JPH07205437A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07205437A
JPH07205437A JP6017862A JP1786294A JPH07205437A JP H07205437 A JPH07205437 A JP H07205437A JP 6017862 A JP6017862 A JP 6017862A JP 1786294 A JP1786294 A JP 1786294A JP H07205437 A JPH07205437 A JP H07205437A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16538Cleaning of print head nozzles using wiping constructions with brushes or wiper blades perpendicular to the nozzle plate

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェット記録ヘッドの吐出口近傍を拭き
取り清掃する際のインク飛散を防止し、飛散インクによ
る記録装置内部の汚損を防止する。 【構成】記録ヘッド1を移動させながらこれに当接させ
たワイピングブレード27で吐出口面81を拭き取り清
掃するに際し、ワイピングブレード27と記録ヘッド1
との相対速度を徐々に低下させた後、該ワイピングブレ
ード27の吐出口面81に対する当接をワイピング方向
とは異なる方向へ解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、使用す
る記録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に
分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって画像
(文字や記号等を含む)を記録し、1行分の記録を終了
した後に所定量の紙送り(副走査)を行ない、その後に
次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返
すことにより、被記録材の所望範囲に画像が記録され
る。一方、被記録材を搬送方向に送る副走査のみで記録
するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所
定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を連続
的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行な
い、被記録材の全体に画像が記録される。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。中でも、紙幅方向に多数の
吐出口を配列したラインタイプの記録手段を使用するラ
イン型の記録装置は、記録の一層の高速化が可能であ
る。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。
【0006】吐出口から被記録材へインクを吐出して記
録を行う上記インクジェット記録装置においては、イン
ク吐出時に発生するインクミストあるいは吐出されたイ
ンクが被記録材に到達した時の衝撃で発生するスプラッ
シュ等により、記録ヘッドの吐出口面にインクが付着す
ることがある。そのため、付着したインクが吐出口を塞
いでしまい、その結果、インクの吐出不良を生じること
がある。そこで、ゴム等のゴム状弾性体から成るブレー
ドを設け、このブレードを記録ヘッドの吐出口面に当接
させた状態で該記録ヘッドを移動させることにより、吐
出口周辺に付着したインクを拭き取り除去する構成が採
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな記録ヘッドのクリーニング方法では、ワイピング動
作終了後にブレードが記録ヘッドから離れる瞬間に、該
ブレードの弾性力により、その先端で振動が生じ、該ブ
レードに移動(転移)したインクが飛散するという不都
合がある。さらに、この飛散インクが記録装置内部の制
御基板に蓄積し、ショート等の障害を発生させる可能性
があり、そのため、インク飛散の可能性がある場所には
インク吸収体を貼り付けるなどの対策が必要である。
【0008】本発明はこのような従来技術に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的は、記録手段のインク吐
出口面を拭き取り清掃(ワイピング)する際に、インク
の飛散を生じることのないインクジェット記録装置を提
供することである。
【0009】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、記録手段
から被記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置において、記録手段の吐出口面に当接可能
なワイピング部材を有し、該ワイピング部材を記録手段
に当接させて両者の間に相対速度を発生させることによ
り該記録手段の吐出口面を清掃するに際し、該記録手段
と該ワイピング部材との間の相対速度を可変にする構成
とすることにより、上記目的を達成するものである。
【0010】請求項2の発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、記録手段の吐出口面に当接可能なワイピング
