JPH08224827A - 樹脂複合型制振鋼板 - Google Patents
樹脂複合型制振鋼板Info
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- JPH08224827A JPH08224827A JP7033519A JP3351995A JPH08224827A JP H08224827 A JPH08224827 A JP H08224827A JP 7033519 A JP7033519 A JP 7033519A JP 3351995 A JP3351995 A JP 3351995A JP H08224827 A JPH08224827 A JP H08224827A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐食性および抵抗溶接性を向上させた樹脂複
合型制振鋼板の提供。 【構成】 2枚の鋼板間に導電性粒子を含む合成樹脂層
を介在させて成る樹脂複合型制振鋼板において、前記鋼
板の少なくとも前記合成樹脂層に接する面に、Mnを15〜
40 wt%含有するAl−Mn合金めっき、またはCo共析量が0.
5 〜2.0wt%、Cr共析量が0.4 〜1.0wt%、Al2O3 共析量が
0.2 〜0.6wt%であるZn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっき、
またはCrを10〜30 wt%含有するZn−Cr合金めっきのいず
れかを有し、該めっき付着量が前記鋼板片面当たり5〜
50g/m2である樹脂複合型制振鋼板。
合型制振鋼板の提供。 【構成】 2枚の鋼板間に導電性粒子を含む合成樹脂層
を介在させて成る樹脂複合型制振鋼板において、前記鋼
板の少なくとも前記合成樹脂層に接する面に、Mnを15〜
40 wt%含有するAl−Mn合金めっき、またはCo共析量が0.
5 〜2.0wt%、Cr共析量が0.4 〜1.0wt%、Al2O3 共析量が
0.2 〜0.6wt%であるZn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっき、
またはCrを10〜30 wt%含有するZn−Cr合金めっきのいず
れかを有し、該めっき付着量が前記鋼板片面当たり5〜
50g/m2である樹脂複合型制振鋼板。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や家電製品等に
用いるのに好適な耐食性に優れた制振鋼板に関する。
用いるのに好適な耐食性に優れた制振鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】2枚の鋼板間に合成樹脂層を介在させて
成る樹脂複合型制振鋼板は、そのままでは抵抗溶接が困
難であるため中間層の合成樹脂層に金属粉等の導電性物
質を添加して抵抗溶接を可能にしている。しかし自動
車、家電製品等においては特に耐食性の要求が厳しく、
表皮鋼板の外面のみならず内面にも防錆処理を施すこと
が要求される。このため、一般には表皮鋼板に両面めっ
き鋼板が使用されている。めっき層は純亜鉛のほか、亜
鉛−鉄合金、亜鉛−ニッケル合金等の場合もある(特開
平4−94928 号公報、特開平2−29326 号公報参照)。
自動車車体の使用環境は、とりわけ寒冷地においては道
路に凍結防止剤として散布される塩分の存在によって一
段と過酷な腐食環境へと変化する。このような環境下で
は、上記の両面めっき鋼板であっても端面から腐食が進
行し、鋼板と樹脂との接着強度の低下が生じ十分とはい
えない。
成る樹脂複合型制振鋼板は、そのままでは抵抗溶接が困
難であるため中間層の合成樹脂層に金属粉等の導電性物
質を添加して抵抗溶接を可能にしている。しかし自動
車、家電製品等においては特に耐食性の要求が厳しく、
表皮鋼板の外面のみならず内面にも防錆処理を施すこと
が要求される。このため、一般には表皮鋼板に両面めっ
き鋼板が使用されている。めっき層は純亜鉛のほか、亜
鉛−鉄合金、亜鉛−ニッケル合金等の場合もある(特開
平4−94928 号公報、特開平2−29326 号公報参照)。
自動車車体の使用環境は、とりわけ寒冷地においては道
路に凍結防止剤として散布される塩分の存在によって一
