JPH08224068A - 色素の退色防止剤 - Google Patents
色素の退色防止剤Info
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- JPH08224068A JPH08224068A JP7030492A JP3049295A JPH08224068A JP H08224068 A JPH08224068 A JP H08224068A JP 7030492 A JP7030492 A JP 7030492A JP 3049295 A JP3049295 A JP 3049295A JP H08224068 A JPH08224068 A JP H08224068A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アントシアニン系色素および/またはカロチ
ノイド系色素用の退色防止剤を提供する。 【構成】 南天の葉の抽出エキスを有効成分として含有
することを特徴とするアントシアニン系色素および/ま
たはカロチノイド系色素の退色防止剤。
ノイド系色素用の退色防止剤を提供する。 【構成】 南天の葉の抽出エキスを有効成分として含有
することを特徴とするアントシアニン系色素および/ま
たはカロチノイド系色素の退色防止剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色素の退色防止剤に関す
る。更に詳しくは、南天の葉の抽出エキスを有効成分と
して含有するアントシアニン系色素および/またはカロ
チノイド系色素の退色防止剤並びに該エキスが水および
/または極性有機溶媒で抽出して得られることを特徴と
するアントシアニン系色素および/またはカロチノイド
系色素の退色防止剤に関する。
る。更に詳しくは、南天の葉の抽出エキスを有効成分と
して含有するアントシアニン系色素および/またはカロ
チノイド系色素の退色防止剤並びに該エキスが水および
/または極性有機溶媒で抽出して得られることを特徴と
するアントシアニン系色素および/またはカロチノイド
系色素の退色防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品用の色素としてタール系の合
成色素が多用されていたが、合成色素の安全性が問題に
されるようになってからは天然の材料から採取した天然
色素がこれに取って変わっているのが実情である。現
在、アントシアニン系色素、カロチノイド系色素などを
はじめとする天然色素は、例えば飲食品、化粧品、保健
・医薬品などの分野で利用され、特に飲食品の着色に広
く用いられている。しかしながら、これらの天然色素は
不安定で、例えば光、酸素、熱などによって経時的に色
調の変化ならびに退色などを伴い、商品価値を著しく低
下させるという使用上のトラブルがあった。
成色素が多用されていたが、合成色素の安全性が問題に
されるようになってからは天然の材料から採取した天然
色素がこれに取って変わっているのが実情である。現
在、アントシアニン系色素、カロチノイド系色素などを
はじめとする天然色素は、例えば飲食品、化粧品、保健
・医薬品などの分野で利用され、特に飲食品の着色に広
く用いられている。しかしながら、これらの天然色素は
不安定で、例えば光、酸素、熱などによって経時的に色
調の変化ならびに退色などを伴い、商品価値を著しく低
下させるという使用上のトラブルがあった。
【0003】上述のトラブルを解決する目的で、飲食品
の退色或は褐変等の変色防止に関しては幾つかの提案が
なされており、例えば、クロロゲン酸、カフェー酸等の
抗酸化性を利用したアントシアニン系色素の退色防止剤
(特公平1−22872号公報参照)、アントシアニン
系色素含有飲食物(特開平1−132344号公報参
照)、パプリカ色素の退色防止方法(特公昭59−50
265号公報参照)等が開示されている。また、カフェ
ー酸、フェルラ酸、クロロゲン酸等による糖類の褐変防
止方法(特開昭57−115147号公報参照)、糖類
の褐変防止効果を利用した褐変のないキャンディーの製
造法(特公昭58−32855号公報参照)等も提案さ
れている。
