JPH08224880A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH08224880A
JPH08224880A JP5674195A JP5674195A JPH08224880A JP H08224880 A JPH08224880 A JP H08224880A JP 5674195 A JP5674195 A JP 5674195A JP 5674195 A JP5674195 A JP 5674195A JP H08224880 A JPH08224880 A JP H08224880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
recording
coil spring
compression coil
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5674195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
Akira Kida
朗 木田
Hideaki Kawakami
英明 川上
Hiroyuki Inoue
博行 井上
Soichi Hiramatsu
壮一 平松
Hitoshi Nakamura
仁志 中村
Takashi Nojima
隆司 野島
Takeshi Iwasaki
武史 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5674195A priority Critical patent/JPH08224880A/ja
Publication of JPH08224880A publication Critical patent/JPH08224880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】キャップを記録ヘッドの吐出口面に対して常に
平行に保つとともにバネ押圧力をキャップ全体に均一に
作用させることによりキャップの密閉性及びイコーライ
ズ性を向上させ、キャップと記録ヘッドとの干渉の問題
を無くす。 【構成】キャップ(9) の吐出口面(81)に対する圧接力を
発生させる圧縮コイルバネ(12)をキャップホルダー(10)
とその対向位置に固定されたプラテン等の壁部材(13)と
の間に装着し、圧縮コイルバネ(12)の形状を、複数の半
径を有し、その長径がキャップ(9) の長手方向にあり、
該圧縮コイルバネ(12)の中心がキャップ(9) のイコーラ
イズ中心(10A9 と略一致する形状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報に基づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記
録媒体)に画像を記録していくように構成されている。
前記記録装置は、記録方式により、インクジェット式、
ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分
けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材を所定の記
録位置にセットした後、被記録材に沿って移動するキャ
リッジ上に搭載した記録手段)によって画像を記録(主
走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り
(被記録材搬送)を行い、その後に再び停止した被記録
材に対して、次の行の画像を記録(主走査)するという
動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録が行わ
れる。一方、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録す
るラインタイプの記録装置においては、被記録材を所定
の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った
後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに、次
の行の記録を一括して行うという動作を繰り返すことに
より、被記録材全体の記録が行われる。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少
なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記
録するのが容易であるなどの利点を有している。中で
も、紙幅方向に多数の吐出口を配列したフルマルチタイ
プの記録手段を用いるライン型のものは、記録の一層の
高速化が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。一
方、被記録材の材質に対する要求も様々なものがあり、
近年では、通常の被記録材である紙や樹脂薄板(OHP
等)などの他に、薄紙や加工紙(ファイリング用のバン
チ孔付き紙やミシン目付き紙、任意な形状の紙など)な
どを使用することが要求されるようになってきた。
【0006】上記インクジェット記録装置には、一般
に、記録ヘッドの吐出口に付着した増粘インクや塵埃な
どを除去して安定したインク吐出機能を維持または回復
するための回復装置が装着されている。この回復装置
