JPH08224345A - 遊技機用スピーカ保護盤及びこれを利用した遊技機 - Google Patents

遊技機用スピーカ保護盤及びこれを利用した遊技機

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JPH08224345A
JPH08224345A JP3260095A JP3260095A JPH08224345A JP H08224345 A JPH08224345 A JP H08224345A JP 3260095 A JP3260095 A JP 3260095A JP 3260095 A JP3260095 A JP 3260095A JP H08224345 A JPH08224345 A JP H08224345A
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一二 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機においてスピーカからの発生音を明瞭
に遊技者に伝えることができ、且つスピーカの故障の原
因となる外部からの不正行為を防止するスピーカ保護盤
を提供する。 【構成】 遊技機の内部に配置されたスピーカ32の前
面側に、スピーカ保護盤として、スピーカ32から発生
した音が通る透孔30を有するベースドア8と透孔42
を有するフロントカバー36とが設けられる。フロント
カバー36の透孔42は、スピーカ側の面に設けた音声
入口側透孔42aと、前面側の面に設けた音声出口側透
孔42bとを連通させることで形成され、音声入口側透
孔42aと音声出口側透孔42bは、互いに向い合わな
い位置に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の遊技状態におい
て効果音を発生するスピーカ(スピーカにカバーのよう
な付属品を付加して構成される発音装置を含む)を備え
たパチンコ遊技機やスマートボール等の遊技機と、これ
に用いられるスピーカ保護盤とに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パチンコ機に代表される弾球遊
技機に用いられるスピーカは、前面板を構成する遊技盤
の上部、上玉受皿(上皿)又は下玉受皿(下皿)などの
裏側に取り付けられ、その発生音は、スピーカの前方に
配設されたカバー部のような部材に形成された透音孔を
通して、或いは遊技盤に設けられた玉出口(穴)を利用
して、外部に出るようになっている。
【0003】具体的には、次のようなスピーカ取付構造
が知られている。
【0004】実開昭61−174983号 パチンコ機の下皿又は上皿の裏面に隔壁を設け、この隔
壁の裏側に、隔壁との間で下方に開口する隙間を設ける
と共に適数の透音孔を有するスピーカ取付部を形成した
もの。
【0005】実開昭62−64578号 遊技機の前面枠に開閉自在に取り付けられた前面板の表
側に玉受皿を備え、この玉受皿の底壁部分を所定の間隔
を有する二重構造として、その下部底面に透音孔を設
け、該所定の間隔内に前記透音孔に対向させてスピーカ
を配設した取付構造。
【0006】実開昭63−13189号 パチンコ機において、上皿を備えた前面開閉板の直後で
球発射レールの下方に位置する賞球集合樋の一部に収容
部を形成し、この収容部にスピーカを収納し、スピーカ
の前面から下皿まで音を伝える通路を形成して球の出口
穴から音を放出する取付構造。
【0007】実開昭63−195885号 遊技機の外枠に対して開閉自在に設けられる前面枠の下
部に透孔を開設し、この透孔に臨む前面枠裏面にスピー
カを取り付けた取付構造。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
やのようなスピーカ取付構造では、いずれもスピーカ
からの発生音は主として下方に向けて伝わり、スピーカ
の開口部の近傍では十分な音量であっても、遊技位置で
は遊技者が必要とする音量に満たない場合が多い。
【0009】また、のように球の出口穴をスピーカか
らの音の通路の最終出口とした構造でも、出口穴がパチ
ンコ球で塞がれた場合、遊技者に音が伝わりにくい。
【0010】更に、の構造では、透孔の前方に位置す
る玉受皿によりスピーカからの音の伝播が妨げられ易
い。このため、遊技機の前方に位置する遊技者にとっ
て、スピーカからの音が聞き取りにくい。更に、この構