の退色或は褐変等の変色防止に関しては幾つかの提案が
なされており、例えば、クロロゲン酸、カフェー酸等の
抗酸化性を利用したアントシアニン系色素の退色防止剤
(特公平1−22872号公報参照)、アントシアニン
系色素含有飲食物(特開平1−132344号公報参
照)、パプリカ色素の退色防止方法(特公昭59−50
265号公報参照)等が開示されている。また、カフェ
ー酸、フェルラ酸、クロロゲン酸等による糖類の褐変防
止方法(特開昭57−115147号公報参照)、糖類
の褐変防止効果を利用した褐変のないキャンディーの製
造法(特公昭58−32855号公報参照)等も提案さ
れている。
【0004】一方、南天の葉のエキスに関しては、例え
ば南天の葉を粉砕、乾燥させ、非極性有機溶媒で非極性
物質を除去し、極性有機溶媒で極性物質を抽出し、減圧
乾固後、pH3に調整してクロロホルム可溶部を除去
し、水可溶部をpH12に調整してクロロホルム可溶部
を抽出し、再び減圧乾固後、分取薄層クロマトグラフ法
により得られる天然抗酸化物質を製造する方法が開示さ
れている(特開平5−271654号公報参照)。
ば南天の葉を粉砕、乾燥させ、非極性有機溶媒で非極性
物質を除去し、極性有機溶媒で極性物質を抽出し、減圧
乾固後、pH3に調整してクロロホルム可溶部を除去
し、水可溶部をpH12に調整してクロロホルム可溶部
を抽出し、再び減圧乾固後、分取薄層クロマトグラフ法
により得られる天然抗酸化物質を製造する方法が開示さ
れている(特開平5−271654号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天然色
素に起因する退色乃至変色などのトラブルを解決するた
めに提案された従来の技術はそれなりの成果を挙げては
いるものの、必ずしも満足できるものではなかった。ま
た、南天の葉から天然抗酸化性物質を製造する従来の提
案では、該抗酸化性物質がリノール酸に対しては酸化防
止効果があることは記載されてはいるが、天然色素に対
して退色防止効果があるとは、示唆も提案もなされてお
らず、更に優れた天然色素用の退色防止剤の開発が強く
望まれている。
素に起因する退色乃至変色などのトラブルを解決するた
めに提案された従来の技術はそれなりの成果を挙げては
いるものの、必ずしも満足できるものではなかった。ま
た、南天の葉から天然抗酸化性物質を製造する従来の提
案では、該抗酸化性物質がリノール酸に対しては酸化防
止効果があることは記載されてはいるが、天然色素に対
して退色防止効果があるとは、示唆も提案もなされてお
らず、更に優れた天然色素用の退色防止剤の開発が強く
望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来から
生薬をはじめとする各種天然抽出物の機能性に着目し、
特に天然色素の退色防止機能を有する天然物エキスにつ
いて鋭意研究を行ってきた。その結果、従来、アントシ
アニン系色素および/またはカロチノイド系色素用の退
色防止剤としては知られていない南天の葉の抽出エキス
が該色素の退色防止に効果を発揮すること、特に水およ
び/または極性有機溶媒で抽出して得られる南天の葉の
抽出エキスが、優れた退色防止効果を有することを発見
した。更に、本発明品の有効成分である南天の葉の抽出
エキスは、前述のようなこれら色素の利用される広い分
野で退色防止剤として有用であること、特にこれら色素
を含有する飲食品分野において好適に利用でき、飲食品
に不都合な香味変調を生ずることなしに、優れた退色防
止効果を付与できることがわかった。
生薬をはじめとする各種天然抽出物の機能性に着目し、
特に天然色素の退色防止機能を有する天然物エキスにつ
いて鋭意研究を行ってきた。その結果、従来、アントシ
アニン系色素および/またはカロチノイド系色素用の退
色防止剤としては知られていない南天の葉の抽出エキス
が該色素の退色防止に効果を発揮すること、特に水およ
び/または極性有機溶媒で抽出して得られる南天の葉の
抽出エキスが、優れた退色防止効果を有することを発見
した。更に、本発明品の有効成分である南天の葉の抽出
エキスは、前述のようなこれら色素の利用される広い分
