JPH08218250A - 緯糸送り出し装置 - Google Patents

緯糸送り出し装置

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JPH08218250A
JPH08218250A JP2638695A JP2638695A JPH08218250A JP H08218250 A JPH08218250 A JP H08218250A JP 2638695 A JP2638695 A JP 2638695A JP 2638695 A JP2638695 A JP 2638695A JP H08218250 A JPH08218250 A JP H08218250A
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JP
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weft
gas passage
belt
pressure
annular body
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JP2638695A
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Iwao Hasegawa
巖 長谷川
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Micron Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緯糸切れを防止して緯糸のロスを少なくする
ことができる流体噴射織機の緯糸送り出し装置を提供す
る。 【構成】 緯糸3が収納された緯糸給糸体7とノズル8
との間に設けられ、緯糸3が巻きつけられると共に、駆
動部材12に支持された回転体14に巻きかけられて駆
動される環状体15と、高圧空気供給手段43と接続す
る第1気体通路41と第2気体通路42とがそれぞれ形
成された、環状体15と回転体14との接離手段Sを配
設した支持体40および第1・第2気体通路を負圧にす
る真空発生手段とを有する糸道ユニット10、高圧空気
供給手段43を制御する制御手段30とを備えた緯糸送
り出し装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体噴射式織機の緯
糸送り出し装置に関するものであり、とくに緯糸供給部
と給糸用ノズルの間に設けられ緯糸が巻きつけられた環
状体を空気圧によって駆動を制御するようにした緯糸送
り出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、流体噴射式織機には、水噴射式織
機と空気噴射式織機とがあり、これら織機は、ヘルドフ
レームで経糸の開口を行い、その開口部に緯糸を打ち込
むことにより布を織上げている。そして、1本あるい
は、複数本の緯糸が緯糸送り出し装置により所定の長さ
づつ経糸の開口部に送り出される毎に、その緯糸を所定
の位置でカッターにより切断している。
【0003】これら流体噴射式織機の緯糸送り出し装置
には、緯糸を緯糸供給機構のボビンから所定の長さだけ
テーパー状周面を有するドラムに巻き付け、これをノズ
ルから流体を噴射して経糸の開口部に送り出すものや、
緯糸供給機構のボビンからの緯糸を駆動ローラと従動ロ
ーラとで挟んで駆動ローラの回転力により送り出し、こ
れをノズルからの流体で経糸の開口部に送り出す緯糸送
り出し装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した緯糸送り出し
装置のうち、前者の装置は、ドラムに巻きつけた緯糸を
ノズルからの流体で経糸の開口部に送り出しているの
で、緯糸に大きな張力が加えられて緯糸が切れることが
あったり、また、ノズルの負担が大きくなって流体圧力
を大きくする必要があり、エネルギー消費量の増加に伴
うランニングコストが高くなるという問題点がある。
【0005】また、後者の緯糸送り出し装置において
