JPH08218363A - 重防食鋼矢板の端部シール方法 - Google Patents
重防食鋼矢板の端部シール方法Info
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- JPH08218363A JPH08218363A JP4931995A JP4931995A JPH08218363A JP H08218363 A JPH08218363 A JP H08218363A JP 4931995 A JP4931995 A JP 4931995A JP 4931995 A JP4931995 A JP 4931995A JP H08218363 A JPH08218363 A JP H08218363A
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- sheet pile
- plastic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱接着性の接着層を介してプラスチック層を
付設した重防食鋼矢板の被覆層端部のシール作業を効率
化し、シール部を強化する。 【構成】 被覆層を形成後、鋼矢板の温度が接着剤の接
着温度以上にあるとき、プラスチック層、接着剤層およ
びプライマ層の全てに対して熱接着性を有するプラスチ
ック棒体を被覆層の端部に当着せしめ、プラスチック棒
体が鋼矢板からの伝熱で融解した後、圧着成形する。 【効果】 オンライン作業による処理時間の短縮、シー
ル部への気泡混入防止によるシール部の強化を可能とす
る。
付設した重防食鋼矢板の被覆層端部のシール作業を効率
化し、シール部を強化する。 【構成】 被覆層を形成後、鋼矢板の温度が接着剤の接
着温度以上にあるとき、プラスチック層、接着剤層およ
びプライマ層の全てに対して熱接着性を有するプラスチ
ック棒体を被覆層の端部に当着せしめ、プラスチック棒
体が鋼矢板からの伝熱で融解した後、圧着成形する。 【効果】 オンライン作業による処理時間の短縮、シー
ル部への気泡混入防止によるシール部の強化を可能とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接着剤層とプラスチック
層とからなる防食被覆層を貼着した鋼矢板,あるいは粉
体プラスチックを接着剤としてプラスチック防食被覆層
を貼着した鋼矢板等、いわゆる重防食鋼矢板の被覆層端
部のシール方法に関する。
層とからなる防食被覆層を貼着した鋼矢板,あるいは粉
体プラスチックを接着剤としてプラスチック防食被覆層
を貼着した鋼矢板等、いわゆる重防食鋼矢板の被覆層端
部のシール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主に河川や港湾の護岸に使用される鋼矢
板は、耐用性を高めるため防食を施したものが多用され
るようになってきた。
板は、耐用性を高めるため防食を施したものが多用され
るようになってきた。
【0003】防食手段は、たとえば特公平1―5621
7号公報のプラスチック層もしくは架橋プラスチック層
と接着剤層とからなる被覆層(以下、単にラミネートシ
ートという)を接着剤層を介して、鋼矢板本体の少なく
とも片面に接着する方法、または特開昭61―5920
号公報のように単層のプラスチック被覆シートを粉体接
着剤層を介して接着する方法がある。
7号公報のプラスチック層もしくは架橋プラスチック層
と接着剤層とからなる被覆層(以下、単にラミネートシ
ートという)を接着剤層を介して、鋼矢板本体の少なく
とも片面に接着する方法、または特開昭61―5920
号公報のように単層のプラスチック被覆シートを粉体接
着剤層を介して接着する方法がある。
【0004】この両者の方法では、ともに加熱した鋼矢
板の熱で溶融した接着剤によりプラスチックシートが貼
着されるもので、工程の違いはあるものの、貼着された
後の被覆層の形態は同じであり、以下、前者すなわちラ
ミネートシートを貼着する場合を例に従来手段を説明す
