JPH0822285B2 - 糸付き縫合針とその製造方法 - Google Patents
糸付き縫合針とその製造方法Info
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- JPH0822285B2 JPH0822285B2 JP61279250A JP27925086A JPH0822285B2 JP H0822285 B2 JPH0822285 B2 JP H0822285B2 JP 61279250 A JP61279250 A JP 61279250A JP 27925086 A JP27925086 A JP 27925086A JP H0822285 B2 JPH0822285 B2 JP H0822285B2
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- Surgical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、医療用手術に用いられる糸付き縫合針と
その製造方法に関する。
その製造方法に関する。
(従来の技術) 糸付き縫合針としては、(1)針元側の端部に結合す
る糸径より小さな下穴を設け、この下穴に押込バーまた
はドリルを回転圧入し、下穴を糸径とほぼ等しいかある
は大きい径に拡張成形して結合穴を形成し、この結合穴
に挿入された糸の結合端部を針の外周部をかしめること
により針と一体に結合する製造方法(例えば、特公昭59
−15648号公報)と、(2)針本体のほぼ全長にわたっ
て溝部を形成し、この溝部の全長に縫合糸を挿通固定し
てなる糸付き縫合針(特開昭61−103438号公報)などが
知られていた。
る糸径より小さな下穴を設け、この下穴に押込バーまた
はドリルを回転圧入し、下穴を糸径とほぼ等しいかある
は大きい径に拡張成形して結合穴を形成し、この結合穴
に挿入された糸の結合端部を針の外周部をかしめること
により針と一体に結合する製造方法(例えば、特公昭59
−15648号公報)と、(2)針本体のほぼ全長にわたっ
て溝部を形成し、この溝部の全長に縫合糸を挿通固定し
てなる糸付き縫合針(特開昭61−103438号公報)などが
知られていた。
(発明が解決しようとする問題点) 前記第1の場合には、径の小さな針本体の端部に下穴
を設けたり、この下穴を拡張成形したりするのに熟練し
た技術を要するだけでなく、穴加工中にドリルの損傷が
起り易く、コスト高を招く不都合があった。しかも、手
術中に縫合針が折れた場合、糸と連結されていない針先
側の縫合針が組織中に残されるため、この残された縫合
針の取り出しに時間と手数がかかり、手術に悪影響を及
ぼす虞れがある。
を設けたり、この下穴を拡張成形したりするのに熟練し
た技術を要するだけでなく、穴加工中にドリルの損傷が
起り易く、コスト高を招く不都合があった。しかも、手
術中に縫合針が折れた場合、糸と連結されていない針先
側の縫合針が組織中に残されるため、この残された縫合
針の取り出しに時間と手数がかかり、手術に悪影響を及
ぼす虞れがある。
また、前記第2の場合には、形成される糸付き縫合針
のほぼ全長に溝部による傷が残るから、針表面に傷がな
いことを要求するJISの要件は満足されない。しかも、
この縫合針は板材を用いて作られ、刃先、切刃などの研
磨も十分にできないから、切れあじの良いことを要求す
るJISの他の要件も満足されず、縫合針としては実用に
適さない。その上、この構成の縫合針を熱処理すると、
縫合針に固定された糸は溝部から伝わる高い熱処理温度
によって損傷を受け易くなるから、縫合針の硬度および
強度は、熱処理によって高めることが難しくなる。
のほぼ全長に溝部による傷が残るから、針表面に傷がな
いことを要求するJISの要件は満足されない。しかも、
この縫合針は板材を用いて作られ、刃先、切刃などの研
磨も十分にできないから、切れあじの良いことを要求す
るJISの他の要件も満足されず、縫合針としては実用に
適さない。その上、この構成の縫合針を熱処理すると、
縫合針に固定された糸は溝部から伝わる高い熱処理温度
によって損傷を受け易くなるから、縫合針の硬度および
強度は、熱処理によって高めることが難しくなる。
(問題点を解決するための手段) この発明は前記問題点を解決すべくなされたもので、
本願第1発明では、針本体は単一または重合された中空