野で退色防止剤として有用であること、特にこれら色素
を含有する飲食品分野において好適に利用でき、飲食品
に不都合な香味変調を生ずることなしに、優れた退色防
止効果を付与できることがわかった。
【0007】本発明の目的は、南天の葉の抽出エキスを
有効成分として含有するアントシアニン系色素および/
またはカロチノイド系色素の退色防止剤を提供するにあ
る。本発明の他の目的は、水および/または極性有機溶
媒で抽出して得られる南天の葉の抽出エキスを有効成分
として含有するアントシアニン系色素および/またはカ
ロチノイド系色素の退色防止剤を提供するにある。
有効成分として含有するアントシアニン系色素および/
またはカロチノイド系色素の退色防止剤を提供するにあ
る。本発明の他の目的は、水および/または極性有機溶
媒で抽出して得られる南天の葉の抽出エキスを有効成分
として含有するアントシアニン系色素および/またはカ
ロチノイド系色素の退色防止剤を提供するにある。
【0008】以下、本発明について更に具体的に説明す
る。本発明で利用する南天(Nandina dome
stica Thunb)は、わが国の暖かい地方の山
地に野生していたり、あるいは庭木に植えられており、
その葉は惣菜の添え物に、また果実は生薬(鎮咳薬)と
して利用されており、容易に入手することができる。南
天の葉は生もしくは乾燥したものでもよく、これらの葉
は抽出効率を向上させるため予め粉砕した葉を用いるの
が好ましい。
る。本発明で利用する南天(Nandina dome
stica Thunb)は、わが国の暖かい地方の山
地に野生していたり、あるいは庭木に植えられており、
その葉は惣菜の添え物に、また果実は生薬(鎮咳薬)と
して利用されており、容易に入手することができる。南
天の葉は生もしくは乾燥したものでもよく、これらの葉
は抽出効率を向上させるため予め粉砕した葉を用いるの
が好ましい。
【0009】粉砕した南天の葉の抽出は、特別に制約さ
れることはなく、例えば極性もしくは非極性有機溶媒抽
出、水抽出、超臨界抽出などの従来公知の抽出方法で行
うことができるが、好ましくは極性有機溶媒抽出、水抽
出あるいは水と極性有機溶媒を混合した含水極性有機溶
媒を挙げることができる。従って、水と極性有機溶媒の
混合割合は全く制限がなく、水に対して、該溶媒0〜10
0 重量%の範囲を例示することができる。また、極性有
機溶媒の種類としては、例えばメタノール、エタノー
ル、アセトンなどを挙げることができる。
れることはなく、例えば極性もしくは非極性有機溶媒抽
出、水抽出、超臨界抽出などの従来公知の抽出方法で行
うことができるが、好ましくは極性有機溶媒抽出、水抽
出あるいは水と極性有機溶媒を混合した含水極性有機溶
媒を挙げることができる。従って、水と極性有機溶媒の
混合割合は全く制限がなく、水に対して、該溶媒0〜10
0 重量%の範囲を例示することができる。また、極性有
機溶媒の種類としては、例えばメタノール、エタノー
ル、アセトンなどを挙げることができる。
【0010】好ましい抽出の実施態様を示せば、例えば
粉砕した南天の葉に、約5〜約20倍重量の水又はメタノ
ール、エタノールなどのアルコール類あるいは含水アル
コール類を添加して、例えば、約30℃〜約80℃で、約1
時間乃至約20時間加熱しながら撹拌抽出する。抽出する
際に、南天の葉から溶出してくるクロロフィル等の色素
成分を吸着除去する目的で活性炭などの吸着剤の存在下
で処理するのが好ましい。抽出処理終了後、抽出液を冷
却し、不溶性固形分を分離除去して濾紙濾過を行い、濾
液は濃縮し濃縮液を得る。このようにして得られる濃縮
液を本発明の有効成分して用いることもできるが、この
濃縮液を更に精製して使用するのが好ましい。精製手段
としては、通常行われている方法でよく、例えばセパビ
ーズSP−207 〔三菱化学(株)製商品名〕、ダイヤイ
オンHP−20〔三菱化学(株)製商品名〕、デュオライ
トXAD−7等の多孔性樹脂と濃縮液を接触させる樹脂
吸着精製法などを採用することができる。樹脂に吸着さ
れた有効成分はエタノール等で溶出させ、溶出液を濃縮
することにより、本発明で使用する南天葉エキスとする
ことができる。
粉砕した南天の葉に、約5〜約20倍重量の水又はメタノ
ール、エタノールなどのアルコール類あるいは含水アル
コール類を添加して、例えば、約30℃〜約80℃で、約1
時間乃至約20時間加熱しながら撹拌抽出する。抽出する
際に、南天の葉から溶出してくるクロロフィル等の色素
成分を吸着除去する目的で活性炭などの吸着剤の存在下
で処理するのが好ましい。抽出処理終了後、抽出液を冷
却し、不溶性固形分を分離除去して濾紙濾過を行い、濾
液は濃縮し濃縮液を得る。このようにして得られる濃縮
液を本発明の有効成分して用いることもできるが、この
濃縮液を更に精製して使用するのが好ましい。精製手段
としては、通常行われている方法でよく、例えばセパビ
ーズSP−207 〔三菱化学(株)製商品名〕、ダイヤイ
オンHP−20〔三菱化学(株)製商品名〕、デュオライ
トXAD−7等の多孔性樹脂と濃縮液を接触させる樹脂
吸着精製法などを採用することができる。樹脂に吸着さ
れた有効成分はエタノール等で溶出させ、溶出液を濃縮
することにより、本発明で使用する南天葉エキスとする
ことができる。
【0011】ここで述べられているアントシアニン系色
素としては、例えばエルダーベリー色素、赤キャベツ色
素、ブドウ果皮色素等を挙げることができる。これら色
素は市販品として入手することができ、また従来公知の
方法により容易に製造することもできる。
素としては、例えばエルダーベリー色素、赤キャベツ色
素、ブドウ果皮色素等を挙げることができる。これら色
素は市販品として入手することができ、また従来公知の
方法により容易に製造することもできる。
【0012】一方、カロチノイド系色素としては、例え
ばパプリカ色素、マリーゴールド色素、アナトー色素、
カロチン色素等を挙げることができる。これら色素は市
販品として入手することもできるが、従来公知の方法に
より、容易に製造することができる。
ばパプリカ色素、マリーゴールド色素、アナトー色素、
カロチン色素等を挙げることができる。これら色素は市
販品として入手することもできるが、従来公知の方法に
より、容易に製造することができる。
【0013】本発明の退色防止剤は、上述のようにして
得られる南天の葉抽出エキスのみを含有していてもよい
し、該抽出エキスと適当な希釈剤もしくは担体との組成
物の形態であってもよい。このような希釈剤もしくは担
体としては、例えばアラビアガム、デキストリン、グル
コース、シュークロースなどの固体希釈剤もしくは担
体、また水、エタノール、プロピレングリコール、グリ
セリン、界面活性剤などの液体希釈剤もしくは担体を例
示することができる。本発明の退色防止剤は、任意の剤
形で利用してよく、例えば粉末状、顆粒状、液状、乳化
液状、ペースト状その他適宜の剤形とすることができ
る。例えば、アラビアガム、デキストリンなどを添加し
て粉末状、顆粒状などの剤形で使用してもよく、また例
えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、あるいはこれらの混合物に溶解して液状剤形として
使用することもできる。更に、本発明においては本発明
の退色防止剤とその他既知の例えば、L−アスコルビン
酸、ルチン、ケルセチンなどの退色防止剤を配合した混
合物の形態であってもよい。
得られる南天の葉抽出エキスのみを含有していてもよい
し、該抽出エキスと適当な希釈剤もしくは担体との組成
物の形態であってもよい。このような希釈剤もしくは担
体としては、例えばアラビアガム、デキストリン、グル
コース、シュークロースなどの固体希釈剤もしくは担
体、また水、エタノール、プロピレングリコール、グリ
セリン、界面活性剤などの液体希釈剤もしくは担体を例
示することができる。本発明の退色防止剤は、任意の剤
形で利用してよく、例えば粉末状、顆粒状、液状、乳化
液状、ペースト状その他適宜の剤形とすることができ
る。例えば、アラビアガム、デキストリンなどを添加し
て粉末状、顆粒状などの剤形で使用してもよく、また例
えば、エタノール、プロピレングリコール、グリセリ
ン、あるいはこれらの混合物に溶解して液状剤形として
使用することもできる。更に、本発明においては本発明
の退色防止剤とその他既知の例えば、L−アスコルビン
酸、ルチン、ケルセチンなどの退色防止剤を配合した混
合物の形態であってもよい。
【0014】本発明の南天の葉の抽出エキスを有効成分
とする退色防止剤は、アントシアニン系色素および/ま
たはカロチノイド系色素に直接添加混合することによっ
て該色素の光、酸素、熱または湿度などによる退色を防
止することができるし、あるいは該色素を用いて着色し
た製品に添加配合することによって、該製品の光、酸
素、熱または湿度などによる退色を効果的に防止するこ
ともできる。このような製品としては、飲食物・嗜好品
類、餌飼料類、保健・医薬品類、香粧品類などを挙げる
ことができる。例えば、無果汁飲料、果汁入り飲料、乳
酸菌飲料、粉末飲料などの飲料類;アイスクリーム、シ
ャーベット、氷菓などの冷菓類;プリン、ゼリー、ババ
ロア、ヨーグルトなどのデザート類;その他ドロップ、
キャンディー、チョコレート、餡、畜肉加工食品、焼肉
のたれ、漬物などのごとき飲食品・嗜好品類;錠剤、液
状経口薬、粉末状の経口薬、湿布薬などのごとき保健・
医薬品類;石鹸、洗剤、シャンプーなどのごとき香粧品
類の退色防止剤として有用である。
とする退色防止剤は、アントシアニン系色素および/ま
たはカロチノイド系色素に直接添加混合することによっ
て該色素の光、酸素、熱または湿度などによる退色を防
止することができるし、あるいは該色素を用いて着色し
た製品に添加配合することによって、該製品の光、酸
素、熱または湿度などによる退色を効果的に防止するこ
ともできる。このような製品としては、飲食物・嗜好品
類、餌飼料類、保健・医薬品類、香粧品類などを挙げる
ことができる。例えば、無果汁飲料、果汁入り飲料、乳
酸菌飲料、粉末飲料などの飲料類;アイスクリーム、シ
ャーベット、氷菓などの冷菓類;プリン、ゼリー、ババ
ロア、ヨーグルトなどのデザート類;その他ドロップ、
キャンディー、チョコレート、餡、畜肉加工食品、焼肉
のたれ、漬物などのごとき飲食品・嗜好品類;錠剤、液
状経口薬、粉末状の経口薬、湿布薬などのごとき保健・
医薬品類;石鹸、洗剤、シャンプーなどのごとき香粧品
類の退色防止剤として有用である。
【0015】本発明の退色防止剤の添加量は、アントシ
アニン系色素および/またはカロチノイド系色素の製品
中へ添加量によって適宜選択することができるが、一般
的には上記色素類の添加量に対して約5〜約50重量%程
度の範囲がしばしば採用される。また所望により南天の
葉の抽出エキスに従来既知の退色防止剤、協力剤又は還
元剤、例えばL−アスコルビン酸、ルチン、ケルセチン
等を配合することもできるが、その場合の添加量も総量
で上記と同程度である。
アニン系色素および/またはカロチノイド系色素の製品
中へ添加量によって適宜選択することができるが、一般
的には上記色素類の添加量に対して約5〜約50重量%程
度の範囲がしばしば採用される。また所望により南天の
葉の抽出エキスに従来既知の退色防止剤、協力剤又は還
元剤、例えばL−アスコルビン酸、ルチン、ケルセチン
等を配合することもできるが、その場合の添加量も総量
で上記と同程度である。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明の退色防止剤につ
いて更に詳しく説明する。 (本発明品の有効成分の製造例1)乾燥した南天葉の粉
砕物50gに水750 g及び活性炭 1.5g加えて、 70℃で1
時間撹拌抽出した。冷却後、濾紙により濾過を行い不溶
性固形分を除去して、抽出液680 gを得た。次いでこの
抽出液をセパビーズSP−207 樹脂100 mlを充填した
カラム中に徐々に流した。次いで樹脂を充分に水洗した
後、50%エタノール水溶液150 gを流して樹脂に吸着し
た物質を溶出させた。得られた溶液を減圧濃縮後、乾燥
することにより南天葉エキス13.3gを得た(以下の実施
例及び表で本発明品1と略称する、製造例2、3につい
ても同様)。
いて更に詳しく説明する。 (本発明品の有効成分の製造例1)乾燥した南天葉の粉
砕物50gに水750 g及び活性炭 1.5g加えて、 70℃で1
時間撹拌抽出した。冷却後、濾紙により濾過を行い不溶
性固形分を除去して、抽出液680 gを得た。次いでこの
抽出液をセパビーズSP−207 樹脂100 mlを充填した
カラム中に徐々に流した。次いで樹脂を充分に水洗した
後、50%エタノール水溶液150 gを流して樹脂に吸着し
た物質を溶出させた。得られた溶液を減圧濃縮後、乾燥
することにより南天葉エキス13.3gを得た(以下の実施
例及び表で本発明品1と略称する、製造例2、3につい
ても同様)。
【0017】(本発明品の有効成分の製造例2)乾燥し
た南天葉の粉砕物50gに50%エタノール水溶液500 g及
び活性炭1.5 g加えて 70 ℃で1時間撹拌抽出した。冷
却後、濾紙により濾過を行い不溶性固形分を除去して、
抽出液402 gを得た。得られた抽出液を減圧濃縮後、乾
燥することにより南天葉エキス13.3gを得た(本発明品
2)。
た南天葉の粉砕物50gに50%エタノール水溶液500 g及
び活性炭1.5 g加えて 70 ℃で1時間撹拌抽出した。冷
却後、濾紙により濾過を行い不溶性固形分を除去して、
抽出液402 gを得た。得られた抽出液を減圧濃縮後、乾
燥することにより南天葉エキス13.3gを得た(本発明品
2)。
【0018】(本発明品の有効成分の製造例3)乾燥し
た南天葉の粉砕物50gにエタノール500 gを加え、70℃
で1時間撹拌抽出した。冷却後、濾紙により濾過を行い
不溶性固形分を除去して、抽出液410 gを得た。得られ
た抽出液を減圧下、エタノール回収し、ケイソウ土で濾
過した後乾燥することにより、南天葉エキス13.3gを得
た(本発明品3)。
た南天葉の粉砕物50gにエタノール500 gを加え、70℃
で1時間撹拌抽出した。冷却後、濾紙により濾過を行い
不溶性固形分を除去して、抽出液410 gを得た。得られ
た抽出液を減圧下、エタノール回収し、ケイソウ土で濾
過した後乾燥することにより、南天葉エキス13.3gを得
た(本発明品3)。
【0019】(実施例1〜2、比較例1〜2) (エルダーベリー色素の退色防止効果)表1のような処
方でエルダーベリー色素のシロップ液を調製した(単位
はg)。この各種のエルダーベリー色素シロップを無色
透明の200 mlびんにホットパックした後冷却した。次
いでこの各種のエルダーベリー色素シロップに日光を照
射し、日光照射による515 nmの吸光度の変化を経時的
に測定し、色素残存率を決定した。その結果を表2に示
す。この表から本発明の退色防止剤はエルダーベリー色
素に対して著しい退色防止効果を示すことが分かる。
方でエルダーベリー色素のシロップ液を調製した(単位
はg)。この各種のエルダーベリー色素シロップを無色
透明の200 mlびんにホットパックした後冷却した。次
いでこの各種のエルダーベリー色素シロップに日光を照
射し、日光照射による515 nmの吸光度の変化を経時的
に測定し、色素残存率を決定した。その結果を表2に示
す。この表から本発明の退色防止剤はエルダーベリー色
素に対して著しい退色防止効果を示すことが分かる。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】(実施例3〜4、比較例3〜4) (パプリカ色素の退色防止効果)表3の処方で各種のパ
プリカ色素のシロップ液を調製した(単位はg)。これ
らのパプリカ色素シロップを無色透明の200 mlびんに
ホットパックした後冷却した。次いでこれらのパプリカ
色素シロップに日光を照射し、色差の経時変化を測定し
た。日光照射による色差(△E)は色差計で反射光の
L、a、bを測定して算出した。その結果を表4に示
す。この表から本発明の退色防止剤はパプリカ色素に対
して著しい退色防止効果を示すことが分かる。
プリカ色素のシロップ液を調製した(単位はg)。これ
らのパプリカ色素シロップを無色透明の200 mlびんに
ホットパックした後冷却した。次いでこれらのパプリカ
色素シロップに日光を照射し、色差の経時変化を測定し
た。日光照射による色差(△E)は色差計で反射光の
L、a、bを測定して算出した。その結果を表4に示
す。この表から本発明の退色防止剤はパプリカ色素に対
