JPH08216867A - 液圧ブレーキシステム - Google Patents
液圧ブレーキシステムInfo
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- JPH08216867A JPH08216867A JP7053415A JP5341595A JPH08216867A JP H08216867 A JPH08216867 A JP H08216867A JP 7053415 A JP7053415 A JP 7053415A JP 5341595 A JP5341595 A JP 5341595A JP H08216867 A JPH08216867 A JP H08216867A
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 5
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
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- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 液圧式倍力装置の作動不良時には、マスタシ
リンダの発生液圧よりも高い液圧をホイールシリンダに
供給できるようにすること。 [構成] マスタシリンダ3からの液圧を供給路40を
介して大径部34aに受圧し、小径部34bにより左右
前輪のホイールシリンダ9a、9b側の液圧を上昇させ
る方向に移動できる段付ピストン34と、液圧式倍力装
置2からの補助動力圧を管路26を介して、この補助動
力圧が所定圧以上のとき閉弁し、所定圧より低下したと
き開弁する切換弁45を供給路40に設けた増圧シリン
ダ装置4を前輪のブレーキ配管系統に設置する。これに
より、液圧式倍力装置2が正常に作動しなくなっても、
マスタシリンダ3からの液圧を段付ピストン34が受圧
することにより、その大径部34aと小径部34bとの
受圧面積比に応じて増圧された液圧をホイールシリンダ
9a、9bに供給することができる。
リンダの発生液圧よりも高い液圧をホイールシリンダに
供給できるようにすること。 [構成] マスタシリンダ3からの液圧を供給路40を
介して大径部34aに受圧し、小径部34bにより左右
前輪のホイールシリンダ9a、9b側の液圧を上昇させ
る方向に移動できる段付ピストン34と、液圧式倍力装
置2からの補助動力圧を管路26を介して、この補助動
力圧が所定圧以上のとき閉弁し、所定圧より低下したと
き開弁する切換弁45を供給路40に設けた増圧シリン
ダ装置4を前輪のブレーキ配管系統に設置する。これに
より、液圧式倍力装置2が正常に作動しなくなっても、
マスタシリンダ3からの液圧を段付ピストン34が受圧
することにより、その大径部34aと小径部34bとの
受圧面積比に応じて増圧された液圧をホイールシリンダ
9a、9bに供給することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に装備され、軽
い操作力で大きなブレーキ力を得られるように液圧式倍
力装置を備えた液圧ブレーキシステムに関し、液圧式倍
力装置の不作動時にブレーキ力不足を生じないようにし
たものに関する。
い操作力で大きなブレーキ力を得られるように液圧式倍
力装置を備えた液圧ブレーキシステムに関し、液圧式倍
力装置の不作動時にブレーキ力不足を生じないようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】重量の大きな車両の液圧
ブレーキシステムでは、例えば特公平3−2700号公
報または特開平3−143762号公報に記載のよう
な、負圧式に比べて高い倍力比が得られる液圧式倍力装
置が用いられる。しかしながら、こうした液圧式倍力装
置では、外部液圧源(例えば液圧ポンプ)に液圧を発生
しないといった故障が起こる、あるいは、外部液圧源が
正常であっても配管や液圧式倍力装置自体のシール部材
の破損により圧力漏れが生じるといった故障が起こる
と、補助動力圧による所期の作動が得られなくなってし
まうことがある。
ブレーキシステムでは、例えば特公平3−2700号公
報または特開平3−143762号公報に記載のよう
な、負圧式に比べて高い倍力比が得られる液圧式倍力装
置が用いられる。しかしながら、こうした液圧式倍力装
置では、外部液圧源(例えば液圧ポンプ)に液圧を発生
しないといった故障が起こる、あるいは、外部液圧源が
正常であっても配管や液圧式倍力装置自体のシール部材
の破損により圧力漏れが生じるといった故障が起こる
と、補助動力圧による所期の作動が得られなくなってし
まうことがある。
【0003】上述のような故障に起因して液圧式倍力装
置が不作動あるいは作動不良となって、極端な場合、こ
れによる助勢力が失われたとすると、運転手の操作力の
みによってマスタシリンダを作動させなければならない
ことから、通常と同等の操作力ではブレーキ力が著しく
低減し、ブレーキ力を高めるためには通常に比較してか
なり大きな操作力をもってブレーキ操作を行なわなけれ
ばならないという問題がある。
置が不作動あるいは作動不良となって、極端な場合、こ
れによる助勢力が失われたとすると、運転手の操作力の
みによってマスタシリンダを作動させなければならない
ことから、通常と同等の操作力ではブレーキ力が著しく
低減し、ブレーキ力を高めるためには通常に比較してか
なり大きな操作力をもってブレーキ操作を行なわなけれ
ばならないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、液圧式倍力装置の不作動あるいは作動
不良時には、ブレーキ力不足が生じないように、ホイー
ルシリンダにマスタシリンダの発生液圧よりも高い液圧
を供給できるようにすることを目的とする。
に鑑みてなされ、液圧式倍力装置の不作動あるいは作動
不良時には、ブレーキ力不足が生じないように、ホイー
ルシリンダにマスタシリンダの発生液圧よりも高い液圧
を供給できるようにすることを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、運転手
