JPH08225522A - オキサゾール中間体を介するアリールピロール殺虫剤の製造法 - Google Patents

オキサゾール中間体を介するアリールピロール殺虫剤の製造法

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JPH08225522A
JPH08225522A JP7323836A JP32383695A JPH08225522A JP H08225522 A JPH08225522 A JP H08225522A JP 7323836 A JP7323836 A JP 7323836A JP 32383695 A JP32383695 A JP 32383695A JP H08225522 A JPH08225522 A JP H08225522A
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    • C07D207/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺虫剤、殺ダニ剤および殺腺虫剤として有用
なアリールピロール−3−カーボニトリルの製造法の開
発。 【解決手段】 5−アミノ−4−アリール−2−パーフ
ルオロアルキル−1,3−オキサゾールおよび適当な
1,3−ジポラロフィルを用い環状付加させることを特
徴とする2−アリール−5−(パーフルオロアルキル)
ピロール−3−カーボニトリルの製造方法が提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の背景】アリールピロール・カーボニトリル化
合物は極めて有効な殺虫剤、殺ダニ剤および殺腺虫剤で
あり、独特の作用形態と広い活性範囲をもっている。特
に2−アリール−5−(トリフルオロメチル)ピロール
−3−カーボニトリル化合物は広い範囲の害虫に対し有
効な抑制作用を示し、耐性をもった害虫、例えばピレス
ロイド系、有機燐酸塩系、シクロジエン系、有機塩素
系、有機錫系、カルバメート系、およびベンゾフェニル
尿素系の化合物に耐性をもった生物種のヘリコヴェルパ
(Helicoverpa)/ヘリオティス(Heli
othis)種、スポドプテラ(Spodopter
a)種、トリコプルシア(Tricoplusia)
種、プセウドプルシア(Pseudoplusi)種、
およびテトラニクス(Tetranychus)種を抑
制することができる。明白な交叉耐性は存在しないか
ら、2−アリール−5−トリフルオロメチルピロール−
3−カルバメート化合物およびその誘導体は耐性管理プ
ログラムに使用できる潜在的な能力をもっている。さら
に該ピロールは有用な種に対しては殆ど作用しないか
ら、総合的な害虫管理プログラムの優れた候補にもなる
ことができる。これらのプログラムは現在の穀物生産に
対し必須のものである。
【0002】従って該ピロールの製造法および該ピロー
ルの製造を容易にする中間体の製造法は極めて有用であ
る。2−アリール−5−(トリフルオロメチル)ピロー
ル−3−カルバメートの公知製造法の中には、Jour
nal of Organic Chemistry
誌、1980年、45巻、1301〜1308頁のW.
M.McEwen等の論文記載のような、酸を触媒とし
て適当なアルキンを用いレイサート(Reisser
t)化合物を環化して得られるメゾイオン性の中間生成
物に、1,3−双極環状付加反応を行ってN−置換ピロ
ール生成物を得る方法がある。同様にムンクノン(これ
も両性イオン的な中間生成物である)に対し1,3−双
極環状付加反応を行ってもN−置換ピロールが得られ
る。さらに工業的規模では2−クロロ−アクリロニトリ
ルを用い3−オキサゾリン−5−オンの1,3−双極環
状付加を行う方法が米国特許第5,030,735号に
記載されている。
【0003】本発明の目的は、重要な中間体化合物を得
るための別の原料を提供し、新しい種類の高度に有効な
殺虫剤を製造する方法を提供することである。
【0004】即ち本発明の目的は殺虫剤、殺ダニ剤およ
び殺腺虫剤であるピロール化合物製造の鍵となる中間体
として有用な5−アミノ−4−アリール−2−パーフル
オロアルキル−1,3−オキサゾールを提供すること、
並びに該オキサゾール中間体を容易に製造する方法を提
供することである。
【0005】本発明の特徴は本発明方法により位置選択
性をもった生成物が得られることである。
【0006】本発明の製造を方を用いれば、Nに置換基
をもたないピロール(NH−ピロール)中間体が得ら
れ、この中間体からピロール環の窒素に置換基を導入し
て広範囲の殺虫活性をもったピロール生成物を得ること
ができることが本発明の利点である。
【0007】
【本発明の説明】本発明によれば、式IV
【0008】
【化16】
【0009】但し式中nは1、2、3、4、5、6、7
または8の整数であり、Aは
【0010】
【化17】
【0011】であって、ここにLは水素またはハロゲ
ン、MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C
N、NO2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキ
ル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C
1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルで
あるか、またはMおよびQが隣合った位置にある場合に
は、それが結合している炭素原子と一緒になってMQが
構造 −OCH2O−、 −OCF2O− または −C
H=CH−CH=CH−を表す環を形成することがで
き、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
ン、NO2、CH0であるか、またはR3およびR4はそ
れが結合している原子と一緒になってR34が構造
【0012】
【化18】
【0013】を表す環を形成することができ、R5
6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり、ZはOまたはSである、のア
リールピロール化合物を製造する方法において、式I
【0014】
【化19】
【0015】但し式中nおよびAは上記定義の通りであ
り、RはC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C
OOR1、または随時1個またはそれ以上のハロゲン、
NO2、CN、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキル
チオ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキル基
で置換されたフェニルであり、R1はC1〜C4アルキル
またはC1〜C4ハロアルキルである、のオキサゾールア
ミン中間体またはその互変異性体を、少なくとも1モル
当量の2−ハロアクリロニトリルまたは2,3−ジハロ
プロピオニトリルと、塩基および随時溶媒を存在させて
反応させることを特徴とする方法が提供される。
【0016】また式Iのオキサゾールアミン中間体およ
びその製造法も提供される。
【0017】工業的規模で有用な方法は、高度のないし
定量的な収率で得ることができ、分離の際またはそのま
まの状態で安定であり、簡単なまたは容易に得られる原
料から製造することができ、且つ最低の反応工程により
最適の収率および純度で所望の最終生成物に変えること
ができ、必要に応じ位置選択性または立体特異性をもた
せることができる鍵となる中間体を選択的に含んでい
る。
【0018】本発明においては式Iの5−アミノ−4−
アリール−2−パーフルオロアルキル−1,3−オキサ
ゾール誘導体およびその互変異性体は、殺虫剤、殺ダニ
剤、殺腺虫剤としての2−アリール−5−(パーフルオ
ロアルキル)ピロール−3−カーボニトリルを製造する
場合の有効な鍵となる中間体であることが見出された。
本発明のオキサゾールアミン誘導体は式I
【0019】
【化20】
【0020】但し式中nは1、2、3、4、5、6、7
または8の整数であり、RはC1〜C6アルキル、C1
6ハロアルキル、COOR1、または随時1個またはそ
れ以上のハロゲン、NO2、CN、C1〜C4アルコキ
シ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルまたはC
1〜C4ハロアルキル基で置換されたフェニルであり、A
【0021】
【化21】
【0022】であって、ここにLは水素またはハロゲ
ン、MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C
N、NO2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキ
シ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、
1〜C4アルキルスルフィニルであるか、またはMおよ
びQが隣合った位置にある場合には、それが結合してい
る炭素原子と一緒になってMQが構造−OCH2O−、
−OCF2O− または −CH=CH−CH=CH
−を表す環を形成することができ、R1はC1〜C4アル
キルまたはC1〜C4ハロアルキルであり、R2、R3およ
びR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、NO2、CH0
であるか、またはR3およびR4はそれが結合している原
子と一緒になってR34が構造
【0023】
【化22】
【0024】を表す環を形成することができ、R5
6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり、ZはOまたはSである、の構
造をもっている。
【0025】式Iの5−アミノ−4−アリール−2−パ
ーフルオロアルキル−1,3−オキサゾール誘導体は下
記の互変異性の関係にある5−イミノ−4−アリール−
2−パーフルオロアルキル−3−オキサゾリン(式I
a)または5−イミノ−4−アリール−2−パーフルオ
ロアルキル−2−オキサゾリン(式Ib)によって表す
ことができる。
【0026】
【化23】
【0027】ここでR、Aおよびnは上記定義のとおり
である。
