JPH0822329A - 位置検出停止装置 - Google Patents

位置検出停止装置

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Publication number
JPH0822329A
JPH0822329A JP6177497A JP17749794A JPH0822329A JP H0822329 A JPH0822329 A JP H0822329A JP 6177497 A JP6177497 A JP 6177497A JP 17749794 A JP17749794 A JP 17749794A JP H0822329 A JPH0822329 A JP H0822329A
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Japan
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stop
brush
conductor
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position detection
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JP6177497A
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Inventor
Yasunori Asakura
康式 朝倉
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一のスイッチによって複数の停止位置を検出
し、停止させることができる位置検出停止装置を提供す
ることにある。 【構成】 接点57、58は、停止パターン導体30に
常時摺動し、接点56は、絶縁部32a〜e上を摺動す
るので、スイッチ68の切換で所定の位置に停止させる
ことができる。接点51〜55は、各第二導体部44a
〜e上を摺動し、接点56は、いずれかの第一導体部4
2a〜e上を摺動し、第二導体部44a〜eと第一導体
部42a〜eとは電気的に接続されている。そして、両
者の間に接続された導通表示部61〜65によって、停
止位置を把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位置検出停止装置に関
し、特に、一のスイッチで複数の停止位置を検出して停
止させることができる位置検出停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】モータ
をアクチュエータとして使用する場合、モータの回転軸
の停止位置を検出するとともに、このモータを所定の停
止位置で停止できるようにする場合がある。例えば、自
動車用エアコンのダンパ制御を行うモータアクチュエー
タは、クランク機構等を介してダンパを駆動するもの
で、モータの回転軸の停止位置に応じてダンパを開閉で
きるようなっている。ここで、開閉駆動されるダンパ
は、複数あるとともに段階的に開閉度が設定されるの
で、モータの回転軸は、複数の位置で停止できるように
する必要がある。そこで、モータの回転軸の停止位置を
検出でき、所望の停止位置で回転軸を停止できる装置が
必要となる。
【0003】実開昭62−33691号公報には、この
ようなモータの回転軸の位置を検出し、複数の位置で任
意に停止させる装置が開示されている。この装置は、プ
リント基板上に設けられた回路パターンと摺動用のブラ
シとが接触することで、回路が導通してモータが回転
し、回路パターンの形状に応じてブラシの接触が解除さ
れる位置に回転軸が回転すると、回路が切断されて回転
が停止するようになっている。
【0004】しかし、この従来の装置によれば、モータ
の回転軸を、複数の停止位置のうち所望の停止位置に停
止させるためには、停止位置の数に対応して複数の外部
スイッチを設ける必要があった。したがって、停止位置
が多くなるほど、外部スイッチが多くなってコストが高
くなるという問題があった。
【0005】本発明は、この従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、一のスイッチによっ
て複数の停止位置を検出し、停止させることができる位
置検出停止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、モータにより回転
する出力軸を一のスイッチにて複数の停止位置で停止さ
せるための回転停止手段と、前記出力軸の停止位置を検
出するための位置検出手段と、を有し、前記回転停止手
段は、複数の停止位置に対応する停止パターン導体と、
前記停止位置とは無関係に常に導通状態で前記停止パタ
ーン導体上を摺動する第一停止ブラシ及び第二停止ブラ
シと、前記停止位置に対応する導通状態で前記停止パタ
ーン導体上を摺動する第三停止ブラシと、を含み、前記
第二停止ブラシ及び第三停止ブラシは、前記スイッチに
て切り換えられて、いずれか一方が選択的に前記第一停
止ブラシと電気的に接続可能となり、前記第二停止ブラ
シと第一停止ブラシとが電気的に接続されると、前記停
止位置とは無関係に常に前記モータは回転し、前記第三
停止ブラシと第一停止ブラシとが電気的に接続される
と、前記停止位置でモータは停止し、前記位置検出手段
は、前記複数の停止位置に対応する検出パターン導体
と、全ての前記停止位置に対応する導通状態で前記検出
パターン導体上を摺動する第一検出ブラシと、それぞれ
の前記停止位置に対応する導通状態で前記検出パターン
導体上を摺動する複数の第二検出ブラシと、を含み、前
記第一検出ブラシと第二検出ブラシとは、間に導通判別
部を有して接続され、この導通判別部は、複数のうちい
ずれの前記第二検出ブラシと前記停止位置とが対応した
かを表示可能に形成されてなる、ことを特徴とする。
【0007】ここで、第一停止ブラシ及び第二停止ブラ
シは、停止パターン導体上を常に同一の導通状態で摺動
するので、スイッチにて両者が電気的に接続されると、
出力軸の停止位置とは無関係に同一の導通状態が維持さ
れる。そこで、この場合に、モータが回転するように構
成すれば、常にモータは回転することとなる。
【0008】また、第三停止ブラシは、出力軸の停止位
置に対応する導通状態で停止パターン導体上を摺動する
ので、この第三停止ブラシと第一停止ブラシとが、スイ
ッチにて電気的に接続されると、出力軸の停止位置に対
応して、導通状態が変わることとなる。そこで、出力軸
が予め設定された複数の停止位置のうちいずれかの位置
にくるとモータが停止するように構成すれば、これら複
数の停止位置でモータの回転を止めることができる。
【0009】こうして、モータを複数の停止位置で止め
