JPH08226706A - 電池制御式燃焼装置 - Google Patents

電池制御式燃焼装置

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JPH08226706A
JPH08226706A JP7030541A JP3054195A JPH08226706A JP H08226706 A JPH08226706 A JP H08226706A JP 7030541 A JP7030541 A JP 7030541A JP 3054195 A JP3054195 A JP 3054195A JP H08226706 A JPH08226706 A JP H08226706A
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久喜 加藤
Yoshiaki Okamoto
芳明 岡本
Masaki Nakanou
正樹 中農
Atsushi Ando
厚史 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾電池62を用いて価格を抑えるとともに乾
電池62の寿命を延ばし、さらに閉弁不能が生じても安
全性が確保できるガス追焚装置10の提供。 【構成】 制御回路13は、電磁弁32、パイロットバ
ルブ33、メインバルブ34に閉弁不能が生じた場合
は、マイクロコンピュータをOFF せずに、異常表示、あ
るいは閉弁努力を行う。また、閉弁不能以外の異常(着
火エラー、失火エラー、排気エラー、電池切れエラー
等)では、電磁弁32、パイロットバルブ33、メイン
バルブ34を閉弁し、マイクロコンピュータをOFF す
る。このように、安全性にかかる閉弁不能が生じた場合
は、マイクロコンピュータの作動が継続するため、安全
性を確保できる。また、安全性にかからない異常時は、
閉弁後マイクロコンピュータをOFF するため、乾電池6
2の寿命が延びる。この結果、電源に乾電池62を使用
でき、安全性のガス追焚装置10を安価に提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源に乾電池を用いる
とともに、バーナへの燃料の供給を行う燃料供給路を、
電動アクチュエータの作動によって開閉する電池制御式
燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガスの燃焼によって風呂の追焚
を行うガス追焚装置は、ガスの供給路に開閉弁を配置
し、この開閉弁を制御回路によって開閉制御している。
そして、従来のガス追焚装置は、制御弁および制御回路
等を作動させる電力として、各家庭に供給される交流1
00Vの電力を、変圧、整流して利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガス追焚装置などの各
燃焼装置は、商用電源のない場所でも容易に設置できる
ことが望まれるとともに、価格を抑える要求がある。そ
こで、交流100Vの電力を、変圧、整流する回路を廃
止し、電力源に乾電池を用いることが考えられる。電力
源に乾電池を用いる場合、乾電池の寿命を延ばすため
に、燃焼装置の作動終了後に制御回路に使用されるマイ
クロコンピュータへの通電を停止する技術が考えられ
る。
【0004】ここで、開閉弁には、電磁コイルの発生す
る磁力によって燃料供給路を開弁する電磁弁や、電動モ
ータの発生する回転力を用いて燃料供給路を開閉する制
御弁等がある。電磁弁や制御弁などの開閉弁は、燃焼装
置の運転中などに故障し、閉弁不能になる可能性があ
る。このように開閉弁が閉弁不能となった場合、そのま
ま閉弁しない状態でマイクロコンピュータへの通電を停
止すると、例え他の開閉弁によって燃料供給路が閉弁さ
れていたとしても、故障した開閉弁が開弁状態のままで
ある。また、マイクロコンピュータを常に通電して開閉
弁の状態を監視するように設けると、乾電池の消費電力
が大きく、電池寿命が短くなって、電源の乾電池化によ
るコストの低減が望めなくなってしまう。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、電源に乾電池を使用するととも
に、使用される乾電池の寿命を延ばし、さらに電動アク
チュエータによって作動する開閉弁に異常が生じた場合
でも、安全性が確保できる電池制御式燃焼装置の提供に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電池制御式燃焼
装置は、上記の目的を達成するために、次の技術的手段
を採用した。 〔請求項1の手段〕電池制御式燃焼装置は、 (a)燃料の燃焼を行うバーナと、 (b)このバーナへ燃料の供給を行う燃料供給路と、 (c)電動アクチュエータの作動によって、前記燃料供
給路の開閉を行う開閉弁と、 (d)前記電動アクチュエータを作動制御するためにマ
イクロコンピュータを使用した制御回路と、 (e)この制御回路に作動電力の供給を行うとともに、
前記電動アクチュエータに作動電力を供給する乾電池と
を備える。そして、前記制御回路は、(d−1)前記開
閉弁の閉弁不能を検出する閉弁不能検出手段と、(d−
2)前記開閉弁の閉弁不能以外の異常を検出する他異常
検出手段と、(d−3)前記閉弁不能検出手段が前記開
閉弁の閉弁不能を検出した際、閉弁動作のリトライ、あ
るいは閉弁不能が発生した旨の表示を行う閉弁不能対応
手段と、(d−4)前記他異常検出手段が前記閉弁不能
以外の異常を検出した際、前記開閉弁の閉弁後に前記マ
イクロコンピュータの通電を停止する他異常対応手段と
を備える。
【0007】〔請求項2の手段〕請求項1の電池制御式
燃焼装置において、前記開閉弁は、前記電動アクチュエ