【0028】ハロゲンという言葉はCl、Br、Fまた
はIを意味し、ハロアルキルという言葉には炭素数がn
で1〜2n+1個のハロゲン原子を含み得るアルキル基
が含まれる。
【0029】式Iの中間体およびその互変異性体は式I
【0030】
【化24】
【0031】のパーフルオロアルカノイル・アミノニト
リル化合物を酸並びに式III
【0032】
【化25】
【0033】のハロゲン化アシルを存在させ、随時溶媒
を加えて環化させることにより容易に製造することがで
きる。ここでAおよびRは前記定義の通りであり、Xは
ClまたはBrである。この反応は流れ図Iで示され
る。
【0034】
【化26】
【0035】式IIの化合物およびその製造法は米国特
許第5,426,225号に記載されている。
【0036】式Iの中間体を製造する際に用いるのに適
した溶媒には、芳香族炭化水素およびハロゲン化した芳
香族炭化水素、好ましくはトルエン、ベンゼン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素、さらに好ましくはトルエンまた
はキシレン、或いはこれらの組み合わせがある。
【0037】上記の環化に使用するのに適した酸には、
硫酸、メタンスルフォン酸、ベンゼンスルフォン酸、p
−トルエンスルフォン酸、フルオロ硼酸、三フッ化硼素
錯体等がある。三フッ化硼素錯体にはBF3エーテル化
物、BF3メタノール錯体、BF3エタノール錯体などが
含まれる。
【0038】驚くべきことには、式Iのオキサゾール・
アミン中間体は塩基および随時触媒の存在下において2
−ハロアクリロニトリルまたは2,3−ジハロプロピオ
ニトリルを用い1,3−双極環状付加反応を行い、簡単
な一段階反応で位置選択的に式IVの2−アリール−5
−パーフルオロアルキルピロール−3−カーボニトリル
になることが見出された。この反応はジポラロフィルと
して2−ハロアクリロニトリルを用いた場合、下記の流
れ図IIで示される。
【0039】
【化27】
【0040】ここでXはClまたはBrである。
【0041】本発明方法に用いられる塩基には、アルカ
リ金属の炭酸塩または重炭酸塩、トリ(C1〜C4アルキ
ル)アミン、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の
酢酸塩、4−ジメチルアミノピリジン、ピリジン等が含
まれる。好適な塩基はアルカリ金属の炭酸塩およびトリ
(C1〜C4アルキル)アミン、例えばトリエチルアミン
である。
【0042】本発明方法に使用する溶媒は普通の製造工
程に適した反応原料が可溶な有機溶媒であり、例えばア
セトニトリル、トルエン、キシレン、ジメチルフォルム
アミド等、並びにこれらの組み合わせである。
【0043】本発明に従えば、式IIのパーフルオロア
ルカノイルアミノニトリルを酸および随時溶媒を存在さ
せて等モル量の式IIIのハロゲン化アシルと混合し、
式Iのオキサゾールアミン中間体をつくる。この中間体
は瀘過または抽出のような通常の方法で分離することが
できる。式Iのオキサゾールの生成速度は温度を上昇さ
せると増加させることができる。しかし反応温度が過度
に高いと分解が起こり、生成物の収率が減少し、純度が
低下する。典型的な反応温度は20〜100℃、好まし
くは60〜90℃である。分離したオキサゾールアミン
中間体はこれを約1モル当量の2−ハロアクリロニトリ
ルまたは2,3−ジハロプロピオニトリルと少なくとも
1モル当量の塩基および随時溶媒を存在させて混合する
ことにより所望の式IVのアリールピロールに変えるこ
とができる。
【0044】別法として式Iのオキサゾールアミン中間
体をつくり、分離せずに位置選択性を保持したまま直接
所望の式Iのアリールピロール生成物に変えることがで
きる。本発明のこの具体化例(流れ図IIIに示す)に
おいては、式IIのパーフルオロアルカノイルアミノニ
トリルを約1モル当量の式IIIのハロゲン化アシル
と、酸および随時溶媒を存在させて混合する。式Iのオ
キサゾールアミンの生成が完了したら、反応混合物を少
なくとも1モル当量の2−ハロアクリロニトリルまたは
2,3−ジハロプロピオニトリル、および少なくとも1
モル当量の塩基で処理する。式IVのアリールピロール
生成物は反応混合物を水で希釈した後瀘過または抽出す
る通常の方法で分離することができる。
【0045】
【化28】
【0046】本発明をさらに明確に理解するために、下
記の実施例を示す。これらの実施例は本発明を例示する
ためのものであり、本発明の範囲またはその原理を限定
するものではない。
【0047】1HNMR、13CNMRおよび19FNMR
という言葉はそれぞれプロトン、炭素13およびフッ素
19核の磁気共鳴スペクトルを意味する。HPLCとい
う言葉は高速液体クロマトグラフ法を、またGLCとい
う言葉はガス−液相クロマトグラフ法を意味する。
【0048】実施例 1 N−4−(p−クロロフェニル)−2−(トリフルオロ
メチル)−5−オキサゾリルアセトアミドの製造
【0049】
【化29】
【0050】N−[(p−クロロフェニル)シアノメチ
ル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(13.