のブレーキ操作に応じて外部液圧源による補助動力圧を
受けて作動する液圧式倍力装置と、この液圧式倍力装置
を介して操作力を受けることによりブレーキ液圧を発生
するマスタシリンダと、このマスタシリンダからブレー
キ液圧を供給され車輪にブレーキ力を作用させるホイー
ルシリンダとを備え、前記液圧式倍力装置が、シール部
材により液密に保たれる本体内部に摺動自在に配置さ
れ、前記補助動力圧を受圧して前記マスタシリンダに操
作力を伝達するサーボピストンを有する液圧ブレーキシ
ステムにおいて、大径部に前記マスタシリンダ側の液圧
を受圧して、小径部により前記ホイールシリンダ側の液
圧を上昇させる方向に移動可能な段付ピストンを有し、
この段付ピストンの前記大径部に対する前記マスタシリ
ンダ側の液圧の供給路に、前記補助動力圧が所定圧以上
のときには閉弁し、前記補助動力圧が所定圧よりも低く
なったとき開弁する切換弁が設けられた増圧シリンダ装
置を備えている液圧ブレーキシステム、によって達成さ
れる。
のブレーキ操作に応じて外部液圧源による補助動力圧を
受けて作動する液圧式倍力装置と、この液圧式倍力装置
を介して操作力を受けることによりブレーキ液圧を発生
するマスタシリンダと、このマスタシリンダからブレー
キ液圧を供給され車輪にブレーキ力を作用させるホイー
ルシリンダとを備え、前記液圧式倍力装置が、シール部
材により液密に保たれる本体内部に摺動自在に配置さ
れ、前記補助動力圧を受圧して前記マスタシリンダに操
作力を伝達するサーボピストンを有する液圧ブレーキシ
ステムにおいて、大径部に前記マスタシリンダ側の液圧
を受圧して、小径部により前記ホイールシリンダ側の液
圧を上昇させる方向に移動可能な段付ピストンを有し、
この段付ピストンの前記大径部に対する前記マスタシリ
ンダ側の液圧の供給路に、前記補助動力圧が所定圧以上
のときには閉弁し、前記補助動力圧が所定圧よりも低く
なったとき開弁する切換弁が設けられた増圧シリンダ装
置を備えている液圧ブレーキシステム、によって達成さ
れる。
【0006】
【作用】液圧式倍力装置を作動させる補助動力圧が所定
圧よりも低下すると、増圧シリンダ装置の切換弁が開く
とともに、ブレーキ操作に応じたマスタシリンダの作動
により発生した液圧が段付ピストンの大径部を押圧し、
段付ピストンがホイールシリンダ液圧を上昇させる方向
に移動して、ホイールシリンダには段付ピストンの大径
部と小径部との受圧面積比に応じて増圧された液圧が供
給される。
圧よりも低下すると、増圧シリンダ装置の切換弁が開く
とともに、ブレーキ操作に応じたマスタシリンダの作動
により発生した液圧が段付ピストンの大径部を押圧し、
段付ピストンがホイールシリンダ液圧を上昇させる方向
に移動して、ホイールシリンダには段付ピストンの大径
部と小径部との受圧面積比に応じて増圧された液圧が供
給される。
【0007】なお、切換弁の弁体およびプランジャを両
者の移動方向が一致するように配置した場合には、弁体
にこじり等の無理な力がかからないため、開閉制御をス
ムーズに行なえるという効果がある。また、プランジャ
がマスタシリンダの液圧による作用力を受けることな
く、補助動力圧による作用力とばねの付勢力とを対向し
て受けるようにすれば、ばねの付勢力(プランジャを開
弁方向に付勢)を極力軽くできるため、開閉切換圧力の
設定が容易で、設定の自由度も増すという効果がある。
者の移動方向が一致するように配置した場合には、弁体
にこじり等の無理な力がかからないため、開閉制御をス
ムーズに行なえるという効果がある。また、プランジャ
がマスタシリンダの液圧による作用力を受けることな
く、補助動力圧による作用力とばねの付勢力とを対向し
て受けるようにすれば、ばねの付勢力(プランジャを開
弁方向に付勢)を極力軽くできるため、開閉切換圧力の
設定が容易で、設定の自由度も増すという効果がある。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1は本発明の第1実施例を示す配管系統
図であり、液圧ブレーキシステムは全体として1で示さ
れる。液圧式倍力装置2は、運転者のブレーキペダル5
の踏込み操作に応じて補助動力圧を受けて作動可能に、
配管13、14を介してパワーステアリング装置6と共
用される液圧ポンプ8、液リザーバ7に接続されてい
る。また、この液圧式倍力装置2は、ブレーキ液圧を発
生させるタンデム型のマスタシリンダ3に一体的に結合
されて、ブレーキペダル5の操作に応じた出力によりマ
スタシリンダ3内部のピストンを駆動可能に配置されて
いる。タンデム型のマスタシリンダ3は、よく知られて
いるように、その内部に独立した2つの液圧発生室を区
画して摺動自在な2つのピストンを組み込んだものであ
る。マスタシリンダ3のそれぞれの液圧発生室には管路
11a、12が接続されており、一方の管路11aは後
述する本発明に係る増圧シリンダ装置4および管路11
bを介して左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに接
続され、他方の管路12は左右後輪のホイールシリンダ
10a、10bに接続されている(図中一点鎖線は後述
する変形例において説明する)。以上により、マスタシ
リンダ3からのブレーキ液圧がホイールシリンダ9a、
9b、10a、10bに供給されることにより各車輪に
ブレーキ力が作用される。
図であり、液圧ブレーキシステムは全体として1で示さ
れる。液圧式倍力装置2は、運転者のブレーキペダル5
の踏込み操作に応じて補助動力圧を受けて作動可能に、
配管13、14を介してパワーステアリング装置6と共
用される液圧ポンプ8、液リザーバ7に接続されてい
る。また、この液圧式倍力装置2は、ブレーキ液圧を発
生させるタンデム型のマスタシリンダ3に一体的に結合
されて、ブレーキペダル5の操作に応じた出力によりマ
スタシリンダ3内部のピストンを駆動可能に配置されて
いる。タンデム型のマスタシリンダ3は、よく知られて
いるように、その内部に独立した2つの液圧発生室を区
画して摺動自在な2つのピストンを組み込んだものであ
る。マスタシリンダ3のそれぞれの液圧発生室には管路
11a、12が接続されており、一方の管路11aは後
