JPH08217668A - 貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤 - Google Patents
貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤Info
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- JPH08217668A JPH08217668A JP5207595A JP5207595A JPH08217668A JP H08217668 A JPH08217668 A JP H08217668A JP 5207595 A JP5207595 A JP 5207595A JP 5207595 A JP5207595 A JP 5207595A JP H08217668 A JPH08217668 A JP H08217668A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は貼付剤の薬効成分の揮散を防止した
貼付薬用基材を提供し、その基材を使用することによ
り、患部に貼着したとき貼着剤としての性能を十分に発
揮し、且つむれなどがなく貼着感のよい貼付剤を得るこ
とを目的とする。 【構成】 透湿度が480〜9600g/m2 ・24h
の透湿性フィルム3と不織布4を接着剤5によって部分
接着して積層材2を作り、その積層材の不織布4側に、
消炎鎮痛剤等の塗工液を塗布して薬剤層6を形成し、更
にその上にライナー7として剥離加工を施したプラスチ
ックフィルムをラミネートして貼付剤1を作製する。
貼付薬用基材を提供し、その基材を使用することによ
り、患部に貼着したとき貼着剤としての性能を十分に発
揮し、且つむれなどがなく貼着感のよい貼付剤を得るこ
とを目的とする。 【構成】 透湿度が480〜9600g/m2 ・24h
の透湿性フィルム3と不織布4を接着剤5によって部分
接着して積層材2を作り、その積層材の不織布4側に、
消炎鎮痛剤等の塗工液を塗布して薬剤層6を形成し、更
にその上にライナー7として剥離加工を施したプラスチ
ックフィルムをラミネートして貼付剤1を作製する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貼付薬を塗布する積層
材及びその積層材を用いた貼付剤に関するものである。
また、本積層材は、消炎鎮痛剤、傷ガードフィルム、絆
創膏用フィルム、プロテクトフィルム等の皮膚貼着用基
材として使用するものである。
材及びその積層材を用いた貼付剤に関するものである。
また、本積層材は、消炎鎮痛剤、傷ガードフィルム、絆
創膏用フィルム、プロテクトフィルム等の皮膚貼着用基
材として使用するものである。
【0002】
【従来の技術】従来貼付剤は、不織布やプラスチックフ
ィルム等の基材に貼付薬を塗布したものが多く使用され
ている。そして、貼付薬は消炎剤等の薬剤と粘着剤から
なり、粘着剤によって皮膚に粘着されるようになってい
る。
ィルム等の基材に貼付薬を塗布したものが多く使用され
ている。そして、貼付薬は消炎剤等の薬剤と粘着剤から
なり、粘着剤によって皮膚に粘着されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】不織布を貼付薬用基材
として使用した場合、不織布はドレープ性がよく、貼付
剤の基材への接着が良好であるが、不織布単層では透湿
性及びガス透過性が大きく、薬剤中の薬効成分が不織布
を通して外気中に揮散するため、患部への薬効成分の吸
収が減少し、貼付剤として十分な効果を発揮できないと
いう問題があった。
として使用した場合、不織布はドレープ性がよく、貼付
剤の基材への接着が良好であるが、不織布単層では透湿
性及びガス透過性が大きく、薬剤中の薬効成分が不織布
を通して外気中に揮散するため、患部への薬効成分の吸
収が減少し、貼付剤として十分な効果を発揮できないと
いう問題があった。
【0004】また、貼付薬用基材としてプラスチックフ
ィルムを用いた場合、薬効成分の外気への揮散は防止で
きるが、水蒸気透過性が不織布に比較して非常に小さい
ため、長時間貼付剤を貼付していると、貼着部分の皮膚
がむれて不快感を感じるようになる。場合によっては、
カブレ等の皮膚の疾患につながることがある。又、プラ