造によれば、透孔の前方に複数の透音孔が配置されてい
るので、外部からこの透音孔に針金などを挿し込むなら
ば、その針金はそのまま透孔にも届いてこれを貫通す
る。このような不正行為が容易に行われ、それによって
スピーカが損傷するおそれもある。
【0011】従って、本発明の目的は、遊技機において
スピーカからの発生音を明瞭に遊技者に伝えることがで
き、且つスピーカの故障の原因となる外部からの不正行
為を防止できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のスピーカ保護盤
は、遊技機における効果音等の音声を発生するスピーカ
の前面側に設けられる透音孔を備え、この透音孔は、当
該保護盤のスピーカ側の面に設けた音声入口側透孔と遊
技機前面側の面に設けた音声出口側透孔とを連通させる
ことで形成され、音声入口側透孔と音声出口側透孔は、
各々の開口が向い合わない位置に設けられる。
【0013】本発明のスピーカ保護盤の実施態様では、
上記音声入口側透孔と音声出口側透孔のいずれか一方の
透孔の上縁と他方の透孔の下縁とが同一線上に位置する
ように形成される。
【0014】別の実施態様では、スピーカ保護盤の音声
入口側透孔と音声出口側透孔との間に、遊技機前面側の
面に対して傾斜した通路が設けられる。
【0015】更に別の実施態様では、スピーカ保護盤
は、スピーカ側に設けられる内部保護壁と、遊技機の前
面に位置する遊技者側に設けられる外部保護壁とで構成
され、音声入口側透孔は内部保護壁に、音声出口側透孔
は外部保護壁に、それぞれ設けられる。
【0016】更に別の態様のスピーカ保護盤は、遊技機
における効果音等の音声を発生するスピーカの前面側に
設けられる内部保護壁と、遊技機の前面に位置する遊技
者側に設けられる外部保護壁とで構成され、内部保護壁
に設けた音声入口側透孔と外部保護壁に設けた音声出口
側透孔とを連通させることで透音孔が形成され、その音
声出口側透孔は、外部保護壁内にあって遊技機前面側の
面と平行な方向に段差を有する断面形状の貫通孔として
形成される。
【0017】以上のスピーカ保護盤においては、音声出
口側透孔の下縁から遊技機の前方に延びた延出部を設け
ることが好ましい。
【0018】本発明の遊技機は、前面側に向かって効果
音等の音声を発生するスピーカを備え、このスピーカの
前面側に、当該前面と平行な方向に段差を有する断面形
状の透音孔が形成されたスピーカ保護盤を設けたことを
特徴とする。
【0019】本発明の遊技機の実施態様では、スピーカ
保護盤は、当該遊技機の前面側に設けられた遊技球受皿
と一体に形成される。
【0020】別の実施態様では、スピーカ保護盤は、当
該遊技機の前面側に設けられた遊技球受皿とは別個に形
成され且つその遊技球受皿に隣接して設けられる。
【0021】本発明の別態様の遊技機は、前面側に向か
って効果音等の音声を発生するスピーカを当該遊技機の
前面をなす前面板の裏面側に取り付け、この前面板に段
差のついた断面形状を有する任意の数の透音孔を設けた
ことを特徴とする。
【0022】
【作用及び効果】本発明のスピーカ保護盤においては、
スピーカからの発生音は、保護盤の音声入口側に設けら
れた透孔と、これに連通して音声出口側に設けられた透
孔とを介して遊技者に伝えられる。このとき、互いに連
通した両側の透孔が発生音を案内する役割を果たすと共
に良好な音響効果をもたらし、遊技機の前面側にいる遊
技者に、遊技状態に応じた効果音などを良く伝えること
ができる。そして、音声入口側透孔と音声出口側透孔
は、各々の開口が向い合わない位置に設けられているの
で、出口側透孔からは入口側透孔が見えない。すなわ
ち、スピーカ前面は、実質的に保護盤によって覆われた
状態となるので、不正遊技者が外部から透音孔へ針金等
の異物を挿入しようとしても、その先端が透音孔の途中
で突き当って侵入が阻止され、スピーカの損傷や不正行
為が防止される。
【0023】なお、本発明のスピーカ保護盤は合成樹脂
で一体成形することができるが、その場合には実際上、
音声入口側透孔と音声出口側透孔が重ならないように各
々の開口をずらして成形することはできない。しかしな
がら、音声入力面側又は出力面側のどちらかの透音孔の
上縁と下縁とが同一線上に位置するように成形すること
ができ、これによって音声入口側透孔と音声出口側透孔
の各々の開口が向い合わないようにしたスピーカ保護盤
が得られる。
【0024】別の実施態様では、スピーカ保護盤の音声
