JPH08230061A - ラジアルタイヤの補修方法及びその補修具 - Google Patents
ラジアルタイヤの補修方法及びその補修具Info
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- JPH08230061A JPH08230061A JP35395195A JP35395195A JPH08230061A JP H08230061 A JPH08230061 A JP H08230061A JP 35395195 A JP35395195 A JP 35395195A JP 35395195 A JP35395195 A JP 35395195A JP H08230061 A JPH08230061 A JP H08230061A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイヤの補修は、先ずタイヤを車体から外
し、次にリムを外す必要があるため時間が掛かり、尚且
つ、熟練した高度な技術が要求される。従って、高いコ
ストと時間が掛かる。 【解決手段】 タイヤWの損傷部分Pを刳り貫いて貫通
孔12を形成する工程と、先細りで後側が前記貫通孔1
2より大きい形状の錐形又は錐台形に形成すると共に後
側に連結部材2bと周縁を囲うスカート部5とを形成し
てなる栓部材2を、前記貫通孔12からラジアルタイヤ
W内に強制挿入する工程と、貫通孔12を外側から塞ぐ
ロック部材3を前記栓部材2の連結部材2bに係合させ
ると共に該ロック部材3を貫通孔12回りの肉部15外
面に貼り付け、尚且つ、栓部材2のスカート部5を貫通
孔12回りの肉部15内面に密着させる工程と、からな
る。
し、次にリムを外す必要があるため時間が掛かり、尚且
つ、熟練した高度な技術が要求される。従って、高いコ
ストと時間が掛かる。 【解決手段】 タイヤWの損傷部分Pを刳り貫いて貫通
孔12を形成する工程と、先細りで後側が前記貫通孔1
2より大きい形状の錐形又は錐台形に形成すると共に後
側に連結部材2bと周縁を囲うスカート部5とを形成し
てなる栓部材2を、前記貫通孔12からラジアルタイヤ
W内に強制挿入する工程と、貫通孔12を外側から塞ぐ
ロック部材3を前記栓部材2の連結部材2bに係合させ
ると共に該ロック部材3を貫通孔12回りの肉部15外
面に貼り付け、尚且つ、栓部材2のスカート部5を貫通
孔12回りの肉部15内面に密着させる工程と、からな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジアルタイヤ
(チューブタイプとチューブレスタイプの何れも含
む。)のサイド部分、トレッド面、及び、ショルダー面
が損傷した場合の補修方法及びその補修具に関する。
(チューブタイプとチューブレスタイプの何れも含
む。)のサイド部分、トレッド面、及び、ショルダー面
が損傷した場合の補修方法及びその補修具に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジアルタイヤは、カーカスの一部を構
成するタイヤコードがタイヤ中心に対して放射状に埋設
されているため、サイド部分などが損傷してタイヤコー
ドがそこで切断されると、その部分の強度が極端に低下
する。そのような状態でいくら損傷部分を塞いでも強度
が不足しているから空気圧で補修部分が膨らんでしま
う。そのため従来は、ラジアルタイヤの内面に大きな布
を貼ってタイヤコードの欠損を補強してから損傷部分を
塞ぐようにしていた。
成するタイヤコードがタイヤ中心に対して放射状に埋設
されているため、サイド部分などが損傷してタイヤコー
ドがそこで切断されると、その部分の強度が極端に低下
する。そのような状態でいくら損傷部分を塞いでも強度
が不足しているから空気圧で補修部分が膨らんでしま
う。そのため従来は、ラジアルタイヤの内面に大きな布
を貼ってタイヤコードの欠損を補強してから損傷部分を
塞ぐようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにラジアル
タイヤの内面に布を貼る作業は、先ずタイヤを車体から
外し、次にリムを外す必要があるため時間が掛かり、尚
且つ、熟練した高度な技術が要求される。従って、補修
するにも高いコストと時間が掛かり、それが安易な買い
換えを助長する要因になっていた。近年、廃タイヤの処
理が大きな社会問題になっているが、その一因にラジア
ルタイヤの補修技術の遅れがある。
タイヤの内面に布を貼る作業は、先ずタイヤを車体から
外し、次にリムを外す必要があるため時間が掛かり、尚
且つ、熟練した高度な技術が要求される。従って、補修
するにも高いコストと時間が掛かり、それが安易な買い
換えを助長する要因になっていた。近年、廃タイヤの処
理が大きな社会問題になっているが、その一因にラジア
