JPH08229725A - 多刃切削工具 - Google Patents
多刃切削工具Info
- Publication number
- JPH08229725A JPH08229725A JP3784695A JP3784695A JPH08229725A JP H08229725 A JPH08229725 A JP H08229725A JP 3784695 A JP3784695 A JP 3784695A JP 3784695 A JP3784695 A JP 3784695A JP H08229725 A JPH08229725 A JP H08229725A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- cutting
- tool
- tip
- sub
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主切刃と副切刃を連続して有するチップを複
数個配設した正面フライス工具に関し、荒切削加工にお
いて生ずる振動や発熱などに起因する仕上切削加工にお
けるワークの仕上げ面の表面性状の悪化を防ぎ、工具の
寿命を延長することを目的とする。 【構成】 主切刃と副切刃を有するチップを外縁部に複
数個配設した正面フライス工具において、少なくとも一
つのチップの主切刃を他のチップの主切刃に対して工具
の送り方向に突出させ、かつ前記チップの副切刃を前記
他のチップに対して工具の切込み方向に逃がしたことを
特徴とする正面フライス工具とする。
数個配設した正面フライス工具に関し、荒切削加工にお
いて生ずる振動や発熱などに起因する仕上切削加工にお
けるワークの仕上げ面の表面性状の悪化を防ぎ、工具の
寿命を延長することを目的とする。 【構成】 主切刃と副切刃を有するチップを外縁部に複
数個配設した正面フライス工具において、少なくとも一
つのチップの主切刃を他のチップの主切刃に対して工具
の送り方向に突出させ、かつ前記チップの副切刃を前記
他のチップに対して工具の切込み方向に逃がしたことを
特徴とする正面フライス工具とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具の送り方向の加工
を行う主切刃と切込み方向の加工を行う副切刃とを有す
る切刃チップを複数個配設した多刃切削工具に関するも
のである。
を行う主切刃と切込み方向の加工を行う副切刃とを有す
る切刃チップを複数個配設した多刃切削工具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、スローアウェイ式正面フライス
工具の外周縁部に円周等分に複数個配設される同形同大
のスローアウェイチップ(以下単にチップとする)に
は、一般に多角形状のチップの外縁辺上に主切刃と副切
刃が連続して設けられている。このチップでは、工具の
送り方向に位置する切刃が主切刃であり、ワークの仕上
げ面までの所定の取代を除去するための荒切削加工を行
う。また、工具の切込み方向に位置する切刃が副切刃で
あり、荒切削加工により生成されたワークの仕上げ面の
仕上切削加工を行う。通常のスローアウェイ式正面フラ
イス工具では、すべてのチップの主切刃は等円周上に、
副切刃は等平面上に位置するように各チップは工具本体
に配設される。
工具の外周縁部に円周等分に複数個配設される同形同大
のスローアウェイチップ(以下単にチップとする)に
は、一般に多角形状のチップの外縁辺上に主切刃と副切
刃が連続して設けられている。このチップでは、工具の
送り方向に位置する切刃が主切刃であり、ワークの仕上
げ面までの所定の取代を除去するための荒切削加工を行
う。また、工具の切込み方向に位置する切刃が副切刃で
あり、荒切削加工により生成されたワークの仕上げ面の
仕上切削加工を行う。通常のスローアウェイ式正面フラ
イス工具では、すべてのチップの主切刃は等円周上に、
副切刃は等平面上に位置するように各チップは工具本体
に配設される。
【0003】また、他のスローアウェイ式正面フライス
工具としては、実開昭61−42214号公報に開示さ
れているような、副切刃が仕上げ面から離れるように一
部のチップを工具の切込み方向に逃がして配設し、ワー
ク加工時に工具にかかる切削抵抗を軽減させるものも知
られている。