は、緯糸を駆動ローラと従動ローラとで挟んで駆動ロー
ラの回転力によってノズルへ送り出しているが、緯糸に
張力を与える手段や送り出される緯糸を止める手段がな
いので、経糸の開口部に送り出された緯糸の長さが不揃
いとなり、緯糸のロスが多くなるという問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、緯
糸が収納された緯糸供給部と、ノズルとの間に設けら
れ、駆動部材に支持された回転体に巻きかけられて駆動
される緯糸が巻きつけられた環状体と、回転体と環状体
とを接離させる接離手段を設けたものであって、接離手
段が高圧空気供給手段から供給される高圧気体を環状体
が回転体に接触する方向に案内する第1気体通路と、環
状体を回転体から離間させる方向に案内する第2気体通
路が形成された支持体を備え、とくに、第1気体通路か
らの高圧気体の供給時に、第2気体通路を負圧にし、第
2気体通路からの高圧気体の供給時に、第1気体通路を
負圧する真空発生装置を設けた緯糸送り出し装置を提供
するものである。
【0007】
【作用】この発明によると、高圧気体供給手段からなる
接離手段が作動すると、駆動部材に支持された回転体と
支持部材間に巻きかけられて駆動される環状体は断続的
に回転体と接離され、環状体に巻きつけられた緯糸を間
欠的にノズルに供給するが、高圧気体供給手段から第1
気体通路に高圧気体が供給されると、環状体が回転体に
圧接されるが、この時第2気体通路には真空発生器によ
り負圧が発生し、環状体はより緊密に回転体に圧接され
る。一方、第2気体通路に高圧気体が供給されると、環
状体は回転体から離間するが、これと同時に真空発生器
により第1気体通路に負圧が発生し、環状体が支持部材
の周面に吸引され、環状体と回転体の離間を一層促進す
る。
【0008】
【実施例】この発明の第1実施例を図面を用いて説明す
る。図1において、符号1は、流体噴射式織機の一つで
ある空気噴射式織機(以下、「織機」と記す)を示す。
織機1は、図示しないヘルドフレームで開口された経糸
2の開口部に緯糸3を本発明の緯糸送り出し装置4と空
気流からなる流体により送り出し、この緯糸3を筬5で
打ち込むことにより布6を織上げている。
【0009】そして、緯糸3が緯糸送り出し装置4によ
り所定の長さずつ経糸2の開口部に送り出される毎に、
その緯糸3を所定の位置でカッター等の切断手段により
切断している。この織機1の動作は、図示しないメイン
シャフトの回転に同期して行われる。緯糸送り出し装置
4は、ボビン等から構成される緯糸供給部7と主ノズル
8との間に、テンショナー9、グリッパー11及び矢印
Aで示す緯糸3の送り出し方向に緯糸3を送り出す糸道
ユニット10が順次配置されている。緯糸供給部7から
の緯糸3は、テンショナー9、グリッパー11を通って
糸道ユニット10に1回以上密着して巻き付けられて主
ノズル8まで通されている。
【0010】テンショナー9には、バルブ22を介して
接続される図示しない空気供給源からの空気を矢印Aで
示す緯糸送出方向と逆方向に噴射して緯糸3に張力を与
える逆噴射ノズルが用いられていて、このノズルから噴
射される空気は、バルブ22により制御される。主ノズ
ル8は、経糸2に対して緯糸供給体7からの緯糸3を垂
直に送るべく、テンショナー9と略水平に設けられてお
り、図示しない空気供給源から主ノズル8に供給される
空気は主バルブ23により制御されている。主ノズル8
には、空気供給源から主バルブ23と並列に設けられた
図示しない側路を介して緯糸3を全く送り出さないよう
な微量な空気が常時供給されており、この空気により緯
糸3の弛みが除去されている。サブノズル24,25に
は、図示しない空気供給源から空気が供給され、この空
気はサブバルブ26,27により制御されている。手動
スイッチ28は、グリッパー11を閉じさせるための手
動スイッチである。緯糸3の先端部3bの到達側であっ
て、筬5の近傍には、送り出される緯糸3の先端部3b
を検知するセンサー29が配設されている。
【0011】グリッパー11は、駆動部21により駆動
されて矢印B方向に開閉されるように構成されており、
