JPH08224245A - 医療用マニピュレータ - Google Patents

医療用マニピュレータ

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JPH08224245A
JPH08224245A JP7033883A JP3388395A JPH08224245A JP H08224245 A JPH08224245 A JP H08224245A JP 7033883 A JP7033883 A JP 7033883A JP 3388395 A JP3388395 A JP 3388395A JP H08224245 A JPH08224245 A JP H08224245A
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Hiroyuki Yamamiya
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は術者がマスターマニピュレータを容易
に着脱することが可能な医療用マニピュレータを提供す
ることを目的とする。 【構成】本発明は、マスターマニピュレータはそのマス
ターマニピュレータに対して術者が所定の操作位置に身
を置くとそのマスターマニピュレータに対する術者の頭
部の位置決めがなされて前記マスターマニピュレータが
術者の頭の動きに追従する固定関係が得られるとともに
その固定位置から身を離せば前記マスターマニピュレー
タから身を離すことが可能な構成とした装着手段を設け
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡下外科手術にお
いて用いられる医療用マニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】腹壁等の体壁に挿入孔を開け、この挿入
孔を通じて内視鏡や処置具などの手術器械を体腔内へ経
皮的に挿入し、マニピュレータによりそれらの手術器械
を操作しながら内視鏡下での処置を行う経皮的内視鏡下
外科手術が知られている。こうした術式は大きな切開を
要しない低侵襲なものとして胆のう摘出手術や肺の一部
を摘出して除去するなどの手術の場合に適する。この内
視鏡下外科手術を行う場合、それに使用する内視鏡や処
置具などの手術器械を適宜操作しなければならないが、
これらの直接的な操作を術者に代わってマニピュレータ
によって行う方式が特願平6−260285号の未公開
出願によって提案されている。これは術者がマスターマ
ニピュレータを操作することによってスレーブマニピュ
レータ側の内視鏡や処置具などの手術用器具を動かすも
のである。ところで、マスターマニピュレータは術者の
頭部に装着するHMD(ヘッドマウントディスプレイ)
と処置具操作用アームの部分を別々に備えてなり、術者
はそのHMDを頭部によって動かし、一方、処置具操作
用アームは手で動かすことによって、スレーブ側の内視
鏡や処置具を遠隔的に操作するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなマスタース
レーブ方式において、術者が実際に操作する動きにマス
ターマニピュレータを確実に追従させるため、術者の頭
部に装着するHMDはベルトなどでしっかりと固定して
ある。
【0004】しかし、マスターマニピュレータを操作す
る術者は術中において患者の容態を確認したり、各種装
置の操作や処置具の取り替えなどの作業のため、その都
度、術者はHMD用締結ベルトを外してマスターマニピ
ュレータから離れる必要がある。このように他の作業や
処置を行う都度、ベルトを外したり、再びベルトの装着
をし直したりする面倒で手間のかかる作業が必要であ
り、実際の作業にあたって非常に煩わしく、また迅速な
作業の妨げになるものであった。また、滅菌手袋を着用
した術者は滅菌していないベルト部分などには直接に触
れることはできないので、そのベルトなどの着脱作業を
補助者等の第3者にしてもらう必要があるために繁雑さ
はかなりのものであり、前述の事情は無視できない。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは術者がマスターマニピュレ
ータを容易に着脱することが可能な医療用マニピュレー
タを提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段および作用】本発明は、術者が自
分自身の頭部で操作するマスタマニピュレータと、この
マスタマニピュレータの動きに追従した動作を行うスレ
ーブマニピュレータを備えた手術用マニピュレータにお
いて、前記マスターマニピュレータはそのマスターマニ
ピュレータに対して術者が所定の操作位置に身を置くと
そのマスターマニピュレータに対する術者の頭部の位置
決めがなされて前記マスターマニピュレータが術者の頭
の動きに追従する固定関係が得られるとともにその固定
位置から身を離せば前記マスターマニピュレータから身
を離すことが可能な構成とした装着手段を設けたもので
ある。
【0007】本発明によれば、マスターマニピュレータ
に術者がその身を所定の位置に持っていくだけで、術者
の頭に追従してその位置を検出する追従手段を設けたこ
とにより、術者が頭を所定の位置に持っていくだけで、
マスターマニピュレータを容易に追従させることが可能
で、また、そのマスターマニピュレータから術者が簡単
に身を離すことが可能である。
【0008】
【実施例】
<第1の実施例>図1ないし図11を参照して、本発明
の第1の実施例を説明する。 (構成)図1は特に経皮的内視鏡下外科手術に用いる医
療用マニピュレータシステムの全体的な構成を概略的に
示している。この医療用マニピュレータシステムはスレ
ーブマニピュレータ1と、マスターマニピュレータ2
と、マスターマニピュレータ2の操作情報によりスレー
ブマニピュレータ1の動作を制御する制御装置3とを備
えている。
【0009】前記スレーブマニピュレータ1は手術器械
4とこれを支持する移動用マニピュレータ(ロボット)
5を備える。手術器械4は移動用マニピュレータ5のア
ーム先端に対して着脱自在に搭載される。ここでの手術
器械4としては立体観察式の処置用内視鏡6とその左右
に配置される一対の処置具(手段)としての一対の把持
鉗子7a,7bとからなる。この内視鏡6における挿入
部8と一対の把持鉗子7a,7bは共通のシース9内に
挿通されて同じ向きで配置されることにより一体的な処
置マニピュレータユニットとして構成されている。すな
わち、一対の把持鉗子7a,7bのアーム部10は内視
鏡6の挿入部8に沿うとともにその挿入部8の左右位置
に隣接して並んで配置されている。図1で示すように手
術器械4のシース9は患者の体壁aに形成した挿通孔b
を通じて体腔cの内部に挿入される。そして、前記手術
器械4においての内視鏡6と把持鉗子7a,7bの先端
部分は、略同じ向きで体腔c内に突き出す。
【0010】ところで、前記内視鏡6はシース9の先端
から突き出す挿入部8の先端側途中部分に自由度が2の
湾曲部11を設けてなり、この湾曲部11は上下方向B
1と左右方向B2の2方向に湾曲可能でこれによりその
先端部12の向きを上下左右に変向するようになってい
る。前記内視鏡6の先端部12には左右一対の照明窓1
3と左右一対の観察窓14が設けられていて、この照明
窓13から体腔c内の視野に照明光を照射する。そし
て、視野内を左右一対の観察窓14を通じて観察する。
各観察窓14の内側にはCCD等の固体撮像素子がそれ
ぞれ設置されており、各固体撮像素子は図示しないカメ
ラコントロール回路によって駆動制御され、各観察窓1
4を通じて得られるそれぞれの視野を撮像する。
【0011】左右の各把持鉗子7a,7bにおいて、シ
ース9から突き出すアーム部10の途中でその長手方向
の2箇所には湾曲部15,16が設けられ、基端側の第
1の湾曲部15はC1方向に湾曲し、先端側の第2の湾
曲部16はC2方向の湾曲が行われる。第1の湾曲部1
5が湾曲するC1方向と第2の湾曲部16が湾曲するC
2方向とは通常、同一の面内で互いに異なる向きに湾曲
するようになっている。また、シース9から突き出す支
持用アーム部10はその基端側に設けた回転部17によ
って自軸まわりのC3方向の回転も可能なものである。
把持鉗子7a,7bのアーム部10の先端には処置作業
用の一対の把持部材を回動可能に設けてなるグリッパ
(処置手段)18が設けられている。各把持鉗子7a,
7bは内視鏡6の挿入部8の軸に対して左右対称の構造
をとり、同様の自由度を有している。
【0012】このような各把持鉗子7a,7bのグリッ
パ18の部分には図示しない力センサとしての歪みゲー
ジが貼られ、そのグリッパ18による把持力が検出可能
になっている。
【0013】前記内視鏡6はその後端に駆動部19が設
けられており、この駆動部19にはエンコーダ付き電磁
モータ(図示しない)を備え、この駆動力を例えばワイ
ヤー(図示しない)等によって、前記内視鏡6の湾曲部
11の湾曲と把持鉗子7a,7bの湾曲部15,16の
湾曲、さらにはそのアーム部10の回転や、グリッパ1
8の開閉などの動作を駆動することが可能となってい
る。
【0014】一方、前記移動用マニピュレータ5はベッ
ドサイドに設置される支持機構とし用いられるものであ
り、次に述べる如く、また、図1および図3(a)で示
すように、直動および回転の自由度を有する複数の軸を
備えた多関節アーム構造で構成されている。つまり、こ
れは基部20、水平旋回方向A1と垂直移動方向A2に
動作する第1の動作軸21、この第1の動作軸21に対
して水平方向A3に移動しかつ自軸周りの旋回方向A4
に回転可能な第2の動作軸22とを備えてなり、さらに
第2の動作軸22の先端にはその軸方向に直交した旋回
方向A5とその旋回方向A5の軸に直交する軸まわりの
旋回方向A6に回転可能な器具装着部材23が取り付け
られている。なお、図3(a)では各関節はその各移動
方向の符号で示す。
【0015】前記器具装着部材23に対して前記手術器
械4のシース9を挿通し、その状態で手術器械4が支持
されるようになっている。内視鏡6と一対の把持鉗子7
a,7bからなる手術器械4のユニットは移動用マニピ
ュレータ5の先端に設けられた器具装着部材23に対し
て着脱可能に取り付けられている。この移動用マニピュ
レータ5の各軸には各方向に駆動する電磁モータ等のア
クチュエータ(図示せず)とその回転角を検出するアブ
ソリュート型エンコーダ(図示せず)および減速機(図
示せず)がそれぞれ設けられている。
【0016】一方、操作手段のマスターマニピュレータ
2は移動用マスターアーム31と、これの先端に設けら
れたHMD用アーム32及び一対の処置手段操作用アー
ム33a,33bとによって構成されている。移動用マ
スターアーム31はHMD用アーム32及び一対の処置
手段操作用アーム33a,33bの操作ユニットの支持
装置である。移動用マスターアーム31はリンク機構か
ら構成され、このリンク構造を模式的に図示したものが
図3(b)である。つまり、これは手術室の床上に設置
される基台34と、これの軸まわりのD1方向に回転す
る回転機構36と、この回転機構36の先端に設けられ
D2方向に揺動するように連結された第1のリンク機構
38と、この第1のリンク機構38の先端に設けられD
3方向に揺動するように連結された第2のリンク機構3
9と、この第2のリンク機構39の先端に設けられD4
方向に回転する回転部40とによって構成されている。
基台34の下部にはロック/フリーの切り換え可能なキ
ャスター29が設けられている。なお、図3(b)では
各関節はその各移動方向の符号で示す。
【0017】さらに、第1のリンク機構38と第2のリ
ンク機構39を具体的に説明すれば、図4で示すよう
に、平行な一対の棒状リンク部材22a,22bと、く
の字状の媒介リンク部材23aと、平行な一対の棒状リ
ンク部材24a,24bとを備える。各リンク部材は断
面形状がコの字型のものであり、そのリンク部材の内部
に空間を有する。図4では説明をわかりやすくするた
め、各リンク部材を棒状に示している。そして、第1の
リンク機構38は回転機構36の先端回動部材36aと
一対のリンク部材22a,22bと媒介リンク部材23
aとにより平行リンク機構を構成している。第2のリン
ク機構39は媒介リンク部材23aと一対のリンク部材
24a,24bと先端回転機構部40の後端部材40a
とにより平行リンク機構をなしている。また、リンク部
材22aとリンク部材24aは、媒介リンク部材23a
におけるくの字型の屈曲部分で同軸的に回転可能に支持
されている。このように各リンク機構38,39が平行
リンク機構を形成しているため、このリンク機構38,
39が動作しても先端回転機構部40の回転軸は常に水
平のままその位置のみが変化する。そして、この先端回
転機構部40の回転軸には前記操作ユニットを着脱自在
に保持するようになっている。
【0018】前記回転機構36の先端回動部材36aに
は第1のリンク機構38と第2のリンク機構39の回転
の規制とその回転角度の検出を行う手段が組み込まれて
いる。これらの手段は図5で示すように構成されてい
る。まず、第1のリンク機構38のリンク部材22aに
設けられた回転軸41は2つの軸受42によって前記回
転機構36の先端回動部材36aに対して前記D2方向
へ回転自在に支持されている。リンク部材22aの回転
軸41には保持ブレーキ44とエンコーダ45が連結さ
れている。保持ブレーキ44は回転軸43を選択的に固
定保持し、エンコーダ45は回転軸41の回転角度を検
出する。
【0019】また、第2のリンク機構39には補助リン
ク部材46,47が連結され、第2のリンク機構39の
回転がその補助リンク部材46,47を介してその一方
の補助リンク部材47の回転軸48に伝達される。補助
リンク部材46は第1のリンク機構38のリンク部材2
2a,22bに対して平行に配置され、その一端が第2
のリンク機構39のリンク部材24aの延長端に連結さ
れている。また、補助リンク部材47は第2のリンク機
構39のリンク部材24a,24bに対して平行に配置
される。なお、補助リンク部材46,47はリンク部材
22a,22bの中間の位置に配置されている。
【0020】そして、補助リンク部材46,47は第1
のリンク機構38のリンク部材22aと第2のリンク機
構39のリンク部材24aとともに平行リンク機構を構
成する。したがって、第1のリンク機構38の回転の影
響を受けずに第2のリンク機構39の回転のみが補助リ
ンク部材47の回転軸48に伝達される。補助リンク部
材47の回転軸48は前記リンク部材22aにおける回
転軸41に形成した中空部内に同軸的に配設される。こ
の回転軸48は2つの軸受51によって回転自在に支持
されている。補助リンク部材47の回転軸48には保持
ブレーキ52とエンコーダ53が連結されている。保持
ブレーキ52は回転軸48の回転を選択的に固定保持
し、エンコーダ53はその回転軸48の回転角度を検出
する。そして、各エンコーダ45,53により第1のリ
ンク機構38と第2のリンク機構39の回動角度を検出
し、この検出データによって移動用マスターアーム31
の先端の位置と向きとが検出可能になっている。
【0021】また、図6で示すように、第1のリンク機
構38と第2のリンク機構39にはその動作を軽くする
ためのバランス用ガススプリング55,56が付設され
ている。第1のリンク機構38においてのガススプリン
グ55は回転機構36の先端回動部材36aとリンク部
材22aの間に架設してあり、第2のリンク機構39に
おいてのガススプリング56はリンク部材24bと後端
部材40aとの間に架設してある。また、図7で示すよ
うに、第1のリンク機構38においてのガススプリング
55はリンク部材22aの回転軸41を通る垂直軸上に
ガススプリング55の下端側回転軸57があるように設
置する。
【0022】図8は前記ガススプリング55(56)の
構造を模式的に示したものである。すなわち、内部に高
圧の気体が収められたシリンダ58とこの内部で摺動す
るスライダ59からなり、シリンダ58の内部58aに
は高圧の気体が収められている。スライダ59には小径
のオリフス60が形成されている。ここでスライダ59
がx方向に進もうとするとガスの反力yが大きくなる。
例えば図7で示すように第1のリンク機構38がE1方
向に移動しようとした場合、ガススプリング55の反力
によって、そのリンク機構38より先端側の重力によっ
て、第1のリンク機構38がE1方向に移動しようとす
る力を打ち消す。また、リンク部材22aの回転軸41
を通る垂直軸上に、ガススプリング55の下端側回転軸
57があるので、リンク部材22aがその垂直軸を越え
て、E2方向まで移動してもバランスをとることが可能
になっている。また、回転軸57の位置をz方向に調節
可能にすることにより、リンク機構とこれの先端に取り
付けられる部材の重量が変わってもバランスをとること
ができる。第2のリンク機構39のものについても同様
の構造になっているため、その説明は省略する。これら
のガススプリング55,56により各リンク機構38,
39はバランスがとられるので、これらのリンク機構3
8,39を軽い力で動作させることが可能になる。
【0023】次に、この移動用マスターアーム31の先
端に設けられるHMD用アーム32と一対の処置手段操
作用アーム33a,33bについて図1および図2
(b)を参照して説明する。まず、HMD用アーム32
は複数の回転関節61,62を持つアーム63とこのア
ーム63の先端に固定された表示手段としてのHMD
(ヘッドマウントディスプレイ)64によって構成され
ている。このアーム63の各回転関節61,62の回転
方向E1,E2は互いに直交する向きにあり、それぞれ
には図示しないエンコーダが設けられ、これによって前
記HMD64の各回転方向E1,E2の回転量をそれぞ
れ検出可能になっている。
【0024】一方、処置手段操作用アーム33a,33
bは3つの回転関節71,72,73を持つアーム74
とアーム74の先端に設けられた開閉可能な操作用グリ
ッパ75によって構成されている。各回転関節71,7
2,73によってそれぞれF3,F1,F2の3つの方
向への動きが可能になっている。また、3つの回転関節
71,72,73と操作用グリッパ75にはそれぞれ図
示しないエンコーダが設けられ、これによって各回転関
節71,72,73の回転角度やグリッパ75の開き角
度がそれぞれ検出可能になっている。なお、左右の処置
手段操作用アーム33a,33bは左右対称の構造をと
り、これら両者の構成は同様なものである。
【0025】また、図9で示すように、各操作用グリッ
パ75の指掛けリング85に連結したリンク部86が力
センサ部87を介して空気圧シリンダ88に接続されて
いる。空気圧シリンダ88には2本の管路89が接続さ
れ、空気圧シリンダ88内にはスライダ90が設けられ
ている。各管路89は図示しないバルブやコンプレッサ
等によって構成されるエヤー装置91に接続されてい
る。
【0026】これらグリッパ75には図10で示すよう
に把持部92を設ける。また、左右いずれかのグリッパ
75の把持部92にはマスタースレーブの動作の開始と
終了を指示するためのスイッチ93が設けられている。
なお、このスイッチ93はグリッパ75自体に設けても
よい。
【0027】ところで、前記HMD用アーム32と処置
手段操作用アーム33a,33bは共通のベース部材7
6に取着されることにより単体の操作ユニットとして構
成されている。この操作ユニットのベース部材76は前
記移動用マスターアーム31の先端に対して着脱交換で
きるようになっている。
【0028】前記HMD64は以下に述べるような装着
具を使用することによって、ベルトを用いることなく術
者78が額を当てるだけてセットされる。つまり、図1
1で示すように、前記HMD64には術者78の頭の額
に当接する額当接部79を設け、前記移動用マスターア
ーム31の先端にあるベース部材76にはこれより延び
る支えアーム80を設け、この支えアーム80の先端部
に術者78の背中に当接する背中当接部81を設けたも
のである。そして、これらによって装着手段を構成す
る。術者78は額当接部79に額を当て背中当接部81
に背中を当てその両者を押し付けるだけで位置決めすれ
ば、HMD用アーム32を所定の定位置に装着すること
ができる。これと同時に処置手段操作用アーム33a,
33bも術者の位置にあった状態にセットされる。これ
によってマスターマニピュレー2を自分の体の動きに追
従させることができるようになる。
【0029】次に、前記スレーブマニピュレータ1とマ
スターマニピュレータ2の関連動作を制御するための制
御装置3の構成について説明する。図1で示すように制
御装置3は第1の制御装置101、第2の制御装置10
2、第3の制御装置103の部分からなり、制御対象の
役割分担がなされている。まず、第1の制御装置101
は移動用マスターアーム31の各エンコーダと電気的に
