JPH08224413A - エアフィルタ及びこのエアフィルを備えた空気調和機 - Google Patents
エアフィルタ及びこのエアフィルを備えた空気調和機Info
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- JPH08224413A JPH08224413A JP7033689A JP3368995A JPH08224413A JP H08224413 A JPH08224413 A JP H08224413A JP 7033689 A JP7033689 A JP 7033689A JP 3368995 A JP3368995 A JP 3368995A JP H08224413 A JPH08224413 A JP H08224413A
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気中の塵埃を確実に集塵できると共に水洗
いが可能なエアフィルタ及びそのエアフィルタを備えた
空気調和機を提供する。 【構成】 エアフィルタ17は、樹脂繊維25の外表面
にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂27をコーティング
した繊維部材23を有する構成である。シリコーン樹脂
は、その粘着力により、接触する塵埃を集塵するので、
集塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くなるとい
う集塵効果を高めることができる。また、シリコーン樹
脂の粘着力は、水水洗い後も復帰できるので、水洗い後
も再び集塵効果を高めることができる。一方、フッ素樹
脂は帯電し易いため塵埃を電気的に吸い寄せることがで
きる。そして、水洗後は、乾燥させることによりその帯
電し易い性質が復活する。従って、エアフィルタ17を
何度でも水洗いして使用することができる。
いが可能なエアフィルタ及びそのエアフィルタを備えた
空気調和機を提供する。 【構成】 エアフィルタ17は、樹脂繊維25の外表面
にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂27をコーティング
した繊維部材23を有する構成である。シリコーン樹脂
は、その粘着力により、接触する塵埃を集塵するので、
集塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くなるとい
う集塵効果を高めることができる。また、シリコーン樹
脂の粘着力は、水水洗い後も復帰できるので、水洗い後
も再び集塵効果を高めることができる。一方、フッ素樹
脂は帯電し易いため塵埃を電気的に吸い寄せることがで
きる。そして、水洗後は、乾燥させることによりその帯
電し易い性質が復活する。従って、エアフィルタ17を
何度でも水洗いして使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の空気の汚れを集
塵して清浄するエアフィルタ及びこのエアフィルタを備
えた空気調和機に関する。
塵して清浄するエアフィルタ及びこのエアフィルタを備
えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、空気調和機の室内機には空気中
の塵埃を漉し取るエアフィルタが設けられている。この
種の従来のエアフィルタとして、例えば、特公平3−5
5169号公報には、大きな塵埃を漉し取るための網フ
ィルタ、その背面に配置される帯電網、さらにその背面
に配置される活性炭網などを重ねたものが開示されてい
る。
の塵埃を漉し取るエアフィルタが設けられている。この
種の従来のエアフィルタとして、例えば、特公平3−5
5169号公報には、大きな塵埃を漉し取るための網フ
ィルタ、その背面に配置される帯電網、さらにその背面
に配置される活性炭網などを重ねたものが開示されてい
る。
【0003】網フィルタにあっては、細い孔径の網目を
形成することによって空気中の塵埃を容易に集塵するも
のである。
形成することによって空気中の塵埃を容易に集塵するも
のである。
【0004】また、帯電網においては、空気中に浮遊し
ている細かな塵埃は、エアロゾル(粒径0.001μm
〜100μm)と呼ばれ、そのほとんどが帯電している
といわれていることから、クーロン力または誘起力によ
って、集塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くな
るという集塵効果を得るものである。
ている細かな塵埃は、エアロゾル(粒径0.001μm
〜100μm)と呼ばれ、そのほとんどが帯電している
といわれていることから、クーロン力または誘起力によ
って、集塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くな
るという集塵効果を得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のエアフィルタにおいて、網フィルタにあっては、
細い孔径の網目に塵埃を集塵して空気中を清浄する構成
であるが、網目の孔径より大きな径の塵埃であっても網