入口側透孔と音声出口側透孔とが、遊技機前面側の面に
対して傾斜した通路によって連通され、スピーカからの
発生音を漏らすことなく案内すると共に良好な音響効果
をもたらす。
【0025】更に別の実施態様では、スピーカ保護盤は
スピーカ側の内部保護壁及び遊技者側の外部保護壁の2
つの部材で構成されるので、内部保護壁の音声入口側透
孔と外部保護壁の音声出口側透孔とが重ならないように
各々の開口をずらして2つの保護壁を配置することがで
きる。
【0026】更に別の態様のスピーカ保護盤において
は、スピーカ側の内部保護壁に設けた音声入口側透孔と
遊技者側の外部保護壁に設けた音声出口側透孔とが連通
して透音孔を形成するので、スピーカからの発生音を漏
らすことなく遊技者側に伝えると共に、音声出口側透孔
は、外部保護壁内に遊技機前面側の面と平行な方向に段
差を有する断面形状の貫通孔として形成されるので、内
部保護壁の音声入口側透孔と外部保護壁の音声出口側透
孔のスピーカ側開口とが向い合う位置に設けられたとし
ても、音声出口側透孔の遊技者側開口からは音声入口側
透孔が見えず、スピーカ前面は実質的に保護盤によって
覆われた状態となる。従って、不正遊技者が外部から透
音孔へ針金等の異物を挿入しようとしても、その先端が
音声出口側透孔の途中で突き当って侵入が阻止される。
このため、スピーカの損傷や不正行為が防止される。
【0027】本発明のスピーカ保護盤において、音声出
口側透孔の下縁から遊技機前方に延び出るように形成さ
れた延出部を設けた場合には、スピーカからの発生音は
透音孔を出た後、延出部によって更に前方へ案内され
る。従って、遊技者への効果音の伝達がより確実にな
る。
【0028】本発明の遊技機においては、スピーカから
発生した音は、スピーカ保護盤に設けられた透音孔を通
って遊技者に伝えられる。このとき、透音孔はスピーカ
からの音を前面側へ案内する役割を果たすと共に良好な
音響効果をもたらし、遊技者に遊技状態に応じた効果音
などを良く伝えることができる。また、透音孔内にはス
ピーカの前面と平行な方向に段差部が形成されているの
で、透音孔の出口側開口からはその入口側開口が見え
ず、不正遊技者が透音孔へ針金等の異物を挿入しようと
しても、その先端が段差部に当って侵入を阻止される。
これにより、スピーカの損傷や不正行為が防止される。
【0029】本発明の遊技機の実施態様では、スピーカ
保護盤を当該遊技機の遊技球受皿と一体に形成すること
により、部品数や製造コストを増加させずにスピーカ保
護盤を用意することができる。また、スピーカ保護盤と
遊技球受皿との境界がなくなって外観も向上する。
【0030】別の実施態様では、スピーカ保護盤を遊技
球受皿とは別個に形成し、これに隣接して設けることに
より、スピーカ保護盤を交換したり補修するのに便利で
ある。
【0031】本発明の別態様の遊技機においては、その
前面をなす前面板の裏面側にスピーカが取り付けられ、
前面板には段差のついた断面形状の透音孔を設けたこと
により、スピーカからの発生音が明瞭に遊技者に伝えら
れると共に、透音孔の段差部が外部からの不正行為を防
止する役割を果たす。更に、上記のスピーカ保護盤は省
略されるので、構造が簡潔になり、スピーカの取付場所
の自由度が増大する。
【0032】
【実施例】以下、本発明を遊技機の一例のパチンコ機に
適用した場合について説明する。図1は実施例のパチン
コ機2の正面図、図2はパチンコ機2の外枠の斜視図で
ある。このパチンコ機2は、長方形の板を井桁状に組み
合わせた形状の外枠4を有し、これに遊技盤その他の各
部品が組み付けて構成される。
【0033】まず、外枠4には、パチンコ機2の前面板
となるベースドア8が取り付けられる。具体的には、外
枠4の左右の縦枠5,5の一方において上下2カ所に設
けたヒンジ6により、ベースドア8が回動自在に取り付
けられる。
【0034】このベースドア8は、その前面(遊技者
側)の上部に、パチンコ球が打ち込まれる遊技領域を形
成する遊技盤10を備えている。遊技盤10は、ベース
ドア8の左側に設けられた上下2つのヒンジ6によって
回動自在に支持されている。この遊技盤10の前面側に
は、ガラス板12及びその周囲の枠で構成されたフロン
トドア上部14が回動自在に取り付けられ、その下方
に、球出口16からの球を受ける上部球受皿(上皿)1
8を設けたフロントドア下部20が同様に回動自在に取
り付けられている。フロントドア上部14は、図1にお