スチックフィルムは貼付薬の接着が不織布に比較して弱
いという問題もある。本発明は、不織布と透湿性のよい
プラスチックフィルムを積層した積層材を用いることに
より、従来の問題点を解決し、優れた貼付薬用積層材を
提供し、更にその積層材を用いて、貼着感の良い貼付剤
を得ることを目的とする。
ィルムを用いた場合、薬効成分の外気への揮散は防止で
きるが、水蒸気透過性が不織布に比較して非常に小さい
ため、長時間貼付剤を貼付していると、貼着部分の皮膚
がむれて不快感を感じるようになる。場合によっては、
カブレ等の皮膚の疾患につながることがある。又、プラ
スチックフィルムは貼付薬の接着が不織布に比較して弱
いという問題もある。本発明は、不織布と透湿性のよい
プラスチックフィルムを積層した積層材を用いることに
より、従来の問題点を解決し、優れた貼付薬用積層材を
提供し、更にその積層材を用いて、貼着感の良い貼付剤
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来の問題点の解決を図
るため、貼付薬用基材を次のような構成とした。該基材
が、透湿性フィルムと不織布を部分接着により積層した
ことを特徴とする貼付薬用積層材とした。また、その積
層材の透湿性フィルムが、480〜9600g/m2 ・
24hの透湿度を有する貼付薬用積層材とした。更に、
上記基材に消炎鎮痛剤等の貼付薬を塗布して貼付剤を構
成して、従来の問題点の解決を図った。
るため、貼付薬用基材を次のような構成とした。該基材
が、透湿性フィルムと不織布を部分接着により積層した
ことを特徴とする貼付薬用積層材とした。また、その積
層材の透湿性フィルムが、480〜9600g/m2 ・
24hの透湿度を有する貼付薬用積層材とした。更に、
上記基材に消炎鎮痛剤等の貼付薬を塗布して貼付剤を構
成して、従来の問題点の解決を図った。
【0006】尚、透湿度は、JIS Z 0208の試
験方法に準拠して、40℃、90%RHの条件で試料を
測定したときの透湿量を示すもので、試料の厚さは特に
限定しないものとする。即ち、本発明に使用する透湿性
フィルムは、厚さに関係なく480〜9600g/m2
・24hの透湿量が必要であることを意味する。
験方法に準拠して、40℃、90%RHの条件で試料を
測定したときの透湿量を示すもので、試料の厚さは特に
限定しないものとする。即ち、本発明に使用する透湿性
フィルムは、厚さに関係なく480〜9600g/m2
・24hの透湿量が必要であることを意味する。
【0007】貼付薬用基材として、不織布と透湿性のよ
いプラスチックフィルムを部分接着により積層した積層
材を用いることにより、薬効成分の外気への揮散を抑制
し、且つ水蒸気透過量をコントロールすることができる
ので、貼付薬として十分な効果を発揮し、しかもむれ等
の従来の問題を解消することができた。即ち、貼付薬と
の接着性がよく、柔軟性があり透湿性の大きい不織布に
貼付薬を塗布し、貼付剤としての従来の特徴を生かし、
水蒸気透過量の大きいプラスチックフィルムを不織布の
上に部分接着することにより、問題点の薬効成分の外部
への揮散を防止した。
いプラスチックフィルムを部分接着により積層した積層
材を用いることにより、薬効成分の外気への揮散を抑制
し、且つ水蒸気透過量をコントロールすることができる
ので、貼付薬として十分な効果を発揮し、しかもむれ等
の従来の問題を解消することができた。即ち、貼付薬と
の接着性がよく、柔軟性があり透湿性の大きい不織布に
貼付薬を塗布し、貼付剤としての従来の特徴を生かし、
水蒸気透過量の大きいプラスチックフィルムを不織布の
上に部分接着することにより、問題点の薬効成分の外部
への揮散を防止した。
【0008】透湿性のフィルムとしては、微細無機フィ
ラーを混練したポリオレフィン樹脂でフィルムを作製
し、更に二軸延伸法により均一な微細孔を付与した微多
孔フィルム、及びプラスチックフィルムに透湿性を付与
するために、熱による孔空け加工を施したフィルムが好
適である。
ラーを混練したポリオレフィン樹脂でフィルムを作製
し、更に二軸延伸法により均一な微細孔を付与した微多
孔フィルム、及びプラスチックフィルムに透湿性を付与
するために、熱による孔空け加工を施したフィルムが好
適である。
【0009】従って、本発明の積層材の不織布側に、従