る。
板の熱で溶融した接着剤によりプラスチックシートが貼
着されるもので、工程の違いはあるものの、貼着された
後の被覆層の形態は同じであり、以下、前者すなわちラ
ミネートシートを貼着する場合を例に従来手段を説明す
る。
【0005】図3はラミネートシートを貼着した鋼矢板
であり、鋼矢板1の表面にプラスチック層2を接着剤層
3を介して貼着するが、この接着剤層3は熱融着型のも
のが一般に用いられ、予めプラスチック層2に接着され
ている。
であり、鋼矢板1の表面にプラスチック層2を接着剤層
3を介して貼着するが、この接着剤層3は熱融着型のも
のが一般に用いられ、予めプラスチック層2に接着され
ている。
【0006】鋼矢板1を接着剤の接着温度以上に加熱
し、プラスチック層2と一体となった接着剤層3の表面
を鋼矢板1の表面に合わせ、プラスチック層の表面から
ローラー等で押圧すれば、接着剤層3が鋼矢板3に接着
する。
し、プラスチック層2と一体となった接着剤層3の表面
を鋼矢板1の表面に合わせ、プラスチック層の表面から
ローラー等で押圧すれば、接着剤層3が鋼矢板3に接着
する。
【0007】しかし、鋼矢板1の表面と接着剤3間の接
着強度は強いものではなく、また鋼矢板1は時間経過に
より酸化することもあって、剥離しやすい問題がある。
着強度は強いものではなく、また鋼矢板1は時間経過に
より酸化することもあって、剥離しやすい問題がある。
【0008】このため鋼矢板に特殊表面処理として、ラ
ミネートシートを貼着する範囲とそ1周辺の鋼矢板1の
表面を予めショットブラストあるいはサンドブラストに
より除錆したうえで、無機プライマー剤4を塗布(クロ
ム酸処理またはリン酸処理等)して酸化防止を図り、次
いでその上面に有機プライマー剤5を塗布して、接着剤
3と鋼材1間の接着強度を高め、かつ耐久性を高めてい
る。
ミネートシートを貼着する範囲とそ1周辺の鋼矢板1の
表面を予めショットブラストあるいはサンドブラストに
より除錆したうえで、無機プライマー剤4を塗布(クロ
ム酸処理またはリン酸処理等)して酸化防止を図り、次
いでその上面に有機プライマー剤5を塗布して、接着剤
3と鋼材1間の接着強度を高め、かつ耐久性を高めてい
る。
【0009】貼着直後のプラスチック層2は接着剤層3
とともに押圧されたときの伸びや幅広がりにより、貼着
長さおよび幅が仕様より大きくなることが多く、このた
め余分な部分は取り除く必要がある。
とともに押圧されたときの伸びや幅広がりにより、貼着
長さおよび幅が仕様より大きくなることが多く、このた
め余分な部分は取り除く必要がある。
【0010】その方法はたとえば、図3において、矢印
Aより下方の幅b1および/あるいは矢印Bより右方の
長さb2が余分の場合、ラミネートシート貼着後、鋼矢
板温度まだ高い状態のとき、すなわち接着強度がまだ小
さいとき、矢印Aおよび/あるいはBの部分にカッター
で切り目を入れ、余分のラミネートシートを剥がす。
Aより下方の幅b1および/あるいは矢印Bより右方の
長さb2が余分の場合、ラミネートシート貼着後、鋼矢
板温度まだ高い状態のとき、すなわち接着強度がまだ小
さいとき、矢印Aおよび/あるいはBの部分にカッター
で切り目を入れ、余分のラミネートシートを剥がす。
【0011】このように、余分のラミネートシートを剥
がした後、鋼矢板1の下面より、冷却水を吹き付けて、
鋼矢板1を被覆層を含めて、常温あるいは常温近くま
で、強制冷却を行い、端部のシーリングのためオフライ
ンの作業場所に搬送する。
がした後、鋼矢板1の下面より、冷却水を吹き付けて、
鋼矢板1を被覆層を含めて、常温あるいは常温近くま
で、強制冷却を行い、端部のシーリングのためオフライ
ンの作業場所に搬送する。
【0012】図4は余分のラミネートシートを取り除い
た後のラミネートシート端部近傍の断面を示す。
た後のラミネートシート端部近傍の断面を示す。
【0013】ラミネートシートを剥がした鋼矢板表面に
は、無機,有機のプライマー層4および5が残存する。