閉じた状態にあるときに緯糸3を保持するようになって
いる。駆動部21は、制御手段としての制御装置30に
接続していて、後述する支持体40、第2気体通路42
に高圧空気供給手段43により高圧気体が供給され、ベ
ルト15が回転体14より離間する時にグリッパー11
を閉じるように制御される。
【0012】図3に示すように、糸道ユニット10は、
周溝が形成されたピン13、駆動プーリ14、ベルト1
5および略小判形の支持体40により構成され、駆動プ
ーリ14は、モータの出力軸12aに支持固定されて、
略小判形の支持体40に形成された凹部40a内に、同
凹部からその外周面の一部を突出するように配置されて
いる。駆動プーリ14と支持体40とには、ベルト15
がゆるやかに巻きかけられている。
【0013】支持体40は、その内部に高圧空気供給手
段43と接続する第1気体通路41と第2気体通路42
とがそれぞれ形成されており、第2気体通路42は支持
体40の側板の内側に設けられており、その端部は駆動
プーリ14とベルトとの接触部に向かって開口してい
る。第1気体通路41は、高圧空気供給手段43から供
給される高圧空気を、ベルト15と駆動プーリ14とを
接触させる向きに案内するもので、凹部40aと対向す
る支持体40の半面40Aに設けられている。第1気体
通路41は、支持体40の半面40A側の周曲面40b
に倣って平面形状を円弧状に形成している。この第1気
体通路41には、高圧空気供給手段43からの空気を受
ける空気流入口41aと、ベルト15と周曲面40bと
の間に高圧空気を排出する空気流出口41bとが連通し
ている。空気流入口41aは、支持体40の側面40d
に1つ設けられていて、空気流出口41bは、周曲面4
0bに複数配列されて開口している。
【0014】第2気体通路42は、高圧空気供給手段4
3から供給される高圧空気を、駆動プーリ14とベルト
15とを離間させる向きに案内するもので、図3
(a),図3(b)に示すように、凹部40aの両側に
それぞれ配設されている。第2気体通路42は、略C字
形をなし、側面40dの二か所に形成された空気流入口
42aによって連通されている。双方の第2気体通路4
2には、駆動プーリ14とベルト15の間に高圧空気を
排出する空気流出口42bが連通している。空気流出口
42bは、凹部40aの開口側に位置する支持体40の
周曲面40cに複数配列されて斜めに開口されている。
ベルト15には、ピン13によって方向を換えられた緯
糸3が巻かれている。この実施例では、空気流出口41
b,42bを複数の孔から構成しているが、周曲面40
b,40cの長手方向に延びるスリット状の開口であっ
ても良い。
【0015】高圧空気供給手段43は、制御装置30の
制御下に置かれていて、モータ12の駆動により駆動プ
ーリ14が回転状態にあり、緯糸3の緯糸送り方向(矢
印A)への送り出し時に、空気流入口41aに高圧空気
を供給し、緯糸3の送り出し不用時、すなわち、織機1
のアイドリング状態や異常時に、空気流入口42aに高
圧空気を供給するように制御される。従って、本実施例
においては、高圧空気供給手段43と支持体40によっ
て接離手段Sが構成される。
【0016】このような構成によると、緯糸3が図1に
示す経糸の開口部2aに送られる場合、すなわち、緯糸
送り出し時になると、駆動軸12aの回転により駆動プ
ーリ14が時計方向に回転すると共に、高圧空気が空気
流入口41aに供給される。すると、図3(a)に示す
ように、供給された高圧空気が第1気体通路41を通っ
て空気排出口41bから周曲面40b側に位置するベル
ト15の内周面に一斉に噴射される。この時の噴射圧に
よってベルト15が図3(a)において上方に押圧さ
れ、周曲面40c側に位置するベルト15が引っ張られ
て回転する駆動プーリ14に圧接し、ベルト15にプー
リ14の回転が伝わり緯糸3が送り出される。また、周
曲面40bとベルト15との間には、噴射された空気に
より空気層が形成されるので、駆動中のベルト15と周
曲面40bとの間における摩擦が除去される。
【0017】一方、織機1がアイドリング状態となった