来と同様に薬剤を塗布すれば、製造上の問題もなく貼付
剤を製造することができ、また、この貼付剤を患部に貼
着したとき、従来と同様な貼着感が得られ、貼付剤とし
ての問題点は生じない。しかも、不織布の上に積層され
た透湿性のフィルムにより、薬効成分の揮散は大幅に抑
制され、且つ水蒸気の揮散はコントロールできるので、
基材にプラスチックフィルムを使用したときの問題点を
大幅に改善することができた。
来と同様に薬剤を塗布すれば、製造上の問題もなく貼付
剤を製造することができ、また、この貼付剤を患部に貼
着したとき、従来と同様な貼着感が得られ、貼付剤とし
ての問題点は生じない。しかも、不織布の上に積層され
た透湿性のフィルムにより、薬効成分の揮散は大幅に抑
制され、且つ水蒸気の揮散はコントロールできるので、
基材にプラスチックフィルムを使用したときの問題点を
大幅に改善することができた。
【0010】
【作用】本発明によれば、貼付薬用基材として、透湿性
フィルムと不織布を部分接着により積層した積層材を用
い、その積層材の透湿性フィルムの透湿度を480〜9
600g/m2 ・24hとすることにより、貼付剤の薬
効成分の揮散は大幅に抑制され、貼付薬として十分な効
果を発揮させるこができる。更に、前記積層材を使用し
て作製した貼付剤は、患部に貼着したときも、貼着感は
良好で、且つプラスチックフィルムを使用したときのむ
れ等の問題も解消することができる。
フィルムと不織布を部分接着により積層した積層材を用
い、その積層材の透湿性フィルムの透湿度を480〜9
600g/m2 ・24hとすることにより、貼付剤の薬
効成分の揮散は大幅に抑制され、貼付薬として十分な効
果を発揮させるこができる。更に、前記積層材を使用し
て作製した貼付剤は、患部に貼着したときも、貼着感は
良好で、且つプラスチックフィルムを使用したときのむ
れ等の問題も解消することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて、図面を参照にしな
がら本発明を詳細に説明する。図1は本発明の貼付剤の
一例を示す模式断面図であり、図2は本発明の貼付薬用
積層材の一例を示す模式断面図である。図3は本発明の
積層材で、不織布と透湿性フィルムを接着剤で部分接着
したときの模式平面図であり、図4はその積層材の模式
断面図である。
がら本発明を詳細に説明する。図1は本発明の貼付剤の
一例を示す模式断面図であり、図2は本発明の貼付薬用
積層材の一例を示す模式断面図である。図3は本発明の
積層材で、不織布と透湿性フィルムを接着剤で部分接着
したときの模式平面図であり、図4はその積層材の模式
断面図である。
【0012】本発明の貼付薬用積層材は、図2に示すよ
うに、基本的には不織布4と透湿性フィルム3から構成
され、不織布4と透湿性フィルム3は接着剤5等により
部分接着されている。また、、不織布4と透湿性フィル
ム3がポリエチレンやポリプロピレン等の同じ材質の場
合は、部分的にヒートシールして積層材とすることがあ
る。そして、透湿度が480〜9600g/m2 ・24
hの範囲の透湿性フィルムを選定することにより、積層
材全体の透湿度をコントロールする。不織布と透湿性フ
ィルムを部分接着し、接着部分の面積を小さくすること
により、積層材の透湿度は透湿性フィルムの透湿度と略
同じにすることができる。部分接着については、皮膚の
ムレ、カブレ防止の観点から、ドット状或いは線状に接
着部分を設けることが望ましい。更に、関節等の動きの
激しい部位に貼着する場合、層間剥離の防止の観点から
前記ドット及び線に、密度の疎密の部分を設けたり、ド
ットの大小や線の太さに変化をつけてもよい。またこれ
らに限らず任意の位置に設けても構わない。
うに、基本的には不織布4と透湿性フィルム3から構成
され、不織布4と透湿性フィルム3は接着剤5等により
部分接着されている。また、、不織布4と透湿性フィル
ム3がポリエチレンやポリプロピレン等の同じ材質の場
合は、部分的にヒートシールして積層材とすることがあ
る。そして、透湿度が480〜9600g/m2 ・24
hの範囲の透湿性フィルムを選定することにより、積層
材全体の透湿度をコントロールする。不織布と透湿性フ
ィルムを部分接着し、接着部分の面積を小さくすること
により、積層材の透湿度は透湿性フィルムの透湿度と略