ルタイヤの補修技術の遅れがある。
【0004】本発明は、上記に鑑みなされたもので、そ
の目的は、ラジアルタイヤの補修が簡単且つ確実に行え
る補修方法及びその補修具を提供することにある。
の目的は、ラジアルタイヤの補修が簡単且つ確実に行え
る補修方法及びその補修具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、ラジアルタイヤの損傷部分を刳り貫いて貫
通孔を形成する工程と、先細りで後側が前記貫通孔より
大きい形状の錐形又は錐台形に形成すると共に後側に周
縁を囲うスカート部と連結部材とを形成してなる栓部材
を、前記貫通孔からラジアルタイヤ内に強制挿入する工
程と、貫通孔の外側に配したロック部材を前記栓部材の
連結部材に係合させると共に該ロック部材を貫通孔回り
の肉部に固着し、尚且つ、栓部材のスカート部を貫通孔
回りの肉部内面に密着させる工程と、からなるラジアル
タイヤの補修方法を提供する。
め本発明は、ラジアルタイヤの損傷部分を刳り貫いて貫
通孔を形成する工程と、先細りで後側が前記貫通孔より
大きい形状の錐形又は錐台形に形成すると共に後側に周
縁を囲うスカート部と連結部材とを形成してなる栓部材
を、前記貫通孔からラジアルタイヤ内に強制挿入する工
程と、貫通孔の外側に配したロック部材を前記栓部材の
連結部材に係合させると共に該ロック部材を貫通孔回り
の肉部に固着し、尚且つ、栓部材のスカート部を貫通孔
回りの肉部内面に密着させる工程と、からなるラジアル
タイヤの補修方法を提供する。
【0006】また、望ましくは、前記貫通孔の外側外周
にラジアルタイヤ内のタイヤコードを傷つけない深さの
円形凹部を形成し、該円形凹部内にロック部材を入れる
ようにするのがよい。
にラジアルタイヤ内のタイヤコードを傷つけない深さの
円形凹部を形成し、該円形凹部内にロック部材を入れる
ようにするのがよい。
【0007】また、先細りの錐形又は錐台形の本体部と
該本体部の後側に突設した連結部材と本体部の後側周縁
に形成したスカート部とからなる栓部材と、前記栓部材
の連結部材に係合する係合部を設けたロック部材と、を
有し、ラジアルタイヤの損傷部分を刳り貫いて作った貫
通孔の内面に栓部材のスカート部を密着させると共に貫
通孔の外側にロック部材を配置し、栓部材の連結部材と
ロック部材の係合部とを係合させると共にロック部材を
貫通孔回りの肉部に固着するようにしたラジアルタイヤ
の補修具を提供する。
該本体部の後側に突設した連結部材と本体部の後側周縁
に形成したスカート部とからなる栓部材と、前記栓部材
の連結部材に係合する係合部を設けたロック部材と、を
有し、ラジアルタイヤの損傷部分を刳り貫いて作った貫
通孔の内面に栓部材のスカート部を密着させると共に貫
通孔の外側にロック部材を配置し、栓部材の連結部材と
ロック部材の係合部とを係合させると共にロック部材を
貫通孔回りの肉部に固着するようにしたラジアルタイヤ
の補修具を提供する。
【0008】栓部材を貫通孔から強制挿入すると共に、
連結部材を持って該栓部材がラジアルタイヤ内に落ち込
まないようにする。そして、連結部材にロック部材を係
合させて栓部材とロック部材を結合させ、さらにロック
部材を貫通孔回りの肉部外面に貼り付けなどの手段で固
着すれば、栓部材のスカート部が貫通孔回りの肉部内面
に密着してエア漏れを防止すると共にロック部材がタイ
ヤコードの欠損を補うからラジアルタイヤ内を布で補強
する必要がない。
連結部材を持って該栓部材がラジアルタイヤ内に落ち込
まないようにする。そして、連結部材にロック部材を係
合させて栓部材とロック部材を結合させ、さらにロック
部材を貫通孔回りの肉部外面に貼り付けなどの手段で固
着すれば、栓部材のスカート部が貫通孔回りの肉部内面
に密着してエア漏れを防止すると共にロック部材がタイ
ヤコードの欠損を補うからラジアルタイヤ内を布で補強
する必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態1〜3を
図1〜図13を参照しつつ説明する。
図1〜図13を参照しつつ説明する。
【0010】
【実施形態1】図1〜図7は実施形態1を示すもので、
図1は補修具を示す半断面にした分離斜視図、図2はロ
ック部材の正面図、図3〜図7は補修工程を示す要部の
断面図である。
図1は補修具を示す半断面にした分離斜視図、図2はロ
ック部材の正面図、図3〜図7は補修工程を示す要部の
断面図である。
【0011】ラジアルタイヤ(以下単にタイヤという)
Wの補修具1Aは、タイヤWの損傷部分Pを内側から塞
ぐ栓部材2と、同損傷部分Pを外側から塞ぐロック部材
3の組み合わせである。前記栓部材2は、ゴム製の本体
部2aと合成樹脂製の連結部材2bとからなる。この栓
部材2の本体部2aは、先細りの円錐形で後側にすり鉢
状の凹み4を設け、さらに、後端周縁に浅いスカート部
