JPH08227383A - 仮想アドレス計算機 - Google Patents

仮想アドレス計算機

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JPH08227383A
JPH08227383A JP7031178A JP3117895A JPH08227383A JP H08227383 A JPH08227383 A JP H08227383A JP 7031178 A JP7031178 A JP 7031178A JP 3117895 A JP3117895 A JP 3117895A JP H08227383 A JPH08227383 A JP H08227383A
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JP
Japan
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virtual
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Withdrawn
Application number
JP7031178A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Nakajima
康彦 中島
Yoshihiro Kusano
義博 草野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、実アドレス空間のデータである主
記憶装置のデータを仮想アドレス空間に割り付けて取り
扱う仮想アドレス計算機に関し、アドレス変換にかかる
オーバヘッドを削減することを目的とする。 【構成】 主記憶装置1と中央処理装置2と付加演算装
置3とをそなえるとともに、中央処理装置2および付加
演算装置3に、仮想アドレスを実アドレスに変換する中
央処理装置用アドレス変換機構4および付加演算装置用
アドレス変換機構5をそれぞれそなえてなる仮想アドレ
ス計算機において、中央処理装置2に、中央処理装置用
アドレス変換機構4のみを用いてアドレス変換を行なう
第1のアドレス変換方式と、中央処理装置用アドレス変
換機構4および付加演算装置用アドレス変換機構5の両
方を用いてアドレス変換を行なう第2のアドレス変換方
式とのいずれか一方に選択的に切り替えて仮想アドレス
から実アドレスへの変換を実行させる切替手段6をそな
えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理装置において、実
アドレス空間のデータである主記憶装置のデータを仮想
アドレス空間に割り付けて取り扱う仮想アドレス計算機
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、汎用計算機,ワークステーション
又はパーソナルコンピュータ等の一般的な計算機におい
ては、中央処理装置からの命令により主記憶装置のデー
タを参照する際に仮想アドレス空間を用いている。図5
は上述の仮想アドレス空間を用いた一般的な仮想アドレ
ス計算機を示すブロック図であり、この図5に示す仮想
アドレス計算機100は、中央処理装置101,付加演
算装置102及び主記憶装置103をそなえている。
【0003】ここで、中央処理装置101は、主記憶装
置103のデータに基づいて処理を行なうものであり、
中央処理装置101は、仮想アドレスと仮想アドレスに
対応する実アドレスとのアドレス変換対をアドレス変換
情報として保持するTLB(Translation Look-aside B
uffer )104をそなえており、このTLB104は例
えば図6に示すような構成を有している。
【0004】また、この中央処理装置101は、TLB
104に仮想アドレスに対応する実アドレスが保持され
ていない場合には主記憶装置103上のアドレス変換テ
ーブル106を参照して、例えば後述する図7に示すよ
うにアドレス変換を行なうとともに当該アドレス変換結
果をアドレス変換対として、ハードウェア制御によりT
LB104に登録する動的アドレス変換機構として機能
するようになっている。
【0005】さらに、付加演算装置102は、中央処理
装置103からの命令に応じ主記憶装置103のデータ
に基づいてベクトル演算等の付加演算を行なうものであ
り、主記憶装置103からロードされて保持されるアド
レス変換情報に基づいて仮想アドレスから実アドレスへ
の変換を行なう静的アドレス変換機構105をそなえて
いる。
【0006】主記憶装置103は、中央処理装置101
における処理及び付加演算装置102における付加演算
を行なうためのデータを格納するものであり、中央処理
