JPH0822553B2 - 表皮材の成形方法 - Google Patents
表皮材の成形方法Info
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- JPH0822553B2 JPH0822553B2 JP3017953A JP1795391A JPH0822553B2 JP H0822553 B2 JPH0822553 B2 JP H0822553B2 JP 3017953 A JP3017953 A JP 3017953A JP 1795391 A JP1795391 A JP 1795391A JP H0822553 B2 JPH0822553 B2 JP H0822553B2
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- slush
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- skin
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアトリム
等の自動車用内装部品に使用する表皮材の成形方法に関
する。
等の自動車用内装部品に使用する表皮材の成形方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、自動車用内装部品の代表例であ
る自動車用ドアトリムを示すもので、自動車用ドアトリ
ム1は、所要形状にプレス成形してなる芯材2と、芯材
2の表面に積層一体化され、クッション性を付与するパ
ッド材3と、それらの外表面を被覆する表皮材4とから
構成され、表皮材4の周縁端末を折り返し部5として芯
材2の裏面側に巻き込み接着して製作している。
る自動車用ドアトリムを示すもので、自動車用ドアトリ
ム1は、所要形状にプレス成形してなる芯材2と、芯材
2の表面に積層一体化され、クッション性を付与するパ
ッド材3と、それらの外表面を被覆する表皮材4とから
構成され、表皮材4の周縁端末を折り返し部5として芯
材2の裏面側に巻き込み接着して製作している。
【0003】そして、最近では、自動車用内装部品とし
て良好な表面外観,表面感触が要求される傾向にあり、
そのため表皮材4として、スラッシュ成形表皮材(通
常、スラッシュスキン層4a裏面にスラッシュ発泡層4
bが積層された2層積層体からなる)が多用されてい
る。
て良好な表面外観,表面感触が要求される傾向にあり、
そのため表皮材4として、スラッシュ成形表皮材(通
常、スラッシュスキン層4a裏面にスラッシュ発泡層4
bが積層された2層積層体からなる)が多用されてい
る。
【0004】また、上述したように表皮材4の端末処理
として、表皮材4の周縁端末部分すなわち折り返し部5
を巻き込み操作する際、スラッシュスキン層4aとスラ
ッシュ発泡層4bとからなるスラッシュ成形表皮材4の
厚みが大きいため、巻き込み操作が面倒であり、また製
品の端末部分の厚みが大きく、相手部品との干渉という
問題が生じてくる。
として、表皮材4の周縁端末部分すなわち折り返し部5
を巻き込み操作する際、スラッシュスキン層4aとスラ
ッシュ発泡層4bとからなるスラッシュ成形表皮材4の
厚みが大きいため、巻き込み操作が面倒であり、また製
品の端末部分の厚みが大きく、相手部品との干渉という
問題が生じてくる。
【0005】この対策として、例えば、図6に示すよう
に、表皮材4を成形するスラッシュ成形用金型6に、発
泡性樹脂パウダーを充填したパウダーボックス7を接合
して、ローテーション操作を行ない、金型6に付着して
いるスラッシュスキン層4aの上面に発泡性パウダーを
付着させる段階で、パウダーボックス7内にエア吹き出
し用の複数の配管8を設置して、この配管8に設けた多
数のエア吹き出し口8aを通じてエアを金型6面に吹き
付けて、余剰の発泡性パウダーを除去する工程におい
て、特に、表皮材4の折り返し部5の厚みを薄くするよ
うに、エア圧を調整して、折り返し部5における発泡性
パウダーの除去を重点的に行なうという方法がとられて
いる。
に、表皮材4を成形するスラッシュ成形用金型6に、発
泡性樹脂パウダーを充填したパウダーボックス7を接合
して、ローテーション操作を行ない、金型6に付着して
いるスラッシュスキン層4aの上面に発泡性パウダーを
付着させる段階で、パウダーボックス7内にエア吹き出
し用の複数の配管8を設置して、この配管8に設けた多
数のエア吹き出し口8aを通じてエアを金型6面に吹き
付けて、余剰の発泡性パウダーを除去する工程におい
て、特に、表皮材4の折り返し部5の厚みを薄くするよ
うに、エア圧を調整して、折り返し部5における発泡性
パウダーの除去を重点的に行なうという方法がとられて
