JPH08219276A - 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置 - Google Patents
自動変速機のロックアップクラッチ制御装置Info
- Publication number
- JPH08219276A JPH08219276A JP2084595A JP2084595A JPH08219276A JP H08219276 A JPH08219276 A JP H08219276A JP 2084595 A JP2084595 A JP 2084595A JP 2084595 A JP2084595 A JP 2084595A JP H08219276 A JPH08219276 A JP H08219276A
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- Japan
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- slip amount
- target slip
- fluctuation amplitude
- rotation fluctuation
- engine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 加速性・静粛性を損なうことなく、ロックア
ップクラッチのスリップ制御による燃費向上の効果を拡
大する。 【構成】 スリップ制御実行条件が成立すると、エンジ
ン回転数Neを読み込み(ステップ105)、そのエン
ジン回転数Neに基づいてエンジン回転変動振幅ΔNe
を算出する(ステップ106)。次いで、このエンジン
回転変動振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算して目標
スリップ量TSLPを算出する(ステップ107)。こ
こで、最小スリップ量αは、こもり音の発生を抑える最
小のスリップ量(トルクコンバータの最小の入出力回転
数差)として設定されている。この後、この目標スリッ
プ量TSLPに相当するデューティ比の信号をロックア
ップソレノイドへ出力し(ステップ108)、ロックア
ップクラッチのスリップ量を目標スリップ量に一致させ
るようにフィードパック制御する。
ップクラッチのスリップ制御による燃費向上の効果を拡
大する。 【構成】 スリップ制御実行条件が成立すると、エンジ
ン回転数Neを読み込み(ステップ105)、そのエン
ジン回転数Neに基づいてエンジン回転変動振幅ΔNe
を算出する(ステップ106)。次いで、このエンジン
回転変動振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算して目標
スリップ量TSLPを算出する(ステップ107)。こ
こで、最小スリップ量αは、こもり音の発生を抑える最
小のスリップ量(トルクコンバータの最小の入出力回転
数差)として設定されている。この後、この目標スリッ
プ量TSLPに相当するデューティ比の信号をロックア
ップソレノイドへ出力し(ステップ108)、ロックア
ップクラッチのスリップ量を目標スリップ量に一致させ
るようにフィードパック制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックアップクラッチ
のスリップ量を目標スリップ量に合わせるように制御し
てトルクコンバータの入出力回転数差を制御する自動変
速機のロックアップクラッチ制御装置に関するものであ
る。
のスリップ量を目標スリップ量に合わせるように制御し
てトルクコンバータの入出力回転数差を制御する自動変
速機のロックアップクラッチ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロックアップ機構を有する自動
変速機においては、高車速域では、トルクコンバータ内
の伝達損失を低減させて燃費を向上させるために、ロッ
クアップクラッチを完全締結状態にしてトルクコンバー
タの入出力軸間を直結した状態にするようにしている。
一方、低車速域では、ロックアップクラッチを切り離し
た状態に切り替えてトルクコンバータの入出力軸間に回
転数差を生じさせることで、トルクを増大させると共に
エンジンのトルク変動による車両の振動を防止するよう
にしている。しかし、トルクコンバータの入出力回転数
差が大きくなるほど燃費が低下するので、従来より、低
車速域では、トルクコンバータの入出力回転数差(エン
ジン回転数とタービン回転数との回転数差)を“スリッ
プ量”として検出し、このスリップ量を目標スリップ量
に合わせるように油圧回路中の電磁弁の開度をデューテ
ィ制御してロックアップクラッチに作用させる油圧を制
御し、スリップ量を必要最小限に抑えて燃費を向上させ
るようにしている。
変速機においては、高車速域では、トルクコンバータ内
の伝達損失を低減させて燃費を向上させるために、ロッ
クアップクラッチを完全締結状態にしてトルクコンバー
タの入出力軸間を直結した状態にするようにしている。
一方、低車速域では、ロックアップクラッチを切り離し
た状態に切り替えてトルクコンバータの入出力軸間に回
転数差を生じさせることで、トルクを増大させると共に
エンジンのトルク変動による車両の振動を防止するよう
にしている。しかし、トルクコンバータの入出力回転数
差が大きくなるほど燃費が低下するので、従来より、低
車速域では、トルクコンバータの入出力回転数差(エン
ジン回転数とタービン回転数との回転数差)を“スリッ
プ量”として検出し、このスリップ量を目標スリップ量
に合わせるように油圧回路中の電磁弁の開度をデューテ
ィ制御してロックアップクラッチに作用させる油圧を制
御し、スリップ量を必要最小限に抑えて燃費を向上させ
るようにしている。
【0003】このようなロックアップクラッチのスリッ
プ制御に関連する先行技術としては例えば特開平1−2
06159号公報に記載されたものがある。このもので
は、予めエンジンの運転状態に応じて目標スリップ量に
関する複数のデータパターン(マップ)をメモリに記憶
し、運転状態に応じて1つのパターンを選択して目標ス
リップ量を設定することで、燃費とドライバビリィティ
とを両立させるようにしている。
プ制御に関連する先行技術としては例えば特開平1−2
06159号公報に記載されたものがある。このもので
は、予めエンジンの運転状態に応じて目標スリップ量に
関する複数のデータパターン(マップ)をメモリに記憶
し、運転状態に応じて1つのパターンを選択して目標ス