り、故障時となると、制御回路30により高圧空気供給
手段43から空気流入口41aへの高圧空気の供給が断
たれ、替わって、空気流入口42aに高圧空気が供給さ
れる。すると、供給された高圧空気が、第2気体通路4
2を通って両方の空気排出口42bから駆動プーリ14
と圧接しているベルト15内周面に一斉に噴射される。
この時の噴射圧によってベルト15が図3(a)の状態
から図3(b)に示すように、下方に押圧されて駆動プ
ーリ14から離間され、プーリ14からベルト15への
回転力が断たれて緯糸3の送り出しが停止する。この
時、ベルト15が下方に押圧されることで、周曲面40
b側に位置するベルト15が引っ張られることになり、
周曲面40bに圧接される。この時のベルト15と周曲
面40bとの摩擦により、慣性により回転するベルト1
5に制動が与えられる。
【0018】本実施例では、ベルト15と周曲面40b
の圧接時、すなわち、緯糸3の送り出し不用時に、空気
流入口41aへの高圧空気の供給を全てカットしている
が、この時に、周曲面40bとベルト15との圧接が解
除されない程度の高圧空気を空気流入口41aへ供給す
るようにしても良い。このようにすることで、ベルト1
5と周曲面40bとの摩擦により発生する摩擦熱を冷却
することができ、熱によるベルト15の耐久性の低下の
防止につながる。
【0019】次に、図4はプーリ14および支持体40
にそれぞれ真空発生器を設け高圧気体を第1気体通路に
供給する時に第2気体通路を負圧にし、第2気体通路に
供給する時に第1気体通路を負圧にする構成のものであ
る。図において第1真空発生器46の高圧気体入口側は
高圧空気供給手段43へ接続され、出口側は第1電磁バ
ルブ48を経て、第1気体通路41へ接続されている。
又真空側は第2電磁バルブ49を経て第2気体通路42
へ接続されている。
【0020】第2真空発生器47の高圧気体入口側は高
圧空気供給手段43へ接続され出口側は第2電磁バルブ
49を経て第2気体通路42へ接続されている。又真空
側は第1電磁バルブ48を経て第1気体通路41へ接続
されている。制御回路30は、図4(a)のように第1
気体通路41へ高圧空気供給手段43より高圧気体が供
給される時に、第1真空発生器46を通過した高圧気体
が、第1気体通路入口41aへ案内されるように第1電
磁バルブ48の弁を開く。この時第1真空発生器46に
より生じた負圧を、第2気体通路入口42aへ案内する
ように第2電磁バルブ49の弁を閉じる。
【0021】この動作により、高圧気体は支持体側に噴
出するので、ベルト15は駆動プーリ14と接触する向
きに引張られ、同時に駆動プーリ14とベルト15の接
触に開口している第2気体通路42に生ずる負圧によ
り、ベルト15は駆動プーリ14側に引き寄せられ、ベ
ルト15と駆動プーリ14との圧接力はより一層増大す
る。
【0022】図4(b)において、は第2気体通路42
へ高圧空気供給手段43より高圧気体が供給される時
に、第2真空発生器47を通過した高圧気体が、第2気
体通路入口42aへ案内されるように第2電磁バルブ4
9の弁を開く。この時第2真空発生器47により生じた
負圧を、第1気体通路入口41aへ案内するよう第1電
磁バルブ48の弁を閉じる。
【0023】この動作により。高圧気体は第2気体通路
42を介して回転体側に噴出するので、ベルト15は駆
動プーリ14と離反する方向に案内され、かつ同時に支
持体側に開口している第1気体通路41に生ずる負圧に
より、ベルト15は支持体40側に吸引され、ベルト1
5と駆動プーリ14との離反を助長する。これらの動作
が繰り返されると、ベルト15はプーリ14へ圧接する
時に、更に第2気体通路に発生した負圧により、ベルト
15はプーリ14へ吸引され、一方ベルト15がプーリ
14より離間し、支持体40へ圧接する時には、更に第
1気体通路に発生した負圧により、ベルト15は支持体
40へ吸引され、接離手段Sが構成され、緯糸3が矢印
A方向へ送り出される。このようにベルトと回転体との
接離を高圧空気の正圧のみによるのではなく、更に負圧
による吸引を負荷し、ベルトと駆動プーリとの接離を一