述する本発明に係る増圧シリンダ装置4および管路11
bを介して左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに接
続され、他方の管路12は左右後輪のホイールシリンダ
10a、10bに接続されている(図中一点鎖線は後述
する変形例において説明する)。以上により、マスタシ
リンダ3からのブレーキ液圧がホイールシリンダ9a、
9b、10a、10bに供給されることにより各車輪に
ブレーキ力が作用される。
【0010】次に、液圧式倍力装置2について図2を参
照して説明するが、本実施例における液圧式倍力装置2
は上記特公平3−2700号公報に記載のものとほぼ同
じ構造を採るので、その構成の詳細な説明は省略する。
照して説明するが、本実施例における液圧式倍力装置2
は上記特公平3−2700号公報に記載のものとほぼ同
じ構造を採るので、その構成の詳細な説明は省略する。
【0011】サーボピストン17はシール部材19、2
0、21を介在して本体16の内孔16aに摺動自在に
嵌合している。また、内孔16aの図中左端側には内外
周にシールリングを装着した環状壁部材29が取付けら
れており、この環状壁部材29に装着したシール部材2
8のカップシール部28aがサーボピストン17に弾接
している。こうして内孔16a内には、サーボピストン
17の両側に第1の室23および第2の室24が区画さ
れ、第2の室24内には、サーボピストン17を非作動
位置に向けて付勢するリターンスプリングが配設されて
いる。液圧式倍力装置2はパワーステアリング装置6の
液圧ポンプ8を利用するオープン形式である。すなわ
ち、液圧ポンプ8の駆動により管路13、第1の室2
3、第2の室24、管路14、パワーステアリング装置
6、液リザーバ7、液圧ポンプ8、管路13と循環して
いる液流を、入力部材18の押動によるバルブ27のサ
ーボピストン17の内孔底壁部17aに近接する方向へ
の移動に応じて絞ることにより制限し、第1の室23内
の圧力を第2の室24内の圧力より高めることにより、
補助動力圧を得る形式のものである。そして、サーボピ
ストン17はその補助動力圧を受圧し、マスタシリンダ
3にブレーキ操作力を伝達する。また、液圧式倍力装置
2には、パワーステアリング装置6の液圧ポンプ側の故
障対策として非常用の電気モータ駆動型補助ポンプ22
が取付けられている。この補助ポンプ22は、液圧ポン
プ8による液循環がなくなり、さらにブレーキペダル5
の踏込み操作が開始されたことが検知されると駆動され
るようになっており、駆動時第2の室24側から液を吸
引し、第1の室23側に吐出するものである。
0、21を介在して本体16の内孔16aに摺動自在に
嵌合している。また、内孔16aの図中左端側には内外
周にシールリングを装着した環状壁部材29が取付けら
れており、この環状壁部材29に装着したシール部材2
8のカップシール部28aがサーボピストン17に弾接
している。こうして内孔16a内には、サーボピストン
17の両側に第1の室23および第2の室24が区画さ
れ、第2の室24内には、サーボピストン17を非作動
位置に向けて付勢するリターンスプリングが配設されて
いる。液圧式倍力装置2はパワーステアリング装置6の
液圧ポンプ8を利用するオープン形式である。すなわ
ち、液圧ポンプ8の駆動により管路13、第1の室2
3、第2の室24、管路14、パワーステアリング装置
6、液リザーバ7、液圧ポンプ8、管路13と循環して
いる液流を、入力部材18の押動によるバルブ27のサ
ーボピストン17の内孔底壁部17aに近接する方向へ
の移動に応じて絞ることにより制限し、第1の室23内
の圧力を第2の室24内の圧力より高めることにより、
補助動力圧を得る形式のものである。そして、サーボピ
ストン17はその補助動力圧を受圧し、マスタシリンダ
3にブレーキ操作力を伝達する。また、液圧式倍力装置
2には、パワーステアリング装置6の液圧ポンプ側の故
障対策として非常用の電気モータ駆動型補助ポンプ22
が取付けられている。この補助ポンプ22は、液圧ポン
プ8による液循環がなくなり、さらにブレーキペダル5
の踏込み操作が開始されたことが検知されると駆動され
るようになっており、駆動時第2の室24側から液を吸
引し、第1の室23側に吐出するものである。
【0012】液圧式倍力装置2の本体16には第1の室
23と連通する通路25が形成されており、この通路2
5には本発明に係る増圧シリンダ装置4に連絡する管路
26が接続されている。
23と連通する通路25が形成されており、この通路2
5には本発明に係る増圧シリンダ装置4に連絡する管路
26が接続されている。
【0013】以上、本実施例における液圧式倍力装置2
について簡単に説明したが、次に本発明に係る増圧シリ
ンダ装置4の詳細について図3を参照して説明する。
について簡単に説明したが、次に本発明に係る増圧シリ
ンダ装置4の詳細について図3を参照して説明する。
【0014】増圧シリンダ装置4のケーシング30内に
は大径孔部31aおよび小径孔部31bを有する段付孔
31が形成されており、これら大径孔部31aおよび小
径孔部31bに対応する大径部34aおよび小径部34
bが形成された段付ピストン34が、シールリング3
2、33を装着して段付孔31に摺動自在に嵌合してい
る。そして、ケーシング30内には段付ピストン34の
大径部34aが管路11aを介して伝達されるマスタシ
リンダ3からの液圧を受圧するように供給路40が形成
されている。ここで、供給路40は、管路11aと後述
する弁孔46の第2の孔46bとを連通させる第1通路
66と、この第2の孔46bと段付ピストン34の大径
部34aに面する加圧室68とを連通させる第2通路6
7とから成る。また、このマスタシリンダ3からの液圧
が段付孔31の小径孔部31bと連通するように連通路
41が形成されており、さらに、この小径孔部31bに
は管路11bと連通する出口通路39が設けられてい
る。この出口通路39から、マスタシリンダ3からの液
圧が左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに供給され
る。
は大径孔部31aおよび小径孔部31bを有する段付孔
31が形成されており、これら大径孔部31aおよび小