同じにすることができる。部分接着については、皮膚の
ムレ、カブレ防止の観点から、ドット状或いは線状に接
着部分を設けることが望ましい。更に、関節等の動きの
激しい部位に貼着する場合、層間剥離の防止の観点から
前記ドット及び線に、密度の疎密の部分を設けたり、ド
ットの大小や線の太さに変化をつけてもよい。またこれ
らに限らず任意の位置に設けても構わない。
【0013】即ち、貼付剤に使用される不織布の透湿度
は透湿性フィルムに比較して数倍も大きいので、不織布
に透湿性フィルムを積層した場合、積層材の透湿度は透
湿性フィルムの透湿度によって規制される。更に、部分
接着された透湿性フィルムの透湿度は接着面積によって
影響されるが、部分接着して接着面積を5%以下にすれ
ば、積層材の透湿度は透湿性フィルムの透湿度の95%
以上有することになる。従って、透湿性フィルムの透湿
度を480〜9600g/m2 ・24hの範囲から選定
すれば、積層材の透湿度を別に規定しなくとも、実用上
特に問題は生じない。しかし、透湿度の範囲を厳密に規
定する必要がある場合は、積層材の透湿度を測定して、
適合する範囲になるように透湿性フィルムを選定する必
要がある。
は透湿性フィルムに比較して数倍も大きいので、不織布
に透湿性フィルムを積層した場合、積層材の透湿度は透
湿性フィルムの透湿度によって規制される。更に、部分
接着された透湿性フィルムの透湿度は接着面積によって
影響されるが、部分接着して接着面積を5%以下にすれ
ば、積層材の透湿度は透湿性フィルムの透湿度の95%
以上有することになる。従って、透湿性フィルムの透湿
度を480〜9600g/m2 ・24hの範囲から選定
すれば、積層材の透湿度を別に規定しなくとも、実用上
特に問題は生じない。しかし、透湿度の範囲を厳密に規
定する必要がある場合は、積層材の透湿度を測定して、
適合する範囲になるように透湿性フィルムを選定する必
要がある。
【0014】従って、本発明の貼付薬用基材は、透湿度
が480〜9600g/m2 ・24hの範囲内にあり、
薬効成分の揮散と皮膚からの水蒸気の透過量が適度のバ
ランスを保ち、貼付剤としてその薬効を十分に発揮する
ことになる。透湿度が480g/m2 ・24h以下で
は、貼着部の皮膚がむれて不快感を感じ、場合によって
は皮膚に疾患を生じることもある。透湿度が9600g
/m2 ・24h以上では、薬効成分が基材を通して外部
に揮散し、貼付剤としてその薬効を十分に発揮すること
ができなくなる。
が480〜9600g/m2 ・24hの範囲内にあり、
薬効成分の揮散と皮膚からの水蒸気の透過量が適度のバ
ランスを保ち、貼付剤としてその薬効を十分に発揮する
ことになる。透湿度が480g/m2 ・24h以下で
は、貼着部の皮膚がむれて不快感を感じ、場合によって
は皮膚に疾患を生じることもある。透湿度が9600g
/m2 ・24h以上では、薬効成分が基材を通して外部
に揮散し、貼付剤としてその薬効を十分に発揮すること
ができなくなる。
【0015】本発明の貼付薬用基材に用いる不織布とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ナイロン、ポリウレタン、レーヨン、ポリアクリロニト
リル等の不織布が使用できる。
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ナイロン、ポリウレタン、レーヨン、ポリアクリロニト
リル等の不織布が使用できる。
【0016】透湿性フィルムとしては、微細無機フィラ
ーを混練したポリオレフィン樹脂を用いて成膜した後
に、二軸延伸法によりフィルムを延伸して無機フィラー
部分に微細孔を施した微多孔フィルムが多く使用され
る。また、プラスチックフィルムに透湿性を付与するた
めに、熱により孔空け加工を施した多孔質フィルムも使
用できる。更に、無孔フィルムで透湿性の大きいセロハ
ン、ポバール、ポリブタジエン系のフィルムも使用でき
る。
ーを混練したポリオレフィン樹脂を用いて成膜した後
に、二軸延伸法によりフィルムを延伸して無機フィラー
部分に微細孔を施した微多孔フィルムが多く使用され
る。また、プラスチックフィルムに透湿性を付与するた
めに、熱により孔空け加工を施した多孔質フィルムも使
用できる。更に、無孔フィルムで透湿性の大きいセロハ
ン、ポバール、ポリブタジエン系のフィルムも使用でき
る。