ータである電磁コイルの作動によって前記燃料供給路を
開閉する電磁弁であるとともに、この電磁弁が閉弁する
ことにより、前記バーナの燃焼を停止させるもので、前
記閉弁不能検出手段は、閉弁動作の指示後、所定時間内
に消炎が確認されない場合に、閉弁不能を検出するもの
で、前記閉弁不能対応手段は、前記電磁弁が閉弁不能を
発生した旨を、表示器を用いて使用者に表示する異常表
示手段を備えることを特徴とする。
【0008】〔請求項3の手段〕請求項1の電池制御式
燃焼装置において、前記開閉弁は、前記電動アクチュエ
ータである電動モータの作動によって前記燃料供給路を
開閉する制御弁で、前記閉弁不能検出手段は、前記制御
弁の作動を検出する検出スイッチの作動状態から閉弁不
能を検出するもので、前記閉弁不能対応手段は、前記制
御弁が閉弁不能を発生した場合、所定時間に亘って前記
電動モータの作動を停止した後、前記電動モータに閉弁
動作の指示を再び与えるリトライ手段を備えることを特
徴とする。
【0009】〔請求項4の手段〕請求項3の電池制御式
燃焼装置において、前記閉弁不能対応手段は、前記リト
ライ手段により前記電動モータの作動停止および再動の
リトライを所定回数実行しても、前記制御弁が閉弁不能
の場合は、前記マイクロコンピュータの通電を停止する
リトライ停止手段を備えることを特徴とする。
【0010】〔請求項5の手段〕請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載の電池制御式燃焼装置において、前
記バーナは、風呂の追焚を行う追焚用熱交換器を加熱す
ることを特徴とする。
【0011】
【作用および発明の効果】
〔請求項1の作用および効果〕他異常検出手段が閉弁不
能以外の異常を検出した場合は、他異常対応手段が開閉
弁を閉弁させた後、マイクロコンピュータの通電を停止
し、電源である乾電池の消費を抑える。閉弁不能検出手
段が開閉弁の閉弁不能を検出した場合は、マイクロコン
ピュータの通電を停止せず、マイクロコンピュータの作
動による閉弁不能対応手段が閉弁動作のリトライ(開閉
弁の閉弁努力)、あるいは閉弁不能が発生した旨の表示
を行う。このように、電動アクチュエータの作動による
開閉弁に、閉弁不能が生じた場合、安全性を確保するた
めにマイクロコンピュータが作動する。つまり、開閉弁
に閉弁不能が生じた場合であっても、安全性を確保する
ことができる。また、閉弁不能以外の異常では、開閉弁
を閉弁した後にマイクロコンピュータが停止するため、
安全性を確保したまま、乾電池の電力消費を抑えること
ができる。つまり、安全性を確保したまま、乾電池の寿
命を延ばすことができるため、電源の乾電池化によって
燃焼装置のコストを低く抑えることができるとともに、
交流電源のない場所でも燃焼装置を容易に設置でき、燃
焼装置の施工性を向上させることができる。
【0012】〔請求項2の作用および効果〕制御回路が
電磁弁を遮断する指示を与えても、所定時間内にバーナ
の消炎が確認されない場合は、閉弁不能検出手段が、電
磁弁の閉弁不能を検出する。そして、電磁弁の閉弁不能
が検出されると、異常表示手段が表示器を用いて使用者
に「電磁弁が閉弁不能を発生した旨」の表示を行う。こ
のように、電磁弁に、閉弁不能が生じた場合は、マイク
ロコンピュータが作動停止することなく、使用者に異常
表示を行うため、電池制御式燃焼装置は安全性を確保す
ることができる。
【0013】〔請求項3の作用および効果〕制御回路が
制御弁を遮断する指示を与えても、検出スイッチによっ
て、制御弁の閉弁が確認されない場合は、閉弁不能検出
手段が、制御弁の閉弁不能を検出する。そして、制御弁
の閉弁不能が検出されると、リトライ手段が所定時間に
亘ってモータの作動を停止して乾電池の電力消費を抑え
た後、電動モータを再び作動させ、制御弁を閉じる努力
を行う。このように、制御弁に、閉弁不能が生じた場合
は、マイクロコンピュータが作動停止することなく、制
御弁を閉じる努力を行うため、電池制御式燃焼装置は安
全性を確保することができる。
【0014】〔請求項4の作用および効果〕リトライ手
段によって、電動モータの所定時間の作動停止および再
動のリトライを所定回数実行しても、制御弁が閉弁しな
い場合は、これ以上リトライを行っても、制御弁が閉弁
しないと判断し、マイクロコンピュータの通電を停止す
る。このため、無駄なリトライが行われずにすみ、無駄
なリトライによる乾電池の電力消費を抑えることができ
る。
【0015】〔請求項5の作用および効果〕請求項5を
採用することにより、電動アクチュエータによって開閉
弁を駆動する追焚装置の安全性を高く確保できる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の電池制御式燃焼装置を、風呂
のガス追焚装置に適用した実施例に基づき図面を参照し
て説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図5は実施例を示すもの
で、図1はガス追焚装置の概略構成図である。ガス追焚
装置10は、大別して、ガス(燃料)の燃焼を行って浴
槽(図示しない)内の水または湯を加熱する燃焼器1
1、この燃焼器11にガスの供給を行うガス供給手段1
2、およびこれらを作動させる制御回路13を備え、以
下順に説明する。
【0017】(燃焼器11の説明)燃焼器11は、パイ
ロットバーナ14、メインバーナ15、追焚用熱交換器
16、排気筒17から構成される。パイロットバーナ1
4および複数のメインバーナ15は並列に設けられ、と
もにガス供給手段12から供給されたガスを多数の噴出
孔から吹出し、周囲の空気によってガスの燃焼を行うブ
ンゼンバーナで、パイロットバーナ14は燃焼量がやや
小さく設けられ、メインバーナ15は燃焼量が大きく設