ることができる。しかも、ここで用いられるスイッチ
は、第二停止ブラシ又は第三停止ブラシのうちいずれか
一方を第一停止ブラシに電気的に接続できるよう切り換
えるものなので、一のスイッチを使用するだけで足り
る。すなわち、一のスイッチにて、モータを複数の停止
位置で止めることができる。
【0010】そして、出力軸の停止位置は、検出パター
ン導体と第一検出ブラシと複数の第二検出ブラシとで検
出される。
【0011】ここで、検出パターン導体は、複数の停止
位置に対応しており、第一検出ブラシは、全ての停止位
置に対応する導通状態で摺動し、複数の第二検出ブラシ
は、それぞれの停止位置に対応する導通状態で摺動する
ようになっている。そして、第一検出ブラシと第二検出
ブラシとは接続されている。したがって、出力軸がいず
れかの停止位置にくると、これに対応するいずれかの第
二検出ブラシのみが、他の第二検出ブラシとは異なる導
通状態となる。
【0012】そうすると、他とは異なる導通状態の第二
検出ブラシを検出すれば、これに対応する停止位置を検
出できることとなる。そこで、第一検出ブラシと第二検
出ブラシとの間に導通判別部を設け、いずれの検出ブラ
シと停止位置とが対応したかを検出できるようになって
いる。こうして、出力軸がどの停止位置にあるかを検出
することができる。
【0013】請求項2記載の発明は、出力軸を所定の停
止位置で停止させるための停止パターン導体と、前記出
力軸の停止位置を検出するための検出パターン導体と、
ブラシと、を有する位置検出停止装置において、前記停
止パターン導体及び検出パターン導体は、モータにより
回転する回転体の一方の面に設けられ、かつ、それぞれ
の間は絶縁されてなり、前記停止パターン導体は、前記
出力軸を中心として円周方向に連続して形成される導体
に、同一円周上の所定角度ずれた位置に前記ブラシとの
絶縁部が複数形成されてなり、前記検出パターン導体
は、同一円周上に配置されて導電接続される第一導体部
と、同心の異なる円周上かつ所定角度ずれた位置に配置
され螺旋方向に導電接続される複数の第二導体部と、を
有し、前記第一導体部部と第二導体部とは、前記第二導
体部の螺旋方向の導通領域を避ける円周上で導通され、
前記ブラシは、前記停止パターン導体に常時摺動する第
一停止ブラシ及び第二停止ブラシと、前記絶縁部に対応
する円周上で摺動する第三停止ブラシと、前記検出パタ
ーン導体の第一導体部の設けられる円周上で摺動する第
一検出ブラシと、前記各第二導体部に対応する円周上で
摺動する複数の第二検出ブラシと、で構成され、前記第
二停止ブラシ及び第三停止ブラシはスイッチに接続さ
れ、このスイッチと前記第一停止ブラシとは、間に電流
が流れた場合にのみ前記モータを駆動する回路を有して
接続され、前記スイッチは、前記第二停止ブラシ又は第
三停止ブラシのいずれか一方のみを選択的に前記第一停
止ブラシ側に接続できる構成をなし、前記複数の第二検
出ブラシは、それぞれ導通表示部に接続され、各導通表
示部と前記第一検出ブラシとは、間に電源を有して接続
される、ことを特徴とする。
【0014】ここで、停止パターン導体には複数の絶縁
部が形成され、第一停止ブラシ及び第二停止ブラシは、
停止パターン導体に常時導通するように摺動し、第三停
止ブラシは、絶縁部上では導通が遮断されるように摺動
する。
【0015】したがって、第一停止ブラシと第二停止ブ
ラシとが電気的に接続されると、モータが常時回転する
こととなる。
【0016】また、第一停止ブラシと第三停止ブラシと
が電気的に接続された場合、絶縁部以外の領域に第三停
止ブラシが配置されているときは、第一停止ブラシと第
三停止ブラシとが導通してモータが回転する。そして、
複数の絶縁部上に第三停止ブラシがくると、第一停止ブ
ラシと第三停止ブラシとの導通が遮断されてモータは停
止する。したがって、第一停止ブラシと第三停止ブラシ
とを電気的に接続しておけば、複数の停止位置でモータ
は停止することとなる。
【0017】そうすると、モータ停止時には、第一停止
ブラシと第二停止ブラシとを電気的に接続してモータを
始動し、所望の停止位置の少し手前で、第一停止ブラシ
と第三停止ブラシとの接続に切り換えれば、所定の停止
位置でモータを止めることができる。そして、このよう
な切り換えは、一のスイッチで行うことができる。
【0018】次に、出力軸の停止位置は、検出パターン
導体と第一検出ブラシと複数の第二検出ブラシとで検出
される。
【0019】ここで、第一検出ブラシは、検出パターン
導体の第一導体部上を摺動するようになっている。そし
て、この第一導体部は複数設けられるので、複数の停止
位置で、第一検出ブラシは検出パターン導体と導通する
こととなる。
【0020】また、複数の第二停止ブラシは、検出パタ
ーン導体の複数の第二導体部上を摺動するようになって
いる。そして、この第二導体部は、螺旋方向に導電接続
されるもので、それぞれの第二導体部に、対応する第二
検出ブラシのみが導通するようになっている。
【0021】さらに、第一導体部と第二導体部とは導通
されてなり、第一検出ブラシと各第二検出ブラシとは、
間に導通表示部及び電源を介して電気的に接続されてい
る。
【0022】したがって、いずれかの第二導体部と第二
検出ブラシとが導通すると、この第二検出ブラシ、対応
する導通表示部、電源、第一検出ブラシ、第一導体部、
及び第二導体部を含んで閉回路を形成する。こうして、
導通表示部にて、いずれの第二検出ブラシが閉回路を形
成したかを知ることができ、これに対応して、出力軸の
停止位置を知ることができる。
【0023】なお、第一導体部と第二導体部とを、第二
導体部の螺旋方向の導通領域を避ける円周上で導通させ
たのは次の理由による。すなわち、本発明では、第二導
通部と、これに対応する第二検出ブラシとが、一対一の
関係で接触することで、出力軸の停止位置が分かるよう
になっている。したがって、一の第二導通部に複数の第
二検出ブラシが接触すると、複数の導通表示部が表示を
行うので、出力軸の停止位置を把握できなくなる。そこ
で、一対一の関係で第二導通部と第二検出ブラシとが接
触するように、上記構成としたのである。
【0024】具体的には、例えば、螺旋方向に接続され
た第二導体部のうち、最外周に位置する第二導体部を第
一導体部と接続するには、この最外周の第二導体部より
もさらに外周側に第一導体部を配置して、第二導体部の
外周側で両者を接続することとなる。あるいは、螺旋方
向に接続された第二導体部のうち、最内周に位置する第
二導体部を第一導体部と接続するには、この最内周の第
二導体部よりもさらに内周側に第一導体部を配置して、
第二導体部の内周側で両者を接続することとなる。こう
することが、すなわち、第二導体部の螺旋方向の導通領
域を避ける円周上で、第一導体部と第二導体部とを導通
させることになる。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項2記載の位
置検出停止装置において、前記スイッチと前記第一停止
ブラシとは、間に直列に接続された電源及び前記モータ
を有して接続されることを特徴とする。
【0026】上述した請求項2記載の停止位置検出装置
では、スイッチと第一停止ブラシとの間には、電流が流
れた場合にのみ前記モータを駆動する回路が設けられた
が、この回路として、電源とモータを直列に接続するだ
けの簡単な回路としたものである。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項2又は請求
項3記載の位置検出停止装置において、前記導通表示部
は、発光素子を含んでなることを特徴とする。こうする
ことで、導通表示部を、簡単で安価なものにすることが
できる。
【0028】請求項5記載の発明は、請求項2から請求
項4のいずれかに記載された位置検出停止装置におい
て、前記スイッチは、外的作用が加えられたときに前記
第二停止ブラシを前記第一停止ブラシ側に電気的接続
し、外的作用が加えられないときには継続して前記第三
停止ブラシを前記第一停止ブラシ側に電気的接続するこ
とを特徴とする。
【0029】こうすることで、普段は第三停止ブラシと
第一停止ブラシとが電気的接続されており、第三停止ブ
ラシが絶縁部上に配置される停止位置でモータは停止し
ている。そして、停止位置を変えるときには、スイッチ
に外的作用を加えて、第二停止ブラシと第一停止ブラシ
とを電気的接続する。そうすると、モータは回転し始め
る。そして、少しの間外的作用を加えた後これを解除す
ると、再び第三停止ブラシと第一停止ブラシとが電気的
接続されるが、第三停止ブラシが絶縁部から外れて停止
パターン導体と導通する状態となるので、モータは回転
を続ける。そして、第三停止ブラシが再び絶縁部上にく
ると、モータは停止する。このように、請求項5記載の
発明によれば、スイッチに対して短い時間で一度の外的
作用を加えれば、次の停止位置に向けて出力軸を回転さ
せることができる。
【0030】請求項6記載の発明は、請求項2から請求
項5のいずれかに記載された位置検出停止装置におい
て、全ての前記ブラシと前記停止パターン導体又は検出
パターン導体との接点は、前記出力軸を中心とする仮想
直線上に一直線状に並んで配置されることを特徴とす
る。こうすることで、ブラシと停止パターン導体又は検
出パターン導体との適切な接触が可能となる。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項2から請求
項6のいずれかに記載された位置検出停止装置におい
て、前記停止パターン導体の絶縁部は、円周方向の長さ
が、回転する回転体の慣性による回転距離よりも長く形
成されることを特徴とする。
【0032】モータにより回転する回転体は、モータへ
の電力の供給が途絶えても、すぐには停止せず、慣性に
よりある程度回転するものである。したがって、絶縁部
が、この慣性による回転距離よりも短いと、絶縁部にて
モータへの電力の供給が遮断されても、慣性により回転
体は回転を続け、再び停止パターン導体と第三停止ブラ
シとが導通してモータへ電力が供給されることとなる。
そうすると、絶縁部に対応してモータを停止させること
ができなくなる。そこで、上記の構成は、絶縁部に対応
してモータが停止するようにしたものである。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項2から請求
項7のいずれかに記載された位置検出停止装置におい
て、前記停止パターン導体は、前記出力軸を中心として
リング状に形成される導体の内周側に、複数の絶縁部が
形成されてなり、前記検出パターン導体は、前記停止パ
ターン導体の内側に設けられ、前記第一導体部は、前記
絶縁部内に配置され内周側で導電接続されてなり、前記
第二導体部は、前記第一導体部の内側に接続され徐々に
径が小さくなる螺旋方向に配置されることを特徴とす
る。
【0034】要するに、請求項8記載の発明は、停止パ
ターン導体の内側に検出パターン導体が設けられ、停止
パターン導体の絶縁部は内周側に形成され、この絶縁部
内に検出パターン導体の第一導体部が配置され、第二導
体部は、これらの内側で徐々に径が小さくなるように螺
旋方向に形成されたものである。
【0035】請求項9記載の発明は、請求項2から請求
項7のいずれかに記載された位置検出停止装置におい
て、前記停止パターン導体は、前記出力軸を中心として
リング状に形成される導体の外周側に、複数の絶縁部が
形成されてなり、前記検出パターン導体は、前記停止パ
ターン導体の外側に設けられ、前記第一導体部は、前記
絶縁部内に配置され外周側で導電接続されてなり、前記
第二導体部は、前記第一導体部の外側に接続され徐々に
径が大きくなる螺旋方向に配置されることを特徴とす
る。
【0036】要するに、請求項9記載の発明は、停止パ
ターン導体の外側に検出パターン導体が設けられ、停止
パターン導体の絶縁部は外周側に形成され、この絶縁部
内に検出パターン導体の第一導体部が配置され、第二導
体部は、これらの外側で徐々に径が大きくなるように螺
旋方向に形成されたものである。
【0037】請求項10記載の発明は、請求項8又は請
求項9記載の位置検出停止装置において、前記第三停止
ブラシ及び第一検出ブラシとして、一の停止検出共通ブ
ラシが共用され、この停止検出共通ブラシは、前記絶縁
部及び前記第一導体部上を摺動することを特徴とする。
【0038】請求項8又は請求項9記載の位置検出停止
装置では、停止パターン導体の絶縁部内に、検出パター
ン導体の第一導体部が配置されている。したがって、一
の停止検出共通ブラシにて、絶縁部及び第一導体部の両
方の上を摺動するようにすることができる。そこで、請
求項10記載の発明は、一の停止検出共通ブラシを、第
三停止ブラシ及び第一検出ブラシの双方として共用する
こととしたものである。
【0039】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の位置検出停止装置において、前記絶縁部は、円周方向
の長さが、回転する前記モータが停止した後の前記回転
体の慣性による回転距離よりも長く形成され、この絶縁
部内に配置される前記第一導体部と、前記停止パターン
導体と、の円周方向の間隔は、回転する前記モータが停
止した後の前記回転体の慣性による回転距離よりも短く
形成される、ことを特徴とする。
【0040】導通表示部にて停止位置を知るためには、
回転体の停止時に、第一検出ブラシといずれかの第一導
体部とが接触している必要がある。また、絶縁部を、回
転体による回転距離よりも長く形成し、第三停止ブラシ
が絶縁部で停止できるようにする必要があることは、上
述した(請求項7参照)。
【0041】ところで、請求項10記載の発明では、絶
縁部内に第一導体部が配置されるとともに、第一検出ブ
ラシと第三停止ブラシとが一の停止検出共通ブラシにて
共用されている。そうすると、第三停止ブラシとしての
停止検出共通ブラシが停止した位置は、絶縁部内である
が第一導体部は存在しない場合もあり得る。この場合に
は、第一検出ブラシとしての停止検出共通ブラシと第一
導体部とが導通しないので、導通表示部によって停止位
置を知ることができなくなってしまう。
【0042】そこで、請求項11記載の発明は、絶縁部
内に停止検出共通ブラシ(第三停止ブラシ)が配置され
て回転体が停止したときには、この停止検出共通ブラシ
(第一検出ブラシ)が、必ず第一導体部上に配置される
ようにした。
【0043】すなわち、第一導体部と停止パターン導体
との円周方向の間隔を、回転体の慣性による回転距離よ
りも短く形成したことで、絶縁部内に停止検出共通ブラ
シ(第三停止ブラシ)が入ってモータへの電力の供給が
遮断されると、停止検出共通ブラシ(第一検出ブラシ)
は、慣性で上記間隔を通り越し、その後停止することと
なる。そうすると、この停止位置には、第一導体部があ
るので、この第一導体部と停止検出共通ブラシ(第一検
出ブラシ)とが導通し、停止位置を知ることができる。
【0044】請求項12記載の発明は、請求項1から請
求項11のいずれかに記載された位置検出停止装置にお
いて、前記第一停止ブラシ及び第二停止ブラシとして、
一の停止共通ブラシが共用され、この停止共通ブラシ
は、前記停止パターン導体上を常に導通状態で摺動する
ことを特徴とする。
【0045】第一停止ブラシ及び第二停止ブラシは、い
ずれも常に同一の導通状態で停止パターン導体上を摺動
するので、一の停止共通ブラシにて共用することとした
ものである。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0047】図1は、実施例に係る位置検出停止装置を
示す分解斜視図である。この位置検出停止装置は、自動
車用エアコンのダンパ制御を行うモータアクチュエータ
を構成するために用いられるものである。
【0048】例えば、図示しないが、このモータアクチ
ュエータによってダンパを駆動し、デフロスタ用ダク
ト、又は冷暖房用ダクトに切り替え、かつ、この冷暖房
用ダクトを、上方の吹出口、又は下方の吹出口のいずれ
かに切り替えられるようにするのである。なお、モータ
アクチュエータによりダンパを駆動させるには、モータ
アクチュエータの回転運動を揺動運動に変える必要があ
るが、そのための機構は公知であるとともに本願発明と
は直接関係ないので説明を省略する。
【0049】図1において、プリント基板12には、出
力軸14aが設けられた出力歯車14が、回転できるよ
う設けられるとともに、複数のブラシ20が設けられて
いる。そして、ブラシ20は、出力歯車14の裏面に設
けられた停止パターン導体又は検出パターン導体(図2
参照)に摺動するようになっている。また、プリント基
板12の裏面には、各ブラシ20にリード線16が接続
され、このリード線16の端部にはコネクタ18が設け
られて、外部電源又はモータ(図示せず)の端子との接
続を行うようになっている。こうして、停止パターン導
体及び検出パターン導体の形状に応じて、これら停止パ
ターン導体及び検出パターン導体は、ブラシ20と電気
的に接続又は遮断され、この電気的な導通状態に応じて
モータ72(図2参照)が回転し又は停止して、出力歯
車14を駆動制御できるようになる。
【0050】次に、出力歯車14の裏面に設けられた停
止パターン導体及び検出パターン導体について、図2に
基づいて説明する。同図は、実施例における停止パター
ン導体及び検出パターン導体と、これらを含んで構成さ
れる回路を示す図である。
【0051】同図において、停止パターン導体30は、
出力歯車14(図1参照)の裏面で外周側にほぼリング
状に設けられる導体で、リングの内周側に同一円周上の
所定角度ずれた位置で複数の切り欠きが形成されて、ブ
ラシ20(図1参照)と電気的に遮断される複数の絶縁
部32a〜eが設けられている。この絶縁部32a〜e
は、円周方向の長さが、出力歯車14の慣性による回転
距離よりも長くなるようになっている。こうすること
で、回転するモータへの電力が絶縁部32a〜eによっ
て遮断されると、慣性で出力歯車14が回転し続けて
も、ブラシ20が絶縁部32a〜eを通り越えないよう
になる。詳しくは、作用の説明において述べる。
【0052】検出パターン導体40は、停止パターン導
体30の内側に設けられる導体で、複数の第一導体部4
2a〜e及び複数の第二導体部44a〜eを含む。
【0053】第一導体部42a〜eは、停止パターン導
体30の各絶縁部32a〜e内に配置されるもので、内
周側の接続部40aによってリング状に電気的に接続さ
れている。そして、停止パターン導体30と第一導体部
42a〜eとの隙間30aは、円周方向の長さが、出力
歯車14の慣性による回転距離よりも短くなるようにな
っている。こうすることで、回転するモータへの電力が
隙間30a(絶縁部32a〜e)によって遮断されて
も、慣性で出力歯車14が回転し続けることで、ブラシ
20が隙間30aを通り越える。そして、出力歯車14
が停止すると、ブラシ20は、第一導体部42a〜e上
に配置されることとなる。なお、図2の実施例では、第
一導体部42a〜eの両側に、上記構成の隙間30aを
形成したので、モータが左右のどちらに回転する場合に
も対応できるようになっている。
【0054】第二導体部44a〜eは、第一導体部42
a〜eよりも内周側において、同心の異なる円周上かつ
所定角度ずれた位置で、徐々に径が小さくなる螺旋方向
に配置されている。また、この第二導体部44a〜e
は、円周方向において各第一導体部42a〜eに対応す
る位置に設けられている。そして、最外周側の第二導体
部44aは、一の第一導体部42aの内周側に一体的に
形成されて、両者は、電気的に接続されている。さら
に、各第二導体部44a〜eは、接続部40bによって
螺旋状に電気的に接続されている。
【0055】したがって、上述したように各第一導体部
42a〜eが接続部40aによって電気的に接続され、
一の第一導体部42aと最外周側の第二導体部44aと
が電気的に接続され、各第二導体部44a〜eが螺旋方
向に電気的に接続されていることから、全ての第一導体
部42a〜e及び全ての第二導体部44a〜eが電気的
に導通することとなる。
【0056】次に、図2において、ブラシ20(図1参
照)と停止パターン導体30及び検出パターン導体40
との接点を、接点51〜58で示し、接点51はブラシ
21に対応し、接点52はブラシ22に対応し、…、接
点58はブラシ28に対応する。また、接点51〜58
は、出力軸14a(図1参照)を中心とする仮想直線上
に一直線に並んで配置されている。
【0057】そして、ブラシ26(接点56)は、各第
一導通部42a〜e上を摺動する第一検出ブラシ(特許
請求の範囲参照)を構成し、ブラシ21〜ブラシ25
(接点51〜接点55)は、各第二導通部44a〜e上
を摺動する第二検出ブラシ(特許請求の範囲参照)を構
成する。また、ブラシ28(接点58)は、停止パター
ン導体30に常時接触する第一停止ブラシ(特許請求の
範囲参照)を構成し、ブラシ27(接点57)は、停止
パターン導体30に常時接触する第二停止ブラシ(特許
請求の範囲参照)を構成し、ブラシ26(接点56)
は、各絶縁部32a〜e上を摺動する第三停止ブラシ
(特許請求の範囲参照)を構成する。なお、ブラシ26
(接点56)は、第一検出ブラシと第三停止ブラシの両
方に共用される。
【0058】さらに、各ブラシ21〜28(接点51〜
58)は、次のように接続される。まず、ブラシ21〜
25(接点51〜55)は、それぞれ導通表示部61〜
65に接続され、各導通表示部61〜65は抵抗66の
一端に接続されている。なお、この導通表示部61〜6
5は、電流が流れると発光する発光ダイオードなどの発
光素子を含んでなるものである。
【0059】また、ブラシ26、27(接点56、5
7)はスイッチ68に接続され、このスイッチ68は、
ブラシ26、27(接点56、57)のいずれか一方を
直流の電源70のマイナス側に電気的に接続できるよう
になっている。詳しくは、このスイッチ68は、押しボ
タン式のスイッチで、外的作用が加えられたときにブラ
シ27(接点57)を電源70のマイナス側に接続し、
外的作用が加えられないときには、ブラシ56(接点5
6)を電源70のマイナス側に接続するように構成され
ている。
【0060】さらに、ブラシ28(接点58)はモータ
72の一方の端子に接続され、このモータ72の他方の
端子は、直流の電源70のプラス側に接続されている。
また、抵抗66の他端も、電源70のプラス側に接続さ
れている。
【0061】本実施例は、上記のように構成されてお
り、以下その作用について説明する。まず、図2の状態
で、回路の導通状態を説明する。同図において、スイッ
チ68は接点56を電源70に接続する状態となってい
る。そして、接点56は第一導体部42aと接触し、接
点55は第二導体部44aと接触している。ここで、第
一導体部42aと第二導体部44aとが一体化されてい
ることから、接点55と接点56とは、電気的に接続さ
れる。したがって、接点55、導通表示部65、抵抗6
6、電源70、スイッチ68、接点56、第一導体部4
2a、及び第二導体部44aで閉回路を形成するので、
導通表示部65が発光することとなる。
【0062】したがって、逆に言うと、導通表示部65
が発光していることから、ブラシ25(接点55)が、
対応する第二導通部44a上に配置されていることが分
かり、出力軸14a(図1参照)が、対応する停止位置
にあることが分かる。
【0063】次に、出力軸14aの停止位置を変えるに
は、まず、スイッチ68に外的作用を加えて、ブラシ2
7(接点57)を電源70に接続する。そうすると、接
点57及び接点58が常時停止パターン導体30に接触
していることから、接点58、停止パターン導体30、
接点57、スイッチ68、電源70、及びモータ72で
閉回路を形成して、モータ72が回転する。なお、この
モータ72により、出力歯車14が、図2において左回
り(矢印方向)に回転するように、図示しない減速機構
が設けられている。
【0064】そして、各接点51〜58が相対的に右方
向に回転し、接点56が絶縁部32aを通り越して停止
パターン導体30に達すると、スイッチ68への外的作
用を解除しても、モータ72は回転を続ける。すなわ
ち、接点56が停止パターン導体30上に位置すれば、
この接点56側にスイッチ68を切り換えても、接点5
6及び接点57が導通するので、モータ72に電力を供
給する回路は閉回路となって、モータ72は回転を続け
ることとなる。
【0065】こうして、スイッチ68に外的作用を加え
ないまま放置しておくと、接点56は、次の絶縁部32
bに入り、接点56と接点58との間の導通が遮断され
て、モータ72への電力の供給が遮断される。ただし、
電力の供給が遮断されても、出力歯車14は慣性によっ
て、ある程度回り続ける。そうすると、隙間30aが慣
性による出力歯車14の回転距離よりも短いことから、
接点56は、隙間30aを通り越して第一導体部42b
上に配置されることとなる。
【0066】このときの導通状態は、次の通りである。
まず、接点56と接点58との間は、絶縁部32bによ
って導通が遮断され、接点57は、スイッチ68におい
て、回路が開いた状態となっている。したがって、モー
タ72への電力は供給されない。
【0067】また、接点56は第一導通部42b上に位
置し、この第一導通部42bに対応する第二導通部44
b上に接点54が位置することとなる。ここで、第一導
通部42bと第二導通部44bとは、接続部40a及び
40b、並びに第一導通部42a及び第二導通部44a
を介して、電気的に接続された状態となっている。
【0068】したがって、接点54と接点56とは導通
し、導通表示部64を含む回路が閉回路となり、この導
通表示部64が発光する。すなわち、この導通表示部6
4の発光によって、接点54が第二導体部44b上に位
置することが分かり、このことから出力軸14a(図1
参照)の停止位置を把握できることとなる。
【0069】そして、同様にして、第二導体部44c、
44d、44eに対応する出力軸14aの停止位置を把
握することができる。このように、本実施例によれば、
一のスイッチ68によって、複数の停止位置で出力軸1
4aを停止させるとともに、この出力軸14aが停止し
ている位置がどこであるかを把握できるようになってい
る。
【0070】このように、自動車のエアコン用のモータ
アクチュエータに、この位置検出停止装置を適用すれ
ば、一のスイッチ68で複数の位置にダンパを配置する
ことができる。具体的には、スイッチ68を一回押す度
に、次の位置へダンパを駆動させることができる。そし
て、どの位置にダンパが配置されているかは、導通表示
部61〜65にて知ることができる。
【0071】次に、実施例の変形例について、図3に基
づいて説明する。同図は、実施例の変形例における停止
パターン導体及び検出パターン導体と、これらを含んで
構成される回路を示す図である。
【0072】同図において、停止パターン導体130
は、出力歯車14(図1参照)の裏面で中心部に円形に
設けられる導体で、外周側に同一円周上の所定角度ずれ
た位置が複数切り欠かれて、ブラシ20(図1参照)と
電気的に遮断される複数の絶縁部132a〜eが設けら
れている。この絶縁部132a〜eは、円周方向の長さ
が、出力歯車14の慣性による回転距離よりも長くなる
ようになっている点では、上記図2の実施例と同様であ
る。
【0073】検出パターン導体140は、停止パターン
導体130の外側に設けられる導体で、複数の第一導体
部142a〜e及び複数の第二導体部144a〜eを含
む。
【0074】第一導体部142a〜eは、停止パターン
導体130の各絶縁部132a〜e内に配置されるもの
で、外周側の接続部140aによってリング状に電気的
に接続されている。そして、停止パターン導体130と
各第一導体部142a〜eとの隙間130aは、円周方
向の長さが、出力歯車14の慣性による回転距離よりも
短くなるようになっている。この点も、上記図2の実施
例と同様である。
【0075】第二導体部144a〜eは、第一導体部1
42a〜eよりも外周側において、同心の異なる円周上
かつ所定角度ずれた位置で、徐々に径が大きくなる螺旋
方向に配置されている。また、この第二導体部144a
〜eは、円周方向において各第一導体部142a〜eに
対応する位置に設けられている。そして、最内周側の第
二導体部144aは、一の第一導体部142aの外周側
に一体的に形成されて、両者は、電気的に接続されてい
る。さらに、各第二導体部144a〜eは、接続部14
0bによって螺旋状に電気的に接続されている。
【0076】したがって、上述したように各第一導体部
142a〜eが接続部140aによって電気的に接続さ
れ、一の第一導体部142aと最内周側の第二導体部1
44aとが電気的に接続され、各第二導体部144a〜
eが螺旋方向に電気的に接続されていることから、全て
の第一導体部142a〜e及び全ての第二導体部144
a〜eが電気的に導通することとなる。
【0077】また、図3において、ブラシ20(図1参
照)と停止パターン導体130及び検出パターン導体1
40との接点を、接点151〜158で示し、接点15
1はブラシ21に対応し、接点152はブラシ22に対
応し、…、接点158はブラシ28に対応する。また、
接点151〜58は、出力軸14a(図1参照)を中心
とする仮想直線上に一直線に並んで配置されている。
【0078】そして、ブラシ23(接点153)は、各
第一導通部142a〜e上を摺動する第一検出ブラシ
(特許請求の範囲参照)を構成し、ブラシ24〜ブラシ
28(接点154〜接点158)は、各第二導通部14
4a〜e上を摺動する第二検出ブラシ(特許請求の範囲
参照)を構成する。また、ブラシ21(接点151)
は、停止パターン導体130に常時接触する第一停止ブ
ラシ(特許請求の範囲参照)を構成し、ブラシ22(接
点152)は、停止パターン導体130に常時接触する
第二停止ブラシ(特許請求の範囲参照)を構成し、ブラ
シ23(接点153)は、各絶縁部132a〜e上を摺
動する第三停止ブラシ(特許請求の範囲参照)を構成す
る。なお、ブラシ23(接点153)は、第一検出ブラ
シと第三停止ブラシの両方に共用される。
【0079】さらに、各ブラシ21〜28(接点151
〜158)は、次のように接続される。まず、ブラシ2
4〜28(接点154〜158)は、それぞれ導通表示
部161〜165に接続され、各導通表示部161〜1
65は抵抗166の一端に接続されている。なお、この
導通表示部161〜165は、図2の導通表示部61〜
65と同様のものである。
【0080】また、ブラシ22、23(接点152、1
53)はスイッチ168に接続され、このスイッチ68
は、図2のスイッチ168と同様のものである。すなわ
ち、このスイッチ168は、ブラシ22、23(接点1
52、153)のいずれか一方を電源170側に接続で
きるようになっている。
【0081】この変形例は、上記のように構成されてお
り、以下その作用について説明する。まず、図3におけ
る状態で、回路の導通状態を説明する。同図において、
スイッチ168は接点153を電源170に接続する状
態となっている。そして、接点153は第一導体部14
2aと接触し、接点154は第二導体部144aと接触
しているので、上記図2の実施例と同様にして、導通表
示部161が発光することとなる。
【0082】したがって、逆に言うと、導通表示部16
1が発光していることから、ブラシ23(接点153)
が、対応する第二導通部144a上に配置されているこ
とが分かり、出力軸14a(図1参照)が、対応する停
止位置にあることが分かる。
【0083】次に、出力軸14aの停止位置を変えるに
は、まず、スイッチ168に外的作用を加えて、ブラシ
22(接点152)を電源170に接続する。そうする
と、ブラシ21(接点151)及びブラシ22(接点1
52)が常時停止パターン導体130に接触しているこ
とから、上記図2の実施例と同様にして、モータ172
が回転する。なお、このモータ172により、出力歯車
14が、図3において左回り(矢印方向)に回転するよ
うに、図示しない減速機構が設けられている。
【0084】そして、各接点151〜158が相対的に
右方向に回転し、接点153が絶縁部132aを通り越
して停止パターン導体130に達すると、スイッチ16
8への外的作用を解除しても、モータ172は回転を続
ける。すなわち、接点153が停止パターン導体130
上に位置すれば、この接点153側にスイッチ168を
切り換えても、接点151及び接点153が導通するの
で、モータ172に電力を供給する回路は閉回路となっ
て、モータ172は回転を続けることとなる。
【0085】こうして、スイッチ168に外的作用を加
えないまま放置しておくと、接点153は、次の絶縁部
132bに達し、接点151と接点153との間の導通
が遮断されて、モータ172への電力の供給が遮断され
る。ただし、電力の供給が遮断されても、出力歯車14
は慣性によって、ある程度回り続ける。そうすると、隙
間130aが慣性による出力歯車14の回転距離よりも
短いことから、接点153は、隙間130aを通り越し
て第一導体部142b上に配置されることとなる。
【0086】このときの導通状態は、次の通りである。
まず、接点151と接点153との間は、絶縁部132
bによって導通が遮断され、接点152は、スイッチ1
68において、回路が開いた状態となっている。したが
って、モータ172への電力は供給されない。
【0087】また、接点153は第一導通部142b上
に位置し、この第一導通部142bに対応する第二導通
部144b上に接点155が位置することとなる。そし
て、第一導通部142bと第二導通部144bとが、電
気的に接続された状態となっているので、接点153と
接点155とは導通し、導通表示部162を含む回路が
閉回路となり、この導通表示部162が発光する。すな
わち、この導通表示部162の発光によって、接点15
5が第二導体部144b上に位置することが分かり、こ
のことから出力軸14a(図1参照)の停止位置を把握
できることとなる。
【0088】そして、同様にして、第二導体部144
c、144d、144eに対応する出力軸14aの停止
位置を把握することができる。こうして、この変形例に
よっても、一のスイッチ168によって、複数の停止位
置で出力軸14aを停止させるとともに、この出力軸1
4aが停止している位置がどこであるかを把握すること
ができる。
【0089】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではない。例えば、上記図2の実施例において、ブ
ラシ27、28(接点57、58)は、両者ともに常時
停止パターン導体30に接触しているので、一のブラシ
にて共用するように形成してもよい。
【0090】また、図2に示す実施例は、図4に示すよ
うに変形してもよい。ここで、図4は、図2の実施例の
変形例を示す図である。
【0091】図4の実施例が、図2の実施例と異なる点
は、停止位置検出用の電源と、所定位置での停止用の電
源とを別に設けたことにある。すなわち、図2では、電
源70のみによって、モータ72の駆動及び停止を行う
とともに、導通表示部61〜65の表示を行うようにな
っている。これに対して、図4では、電源70aによっ
てモータ72の駆動及び停止を行い、電源70bによっ
て導通表示部61〜65の表示を行うようになってい
る。したがって、モータ72と導通表示部61〜65と
で、異なる電圧を印加できることから、図2における抵
抗66を省略することができる。
【0092】そして、図4では、接点59を一つ追加し
て設けてある。すなわち、図2の実施例と同様の接点5
1〜58に対応するブラシの他に、新たに接点59に対
応するブラシを設けるようにしたのである。
【0093】こうして、図2では、接点56に対応する
ブラシを第一検出ブラシ及び第三停止ブラシ(特許請求
の範囲参照)として兼用したのに対し、図4では、第一
検出ブラシ及び第三停止ブラシを別個に設けたこととな
る。すなわち、図4において、接点56に対応するブラ
シを第三停止ブラシとし、接点59に対応するブラシを
第一検出ブラシとしたのである。
【0094】さらに、図4では、リング状導電部240
aが形成され、このリング状導電部240aにおける絶
縁部32a〜eに対応する位置が、第一導体部242a
〜eとなっている。すなわち、図4では、図2における
第一導体部42a〜eのような突出した形状をなくして
ある。
【0095】そして、このような形状にしても、第三停
止ブラシとしての接点56は、絶縁部32a〜e上を摺
動し、第一検出ブラシとしての接点59は、第一導体部
242a〜e上を摺動して、適正に機能することとな
る。
【0096】次に、図3に示す実施例は、図5に示すよ
うに変形してもよい。ここで、図5は、図3の実施例の
変形例を示す図である。
【0097】図5の実施例と図3の実施例との相違点
も、図4の実施例と図3の実施例との相違点と同様であ
る。すなわち、上述した図4の実施例と同様に、図5で
は、二つの電源170a、170bを設け、接点159
を一つ追加して設け、リング状導電部340aを設けた
のである。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、複数の停止位置で出力
軸を停止させ、かつ、どの停止位置で出力軸が停止して
いるかを知ることができる。しかも、使用されるスイッ
チが一個で足りるので、部品点数を減らしてコストを削
減することができる。
【0099】特に、コストの削減に関して、請求項3記
載の発明では回路を簡略化し、請求項4記載の発明では
導通表示部として安価な材料を用い、請求項10又は請
求項12記載の発明ではブラシ数を減らすことで、コス
トが削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る位置検出停止装置を示す分解斜視
図である。
【図2】実施例における停止パターン導体及び検出パタ
ーン導体と、これらを含んで構成される回路を示す図で
ある。
【図3】実施例の変形例を示す図である。
【図4】図2の実施例の変形例を示す図である。
【図5】図3の実施例の変形例を示す図である。
【符号の説明】
14 出力歯車(回転体) 14a 出力軸 21〜28 ブラシ 51〜55 接点(第二検出ブラシ) 56 接点(第三停止ブラシ、第一検出ブラシ) 57 接点(第二停止ブラシ) 58 接点(第一停止ブラシ) 30、130 停止パターン導体 32a〜e、132a〜e 絶縁部 40、140 検出パターン導体 42a〜e、142a〜e 第一導体部 44a〜e、144a〜e 第二導体部 61〜65、161〜165 導通表示部 68、168 スイッチ 70、170 電源 72、172 モータ 151 接点(第一停止ブラシ) 152 接点(第二停止ブラシ) 153 接点(第三停止ブラシ、第一検出ブラシ) 154〜158 接点(第二検出ブラシ)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転する出力軸を一のスイ
    ッチにて複数の停止位置で停止させるための回転停止手
    段と、前記出力軸の停止位置を検出するための位置検出
    手段と、を有し、 前記回転停止手段は、複数の停止位置に対応する停止パ
    ターン導体と、前記停止位置とは無関係に常に導通状態
    で前記停止パターン導体上を摺動する第一停止ブラシ及
    び第二停止ブラシと、前記停止位置に対応する導通状態
    で前記停止パターン導体上を摺動する第三停止ブラシ
    と、を含み、 前記第二停止ブラシ及び第三停止ブラシは、前記スイッ
    チにて切り換えられて、いずれか一方が選択的に前記第
    一停止ブラシと電気的に接続可能となり、前記第二停止
    ブラシと第一停止ブラシとが電気的に接続されると、前
    記停止位置とは無関係に常に前記モータは回転し、前記
    第三停止ブラシと第一停止ブラシとが電気的に接続され
    ると、前記停止位置でモータは停止し、 前記位置検出手段は、前記複数の停止位置に対応する検
    出パターン導体と、全ての前記停止位置に対応する導通
    状態で前記検出パターン導体上を摺動する第一検出ブラ
    シと、それぞれの前記停止位置に対応する導通状態で前
    記検出パターン導体上を摺動する複数の第二検出ブラシ
    と、を含み、 前記第一検出ブラシと第二検出ブラシとは、間に導通判
    別部を有して接続され、この導通判別部は、複数のうち
    いずれの前記第二検出ブラシと前記停止位置とが対応し
    たかを表示可能に形成されてなる、 ことを特徴とする位置検出停止装置。
  2. 【請求項2】 出力軸を所定の停止位置で停止させるた
    めの停止パターン導体と、前記出力軸の停止位置を検出
    するための検出パターン導体と、ブラシと、を有する位
    置検出停止装置において、 前記停止パターン導体及び検出パターン導体は、モータ
    により回転する回転体の一方の面に設けられ、かつ、そ
    れぞれの間は絶縁されてなり、 前記停止パターン導体は、前記出力軸を中心として円周
    方向に連続して形成される導体に、同一円周上の所定角
    度ずれた位置に前記ブラシとの絶縁部が複数形成されて
    なり、 前記検出パターン導体は、同一円周上に配置されて導電
    接続される第一導体部と、同心の異なる円周上かつ所定
    角度ずれた位置に配置され螺旋方向に導電接続される複
    数の第二導体部と、を有し、前記第一導体部部と第二導
    体部とは、前記第二導体部の螺旋方向の導通領域を避け
    る円周上で導通され、 前記ブラシは、前記停止パターン導体に常時摺動する第
    一停止ブラシ及び第二停止ブラシと、前記絶縁部に対応
    する円周上で摺動する第三停止ブラシと、前記検出パタ
    ーン導体の第一導体部の設けられる円周上で摺動する第
    一検出ブラシと、前記各第二導体部に対応する円周上で
    摺動する複数の第二検出ブラシと、で構成され、 前記第二停止ブラシ及び第三停止ブラシはスイッチに接
    続され、このスイッチと前記第一停止ブラシとは、間に
    電流が流れた場合にのみ前記モータを駆動する回路を有
    して接続され、前記スイッチは、前記第二停止ブラシ又
    は第三停止ブラシのいずれか一方のみを選択的に前記第
    一停止ブラシ側に接続できる構成をなし、 前記複数の第二検出ブラシは、それぞれ導通表示部に接
    続され、各導通表示部と前記第一検出ブラシとは、間に
    電源を有して接続される、 ことを特徴とする位置検出停止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の位置検出停止装置におい
    て、 前記スイッチと前記第一停止ブラシとは、間に直列に接
    続された電源及び前記モータを有して接続されることを
    特徴とする位置検出停止装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の位置検出停
    止装置において、 前記導通表示部は、発光素子を含んでなることを特徴と
    する位置検出停止装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれかに記載
    された位置検出停止装置において、 前記スイッチは、外的作用が加えられたときに前記第二
    停止ブラシを前記第一停止ブラシ側に電気的接続し、外
    的作用が加えられないときには継続して前記第三停止ブ
    ラシを前記第一停止ブラシ側に電気的接続することを特
    徴とする位置検出停止装置。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5のいずれかに記載
    された位置検出停止装置において、 全ての前記ブラシと前記停止パターン導体又は検出パタ
    ーン導体との接点は、前記出力軸を中心とする仮想直線
    上に一直線状に並んで配置されることを特徴とする位置
    検出停止装置。
  7. 【請求項7】 請求項2から請求項6のいずれかに記載
    された位置検出停止装置において、 前記停止パターン導体の絶縁部は、円周方向の長さが、
    回転する回転体の慣性による回転距離よりも長く形成さ
    れることを特徴とする位置検出停止装置。
  8. 【請求項8】 請求項2から請求項7のいずれかに記載
    された位置検出停止装置において、 前記停止パターン導体は、前記出力軸を中心としてリン
    グ状に形成される導体の内周側に、複数の絶縁部が形成
    されてなり、 前記検出パターン導体は、前記停止パターン導体の内側
    に設けられ、前記第一導体部は、前記絶縁部内に配置さ
    れ内周側で導電接続されてなり、前記第二導体部は、前
    記第一導体部の内側に接続され徐々に径が小さくなる螺
    旋方向に配置されることを特徴とする位置検出停止装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項2から請求項7のいずれかに記載
    された位置検出停止装置において、 前記停止パターン導体は、前記出力軸を中心としてリン
    グ状に形成される導体の外周側に、複数の絶縁部が形成
    されてなり、 前記検出パターン導体は、前記停止パターン導体の外側
    に設けられ、前記第一導体部は、前記絶縁部内に配置さ
    れ外周側で導電接続されてなり、前記第二導体部は、前
    記第一導体部の外側に接続され徐々に径が大きくなる螺
    旋方向に配置されることを特徴とする位置検出停止装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載の位置検出
    停止装置において、 前記第三停止ブラシ及び第一検出ブラシとして、一の停
    止検出共通ブラシが共用され、この停止検出共通ブラシ
    は、前記絶縁部及び前記第一導体部上を摺動することを
    特徴とする位置検出停止装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の位置検出停止装置に
    おいて、 前記絶縁部は、円周方向の長さが、回転する前記モータ
    が停止した後の前記回転体の慣性による回転距離よりも
    長く形成され、 この絶縁部内に配置される前記第一導体部と、前記停止
    パターン導体と、の円周方向の間隔は、回転する前記モ
    ータが停止した後の前記回転体の慣性による回転距離よ
    りも短く形成される、 ことを特徴とする位置検出停止装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11のいずれかに
    記載された位置検出停止装置において、 前記第一停止ブラシ及び第二停止ブラシとして、一の停
    止共通ブラシが共用され、この停止共通ブラシは、前記
    停止パターン導体上を常に導通状態で摺動することを特
    徴とする位置検出停止装置。
JP6177497A 1994-07-06 1994-07-06 位置検出停止装置 Withdrawn JPH0822329A (ja)

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