JPH08226769A - 複数炉制御装置 - Google Patents

複数炉制御装置

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JPH08226769A
JPH08226769A JP7298407A JP29840795A JPH08226769A JP H08226769 A JPH08226769 A JP H08226769A JP 7298407 A JP7298407 A JP 7298407A JP 29840795 A JP29840795 A JP 29840795A JP H08226769 A JPH08226769 A JP H08226769A
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JP
Japan
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furnace
power
furnaces
holding
control
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Application number
JP7298407A
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English (en)
Inventor
George Havas
ハバス ジョージ
Arthur L Vaughn
エル.ヴォーン アーサー
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Park Ohio Holdings Corp
Original Assignee
Ajax Magnethermic Corp
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Publication date
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    • H—ELECTRICITY
    • H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02—Induction heating
    • H05B6/06—Control, e.g. of temperature, of power
    • H05B6/067—Control, e.g. of temperature, of power for melting furnaces
    • H—ELECTRICITY
    • H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02—Induction heating
    • H05B6/22—Furnaces without an endless core

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Discharge Heating (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一コンデンサ部から保持炉や溶解炉などの
複数の炉に対して予め選択された個々の炉の電力レベル
で同時に電力を供給するための炉制御システムを提供す
る。 【解決手段】 複数炉制御システムは、システムの炉、
好ましくは溶解炉または保持炉の何れかとして指定され
た炉に対して利用可能な電力の内の予め選択された割合
を選択的に供給する。電源は両方の炉に電力を供給す
る。電源および炉に並列接続されたコンデンサ部はそれ
らと共にタンク回路を形成するために同調される。スイ
ッチは、炉への選択された電力供給をそれぞれ制御し、
保持炉内の溶解製品を保持するための電力の第1部分の
供給を主制御として制御する。電力の残りの部分は溶解
炉内の製品を溶解するために供給される。コンデンサ部
は両方の炉のためにリアクティブタンクとして機能す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の炉に同時に
電力を供給するための電力供給制御システムに関し、特
に、単一の電源および単一のリアクティブコンデンサ部
から2台の炉に対して電力を分配するにあたり、これを
制御し、予め決められた割合で分配する制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の誘導炉を選択的または択一的に加
熱する電源は知られている。2台の溶解炉に交互に電力
を供給するために従来頻繁に使用されてきたシステムの
あるものは“バタフライ(butterfly )動作”と呼ばれ
ている。そのような動作では、一台の電源が保持炉およ
び溶解炉として作動する2台の炉に交互にエネルギーを
供給する。1番目の炉は溶湯を保持するもので、金属の
温度を制御して金属を溶解した状態に十分維持できる電
力しか必要としない。2番目の炉は可能な限り迅速に溶
解すべき金属を保持する。通常、電源はその出力を一方
の炉から他方の炉に簡単に切り換えることができる位置
に配置される。最初は電源を溶解炉に接続し、できるだ
け多くの電力を負荷に供給する。保持炉内の金属の温度
を監視する。保持炉内の金属の温度が最低値に達した
時、溶解炉に供給している電力を遮断し、電源の出力を
保持炉に接続して保持炉にエネルギーを与える。金属の
温度が最高限界値に達するまで保持炉への電力供給を継
続する。保持炉への電力供給が遮断されたとき、電源の
出力を溶解炉に接続して溶解炉にエネルギーを与える。
保持炉の温度制御のために電力が必要になる度に、上記
の動作が溶解サイクルの間繰り返される。
【0003】バタフライ動作の結果、保持炉内の温度制
御が悪化し、溶解炉での電力の利用性が悪化する。ま
た、電源の出力を切り換える度に電源をオンオフしなけ
ればならず、切り換えを行なっている間は何れの炉も電
力供給を受けることができない。電力の使用効率を改善
したシステムが米国特許第5,272,719号に示さ
れている。この米国特許は、鋳造のための金属の溶解と
溶湯の保持とを単一の電源を使用して同時に行なうため
の電力供給システムを開示している。電源はスイッチン
グ・ネットワークを介して炉に接続されており、複数出
力の電源は、出力を有する少なくとも1つの整流部と、
独立した誘導炉の数に等しい複数の高周波インバータ部
とを含んでいる。
【0004】このシステム特有の問題は、炉毎に高周波
インバータシステムが必要になることで、各システムは
高価なタンクおよびフィルタ用コンデンサと、これに関
連する、各炉への電力供給を制御するためのスイッチ回
路とを必然的に含む。さらに、各炉のために設けられた
コンデンサタンク回路をそれぞれ作動させるために消費
される電力は、複数のタンク回路を必要としないシステ
ムよりも多くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題や他の問題を解決する新規で改善された複数炉制御シ
ステムを意図するものであり、同じコンデンサ部から保
持炉や溶解炉などの複数の炉に対して予め選択された個
々の炉の電力レベルで同時に電力を供給するための炉制
御システムを提供し、電力供給の間、電源および炉コン
デンサの全てを安全限界内で動作させるようにしたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願で特許請求される発明は以下のとおりである。 (1)システムの複数の炉に含まれている製品を選択的
に溶解または保持するために電力を供給するための炉制
御システムであって、第1および第2の炉と、これらの
炉に電力を供給するための電源と、電源および炉と並列
接続されそれらと共にタンク回路を形成するために同調
させたコンデンサ部と、炉にそれぞれ供給される電力を
選択的に制御するためのスイッチ手段とを含み、このス
イッチ手段は、第1の炉内の溶解製品を保持するための
電力の第1の予め選択された部分の供給を主制御として
制御し、また第2の炉の製品を溶解させるための電力の
残りの部分の供給を制御する手段を含み、これによりコ
ンデンサ部は両方の炉のためにリアクティブタンクとし
て機能する炉制御システム。
【0007】(2)第1および第2の炉は、溶解製品を
保持する保持炉または製品を溶融状態に溶解する溶解炉
の一方を選択的に含んでいてもよい上記(1)に記載の
炉制御システム。 (3)スイッチ手段は、電力レベル制御スイッチと、第
1および第2の炉を溶解炉または保持炉の何れかとして
それぞれ選択的に接続するために配置された複数の選択
スイッチとを含む上記(2)に記載の炉制御システム。
【0008】(4)複数の選択スイッチの第1の部分に
よって第1の炉が保持炉として選択されたとき、電力レ
ベル制御スイッチが第1の炉と直列状態に切り換えら
れ、これにより電力の第1の予め選択された部分を第1
の炉に供給し、複数の選択スイッチの第2の部分を介し
て第2の炉が溶解炉として選択されたとき、電力の残り
の部分を第2の炉に切替える上記(3)に記載の炉制御
システム。
【0009】(5)電源からの利用可能な電力を第1お
よび第2の炉にそれぞれ供給する第1および第2の割合
を選択するために第1および第2の炉に関連して設けら
れた第1および第2の制御ポテンシォメータをさらに含
み、また第1および第2の割合の内低い方を溶融製品を
保持するための主制御として設定する手段を含む上記
(1)に記載の炉制御システム。
【0010】(6)複数炉システムを動作させ、共通の
電源と、この電源と炉とに並列に接続された共通のコン
デンサ部とからシステムの炉に対して、利用可能な電力
の内の選択された部分を供給できる方法であって、前記
システムは、それぞれが保持炉または溶解炉として選択
的または同時に作動されるであろう第1および第2の炉
と、電源とコンデンサ部からそれぞれの炉への利用可能
な電力の供給を制御するスイッチ手段とを含み、前記方
法は、第1の炉を保持炉として設定する工程であって、
第1の炉内に含まれる製品を保持状態に維持するのに必
要な電力の部分を認識することを含む工程と、認識され
た部分を第1の炉に供給する工程と、第2の炉内に含ま
れている製品を溶解するために電力の残部を第2の炉に
供給する工程とを含む方法。
【0011】(7)認識された部分の供給を行なうこと
と残部の供給を行なうことには、電源とコンデンサ部か
ら両方の炉に同時に供給することを含む上記(6)に記
載の複数炉システムを動作させる方法。 (8)認識された部分の供給を行なうことには、位相制
御スイッチを用いて電源とコンデンサ部から第1の炉へ
の電力の供給を制限することを含む上記(6)に記載の
複数炉システムを動作させる方法。
【0012】(9)オペレータによって予め選択された
利用可能な電力の炉に対する供給割合に従って炉の間で
電力を分け合うための複数炉制御システムであって、複
数の炉と、単一の電源と、電源および炉と並列接続され
それらと共にタンク回路を形成するために同調されたコ
ンデンサ部と、利用可能な電力内で、一つの炉に供給す
べき第1の要求割合を選択する手段と、利用可能な電力
の内の要求割合を主制御として該一つ炉に供給し、利用
可能な電力の残部を炉の残ったものに供給するスイッチ
手段とを含むシステム。
【0013】(10)利用可能な電力の内の二つ目の炉
に供給すべき第2の割合を選択する手段を更に含み、こ
れにおいてスイッチ手段は、第1および第2の割合の内
低い方を選択し、低い方を主制御として設定する手段を
含む上記(9)に記載の複数炉制御システム。 (11)第1および第2の割合を選択する手段の各々
は、利用可能な電力の内の各炉に供給される割合を表示
する手段を含んでいる上記(10)に記載の複数炉制御
システム。
【0014】(12)第1および第2の割合を選択する
手段の各々は制御ポテンシォメータを含み、スイッチ手
段は、選択割合が低い方であると決定された炉に対する
電力供給を主制御として設定するために、選択割合が低
い方であると決定された炉と直列に選択的に接続可能な
電力レベル制御スイッチを含む上記(10)に記載の複
数炉制御システム。
【0015】本発明は、好ましくはシステムの炉内に含
まれている製品を溶解または保持するためにオペレータ
が選択したレベルの電力を供給する複数炉制御システム
を提供するものである。一般に第1および第2の炉は、
それらに電力を供給するための電源と、電源および炉と
並列接続されそれらと共にタンク回路を形成するコンデ
ンサ部とに結合されている。炉に供給される電力を選択
的に制御するためのスイッチは、第1の炉すなわち“保
持”炉内の溶湯を保持するための電力の第1部分の供給
を主制御として制御し、また第2の炉すなわち“溶解”
炉内の製品を溶解させるための電力の残りの部分の供給
を制御する手段を含み、これによりコンデンサ部は両方
の炉のためにリアクティブタンクとして機能する。
【0016】本発明の他の様相によれば、スイッチ回路
は、保持炉への電力を制限するための固体制御スイッチ
(SCR)と、どちらの炉が保持のための電力を受取
り、どちらの炉が溶解のための電力を受取るかを制御す
るための複数の選択スイッチとを含んでいる。電源は慣
用のインバータ回路を含むが、オペレータが選択した電
力レベルに応答する特殊な帰還ループ制御も含んでいる
点が相違する。第1の炉を保持炉から溶解炉に切替える
と、第1の炉はSCRと直列に接続された状態からコン
デンサ部と直接並列に接続された状態に切り換えられ
る。第2の炉を溶解炉から保持炉に切替えると、第2の
炉はSCRと直列に接続され、電力レベルを要求に応じ
て調節できるようになる。SCRが常に要求レベルが低
い炉に対して直列になるようにシステムを構成すること
ができる。
【0017】また、本発明は、溶解炉と保持炉とを含
み、電源とコンデンサ部が炉と並列に設けられるととも
に、スイッチ回路が炉に供給される電力をそれぞれ制御
する複数炉システムを動作させる方法を提供する。この
方法は第1の炉を保持炉として設定する工程を含み、こ
の工程は保持炉内に含まれる製品を溶解状態に維持する
のに必要な電力の部分を認識することを含む。第2の工
程は、電力制御スイッチが保持炉と直列に配置された状
態で、電力の認識された部分を電源から保持炉に供給す
る工程である。したがって、電力の残部は、溶解炉内に
含まれている製品を溶解するために溶解炉に直接供給で
きる。本発明は、製品の状態から生じるニーズに従って
炉を保持炉から溶解炉へまたは溶解炉から保持炉へ交互
に選択的に切り換えることを含んでいる。
【0018】本発明は、炉内の製品の温度を正確に制御
するためにシステム内の何れの炉にも適切な電力を連続
的に供給すると同時に、オペレータが選択した利用可能
な残りの電力をシステムの他の炉に供給できる利点があ
る。本発明から得られる他の利点は、両方の炉に同時に
電力供給を行なうために同じ電源とコンデンサ部を使用
できることである。
【0019】本発明の新規な複数炉制御システムの他の
利点は、明細書を読みそして理解することにより当業者
にとって明らかなものとなるであろう。本発明は、特定
の部品および部品の配置からなる物理的形態をとるもの
であり、その好適な実施例は明細書中に詳細に記載さ
れ、また明細書の一部を構成する添付図面に描写される
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照するが、これら
の図面は本発明の好適な実施例を示すものであり、本発
明を限定するものではない。図示の複数炉制御システム
は、第1および第2の誘導炉A、Bを含む。電源14お
よびリアクティブコンデンサタンク部16から電力が供
給される誘導コイル10、12によって誘導炉A、B内
に含まれる製品内に熱が誘起される。電源14は、炉
A、Bを作動させるためにコイル10、12に適切な交
流電流を供給するための良く知られた慣用のインバータ
である。電源14とコンデンサ部16は炉A、Bと並列
に接続されている。これにより、従来は溶解炉一台毎に
必要であったコンデンサ部を両方の炉A、Bの溶解動作
と保持動作の両方のためにリアクティブタンクとして十
分機能させることができる。以下に詳述するように、電
力を供給するとともに電源とコンデンサが安全限界内で
動作するように電源、コンデンサ部および炉を作動させ
る。
【0021】図1(A)および図2(A)の実施例で
は、炉A、Bへの電力の供給を制御するためのスイッチ
手段は、複数の選択スイッチ1、2、3、4と固体制御
スイッチ(SCR)20を含んでいる。制御装置30
は、図1(B)に示す操作盤からのオペレータの入力に
基づいて切替え動作を制御する。安全切り離しスイッチ
22、24は、手動操作により電源から炉を切り離すた
めに設けられている。選択スイッチ1〜4は、一方の炉
をコンデンサ部の両端に直接接続し、他方の炉をSCR
20を直列に介在させてコンデンサ部の両端に接続する
ように操作される。また、マイクロスイッチ(図略)が
全ての選択スイッチ上に設けられ、それらの状態を制御
装置30に伝える。安全切り離しスイッチ22、24が
開かれると、制御システムは選択スイッチ1〜4の内の
適切なものも開き炉を完全に切り離す。
【0022】特に図1(B)を参照すると、操作盤が示
されており、この操作盤は図1(A)のシステムのオペ
レータが操作しかつ見ることができる。オペレータは、
ポテンシォメータ32、34などの選択スイッチによ
り、電源とコンデンサ部が各炉に供給できる利用可能な
電力の割合を選択することができる。この図に見られる
ように、炉Aは利用可能な電力の80%を受けるように
セットされ、炉Bは利用可能な電力の20%を受けるよ
うにセットされている。デジタル表示器36、38は、
各炉に供給される実際の電力の割合をオペレータに知ら
せる。
【0023】本発明の特徴は、利用可能な炉用電力を少
なく受け取るようにオペレータによって選択された炉
A、Bの何れかはサイリスタ20と直列に接続され、利
用可能な炉用電力を多い割合で受け取るように選択され
た炉は、電源14とコンデンサ部16の両端に直接接続
されることである。従来、少ない電力しか必要としない
ものとして選択さる炉は通常、保持炉であり、他方の炉
は通常、溶解炉である。しかし、実際には、何れの炉が
溶解炉で何れの炉が保持炉であるかは関係ない。何故な
ら、本制御方式は、電力の実際の使用目的、即ち保持で
あるか溶解であるかではなく、供給すべき選択された電
力量に基づくものであるからである。
【0024】本発明の他の重要な特徴は、電力要求量が
少ない側を主制御側として選択された電力要求を常に満
たすようにし、利用可能な電力の内の高い割合を受け取
るように選択された他の炉は、利用可能な電力の残部を
受け取るように制限されることである。引続き図1
(A)、(B)を参照してより詳細に説明すると、炉B
は電源14とコンデンサ部16から定格電力の20%を
受け取るように選択されている。炉Aは利用可能な定格
電力の80%を受け取るように選択されている。従来の
設定では、炉Bが保持炉で炉Aが溶解炉であるが、上記
したように、炉の実際の機能は関係ない。しかし、炉B
は電力の少ない割合を受け取るように選択されているた
め、選択スイッチ1〜4によりサイリスタ20が切り換
えられ、スイッチ3が閉じられ、スイッチ4が開かれる
ことによってサイリスタ20が炉Bと直列に接続され
る。スイッチ1が閉、スイッチ2が開となることによっ
て炉Aはコンデンサ部の両端に直接接続される。この場
合、電源からの利用可能な電力の100%が両方の炉に
供給され、溶解と保持の動作を極めて効率的に行なうこ
とができる。全ての切替えは、ポテンシォメータ32、
34、または図1(B)または図2(B)には示してい
ない(図5、図6では説明している)個々の炉をオン/
オフする押ボタンスイッチをオペレータが選択的に設定
したことに応答して制御装置30によって行なわれる。
実際には、炉Bのために選択された20%の要求を満た
せる間は、定格電力の80%を炉Aに対して供給できる
ように制御装置がコンバータ14を動作させる。これ
は、電源とコンデンサ部16からの利用可能な電力を2
0%の選択レベルまで低下させるように動作するサイリ
スタによって行なわれる。
【0025】図2(A)、(B)は、オペレータが状態
を反転させ、炉Aが定格電力の20%を受け取り、炉B
が80%を受け取るように設定した場合を示す。この場
合、スイッチ1と3が開かれ、短時間の無負荷切替え動
作の後、スイッチ2と4が閉じられるように選択スイッ
チの逆転が行なわれる。百分率の合計が、電源によって
供給可能な電力の100%を越えるような2つの異なる
電力レベルをオペレータが選択した場合、システムは、
まず最初に低電力の要求を満たす。何故なら、それが主
制御であるからである。そして、利用可能な残りの部分
を他方の炉に供給する。例えば、もし電源からの利用可
能な電力の30%を保持炉が受け取り、利用可能な定格
電力の80%を溶解炉が受け取るようにオペレータが選
択を行なった場合、合計は110%になり、電源が定格
以上の電力を供給できないように作られていると仮定す
ると、電源が供給できる電力よりも10%高くなる。こ
の場合、オペレータが定格電力の80%を溶解炉に供給
することを要求していても、溶解炉は利用可能な電力の
70%だけを受け取ることができる。操作盤は保持炉が
30%を受け取るように選択されたことを示し、表示は
保持炉が利用可能な電力の内の上記の割合を受け取って
いることを示す。一方、溶解炉はポテンシォメータによ
って80%を受け取るように選択されているのにも関わ
らず、表示は利用可能な電力の70%だけが溶解炉に供
給されていることを示す。
【0026】この制御方式から数々の利点が得られる。
第1に、電源14とコンデンサ部16が最大効率で動作
する傾向となり、それにより単一の電源14とコンデン
サ部16により複数の炉を動作させることができる。第
2に、本方式では、電力レベルが低く設定された側を主
制御として設定するため、電力レベルが低く設定された
側は常にその選択された電力を受け取ることができ、他
方の炉は利用可能な残りの電力の一部または全てを受け
取ることができる。第3に、サイリスタ対20は、選択
スイッチ1〜4によって直列接続された炉の内の一つへ
の電力供給を制御できる。したがって、単一のサイリス
タ、単一のコンデンサ部、および単一の電源によって複
数の炉に電力を供給できる。
【0027】図3を参照すると、システムの別の実施例
が示されており、この実施例では、サイリスタ対20を
炉Aまたは炉Bと選択的に接続するために2つの選択ス
イッチ40、42を用いている。図3に示す実施例で
は、スイッチ40の閉止により炉Aがコンデンサ部16
の両端に直接接続されるため、炉Aが溶解炉と指定され
ており、スイッチ42の開放により炉Bがサイリスタ対
20と直列になるため、炉Bが保持炉と指定されてい
る。
【0028】図4はシステムのさらに別の実施例を含ん
でおり、この実施例では、各炉と直列の2個のサイリス
タ44、46を用いている。この場合、サイリスタ4
4、46は、それらに接続された炉に対する電力供給を
オペレータによる選択に従って制御する。2個の追加の
分離スイッチ5、6のみが必要となる。特に図5、図
6、図7および図8を参照すると、制御システムの機能
を調和させる制御方式が示されている。制御システムの
基本的な調和機能は、オペレータによる制御の要求の如
何にかかわらず、常に電力が並列同調コンデンサ部16
に供給されつづける、または供給が開始されることを確
実にするとういうことである。例えば、もし炉Aと炉B
の両方が動作しており、炉Aが保持炉の状態で(即ち、
電力はSCRスイッチ20を介して制御される)、オペ
レータが炉Bをオフした場合、制御システムは最初にS
CR20をオフにし、電源14をオフにし、スイッチ1
〜4を入れ換えて炉Aをタンク16に直接接続し、電源
14をオンにし、そして電源の電力レベルを炉Bがオフ
される前に炉Aが動作していたレベルまで上昇させる。
【0029】炉切替えシステムのそのような全ての状態
を図5と図6の状態図に示す。システムの11の重要な
状態が状態A〜Kで示す楕円によって図中に示されてい
る。状態を表す楕円から延びている線はオペレータの行
動を示し、線上の円は一つの状態から次の状態に移るた
めのシステムの動作である。状態Aを例にとり、オペレ
ータの行動の可能性とその結果を説明する。状態Aは、
炉Aが溶解で炉Bが保持(即ち、スイッチ1と3が閉じ
られ、スイッチ2と4が開かれ、手動切り離しスイッチ
22、24が両方とも閉じられている)の状態であると
認識できる。可能性のある行動は以下の通りである: 1.) 一番上の2個の円弧によって示すように、オペ
レータが炉Aをオンにする押しボタンスイッチまたは炉
Bをオンにする押しボタンスイッチを押す。炉は両方と
も既にオンであるため、システムは状態Aから離れるこ
とはない。
【0030】2.) 左側の線によって示すように、オ
ペレータが炉Bをオフにする押しボタンスイッチを押
す。システムは単純にSCRスイッチをオフし()、
状態Fに入る。この状態では、炉Aは溶解のままで炉B
はオフであるが、切替えスイッチは全て現在の位置を維
持し、炉Bは再び保持炉として運転を開始できる状態に
ある。
【0031】3.) 左下の斜め線によって示すよう
に、オペレータが炉Aをオフにする押しボタンスイッチ
を押す。システムは初めにSCRスイッチをオフし
()、電源を遮断し()、そして炉Aでの溶解を炉
Bでの溶解に切り換えるために選択スイッチの位置を入
れ換える。なぜなら、運転する炉がBだけになろうとし
ており、電源はタンクを必要とするからである。(制御
システムは選択スイッチ1および3を開き、選択スイッ
チ2と4を閉じる。)次に、システムは電源をオンにし
てから状態Dに入る()。
【0032】4.) 一番下の円弧によって示すよう
に、オペレータが炉A制御用のポテンシォメータを炉B
制御用のポテンシォメータよりもさらに高くする。炉A
は既に溶解炉であるため、システムは状態Aから離れる
ことはない。 5.) 一番下の垂線によって示すように、オペレータ
が炉B制御用のポテンシォメータを炉A制御用のポテン
シォメータよりも高くする。システムは初めにSCRス
イッチをオフし()、電源を遮断し()、炉Bを溶
解炉に炉Aを保持炉にするために選択スイッチを入れ換
え、電源とSCRスイッチをオンにした後(および
)、システムは状態Bに入る。状態Bでは、炉Bは溶
解炉で炉Aは保持炉である。
【0033】6.) 図7の最上部にある状態Aからで
ている2本の右側の線の内の一本によって示すように、
オペレータが炉を手動で切り離すためのスイッチを操作
する。システムは、SCRスイッチの点弧を直ちに停止
し、電源をオフにし、開かれた切り離しスイッチに接続
されている炉を完全に分離するために適切なスイッチを
開いた後、状態JまたはHに入る。
【0034】一方の制御ポテンシォメータを他方の制御
ポテンシォメータよりも高くするとして説明した上述の
動作は、何れの炉が溶解炉で何れの炉が保持炉であるか
を決定するための一つの制御方法を表している。特に図
9を参照すると、システムの利有な電力利用が示されて
いる。図9から分かるように、保持炉内の溶解した製品
を注ぎ終わり、保持炉の電力要求が0%に減少すると、
溶解炉が利用できる電力はこれに応じて増加する。
【0035】上記したように、本発明の複数炉制御装置
は、溶湯の温度を正確に制御するために保持炉に適切の
電力を連続的に印加し、これと同時に溶解炉にも利用可
能な残りの電力を最大量として電力を連続的に供給す
る。保持炉が本方式の主制御側である。保持炉の電力要
求が常に最初に満たされる。溶解炉は、要求に応じて、
電源の定格と保持炉の電力要求とによって決定される最
大利用可能電力以下の電力を受け取る。即ち、溶解炉へ
の最大電力は、電源の正常な定格電力から保持炉へ供給
された電力を引いた値に等しい。
【0036】以上、本発明を好適な実施例を参照して記
述した。本発明の意図する目的、即ち、単一の電源と単
一のコンデンサ部とによって保持炉と溶解炉に交互に電
力を供することを達成するために他の回路構成を採用で
きることは明白である。あるいは、炉の負荷を可変イン
ピーダンスと直列にするなどによって、制御スイッチ2
0以外のスイッチ手段を採用することも本発明の範囲内
であり、類似の結果が得られる。
【0037】その様な変形または変更は、添付の請求の
範囲、またはその均等の範囲に入るものであれば、本発
明に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された複数炉システムの概
略ブロック図およびそのオペレータ用の操作盤を示す
図。
【図2】回路構成を変更した図1の複数炉システムの概
略ブロック図およびそのための操作盤を示す図。
【図3】図1(A)と図2(A)のシステムについての
別の回路構成を示す図。
【図4】システム内の各炉がそれらと直列接続された固
体スイッチを含むことを特徴とするさらに別の実施例を
示す図。
【図5】システムの選び得る状態と、異なる状態でのシ
ステムの素子と回路の変化を示す状態図。
【図6】、
【図7】、
【図8】図1(A)と図2(A)の選択スイッチのため
の詳細な切り離し状態図。
【図9】図1(A)と図2(A)のシステムの典型的な
溶融サイクルを示すもので、各炉に同時に供給される電
力の割合を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アーサー エル.ヴォーン アメリカ合衆国、44446 オハイオ、ナイ ルズ、アパートメント 304、 ロビンズ アベニュー 2122

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムの複数の炉に含まれている製品
    を選択的に溶解または保持するために電力を供給するた
    めの炉制御システムであって、第1および第2の炉と、
    これらの炉に電力を供給するための電源と、電源および
    炉と並列接続されそれらと共にタンク回路を形成するた
    めに同調させたコンデンサ部と、炉にそれぞれ供給され
    る電力を選択的に制御するためのスイッチ手段とを含
    み、このスイッチ手段は、第1の炉内の溶解製品を保持
    するための電力の第1の予め選択された部分の供給を主
    制御として制御し、また第2の炉の製品を溶解させるた
    めの電力の残りの部分の供給を制御する手段を含み、こ
    れによりコンデンサ部は両方の炉のためにリアクティブ
    タンクとして機能する炉制御システム。
  2. 【請求項2】 第1および第2の炉は、溶解製品を保持
    する保持炉または製品を溶融状態に溶解する溶解炉の一
    方を選択的に含んでいてもよい請求項1に記載の炉制御
    システム。
  3. 【請求項3】 スイッチ手段は、電力レベル制御スイッ
    チと、第1および第2の炉を溶解炉または保持炉の何れ
    かとしてそれぞれ選択的に接続するために配置された複
    数の選択スイッチとを含む請求項2に記載の炉制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】 複数の選択スイッチの第1の部分によっ
    て第1の炉が保持炉として選択されたとき、電力レベル
    制御スイッチが第1の炉と直列状態に切り換えられ、こ
    れにより電力の第1の予め選択された部分を第1の炉に
    供給し、複数の選択スイッチの第2の部分を介して第2
    の炉が溶解炉として選択されたとき、電力の残りの部分
    を第2の炉に切替える請求項3に記載の炉制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 電源からの利用可能な電力を第1および
    第2の炉にそれぞれ供給する第1および第2の割合を選
    択するために第1および第2の炉に関連して設けられた
    第1および第2の制御ポテンシォメータをさらに含み、
    また第1および第2の割合の内低い方を溶融製品を保持
    するための主制御として設定する手段を含む請求項1に
    記載の炉制御システム。
  6. 【請求項6】 複数炉システムを動作させ、共通の電源
    と、この電源と炉とに並列に接続された共通のコンデン
    サ部とからシステムの炉に対して、利用可能な電力の内
    の選択された部分を供給できる方法であって、前記シス
    テムは、それぞれが保持炉または溶解炉として選択的ま
    たは同時に作動されるであろう第1および第2の炉と、
    電源とコンデンサ部からそれぞれの炉への利用可能な電
    力の供給を制御するスイッチ手段とを含み、前記方法
    は、第1の炉を保持炉として設定する工程であって、第
    1の炉内に含まれる製品を保持状態に維持するのに必要
    な電力の部分を認識することを含む工程と、認識された
    部分を第1の炉に供給する工程と、第2の炉内に含まれ
    ている製品を溶解するために電力の残部を第2の炉に供
    給する工程とを含む方法。
  7. 【請求項7】 認識された部分の供給を行なうことと残
    部の供給を行なうことには、電源とコンデンサ部から両
    方の炉に同時に供給することを含む請求項6に記載の複
    数炉システムを動作させる方法。
  8. 【請求項8】 認識された部分の供給を行なうことに
    は、位相制御スイッチを用いて電源とコンデンサ部から
    第1の炉への電力の供給を制限することを含む請求項6
    に記載の複数炉システムを動作させる方法。
  9. 【請求項9】 オペレータによって予め選択された利用
    可能な電力の炉に対する供給割合に従って炉の間で電力
    を分け合うための複数炉制御システムであって、複数の
    炉と、単一の電源と、電源および炉と並列接続されそれ
    らと共にタンク回路を形成するために同調されたコンデ
    ンサ部と、利用可能な電力内で、一つの炉に供給すべき
    第1の要求割合を選択する手段と、利用可能な電力の内
    の要求割合を主制御として該一つ炉に供給し、利用可能
    な電力の残部を炉の残ったものに供給するスイッチ手段
    とを含むシステム。
  10. 【請求項10】 利用可能な電力の内の二つ目の炉に供
    給すべき第2の割合を選択する手段を更に含み、これに
    おいてスイッチ手段は、第1および第2の割合の内低い
    方を選択し、低い方を主制御として設定する手段を含む
    請求項9に記載の複数炉制御システム。
  11. 【請求項11】 第1および第2の割合を選択する手段
    の各々は、利用可能な電力の内の各炉に供給される割合
    を表示する手段を含んでいる請求項10に記載の複数炉
    制御システム。
  12. 【請求項12】 第1および第2の割合を選択する手段
    の各々は制御ポテンシォメータを含み、スイッチ手段
    は、選択割合が低い方であると決定された炉に対する電
    力供給を主制御として設定するために、選択割合が低い
    方であると決定された炉と直列に選択的に接続可能な電
    力レベル制御スイッチを含む請求項10に記載の複数炉
    制御システム。
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US5666377A (en) 1997-09-09
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EP0713348A2 (en) 1996-05-22
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