径孔部31bに対応する大径部34aおよび小径部34
bが形成された段付ピストン34が、シールリング3
2、33を装着して段付孔31に摺動自在に嵌合してい
る。そして、ケーシング30内には段付ピストン34の
大径部34aが管路11aを介して伝達されるマスタシ
リンダ3からの液圧を受圧するように供給路40が形成
されている。ここで、供給路40は、管路11aと後述
する弁孔46の第2の孔46bとを連通させる第1通路
66と、この第2の孔46bと段付ピストン34の大径
部34aに面する加圧室68とを連通させる第2通路6
7とから成る。また、このマスタシリンダ3からの液圧
が段付孔31の小径孔部31bと連通するように連通路
41が形成されており、さらに、この小径孔部31bに
は管路11bと連通する出口通路39が設けられてい
る。この出口通路39から、マスタシリンダ3からの液
圧が左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに供給され
る。
【0015】段付孔31の小径孔部31bにはばね受け
36、37との間でばね35が張設されており、このう
ちばね受け37が段付ピストン34の小径部34bに適
当な手段によって取付けられている。そして、先端に弁
部38aを有する軸状のカット弁38が2つのばね受け
36、37との間で支持されており、段付ピストン34
の図中左方への移動により段付孔31の小径孔部31b
と連通路41との段部から成る弁座43に着離座可能と
なっている。なお、段付ピストン34の大径部34aと
小径部34bとの間に形成される室42は小孔hを介し
て大気に解放され無圧となっており、この室42内に、
段付ピストン34を非作動位置(加圧室68側)に向け
て付勢する戻しばね90が配設されている。
36、37との間でばね35が張設されており、このう
ちばね受け37が段付ピストン34の小径部34bに適
当な手段によって取付けられている。そして、先端に弁
部38aを有する軸状のカット弁38が2つのばね受け
36、37との間で支持されており、段付ピストン34
の図中左方への移動により段付孔31の小径孔部31b
と連通路41との段部から成る弁座43に着離座可能と
なっている。なお、段付ピストン34の大径部34aと
小径部34bとの間に形成される室42は小孔hを介し
て大気に解放され無圧となっており、この室42内に、
段付ピストン34を非作動位置(加圧室68側)に向け
て付勢する戻しばね90が配設されている。
【0016】供給路40の途中、すなわち上述した第1
通路66と第2通路67との間には切換弁45のポペッ
ト弁体48を収容する弁孔46の第2の孔46bが形成
されている。切換弁45は、液圧式倍力装置2からの補
助動力圧が所定圧以上のとき閉弁し、所定圧よりも低く
なったとき開弁するように構成されているのであるが、
以下、この切換弁45の詳細について説明する。
通路66と第2通路67との間には切換弁45のポペッ
ト弁体48を収容する弁孔46の第2の孔46bが形成
されている。切換弁45は、液圧式倍力装置2からの補
助動力圧が所定圧以上のとき閉弁し、所定圧よりも低く
なったとき開弁するように構成されているのであるが、
以下、この切換弁45の詳細について説明する。
【0017】上述した液圧式倍力装置2からの補助動力
圧を管路26を介して受圧するプランジャ49が、シー
ルリング51、52、53を装着して、弁孔46の第2
の孔46bと平行に形成された第1の孔46aに摺動自
在に嵌合しており、プランジャ49のフランジ部49a
に係合するばね54により図中左方へと付勢されてい
る。このプランジャ49により区画され、第1の孔46
aの図中右方に形成される室71は小孔kを通して大気
に連通している。また、第2の孔46bに向かって垂直
に延びるプランジャ49のフランジ部49aには、弁ば
ね55により図中右方へ付勢されるポペット弁体48が
当接している。すなわち、プランジャ49がこのポペッ
ト弁体48を弁孔46の第2の孔46bに設けられた弁
座47に対しての着離座を制御するように構成されてお
り、かつ、ポペット弁体48およびプランジャ49の移
動方向が一致するように配置されている。また、プラン
ジャ49はマスタシリンダ3からの液圧による作用力を
受けることなく、液圧式倍力装置2からの補助動力圧に
よる作用力とばね54の付勢力とを対向して受けるよう
に構成されている。なお、ポペット弁体48の弁座47
への着座を確実にするため、プランジャ49の最大スト
ローク量が、ポペット弁体48の弁座47からのリフト
量(ポペット弁体48が図示の状態から弁座47に着座
するまでの距離)よりも大きくなるように設定してあ
る。
圧を管路26を介して受圧するプランジャ49が、シー
ルリング51、52、53を装着して、弁孔46の第2
の孔46bと平行に形成された第1の孔46aに摺動自
在に嵌合しており、プランジャ49のフランジ部49a
に係合するばね54により図中左方へと付勢されてい
る。このプランジャ49により区画され、第1の孔46
aの図中右方に形成される室71は小孔kを通して大気
に連通している。また、第2の孔46bに向かって垂直
に延びるプランジャ49のフランジ部49aには、弁ば
ね55により図中右方へ付勢されるポペット弁体48が
当接している。すなわち、プランジャ49がこのポペッ
ト弁体48を弁孔46の第2の孔46bに設けられた弁
座47に対しての着離座を制御するように構成されてお
り、かつ、ポペット弁体48およびプランジャ49の移
動方向が一致するように配置されている。また、プラン
ジャ49はマスタシリンダ3からの液圧による作用力を
受けることなく、液圧式倍力装置2からの補助動力圧に
よる作用力とばね54の付勢力とを対向して受けるよう
に構成されている。なお、ポペット弁体48の弁座47
への着座を確実にするため、プランジャ49の最大スト
ローク量が、ポペット弁体48の弁座47からのリフト
量(ポペット弁体48が図示の状態から弁座47に着座
するまでの距離)よりも大きくなるように設定してあ
る。
【0018】本実施例における液圧ブレーキシステム1
は以上のように構成されるが、次にその作用について説
明する。
