JPH08225552A - モルホリンジオン誘導体の製造法 - Google Patents
モルホリンジオン誘導体の製造法Info
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- JPH08225552A JPH08225552A JP3193495A JP3193495A JPH08225552A JP H08225552 A JPH08225552 A JP H08225552A JP 3193495 A JP3193495 A JP 3193495A JP 3193495 A JP3193495 A JP 3193495A JP H08225552 A JPH08225552 A JP H08225552A
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- Japan
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- Pending
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 PF1022物質又はその誘導体からモル
ホリンジオン誘導体の製造法を提供する。 【構成】 PF1022物質又はその誘導体から、酸
又は塩基の存在下、分子内環縮少反応により、下記の一
般式(II) 【化6】 (式中、Rはメチル基、ベンジル基及び置換ベンジル基
を示し、Meはメチル基を示す。)で示されるモルホリ
ンジオン誘導体を製造する。
ホリンジオン誘導体の製造法を提供する。 【構成】 PF1022物質又はその誘導体から、酸
又は塩基の存在下、分子内環縮少反応により、下記の一
般式(II) 【化6】 (式中、Rはメチル基、ベンジル基及び置換ベンジル基
を示し、Meはメチル基を示す。)で示されるモルホリ
ンジオン誘導体を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PF1022物質又は
その誘導体の分子内環縮少反応による、モルホリンジオ
ン誘導体の製造法に関する。
その誘導体の分子内環縮少反応による、モルホリンジオ
ン誘導体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】PF1022物質又はその誘導体及びそ
れらの製造方法については、特開平3−35796号公
報、特開平5−320148号公報及びWO94/19
334号公報に記載され、またJ.Antibiotics 45巻、5
号、692〜697 頁、1992年にはPF1022物質に
関する学術的な記述があり、動物の寄生虫に対して駆除
作用を示すことが明らかにされている。
れらの製造方法については、特開平3−35796号公
報、特開平5−320148号公報及びWO94/19
334号公報に記載され、またJ.Antibiotics 45巻、5
号、692〜697 頁、1992年にはPF1022物質に
関する学術的な記述があり、動物の寄生虫に対して駆除
作用を示すことが明らかにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】微生物発酵は、時に合
成化学的手法では作ることが困難な化学物質、例えば光
学活性なα−アミノ酸、α−オキシ酸もしくはそれらよ
り構成される複雑なペプチド類、デプシペプチド類を一
挙に、かつ大量に生産可能とする場合があり、極めてす
ぐれた方法である。PF1022物質は、24員環のテ
トラデプシペプチド構造を有する発酵生産物であり、駆
虫作用を示すところから有用な物質である。しかし、そ
れ以外の用途、例えば医薬品としての用途については未
知であり、新たな利用方法の開発は意義ある課題と言え
る。
成化学的手法では作ることが困難な化学物質、例えば光
学活性なα−アミノ酸、α−オキシ酸もしくはそれらよ
り構成される複雑なペプチド類、デプシペプチド類を一
挙に、かつ大量に生産可能とする場合があり、極めてす
ぐれた方法である。PF1022物質は、24員環のテ
トラデプシペプチド構造を有する発酵生産物であり、駆
虫作用を示すところから有用な物質である。しかし、そ
れ以外の用途、例えば医薬品としての用途については未
知であり、新たな利用方法の開発は意義ある課題と言え
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはPF102
2物質又はその誘導体の化学構造に着目し、同物質が規
則的な分子結合のくり返し単位すなわち、ペプチド−エ
ステルを一単位とすればテトラマーと言えることから、
化学的手段を工夫すれば、モノマー単位すなわち6員環