段と過酷な腐食環境へと変化する。このような環境下で
は、上記の両面めっき鋼板であっても端面から腐食が進
行し、鋼板と樹脂との接着強度の低下が生じ十分とはい
えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、この改善方法と
して亜鉛めっき付着量を増加することが実施されている
が、亜鉛付着量の増加のために抵抗溶接性が劣る欠点が
あり、また耐食性向上の効果も必ずしも十分なものでは
なかった。そこで本発明は、新規なめっき材料への変更
により、耐食性および抵抗溶接性を向上させた樹脂複合
型制振鋼板を提供することを目的とする。
して亜鉛めっき付着量を増加することが実施されている
が、亜鉛付着量の増加のために抵抗溶接性が劣る欠点が
あり、また耐食性向上の効果も必ずしも十分なものでは
なかった。そこで本発明は、新規なめっき材料への変更
により、耐食性および抵抗溶接性を向上させた樹脂複合
型制振鋼板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の発明は、2枚の鋼板間に導電性粒
子を含む合成樹脂層を介在させて成る樹脂複合型制振鋼
板において、前記鋼板の少なくとも前記合成樹脂層に接
する面にMnを15〜40wt%含有するAl−Mn合金めっき層を
有し、該めっき付着量が前記鋼板片面当たり5〜50g/m2
であることを特徴とする樹脂複合型制振鋼板を提供する
ものである。
めに、本発明の第1の発明は、2枚の鋼板間に導電性粒
子を含む合成樹脂層を介在させて成る樹脂複合型制振鋼
板において、前記鋼板の少なくとも前記合成樹脂層に接
する面にMnを15〜40wt%含有するAl−Mn合金めっき層を
有し、該めっき付着量が前記鋼板片面当たり5〜50g/m2
であることを特徴とする樹脂複合型制振鋼板を提供する
ものである。
【0005】本発明の第2の発明は、2枚の鋼板間に導
電性粒子を含む合成樹脂層を介在させて成る樹脂複合型
制振鋼板において、前記鋼板の少なくとも前記合成樹脂
層に接する面に、Znめっき中にCo、CrおよびAl2O3 が共
析したZn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっき層を有し、該分
散めっき中のCo共析量が0.5 〜2.0 wt%、Cr共析量が0.
4 〜1.0 wt%、Al2O3 共析量が0.2 〜0.6 wt%であり、
該めっき付着量が前記鋼板片面当たり5〜50g/m2である
ことを特徴とする樹脂複合型制振鋼板を提供するもので
ある。
電性粒子を含む合成樹脂層を介在させて成る樹脂複合型
制振鋼板において、前記鋼板の少なくとも前記合成樹脂
層に接する面に、Znめっき中にCo、CrおよびAl2O3 が共
析したZn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっき層を有し、該分
散めっき中のCo共析量が0.5 〜2.0 wt%、Cr共析量が0.
4 〜1.0 wt%、Al2O3 共析量が0.2 〜0.6 wt%であり、
該めっき付着量が前記鋼板片面当たり5〜50g/m2である
ことを特徴とする樹脂複合型制振鋼板を提供するもので
ある。
【0006】また、本発明の第3の発明は、2枚の鋼板
間に導電性粒子を含む合成樹脂層を介在させて成る樹脂
複合型制振鋼板において、前記鋼板の少なくとも前記合
成樹脂層に接する面に、Crを10〜30wt%含有するZn−Cr
合金めっき層を有し、該めっき付着量が前記鋼板片面当
たり5〜50g/m2であることを特徴とする樹脂複合型制振
鋼板を提供するものである。
間に導電性粒子を含む合成樹脂層を介在させて成る樹脂
複合型制振鋼板において、前記鋼板の少なくとも前記合
成樹脂層に接する面に、Crを10〜30wt%含有するZn−Cr
合金めっき層を有し、該めっき付着量が前記鋼板片面当
たり5〜50g/m2であることを特徴とする樹脂複合型制振
鋼板を提供するものである。
【0007】
【作用】本発明の第1の発明は、めっき成分としてAl
−Mn合金を用いたものである。Al−Mn合金めっきは、
Mnが15〜40wt%の時、最も耐食性が良好である。耐食性
の比較は、従来の亜鉛めっきを1とする時、亜鉛−鉄合
金めっき、亜鉛−Ni合金めっきでは2、Al−Mn合金めっ