1g、0.05モル)のトルエン溶液を室温においてメ
タンスルフォン酸(2.4g、0.025モル)で処理
する。この反応混合物を塩化アセチル(4.32g、
0.055モル)で処理し、80℃に2時間加熱し、冷
却して濾過する。フィルター・ケーキを酢酸エチルに溶
解し、水洗し、真空中で濃縮して残渣を得る。この残渣
を酢酸エチル/ヘプタンから再結晶し、標記の化合物を
白色固体として得た。13.8g(収率90%)、融点
207.5〜208.5℃。IR、1HNMR、13CN
MRおよび19FNMR分析法で同定した。
【0051】実施例 2 N−4−(p−クロロフェニル)−2−(トリフルオロ
メチル)−5−オキサゾリル蓚酸エチルの製造
【0052】
【化30】
【0053】N−[(p−クロロフェニル)シアノメチ
ル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(39.
4g、0.15モル)、メタンスルフォン酸(22.5
g、0.165モル)および塩化オキザリルエチル(2
2.5g、0.165モル)の混合物をトルエン中で撹
拌し、80℃に2時間加熱し、室温に冷却した後酢酸エ
チルで希釈する。この反応溶液を水洗し、真空中で濃縮
して固体の残差を得た。個の残差をトルエン/ヘプタン
から再結晶し、標記化合物を白色固体として得た。4
1.8g(収率70%)、融点107.0〜108.5
℃。IR、1HNMR、13CNMRおよび19FNMR分
析法で同定した。
【0054】実施例 3 5−(アシルアミノ)−4−アリール−2−パーフルオ
ロアルキル−1,3−オキサゾールの製造
【0055】
【化31】
【0056】実施例1および2記載の方法と実質的に同
じ方法を使用し、表Iに示すアシルアミノオキサゾール
を得た。
【0057】
【表1】
【0058】実施例 4 2−(p−クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カーボニトリルの製造
【0059】
【化32】
【0060】N−4−(p−クロロフェニル)−2−
(トリフルオロメチル)−5−オキサゾリル蓚酸エチル
(10.9g、0.03モル)のアセトニトリル溶液を
室温で2−クロロアクリロニトリルで処理する。この反
応混合物をトリエチルアミン(TEA)(7.3g、
0.072モル)を滴下して処理し、70〜72℃に5
時間加熱し、室温に冷却し、水で希釈する。希釈された
反応混合物を酢酸エチルで抽出する。この抽出物を一緒
にし、水で洗滌し、真空中で濃縮して半固体の残渣を得
た。この残渣を酢酸エチル:ヘプタン1:1中に溶解
し、シリカゲルを通して濾過する。この固体を酢酸エチ
ル/ヘプタンから再結晶し、標記の化合物を白色固体と
して得た。4.6g(収率57%)、融点238〜24
1℃。1HNMR、19FNMR、GCLおよびHPLC
分析法で同定した。
【0061】実施例 5 2−(p−クロロフェニル)−50(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カーボニトリルの製造
【0062】
【化33】
【0063】実施例4と実質的に同じ方法を使用し、2
−クロロアクリロニトリルの代わりに2,3−ジクロロ
プロピオニトリルを用い、3.4当量のトリエチルアミ
ンを使用して58%の収率で標記生成物を得た。
【0064】実施例 6 2−(p−クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カーボニトリルの製造
【0065】
【化34】
【0066】N−4−(p−クロロフェニル)−2−
(トリフルオロメチル)−5−オキサゾリルアセトアミ
ド(9.2g、0.03モル)のアセトニトリル溶液を
2−クロロアクリロニトリル(3.15g、0.036
モル)で処理する。この反応混合物をトリエチルアミン
(TEA)(7.3g、0.072モル)を滴下して処
理し、72〜75℃に2時間加熱し、室温に冷却し、水
で希釈する。希釈された反応混合物を酢酸エチルで抽出
する。この抽出物を一緒にし、水で洗滌し、真空中で濃
縮して半固体の残渣を得た。この残渣からフラッシュ・
クロマトグラフ法(シリカゲル、ヘプタン中に15%の
酢酸エチルを含む流出液)により標記の化合物を黄色固
体として得た。3.7g(収率46%)、融点238〜
241℃。1HNMRおよび19FNMR分析法で同定し
た。
【0067】実施例 7 2−(p−クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カーボニトリルの製造
【0068】
【化35】
【0069】N−4−(p−クロロフェニル)−2−
(トリフルオロメチル)−5−オキサゾリルベンズアミ
ド(14.7g、0.04モル)のアセトニトリル溶液
を2−クロロアクリロニトリル(4.2g、0.048
モル)で処理する。この反応混合物をトリエチルアミン
(9.72g、0.096モル)を滴下して処理し、7
0〜72℃に1時間加熱し、室温に冷却し、水で希釈す
る。希釈した反応混合物を酢酸エチルで抽出する。この
抽出物を一緒にし、水で洗滌し、真空中で濃縮してワッ
クス状の残渣を得た。この残渣からフラッシュ・クロマ
トグラフ法(シリカゲル、ヘプタン中に15%の酢酸エ
チルを含む流出液)により標記の化合物を淡黄色固体と
して得た。6.2g(収率47%)、融点240〜24
2℃。1HNMRおよび19FNMR分析法で同定した。
【0070】実施例 8 2−アリール−5−パーフルオロアルキルピロール−3
−カーボニトリル
【0071】
【化36】
【0072】実施例4〜7と実質的に同じ方法を用い、
適当なオキサゾールアミン原料を使用して表II記載の
ピロール化合物を得た。
【0073】
【表2】
【0074】実施例 9 2−(p−クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カーボニトリルの製造
【0075】
【化37】
【0076】N−4−[(p−クロロフェニル)シアノ