目を通り抜けてしまったり、一度網目にかかっても擦り
抜けてしまうことがあり、塵埃の集塵が確実にできない
という問題点がある。特に、樹脂材料の繊維を編んだも
のにあっては表面がすべり易く塵埃の集塵が確実にでき
ないという問題点がある。
従来のエアフィルタにおいて、網フィルタにあっては、
細い孔径の網目に塵埃を集塵して空気中を清浄する構成
であるが、網目の孔径より大きな径の塵埃であっても網
目を通り抜けてしまったり、一度網目にかかっても擦り
抜けてしまうことがあり、塵埃の集塵が確実にできない
という問題点がある。特に、樹脂材料の繊維を編んだも
のにあっては表面がすべり易く塵埃の集塵が確実にでき
ないという問題点がある。
【0006】また、帯電網においては、帯電素材は使用
期間が長くなるにつれ、特に高温多湿の環境で使用され
る期間が長くなるにつれ、帯電保持率が低下していき、
とりわけ、表面が水に触れると帯電状態を保持できなく
なってしまう。このため、帯電素材によって構成された
エアフィルタは、水洗いをすることができず、使い捨て
されている。
期間が長くなるにつれ、特に高温多湿の環境で使用され
る期間が長くなるにつれ、帯電保持率が低下していき、
とりわけ、表面が水に触れると帯電状態を保持できなく
なってしまう。このため、帯電素材によって構成された
エアフィルタは、水洗いをすることができず、使い捨て
されている。
【0007】本発明は、空気中の塵埃を確実に集塵でき
ると共に水洗いが可能なエアフィルタ及びこのエアフィ
ルタを備えた空気調和機を提供するものである。
ると共に水洗いが可能なエアフィルタ及びこのエアフィ
ルタを備えた空気調和機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、樹脂繊維の外表面に
シリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングした繊
維部材をエアフィルタに備えたものである。
ために、請求項1に記載の発明は、樹脂繊維の外表面に
シリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングした繊
維部材をエアフィルタに備えたものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、樹脂繊維の外表
面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングす
ると共に、帯電させた繊維部材をエアフィルタに備えた
ものである。
面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングす
ると共に、帯電させた繊維部材をエアフィルタに備えた
ものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、樹脂繊維の外表
面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングし
た繊維部材を有するエアフィルタを空気調和機に備えた
ものである。
面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングし
た繊維部材を有するエアフィルタを空気調和機に備えた
ものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、樹脂繊維の外表
面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングす
ると共に、帯電させた繊維部材を有するエアフィルタを
空気調和機に備えたものである。
面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーティングす
ると共に、帯電させた繊維部材を有するエアフィルタを
空気調和機に備えたものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明では、シリコーン樹脂を
コーティングした場合は、このシリコーン樹脂が粘着性
を有することから、その粘着力により、繊維部材に接触
する塵埃を確実に集塵する。塵埃の付着等により繊維部
材の粘着力が低下した場合には、エアフィルタを水洗い
して塵埃をおとせば、シリコーン樹脂の粘着性は復帰
し、集塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くなる
という集塵効果を再び高めることができる。従って、何
度でも水洗いして使用することができる。一方、フッ素
樹脂をコーティングした場合は、このフッ素樹脂は帯電
し易いため塵埃を電気的に吸い寄せることができ、塵埃
を電気的に集塵する。そして、水洗後は、乾燥させるこ
とによりその帯電し易い性質が復活する。
コーティングした場合は、このシリコーン樹脂が粘着性
を有することから、その粘着力により、繊維部材に接触
する塵埃を確実に集塵する。塵埃の付着等により繊維部
材の粘着力が低下した場合には、エアフィルタを水洗い
して塵埃をおとせば、シリコーン樹脂の粘着性は復帰