きで3と評価できる。したがって、樹脂複合型制振鋼板
の表皮鋼板内面側のめっき材料を上記Al−Mn合金めっき
とすることにより、著しく耐食性を向上させ、鋼板と樹
脂との接着強度の低下を防止することができる。さら
に、Al−Mn合金めっきの使用により、めっき付着量を従
来の亜鉛−鉄合金や亜鉛−Ni合金に比べて少なくでき、
このため抵抗溶接時、金属の蒸気分圧が低下するため抵
抗溶接性に優れる。なお、Al−Mn合金めっき量が5g/m2
未満ではめっき厚が極めて薄くなり耐食性が不十分であ
る。50g/m2を超えると耐食性は良好であるが、経済的な
面で不利になることと、Alの蒸気分圧が増加して抵抗溶
接性が低下する。したがってこのめっき付着量は、鋼板
片面当たり5〜50g/m2の範囲が最適である。
−Mn合金を用いたものである。Al−Mn合金めっきは、
Mnが15〜40wt%の時、最も耐食性が良好である。耐食性
の比較は、従来の亜鉛めっきを1とする時、亜鉛−鉄合
金めっき、亜鉛−Ni合金めっきでは2、Al−Mn合金めっ
きで3と評価できる。したがって、樹脂複合型制振鋼板
の表皮鋼板内面側のめっき材料を上記Al−Mn合金めっき
とすることにより、著しく耐食性を向上させ、鋼板と樹
脂との接着強度の低下を防止することができる。さら
に、Al−Mn合金めっきの使用により、めっき付着量を従
来の亜鉛−鉄合金や亜鉛−Ni合金に比べて少なくでき、
このため抵抗溶接時、金属の蒸気分圧が低下するため抵
抗溶接性に優れる。なお、Al−Mn合金めっき量が5g/m2
未満ではめっき厚が極めて薄くなり耐食性が不十分であ
る。50g/m2を超えると耐食性は良好であるが、経済的な
面で不利になることと、Alの蒸気分圧が増加して抵抗溶
接性が低下する。したがってこのめっき付着量は、鋼板
片面当たり5〜50g/m2の範囲が最適である。
【0008】なお、本発明の第1の発明においては、鋼
板の両面に前記Al−Mn合金めっきを施すことが、得られ
る制振鋼板外表面の耐食性、および抵抗溶接性の面から
も好ましい。本発明の第2の発明は、めっき成分として
Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっきを用いたものである。
板の両面に前記Al−Mn合金めっきを施すことが、得られ
る制振鋼板外表面の耐食性、および抵抗溶接性の面から
も好ましい。本発明の第2の発明は、めっき成分として
Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっきを用いたものである。
【0009】Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっきは、Co共
析量が0.5 〜2.0 wt%、Cr共析量が0.4 〜1.0 wt%、Al
2O3 共析量が0.2 〜0.6 wt%の時、最も耐食性が良好で
ある。この時の耐食性の比較は、従来の亜鉛めっきを1
とする時、亜鉛−鉄合金めっき、亜鉛−Ni合金めっきで
は2、Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっきで3と評価でき
る。したがって、樹脂複合型制振鋼板の表皮鋼板内面側
のめっき材料を上記Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっきと
することにより、著しく耐食性を向上させ、鋼板と樹脂
との接着強度の低下を防止することができる。さらに、
Zn−Co−Cr−Al 2O3 系分散めっきの使用により、めっき
付着量を従来の亜鉛−鉄合金や亜鉛−Ni合金に比べて少
なくでき、このため抵抗溶接時、亜鉛の蒸気分圧が低下
するため抵抗溶接性に優れる。なお、Zn−Co−Cr−Al2O
3 系分散めっき量が5g/m2未満ではめっき厚が極めて薄
くなり耐食性が不十分である。50g/m2を超えると耐食性
は良好であるが、付着量の増加により亜鉛の蒸気分圧が
増加して抵抗溶接性が低下する。したがってこのめっき
付着量は、鋼板片面当たり5〜50g/m2の範囲が最適であ
る。
析量が0.5 〜2.0 wt%、Cr共析量が0.4 〜1.0 wt%、Al
2O3 共析量が0.2 〜0.6 wt%の時、最も耐食性が良好で
ある。この時の耐食性の比較は、従来の亜鉛めっきを1