は、無機,有機のプライマー層4および5が残存する。
【0014】プラスチック層2および接着剤層3のそれ
ぞれの端面2’および3’はカッターで切断されて、鋼
矢板1の表面と直角に近い側面形状となっている。
ぞれの端面2’および3’はカッターで切断されて、鋼
矢板1の表面と直角に近い側面形状となっている。
【0015】無機プライマー層4および有機プライマー
層5は、その厚みが両者を合わせても100μm前後と
小さいため、多くの場合カッターによるラミネートシー
ト切断時にカッターの刃が鋼矢板1の表面まで到達し、
鋼表面が矢印Bの部分でむき出しになる。
層5は、その厚みが両者を合わせても100μm前後と
小さいため、多くの場合カッターによるラミネートシー
ト切断時にカッターの刃が鋼矢板1の表面まで到達し、
鋼表面が矢印Bの部分でむき出しになる。
【0016】したがって、ラミネートシート端部が直接
に淡水あるいは海水と直接接触することによる接着強度
の耐久性低下に加えて、剥き出しとなった矢印Bの鋼表
面部が起点となって腐食が進み、ラミネートシート接着
強度の耐久性低下を加速することになり、ラミネートシ
ート端部のシーリングはラミネートシート接着性能の耐
久性確保のために重要である。
に淡水あるいは海水と直接接触することによる接着強度
の耐久性低下に加えて、剥き出しとなった矢印Bの鋼表
面部が起点となって腐食が進み、ラミネートシート接着
強度の耐久性低下を加速することになり、ラミネートシ
ート端部のシーリングはラミネートシート接着性能の耐
久性確保のために重要である。
【0017】図5はラミネートシート端部のシーリング
を施した後のシート端部近傍の断面を示す。常温のよう
に低い温度で用いる従来のシーリング剤は接着剤の融着
性を高めるため、図3で示したプライマー層4,5を除
去し、新たにシール剤と接着力の強いプライマー剤6を
塗布する。
を施した後のシート端部近傍の断面を示す。常温のよう
に低い温度で用いる従来のシーリング剤は接着剤の融着
性を高めるため、図3で示したプライマー層4,5を除
去し、新たにシール剤と接着力の強いプライマー剤6を
塗布する。
【0018】プライマー剤の除去は主にサンドペーパー
を用い多大の労力と時間をかけて行う。シーリング剤7
は前述したごとく、スプレーガンあるいはコーキングガ
ンとヘラで付着させ、整形する。
を用い多大の労力と時間をかけて行う。シーリング剤7
は前述したごとく、スプレーガンあるいはコーキングガ
ンとヘラで付着させ、整形する。
【0019】接着剤層としては約50〜250℃の範囲
内の接着温度を有し、プラスチック層および鋼矢板の表
面に適当な接着力で加熱接着しうるもの、たとえばオレ
フィン系重合体を主成分とするもの、あるいは前記重合
体と粘着付与剤を主成分とする加熱融着性のもの、また
は加熱硬化性のものなどが使用される。
内の接着温度を有し、プラスチック層および鋼矢板の表
面に適当な接着力で加熱接着しうるもの、たとえばオレ
フィン系重合体を主成分とするもの、あるいは前記重合
体と粘着付与剤を主成分とする加熱融着性のもの、また
は加熱硬化性のものなどが使用される。
【0020】シーリング剤としては前記特公平1―56
217号公報や特公平3―9253号公報に例示され
た、シリコン系,変成シリコーン系,ポリサルファイド
系,ポリウレタン系,水性アクリル系,ブチル系,スチ
レン―ブタジエン共重合体ゴム系等の弾性型シーリング
剤、あるいはガラスパテ,油性コーキング剤,アスファ
ルト系の非弾性シーリング剤等が用いられる。
217号公報や特公平3―9253号公報に例示され
た、シリコン系,変成シリコーン系,ポリサルファイド
系,ポリウレタン系,水性アクリル系,ブチル系,スチ
レン―ブタジエン共重合体ゴム系等の弾性型シーリング
剤、あるいはガラスパテ,油性コーキング剤,アスファ
ルト系の非弾性シーリング剤等が用いられる。
【0021】具体的な端部のシーリング手段として本願
出願人は、先に特開平6―272269号公報で、被覆