5を形成してなる。一方、栓部材2の連結部材2bは、
断面台形形状の頭部6と、四角い係合孔7,7…を多数
並設したベルト部8の一体構造である。該連結部材2b
は、台形の頭部6を前記本体部2a内に埋設することに
よってそれと一体になっており、本体部2aの後側に長
く突出している。
Wの補修具1Aは、タイヤWの損傷部分Pを内側から塞
ぐ栓部材2と、同損傷部分Pを外側から塞ぐロック部材
3の組み合わせである。前記栓部材2は、ゴム製の本体
部2aと合成樹脂製の連結部材2bとからなる。この栓
部材2の本体部2aは、先細りの円錐形で後側にすり鉢
状の凹み4を設け、さらに、後端周縁に浅いスカート部
5を形成してなる。一方、栓部材2の連結部材2bは、
断面台形形状の頭部6と、四角い係合孔7,7…を多数
並設したベルト部8の一体構造である。該連結部材2b
は、台形の頭部6を前記本体部2a内に埋設することに
よってそれと一体になっており、本体部2aの後側に長
く突出している。
【0012】ロック部材3はゴム製であって、前記栓部
材2の本体部2aの後端外径とほぼ同径の円形基板3a
と、該円形基板3aの正面中央に位置し円柱の先端が円
錐形である突起3bとからなる。ロック部材3には、中
心を貫通するように角形のベルト孔3cが形成されてお
り、該ベルト孔3cの途中にワンウェイストッパー3d
がインサートされている。このワンウェイストッパー3
dは、鋸歯状の係合部9,9を入口と出口の二箇所に突
設したもので、前記栓部材2の連結部材2bの係合孔7
に係合して一旦入った連結部材2bの後退を阻止する機
能がある。また、ロック部材3の円形基板3aの前面側
には、図2の二点鎖線で囲った領域Sに、短い針10a
を多数インサートしてなる剣山状の係着部10がある。
なお、好ましくは、図2に示したように、円形基板3a
の中心を通る水平ライン上に対して係着部10を設けな
い方がよい。そうすることにより、円形基板3aが撓り
易くなってタイヤWの動きに追随し易くなる。また、円
形基板3aには図6に二点鎖線で示したように、ピアノ
線や繊維などの補強コード11を多数並設して強度の向
上を図るようにしてもよい。
材2の本体部2aの後端外径とほぼ同径の円形基板3a
と、該円形基板3aの正面中央に位置し円柱の先端が円
錐形である突起3bとからなる。ロック部材3には、中
心を貫通するように角形のベルト孔3cが形成されてお
り、該ベルト孔3cの途中にワンウェイストッパー3d
がインサートされている。このワンウェイストッパー3
dは、鋸歯状の係合部9,9を入口と出口の二箇所に突
設したもので、前記栓部材2の連結部材2bの係合孔7
に係合して一旦入った連結部材2bの後退を阻止する機
能がある。また、ロック部材3の円形基板3aの前面側
には、図2の二点鎖線で囲った領域Sに、短い針10a
を多数インサートしてなる剣山状の係着部10がある。
なお、好ましくは、図2に示したように、円形基板3a
の中心を通る水平ライン上に対して係着部10を設けな
い方がよい。そうすることにより、円形基板3aが撓り
易くなってタイヤWの動きに追随し易くなる。また、円
形基板3aには図6に二点鎖線で示したように、ピアノ
線や繊維などの補強コード11を多数並設して強度の向
上を図るようにしてもよい。
【0013】次に、上記補修具1Aを使ったタイヤWの
補修方法について説明する。先ず、図3のようにタイヤ
Wの損傷部分Pを円形に刳り貫いて貫通孔12を形成す
る。そしてさらに、該貫通孔12の外側外周にタイヤW
内にあるタイヤコード13を傷つけない深さの円形凹部
14を形成する。
補修方法について説明する。先ず、図3のようにタイヤ
Wの損傷部分Pを円形に刳り貫いて貫通孔12を形成す
る。そしてさらに、該貫通孔12の外側外周にタイヤW
内にあるタイヤコード13を傷つけない深さの円形凹部
14を形成する。
【0014】次に、栓部材2の本体部2a外表面と後側
周縁のスカート部5に接着剤を塗布した後、連結部材2
bを手で持ちながら図4のように本体部2aを貫通孔1
2に強制挿入する。このとき、本体部2a自体の弾性と
タイヤWの弾性に加え接着剤が潤滑油として機能するた
め、本体部2aは比較的スムーズに貫通孔12を通り抜
けてタイヤW内に入り、それと同時に広がって元の形状
に戻る。そして、本体部2aが貫通孔12を通り抜ける
とき、外表面に塗った接着剤が貫通孔12との接触で貫
通孔12側に殆ど付着し、さらに、その接着剤の一部が
本体部2aの後側周縁のスカート部5に載る。この状態
で連結部材2bをタイヤWの外側に向け引っ張ると、図
5のように、本体部2aのスカート部5がタイヤWの内
面に密着し、貫通孔12を内側から完全に塞ぐ。
周縁のスカート部5に接着剤を塗布した後、連結部材2
bを手で持ちながら図4のように本体部2aを貫通孔1
2に強制挿入する。このとき、本体部2a自体の弾性と