リップ量を設定することで、燃費とドライバビリィティ
とを両立させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、予
め設定されたデータパターン(マップ)から目標スリッ
プ量を設定するようにしているが、エンジンや自動変速
機にも製品間でばらつきがあるので、データパターンの
値が適正値からずれているおそれもある。また、当初、
データパターンの値が適正であったとしても、経年変化
により適正なスリップ量がずれてしまうこともある。目
標スリップ量が適正値よりも小さいと、加速性が低下し
たり、トルクコンバータからこもり音が発生したりする
ので、実際には、製品間のばらつきや経年変化が問題と
ならないように、かなりの余裕度をもって目標スリップ
量を大きめに設定しなければならず、燃費向上の効果を
少なくしてしまうという欠点がある。
め設定されたデータパターン(マップ)から目標スリッ
プ量を設定するようにしているが、エンジンや自動変速
機にも製品間でばらつきがあるので、データパターンの
値が適正値からずれているおそれもある。また、当初、
データパターンの値が適正であったとしても、経年変化
により適正なスリップ量がずれてしまうこともある。目
標スリップ量が適正値よりも小さいと、加速性が低下し
たり、トルクコンバータからこもり音が発生したりする
ので、実際には、製品間のばらつきや経年変化が問題と
ならないように、かなりの余裕度をもって目標スリップ
量を大きめに設定しなければならず、燃費向上の効果を
少なくしてしまうという欠点がある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、加速性・静粛性を損
なうことなく、ロックアップクラッチのスリップ制御に
よる燃費向上の効果を大きくすることができる自動変速
機のロックアップクラッチ制御装置を提供することにあ
る。
たものであり、従ってその目的は、加速性・静粛性を損
なうことなく、ロックアップクラッチのスリップ制御に
よる燃費向上の効果を大きくすることができる自動変速
機のロックアップクラッチ制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の自動変速機のロックアップクラ
ッチ制御装置は、自動変速機のトルクコンバータに設け
られたロックアップクラッチのスリップ量を目標スリッ
プ量に合わせるように制御して前記トルクコンバータの
入出力回転数差を制御するものにおいて、エンジン回転
変動振幅を判定する回転変動振幅判定手段と、この回転
変動振幅判定手段により求められるエンジン回転変動振
幅に応じて前記目標スリップ量を可変設定する目標スリ
ップ量設定手段とを備えた構成としたものである。
に、本発明の請求項1の自動変速機のロックアップクラ
ッチ制御装置は、自動変速機のトルクコンバータに設け
られたロックアップクラッチのスリップ量を目標スリッ
プ量に合わせるように制御して前記トルクコンバータの
入出力回転数差を制御するものにおいて、エンジン回転
変動振幅を判定する回転変動振幅判定手段と、この回転
変動振幅判定手段により求められるエンジン回転変動振
幅に応じて前記目標スリップ量を可変設定する目標スリ
ップ量設定手段とを備えた構成としたものである。
【0007】この構成において、請求項2のように、前
記目標スリップ量設定手段は、前記回転変動振幅判定手
段により求められるエンジン回転変動振幅に最小スリッ
プ量を加算して目標スリップ量を求めるようにしても良
い。
記目標スリップ量設定手段は、前記回転変動振幅判定手
段により求められるエンジン回転変動振幅に最小スリッ
プ量を加算して目標スリップ量を求めるようにしても良
い。
【0008】また、請求項3のように、予め運転状態に
応じて設定された目標スリップ量のマップを記憶するマ
ップ記憶手段と、運転状態を検出する運転状態検出手段
と、エンジン回転変動振幅を判定する回転変動振幅判定
手段と、前記運転状態検出手段により検出した運転状態
に応じて前記マップ記憶手段に記憶されているマップか
ら目標スリップ量を求める目標スリップ量設定手段と、
この目標スリップ量設定手段により求められる目標スリ
ップ量を前記回転変動振幅判定手段により求められるエ
ンジン回転変動振幅に応じて補正する補正手段とを備え
た構成としても良い。
応じて設定された目標スリップ量のマップを記憶するマ
ップ記憶手段と、運転状態を検出する運転状態検出手段
と、エンジン回転変動振幅を判定する回転変動振幅判定
手段と、前記運転状態検出手段により検出した運転状態
に応じて前記マップ記憶手段に記憶されているマップか
ら目標スリップ量を求める目標スリップ量設定手段と、
この目標スリップ量設定手段により求められる目標スリ
ップ量を前記回転変動振幅判定手段により求められるエ
ンジン回転変動振幅に応じて補正する補正手段とを備え
た構成としても良い。
【0009】
【作用】ところで、ロックアップクラッチのスリップ制
御中は、図4に示すようなエンジンの回転変動に応じて
トルクコンバータの入出力回転数差(スリップ量)が変
動するが、目標スリップ量が小さい状態でエンジンの回
転変動によりスリップ量が変動すると、その変動により
スリップ量が小さくなる毎にエンジン回転数とタービン
回転数とが接近し過ぎて、トルクコンバータからこもり
音が発生する。従って、目標スリップ量は、エンジンの
回転変動に伴うスリップ量の変動を考慮して設定する必
要がある。
御中は、図4に示すようなエンジンの回転変動に応じて
トルクコンバータの入出力回転数差(スリップ量)が変
動するが、目標スリップ量が小さい状態でエンジンの回
転変動によりスリップ量が変動すると、その変動により
スリップ量が小さくなる毎にエンジン回転数とタービン
回転数とが接近し過ぎて、トルクコンバータからこもり
音が発生する。従って、目標スリップ量は、エンジンの
回転変動に伴うスリップ量の変動を考慮して設定する必
要がある。
【0010】このような事情を考慮し、請求項1では、
エンジン回転変動振幅を回転変動振幅判定手段により判
定し、このエンジン回転変動振幅に応じて目標スリップ
量を目標スリップ量設定手段により可変設定する。これ
により、エンジン回転変動振幅に応じて目標スリップ量
をリアルタイムで適正値に可変することができて、こも
り音の発生や加速性低下を抑えながら、スリップ量を小
さくして燃費を向上させることができる。
エンジン回転変動振幅を回転変動振幅判定手段により判
定し、このエンジン回転変動振幅に応じて目標スリップ
量を目標スリップ量設定手段により可変設定する。これ