層を形成した後、鋼矢板の温度が接着剤の接着温度以上
にあるとき、この接着剤とほぼ同一成分の熱接着性シー
リング剤を、加熱機構を有する押し出しピストン式の筒
状体内で加熱溶融してノズルから噴出する方法および装
置を提案した。
出願人は、先に特開平6―272269号公報で、被覆
層を形成した後、鋼矢板の温度が接着剤の接着温度以上
にあるとき、この接着剤とほぼ同一成分の熱接着性シー
リング剤を、加熱機構を有する押し出しピストン式の筒
状体内で加熱溶融してノズルから噴出する方法および装
置を提案した。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前記端部シール作業
は、たとえば前記ポリウレタン系シーリング剤を使用す
る場合、主剤と硬化剤を混合したペースト状のシーリン
グ剤をヘラを用いてシート端部に付着させ形状を整える
方法があるが、シール性と接着性を確保するための事前
作業が必要である。
は、たとえば前記ポリウレタン系シーリング剤を使用す
る場合、主剤と硬化剤を混合したペースト状のシーリン
グ剤をヘラを用いてシート端部に付着させ形状を整える
方法があるが、シール性と接着性を確保するための事前
作業が必要である。
【0023】この事前作業として、まずラミネートシー
ト貼着の前処理として施した無機,有機の二層のプライ
マー層がシーリング剤の接着性を弱めるため、シーリン
グ剤を付着・成形するシート端部周辺のこのプライマー
層を主にサンドペーパーを用いて除去し、次いで新たに
鋼材表面とシーリング剤の接着性を高めるためのプライ
マー塗布を行う。このサンドペーパーによる二層のプラ
イマー層を除去する作業は多大な労力と時間を必要とす
る。
ト貼着の前処理として施した無機,有機の二層のプライ
マー層がシーリング剤の接着性を弱めるため、シーリン
グ剤を付着・成形するシート端部周辺のこのプライマー
層を主にサンドペーパーを用いて除去し、次いで新たに
鋼材表面とシーリング剤の接着性を高めるためのプライ
マー塗布を行う。このサンドペーパーによる二層のプラ
イマー層を除去する作業は多大な労力と時間を必要とす
る。
【0024】また、効率よく事前作業とシーリング作業
を行うには、多数の鋼矢板を作業場に配列する必要があ
り、広い場所と煩雑な山積みと配列を行うための人手が
必要である。
を行うには、多数の鋼矢板を作業場に配列する必要があ
り、広い場所と煩雑な山積みと配列を行うための人手が
必要である。
【0025】さらに、シーリング剤を乾燥固化させて
も、十分に固化するには10日前後を必要とし、この乾
燥固化期間は強い接着強度を有するものではなく、弱い
力で容易に傷ついたり、剥離する等、シール性が損なわ
れる。
も、十分に固化するには10日前後を必要とし、この乾
燥固化期間は強い接着強度を有するものではなく、弱い
力で容易に傷ついたり、剥離する等、シール性が損なわ
れる。
【0026】また、前記の特開平6―272269号公
報の溶融によるシール手段では、シール中に気泡が混入
し易くシール性の問題、およびピストン式の押し出しの
抽出速度が遅く、作業性に難点があった。
報の溶融によるシール手段では、シール中に気泡が混入
し易くシール性の問題、およびピストン式の押し出しの
抽出速度が遅く、作業性に難点があった。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような問
題を解決する端部シール法を提供するものであって、そ
の要旨は、鋼矢板の表面にプライマー剤を塗布後、熱接
着性の接着剤を介してプラスチック層を貼着して被覆層
を形成する重防食鋼矢板の端部シール方法において、被
覆層を形成後、鋼矢板の温度が前記接着剤の接着温度以
上にあるとき、該プラスチック層,接着剤層およびプラ
イマ層の全てに対して熱接着性を有するプラスチック棒
体を被覆層の端部に当着せしめ、該プラスチック棒体が
前記鋼矢板からの伝熱で融解した後、圧着成形する重防
食鋼矢板の端部シール方法にある。
題を解決する端部シール法を提供するものであって、そ