管によって形成され、中空管の中空孔内には針長さより
若干短い可撓性の内挿芯材が挿入され、針先部の形成
は、中空管の溶融または溶着と先端スエジング加工とに
より、内挿芯材の一端が固定されるように行なわれ、内
挿芯材の他端は、針本体の後端部にかしめられ、所定形
状に湾曲された針本体は、針元側の中空孔内に縫合糸が
固着されて糸付き縫合針が形成されている。
本願第1発明では、針本体は単一または重合された中空
管によって形成され、中空管の中空孔内には針長さより
若干短い可撓性の内挿芯材が挿入され、針先部の形成
は、中空管の溶融または溶着と先端スエジング加工とに
より、内挿芯材の一端が固定されるように行なわれ、内
挿芯材の他端は、針本体の後端部にかしめられ、所定形
状に湾曲された針本体は、針元側の中空孔内に縫合糸が
固着されて糸付き縫合針が形成されている。
また、本願第2発明では、単位長さに切断された単一
または重合中空管内に針長さより若干短い可撓性の内挿
芯材を挿入し、中空管と内挿芯材には、中空管の一端を
溶融または溶着したのち先端スエジング加工を施すこと
により、内挿芯材が中空管から臨出しないように針本体
に針先部を形成し、針先部に先端研磨を施すとともに針
本体を針長さに切断し、内挿芯材の後端部を針本体に固
定し、さらに針本体を所定形状に湾曲させ、針本体の後
端部の中空孔内に縫合糸を固着して糸付き縫合針の製造
方法としたものである。
または重合中空管内に針長さより若干短い可撓性の内挿
芯材を挿入し、中空管と内挿芯材には、中空管の一端を
溶融または溶着したのち先端スエジング加工を施すこと
により、内挿芯材が中空管から臨出しないように針本体
に針先部を形成し、針先部に先端研磨を施すとともに針
本体を針長さに切断し、内挿芯材の後端部を針本体に固
定し、さらに針本体を所定形状に湾曲させ、針本体の後
端部の中空孔内に縫合糸を固着して糸付き縫合針の製造
方法としたものである。
(作用) 本願第1,第2発明では、縫合針は中空管によって形成
されているため、針本体の後端部に縫合糸を取り付ける
下穴を設けたり、この下穴を拡張成形したりする必要性
がないから、縫合糸の取り付けは容易となる。しかも、
針本体内の内挿芯材は、一端が針先側に固定されるとと
もに他端が針元側に固定されているから、縫合針が折れ
た場合にも、内挿芯材は、折れた縫合針の各片を一体に
連結して組織外への取り出しを可能にする。
されているため、針本体の後端部に縫合糸を取り付ける
下穴を設けたり、この下穴を拡張成形したりする必要性
がないから、縫合糸の取り付けは容易となる。しかも、
針本体内の内挿芯材は、一端が針先側に固定されるとと
もに他端が針元側に固定されているから、縫合針が折れ
た場合にも、内挿芯材は、折れた縫合針の各片を一体に
連結して組織外への取り出しを可能にする。
また、縫合針は中空管で形成され、針本体の表面には
傷が残らず、刃先や切刃などの研磨も十分にできるか
ら、表面の仕上げがきれいで、切れあじの良い縫合針の
提供が可能となる。その上、縫合糸は熱処理後の針本体
に取り付けられるから、熱処理時に縫合糸の損傷される
虞れはなくなる。
傷が残らず、刃先や切刃などの研磨も十分にできるか
ら、表面の仕上げがきれいで、切れあじの良い縫合針の
提供が可能となる。その上、縫合糸は熱処理後の針本体
に取り付けられるから、熱処理時に縫合糸の損傷される
虞れはなくなる。
(実施例) 第1図ないし第9図はこの発明の一実施例を示すもの
であって、針本体が円弧状に湾曲された丸針の最も一般
的な場合を示す。
であって、針本体が円弧状に湾曲された丸針の最も一般
的な場合を示す。
第1図において、縫合針1は中空管1aによって形成さ
れ、この中空管1aの中空孔4内には、可撓性の内挿芯材
6が一端を針先部2に固定されるとともに、他端を針元
側3のかしめ部5で固定されるように挿入されている。
内挿芯材6の針先部2への固定は、中空管1aの一端を溶
融または溶着によって内挿芯材6が外側に出ないように
保持し、次いで、中空管1aと内挿芯材6とに先端スエジ
ング加工を施し、針先部2を形成することにより行な
う。針元側3の中空孔4内には、内挿芯材6と突き合わ
す形で縫合糸7の一端がかしめその他の手段により一体
に取り付けられている。
れ、この中空管1aの中空孔4内には、可撓性の内挿芯材
6が一端を針先部2に固定されるとともに、他端を針元