【0017】不織布と透湿性フィルムを積層する方法と
しては、接着剤を印刷法により透湿性フィルムにパター
ンコートして不織布を貼り合わせ、パターンコート部分
だけを接着して積層フィルムとする。接着剤のパターン
コートを不織布に行っても同じような積層材を作ること
ができる。また、不織布と透湿性フィルムがヒートシー
ル可能なフィルムの場合は、凹凸のある熱ロール又は熱
板を用いて、不織布と透湿性フィルムを部分的にヒート
シールして積層フィルムとすることもできる。又、必要
とする透湿度によっては、殆ど全面に接着剤を塗布して
も目的を達成する場合もある。特に、透湿度の大きい接
着剤を使用する場合は、接着剤の塗布面積を多くした
り、全面塗布しても目的は達成される。接着剤として
は、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系
樹脂等を用いた接着剤が多く使用される。
しては、接着剤を印刷法により透湿性フィルムにパター
ンコートして不織布を貼り合わせ、パターンコート部分
だけを接着して積層フィルムとする。接着剤のパターン
コートを不織布に行っても同じような積層材を作ること
ができる。また、不織布と透湿性フィルムがヒートシー
ル可能なフィルムの場合は、凹凸のある熱ロール又は熱
板を用いて、不織布と透湿性フィルムを部分的にヒート
シールして積層フィルムとすることもできる。又、必要
とする透湿度によっては、殆ど全面に接着剤を塗布して
も目的を達成する場合もある。特に、透湿度の大きい接
着剤を使用する場合は、接着剤の塗布面積を多くした
り、全面塗布しても目的は達成される。接着剤として
は、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系
樹脂等を用いた接着剤が多く使用される。
【0018】貼付剤の製造方法としては、従来と同様な
方法が使用できる。即ち、消炎鎮痛剤等の薬効成分及び
副剤等を溶解剤に溶解して塗工液を作り、これを前記積
層材の不織布側にコンマコート法にて塗布し、乾燥後に
薬剤面に、剥離処理を施したポリオレフィンフィルム、
ポリエステルフィルム、又は剥離紙等のライナー(保護
層)をラミネートして貼付剤を作製する。また、上記と
は逆に、剥離処理を施したポリオレフィンフィルム、ポ
リエステルフィルム、又は剥離紙等に、消炎鎮痛剤等の
塗工液を塗布し乾燥後に、積層材の不織布側をラミネー
トして貼付剤を作製することもできる。使用に際して
は、貼付剤のライナーを剥離して皮膚の患部に貼着す
る。
方法が使用できる。即ち、消炎鎮痛剤等の薬効成分及び
副剤等を溶解剤に溶解して塗工液を作り、これを前記積
層材の不織布側にコンマコート法にて塗布し、乾燥後に
薬剤面に、剥離処理を施したポリオレフィンフィルム、
ポリエステルフィルム、又は剥離紙等のライナー(保護
層)をラミネートして貼付剤を作製する。また、上記と
は逆に、剥離処理を施したポリオレフィンフィルム、ポ
リエステルフィルム、又は剥離紙等に、消炎鎮痛剤等の
塗工液を塗布し乾燥後に、積層材の不織布側をラミネー
トして貼付剤を作製することもできる。使用に際して
は、貼付剤のライナーを剥離して皮膚の患部に貼着す
る。
【0019】貼付薬の消炎鎮痛剤としては、サリチル酸
メチル、サリチル酸グリコール、インドメタシン、ケト
プロフェン、フルルブロフェン、l−メントール、l−
カンフル等を主成分としたものが使用される。
メチル、サリチル酸グリコール、インドメタシン、ケト
プロフェン、フルルブロフェン、l−メントール、l−
カンフル等を主成分としたものが使用される。
【0020】次に、具体的な実施例によって詳細に説明
する。 (実施例1)不織布として、坪量20g/m2 、厚さ2
30μmのポリプロピレン系不織布を用い、透湿性フィ
ルムとして、厚さ50μmで透湿度4800g/m2 ・
24hのポリプロピレン製の微多孔フィルムを使用し
た。微多孔フィルムはポリプロピレン樹脂に平均粒径3
0μmの炭酸カルシウム(CaCO3 )を27%添加し
た複合体を用いてエクストルージョン法でフィルムを作
製し、更にそのフィルムを二軸延伸してフィルムの炭酸
カルシウム部分に微細孔を形成させ、厚さ50μmのフ
ィルム作製した。透湿度は二軸延伸の際の延伸度合いに
よって調整した。
する。 (実施例1)不織布として、坪量20g/m2 、厚さ2