のデプシペプチド単位に導けるものと判断した。
2物質又はその誘導体の化学構造に着目し、同物質が規
則的な分子結合のくり返し単位すなわち、ペプチド−エ
ステルを一単位とすればテトラマーと言えることから、
化学的手段を工夫すれば、モノマー単位すなわち6員環
のデプシペプチド単位に導けるものと判断した。
【0005】類似の6員環デプシペプチドについては、
例えば J.Antibiotics46巻、12号、1782〜1787頁、19
93年に下記式(III)
例えば J.Antibiotics46巻、12号、1782〜1787頁、19
93年に下記式(III)
【0006】
【化3】 で示されるLateritin がコレステロールアシルトランス
フェラーゼに対する阻害作用が報告されている。
フェラーゼに対する阻害作用が報告されている。
【0007】以上のことから、本発明者らはPF102
2物質又はその誘導体について様々の化学反応を実施し
た結果、当該のPF1022物質又はその誘導体が酸も
しくはアルカリの存在下に分子内環縮少反応を行い、目
的とする6員環化合物であるモルホリンジオン誘導体に
変換されることを見い出した。
2物質又はその誘導体について様々の化学反応を実施し
た結果、当該のPF1022物質又はその誘導体が酸も
しくはアルカリの存在下に分子内環縮少反応を行い、目
的とする6員環化合物であるモルホリンジオン誘導体に
変換されることを見い出した。
【0008】本発明におけるPF1022物質又はその
誘導体とは、発酵生産物であるPF1022物質、B、
C、Dの各物質及び、それらに更に化学修飾を行って得
られる物質群を意味する。本発明は、下記一般式(I)
誘導体とは、発酵生産物であるPF1022物質、B、
C、Dの各物質及び、それらに更に化学修飾を行って得
られる物質群を意味する。本発明は、下記一般式(I)
【0009】
【化4】 (式中Rはメチル基、ベンジル基及び置換ベンジル基を
示し、Meは、メチル基を示す。)で示されるPF10
22誘導体を不活性溶媒中、酸又は塩基で処理すること
を特徴とする下記一般式(II)
示し、Meは、メチル基を示す。)で示されるPF10
22誘導体を不活性溶媒中、酸又は塩基で処理すること
を特徴とする下記一般式(II)
【0010】
【化5】 (式中R及びMeは式(I)と同義である。)で示され
るモルホリンジオン誘導体の製造法に係わる。
るモルホリンジオン誘導体の製造法に係わる。
【0011】式(II)のRの置換ベンジル基とは、p−
ヒドロキシベンジル、p−メトキシベンジル、p-t-ブ
トキシベンジル、p−エトキシベンジル、p−n−プロ
ポキシベンジル、p−アリルオキシベンジル、p−n−
ブトキシベンジル、p−n−オクチルオキシベンジル、
p−トリチルオキシベンジル、p−イソブトキシカルボ
ニルオキシベンジル等が挙げられる。
ヒドロキシベンジル、p−メトキシベンジル、p-t-ブ
トキシベンジル、p−エトキシベンジル、p−n−プロ
ポキシベンジル、p−アリルオキシベンジル、p−n−
ブトキシベンジル、p−n−オクチルオキシベンジル、
p−トリチルオキシベンジル、p−イソブトキシカルボ
ニルオキシベンジル等が挙げられる。
【0012】本発明の製造法の第一の方法としては、P
F1022誘導体を不活性溶媒中、酸もしくは酸性塩の
存在下に行う方法がある。この方法に用いられる不活性
溶媒の例としてはエーテル,ジオキサン,テトラヒドロ
フラン,エチレングリコール・ジアルキルエーテル類,
ジエチレングリコール・ジアルキルエーテル類などの環
状、非環状エーテル類及びメタノール,エタノールなど
のアルコール類などがあげられ、酸としては塩酸、硫酸
などの鉱酸及び酸性塩の例としては塩化亜鉛、硫酸銅な
どをあげることができる。
F1022誘導体を不活性溶媒中、酸もしくは酸性塩の
存在下に行う方法がある。この方法に用いられる不活性
溶媒の例としてはエーテル,ジオキサン,テトラヒドロ
フラン,エチレングリコール・ジアルキルエーテル類,
ジエチレングリコール・ジアルキルエーテル類などの環
状、非環状エーテル類及びメタノール,エタノールなど
のアルコール類などがあげられ、酸としては塩酸、硫酸
などの鉱酸及び酸性塩の例としては塩化亜鉛、硫酸銅な
どをあげることができる。
【0013】第二の方法としては、塩基の存在下による
方法があり、例えばナトリウムメトキシド、カリウム−
t−ブトキシドなどの金属アルコラートの存在下に非プ
ロトン性溶媒、例えばジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジアルキルエーテルなどでの希
釈下に、反応を行うことができる。いずれの方法にあっ