とする時、亜鉛−鉄合金めっき、亜鉛−Ni合金めっきで
は2、Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっきで3と評価でき
る。したがって、樹脂複合型制振鋼板の表皮鋼板内面側
のめっき材料を上記Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっきと
することにより、著しく耐食性を向上させ、鋼板と樹脂
との接着強度の低下を防止することができる。さらに、
Zn−Co−Cr−Al 2O3 系分散めっきの使用により、めっき
付着量を従来の亜鉛−鉄合金や亜鉛−Ni合金に比べて少
なくでき、このため抵抗溶接時、亜鉛の蒸気分圧が低下
するため抵抗溶接性に優れる。なお、Zn−Co−Cr−Al2O
3 系分散めっき量が5g/m2未満ではめっき厚が極めて薄
くなり耐食性が不十分である。50g/m2を超えると耐食性
は良好であるが、付着量の増加により亜鉛の蒸気分圧が
増加して抵抗溶接性が低下する。したがってこのめっき
付着量は、鋼板片面当たり5〜50g/m2の範囲が最適であ
る。
【0010】なお、本発明の第2の発明においては、鋼
板の両面に前記Zn−Co−Cr−Al2O3系分散めっきを施す
ことが、得られる制振鋼板外表面の耐食性、および抵抗
溶接性の面からも好ましい。本発明の第3の発明は、め
っき成分としてZn−Cr合金を用いたものである。Zn−Cr
合金めっきは、Crが10〜30wt%の時、最も耐食性が良好
である。この時の耐食性の比較は、従来の亜鉛めっきを
1とする時、亜鉛−鉄合金めっき、亜鉛−Ni合金めっき
では2、Zn−Cr合金めっきで3と評価できる。したがっ
て、樹脂複合型制振鋼板の表皮鋼板内面側のめっき材料
を上記Zn−Cr合金めっきとすることにより、著しく耐食
性を向上させ、鋼板と樹脂との接着強度の低下を防止す
ることができる。さらに、Zn−Cr合金めっきの使用によ
り、めっき付着量を従来の亜鉛−鉄合金や亜鉛−Ni合金
に比べて少なくでき、このため抵抗溶接時、亜鉛の蒸気
分圧が低下するため抵抗溶接性に優れる。なお、Zn−Cr
合金めっき量が5g/m2未満ではめっき厚が極めて薄くな
り耐食性が不十分である。50g/m2を超えると耐食性は良
好であるが、付着量の増加により亜鉛の蒸気分圧が増加
して抵抗溶接性が低下する。したがってこのめっき付着
量は、鋼板片面当たり5〜50g/m2の範囲が最適である。
板の両面に前記Zn−Co−Cr−Al2O3系分散めっきを施す
ことが、得られる制振鋼板外表面の耐食性、および抵抗
溶接性の面からも好ましい。本発明の第3の発明は、め
っき成分としてZn−Cr合金を用いたものである。Zn−Cr
合金めっきは、Crが10〜30wt%の時、最も耐食性が良好
である。この時の耐食性の比較は、従来の亜鉛めっきを
1とする時、亜鉛−鉄合金めっき、亜鉛−Ni合金めっき
では2、Zn−Cr合金めっきで3と評価できる。したがっ
て、樹脂複合型制振鋼板の表皮鋼板内面側のめっき材料
を上記Zn−Cr合金めっきとすることにより、著しく耐食
性を向上させ、鋼板と樹脂との接着強度の低下を防止す
ることができる。さらに、Zn−Cr合金めっきの使用によ
り、めっき付着量を従来の亜鉛−鉄合金や亜鉛−Ni合金
に比べて少なくでき、このため抵抗溶接時、亜鉛の蒸気
分圧が低下するため抵抗溶接性に優れる。なお、Zn−Cr
合金めっき量が5g/m2未満ではめっき厚が極めて薄くな
り耐食性が不十分である。50g/m2を超えると耐食性は良
好であるが、付着量の増加により亜鉛の蒸気分圧が増加
して抵抗溶接性が低下する。したがってこのめっき付着
量は、鋼板片面当たり5〜50g/m2の範囲が最適である。
【0011】なお、本発明の第3の発明においては、鋼
板の両面に前記Zn−Cr合金めっきを施すことが、得られ
る制振鋼板外表面の耐食性、および抵抗溶接性の面から
も好ましい。本発明における合成樹脂層は特には限定さ
れないが、めっき鋼板との接着性を増し、かつ制振性を
高めるために熱硬化型のポリエステル系の粘弾性樹脂を
用いることが好ましい。また、熱硬化型のポリエステル
系の粘弾性樹脂としては、飽和共重合ポリエステル樹脂
が多価イソシアナート化合物によって架橋されてなる粘
弾性樹脂であることが好ましい。また、前記飽和共重合
ポリエステル樹脂は、その分子量が、液体クロマトグラ
フィーによりポリスチレン換算で測定した重量平均分子
量で10,000以上のものが、得られた制振鋼板の制
振性能および鋼板との接着性能の面から好ましい。
板の両面に前記Zn−Cr合金めっきを施すことが、得られ
る制振鋼板外表面の耐食性、および抵抗溶接性の面から
も好ましい。本発明における合成樹脂層は特には限定さ
れないが、めっき鋼板との接着性を増し、かつ制振性を
高めるために熱硬化型のポリエステル系の粘弾性樹脂を
用いることが好ましい。また、熱硬化型のポリエステル
系の粘弾性樹脂としては、飽和共重合ポリエステル樹脂
が多価イソシアナート化合物によって架橋されてなる粘
弾性樹脂であることが好ましい。また、前記飽和共重合
ポリエステル樹脂は、その分子量が、液体クロマトグラ
フィーによりポリスチレン換算で測定した重量平均分子
量で10,000以上のものが、得られた制振鋼板の制
振性能および鋼板との接着性能の面から好ましい。
【0012】なお、本発明においては、合成樹脂層とめ
っき鋼板との密着性を増すために、塗布型あるいは反応
型等のクロメート処理をめっき層の上に施してもよい。
本発明におけるAl−Mn合金めっき層、Zn−Co−Cr−Al2O
3 系分散めっき層、またはZn−Cr合金めっき層は、図1
に示すように樹脂複合型制振鋼板の鋼板1、2の少なく
とも各内面側に設ける。図中5が、Al−Mnめっき層、ま
たはZn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっき層、またはZn−Cr
合金めっき層である。3は合成樹脂層、4は合成樹脂層
3に添加された導電性粒子で、原料粒子として、平均粒
径が合成樹脂層3の厚さの1.0 〜3.0 倍の金属粉が用い
られる。鋼板1、2の各外面のめっき層6の組成は、従
来の亜鉛、亜鉛−鉄合金、亜鉛−ニッケル合金等であっ
てもよいが、前記理由から本発明に係わる前記めっき組
成であることが好ましい。
っき鋼板との密着性を増すために、塗布型あるいは反応
型等のクロメート処理をめっき層の上に施してもよい。
本発明におけるAl−Mn合金めっき層、Zn−Co−Cr−Al2O
3 系分散めっき層、またはZn−Cr合金めっき層は、図1
に示すように樹脂複合型制振鋼板の鋼板1、2の少なく
とも各内面側に設ける。図中5が、Al−Mnめっき層、ま
たはZn−Co−Cr−Al2O3 系分散めっき層、またはZn−Cr
合金めっき層である。3は合成樹脂層、4は合成樹脂層
3に添加された導電性粒子で、原料粒子として、平均粒
径が合成樹脂層3の厚さの1.0 〜3.0 倍の金属粉が用い
られる。鋼板1、2の各外面のめっき層6の組成は、従
来の亜鉛、亜鉛−鉄合金、亜鉛−ニッケル合金等であっ
てもよいが、前記理由から本発明に係わる前記めっき組
成であることが好ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。 (実施例1〜5)板厚0.4mm のSPCC鋼板( 120×20
0mm )に表1(Al−Mn合金めっき)に示すめっき組
成、めっき付着量で両面めっきを施し、制振鋼板を作製
した。
する。 (実施例1〜5)板厚0.4mm のSPCC鋼板( 120×20
0mm )に表1(Al−Mn合金めっき)に示すめっき組
成、めっき付着量で両面めっきを施し、制振鋼板を作製
した。
【0014】合成樹脂層には30μm 厚の熱硬化型のポリ
エステル系の粘弾性樹脂に平均粒径65μm のNi粉を1 v
ol%添加して、前記鋼板と樹脂を熱圧着した。得られた
制振鋼板を後記に示す評価方法で耐食性、抵抗溶接性を
評価した。評価結果を表4に示す。 (実施例6〜10)表2(Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散め
っき)に示すめっき組成、めっき付着量で鋼板に両面め
っきを施した以外は実施例1〜5と同様にして制振鋼板
を作製した。得られた制振鋼板を実施例1〜5と同様の
方法で評価した。その評価結果を表4に示す。
エステル系の粘弾性樹脂に平均粒径65μm のNi粉を1 v
ol%添加して、前記鋼板と樹脂を熱圧着した。得られた
制振鋼板を後記に示す評価方法で耐食性、抵抗溶接性を
