JPH08217499A - 合わせガラス構造 - Google Patents

合わせガラス構造

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JPH08217499A
JPH08217499A JP2427895A JP2427895A JPH08217499A JP H08217499 A JPH08217499 A JP H08217499A JP 2427895 A JP2427895 A JP 2427895A JP 2427895 A JP2427895 A JP 2427895A JP H08217499 A JPH08217499 A JP H08217499A
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JP
Japan
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film
resistance value
metal
transparent conductive
glass
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JP2427895A
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English (en)
Inventor
Terufusa Kunisada
照房 國定
Takashi Muromachi
隆 室町
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面積抵抗値の経時変化を抑制した透明導電膜
付き合わせガラスを提供する。 【構成】 合わせガラスの中間膜と透明導電膜との間に
金属または金属もしくは珪素の酸化物からなる1層また
は2層以上の抵抗値安定化膜を形成した合わせガラス構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、通電加熱す
ることにより防曇機能を発揮する自動車用合わせガラス
に関し、特に、電気自動車に適した防曇機能付き合わせ
ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用合わせガラスに防曇機能をもた
せたものとしては、銀膜を含む薄膜が用いられており、
例えば、ガラス板/透明高屈折率薄膜/銀膜/透明高屈
折率薄膜/プラスチック中間膜/ガラス板の構成のガラ
スが使われている。このような構成の合わせガラスで
は、Ag膜が発熱して防曇機能を発揮するが、Ag膜の
電気抵抗値は長期間にわたり安定しており耐久性に優れ
ることが知られている。
【0003】一方、最近は省エネルギーや環境保護の観
点から電気自動車が注目されている。電気自動車では排
熱を利用した防曇機能が十分でないために、合わせガラ
スに通電加熱することによる防曇機能が望まれており、
発熱機能をもたせるための薄膜としては、ITO(In2O
3 (Sn))、SnOx、ZnOx、SbまたはFドープS
nOx、AlドープZnOx等の透明導電膜が知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上述
のような透明導電膜を用いた合わせガラスにおいては、
時間経過とともに、透明導電膜の面積抵抗値が変化する
という問題点があることが見い出された。かかる面積抵
抗値の経時変化は、合わせガラスの防曇性能に好ましく
ない影響を及ぼす。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者は、かかる抵
抗変化がプラスチック中間膜に含まれる水または酸素に
よる透明導電膜の酸化または還元反応が原因であると推
測し、かかる知見に基づき本発明を完成させた。
【0006】即ち、本発明は、2枚以上のガラス板と、
これらのガラス板相互の接合面に配置されるプラスチッ
ク中間膜とからなり、これらのガラス板の少なくとも1
枚の前記接合面には、透明導電膜及び少なくとも1対の
バスバー電極を形成した合わせガラス構造において、前
記透明導電膜と前記プラスチック中間膜との間には、こ
の透明導電膜の面積抵抗値の変化を抑制する金属または
金属もしくは珪素の酸化物からなる1層または2層以上
の抵抗値安定化膜を介在させたことを特徴とする合わせ
ガラス構造である。
【0007】本発明のおける透明導電膜は、ITO、S
nO2 、ZnOのいずれかを主成分とすることが好まし
く、また、その面積抵抗値は、後述のように、200〜
400Ω/□程度が好ましい。
【0008】さらに、本発明における透明導電膜は膜厚
が厚すぎると光学干渉により反射率の増加、透過率の減