いる。
【0006】さらに、図7に示すように、スラッシュ成
形用金型6にスラッシュスキン層4aとスラッシュ発泡
層4bとを積層形成した後、表皮材4の折り返し部5に
相当する箇所をプレス具9により押圧して、肉厚を薄く
形成する方法も周知である。
形用金型6にスラッシュスキン層4aとスラッシュ発泡
層4bとを積層形成した後、表皮材4の折り返し部5に
相当する箇所をプレス具9により押圧して、肉厚を薄く
形成する方法も周知である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法、すなわちパウダーボックス7内に設置した配管8
により、折り返し部5の発泡性パウダーを重点的に除去
する方法においては、折り返し部5における発泡層4b
の厚みは一般部に比べ薄くなるものの、限度があり、折
り返し部5の薄肉化を達成する上では有効な対策ではな
く、スムーズな巻き込み操作をする上で問題があり、ま
た折り返し部5に付着した発泡性パウダー4bが無駄で
あり、材料ロスが多いという欠点がある。
方法、すなわちパウダーボックス7内に設置した配管8
により、折り返し部5の発泡性パウダーを重点的に除去
する方法においては、折り返し部5における発泡層4b
の厚みは一般部に比べ薄くなるものの、限度があり、折
り返し部5の薄肉化を達成する上では有効な対策ではな
く、スムーズな巻き込み操作をする上で問題があり、ま
た折り返し部5に付着した発泡性パウダー4bが無駄で
あり、材料ロスが多いという欠点がある。
【0008】さらに、配管8のエア吹き出し口8aを通
じて発泡性パウダーを除去する方法では、均一なエア圧
をかけることが難しく、スラッシュ発泡層4bが偏肉
し、製品表面の凹凸となって現われ、外観上あるいは感
触上好ましくないという問題的も指摘されている。
じて発泡性パウダーを除去する方法では、均一なエア圧
をかけることが難しく、スラッシュ発泡層4bが偏肉
し、製品表面の凹凸となって現われ、外観上あるいは感
触上好ましくないという問題的も指摘されている。
【0009】また、後者のプレス具9を使用する方法に
おいては、スラッシュ成形用金型6の冷却時、金型6の
温度が100℃以下60℃以上のときにプレス加工を行
なわねばならず、プレス加工時のタイミングをとるため
の設備費が大であり、コスト高を招くとともに、プレス
具9として通常シリコンラバーが使用されるが、シリコ
ンラバーの耐久性がないため、頻繁に取り換えねばなら
ず、このこともコスト高を招来する要因となっている。
おいては、スラッシュ成形用金型6の冷却時、金型6の
温度が100℃以下60℃以上のときにプレス加工を行
なわねばならず、プレス加工時のタイミングをとるため
の設備費が大であり、コスト高を招くとともに、プレス
具9として通常シリコンラバーが使用されるが、シリコ
ンラバーの耐久性がないため、頻繁に取り換えねばなら
ず、このこともコスト高を招来する要因となっている。
【0010】さらに、このプレス具9により表皮材4の
折り返し部5を薄肉化する方法では、折り返し部5の厚
みは薄くなるものの、剛性が増大し、反発力が増すた
め、折り返し部5の巻き込み操作の際、この反発力によ
り円滑な巻き込み操作が期待できないという致命的な欠
点がある。
折り返し部5を薄肉化する方法では、折り返し部5の厚
みは薄くなるものの、剛性が増大し、反発力が増すた
め、折り返し部5の巻き込み操作の際、この反発力によ
り円滑な巻き込み操作が期待できないという致命的な欠
点がある。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本発明の目的とするところは、内装部品の
表皮材としてスラッシュスキン層とスラッシュ発泡層と
の積層体からなるスラッシュ成形表皮材の成形方法にお
いて、表皮材の周縁端末の巻き込み操作が簡単に行な
え、かつ製品の周縁端末部を薄肉化することにより、相
手部品との干渉を未然に防止した自動車用内装部品に使
用する表皮材の成形方法を提供することにある。
れたもので、本発明の目的とするところは、内装部品の
表皮材としてスラッシュスキン層とスラッシュ発泡層と
の積層体からなるスラッシュ成形表皮材の成形方法にお
いて、表皮材の周縁端末の巻き込み操作が簡単に行な
え、かつ製品の周縁端末部を薄肉化することにより、相
手部品との干渉を未然に防止した自動車用内装部品に使
用する表皮材の成形方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、スラッシュスキン層とスラッシュ発泡層
との積層体からなり、芯材表面側に貼着され、かつ芯材
周縁裏面にスラッシュスキン層のみ折返し処理される表
皮材の成形方法において、スラッシュ成形用金型に樹脂