は以上のように構成されるが、次にその作用について説
明する。
【0019】ブレーキ非作動時では、液圧式倍力装置2
は作動していないので補助動力圧が発生しておらず、ま
た、マスタシリンダ3にも液圧は発生していない。した
がって、増圧シリンダ装置4における切換弁45は、プ
ランジャ49が図3に示す位置にあるので開弁してい
る。また、段付ピストン34も図示の位置にあり、カッ
ト弁38も開弁している。すなわち、マスタシリンダ3
と左右前輪のホイールシリンダ9a、9bとが直接連通
する状態に保たれている。
は作動していないので補助動力圧が発生しておらず、ま
た、マスタシリンダ3にも液圧は発生していない。した
がって、増圧シリンダ装置4における切換弁45は、プ
ランジャ49が図3に示す位置にあるので開弁してい
る。また、段付ピストン34も図示の位置にあり、カッ
ト弁38も開弁している。すなわち、マスタシリンダ3
と左右前輪のホイールシリンダ9a、9bとが直接連通
する状態に保たれている。
【0020】運転者がブレーキ操作をするべくブレーキ
ペダル5を踏み込むと、液圧式倍力装置2には、入力部
材18の押動に伴って移動するバルブ26の絞り作用に
より第1の室23と第2の室24との間に圧力差が生
じ、サーボピストン17は所定圧の補助動力圧を受圧す
る。そして、サーボピストン17が前進することにより
マスタシリンダ3に液圧を発生させる。このとき、増圧
シリンダ装置4における切換弁45は、プランジャ49
が管路26を介して液圧式倍力装置2からの補助動力圧
を受圧することにより、ばね54の付勢力に抗して図3
に示す状態から右方へと移動し、ポペット弁体48を弁
座47に着座させて閉弁する。これにより第1通路66
と第2通路67との間は遮断され、段付ピストン34は
図3に示す位置に止まる。したがって、カット弁38は
開弁したままであるので、マスタシリンダ3により発生
した液圧は管路11a、増圧シリンダ装置4内の連通路
41、段付孔31の小径孔部31b、出口通路39、管
路11bを介して左右前輪のホイールシリンダ9a、9
bに供給される。
ペダル5を踏み込むと、液圧式倍力装置2には、入力部
材18の押動に伴って移動するバルブ26の絞り作用に
より第1の室23と第2の室24との間に圧力差が生
じ、サーボピストン17は所定圧の補助動力圧を受圧す
る。そして、サーボピストン17が前進することにより
マスタシリンダ3に液圧を発生させる。このとき、増圧
シリンダ装置4における切換弁45は、プランジャ49
が管路26を介して液圧式倍力装置2からの補助動力圧
を受圧することにより、ばね54の付勢力に抗して図3
に示す状態から右方へと移動し、ポペット弁体48を弁
座47に着座させて閉弁する。これにより第1通路66
と第2通路67との間は遮断され、段付ピストン34は
図3に示す位置に止まる。したがって、カット弁38は
開弁したままであるので、マスタシリンダ3により発生
した液圧は管路11a、増圧シリンダ装置4内の連通路
41、段付孔31の小径孔部31b、出口通路39、管
路11bを介して左右前輪のホイールシリンダ9a、9
bに供給される。
【0021】液圧式倍力装置2が正常に作動するとき
は、増圧シリンダ装置4は上述のような作用を行なうの
であるが、外部液圧源である液圧ポンプ8あるいは補助
ポンプ22の故障、またはサーボピストン17の外周に
装着されるシール部材19、あるいは、本体16側に装
着され第1の室23を外部に対して液密に保つシール部
材20および21の破損による圧力漏れにより、液圧式
倍力装置2が正常に作動しなくなったときの増圧シリン
ダ装置4の作用について、以下に説明する。
は、増圧シリンダ装置4は上述のような作用を行なうの
であるが、外部液圧源である液圧ポンプ8あるいは補助
ポンプ22の故障、またはサーボピストン17の外周に
装着されるシール部材19、あるいは、本体16側に装
着され第1の室23を外部に対して液密に保つシール部
材20および21の破損による圧力漏れにより、液圧式
倍力装置2が正常に作動しなくなったときの増圧シリン
ダ装置4の作用について、以下に説明する。
【0022】液圧式倍力装置2の作動不良時には、補助
動力圧が所定圧より低下(極端な場合、補助動力圧が
0)するので、増圧シリンダ装置4における切換弁45
は、図3に示す開弁状態をとる。ブレーキペダル5の操
作に応じてマスタシリンダ3にて発生した液圧が、第1
通路および第2通路を通って加圧室68に供給される。
これにより段付ピストン34は図中左方へ移動し、この
段付ピストン34の移動により、先ずカット弁38が弁
座43に着座することにより閉弁し、連通路41と出口
通路39が遮断される。そしてその後、段付ピストン3
4のさらなる移動に応じて小径孔部31bの容積が減少
されることにより、段付ピストン34の大径部34aと
小径部34bとの受圧面積比で決まる増圧された液圧が
左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに供給される。
動力圧が所定圧より低下(極端な場合、補助動力圧が
0)するので、増圧シリンダ装置4における切換弁45
は、図3に示す開弁状態をとる。ブレーキペダル5の操
作に応じてマスタシリンダ3にて発生した液圧が、第1
通路および第2通路を通って加圧室68に供給される。
これにより段付ピストン34は図中左方へ移動し、この
段付ピストン34の移動により、先ずカット弁38が弁
座43に着座することにより閉弁し、連通路41と出口
通路39が遮断される。そしてその後、段付ピストン3
4のさらなる移動に応じて小径孔部31bの容積が減少
されることにより、段付ピストン34の大径部34aと
小径部34bとの受圧面積比で決まる増圧された液圧が
左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに供給される。
【0023】本実施例における液圧ブレーキシステム1
は以上のように作用するのであるが、外部液圧源である
液圧ポンプ8あるいは補助ポンプ22が故障したり、シ
ール部材19ないしは21の破損等による圧力漏れが起
こって液圧式倍力装置2が正常に作動しなくなっても、
ホイールシリンダ9にマスタシリンダ3にて発生した液
圧を増圧して供給することができるので、大きなブレー
キ操作力がなくてもブレーキ力を高めることができる。
は以上のように作用するのであるが、外部液圧源である
液圧ポンプ8あるいは補助ポンプ22が故障したり、シ
ール部材19ないしは21の破損等による圧力漏れが起
こって液圧式倍力装置2が正常に作動しなくなっても、
ホイールシリンダ9にマスタシリンダ3にて発生した液
圧を増圧して供給することができるので、大きなブレー
キ操作力がなくてもブレーキ力を高めることができる。
【0024】次に本発明の第2実施例として、第1実施
例で説明した増圧シリンダ装置4の変更例として図4に
示す増圧シリンダ装置4´を液圧ブレーキシステム1に
組み込んだ場合について説明する。
例で説明した増圧シリンダ装置4の変更例として図4に
示す増圧シリンダ装置4´を液圧ブレーキシステム1に
組み込んだ場合について説明する。
【0025】この増圧シリンダ装置4´は第1実施例で
説明した増圧シリンダ装置4とほぼ同じ構成を採るが、
切換弁の構造が異なっている。すなわち、本実施例にお
ける増圧シリンダ装置4´の切換弁60は、プランジャ
と弁体との配置関係が第1実施例では並列に配置される
が、本実施例では図4に示すように直列に配置されると
いうことである。プランジャ59はシールリング61を
装着してケーシング30´内に形成される内孔62に摺
動自在に嵌合しており、ばね63により図中左方へと付
勢されている。ばね63が張設されるばね室72は小孔
mを介して大気に連通している。プランジャ59の軸部
59aはシールリング75、76により密封作用を受け
て弁室80に臨んでおり、その先端部で弁ばね64によ
り図中右方へと付勢されているボール形の弁体58を押
圧している。このとき弁体58は弁座65から離座して
おり、よって切換弁60は開弁状態となっている。この
切換弁60により、供給路40´の第1、第2通路66
´、67´の連通および遮断作用を行い、マスタシリン
ダ3からの液圧を加圧室68´へ供給可能としている。
なお、本実施例も同様に、切換弁60における弁体58
の弁座65への着座を確実にするため、プランジャ59
の最大ストローク量が、弁体58の弁座65からのリフ
ト量よりも大きくなるように設定してある。また、段付
ピストン34´はカット弁38は第1実施例で説明した
増圧シリンダ装置4と同様な構成を有しているので、そ
の説明は省略する。
説明した増圧シリンダ装置4とほぼ同じ構成を採るが、
切換弁の構造が異なっている。すなわち、本実施例にお
ける増圧シリンダ装置4´の切換弁60は、プランジャ
と弁体との配置関係が第1実施例では並列に配置される
が、本実施例では図4に示すように直列に配置されると
いうことである。プランジャ59はシールリング61を
装着してケーシング30´内に形成される内孔62に摺
動自在に嵌合しており、ばね63により図中左方へと付
勢されている。ばね63が張設されるばね室72は小孔
mを介して大気に連通している。プランジャ59の軸部
59aはシールリング75、76により密封作用を受け
て弁室80に臨んでおり、その先端部で弁ばね64によ
り図中右方へと付勢されているボール形の弁体58を押
圧している。このとき弁体58は弁座65から離座して
おり、よって切換弁60は開弁状態となっている。この
切換弁60により、供給路40´の第1、第2通路66
´、67´の連通および遮断作用を行い、マスタシリン
ダ3からの液圧を加圧室68´へ供給可能としている。
なお、本実施例も同様に、切換弁60における弁体58
の弁座65への着座を確実にするため、プランジャ59
の最大ストローク量が、弁体58の弁座65からのリフ
ト量よりも大きくなるように設定してある。また、段付
ピストン34´はカット弁38は第1実施例で説明した
増圧シリンダ装置4と同様な構成を有しているので、そ
の説明は省略する。
【0026】本発明の第2実施例における増圧シリンダ
装置4´は以上のように構成されるが、次にその作用に
ついて説明する。
装置4´は以上のように構成されるが、次にその作用に
ついて説明する。
【0027】ブレーキ非作動時については、第1実施例
と同様な理由で、増圧シリンダ装置4´における切換弁
60および段付ピストン34´はそれぞれ図4に示す状
態をとり、切換弁60およびカット弁38は共に開弁状
態となっている。運転者のブレーキペダル5の踏み込み
によりブレーキ操作が行なわれると、液圧式倍力装置2
にて補助動力圧が発生し、この補助動力圧が管路26を
介してプランジャ59に供給される。このときプランジ
ャ59はばね63のばね力に抗して図中右方へと移動
し、これに伴って弁体58が弁ばね64の付勢により図
中右方へと移動することで、弁室80に設けられた弁座
65に弁体58が着座することにより、切換弁60が閉
弁する。この切換弁60の閉弁により、マスタシリンダ
3からの液圧の加圧室68´への供給が遮断されるので
段付ピストン34´は図示の状態のままであり、よって
カット弁38も開弁したままであり、マスタシリンダか
らの液圧は連通路41、段付孔31´の小径孔部31b
´、出口通路39を通り、管路11bを介して左右前輪
のホイールシリンダ9a、9bに供給される。
と同様な理由で、増圧シリンダ装置4´における切換弁
60および段付ピストン34´はそれぞれ図4に示す状
態をとり、切換弁60およびカット弁38は共に開弁状
態となっている。運転者のブレーキペダル5の踏み込み
によりブレーキ操作が行なわれると、液圧式倍力装置2
にて補助動力圧が発生し、この補助動力圧が管路26を
介してプランジャ59に供給される。このときプランジ
ャ59はばね63のばね力に抗して図中右方へと移動
し、これに伴って弁体58が弁ばね64の付勢により図
中右方へと移動することで、弁室80に設けられた弁座
65に弁体58が着座することにより、切換弁60が閉
弁する。この切換弁60の閉弁により、マスタシリンダ
3からの液圧の加圧室68´への供給が遮断されるので
段付ピストン34´は図示の状態のままであり、よって
カット弁38も開弁したままであり、マスタシリンダか
らの液圧は連通路41、段付孔31´の小径孔部31b
´、出口通路39を通り、管路11bを介して左右前輪
のホイールシリンダ9a、9bに供給される。
【0028】外部液圧源の故障、またはシール不良によ
り液圧式倍力装置2が正常に作動しなくなったときは、
補助動力圧が得られないので増圧シリンダ装置4´の切
換弁60は図示のように開弁状態となる。これによりマ
スタシリンダ3からの液圧は供給路40´を通り、加圧
室68´に供給され、段付ピストン34´が図中左方へ
と移動する。そして、先ずカット弁38が弁座43に着
座することにより閉弁し、連通路41と出口通路39と
の連通が絶たれるが、段付ピストン34´の移動に応じ
て、大径部34a´と小径部34b´との受圧面積比で
決まる増圧された液圧が、出口通路および管路11bを
介して左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに供給さ
れる。
り液圧式倍力装置2が正常に作動しなくなったときは、
補助動力圧が得られないので増圧シリンダ装置4´の切
換弁60は図示のように開弁状態となる。これによりマ
スタシリンダ3からの液圧は供給路40´を通り、加圧
室68´に供給され、段付ピストン34´が図中左方へ
と移動する。そして、先ずカット弁38が弁座43に着
座することにより閉弁し、連通路41と出口通路39と
の連通が絶たれるが、段付ピストン34´の移動に応じ
て、大径部34a´と小径部34b´との受圧面積比で
決まる増圧された液圧が、出口通路および管路11bを
介して左右前輪のホイールシリンダ9a、9bに供給さ
れる。
【0029】以上、本実施例における増圧シリンダ装置
4´は第1実施例における増圧シリンダ装置4と同様な
作用を行ない、その効果も第1実施例による効果と同様
である。なお、この第2実施例の増圧シリンダ装置4´
においては、切換弁60のプランジャ59は、その軸部
59aを補助動力圧の受圧部分(シールリング61の装
着部分)よりも極力小径としてはあるが、軸部59a先
端が供給路40´(弁室80)に臨み、少なからずマス
タシリンダ3の発生液圧を補助動力圧と同様の閉弁方向
に受けるようになっているため、第1実施例のものに比
べ、開閉切換圧力の設定が難しくはなる。
4´は第1実施例における増圧シリンダ装置4と同様な
作用を行ない、その効果も第1実施例による効果と同様
である。なお、この第2実施例の増圧シリンダ装置4´
においては、切換弁60のプランジャ59は、その軸部
59aを補助動力圧の受圧部分(シールリング61の装
着部分)よりも極力小径としてはあるが、軸部59a先
端が供給路40´(弁室80)に臨み、少なからずマス
タシリンダ3の発生液圧を補助動力圧と同様の閉弁方向
に受けるようになっているため、第1実施例のものに比
べ、開閉切換圧力の設定が難しくはなる。
【0030】以上本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0031】例えば、上述の各実施例においては、増圧
シリンダ装置4、4´を前輪のブレーキ系統にのみ設置
したが、図1中の一点鎖線で示すように、後輪のブレー
キ系統にも増圧シリンダ装置4、4´を設置し、全車輪
の制動力をさらに高めることも可能である。
シリンダ装置4、4´を前輪のブレーキ系統にのみ設置
したが、図1中の一点鎖線で示すように、後輪のブレー
キ系統にも増圧シリンダ装置4、4´を設置し、全車輪
の制動力をさらに高めることも可能である。
【0032】また、液圧式倍力装置2はオープン型式だ
けでなく、特開平3−143762号公報に記載のよう
な、ポンプ圧またはアキュムレータ圧をバルブ開閉によ
り調圧するクローズド型式であっても適用可能である。
けでなく、特開平3−143762号公報に記載のよう
な、ポンプ圧またはアキュムレータ圧をバルブ開閉によ
り調圧するクローズド型式であっても適用可能である。
【0033】また、上述の各実施例における増圧シリン
ダ装置4、4´に関して、段付孔31、31´、および
段付ピストン34、34´の大径部34a、34a´と
小径部34b、34b´との間で画成される室42、4
2´は、無圧状態とするべく大気に解放するものとした
が、これに代えて、これらの室42、42´をマスタシ
リンダ3のリザーバ70に液連通させてもよい。この場
合、小径部34b、34b´に装着されるシールリング
32、32´に代えてカップシール装着することができ
る。
ダ装置4、4´に関して、段付孔31、31´、および
段付ピストン34、34´の大径部34a、34a´と
小径部34b、34b´との間で画成される室42、4
2´は、無圧状態とするべく大気に解放するものとした
が、これに代えて、これらの室42、42´をマスタシ
リンダ3のリザーバ70に液連通させてもよい。この場
合、小径部34b、34b´に装着されるシールリング
32、32´に代えてカップシール装着することができ
る。
【0034】さらに、前輪のホイールシリンダ9a、9
bに供給される液圧を増圧可能にするにしても、増圧シ
リンダ装置4、4´は、配管接続関係を変更して、前輪
のブレーキ系統に供給されるマスタシリンダ3の液圧で
はなく、後輪のブレーキ系統に供給されるマスタシリン
ダ3の液圧により作動させるようにすることもできる。
すなわち、供給路40、40´の第1通路66、66´
を、管路11aに接続することに代えて、段付ピストン
34、34´の大径部34a、34a´に後輪ブレーキ
系統の液圧が作用可能に、管路12から分岐させた管路
にのみ接続するととともに、管路11aをカット弁38
を介して段付孔31、31´の小径孔部31b、31b
´にのみ接続する配管方式を採ってもよい。この配管方
式を適用しても、上述した各実施例と同様な作用効果が
得られる。
bに供給される液圧を増圧可能にするにしても、増圧シ
リンダ装置4、4´は、配管接続関係を変更して、前輪
のブレーキ系統に供給されるマスタシリンダ3の液圧で
はなく、後輪のブレーキ系統に供給されるマスタシリン
ダ3の液圧により作動させるようにすることもできる。
すなわち、供給路40、40´の第1通路66、66´
を、管路11aに接続することに代えて、段付ピストン
34、34´の大径部34a、34a´に後輪ブレーキ
系統の液圧が作用可能に、管路12から分岐させた管路
にのみ接続するととともに、管路11aをカット弁38
