば、アイドル時を除く他
の運転領域における乗り心地を悪化させることなく、ア
イドル回転数を一層低回転化することができ、乗り心地
を損なうことなくエンジン12の燃費特性の向上が実現
できることになる。
【0039】ところで、上記実施例は、直列6気筒式の
エンジン12を直立状態で縦置きするための懸架装置を
例示したものであるが、本発明の適用は、かかる場合に
限定されるものではない。すなわち、直列4気筒のエン
ジン、又は水平対向エンジン等を縦置き配置する場合に
も広く適用が可能であり、更に、エンジンにスラント角
を付与して配置する場合にも適用が可能である。
エンジン12を直立状態で縦置きするための懸架装置を
例示したものであるが、本発明の適用は、かかる場合に
限定されるものではない。すなわち、直列4気筒のエン
ジン、又は水平対向エンジン等を縦置き配置する場合に
も広く適用が可能であり、更に、エンジンにスラント角
を付与して配置する場合にも適用が可能である。
【0040】尚、エンジンがスラント角をもって配置さ
れる場合は、左右のエンジンマウントがそれぞれ受け持
つべき荷重の比から左右のエンジンマウントに付与すべ
き基準の動バネ定数を決定し、その基準の動バネ定数に
対して、ステアリングホイルに近い側のエンジンマウン
トの動バネ定数を低く、かつ、他方のエンジンマウント
の動バネ定数を高く設定することにより、上記実施例と
同様の効果を得ることができる。
れる場合は、左右のエンジンマウントがそれぞれ受け持
つべき荷重の比から左右のエンジンマウントに付与すべ
き基準の動バネ定数を決定し、その基準の動バネ定数に
対して、ステアリングホイルに近い側のエンジンマウン
トの動バネ定数を低く、かつ、他方のエンジンマウント
の動バネ定数を高く設定することにより、上記実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0041】また、上記実施例は、右ハンドル仕様の車
両10に搭載することから、右エンジンマウント14R
の動バネ定数を、左エンジンマウント14Lの動バネ定
数に比して高く設定する構成としているが、左ハンドル
仕様の車両に搭載する場合には、左右エンジンマウント
14L,14Rの動バネ定数の関係を逆転させることに
より同様の効果を得ることができる。
両10に搭載することから、右エンジンマウント14R
の動バネ定数を、左エンジンマウント14Lの動バネ定
数に比して高く設定する構成としているが、左ハンドル
仕様の車両に搭載する場合には、左右エンジンマウント
14L,14Rの動バネ定数の関係を逆転させることに
より同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、エンジン
に発生する振動のうち、ステアリングホイルから遠い側
のエンジンマウントに伝達される振動、すなわちステア
リングホイルに伝達され難い振動は車体に伝達され易
く、一方、ステアリングホイルに近い側のエンジンマウ
ントに伝達される振動、すなわちステアリングホイルに
伝達され易い振動は吸収され易い特性を実現することが
できる。この場合、懸架装置の総合的な特性としては、
エンジンで生じた振動がステアリングホイルに伝達し難
い特性、すなわち、振動吸収性に優れた特性が実現でき
ることになる。
に発生する振動のうち、ステアリングホイルから遠い側
のエンジンマウントに伝達される振動、すなわちステア
リングホイルに伝達され難い振動は車体に伝達され易
く、一方、ステアリングホイルに近い側のエンジンマウ
ントに伝達される振動、すなわちステアリングホイルに
伝達され易い振動は吸収され易い特性を実現することが
できる。この場合、懸架装置の総合的な特性としては、
エンジンで生じた振動がステアリングホイルに伝達し難
い特性、すなわち、振動吸収性に優れた特性が実現でき
ることになる。
【0043】また、左右のエンジンマウントの一方の動
バネ定数を下げると共に、他方の動バネ定数を高めてい
るため、懸架装置全体としての剛性は、左右のエンジン
マウントに対して等しい動バネ定数を付与した場合に比
してさほど変化しない。このため、本発明に係る車両用
エンジンの懸架装置によれば、アイドル時を除く他の運
転領域における乗り心地を損なうこともない。この意味
で、本発明に係る車両用エンジンの懸架装置は、何らの
弊害を伴うことなくアイドル回転数の一層の低回転化を
可能とし得るという特長を有していることになる。
バネ定数を下げると共に、他方の動バネ定数を高めてい
るため、懸架装置全体としての剛性は、左右のエンジン
マウントに対して等しい動バネ定数を付与した場合に比
してさほど変化しない。このため、本発明に係る車両用
エンジンの懸架装置によれば、アイドル時を除く他の運
転領域における乗り心地を損なうこともない。この意味
で、本発明に係る車両用エンジンの懸架装置は、何らの
弊害を伴うことなくアイドル回転数の一層の低回転化を
可能とし得るという特長を有していることになる。
【図1】本発明の一実施例である車両用エンジンの懸架
装置を構成するエンジンマウントの配置位置を表す車両
の斜視透視図である。
装置を構成するエンジンマウントの配置位置を表す車両
の斜視透視図である。
【図2】本実施例の懸架装置を構成する左右エンジンマ
ウント、及びリアエンジンマウントの位置関係を表す斜
視透視図である。
ウント、及びリアエンジンマウントの位置関係を表す斜
視透視図である。
【図3】本実施例の懸架装置に用いる左右エンジンマウ
ントの正面断面図である。
ントの正面断面図である。
【図4】本実施例の懸架装置に用いる左右エンジンマウ
ントの動バネ定数に関する特性図である。
ントの動バネ定数に関する特性図である。
【図5】ステアリングホイルに生ずる振動に対する各種
伝達経路の寄与度を表すベクトル図である。
伝達経路の寄与度を表すベクトル図である。
【図6】本実施例の懸架装置の効果を説明するための振
動レベルに関する特性図である。
動レベルに関する特性図である。
10 車両 12 エンジン 14L 右エンジンマウント 14R 左エンジンマウント 16 リアエンジンマウント 18L,18R,20 配置位置 22 ステアリングホイル 50 右マウント振動 52 左マウント振動 54 リアマウント振動 56 他の伝達振動 60 合成振動
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 隅田 克伸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の前方位置に縦置き配置したエンジ
ンを、エンジンの左右からそれぞれ支持する2つのエン
ジンマウントを備える車両用エンジンの懸架装置におい
て、 左右のエンジンマウントがそれぞれ受け持つべき荷重の
比に対して、ステアリングホイルが位置する側に配設す
るエンジンマウントの動バネ定数を、他方のエンジンマ
ウントの動バネ定数に比して小さく設定したことを特徴
とする車両用エンジンの懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2981695A JPH08216698A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両用エンジンの懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2981695A JPH08216698A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両用エンジンの懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216698A true JPH08216698A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12286554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2981695A Pending JPH08216698A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 車両用エンジンの懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08216698A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7783402B2 (en) | 2004-08-20 | 2010-08-24 | Denso Corporation | Vehicle stability control system |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP2981695A patent/JPH08216698A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7783402B2 (en) | 2004-08-20 | 2010-08-24 | Denso Corporation | Vehicle stability control system |
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