工具としては、実開昭61−42214号公報に開示さ
れているような、副切刃が仕上げ面から離れるように一
部のチップを工具の切込み方向に逃がして配設し、ワー
ク加工時に工具にかかる切削抵抗を軽減させるものも知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、主切刃と副切刃
は同一切刃チップ上に設けられており、荒切削加工と仕
上切削加工が連続して行われるように構成されている。
ここで、例えば、主切刃長さの3分の1を越える程の切
削加工時の取代量が大きい加工や、ワークの表面状態が
悪く取代量の増減が激しい加工や、鋳造品などの表面層
に不純物などの硬質物質を含むワークに対する加工など
については、荒切削加工を行う主切刃に切削抵抗などの
大きな負荷が加わり、その負荷に伴う振動や発熱などが
直接的に同一切刃チップ上に設けられた副切刃に伝わっ
てしまい、ワークの仕上げ面の仕上切削加工において仕
上げ面粗度などが悪化するなどワークの表面性状に悪影
響を及ぼす。
は同一切刃チップ上に設けられており、荒切削加工と仕
上切削加工が連続して行われるように構成されている。
ここで、例えば、主切刃長さの3分の1を越える程の切
削加工時の取代量が大きい加工や、ワークの表面状態が
悪く取代量の増減が激しい加工や、鋳造品などの表面層
に不純物などの硬質物質を含むワークに対する加工など
については、荒切削加工を行う主切刃に切削抵抗などの
大きな負荷が加わり、その負荷に伴う振動や発熱などが
直接的に同一切刃チップ上に設けられた副切刃に伝わっ
てしまい、ワークの仕上げ面の仕上切削加工において仕
上げ面粗度などが悪化するなどワークの表面性状に悪影
響を及ぼす。
【0005】また、実開昭61−42214号公報に開
示された、副切刃がワークの仕上げ面から離れるように
一部の切刃チップを工具の切込み方向に逃がして配設し
たものについても、主切刃はすべて同じ円周上に位置す
るよう各切刃チップが配設されているため、副切刃がワ
ークの仕上げ面から離れた位置に設けられた切刃チップ
については問題ないが、副切刃がワークの仕上げ面に接
する位置に設けられた切刃チップについては、主切刃に
加わる負荷に伴う振動や発熱などが直接的に副切刃に伝
わることになり、仕上切削加工においてワークの仕上げ
面粗度や表面うねりなどに悪影響を及ぼす。
示された、副切刃がワークの仕上げ面から離れるように
一部の切刃チップを工具の切込み方向に逃がして配設し
たものについても、主切刃はすべて同じ円周上に位置す
るよう各切刃チップが配設されているため、副切刃がワ
ークの仕上げ面から離れた位置に設けられた切刃チップ
については問題ないが、副切刃がワークの仕上げ面に接
する位置に設けられた切刃チップについては、主切刃に
加わる負荷に伴う振動や発熱などが直接的に副切刃に伝
わることになり、仕上切削加工においてワークの仕上げ
面粗度や表面うねりなどに悪影響を及ぼす。
【0006】本発明は、荒切削加工を主に行わせる切刃
チップと仕上切削加工を主に行わせる切刃チップとを分
けて設けることにより、荒切削加工を主に行う切刃チッ
プの主切刃に生ずる振動や発熱などの負要因を仕上切削
加工を行う切刃チップの副切刃に伝えることを低減し、
仕上切削加工においてワークの仕上げ面の表面性状の悪
化を防ぐことを目的とする。
チップと仕上切削加工を主に行わせる切刃チップとを分
けて設けることにより、荒切削加工を主に行う切刃チッ
プの主切刃に生ずる振動や発熱などの負要因を仕上切削
加工を行う切刃チップの副切刃に伝えることを低減し、
仕上切削加工においてワークの仕上げ面の表面性状の悪
化を防ぐことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1で採用する手段は、工具の送り方向の切削加
工を行う主切刃と工具の切込み方向の切削加工を行う副
切刃とを有する切刃チップを外縁部に複数個配設した多
刃切削工具において、少なくとも一つの切刃チップの主
切刃を他の切刃チップの主切刃に対して前記工具の送り
方向に突出させ、かつ前記切刃チップの副切刃を前記他
の切刃チップに対して前記工具の切込み方向に逃がした
ことを特徴とする多刃切削工具とする。
め請求項1で採用する手段は、工具の送り方向の切削加
工を行う主切刃と工具の切込み方向の切削加工を行う副
