JPH0822731B2 - 歯科材料用Ca▲下4▼P▲下2▼O▲下9▼粉末の製造法 - Google Patents
歯科材料用Ca▲下4▼P▲下2▼O▲下9▼粉末の製造法Info
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- JPH0822731B2 JPH0822731B2 JP61116835A JP11683586A JPH0822731B2 JP H0822731 B2 JPH0822731 B2 JP H0822731B2 JP 61116835 A JP61116835 A JP 61116835A JP 11683586 A JP11683586 A JP 11683586A JP H0822731 B2 JPH0822731 B2 JP H0822731B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、歯科セメント、根管充填材等の歯科材料と
して好適な、充填嵩密度が高く、破砕抗力の大きい硬化
体をつくることが出来る歯科材料用Ca4P2O9粉末の製造
法に関する。
して好適な、充填嵩密度が高く、破砕抗力の大きい硬化
体をつくることが出来る歯科材料用Ca4P2O9粉末の製造
法に関する。
〔従来の技術〕 従来、歯科において用いられるセメント用フィラーと
しては、酸化亜鉛や酸化けい素が使用されているが、こ
れらは、生体親和性のないことが欠点となっている。こ
のた、最近人骨組成に近く、生体親和性の高いα−リン
酸三カルシウム(以下α−TCPという)が注目されてい
る。しかし、従来の製造法によるα−TCPは充填嵩密度
が小さく、これを混練用液と混練した硬化体は、破砕抗
力が小さく、歯科材料としては不適当であった。
しては、酸化亜鉛や酸化けい素が使用されているが、こ
れらは、生体親和性のないことが欠点となっている。こ
のた、最近人骨組成に近く、生体親和性の高いα−リン
酸三カルシウム(以下α−TCPという)が注目されてい
る。しかし、従来の製造法によるα−TCPは充填嵩密度
が小さく、これを混練用液と混練した硬化体は、破砕抗
力が小さく、歯科材料としては不適当であった。
そのため、本発明者等は、これとは別に、充填嵩密度
が大きく、破砕抗力の大きい硬化体が得られるα−TCP
粉末の製造法を提案した。
が大きく、破砕抗力の大きい硬化体が得られるα−TCP
粉末の製造法を提案した。
しかし、上記方法で製造したα−TCPは、800kg/cm2以
上の破砕抗力の硬化体が得られるが、その崩壊率は2%
以上と高いので、この崩壊率でも使用可能なものに用途
がかぎられる。
上の破砕抗力の硬化体が得られるが、その崩壊率は2%
以上と高いので、この崩壊率でも使用可能なものに用途
がかぎられる。
本発明者は、α−TCPに構造が類似しているCa4P2O9に
着目し、鋭意研究を推進した。
着目し、鋭意研究を推進した。
通常、Ca4P2O9の粉末は、炭酸カルシウム(CaCO3)
と、第二リン酸カルシウム(CaHPO4またはCaHPO4・2H
2O)またはピロリン酸カルシウム(Ca2P2O7)の粉末を
所定のモル比に混合し、合成温度で焼成した後解砕して
くられる。しかし、この方法でつくられたCa4P2O9粉末
は、一次粒子の粒径が最大でも数μm程度で、二次凝集
粒子も多く、粒度は不安定で、充填嵩密度が1.2未満と
低かった。その結果、例えばアクリル酸85重量部とイタ
コン酸15重量部の共重合体の40〜60wt%の水溶液を混練
用液とした硬化体の破砕効力は200kg/cm2以下と全く不
充分なものであった。
と、第二リン酸カルシウム(CaHPO4またはCaHPO4・2H
2O)またはピロリン酸カルシウム(Ca2P2O7)の粉末を
所定のモル比に混合し、合成温度で焼成した後解砕して
くられる。しかし、この方法でつくられたCa4P2O9粉末
は、一次粒子の粒径が最大でも数μm程度で、二次凝集
粒子も多く、粒度は不安定で、充填嵩密度が1.2未満と
低かった。その結果、例えばアクリル酸85重量部とイタ
コン酸15重量部の共重合体の40〜60wt%の水溶液を混練
用液とした硬化体の破砕効力は200kg/cm2以下と全く不
充分なものであった。
本発明者等は、歯科材料用α−TCP粉末製造法の開発
に際して得られた知識に基づき、種々検討を重ねた結
果、α−TCPと同様、Ca4P2O9においても、粉末の粒子の
形状、粒度分布、充填嵩密度等が、これをフィラーとし
た硬化体の破砕抗力を左右することを知見した。
に際して得られた知識に基づき、種々検討を重ねた結
果、α−TCPと同様、Ca4P2O9においても、粉末の粒子の
形状、粒度分布、充填嵩密度等が、これをフィラーとし
た硬化体の破砕抗力を左右することを知見した。
本発明は上記の知見に基づいてなされたもので、生体
親和性がよく、充填嵩密度が高く、これを用いてつくっ
た硬化体の破砕抗力が大きく、しかも崩壊率が小さく、
歯科材料用として好適なCa4P2O9粉末の製造法を提供と
することを目的とする。
親和性がよく、充填嵩密度が高く、これを用いてつくっ
た硬化体の破砕抗力が大きく、しかも崩壊率が小さく、
歯科材料用として好適なCa4P2O9粉末の製造法を提供と
することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、炭酸カルシウム粉末と第二リン酸カル
シウム粉末を1:1のモル比に均一に混合した粉末、或い
は炭酸カルシウム粉末とピロリン酸カルシウム粉末を2:
1のモル比に均一混合した粉末を0.1t/cm2以上の圧力で
成形し、1200℃以上の温度で反応させた後、これを粉
砕、分級して2〜32μm粒径の粉末を70wt%以上含む粉
末とする歯科材料用Ca4P2O9粉末の製造法にある。
で、その要旨は、炭酸カルシウム粉末と第二リン酸カル
シウム粉末を1:1のモル比に均一に混合した粉末、或い
は炭酸カルシウム粉末とピロリン酸カルシウム粉末を2:
1のモル比に均一混合した粉末を0.1t/cm2以上の圧力で
成形し、1200℃以上の温度で反応させた後、これを粉
砕、分級して2〜32μm粒径の粉末を70wt%以上含む粉
末とする歯科材料用Ca4P2O9粉末の製造法にある。
本発明において、Ca4P2O9の合成原料として用いられ
るCaCO3、CaHPO4、CaHPO4・2H2O、Ca2P2O7粉末の粒度
は、厳密な制限はないが、粗粒では固体間の反応が遅い
ので、通常、平均粒径が5μm以下の粉末として用いら
れる。また、原料はCaCO3とCaHPO4・2H2Oの場合はモル
比1:1、CaCO3とCa2P2O7の場合は2:1に混合される。
るCaCO3、CaHPO4、CaHPO4・2H2O、Ca2P2O7粉末の粒度
は、厳密な制限はないが、粗粒では固体間の反応が遅い
ので、通常、平均粒径が5μm以下の粉末として用いら
れる。また、原料はCaCO3とCaHPO4・2H2Oの場合はモル
比1:1、CaCO3とCa2P2O7の場合は2:1に混合される。
また、成形圧力は0.1t/cm2以上特に1t/cm2〜2t/cm2が
好ましい。成形圧力が0.1t/cm2未満では、所望の粒度分
布のものが得にくい。この場合、0.1t/cm2をやや下まわ
る圧力で成形を行なっても、例えば1400℃以上の温度で
焼成すると所望の粒径、粒度分布のものが得られるが、
加熱温度が高くて経済的でない。また、成形圧力が2t/c
m2を越えても破砕抗力の向上はなく経済的に不利とな
る。上記加圧成形は、ラバープレス、ブリケッティング
マシン、金型プレス等が使用出来る。
好ましい。成形圧力が0.1t/cm2未満では、所望の粒度分
布のものが得にくい。この場合、0.1t/cm2をやや下まわ
る圧力で成形を行なっても、例えば1400℃以上の温度で
焼成すると所望の粒径、粒度分布のものが得られるが、
加熱温度が高くて経済的でない。また、成形圧力が2t/c
m2を越えても破砕抗力の向上はなく経済的に不利とな
る。上記加圧成形は、ラバープレス、ブリケッティング
マシン、金型プレス等が使用出来る。
上記加圧成形した成形体を焼成する温度は、1200℃以
上であることが必要である。焼成温度が1200℃未満で
は、反応が充分に進まず、結晶相、物性が劣る。焼成温
度が1200℃〜Ca4P2O9の融点の間の温度であれば、特に
制限はないが、不必要に高いことは、経済的損失が大き
く好ましくない。上記焼成は、電気炉で行なわれ、雰囲
気は通常の大気雰囲気、好ましくは乾燥空気中で行なわ
れ、焼成時間は成形体が1200℃を越えてから、1〜6時
間程度である。
上であることが必要である。焼成温度が1200℃未満で
は、反応が充分に進まず、結晶相、物性が劣る。焼成温
度が1200℃〜Ca4P2O9の融点の間の温度であれば、特に
制限はないが、不必要に高いことは、経済的損失が大き
く好ましくない。上記焼成は、電気炉で行なわれ、雰囲
気は通常の大気雰囲気、好ましくは乾燥空気中で行なわ
れ、焼成時間は成形体が1200℃を越えてから、1〜6時
間程度である。
焼成され、反応生成したCa4P2O9成形体は、粗粉砕後
ボールミル、等によって粉砕し、これを風力分級機で分
級し、2〜32μmの範囲の粒子が70wt%以上含まれた粉
体とする。この場合、2〜32μmの範囲の粒子が70wt%
未満では、歯科用セメントのフィラーとして充分な破砕
抗力が得られない。また、充填嵩密度は1.2以上、特に
1.4以上が好ましい。1.2未満では充分な破砕抗力が得ら
れない。
ボールミル、等によって粉砕し、これを風力分級機で分
級し、2〜32μmの範囲の粒子が70wt%以上含まれた粉
体とする。この場合、2〜32μmの範囲の粒子が70wt%
未満では、歯科用セメントのフィラーとして充分な破砕
抗力が得られない。また、充填嵩密度は1.2以上、特に
1.4以上が好ましい。1.2未満では充分な破砕抗力が得ら
れない。
上記方法によってつくられたCa4P2O9粉末をSEM観察し
たところ、いずれもブロッキーな一次粒子で、2次凝集
粒、或いはサンゴ状の粒子は全く認められず、その充填
嵩密度は1.4以上であった。
たところ、いずれもブロッキーな一次粒子で、2次凝集
粒、或いはサンゴ状の粒子は全く認められず、その充填
嵩密度は1.4以上であった。
このCa4P2O9粉末を歯科治療に用いるには、通常、上
記アクリル酸、イタコン酸共重合体の50wt%程度の水溶
液を混練用液として混練して用いられるが、Ca4P2O9粉
末/混練用液の重量混合比は1.0〜2.0が好ましい。重量
混合比が1.0未満では硬化体の破砕抗力が低くなり、2.0
を越えると、粉末が多すぎて充分の混練ができない。混
練用液としては上記共重合体の他、乳酸ポリマーとグリ
コール酸の水溶液(例えば乳酸ポリマー23wt%、グリコ
ール酸6wt%)が用いられる。
記アクリル酸、イタコン酸共重合体の50wt%程度の水溶
液を混練用液として混練して用いられるが、Ca4P2O9粉
末/混練用液の重量混合比は1.0〜2.0が好ましい。重量
混合比が1.0未満では硬化体の破砕抗力が低くなり、2.0
を越えると、粉末が多すぎて充分の混練ができない。混
練用液としては上記共重合体の他、乳酸ポリマーとグリ
コール酸の水溶液(例えば乳酸ポリマー23wt%、グリコ
ール酸6wt%)が用いられる。
このように、本発明の方法によってつくられたCa4P2O
9粉末をアクリル酸、イタコン酸共重合体水溶液と混練
した硬化体は、いずれも、700kg/cm2以上の破砕抗力を
有し、しかも崩壊率2%未満である。
9粉末をアクリル酸、イタコン酸共重合体水溶液と混練
した硬化体は、いずれも、700kg/cm2以上の破砕抗力を
有し、しかも崩壊率2%未満である。
また、上記方法における原料粉末混合物を1200℃以上
に加熱して予めCa4P2O9を生成させ、これを0.1t/cm2以
上の成形圧で加圧成形し、この成形体を再度1200℃以上
で焼成し、粉砕、分級した2〜32μmの範囲の粒子を70
wt%以上含むCa4P2O9粉末は、いずれもブロッキーな一
次粒子で2次凝集粒、或いはサンゴ状の粒子はなく、そ
の充填嵩密度は1.4以上で、その混練用液と混練した硬
化体の破砕抗力は、700kg/cm2以上で、しかも崩壊率は
2%未満であった。このように物性のよいものが得られ
るものの、工程が増加して製法としては不利となる。
に加熱して予めCa4P2O9を生成させ、これを0.1t/cm2以
上の成形圧で加圧成形し、この成形体を再度1200℃以上
で焼成し、粉砕、分級した2〜32μmの範囲の粒子を70
wt%以上含むCa4P2O9粉末は、いずれもブロッキーな一
次粒子で2次凝集粒、或いはサンゴ状の粒子はなく、そ
の充填嵩密度は1.4以上で、その混練用液と混練した硬
化体の破砕抗力は、700kg/cm2以上で、しかも崩壊率は
2%未満であった。このように物性のよいものが得られ
るものの、工程が増加して製法としては不利となる。
しかし、上記の結果は、所定のモル比に均一混合した
原料粉末を処理するに際し、少なくとも0.1t/cm2以上の
圧力で成形した上でこれを1200℃以上に加熱する工程を
採用すれば、歯科用セメントのフィラーとして優れたブ
ロッキーな一次粒子のCa4P2O9粉末が得られることを示
すものである。
原料粉末を処理するに際し、少なくとも0.1t/cm2以上の
圧力で成形した上でこれを1200℃以上に加熱する工程を
採用すれば、歯科用セメントのフィラーとして優れたブ
ロッキーな一次粒子のCa4P2O9粉末が得られることを示
すものである。
〔実施例〕 次に実施例、比較例を示して本発明を説明する。
実施例1 CaCO3とCa2P2O7をモル比2:1で、2時間粉砕、混合
し、ラバープレスで1t/cm2の圧力で成形し、大気雰囲気
で1300℃で3時間焼成した。焼成後これを乳体で2000μ
m以下に粗粉砕し、さらにボールミルで24時間粉砕し
た。これを分級し、5〜16μmが90wt%のCa4P2O9粉末
を得た。この粉末をSEM観察したところ、二次凝集粒子
はなく、すべてがブロッキーな一次粒子でその充填嵩密
度は1.5であった。次いで、混練用液としてアクリル酸8
5重量部と、イタコン酸15重量部の共重合体の50%水溶
液を用い、Ca4P2O9粉末/共重合体水溶液比1.5の割合で
混練し、硬化体を得た。この硬化体の破砕抗力は711kg/
cm2、崩壊率は0.8%であった。但し、崩壊率はJIS−T66
02に示されるように混練用液と混練した混練硬化体を37
℃の水中に24時間浸漬し、その硬化体の重量減少率を%
によって示したものである。
し、ラバープレスで1t/cm2の圧力で成形し、大気雰囲気
で1300℃で3時間焼成した。焼成後これを乳体で2000μ
m以下に粗粉砕し、さらにボールミルで24時間粉砕し
た。これを分級し、5〜16μmが90wt%のCa4P2O9粉末
を得た。この粉末をSEM観察したところ、二次凝集粒子
はなく、すべてがブロッキーな一次粒子でその充填嵩密
度は1.5であった。次いで、混練用液としてアクリル酸8
5重量部と、イタコン酸15重量部の共重合体の50%水溶
液を用い、Ca4P2O9粉末/共重合体水溶液比1.5の割合で
混練し、硬化体を得た。この硬化体の破砕抗力は711kg/
cm2、崩壊率は0.8%であった。但し、崩壊率はJIS−T66
02に示されるように混練用液と混練した混練硬化体を37
℃の水中に24時間浸漬し、その硬化体の重量減少率を%
によって示したものである。
比較例1 CaCO3とCa2P2O7をモル比2:1で2時間粉砕混合し、130
0℃で3時間焼成してCa4P2O9となし、ボールミルで2時
間解砕した。解砕後の粒度分布は、48μm以下で、粒径
3.8μm以下が50wt%であり、その充填嵩密度は1.15で
あった。この粉末をSEM観察したところ、一次粒子径
は、最大8μmで、多くのサンゴ状一次粒子や二次凝集
粒が認められた。このCa4P2O9粉末を用い、実施例1と
同じにして硬化体をつくったが、その破砕抗力は285kg/
cm2であった。
0℃で3時間焼成してCa4P2O9となし、ボールミルで2時
間解砕した。解砕後の粒度分布は、48μm以下で、粒径
3.8μm以下が50wt%であり、その充填嵩密度は1.15で
あった。この粉末をSEM観察したところ、一次粒子径
は、最大8μmで、多くのサンゴ状一次粒子や二次凝集
粒が認められた。このCa4P2O9粉末を用い、実施例1と
同じにして硬化体をつくったが、その破砕抗力は285kg/
cm2であった。
比較例2 比較例1で得た充填嵩密度1.15のCa4P2O9粉末を、ラ
バープレスで1t/cm2の圧力で成形し、1300℃で3時間焼
成した。これを、2000μm以下に粗粉砕し、さらにボー
ルミルで粉砕し、分級して3〜16μmが90wt%の粒度分
布のCa4P2O9粉末した。これを用いて実施例1と同じ条
件、操作で充填嵩密度および得られた硬化体の破砕抗力
を測定したところ、実施例1と同様の結果が得られた。
バープレスで1t/cm2の圧力で成形し、1300℃で3時間焼
成した。これを、2000μm以下に粗粉砕し、さらにボー
ルミルで粉砕し、分級して3〜16μmが90wt%の粒度分
布のCa4P2O9粉末した。これを用いて実施例1と同じ条
件、操作で充填嵩密度および得られた硬化体の破砕抗力
を測定したところ、実施例1と同様の結果が得られた。
比較例3 CaCO3とCa2P2O7をモル比1:1で2時間粉砕混合し、ラ
バープレスで1t/cm2の圧力で成形し、1300℃で3時間焼
成し、α−TCPとした。これを乳鉢で2000μm以下に粗
粉砕し、次いでボールミル24時間粉砕した。これを分級
して5〜16μmが90wt%のα−TCP粉末を得た。この粉
末を用いて、実施例1と同じ条件操作で硬化体をつくっ
た。この硬化体の破砕抗力は896kg/cm2であったが、崩
壊率は5%と高い値を示した。
バープレスで1t/cm2の圧力で成形し、1300℃で3時間焼
成し、α−TCPとした。これを乳鉢で2000μm以下に粗
粉砕し、次いでボールミル24時間粉砕した。これを分級
して5〜16μmが90wt%のα−TCP粉末を得た。この粉
末を用いて、実施例1と同じ条件操作で硬化体をつくっ
た。この硬化体の破砕抗力は896kg/cm2であったが、崩
壊率は5%と高い値を示した。
以上述べたように、本発明の製造法により得られるCa
4P2O9粉末は充填嵩密度が大きく、これを混練用液と混
練した硬化体は破砕抗力が大きく、崩壊率が小さいなど
の優れた物性を有する。また、このような優れたCa4P2O
9粉末を効率よく製造することができ、歯科治療に寄与
することが極めて大きい。
4P2O9粉末は充填嵩密度が大きく、これを混練用液と混
練した硬化体は破砕抗力が大きく、崩壊率が小さいなど
の優れた物性を有する。また、このような優れたCa4P2O
9粉末を効率よく製造することができ、歯科治療に寄与
することが極めて大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平岩 正 長野県塩尻市大字宗賀1 昭和電工株式会 社塩尻研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−270249(JP,A) 特開 昭61−68054(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】炭酸カルシウム粉末と第二リン酸カルシウ
ム粉末を1:1のモル比に均一に混合した粉末、或いは炭
酸カルシウム粉末とピロリン酸カルシウム粉末を2:1の
モル比に均一混合した粉末を0.1t/cm2以上の圧力で成形
し、1200℃以上の温度で反応させた後、これを粉砕、分
級して2〜32μm粒径の粉末を70wt%以上含む粉末とす
ることを特徴とする歯科材料用Ca4P2O9粉末の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61116835A JPH0822731B2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 歯科材料用Ca▲下4▼P▲下2▼O▲下9▼粉末の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61116835A JPH0822731B2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 歯科材料用Ca▲下4▼P▲下2▼O▲下9▼粉末の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62275007A JPS62275007A (ja) | 1987-11-30 |
| JPH0822731B2 true JPH0822731B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=14696800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61116835A Expired - Lifetime JPH0822731B2 (ja) | 1986-05-21 | 1986-05-21 | 歯科材料用Ca▲下4▼P▲下2▼O▲下9▼粉末の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0822731B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02200605A (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-08 | Ube Ind Ltd | 硬化性糊剤根管充填材 |
| US5522893A (en) * | 1993-03-12 | 1996-06-04 | American Dental Association Health Foundation | Calcium phosphate hydroxyapatite precursor and methods for making and using the same |
| US7709029B2 (en) | 2001-01-24 | 2010-05-04 | Ada Foundation | Calcium-containing restoration materials |
| US7294187B2 (en) | 2001-01-24 | 2007-11-13 | Ada Foundation | Rapid-hardening calcium phosphate cement compositions |
| US20090297631A1 (en) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | Cargill, Incorporated | Salt compositions and methods of making the same |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6168054A (ja) * | 1984-09-10 | 1986-04-08 | 増原 英一 | 人工骨及び人工歯 |
| JPH0699181B2 (ja) * | 1985-05-25 | 1994-12-07 | 株式会社はいる | リン酸四カルシウム硬化性組成物 |
-
1986
- 1986-05-21 JP JP61116835A patent/JPH0822731B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62275007A (ja) | 1987-11-30 |
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