装置101のTLB104に仮想アドレスに対応する実
アドレスが保持されていない場合にアドレス変換を行な
うための参照用のアドレス変換テーブル106をそなえ
ている。
【0007】ここで、このアドレス変換テーブル106
は、例えば図7に示すように、セグメントテーブル10
6Aとページテーブル106Bとにより構成されてお
り、これらのセグメントテーブル106A及びページテ
ーブル106Bにより仮想アドレス(例えばアドレス当
たり32ビット)108のデータ及び対応する実アドレ
スのデータ等を、例えば512KB程度格納できるよう
になっている。
【0008】また、この主記憶装置103は、例えば図
8に示すような、付加演算装置102の静的アドレス変
換機構105にてアドレス変換を行なうためのアドレス
変換情報107をそなえている。このような構成によ
り、図5に示す仮想アドレス計算機100においては、
中央処理装置101においては、TLB104を参照す
ることにより仮想アドレスに対応する実アドレスを検索
する一方、付加演算装置102においては、静的アドレ
ス変換機構105により仮想アドレスから実アドレスを
検索し、それぞれ、検索された実アドレスを用いて主記
憶装置103にアクセスすることができる。
【0009】また、中央処理装置101において、TL
B104に仮想アドレスに対応する実アドレスが保持さ
れていない場合には主記憶装置103上のアドレス変換
テーブル106を参照して、例えば図7に示すようにア
ドレス変換が行なわれる。即ち、この図7に示すよう
に、32ビットにより構成される仮想アドレス108か
ら実アドレス109を検索する際には、まず、仮想アド
レス108の先頭の10ビットにより構成されるセグメ
ントID(Segment-ID) 108Aの値に基づいて、セグ
メントテーブル106Aからページテーブルベースを検
索する。
【0010】そして、検索されたページテーブルベース
と、仮想アドレス108の先頭の10ビットに続く7ビ
ットにより構成されるページID(Page-ID)108Bの
値とに基づいて、ページテーブル106Bからページフ
レームナンバーを検索する。これにより、ページテーブ
ル106Bにより検索されたページフレームナンバーと
仮想アドレスの最終15ビットにより構成されるオフセ
ットとにより構成された実アドレス109を求めること
ができる。
【0011】なお、アドレス変換テーブル106により
アドレス変換が行なわれると、当該アドレス変換結果を
アドレス変換対としてTLB104に登録される。とこ
ろで、上述のTLB104におけるアドレス変換のペー
ジサイズ(アドレス情報のマッピング単位)は、例えば
数KB〜数十KB程度である一方、静的アドレス変換機
構105のページサイズは、例えば数MB〜数十MBで
あり、TLB104のアドレス変換よりも非常に大き
い。
【0012】即ち、TLB104全体においては数MB
程度のアドレス変換のためのデータ量を格納することが
できるのに対して、静的アドレス変換機構105におい
ては、数GB程度のアドレス変換情報を有することがで
きる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな一般的な仮想アドレス計算機100においては、仮
想アドレスを固定長のページサイズでマッピングしてい
るが、システム規模の拡大化に伴って仮想アドレス空間
が増加しており、中央処理装置101におけるアドレス
変換のためのTLB104の容量が仮想アドレス空間に
比して少なくなる。
【0014】従って、仮想アドレスから実アドレスへの
変換の際に主記憶装置103のアドレス変換テーブル1
06を参照する頻度が多くなるので、アドレス変換のた
めのオーバヘッド(ユーザが使用できる時間以外の時
間)が多くなり、処理速度が遅くなるという課題があ
る。一方、主記憶装置103をアクセスする付加演算装
置102の静的アドレス変換機構105においては、ア
ドレス変換情報107を一旦ロードすれば、アドレス変
換のオーバヘッドはない。
【0015】本発明はこのような課題に鑑み創案された
もので、中央処理装置において、動的アドレス変換機構
に加えて、付加演算装置の静的アドレス変換機構を参照
する機構を設けることにより、TLBとアドレス変換テ
ーブルとの間のデータの入れ換えを削減し、アドレス変
換にかかるオーバヘッドを削減することができる、仮想
アドレス計算機を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1に示す仮想アドレス計算機は、
各種データを記憶する主記憶装置1,主記憶装置1のデ
ータに基づいて処理を行なう中央処理装置2及び中央処
理装置2からの命令に応じ主記憶装置1のデータに基づ
いて付加演算を行なう付加演算装置3をそなえている。