切刃とを有する切刃チップを外縁部に複数個配設した多
刃切削工具において、少なくとも一つの切刃チップの主
切刃を他の切刃チップの主切刃に対して前記工具の送り
方向に突出させ、かつ前記切刃チップの副切刃を前記他
の切刃チップに対して前記工具の切込み方向に逃がした
ことを特徴とする多刃切削工具とする。
【0008】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の多刃切削工具
によれば、荒切削加工を主に行わせる切刃チップと仕上
切削加工を主に行わせる切刃チップとを分けるように、
一部の切刃チップの主切刃を他の切刃チップの主切刃に
対して工具の送り方向に突出させ、かつ、その切刃チッ
プの副切刃を他の切刃チップに対して工具の切込み方向
に逃がしたことにより、荒切削加工を主に行う切刃チッ
プの主切刃に振動や発熱などが生じても、同一切刃チッ
プ上の副切刃には直接的に振動や発熱などが伝わるが、
その副切刃がワークの仕上げ面から離れているため、振
動や発熱などはワークの仕上げ面に伝わらず工具本体に
吸収され、仕上切削加工を主に行う残りのチップの副切
刃に直接的に伝わることがない。
によれば、荒切削加工を主に行わせる切刃チップと仕上
切削加工を主に行わせる切刃チップとを分けるように、
一部の切刃チップの主切刃を他の切刃チップの主切刃に
対して工具の送り方向に突出させ、かつ、その切刃チッ
プの副切刃を他の切刃チップに対して工具の切込み方向
に逃がしたことにより、荒切削加工を主に行う切刃チッ
プの主切刃に振動や発熱などが生じても、同一切刃チッ
プ上の副切刃には直接的に振動や発熱などが伝わるが、
その副切刃がワークの仕上げ面から離れているため、振
動や発熱などはワークの仕上げ面に伝わらず工具本体に
吸収され、仕上切削加工を主に行う残りのチップの副切
刃に直接的に伝わることがない。
【0009】
【実施例】続いて、本発明の実施例について以下に説明
する。図1、図2、図3には本発明を実施するための多
刃切削工具であるスローアウェイ式正面フライス工具の
概要を例示する。図3に示すように、工具本体1の外縁
部には12個の互いに同形同大のスローアウェイチップ
2a、2b、・・・、2l(チップ2a、2b以外は図
示せず、以下単にチップとする)が円周等分に配設され
ている。図1に示すように八角形状のチップ2a(2
b)の外縁辺部には、主切刃3a(3b)と副切刃4a
(4b)が連続して成形されている。
する。図1、図2、図3には本発明を実施するための多
刃切削工具であるスローアウェイ式正面フライス工具の
概要を例示する。図3に示すように、工具本体1の外縁
部には12個の互いに同形同大のスローアウェイチップ
2a、2b、・・・、2l(チップ2a、2b以外は図
示せず、以下単にチップとする)が円周等分に配設され
ている。図1に示すように八角形状のチップ2a(2
b)の外縁辺部には、主切刃3a(3b)と副切刃4a
(4b)が連続して成形されている。
【0010】より具体的には、チップ2a、2b、・・
・、2l(チップ2a、2b以外は図示せず)は工具本
体1の外縁部に、図1、図2に示すように主切刃3a
(3b)が工具本体1の軸線Θ(紙面上下方向)との間
に所定角度θを成し、かつ、副切刃4a(4b)が工具
本体1の送り方向(紙面左右方向)に平行になるように
設けられている。
・、2l(チップ2a、2b以外は図示せず)は工具本
体1の外縁部に、図1、図2に示すように主切刃3a
(3b)が工具本体1の軸線Θ(紙面上下方向)との間
に所定角度θを成し、かつ、副切刃4a(4b)が工具
本体1の送り方向(紙面左右方向)に平行になるように
設けられている。
【0011】加えて、チップ2aとチップ2aに対向し
た位置にある2g(チップ2gは図示せず)は残りの十
個のチップに対し、主切刃3a(3g)を工具の送り方
向つまり工具本体1の径方向に距離xだけ突出させ、さ
らに副切刃4a(4g)を工具の切込み方向つまりワー
クの仕上げ面から離れる方向に距離yだけ逃がした状態
で配設されている。
た位置にある2g(チップ2gは図示せず)は残りの十
個のチップに対し、主切刃3a(3g)を工具の送り方
向つまり工具本体1の径方向に距離xだけ突出させ、さ
らに副切刃4a(4g)を工具の切込み方向つまりワー