は、例えば、記録ヘッドの吐出口のインク乾燥を防ぐた
めに吐出口面に当接されるキャッピング手段と、キャッ
ピングされた記録ヘッドの吐出口からインクを吸引する
ためのポンプ手段とを有している。そこで、目詰まりを
防止するために、記録装置の不使用時にはキャップを吐
出口面に当接させて吐出口を密封(キャッピング)する
ようになし、さらに吸引ポンプによりキャップを介して
吐出口からインクを吸引することにより該吐出口の吐出
正常化を図るようにしたものが開発されている。
【0007】図10は従来のキャッピング手段の縦断面
図である。図10において、記録ヘッド101はその前
面に吐出口が形成された吐出口面(ヘッドフェイス面)
81を有している。キャップ102はキャップホルダー
103に保持されている。キャップホルダー103は支
持ピン104及びキャップ圧接バネ105を介して記録
ヘッド101側へ付勢されている。従って不図示のキャ
ップ前進機構により、キャップホルダー103を含むキ
ャップ前進部106を図10の右方向すなわち記録ヘッ
ド101側へ移動させ、かつキャップ102が吐出口面
81に当接した後も更に移動させ、決められた位置で停
止することによりキャップ圧接バネ105が変位し、そ
の撓み(変位量)により一定量のバネ圧で記録ヘッド1
01をキャップ102により密閉することが可能とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来のキャッピング装置においては図11及び図12
に示すように、キャップホルダー103に対して圧接バ
ネ105が当接している範囲が狭く、特にキャップ10
2のイコーライズ性が要求されるキャップ長手方向に対
して、圧接バネ105の力が十分かかっていない(中心
しか押していない)。従って、キャップ102が記録ヘ
ッド101に対して部品公差等の理由により常に傾いて
いる場合が多く(図中破線)、キャッピング時の多くは
キャップ102の長手方向の一端が先ず吐出口面81に
当接し(キャップがイコライズしながら)、後れて他端
が吐出口面81に当接することになる。
【0009】しかしながら、圧接バネ105がキャップ
ホルダー103の中心近くのみを押しているため、イコ
ーライズが十分に行われず、記録ヘッド101の吐出口
面81を十分に密閉状態にすることが困難であった。ま
た、バネ105がキャップホルダー103に当接してい
る範囲が狭いため、キャッピング時及びキャップ開時を
問わず、吐出口面81に対してキャップ102が傾いて
いるという課題がある。
【0010】このため、最悪キャップ開の状態において
も、キャップ102が傾いているために記録ヘッドと干
渉し、キャップ102の外れや損傷が生じるという技術
課題があった。また、通常のコイルバネ(同一半径のも
の)でイコーライズを良好にするために、キャップ長手
方向の端までバネの力がかかる様にするためには、バネ
の外径を大きくする必要がある。この場合、図13に示
されるように、キャップ短手方向にバネがはみ出してし
まいキャッピング機構が大きくなってしまうという問題
があった。
【0011】
【課題解決のための手段および作用】本発明は上記従来
技術に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、キ
ャップを吐出口面に対して常に平行に保ってキャッピン
グ時の密閉性を向上させることができ、キャップ全体に
均一に圧縮バネ力を作用させてキャップの密閉性及びイ
コーライズ性を大幅に向上させることができるキャッピ
ング手段を備えたインクジェット記録装置を提供するこ
とである。
【0012】請求項1の発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、記録手段の吐出口面をキャッピングする弾性
のキャップと、該キャップを保持するキャップホルダー
と、該キャップホルダーとその対向位置に固定された壁
との間に装着されて前記キャップの前記吐出口面に対す
る圧接力を発生させる圧縮コイルバネとを備え、該圧縮
コイルバネの形状が複数の半径を有する構成とすること
により、上記目的を達成するものである。
【0013】請求項2及び3の発明は、請求項1の構成
に加えて、前記圧縮コイルバネの長径が前記キャップの
長手方向にある構成、あるいは、前記圧縮コイルバネの
中心が前記キャップのイコーライズ中心と略同一である
構成とすることにより、上記目的を達成するものであ
る。
【0014】つまり、本発明は、キャップのヘッドへの
圧接力を発生する圧縮コイルバネの形状を異径にして2
種類以上の半径を有するものにし、圧縮コイルバネの長
径をキャップの長手方向(イコーライズ方向)に合わせ
る構成を採ることにより、キャップを記録ヘッドに対し
て常に平行に当接させることを可能とし、かつキャップ
のイコーライズ性を向上させるものである。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の模式的斜視図である。図1において、イン
クジェット記録ヘッド(記録手段)1は、ガイドシャフ
ト3とガイドレール4に摺動自在なキャリッジ2に搭載
され、該キャリッジ2は、キャリッジモータ5の回転に
よりモータプーリ6及びタイミングベルト7を介して往
復駆動可能になっている。このキャリッジ2の移動方向
は、前記キャリッジモータ5の回転方向を変えることで
行われる。
【0016】本実施例の記録ヘッド1は、インクを吐出