メチル]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(1
3.1g、0.05モル)のトルエン溶液を順次メタン
スルフォン酸(2.4g、0.025モル)および塩化
アセチル(4.32g、0.055モル)で室温におい
て処理し、80℃で2時間加熱し、室温に冷却し、アセ
トニトリルで希釈し、先ず2−クロロアクリロニトリル
(5.25g、0.06モル)で、次いでトリエチルア
ミン(13.7g、0.135モル)を滴下して処理
し、70〜72℃に1時間加熱し、室温に冷却し、水で
希釈する。希釈した反応混合物を酢酸エチルで抽出す
る。この抽出物を一緒にし、水で洗滌し、真空中で濃縮
してワックス状の残渣を得た。この残渣からフラッシュ
・クロマトグラフ法(シリカゲル、ヘプタン中に15%
の酢酸エチルを含む流出液)により標記の化合物を得
た。
【0077】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.式IV
【0078】
【化38】
【0079】但し式中nは1、2、3、4、5、6、7
または8の整数であり、Aは
【0080】
【化39】
【0081】であって、ここにLは水素またはハロゲ
ン、MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C
N、NO2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキ
ル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C
1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルで
あるか、またはMおよびQが隣合った位置にある場合に
は、それが結合している炭素原子と一緒になってMQが
構造 −OCH2O−、 −OCF2O− または −C
H=CH−CH=CH−を表す環を形成することがで
き、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
ン、NO2、CH0であるか、またはR3およびR4はそ
れが結合している原子と一緒になってR34が構造
【0082】
【化40】
【0083】を表す環を形成することができ、R5
6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり、ZはOまたはSである、のア
リールピロール化合物を製造する方法において、式II
【0084】
【化41】
【0085】但し式中AおよびNは上記定義の通りであ
る、のパーフルオロアルカノイルアミノニトリルを、少
なくとも1モル当量の式III
【0086】
【化42】
【0087】但し式中RはC1〜C6アルキル、C1〜C6
ハロアルキル、COOR1、または随時1個またはそれ
以上のハロゲン、NO2、CN、C1〜C4アルコキシ、
1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルまたはC1
4ハロアルキル基で置換されたフェニルであり、Xは
ClまたはBrである、のハロゲン化アシルと、酸およ
び随時溶媒を存在させて反応させてオキサゾールアミン
中間体をつくり、この中間体を少なくとも1モル当量の
2−ハロアクリロニトリルまたは2,3−ジハロプロピ
オニトリルと少なくとも1モル当量の塩基の存在下に反
応させて所望の式IVのアリールピロールを得る方法。
【0088】2.溶媒を存在させ、温度を約20〜10
0℃とし、塩基としてはアルカリ金属の炭酸塩、アルカ
リ金属の重炭酸塩、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ
金属の酢酸塩、トリ(C1〜C4アルキル)アミン、4−
ジメチルアミノピリジンまたはピリジンを用い、酸とし
ては硫酸、メタンスルフォン酸、ベンゼンスルフォン
酸、p−トルエンスルフォン酸、フルオロ硼酸、または
三フッ化硼素錯体を用いる上記第1項記載の方法。
【0089】3.式IV
【0090】
【化43】
【0091】但し式中nは1、2、3、4、5、6、7
または8の整数であり、Aは
【0092】
【化44】
【0093】であって、ここにLは水素またはハロゲ
ン、MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C
N、NO2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキ
ル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C
1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルで
あるか、またはMおよびQが隣合った位置にある場合に
は、それが結合している炭素原子と一緒になってMQが
構造 −OCH2O−、 −OCF2O− または −C
H=CH−CH=CH−を表す環を形成することがで
き、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
ン、NO2、CH0であるか、またはR3およびR4はそ
れが結合している原子と一緒になってR34が構造
【0094】
【化45】
【0095】を表す環を形成することができ、R5
6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり、ZはOまたはSである、のア
リールピロール化合物を製造する方法において、式I
【0096】
【化46】
【0097】但し式中nおよびAは上記定義の通りであ
り、RはC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C
OOR1、または随時1個またはそれ以上のハロゲン、
NO2、CN、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキル
チオ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキル基