接続され、そのエンコーダにより回転角を検出すること
により、移動用マスターアーム31の先端の位置を検出
することができる。さらに第1の制御装置101は移動
用マニピュレータ5の各電磁モータとこのモータに付い
ているエンコーダとも電気的に接続され、そのエンコー
ダで移動量を検出しながらそのモータを駆動し、移動用
マニピュレータ5の先端の位置を決める。
【0030】第2の制御装置102は、HMD用アーム
32の各エンコーダと電気的に接続され、そのエンコー
ダの回転角を検出することにより、HMD64の向きを
検出することができる。さらに第2の制御装置102は
駆動部19内に設けられたモータと、このモータに付い
ているエンコーダと電気的に接続され、エンコーダで移
動量を検出しながらそのモータを駆動できるので、指定
された方向に処置用内視鏡6の挿入部8における湾曲部
11を湾曲させることが可能である。
【0031】また、第3の制御装置103は処置手段操
作用アーム33a,33bの各エンコーダと電気的に接
続され、このエンコーダにより回転関節71,72,7
3と操作用グリッパ75の回転角を検出することによ
り、そのグリッパ75の向きと位置および開閉角度を検
出することができる。さらに第3の制御装置103は駆
動部19内に設けられた処置手段駆動用の各電磁モータ
と、このモータに付いているエンコーダと電気的に接続
され、エンコーダで移動量を検出しながらそのモータを
駆動できるので、処置手段としての把持鉗子7a,7b
の位置と方向を決めることが可能である。各把持鉗子7
a,7bのグリッパ18の部分に設けた力センサで発生
力を計測しながら前記空気圧シリンダ88を駆動するこ
とによって操作用グリッパ75に所定の反力を発生させ
ることが可能になっている。
【0032】また、前記内視鏡6の左のCCDの出力は
図示しないビデオプロセッサによりTV信号に変換さ
れ、HMD64の左目の表示部の例えばLCDにその映
像を表示することが可能になっている。また、右のCC
Dの出力は図示しないビデオプロセッサによりTV信号
に変換され、HMD64の右目の表示部の例えばLCD
にその映像を表示することが可能になっている。したが
って、HMD64を装着した術者78は3次元的(立体
的)に観察することが可能である。 (作用)以下、手術用マニピュレータシステムの作用に
ついて説明する。術者78は額当接部材79に額を当
て、背中当接部材81に背中を押し当てることによっ
て、マスターマニピュレータ2を位置決め装着すること
ができる。左手で左のグリッパ75を右手で持ち、右手
で右の操作用グリッパ75を持つ。このときにマスター
スレーブ用のスイッチ93をオン操作することによって
マスタースレーブ動作が開始されるようになる。また、
術者78はHMD64より内視鏡6の映像を立体視する
ことができる。
【0033】次に、術者78が患部を観察するための動
作を説明する。術者78がその頭部の位置を変えると、
その位置の変化を移動用マスターアーム31の各軸のエ
ンコーダがこれを検知し、第1の制御装置101は移動
用マスターアーム31の先端位置を計算し、これに対応
して内視鏡6の挿入部8の先端の位置が動くように移動
用マニピュレータ5の各電磁モータを制御する。このと
き、図3(a)に示すスレーブマニピュレータ1の座標
系と図3(b)に示すマスターマニピュレータ2の座標
系とが対応するように制御を行う。また、この動きの
際、前記移動用マスターアーム31はガススプリング5
5,56によってバランスがとられているため、術者7
8は移動用マニピュレータ31を少ない力で動かすこと
ができる。
【0034】術者78が首の向きを変えると、HMD用
アーム32のエンコーダが、この動きを検出し、第2の
制御装置102はHMD64の回転E1、E2と、内視
鏡6の湾曲B1,B2が1対1に対応して動くように駆
動部19内の図示しないエンコーダ付きモータを制御す
る。これらにより内視鏡6の位置及び向きが術者78の
頭の位置及び向きに対応して動くので、術者78は頭の
位置や向きを変えることによって患部に内視鏡6を移動
させ、様々な角度から患部を観察することが可能にな
る。
【0035】次に、術者78が処置をするときの動作を
説明する。術者78が例えば左の操作用グリッパ75の
位置を変えたり、そのグリッパ75を開閉させた時の動
きを処置手段用操作アーム33aの各軸に設けられたエ
ンコーダが検知し、第3の制御装置103は左の処置手
段用アーム17aの回転F1、F2、F3と、左の処置
具の回転C1、C2、C3が1対1に対応し、操作用グ
リッパ75の開閉F4が、左の把持鉗子7aの開閉C4
の開閉量と一致して動作するように駆動部19内の図示
しないエンコーダ付きモータを制御する。また、第3の
制御装置103は、右の処置手段用アーム33bと右の
把持鉗子7bも同様に1対1に対応して動くように、駆
動部19内の図示しないエンコーダ付きモータを制御す
るが、左側と同様のため説明は省略する。
【0036】また、第3の制御装置103は処置用把持
鉗子7a,7bに貼られている歪みゲージの出力に対応
して、操作用グリッパ75に反力が加わるように、空気
圧シリンダ88を駆動することもできる。このように術
者78の手の動きと処置具の手段の動きが1対1に対応
するので、術者78はHMD64の映像を観察しなが
ら、例えば左の処置具で患部を押さえ、右の処置具で患
部の剥離を行うなどの動作が可能である。
【0037】また、術中において、マスターマニピュレ
ータ2を離れて直接に患者に処置を施す必要ができたと
きには、術者78は額当接部材79から額を離し、背中
当接部材81から背中を離すだけで、術者78が容易に
マスターマニピュレータ2から離れることができる。
【0038】また、他の手術室で、このマスターマニピ
ュレータ2を用いるときには、キャスター29によっ
て、このマスターマニピュレータ2を移動させることが
可能である。また、マスターマニピュレータ2を使用し
ないときには、移動用マスターアーム31の各軸のブレ
ーキを作動させることにより、安定した状態にしておく
ことができる。 (効果)体腔内の内視鏡の先端が、術者の頭の動き通り
に動き、処置具が手の動き通りに動き、しかも、体腔内
を立体画像で観察できるため、術者はあたかも体腔内に
いるような臨場感の中で、内視鏡下手術が可能となる。
また、マスターマニピュレータに額と背中に当接部材を
設けたことにより、術者は容易にマスターマニピュレー
タのアームを着脱することが可能になった。マスターマ
ニピュレータにバランスをとるためにガススプリングを
用いた事により、小さな力でマスターマニピュレータを
操作可能になった。これにより、術者の操作性が良くな
る。
【0039】マスターマニピュレータの術者が手で把持
する位置に、マスタースレーブの開始と終了を指示する
ためのスイッチを設けた。これにより、術者は、スイッ
チを操作しやすくなる。マスターマニピュレータを移動
可能にしたことによって、様々な場所にマスターマニピ
ュレータを運ぶことが可能になった。マスターマニピュ
レータに、保持ブレーキを用いたことにより、未使用時
などに安定した状態にすることができる。 <第2の実施例>図12を参照して、本発明の第2の実
施例を説明する。 (構成)この実施例は術者78とマスターマニピュレー
タ2の着脱機構の変形例である。すなわち、術者78は
頭部110に予め磁性体111の付いたベルト112を
着用する。また、前述したような形のHMD64には前
記磁性体111を係止するための係止部113が設けら
れている。この係止部113はHMD64を頭部に位置
合わせしたときに前記磁性体111が接する面の部分に
磁極を配置した電磁石114を埋設している。電磁石1
14は直流電源115によっての通電によって磁力を発
生し、前記磁性体111を吸着して固着させることが可
能である。電磁石114と直流電流115を接続する通
電回路の途中には操作スイッチ116が設けられてい
て、この操作スイッチ116をオン/オフすることによ
って、磁性体111に対する吸着と解除を制御し、術者
78とマスターマニピュレータ2の着脱を行うことがで
きる。
【0040】この実施例によれば、前述した第1の実施
例の効果に加えて、術者78とマスターマニピュレータ
2の着脱をより確実に行うことができる。また、この実
施例の場合にも前述したような背中当接部81を加えて
設ければマスターマニピュレータ2をより確実に装着す
ることができる。 <第3の実施例>図13を参照して、本発明の第3の実
施例を説明する。 (構成)この実施例も前記術者78の頭部110とマス
ターマニピュレータ2の着脱機構の変形例である。術者
78は予め固定部121がついたベルト122を頭部1
10に着用する。また、HMD64には前記固定部12
1が係止される係止部123を設ける。また、この係止
部123において前記固定部121が接する面と、固定
部121において前記係止部123が接する面には面フ
ァスナ、例えばいわゆるマジックテープがそれぞれ固定
されている。これにより、固定部121を係止部123
に押し当てたり引き離したりする簡単な動作で術者78
とマスターマニピュレータ2の着脱を行うことができ
る。
【0041】この実施例によれば、第1の実施例の効果
に加えて、術者78とマスターマニピュレータ2の着脱
機構が簡略になる利点がある。 <第4の実施例>図14を参照して、本発明の第4の実
施例を説明する。 (構成)この実施例も術者78とマスターマニピュレー
タ2の着脱機構の変形例である。術者78は頭部110
に予め固定部131が付いたベルト132を着用する。
また、HMD64には固定部131が嵌合する嵌合部材
133が設けられている。これにより固定部131を嵌
合部材133の孔部134に差し込んだり、引き抜いた
りすることによって、術者78とマスターマニピュレー
タ2を着脱を行うことができる。
【0042】この実施例によれば、第1の実施例の効果
に加えて、術者78とマスターマニピュレータ2の着脱
機構が確実に行えるようになる。 <第5の実施例>図15を参照して、本発明の第5の実
施例を説明する。 (構成)この実施例はマスタ操作する手元部分に用いる
スイッチの例である。各操作用グリッパ75の把持部9
2に2方向に右と左にスライドするスイッチ141を設
ける。このスイッチ141を右または左方向へ選択的に
移動操作することによって第1の実施例での図1で示す
処置用内視鏡6のA6方向の動きが左回転、右回転する
ように制御する。この自由度A6を操作するマスターマ
ニピュレータ2の自由度はD4であるから、人間の体の
構造上マスターマニピュレータ2をD4の方向に大きな
角度で回転させることは困難である。
【0043】しかし、この実施例によれば、人間の体の
構造上、大きな動作角度が取れないマスターマニピュレ
ータ2の軸があっても、このようなスイッチ141によ
ってこれに対応するスレーブマニピュレータ2を大きな
角度で動作させることが、可能になる。 [付記] 1.術者が自分自身の頭部で操作するマスタマニピュレ
ータと、このマスタマニピュレータの動きに追従した動
作を行うスレーブマニピュレータを備えた手術用マニピ
ュレータにおいて、前記マスターマニピュレータはその
マスターマニピュレータに対して術者が所定の操作位置
に身を置くとそのマスターマニピュレータに対する術者
の頭部の位置決めがなされて前記マスターマニピュレー
タが術者の頭の動きに追従する固定関係が得られるとと
もにその固定位置から身を離せば前記マスターマニピュ
レータから身を離すことが可能な構成とした装着手段を
設けたことを特徴とする手術用マニピュレータ。
【0044】1−1.前記装着手段はマスターマニピュ
レータに術者の頭部を当てる頭部受け部材と術者の背を
当てる背当て部材を設けてマスターマニピュレータに対
する術者の頭部の位置決めを行うことを特徴とする第1
項に記載の手術用マニピュレータ。
【0045】1−2.前記装着手段はマスターマニピュ
レータに術者の頭部に術者の頭の動きに追従させる手段
を設けたことを特徴とする第1項に記載の手術用マニピ
ュレータ。
【0046】1−2−1.術者の頭の動きに追従させる
前記装着手段はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)
に設けられた電磁石(または磁性体)からなる固定部
と、これを追従させる術者の頭部に設けられる磁性体
(または電磁石)からなる固定部材によって構成される
ことを特徴とする第1−2項に記載の手術用マニピュレ
ータ。
【0047】1−2−2.術者の頭の動きに追従させる
前記装着手段は前記HMDに設けられた面ファスナ、例
えばマジックテープからなる固定部と、術者の頭部に設
けられ前記固定部に着脱自在に係着する面ファスナ、例
えばマジックテープからなる固定部材とによって構成さ
れることを特徴とする第1−2項に記載の手術用マニピ
ュレータ。
【0048】1−2−3.術者の頭の動きに追従させる
前記装着手段は前記HMDに設けられた受け部材と、術
者の頭部に設けられ前記受け部材に着脱自在に嵌り込む
突出部材からなる固定部材とによって構成されることを
特徴とする第1−2項に記載の手術用マニピュレータ。
【0049】2.基部と、この基部に対して連結され回
転軸を持って回転するアーム構造を有するマニピュレー
タを備えたものにおいて、前記マニピュレータにおける
アームのバランスをとるために前記アームと基台との間
にばね機構を架設して前記アームを支持することを特徴
とする手術用マニピュレータまたは手術装置。 2−1.前記ばね機構はガススプリングを用いることを
特徴とする第2項に記載の手術用マニピュレータまたは
手術装置。前記ばね機構を設けることによりバランスの
とれた操作性の良いマニピュレータを提供することがで
きる。なお、前述した特願平6−260285号の未公
開出願のものではマスターマニピュレータのバランスを
とる構造は設けられていない。マスターマニピュレータ
にバランスをとる機能がないと、マスターマニピュレー
タの自重が操作者にかかるため、小さな力でマスターマ
ニピュレータを操作することができず、操作性が悪い。
【0050】3.基台と、この基台に対して連結され回
転軸を持って回転するアーム構造を有するマニピュレー
タを備えたものにおいて、前記マニピュレータのアーム
の回転軸にそのアームを保持する保持ブレーキを設けた
ことを特徴とする手術用マニピュレータまたは手術装
置。
【0051】マニピュレータのアームの回転軸に保持ブ
レーキを設けたことにより、必要に応じて各軸を保持す
ることが可能となり、未使用時に各アームが不必要に動
いてしまうことがない。なお、前述した特願平6−26
0285号の未公開出願のもではマスターマニピュレー
タに保持ブレーキは設けられていない。保持ブレーキが
ないマスターマニピュレータは未使用時でも各関節が容
易に動いてしまう。
【0052】4.処置用マニピュレータと、この処置用
マニピュレータを遠隔的に操作するための操作用マスタ
ーマニピュレータからなるものにおいて、前記マスター
マニピュレータの操作者が手で保持する部分に操作スイ
ッチを設けたことを特徴とする手術用マニピュレータま
たは手術装置。
【0053】4−1.前記操作スイッチは前記マスター
スレーブの動作の開始と終了を指示するものであること
を特徴とする第4項に記載の手術用マニピュレータまた
は手術装置。
【0054】4−2.前記処置用マニピュレータは少な
くとも一つの回転構造をもち、前記スイッチで、処置用
マニピュレータを正逆両方向に回転動作させることを特
徴とする第4項に記載の手術用マニピュレータまたは手
術装置。マスターマニピュレータの術者が手で自在に操
作できる位置に各種のスイッチを設けることにより、術