部材を有し、該ワイピング部材を記録手段に当接させて
両者の間に相対速度を発生させることにより該記録手段
の吐出口面を清掃するに際し、該記録手段と該ワイピン
グ部材との間に相対速度を発生させながら、ワイピング
部材の記録手段への当接を前記吐出口面の清掃動作の方
向と異なる方向へ解除する構成とすることにより、上記
目的を達成するものである。
【0011】請求項3の発明は、記録手段から被記録材
へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
において、記録手段の吐出口面に当接可能なワイピング
部材を有し、該ワイピング部材を記録手段に当接させて
両者の間に相対速度を発生させることにより該記録手段
の吐出口面を清掃するに際し、前記ワイピング部材が前
記記録手段に当接した状態で該記録手段と該ワイピング
部材との相対速度を無くした後、該ワイピング部材の前
記記録手段への当接を前記吐出口面の清掃動作の方向と
異なる方向へ解除する構成とすることにより、上記目的
を達成するものである。
【0012】請求項4および請求項5の発明は、請求項
3の構成に加えて、前記ワイピング部材の移動速度を可
変にする構成、あるいは、前記ワイピング部材を前記記
録手段の吐出口面から離脱させるに際し、前記ワイピン
グ部材の先端が前記記録手段の吐出口面に接する状態を
一時保持する構成とすることにより、一層効率よく上記
目的を達成するものである。
【0013】請求項6〜請求項8の発明は、請求項1の
構成に加えて、前記ワイピング部材はゴム状弾性材料か
ら成る構成、前記ワイピング部材は非弾性材料のブレー
ドと該ブレードを記録手段の吐出口面に押圧する押圧部
材とで形成されている構成、あるいは、前記ワイピング
部材の変位速度を緩和する緩衝部材を有する構成とする
ことにより、一層効率よく上記目的を達成するものであ
る。
【0014】
【作用】上記の構成によれば、ワイピング部材が記録手
段から離脱する際に、離脱動作が緩やかな速度で行われ
るため、ワイピング部材先端の復元速度も緩やかなもの
となる。したがって、ワイピング部材先端の振動は微小
なものとなり、該ワイピング部材が記録手段から離脱す
る際に該ワイピング部材に転移したインクが飛散するこ
とは無い。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、各図面において、同一符号は同一または対
応する部分を示す。図1は本発明を適用するのに好適な
インクジェット記録装置の一実施例を示す模式的斜視図
である。図1において、1は記録ヘッドとインクタンク
を一体化した交換可能なカートリッジタイプの記録手段
(ヘッドカートリッジ)であり、2はヘッドカートリッ
ジ1を搭載して図中の矢印A、B方向に往復移動するキ
ャリッジである。前記ヘッドカートリッジ1は、装置本
体の制御回路に対し後述するフレキシブルケーブル7を
介して電気接続されている。
【0016】3はヘッドカートリッジ1をキャリッジ2
に取り付けるためのフック、4はフック3を操作するた
めのレバーである。キャリッジ2には、後述する凸部2
4が入り込む凹部5が形成されている。6はヘッドカー
トリッジ1に対する電気接続部を支持するための支持板
であり、7はその電気接続部と装置本体の制御部とを接
続するためのフレキシブルケーブルである。8はキャリ
ッジ2に挿通され該キャリッジ2を矢印A、B方向に案
内支持するためのガイドレールである。9はキャリッジ
2に連結されて該キャリッジ2を矢印A、B方向に移動
させるための動力を伝達するタイミングベルトである。
このタイミングベルト9は、装置の両側に配置されたプ
ーリ10A、10Bに張架されている。一方のプーリ1
0Bには、ギア等の伝動機構を介してキャリッジモータ
11より駆動力が伝達される。
【0017】図1において、12は搬送ローラであり、
13は該搬送ローラを駆動する搬送モータである。前記
搬送ローラ12は、紙等の被記録材(記録媒体)の記録
面を規制するとともに、記録等に際して被記録材を搬送
(紙送り)するためのものである。14は被記録材を記
録装置に導くためのペーパーパンであり、15は被記録
材を搬送ローラ12に向けて押圧するためのフィードロ
ーラである。このフィードローラ15は、被記録材の搬
送経路中に配設され、被記録材を搬送ローラ12に押圧
することにより該被記録材に搬送力を付与するためのも
のである。
【0018】16は被記録材を不図示の排出口へ向けて
排紙するための排紙ローラであり、17は排紙ローラ1
6に対応して設けられた拍車である。前記排紙ローラ1
6は記録位置より被記録材搬送方向下流側に配置されて
いる。また、前記拍車17は、被記録材を排紙ローラ1
6に押圧することにより、該排紙ローラ16の搬送力を
該被記録材に付与するためのものである。18はヘッド
カートリッジ1のインク吐出口に対向した位置に設けら
れたプラテンであり、このプラテン18は不図示の弾性
部材によりペーパーパン前面部19に向けて付勢され、
その間で被記録材を押圧保持するように配設されてい
る。
【0019】図1のインクジェット記録装置では、記録
手段(記録ヘッド)1として、被記録材に向けてインク
滴を飛翔させながら記録していくインクジェット記録ヘ
ッドが採用されている。そのため、記録ヘッド1の吐出
口と被記録材の記録面との距離を小さく設定するととも
に、被記録材と吐出口との接触を避けるためにその間隔
を厳しく管理する必要がある。前記ペーパーパン前面部
19は、被記録材の位置を規制して吐出口との間隔を適
正に管理する上で有用なものである。