層確かなものにすることができる。
【0024】このような構成の織機1と緯糸送り出し装
置4の動作を説明する。 (織機の動作)オペレーターは、織機1の電源をオンし
てから、織機1の運転準備を行って織機1の運転開始を
待ち、織機1の非運転時には、駆動部21を介してグリ
ッパー11を閉じさせている。すなわち、オペレータ
は、緯糸3が緯糸給糸体7から主ノズル8まで通されて
いるか否かを目視で判定し、緯糸3が緯糸供給体7から
主ノズル8まで通されていない場合には、緯糸3を手で
緯糸供給体7からテンショナー9、グリッパー11及び
糸道ユニット10を介して主ノズル8まで通す。この場
合、糸道ユニット10、すなわち、ピン13とベルト1
5には、緯糸3を1周以上密着させて巻きつける。
【0025】このように運転準備が終わった状態では、
緯糸3が緯糸供給体7から主ノズル8まで通されてグリ
ッパー11により緯糸3が把持されると共に、テンショ
ナー9により緯糸3にバックテンションが掛けられてい
ることにより緯糸3が停止状態になっている。また、主
ノズル8に図示しない空気供給源から主バルブ23と並
列に設けられた側路を介して微量の空気が供給され、緯
糸3に張力を与えて緯糸3の緩みが除去されている。
【0026】制御装置30は、織機1の本体から信号に
より同織機の運転が行われるか否かを判断し、本実施例
の運転準備が終わった状態において織機1の運転が行わ
れる場合には、同織機における図示しないメインシャフ
トの回転に合わせて各部を制御することにより、緯糸送
り出し装置4の運転を行って所定の緯糸送り出し時に経
糸の開口部2aに緯糸3を送り出させる。
【0027】すなわち、制御装置30は、メインシャフ
トが約90°になるタイミングで主バルブ23を開いて
主ノズル8に空気を噴射する。この時、グリッパー11
がまだ開いているので、緯糸3の先端部がグリッパー1
1から主ノズル8にかけて水平状に伸びる。 (緯糸送り出し装置の動作)次に、制御装置30は、メ
インシャフトが約100°になるタイミングで駆動部2
1を制御してグリッパー11を開かせ、駆動回路20に
よりモータ12を駆動して駆動プーリ14を時計方向に
回転させる。この時、支持体40の第1気体通路41へ
高圧空気供給手段43より高圧気体が供給され、駆動プ
ーリ14とベルト15が図3(a)に示すように、接触
状態に置かれて同プーリ14の回転がベルト15に伝達
され、巻かれた緯糸3が矢印A方向(図1参照)に送り
出される。
【0028】また、図4(a)に示された実施例によれ
ば、この時第1真空発生器46を通過した高圧気体が、
第1気体通路入口41aへ案内されるように第1電磁バ
ルブ48の弁を開き、第1真空発生器46により生じた
負圧を第2気体通路入口42aへ案内するように第2電
磁バルブ49の弁を閉じ、ベルトは駆動プーリ14との
接触面において負圧により吸引され、ベルト15とプー
リ14との接触圧力を一層高めることができる。
【0029】制御装置30は、緯糸3の先端3bがサブ
ノズル24,25に達してメインシャフトが約120°
になるタイミングでサブバルブ26,27を開いてサブ
ノズル24,25から空気を噴射させ、この空気流によ
り緯糸3を開口部2aに送り出させる。この緯糸3の先
端3bがセンサー29により検知されると、主ノズル8
と経糸2との間に配置される図示しないカッターにより
緯糸3が切断される。
【0030】制御装置30は、メインシャフトが約14
0°になるタイミングで主バルブ23を閉じ、メインシ
ャフトが約250°になるタイミングでサブバルブ2
6,27を閉じる。従って、主バルブ23は、サブバル
ブ26,27より早いタイミングで閉じることになる。
なお、メインシャフトが約240°になるタイミングで
駆動部21を制御してグリッパー11を閉じたり、ある
いは、センサー29が緯糸3の先端を検知したときにサ
ブバルブ26,27を閉じると同時に、駆動部21を制
御してグリッパー11を閉じさせるようにしても良い。
【0031】一方、センサー29が緯糸3の先端3bを
検出したり、あるいは、織機1がアイドリング状態とな
り、緯糸3の送り出しが不用となると、制御手段30に
よって、支持体40の第2気体通路42へ、高圧空気供
給手段43より高圧気体が供給され、空気流出口42b
より高圧気体がベルト15内周面に噴射される。すると
図3bに示すようにベルト15と駆動プーリ14が離間
されると共に、慣性で回転するベルト15が周曲面40
bに圧接され摩擦により停められる。
【0032】また、図4(b)に示された実施例によれ
ば、第2真空発生器47を通過した高圧気体が、第2気
体通路入口42aに案内されるように第2電磁バルブ4
9の弁を開き、この時第2真空発生器47により生じた
負圧を、第1気体通路入口41aに案内するように第1
電磁バルブ48の弁を閉じ、ベルト15は支持体40の
周曲面40bに設けられた入口41aより吸引され、ベ
ルトと支持体の周曲面との圧接力を大きくすることがで
きる。
【0033】織機1のアイドリング状態が解除され、カ
ットした緯糸3を再び経糸2の開口部2aに供給する状
態になると、制御手段30による高圧空気供給手段43
から、支持体40の第2気体通路42への高圧気体供給
が停止される。すると、支持体40の第1気体通路へ、
高圧空気供給手段43より高圧気体の供給は図3(a)
に示すようにベルト15と支持体40の周曲面40bと
の圧接が解かれる。よって、回転している駆動プーリ1
4にベルト15が圧接され、同プーリによってベルト1
5が時計方向に回転され、ベルト15に巻かれた緯糸3
が送り出し方向(矢印A方向)に送り出される。
【0034】このように、この発明では、織機1のアイ
ドリング中や緯糸送り出し時、あるいは、織機1の異常
時において、駆動プーリ14が回転していても、制御装
置30により、高圧空気を各通路へ切り替えることで、
駆動プーリ14とベルト15との接触を解除することが
できるので、緯糸3に対する送り出し力(搬送力)を減
少することができる。従って、緯糸3に対する過大張力
の付加を防止でき、緯糸3の糸切れを低減することがで
きる。
【0035】また、糸道ユニット10のベルト15が駆
動プーリ14より、離間してくる時に、グリッパー11
を閉じて緯糸3を緯糸供給部7側へ戻らないようにする
ので、緯糸3を糸道ユニット10の動作に応じて所定の
長さづつ所定のタイミングで送り出すことができる。従
って、ノズル8,24,25の負担が小さくなって空気
の圧力を小さくすることができ、かつ、空気消費量が少
なくなって省エネルギー化を図ることができ、ランニン
グコストを減少することができる。
【0036】さらに、送り出される緯糸3をグリッパー
11により止めるので、経糸2の開口部2aに送り出さ
れた緯糸3の長さが揃うことになって緯糸3のロスを少
なくすることができ、構造を簡素化することができる。
加えて、糸道ユニット10の動作を制御することにより
緯糸3を任意の長さづつ任意のタイミングで送り出すこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、高圧空気供給手段か
ら供給される空気を回転体と環状体とが接触する側およ
び支持体側に供給する第1、第2気体通路を設け、織材
の動作に関連する緯糸送り出し装置の作動に同期して、
高圧空気の供給の切替えを行うことにより、緯糸をノズ
ルに供給する環状体の運動を間欠的に制御することがで
きるので、構造の簡素化や省エネルギー化及びランニン
グコストの低減を図ることができると共に、装置の動作
における緯糸のロスを少なくすることができる。また、
環状体と接触部材との間に空気が供給されるため、両者
の摩擦や摩擦熱が低減し、環状体の耐久性の向上につな
がる。
【0038】さらに、この発明によれば、環状体は、回
転体と環状体との接離手段により断続的に回転し、一
方、緯糸はテンショナー、ノズルの噴射流体により環状
体との間に摩擦力が加わるため、環状体の断続的な回転
により緯糸は間欠的にノズルに搬送されるので、緯糸を
送り出すためのノズルの噴射圧力を低減し、ノズルの負
担を軽減して緯糸切れの発生を防ぐことができるととも
に、流体消費量を節約することができる。また、環状体
に巻き付けられ緯糸の巻き方向は、緯糸の飛走方向と一