で置換されたフェニルであり、R1はC1〜C4アルキル
またはC1〜C4ハロアルキルである、のオキサゾールア
ミン中間体またはその互変異性体を、少なくとも1モル
当量の2−ハロアクリロニトリルまたは2,3−ジハロ
プロピオニトリルと、塩基および随時溶媒を存在させて
反応させる方法。
【0098】4.塩基としてアルカリ金属の炭酸塩、ア
ルカリ金属の重炭酸塩、アルカリ金属の水酸化物、アル
カリ金属の酢酸塩、トリ(C1〜C4アルキル)アミン、
4−ジメチルアミノピリジンまたはピリジンを用い、こ
れを約1モル当量以上の量存在させる上記第3項記載の
方法。
【0099】5.RはC1〜C4アルキルまたはフェニル
であり、nは1または2であり、Aは
【0100】
【化47】
【0101】である上記第3項記載の方法。
【0102】6.式I
【0103】
【化48】
【0104】但し式中nは1、2、3、4、5、6、7
または8の整数であり、RはC1〜C6アルキル、C1
6ハロアルキル、COOR1、または随時1個またはそ
れ以上のハロゲン、NO2、CN、C1〜C4アルコキ
シ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルまたはC
1〜C4ハロアルキル基で置換されたフェニルであり、A
【0105】
【化49】
【0106】であって、ここにLは水素またはハロゲ
ン、MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、C
N、NO2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキ
ル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C
1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルで
あるか、またはMおよびQが隣合った位置にある場合に
は、それが結合している炭素原子と一緒になってMQが
構造 −OCH2O−、 −OCF2O− または −C
H=CH−CH=CH−を表す環を形成することがで
き、R1はC1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキ
ルであり、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、
ハロゲン、NO2、CH0であるか、またはR3およびR
4はそれが結合している原子と一緒になってR34が構
【0107】
【化50】
【0108】を表す環を形成することができ、R5
6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり、ZはOまたはSである、の化
合物またはその互変異性体。 7.RはC1〜C4アルキルまたはフェニルであり、nは
1または2であり、Aは
【0109】
【化51】
【0110】である上記第6項記載の化合物。
【0111】8.Aが
【0112】
【化52】
【0113】である上記第6項記載の化合物。
【0114】9.R2が3の位置にあって水素であり、
3およびR4は互いに独立に水素またはハロゲンであ
り、ZはSである上記第8項記載の化合物。
【0115】10.式II
【0116】
【化53】
【0117】の化合物を、少なくとも1モル当量の式I
II
【0118】
【化54】
【0119】の化合物並びに酸、および随時溶媒を存在
させ、環化させる式I
【0120】
【化55】
【0121】但し式I、IIおよびIII中n、Rおよ
びAは上記第1項記載の通りである、の化合物の製造
法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 413/04 307 C07D 413/04 307 333 333

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式IV 【化1】 但し式中nは1、2、3、4、5、6、7または8の整
    数であり、 Aは 【化2】 であって、ここにLは水素またはハロゲン、 MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、CN、N
    2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
    4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
    ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
    またはMおよびQが隣合った位置にある場合には、それ
    が結合している炭素原子と一緒になってMQが構造 −
    OCH2O−、 −OCF2O− または −CH=CH
    −CH=CH−を表す環を形成することができ、 R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
    NO2、CH0であるか、またはR3およびR4はそれが
    結合している原子と一緒になってR34が構造 【化3】 を表す環を形成することができ、 R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
    ン、CNまたはNO2であり、 ZはOまたはSである、のアリールピロール化合物を製
    造する方法において、式II 【化4】 但し式中AおよびNは上記定義の通りである、のパーフ
    ルオロアルカノイルアミノニトリルを、少なくとも1モ
    ル当量の式III 【化5】 但し式中RはC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキ
    ル、COOR1、または随時1個またはそれ以上のハロ
    ゲン、NO2、CN、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4