者はマスターマニピュレータを追従させたまま、各種の
スイッチング操作が可能となった。なお、前述した特願
平6−260285号の未公開出願のものではマスター
マニピュレータにスイッチは設けられていない。マスタ
ーマニピュレータにスイッチが設けられていないと、例
えばマスタースレーブ動作に入るために第3者にスイッ
チを入れてもらう必要があり、作業が煩雑である。
【0055】5.処置用マニピュレータと、この処置用
マニピュレータを遠隔的に操作するための操作用マスタ
ーマニピュレータからなるものにおいて、前記マスター
マニピュレータの移動手段を設けたことを特徴とする手
術用マニピュレータまたは手術装置。 5−1.前記移動手段はキャスターであることを特徴と
する第5項に記載の手術用マニピュレータまたは手術装
置。 5−2.前記キャスターはロック手段が設けられている
ことを特徴とする第5−1項に記載の手術用マニピュレ
ータまたは手術装置。マスターマニピュレータを移動可
能にしたことによって、様々な場所にマスターマニピュ
レータを運ぶことが可能になった。なお、前述した特願
平6−260285号の未公開出願のものではマスター
マニピュレータに移動手段が設けられていない。マスタ
ーマニピュレータは様々な場所に用いるので移動手段が
ないと、各手術室等の移動ができず不便である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
スターマニピュレータに術者がその身を所定の位置に持
っていくだけで、術者の頭に追従してその位置を検出す
る追従手段を設けたことにより、術者が頭を所定の位置
に持っていくだけで、マスターマニピュレータを容易に
追従させることが可能で、また、そのマスターマニピュ
レータから術者が簡単に身を離すことが可能である。し
たがって、マスターマニピュレータから離れて他の作業
や処置を行う場合に、ベルトを外したりする面倒で手間
のかかる作業が不要であり、また再び簡単に元の位置に
装着することができる。マスターマニピュレータに対す
る着脱作業に手間がかからず、実際の作業にあたって迅
速な作業を確保する。また、先行例のものでは滅菌手袋
を着用した術者は滅菌していないベルト部分などには直
接に触れることはできないので、そのベルトなどの着脱
作業を補助者等の第3者にしてもらう必要があったが、
これによれば、術者が自ら手を触れることなく着脱で
き、都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る医療用マニピュレ
ータシステムの全体的な構成を概略的に示す説明図。
【図2】(a)は同じくその処置用マニピュレータユニ
ットの機構の概略的な構成説明図、(b)は同じくその
操作用マニピュレータユニットの機構の概略的な構成説
明図。
【図3】(a)は同じくそのスレーブマニピュレータの
関節機構の概略的な構成説明図、(b)は同じくそのマ
スターマニピュレータの関節機構の概略的な構成説明
図。
【図4】同じくマスターマニピュレータにおける移動用
マスターアームのリンク機構の側面図。
【図5】図4中、V−V線に沿う断面図。
【図6】同じくマスターマニピュレータにおける移動用
マスターアームのリンク機構の側面図。
【図7】前記マスターアームのリンク機構におけるガス
スプリングの作用の説明図。
【図8】前記ガススプリングの断面図。
【図9】前記操作用グリッパと力センサ部と空気圧シリ
ンダの連結構成の説明図。
【図10】前記操作用グリッパの斜視図。
【図11】同じく前記HMDの装着具における装着状態
の説明図。
【図12】本発明の第2の実施例におけるHMD用装着
具の装着状態の説明図。
【図13】本発明の第3の実施例におけるHMD用装着
具の装着状態の説明図。
【図14】本発明の第4の実施例におけるHMD用装着
具の装着状態の説明図。
【図15】本発明の第5の実施例におけるHMD用装着
具の装着状態の説明図。
【符号の説明】
1…スレーブマニピュレータ、2…マスターマニピュレ
ータ、3…制御装置、4…手術器械、5…移動用マニピ
ュレータ(ロボット)、6…内視鏡、7a,7b…把持
鉗子、31…移動用マスターアーム、32…HMD用ア
ーム、33a,33b…処置手段操作用アーム、64…
HMD、79…額当接部、81…背中当接部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】術者が自分自身の頭部で操作するマスタマ
    ニピュレータと、このマスタマニピュレータの動きに追
    従した動作を行うスレーブマニピュレータを備えた手術
    用マニピュレータにおいて、前記マスターマニピュレー
    タはそのマスターマニピュレータに対して術者が所定の
    操作位置に身を置くとそのマスターマニピュレータに対
    する術者の頭部の位置決めがなされて前記マスターマニ
    ピュレータが術者の頭の動きに追従する固定関係が得ら
    れるとともにその固定位置から身を離せば前記マスター
    マニピュレータから身を離すことが可能な構成とした装
    着手段を設けたことを特徴とする手術用マニピュレー
    タ。
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