側3のかしめ部5で固定されるように挿入されている。
内挿芯材6の針先部2への固定は、中空管1aの一端を溶
融または溶着によって内挿芯材6が外側に出ないように
保持し、次いで、中空管1aと内挿芯材6とに先端スエジ
ング加工を施し、針先部2を形成することにより行な
う。針元側3の中空孔4内には、内挿芯材6と突き合わ
す形で縫合糸7の一端がかしめその他の手段により一体
に取り付けられている。
縫合針1の断面形状は、縫合する組織が硬いときに
は、例えば、針先端部のほぼ1/3程度が三角形状に、中
間部分の1/3程度が円形状に、そして残りの針後端部の1
/3程度が楕円形状になっている。針先部2は、先端に所
定の大きさの先端角θが形成され、針先端部の三角形状
の断面部分には、切刃が形成されている。しかし、縫合
する組織が軟らかいときには、針先端部の断面形状は、
角形より丸形の方が適するようになる。
は、例えば、針先端部のほぼ1/3程度が三角形状に、中
間部分の1/3程度が円形状に、そして残りの針後端部の1
/3程度が楕円形状になっている。針先部2は、先端に所
定の大きさの先端角θが形成され、針先端部の三角形状
の断面部分には、切刃が形成されている。しかし、縫合
する組織が軟らかいときには、針先端部の断面形状は、
角形より丸形の方が適するようになる。
次に、本発明による糸付き縫合針の製造手順を針の素
材にSUS304の中空管を用いる場合について説明する(第
2図ないし第9図参照)。
材にSUS304の中空管を用いる場合について説明する(第
2図ないし第9図参照)。
(1)エンドレスに捲回されたSUS304の小径の中空管1a
を真直ぐに引き伸ばし、所定の長さLに切断する(第2
図)。この場合、切断長さLは、針長さlに先端スエジ
ング加工を行なうときの把持長さ等を考慮して決められ
る(第3図)。
を真直ぐに引き伸ばし、所定の長さLに切断する(第2
図)。この場合、切断長さLは、針長さlに先端スエジ
ング加工を行なうときの把持長さ等を考慮して決められ
る(第3図)。
(2)切断された長さLの中空管1a内に、針長さlより
設定された長さdだけ短い可撓性の内挿芯材6を挿入す
る。長さdは、主として針元側3の中空孔4内に固着さ
れる縫合糸7の挿入長さを考慮して決められる(例え
ば、4〜5mm前後)。内挿芯材6としては、中空管1aと
同系統のSUS301,SUS304などのほかに、中空管1aと異種
の金属や非金属なども使用することができる(第4
図)。
設定された長さdだけ短い可撓性の内挿芯材6を挿入す
る。長さdは、主として針元側3の中空孔4内に固着さ
れる縫合糸7の挿入長さを考慮して決められる(例え
ば、4〜5mm前後)。内挿芯材6としては、中空管1aと
同系統のSUS301,SUS304などのほかに、中空管1aと異種
の金属や非金属なども使用することができる(第4
図)。
(3)内挿芯材6が中空管1aと同系統のSUS301,SUS304
などの場合、中空管1aの一端を溶融または溶着して両者
を一体にしたのち、該一体部分に先端スエジング加工を
施し、内挿芯材6が中空管1aから臨出しないように針本
体1bに針先部2を形成する(第5図)。
などの場合、中空管1aの一端を溶融または溶着して両者
を一体にしたのち、該一体部分に先端スエジング加工を
施し、内挿芯材6が中空管1aから臨出しないように針本
体1bに針先部2を形成する(第5図)。
内挿芯材6が中空管1aと異種の金属や非金属の場合に
は、中空管1aの一端に溶融または溶着とスエジング加工
とにより先細部1cを形成したのち、中空管1a内に先端が
先細部1cとほぼ同形状の内挿芯材6を挿入し(第10
図)、両者に先端スエジング加工を施して内挿芯材6が
中空管1aから臨出しないように針本体1bに針先部2を形
成する(第5図)。
は、中空管1aの一端に溶融または溶着とスエジング加工
とにより先細部1cを形成したのち、中空管1a内に先端が
先細部1cとほぼ同形状の内挿芯材6を挿入し(第10
図)、両者に先端スエジング加工を施して内挿芯材6が
中空管1aから臨出しないように針本体1bに針先部2を形
成する(第5図)。
(4)丸針を作る場合にには研磨により先端部に刃先形
状を形成する。角針を作る場合には、さらに針先端部の
ほぼ1/3程度に三角プレス加工を行なって切刃を形成す
る。刃先や切刃が形成された針先端部に先端粗研磨を施