【0020】図1において、20は被記録材の着脱に際
してフィードローラ15、拍車17およびプラテン18
のそれぞれの付勢を解除するための解除レバーであり、
21はキャリッジ2の位置検出のためのセンサである。
このセンサ21はキャリッジ2に設けられた突起部(不
図示)の通過により該キャリッジ2の位置を検出する。
【0021】22は、キャリッジ2のホームポジション
において記録ヘッド(ヘッドカートリッジ)1の吐出口
面(インク吐出口が形成された面)と対向するキャップ
である。このキャップ22は、ゴム状弾性材で形成され
ており、記録ヘッド1の吐出口面に対し当接/離脱可能
に支持されており、非記録時等における記録ヘッド1の
吐出口の保護や吐出回復処理に際して吐出口面に当接し
て吐出口を密封するために使用される。前記吐出回復処
理とは、キャップ22を吐出口面に当接させ、吐出口内
方に設けられてインク吐出のために利用されるエネルギ
発生素子を駆動することにより全吐出口からインクを吐
出させたり(予備吐出)、あるいはキャップ22によっ
て吐出口面を覆った状態で吐出口に吸引力を作用させる
ことによりインクを強制排出させたりして、気泡や塵
埃、増粘して記録に適さなくなったインク等の吐出不良
要因を除去する処理である。
【0022】図1において、23は吐出回復処理に使用
されるポンプである。このポンプ23は、インクの強制
排出のために吸引力を作用するとともに、かかる強制排
出による吐出回復処理や予備吐出による吐出回復処理に
際してキャップ22に受容されたインクを吸引するため
に用いられる。このポンプ23の外形には、キャリッジ
2の凹部5に入り込む凸部24が形成されている。25
は前記ポンプ23によって吸引された廃インクを貯留す
るための廃インクタンクであり、26は前記ポンプ23
と該廃インクタンク25とを連通するチューブである。
【0023】27は記録ヘッド1の吐出口面の清掃(ワ
イピング)を行なうためのワイピング部材(ブレード)
である。このワイピング部材27は、ゴム等の弾性材料
で形成されており、記録手段(ヘッドカートリッジ)1
側に突出して該記録手段1の移動の過程でその吐出口面
をワイピング(拭き取り清掃)するための前進位置と、
記録手段1の吐出口面に当接しない後退位置とに移動可
能に支持されている。28は回復系モータ、29は回復
系モータ28からの動力を受けてポンプ23の駆動およ
びキャップ22やワイピング部材(ブレード)27の移
動を行なわせるためのカム装置である。
【0024】図2は図1中のヘッドカートリッジ(記録
ヘッド)1の外観を示す模式的斜視図である。図2にお
いて、このヘッドカートリッジ1は記録ヘッド部とイン
クタンク部を一体化した構造をしており、その記録ヘッ
ド部の前面(被記録材と対面する面)にインク吐出部が
構成されており、82はインク滴を吐出するための吐出
口、81は複数の吐出口82が所定配列で形成された吐
出口面である。
【0025】前記ヘッドカートリッジ(記録手段)1の
記録ヘッド部は、熱エネルギーを利用してインクを吐出
するインクジェット記録手段であって、熱エネルギーを
発生するための電気熱変換体を備えたものである。ま
た、前記記録ヘッド部は、前記電気熱変換体によって印
加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の
成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口
よりインクを吐出させ、記録を行なうものである。
【0026】図3は、ヘッドカートリッジ(記録手段)
1のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図であ
る。図3において、被記録材(記録用紙等)と所定の隙
間(例えば、約0.5〜2.0ミリ程度)をおいて対面
する吐出口面81には、所定のピッチで複数の吐出口8
2が形成され、共通液室83と各吐出口82とを連通す
る各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギー
を発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85
が配設されている。本例においては、ヘッドカートリッ
ジ1は、前記吐出口82がキャリッジ2の走査方向と交
叉する方向に並ぶような位置関係で、該キャリッジ2に
搭載されている。こうして、画像信号または吐出信号に
基づいて対応する電気熱変換体85を駆動(通電)し
て、液路84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生す
る圧力によって吐出口82からインクを吐出させる記録
手段1が構成されている。
【0027】図4〜図9はワイピング動作時の各段階に
おける記録手段(ヘッドカートリッジ)1とブレード2
7の状態を模式的に示す部分平面図である。図10は本
発明を適用したインクジェット記録装置の第1実施例に
おけるワイピング動作のシーケンスを示すフローチャー
トである。そこで、以下に、図1および図4〜図10を
参照して、本発明によるワイピング動作の第1実施例を
説明する。
【0028】図4〜図10において、不図示の制御回路
からワイピング信号を受け取ると、先ずステップS10
1で記録手段(ヘッドカートリッジ)1の吐出口面81
に圧接していたキャップ22を該記録手段1から離脱さ
せる。次にステップS102でキャリッジモータ11の
駆動により記録手段1を矢印A方向にx(mm)移動させ、
図4に示すワイピング待機位置に位置させる。ここで、