する機能を有するインクジェットヘッドエレメントと該
ヘッドエレメントにインクを供給するためのインクタン
ク1Cとを一体化した構成を有している。ヘッドエレメ
ントの前面には吐出口82(後述)が配列された吐出口
面81(後述)が設けられている。そして、本実施例の
記録ヘッド1にあっては、前記インクタンク1Cのみを
記録ヘッド1に対して着脱可能(交換可能)に装着でき
るようになっている。前記ヘッドエレメントは、制御回
路からの信号に基づいて列状に配列された複数の吐出口
からインクを吐出して記録紙等の被記録材8に記録を行
うものである。
【0017】前記記録ヘッド1(ヘッドエレメント)
は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジ
ェットヘッドであって、熱エネルギーを発生するための
電気熱変換体を備えたものである。また、前記記録ヘッ
ド1は前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギ
ーにより生じる膜沸騰により気泡の成長、収縮によって
生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出さ
せ、記録を行うものである。
【0018】図2は、前記記録ヘッド1のインク吐出部
(ヘッドエレメント)の構造を模式的に示す部分斜視図
である。図2において、被記録材8と所定の隙間(例え
ば、約0.5 〜2.0 ミリ程度) をおいて対面する吐出口形
成面81には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成
され、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路
84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生す
るための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設さ
れている。本例においては、記録ヘッド1は、前記吐出
口82がキャリッジ2の走査(移動)方向と交叉する方
向に並ぶような位置関係で、該キャリッジ2に搭載され
ている。こうして、画像信号または吐出信号に基づいて
対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路8
4内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によ
って吐出口82からインクを吐出させる記録ヘッド1が
構成されている。
【0019】図3は本発明を適用したインクジェット記
録装置におけるキャッピング手段の構成及び駆動機構の
一実施例を示す平面図である。図1及び図3において、
記録ヘッド1の吐出口82を密封するための弾性材料で
形成されたキャップ9は塩素化ブチルゴムその他の弾性
を有する適宜な材料で形成される。前記キャップ9はキ
ャップホルダー10に一体的に保持されている。前記キ
ャップホルダー10はシリンダ11から一体的に伸びた
腕部11Aに回転自在に保持されている。
【0020】吸引ポンプのシリンダ11の内部にはゴム
などの弾性体で作られたピストン(不図示)が摺動自在
に嵌挿されており、ピストン軸16を駆動することでシ
リンダ11内に負圧を発生することが可能な吸引ポンプ
が構成されている。図3において、キャップ9には一体
的にジョイント部9Aが形成されており、このジョイン
ト部9Aをシリンダ11のジョイント部11Bに締め代
をもって圧入することにより、シリンダ11とキャップ
9はシールされた状態で結合される。
【0021】図4はシリンダ11に対するキャップ9の
取り付け構造を示す模式的側面図であり、図5は図4の
キャップ9及びその取り付け部分の正面図である。図1
及び図3〜図5を参照して、キャップ9の取り付け構成
並びに該キャップ9の記録ヘッド1に対する圧接・解除
(離隔)の動作について説明する。キャップホルダー1
0に一体的に保持されたキャップ9はシリンダ11と密
封嵌合のジョイント構造9A、11Bを持って連結され
ており、更にキャップホルダー10はシリンダ11に対
してシリンダ腕部11Aに支点10Aを中心に回転自在
に保持されている。
【0022】ここで、キャップ9とシリンダ11はジョ
イント部9A、11Bで連結(接続)されているもの
の、ジョイント部9Aは例えば塩素化ブチルゴム等の弾
性体でキャップ9と一体に形成されており、また、該ジ
ョイント部9AはL型で変形自在に形成されているの
で、キャップホルダー10の回転に対して何ら支障にな
ることはない(図4、図5)。
【0023】図4及び図5に示すようにキャップホルダ
ー10の下部には異径圧縮コイルバネ12がプラテン1
3とキャップホルダー10の間に装着されている。この
圧縮コイルバネ12により、キャップホルダー10は常
に記録ヘッド1側へ(図示の例では上向きに)付勢され
ている。なお、プラテン13の異径圧縮コイルバネ12
の当接面は、記録ヘッド1の吐出口面81と平行であ
る。前記異径圧縮コイルバネ12については後で詳述す
る。
【0024】ここで、シリンダ11はプラテン13によ
ってシリンダ軸心回りに回転自在に支持されている。従
って、シリンダ11及びキャップ9はシリンダ軸心を中
心として異径圧縮コイルバネ12により回転力が与えら