少、着色などの問題が生じるため、100nm以下であ
ることが好ましい。
【0009】また、本発明のおける抵抗値安定化膜は、
1層または2層以上の金属または金属もしくは珪素の酸
化物からなるが、このうちの少なくとも1層は、Cr、
Cr酸化物またはCrを含む合金の酸化物であることが
好ましい。尚、膜厚については、1nm以上が好まし
い。
【0010】また、本発明における中間膜としては、ウ
レタン、EVA(エチレン−酢酸ビニール共重合体)、
PVB(ポリビニールブチラール)が用いられるが、接
着力保持等の観点から、自動車用としてはPVBが好ま
しい。尚、耐貫通性を確保するためには、所定の水分を
含むPVBが好ましい。
【0011】さらに、本発明におけるガラス板として
は、特に限定されるものではなく、ほう珪酸ガラス板、
アルミノシリケートガラス板等も使用できるが、一般的
には、ソーダライムシリケートが用いられる。
【0012】本発明における薄膜の成膜法としては、ス
プレー法、真空蒸着法、CVD法、スパッタリング法等
が使用できるが、生産性、膜厚の二次元的均一性、制御
性を考慮するとスパッタリング法が好ましい。
【0013】また、本発明において2層からなる抵抗値
安定化膜を形成する場合には、まず、透明導電膜上に、
金属層(例えばCr層、Crを含む合金層)を形成し、
その後に、金属酸化物膜を酸素を含むガス中で成膜する
ことにより、前記金属層を酸化させてCr酸化物等金属
酸化物層を形成してもよい。尚、この方法により、金属
層が完全に酸化されず一部がCr等のままで存在してい
ても問題はない。
【0014】本発明に係る合わせガラスを自動車等車両
に適用する場合には、透明導電膜等を形成したガラス板
を車内側・車外側のいずれに用いてもよい。但し、中間
膜によっては、紫外線を遮蔽する効果を有するものもあ
るため、この効果を利用する観点からは、上記ガラス板
を車内側に用いることが好ましい。
【0015】
【作用】本発明においては、透明導電膜とプラスチック
中間膜との間に介在させた1層または2層以上の金属ま
たは金属もしくは珪素の酸化物からなる抵抗値安定化膜
により、上述の酸化または還元反応が防止されて透明導
電膜の経時変化が効果的に抑制され、長期間安定した発
熱特性が得られ防曇性能が確保される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
に用いる透明導電膜の面積抵抗値は、電気自動車を想定
し以下の手順により決定した。即ち、電気自動車では動
力をすべて電気でまかなうために、搭載されるバッテリ
電源電圧は200V以上である。また、防曇機能として
十分な発熱量は400〜700W/m2 である。ここ
で、通電加熱用の一対のバスバー電極を合わせガラスの
上下の端に取付けた場合についてシート抵抗値(R
□)、バッテリ電源電圧(V)、合わせガラスの面積
(S)、合わせガラスの縦の長さ/横の長さの比(r)
と発熱量(W)の関係は以下のようになる。
【0017】R□=(V2 /(W/S))・r
【0018】この式に、電気自動車における本発明の典
型的な実施態様として、W=288V、S=0.9m
2 、r=2、W=400W/m2 を想定し、電気自動車
で要求される合わせガラスのシート抵抗値を求めるとR
□=373Ω/□となる。また、必要な発熱量を700
W/m2 として他の条件が同じ場合には213Ω/□と
なる。以上より、電気自動車用合わせガラスにおいて
は、通常、200〜400Ω/□程度の面積抵抗値を有
する透明導電膜が必要とされることがわかる。
【0019】図1は、本発明の一実施例の合わせガラス
の断面図である。この合わせガラス構造は、一方のガラ
スの表面両端部に形成された一対のバスバー電極16
と、このバスバー電極とガラス板の表面上に形成された
透明導電膜13と、その透明導電膜13上に形成された
抵抗値安定化膜14と、この抵抗値安定化膜と他方のガ
ラス板15との間に介在するプラスチック中間膜12と
から構成されている。
【0020】本発明の別実施例の合わせガラスの断面図
を図2に示す。この合わせガラスは、抵抗値安定化膜が
層24と層27の2層から構成されている。
【0021】(実施例1〜8、比較例1、2)インライ
ン型DCマグネトロンスパッタ装置を用い、平面図が図
3のようになるAgからなるバスバー電極36付きソー
ダライムガラス(100mm□)基板上に表1記載の単
層膜または多層膜を形成し、この多層膜付きガラスを用
いて、図1のような構造の合わせガラスに加工した。
尚、中間膜としては、水分を含むPVBを使用した。
【0022】これらの合わせガラスに対して、UV照射
試験、耐熱(100℃)試験の各耐久性試験を各々50