し、中空管1aを針先端部から針長さlの位置で切断する
(第6図)。
状を形成する。角針を作る場合には、さらに針先端部の
ほぼ1/3程度に三角プレス加工を行なって切刃を形成す
る。刃先や切刃が形成された針先端部に先端粗研磨を施
し、中空管1aを針先端部から針長さlの位置で切断する
(第6図)。
(5)内挿芯材6の後端部にあたる針本体1bの外周部を
かしめ、そのかしめ部5により内挿芯材6の後端部を固
定する(第7図)。針本体1bにはプレス加工を行なって
半円曲げや3/8円曲げなどの形状を付与して縫合針1を
形成する(第8図)。針本体1bの湾曲は、内挿芯材6の
後端部のかしめ前に行なってもよい。所定形状に湾曲さ
れた縫合針1には、必要に応じて熱処理(例えば、300
℃で10分)を施して硬度を高め、強度を強くする。
かしめ、そのかしめ部5により内挿芯材6の後端部を固
定する(第7図)。針本体1bにはプレス加工を行なって
半円曲げや3/8円曲げなどの形状を付与して縫合針1を
形成する(第8図)。針本体1bの湾曲は、内挿芯材6の
後端部のかしめ前に行なってもよい。所定形状に湾曲さ
れた縫合針1には、必要に応じて熱処理(例えば、300
℃で10分)を施して硬度を高め、強度を強くする。
(6)湾曲または熱処理後の縫合針1に電解研磨(化学
研磨でも可)や洗浄などによる表面仕上げを行なって、
湾曲時に発生する微細な損傷や熱処理による変色を解消
する。洗浄には超音波洗浄やフロン洗浄などを用いるこ
とができる。
研磨でも可)や洗浄などによる表面仕上げを行なって、
湾曲時に発生する微細な損傷や熱処理による変色を解消
する。洗浄には超音波洗浄やフロン洗浄などを用いるこ
とができる。
(7)縫合針1の後端部の中空孔4内に縫合糸7を挿入
し、挿入された縫合糸7の部分をかしめ、該かしめ部8
により縫合針1に固着する。縫合糸7の固着は中空孔4
を拡大して行なってもよい。また固着は、かしめ単独だ
けでなく、接着剤と併用してもよい(第9図,第1
図)。
し、挿入された縫合糸7の部分をかしめ、該かしめ部8
により縫合針1に固着する。縫合糸7の固着は中空孔4
を拡大して行なってもよい。また固着は、かしめ単独だ
けでなく、接着剤と併用してもよい(第9図,第1
図)。
以上の製造手順は、縫合針1の素材がSUS304のほか、
SUS301やチタンなどの不銹性材料の中空管にも適用する
ことができる。
SUS301やチタンなどの不銹性材料の中空管にも適用する
ことができる。
この実施例では、縫合針1は中空管1aによって形成さ
れているため、縫合針1の後端部に縫合糸7を取り付け
るための下穴をあけたり、この下穴を拡張成形したりす
る必要性がないから、縫合糸7の取り付けは、著しく容
易になる。しかも、縫合針1の中空穴4内には、針先部
2と針元側3とで固定された内挿芯材6が挿入されてい
るため、中空管1aからなる縫合針1は、内挿芯材6によ
って強度が補強されるだけでなく、手術中に折れた場合
にも、組織外に出ている縫合針1の部分を引っ張ること
により、内挿芯材6によって連結されている組織内の折
れた針片を、簡単に取り出すことができる。
れているため、縫合針1の後端部に縫合糸7を取り付け
るための下穴をあけたり、この下穴を拡張成形したりす
る必要性がないから、縫合糸7の取り付けは、著しく容
易になる。しかも、縫合針1の中空穴4内には、針先部
2と針元側3とで固定された内挿芯材6が挿入されてい
るため、中空管1aからなる縫合針1は、内挿芯材6によ
って強度が補強されるだけでなく、手術中に折れた場合
にも、組織外に出ている縫合針1の部分を引っ張ること
により、内挿芯材6によって連結されている組織内の折
れた針片を、簡単に取り出すことができる。
また、縫合針1の針先部2は、中空管1aの一端を溶融
または溶着するときに焼鈍作用を受けているから、先端
スエジング加工による針先部2の形成が容易であり、形
成された針先部2は、表面硬度が必要以上に高くなり過
ぎて靱性を失なうことがなく、衝撃に対する抵抗力は強
くなる。その上、中空管1aで縫合針1を形成した場合、
縫合針1のほぼ全長にわたって溝部を設けなくとも縫合
針1の中空孔4内に内挿芯材6を挿入することができる
ため、縫合針1の表面には溝部に起因する傷は残らず、
刃先や切刃などの研磨も十分にできるから、表面が滑ら
かで切れあじの良い縫合針1を提供することができる。