評価した。評価結果を表4に示す。 (実施例6〜10)表2(Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散め
っき)に示すめっき組成、めっき付着量で鋼板に両面め
っきを施した以外は実施例1〜5と同様にして制振鋼板
を作製した。得られた制振鋼板を実施例1〜5と同様の
方法で評価した。その評価結果を表4に示す。
【0015】(実施例11〜15)表3(Zn−Cr合金め
っき)に示すめっき組成、めっき付着量で鋼板に両面め
っきを施した以外は実施例1〜5と同様にして制振鋼板
を作製した。得られた制振鋼板を実施例1〜5と同様の
方法で評価した。その評価結果を表4に示す。 (比較例1〜3)表1に示すめっき組成、めっき付着量
で従来のZnめっき、Zn−Niめっき、あるいはZn−Feめっ
きを鋼板の両面に施した以外は実施例1〜5と同様にし
て制振鋼板を作製した。
っき)に示すめっき組成、めっき付着量で鋼板に両面め
っきを施した以外は実施例1〜5と同様にして制振鋼板
を作製した。得られた制振鋼板を実施例1〜5と同様の
方法で評価した。その評価結果を表4に示す。 (比較例1〜3)表1に示すめっき組成、めっき付着量
で従来のZnめっき、Zn−Niめっき、あるいはZn−Feめっ
きを鋼板の両面に施した以外は実施例1〜5と同様にし
て制振鋼板を作製した。
【0016】得られた制振鋼板を実施例1〜5と同様の
方法で評価した。その評価結果を表表4に示す。
方法で評価した。その評価結果を表表4に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】
【表4】
【0021】(耐食性の評価)前記の制振鋼板を裁断し
て得た厚み0.8mm の試験片(50×100mm )をリン酸亜鉛
処理(2g/m2)した後、カチオン電着塗装(20μm )
し、JIS Z 2371により塩水噴霧試験を行い、所定時間経
過後の試験片について樹脂と鋼板を剥離し、樹脂と鋼板
の界面における赤錆発生までの時間を調べた。なお、表
4中の値は平均値を示す。 (抵抗溶接性の評価)前記制振鋼板を30×100mm の寸法
に裁断した後、同一寸法のめっきのない0.8mm 厚のSP
CC鋼板と重ねてスポット溶接を行い、JIS Z 3136によ
る引張剪断試験片を作製した。溶接後、作製試験片数に
対するピンホール欠陥発生試験片数の比、すなわち欠陥
発生率により外観性状評価を行い、次いで継手の引張剪
断強さをJIS Z 3136により求めた。スポット溶接の条件
は下記の通りとした。
て得た厚み0.8mm の試験片(50×100mm )をリン酸亜鉛
処理(2g/m2)した後、カチオン電着塗装(20μm )
し、JIS Z 2371により塩水噴霧試験を行い、所定時間経
過後の試験片について樹脂と鋼板を剥離し、樹脂と鋼板
の界面における赤錆発生までの時間を調べた。なお、表
4中の値は平均値を示す。 (抵抗溶接性の評価)前記制振鋼板を30×100mm の寸法
に裁断した後、同一寸法のめっきのない0.8mm 厚のSP
CC鋼板と重ねてスポット溶接を行い、JIS Z 3136によ
る引張剪断試験片を作製した。溶接後、作製試験片数に
対するピンホール欠陥発生試験片数の比、すなわち欠陥
発生率により外観性状評価を行い、次いで継手の引張剪
断強さをJIS Z 3136により求めた。スポット溶接の条件
は下記の通りとした。
【0022】スポット溶接の条件 電極先端径:5mmφ 電極加圧力:190 kg 通電時間 :8/50秒 溶接電流 :7.8 kA なお、表4中の引張剪断強さの値は平均値を示す。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、樹脂複合
型制振鋼板において、鋼板の少なくとも合成樹脂層に接
する面にAl−Mn合金めっき、Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散
めっき、あるいはZn−Cr合金めっきを施すことにより、
耐食性および抵抗溶接性に優れた樹脂複合型制振鋼板を
得ることができた。
型制振鋼板において、鋼板の少なくとも合成樹脂層に接
する面にAl−Mn合金めっき、Zn−Co−Cr−Al2O3 系分散
めっき、あるいはZn−Cr合金めっきを施すことにより、
耐食性および抵抗溶接性に優れた樹脂複合型制振鋼板を