により、エンジン回転変動振幅に応じて目標スリップ量
をリアルタイムで適正値に可変することができて、こも
り音の発生や加速性低下を抑えながら、スリップ量を小
さくして燃費を向上させることができる。
【0011】また、請求項2では、目標スリップ量設定
手段は、回転変動振幅判定手段により求められるエンジ
ン回転変動振幅に最小スリップ量を加算して目標スリッ
プ量を求める。ここで、“最小スリップ量”を、例えば
こもり音の発生を抑える最小のスリップ量に設定すれ
ば、エンジン回転数が低下したときでも“最小スリップ
量”を確保でき、こもり音の発生が確実に抑えられる。
しかも、エンジン回転変動振幅に最小スリップ量を加算
するという極めて簡単な処理で目標スリップ量を求める
ことができる。
手段は、回転変動振幅判定手段により求められるエンジ
ン回転変動振幅に最小スリップ量を加算して目標スリッ
プ量を求める。ここで、“最小スリップ量”を、例えば
こもり音の発生を抑える最小のスリップ量に設定すれ
ば、エンジン回転数が低下したときでも“最小スリップ
量”を確保でき、こもり音の発生が確実に抑えられる。
しかも、エンジン回転変動振幅に最小スリップ量を加算
するという極めて簡単な処理で目標スリップ量を求める
ことができる。
【0012】また、請求項3では、予め運転状態に応じ
て設定された目標スリップ量のマップをマップ記憶手段
に記憶し、運転状態検出手段により検出した運転状態に
応じてマップ記憶手段に記憶されているマップから目標
スリップ量を目標スリップ量設定手段により求める。更
に、この目標スリップ量を回転変動振幅判定手段により
求められるエンジン回転変動振幅に応じて補正手段によ
り補正する。この補正により、エンジン回転変動振幅に
応じて目標スリップ量をリアルタイムで適正値に可変す
ることができる。
て設定された目標スリップ量のマップをマップ記憶手段
に記憶し、運転状態検出手段により検出した運転状態に
応じてマップ記憶手段に記憶されているマップから目標
スリップ量を目標スリップ量設定手段により求める。更
に、この目標スリップ量を回転変動振幅判定手段により
求められるエンジン回転変動振幅に応じて補正手段によ
り補正する。この補正により、エンジン回転変動振幅に
応じて目標スリップ量をリアルタイムで適正値に可変す
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明する。まず、図1に基づいてシステム全体の概略構
成を説明する。エンジン11の吸気管12には、スロッ
トルバルブ13とスロットル開度TAを検出するスロッ
トル開度センサ14とが設けられている。また、エンジ
ン11のクランク軸15に嵌着されたシグナルロータ1
6に対向して、所定のクランク角毎にパルス信号を出力
するエンジン回転センサ17が設置されている。
説明する。まず、図1に基づいてシステム全体の概略構
成を説明する。エンジン11の吸気管12には、スロッ
トルバルブ13とスロットル開度TAを検出するスロッ
トル開度センサ14とが設けられている。また、エンジ
ン11のクランク軸15に嵌着されたシグナルロータ1
6に対向して、所定のクランク角毎にパルス信号を出力
するエンジン回転センサ17が設置されている。
【0014】エンジン11のクランク軸15には、自動
変速機18のトルクコンバータ19のポンプインペラ2
0が直結されている。このポンプインペラ20に対向し
てタービンランナ21が設けられ、両者で流体継手が構
成されている。このトルクコンバータ19内にはロック
アップクラッチ23が設けられている。このロックアッ
プクラッチ23は、ロックアップソレノイド30の切替
動作により油圧を切り替えることで、切り離し状態と締
結状態との間で切り替えられる。このロックアップクラ
ッチ23が完全に締結状態となると、タービンランナ2
1の回転軸であるタービン軸22がエンジン11側に直
結され、エンジン11からの動力が直接タービン軸22
に伝達される。更に、ロックアップクラッチ23のスリ
ップ制御中は、ロックアップソレノイド30の通電デュ
ーティ比を制御することで、ロックアップクラッチ23
に作用する油圧を制御して、スリップ量(エンジン回転
数Neとタービン回転数NTとの回転数差)を任意に可
変できるようになっている。上記タービン軸22は、変
速機24の入力軸となっており、その入力軸回転数であ
るタービン回転数NTがタービン回転センサ25によっ
て検出される。
変速機18のトルクコンバータ19のポンプインペラ2
0が直結されている。このポンプインペラ20に対向し
てタービンランナ21が設けられ、両者で流体継手が構
成されている。このトルクコンバータ19内にはロック
アップクラッチ23が設けられている。このロックアッ
プクラッチ23は、ロックアップソレノイド30の切替
動作により油圧を切り替えることで、切り離し状態と締
結状態との間で切り替えられる。このロックアップクラ
ッチ23が完全に締結状態となると、タービンランナ2
1の回転軸であるタービン軸22がエンジン11側に直
結され、エンジン11からの動力が直接タービン軸22
に伝達される。更に、ロックアップクラッチ23のスリ
ップ制御中は、ロックアップソレノイド30の通電デュ
ーティ比を制御することで、ロックアップクラッチ23
に作用する油圧を制御して、スリップ量(エンジン回転
数Neとタービン回転数NTとの回転数差)を任意に可
変できるようになっている。上記タービン軸22は、変
速機24の入力軸となっており、その入力軸回転数であ
るタービン回転数NTがタービン回転センサ25によっ
て検出される。
【0015】尚、変速機24の内部構造は図示しない
が、遊星歯車機構等のギア機構26と、このギア機構2
6への動力伝達経路を切り替えるための各種のクラッチ
27,ブレーキ28を内蔵し、これら各種のクラッチ2
7,ブレーキ28を油圧で作動させることによって、入
力軸(タービン軸22)の回転をギア機構26で変速し
て出力軸32に伝達し、車輪駆動系(図示せず)を駆動
する。この変速機24の出力軸32に嵌着されたシグナ
ルロータ33に対向して、出力軸32の回転数(車速)
NOを検出する出力軸回転センサ34が設けられてい
る。
が、遊星歯車機構等のギア機構26と、このギア機構2
6への動力伝達経路を切り替えるための各種のクラッチ
27,ブレーキ28を内蔵し、これら各種のクラッチ2
7,ブレーキ28を油圧で作動させることによって、入
力軸(タービン軸22)の回転をギア機構26で変速し
て出力軸32に伝達し、車輪駆動系(図示せず)を駆動