x(mm)は、記録手段1の不図示のキャッピング状態(キ
ャップ22が吐出口面81に圧接している状態)と図4
の状態との相対距離を示す。
【0029】次にステップS103で回復系モータ28
の駆動により、ワイピング部材(ブレード)27を矢印
C方向にh(mm)移動させ、図5の状態となる。ここで、
ワイピング部材27の先端は、記録手段1の吐出口面8
1よりk(mm)だけ重なり合うように突出している。次に
ステップS104でキャリッジモータ11の駆動により
記録手段(ヘッドカートリッジ)1を矢印A方向に速度
V(mm /s) でy(mm)移動させ、図6の状態となる。こ
こで、y(mm)は、図6の状態でワイピング部材27の先
端が吐出口面81より図中左方に位置するように設定さ
れている。よって、この動作で、吐出口面81に溜まっ
たインクはワイピング部材27により吐出口82近傍か
ら排除される。
【0030】次に、ステップS105でキャリッジモー
タ11の駆動により、記録手段1を図中矢印A方向に速
度W(mm /s) でz(mm)移動させ、図7の状態となる。
この時の速度W(mm /s) と前述の速度V(mm /s) と
は、W<Vの関係に設定されている。そのため、ワイピ
ング部材27が記録手段1の吐出口面81から離脱する
際の該ワイピング部材27先端の振動は小さく抑えられ
る。したがって、ワイピング部材(ブレード)27上に
移行(転移)したインクが飛散することはない。
【0031】以下、ステップS106でワイピング部材
27を図中矢印D方向にh(mm)移動(後退)させて図8
の状態とし、次いで、ステップS107でキャリッジ2
をキャッピング位置まで移動させて図9の状態にし、ス
テップS108でキャップ22を吐出口面81に圧接さ
せて吐出口82を密封(キャッピング)し、一連のワイ
ピング動作を終了する。なお、本実施例の説明では、上
記速度Wの値を一定として設定しているが、これは徐々
に減速させる方法を採ってもよい。
【0032】図11は本発明を適用したインクジェット
記録装置の第2実施例におけるワイピング動作のシーケ
ンスを示すフローチャートである。次に、図1、図4〜
図9、図11を参照して、本発明によるワイピング動作
の第2実施例を説明する。
【0033】図1、図4〜図9、図11において、不図
示の制御回路からワイピング信号を受け取ると、先ずス
テップS201で記録手段(ヘッドカートリッジ)1の
吐出口面81に圧接していたキャップ22を該記録手段
1から離脱させる。次にステップS202でキャリッジ
モータ11の駆動により記録手段1を矢印A方向にx(m
m)移動させ、図4に示すワイピング待機位置に位置させ
る。ここで、x(mm)は、記録手段1の不図示のキャッピ
ング状態と図4の状態との相対距離を示す。
【0034】次にステップS203で回復系モータ28
の駆動により、ワイピング部材(ブレード)27を矢印
C方向にh(mm)移動させ、図5の状態となる。ここで、
ワイピング部材27の先端は、記録手段1の吐出口面8
1よりk(mm)だけ重なり合うように突出している。次に
ステップS204でキャリッジモータ11の駆動により
記録手段(ヘッドカートリッジ)1を矢印A方向にy(m
m)移動させ、図6の状態となる。ここで、y(mm)は、図
6の状態でワイピング部材27の先端が吐出口面81よ
り図中左方に位置するように設定されている。よって、
この動作で、吐出口面81に溜まったインクはワイピン
グ部材27により吐出口82近傍から排除される。
【0035】次に、ステップS205でキャリッジモー
タ11と回復系モータ28を同時に駆動させ、キャリッ
ジ2を矢印A方向にx(mm)移動させながら、ワイピング
部材27を矢印D方向にh(mm)移動させる(後退させ
る)。キャリッジ2とワイピング部材27が同時に移動
するため、ワイピング部材27の先端の弾性変形量は徐
々に小さくなり、該ワイピング部材27が吐出口面81
から離脱する時に前記弾性変形量をほとんど無くすこと
が可能である。そのため、ワイピング部材27先端に振
動が生じることはなく、したがって、インクの飛散も発
生しない。
【0036】以下、ステップS206でキャリッジ2を
キャッピング位置まで移動させた後、ステップS207
でキャップ22を吐出口面81に圧接させて吐出口82
を密封(キャッピング)し、一連のワイピング動作を終
了する。以上の第2実施例の説明では、ステップS20
4およびステップS205におけるキャリッジ2の移動
速度については言及していないが、これは、同一速度に
設定してもよく、あるいは、前述の第1実施例で述べた
ように、ステップS205においてはステップS204
より遅い速度に設定してもよい。
【0037】また、以上の第2実施例の説明では、ワイ
ピング部材27の記録手段1からの離脱速度については
言及していないが、ワイピング部材27の先端が吐出口
面81上に位置している間は遅い速度に設定する方法、
あるいは離脱に従って徐々に速度を上げていく方法など
を採用することができる。
【0038】図12は本発明を適用したインクジェット
記録装置の第3実施例におけるワイピング動作のシーケ
ンスを示すフローチャートである。次に、図1、図4〜
図9、図12を参照して、本発明によるワイピング動作
の第3実施例を説明する。
【0039】図1、図4〜図9、図12において、不図
示の制御回路からワイピング信号を受け取ると、先ずス
テップS301で記録手段(ヘッドカートリッジ)1の
吐出口面81に圧接していたキャップ22を該記録手段
1から離脱させる。次にステップS302でキャリッジ
モータ11の駆動により記録手段1を矢印A方向にx(m
m)移動させ、図4に示すワイピング待機位置に位置させ
る。ここで、x(mm)は、記録手段1の不図示のキャッピ
ング状態と図4の状態との相対距離を示す。
【0040】次にステップS303で回復系モータ28
の駆動により、ワイピング部材(ブレード)27を矢印
C方向にh(mm)移動させ、図5の状態となる。ここで、
ワイピング部材27の先端は、記録手段1の吐出口面8
1よりk(mm)だけ重なり合うように突出している。次に
ステップS304でキャリッジモータ11の駆動により
記録手段(ヘッドカートリッジ)1を矢印A方向にy(m
m)移動させ、図6の状態となる。ここで、y(mm)は、図
6の状態でワイピング部材27の先端が吐出口面81よ
り図中左方に位置するように設定されている。よって、
この動作で、吐出口面81に溜まったインクはワイピン
グ部材27により吐出口82近傍から排除される。
【0041】以下、ステップS305で回復系モータ2
8の駆動により、ワイピング部材27を矢印D方向にh
(mm)移動させ(後退させ)、ステップS306でキャリ
ッジ2をキャッピング位置まで移動させた後、ステップ
S307でキャップ22を吐出口面81に圧接させて吐
出口82を密封(キャッピング)し、一連のワイピング
動作を終了する。
【0042】以上の第3実施例においては、ワイピング
部材(ブレード)27の先端が吐出口面81上で弾性変
形したまま、記録手段(ヘッドカートリッジ)1とワイ
ピング部材27の相対速度を解消し、この相対速度が零
の状態でワイピング部材27を吐出口面81から離脱さ
せるので、ワイピング部材27の先端の弾性変形は緩や
かに解除される。したがって、ワイピング部材27の先
端に振動が発生することはなく、インクの飛散が生じる
こともない。
【0043】以上の第3実施例の説明では、ワイピング
部材27が記録手段1から離脱する時の速度については
言及していないが、これについては、ワイピング部材
(ブレード)27の先端が吐出口面81上に位置してい
る間は遅い速度に設定する方法、あるいは、離脱に従っ
て徐々に速度を上げていく方法などを採用することがで
きる。
【0044】図13は本発明を適用したインクジェット
記録装置の第4実施例におけるワイピング動作のシーケ
ンスを示すフローチャートである。次に、図1、図4〜
図9、図13を参照して、本発明によるワイピング動作
の第4実施例を説明する。
【0045】図1、図4〜図9、図13において、不図
示の制御回路からワイピング信号を受け取ると、先ずス
テップS401で記録手段(ヘッドカートリッジ)1の
吐出口面81に圧接していたキャップ22を該記録手段
1から離脱させる。次にステップS402でキャリッジ
モータ11の駆動により記録手段1を矢印A方向にx(m
m)移動させ、図4に示すワイピング待機位置に位置させ
る。ここで、x(mm)は、記録手段1の不図示のキャッピ
ング状態と図4の状態との相対距離を示す。
【0046】次にステップS403で回復系モータ28
の駆動により、ワイピング部材(ブレード)27を矢印
C方向にh(mm)移動させ、図5の状態となる。ここで、
ワイピング部材27の先端は、記録手段1の吐出口面8
1よりk(mm)だけ重なり合うように突出している。次に
ステップS404でキャリッジモータ11の駆動により
記録手段(ヘッドカートリッジ)1を矢印A方向にy(m
m)移動させ、図6の状態となる。ここで、y(mm)は、図
6の状態でワイピング部材27の先端が吐出口面81よ
り図中左方に位置するように設定されている。よって、
この動作で、吐出口面81に溜まったインクはワイピン
グ部材27により吐出口82近傍から排除される。
【0047】次に、ステップS405で回復系モータ2
8の駆動により、ワイピング部材27を矢印D方向にk
(mm)移動させた後、ステップS406でワイピング部材
27を停止させ、その状態をt秒間保持させる。以下、
ステップS407でワイピング部材27を矢印D方向に
待機位置(後退位置)まで(h−k)(mm)移動させ、ス
テップS408でキャリッジ2を矢印B方向にキャッピ
ング位置まで移動させ、次いで、ステップS409でキ
ャップ22を吐出口面81に圧接させて吐出口82を密
封(キャッピング)し、一連のワイピング動作を終了す
る。
【0048】以上の第4実施例においては、ワイピング
部材27が記録手段1から離脱する際に、該ワイピング
部材27の先端が吐出口面81に接する状態を保持する
ので、集められたインクをワイピング部材27の先端に
付着させることが可能となり、吐出口面81上に残るイ
ンク量を減少させることが可能となる。なお、以上の第
4実施例の説明では、ワイピング部材27の移動速度に
ついては言及していないが、ステップS405における
移動速度をステップS407における移動速度より遅く
設定する方法、あるいは、ステップS405において移
動速度を徐々に上げていく方法などを採用することがで
きる。
【0049】図14は本発明を適用したインクジェット
記録装置で使用可能なワイピング手段の他の構造例を示
す模式的斜視図である。図14において、32は非弾性
材料から成るワイピング部材(ブレード)であり、33
はワイピング部材32をを保持するためのワイピング部
材ホルダーであり、34はワイピング部材ホルダー33
の軸部に取り付けられるバネである。このバネ34は、
ワイピング部材ホルダー33を所定の弾性力で回転させ
ることにより記録手段1の吐出口面81に圧接させるも
のである。
【0050】図14に示す構成のワイピング手段におい
ても、ワイピング部材32の先端に付着したインクが飛
散することから、図1〜図13の第1実施例〜第4実施
例で説明したワイピング動作の制御シーケンスを採用す
ることにより、インクの飛散を効果的に防止することが
できる。
【0051】図15は本発明を適用したインクジェット
記録装置で使用可能なワイピング手段のさらに他の構造
例を示す模式的斜視図である。図15において、32は
非弾性材料から成るワイピング部材(ブレード)であ
り、33はワイピング部材32をを保持するためのワイ
ピング部材ホルダーであり、34はワイピング部材ホル
ダー33の軸部に取り付けられて該ワイピング部材ホル
ダー33を所定の弾性力で記録手段1の吐出口面81に
圧接させるためのものである。図15の構成は以上の点
では図14の構成と同じである。
【0052】しかし、図15の構成では、さらに、ワイ
ピング部材ホルダー33の下部にダンパ35が設けられ
ている。このダンパ35は、ワイピング部材ホルダー3
3の回転速度を緩やかなものに規制するためのものであ
る。このような図15の構成によれば、ワイピング動作
終了時、ワイピング部材32が記録手段1の吐出口面8
1から離脱する際の該ワイピング部材32の先端速度は
緩やかなものとなる。したがって、このようなワイピン
グ部材32を用いることによっても、前述の第1〜第4
実施例の場合と同様、吐出口面81のワイピング動作に
際し、該ワイピング部材32に付着したインクの飛散を
効果的に防止することができる。
【0053】以上説明した実施例によれば、ワイピング
部材(ブレード)27、32の先端の振動を抑えること
により、記録手段1をクリーニング(ワイピング)する
際のインク飛散を無くすことができ、当該インク飛散に
よる装置内部のインク汚損を無くすことができる。
【0054】なお、前述の実施例では、記録手段として
は記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なヘ
ッドカートリッジを使用する場合を説明したが、本発明
は、記録ヘッドとインクタンクを別々に設け、それらを
インクチューブ等で接続する場合など、記録ヘッドおよ
びインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に
適用することができ、同様の効果が得られるものであ
る。
【0055】また、前述の実施例では、1個の記録手段
で記録する単色の記録装置の場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、異なる色で記録する複数の記録手段を用
いるカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度で
記録する複数の記録手段を用いる階調記録装置、さらに
は、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に
適用することができ、同様の効果を達成し得るものであ
る。
【0056】さらに、本発明は、インクジェット記録装
置であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等
を用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用
できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐
出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装
置において優れた効果をもたらすものである。かかる方
式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるか
らである。
【0057】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一に対応し液
体(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0058】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0059】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0060】さらに、前述のようなシリアルタイプのも
のであれば、装置本体に固定された記録ヘッド、あるい
は装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体
に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイ
プの記録ヘッドを用いる場合にも本発明は有効である。
【0061】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる記録ヘッドに対しての回復手段または予備的な補
助手段等を付加することは、本発明の効果を一層安定で
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、前述のようなキャッピング
手段、クリーニング手段、吸引回復手段の他に、加圧式
の回復手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別
の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した
記録を行なうために有効である。
【0062】また、前述したように、搭載される記録ヘ