し、集塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くなる
という集塵効果を再び高めることができる。従って、何
度でも水洗いして使用することができる。一方、フッ素
樹脂をコーティングした場合は、このフッ素樹脂は帯電
し易いため塵埃を電気的に吸い寄せることができ、塵埃
を電気的に集塵する。そして、水洗後は、乾燥させるこ
とによりその帯電し易い性質が復活する。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明に加えて、更に、繊維部材を帯電させているか
ら、シリコーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の帯電し
易い性質に加えて、帯電による集塵効果を得ることもで
きる。従って、空気中の塵埃をより確実に集塵すること
ができる。しかも、水洗いすればシリコーン樹脂の粘着
性またはフッ素樹脂の帯電し易い性質が復帰でき、帯電
が水洗いにより減衰した場合には、導電体で包むことに
より再び帯電を復帰させることができる。
載の発明に加えて、更に、繊維部材を帯電させているか
ら、シリコーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の帯電し
易い性質に加えて、帯電による集塵効果を得ることもで
きる。従って、空気中の塵埃をより確実に集塵すること
ができる。しかも、水洗いすればシリコーン樹脂の粘着
性またはフッ素樹脂の帯電し易い性質が復帰でき、帯電
が水洗いにより減衰した場合には、導電体で包むことに
より再び帯電を復帰させることができる。
【0014】請求項3に記載の発明では、空気調和機が
上述の請求項1に記載のエアフィルを備える構成である
から、空気調和を図りつつ室内空気を清浄することがで
きる。また、必要に応じて空気調和機からエアフィルタ
を取り出して、洗浄すれば、請求項1に記載のエアフィ
ルタと同様に、粘着性または帯電し易い性質は復帰し、
集塵効果を再び高めることができるので、何度でも水洗
いして使用することができる。
上述の請求項1に記載のエアフィルを備える構成である
から、空気調和を図りつつ室内空気を清浄することがで
きる。また、必要に応じて空気調和機からエアフィルタ
を取り出して、洗浄すれば、請求項1に記載のエアフィ
ルタと同様に、粘着性または帯電し易い性質は復帰し、
集塵効果を再び高めることができるので、何度でも水洗
いして使用することができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、空気調和機が
上述の請求項2に記載のエアフィルを備える構成である
から、空気調和を図りつつ室内空気を清浄することがで
きる。また、必要に応じて空気調和機からエアフィルタ
を取り出して、洗浄すれば、粘着性または帯電し易い性
質を復帰させることができ、更に導電体で包むことによ
り再び帯電をも復帰させることができる。
上述の請求項2に記載のエアフィルを備える構成である
から、空気調和を図りつつ室内空気を清浄することがで
きる。また、必要に応じて空気調和機からエアフィルタ
を取り出して、洗浄すれば、粘着性または帯電し易い性
質を復帰させることができ、更に導電体で包むことによ
り再び帯電をも復帰させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0017】図1は、本実施例に係るエアフィルタ17
を備えた空気調和機5を示している。
を備えた空気調和機5を示している。
【0018】空気調和機5は、そのユニット7内に、冷
媒が導入される熱交換器9と、送風機11と、空気清浄
器3とを備えており、ユニット7の正面及び上部に吸込
口13、正面の斜め下側には、吹出口15が形成されて
いる。吸込口11には本発明の実施例にかかるエアフィ
ルタ17がプレフィルタとして配置されており、空気清
浄器3の手前で予め、比較的大きな塵埃を集塵して集塵
するようになっている。空気清浄器3は、帯電フィルタ
素子と脱臭フィルタ素子とを備えており、クーロン引力
を利用して細かい塵埃を電気的に集塵するほか臭いも除
去している。また、吹出口15には、熱交換後の空気を
案内するように、縦羽根19、水平羽根21が設けられ
ている。
媒が導入される熱交換器9と、送風機11と、空気清浄
器3とを備えており、ユニット7の正面及び上部に吸込
口13、正面の斜め下側には、吹出口15が形成されて
いる。吸込口11には本発明の実施例にかかるエアフィ
ルタ17がプレフィルタとして配置されており、空気清
浄器3の手前で予め、比較的大きな塵埃を集塵して集塵
するようになっている。空気清浄器3は、帯電フィルタ
素子と脱臭フィルタ素子とを備えており、クーロン引力
を利用して細かい塵埃を電気的に集塵するほか臭いも除
去している。また、吹出口15には、熱交換後の空気を
案内するように、縦羽根19、水平羽根21が設けられ
ている。
【0019】エアフィルタ17は、図2に示すように、
繊維部材23を編目構造に編んでネット形状に形成され
ており、網目を構成する繊維部材23に網目の径より大
きい径の塵埃を集塵する構成となっている。また、この
繊維部材23は図示しないフィルタ枠に取付けられてい