の要旨は、鋼矢板の表面にプライマー剤を塗布後、熱接
着性の接着剤を介してプラスチック層を貼着して被覆層
を形成する重防食鋼矢板の端部シール方法において、被
覆層を形成後、鋼矢板の温度が前記接着剤の接着温度以
上にあるとき、該プラスチック層,接着剤層およびプラ
イマ層の全てに対して熱接着性を有するプラスチック棒
体を被覆層の端部に当着せしめ、該プラスチック棒体が
前記鋼矢板からの伝熱で融解した後、圧着成形する重防
食鋼矢板の端部シール方法にある。
【0028】
【作用】以下、本発明を詳細に説明する。本発明法の実
施に先立って、鋼矢板の表面にラミネートシートを形成
するまでの工程は前記の従来手段と同様である。即ち、
図1において、鋼矢板1の表面をショットブラストある
いはサンドブラストで除錆した後、無機プライマー剤4
を塗布し、その塗布面上に有機プライマー剤5を塗布し
た後、予熱炉で鋼矢板の温度を接着剤の融着温度域に加
熱し、接着剤層3と一体になるプラスチックシート2を
ローラ等で押圧して接着するものである。
施に先立って、鋼矢板の表面にラミネートシートを形成
するまでの工程は前記の従来手段と同様である。即ち、
図1において、鋼矢板1の表面をショットブラストある
いはサンドブラストで除錆した後、無機プライマー剤4
を塗布し、その塗布面上に有機プライマー剤5を塗布し
た後、予熱炉で鋼矢板の温度を接着剤の融着温度域に加
熱し、接着剤層3と一体になるプラスチックシート2を
ローラ等で押圧して接着するものである。
【0029】続いてプラスチックシート2および接着剤
層3を矢印Bの位置でカッターで切断し、余分のプラス
チックシートおよび接着剤層を取り除いた後、プラスチ
ック棒体8をプラスチック層端部2’に接して当着させ
る。本発明で用いるプラスチック棒体8は、その断面形
状を角,丸,楕円等任意の形状に予め成形した棒状体を
用いる。なお、プラスチック棒体8の当着はラミネート
シートを貼着した直後、即ち、鋼矢板の温度がプラスチ
ック棒体8の熱接着温度以上のときに行う。
層3を矢印Bの位置でカッターで切断し、余分のプラス
チックシートおよび接着剤層を取り除いた後、プラスチ
ック棒体8をプラスチック層端部2’に接して当着させ
る。本発明で用いるプラスチック棒体8は、その断面形
状を角,丸,楕円等任意の形状に予め成形した棒状体を
用いる。なお、プラスチック棒体8の当着はラミネート
シートを貼着した直後、即ち、鋼矢板の温度がプラスチ
ック棒体8の熱接着温度以上のときに行う。
【0030】シートの余分を剥ぎ取る際、余分のシート
には接着剤が付着しているので余分の接着剤も同時に剥
ぎ取られる。したがって、鋼矢板には接着剤は残らず、
無機プライマー層4の上に有機プライマー層5が重なっ
た状態で露出し、プラスチック棒体8はプラスチック層
2の端部2’と接着剤3の端部との同一表面および残存
する重層のプライマー層に接して当着せしめるものであ
る。
には接着剤が付着しているので余分の接着剤も同時に剥
ぎ取られる。したがって、鋼矢板には接着剤は残らず、
無機プライマー層4の上に有機プライマー層5が重なっ
た状態で露出し、プラスチック棒体8はプラスチック層
2の端部2’と接着剤3の端部との同一表面および残存
する重層のプライマー層に接して当着せしめるものであ
る。
【0031】図2は図1のD―D断面におけるプラスチ
ック棒体8の成形方法を示す。
ック棒体8の成形方法を示す。
【0032】プラスチック棒体8はプラスチックシート
2の端面2’および接着剤層3の端面に接して鋼矢板1
表面上に無機プライマー層4,有機プライマー層5を介
して当着せしめると、鋼矢板の保有熱により融解し、有
機プライマー層5に接着するとともに、プラスチックシ
ート2および接着剤層3もまだ熱接着温度以上にあるた
めそれぞれの端面2’,3’にも接着する。
2の端面2’および接着剤層3の端面に接して鋼矢板1
表面上に無機プライマー層4,有機プライマー層5を介
して当着せしめると、鋼矢板の保有熱により融解し、有