ッドの種類ないし個数についても、例えば、単色のイン
クに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けら
れるものであってもよい。すなわち、例えば、記録装置
の記録モードとしては、黒色等の主流色のみの記録モー
ドだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数
個の組み合わせによるか、いずれでもよいが、異なる色
の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも
一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0063】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0064】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0065】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録材へインクを吐
出して記録を行うインクジェット記録装置において、記
録手段の吐出口面に当接可能なワイピング部材を有し、
該ワイピング部材を記録手段に当接させて両者の間に相
対速度を発生させることにより該記録手段の吐出口面を
清掃するに際し、該記録手段と該ワイピング部材との間
の相対速度を可変にする構成としたので、記録手段のイ
ンク吐出口面を拭き取り清掃する際のインク飛散を防止
することができ、記録装置内部がインクで汚損されるこ
とのないインクジェット記録装置が提供される。
【0067】請求項2の発明によれば、記録手段から被
記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置において、記録手段の吐出口面に当接可能なワイ
ピング部材を有し、該ワイピング部材を記録手段に当接
させて両者の間に相対速度を発生させることにより該記
録手段の吐出口面を清掃するに際し、該記録手段と該ワ
イピング部材との間に相対速度を発生させながら、ワイ
ピング部材の記録手段への当接を前記吐出口面の清掃動
作の方向と異なる方向へ解除する構成としたので、記録
手段のインク吐出口面を拭き取り清掃する際のインク飛
散を防止することができ、記録装置内部がインクで汚損
されることのないインクジェット記録装置が提供され
る。
【0068】請求項3の発明によれば、記録手段から被
記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置において、記録手段の吐出口面に当接可能なワイ
ピング部材を有し、該ワイピング部材を記録手段に当接
させて両者の間に相対速度を発生させることにより該記
録手段の吐出口面を清掃するに際し、前記ワイピング部
材が前記記録手段に当接した状態で該記録手段と該ワイ
ピング部材との相対速度を無くした後、該ワイピング部
材の前記記録手段への当接を前記吐出口面の清掃動作の
方向と異なる方向へ解除する構成としたので、記録手段
のインク吐出口面を拭き取り清掃する際のインク飛散を
防止することができ、記録装置内部がインクで汚損され
ることのないインクジェット記録装置が提供される。
【0069】請求項4および請求項5の発明によれば、
請求項3の構成に加えて、前記ワイピング部材の移動速
度を可変にする構成、あるいは、前記ワイピング部材を
前記記録手段の吐出口面から離脱させるに際し、前記ワ
イピング部材の先端が前記記録手段の吐出口面に接する
状態を一時保持する構成としたので、一層効率よく、記
録手段のインク吐出口面を拭き取り清掃する際のインク
飛散を防止することができ、記録装置内部がインクで汚
損されることのないインクジェット記録装置が提供され
る。
【0070】請求項6〜請求項8の発明によれば、請求
項1の構成に加えて、前記ワイピング部材はゴム状弾性
材料から成る構成、前記ワイピング部材は非弾性材料の
ブレードと該ブレードを記録手段の吐出口面に押圧する
押圧部材とで形成されている構成、あるいは、前記ワイ
ピング部材の変位速度を緩和する緩衝部材を有する構成
としたので、一層効率よく、記録手段のインク吐出口面
を拭き取り清掃する際のインク飛散を防止することがで
き、記録装置内部がインクで汚損されることのないイン
クジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するのに好適なインクジェット記
録装置の一実施例を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段の外観を示す斜視図である。
【図3】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図4】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
いて記録手段がワイピング待機位置にある状態を示す模
式的平面図である。
【図5】図4の状態からワイピング部材を前進させた状
態を示す模式的平面図である。
【図6】図5の状態から記録手段をワイピングした後の
状態を示す模式的平面図である。
【図7】図6の状態から記録手段をさらに移動させた状
態を示す模式的平面図である。
【図8】図7の状態からワイピング部材を退避させた状
態を示す模式的平面図である。
【図9】ワイピング部材を記録手段の吐出口面と同じ面
に位置させた状態を示す模式的平面図である。
【図10】本発明を適用したインクジェット記録装置の