る。
繊維部材23を編目構造に編んでネット形状に形成され
ており、網目を構成する繊維部材23に網目の径より大
きい径の塵埃を集塵する構成となっている。また、この
繊維部材23は図示しないフィルタ枠に取付けられてい
る。
【0020】各繊維部材23は、図3にその断面を示す
ように、樹脂繊維25を芯材とし、その樹脂繊維25の
外表面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂27をコーテ
ィングした構成となっている。
ように、樹脂繊維25を芯材とし、その樹脂繊維25の
外表面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂27をコーテ
ィングした構成となっている。
【0021】樹脂繊維25としては、樹脂材料であれ
ば、合成樹脂であっても天然樹脂であっても特に制限さ
れるものではないが、例えば、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、塩化ビニリデン等の合成樹脂が用いられる。
ば、合成樹脂であっても天然樹脂であっても特に制限さ
れるものではないが、例えば、ポリエステル、ポリプロ
ピレン、塩化ビニリデン等の合成樹脂が用いられる。
【0022】シリコーン樹脂を用いるのは、水洗いによ
り復帰可能な粘着性を有するからである。このような粘
着性を有することから、エアフィルタとして使用する場
合には付着による集塵効果を高めることができる。一
方、フッ素樹脂を用いるのは帯電し易い性質を有すると
共に水洗後は乾燥させることにより、その帯電し易い性
質が復活するからである。
り復帰可能な粘着性を有するからである。このような粘
着性を有することから、エアフィルタとして使用する場
合には付着による集塵効果を高めることができる。一
方、フッ素樹脂を用いるのは帯電し易い性質を有すると
共に水洗後は乾燥させることにより、その帯電し易い性
質が復活するからである。
【0023】尚、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂27
のコーティングは、樹脂繊維25に直接おこなうもので
あってもよく、また、樹脂繊維25を編目状に編んでエ
アフィルタ17を形成した後に、編目全体にシリコーン
樹脂またはフッ素樹脂27をコーティングするものであ
ってもよい。
のコーティングは、樹脂繊維25に直接おこなうもので
あってもよく、また、樹脂繊維25を編目状に編んでエ
アフィルタ17を形成した後に、編目全体にシリコーン
樹脂またはフッ素樹脂27をコーティングするものであ
ってもよい。
【0024】また、他の実施例を図4に示すが、この図
4に示す実施例では、樹脂繊維25の外表面にシリコー
ン樹脂またはフッ素樹脂27をコーティングすると共
に、帯電させたものであり、本実施例では外表面をプラ
スの電荷に帯電させている。尚、帯電は通常のコロナ放
電により帯電させることができ、必要応じてマイナスの
電荷に帯電させることも可能である。
4に示す実施例では、樹脂繊維25の外表面にシリコー
ン樹脂またはフッ素樹脂27をコーティングすると共
に、帯電させたものであり、本実施例では外表面をプラ
スの電荷に帯電させている。尚、帯電は通常のコロナ放
電により帯電させることができ、必要応じてマイナスの
電荷に帯電させることも可能である。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
【0026】図1に示すように、吸込口13から吸込ま
れた室内の空気は、プレフィルタとしてのエアフィルタ
17を通り、塵埃を集塵した後、続いて空気清浄器3を
通過して更に塵埃及び臭いを集塵する。その後、熱交換
器31で熱交換されて、冷風または温風に空調された
後、ファン11を通じて、空調空気が吹出口15から室
内に吹き出される。
れた室内の空気は、プレフィルタとしてのエアフィルタ
17を通り、塵埃を集塵した後、続いて空気清浄器3を
通過して更に塵埃及び臭いを集塵する。その後、熱交換
器31で熱交換されて、冷風または温風に空調された
後、ファン11を通じて、空調空気が吹出口15から室
内に吹き出される。
【0027】エアフィルタ17では、空気が網目を通過
する際に、網目よりも大きい粒子の塵埃が集塵される。
この場合、網目を構成する繊維部材23の表面にコーテ
ィングされたシリコーン樹脂が粘着性を有することか
ら、その粘着力により、接触する塵埃を確実に捕え、通
過する空気から塵埃を集塵する。また、一度集塵した塵
埃は接着されているので外れにくく、高い集塵効果を得
ることができる。更に、フッ素樹脂をコーティングした
場合、フッ素樹脂は帯電し易いため塵埃を電気的に吸い
寄せることができる。そして、水洗後は、乾燥させるこ
とによりその帯電し易い性質が復活する。
する際に、網目よりも大きい粒子の塵埃が集塵される。
この場合、網目を構成する繊維部材23の表面にコーテ
ィングされたシリコーン樹脂が粘着性を有することか
ら、その粘着力により、接触する塵埃を確実に捕え、通
過する空気から塵埃を集塵する。また、一度集塵した塵
埃は接着されているので外れにくく、高い集塵効果を得