を介して段付孔31、31´の小径孔部31b、31b
´にのみ接続する配管方式を採ってもよい。この配管方
式を適用しても、上述した各実施例と同様な作用効果が
得られる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の液圧ブレー
キシステムによれば、外部液圧源の故障あるいは配管の
損傷および液圧式倍力装置自体のシール部材の破損など
により、液圧式倍力装置が正常に作動しなくなったとき
にも、ホイールシリンダにマスタシリンダで発生した液
圧よりも高い液圧を供給することができ、大きな操作力
がなくてもブレーキ力を高めることができる。
キシステムによれば、外部液圧源の故障あるいは配管の
損傷および液圧式倍力装置自体のシール部材の破損など
により、液圧式倍力装置が正常に作動しなくなったとき
にも、ホイールシリンダにマスタシリンダで発生した液
圧よりも高い液圧を供給することができ、大きな操作力
がなくてもブレーキ力を高めることができる。
【図1】本発明の実施例における配管系統図である。
【図2】図1における液圧式倍力装置の拡大断面図であ
る。
る。
【図3】図1における第1実施例としての増圧シリンダ
装置の拡大断面図である。
装置の拡大断面図である。
【図4】第2実施例としての増圧シリンダ装置の変更例
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
【符号の説明】 1 液圧ブレーキシステム 2 液圧式倍力装置 3 マスタシリンダ 4 増圧シリンダ装置 4´ 増圧シリンダ装置 8 液圧ポンプ 9a ホイールシリンダ(前輪) 9b ホイールシリンダ(前輪) 17 サーボピストン 34 段付ピストン 34´ 段付ピストン 34a 大径部 34a´ 大径部 34b 小径部 34b´ 小径部 40 供給路 40´ 供給路 45 切換弁 48 ポペット弁体 49 プランジャ 58 弁体 59 プランジャ 60 切換弁
Claims (4)
- 【請求項1】 運転手のブレーキ操作に応じて外部液圧
源による補助動力圧を受けて作動する液圧式倍力装置
と、この液圧式倍力装置を介して操作力を受けることに
よりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、このマ
スタシリンダからブレーキ液圧を供給され車輪にブレー
キ力を作用させるホイールシリンダとを備え、前記液圧
式倍力装置が、シール部材により液密に保たれる本体内
部に摺動自在に配置され、前記補助動力圧を受圧して前
記マスタシリンダに操作力を伝達するサーボピストンを
有する液圧ブレーキシステムにおいて、大径部に前記マ
スタシリンダ側の液圧を受圧して、小径部により前記ホ
イールシリンダ側の液圧を上昇させる方向に移動可能な
段付ピストンを有し、この段付ピストンの前記大径部に
対する前記マスタシリンダ側の液圧の供給路に、前記補
助動力圧が所定圧以上のときには閉弁し、前記補助動力
圧が所定圧よりも低くなったとき開弁する切換弁が設け
られた増圧シリンダ装置を備えている液圧ブレーキシス
テム。 - 【請求項2】 前記切換弁が、前記供給路内に設けた弁
座に対して着離座する弁体と、この弁体の着離座を制御
可能に前記補助動力圧を受圧するプランジャとを含む請
求項1に記載の液圧ブレーキシステム。 - 【請求項3】 前記切換弁の前記弁体および前記プラン
ジャは、両者の移動方向が一致するように配置されてい
る請求項2に記載の液圧ブレーキシステム。 - 【請求項4】 前記プランジャは、前記マスタシリンダ
の液圧による作用力を受けることなく、前記補助動力圧
による作用力とばねの付勢力とを対向して受ける請求項
2または請求項3に記載の液圧ブレーキシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053415A JPH08216867A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 液圧ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053415A JPH08216867A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 液圧ブレーキシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216867A true JPH08216867A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12942213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7053415A Pending JPH08216867A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 液圧ブレーキシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08216867A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003054398A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Sumitomo Denko Brake Systems Kk | ピストン組み立て体およびそれを用いたブレーキ液圧発生装置 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7053415A patent/JPH08216867A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003054398A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Sumitomo Denko Brake Systems Kk | ピストン組み立て体およびそれを用いたブレーキ液圧発生装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |