JPH08221057A - オルゴールの演奏部ユニット及びこれを備えたオルゴール - Google Patents
オルゴールの演奏部ユニット及びこれを備えたオルゴールInfo
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Abstract
も、種々の駆動体に適用可能な対応性を備えたオルゴー
ルの構造を実現する。 【構成】 フレーム1の上に取り付けられた振動板4に
隣接して、回転ドラム3が軸支部2,12により取り付
けられている。回転ドラム3の軸支部12側の端には大
径歯車31が形成され、軸端部34を介して所定の間隔
で軸支部12と対向している。大径歯車31の端面には
ラチェット係合面31aが形成され、ラチェットの爪に
係合するようになっている。フレーム1には駆動体取付
部Aが設けられ、ここに電動モータや手動ハンドル等の
駆動体を取付固定するようになっている。
Description
ット及びこれを備えたオルゴールに係り、特に、回転ド
ラムと振動板とからなる演奏部ユニットを複数種類の駆
動体に対して取付可能に構成した新規構造に関する。
動板とからなる演奏部と、全舞駆動源、電動モータ等か
らなる駆動体部と、該駆動体部から演奏部へ回転を伝達
する伝達歯車列から構成される種々の構造を持つものが
ある。しかし、近年、ムーブメントの低コスト化を図る
ために、演奏部のみを独立して構成して演奏部ユニット
とし、複数の駆動体を取付け可能に構成し、この演奏部
ユニットに駆動体を適宜取付けてオルゴールのムーブメ
ントを完成させるような試みがある。
トで種々の駆動源を用いることができるので、多数の仕
様を満たさなければならない場合でも部品の共通化や製
造工程の共通化が可能になり、製造コストを低減するこ
とができる。また、演奏部ユニットのみを供給して、供
給先で玩具等に組み込む場合にも容易に対応できるとい
う利点がある。
たモータ駆動のオルゴールを示すものである。このオル
ゴールは、フレーム1と、このフレーム1の上に軸支部
2を介して取付けられた回転ドラム3と、回転ドラム3
の周面に植設された係合ピンに係合可能に配置された振
動板4とから成る演奏部ユニットが構成されている。こ
の演奏部ユニットの回転ドラム3及び振動板4の側面側
には取付板5がカシメ固定されており、この取付板5の
立上り部51に回転ドラム3の軸支部2とは反対側の軸
端が軸支されている。取付板5には電動モータ6及び伝
達歯車列7,8,9,10,11が取付けられている。
ム軸7には、取付板5に軸支された第1歯車軸に形成さ
れた第2歯車8が噛合し、第1歯車軸の軸端に形成され
た第3歯車9は取付板に軸支された第2歯車軸に形成さ
れた第4歯車10に噛合し、さらに第2歯車軸の軸端に
形成された第5歯車11が回転ドラム3の端板に形成さ
れた大径歯車31に噛合している。なお、板バネ32は
回転ドラム3を軸支部2側へ所定の弾性力で押さえ付
け、回転ドラム3に所定の回転抵抗を付与するためのも
のである。
来のオルゴールにおいては、種々の駆動体を取付けでき
るようにするためには、図5に示すように演奏部ユニッ
ト全体を完全に独立させずに、回転ドラム3の軸支部2
とは反対の軸支部を取付板5側に設ける等により対応性
を高める必要がある。このため、オルゴール組立時には
回転ドラム3は取付板5の取付後に初めて固定されるの
で、演奏部ユニット自体を独立して製造することができ
ず、半完成品として保管することも困難であり、製造コ
ストの充分な低減ができなかった。
であり、その課題は、演奏部ユニットを独立した構造と
しながらも、種々の駆動体に適用可能な対応性を備えた
オルゴールの構造を実現することにある。
に本発明が講じた手段は、フレームと、該フレーム上に
固定され、周面に係合ピンを植設した回転ドラムと、該
回転ドラムに隣接する前記フレーム上に固定され、前記
回転ドラムの係合ピンに係合するように配置された振動
板とを有するオルゴールの演奏部ユニットにおいて、前
記フレームには、前記回転ドラムの両端軸部を軸支する
第1及び第2の軸支部と、該第2の軸支部の設置側に駆