ることができる。更に、フッ素樹脂をコーティングした
場合、フッ素樹脂は帯電し易いため塵埃を電気的に吸い
寄せることができる。そして、水洗後は、乾燥させるこ
とによりその帯電し易い性質が復活する。
【0028】一方、エアフィルタ17が汚れてきたり、
塵埃の付着により繊維部材の粘着力が低下した場合に
は、エアフィルタ17を水洗いして塵埃をおとせば、シ
リコーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の帯電し易い性
質は復帰し、再び集塵効果を高めることができる。従っ
て、何度でも水洗いして使用することができる。
塵埃の付着により繊維部材の粘着力が低下した場合に
は、エアフィルタ17を水洗いして塵埃をおとせば、シ
リコーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の帯電し易い性
質は復帰し、再び集塵効果を高めることができる。従っ
て、何度でも水洗いして使用することができる。
【0029】また、図4に他の実施例を示すように、エ
アフィルタ17の繊維部材23を帯電させることが好ま
しい。この場合、自然界に存在する塵埃のうち空気中に
浮遊している細かな塵埃は、エアロゾル(粒径0.00
1μm〜100μm)と呼ばれ、そのほとんどが帯電し
ているといわれており、このような塵埃は、プラスまた
はマイナスの電荷に対し、クローン力または誘起力によ
って捕集される。このように繊維部材23を帯電させた
場合でも、エアフィルタ17を水洗いした場合に、シリ
コーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の帯電し易い性質
が復帰できると共に、帯電が水洗いにより減衰した場合
には導電体(導電性の箔)で包めば、再び帯電が復帰す
る。
アフィルタ17の繊維部材23を帯電させることが好ま
しい。この場合、自然界に存在する塵埃のうち空気中に
浮遊している細かな塵埃は、エアロゾル(粒径0.00
1μm〜100μm)と呼ばれ、そのほとんどが帯電し
ているといわれており、このような塵埃は、プラスまた
はマイナスの電荷に対し、クローン力または誘起力によ
って捕集される。このように繊維部材23を帯電させた
場合でも、エアフィルタ17を水洗いした場合に、シリ
コーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の帯電し易い性質
が復帰できると共に、帯電が水洗いにより減衰した場合
には導電体(導電性の箔)で包めば、再び帯電が復帰す
る。
【0030】尚、水洗い後の帯電は、エアフィルタ17
全体または、繊維部材23をアルミ箔で包むことによ
り、帯電が復帰し、再使用が可能になる。即ち、エアフ
ィルタ17を水で洗うと、水(H2 O)のイオン(O
Hー )が繊維部材のプラス電荷を中和して表面の帯電
が表れないことになる。しかし、アルミ箔で包むと、O
Hー イオンがアルミ箔に付着するので、そのままアル
ミ箔をエアフィルタ17または繊維部材23から外す
と、アルミ箔と共にOHー イオンが集塵されてエアフ
ィルタ17の繊維部材23の表面にプラス電荷が再び表
れるためと推測される。
全体または、繊維部材23をアルミ箔で包むことによ
り、帯電が復帰し、再使用が可能になる。即ち、エアフ
ィルタ17を水で洗うと、水(H2 O)のイオン(O
Hー )が繊維部材のプラス電荷を中和して表面の帯電
が表れないことになる。しかし、アルミ箔で包むと、O
Hー イオンがアルミ箔に付着するので、そのままアル
ミ箔をエアフィルタ17または繊維部材23から外す
と、アルミ箔と共にOHー イオンが集塵されてエアフ
ィルタ17の繊維部材23の表面にプラス電荷が再び表
れるためと推測される。
【0031】このように、本実施例によるエアフィルタ
17によれば、エアフィルタ17のみを取り出して何度
でも水洗いして使用することができる。しかも、水洗い
後にも最初の状態と同様に集塵量及び集塵する塵埃の大
きさの範囲が広くなる(より細かな埃塵まで除去でき
る)という集塵効果を得ることができる。
17によれば、エアフィルタ17のみを取り出して何度
でも水洗いして使用することができる。しかも、水洗い
後にも最初の状態と同様に集塵量及び集塵する塵埃の大
きさの範囲が広くなる(より細かな埃塵まで除去でき
る)という集塵効果を得ることができる。
【0032】ここで、実施例にかかるエアフィルタ17
について、従来例のものと比較した試験を行ったのでそ
の結果について説明する。
について、従来例のものと比較した試験を行ったのでそ
の結果について説明する。
【0033】シリコーン樹脂のコーティングされたエア
フィルタ17(本発明のもの)とシリコーン樹脂のコー
ティングされていないエアフィルタ(従来例のもの)と
について、比較実験を行った。この実験は、コットンハ
ンターと呼ばれている繊維くずを使用した。一定時間内
に、従来例のものでは、0.3〜0.43g/m2 (グ
ラム/平方メートル)の繊維くずを集塵したが、本願の
ものでは3.5〜5.2g/m2 (グラム/平方メート
ル)の繊維くずを集塵した。従って、本願のものでは従