れることになる。一方、シリンダ11には図1及び図3
に示すようにシリンダ制御部11Cが一体的に形成され
ており、シリンダ制御部11Cの先端はポンプカムギア
14のカム部14Aに当接している。従って、シリンダ
11の回転位置は、ポンプカムギア14のカム部14A
によってシリンダ制御部11Cの回転位置を規制するこ
とにより設定される。すなわち、ポンプカムギア14を
回転駆動してカム部14Aに沿ってシリンダ制御部11
Cを揺動(図示の例では上下方向に揺動)させることに
より、シリンダ11を介してキャップ9をシリンダ軸を
中心に揺動させ、それによってキャップ9による記録ヘ
ッド1のキャッピング及びキャッピング解除が可能とな
る。
【0025】なお、ポンプカムギア14はLF(LIN
E FEED)ギア15と選択的に接続可能になってお
り、不図示の紙送りモータの駆動を不図示のギア列を介
しLFギア15に伝え、キャリッジ2の動きでクラッチ
動作(不図示)を行うことにより、紙送りモータの駆動
をポンプカムギア14にに伝えることが可能となる。な
お、ここで、ポンプカムギア14には一部欠歯部14B
(図1)を設けてあるので、キャリッジ2がクラッチ動
作を行わないと、LFギア15の伝達が切れ、ポンプカ
ムギア14に駆動が伝わらないことになる。
【0026】なお、ポンプカムギア14はシリンダキャ
ップギア17と接続されており、更に、シリンダキャッ
プギア17の内壁に設けたボス16Aをピストン軸16
に設けたリード溝に嵌合させることにより、ポンプカム
ギア14の回転運動をピストン軸16の直線運動に変換
することが可能となる。
【0027】次に、異径圧縮コイルバネ12について説
明する。この異径圧縮コイルバネ12には大きく分けて
3つの役割がある。1つは前述のようにキャップホルダ
ー10とプラテン13との間にあって、その付勢力によ
りシリンダ制御部11Cを介しポンプカムギア14のカ
ム部14Aに圧接し、カム形状に沿ってキャップ9の開
閉を行う役割である。
【0028】2つ目は、キャップ9を記録ヘッド1に対
して常に平行に保持する役割である。3つ目は、部品公
差等によりキャップ9が記録ヘッド1に対して傾きをも
ってキャッピングした時に、キャッピングのイコーライ
ズをスムーズに行う役割である。上記1つ目の役割につ
いて前述したので、以下では、2つ目及び3つ目の役割
について説明する。
【0029】図6は前記異径圧縮コイルバネ12を示す
模式図であり、異径圧縮コイルバネ12は図6の(B)
に示すように長径と短径を有しており、図3〜図5に示
すように、キャップ9の先端にあり、記録ヘッド1と当
接するリブをキャップホルダー10に投影した位置近傍
で該キャップホルダー10と当接している。すなわち、
キャップ9の長手方向(紙送り方向)にバネを長径に
し、キャップの短手方向(キャリッジ走査方向)にバネ
を短径にしたものである。また、異径圧縮コイルバネ1
2の中心をキャップホルダー10の回転中心10Aと合
わせることで、キャップホルダー10は、シリンダ11
の回転位置に影響を受けることなく、バネ12自体が平
行になろうとする力により、常に記録ヘッド1の吐出口
面81に対して平行を保とうとする力を受けることにな
る。
【0030】したがって、キャッピング時には、キャッ
プ9は記録ヘッド1(吐出口面81)に対して常にほぼ
平行に当接することになる。すなわち、キャップ9の周
囲のリブ部の全周がほぼ同時に記録ヘッド1の吐出口面
81に当接するようになり、それによってキャッピング
時の密着性が飛躍的に向上し、吐出口82の密封性を格
段に向上させることができる。
【0031】また、何らかの要因、例えば、記録ヘッド
1自体が傾いていた場合や、部品公差の範囲でキャップ
9が記録ヘッド1に対して傾いてキャッピングした場合
でも、キャップホルダー10の下端部までバネ12が当
接しているため、記録ヘッド1にキャップ9が追随しよ
うとする力(イコーライズ)が十分に働き、キャップ9
を完全に密閉することが可能となる。また、キャップ開
の時も、バネ12自体が記録ヘッド1に対して平行にな
るため、記録ヘッド1に対して十分に距離を確保でき、
従来のようにキャップがイコーライズ方向に傾いてキャ
ップと記録ヘッドが干渉するという問題も発生しない。
【0032】図7は本発明によるインクジェット記録装
置のキャッピング機構の第2実施例を示す模式的平面図
である。本実施例は、前述の第1実施例に対し、異径圧
縮コイルバネ12の形状をキャップ9の回りの当接リブ
部9Bと略同一としたことを特徴としている。すなわ
ち、キャッピング時に記録ヘッド1に当接するキャップ
9のリブ部9Bをキャップホルダー10に投影した位置
に異径圧縮コイルバネ12の形状を合わせるか、もしく
は近づけることにより、バネ12の力をキャップ9のリ
ブ部9Bの全周にわたり均等に作用させることが可能に
なる。これによって、キャッピング時の密閉性を大幅に
向上することができる。
【0033】図8は本発明によるインクジェット記録装
置のキャッピング機構の第3実施例を示す模式的側面図
であり、図9は図8の模式的平面図である。本実施例
は、前述の第1及び第2実施例に対し、異径圧縮コイル
バネ12の形状をバネの長さ方向にも変化させたことを
特徴とするものである。これにより、プラテン13と当
接する面積を小さくすることができ、小さくなった分、
その領域を利用して他の部品等を配置することが可能に
なり、それによって記録装置の設計の自由度の向上並び
に全体構成のコンパクト化を図ることが可能になる。
【0034】以上説明した実施例によれば、記録ヘッド
の吐出口面81を弾性キャップ9でキャッピングし、該
弾性キャップの圧接力をキャップホルダー10とキャッ
プホルダーの対向位置に固定されたプラテン13等の壁
との間に設けた圧縮コイルバネにより発生させるような
キャッピング機構を構成するに際し、前記圧縮コイルバ
ネを複数の半径を有するバネ、すなわち異径圧縮コイル
バネ12にし、その長径をキャップ9の長手方向に合わ
せ、該バネの中心をキャップ9のイコーライズ中心と略
同一とするので、キャップ9を記録ヘッド1の吐出口面
81に対して常に平行に保ことができ、それによって、
キャッピング時の密閉性を格段に向上させることができ
る。
【0035】また、キャップ9の端部までバネ12が当
接しているので、キャップ全体に均一にバネ力を作用さ
せることができ、それによってキャップ9の密閉性及び
イコーライズ性を大幅に改良することができる。また、
キャップ9が離隔している状態(キャップ開の状態)で
もキャップ9と記録ヘッド1の平行性が保たれるので、
キャップ開状態での記録ヘッド1とキャップ9との干渉
の問題を無くすことが可能になる。
【0036】なお、以上の実施例では、記録手段(記録
ヘッド)を主走査方向に移動させるシリアル記録方式の
場合を例に挙げて説明したが、本発明は、被記録材の全
幅または一部をカバーする長さのライン記録手段を用い
て副走査のみで記録するライン記録方式の場合にも、同
様に適用することができ、同様の効果を達成し得るもの
である。また、本発明は、1個の記録手段で記録する単
色の記録装置の他、異なる色で記録する複数の記録手段
を用いるカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃
度で記録する複数の記録手段を用いる階調記録装置、さ
らには、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同
様に適用することができ、同様の効果を達成し得るもの
である。
【0037】さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタ
ンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用い
る場合、あるいは記録ヘッドとインクタンクを別体に
し、その間をインク供給用のチューブ等で接続する場合
など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのよう
な場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得
られるものである。
【0038】なお、本発明は、インクジェット記録装置
の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用でき
るが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
る方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。かかる方式に
よれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからで
ある。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録材へインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、記
録手段の吐出口面をキャッピングする弾性のキャップ
と、該キャップを保持するキャップホルダーと、該キャ
ップホルダーとその対向位置に固定された壁との間に装
着されて前記キャップの前記吐出口面に対する圧接力を
発生させる圧縮コイルバネとを備え、該圧縮コイルバネ
の形状が複数の半径を有する構成としたので、キャップ
を吐出口面に対して常に平行に保ってキャッピング時の
密閉性を向上させることができ、キャップ全体に均一に
圧縮バネ力を作用させてキャップの密閉性及びイコーラ
イズ性を大幅に向上させることができるキャッピング手
段を備えたインクジェット記録装置が提供される。
【0040】請求項2及び3の発明によれば、請求項1
の構成に加えて、前記圧縮コイルバネの長径が前記キャ
ップの長手方向にある構成、あるいは、前記圧縮コイル
バネの中心が前記キャップのイコーライズ中心と略同一
である構成としたので、一層効率よく、キャップを吐出
口面に対して常に平行に保ってキャッピング時の密閉性
を向上させることができ、キャップ全体に均一に圧縮バ
ネ力を作用させてキャップの密閉性及びイコーライズ性
を大幅に向上させることができるキャッピング手段を備
えたインクジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
けるキャッピング機構の第1実施例の模式的平面図であ
る。
【図4】図3のキャッピング機構のキャップが吐出口面
に圧接された状態を模式的に示す側面図である。
【図5】図4の模式的平面図である。
【図6】図4中の異径圧縮コイルバネの側面図(A)及
び端面図(B)である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
けるキャッピング機構の第2実施例の要部を示す模式的
平面図である。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
けるキャッピング機構の第3実施例の要部を示す模式的
側面図である。
【図9】図8のキャッピング機構の模式的平面図であ
る。
【図10】従来のインクジェット記録装置のキャッピン
グ機構の一例を示す模式的側面図である。
【図11】図10のキャッピング機構の動きを示す模式
的側面図である。
【図12】図10のキャッピング機構の模式的平面図で
ある。
【符号の説明】
1 記録ヘッド(記録手段) 2 キャリッジ 3 ガイドシャフト 4 ガイドレール 5 キャリッジモータ 7 タイミングベルト 8 被記録材(記録用紙) 9 キャップ 9A ジョイント部 10 キャップホルダー 10A 支点(回転中心) 11 シリンダ 11A シリンダ腕部 11B ジョイント部 11C シリンダ制御部 12 異径圧縮コイルバネ 13 プラテン 14 ポンプカムギア 14A カム部 15 LFギア 16 ピストン軸 16A ボス 17 シリンダキャップ 81 吐出口面 82 吐出口 85 電気熱変換体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
けるキャッピング機構の第1実施例の模式的平面図であ
る。
【図4】図3のキャッピング機構のキャップが吐出口面
に圧接された状態を模式的に示す側面図である。
【図5】図4の模式的平面図である。
【図6】図4中の異径圧縮コイルバネの側面図(A)及
び端面図(B)である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
けるキャッピング機構の第2実施例の要部を示す模式的
平面図である。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
けるキャッピング機構の第3実施例の要部を示す模式的
側面図である。
【図9】図8のキャッピング機構の模式的平面図であ
る。
【図10】従来のインクジェット記録装置のキャッピン
グ機構の一例を示す模式的側面図である。
【図11】図10のキャッピング機構の動きを示す模式
的側面図である。
【図12】図10のキャッピング機構の模式的平面図で
ある。
【図13】従来のインクジェット記録装置のキャッピン
グ機構の他の構造例を示す模式的平面図である。
【符号の説明】 1 記録ヘッド(記録手段) 2 キャリッジ 3 ガイドシャフト 4 ガイドレール 5 キャリッジモータ 7 タイミングベルト 8 被記録材(記録用紙) 9 キャップ 9A ジョイント部 10 キャップホルダー 10A 支点(回転中心) 11 シリンダ 11A シリンダ腕部 11B ジョイント部 11C シリンダ制御部 12 異径圧縮コイルバネ 13 プラテン 14 ポンプカムギア 14A カム部 15 LFギア 16 ピストン軸 16A ボス 17 シリンダキャップ 81 吐出口面 82 吐出口 85 電気熱変換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 博行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平松 壮一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中村 仁志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 野島 隆司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 武史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    手段の吐出口面をキャッピングする弾性のキャップと、
    該キャップを保持するキャップホルダーと、該キャップ
    ホルダーとその対向位置に固定された壁との間に装着さ
    れて前記キャップの前記吐出口面に対する圧接力を発生
    させる圧縮コイルバネとを備え、該圧縮コイルバネの形
    状が複数の半径を有することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮コイルバネの長径が前記キャ
    ップの長手方向にあることを特徴とする請求項1のイン
    クジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮コイルバネの中心が前記キャ
    ップのイコーライズ中心と略同一であることを特徴とす
    る請求項1または2のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段がインクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかのインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が前記電気熱変換体が発
    生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用
    して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請
    求項4のインクジェット記録装置。