パウダーを充填したパウダーボックスを接合させて、ロ
ーテーション操作を行ない、金型面に樹脂パウダーを付
着溶融させるスラッシュスキン層の形成工程と、発泡性
樹脂パウダーを充填したパウダーボックスを金型に接合
させて、ローテーション操作を行ない、スラッシュスキ
ン層上面に発泡性樹脂パウダーを付着させるとともに、
スラッシュスキン層の折り返し部において、シーリング
材と金型との間にエア通路を形成し、このエア通路内に
エアを吹き付けることにより、スラッシュスキン層の折
り返し部上面に付着した発泡性樹脂パウダーを除去する
スラッシュ発泡層の形成工程と、スラッシュスキン層上
に発泡性パウダーを付着させた金型を加熱,冷却する金
型の加熱,冷却工程とからなることを特徴とする。
に、本発明は、スラッシュスキン層とスラッシュ発泡層
との積層体からなり、芯材表面側に貼着され、かつ芯材
周縁裏面にスラッシュスキン層のみ折返し処理される表
皮材の成形方法において、スラッシュ成形用金型に樹脂
パウダーを充填したパウダーボックスを接合させて、ロ
ーテーション操作を行ない、金型面に樹脂パウダーを付
着溶融させるスラッシュスキン層の形成工程と、発泡性
樹脂パウダーを充填したパウダーボックスを金型に接合
させて、ローテーション操作を行ない、スラッシュスキ
ン層上面に発泡性樹脂パウダーを付着させるとともに、
スラッシュスキン層の折り返し部において、シーリング
材と金型との間にエア通路を形成し、このエア通路内に
エアを吹き付けることにより、スラッシュスキン層の折
り返し部上面に付着した発泡性樹脂パウダーを除去する
スラッシュ発泡層の形成工程と、スラッシュスキン層上
に発泡性パウダーを付着させた金型を加熱,冷却する金
型の加熱,冷却工程とからなることを特徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成から明らかなように、表皮材の折り
返し部はスラッシュスキン層のみにより形成され、スラ
ッシュ発泡層は付着していないため、発泡性パウダーの
材料ロスが小さい。
返し部はスラッシュスキン層のみにより形成され、スラ
ッシュ発泡層は付着していないため、発泡性パウダーの
材料ロスが小さい。
【0014】加えて、表皮材の折り返し部はスラッシュ
スキン層のみであり、製品の周縁端末部分の厚みが小さ
いため、相手部品との干渉が防止でき、かつ相手部品と
の間に隙間が発生したりすることがない。
スキン層のみであり、製品の周縁端末部分の厚みが小さ
いため、相手部品との干渉が防止でき、かつ相手部品と
の間に隙間が発生したりすることがない。
【0015】更に、スラッシュ成形における発泡性パウ
ダーの付着時、スラッシュスキン層の折り返し部におい
て、シーリング材と金型との間にエア通路を形成し、こ
のエア通路内にエアを吹き付けるというものであるか
ら、発泡性パウダーが偏肉することがなく、折り返し部
の厚みを均一化させることができるとともに、エア通路
を形成するだけの簡単な構成で足りる。
ダーの付着時、スラッシュスキン層の折り返し部におい
て、シーリング材と金型との間にエア通路を形成し、こ
のエア通路内にエアを吹き付けるというものであるか
ら、発泡性パウダーが偏肉することがなく、折り返し部
の厚みを均一化させることができるとともに、エア通路
を形成するだけの簡単な構成で足りる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による表皮材の成形方法につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は本発明方法を使用して成形した表皮
材を自動車用ドアトリムに適用した実施例を示す断面
図、図2は同自動車用ドアトリムの表皮材の折り返し部
の構成を示す断面図、図3,図4は本発明方法における
表皮材のスラッシュ成形工程を示す各断面図である。
材を自動車用ドアトリムに適用した実施例を示す断面
図、図2は同自動車用ドアトリムの表皮材の折り返し部
の構成を示す断面図、図3,図4は本発明方法における
表皮材のスラッシュ成形工程を示す各断面図である。
【0018】まず、本発明方法を適用した一実施例とし
てドアトリムを例示して説明すると、図1において、自
動車用ドアトリム10は、所要形状にプレス成形された
芯材11と、この芯材11の表面側に積層一体化され、
クッション性を付与するポリウレタンフォーム等のパッ
ド材12と、さらにその外表面に表面外観ならびに表面
感触を向上させる目的で積層されるスラッシュ成形表皮
材13とから大略構成されている。
てドアトリムを例示して説明すると、図1において、自
動車用ドアトリム10は、所要形状にプレス成形された
芯材11と、この芯材11の表面側に積層一体化され、