ワイピング動作の第1実施例のシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図11】本発明を適用したインクジェット記録装置の
ワイピング動作の第2実施例のシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図12】本発明を適用したインクジェット記録装置の
ワイピング動作の第3実施例のシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図13】本発明を適用したインクジェット記録装置の
ワイピング動作の第4実施例のシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図14】本発明を適用したインクジェット記録装置で
使用可能なワイピング手段の他の構造例を示す模式的分
解斜視図である。
【図15】本発明を適用したインクジェット記録装置使
用可能なワイピング手段の更に他の構造例を示す模式的
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 記録手段(ヘッドカートリッジ) 2 キャリッジ 7 フレキシブルケーブル 8 ガイドレール 9 タイミングベルト 11 キャリッジモータ 12 搬送ローラ 13 搬送モータ 15 フィードローラ 16 排紙ローラ 17 拍車 18 プラテン 22 キャップ 23 ポンプ 27 ワイピング部材(ブレード) 28 回復系モータ 29 カム装置 32 ワイピング部材 33 ワイピング部材ホルダー 34 バネ 35 ダンパ 81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    手段の吐出口面に当接可能なワイピング部材を有し、該
    ワイピング部材を記録手段に当接させて両者の間に相対
    速度を発生させることにより該記録手段の吐出口面を清
    掃するに際し、該記録手段と該ワイピング部材との間の
    相対速度を可変にすることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    手段の吐出口面に当接可能なワイピング部材を有し、該
    ワイピング部材を記録手段に当接させて両者の間に相対
    速度を発生させることにより該記録手段の吐出口面を清
    掃するに際し、該記録手段と該ワイピング部材との間に
    相対速度を発生させながら、ワイピング部材の記録手段
    への当接を前記吐出口面の清掃動作の方向と異なる方向
    へ解除することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行うインクジェット記録装置において、記録
    手段の吐出口面に当接可能なワイピング部材を有し、該
    ワイピング部材を記録手段に当接させて両者の間に相対
    速度を発生させることにより該記録手段の吐出口面を清
    掃するに際し、前記ワイピング部材が前記記録手段に当
    接した状態で該記録手段と該ワイピング部材との相対速
    度を無くした後、該ワイピング部材の前記記録手段への
    当接を前記吐出口面の清掃動作の方向と異なる方向へ解
    除することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ワイピング部材の移動速度を可変
    にしたことを特徴とする請求項3に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイピング部材を前記記録手段の
    吐出口面から離脱させるに際し、前記ワイピング部材の
    先端が前記記録手段の吐出口面に接する状態を一時保持
    することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の
    インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイピング部材はゴム状弾性材料
    から成ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
    かに記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ワイピング部材は非弾性材料のブ
    レードと該ブレードを記録手段の吐出口面に押圧する押
    圧部材とで形成されていることを特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記ワイピング部材の変位速度を緩和
    する緩衝部材を有することを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段が、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
    する請求項1のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段が、前記電気熱変換体
    が発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を
    利用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴と
    する請求項9のインクジェット記録装置。
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