30μmのポリプロピレン系不織布を用い、透湿性フィ
ルムとして、厚さ50μmで透湿度4800g/m2 ・
24hのポリプロピレン製の微多孔フィルムを使用し
た。微多孔フィルムはポリプロピレン樹脂に平均粒径3
0μmの炭酸カルシウム(CaCO3 )を27%添加し
た複合体を用いてエクストルージョン法でフィルムを作
製し、更にそのフィルムを二軸延伸してフィルムの炭酸
カルシウム部分に微細孔を形成させ、厚さ50μmのフ
ィルム作製した。透湿度は二軸延伸の際の延伸度合いに
よって調整した。
【0021】次に、透湿性フィルムにウレタン系接着剤
をグラビアコート法によりパターン状にコートし、これ
に不織布を貼り合わせて乾燥し、積層材を作製した。こ
の積層材の透湿度は透湿性フィルムと殆ど同じであっ
た。
をグラビアコート法によりパターン状にコートし、これ
に不織布を貼り合わせて乾燥し、積層材を作製した。こ
の積層材の透湿度は透湿性フィルムと殆ど同じであっ
た。
【0022】図1に示すように、前記積層材2の不織布
4側に下記組成の消炎鎮痛剤塗工液をコンマコート法に
て塗布し、薬剤層6を形成した。薬剤層6の乾燥後の塗
布量は50g/m2 とした。この薬剤層の上に、図1に
示すように、ライナー7として剥離処理を施した厚さ2
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをラミネ
ートして貼付剤1を作製した。
4側に下記組成の消炎鎮痛剤塗工液をコンマコート法に
て塗布し、薬剤層6を形成した。薬剤層6の乾燥後の塗
布量は50g/m2 とした。この薬剤層の上に、図1に
示すように、ライナー7として剥離処理を施した厚さ2
5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをラミネ
ートして貼付剤1を作製した。
【0023】 ☆ 塗工液の組成 ・サリチル酸グリコール 1.3重量部 ・l−メントール 1.0重量部 ・dl−カンフル 0.3重量部 ・ビタミンE酢酸エステル 1.0重量部 ・ゼラチン 22.0重量部 ・ポリビニルアルコール 5.0重量部 ・グリセリン 30.0重量部 ・カオリン 17.0重量部 ・ポリアクリル酸ナトリウム 1.0重量部 ・ポリブテン 3.0重量部 ・精製水 18.5重量部
【0024】以上のように作製した貼付剤は、透湿度が
4800g/m2 ・24hであり、薬効成分の揮散も少
なく、貼付剤として十分な性能を発揮することができ
た。又、皮膚に貼着したときもむれることがなく貼着感
は良好であった。
4800g/m2 ・24hであり、薬効成分の揮散も少
なく、貼付剤として十分な性能を発揮することができ
た。又、皮膚に貼着したときもむれることがなく貼着感
は良好であった。
【0025】(実施例2)不織布として、坪量20g/
m2 、厚さ230μmのポリエチレン系不織布を用い、
透湿性フィルムとしては、厚さ50μmで、透湿度48
00g/m2 ・24hのポリエチレン製の微多孔フィル
ムを使用し、これを凹凸のある加熱ロールを用いて部分
的にヒートシールして積層フィルムを作製した。ポリエ
チレン製の微多孔フィルムは実施例1と同様にして作製
した。この積層フィルムの透湿度は透湿性フィルムと殆
ど同じであった。次に、上記積層材を用いて、積層材の
不織布側に、実施例1と同様に、消炎鎮痛剤塗工液を塗
布して貼付剤を作製した。以上のように作製した貼付剤
は、薬効成分の揮散も少なく、貼付剤として十分な性能
を発揮することができ、又、皮膚に貼着したときも、皮
膚へのフィット性も良く、むれることがなく貼着感は良
好であった。
m2 、厚さ230μmのポリエチレン系不織布を用い、
透湿性フィルムとしては、厚さ50μmで、透湿度48
00g/m2 ・24hのポリエチレン製の微多孔フィル
ムを使用し、これを凹凸のある加熱ロールを用いて部分
的にヒートシールして積層フィルムを作製した。ポリエ
チレン製の微多孔フィルムは実施例1と同様にして作製
した。この積層フィルムの透湿度は透湿性フィルムと殆
ど同じであった。次に、上記積層材を用いて、積層材の
不織布側に、実施例1と同様に、消炎鎮痛剤塗工液を塗
布して貼付剤を作製した。以上のように作製した貼付剤
は、薬効成分の揮散も少なく、貼付剤として十分な性能
を発揮することができ、又、皮膚に貼着したときも、皮