機プライマー層5に接着するとともに、プラスチックシ
ート2および接着剤層3もまだ熱接着温度以上にあるた
めそれぞれの端面2’,3’にも接着する。
【0033】このような状況の下で、プラスチック剤に
付着しない材質たとえばシリコンゴム製のローラ9を矢
印Cの方向に加圧転動させるとプラスチック棒体8は斜
線で示す領域10のごとく変形するとともに、有機プラ
イマー層5およびプラスチックシート端面2’および接
着剤端面3’に圧着・成形される。圧着の手段はローラ
による手段の他、ヘラ状体のもので圧着してもよい。
付着しない材質たとえばシリコンゴム製のローラ9を矢
印Cの方向に加圧転動させるとプラスチック棒体8は斜
線で示す領域10のごとく変形するとともに、有機プラ
イマー層5およびプラスチックシート端面2’および接
着剤端面3’に圧着・成形される。圧着の手段はローラ
による手段の他、ヘラ状体のもので圧着してもよい。
【0034】続いて、次工程の水冷により、プラスチッ
クシート2,接着剤層3およびプラスチック棒体10は
固化し、これら全てが一体となってプライマー層を介し
て鋼矢板1に接着する。すなわち、プラスチックシート
および接着剤層端部がプラスチック棒体によりシールさ
れる。
クシート2,接着剤層3およびプラスチック棒体10は
固化し、これら全てが一体となってプライマー層を介し
て鋼矢板1に接着する。すなわち、プラスチックシート
および接着剤層端部がプラスチック棒体によりシールさ
れる。
【0035】本発明法において、プラスチック棒体とプ
ラスチック層,接着剤層および鋼矢板表面間の接着性を
高めると、シール性能も向上するので、低融点のプラス
チック棒体を採用すること、およびプラスチック棒体を
予め融点近傍の温度に予熱することも効果的である。
ラスチック層,接着剤層および鋼矢板表面間の接着性を
高めると、シール性能も向上するので、低融点のプラス
チック棒体を採用すること、およびプラスチック棒体を
予め融点近傍の温度に予熱することも効果的である。
【0036】プラスチック棒体の材質は、それ自身が耐
食性を有し、プラスチック被覆層および有機プライマー
剤との熱接着性に優れたものとして、たとえば、ポリ
オレフィンにα,β不飽和カルボン酸またはそのエステ
ル,その無水物もしくはその金属塩またはグラフト共重
合させて得た共重合体,ポリオレフィンと前記の接
着性ポリオレフィンとの混合物,ポリオレフィンに粘
着付与剤等を配合したもの,ポリオレフィンにゴム成
分を混合したもの,ポリオレフィンに過酸化物を混合
したもの等から任意に選択できる。
食性を有し、プラスチック被覆層および有機プライマー
剤との熱接着性に優れたものとして、たとえば、ポリ
オレフィンにα,β不飽和カルボン酸またはそのエステ
ル,その無水物もしくはその金属塩またはグラフト共重
合させて得た共重合体,ポリオレフィンと前記の接
着性ポリオレフィンとの混合物,ポリオレフィンに粘
着付与剤等を配合したもの,ポリオレフィンにゴム成
分を混合したもの,ポリオレフィンに過酸化物を混合
したもの等から任意に選択できる。
【0037】本例ではラミネートシートを貼着する重防
食鋼矢板への適用例を示したが、本発明は単層のプラス
チックシートを熱融解性の粉体接着剤介して貼着する重
防食を行う場合にも同様に適用できることは勿論であ
る。
食鋼矢板への適用例を示したが、本発明は単層のプラス
チックシートを熱融解性の粉体接着剤介して貼着する重
防食を行う場合にも同様に適用できることは勿論であ
る。
【0038】
【実施例】表1は周知のIVA型鋼矢板において、接着
剤付きポリエチレンシートを貼布した時のシート端部の
シール状況を従来法(特開平6―272269号公報技
術)と本発明法で比較した結果を示す。本発明法は従来
法に比べて、オンライン処理が可能なため処理時間が短
縮され、シール部の気泡混入はなく充分な接着強度が得
られた。
剤付きポリエチレンシートを貼布した時のシート端部の
シール状況を従来法(特開平6―272269号公報技