致しているので、接触部による抵抗がなく、更に環状体
と回転体との接離手段によって環状体が断続回転してい
るので、環状体の駆動、停止が滑らかに行われ、緯糸搬
送時に大きな張力が加わらないので糸切れを生ずること
なく、風合いを重視する極細糸等の高級糸の緯入れに適
している。
【0039】さらに、装置を構成するのは大別して回転
体、環状体、支持体で、環状体の接離手段としての中間
可動部品がないので部品点数が少なく、安価に装置を提
供することができ、また環状体の駆動中は支持体との間
に空気層が形成され、環状体の摩耗を防ぐので、中間可
動部品がないことと合わせ、装置の保守が容易である。
又、回転体の駆動源のモータが1台でも、複数個の糸道
ユニットをモータの駆動軸に連結することにより、複数
の糸種を搬送できるので、設置場所が狭くてすむことと
合わせその経済効果が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緯糸送り出し装置が適用された流体噴
射式織機を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成図である。
【図3】(a)は、第1実施例における緯糸送り出し装
置の緯糸送り出し動作状態を示し、(b)は、その動作
停止状態を示す。
【図4】(a)は、第2実施例における緯糸送り出し装
置の緯糸送り出し動作状態を示し、(b)は、その動作
停止状態を示す。
【符号の説明】
1 流体噴射式織機 2 経糸 2a 開口 3 緯糸 4 緯糸送り出し装置 7 緯糸供給体 8 ノズル 10 糸道ユニット 11 グリッパー 12 駆動部材(モータ) 14 回転体(駆動プーリ) 15 環状体(ベルト) 20 駆動回路 30 制御装置 40 支持体 41 第1気体通路 42 第2気体通路 43 高圧気体供給手段 46 第1真空発生器 47 第2真空発生器 48 第1電磁バルブ 49 第2電磁バルブ S 接離手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸供給部とノズルとの間に設けられ、
    駆動部材に支持された回転体と支持部材間に巻きかけら
    れて駆動される環状体と、回転体と環状体とを接離させ
    る接離手段を設け環状体に巻きつけられた緯糸を間欠的
    にノズルに供給するようにした緯糸送り出し装置におい
    て、接離手段が高圧空気供給手段から供給される高圧気
    体を環状体が回転体に接触する方向に案内する第1気体
    通路と、環状体を回転体から離間させる方向に案内する
    第2気体通路が形成された支持体を有し、高圧気体を第
    1気体通路に供給時に第2気体通路を負圧にし、第2気
    体通路に供給時に第1気体通路を負圧にする真空発生装
    置を設けたことを特徴とする緯糸送り出し装置。
JP2638695A 1994-03-03 1995-02-15 緯糸送り出し装置 Withdrawn JPH08218250A (ja)

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JP2638695A JPH08218250A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 緯糸送り出し装置
TW084101957A TW286331B (ja) 1994-03-03 1995-03-02
CN95104028A CN1041005C (zh) 1994-03-03 1995-03-03 纬纱送纱装置
KR1019950004376A KR950032776A (ko) 1994-03-03 1995-03-03 위사송출장치

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106929984A (zh) * 2015-11-06 2017-07-07 株式会社丰田自动织机 织机的纬纱测定装置

Cited By (1)

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