得ることができた。
【図1】本発明の樹脂複合型制振鋼板の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
1 鋼板 2 鋼板 3 合成樹脂層 4 導電性粒子 5 めっき層 6 めっき層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 清次 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 黒川 重男 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 中丸 裕樹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 2枚の鋼板間に導電性粒子を含む合成樹
脂層を介在させて成る樹脂複合型制振鋼板において、前
記鋼板の少なくとも前記合成樹脂層に接する面にMnを15
〜40wt%含有するAl−Mn合金めっき層を有し、該めっき
付着量が前記鋼板片面当たり5〜50g/m2であることを特
徴とする樹脂複合型制振鋼板。 - 【請求項2】 2枚の鋼板間に導電性粒子を含む合成樹
脂層を介在させて成る樹脂複合型制振鋼板において、前
記鋼板の少なくとも前記合成樹脂層に接する面に、Znめ
っき中にCo、CrおよびAl2O3 が共析したZn−Co−Cr−Al
2O3 系分散めっき層を有し、該分散めっき中のCo共析量
が0.5 〜2.0 wt%、Cr共析量が0.4 〜1.0 wt%、Al2O3
共析量が0.2 〜0.6 wt%であり、該めっき付着量が前記
鋼板片面当たり5〜50g/m2であることを特徴とする樹脂
複合型制振鋼板。 - 【請求項3】 2枚の鋼板間に導電性粒子を含む合成樹
脂層を介在させて成る樹脂複合型制振鋼板において、前
記鋼板の少なくとも前記合成樹脂層に接する面にCrを10
〜30wt%含有するZn−Cr合金めっき層を有し、該めっき
付着量が前記鋼板片面当たり5〜50g/m2であることを特
徴とする樹脂複合型制振鋼板。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP7033519A JPH08224827A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 樹脂複合型制振鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7033519A JPH08224827A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 樹脂複合型制振鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224827A true JPH08224827A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12388799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7033519A Pending JPH08224827A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 樹脂複合型制振鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224827A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7833630B2 (en) | 2004-12-20 | 2010-11-16 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Weldable metal composites and methods |
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-
1995
- 1995-02-22 JP JP7033519A patent/JPH08224827A/ja active Pending
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