クの仕上げ面から離れる方向に距離yだけ逃がした状態
で配設されている。
【0012】本実施例では、同形同大のチップを用いた
正面フライス工具について説明するが、チップの形状や
大きさはすべて同じである必要はない。特に、工具の送
り方向突出させ切込み方向に逃がして設けられたチップ
(3a、3g)は残りのチップ(3bなど)と異なる形
状や大きさとしてもよい。
正面フライス工具について説明するが、チップの形状や
大きさはすべて同じである必要はない。特に、工具の送
り方向突出させ切込み方向に逃がして設けられたチップ
(3a、3g)は残りのチップ(3bなど)と異なる形
状や大きさとしてもよい。
【0013】ここで、突出量xは0.3ミリ位で正面フ
ライス工具の一回転当たりの送り量の1.5倍から6倍
程度とし、逃がし量yは0.5ミリから1.0ミリ位で
正面フライス工具の一回転当たりの送り量の5倍から1
0倍程度で、切込み方向に逃がしたチップ2a、2gの
副切刃4a、4gとワークの仕上げ面との隙間に切屑が
入り込んでも悪影響を受けない範囲とするのがよい。
ライス工具の一回転当たりの送り量の1.5倍から6倍
程度とし、逃がし量yは0.5ミリから1.0ミリ位で
正面フライス工具の一回転当たりの送り量の5倍から1
0倍程度で、切込み方向に逃がしたチップ2a、2gの
副切刃4a、4gとワークの仕上げ面との隙間に切屑が
入り込んでも悪影響を受けない範囲とするのがよい。
【0014】次に、本実施例の正面フライス工具による
ワークの切削加工について説明する。正面フライス工具
の送り方向に突出させ切込み方向に逃がしたチップ2
a、2gの主切刃3a、3gでは荒切削加工のみが行わ
れ、副切刃4a、4gでは仕上切削加工は行われない。
同時に、正面フライス工具の送り方向や切込み方向に突
出も逃がしも施されていない残りのチップ、例えばチッ
プ2bなどの主切刃3bなどでは荒切削加工が行われ、
副切刃4bなどでは仕上切削加工が行われる。
ワークの切削加工について説明する。正面フライス工具
の送り方向に突出させ切込み方向に逃がしたチップ2
a、2gの主切刃3a、3gでは荒切削加工のみが行わ
れ、副切刃4a、4gでは仕上切削加工は行われない。
同時に、正面フライス工具の送り方向や切込み方向に突
出も逃がしも施されていない残りのチップ、例えばチッ
プ2bなどの主切刃3bなどでは荒切削加工が行われ、
副切刃4bなどでは仕上切削加工が行われる。
【0015】このとき、荒切削加工はすべてのチップの
主切刃により行われるが、正面フライス工具一回転当た
りの送り量が突出量xだけ大きいチップ2a、2gなど
の主切刃3a、3gに切削時の負荷が偏る。しかし、切
削時の負荷により生じる振動や発熱は、主切刃3a、3
gの荒切削加工でチップ2a、2gに生じた振動などに
ついては副切刃4a、4gに直接的に伝わるが、副切刃
4a、4gはワークの仕上げ面から離れているため、振
動などはワークの仕上げ面に伝わらず工具本体1に吸収
される。つまり、仕上切削加工を主に行う残りのチッ
プ、例えばチップ2bなどの副切刃4bなどに直接的に
伝わることがない。また、仕上切削加工を行う残りの主
切刃、例えば主切刃3bなどによる荒切削加工でチップ
2bなどに生じた振動などについてはチップにかかる切
削時の負荷が小さいため、チップ2a、2gに生じたも
のに比べ発生した量も小さく、残りのチップの副切刃に
よる仕上切削加工時の切削性能に悪影響を与えることが
ない。
主切刃により行われるが、正面フライス工具一回転当た
りの送り量が突出量xだけ大きいチップ2a、2gなど
の主切刃3a、3gに切削時の負荷が偏る。しかし、切
削時の負荷により生じる振動や発熱は、主切刃3a、3
gの荒切削加工でチップ2a、2gに生じた振動などに
ついては副切刃4a、4gに直接的に伝わるが、副切刃
4a、4gはワークの仕上げ面から離れているため、振
動などはワークの仕上げ面に伝わらず工具本体1に吸収
される。つまり、仕上切削加工を主に行う残りのチッ
プ、例えばチップ2bなどの副切刃4bなどに直接的に
伝わることがない。また、仕上切削加工を行う残りの主
切刃、例えば主切刃3bなどによる荒切削加工でチップ
2bなどに生じた振動などについてはチップにかかる切
削時の負荷が小さいため、チップ2a、2gに生じたも
のに比べ発生した量も小さく、残りのチップの副切刃に