さらに、縫合糸7は熱処理後の最後の段階において縫合
針1の後端部に固着されるから、縫合糸7が熱処理時の
温度によって損傷されたり、変色されるのを防止するこ
とができる。
または溶着するときに焼鈍作用を受けているから、先端
スエジング加工による針先部2の形成が容易であり、形
成された針先部2は、表面硬度が必要以上に高くなり過
ぎて靱性を失なうことがなく、衝撃に対する抵抗力は強
くなる。その上、中空管1aで縫合針1を形成した場合、
縫合針1のほぼ全長にわたって溝部を設けなくとも縫合
針1の中空孔4内に内挿芯材6を挿入することができる
ため、縫合針1の表面には溝部に起因する傷は残らず、
刃先や切刃などの研磨も十分にできるから、表面が滑ら
かで切れあじの良い縫合針1を提供することができる。
さらに、縫合糸7は熱処理後の最後の段階において縫合
針1の後端部に固着されるから、縫合糸7が熱処理時の
温度によって損傷されたり、変色されるのを防止するこ
とができる。
第11図および第12図はこの発明の他の実施例を示した
もので、内挿芯材6Aが僅かの隙間を介して重合された2
層の中空管1A,1Bの内側の中空孔4A内に挿入され、内挿
芯材6Aの後端部と縫合糸7Aとが、それぞれ2層の中空管
1A,1Bのかしめ部5Aと8Aとによって保持された場合を示
す。
もので、内挿芯材6Aが僅かの隙間を介して重合された2
層の中空管1A,1Bの内側の中空孔4A内に挿入され、内挿
芯材6Aの後端部と縫合糸7Aとが、それぞれ2層の中空管
1A,1Bのかしめ部5Aと8Aとによって保持された場合を示
す。
縫合針1をこのように構成した場合、前記実施例によ
って得られる効果に加え、中空管1A,1Bの材料の不良個
所が重なるのを防止して縫合針1の強度を改善すること
ができる。また、内側の中空管1Bに外側の中空管1Aより
コストの安価な材料のものを使用すれば、同じ厚さの縫
合針1の材料コストを引き下げることができる。
って得られる効果に加え、中空管1A,1Bの材料の不良個
所が重なるのを防止して縫合針1の強度を改善すること
ができる。また、内側の中空管1Bに外側の中空管1Aより
コストの安価な材料のものを使用すれば、同じ厚さの縫
合針1の材料コストを引き下げることができる。
第13図はこの発明のさらに他の実施例を示したもの
で、内挿芯材6Bが僅かの隙間を介して重合される長さの
異なる中空管1A,1Cの内側の中空孔4B内に挿入され、内
挿芯材6Bの後端部が中空管1A,1Cのかしめ部5Bによって
固着されるとともに、縫合糸7Bが外側の中空管1Aのかし
め部8Bによって固着された場合を示す。
で、内挿芯材6Bが僅かの隙間を介して重合される長さの
異なる中空管1A,1Cの内側の中空孔4B内に挿入され、内
挿芯材6Bの後端部が中空管1A,1Cのかしめ部5Bによって
固着されるとともに、縫合糸7Bが外側の中空管1Aのかし
め部8Bによって固着された場合を示す。
縫合針1をこのように構成した場合、第11図および第
12図に示す実施例によって得られる効果に加え、縫合針
1に固着される縫合糸7Bの直径を大きくして縫合針1の
外径との差を少なくすることができる。
12図に示す実施例によって得られる効果に加え、縫合針
1に固着される縫合糸7Bの直径を大きくして縫合針1の
外径との差を少なくすることができる。
(発明の効果) この発明は、単位長さに切断された単一または重合中
空管内に針長さより若干短い可撓性の内挿芯材を挿入
し、中空管と内挿芯材には、中空管の一端を溶融または
溶着したのち先端スエジング加工を施すことにより、内
挿芯材が中空管から臨出しないように針本体に針先部を
形成し、針先部に先端研磨を施すとともに針本体を針長
さに切断し、内挿芯材の後端部を針本体に固定し、さら
に針本体を所定形状に湾曲させ、針本体の後端部の中空
孔内に縫合糸を固着した糸付き縫合針とその製造方法に
関するものであるから、次のようなすぐれた作用効果を
奏する。
空管内に針長さより若干短い可撓性の内挿芯材を挿入
し、中空管と内挿芯材には、中空管の一端を溶融または
溶着したのち先端スエジング加工を施すことにより、内
挿芯材が中空管から臨出しないように針本体に針先部を
形成し、針先部に先端研磨を施すとともに針本体を針長
さに切断し、内挿芯材の後端部を針本体に固定し、さら
に針本体を所定形状に湾曲させ、針本体の後端部の中空
孔内に縫合糸を固着した糸付き縫合針とその製造方法に