【0017】また、中央処理装置2及び付加演算装置3
には、それぞれ、仮想アドレスを実アドレスに変換する
中央処理装置用アドレス変換機構4及び付加演算装置用
アドレス変換機構5をそなえており、これにより、中央
処理装置2および付加演算装置3が実アドレス空間であ
る主記憶装置1のデータを仮想アドレス空間に割り付け
て取り扱うことができるようになっている。
【0018】さらに、中央処理装置2は、中央処理装置
用アドレス変換機構4のみを用いてアドレス変換を行な
う第1のアドレス変換方式と、中央処理装置用アドレス
変換機構4および付加演算装置用アドレス変換機構5の
両方を用いてアドレス変換を行なう第2のアドレス変換
方式とのいずれか一方に選択的に切り替えて仮想アドレ
スから実アドレスへの変換を実行させる切替手段6をそ
なている(請求項1)。
【0019】また、中央処理装置用アドレス変換機構4
が、仮想アドレスと仮想アドレスに対応する実アドレス
とのアドレス変換対をアドレス変換情報として保持する
アドレス変換バッファ4Aを有し、アドレス変換バッフ
ァ4Aに仮想アドレスに対応する実アドレスが保持され
ていない場合には主記憶装置上のアドレス変換テーブル
を参照してアドレス変換を行なうとともに当該アドレス
変換結果をアドレス変換対としてアドレス変換バッファ
に登録する動的アドレス変換機構とし、付加演算装置用
アドレス変換機構5が、主記憶装置1からロードされて
保持されるアドレス変換情報に基づいて仮想アドレスか
ら実アドレスへの変換を行なう静的アドレス変換機構と
することができる(請求項2)。
【0020】この場合においては、付加演算装置用アド
レス変換機構5と同一のアドレス変換情報を保持する静
的アドレス変換機構を、中央処理装置2にそなえること
ができ(請求項3)、さらに、主記憶装置1から付加演
算装置用アドレス変換機構5にアドレス変換情報をロー
ドする際には、同一のアドレス変換情報を中央処理装置
2の静的アドレス変換機構にもロードすることができる
(請求項4)。
【0021】また、切替手段6により第2のアドレス変
換方式に切り替えた場合には、中央処理装置用アドレス
変換機構4に保持されるアドレス変換情報と付加演算装
置用アドレス変換機構5に保持されるアドレス変換情報
とを同時に参照することができ、この場合においては、
付加演算装置用アドレス変換機構5によりアドレス変換
結果が得られなかった場合、中央処理装置用アドレス変
換機構4によるアドレス変換結果を用いることができる
一方(請求項6)、付加演算装置用アドレス変換機構5
によりアドレス変換結果が得られた場合、中央処理装置
用アドレス変換機構4によるアドレス変換動作を無効と
することができる(請求項7)。
【0022】
【作用】上述の本発明の仮想アドレス計算機では、中央
処理装置2において、主記憶装置1のデータに基づいて
処理を行なうが、この中央処理装置2では、切替手段6
により切り替えられたアドレス変換方式に基づいて、仮
想アドレスを実アドレスに変換することにより、実アド
レス空間である主記憶装置1のデータを仮想アドレス空
間に割り付けて取り扱っている。
【0023】即ち、中央処理装置2の切替手段6では、
中央処理装置用アドレス変換機構4のみを用いてアドレ
ス変換を行なう第1のアドレス変換方式と、中央処理装
置用アドレス変換機構4および付加演算装置用アドレス
変換機構5の両方を用いてアドレス変換を行なう第2の
アドレス変換方式とのいずれか一方に選択的に切り替え
て仮想アドレスから実アドレスへの変換を実行させてい
る。
【0024】また、付加演算装置3では、中央処理装置
2からの命令に応じ主記憶装置1のデータに基づいて付
加演算を行なうが、この付加演算装置3においても、付
加演算装置用アドレス変換機構5により、仮想アドレス
を実アドレスに変換することにより、中央処理装置2で
は、実アドレス空間である主記憶装置1のデータを仮想
アドレス空間に割り付けて取り扱っている(請求項
1)。
【0025】また、中央処理装置用アドレス変換機構4
では、アドレス変換バッファに仮想アドレスに対応する
実アドレスが保持されていない場合には主記憶装置1上
のアドレス変換テーブルを参照してアドレス変換を行な
うとともに当該アドレス変換結果をアドレス変換対とし
てアドレス変換バッファに登録する一方、付加演算装置
用アドレス変換機構5が、主記憶装置1からロードされ
て保持されるアドレス変換情報に基づいて仮想アドレス
から実アドレスへの変換を行なう(請求項2)。
【0026】この場合においては、付加演算装置用アド
レス変換機構5と同一のアドレス変換情報を保持する静
的アドレス変換機構が、中央処理装置2にそなえること
により、動的アドレス変換機構に加えて、付加演算装置
の静的アドレス変換機構を参照する機構が設けられてい
る(請求項3)。さらに、主記憶装置1から付加演算装
置用アドレス変換機構5にアドレス変換情報をロードす
る際には、同一のアドレス変換情報を中央処理装置2の
静的アドレス変換機構にもロードすることにより、動的
アドレス変換機構に加えて、付加演算装置の静的アドレ
ス変換機構を参照する機構を設けることができる(請求
項4)。
【0027】また、切替手段6により第2のアドレス変
換方式に切り替えた場合には、中央処理装置用アドレス
変換機構4に保持されるアドレス変換情報と付加演算装
置用アドレス変換機構5に保持されるアドレス変換情報
とを同時に参照し、付加演算装置用アドレス変換機構5
によりアドレス変換結果が得られなかった場合、中央処
理装置用アドレス変換機構4によるアドレス変換結果を
用いる一方(請求項6)、付加演算装置用アドレス変換
機構5によりアドレス変換結果が得られた場合、中央処
理装置用アドレス変換機構4によるアドレス変換動作を
無効とする(請求項7)。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の一実施例にかかる仮想アド
レス計算機を詳細に示すブロック図であるが、この図2
に示すように、本実施例にかかる仮想アドレス計算機
は、各種データを記憶する主記憶装置1,主記憶装置1
のデータに基づいて処理を行なう中央処理装置2及び中
央処理装置2からの命令に応じ主記憶装置1のデータに
基づいて付加演算を行なう付加演算装置3をそなえてい
る。
【0029】ここで、付加演算装置3は、仮想アドレス
7を実アドレス8に変換する静的アドレス変換機構(付
加演算装置用アドレス変換機構)5をそなえており、こ
の静的アドレス変換機構5は、主記憶装置1からロード
されて保持されるアドレス変換情報1Bに基づいて仮想
アドレス7から実アドレス8への変換を行なうものであ
る。
【0030】なお、このアドレス変換情報1Bは、前述
の図8にて示したもの(符号107参照)と同様のもの
を用いることができる。即ち、付加演算装置3において
は、静的アドレス変換機構5により、実アドレス空間で
ある主記憶装置1のデータを仮想アドレス空間に割り付
けて取り扱うことができるようになっている。
【0031】なお、この付加演算装置3の静的アドレス
変換機構5においては、ページID7B及びオフセット
7Cにより構成された仮想アドレス7を用いて変換を行
ない、変換結果9から実アドレス8を求めるようになっ
ている。また、中央処理装置2は、仮想アドレスを実ア
ドレスに変換する動的アドレス変換機構(中央処理装置
用アドレス変換機構)4をそなえるとともに、静的アド
レス変換機構5と同一のアドレス変換情報を保持する静
的アドレス変換機構5Aをそなえている。
【0032】ここで、動的アドレス変換機構4において
は、仮想アドレスを実アドレスに変換するためのTLB
(Translation Look-aside Buffer,アドレス変換バッフ
ァ)4Aをそなえており、アドレス変換バッファ4Aに
仮想アドレスに対応する実アドレスが保持されていない
場合には主記憶装置1上のアドレス変換テーブル1Aを
参照してアドレス変換を行なうとともに当該アドレス変
換結果をアドレス変換対としてアドレス変換バッファ4
Aに登録するようになっている。
【0033】なお、上述のアドレス変換バッファ4Aと
しては、前述の図6にて示したもの(符号104参照)
と同様のものを適用することができるほか、アドレス変
換テーブル1Aについても、前述の図7にて示したもの
と同様に仮想アドレスから実アドレスへのアドレス変換
を行なうことができる。さらに、図3に示すように、静
的アドレス変換機構5Aにおいては、主記憶装置1から
付加演算装置用アドレス変換機構5にアドレス変換情報
1Bをロードする際には、同一のアドレス変換情報1B
をロードするようになっている。
【0034】また、6はアドレス変換方式指定レジスタ
(切替手段)であり、このアドレス変換方式指定レジス
タ6は、例えば“0”又は“1”のビット情報に基づい
て、動的アドレス変換機構4のみを用いてアドレス変換
を行なう第1のアドレス変換方式と、動的アドレス変換
機構4および静的アドレス変換機構5の両方を用いてア
ドレス変換を行なう第2のアドレス変換方式とのいずれ
か一方に選択的に切り替えて仮想アドレスから実アドレ
スへの変換を実行させるものである。
【0035】これにより、中央処理装置2においても、
実アドレス空間である主記憶装置1のデータを仮想アド
レス空間に割り付けて取り扱うことができるようになっ
ている。ここで、中央処理装置2の動的アドレス変換機
構4においては、セグメントID7A,ページID7B
及びオフセット7Cにより構成された仮想アドレス7を
用いて変換を行ない、変換結果9から実アドレス8を求
めるようになっている。
【0036】また、静的アドレス変換機構5Aにおいて
も、前述の静的アドレス変換機構5と同様に、ページI
D7B及びオフセット7Cにより構成された仮想アドレ
ス7を用いて変換を行ない、変換結果9から実アドレス
8を求めるようになっている。なお、10は動的アドレ
ス変換機構4又は静的アドレス変換機構5から変換され
た変換結果のいずれかを選択して主記憶装置1にアクセ
スするための実アドレスとするための選択器である。
【0037】上述の構成により、本発明の一実施例にか
かる仮想アドレス計算機の動作を、図4に示すフローチ
ャートを用いて以下に説明する。まず、中央処理装置2
におけるOS(Operating System)では、プロセス起動
時において、中央処理装置2の動的アドレス変換機構4
のみを使用する第1のアドレス変換方式か又は静的アド
レス変換機構5Aおよび中央処理装置2が有する動的ア
ドレス変換機構4の両方を使用する第2のアドレス変換
方式の何れかを選択し、その選択結果に応じてアドレス
変換指定レジスタ6の値を設定する。
【0038】即ち、第1のアドレス変換方式を選択し、
静的アドレス変換機構5Aを使用しない場合は、アドレ
ス変換方式指定レジスタ6の値を“0”と設定する一
方、第2のアドレス変換方式を選択し、静的アドレス変
換機構5Aを使用する場合は、アドレス変換方式指定レ
ジスタ6の値を“1”と設定するとともに、静的アドレ
ス変換機構5Aに対してアドレス変換情報1Bをロード
する(ステップA1)。
【0039】なお、付加演算装置3が有する静的アドレ
ス変換機構5に対して、アドレス変換情報1Bをロード
する際には、この付加演算装置3に対してロードされる
アドレス変換情報1Bを逐次、中央処理装置2の静的ア
ドレス変換機構5Aに対しても分配している。即ち、付
加演算装置3及び中央処理装置2に対して、アドレス変
換情報を同時にロードすることができる。
【0040】そして、プロセスが起動されると(ステッ
プA2)、中央処理装置2では、仮想アドレス7を生成
する(ステップA3)。また、主記憶装置1へのアクセ
スの際は、以下のステップA4〜ステップA12に示す
ようなハードウェア又はソフトウェア処理に基づいて、
仮想アドレス7を実アドレス8に変換される。即ち、中
央処理装置2においては、上述のステップA1における
OSにより設定されたアドレス変換指定レジスタ6の内
容を参照し(ステップA4)、アドレス変換方式指定レ
ジスタ6の値が“0”の場合は、動的アドレス変換機構
4に属するアドレス変換バッファ4Aのみを参照し(ス
テップA5の“0”ルートからステップA6)、上述の
仮想アドレス7に対応する実アドレス8を検索する。
【0041】ここで、アドレス変換バッファ4Aにおい
て、仮想アドレス7に対応する実アドレス8が登録され
ている場合は、アドレス変換を行ない、変換結果9を実
アドレス8として、主記憶装置1へのアクセスを行なう
(ステップA7)。また、アドレス変換バッファ4Aに
おいて、仮想アドレス7に対応する実アドレス8が登録
されていない場合は、中央処理装置2では、主記憶装置
1上のアドレス変換テーブル1Aを参照してアドレス変
換を行なって、主記憶装置1へのアクセスを行なう。ま
た、アドレス変換バッファ4Aに、当該アドレス変換を
行なったアドレス変換対を登録する(ステップA8)。
【0042】ところで、アドレス変換方式指定レジスタ
6の値が“1”の場合は、動的アドレス変換機構4に属
するアドレス変換バッファ4A及び静的アドレス変換機
構5Aに属するアドレス変換情報1Bを同時に参照する
(ステップA9)。次に、動的アドレス変換機構4によ
る動的アドレス変換に先行して、静的アドレス変換機構
5Aによる静的アドレス変換を試みる(ステップA1
0)。
【0043】ここで、静的アドレス変換機構5Aに属す
るアドレス変換情報1Bに、仮想アドレス7に対応する
実アドレス8が登録されており、静的アドレス変換に成
功した場合は、変換結果9を実アドレス8として、この
実アドレス8を用いて主記憶装置1にアクセスする(ス
テップA11の成功ルートからステップA12)。な
お、この場合においては、動的アドレス変換機構4によ
るアドレス変換動作を無効とすることができる。即ち、
動的アドレス変換機構4におけるアドレス変換バッファ
4Aの参照、主記憶装置1上のアドレス変換テーブル1
Aの参照によるアドレス変換、および、アドレス変換バ
ッファ4Aに対するアドレス変換対の登録を行なわな
い。
【0044】また、静的アドレス変換機構5Aに属する
アドレス変換情報1Bに、仮想アドレス7に対応する実
アドレス8が登録されておらず、静的アドレス変換に失
敗した場合は、動的アドレス変換機構4に属するアドレ
ス変換バッファ4Aによるアドレス変換を試みる。アド
レス変換バッファ4Aにおいて、仮想アドレス7に対応
する実アドレス8が登録されている場合は、前述の場合
と同様に、変換結果9を実アドレス8として用いること
により、主記憶装置1へのアクセスを行なう(ステップ
A11の失敗ルートからステップA7)。
【0045】また、アドレス変換バッファ4Aにも仮想
アドレス7に対応する実アドレス8が登録されていない
場合は、主記憶装置1上のアドレス変換テーブル1Aを
参照してアドレス変換を行なって、主記憶装置1へのア
クセスを行なう。また、アドレス変換バッファ4Aに、
当該アドレス変換を行なったアドレス変換対を登録する
(ステップA8)。
【0046】なお、付加演算装置3においては、静的ア
ドレス変換機構5のみを使用して、仮想アドレス7から
実アドレス8を検索し、検索された実アドレスを用いて
主記憶装置1にアクセスすることができる。このよう
に、本発明の一実施例にかかる仮想アドレス計算機によ
れば、中央処理装置2においては、動的アドレス変換機
構4のみを用いてアドレス変換する第1のアドレス方式
と、動的アドレス変換機構4及び静的アドレス変換機構
5Aを用いてアドレス変換を行なう第2のアドレス変換
方式とを切り替えることにより、中央処理装置2におい
ても、付加演算装置3と同様の静的アドレス変換を行な
うことができるので、中央処理装置2におけるアドレス
変換のためのアドレス変換バッファ4Aを小容量のもの
としても、主記憶装置1のアドレス変換テーブルを参照
及び変換対の入れ換えを削減することができ、アドレス
変換のためのオーバヘッドを削減でき、処理速度が向上
する利点がある。
【0047】なお、上述の本実施例においては、中央処
理装置2に、付加演算装置3と同様の静的アドレス変換
機構5Aをそなえ、第1のアドレス変換方式と第2のア
ドレス変換方式とを切り替えてアドレス変換を行なう場
合について詳述したが、これに限定されず、中央処理装
置2において、付加演算装置3の静的アドレス変換機構
5を参照することにより、第1のアドレス変換方式と第
2のアドレス変換方式とを切り替えてもよく、このよう
にしても、上述したような利点が得られることはいうま
でもない。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の仮想アド
レス計算機によれば、中央処理装置において、中央処理
装置用アドレス変換機構のみを用いてアドレス変換する
第1のアドレス方式と、中央処理装置用アドレス変換機
構及び付加演算装置用アドレス変換機構を用いてアドレ
ス変換を行なう第2のアドレス変換方式とのいずれか一
方に選択的に切り替えて、仮想アドレスから実アドレス
への変換を実行することを通して、中央処理装置におい
ても付加演算装置と同様の静的アドレス変換を行なうこ
とができ、例えば、中央処理装置におけるアドレス変換
のためのアドレス変換バッファに小容量のものを用いて
も、主記憶装置のアドレス変換テーブルを参照及び変換
対の入れ換えを削減することができ、アドレス変換のた
めのオーバヘッドを削減でき、処理速度が向上する利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる仮想アドレス計算機
を詳細に示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例にかかる仮想アドレス計算機
の概略を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例にかかる仮想アドレス計算機
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】一般的な仮想アドレス計算機を示すブロック図
である。
【図6】一般的な仮想アドレス計算機におけるアドレス
変換バッファの内容を示す図である。
【図7】一般的な仮想アドレス計算機における主記憶装
置のアドレス変換テーブルによるアドレス変換を説明す
るための図である。
【図8】一般的な仮想アドレス計算機における主記憶装
置に格納されているアドレス変換情報を示す図である。
【符号の説明】
1 主記憶装置 1A アドレス変換テーブル 1B アドレス変換情報 2 中央処理装置 3 付加演算装置 4 動的アドレス変換機構(中央処理装置用アドレス変
換機構) 4A アドレス変換バッファ 5,5A 静的アドレス変換機構(付加演算装置用アド
レス変換機構) 6 アドレス変換方式指定レジスタ(切替手段) 7 仮想アドレス 8 実アドレス 9 変換結果 10 選択器 100 仮想アドレス計算機 101 中央処理装置 102 付加演算装置 103 主記憶装置 104 動的アドレス変換機構(TLB) 105 静的アドレス変換機構 106 アドレス変換テーブル 106A セグメントテーブル 106B ページテーブル 107 アドレス変換情報 108 仮想アドレス 108A セグメントID 108B ページID 108C オフセット 109 実アドレス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種データを記憶する主記憶装置と、 該主記憶装置のデータに基づいて処理を行なう中央処理
    装置と、 該中央処理装置からの命令に応じ該主記憶装置のデータ
    に基づいて付加演算を行なう付加演算装置とをそなえる
    とともに、 該中央処理装置および該付加演算装置が実アドレス空間
    である該主記憶装置のデータを仮想アドレス空間に割り
    付けて取り扱うべく、該中央処理装置および該付加演算
    装置に、仮想アドレスを実アドレスに変換する中央処理
    装置用アドレス変換機構および付加演算装置用アドレス
    変換機構をそれぞれそなえてなる仮想アドレス計算機に
    おいて、 該中央処理装置に、 該中央処理装置用アドレス変換機構のみを用いてアドレ
    ス変換を行なう第1のアドレス変換方式と、該中央処理
    装置用アドレス変換機構および該付加演算装置用アドレ
    ス変換機構の両方を用いてアドレス変換を行なう第2の
    アドレス変換方式とのいずれか一方に選択的に切り替え
    て仮想アドレスから実アドレスへの変換を実行させる切
    替手段がそなえられていることを特徴とする、仮想アド
    レス計算機。
  2. 【請求項2】 該中央処理装置用アドレス変換機構が、 仮想アドレスと該仮想アドレスに対応する実アドレスと
    のアドレス変換対をアドレス変換情報として保持するア
    ドレス変換バッファを有し、該アドレス変換バッファに
    仮想アドレスに対応する実アドレスが保持されていない
    場合には該主記憶装置上のアドレス変換テーブルを参照
    してアドレス変換を行なうとともに当該アドレス変換結
    果をアドレス変換対として該アドレス変換バッファに登
    録する動的アドレス変換機構であり、 該付加演算装置用アドレス変換機構が、 該主記憶装置からロードされて保持されるアドレス変換
    情報に基づいて仮想アドレスから実アドレスへの変換を
    行なう静的アドレス変換機構であることを特徴とする、
    請求項1記載の仮想アドレス計算機。
  3. 【請求項3】 該付加演算装置用アドレス変換機構と同
    一のアドレス変換情報を保持する静的アドレス変換機構
    が、該中央処理装置にそなえられていることを特徴とす
    る、請求項2記載の仮想アドレス計算機。
  4. 【請求項4】 該主記憶装置から該付加演算装置用アド
    レス変換機構にアドレス変換情報をロードする際には、
    同一のアドレス変換情報を該中央処理装置の該静的アド
    レス変換機構にもロードすることを特徴とする、請求項
    3記載の仮想アドレス計算機。
  5. 【請求項5】 該切替手段により前記第2のアドレス変
    換方式に切り替えた場合には、該中央処理装置用アドレ
    ス変換機構に保持されるアドレス変換情報と該付加演算
    装置用アドレス変換機構に保持されるアドレス変換情報
    とを同時に参照することを特徴とする、請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載の仮想アドレス計算機。
  6. 【請求項6】 該付加演算装置用アドレス変換機構によ
    りアドレス変換結果が得られなかった場合、該中央処理
    装置用アドレス変換機構によるアドレス変換結果を用い
    ることを特徴とする、請求項5記載の仮想アドレス計算
    機。
  7. 【請求項7】 該付加演算装置用アドレス変換機構によ
    りアドレス変換結果が得られた場合、該中央処理装置用
    アドレス変換機構によるアドレス変換動作を無効とする
    ことを特徴とする、請求項5記載の仮想アドレス計算
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6128684A (en) * 1997-06-30 2000-10-03 Nec Corporation Bus bridge

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US6128684A (en) * 1997-06-30 2000-10-03 Nec Corporation Bus bridge

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