よる仕上切削加工時の切削性能に悪影響を与えることが
ない。
【0016】ここで、荒切削加工においてチップ2a、
2gの主切刃3a、3gに切刃の摩耗が集中するが、切
削時の負荷により振動や発熱などが生じても仕上切削加
工を主に行う残りのチップ2bなどの副切刃に与える影
響は小さいため、この残りのチップの副切刃の摩耗を低
減することができ、結果として正面フライス工具全体と
しての工具の寿命が延びる。
2gの主切刃3a、3gに切刃の摩耗が集中するが、切
削時の負荷により振動や発熱などが生じても仕上切削加
工を主に行う残りのチップ2bなどの副切刃に与える影
響は小さいため、この残りのチップの副切刃の摩耗を低
減することができ、結果として正面フライス工具全体と
しての工具の寿命が延びる。
【0017】以上詳述したように本実施例の正面フライ
ス工具によれば、図1に示すように荒切削加工の取代量
tが大きい切削を行う場合、図4に示すように取代量の
変動(t1からt2まで)が激しい切削を行う場合、図
5に示すように表面層に砂5などの硬質粒子を含むワー
クを加工する場合などに用いても、工具寿命の延長の効
果が得られる。特にアルミダイキャスト部品の平面削り
に用いると、顕著な効果が得られ、従来の三倍を越える
工具寿命の延長の効果が得られた。また、取代を数回に
分けて除去する必要がなくなり、一度の加工で行うこと
が可能となる。
ス工具によれば、図1に示すように荒切削加工の取代量
tが大きい切削を行う場合、図4に示すように取代量の
変動(t1からt2まで)が激しい切削を行う場合、図
5に示すように表面層に砂5などの硬質粒子を含むワー
クを加工する場合などに用いても、工具寿命の延長の効
果が得られる。特にアルミダイキャスト部品の平面削り
に用いると、顕著な効果が得られ、従来の三倍を越える
工具寿命の延長の効果が得られた。また、取代を数回に
分けて除去する必要がなくなり、一度の加工で行うこと
が可能となる。
【0018】
【効果】以上詳述したように、請求項1記載の多刃切削
工具によれば、荒切削加工を主に行わせる切刃チップと
仕上切削加工を主に行わせる切刃チップとを分けるよう
に、一部の切刃チップの主切刃を他の切刃チップの主切
刃に対して工具の送り方向に突出させ、かつ、その切刃
チップの副切刃を他の切刃チップに対して工具の切込み
方向に逃がしたことにより、荒切削加工を主に行う切刃
チップの主切刃に振動や発熱などが生じても、同一切刃
チップ上の副切刃には直接的に振動や発熱などが伝わる
が、その副切刃がワークの仕上げ面から離れているた
め、振動や発熱などはワークの仕上げ面に伝わらず工具
本体に吸収され、仕上切削加工を主に行う残りのチップ
の副切刃に直接的に伝わることがない。また、仕上切削
加工を行う残りの切刃チップの主切刃による荒切削加工
で生ずる振動などについては、これらの切刃チップにか
かる切削時の負荷が小さいため、突出した切刃チップに
生ずるものに比べ発生する量も小さく、残りのチップの
副切刃による仕上切削加工時の切削性能に悪影響を与え
ることがない。つまり、仕上切削加工は残りの切刃チッ
プの副切刃により行われ、多刃切削工具として良好な切
削性能が持続して得られるようになる。
工具によれば、荒切削加工を主に行わせる切刃チップと
仕上切削加工を主に行わせる切刃チップとを分けるよう
に、一部の切刃チップの主切刃を他の切刃チップの主切
刃に対して工具の送り方向に突出させ、かつ、その切刃
チップの副切刃を他の切刃チップに対して工具の切込み
方向に逃がしたことにより、荒切削加工を主に行う切刃
チップの主切刃に振動や発熱などが生じても、同一切刃
チップ上の副切刃には直接的に振動や発熱などが伝わる
が、その副切刃がワークの仕上げ面から離れているた
め、振動や発熱などはワークの仕上げ面に伝わらず工具
本体に吸収され、仕上切削加工を主に行う残りのチップ
の副切刃に直接的に伝わることがない。また、仕上切削
加工を行う残りの切刃チップの主切刃による荒切削加工
で生ずる振動などについては、これらの切刃チップにか
かる切削時の負荷が小さいため、突出した切刃チップに
生ずるものに比べ発生する量も小さく、残りのチップの
副切刃による仕上切削加工時の切削性能に悪影響を与え
ることがない。つまり、仕上切削加工は残りの切刃チッ
プの副切刃により行われ、多刃切削工具として良好な切
削性能が持続して得られるようになる。
【図1】チップの配設状態を示す図。
【図2】スローアウェイ式正面フライス工具の断面図。
【図3】スローアウェイ式正面フライス工具の正面図。
【図4】取代量の変動が大きい切削状態を示す図。
【図5】表面層に硬質粒子を含むワークの加工状態を示
す図。
す図。
【符号の説明】 1…工具本体 2a、2b…スローアウェイチップ 3a、3b…主切刃 4a、4b…副切刃
Claims (1)
- 【請求項1】 工具の送り方向の切削加工を行う主切刃
と工具の切込み方向の切削加工を行う副切刃とを有する
切刃チップを外縁部に複数個配設した多刃切削工具にお
いて、少なくとも一つの切刃チップの主切刃を他の切刃
チップの主切刃に対して前記工具の送り方向に突出さ
せ、かつ前記切刃チップの副切刃を前記他の切刃チップ
に対して前記工具の切込み方向に逃がしたことを特徴と
する多刃切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3784695A JPH08229725A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 多刃切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3784695A JPH08229725A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 多刃切削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08229725A true JPH08229725A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12508909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3784695A Pending JPH08229725A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 多刃切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08229725A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007237356A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Tungaloy Corp | 正面フライス |
| JP2010058240A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Dijet Ind Co Ltd | 刃先交換式切削工具 |
| CN114871482A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-09 | 厦门金鹭特种合金有限公司 | 复合式平面铣削刀具 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP3784695A patent/JPH08229725A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007237356A (ja) * | 2006-03-10 | 2007-09-20 | Tungaloy Corp | 正面フライス |
| JP2010058240A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Dijet Ind Co Ltd | 刃先交換式切削工具 |
| CN114871482A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-09 | 厦门金鹭特种合金有限公司 | 复合式平面铣削刀具 |
| CN114871482B (zh) * | 2022-04-22 | 2024-04-26 | 厦门金鹭特种合金有限公司 | 复合式平面铣削刀具 |
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