JP5674195A 1995-02-21 1995-02-21 インクジェット記録装置 Pending JPH08224880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5674195A JPH08224880A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5674195A JPH08224880A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08224880A true JPH08224880A (ja) 1996-09-03

Family

ID=13035960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5674195A Pending JPH08224880A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08224880A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221677A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Sharp Corp キャップ機構及びこれを用いる方法
CN102079169A (zh) * 2009-11-27 2011-06-01 兄弟工业株式会社 加帽装置与液体喷射设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221677A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Sharp Corp キャップ機構及びこれを用いる方法
CN102079169A (zh) * 2009-11-27 2011-06-01 兄弟工业株式会社 加帽装置与液体喷射设备
EP2327552A2 (en) 2009-11-27 2011-06-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Capping device and liquid ejection apparatus
EP2327552A3 (en) * 2009-11-27 2012-05-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Capping device and liquid ejection apparatus
US8708455B2 (en) 2009-11-27 2014-04-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Capping device and liquid ejection apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5883647A (en) Ink jet recording apparatus having an improved capping mechanism
JPH06134998A (ja) インクジェット記録装置
CN1165430C (zh) 压盖机构和使用这种压盖机构的喷墨记录装置
JPH0538856A (ja) 記録装置
JP4154190B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3530621B2 (ja) 回復装置及び該回復装置を備えたインクジェット記録装置
JPH0890860A (ja) 記録装置
JPH10157153A (ja) インクジェット記録装置
JP4359104B2 (ja) ヘッドクリーニング装置及び画像形成装置
JP3204815B2 (ja) 記録装置
JPH08224880A (ja) インクジェット記録装置
JPH07205437A (ja) インクジェット記録装置
JP3100451B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH07171967A (ja) インクジェット記録装置
JP3061661B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3025089B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2004042446A (ja) インクジェット記録装置
JP2004232609A (ja) ピストンポンプ
JPH06255118A (ja) インクジェット記録装置
JP4669157B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3233546B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2000127450A (ja) インクジェット記録装置
JP2003118147A (ja) 吸引ポンプ、並びに該吸引ポンプを備えたインクジェット記録装置。
JP2878001B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2003080721A (ja) インクジェット記録装置、記録ヘッド用キャッピング装置、および記録ヘッド用キャップ