    ルキルチオ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアル
    キル基で置換されたフェニルであり、 XはClまたはBrである、のハロゲン化アシルと、酸
    および随時溶媒を存在させて反応させてオキサゾールア
    ミン中間体をつくり、この中間体を少なくとも1モル当
    量の2−ハロアクリロニトリルまたは2,3−ジハロプ
    ロピオニトリルと少なくとも1モル当量の塩基の存在下
    に反応させて所望の式IVのアリールピロールを得るこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 式IV 【化6】 但し式中nは1、2、3、4、5、6、7または8の整
    数であり、 Aは 【化7】 であって、ここにLは水素またはハロゲン、 MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、CN、N
    2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
    4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
    ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
    またはMおよびQが隣合った位置にある場合には、それ
    が結合している炭素原子と一緒になってMQが構造 −
    OCH2O−、 −OCF2O− または −CH=CH
    −CH=CH−を表す環を形成することができ、 R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
    NO2、CH0であるか、またはR3およびR4はそれが
    結合している原子と一緒になってR34が構造 【化8】 を表す環を形成することができ、 R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
    ン、CNまたはNO2であり、 ZはOまたはSである、のアリールピロール化合物を製
    造する方法において、式I 【化9】 但し式中nおよびAは上記定義の通りであり、 RはC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、COO
    1、または随時1個またはそれ以上のハロゲン、N
    2、CN、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチ
    オ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキル基で
    置換されたフェニルであり、 R1はC1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルで
    ある、のオキサゾールアミン中間体またはその互変異性
    体を、少なくとも1モル当量の2−ハロアクリロニトリ
    ルまたは2,3−ジハロプロピオニトリルと、塩基およ
    び随時溶媒を存在させて反応させることを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 式I 【化10】 但し式中nは1、2、3、4、5、6、7または8の整
    数であり、 RはC1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、COO
    1、または随時1個またはそれ以上のハロゲン、N
    2、CN、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチ
    オ、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキル基で
    置換されたフェニルであり、 Aは 【化11】 であって、ここにLは水素またはハロゲン、 MおよびQはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、CN、N
    2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
    4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
    ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
    またはMおよびQが隣合った位置にある場合には、それ
    が結合している炭素原子と一緒になってMQが構造 −
    OCH2O−、 −OCF2O− または −CH=CH
    −CH=CH−を表す環を形成することができ、 R1はC1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルで
    あり、 R2、R3およびR4はそれぞれ独立に水素、ハロゲン、
    NO2、CH0であるか、またはR3およびR4はそれが
    結合している原子と一緒になってR34が構造 【化12】 を表す環を形成することができ、 R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素、ハロゲ
    ン、CNまたはNO2であり、 ZはOまたはSである、を有することを特徴とする化合
    物またはその互変異性体。
  4. 【請求項4】 式II 【化13】 の化合物を、少なくとも1モル当量の式III 【化14】 の化合物並びに酸、および随時溶媒を存在させ、環化さ
    せることを特徴とする式I 【化15】 但し式I、IIおよびIII中n、RおよびAは請求項
    3記載の通りである、の化合物の製造法。
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