する。この変速機24の出力軸32に嵌着されたシグナ
ルロータ33に対向して、出力軸32の回転数(車速)
NOを検出する出力軸回転センサ34が設けられてい
る。
【0016】以上のように構成された自動変速機18を
制御する制御回路35は、マイクロコンピュータを主体
として構成され、エンジン回転センサ17、タービン回
転センサ25、出力軸回転センサ34、スロットル開度
センサ14、ブレーキ動作信号BKを検出するブレーキ
スイッチセンサ36等からの各種の情報を読み込み、そ
の入力情報に基づいて、エンジン制御を行いながら、変
速機24のクラッチ,ブレーキ等を制御すると共に、ロ
ックアップソレノイド30を介してロックアップクラッ
チ23を制御する。また、ロックアップクラッチ23の
スリップ制御中は、ロックアップソレノイド30への通
電デューティ比を制御することで、ロックアップクラッ
チ23に作用する油圧を制御して、スリップ量を目標ス
リップ量に合わせるようにフィードバック制御する。
制御する制御回路35は、マイクロコンピュータを主体
として構成され、エンジン回転センサ17、タービン回
転センサ25、出力軸回転センサ34、スロットル開度
センサ14、ブレーキ動作信号BKを検出するブレーキ
スイッチセンサ36等からの各種の情報を読み込み、そ
の入力情報に基づいて、エンジン制御を行いながら、変
速機24のクラッチ,ブレーキ等を制御すると共に、ロ
ックアップソレノイド30を介してロックアップクラッ
チ23を制御する。また、ロックアップクラッチ23の
スリップ制御中は、ロックアップソレノイド30への通
電デューティ比を制御することで、ロックアップクラッ
チ23に作用する油圧を制御して、スリップ量を目標ス
リップ量に合わせるようにフィードバック制御する。
【0017】次に、制御回路35によりソフト的に処理
されるロックアップクラッチ23のスリップ制御の処理
手順の概要を図2の機能ブロック図を用いて説明する。
まず、各種センサからスロットル開度TA,車速NO,
油温,エンジン回転数Ne,タービン回転数NT等を読
み込んで、スリップ制御条件が成立したか否かをスリッ
プ制御条件判断部41で判断し、スリップ制御条件が成
立している場合には、エンジン回転数Neの信号に基づ
いてエンジン回転変動振幅ΔNe(図4参照)をNe変
動振幅算出部42(回転変動振幅判定手段)で算出す
る。更に、このエンジン回転変動振幅ΔNeに応じて目
標スリップ量TSLPを目標スリップ量算出部43(目
標スリップ量設定手段)で算出する。そして、この目標
スリップ量TSLPに相当するデューティ比の信号をフ
ィードバック補償器44を介して制御対象である自動変
速機18のロックアップソレノイド30へ出力し、ロッ
クアップクラッチ23のスリップ量を目標スリップ量に
一致させるようにフィードバック制御する。尚、自動変
速機18は、特定の運転条件(フィードバック制御が困
難な場合)では、フィードフォワード生成器45で生成
した信号に基づいてフィードフォワード制御される。
されるロックアップクラッチ23のスリップ制御の処理
手順の概要を図2の機能ブロック図を用いて説明する。
まず、各種センサからスロットル開度TA,車速NO,
油温,エンジン回転数Ne,タービン回転数NT等を読
み込んで、スリップ制御条件が成立したか否かをスリッ
プ制御条件判断部41で判断し、スリップ制御条件が成
立している場合には、エンジン回転数Neの信号に基づ
いてエンジン回転変動振幅ΔNe(図4参照)をNe変
動振幅算出部42(回転変動振幅判定手段)で算出す
る。更に、このエンジン回転変動振幅ΔNeに応じて目
標スリップ量TSLPを目標スリップ量算出部43(目
標スリップ量設定手段)で算出する。そして、この目標
スリップ量TSLPに相当するデューティ比の信号をフ
ィードバック補償器44を介して制御対象である自動変
速機18のロックアップソレノイド30へ出力し、ロッ
クアップクラッチ23のスリップ量を目標スリップ量に
一致させるようにフィードバック制御する。尚、自動変
速機18は、特定の運転条件(フィードバック制御が困
難な場合)では、フィードフォワード生成器45で生成
した信号に基づいてフィードフォワード制御される。
【0018】以上説明したロックアップクラッチ23の
制御は、実際には図3に示すロックアップ制御ルーチン
によって実行される。このロックアップ制御ルーチン
は、短周期で繰り返し処理される。処理が開始される
と、まず、ステップ101で運転状態を検出する。ここ
で、運転状態とは、スロットル開度TA,車速NO,エ
ンジン回転数Ne,変速段,冷却水温等である。次のス
テップ102で、ロックアップクラッチ23のロックア
ップ実行条件が成立するか否かを判定する。このロック
アップ実行条件は、図5のマップに示すように、出力軸
回転センサ34からの車速NO(km/h)とスロット
ル開度センサ14からのスロットル開度TA(%)とに
基づいて判定される。尚、図5のマップにおいて、スロ
ットル開度TAは、スロットルバルブ13の最大開度が
例えば80°であるとき、その80°を100%とした
ときの実開度の割合(%)を表している。図5のマップ
によるロックアップ制御は、次の〜の条件を満たす
ことが前提条件となる。
制御は、実際には図3に示すロックアップ制御ルーチン
によって実行される。このロックアップ制御ルーチン
は、短周期で繰り返し処理される。処理が開始される
と、まず、ステップ101で運転状態を検出する。ここ
で、運転状態とは、スロットル開度TA,車速NO,エ
ンジン回転数Ne,変速段,冷却水温等である。次のス
テップ102で、ロックアップクラッチ23のロックア
ップ実行条件が成立するか否かを判定する。このロック
アップ実行条件は、図5のマップに示すように、出力軸
回転センサ34からの車速NO(km/h)とスロット
ル開度センサ14からのスロットル開度TA(%)とに
基づいて判定される。尚、図5のマップにおいて、スロ
ットル開度TAは、スロットルバルブ13の最大開度が
例えば80°であるとき、その80°を100%とした
ときの実開度の割合(%)を表している。図5のマップ
によるロックアップ制御は、次の〜の条件を満たす
ことが前提条件となる。
【0019】冷却水温≧所定温度 アイドリング中でないこと シフト位置がDレンジであること 変速中でないこと[つまり自動変速機18の変速段を
切り替えるソレノイドバルブ(図示せず)からの信号が
変化してから所定時間経過したこと]前述したステップ
102で、ロックアップ実行条件が成立すると、ステッ
プ103に進み、ロックアップをON、つまり、ロック
アップクラッチ23をデューティ比100%で駆動し
て、ロックアップクラッチ23を完全締結状態に切り替
える。これにより、タービンランナ21の回転軸である
タービン軸22がエンジン11側に直結されて、エンジ
ン11からの動力が直接タービン軸22に伝達される。
切り替えるソレノイドバルブ(図示せず)からの信号が
変化してから所定時間経過したこと]前述したステップ
102で、ロックアップ実行条件が成立すると、ステッ
プ103に進み、ロックアップをON、つまり、ロック
アップクラッチ23をデューティ比100%で駆動し
て、ロックアップクラッチ23を完全締結状態に切り替
える。これにより、タービンランナ21の回転軸である
タービン軸22がエンジン11側に直結されて、エンジ
ン11からの動力が直接タービン軸22に伝達される。
【0020】一方、ロックアップ実行条件が成立しない
場合には、ステップ104に進み、スリップ制御実行条
件が成立するか否かを判定する。このスリップ制御実行
条件は、図5のマップに示すように、車速NO(km/
h)とスロットル開度TA(%)とに基づいて判定され
る。このスリップ制御実行条件が成立しない場合には、
ステップ109に進み、ロックアップをOFF、つま
り、ロックアップクラッチ23のデューティ比を0%
(断電)とし、ロックアップクラッチ23を切り離した
状態に切り替える。これにより、エンジン11からの動
力がトルクコンバータ19を介してタービン軸22に伝
達される。尚、図5のマップに示すように、ロックアッ
プ実行条件として実線で示すOFF→ONと点線で示す
ON→OFFとの間の領域及びスリップ制御実行条件と
して実線で示すOFF→ONと点線で示すON→OFF
との間の領域はチャタリング防止のためのヒステリシス
分である。
場合には、ステップ104に進み、スリップ制御実行条
件が成立するか否かを判定する。このスリップ制御実行
条件は、図5のマップに示すように、車速NO(km/
h)とスロットル開度TA(%)とに基づいて判定され
る。このスリップ制御実行条件が成立しない場合には、
ステップ109に進み、ロックアップをOFF、つま
り、ロックアップクラッチ23のデューティ比を0%
(断電)とし、ロックアップクラッチ23を切り離した
状態に切り替える。これにより、エンジン11からの動
力がトルクコンバータ19を介してタービン軸22に伝
達される。尚、図5のマップに示すように、ロックアッ
プ実行条件として実線で示すOFF→ONと点線で示す
ON→OFFとの間の領域及びスリップ制御実行条件と
して実線で示すOFF→ONと点線で示すON→OFF
との間の領域はチャタリング防止のためのヒステリシス
分である。
【0021】前述したステップ104で、スリップ制御
実行条件が成立すると、ステップ105に進み、エンジ
ン回転センサ17により検出されるエンジン回転数Ne
を読み込んだ後、ステップ106で、エンジン回転数N
eに基づいて後述するようにしてエンジン回転変動振幅
ΔNe(図4参照)を算出する。このステップ106の
処理が特許請求の範囲でいう回転変動振幅判定手段とし
て機能する。次のステップ107で、このエンジン回転
変動振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算して目標スリ
ップ量TSLPを算出する。このステップ106の処理
が特許請求の範囲でいう目標スリップ量設定手段として
機能する。この後、ステップ108で、この目標スリッ
プ量TSLPに相当するデューティ比の信号をロックア
ップソレノイド30へ出力し、ロックアップクラッチ2
3のスリップ量を目標スリップ量に一致させるように制
御する。
実行条件が成立すると、ステップ105に進み、エンジ
ン回転センサ17により検出されるエンジン回転数Ne
を読み込んだ後、ステップ106で、エンジン回転数N
eに基づいて後述するようにしてエンジン回転変動振幅
ΔNe(図4参照)を算出する。このステップ106の
処理が特許請求の範囲でいう回転変動振幅判定手段とし
て機能する。次のステップ107で、このエンジン回転
変動振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算して目標スリ
ップ量TSLPを算出する。このステップ106の処理
が特許請求の範囲でいう目標スリップ量設定手段として
機能する。この後、ステップ108で、この目標スリッ
プ量TSLPに相当するデューティ比の信号をロックア
ップソレノイド30へ出力し、ロックアップクラッチ2
3のスリップ量を目標スリップ量に一致させるように制
御する。
【0022】ここで、ステップ106のエンジン回転変
動振幅ΔNeの算出方法について説明する。図4は、エ
ンジン回転センサ17から例えば30℃A毎に出力され
るパルス信号から求められるエンジン回転数Neの変動
を示している。エンジン回転変動振幅ΔNeを算出する
際には、まず、1回転(360℃A)内の最大回転数N
emaxと最小回転数Neminを制御回路35内のメモリ(図
示せず)に記憶し、回転変動振幅ΔNeiを次の(1)式
により算出する。
動振幅ΔNeの算出方法について説明する。図4は、エ
ンジン回転センサ17から例えば30℃A毎に出力され
るパルス信号から求められるエンジン回転数Neの変動
を示している。エンジン回転変動振幅ΔNeを算出する
際には、まず、1回転(360℃A)内の最大回転数N
emaxと最小回転数Neminを制御回路35内のメモリ(図
示せず)に記憶し、回転変動振幅ΔNeiを次の(1)式
により算出する。
【0023】 ΔNei=1/2・(Nemax−Nemin) ……(1) この後、この回転変動振幅ΔNeiについて4回転分の平
均化処理を行い、次の(2)式によりエンジン回転変動
振幅ΔNeを算出する。
均化処理を行い、次の(2)式によりエンジン回転変動
振幅ΔNeを算出する。
【0024】 ΔNe=1/4・(ΔNei-3+ΔNei-2+ΔNei-2+ΔNei) ……(2) 尚、この平均化処理は、4回転分に限らず、3回転分以
下、或は5回転分以上であっても良い。また、平均化処
理に代えて、なまし処理を行うようにしても良い。
下、或は5回転分以上であっても良い。また、平均化処
理に代えて、なまし処理を行うようにしても良い。
【0025】また、エンジン回転変動振幅ΔNeを算出
する際に、エンジン回転数Neが高いときには、ステッ
プ105でのエンジン回転数Neの読み込みの間隔を長
くして(例えば30℃Aから60℃Aに切り替えて)、
高回転時における回転変動振幅ΔNeiの算出処理に時間
的な余裕をもたせるようにしても良い。
する際に、エンジン回転数Neが高いときには、ステッ
プ105でのエンジン回転数Neの読み込みの間隔を長
くして(例えば30℃Aから60℃Aに切り替えて)、
高回転時における回転変動振幅ΔNeiの算出処理に時間
的な余裕をもたせるようにしても良い。
【0026】また、上記第1実施例では、回転変動振幅
ΔNeiを1回転(360℃A)内の最大回転数Nemaxと
最小回転数Neminとの差を1/2にして求めるようにし
たが、エンジン回転数Neの読み込み毎(例えば30℃
A毎)の変化量を次の(3)式で算出して回転変動振幅
ΔNeiを求めるようにしても良い。
ΔNeiを1回転(360℃A)内の最大回転数Nemaxと
最小回転数Neminとの差を1/2にして求めるようにし
たが、エンジン回転数Neの読み込み毎(例えば30℃
A毎)の変化量を次の(3)式で算出して回転変動振幅
ΔNeiを求めるようにしても良い。
【0027】 ΔNe=1/2・(Nei-1−Nei) ……(3) 或は、所定時間当たりのエンジン回転数Neの偏差から
回転変動振幅ΔNeiを求めるようにしても良い。
回転変動振幅ΔNeiを求めるようにしても良い。
【0028】以上のようにして求めたエンジン回転変動
振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算して目標スリップ
量を算出する理由は、次の通りである。つまり、スリッ
プ制御中は、図4に示すようなエンジン回転変動に応じ
てトルクコンバータ19の入出力回転数差(スリップ
量)が変動するが、目標スリップ量が小さい状態でエン
ジン回転変動によりスリップ量が変動すると、その変動
によりスリップ量が小さくなる毎にエンジン回転数Ne
とタービン回転数NTとが接近し過ぎて、トルクコンバ
ータ19からこもり音が発生する。そこで、こもり音の
発生を抑える最小のスリップ量を最小スリップ量αとし
て設定し、エンジン回転変動振幅ΔNeにこの最小スリ
ップ量αを加算して目標スリップ量を算出することで、
最小回転数Neminのときでも最小スリップ量αを確保す
るものである。これにより、エンジン回転変動振幅ΔN
eに応じて目標スリップ量をリアルタイムで適正値に可
変することができ、こもり音の発生や加速性低下を抑え
ながら、スリップ量を小さくして燃費を向上させること
ができる。
振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算して目標スリップ
量を算出する理由は、次の通りである。つまり、スリッ
プ制御中は、図4に示すようなエンジン回転変動に応じ
てトルクコンバータ19の入出力回転数差(スリップ
量)が変動するが、目標スリップ量が小さい状態でエン
ジン回転変動によりスリップ量が変動すると、その変動
によりスリップ量が小さくなる毎にエンジン回転数Ne
とタービン回転数NTとが接近し過ぎて、トルクコンバ
ータ19からこもり音が発生する。そこで、こもり音の
発生を抑える最小のスリップ量を最小スリップ量αとし
て設定し、エンジン回転変動振幅ΔNeにこの最小スリ
ップ量αを加算して目標スリップ量を算出することで、
最小回転数Neminのときでも最小スリップ量αを確保す
るものである。これにより、エンジン回転変動振幅ΔN
eに応じて目標スリップ量をリアルタイムで適正値に可
変することができ、こもり音の発生や加速性低下を抑え
ながら、スリップ量を小さくして燃費を向上させること
ができる。
【0029】以上説明した第1実施例におけるスリップ
制御を実施した場合の燃費向上効果を図6に示す。この
図6において、実線がスリップ制御有りの場合で、点線
がスリップ制御無しの場合である。スリップ制御を実施
することで、スリップ量を必要最小限に抑えて、トルク
コンバータ19(T/C)の入力回転数とT/C出力回
転数(タービン回転数NT)との回転数差を必要最小限
まで小さくすることができ、トルクコンバータ19内に
おける伝達損失を最小にして、図6に斜線領域で示すよ
うな優れた燃費向上効果を得ることができる。
制御を実施した場合の燃費向上効果を図6に示す。この
図6において、実線がスリップ制御有りの場合で、点線
がスリップ制御無しの場合である。スリップ制御を実施
することで、スリップ量を必要最小限に抑えて、トルク
コンバータ19(T/C)の入力回転数とT/C出力回
転数(タービン回転数NT)との回転数差を必要最小限
まで小さくすることができ、トルクコンバータ19内に
おける伝達損失を最小にして、図6に斜線領域で示すよ
うな優れた燃費向上効果を得ることができる。
【0030】尚、目標スリップ量の算出方法は、エンジ
ン回転変動振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算する方
法に限定されず、予めエンジン回転変動振幅ΔNeに応
じて設定されたマップから目標スリップ量を求めたり、
或は、目標スリップ量とエンジン回転変動振幅ΔNeと
の関係を予め関数TSLP(ΔNe)に設定し、その関数T
SLP(ΔNe)を用いて目標スリップ量を演算するように
しても良い。
ン回転変動振幅ΔNeに最小スリップ量αを加算する方
法に限定されず、予めエンジン回転変動振幅ΔNeに応
じて設定されたマップから目標スリップ量を求めたり、
或は、目標スリップ量とエンジン回転変動振幅ΔNeと
の関係を予め関数TSLP(ΔNe)に設定し、その関数T
SLP(ΔNe)を用いて目標スリップ量を演算するように
しても良い。
【0031】一方、図7は本発明の第2実施例を示した
ものであり、この第2実施例では、運転状態に応じてマ
ップ記憶手段に記憶されているマップから目標スリップ
量TSLPを求め、この目標スリップ量TSLPをエン
ジン回転変動振幅ΔNeに応じて補正する。以下、具体
的な処理の流れを図7に示すフローチャートに従って説
明する。但し、ステップ101〜104,109の処理
は、第1実施例と同じであるので、説明を省略する。
ものであり、この第2実施例では、運転状態に応じてマ
ップ記憶手段に記憶されているマップから目標スリップ
量TSLPを求め、この目標スリップ量TSLPをエン
ジン回転変動振幅ΔNeに応じて補正する。以下、具体
的な処理の流れを図7に示すフローチャートに従って説
明する。但し、ステップ101〜104,109の処理
は、第1実施例と同じであるので、説明を省略する。
【0032】ステップ104で、スリップ制御実行条件
が成立すると、ステップ111に進み、運転状態を示す