術)と本発明法で比較した結果を示す。本発明法は従来
法に比べて、オンライン処理が可能なため処理時間が短
縮され、シール部の気泡混入はなく充分な接着強度が得
られた。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明法は短時間でかつオンラインで処
理できるため、オフラインのシール作業場所が不要であ
り、またシール作業のための鋼矢板の山積み,広げ作業
が不要で、大幅な労力と作業面積の削減が図れる。
理できるため、オフラインのシール作業場所が不要であ
り、またシール作業のための鋼矢板の山積み,広げ作業
が不要で、大幅な労力と作業面積の削減が図れる。
【0041】また、シール剤の硬化が早いため、従来法
のシール剤が物に触れて生じる変形や剥離の問題が解消
できる。なお、本発明は重防食鋼矢板以外の、鋼矢板に
類似する形鋼もしくは鋼管杭等の重防食材料に対しても
適用できる。
のシール剤が物に触れて生じる変形や剥離の問題が解消
できる。なお、本発明は重防食鋼矢板以外の、鋼矢板に
類似する形鋼もしくは鋼管杭等の重防食材料に対しても
適用できる。
【図1】本発明の端部シール法を示す斜視図。
【図2】図1のD―D断面の重防食鋼矢板におけるシー
ル法を示す部分拡大側面略図。
ル法を示す部分拡大側面略図。
【図3】重防食鋼矢板のシール状況を示す斜視図。
【図4】従来法におけるシール端部の切断状況を示す側
面略図。
面略図。
【図5】従来法における重防食鋼矢板の端部シール構造
を示す側面略図。
を示す側面略図。
1 鋼矢板 2 プラスチック層 3 接着剤層 4 無機プライマー層 5 有機プライマー層 7 シーリング剤 8 プラスチック棒体 9 ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼矢板の表面にプライマー剤を塗布後、
熱接着性の接着剤を介してプラスチック層を貼着して被
覆層を形成する重防食鋼矢板の端部シール方法におい
て、被覆層を形成後、鋼矢板の温度が前記接着剤の接着
温度以上にあるとき、該プラスチック層,接着剤層およ
びプライマ層の全てに対して熱接着性を有するプラスチ
ック棒体を被覆層の端部に当着せしめ、該プラスチック
棒体が前記鋼矢板からの伝熱で融解した後、圧着成形す
ることを特徴とする重防食鋼矢板の端部シール方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4931995A JPH08218363A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 重防食鋼矢板の端部シール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4931995A JPH08218363A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 重防食鋼矢板の端部シール方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218363A true JPH08218363A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12827658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4931995A Withdrawn JPH08218363A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | 重防食鋼矢板の端部シール方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218363A (ja) |
-
1995
- 1995-02-15 JP JP4931995A patent/JPH08218363A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |