JPH08223874A - 電機子の巻線装置 - Google Patents
電機子の巻線装置Info
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- JPH08223874A JPH08223874A JP2253595A JP2253595A JPH08223874A JP H08223874 A JPH08223874 A JP H08223874A JP 2253595 A JP2253595 A JP 2253595A JP 2253595 A JP2253595 A JP 2253595A JP H08223874 A JPH08223874 A JP H08223874A
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 30
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 abstract description 3
- 241001155433 Centrarchus macropterus Species 0.000 abstract 1
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 39
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で巻線を整列巻きに近付け巻線数
を増加させて出力を増大させる。 【構成】 電機子10のコンミュテータ13を囲繞する
単一のシールド部材27の先端側に所要のタング13a
のみを露出させる開口部27aを設け、フライヤ34か
ら供給されるコイルのリード線1cをタング13aに巻
き付けた後、シールド部材27を軸線Xの回りに矢示方
向にほぼ90度回転させることにより、リード線1cの
押出しを行って結線部を強固に緊締すると共に開口部2
7aの位置を上下方向とする。この状態でシールド部材
27を僅かに後退させてタング13aの基部を覆う位置
として巻線空間を広げて複数のコイルを巻線した後、さ
らにコンミュテータ13を露出させる位置として巻終り
のリード線を切断する。
を増加させて出力を増大させる。 【構成】 電機子10のコンミュテータ13を囲繞する
単一のシールド部材27の先端側に所要のタング13a
のみを露出させる開口部27aを設け、フライヤ34か
ら供給されるコイルのリード線1cをタング13aに巻
き付けた後、シールド部材27を軸線Xの回りに矢示方
向にほぼ90度回転させることにより、リード線1cの
押出しを行って結線部を強固に緊締すると共に開口部2
7aの位置を上下方向とする。この状態でシールド部材
27を僅かに後退させてタング13aの基部を覆う位置
として巻線空間を広げて複数のコイルを巻線した後、さ
らにコンミュテータ13を露出させる位置として巻終り
のリード線を切断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータ等の回転電機
における電機子の巻線装置に関し、さらに詳しくは、巻
回した各コイルのリード線をコンミュテータの所定のタ
ングに結線するフッキング装置を有する電機子の巻線装
置に関する。
における電機子の巻線装置に関し、さらに詳しくは、巻
回した各コイルのリード線をコンミュテータの所定のタ
ングに結線するフッキング装置を有する電機子の巻線装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】旋回するフライヤから供給されるワイヤ
をインデックス回転する電機子のコアに巻回して複数の
コイルを形成すると共に、各コイルのリード線をコンミ
ュテータの所定のタングに結線する電機子の巻線装置と
して、従来からダブル駆動巻線装置が知られている(例
えば特開昭61−224323号公報参照)。
をインデックス回転する電機子のコアに巻回して複数の
コイルを形成すると共に、各コイルのリード線をコンミ
ュテータの所定のタングに結線する電機子の巻線装置と
して、従来からダブル駆動巻線装置が知られている(例
えば特開昭61−224323号公報参照)。
【0003】これを図5乃至図9を参照してその概略を
説明する。なお、以下の説明において、上下対称に設け
られた部分についてはその上方のみを説明して下方の説
明は省略する。電機子10のコア12とコンミュテータ
13とは、図5に示すように、同一軸線上に所定の間隔
をおいて軸11に一体的に固設され、外周部にそれぞれ
複数のスロット12a及びタング13aを形成し、軸線
Xを水平にしてインデックス回転するコレット装置20
によりコンミュテータ13側の軸11を把持されてい
る。
説明する。なお、以下の説明において、上下対称に設け
られた部分についてはその上方のみを説明して下方の説
明は省略する。電機子10のコア12とコンミュテータ
13とは、図5に示すように、同一軸線上に所定の間隔
をおいて軸11に一体的に固設され、外周部にそれぞれ
複数のスロット12a及びタング13aを形成し、軸線
Xを水平にしてインデックス回転するコレット装置20
によりコンミュテータ13側の軸11を把持されてい
る。
【0004】また、図6に示すように、このコレット装
置20の軸線(電機子10の軸線と同じ)Xを挾んで水
平方向(図6では左右方向)の両側に、軸線Xに直交し
て互いに近接又は離間可能な一対の支持軸31,31が
設けてあり、その先端部に一対の巻線チャック32,3
2を搖動自在に装着し、各巻線チャック32の両側面に
は、ワイヤ1のスロット12a内への流れを安定させ、
スロット12a外に露出するコイルエンドの形状を規制
すると共に、スロット12a内に収納された絶縁紙(図
示しない)のずれを防止するフォーマ33,33を設け
てある。そして各支持軸31にコイル巻線用のワイヤ1
を供給するフライヤ34,34をそれぞれ旋回可能に装
着してある。
置20の軸線(電機子10の軸線と同じ)Xを挾んで水
平方向(図6では左右方向)の両側に、軸線Xに直交し
て互いに近接又は離間可能な一対の支持軸31,31が
設けてあり、その先端部に一対の巻線チャック32,3
2を搖動自在に装着し、各巻線チャック32の両側面に
は、ワイヤ1のスロット12a内への流れを安定させ、
スロット12a外に露出するコイルエンドの形状を規制
すると共に、スロット12a内に収納された絶縁紙(図
示しない)のずれを防止するフォーマ33,33を設け
てある。そして各支持軸31にコイル巻線用のワイヤ1
を供給するフライヤ34,34をそれぞれ旋回可能に装
着してある。
【0005】再び図5を参照して、コレット装置20の
上下には、軸線Xに対称にグリッパ装置40を設けてあ
る。このグリッパ装置40は、巻始めのリード線を把持
するグリッパ41、グリッパ41を180度反転させる
反転駆動部42とからなり昇降装置43により上下に移
動する。グリッパ41は、水平状態に把持されたコンミ
ュテータ13のタング13aにほぼ平行すると共に、1
80度反転することにより軸線Xに垂直となるようにし
てある。
上下には、軸線Xに対称にグリッパ装置40を設けてあ
る。このグリッパ装置40は、巻始めのリード線を把持
するグリッパ41、グリッパ41を180度反転させる
反転駆動部42とからなり昇降装置43により上下に移
動する。グリッパ41は、水平状態に把持されたコンミ
ュテータ13のタング13aにほぼ平行すると共に、1
80度反転することにより軸線Xに垂直となるようにし
てある。
【0006】一方、コレット装置20は、図7に示すよ
うに、アウタスリーブ21の軸線X方向の移動により電
機子10の軸11を把持,釈放するコレットチャック2
2と、アウタスリーブ21との間にばね23を係着して
図で左方に付勢され、左行することによりタング13
a,13aの結線部を押圧固定し得る上下2本の突起2
4a,24aを有するスライダ24と、スライダ24の
外周部に緩嵌し先端部(図で左端部)の上下に幅の狹い
開口部25a,25a,左右に幅の広い開口部25b,
25b(図ではその一方のみを示してある)を有して僅
かに回転し得るインナシールド25及びその外周部に緩
嵌し、軸線方向に摺動することにより上記開口部25
a,25bを隠顕させるアウタシールド26とからな
り、インナシールド25及びアウタシールド26により
フッキング機構を構成している。
うに、アウタスリーブ21の軸線X方向の移動により電
機子10の軸11を把持,釈放するコレットチャック2
2と、アウタスリーブ21との間にばね23を係着して
図で左方に付勢され、左行することによりタング13
a,13aの結線部を押圧固定し得る上下2本の突起2
4a,24aを有するスライダ24と、スライダ24の
外周部に緩嵌し先端部(図で左端部)の上下に幅の狹い
開口部25a,25a,左右に幅の広い開口部25b,
25b(図ではその一方のみを示してある)を有して僅
かに回転し得るインナシールド25及びその外周部に緩
嵌し、軸線方向に摺動することにより上記開口部25
a,25bを隠顕させるアウタシールド26とからな
り、インナシールド25及びアウタシールド26により
フッキング機構を構成している。
【0007】なお、上記の構成は通常スクラップレスと
言われる余り線のない方式であるが、一般に用いられて
いる余り線のある方式では、グリッパ装置40のグリッ
パ41がコンミュテータ13から多少離れた位置にあ
り、最初から最後までタングへの結線を真横の位置で行
うようにすることにより構造を簡略化している。したが
って、その場合インナシールド25には左右の開口部2
5b,25bのみが設けられている。
言われる余り線のない方式であるが、一般に用いられて
いる余り線のある方式では、グリッパ装置40のグリッ
パ41がコンミュテータ13から多少離れた位置にあ
り、最初から最後までタングへの結線を真横の位置で行
うようにすることにより構造を簡略化している。したが
って、その場合インナシールド25には左右の開口部2
5b,25bのみが設けられている。
【0008】次に、このような構成からなる巻線装置に
よる巻線及び結線方法を主として図7乃至図9によっ
て、その他の図も適宜参照しながら説明する。なお、図
9は図7の要部のみを示す一部断面側面図である。フラ
イヤ34(図6)から引き出された巻始めのリード線1
aはグリッパ41の把持部41aに把持されている。こ
の状態で図7に示したコレットチャック22,アウタス
リーブ21及びインナシールド25と共に電機子10に
インデックス回転して図8の(a)に示すように、第1
のタング13aを真上にした後、グリッパ装置40を下
降させて同図(b)の状態とする。
よる巻線及び結線方法を主として図7乃至図9によっ
て、その他の図も適宜参照しながら説明する。なお、図
9は図7の要部のみを示す一部断面側面図である。フラ
イヤ34(図6)から引き出された巻始めのリード線1
aはグリッパ41の把持部41aに把持されている。こ
の状態で図7に示したコレットチャック22,アウタス
リーブ21及びインナシールド25と共に電機子10に
インデックス回転して図8の(a)に示すように、第1
のタング13aを真上にした後、グリッパ装置40を下
降させて同図(b)の状態とする。
【0009】次いでアウタスリーブ21及びインナシー
ルド25を後退させてコレットチャック22による軸1
1の把持を解きアウタシールド26を後退させ、フライ
ヤ34の旋回位置を調整してフライヤ34からグリッパ
41の把持部41aに至る巻始めのリード線1aをイン
ナシールド25の上部の開口部25a内に導くように
し、インナシールド25を僅かに回転させた後、フライ
ヤ34を反転させてアウタシールド26を前進させると
リード線1aはタング13aの周囲を一周して巻始めの
最初の結線が終了する。
ルド25を後退させてコレットチャック22による軸1
1の把持を解きアウタシールド26を後退させ、フライ
ヤ34の旋回位置を調整してフライヤ34からグリッパ
41の把持部41aに至る巻始めのリード線1aをイン
ナシールド25の上部の開口部25a内に導くように
し、インナシールド25を僅かに回転させた後、フライ
ヤ34を反転させてアウタシールド26を前進させると
リード線1aはタング13aの周囲を一周して巻始めの
最初の結線が終了する。
【0010】最初の結線が終了した時点でアウタスリー
ブ21を再び前進させてコレットチャック22により電
機子10の軸11を強固に把持させると共に、アウタス
リーブ21による抱束を解いてスライダ24をばね23
により突出させ、その突起24aにより結線部を強固に
押圧して固定し、巻線が完了するまでこの状態に保持さ
せ、コイル巻線に際してリード線1aが引張られて最初
の結線が外れることを防止する。最初の結線部が固定さ
れると、グリッパ装置40はワイヤ1を釈放して所定距
離上昇し、その位置で反転駆動部42によりグリッパ4
1が180度反転して図5に示す状態となる。
ブ21を再び前進させてコレットチャック22により電
機子10の軸11を強固に把持させると共に、アウタス
リーブ21による抱束を解いてスライダ24をばね23
により突出させ、その突起24aにより結線部を強固に
押圧して固定し、巻線が完了するまでこの状態に保持さ
せ、コイル巻線に際してリード線1aが引張られて最初
の結線が外れることを防止する。最初の結線部が固定さ
れると、グリッパ装置40はワイヤ1を釈放して所定距
離上昇し、その位置で反転駆動部42によりグリッパ4
1が180度反転して図5に示す状態となる。
【0011】これに並行してコレットチャック22をイ
ンデックス回転させてコア12を最初のコイル巻線位置
とした後、一対の巻線チャック32,32がコア12を
水平方向の両側から挾持し、巻線すべきスロット12a
を残してその外表面を覆い、フライヤ34を旋回させワ
イヤを露出したスロット間に巻回して第1のコイルを形
成する。
ンデックス回転させてコア12を最初のコイル巻線位置
とした後、一対の巻線チャック32,32がコア12を
水平方向の両側から挾持し、巻線すべきスロット12a
を残してその外表面を覆い、フライヤ34を旋回させワ
イヤを露出したスロット間に巻回して第1のコイルを形
成する。
【0012】第1のコイルの形成が終ると巻線チャック
32,32をコア12から退避させ、コレットチャック
22を所定角度インデックス回転してコンミュテータ1
3の第2のタングを軸線Xの側方の位置とした後、アウ
タシールド26を後退させて最初のコイル巻終りのリー
ド線をインナシールド25の真横の開口部25b内に導
入し、フライヤ34の反転及びアウタシールド26の前
進による周知の結線手段により第2のタングに結線して
第2のコイル巻線の巻始めのリード線の結線部が形成さ
れる。
32,32をコア12から退避させ、コレットチャック
22を所定角度インデックス回転してコンミュテータ1
3の第2のタングを軸線Xの側方の位置とした後、アウ
タシールド26を後退させて最初のコイル巻終りのリー
ド線をインナシールド25の真横の開口部25b内に導
入し、フライヤ34の反転及びアウタシールド26の前
進による周知の結線手段により第2のタングに結線して
第2のコイル巻線の巻始めのリード線の結線部が形成さ
れる。
【0013】以下、同様の工程を繰り返して、第2,第
3………のコイルを形成し、その都度そのリード線1c
(図9)を第2,第3,第4のタングに結線し、最終の
コイル形成後一旦アウタスリーブ21及びスライダ24
を後退させ、コレットチャック22を釈放して第nのタ
ング13n(他方のフライヤによる巻線の第1のタング
に相当する)への結線を行う。
3………のコイルを形成し、その都度そのリード線1c
(図9)を第2,第3,第4のタングに結線し、最終の
コイル形成後一旦アウタスリーブ21及びスライダ24
を後退させ、コレットチャック22を釈放して第nのタ
ング13n(他方のフライヤによる巻線の第1のタング
に相当する)への結線を行う。
【0014】その後、コレットチャック22により再び
軸11を把持し、インデックス回転させて第nのタング
13nを真上へ位置させスライダ24を後退させた後、
グリッパ装置40を下降させ把持部41aをタング13
nの側近にまで近接させ、グリッパ41に付設したカッ
タ部41bによりリード線を切断すると同時に、フライ
ヤ34側のワイヤ端末1bを把持し、上昇反転してその
把持部41aを軸線Xに垂直とし、次の電機子巻線に備
える。
軸11を把持し、インデックス回転させて第nのタング
13nを真上へ位置させスライダ24を後退させた後、
グリッパ装置40を下降させ把持部41aをタング13
nの側近にまで近接させ、グリッパ41に付設したカッ
タ部41bによりリード線を切断すると同時に、フライ
ヤ34側のワイヤ端末1bを把持し、上昇反転してその
把持部41aを軸線Xに垂直とし、次の電機子巻線に備
える。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電機子の巻線装置にあっては、コレット装置
の外周部に設けたフッキング手段がインナシールド25
とアウタシールド26とからなる2重構造となっていた
ので、次のような問題点があった。
うな従来の電機子の巻線装置にあっては、コレット装置
の外周部に設けたフッキング手段がインナシールド25
とアウタシールド26とからなる2重構造となっていた
ので、次のような問題点があった。
【0016】元来、アウタシールド26の作用は、コン
ミュテータ13のタング13aへの結線時、タング13
aに引っ掛けられたリード線1cを押し出して結線を強
固にすると共に、ワイヤ巻線時にはインナシールド25
の開口部25a,25bを覆ってワイヤの損傷を減少さ
せるものである。そのため、アウタシールド26はワイ
ヤ巻線時にはインナシールド25の先端部を充分に覆う
ことが要求される。
ミュテータ13のタング13aへの結線時、タング13
aに引っ掛けられたリード線1cを押し出して結線を強
固にすると共に、ワイヤ巻線時にはインナシールド25
の開口部25a,25bを覆ってワイヤの損傷を減少さ
せるものである。そのため、アウタシールド26はワイ
ヤ巻線時にはインナシールド25の先端部を充分に覆う
ことが要求される。
【0017】ところが、近時モータのコンパクト化に伴
い、電機子10のコア12の径,スロット12aの形状
及びコンミュテータ13の形状が極端に小さくなりつつ
あり、コンミュテータ13とコア12間の距離も著しく
狹くなっている。それにも拘らず、従来以上の性能及び
出力を要求される結果、巻線径は大きく巻線数は増加す
る傾向にある。さらに、コア12を両側から挾持する巻
線チャック32の両側面には、前述したフォーマ33を
設けてあるので、インナシールド25及びアウタシール
ド26とフォーマ33との間に形成される巻線空間は一
層狹められる結果となる。
い、電機子10のコア12の径,スロット12aの形状
及びコンミュテータ13の形状が極端に小さくなりつつ
あり、コンミュテータ13とコア12間の距離も著しく
狹くなっている。それにも拘らず、従来以上の性能及び
出力を要求される結果、巻線径は大きく巻線数は増加す
る傾向にある。さらに、コア12を両側から挾持する巻
線チャック32の両側面には、前述したフォーマ33を
設けてあるので、インナシールド25及びアウタシール
ド26とフォーマ33との間に形成される巻線空間は一
層狹められる結果となる。
【0018】コア12のスロット12aへの巻線のみを
考えるならば、ワイヤ1をスロット12aに導く流れを
安定させてスロット12aの底部に収納し、且つできる
だけ整列巻きに近付けるためにはフォーマ33を可能な
限り厚くするのがよく、さらに、巻線中のワイヤの流れ
に対してフォーマ33以外にアウタシールド26のよう
な邪魔物が存在しない方が好ましいことは明らかであ
る。この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、
簡単な構成で巻線を整列巻きに近付け巻線数を増加させ
て出力を増大させることを目的とする。
考えるならば、ワイヤ1をスロット12aに導く流れを
安定させてスロット12aの底部に収納し、且つできる
だけ整列巻きに近付けるためにはフォーマ33を可能な
限り厚くするのがよく、さらに、巻線中のワイヤの流れ
に対してフォーマ33以外にアウタシールド26のよう
な邪魔物が存在しない方が好ましいことは明らかであ
る。この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、
簡単な構成で巻線を整列巻きに近付け巻線数を増加させ
て出力を増大させることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、旋回するフライヤから供給されるワイヤ
を電機子のコアに巻回して複数のコイルを形成する巻線
手段と、各コイルのリード線をコンミュテータの所定の
タングに結線するフッキング手段とを備えた電機子の巻
線装置において、上記フッキング手段が、上記コンミュ
テータを囲繞して所要のタングのみを露出させる開口部
を有する単一のシールド部材と、このシールド部材を軸
線方向に移動させて所定の直線位置で位置決めする多段
直線位置決め手段と、上記シールド部材を軸線の回りに
回転させて所定の回転位置で位置決めする回転位置決め
手段とからなる電機子の巻線装置を提供するものであ
る。
達成するため、旋回するフライヤから供給されるワイヤ
を電機子のコアに巻回して複数のコイルを形成する巻線
手段と、各コイルのリード線をコンミュテータの所定の
タングに結線するフッキング手段とを備えた電機子の巻
線装置において、上記フッキング手段が、上記コンミュ
テータを囲繞して所要のタングのみを露出させる開口部
を有する単一のシールド部材と、このシールド部材を軸
線方向に移動させて所定の直線位置で位置決めする多段
直線位置決め手段と、上記シールド部材を軸線の回りに
回転させて所定の回転位置で位置決めする回転位置決め
手段とからなる電機子の巻線装置を提供するものであ
る。
【0020】そして、上記の電機子の巻線装置におい
て、所定の直線位置が、コンミュテータ全体を覆うフッ
キング位置と、タングの基部までのコンミュテータの大
部分を覆う巻線位置と、コンミュテータ全体を露出させ
るリード線切断位置とであるようにするとよく、所定の
回転位置が、コンミュテータの所要のタングを露出させ
る位置と被覆する位置とであるようにするのがよい。
て、所定の直線位置が、コンミュテータ全体を覆うフッ
キング位置と、タングの基部までのコンミュテータの大
部分を覆う巻線位置と、コンミュテータ全体を露出させ
るリード線切断位置とであるようにするとよく、所定の
回転位置が、コンミュテータの所要のタングを露出させ
る位置と被覆する位置とであるようにするのがよい。
【0021】また、上記の装置において、多段直線位置
決め手段が、シールド部材を軸線方向に駆動するタンデ
ムシリンダからなるようにするとよく、回転位置決め手
段が、シールド部材を軸線の回りに所定角度回転させる
リンク機構からなるようにしてもよく、ラック・ピニオ
ン機構からなるようにすることも可能である。
決め手段が、シールド部材を軸線方向に駆動するタンデ
ムシリンダからなるようにするとよく、回転位置決め手
段が、シールド部材を軸線の回りに所定角度回転させる
リンク機構からなるようにしてもよく、ラック・ピニオ
ン機構からなるようにすることも可能である。
【0022】
【作用】この発明による電機子の巻線装置は上記のよう
に構成することにより、従来インナシールドとアウタシ
ールドとの二重構造からなっていたフッキング手段を、
単一のシールド部材からなるようにし、このシールド部
材を軸線方向に移動させると共に、軸線の回りに回転さ
せるようにしたので、構成を簡略化し得ると共に、巻線
時においてワイヤの流れに対して邪魔になっていたアウ
タシールドがなくなり、巻線を整列巻きに近付けて巻線
数の増加を図ることができる。
に構成することにより、従来インナシールドとアウタシ
ールドとの二重構造からなっていたフッキング手段を、
単一のシールド部材からなるようにし、このシールド部
材を軸線方向に移動させると共に、軸線の回りに回転さ
せるようにしたので、構成を簡略化し得ると共に、巻線
時においてワイヤの流れに対して邪魔になっていたアウ
タシールドがなくなり、巻線を整列巻きに近付けて巻線
数の増加を図ることができる。
【0023】そして、シールド部材を直線移動させる位
置を、コンミュテータ全体を覆うフッキング位置とする
ことにより、所要のタング以外のタングを充分に覆って
ワイヤが他のタングに絡まるおそれをなくすることがで
き、タングの基部までのコンミュテータの大部分を覆う
巻線位置とすることにより、巻線空間を確保することが
可能になり、コンミュテータ全体を露出させるリード線
切断位置とすることにより、カッタが入るスペースを確
保することができる。
置を、コンミュテータ全体を覆うフッキング位置とする
ことにより、所要のタング以外のタングを充分に覆って
ワイヤが他のタングに絡まるおそれをなくすることがで
き、タングの基部までのコンミュテータの大部分を覆う
巻線位置とすることにより、巻線空間を確保することが
可能になり、コンミュテータ全体を露出させるリード線
切断位置とすることにより、カッタが入るスペースを確
保することができる。
【0024】また、上記のフッキング位置において、シ
ールド部材の回転位置をコンミュテータの所要のタング
を露出させる位置から被覆する位置へと回転させること
により、リード線の押出しを行って結線部を強固に緊締
することができると共に、開口部の位置を移動させてタ
ングに干渉しない安定した巻線が可能になる。
ールド部材の回転位置をコンミュテータの所要のタング
を露出させる位置から被覆する位置へと回転させること
により、リード線の押出しを行って結線部を強固に緊締
することができると共に、開口部の位置を移動させてタ
ングに干渉しない安定した巻線が可能になる。
【0025】さらに、シールド部材をタンデムシリンダ
により駆動することにより、簡単な機構で所定の多段直
線位置で位置決めすることができ、リンク機構により軸
線の回りに回転させることにより、確実な回転位置決め
が可能となる。また、シールド部材をラック・ピニオン
機構により所定角度回転させるようにすると、きわめて
簡単な構成でシールド部材の回転が可能となると共に、
ラックの移動量を変えることによりシールド部材の回転
角を自由に設定することができる。
により駆動することにより、簡単な機構で所定の多段直
線位置で位置決めすることができ、リンク機構により軸
線の回りに回転させることにより、確実な回転位置決め
が可能となる。また、シールド部材をラック・ピニオン
機構により所定角度回転させるようにすると、きわめて
簡単な構成でシールド部材の回転が可能となると共に、
ラックの移動量を変えることによりシールド部材の回転
角を自由に設定することができる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明するが、図5乃至図9に対応する部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。図1は、この発
明の一実施例を示すフッキング装置の作動説明図、図2
は、そのシールド部材の多段直線位置決め機構を示す作
動説明図、図3は、シールド部材の回転位置決め機構を
示す正面図である。
体的に説明するが、図5乃至図9に対応する部分には同
一の符号を付してその説明を省略する。図1は、この発
明の一実施例を示すフッキング装置の作動説明図、図2
は、そのシールド部材の多段直線位置決め機構を示す作
動説明図、図3は、シールド部材の回転位置決め機構を
示す正面図である。
【0027】この実施例では、図7に示したコレット装
置20のインナシールド25及びアウタシールド26を
一体にしてシールド部材27とし、その先端部の軸線X
に関して対称位置に一対のタングガイド用の開口部27
a,27aを形成して、このシールド部材27を軸線X
方向の多段直線位置に駆動して位置決めすると共に、軸
線Xの回りに90度回転させて位置決めし得るようにし
たものである。
置20のインナシールド25及びアウタシールド26を
一体にしてシールド部材27とし、その先端部の軸線X
に関して対称位置に一対のタングガイド用の開口部27
a,27aを形成して、このシールド部材27を軸線X
方向の多段直線位置に駆動して位置決めすると共に、軸
線Xの回りに90度回転させて位置決めし得るようにし
たものである。
【0028】シールド部材27を所定の直線位置で位置
決めする多段直線位置決め手段は、図2に示すように、
シールド部材27を直線駆動可能な第1シリンダ51と
第2シリンダ52とを直列に接続したタンデムシリンダ
50及びその伸長端を規制するストッパ53からなる。
第1シリンダ51のピストンロッド51aはシールド部
材27のフランジ部27eに固設してあり、第2シリン
ダ52のピストンロッド52aの図で左端部は第1シリ
ンダ51のピストン51bに接離可能である。
決めする多段直線位置決め手段は、図2に示すように、
シールド部材27を直線駆動可能な第1シリンダ51と
第2シリンダ52とを直列に接続したタンデムシリンダ
50及びその伸長端を規制するストッパ53からなる。
第1シリンダ51のピストンロッド51aはシールド部
材27のフランジ部27eに固設してあり、第2シリン
ダ52のピストンロッド52aの図で左端部は第1シリ
ンダ51のピストン51bに接離可能である。
【0029】一方、シールド部材27を軸線Xの回りに
回転させてその両回転端で位置決めする回転位置決め手
段は、図3に示すように、装置固定部に固設されたシリ
ンダ60、装置固定部に軸61により搖動自在に枢着さ
れたベルクランク62、ベルクランク62の一端に設け
た軸62aとシリンダ60のピストンロッド60aとを
連結する連結ロッド63、ベルクランク62の他端に設
けた軸62bとシールド部材27のフランジ部27eに
設けた軸27bとを連結するリンク64とからなる。
回転させてその両回転端で位置決めする回転位置決め手
段は、図3に示すように、装置固定部に固設されたシリ
ンダ60、装置固定部に軸61により搖動自在に枢着さ
れたベルクランク62、ベルクランク62の一端に設け
た軸62aとシリンダ60のピストンロッド60aとを
連結する連結ロッド63、ベルクランク62の他端に設
けた軸62bとシールド部材27のフランジ部27eに
設けた軸27bとを連結するリンク64とからなる。
【0030】なお、コレット装置20の内部を構成する
他の部材、アウタスリーブ21,コレットチャック2
2,ばね23,スライダ24は図7に示したものと同様
であり、巻線装置の他の部分を構成する巻線チャック3
2,フライヤ34,グリッパ装置40,昇降装置43等
は図5及び図6に示した従来例と同様である。
他の部材、アウタスリーブ21,コレットチャック2
2,ばね23,スライダ24は図7に示したものと同様
であり、巻線装置の他の部分を構成する巻線チャック3
2,フライヤ34,グリッパ装置40,昇降装置43等
は図5及び図6に示した従来例と同様である。
【0031】次に、上記のように構成した実施例の作用
を説明するが、図5乃至図9に示した従来例と同等の部
分の説明は省略して異なる部分のみを説明する。なお、
前述した従来例はスクラップレスの巻線装置に関するも
のであり、この実施例では説明を簡略化して発明の要旨
を明確にするため、一応スクラップレスでない一般の巻
線装置として説明してあるが、スクラップレスの巻線装
置にも何等支障なく用いることができる。
を説明するが、図5乃至図9に示した従来例と同等の部
分の説明は省略して異なる部分のみを説明する。なお、
前述した従来例はスクラップレスの巻線装置に関するも
のであり、この実施例では説明を簡略化して発明の要旨
を明確にするため、一応スクラップレスでない一般の巻
線装置として説明してあるが、スクラップレスの巻線装
置にも何等支障なく用いることができる。
【0032】図7に示したコレットチャック22をイン
デックス回転させてフッキングすべきコンミュテータ1
3のタング13aを真横の位置にした後、図2に示した
タンデムシリンダ50の第1,第2シリンダ51,52
のピストン51b,52bを共に図で左方に移動させシ
ールド部材27をストッパ53に当接するまで移動させ
てシールド部材27がコンミュテータ13を完全に覆う
最左端のフッキング位置P1に位置決めすると共に、シ
リンダ60のピストンロッド60aを上昇させてベルク
ランク62及びこれにリンク64を介して連動するシー
ルド部材27を図3に実線で示す右旋端位置とする。
デックス回転させてフッキングすべきコンミュテータ1
3のタング13aを真横の位置にした後、図2に示した
タンデムシリンダ50の第1,第2シリンダ51,52
のピストン51b,52bを共に図で左方に移動させシ
ールド部材27をストッパ53に当接するまで移動させ
てシールド部材27がコンミュテータ13を完全に覆う
最左端のフッキング位置P1に位置決めすると共に、シ
リンダ60のピストンロッド60aを上昇させてベルク
ランク62及びこれにリンク64を介して連動するシー
ルド部材27を図3に実線で示す右旋端位置とする。
【0033】図1の(a)はこの状態を示すものであ
り、コンミュテータ13の所要のタング13aはシール
ド部材27の開口部27a内に露出された状態にあり、
その先端部は周知のタングガイド(図示しない)に覆わ
れている。また、フライヤ34から引き出されたリード
線1cは、フライヤを下方から上方へ旋回させることに
より、タング13aの基部に半周巻き付けられた状態と
なる。
り、コンミュテータ13の所要のタング13aはシール
ド部材27の開口部27a内に露出された状態にあり、
その先端部は周知のタングガイド(図示しない)に覆わ
れている。また、フライヤ34から引き出されたリード
線1cは、フライヤを下方から上方へ旋回させることに
より、タング13aの基部に半周巻き付けられた状態と
なる。
【0034】この状態で、図3に示したシリンダ60の
ピストンロッド60aを下方へ伸長させると、連結ロッ
ド63,ベルクランク62,リンク64を介してシール
ド部材27が反時計方向に回転する。これにより、図1
の(b)に示すように、開口部27aの側面がリード線
1cを強固にタング13aに押圧しながらシールド部材
27がほぼ90度回転し、開口部27aが巻線時のワイ
ヤ1に干渉しない図1の(c)に示す上下位置となって
その回転位置に保持される。
ピストンロッド60aを下方へ伸長させると、連結ロッ
ド63,ベルクランク62,リンク64を介してシール
ド部材27が反時計方向に回転する。これにより、図1
の(b)に示すように、開口部27aの側面がリード線
1cを強固にタング13aに押圧しながらシールド部材
27がほぼ90度回転し、開口部27aが巻線時のワイ
ヤ1に干渉しない図1の(c)に示す上下位置となって
その回転位置に保持される。
【0035】シールド部材27の回転が完了すると、タ
ンデムシリンダ50の第1シリンダ51が作動してピス
トン51bがシールド部材27を伴って第2シリンダ5
2のピストンロッド52aに当接する図2の(b)に示
す巻線位置P2まで右行する。この位置ではシールド部
材27の左端部がコンミュテータ13のタング13aの
基部を辛うじて覆う位置にまで後退することにより、コ
ンミュテータ13とコア12との間の巻線空間を可能な
限り大きくとることができる。
ンデムシリンダ50の第1シリンダ51が作動してピス
トン51bがシールド部材27を伴って第2シリンダ5
2のピストンロッド52aに当接する図2の(b)に示
す巻線位置P2まで右行する。この位置ではシールド部
材27の左端部がコンミュテータ13のタング13aの
基部を辛うじて覆う位置にまで後退することにより、コ
ンミュテータ13とコア12との間の巻線空間を可能な
限り大きくとることができる。
【0036】この状態で電機子10を所定角度回転させ
コア12の所定のスロット12a,12a間に巻線して
コイルを形成した後、電機子10の所定角度の回転、シ
ールド部材27の直線移動及び回転を繰り返してフッキ
ング及び巻線を交互に行い、最終のフッキングが終了し
た状態で第1,第2シリンダ51,52のピストンロッ
ド51a,52aを共に駆動してシールド部材27をコ
ンミュテータ13から完全に後退させた図2の(c)に
示すリード線切断位置P3とした後、図5に示したグリ
ッパ41のカッタ部41bにより巻終りのリード線を切
断して巻線を終了する。
コア12の所定のスロット12a,12a間に巻線して
コイルを形成した後、電機子10の所定角度の回転、シ
ールド部材27の直線移動及び回転を繰り返してフッキ
ング及び巻線を交互に行い、最終のフッキングが終了し
た状態で第1,第2シリンダ51,52のピストンロッ
ド51a,52aを共に駆動してシールド部材27をコ
ンミュテータ13から完全に後退させた図2の(c)に
示すリード線切断位置P3とした後、図5に示したグリ
ッパ41のカッタ部41bにより巻終りのリード線を切
断して巻線を終了する。
【0037】上記の実施例は、巻線時ワイヤの流れに対
して邪魔になっていたアウタシールド26(図7)をな
くし、従来のインナシールド25に相当する単一のシー
ルド部材27のみの単純な構成とし、シールド部材27
の多段直線位置決め手段と回転位置決め手段とを設ける
ことにより、ワイヤの流れを自然にして巻線を整列巻き
に近付け狹少な部分に可能な限り巻線数を多くすること
ができ、出力の増加が可能になる。
して邪魔になっていたアウタシールド26(図7)をな
くし、従来のインナシールド25に相当する単一のシー
ルド部材27のみの単純な構成とし、シールド部材27
の多段直線位置決め手段と回転位置決め手段とを設ける
ことにより、ワイヤの流れを自然にして巻線を整列巻き
に近付け狹少な部分に可能な限り巻線数を多くすること
ができ、出力の増加が可能になる。
【0038】同時に、タング13aへのフッキング時、
シールド部材27の回転運動によりリード線1cの押し
出しを行って安定したフッキングを可能とすると共に、
シールド部材27が所定角度回転することにより開口部
27aを巻線に干渉しない位置に移動させることがで
き、きわめて安定した巻線が可能となる。
シールド部材27の回転運動によりリード線1cの押し
出しを行って安定したフッキングを可能とすると共に、
シールド部材27が所定角度回転することにより開口部
27aを巻線に干渉しない位置に移動させることがで
き、きわめて安定した巻線が可能となる。
【0039】次に、図4はこの発明の他の実施例におけ
るシールド部材27の多段直線位置決め手段及び回転位
置決め手段の作動状態を示す説明図である。この実施例
では、シールド部材27の肉厚部の右端近くに円周方向
のガイド溝27cを設け、このガイド溝27cにタンデ
ムシリンダ50の第1シリンダ51の先端に固設したブ
ラケット54のU字状部54aを緩嵌させることによ
り、シールド部材27が軸線方向Xにはブラケット54
に同動して変位し、回転方向には自由となるようにす
る。
るシールド部材27の多段直線位置決め手段及び回転位
置決め手段の作動状態を示す説明図である。この実施例
では、シールド部材27の肉厚部の右端近くに円周方向
のガイド溝27cを設け、このガイド溝27cにタンデ
ムシリンダ50の第1シリンダ51の先端に固設したブ
ラケット54のU字状部54aを緩嵌させることによ
り、シールド部材27が軸線方向Xにはブラケット54
に同動して変位し、回転方向には自由となるようにす
る。
【0040】また、シールド部材27aの肉厚部の外周
面に歯車部27dを刻設し、この歯車部27dを半円筒
状のラック65の平面部に刻設したラック歯65aに歯
合させ、ラック65を図示しないシリンダで紙面に直交
して移動させることにより、ラック・ピニオン機構によ
りシールド部材27を軸線Xの回りに回転させる。な
お、その他の構成は前実施例と同様であるので、図2に
対応する部分には同一の符号を付して示すものとする。
面に歯車部27dを刻設し、この歯車部27dを半円筒
状のラック65の平面部に刻設したラック歯65aに歯
合させ、ラック65を図示しないシリンダで紙面に直交
して移動させることにより、ラック・ピニオン機構によ
りシールド部材27を軸線Xの回りに回転させる。な
お、その他の構成は前実施例と同様であるので、図2に
対応する部分には同一の符号を付して示すものとする。
【0041】この実施例は上記のような構成からなるの
で、タンデムシリンダ50を作動させるとブラケット5
4を介してシールド部材27をフッキング位置P1,巻
線位置P2,リード線切断位置P3にそれぞれ位置決め
することができる。そして、シールド部材27がフッキ
ング位置P1にある図4の(a)に示す状態でラック6
5を図示しないシリンダにより紙面に直交する方向に移
動させると、シールド部材27が回転して前実施例の図
1の(b),(c)と同様の回転位置となる。
で、タンデムシリンダ50を作動させるとブラケット5
4を介してシールド部材27をフッキング位置P1,巻
線位置P2,リード線切断位置P3にそれぞれ位置決め
することができる。そして、シールド部材27がフッキ
ング位置P1にある図4の(a)に示す状態でラック6
5を図示しないシリンダにより紙面に直交する方向に移
動させると、シールド部材27が回転して前実施例の図
1の(b),(c)と同様の回転位置となる。
【0042】なお、上記実施例では説明を簡略化するた
め、シールド部材27の外周部に形成した歯車部27d
にラック65のラック歯65aを直接歯合させた構成例
について説明したが、シールド部材27の外周部にキー
結合し回転方向に同動し直進方向に自由で外周部に歯車
部を形成した中間部材を介してシールド部材27とラッ
ク65とを歯合させるようにすることもできる。この実
施例によれば、前実施例よりも少ない構成部品でシール
ド部材27の回転を行わせることができ、その回転角も
ラック65の移動量を変えることにより容易に変更する
ことが可能である。
め、シールド部材27の外周部に形成した歯車部27d
にラック65のラック歯65aを直接歯合させた構成例
について説明したが、シールド部材27の外周部にキー
結合し回転方向に同動し直進方向に自由で外周部に歯車
部を形成した中間部材を介してシールド部材27とラッ
ク65とを歯合させるようにすることもできる。この実
施例によれば、前実施例よりも少ない構成部品でシール
ド部材27の回転を行わせることができ、その回転角も
ラック65の移動量を変えることにより容易に変更する
ことが可能である。
【0043】なお、上記の各実施例ではこの発明をダブ
ル駆動巻線装置に実施した場合について説明したが、こ
の発明はそれに限るものではなく、それ以外の電機子の
巻線装置にも何等支障なく適用することができる。
ル駆動巻線装置に実施した場合について説明したが、こ
の発明はそれに限るものではなく、それ以外の電機子の
巻線装置にも何等支障なく適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、この発明による電機
子の巻線装置は、フッキング手段が単一のシールド部材
からなるようにしたので、その構成が簡略化されると共
に、巻線時においてワイヤの流れを邪魔するものがな
く、巻線を整列巻きに近付けて巻線数の増加とそれによ
る出力の増大を図ることができる。
子の巻線装置は、フッキング手段が単一のシールド部材
からなるようにしたので、その構成が簡略化されると共
に、巻線時においてワイヤの流れを邪魔するものがな
く、巻線を整列巻きに近付けて巻線数の増加とそれによ
る出力の増大を図ることができる。
【0045】そして、シールド部材を位置決めする直線
位置がコンミュテータ全体を覆うフッキング位置と、タ
ングの基部までのコンミュテータの大部分を覆う巻線位
置と、コンミュテータ全体を露出させるリード線切断位
置とすると、フッキング位置では所要のタングにのみフ
ッキングを行うことができ、巻線位置では巻線空間を最
大限に確保することができ、リード線切断位置ではカッ
タが入るスペースを確保することが可能になる。
位置がコンミュテータ全体を覆うフッキング位置と、タ
ングの基部までのコンミュテータの大部分を覆う巻線位
置と、コンミュテータ全体を露出させるリード線切断位
置とすると、フッキング位置では所要のタングにのみフ
ッキングを行うことができ、巻線位置では巻線空間を最
大限に確保することができ、リード線切断位置ではカッ
タが入るスペースを確保することが可能になる。
【0046】また、シールド部材の回転位置が所要のタ
ングを露出させる位置と被覆する位置とであるようにす
ると、フッキング後シールド部材を回転させることによ
り、リード線の押出しを行って結線部を強固にし安定し
たフッキングが可能になると共に、シールド部材が所定
角度回転した位置では、その開口部が巻線に干渉しない
位置となって安定した巻線が可能となる。
ングを露出させる位置と被覆する位置とであるようにす
ると、フッキング後シールド部材を回転させることによ
り、リード線の押出しを行って結線部を強固にし安定し
たフッキングが可能になると共に、シールド部材が所定
角度回転した位置では、その開口部が巻線に干渉しない
位置となって安定した巻線が可能となる。
【0047】さらに、シールド部材をタンデムシリンダ
により直線駆動することにより、簡単な機構で所定の多
段直線位置で位置決めすることができる。さらにまた、
シールド部材をリンク機構により軸線の回りに回転させ
ることにより、正確な回転位置での確実な回転位置決め
が可能となり、ラック・ピニオン機構により軸線の回り
に回転させるようにすると、きわめて簡単な機構でシー
ルド部材を回転させることができると共に、ラックの移
動量を変えることによりシールド部材の回転角を自由に
設定することができる。
により直線駆動することにより、簡単な機構で所定の多
段直線位置で位置決めすることができる。さらにまた、
シールド部材をリンク機構により軸線の回りに回転させ
ることにより、正確な回転位置での確実な回転位置決め
が可能となり、ラック・ピニオン機構により軸線の回り
に回転させるようにすると、きわめて簡単な機構でシー
ルド部材を回転させることができると共に、ラックの移
動量を変えることによりシールド部材の回転角を自由に
設定することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す作動説明図である。
【図2】同じくそのシールド部材の多段直線位置決め機
構を示す作動説明図である。
構を示す作動説明図である。
【図3】同じくそのシールド部材の回転位置決め機構を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】この発明の他の実施例におけるシールド部材の
作動状態を示す説明図である。
作動状態を示す説明図である。
【図5】従来の電機子の巻線装置の側面図である。
【図6】同じくその正面図である。
【図7】同じくそのコレット装置を示す断面図である。
【図8】同じくそのグリッパ装置の移動状態を示す説明
図である。
図である。
【図9】同じくそのフッキング装置の作動状態を示す説
明図である。
明図である。
1:ワイヤ 10:電機子 12:コア 13:コンミュテータ 13a:タング 20:コレット装置 27:シールド部材 32:巻線チャック 33:フォーマ 34:フライヤ 40:グリッパ装置 41:グリッパ 43:昇降装置 50:タンデムシリンダ 51:第1シリンダ 52:第2シリンダ 53:ストッパ 54:ブラケット 60:シリンダ 62:ベルクランク 64:リンク 65:ラック
Claims (6)
- 【請求項1】 旋回するフライヤから供給されるワイヤ
を電機子のコアに巻回して複数のコイルを形成する巻線
手段と、各コイルのリード線をコンミュテータの所定の
タングに結線するフッキング手段とを備えた電機子の巻
線装置において、 前記フッキング手段が、前記コンミュテータを囲繞して
所要のタングのみを露出させる開口部を有する単一のシ
ールド部材と、該シールド部材を軸線方向に移動させて
所定の直線位置で位置決めする多段直線位置決め手段
と、前記シールド部材を軸線の回りに回転させて所定の
回転位置で位置決めする回転位置決め手段とからなるこ
とを特徴とする電機子の巻線装置。 - 【請求項2】 所定の直線位置が、コンミュテータ全体
を覆うフッキング位置と、タングの基部までのコンミュ
テータの大部分を覆う巻線位置と、コンミュテータ全体
を露出させるリード線切断位置とであることを特徴とす
る請求項1記載の電機子の巻線装置。 - 【請求項3】 所定の回転位置が、コンミュテータの所
要のタングを露出させる位置と被覆する位置とであるこ
とを特徴とする請求項1記載の電機子の巻線装置。 - 【請求項4】 多段直線位置決め手段が、シールド部材
を軸線方向に駆動するタンデムシリンダからなることを
特徴とする請求項1記載の電機子の巻線装置。 - 【請求項5】 回転位置決め手段が、シールド部材を軸
線の回りに所定角度回転させるリンク機構からなること
を特徴とする請求項1記載の電機子の巻線装置。 - 【請求項6】 回転位置決め手段が、シールド部材を軸
線の回りに所定角度回転させるラック・ピニオン機構か
らなることを特徴とする請求項1記載の電機子の巻線装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2253595A JPH08223874A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 電機子の巻線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2253595A JPH08223874A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 電機子の巻線装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08223874A true JPH08223874A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12085506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2253595A Pending JPH08223874A (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 電機子の巻線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08223874A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109302018A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-02-01 | 巨力自动化设备(浙江)有限公司 | Abs电机转子外绕机 |
| CN109302020A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-02-01 | 巨力自动化设备(浙江)有限公司 | 无刷电机定子针式内绕机 |
| CN113206583A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-03 | 深圳市合力士机电设备有限公司 | 一种绕线设备及其工作方法 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP2253595A patent/JPH08223874A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109302018A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-02-01 | 巨力自动化设备(浙江)有限公司 | Abs电机转子外绕机 |
| CN109302020A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-02-01 | 巨力自动化设备(浙江)有限公司 | 无刷电机定子针式内绕机 |
| CN109302018B (zh) * | 2018-09-26 | 2023-09-05 | 巨力自动化设备(浙江)有限公司 | Abs电机转子外绕机 |
| CN109302020B (zh) * | 2018-09-26 | 2023-10-03 | 巨力自动化设备(浙江)有限公司 | 无刷电机定子针式内绕机 |
| CN113206583A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-08-03 | 深圳市合力士机电设备有限公司 | 一种绕线设备及其工作方法 |
| CN113206583B (zh) * | 2021-05-17 | 2025-03-18 | 深圳市合力士机电设备有限公司 | 一种绕线设备及其工作方法 |
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