関するものであるから、次のようなすぐれた作用効果を
奏する。
(1)縫合針は単一または重合された中空管によって形
成され、縫合糸は針本体の中空孔内に取り付けられてい
るため、縫合糸の取り付けは著しく容易になる。
成され、縫合糸は針本体の中空孔内に取り付けられてい
るため、縫合糸の取り付けは著しく容易になる。
(2)針本体内に挿入された内挿芯材は、両端を針先端
部と針後端部とに固定されているから、縫合針の強度補
強を行なうとともに、手術中に折れた縫合針の折片が組
織内に残るのを防止することができる。
部と針後端部とに固定されているから、縫合針の強度補
強を行なうとともに、手術中に折れた縫合針の折片が組
織内に残るのを防止することができる。
(3)針先部は中空管の一端を溶融または溶着したの
ち、先端スエジング加工により形成されるから、焼鈍作
用を受けた中空管からの針先部の形成は容易となる。ま
た、形成された針先部の表面硬度が必要以上に高くなる
のを防止し、針先部に衝撃に対する抵抗性を付与するこ
とができる。
ち、先端スエジング加工により形成されるから、焼鈍作
用を受けた中空管からの針先部の形成は容易となる。ま
た、形成された針先部の表面硬度が必要以上に高くなる
のを防止し、針先部に衝撃に対する抵抗性を付与するこ
とができる。
(4)中空管によって形成された縫合針は、刃先や切刃
の研磨が容易であり、表面の仕上げもきれいになるか
ら、見場が良くて切れあじの良い縫合針を安価に提供す
ることができる。
の研磨が容易であり、表面の仕上げもきれいになるか
ら、見場が良くて切れあじの良い縫合針を安価に提供す
ることができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す糸付き縫合針の一部
断面正面図、第2図ないし第9図はこの発明の製造手順
の一例を示した図面で、第2図はエンドレスに捲回され
た小径の中空管を真直ぐにしたあと単位長さに切断して
いる状態を示す正面図、第3図は切断される単位長さと
針長さの関係を示す正面図、第4図は中空管内に内挿芯
材を挿入した状態を示す断面図、第5図は針先部形成時
の断面図、第6図は針本体を針長さに切断したときの一
部断面正面図、第7図は内挿芯材の後端部を固定した状
態を示す一部断面正面図、第8図は針本体を湾曲した後
の正面図、第9図は縫合糸取り付け部の詳細を示す要部
断面図、第10図は他の実施例の断面正面図、第11図はさ
らに他の実施例を示す断面正面図、第12図は第11図の実
施例における内挿芯材と縫合糸の取り付け部の詳細を示
す一部断面正面図、第13図は第12図の変形実施例を示す
一部断面正面図である。 1…縫合針、1a,1A,1B,1C…中空管、1b…針本体、2…
針先部、3…針元側、4,4A,4B…中空孔、6,6A,6B…内挿
芯材、7,7A,7B…縫合糸、L…単位長さ、l…針長さ
断面正面図、第2図ないし第9図はこの発明の製造手順
の一例を示した図面で、第2図はエンドレスに捲回され
た小径の中空管を真直ぐにしたあと単位長さに切断して
いる状態を示す正面図、第3図は切断される単位長さと
針長さの関係を示す正面図、第4図は中空管内に内挿芯
材を挿入した状態を示す断面図、第5図は針先部形成時
の断面図、第6図は針本体を針長さに切断したときの一
部断面正面図、第7図は内挿芯材の後端部を固定した状
態を示す一部断面正面図、第8図は針本体を湾曲した後
の正面図、第9図は縫合糸取り付け部の詳細を示す要部
断面図、第10図は他の実施例の断面正面図、第11図はさ
らに他の実施例を示す断面正面図、第12図は第11図の実
施例における内挿芯材と縫合糸の取り付け部の詳細を示
す一部断面正面図、第13図は第12図の変形実施例を示す
一部断面正面図である。 1…縫合針、1a,1A,1B,1C…中空管、1b…針本体、2…
針先部、3…針元側、4,4A,4B…中空孔、6,6A,6B…内挿
芯材、7,7A,7B…縫合糸、L…単位長さ、l…針長さ
Claims (2)
- 【請求項1】針本体は単一または重合された中空管によ
って形成され、中空管の中空孔内には針長さより若干短
い可撓性の内挿芯材が挿入され、 針先部の形成は、中空管の溶融または溶着と先端スエジ
ング加工とにより、内挿芯材の一端が固定されるように
行われ、 内挿芯材の他端は、針本体の後端部にかしめられ、 所定形状に湾曲された針本体は、針元側の中空孔内に縫