0時間実施し、各試験前後で電極間の抵抗値を測定し
た。抵抗値変化を表1に示す。各試験実施前後の抵抗値
変化は、抵抗値安定化膜を形成すると相対的に抑制さ
れ、特に、抵抗値安定化膜としてCrを含む膜を使用し
た実施例1〜4において効果的に抑制されていることが
わかる。
【0023】
【表1】
【0024】(実施例9〜16)インライン型DCマグ
ネトロンスパッタ装置を用い、図3の記載の平面構造の
Agのバスバー電極36付きソーダライムガラス(10
0mm□)基板上に表2記載の各積層構造の多層膜を形
成し、この多層膜付きガラスを用いて図2記載の構造の
合わせガラスに加工した。尚、中間膜として、水分を含
むPVB(ポリビニル ブチラール)を使用した。これ
らの合わせガラスに対して、UV照射試験、耐熱(10
0℃)試験の各耐久性試験を各々500時間実施し、各
試験前後で電極間の抵抗値を測定し、抵抗値変化を表2
に示した。各試験実施前後の抵抗値変化は、抵抗値安定
化膜を2層構造にするとさらに効果的に抑制されている
ことがわかる。
【0025】
【表2】
【0026】尚、表2中、SUSはステンレス合金の意
である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、透明導電膜(具体的に
はITO、SbやF等をドープしたSnO2 、Al等を
ドープしたZnO等)の紫外光または熱による抵抗値変
化を抑制することができるため、特に、電気自動車等の
高電圧電源で駆動する車両の通電加熱タイプの防曇ガラ
スとして使用する場合には、長期間にわたり安定した発
熱特性を得ることができる。
【0028】また、透明導電膜の膜厚に面内分布が存在
し、この面内膜厚分布に起因する色ムラが認められる場
合、抵抗値安定化膜を面内に均一に介在させることによ
り色ムラを目立ち難くする効果を有する。特に、上述の
実施例のように、スパッタリング法で成膜を行った場合
には、色ムラを目立ちにくくする効果が顕著に認められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合わせガラス構造の一例の模式的
断面図である。
【図2】本発明に係る合わせガラス構造の一例の模式的
断面図である。
【図3】本発明に係る合わせガラス構造に使用するAg
バスバー電極付きガラスの模式的平面図である。
【符号の説明】
11、15、21、25;板ガラス、12、22;中間
膜、13、23;透明導電膜、14、24、27;抵抗
値安定化膜、16、26;銀バスバー、17、28;ガ
ラス接合面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚以上のガラス板と、これらのガラス
    板相互の接合面に配置されるプラスチック中間膜とから
    なり、これらのガラス板の少なくとも1枚の前記接合面
    には、透明導電膜及び少なくとも1対のバスバー電極を
    形成した合わせガラス構造において、 前記透明導電膜と前記プラスチック中間膜との間には、
    この透明導電膜の面積抵抗値の変化を抑制する金属また
    は金属もしくは珪素の酸化物からなる1層または2層以
    上の抵抗値安定化膜を介在させたことを特徴とする合わ
    せガラス構造。
  2. 【請求項2】 前記透明導電膜は、ITO、酸化錫また
    は酸化亜鉛を主成分とすることを特徴とする請求項1記
    載の合わせガラス構造。
  3. 【請求項3】 前記抵抗値安定化膜のうち少なくとも1
    層は、Cr、Crの酸化物またはCrを含む合金の酸化
    物を主成分とすることを特徴とする請求項1または2に
    記載の合わせガラス構造。
JP2427895A 1995-02-13 1995-02-13 合わせガラス構造 Pending JPH08217499A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014525113A (ja) * 2011-06-07 2014-09-25 サン−ゴバン グラス フランス 薄膜を有する発熱体
CN108349803A (zh) * 2016-03-31 2018-07-31 积水化学工业株式会社 夹层玻璃用中间膜、夹层玻璃和夹层玻璃体系

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US10237919B2 (en) 2011-06-07 2019-03-19 Saint-Gobain Glass France Film-type heating element
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