データとしてスロットル開度TA及びタービン回転数N
Tを読み込んだ後、ステップ112で、スロットル開度
TA及びタービン回転数NTと目標スリップ量TSLP
との関係を規定する二次元マップから目標スリップ量T
SLPを求める。この二次元マップは、予め制御回路3
5内のメモリ(マップ記憶手段)に記憶されている。こ
のステップ112の処理は、目標スリップ量設定手段と
して機能する。
が成立すると、ステップ111に進み、運転状態を示す
データとしてスロットル開度TA及びタービン回転数N
Tを読み込んだ後、ステップ112で、スロットル開度
TA及びタービン回転数NTと目標スリップ量TSLP
との関係を規定する二次元マップから目標スリップ量T
SLPを求める。この二次元マップは、予め制御回路3
5内のメモリ(マップ記憶手段)に記憶されている。こ
のステップ112の処理は、目標スリップ量設定手段と
して機能する。
【0033】この後、ステップ113で、エンジン回転
数Neに基づいて第1実施例と同じ方法でエンジン回転
変動振幅ΔNeを算出する。次のステップ114で、エ
ンジン回転変動振幅ΔNeに応じた補正係数Kを演算す
る。この補正係数Kの演算はマップから求めても良い
し、予め設定された関数K(ΔNe)を用いて演算する
ようにしても良い。補正係数Kの演算後、ステップ11
5に進み、ステップ112で求めたマップ値(目標スリ
ップ量TSLP)に補正係数Kを乗算して、目標スリッ
プ量TSLPを補正する。これらステップ114,11
5の処理が特許請求の範囲でいう補正手段として機能す
る。次のステップ116で、補正後の目標スリップ量T
SLPに相当するデューティ比の信号をロックアップソ
レノイド30へ出力し、ロックアップクラッチ23のス
リップ量を目標スリップ量に一致させるように制御す
る。
数Neに基づいて第1実施例と同じ方法でエンジン回転
変動振幅ΔNeを算出する。次のステップ114で、エ
ンジン回転変動振幅ΔNeに応じた補正係数Kを演算す
る。この補正係数Kの演算はマップから求めても良い
し、予め設定された関数K(ΔNe)を用いて演算する
ようにしても良い。補正係数Kの演算後、ステップ11
5に進み、ステップ112で求めたマップ値(目標スリ
ップ量TSLP)に補正係数Kを乗算して、目標スリッ
プ量TSLPを補正する。これらステップ114,11
5の処理が特許請求の範囲でいう補正手段として機能す
る。次のステップ116で、補正後の目標スリップ量T
SLPに相当するデューティ比の信号をロックアップソ
レノイド30へ出力し、ロックアップクラッチ23のス
リップ量を目標スリップ量に一致させるように制御す
る。
【0034】この第2実施例においても、ステップ11
5の補正処理により、エンジン回転変動振幅ΔNeに応
じて目標スリップ量TSLPをリアルタイムで適正値に
可変することができ、前記第1実施例と同じく、こもり
音の発生や加速性低下を抑えながら、スリップ量を小さ
くして燃費を向上させることができる。
5の補正処理により、エンジン回転変動振幅ΔNeに応
じて目標スリップ量TSLPをリアルタイムで適正値に
可変することができ、前記第1実施例と同じく、こもり
音の発生や加速性低下を抑えながら、スリップ量を小さ
くして燃費を向上させることができる。
【0035】尚、ステップ111,112において、運
転状態を示すデータとしてスロットル開度TA及びター
ビン回転数NTを用いるようにしたが、吸気量や吸気管
圧力等の他のエンジン負荷データを用いるようにしても
良い。
転状態を示すデータとしてスロットル開度TA及びター
ビン回転数NTを用いるようにしたが、吸気量や吸気管
圧力等の他のエンジン負荷データを用いるようにしても
良い。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、エンジン回転変動振幅に応
じて目標スリップ量を可変設定するようにしたので、目
標スリップ量をリアルタイムで適正値に可変することが
できて、こもり音の発生や加速性低下を抑えながら、ス
リップ量を小さくして燃費を向上させることができる。
の請求項1の構成によれば、エンジン回転変動振幅に応
じて目標スリップ量を可変設定するようにしたので、目
標スリップ量をリアルタイムで適正値に可変することが
できて、こもり音の発生や加速性低下を抑えながら、ス
リップ量を小さくして燃費を向上させることができる。
【0037】しかも、請求項2では、エンジン回転変動
振幅に最小スリップ量を加算して目標スリップ量を求め
るようにしたので、エンジン回転数が低下したときでも
こもり音防止に必要な最小限度のスリップ量を確実に確
保できると共に、エンジン回転変動振幅に最小スリップ
量を加算するという極めて簡単な処理で目標スリップ量
を求めることができ、演算処理の高速化にも対応でき
る。
振幅に最小スリップ量を加算して目標スリップ量を求め
るようにしたので、エンジン回転数が低下したときでも
こもり音防止に必要な最小限度のスリップ量を確実に確
保できると共に、エンジン回転変動振幅に最小スリップ
量を加算するという極めて簡単な処理で目標スリップ量
を求めることができ、演算処理の高速化にも対応でき
る。
【0038】また、請求項3では、運転状態に応じてマ
ップから求めた目標スリップ量をエンジン回転変動振幅
に応じて補正するようにしたので、この補正によってエ
ンジン回転変動振幅に応じて目標スリップ量をリアルタ
イムで適正値に可変することができて、請求項1の場合
と同じく、こもり音の発生や加速性低下を抑えながら、
スリップ量を小さくして燃費を向上させることができ
る。
ップから求めた目標スリップ量をエンジン回転変動振幅
に応じて補正するようにしたので、この補正によってエ
ンジン回転変動振幅に応じて目標スリップ量をリアルタ
イムで適正値に可変することができて、請求項1の場合
と同じく、こもり音の発生や加速性低下を抑えながら、
スリップ量を小さくして燃費を向上させることができ
る。
【図1】本発明の第1実施例を示すシステム全体の概略
構成図
構成図
【図2】制御回路のソフトウエア機能を概念的に示す機
能ブロック図
能ブロック図
【図3】ロックアップ制御ルーチンの処理の流れを示す
フローチャート
フローチャート
【図4】エンジン回転数Neの変動の一例を示すタイム
チャート
チャート
【図5】ロックアップ制御とスリップ制御のパターンを
設定したマップを示す図
設定したマップを示す図
【図6】スリップ制御による燃費向上効果を説明する図
【図7】本発明の第2実施例におけるロックアップ制御
ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
11…エンジン、13…スロットルバルブ、14…スロ
ットル開度センサ、17…エンジン回転センサ、18…
自動変速機、19…トルクコンバータ、20…ポンプイ
ンペラ、21…タービンライナ、22…タービン軸、2
3…ロックアップクラッチ、24…変速機、25…ター
ビン回転センサ、30…ロックアップソレノイド、32
…出力軸、34…出力軸回転センサ、35…制御回路
(回転変動振幅判定手段,目標スリップ量設定手段)。
ットル開度センサ、17…エンジン回転センサ、18…
自動変速機、19…トルクコンバータ、20…ポンプイ
ンペラ、21…タービンライナ、22…タービン軸、2
3…ロックアップクラッチ、24…変速機、25…ター
ビン回転センサ、30…ロックアップソレノイド、32
…出力軸、34…出力軸回転センサ、35…制御回路
(回転変動振幅判定手段,目標スリップ量設定手段)。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動変速機のトルクコンバータに設けら
れたロックアップクラッチのスリップ量を目標スリップ
量に合わせるように制御して前記トルクコンバータの入
出力回転数差を制御する自動変速機のロックアップクラ
ッチ制御装置において、 エンジン回転変動振幅を判定する回転変動振幅判定手段
と、 この回転変動振幅判定手段により求められるエンジン回
転変動振幅に応じて前記目標スリップ量を可変設定する
目標スリップ量設定手段とを備えたことを特徴とする自
動変速機のロックアップクラッチ制御装置。 - 【請求項2】 前記目標スリップ量設定手段は、前記回
転変動振幅判定手段により求められるエンジン回転変動
振幅に最小スリップ量を加算して目標スリップ量を求め
ることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機のロッ
クアップクラッチ制御装置。 - 【請求項3】 自動変速機のトルクコンバータに設けら
れたロックアップクラッチのスリップ量を目標スリップ
量に合わせるように制御して前記トルクコンバータの入
出力回転数差を制御する自動変速機のロックアップクラ
ッチ制御装置において、 予め運転状態に応じて設定された目標スリップ量のマッ
プを記憶するマップ記憶手段と、 運転状態を検出する運転状態検出手段と、 エンジン回転変動振幅を判定する回転変動振幅判定手段
と、 前記運転状態検出手段により検出した運転状態に応じて
前記マップ記憶手段に記憶されているマップから目標ス
リップ量を求める目標スリップ量設定手段と、 この目標スリップ量設定手段により求められる目標スリ
ップ量を前記回転変動振幅判定手段により求められるエ
ンジン回転変動振幅に応じて補正する補正手段とを備え
たことを特徴とする自動変速機のロックアップクラッチ
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2084595A JPH08219276A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2084595A JPH08219276A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08219276A true JPH08219276A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12038423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2084595A Pending JPH08219276A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08219276A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100350150B1 (ko) * | 2000-05-19 | 2002-08-27 | 현대자동차주식회사 | 차량용 자동변속기의 댐퍼 클러치 제어방법 |
| JP2010164092A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置および制御方法 |
| KR20220099591A (ko) * | 2021-01-06 | 2022-07-14 | 주식회사 현대케피코 | 차량용 동력전달장치 및 그 제어방법 |
| CN118815926A (zh) * | 2024-07-24 | 2024-10-22 | 中国第一汽车股份有限公司 | 自动变速器的标定控制方法、装置、车辆、介质及程序 |
-
1995
- 1995-02-09 JP JP2084595A patent/JPH08219276A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100350150B1 (ko) * | 2000-05-19 | 2002-08-27 | 현대자동차주식회사 | 차량용 자동변속기의 댐퍼 클러치 제어방법 |
| JP2010164092A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置および制御方法 |
| US8210988B2 (en) | 2009-01-13 | 2012-07-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle controller and control method |
| KR20220099591A (ko) * | 2021-01-06 | 2022-07-14 | 주식회사 현대케피코 | 차량용 동력전달장치 및 그 제어방법 |
| CN118815926A (zh) * | 2024-07-24 | 2024-10-22 | 中国第一汽车股份有限公司 | 自动变速器的标定控制方法、装置、车辆、介质及程序 |
| WO2026020587A1 (zh) * | 2024-07-24 | 2026-01-29 | 中国第一汽车股份有限公司 | 自动变速器的标定控制方法、装置、车辆、介质及程序 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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