合糸が固着されてなることを特徴とする糸付き縫合針。 - 【請求項2】単位長さに切断された単一または重合中空
管内に針長さより若干短い可撓性の内挿芯材を挿入し、 中空管と内挿芯材には、中空管の一端を溶融または溶着
したのち先端スエジング加工を施すことにより、内挿芯
材が中空管から臨出しないように針本体に針先部を形成
し、 針先部に先端研磨を施すとともに針本体を針長さに切断
し、 内挿芯材の後端部を針本体に固定し、さらに針本体を所
定形状に湾曲させ、 針本体の後端部の中空孔内に縫合糸を固着したことを特
徴とする糸付き縫合針の製造方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61279250A JPH0822285B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | 糸付き縫合針とその製造方法 |
| KR1019870005929A KR950000058B1 (ko) | 1986-06-12 | 1987-06-11 | 실이 달린 봉합침과 그 제조방법 |
| DE3789916T DE3789916T2 (de) | 1986-06-12 | 1987-06-12 | Nähnadel mit Nahtmaterial. |
| EP93104439A EP0553891A2 (en) | 1986-06-12 | 1987-06-12 | Method of producing a suturing needle with suture |
| EP87305264A EP0249504B1 (en) | 1986-06-12 | 1987-06-12 | Suturing needle with suture |
| US07/140,779 US4805292A (en) | 1986-06-12 | 1987-12-30 | Suturing needle with suture and method of producing the same |
| US07/349,931 US4901722A (en) | 1986-06-12 | 1989-01-11 | Suturing needle with suture |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61279250A JPH0822285B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | 糸付き縫合針とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63132646A JPS63132646A (ja) | 1988-06-04 |
| JPH0822285B2 true JPH0822285B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=17608529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61279250A Expired - Lifetime JPH0822285B2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-11-21 | 糸付き縫合針とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0822285B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63177846A (ja) * | 1987-01-16 | 1988-07-22 | 株式会社 日本メデイカル・サプライ | 縫合針及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-11-21 JP JP61279250A patent/JPH0822285B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63132646A (ja) | 1988-06-04 |
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