膚へのフィット性も良く、むれることがなく貼着感は良
好であった。
【0026】(実施例3)不織布として、坪量20g/
m2 、厚さ230μmのポリプロピレン系不織布を用
い、透湿性フィルムとしては、厚さ50μmで、透湿度
1200g/m2 ・24hのポリウレタンフィルムを使
用し、実施例1と同様にして積層材を作製した。上記積
層材の透湿度は透湿性フィルムと殆ど同じであった。次
に、上記積層材を用いて、積層材の不織布側に、実施例
1と同様に、消炎鎮痛剤塗工液を塗布して貼付剤を作製
した。以上のように作製した貼付剤は、薬効成分の揮散
も少なく、貼付剤として十分な性能を発揮することがで
き、又、皮膚に貼着したときも、皮膚へのフィット性も
良く、むれることがなく貼着感は良好であった。
m2 、厚さ230μmのポリプロピレン系不織布を用
い、透湿性フィルムとしては、厚さ50μmで、透湿度
1200g/m2 ・24hのポリウレタンフィルムを使
用し、実施例1と同様にして積層材を作製した。上記積
層材の透湿度は透湿性フィルムと殆ど同じであった。次
に、上記積層材を用いて、積層材の不織布側に、実施例
1と同様に、消炎鎮痛剤塗工液を塗布して貼付剤を作製
した。以上のように作製した貼付剤は、薬効成分の揮散
も少なく、貼付剤として十分な性能を発揮することがで
き、又、皮膚に貼着したときも、皮膚へのフィット性も
良く、むれることがなく貼着感は良好であった。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、貼付薬用基材として、
透湿性フィルムと不織布を部分接着により積層した積層
材を用い、その積層材の透湿性フィルムの透湿度を48
0〜9600g/m2 ・24hとすることにより、貼付
剤の薬効成分の揮散は大幅に抑制されるので、貼付薬の
性能を十分に発揮させるこができる。更に、前記積層材
を使用して作製した貼付剤は、貼付薬は従来と同様に不
織布側に塗布されているので、患部に貼着したときも、
皮膚へのフィット性等は従来と変わらず貼着感は良好
で、且つプラスチックフィルムを使用したときのむれ等
の問題も解消することができる。従って、本発明によ
り、従来の問題点を大いに改善し、性能の良い貼付剤を
得ることができた。
透湿性フィルムと不織布を部分接着により積層した積層
材を用い、その積層材の透湿性フィルムの透湿度を48
0〜9600g/m2 ・24hとすることにより、貼付
剤の薬効成分の揮散は大幅に抑制されるので、貼付薬の
性能を十分に発揮させるこができる。更に、前記積層材
を使用して作製した貼付剤は、貼付薬は従来と同様に不
織布側に塗布されているので、患部に貼着したときも、
皮膚へのフィット性等は従来と変わらず貼着感は良好
で、且つプラスチックフィルムを使用したときのむれ等
の問題も解消することができる。従って、本発明によ
り、従来の問題点を大いに改善し、性能の良い貼付剤を
得ることができた。
【図1】本発明の貼付剤の一例を示す模式断面図。
【図2】本発明の貼付薬用基材の一例を示す模式断面
図。
図。
【図3】本発明の貼付薬用基材の部分接着を示した平面
の模式図。
の模式図。
【図4】本発明の貼付薬用基材の部分接着を示した断面
の模式図。
の模式図。
1 貼付剤 2 貼付薬用基材 3 透湿性フィルム 4 不織布 5 接着剤 6 薬剤層 7 ライナー
Claims (3)
- 【請求項1】 貼付薬を塗布する基材であって、該基材
が、透湿性フィルムと不織布を部分接着により積層した
ことを特徴とする貼付薬用積層材。 - 【請求項2】 前記積層材の透湿性フィルムが、480
〜9600g/m2・24hの透湿度を有することを特
徴とする請求項1に記載の貼付薬用積層材。 - 【請求項3】 基材に貼付薬を塗布した貼付剤であっ
て、該基材が、請求項1及び請求項2に記載した積層材