けられている。なお、パイロットバーナ14は、メイン
バーナ15より先に着火し、メインバーナ15に火移り
させるバーナで、パイロットバーナ14の近傍には、パ
イロットバーナ14への着火を行う点火プラグ18と、
パイロットバーナ14の着火状態を検出するためのサー
モカップル19とが設けられている。
【0018】追焚用熱交換器16は、パイロットバーナ
14およびメインバーナ15によるガス燃焼による熱
と、浴槽内の水(湯)との熱交換を行って、浴槽内の水
(湯)を加熱する手段で、浴槽に接続されて浴槽内の水
(湯)が導かれる配管21と、熱交換効率を高めるフィ
ン22とから構成されている。なお、追焚用熱交換器1
6の配管21には、空焚きを検出する空焚き検出センサ
23が取り付けられている。この空焚き検出センサ23
は、配管21の温度を検出するバイメタルスイッチで、
配管21の温度が所定以上に達した際にONまたはOFF し
て空焚きを検出するものである。
【0019】排気筒17は、追焚用熱交換器16を通過
した排気ガスを収集して、屋外に排出する筒で、排出側
の端部には風による燃焼状態の悪化を緩和するためのバ
フラ24が取り付けられている。なお、バフラ24の内
側には第1排気サーミスタ25が取り付けられ、またバ
フラ24の下方には第2排気サーミスタ26が取り付け
られており、第1、第2排気サーミスタ25、26の検
出温度によって風による影響を検出するように設けられ
ている。
【0020】(ガス供給手段12の説明)ガス供給手段
12は、ガス供給路31、電磁弁32、パイロットバル
ブ33、メインバルブ34、ガバナ弁35から構成され
る。ガス供給路31は、一端にガスの供給を受けるガス
ホースまたはガス管(図示しない)が接続されるホース
エンド36を備える。そして、ホースエンド36から供
給されるガスは、電磁弁32を介してパイロットバルブ
33およびメインバルブ34に供給される。そして、ガ
ス供給路31は、パイロットバルブ33を通過してパイ
ロットバーナ14にガスを供給する流路径の小さいパイ
ロット通路37と、メインバルブ34を通過してメイン
バーナ15にガスを供給する流路径の大きいメイン通路
38とに分岐するように設けられている。なお、ガバナ
弁35は、メイン通路38を流れるガスの圧力を一定に
保つものである。
【0021】電磁弁32は、ガス供給路31の上流側に
設けられた安全弁である。この電磁弁32は、常閉タイ
プのもので、図2に示すように、バネ41によってガス
供給路31を閉じる弁体42と、この弁体42を開弁さ
せる電磁コイル43とから構成される。この電磁コイル
43は、作動開始時のみに通電されて大きな電磁力を発
生し、弁体42に設けられた磁性体製アーマチュア42
aを鉄心43cに吸引して弁体42を開弁させる吸引コ
イル43aと、作動中常に通電されてアーマチュア42
aを鉄心43cに着磁した状態に保ち、弁体42を開弁
状態に保つ保持コイル43bとから構成される。
【0022】パイロットバルブ33およびメインバルブ
34は、ともに制御弁に相当するもので、パイロットバ
ルブ33は、図2に示すように、バネ44によってパイ
ロット通路37を閉じる弁体45と、この弁体45を開
弁させるパイロット開弁機構46とから構成される。
【0023】このパイロット開弁機構46は、ギヤドモ
ータ47、カム48、プッシュロッド49から構成され
る。ギヤドモータ47は、電動モータ51の発生する回
転力を複数のギヤを用いたギヤ列52によってシャフト
53を回転駆動するもので、ギヤ列52によって電動モ
ータ51の発生する回転数を抑え、発生トルクを増大さ
せるように設けられている。なお、カム48を含むシャ
フト53は、ギヤドモータ47によって、360°回転
するように設けられている。
【0024】カム48は、シャフト53と一体回転する
ように設けられており、シャフト53の回転位置に応じ
て、プッシュロッド49の変移位置を変化させるもので
ある。プッシュロッド49は、パイロットバルブ33の
弁体45を直接変移させるもので、カム48によってプ
ッシュロッド49が図2の下方へ変移することにより、
弁体45がパイロット通路37を開弁するように設けら
れている。なお、カム48がギヤドモータ47によって
360°回転駆動される際、プッシュロッド49は、カ
ム48の回転に伴い、図3の実線Aに示すように変移す
る。
【0025】一方、メインバルブ34は、図2に示すよ
うに、バネ54によってメイン通路38を閉じる弁体5
5と、プッシュロッド49の変移位置に応じて弁体55
を開弁させるメイン開弁機構56とから構成される。こ
のメイン開弁機構56は、プッシュロッド49に取り付
けられた押圧桿57と、弁体55に取り付けられた受圧
筒58とから構成される。この受圧筒58は、ガス供給
路31内に固定された固定筒59の周囲に摺動自在に嵌
め合わされたもので、周囲に押圧桿57によって押圧さ
れる環状リブ58aを備える。この環状リブ58aは、
押圧桿57が図2の下方へ所定量変移した後に、押圧桿
57に当接するように設けられている。
【0026】このため、プッシュロッド49の押圧量が
少ない場合(例えば、カム48の回転角が100°程)
は、パイロットバルブ33→開、メインバルブ34→閉
となるが、プッシュロッド49の押圧量が増加すると
(例えば、カム48の回転角が260°程)、パイロッ
トバルブ33→開、メインバルブ34→開となる(図3
の実線B、C参照)。なお、カム48の回転角が所定角
以上(例えば295°以上)になると、カム48による
プッシュロッド49の押圧力が解除され、バネ44、5
4の作用でパイロットバルブ33→閉、メインバルブ3
4→閉となる。
【0027】一方、ギヤドモータ47には、カム48の
回転位置、つまりパイロットバルブ33およびメインバ
ルブ34の開弁状態を検出するための検出手段が設けら
れている。この検出手段は、マイクロスイッチよりなる
パイロットスイッチPsw、メインスイッチMsw、および
シャフト53の回転位置に応じてパイロットスイッチP
sw、メインスイッチMswをON-OFFさせる回転検出カム6
0から構成される。
【0028】なお、パイロットスイッチPswおよびメイ
ンスイッチMswは、検出スイッチに相当する。このパイ
ロットスイッチPsw、メインスイッチMswは、カム48
の回転位置、即ち、パイロットバルブ33およびメイン
バルブ34の開弁状態に応じて、図3の実線D、Eに示
すようにON-OFF(Hi-Low) 変化する。具体的には、ま
ず、パイロットバルブ33とメインバルブ34がともに
閉弁状態の時にメインスイッチMswのみがHiに作動変化
する。そして、電動モータ51の作動によって、パイロ
ットバルブ33が確実に開き、且つメインバルブ34が
閉じた状態で、パイロットスイッチPswもHiに作動変化
する。次いで、パイロットバルブ33とメインバルブ3
4が確実に開いた状態でメインスイッチMswのみがLow
に作動変化する。さらにカム48の回転が進み、パイロ
ットバルブ33とメインバルブ34が確実に閉じた状態
でパイロットスイッチPswもLow に作動変化する。
【0029】(制御回路13の説明)制御回路13は、
図4のブロック図に示すように、ガス追焚装置10に設
けられる電気機能部品(点火プラグ18、電磁コイル4
3の吸引コイル43aおよび保持コイル43b、電動モ
ータ51、後述する燃焼確認ランプ66および電池確認
ランプ67)を、入力信号と制御プログラムに応じて通
電制御するマイクロコンピュータ61を使用した電気回
路で、乾電池62の電力によって作動する。
【0030】制御回路13は、入力信号として、上述し
たサーモカップル19、空焚き検出センサ23、第1排
気サーミスタ25、第2排気サーミスタ26、パイロッ
トスイッチPsw、メインスイッチMswの他に、リモート
コントローラ63(以下、リモコン)に設けられた運転
スイッチ64およびタイマーボリューム65からの信号
を入力する。
【0031】運転スイッチ64は、ガス追焚装置10の
起動あるいは停止を指示するタクトスイッチである。タ
イマーボリューム65は、追焚時間を設定するための可
変抵抗体で、制御回路13は抵抗値に応じてビット数を
決定するとともに、ビット数に応じて1回のカウント時
間を変化させるものである。なお、制御回路13はビッ
ト数に関係なく所定回数(例えば255回)のカウント
を行うもので、1回のカウント時間の変化によってタイ
マー時間を設定するものである。
【0032】また、リモコン63は、浴室内に設置され
て使用者によって操作されるもので、運転スイッチ64
およびタイマーボリューム65の他に、燃焼状態を確認
するための燃焼確認ランプ66と、乾電池62の電圧を
確認するための電池確認ランプ67とが設けられてい
る。
【0033】乾電池62は、例えば単一乾電池を2本使
用した電源で、制御回路13の作動の他に、点火プラグ
18の作動、電磁コイル43の作動、電動モータ51の
作動、燃焼確認ランプ66および電池確認ランプ67の
作動を行う際にも使用される。
【0034】(制御回路13の基本作動によるガス追焚
装置10の作動説明)ここで、制御回路13の基本作動
を、図5のフローチャートに基づき説明する。運転スイ
ッチ64がONされると電源がONされる(スタート)、次
にタイマーボリューム65によって追焚時間が設定され
ているか否かの判断を行う(ステップS1 )。この判断
結果がNOの場合は、運転スイッチ64のON後、所定時間
(例えば5秒)が経過したか否かの判断を行う(ステッ
プS2 )。この判断結果がNOの場合はステップS1へ戻
り、判断結果がYES の場合(運転スイッチ64がONされ
ても所定時間タイマーの設定が行われなかった場合)
は、誤作動によって運転スイッチ64がONされたとして
マイクロコンピュータ61の電源をOFF し、終了する
(ステップS3 )。
【0035】ステップS1の判断結果がYES の場合は、
点火プラグ18をONさせる(ステップS4 )。続いて、
パイロットバルブ33のみを開弁させるべく、電動モー
タ51をONさせる(ステップS5 )。次に、電動モータ
51が動いてパイロットバルブ33が開弁したか、つま
りパイロットスイッチPswがHiに変化したか否かの判断
を行う(ステップS6 )。この判断結果がNOの場合は、
ステップS6 へ戻り、パイロットスイッチPswがHiに変
化するまで電動モータ51をONさせる。ステップS6 の
判断結果がYES の場合は、パイロットバルブ33が開い
たと判断して、電動モータ51をOFF する(ステップS
7 )。次に、電磁コイル43をONする(具体的には、初
期には吸引コイル43aと保持コイル43bの両方をON
し、その後吸引コイル43aのみをOFF する、ステップ
S8 )。
【0036】次に、パイロットバーナ14において着火
を検出したか、つまりパイロットバーナ14の近傍に設
けられたサーモカップル19の起電力が所定値を越えた
か否かの判断を行う(ステップS9 )。この判断結果が
NOの場合は、電磁コイル43をONした後、所定時間(例
えば25秒)経過したか否かの判断を行う(ステップS
10)。この判断結果がNOの場合は、所定時間が経過して
いないと判断してステップS9 へ戻る。ステップS9 の
判断結果がYES の場合は、着火が確認されたと判断し
て、点火プラグ18をOFF する(ステップS11)。
【0037】続いて、メインバルブ34も開弁させるべ
く、電動モータ51をONさせる(ステップS12)。次
に、メインバルブ34が開弁したか、つまりメインスイ
ッチMswがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステッ
プS13)。この判断結果がNOの場合は、ステップS13へ
戻る。ステップS13の判断結果がYES の場合は、メイン
バルブ34も開いたと判断して、電動モータ51をOFF
する(ステップS14)。なお、このステップS13、S14
の作動によって、メインバーナ15でのガスの燃焼が開
始し、パイロットバーナ14およびメインバーナ15の
燃焼によって、追焚用熱交換器16の配管21内に導か
れた浴槽の水(湯)を加熱する。
【0038】次に、着火検出後、タイマーボリューム6
5によって設定された追焚時間が経過したか否かの判断
を行う(ステップS15)。この判断結果がNOの場合は、
追焚時間が経過していないと判断してステップS15へ戻
る。また、この判断結果がYES の場合は、追焚時間が経
過したと判断して消火作動に移行する。つまり、まず電
磁コイル43をOFF する(具体的には、吸引コイル43
aはすでにOFF されており、保持コイル43bをOFF す
る、ステップS16)。
【0039】次に、消火を検出したか、つまりサーモカ
ップル19の起電力が所定値より低下したか否かの判断
を行う(ステップS17)。この判断結果がNOの場合は、
電磁コイル43をOFF した後、所定時間(例えば120
秒)経過したか否かの判断を行う(ステップS18)。こ
の判断結果がNOの場合は、消火が確認されていないと判
断してステップS17へ戻る。ステップS17の判断結果が
YES の場合は、消火が確認されたと判断し、パイロット
バルブ33およびメインバルブ34を閉弁させるべく、
電動モータ51をONさせる(ステップS19)。
【0040】次に、パイロットバルブ33およびメイン
バルブ34が閉弁したか、つまりパイロットスイッチP
swがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステップS2
0)。この判断結果がNOの場合は、ステップS20へ戻
る。ステップS20の判断結果がYES の場合は、パイロッ
トバルブ33およびメインバルブ34が閉じたと判断し
て、電動モータ51をOFF する(ステップS21)。以上
によって、追焚作動が全て終了し、作動開始前の状態に
戻されたため、マイクロコンピュータ61の電源をOFF
し、終了する(ステップS22)。
【0041】一方、ステップS10の判断結果がYES の場
合、つまり点火開始後25秒以内に着火を検出しなかっ
た場合は、着火ミスが生じたと判断し、点火動作を終了
し、ガス追焚装置10を作動開始前に戻す作動を行う。
つまり、まず電磁コイル43をOFF する(上述のよう
に、吸引コイル43aはすでにOFF されており、保持コ
イル43bをOFF する、ステップS23)とともに、点火
プラグ18をOFF する(ステップS24)。続いて、パイ
ロットバルブ33を閉弁させるべく、電動モータ51を
ONさせる(ステップS25)。その後、パイロットバルブ
33が閉弁したか、つまりパイロットスイッチPswがLo
w へ変化したか否かの判断を行う(ステップS26)。な
お、電動モータ51は、回転方向が一定であるため、パ
イロットバルブ33が閉弁するまでの間に、メインバル
ブ34が開弁し閉弁する。ステップS26の判断結果がNO
の場合は、ステップS26へ戻る。ステップS26の判断結
果がYES の場合は、パイロットバルブ33およびメイン
バルブ34が閉じたと判断して、電動モータ51をOFF
する(ステップS27)。以上によって作動開始前の状態
に戻されたため、マイクロコンピュータ61の電源をOF
F し、終了する(ステップS28)。
【0042】また、ステップS18の判断結果がYES の場
合、つまり電磁コイル43のOFF 後120秒以内に消火
を検出しなかった場合は、電磁コイル43に不具合が生
じて消火ができないと判断して、パイロットバルブ33
およびメインバルブ34で消火を行って異常表示を行
う。つまり、まずパイロットバルブ33およびメインバ
ルブ34を閉弁させるべく、電動モータ51をONさせる
(ステップS29)。次に、パイロットバルブ33および
メインバルブ34が閉弁したか、つまりパイロットスイ
ッチPswがLow へ変化したか否かの判断を行う(ステッ
プS30)。この判断結果がNOの場合は、ステップS30へ
戻る。ステップS30の判断結果がYES の場合は、パイロ
ットバルブ33およびメインバルブ34が閉じたと判断
して、電動モータ51をOFF する(ステップS31)。そ
して、電磁弁32に不具合が生じた旨(エラー表示)
を、リモコン63に設けられた燃焼確認ランプ66およ
び電池確認ランプ67を用いて使用者に表示する(例え
ば、燃焼確認ランプ66と電池確認ランプ67を表示器
として利用し、燃焼確認ランプ66と電池確認ランプ6
7をともに1秒ON、1秒OFF を繰り返して「電磁弁32
が閉弁不能である旨」の表示を行う、ステップS32)。
【0043】なお、運転開始後で、且つ運転終了前に再
び運転スイッチ64がONされた場合、つまり運転停止の
指示が与えられた場合、パイロットスイッチPswおよび
メインスイッチMswがともにLow であれば、そのまま電
源をOFF して終了し、パイロットスイッチPswおよびメ
インスイッチMswがともにLow でなければ、ステップS
23へ進み、消火作動を行った後、作動開始前の状態に戻
され、マイクロコンピュータ61の電源をOFF して終了
するように設けられている。
【0044】(電磁弁32、パイロットバルブ33、メ
インバルブ34の閉弁不能(閉弁エラーを含むエラーに
対応する手段の説明)本実施例のガス追焚装置10に
は、電磁弁32の閉弁エラー、パイロットバルブ33お
よびメインバルブ34の閉弁エラー、運転スイッチ64
の操作エラー、排気エラー、着火エラー、失火エラー、
タイマーボリュームエラー、電池切れエラー等のエラー
を検出し、それぞれに対応する手段が設けられている。
【0045】電磁弁32の閉弁エラーは、電磁弁32に
よる消火作動後の所定時間(例えば120秒間)内に、
サーモカップル19が消火を検出しない場合の異常であ
る。なお、電磁弁32のOFF 後の所定時間(例えば12
0秒間)内に、サーモカップル19が消火を検出しない
場合に電磁弁32の閉弁不能を検出する制御回路13の
作動が、閉弁不能検出手段71の作動にかかる(フロー
チャートのステップS16、S17、S18の作動)。また、
電磁弁32の閉弁不能を検出した後に、パイロットバル
ブ33およびメインバルブ34を閉弁した後に燃焼確認
ランプ66と電池確認ランプ67を利用して使用者に
「電磁弁32が閉弁不能である旨」の異常表示を行う制
御回路13の作動が、閉弁不能対応手段72の作動にか
かる(フローチャートのステップS29、S30、S31、S
32の作動)。
【0046】パイロットバルブ33およびメインバルブ
34のエラーは、パイロットスイッチPswおよびメイン
スイッチMswの信号変化が正常時の順序で遷移しない場
合や、所定の時間(例えば20秒間)内にパイロットス
イッチPswおよびメインスイッチMswの信号が変化しな
い場合の異常で、パイロットバルブ33およびメインバ
ルブ34の開弁エラー(開弁しない異常)も含まれる。
【0047】ここで、パイロットバルブ33およびメイ
ンバルブ34のエラーを具体的に説明する。制御回路1
3は、運転を開始した際、上述のフローチャートで説明
したように、パイロットスイッチPswおよびメインスイ
ッチMswからの信号を基に、電動モータ51を通電制御
し、パイロットバルブ33およびメインバルブ34を開
閉制御している。
【0048】正常時のパイロットスイッチPsw/メイン
スイッチMswの遷移状態は、作動開始(Low /Low )→
(Low /Hi)→パイロットバルブ33開(Hi/Hi)→メ
インバルブ34開(Hi/Low )→パイロットバルブ33
およびメインバルブ34閉(Low /Low )と変化する。
つまり、正常時であれば、(Low /Low )→(Low /H
i)→(Hi/Hi)→(Hi/Low )→(Low /Low )と遷
移する。
【0049】しかるに、制御回路13が電動モータ51
を作動させても、実際には電動モータ51が作動せず、
パイロットスイッチPswおよびメインスイッチMswの作
動状態が変化しない可能性がある(電動モータ51の故
障、電動モータ51の被水、リード線の断線、リード線
の接続ソケットの外れ等による電動モータ51のロック
発生)。そこで、制御回路13には、電動モータ51が
万一ロックして閉弁不能が発生した場合に対応するため
に、閉弁不能検出手段71および閉弁不能対応手段72
が設けられている。
【0050】パイロットバルブ33およびメインバルブ
34のための閉弁不能検出手段71は、制御回路13が
電動モータ51を作動させた際、所定のロック検出時間
(例えば20秒間)内にパイロットスイッチPswおよび
メインスイッチMswの作動状態が変化しない場合に「閉
弁不能」を検出するものである。
【0051】パイロットバルブ33およびメインバルブ
34のための閉弁不能対応手段72は、閉弁不能を回避
する手段で、リトライ手段(図示せず)と、閉弁手段
(図示せず)とからなる。リトライ手段は、閉弁不能検
出手段71が「閉弁不能」を検出した際に、電動モータ
51の作動を所定時間停止し、停止してから所定時間
(例えば10分間)後に、電動モータ51を再び作動さ
せるものである。
【0052】なお、このリトライ手段は、電動モータ5
1を再動させた際、ロック検出時間(20秒間)内にパ
イロットスイッチPswおよびメインスイッチMswの作動
状態が変化しなかった場合、3回までリトライ(所定時
間の電動モータ51の停止を行った後、電動モータ51
を再動させる動作)を行うものであるが、4回目のリト
ライにおいてもロック検出時間内にパイロットスイッチ
PswおよびメインスイッチMswの作動状態が変化しなか
った場合は、「閉弁不能」の解除ができない状態にある
と判断して、マイクロコンピュータ61の電源をOFF し
て、作動を停止するように設けられている。
【0053】閉弁手段は、閉弁不能検出手段71が「閉
弁不能」を検出し、リトライ手段によって電動モータ5
1を再動させた際、ロック検出時間(20秒間)内にパ
イロットスイッチPswおよびメインスイッチMswの作動
状態が変化した場合に、「閉弁不能」が解除されたと判
断して、パイロットスイッチPswによる閉弁状態の時の
信号変化(Hi→Low )を基に、パイロットバルブ33と
メインバルブ34とを共に閉弁状態に設定する。その
後、マイクロコンピュータ61の電源をOFF して、作動
を停止するように設けられている。
【0054】運転スイッチ64の操作エラーは、運転ス
イッチ64が連続して所定時間(例えば10秒間)以上
に亘ってON信号を発生する場合の異常である。なお、運
転スイッチ64が連続して所定時間に亘ってON信号を検
出した場合に異常を判断する制御回路13の作動が、他
異常検出手段73の作動にかかる。また、操作エラーを
検出した場合に、運転を停止してガス追焚装置10の初
期状態に戻し、マイクロコンピュータ61の電源をOFF
する制御回路13の作動が、他異常対応手段74の作動
にかかる。
【0055】排気エラーは、風の影響などによって第1
排気サーミスタ25および第2排気サーミスタ26によ
る排気状態に異常(例えば排気ガスの逆流や排気閉塞な
ど)が生じた場合のエラーである。なお、第1排気サー
ミスタ25と第2排気サーミスタ26のそれぞれの温度
から排気エラーを検出する制御回路13の作動が、他異
常検出手段73の作動にかかる。また、強風等によって
排気エラーを検出した場合に、運転を停止して、一度エ
ラー表示を行った後、マイクロコンピュータ61の電源
をOFF する制御回路13の作動が、他異常対応手段74
の作動にかかる。
【0056】着火エラーは、点火プラグ18が作動する
とともに、電磁弁32およびパイロットバルブ33が開
弁した状態で、所定時間(例えば20秒間)内にサーモ
カップル19が着火を検出しない場合の異常である。な
お、点火プラグ18がON、電磁弁32およびパイロット
バルブ33が開弁した状態での所定時間(例えば20秒
間)内にサーモカップル19が着火を検出しない場合の
着火エラーを検出する制御回路13の作動が、他異常検
出手段73の作動にかかる(フローチャートのステップ
S9 、S10の作動)。また、着火エラーを検出した場合
に、運転を停止してガス追焚装置10の初期状態に戻
し、マイクロコンピュータ61の電源をOFF する制御回
路13の作動が、他異常対応手段74の作動にかかる
(フローチャートのステップS23〜S28の作動)。
【0057】失火エラーは、燃焼中にサーモカップル1
9が消火を検出した場合の異常である。なお、燃焼中に
サーモカップル19が起電力が低下した場合の失火エラ
ーを検出する制御回路13の作動が、他異常検出手段7
3の作動にかかる。また、失火エラーを検出した場合
に、運転を停止してガス追焚装置10の初期状態に戻
し、マイクロコンピュータ61の電源をOFF する制御回
路13の作動が、他異常対応手段74の作動にかかる。
【0058】タイマーボリュームエラーは、タイマーボ
リューム65の抵抗値が所定値よりも大きい場合(断線
異常)およびタイマーボリューム65の抵抗値が所定値
よりも小さい場合(ショート異常)の異常である。な
お、タイマーボリューム65の抵抗値が所定値よりも大
きい場合(断線異常)、あるいはタイマーボリューム6
5の抵抗値が所定値よりも小さい場合(ショート異常)
のタイマーボリューム失火エラーを検出する制御回路1
3の作動が、他異常検出手段73の作動にかかる。ま
た、タイマーボリュームエラーを検出した場合に、運転
を停止してガス追焚装置10の初期状態に戻し、マイク
ロコンピュータ61の電源をOFF する制御回路13の作
動が、他異常対応手段74の作動にかかる。
【0059】電池切れエラーは、乾電池62の電圧が所
定電圧値(例えば1.7V)より低下した場合のエラー
である。なお、乾電池62の電圧が所定電圧値(例えば
1.7V)より低下した場合の電池切れエラーを検出す
る制御回路13の作動が、他異常検出手段73の作動に
かかる。また、電池切れエラーを検出した場合に、運転
を停止してガス追焚装置10の初期状態に戻し、マイク
ロコンピュータ61の電源をOFF する制御回路13の作
動が、他異常対応手段74の作動にかかる。
【0060】〔実施例の効果〕本実施例のガス追焚装置
10は、上述のように、他異常検出手段73が、電磁弁
32、パイロットバルブ33、メインバルブ34の閉弁
不能以外の異常(運転スイッチ64の操作エラー、排気
エラー、着火エラー、失火エラー、タイマーボリューム
エラー、電池切れエラー)を検出した場合は、他異常対
応手段74が運転を停止してガス追焚装置10の初期状
態に戻し、マイクロコンピュータ61をOFF して、乾電
池62の消費を抑える。なお、閉弁以外の異常では、全
ての運転を停止しても、安全性に影響はなく、再び運転
を開始しても、異常状態が回避されていなければ、再
度、運転を停止する。
【0061】また、閉弁不能検出手段71が電磁弁3
2、パイロットバルブ33、メインバルブ34の閉弁不
能を検出した場合(電磁弁32の閉弁エラー、パイロッ
トバルブ33およびメインバルブ34のエラー)は、マ
イクロコンピュータ61をOFFせず、マイクロコンピュ
ータ61の作動による閉弁不能対応手段72が、電磁弁
32の異常表示、あるいはパイロットバルブ33および
メインバルブ34の閉弁不能の回避(閉弁努力)を行
う。
【0062】このように、電磁弁32、パイロットバル
ブ33、メインバルブ34に閉弁不能が生じた場合、安
全性を確保するためにマイクロコンピュータが作動し
て、異常表示や閉弁動作のリトライを行うため、閉弁不
能が生じた場合であっても、ガス追焚装置10は安全性
を確保することができる。
【0063】また、閉弁不能以外の異常では、電磁弁3
2、パイロットバルブ33、メインバルブ34を閉弁し
た後にマイクロコンピュータ61がOFF するため、ガス
追焚装置10は、安全性を確保したまま、乾電池62の
電力消費を抑えることができる。つまり、安全性を確保
したまま、乾電池62の寿命を延ばすことができるた
め、電源の乾電池化によってガス追焚装置10の価格を
低く提供できる。
【0064】リトライ手段によって、電動モータ51の
所定時間の作動停止および再動のリトライを所定回数
(4回)実行しても、閉弁不能が回避されない場合は、
これ以上リトライを行っても、閉弁不能が回避されない
と判断し、マイクロコンピュータ61の通電を停止す
る。このため、無駄なリトライが行われずにすみ、無駄
なリトライによる乾電池62の電力消費を抑え、乾電池
62の寿命を延ばすことができる。
【0065】〔変形例〕上記実施例では、本発明をガス
追焚装置に適用した例を示したが、ガス給湯器やガス暖
房機など、他のガス燃焼装置に適用しても良く、さらに
灯油などの液体燃料によって燃焼を行う電池制御式燃焼
装置など、電動モータによって作動する制御弁を備えた
他の電池制御式燃焼装置に全て適用可能なものである。
電動モータによって作動する制御弁を2つ備えた電池制
御式燃焼装置を例に示したが、電動モータによって作動
する制御弁の数が1つの電池制御式燃焼装置や、3つ以
上の電池制御式燃焼装置であっても適用可能なものであ
る。
【0066】上記実施例では、異常表示手段としてラン
プを用いた例を示したが、他の視覚表示手段や、ブザ
ー、チャイムなどの聴覚的な表示手段を用いても良い。
上記実施例では、閉弁不能以外の異常の場合、電磁弁等
を閉弁した後、すぐにマイクロコンピュータをOFF する
例を示したが、短時間の間、異常表示を行った後にマイ
クロコンピュータをOFF するように設けても良い。上記
実施例で示した数値は、実施例を説明する一例であっ
て、適宜変更可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス追焚装置の概略構成図である(実施例)。
【図2】ガス供給手段の要部を示す断面図である(実施
例)。
【図3】カムの回転角と各部の作動を示すチャートであ
る(実施例)。
【図4】制御回路の接続状態を示すブロック図である
(実施例)。
【図5】制御回路の基本作動を示すフローチャートであ
る(実施例)。
【符号の説明】
10 ガス追焚装置(電池制御式燃焼装置) 11 燃焼器 12 ガス供給手段 13 制御回路 14 パイロットバーナ 15 メインバーナ 16 追焚用熱交換器 31 ガス供給路(燃料供給路) 32 電磁弁(開閉弁) 33 パイロットバルブ(開閉弁) 34 メインバルブ(開閉弁) 43 電磁コイル(電動アクチュエータ) 51 電動モータ(電動アクチュエータ) 61 マイクロコンピュータ 62 乾電池 66 燃焼確認ランプ(表示器) 67 電池確認ランプ(表示器) 71 閉弁不能検出手段 72 閉弁不能対応手段 73 他異常検出手段 74 他異常対応手段 Psw パイロットスイッチ(検出スイッチ) Msw メインスイッチ(検出スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 厚史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)燃料の燃焼を行うバーナと、 (b)このバーナへ燃料の供給を行う燃料供給路と、 (c)電動アクチュエータの作動によって、前記燃料供
    給路の開閉を行う開閉弁と、 (d)前記電動アクチュエータを作動制御するためにマ
    イクロコンピュータを使用した制御回路と、 (e)この制御回路に作動電力の供給を行うとともに、
    前記電動アクチュエータに作動電力を供給する乾電池と
    を備え、前記制御回路は、(d−1)前記開閉弁の閉弁
    不能を検出する閉弁不能検出手段と、(d−2)前記開
    閉弁の閉弁不能以外の異常を検出する他異常検出手段
    と、(d−3)前記閉弁不能検出手段が前記開閉弁の閉
    弁不能を検出した際、閉弁動作のリトライ、あるいは閉
    弁不能が発生した旨の表示を行う閉弁不能対応手段と、
    (d−4)前記他異常検出手段が前記閉弁不能以外の異
    常を検出した際、前記開閉弁の閉弁後に前記マイクロコ
    ンピュータの通電を停止する他異常対応手段とを備える
    ことを特徴とする電池制御式燃焼装置。
  2. 【請求項2】請求項1の電池制御式燃焼装置において、 前記開閉弁は、前記電動アクチュエータである電磁コイ
    ルの作動によって前記燃料供給路を開閉する電磁弁であ
    るとともに、この電磁弁が閉弁することにより、前記バ
    ーナの燃焼を停止させるもので、 前記閉弁不能検出手段は、閉弁動作の指示後、所定時間
    内に消炎が確認されない場合に、閉弁不能を検出するも
    ので、 前記閉弁不能対応手段は、前記電磁弁が閉弁不能を発生
    した旨を、表示器を用いて使用者に表示する異常表示手
    段を備えることを特徴とする電池制御式燃焼装置。
  3. 【請求項3】請求項1の電池制御式燃焼装置において、 前記開閉弁は、前記電動アクチュエータである電動モー
    タの作動によって前記燃料供給路を開閉する制御弁で、 前記閉弁不能検出手段は、前記制御弁の作動を検出する
    検出スイッチの作動状態から閉弁不能を検出するもの
    で、 前記閉弁不能対応手段は、前記制御弁が閉弁不能を発生
    した場合、所定時間に亘って前記電動モータの作動を停
    止した後、前記電動モータに閉弁動作の指示を再び与え
    るリトライ手段を備えることを特徴とする電池制御式燃
    焼装置。
  4. 【請求項4】請求項3の電池制御式燃焼装置において、 前記閉弁不能対応手段は、前記リトライ手段により前記
    電動モータの作動停止および再動のリトライを所定回数
    実行しても、前記制御弁が閉弁不能の場合は、前記マイ
    クロコンピュータの通電を停止するリトライ停止手段を
    備えることを特徴とする電池制御式燃焼装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の電池制御式燃焼装置において、 前記バーナは、風呂の追焚を行う追焚用熱交換器を加熱
    することを特徴とする電池制御式燃焼装置。
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EP0834700A3 (de) * 1996-10-04 1998-09-09 Joh. Vaillant GmbH u. Co. Brauchwasserheizer
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