いてベースドア8の右側に設けられたドア鍵22を所定
の方向に操作する(例えば左に回す)と、開くことがで
きる状態になり、このフロントドア上部14を開いた
時、フロントドア下部20を開くことができる。また、
同じドア鍵22を上記と別の方向に操作する(例えば右
に回す)ことにより、ベースドア8を開くことができる
ようになっている。
【0035】ベースドア8において、フロントドア下部
20の下方に位置する部分には、球発射操作を行うため
の発射ハンドル24が設けられている。更に、発射ハン
ドル24の左側に下部球受皿(下皿)26が隣接して設
けられ、この下皿26に隣接して灰皿28が設けられて
いる。これは、清掃のとき灰を落しやすくするため、遊
技者側に回動可能に装着されている。
【0036】図3は、本発明の第1実施例のスピーカ取
付部の構成を示す。
【0037】まず、ベースドア8の下部において、灰皿
28の左側にスピーカ32からの音声を正面側に送るた
めの横長の透孔30が複数形成されており、これらの透
孔30の裏面側にスピーカ32とその後部を覆うリヤカ
バー34が配置され、透孔30の正面側にはフロントカ
バー36が配置されて、ベースドア8に取り付けられ
る。
【0038】取付けの際には、図4に示すように、ベー
スドア8の裏面側からネジ39をベースドア8の貫通孔
に挿入して、フロントカバー36の裏面側に設けた端縁
部36aに止めることにより、フロントカバー36が固
定される。このように裏面側からねじ止めするのは、遊
技機の正面側からフロントカバー36を取り外すことが
できないようにして、不正行為を防止するためである。
【0039】一方、リヤカバー34は、内部にスピーカ
32を収納できる容積を有し、スピーカ32の後部を密
閉する。このリヤカバー34は、スピーカ32から後方
への音の漏れを防ぐほか、ベースドア8の下部裏面側を
通る遊技球(パチンコ玉)がスピーカ32の磁石に引き
付けられて移動に支障を来すのを防止するため、スピー
カ32の磁石からの磁束の漏れを防ぐ材料で形成されて
いる。
【0040】スピーカ32は、その音声出力面をベース
ドア8の複数の透孔30に臨ませて、リヤカバー34と
共にベースドア8の裏面に取り付けられる。詳細には、
図4に示すように、スピーカ32の音声出力面の周縁部
32aをリヤカバー34の周縁部34aとベースドア8
の裏面とで挟み、リヤカバー34の周縁凸部に設けた穴
35にネジ40を挿入して、ベースドア8に止めること
により、リヤカバー34と共にスピーカ32が固定され
る。
【0041】この実施例では、ベースドア8の一部とフ
ロントカバー36が、スピーカ32の保護盤として用い
られる。すなわち、スピーカ保護盤は、スピーカ32側
に設けられる内部保護壁としてのベースドア8と、遊技
機の前面側に設けられる外部保護壁としてのフロントカ
バー36とで構成されている。そして、ベースドア8に
は、音声入口側透孔として上記の透孔30が設けられる
一方、フロントカバー36には音声出口側透孔42が複
数設けられている。これらベースドア8に設けられた音
声入口側透孔30とフロントカバー36に設けられた音
声出口側透孔42とで、スピーカ32からの音声を遊技
機の前面側に通過させる透音孔を構成している。
【0042】なお、ベースドア8の透孔30とフロント
カバー36の透孔42は、図3では簡略化のため、それ
ぞれ4個のみ示されているが、それらの数は、スピーカ
32やフロントカバー36のサイズ等に応じて、任意の
数(例えば、図4に示すようにそれぞれ8個と7個)で
よい。
【0043】上記フロントカバー36の透孔42は、図
5に拡大して示すように、スピーカ側の面に設けた音声
入口側透孔42aと、フロントカバー36の遊技機前面
側の面に設けた音声出口側透孔42bとを連通させるこ
とで形成され、音声入口側透孔42aと音声出口側透孔
42bは、各々の開口が向い合わない位置に設けられて
いる。この結果、各透音孔42は、断面形状が階段状の
段差をもってクランク状に屈曲した形状を有する。
【0044】ところで、フロントカバー36は合成樹脂
で一体成形することができるが、実際上、音声入口側透
孔42aと音声出口側透孔42bが重ならないように各
々の開口をずらして成形することができない。そこで、
この実施例では、図5に示すように、対応する音声入口
側透孔42aの下縁42a’と音声出口側透孔42bの
上縁42b’とが同一線上に位置するように形成してい
る。
【0045】従って、スピーカ32から発生した音は、
図6に示すように、ベースドア8の透孔30と、フロン
トカバー36の入口側透孔42a及びこれに連通した出
口側透孔42bとを通って、遊技者に伝えられる。この
とき、互いに連通した両側の透孔42a,42bが発生
音を案内する役割を果たすと共に、音が透孔42内の段
差部に当たることによって良好な音響効果をもたらし、
遊技機の前面側にいる遊技者に対して遊技状態に応じた
効果音などが良好に伝えられる。また、音声入口側透孔
42aと音声出口側透孔42bは、各々の開口が向い合
わない位置に設けられているので、出口側透孔42bか
ら入口側透孔42aが見えない状態、すなわち、スピー
カ32の前面が実質的にフロントカバー36で覆われた
状態になっている。このため、不正遊技者が外部から透
孔42へ針金等の異物を挿入しようとしても、その先端
が透孔42の途中で侵入を阻止されるので、スピーカの
損傷や不正行為が防止される。
【0046】また、この実施例においては、フロントカ
バー36の音声出口側透孔42bの下縁42b”から遊
技機前方に延びた延出部44が形成されている。このた
め、スピーカ32からの発生音は透孔42を出た後、延
出部44によって更に前方へ案内される。これにより、
遊技者への効果音の伝達がより確実になる。
【0047】更に、フロントカバー36は下皿26とは
別個に形成されているので、フロントカバー36あるい
は下皿26をそれぞれ個別に取り外して交換等を行うこ
とができる。一方、フロントカバー36と下皿26を一
体に形成してもよい。この場合は、部品点数が少なくて
済み、組立工数及びコストの点で有利となる。
【0048】この実施例では、上記のように、スピーカ
保護盤をベースドア8を利用した内部保護壁とフロント
カバー36による外部保護壁とで構成し、フロントカバ
ー36に、断面形状が階段状の段差をもってクランク状
に屈曲した形状を有する複数の透孔42を設けたことに
より、ベースドア8の透孔30とフロントカバー36の
透孔42との位置関係に拘束されることなく、ベースド
ア8の前面にフロントカバー36を装着することがで
き、組立ての自由度が増加するという利点がある。
【0049】特に、図7に示すように、ベースドア8の
透孔30とフロントカバー36の入口側透孔42aとを
向い合う位置に設けたとしても、フロントカバー36の
透孔42からスピーカ側の透孔30が見えない、すなわ
ち、スピーカ32の前面が実質的に覆われた状態になっ
ているので、不正遊技者が外部からフロントカバー36
の透孔42へ針金等の異物を挿入しようとしても、その
先端が透孔42の途中で侵入を阻止され、スピーカ32
の損傷や不正行為が防止される。
【0050】これに対し、図8に示すように、ベースド
ア8に設けられる音声入口側透孔30と同様の音声出口
側透孔43をフロントカバー36に形成してもよい。こ
の場合は、ベースドア8の透孔30とフロントカバー3
6の透孔43とが向い合わないようにするため、ベース
ドア8に対するフロントカバー36の配置は、ベースド
ア8の透孔30の下縁30’とフロントカバー36の透
孔43の上縁43’とが同一線上に位置するように設定
するか、或いは図9に示すように、ベースドア8の透孔
30とフロントカバー36の透孔43とが完全にずれて
位置するように設定することが必要である。これらの構
成によれば、音声出口側透孔を断面形状が階段状の段差
をもってクランク状に屈曲した形状に形成しなくてもよ
いので、フロントカバー36を容易に形成できるという
利点がある。
【0051】次に、図10は第2実施例のスピーカ取付
部の構造を示す。
【0052】この実施例では、ベースドア8の下部に、
スピーカ32からの音声を正面側に送るための貫通口5
0が形成されており、スピーカ32は、その音声出力面
をベースドア8の貫通口50に臨ませて、リヤカバー3
4と共にフロントカバー36の裏面側に取り付けられ
る。詳細には、スピーカ32の音声出力面の周縁部32
aをリヤカバー34の周縁部34aとフロントカバー3
6の裏面側に設けた縁部36aとで挟み、リヤカバー3
4の周縁凸部に設けた穴35にネジ40を挿入して、フ
ロントカバー36の上下の端縁部37a,37bに止め
ることにより、リヤカバー34とスピーカ32がフロン
トカバー36の裏面側に固定される。
【0053】従って、組立ての際には、スピーカ32と
リヤカバー34とフロントカバー36を一体に組み付け
た後、フロントカバー36をベースドア8の裏面側から
貫通口50に通して、フロントカバー36の上下端縁部
をネジ39で固定することにより、図10に示すスピー
カ取付構造が形成される。この取付構造によれば、予め
スピーカ32とリヤカバー34とフロントカバー36を
一体に組み付けてユニットとしておくことができるの
で、遊技機への取付作業が簡易になると共に故障時など
に部品を交換するメンテナンス作業も容易になる。
【0054】この実施例においては、フロントカバー3
6の透孔42が、スピーカ32からの音声を遊技機の前
面側に通過させる透音孔を構成している。そして、各透
孔42は、ベースドア8側の面に設けた入口側透孔42
aと、遊技機前面側の面に設けた出口側透孔42bとを
連通させることで形成され、入口側透孔42aの下縁と
出口側透孔42bの上縁とが同一線上に位置するように
形成されている。この結果、各透孔42は、第1実施例
と同様、断面形状が階段状の段差をもってクランク状に
屈曲した形状を有する。
【0055】従って、スピーカ32から発生した音は、
ベースドア8の貫通口50と、フロントカバー36の入
口側透孔42aと、これに連通した出口側透孔42bと
を通って遊技者に伝えられる。このとき、連通した透孔
42が発生音を案内する役割を果たすと共に、音が段差
部に当たることによって良好な音響効果をもたらし、遊
技機の前面側にいる遊技者に対して遊技状態に応じた効
果音などが良好に伝えられる。
【0056】次に、図11は第3実施例のスピーカ取付
部の構造を示す。
【0057】これは、上記第1,第2実施例のフロント
カバー36の代わりに、ベースドア8の一部をスピーカ
32の保護盤として構成したものである。この場合、ス
ピーカ32は、その音声出力面の周縁部32aをリヤカ
バー34の周縁部34aとベースドア8の裏面とで挟
み、リヤカバー34の周縁凸部に設けた穴35にネジ4
0を挿入して、ベースドア8に止めることにより、リヤ
カバー34と共にベースドア8の裏面側に固定される。
【0058】また、ベースドア8には、第1実施例の透
孔30に代えて、断面形状が階段状の段差部を持つ複数
の透音孔48が、スピーカ32の前面周縁部32aが当
接する部分に設けられている。各透音孔48は、スピー
カ側に形成された音声入口側透孔48aと、前面側に形
成された音声出口側透孔48bとを連通させることで構
成され、音声入口側透孔48aの下縁と音声出口側透孔
48bの上縁とが同一線上に位置するように形成されて
いる。従って、第1実施例の透音孔42と同様、スピー
カ32からの発生音が透音孔48によって明瞭に遊技者
に伝えられると共に、透音孔48の段差部が外部からの
不正行為を防止する役割を果たす。
【0059】この第3実施例では、フロントカバー36
のようなスピーカ保護盤は省略されるので、構造が簡潔
になり、スピーカの取付場所の自由度が増大するという
利点がある。
【0060】また、前述のようにフロントカバー36或
いはベースドア8に断面形状が階段状の段差部を持つ複
数の透音孔を形成する場合においては、図12に示すよ
うに、フロントカバー36或いはベースドア8に形成し
た透音孔60の音声入口側透孔60aと音声出口側透孔
60bとを、前面側の面に対して傾斜した通路62によ
って連通する構成としてもよい。この場合も、前述の成
形上の理由から、音声入口側透孔60aの下縁60a’
と音声出口側透孔60bの上縁60b’とが同一線上に
位置するように形成される。この構成により、スピーカ
からの発生音を漏らすことなく案内すると共に良好な音
響効果をもたらすことができる。
【0061】以上、本発明をパチンコ遊技機に適用した
実施例について説明したが、本発明はパチンコ機に限ら
ず、スピーカを取り付ける任意の遊技機に対して同様に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ遊技機の正面図。
【図2】図1のパチンコ遊技機の外枠を示す斜視図。
【図3】本発明の第1実施例のスピーカ取付部の構成を
示す図。
【図4】図3のスピーカ取付部の断面図。
【図5】図4のフロントカバーの断面の一部を示す図。
【図6】図4の要部拡大図。
【図7】図6の構成の一部を変更した要部断面図。
【図8】スピーカ保護盤の構成の一例を示す斜視図。
【図9】スピーカ保護盤の他の構成例を示す斜視図。
【図10】第2実施例のスピーカ取付部の断面図。
【図11】第3実施例のスピーカ取付部の断面図。
【図12】1つのスピーカ保護盤に形成された透音孔の
一例を示す断面図。
【符号の説明】
2…パチンコ機、4…外枠、6…ヒンジ、8…ベースド
ア、10…遊技盤、12…ガラス板、14…フロントド
ア上部、16…球出口、18…上皿、20…フロントド
ア下部、22…ドア鍵、24…ハンドル、26…下皿、
28…灰皿、30…貫通口、32…スピーカ、34…リ
ヤカバー、36…フロントカバー、39,40…ネジ、
42…透孔、42a…音声入口側透孔、42b…音声出
口側透孔、44…延出部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機における効果音等の音声を発生する
    スピーカの前面側に設けられる透音孔を備えた保護盤に
    おいて、前記透音孔は、前記保護盤のスピーカ側の面に
    設けた音声入口側透孔と、前記保護盤の遊技機前面側の
    面に設けた音声出口側透孔とを連通させることで形成さ
    れ、前記音声入口側透孔と前記音声出口側透孔は、各々
    の開口が向い合わない位置に設けられていることを特徴
    とする遊技機用スピーカ保護盤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の保護盤において、前記音声
    入口側透孔と前記音声出口側透孔は、これらのいずれか
    一方の透孔の上縁と他方の透孔の下縁とが同一線上に位
    置するように形成されていることを特徴とする遊技機用
    スピーカ保護盤。
  3. 【請求項3】請求項1記載の保護盤において、前記音声
    入口側透孔と前記音声出口側透孔との間に、前記遊技機
    前面側の面に対して傾斜した通路が設けられていること
    を特徴とする遊技機用スピーカ保護盤。
  4. 【請求項4】請求項1記載の保護盤において、前記スピ
    ーカ側に設けられる内部保護壁と、前記遊技機の前面に
    位置する遊技者側に設けられる外部保護壁とで構成さ
    れ、前記音声入口側透孔は前記内部保護壁に、前記音声
    出口側透孔は前記外部保護壁に、それぞれ設けられてい
    ることを特徴とする遊技機用スピーカ保護盤。
  5. 【請求項5】遊技機における効果音等の音声を発生する
    スピーカの前面側に設けられる透音孔を備えた保護盤で
    あって、前記スピーカ側に設けられる内部保護壁と、前
    記遊技機の前面に位置する遊技者側に設けられる外部保
    護壁とで構成され、前記透音孔は、前記内部保護壁に設
    けた音声入口側透孔と前記外部保護壁に設けた音声出口
    側透孔とを連通させることで形成され、前記音声出口側
    透孔は、前記外部保護壁内にあって前記遊技機前面側の
    面と平行な方向に段差を有する断面形状の貫通孔として
    形成されていることを特徴とする遊技機用スピーカ保護
    盤。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか記載の保護盤に
    おいて、前記音声出口側透孔の下縁から前記遊技機の前
    方に延びた延出部を有することを特徴とする遊技機用ス
    ピーカ保護盤。
  7. 【請求項7】前面側に向かって効果音等の音声を発生す
    るスピーカを備えた遊技機において、前記スピーカの前
    面側に、その前面と平行な方向に段差を有する断面形状
    の透音孔が形成されたスピーカ保護盤を設けたことを特
    徴とする遊技機。
  8. 【請求項8】請求項7の遊技機において、前記スピーカ
    保護盤は、前記遊技機の前面側に設けられた遊技球受皿
    と一体に形成されていることを特徴とする遊技機。
  9. 【請求項9】請求項7の遊技機において、前記スピーカ
    保護盤は、前記遊技機の前面側に設けられた遊技球受皿
    とは別個に形成され且つ該遊技球受皿に隣接して設けら
    れていることを特徴とする遊技機。
  10. 【請求項10】前面側に向かって効果音等の音声を発生
    するスピーカを備えた遊技機において、前記スピーカは
    前記遊技機の前面をなす前面板の裏面側に取り付けら
    れ、該前面板に段差のついた断面形状を有する任意の数
    の透音孔が設けられていることを特徴とする遊技機。
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