クッション性を付与するポリウレタンフォーム等のパッ
ド材12と、さらにその外表面に表面外観ならびに表面
感触を向上させる目的で積層されるスラッシュ成形表皮
材13とから大略構成されている。
【0019】さらに詳しくは、スラッシュ成形表皮材1
3は表面側からスラッシュスキン層14,スラッシュ発
泡層15の2層の積層体から構成されているとともに、
表皮材13の周縁端末部分すなわち芯材11裏面側に巻
き込み接着される折り返し部16はスラッシュスキン層
14のみで構成され、スラッシュ発泡層15が除去され
ている。
3は表面側からスラッシュスキン層14,スラッシュ発
泡層15の2層の積層体から構成されているとともに、
表皮材13の周縁端末部分すなわち芯材11裏面側に巻
き込み接着される折り返し部16はスラッシュスキン層
14のみで構成され、スラッシュ発泡層15が除去され
ている。
【0020】すなわち、図2に示すように、スラッシュ
成形表皮材13の周縁端末部分の折り返し部16がスラ
ッシュスキン層14のみで構成され、剛性が小さな薄肉
状であるため、反発力が極めて小さく、芯材11裏面側
に円滑に巻き込み接着させることができ、端末処理作業
が円滑に行なえるという利点がある。
成形表皮材13の周縁端末部分の折り返し部16がスラ
ッシュスキン層14のみで構成され、剛性が小さな薄肉
状であるため、反発力が極めて小さく、芯材11裏面側
に円滑に巻き込み接着させることができ、端末処理作業
が円滑に行なえるという利点がある。
【0021】さらに、折り返し部16を薄肉化すること
により、ドアトリム10の周縁部分の厚みが小さく設定
できるため、相手部品との干渉が未然に防止できるとと
もに、折り返し部が偏肉した場合、相手部品との間に隙
間が生じ、見栄えが低下するという従来不具合を有効に
解決できる。
により、ドアトリム10の周縁部分の厚みが小さく設定
できるため、相手部品との干渉が未然に防止できるとと
もに、折り返し部が偏肉した場合、相手部品との間に隙
間が生じ、見栄えが低下するという従来不具合を有効に
解決できる。
【0022】加えて、折り返し部16がスラッシュスキ
ン層14のみのため、従来この部分にスラッシュ発泡層
が付着していたものに比べ、発泡性パウダーが節約で
き、コストダウンならびに軽量化にも貢献できる。
ン層14のみのため、従来この部分にスラッシュ発泡層
が付着していたものに比べ、発泡性パウダーが節約で
き、コストダウンならびに軽量化にも貢献できる。
【0023】次に、図3ないし図4に基づいて、スラッ
シュ成形表皮材13の成形工程の好適実施例について説
明する。
シュ成形表皮材13の成形工程の好適実施例について説
明する。
【0024】図3はスラッシュ成形表皮材13のうちス
ラッシュスキン層14の形成工程を示すもので、スラッ
シュ成形用金型20に対して、塩ビ樹脂パウダー等の樹
脂パウダーP1を充填したパウダーボックス30をシー
リング材31を介して接合した後、金型20に設けた回
転軸21回りに金型20ならびにパウダーボックス30
を回転操作させることにより、金型20の型面に樹脂パ
ウダーP1を付着させ、溶融させることによりスラッシ
ュスキン層14を形成する。
ラッシュスキン層14の形成工程を示すもので、スラッ
シュ成形用金型20に対して、塩ビ樹脂パウダー等の樹
脂パウダーP1を充填したパウダーボックス30をシー
リング材31を介して接合した後、金型20に設けた回
転軸21回りに金型20ならびにパウダーボックス30
を回転操作させることにより、金型20の型面に樹脂パ
ウダーP1を付着させ、溶融させることによりスラッシ
ュスキン層14を形成する。
【0025】次いで、図4に示すように、スラッシュス
キン層14の形成工程と連続して、アゾジカルボンアミ
ド等の発泡剤を塩ビ樹脂パウダーに混入した発泡性パウ
ダーP2を充填したパウダーボックス40を、シーリン
グ材41を介してスラッシュスキン層14を形成した金
型20に対して接合し、ローテーション操作を行なうこ
とにより、スラッシュスキン層14の上面に発泡性パウ
ダーP2を付着させる。
キン層14の形成工程と連続して、アゾジカルボンアミ
ド等の発泡剤を塩ビ樹脂パウダーに混入した発泡性パウ
ダーP2を充填したパウダーボックス40を、シーリン
グ材41を介してスラッシュスキン層14を形成した金
型20に対して接合し、ローテーション操作を行なうこ
とにより、スラッシュスキン層14の上面に発泡性パウ
ダーP2を付着させる。
【0026】このとき、シーリング材41の形状は図4
に示すように、金型20と当接するシール部42を備え
るとともに、スラッシュスキン層14の折り返し部16
の設定箇所まで延設する延設部43を設け、この延設部
43と金型20との間に3ないし5mmのクリアランスを
形成する。そして、このクリアランスをエア通路44と
して利用し、周縁部から中央に向けてエアを吹きつける
ようにする。
に示すように、金型20と当接するシール部42を備え
るとともに、スラッシュスキン層14の折り返し部16
の設定箇所まで延設する延設部43を設け、この延設部
43と金型20との間に3ないし5mmのクリアランスを
形成する。そして、このクリアランスをエア通路44と
して利用し、周縁部から中央に向けてエアを吹きつける
ようにする。
【0027】したがって、エア供給管45からのエアが
このエア通路44に吹き込まれ、金型の周縁部から中央
部に向けてエアが吹き付けられるため、この部分すなわ
ち、表皮材13の折り返し部16に相当する箇所におい
ては、スラッシュスキン層14の上面に付着した発泡性
パウダーP2が全て除去され、パウダーボックス40内
に回収される。なお、図中符号46は内部のエアを外部
に排出するためのエア出口を示す。
このエア通路44に吹き込まれ、金型の周縁部から中央
部に向けてエアが吹き付けられるため、この部分すなわ
ち、表皮材13の折り返し部16に相当する箇所におい
ては、スラッシュスキン層14の上面に付着した発泡性
パウダーP2が全て除去され、パウダーボックス40内
に回収される。なお、図中符号46は内部のエアを外部
に排出するためのエア出口を示す。
【0028】その後、スラッシュスキン層14上面に付
着する発泡性パウダーP2を形成した金型20を加熱冷
却することにより、図1に示す表皮材13が形成される
が、この表皮材13は上述したように、折り返し部16
については発泡性パウダーP2が付着しておらず、スラ
ッシュスキン層14のみで構成される。
着する発泡性パウダーP2を形成した金型20を加熱冷
却することにより、図1に示す表皮材13が形成される
が、この表皮材13は上述したように、折り返し部16
については発泡性パウダーP2が付着しておらず、スラ
ッシュスキン層14のみで構成される。
【0029】このように図3,図4に示す工程によれ
ば、シーリング材41の形状を変更させるだけでスラッ
シュスキン層14のみで折り返し部16を形成した表皮
材13を簡単かつ確実に形成することができ、大掛かり
な設備も必要とすることなく、確実に折り返し部16を
薄肉化できる利点がある。
ば、シーリング材41の形状を変更させるだけでスラッ
シュスキン層14のみで折り返し部16を形成した表皮
材13を簡単かつ確実に形成することができ、大掛かり
な設備も必要とすることなく、確実に折り返し部16を
薄肉化できる利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、以
下に記載する格別の作用効果を有する。
下に記載する格別の作用効果を有する。
【0031】(1)本発明に係る表皮材の成形方法によ
れば、金型とシーリング材との間に周縁部から中央部に
向かうエア通路を形成するという簡易な構成の成形装置
で実施でき、大掛かりな装置を必要としないため、低コ
ストで実施できるという効果を有する。
れば、金型とシーリング材との間に周縁部から中央部に
向かうエア通路を形成するという簡易な構成の成形装置
で実施でき、大掛かりな装置を必要としないため、低コ
ストで実施できるという効果を有する。
【0032】(2)本発明に係る表皮材の成形方法によ
れば、表皮材周縁部分の折り返し部に発泡性パウダーを
付着させない工法であるため、発泡性パウダーを節約で
きることからコストダウンならびに軽量化に貢献できる
という効果を有する。
れば、表皮材周縁部分の折り返し部に発泡性パウダーを
付着させない工法であるため、発泡性パウダーを節約で
きることからコストダウンならびに軽量化に貢献できる
という効果を有する。
【0033】(3)本発明に係る表皮材の成形方法によ
れば、表皮材の周縁部分の折り返し部をスラッシュスキ
ン層のみで構成したため、従来のように厚肉の折り返し
部や偏肉状の折り返し部を使用するものに比べ、相手部
品との干渉を未然に防止できるとともに、相手部品との
間に隙間が発生することがなく、見栄え上好ましいとい
う効果を有する。
れば、表皮材の周縁部分の折り返し部をスラッシュスキ
ン層のみで構成したため、従来のように厚肉の折り返し
部や偏肉状の折り返し部を使用するものに比べ、相手部
品との干渉を未然に防止できるとともに、相手部品との
間に隙間が発生することがなく、見栄え上好ましいとい
う効果を有する。
【図1】本発明方法を適用して製作した自動車用ドアト
リムの構成を示す断面図。
リムの構成を示す断面図。
【図2】図1に示す自動車用ドアトリムの端末処理工程
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】本発明方法におけるスラッシュスキン層形成工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図4】本発明方法におけるスラッシュ発泡層の形成工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図5】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
図。
【図6】表皮材の折り返し部を薄肉化する従来方法を示
す断面図。
す断面図。
【図7】表皮材の折り返し部を薄肉化する従来方法を示
す断面図。
す断面図。
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 13 スラッシュ成形表皮材 14 スラッシュスキン層 15 スラッシュ発泡層 16 折り返し部 20 スラッシュ成形用金型 21 回転軸 30 パウダーボックス 31 シーリング材 40 パウダーボックス 41 シーリング材 44 エア通路 P1 樹脂パウダー P2 発泡性樹脂パウダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 31:58
Claims (1)
- 【請求項1】 スラッシュスキン層(14)とスラッシ
ュ発泡層(15)との積層体からなり、芯材(11)表
面側に貼着され、かつ芯材(11)周縁裏面にスラッシ
ュスキン層(14)のみ折返し処理される表皮材の成形
方法において、 スラッシュ成形用金型(20)に樹脂パウダー(P1)
を充填したパウダーボックス(30)を接合させて、ロ
ーテーション操作を行ない、金型(20)面に樹脂パウ
ダー(P1)を付着溶融させるスラッシュスキン層(1
4)の形成工程と、 発泡性樹脂パウダー(P2)を充填したパウダーボック
ス(40)を金型(20)に接合させて、ローテーショ
ン操作を行ない、スラッシュスキン層(14)上面に発
泡性樹脂パウダー(P2)を付着させるとともに、スラ
ッシュスキン層(14)の折り返し部(16)におい
て、シーリング材(41)と金型(20)との間にエア
通路(44)を形成し、このエア通路(44)内にエア
を吹き付けることにより、スラッシュスキン層(14)
の折り返し部(16)上面に付着した発泡性樹脂パウダ
ー(P2)を除去するスラッシュ発泡層(15)の形成
工程と、 スラッシュスキン層(14)上に発泡性パウダー(P
2)を付着させた金型(20)を加熱,冷却する金型
(20)の加熱,冷却工程とからなることを特徴とする
表皮材の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3017953A JPH0822553B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 表皮材の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3017953A JPH0822553B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 表皮材の成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH04257407A JPH04257407A (ja) | 1992-09-11 |
| JPH0822553B2 true JPH0822553B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=11958129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3017953A Expired - Lifetime JPH0822553B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 表皮材の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0822553B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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-
1991
- 1991-02-08 JP JP3017953A patent/JPH0822553B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04257407A (ja) | 1992-09-11 |
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