動体取付部とを設けるとともに、前記第2の軸支部と前
記回転ドラムの端板との間に間隔を設け、該端板に駆動
力の伝達可能な係合構造を設けるものである。
歯を刻設した歯車構造とする場合がある。
成された、爪に係合可能な歯構造とする場合もある。
演奏部ユニットの前記駆動体取付部に取付板を固定し、
該取付板に電動モータを取付け、該電動モータの出力を
前記取付板に軸支された伝達歯車列を介して前記端板に
伝達することが好ましい。
第2の軸支部の外側に配置し、前記振動板の設置側に前
記電動モータの出力軸を設けることが望ましい。
る歯車軸を前後の歯車に対して上方に配置し、該歯車軸
を軸支する前記取付板の一対の取付軸支部のうち少なく
とも一方の周囲内面には、該取付軸支部から外側に向け
て形成された傾斜案内面を設けることが望ましい。
ットの前記駆動体取付部に取付板を固定し、前記端板と
前記第2の軸支部との間に前記爪車に対して回転方向に
より係脱する爪を備えた回転歯車を回転可能に取付け、
前記回転歯車に噛合するウオーム軸を前記取付板に取付
けることが好ましい。
記演奏部ユニットの前記駆動体取付部に設置され、前記
係合構造に対して回転方向により係脱する爪を備えたプ
ッシュレバーを設けることが好ましい。
1及び第2の軸支部により軸支しているので、回転ドラ
ムを演奏部ユニットにおいて固定することができるから
演奏部ユニットを独立して製造、保管できるとともに、
第2の軸支部と端板との間に間隔を設けたので、駆動体
取付部に取付ける駆動体の発生する駆動力の端板への伝
達構造の設計の自由度を大きくすることができ、種々の
駆動体に対応することができる。
を端板に設けた場合においても、端板と第2の軸支部と
の間の間隔により端板に係合する部材の配置や形状等の
設計の自由度が高くなり、多数の駆動体を取付可能とす
ることができる。
ータを取付ける場合、電動歯車列を適宜取付板に配置し
て端板に回転を伝達することができる。この場合、端板
と軸支部との間に間隔を設けてあるので、伝達歯車列の
うち前記端板に係合する歯車若しくは前記端板の端面側
に位置する歯車等を配置する充分な空間が取れ、歯車列
の自由な設計が可能であるとともに、種々の機種に演奏
部ユニットを適合させることができる。
モータの出力軸を配置することにより、振動板の設置領
域に沿った距離がフレーム内に存在するので、伝達歯車
列の取り回しが容易になるとともに、演奏部ユニットの
フレーム内に伝達歯車列を配置することが可能になり、
衝撃による歯車の破損等の事故を防止することができ
る。
内面側に傾斜案内面を設けることにより、伝達歯車列の
組立の最後に歯車軸の端部を傾斜案内面に当接させなが
ら取付軸支部に向かって滑らせるだけで前後の歯車に対
して上方から噛合させることができるので、きわめて容
易に伝達歯車の組立ができる。この場合、伝達歯車列の
中間にある前記歯車軸を最後に装着することにより、回
転ドラムの逆転による演奏部の損傷や応力に起因する歯
車の損傷を避けて安全かつ容易な伝達歯車列の組立がで
きる。
回転可能に取付けた回転歯車をウォーム軸に係合させる
ことにより、ウォーム軸の回転により回転歯車が回転
し、回転歯車の爪により端板が一方向には回転駆動さ
れ、逆方向には爪の係合が外れて回転が伝達されない。
この場合、端板と軸支部との間に間隔を設けてあるの
で、端板の係合構造と爪を有する回転歯車によりラチェ
ット機構を構成するに充分な配置空間を取ることがで
き、逆転を防止した回転ドラムの駆動を可能としつつ、
種々の駆動部を持つ多くの機種に対応できる。
方向により係脱する爪を備えたプッシュレバーを固定す
ることにより、プッシュレバーを動作させることにより
端板を1方向に回転させることができる。この場合、端
板と軸支部との間に間隔を設けてあるので、端板の係合
構造とプッシュレバーの爪によりラチェット機構を構成
するに充分な配置空間を取ることができ、逆転を防止し
た回転ドラムの駆動を可能としつつ、種々の駆動部を持
つ多くの機種に対応できる。
ットの実施例を説明する。図1には演奏部ユニットの全
体構成を示す。フレーム1の上には軸支部2,12を介
して回転ドラム3が回転可能に軸支され、回転ドラム3
の周面に植設された係合ピンに係合するように、振動板
4がねじ固定されている。軸支部2においては、回転ド
ラム3の一方の軸端部33がカシメにより圧着固定され
ている。
ており、軸支部2にカシメ固定されている部分で軸線方
向に固定されるとともに、軸端部33の端面には端穴3
3aが形成され、この端穴33a内に先端角錐状の工具
(図示せず。)を挿入することにより、軸支部2に対し
て軸端部33を回転させることができ、回転ドラム3を
軸線方向に移動させることができるようになっている。
一方、回転ドラム3の軸端部34は所定長さ(例えば4
〜6mm)に形成され、その先端がフレーム1上から突
出する軸支部12に回転自在に軸支されている。
板と一体に形成された大径歯車31が取付固定されてい
る。この大径歯車31の端面には、図1(b)に示すよ
うにリング状のラチェット係合面31aが形成され、所
定の爪に係合して、回転ドラム3が回転するように構成
されている。大径歯車31の端面と上記軸支部12との
間には、上記所定の長さを持つ軸端部34により、その
長さに一致した間隔が形成されている。このラチェット
係合面は種々の構造を採りうるものであり、駆動体の構
造に応じて単なる歯車として用いてもよい。駆動体の接
続構造がすべてこの係合面に対応している場合には、大
径歯車の外周に刻設された歯は不要であり、逆に駆動体
の全ての接続構造が外周の歯に対応している場合には、
ラチェット係合面31aは不要である。
動板4の手前側、即ち軸支部12側の表面はほぼ平面状
に形成され、駆動体取付部Aとして設定されている。こ
の駆動体取付部Aには、ネジ孔13,14,15と、先
端円錐状の位置決め用ボス16と、底面円錐状の位置決
め用穴17とが形成されている。これらは種々の駆動体
(伝達機構を含む。)を取付けるために設けられたもの
で、駆動体の種類、形状、構造等により上記ネジ孔、ボ
ス、穴のいずれか少なくとも一つを固定のために用いる
ようになっている。
タを取付けてモータ駆動のオルゴールを構成した場合を
示す。フレーム1の駆動体取付部A上には、取付板5が
ネジ孔13,14に螺合する固定ネジ56,57を介し
て取付固定されている。この取付板5は、1枚の金属板
をプレス加工して成形されており、上方へ屈曲させて形
成した立上り部52,53,54,55を備えている。
立上り部54の上端には、右側に延長しつつ、外側に開
くように傾斜した傾斜案内部54aが形成されている。
着され、電動モータ6の外部端子61,62は、立上り
部52に固着された配線板71を貫通するとともに、配
線板71上に形成された電極パターンに導電接続されて
いる。電動モータ6の出力軸に固着されたウォーム軸6
1には、取付板5の立上り部53と54に軸支された第
1歯車軸62に形成された第2歯車62aが噛合してい
る。第1歯車軸62の他の軸端に形成された第3歯車6
2bは、取付板の立上り部53と55に軸支された第2
歯車軸63に形成された第4歯車63aに噛合してい
る。第2歯車軸63の軸部に形成された第5歯車63b
は、上記大径歯車31に噛合する。
トは、その駆動体取付部Aに取付板5に固定された電動
モータ6及び伝達歯車機構61,62,63を装着でき
るようになっているが、軸支部2,12によりフレーム
1上に回転ドラム3が完全に取付されているので、演奏
部ユニットとして完成かつ独立した構造となっており、
ユニットのみで独立した組立が可能であり、ユニット自
体で管理保管することができるので、多機種少量生産の
ラインにおいても製造工程が簡略化できる。
大径歯車31と軸支部12との間に間隔が設けられてい
るので、図2(a)に示すように大径歯車31の近傍に
他の歯車(第4歯車63a)を配設することが可能にな
り、伝達歯車機構の取り回しが容易になる。このことは
歯車機構の設計の自由度が大きくなることを意味するの
で、伝達歯車列の容積を低減でき、オルゴールの小形化
を図る上でも大きな効果をもたらす。
トにおいては、回転ドラム3の軸端部33の外周にネジ
山を刻設するとともに、軸端部33の端面に端穴33a
を穿設したので、この端穴33aに工具を挿入して軸線
方向の応力を加え、回転させることにより、回転ドラム
3を軸線方向に移動させて、回転ドラム3と軸支部2と
12の軸線方向の取付圧を調整することができる。した
がって、歯車のバックラッシ等に起因するノイズ発生を
防止するために回転ドラム3の回転抵抗を適宜に調節す
ることができ、図5に示すように板バネによって回転ド
ラム3を軸線方向に押圧する必要がなくなり、部品点数
の低減と組立工数の低減により低コスト化を図ることが
できる。
軸側から演奏部ユニット側へ伸びる第1歯車軸62を、
ウォーム軸61の上方に配置するとともに第4歯車63
aの斜め上方から係合するように設定したので、この第
1歯車軸62を最後に取付けて組立できるように構成さ
れている。従来、伝達歯車機構の組立時において、第5
歯車63bを最後に接続した際に大径歯車31との噛み
合いのずれに起因して発生する回転ドラム3の逆転によ
り、係合ピン又は振動板のリードの損傷を起こすことが
度々あったが、本実施例によれば、第2歯車軸63を取
付けた後、最後に第1歯車軸62を、第4歯車63aに
対して噛み合いを合わせて上方から取付け、最終的にウ
ォーム軸61に対して噛合させることにより回避でき
る。
へ広がるように屈曲形成された傾斜案内部54aが形成
されているから、第1歯車軸62の第3歯車62b側の
端部を先ず立上り部53に軸支させ、第3歯車62bと
第4歯車63aとを先に噛合させた後、第1歯車軸62
の第2歯車62a側の端部を傾斜案内部54aの内面の
傾斜面に当接させながら内側へ押し込み、ウォーム軸6
1との噛み合いを合わせて、ウォーム軸61と第2歯車
62aとを噛合させることができる。
して伝達しているので、第1歯車軸62の取付時に出力
側(回転ドラム側)が回転することはなく、入力側(電
動モータ側)のウォーム軸61の方が出力側に接続され
た第2歯車62aの噛み合いに合わせるようにして噛合
するため、回転ドラム3及び振動板4を損傷する恐れは
ない。
側にあり、上側から噛合するように構成されているた
め、特に精度の要求される第3歯車62bに不良があっ
た場合でも容易に交換できるという利点があり、しかも
上記伝達歯車機構の組立に余分な労力が不要で噛合も容
易にできるため、伝達歯車機構の組立時における各歯車
の損傷をも防止できる。
めには組立後に回転ドラム3の係合ピンと振動板4のリ
ードとの間の間隔調整(かみあい調整)を行うが、この
際において、電動モータ6の外部端子がフレーム1の左
右(図1(a)及び図2(b)の視点で見た場合、以下
同様。)側面よりも外側に出ているので、電源ラインの
接続が容易になっている。
たウォーム軸61並びに伝達歯車機構全体がフレーム1
の左右側面の内側に配置されているため、オルゴールム
ーブメントを誤って落下させた場合でも、歯車列に外力
が加わり難くなり、破損の恐れが少なくなっている。こ
のようにフレームの左右側面の範囲内に電動モータ6及
び伝達歯車機構を全て収容できたのは、従来とは反対に
電動モータ6の出力軸を振動板4の側面側に配置したた
めである。即ち、回転ドラム3の大径歯車31に対し
て、電動モータ6の出力軸(ウォーム軸61の固着され
ている軸)から伝達歯車列を配置するわけであるが、こ
の部分には、振動板4の左右方向の長さ分だけ空間が存
在しているので、従来のように回転ドラムの側面側に配
置する場合に比して大きな余裕があるからである。
の傾斜案内部54aがフレーム1の左右側面の延長線側
に延長形成されているため、伝達歯車列のうち最も上方
に配置されている第1歯車軸62は傾斜案内部54aに
より保護されていて、直接外部物体に接触することによ
る歯車列の損傷の可能性を低減させている。
ユニットに他の駆動体を装着した例を示す。図3はクラ
ンク状の駆動軸80を装着して手動で駆動する場合若し
くは旋回運動を駆動源とする場合に好適な構造を示すも
のである。駆動軸80の外端部には駆動軸80に対して
回転自在に取付けられた把持部81が設けられ、その反
対側には周面上に刻設されたウォーム軸部82が形成さ
れている。駆動軸80はフレーム1の駆動体取付部Aに