して著しい退色防止効果を示すことが分かる。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、南天の葉の抽出エキ
ス、特に水および/または極性有機溶媒で抽出して得ら
れる南天の葉の抽出エキスを有効成分として含有させる
ことにより、光、熱などに起因するアントシアニン系色
素および/またはカロチノイド系色素の退色を効果的に
防止できる。
ス、特に水および/または極性有機溶媒で抽出して得ら
れる南天の葉の抽出エキスを有効成分として含有させる
ことにより、光、熱などに起因するアントシアニン系色
素および/またはカロチノイド系色素の退色を効果的に
防止できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 南天の葉の抽出エキスを有効成分として
含有することを特徴とするアントシアニン系色素および
/またはカロチノイド系色素の退色防止剤。 - 【請求項2】 抽出エキスが水および/または極性有機
溶媒で抽出して得られることを特徴とする請求項1記載
の退色防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030492A JPH08224068A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 色素の退色防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030492A JPH08224068A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 色素の退色防止剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224068A true JPH08224068A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12305342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7030492A Pending JPH08224068A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 色素の退色防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224068A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014014020A1 (ja) | 2012-07-20 | 2014-01-23 | 興人ライフサイエンス株式会社 | アントシアニン系色素発色剤 |
| CN116349822A (zh) * | 2023-01-17 | 2023-06-30 | 合肥工业大学 | 一种提高红曲红色素保留率的方法及其在肉脯中的应用 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP7030492A patent/JPH08224068A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014014020A1 (ja) | 2012-07-20 | 2014-01-23 | 興人ライフサイエンス株式会社 | アントシアニン系色素発色剤 |
| JPWO2014014020A1 (ja) * | 2012-07-20 | 2016-07-07 | 興人ライフサイエンス株式会社 | アントシアニン系色素発色剤 |
| US10285421B2 (en) | 2012-07-20 | 2019-05-14 | KOHJIN Life Sciences Co., Ltd. | Anthocyanin-pigment color developer |
| CN116349822A (zh) * | 2023-01-17 | 2023-06-30 | 合肥工业大学 | 一种提高红曲红色素保留率的方法及其在肉脯中的应用 |
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