ても反応は、常温下〜加熱下のいずれもが選択でき、必
要に応じての加熱が、反応時間の短縮に有効である。
方法があり、例えばナトリウムメトキシド、カリウム−
t−ブトキシドなどの金属アルコラートの存在下に非プ
ロトン性溶媒、例えばジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジアルキルエーテルなどでの希
釈下に、反応を行うことができる。いずれの方法にあっ
ても反応は、常温下〜加熱下のいずれもが選択でき、必
要に応じての加熱が、反応時間の短縮に有効である。
【0014】反応混合物から目的物の分離は、合成技術
の上で一般的な方法及びそれらの組み合せ、例えば不活
性溶媒による抽出、カラムクロマトグラフィー、再結晶
などで行うことができる。かくして得られたモルホリン
ジオン誘導体は、オキシ酸とアミノ酸各一種より構成さ
れる最少単位の環状デプシペプチドであり、前記の Lat
iritinなどと類似した化学的性質を示すところから、医
薬品及びその素材として有用である。
の上で一般的な方法及びそれらの組み合せ、例えば不活
性溶媒による抽出、カラムクロマトグラフィー、再結晶
などで行うことができる。かくして得られたモルホリン
ジオン誘導体は、オキシ酸とアミノ酸各一種より構成さ
れる最少単位の環状デプシペプチドであり、前記の Lat
iritinなどと類似した化学的性質を示すところから、医
薬品及びその素材として有用である。
【0015】
実施例1 PF1022物質(特開昭5−320148号公報及び
WO94/19334号公報に従って製造)0.95gに無
水塩化亜鉛 170mg及びメタノール30mlを加え、混合
物を水浴上で1時間加熱還流した。反応液を冷却後減圧
下に濃縮し、残留物をイソプロピルエーテル50ml及び
水30mlで抽出し、イソプロピルエーテル溶液を分離、
乾燥後濃縮すると油状の残留物が得られた。この物質を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸
エチル=1/1)で精製して、次の2物質を得た。
WO94/19334号公報に従って製造)0.95gに無
水塩化亜鉛 170mg及びメタノール30mlを加え、混合
物を水浴上で1時間加熱還流した。反応液を冷却後減圧
下に濃縮し、残留物をイソプロピルエーテル50ml及び
水30mlで抽出し、イソプロピルエーテル溶液を分離、
乾燥後濃縮すると油状の残留物が得られた。この物質を
シリカゲルクロマトグラフィー(溶媒:ヘキサン/酢酸
エチル=1/1)で精製して、次の2物質を得た。
【0016】(1);6−ベンジル−3−イソブチル−
4−メチルモルホリン−2,5−ジオン 収量 0.4
4g , EI−MS 275 (M+) , 1H NMR(CDCl
3 ,δppm) 7.32 (m,5H) , 5.02(dd,1H) , 3.82(dd,1H)
, 3.49(dd,1H) ,3.21 (dd,1H), 2.95(s,3H) , 1.7
(m,3H) , 0.96(d,3H),0.94(d,3H)
4−メチルモルホリン−2,5−ジオン 収量 0.4
4g , EI−MS 275 (M+) , 1H NMR(CDCl
3 ,δppm) 7.32 (m,5H) , 5.02(dd,1H) , 3.82(dd,1H)
, 3.49(dd,1H) ,3.21 (dd,1H), 2.95(s,3H) , 1.7
(m,3H) , 0.96(d,3H),0.94(d,3H)
【0017】(2);4,6−ジメチル−3−イソブチ
ルモルホリン−2,5−ジオン 収量 0.27g , EI−MS 199 (M+) , 1H
NMR(CDCl3 ,δppm)4.94 (q,1H) , 4.05(dd,1H) ,
3.01(s,3H) , 1.7〜1.8(m,3H) ,1.62 (d,3H) ,
1.03(d,3H) , 1.00(d,3H)
ルモルホリン−2,5−ジオン 収量 0.27g , EI−MS 199 (M+) , 1H
NMR(CDCl3 ,δppm)4.94 (q,1H) , 4.05(dd,1H) ,
3.01(s,3H) , 1.7〜1.8(m,3H) ,1.62 (d,3H) ,
1.03(d,3H) , 1.00(d,3H)
【0018】実施例2 PF1022物質 0.50gに無水のエチレングリコール・
ジメチルエーテル10ml及び、カリウム−t−ブトキシ
ド 0.10gを加え常温下で2時間撹拌した。反応液を減圧
下に濃縮し、残留物に酢酸エチル50ml及び水を加え抽
出し、酢酸エチル溶液を分液、乾燥後濃縮すると油状物
0.17gが残留した。本物質はシリカゲルTLCにおいて
(展開系:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)、実施例1
で得られた2物質とそれぞれ一致し、2物質の混合物で
あると判定された。
ジメチルエーテル10ml及び、カリウム−t−ブトキシ
ド 0.10gを加え常温下で2時間撹拌した。反応液を減圧
下に濃縮し、残留物に酢酸エチル50ml及び水を加え抽
出し、酢酸エチル溶液を分液、乾燥後濃縮すると油状物
0.17gが残留した。本物質はシリカゲルTLCにおいて
(展開系:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)、実施例1
で得られた2物質とそれぞれ一致し、2物質の混合物で
あると判定された。
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式(I) 【化1】 (式中Rはメチル基、ベンジル基及び置換ベンジル基を
示し、Meはメチル基を示す。)で示されるPF102
2物質又はその誘導体を不活性溶媒中、酸又は塩基で処
理することを特徴とする下記一般式(II) 【化2】 (式中R及びMeは式(I)と同義である。)で示され
るモルホリンジオン誘導体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3193495A JPH08225552A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | モルホリンジオン誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3193495A JPH08225552A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | モルホリンジオン誘導体の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08225552A true JPH08225552A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12344808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3193495A Pending JPH08225552A (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | モルホリンジオン誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08225552A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6828300B2 (en) | 1999-12-22 | 2004-12-07 | Bayer Aktiengesellschaft | Pest control agent/PF 1022-221 |
| US6900176B2 (en) | 1999-12-22 | 2005-05-31 | Bayer Aktiengesellschaft | Pest control agents/depsipeptides |
| CN100395240C (zh) * | 2005-04-01 | 2008-06-18 | 同济大学 | (3s-顺)-苯甲酯-[4-(6-甲基-2,5-二酮-3-吗啉基)丁基]-氨基甲酸的合成方法 |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP3193495A patent/JPH08225552A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6828300B2 (en) | 1999-12-22 | 2004-12-07 | Bayer Aktiengesellschaft | Pest control agent/PF 1022-221 |
| US6900176B2 (en) | 1999-12-22 | 2005-05-31 | Bayer Aktiengesellschaft | Pest control agents/depsipeptides |
| CN100395240C (zh) * | 2005-04-01 | 2008-06-18 | 同济大学 | (3s-顺)-苯甲酯-[4-(6-甲基-2,5-二酮-3-吗啉基)丁基]-氨基甲酸的合成方法 |
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