固定ネジ84,85を介して取付固定された樹脂製の軸
受部材83に回転自在に軸支されている。
31と軸支部12との間の軸端部34には、ラチェット
歯車86が回転自在に取付けられている。このラチェッ
ト歯車86には、図3(b)に示すように、その回転ド
ラム3側に爪車部86aが設けられ、反対側の軸支部1
2側に歯車部86bが設けられている。歯車部86bに
は上記駆動軸80のウォーム軸部82が上方から噛合し
ている。爪車部86aは2回の回転対象性を持つ形状に
形成され、180度異なる位置に2つの爪部86a−
1,86a−2が形成されている。この爪部86a−
1,86a−2はそれぞれ大径歯車31のラチェット係
合面31aに係合している。
ェット係合面31aと、これに係合するラチェット歯車
86の2つの爪とは、所謂ラチェット機構を構成し、回
転ドラム3の順方向回転のみを伝達する1方向クラッチ
として機能する。なお、図示していないが、上述の駆動
軸80、ラチェット歯車86及び軸支部12は、上記軸
受部材83によりフレーム1の外縁側が完全に被覆され
ており、さらに図示しない天板により軸受部材83の上
部も閉鎖されるようになっている。
駆動軸80を回転させることにより、ウォーム軸部8
2、歯車部86b、爪車部86a、ラチェット係合面3
1aを経て回転ドラム3が回転駆動される。ここで、駆
動軸80を逆方向に回転させる場合は、ラチェット歯車
86とラチェット係合面31aとの回転伝達が外れ、爪
部86a−1,86a−2がラチェット係合面31a上
を空回りするだけであるため、回転ドラム3の逆回転は
発生せず、回転ドラム3及び振動板4の損傷は防止され
ている。
されている回転ドラム3の軸端部34にラチェット歯車
86を係合させるだけで、簡単に手動用の駆動軸80を
装着して駆動することができ、演奏部ユニットの本来の
構造には何ら手を加える必要がない。
バー90を取付けたオルゴールを示す。プッシュレバー
90は、バネ性を有する金属製薄板で形成され、下方に
押し下げることによってレバーに変形を起こさせる操作
部91と、フレーム1の駆動体取付部A上に固定ネジ9
5,96を介して固着された接合面部92と、接合面部
92から上方へ立上るバネ片部93,94とを備えてい
る。
出し、アーム状に湾曲してその先端に爪部93aを備え
ている。一方、バネ片部94も接合面部92から上方へ
突出し、アーム状に湾曲して把持部91に接続され、そ
の途中で下縁から下方やや回転ドラム3側に突出する爪
部94aを備えている。これらの爪部93a及び爪部9
4aは、大径歯車31のラチェット係合面31aにそれ
ぞれ係合している。
り下方へ押し下げると、バネ片部94は下方へ変形し、
先端の爪部94a(クリック)は大径歯車31を順方向
へラチェット係合面31aに形成されている歯1つ分だ
け回動させ、爪部94aが大径歯車31を送り終わった
時点で上記爪部93a(ポール)が上方においてラチェ
ット係合面31aに形成されている歯に完全に係合する
ようになっている。このとき、操作部91に加えていた
力を離すと、バネ片部94は上方へ復帰し、爪部94a
もラチェット係合面31a上を滑って上方へ復帰する。
このとき、爪部93aはラチェット係合面31aにしっ
かりと係合して、大径歯車31の逆転を防止する。
し下げ力が操作部91に加わる毎にラチェット係合面3
1aの歯1つ分だけ回転ドラム3を回動させ、オルゴー
ルを1音ずつ鳴奏させるようになっている。
そのままプッシュレバー90を取付けるだけで、簡単に
駆動体を含むオルゴールを完成させることができる。プ
ッシュレバー90は薄板状であるため、設置空間を殆ど
要しないが、厚板状のものであっても、大径歯車31と
軸支部12との間隔は充分に空いているので、取付けに
全く支障はなく、種々の形状のレバーを取付けられるこ
とが判る。
フレーム1上に軸支部12を設けることによって回転ド
ラム3を完全に固定した構造にしたので、従来の完成し
たオルゴールの部分品としての意義しか持たなかった演
奏部ユニットを完全な1部品として構成したこととな
り、半製品としての演奏部ユニットの取扱がきわめて容
易になるとともに、様々な駆動体への適用も容易にな
り、共通の演奏部ユニットにより多くの機種展開が可能
になる。また、機種間の互換性が可能で、標準化設計も
容易になる。
チェット係合面31aを設けたことにより、そのままラ
チェット部品を係合させることができ、手動ハンドルや
プッシュレバー等の駆動部品の装着が容易になる。な
お、駆動体と演奏部ユニットとの接続構造としては、ラ
チェット機構と同様の作用をコイルスプリング等を用い
た1方向クラッチで構成することもでき、したがって、
大径歯車31の端面構造はラチェット係合面に限らず任
意の係合構造とすることができる。
たことにより、この間隙部に、伝達歯車、ラチェット歯
車、プッシュレバー等の様々な駆動・伝達機構を容易に
配置できるので、駆動体の取付け若しくは駆動力伝達の
自由度が確保され、多機種への対応性及び組立容易性が
向上する。
下の効果を奏する。
を第1及び第2の軸支部により軸支しているので、回転
ドラムを演奏部ユニットにおいて固定することができる
から演奏部ユニットを独立して製造、保管できるととも
に、第2の軸支部と端板との間に間隔を設けたので、駆
動体取付部に取付ける駆動体の発生する駆動力の端板へ
の伝達構造の設計の自由度を大きくすることができ、種
々の駆動体に対応することができる。
を端板に設けた場合においても、端板と第2の軸支部と
の間の間隔により端板に係合する部材の配置や形状等の
設計の自由度が高くなり、多数の駆動体を取付可能とす
ることができる。
ータを取付ける場合、電動歯車列を適宜取付板に配置し
て端板に回転を伝達することができる。この場合、端板
と軸支部との間に間隔を設けてあるので、伝達歯車列の
うち前記端板に係合する歯車若しくは前記端板の端面側
に位置する歯車等を配置する充分な空間が取れ、歯車列
の自由な設計が可能であるとともに、種々の機種に演奏
部ユニットを適合させることができる。
モータの出力軸を配置することにより、振動板の設置領
域に沿った距離がフレーム内に存在するので、伝達歯車
列の取り回しが容易になるとともに、演奏部ユニットの
フレーム内に伝達歯車列を配置することが可能になり、
衝撃による歯車の破損等の事故を防止することができ
る。
内面側に傾斜案内面を設けることにより、伝達歯車列の
組立の最後に歯車軸の端部を傾斜案内面に当接させなが
ら取付軸支部に向かって滑らせるだけで前後の歯車に対
して上方から噛合させることができるので、きわめて容
易に伝達歯車の組立ができる。この場合、伝達歯車列の
中間にある前記歯車軸を最後に装着することにより、回
転ドラムの逆転による演奏部の損傷や応力に起因する歯
車の損傷を避けて安全かつ容易な伝達歯車列の組立がで
きる。
回転可能に取付けた回転歯車をウォーム軸に係合させる
ことにより、ウォーム軸の回転により回転歯車が回転
し、回転歯車の爪により端板が一方向には回転駆動さ
れ、逆方向には爪の係合が外れて回転が伝達されない。
この場合、端板と軸支部との間に間隔を設けてあるの
で、端板の係合構造と爪を有する回転歯車によりラチェ
ット機構を構成するに充分な配置空間を取ることがで
き、逆転を防止した回転ドラムの駆動を可能としつつ、
種々の駆動部を持つ多くの機種に対応できる。
方向により係脱する爪を備えたプッシュレバーを固定す
ることにより、プッシュレバーを動作させることにより
端板を1方向に回転させることができる。この場合、端
板と軸支部との間に間隔を設けてあるので、端板の係合
構造とプッシュレバーの爪によりラチェット機構を構成
するに充分な配置空間を取ることができ、逆転を防止し
た回転ドラムの駆動を可能としつつ、種々の駆動部を持
つ多くの機種に対応できる。
施例の全体構成を示す平面図(a)及び正面図(b)で
ある。
列を備えた駆動体を取付けたオルゴールの実施例の構造
を示す平面図(a)及び正面図(b)である。
ット機構を備えた駆動体を取付けたオルゴールの実施例
の構造を示す平面図(a)及び正面図(b)である。
ェット機構を備えた駆動体を取付けたオルゴールの実施