であることを特徴とする貼付剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5207595A JPH08217668A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5207595A JPH08217668A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08217668A true JPH08217668A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12904707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5207595A Withdrawn JPH08217668A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 貼付薬用積層材及びそれを用いた貼付剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08217668A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004058232A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-15 | Kowa Co., Ltd. | 貼付剤 |
| WO2004096536A1 (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-11 | Kuraray Co., Ltd. | 透湿性エラストマーシート |
| JP2005089469A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Bristol Myers Squibb Co | 皮膚貼付用接着構造体 |
| US6953602B2 (en) | 1999-09-17 | 2005-10-11 | Avery Dennison Corporation | Pattern coated adhesive article |
| US7434798B2 (en) | 2001-05-05 | 2008-10-14 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Grouping of film-like or sheet-like materials |
| US9884030B2 (en) | 2010-07-12 | 2018-02-06 | Toyobo Co., Ltd. | Patch backing for water-based pasty preparation |
| US10583043B2 (en) | 2010-07-12 | 2020-03-10 | Teikoku Seiyaku Co., Ltd. | Backing having three-layer structure and aqueous patch using the backing |
| JP2020158454A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | バンドー化学株式会社 | 貼付剤用基材シート及び貼付剤 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP5207595A patent/JPH08217668A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
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|---|---|---|---|---|
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| KR100878101B1 (ko) * | 2001-05-05 | 2009-01-14 | 에르테에스 로만 테라피-시스테메 아게 | 재료 분류 방법 및 포장 유닛 |
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| JP2020158454A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | バンドー化学株式会社 | 貼付剤用基材シート及び貼付剤 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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