来のものに比べて、約10倍の繊維くずを集塵すること
が確認された。
フィルタ17(本発明のもの)とシリコーン樹脂のコー
ティングされていないエアフィルタ(従来例のもの)と
について、比較実験を行った。この実験は、コットンハ
ンターと呼ばれている繊維くずを使用した。一定時間内
に、従来例のものでは、0.3〜0.43g/m2 (グ
ラム/平方メートル)の繊維くずを集塵したが、本願の
ものでは3.5〜5.2g/m2 (グラム/平方メート
ル)の繊維くずを集塵した。従って、本願のものでは従
来のものに比べて、約10倍の繊維くずを集塵すること
が確認された。
【0034】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例
えば、樹脂繊維25としては、中空を有するものを用い
てもよく、また、樹脂繊維25内に銅線等の心材を封入
したものを用いても同様な効果を得ることができる。
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例
えば、樹脂繊維25としては、中空を有するものを用い
てもよく、また、樹脂繊維25内に銅線等の心材を封入
したものを用いても同様な効果を得ることができる。
【0035】尚、水洗い後の電荷の復帰は、アルミ箔で
なく他の材質、例えば、SUS(ステンレス鋼)等の導
電性の箔を用いて復帰させることができる。
なく他の材質、例えば、SUS(ステンレス鋼)等の導
電性の箔を用いて復帰させることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、樹脂繊維の
外表面にシリコーン樹脂をコーテイングした場合には、
その粘着力により、接触する塵埃を集塵できるので、集
塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くなるという
集塵効果を高めることができる。また、シリコーン樹脂
の粘着力は、水水洗い後も復帰するので、水洗い後も再
び集塵効果を高めることができる。従って、エアフィル
タを何度でも水洗いして使用することができる。また、
フッ素樹脂をコーティングした場合には、フッ素樹脂は
帯電し易いため塵埃を電気的に吸い寄せることができ
る。そして、水洗後は、乾燥させることによりその帯電
し易い性質が復活する。
外表面にシリコーン樹脂をコーテイングした場合には、
その粘着力により、接触する塵埃を集塵できるので、集
塵量及び集塵する塵埃の大きさの範囲が広くなるという
集塵効果を高めることができる。また、シリコーン樹脂
の粘着力は、水水洗い後も復帰するので、水洗い後も再
び集塵効果を高めることができる。従って、エアフィル
タを何度でも水洗いして使用することができる。また、
フッ素樹脂をコーティングした場合には、フッ素樹脂は
帯電し易いため塵埃を電気的に吸い寄せることができ
る。そして、水洗後は、乾燥させることによりその帯電
し易い性質が復活する。
【0037】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明に加えて、更に、繊維部材を帯電させる構成で
あるから、シリコーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の
帯電し易い性質に加えて、帯電による集塵効果を得るこ
ともできる。
載の発明に加えて、更に、繊維部材を帯電させる構成で
あるから、シリコーン樹脂の粘着性またはフッ素樹脂の
帯電し易い性質に加えて、帯電による集塵効果を得るこ
ともできる。
【0038】請求項3に記載の発明では、空気調和機
が、樹脂繊維の外表面にシリコーン樹脂またはフッ素樹
脂をコーテイングしたエアフィルを備える構成であるか
ら、空気調和を図りつつ室内空気を清浄することができ
る。
が、樹脂繊維の外表面にシリコーン樹脂またはフッ素樹
脂をコーテイングしたエアフィルを備える構成であるか
ら、空気調和を図りつつ室内空気を清浄することができ
る。
【0039】請求項4に記載の発明では、樹脂繊維の外
表面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーテイング
すると共に帯電されたエアフィルを備える構成であるか
ら、シリコーン樹脂をコーティングした場合はこのシリ
コーン樹脂の粘着による集塵効果と、またはフッ素樹脂
をコーティングした場合はこのフッ素樹脂の帯電し易い
性質による集塵効果と帯電による集塵効果とを合わせた
空気清浄と空気調和を図ることができる。
表面にシリコーン樹脂またはフッ素樹脂をコーテイング
すると共に帯電されたエアフィルを備える構成であるか
ら、シリコーン樹脂をコーティングした場合はこのシリ
コーン樹脂の粘着による集塵効果と、またはフッ素樹脂
をコーティングした場合はこのフッ素樹脂の帯電し易い
性質による集塵効果と帯電による集塵効果とを合わせた
空気清浄と空気調和を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例に用いられる空気調和機の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の実施にかかるエアフィルタの一部を拡
大して示す斜視図である。
大して示す斜視図である。
【図3】図2に示すエアフィルタの繊維部材をAーA線
で切断した状態を示す断面図である。
で切断した状態を示す断面図である。
【図4】他の実施例によるエアフィルタの繊維部材の断
面図である。
面図である。
5 空気調和機 17 エアフィルタ 23 繊維部材 25 樹脂繊維 27 シリコーン樹脂またはフッ素樹脂
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂繊維の外表面にシリコーン樹脂また
はフッ素樹脂をコーティングした繊維部材を有すること
を特徴とするエアフィルタ。 - 【請求項2】 樹脂繊維の外表面にシリコーン樹脂また
はフッ素樹脂をコーティングすると共に、帯電させた繊
維部材を有することを特徴とするエアフィルタ。 - 【請求項3】 樹脂繊維の外表面にシリコーン樹脂また
はフッ素樹脂をコーティングした繊維部材を有するエア
フィルタを備えた空気調和機。 - 【請求項4】 樹脂繊維の外表面にシリコーン樹脂また
はフッ素樹脂をコーティングすると共に、帯電させた繊
維部材を有するエアフィルタを備えたことを特徴とする
空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7033689A JPH08224413A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | エアフィルタ及びこのエアフィルを備えた空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7033689A JPH08224413A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | エアフィルタ及びこのエアフィルを備えた空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224413A true JPH08224413A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12393401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7033689A Pending JPH08224413A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | エアフィルタ及びこのエアフィルを備えた空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224413A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015208740A (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-24 | 新井 仁 | 微細粉塵除去方法と微細粉塵除去具。 |
| JP2018096634A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | シャープ株式会社 | 送風装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0647218A (ja) * | 1992-07-30 | 1994-02-22 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 網状エレクトレット及びその製造方法 |
| JPH06218211A (ja) * | 1992-12-03 | 1994-08-09 | Shinsei Denshi Kogyo:Kk | エレクトレットフィルタ |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP7033689A patent/JPH08224413A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0647218A (ja) * | 1992-07-30 | 1994-02-22 | Kureha Chem Ind Co Ltd | 網状エレクトレット及びその製造方法 |
| JPH06218211A (ja) * | 1992-12-03 | 1994-08-09 | Shinsei Denshi Kogyo:Kk | エレクトレットフィルタ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015208740A (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-24 | 新井 仁 | 微細粉塵除去方法と微細粉塵除去具。 |
| JP2018096634A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | シャープ株式会社 | 送風装置 |
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