例の構造を示す平面図(a)及び正面図(b)である。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 フレームと、該フレーム上に固定され、
周面に係合ピンを植設した回転ドラムと、該回転ドラム
に隣接する前記フレーム上に固定され、前記回転ドラム
の係合ピンに係合するように配置された振動板とを有す
るオルゴールの演奏部ユニットにおいて、 前記フレームには、前記回転ドラムの両端軸部を軸支す
る第1及び第2の軸支部と、該第2の軸支部の設置側に
駆動体取付部とを設けるとともに、前記第2の軸支部と
前記回転ドラムの端板との間に間隔を設け、該端板に駆
動力の伝達可能な係合構造を設けたことを特徴とするオ
ルゴールの演奏部ユニット。 - 【請求項2】 請求項1において、前記係合構造は外周
に歯を刻設した歯車構造であることを特徴とするオルゴ
ールの演奏部ユニット。 - 【請求項3】 請求項1において、前記係合構造は前記
端板の端面に形成された、爪に係合可能な歯構造である
ことを特徴とするオルゴールの演奏部ユニット。 - 【請求項4】 請求項1に記載した演奏部ユニットの前
記駆動体取付部に取付板を固定し、該取付板に電動モー
タを取付け、該電動モータの出力を前記取付板に軸支さ
れた伝達歯車列を介して前記端板に伝達したことを特徴
とする演奏部ユニットを備えたオルゴール。 - 【請求項5】 請求項4において、前記電動モータを前
記第2の軸支部の外側に配置し、前記振動板の設置側に
前記電動モータの出力軸を設けることを特徴とする演奏
部ユニットを備えたオルゴール。 - 【請求項6】 請求項4において、前記伝達歯車列のう
ち上部に位置する歯車軸を軸支する前記取付板の一対の
取付軸支部のうち少なくとも一方の周囲内面には、該取
付軸支部から外側に向けて形成された傾斜案内面を設け
たことを特徴とする演奏部ユニットを備えたオルゴー
ル。 - 【請求項7】 請求項3に記載した演奏部ユニットの前
記駆動体取付部に取付板を固定し、前記端板と前記第2
の軸支部との間に前記爪車に対して回転方向により係脱
する爪を備えた回転歯車を回転可能に取付け、前記回転
歯車に噛合するウオーム軸を前記取付板に取付けたこと
を特徴とする演奏部ユニットを備えたオルゴール。 - 【請求項8】 請求項3に記載した演奏部ユニットの前
記駆動体取付部に設置され、前記係合構造に対して回転
方向により係脱する爪を備えたプッシュレバーを設けた
ことを特徴とする演奏部ユニットを備えたオルゴール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7051714A JP2989753B2 (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | オルゴールの演奏部ユニット及びこれを備えたオルゴール |
| CNB961035412A CN1139056C (zh) | 1995-02-16 | 1996-02-16 | 八音盒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7051714A JP2989753B2 (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | オルゴールの演奏部ユニット及びこれを備えたオルゴール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08221057A true JPH08221057A (ja) | 1996-08-30 |
| JP2989753B2 JP2989753B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=12894570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-02-16 CN CNB961035412A patent/CN1139056C/zh not_active Expired - Fee Related
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