タイヤWの弾性に加え接着剤が潤滑油として機能するた
め、本体部2aは比較的スムーズに貫通孔12を通り抜
けてタイヤW内に入り、それと同時に広がって元の形状
に戻る。そして、本体部2aが貫通孔12を通り抜ける
とき、外表面に塗った接着剤が貫通孔12との接触で貫
通孔12側に殆ど付着し、さらに、その接着剤の一部が
本体部2aの後側周縁のスカート部5に載る。この状態
で連結部材2bをタイヤWの外側に向け引っ張ると、図
5のように、本体部2aのスカート部5がタイヤWの内
面に密着し、貫通孔12を内側から完全に塞ぐ。
【0015】次に、ロック部材3の突起3bと円形基板
3aの係着部10(円形基板3aの中心を通る水平ライ
ンを除く表面)上に接着剤を塗布し、図5二点鎖線のよ
うに、ベルト孔3cに栓部材2の連結部材2b(ベルト
部8)を通す。そして、連結部材2bの端を持ち、ロッ
ク部材3を貫通孔12側にスライドさせ、突起3bを栓
部材2の凹み4に嵌合させる。このとき、連結部材2b
のベルト部8はロック部材3のワンウェイストッパー3
dの係合部9,9及びその周辺を強制的に変形させなが
ら前進する。栓部材2の凹み4にロック部材3の突起3
bが嵌合した状態で、もう一段強く連結部材2bを引張
り、図6のように、栓部材2とロック部材3で貫通孔1
2回りの肉部15を挟む。それと同時に円形基板3aの
係着部10が前記肉部15に突き刺さる。ロック部材3
は、ワンウェイストッパー3dの係合部9,9と連結部
材2bの係合孔7の係合により後退が阻止されるから、
栓部材2との結合が緩まない。
3aの係着部10(円形基板3aの中心を通る水平ライ
ンを除く表面)上に接着剤を塗布し、図5二点鎖線のよ
うに、ベルト孔3cに栓部材2の連結部材2b(ベルト
部8)を通す。そして、連結部材2bの端を持ち、ロッ
ク部材3を貫通孔12側にスライドさせ、突起3bを栓
部材2の凹み4に嵌合させる。このとき、連結部材2b
のベルト部8はロック部材3のワンウェイストッパー3
dの係合部9,9及びその周辺を強制的に変形させなが
ら前進する。栓部材2の凹み4にロック部材3の突起3
bが嵌合した状態で、もう一段強く連結部材2bを引張
り、図6のように、栓部材2とロック部材3で貫通孔1
2回りの肉部15を挟む。それと同時に円形基板3aの
係着部10が前記肉部15に突き刺さる。ロック部材3
は、ワンウェイストッパー3dの係合部9,9と連結部
材2bの係合孔7の係合により後退が阻止されるから、
栓部材2との結合が緩まない。
【0016】最後に、図7のように、連結部材2bの突
出部分を切断し、必要に応じて化粧用のキャップシール
16を接着して円形凹部14を塞ぐ。そして、栓部材2
とロック部材3に塗布した接着剤が固化すれば、栓部材
2のスカート部5が貫通孔12回りの肉部15内面に密
着してエア漏れを防止すると共にロック部材3がタイヤ
コード13の欠損を補う。
出部分を切断し、必要に応じて化粧用のキャップシール
16を接着して円形凹部14を塞ぐ。そして、栓部材2
とロック部材3に塗布した接着剤が固化すれば、栓部材
2のスカート部5が貫通孔12回りの肉部15内面に密
着してエア漏れを防止すると共にロック部材3がタイヤ
コード13の欠損を補う。
【0017】なお、前記したキャップシール16は、全
体がゴム製であって、図7に示したように、円形の蓋板
16a周縁にスカート部5と同機能の吸盤環16bと、
該吸盤環16bに穿設した水抜き又は空気抜き用の透孔
(図示せず)が形成されており、中心を通る水平ライン
上を除く部分に接着剤を塗布してタイヤWに接着する。
この非接着部分は伸縮自在になるため走行時に発生する
タイヤWの変形がそこで吸収され、従って、キャップシ
ール16はいつまでも剥がれない。該キャップシール1
6はタイヤWと同色でよいが、表面に好みに応じて適当
な絵や模様を施すようにするのが良い。そうすることに
より、タイヤWを修理した箇所が逆にファッション的な
アクセントになり、修理したタイヤWを使用することに
対する若年層の抵抗感が殆ど無くなる。もちろん、キャ
ップシール16は、タイヤWのトレッド面以外のどこに
でも装飾シールとして単独で利用することも可能であ
る。
体がゴム製であって、図7に示したように、円形の蓋板
16a周縁にスカート部5と同機能の吸盤環16bと、
該吸盤環16bに穿設した水抜き又は空気抜き用の透孔
(図示せず)が形成されており、中心を通る水平ライン
上を除く部分に接着剤を塗布してタイヤWに接着する。
この非接着部分は伸縮自在になるため走行時に発生する
タイヤWの変形がそこで吸収され、従って、キャップシ
ール16はいつまでも剥がれない。該キャップシール1
6はタイヤWと同色でよいが、表面に好みに応じて適当
な絵や模様を施すようにするのが良い。そうすることに
より、タイヤWを修理した箇所が逆にファッション的な
アクセントになり、修理したタイヤWを使用することに
対する若年層の抵抗感が殆ど無くなる。もちろん、キャ
ップシール16は、タイヤWのトレッド面以外のどこに
でも装飾シールとして単独で利用することも可能であ
る。
【0018】以上、本発明を実施形態1について説明し
たが、もちろん本発明は上記実施形態1に限定されるも
のではない。例えば、実施形態1では栓部材2やロック
部材3の殆どの部分をゴムで形成したが、合成樹脂や金
属で形成するようにしてもよい。また、連結部材2bは
ベルト状のものに限定されるものではなく、例えばボル
トのごとく、軸に雄ネジを切った形態にすることも可能
である。その場合、ロック部材3の係合部をナットのご
とく雌ネジになし、両者を螺合させた後、連結部材2b
に適当な緩み止め加工を施すようにする。
たが、もちろん本発明は上記実施形態1に限定されるも
のではない。例えば、実施形態1では栓部材2やロック
部材3の殆どの部分をゴムで形成したが、合成樹脂や金
属で形成するようにしてもよい。また、連結部材2bは
ベルト状のものに限定されるものではなく、例えばボル
トのごとく、軸に雄ネジを切った形態にすることも可能
である。その場合、ロック部材3の係合部をナットのご
とく雌ネジになし、両者を螺合させた後、連結部材2b
に適当な緩み止め加工を施すようにする。
【0019】また、連結部材2bを実施形態1のような
合成樹脂のベルト構造にした場合、必要に応じて内部に
ピアノ線や繊維をインサートして補強するようにしても
よい。さらにまた、係着部10はロック部材3と肉部1
5の結合をより強固にする目的で形成したものであり、
針10aをインサートしなくとも、円形基板3aの前面
に凸条を多数形成して肉部15との結合を良くするか、
或いは、貫通孔12の周縁に凸条を立設すると共に該凸
条に嵌まり合う溝を円形基板3aに形成して両者を結合
するようにしてもよい。また、実施形態1及び後述する
実施形態2では、貫通孔12に円形凹部14を形成する
ようにしたが、このような段付き孔構造に代え、外から
内に向けて小径になるテーパ孔構造にしてもよい。この
場合、ロック部材3が該テーパ孔に嵌まる。このような
テーパ孔は既存の工具で簡単に加工することができるた
め、より実施化が容易である。さらにまた、栓部材2に
塗布する接着剤としてグリスタイプで非硬化型のものを
使用してもよい。そうすることによりタイヤWの変形に
栓部材2が追随しやすくなって気密保持性能が高まる。
合成樹脂のベルト構造にした場合、必要に応じて内部に
ピアノ線や繊維をインサートして補強するようにしても
よい。さらにまた、係着部10はロック部材3と肉部1
5の結合をより強固にする目的で形成したものであり、
針10aをインサートしなくとも、円形基板3aの前面
に凸条を多数形成して肉部15との結合を良くするか、
或いは、貫通孔12の周縁に凸条を立設すると共に該凸
条に嵌まり合う溝を円形基板3aに形成して両者を結合
するようにしてもよい。また、実施形態1及び後述する
実施形態2では、貫通孔12に円形凹部14を形成する
ようにしたが、このような段付き孔構造に代え、外から
内に向けて小径になるテーパ孔構造にしてもよい。この
場合、ロック部材3が該テーパ孔に嵌まる。このような
テーパ孔は既存の工具で簡単に加工することができるた
め、より実施化が容易である。さらにまた、栓部材2に
塗布する接着剤としてグリスタイプで非硬化型のものを
使用してもよい。そうすることによりタイヤWの変形に
栓部材2が追随しやすくなって気密保持性能が高まる。
【0020】
【実施形態2】図8,図9は実施形態2のタイヤWの補
修具1Bを示すものであって、図8は補修具を半断面に
して示す分離斜視図、図9は補修具1Bの使用状態を示
す要部の断面図である。なお、図8,図9において図1
〜図7と同じ符号を付した部分は補修具1Aと同一であ
る。
修具1Bを示すものであって、図8は補修具を半断面に
して示す分離斜視図、図9は補修具1Bの使用状態を示
す要部の断面図である。なお、図8,図9において図1
〜図7と同じ符号を付した部分は補修具1Aと同一であ
る。
【0021】実施形態2の補修具1Bは、栓部材2の本
体部2a内にΩ状の掛け金具2cが補強用の強化プラス
チック板2dと一体に埋設されており、該掛け金具2c
のアーチ形部分に複数の連結部材2b,2b…が放射状
に連結されている。また、本体部2aの先端には弾力溝
2eが形成されていて、走行時或いはパンク時における
タイヤWの変形に追随して曲がり易くなっている。ま
た、タイヤWに追随して本体部2aが曲がる場合は、掛
け金具2cのアーチ形部分もバネ作用で柔軟に対応す
る。なお、図示しないが栓部材2の本体部2a内には、
傘の骨のような状態でピアノ線をインサートしておくの
がよい。そうすることによって、本体部2aが貫通孔1
2を通過する際に変形しやすく、また、連結部材2b,
2b…で本体部2aの中央裏面を引っ張った場合の剛性
が高まる。
体部2a内にΩ状の掛け金具2cが補強用の強化プラス
チック板2dと一体に埋設されており、該掛け金具2c
のアーチ形部分に複数の連結部材2b,2b…が放射状
に連結されている。また、本体部2aの先端には弾力溝
2eが形成されていて、走行時或いはパンク時における
タイヤWの変形に追随して曲がり易くなっている。ま
た、タイヤWに追随して本体部2aが曲がる場合は、掛
け金具2cのアーチ形部分もバネ作用で柔軟に対応す
る。なお、図示しないが栓部材2の本体部2a内には、
傘の骨のような状態でピアノ線をインサートしておくの
がよい。そうすることによって、本体部2aが貫通孔1
2を通過する際に変形しやすく、また、連結部材2b,
2b…で本体部2aの中央裏面を引っ張った場合の剛性
が高まる。
【0022】一方、ロック部材3は、円形基板3aの内
部に合成樹脂製の半月板3e,3eと輪状のピアノ線3
f,3fを二組インサートしたものである。半月板3
e,3eは二個一組であって、円形基板3a内の上下に
間隔を離して埋設され、該半月板3e,3e同士が前記
ピアノ線3f,3fで繋がっている。また、円形基板3
aに連結部材2bが通る角形のベルト孔3cが形成され
ており、前記半月板3e,3eにワンウェイストッパー
3dが形成されている。
部に合成樹脂製の半月板3e,3eと輪状のピアノ線3
f,3fを二組インサートしたものである。半月板3
e,3eは二個一組であって、円形基板3a内の上下に
間隔を離して埋設され、該半月板3e,3e同士が前記
ピアノ線3f,3fで繋がっている。また、円形基板3
aに連結部材2bが通る角形のベルト孔3cが形成され
ており、前記半月板3e,3eにワンウェイストッパー
3dが形成されている。
【0023】而して、実施形態2の補修具1Bは、前記
補修具1Aと同様に、先ず栓部材2aに接着剤を塗って
貫通孔12に通し、次いでロック部材3に連結部材2b
を通して半月板3e,3eに対応する部分のみを貫通孔
12回りの肉部15外面に接着する。こうしてタイヤW
に装着した補修具1Bは、栓部材2aのスカート部5が
貫通孔12回りの肉部15内面に密着してエア漏れを防
止し、且つ、ロック部材3がタイヤコード13の欠損を
補う。また、ロック部材3は半月板3e,3eの間に隙
間があってその部分が柔軟に曲がるため、タイヤWの動
きに追随し得る。なお、半月板3e,3eの間は、ピア
ノ線3f,3fによって引張り方向の力に対抗すること
ができる。
補修具1Aと同様に、先ず栓部材2aに接着剤を塗って
貫通孔12に通し、次いでロック部材3に連結部材2b
を通して半月板3e,3eに対応する部分のみを貫通孔
12回りの肉部15外面に接着する。こうしてタイヤW
に装着した補修具1Bは、栓部材2aのスカート部5が
貫通孔12回りの肉部15内面に密着してエア漏れを防
止し、且つ、ロック部材3がタイヤコード13の欠損を
補う。また、ロック部材3は半月板3e,3eの間に隙
間があってその部分が柔軟に曲がるため、タイヤWの動
きに追随し得る。なお、半月板3e,3eの間は、ピア
ノ線3f,3fによって引張り方向の力に対抗すること
ができる。
【0024】
【実施形態3】図10〜図13は実施形態3のタイヤW
の補修具1Cを示すものであって、図10は補修具を半
断面にして示す分離斜視図、図11は補修具の使用状態
を示す断面図、図12(a)〜(c)は補修工程を示す
要部の断面図、図13は嵌め合い構造を示す要部断面図
である。なお、図10〜図13において図1〜図9と同
じ符号を付した部分は補修具1A,1Bと同一である。
の補修具1Cを示すものであって、図10は補修具を半
断面にして示す分離斜視図、図11は補修具の使用状態
を示す断面図、図12(a)〜(c)は補修工程を示す
要部の断面図、図13は嵌め合い構造を示す要部断面図
である。なお、図10〜図13において図1〜図9と同
じ符号を付した部分は補修具1A,1Bと同一である。
【0025】実施形態3の補修具1Cはロック部材3を
クランプ方式にした点に特徴がある。図10に示したよ
うにロック部材3は、内部材30と外部材31及び受部
材32の三部材を組み合わせたものである。受部材32
は、合成樹脂又は金属製であって、楔形状の本体部前面
に貫通孔12の縁をくわえ込む凹溝32aを有すると共
に本体部の上下両面に前記内部材30と外部材31に係
合する係合溝32bを有する。また、受部材32の本体
部には後述する内部材30のネジ軸30bを挿通するた
めの通孔32cが穿設されている。
クランプ方式にした点に特徴がある。図10に示したよ
うにロック部材3は、内部材30と外部材31及び受部
材32の三部材を組み合わせたものである。受部材32
は、合成樹脂又は金属製であって、楔形状の本体部前面
に貫通孔12の縁をくわえ込む凹溝32aを有すると共
に本体部の上下両面に前記内部材30と外部材31に係
合する係合溝32bを有する。また、受部材32の本体
部には後述する内部材30のネジ軸30bを挿通するた
めの通孔32cが穿設されている。
【0026】一方、内部材30と外部材31は金属製で
あって、平面視半月形態で二個一対のクランプ体30
a,30a,31a,31aと、ペアをなすクランプ体
30a,30a(31a,31a)同士を繋ぐ補強コー
ド11,11…とからなる。補強コード11は、タイヤ
コード13に対して平行なる方向に張設した直線状のも
のと、クランプ体30a,31aのコード溝33に嵌め
込んだ円形リング状のものがある。クランプ体30a,
30a,31a,31aには後縁に前記受部材32の係
合溝32bに係合するリブ34が突設されている。クラ
ンプ体30a…の係着部10(タイヤWの肉部15と接
する部分)には鋸歯形態の凸条が多数形成されている。
もちろん、この係着部10には実施形態1で説明したよ
うに短い針10aを多数突設してもよい。
あって、平面視半月形態で二個一対のクランプ体30
a,30a,31a,31aと、ペアをなすクランプ体
30a,30a(31a,31a)同士を繋ぐ補強コー
ド11,11…とからなる。補強コード11は、タイヤ
コード13に対して平行なる方向に張設した直線状のも
のと、クランプ体30a,31aのコード溝33に嵌め
込んだ円形リング状のものがある。クランプ体30a,
30a,31a,31aには後縁に前記受部材32の係
合溝32bに係合するリブ34が突設されている。クラ
ンプ体30a…の係着部10(タイヤWの肉部15と接
する部分)には鋸歯形態の凸条が多数形成されている。
もちろん、この係着部10には実施形態1で説明したよ
うに短い針10aを多数突設してもよい。
【0027】そして内部材30のクランプ体30a,3
0aには、外部材31側に向けて複数本のネジ軸30b
が固定的に植設され、また、ネジ軸30bの間に前記ベ
ルト孔3cが複数個穿設されている。さらに内部材30
のクランプ体30aには、金属のエッジから栓部材2や
タイヤWを保護する目的で弾性カバー体30cが一体に
固着されている。この弾性カバー体30cによりタイヤ
Wの激しい動きに起因する肉部15(特にクランプ体3
0aの端に対応する部分)の疲労を緩和することができ
る。また、この弾性カバー体30cは、栓部材2と内部
材30の結合を良好にする機能をも果たす。
0aには、外部材31側に向けて複数本のネジ軸30b
が固定的に植設され、また、ネジ軸30bの間に前記ベ
ルト孔3cが複数個穿設されている。さらに内部材30
のクランプ体30aには、金属のエッジから栓部材2や
タイヤWを保護する目的で弾性カバー体30cが一体に
固着されている。この弾性カバー体30cによりタイヤ
Wの激しい動きに起因する肉部15(特にクランプ体3
0aの端に対応する部分)の疲労を緩和することができ
る。また、この弾性カバー体30cは、栓部材2と内部
材30の結合を良好にする機能をも果たす。
【0028】一方、外部材31のクランプ体31aに
は、前記内部材30のネジ軸30bを通すためのネジ孔
31bと、ベルト孔3cが複数個穿設されている。ま
た、クランプ体31aの縁には、内部材30のそれと同
じ目的で弾性カバー体31cが固着されている。
は、前記内部材30のネジ軸30bを通すためのネジ孔
31bと、ベルト孔3cが複数個穿設されている。ま
た、クランプ体31aの縁には、内部材30のそれと同
じ目的で弾性カバー体31cが固着されている。
【0029】実施形態3で使用する栓部材2は、外観が
円錐台形でタイヤWの中心に向く側に窪み20があり、
さらに該窪み20に前記弾力溝2eが形成してある。こ
の窪み20はタイヤWの空気圧を受け易くし、以て本体
部2aをタイヤWに密着させる機能を果たす。また、栓
部材2には合成樹脂製の連結部材2bがインサートされ
ており、ベルト部8,8…が複数本上向きに突出してい
る。なお、言うまでもなく、このベルト部8,8…は等
間隔であるのが望ましい。そうすることによって栓部材
2を均等な力でタイヤWの内面に密着させることができ
るからである。
円錐台形でタイヤWの中心に向く側に窪み20があり、
さらに該窪み20に前記弾力溝2eが形成してある。こ
の窪み20はタイヤWの空気圧を受け易くし、以て本体
部2aをタイヤWに密着させる機能を果たす。また、栓
部材2には合成樹脂製の連結部材2bがインサートされ
ており、ベルト部8,8…が複数本上向きに突出してい
る。なお、言うまでもなく、このベルト部8,8…は等
間隔であるのが望ましい。そうすることによって栓部材
2を均等な力でタイヤWの内面に密着させることができ
るからである。
【0030】その他、図10中符号50は補強コード1
1を通すために受部材32及び栓部材2に刻設した通し
溝である。また、符号54は連結部材2b用のベルト孔
3cを内部材30の円形リング状の補強コード11に設
ける補助部材である。
1を通すために受部材32及び栓部材2に刻設した通し
溝である。また、符号54は連結部材2b用のベルト孔
3cを内部材30の円形リング状の補強コード11に設
ける補助部材である。
【0031】而して、補修具1Cは、図12(a)のよ
うにタイヤWの損傷部分Pに貫通孔12と円形凹部14
を形成し、図10矢示Yの方向に栓部材2を丸めて貫通
孔12に強制挿入し、次ぎに図12(b)のように内部
材30を貫通孔12から入れる。内部材30は二個のク
ランプ体30a,30aが補強コード11で接続されて
いる構造であって補強コード11の部分で自由に曲がる
ため貫通孔12の通過は容易である。次ぎに、受部材3
2を貫通孔12の縁に嵌め、内部材30のネジ軸30b
を受部材32の通孔32cに通す。そして、図12
(c)のように受部材32の上に外部材31を載せ、内
部材30のネジ軸30bを外部材31のネジ孔31bに
通し、ナット51で締め付ける。この締め付けにより、
内部材30と外部材31が受部材32に当接し、両部材
30,31のリブ34が受部材32の係合溝32bに嵌
まる。そしてさらにナット51を締め付けると前記リブ
34が支点となり、クランプ体30a…の係着部10が
肉部15に食い込む。
うにタイヤWの損傷部分Pに貫通孔12と円形凹部14
を形成し、図10矢示Yの方向に栓部材2を丸めて貫通
孔12に強制挿入し、次ぎに図12(b)のように内部
材30を貫通孔12から入れる。内部材30は二個のク
ランプ体30a,30aが補強コード11で接続されて
いる構造であって補強コード11の部分で自由に曲がる
ため貫通孔12の通過は容易である。次ぎに、受部材3
2を貫通孔12の縁に嵌め、内部材30のネジ軸30b
を受部材32の通孔32cに通す。そして、図12
(c)のように受部材32の上に外部材31を載せ、内
部材30のネジ軸30bを外部材31のネジ孔31bに
通し、ナット51で締め付ける。この締め付けにより、
内部材30と外部材31が受部材32に当接し、両部材
30,31のリブ34が受部材32の係合溝32bに嵌
まる。そしてさらにナット51を締め付けると前記リブ
34が支点となり、クランプ体30a…の係着部10が
肉部15に食い込む。
【0032】なお、図11中拡大図Zで示したように、
全クランプ体30a…には受部材32の凹溝32a側に
向けて返し片52が形成してある。この返し片52と凹
溝32aの組合せには次のような意義がある。すなわ
ち、前記ナット51の締め付けで肉部15が圧縮される
と、その反動で受部材32の凹溝32aと返し片52の
間で肉部15の縁が膨張する。従って、クランプ体30
a…の返し片52に肉部15が食い込む状態になるから
固定がより強固となる。また、貫通孔12の縁の水密性
も飛躍的に向上するから、タイヤWの損傷部分からタイ
ヤコード13の糸孔内に水が入らない。よって、そのよ
うな水の侵入に起因する破裂事故、所謂セパレーション
事故の防止に優れた効果を発揮する。
全クランプ体30a…には受部材32の凹溝32a側に
向けて返し片52が形成してある。この返し片52と凹
溝32aの組合せには次のような意義がある。すなわ
ち、前記ナット51の締め付けで肉部15が圧縮される
と、その反動で受部材32の凹溝32aと返し片52の
間で肉部15の縁が膨張する。従って、クランプ体30
a…の返し片52に肉部15が食い込む状態になるから
固定がより強固となる。また、貫通孔12の縁の水密性
も飛躍的に向上するから、タイヤWの損傷部分からタイ
ヤコード13の糸孔内に水が入らない。よって、そのよ
うな水の侵入に起因する破裂事故、所謂セパレーション
事故の防止に優れた効果を発揮する。
【0033】次ぎに、栓部材2の前記弾性カバー体30
cと嵌まり合う凹みの部分にグリスタイプで非硬化型の
接着剤を注入した後、連結部材2bを内部材30、受部
材32、外部材31及び補助部材54の各ベルト孔3c
に通して栓部材2をタイヤWの内面に向けて引き上げ
る。そうすると、前記接着剤が凹みから溢れてスカート
部5の部分にまで広がり、栓部材2がタイヤWの内面に
密着して気密性が保たれる。なお、栓部材2とロック部
材3は、内部材30の弾性カバー体30cと栓部材2と
の接合部分に図13に示したような鋸歯状の嵌め合い構
造を採用することによりさらに強固に結合できる。
cと嵌まり合う凹みの部分にグリスタイプで非硬化型の
接着剤を注入した後、連結部材2bを内部材30、受部
材32、外部材31及び補助部材54の各ベルト孔3c
に通して栓部材2をタイヤWの内面に向けて引き上げ
る。そうすると、前記接着剤が凹みから溢れてスカート
部5の部分にまで広がり、栓部材2がタイヤWの内面に
密着して気密性が保たれる。なお、栓部材2とロック部
材3は、内部材30の弾性カバー体30cと栓部材2と
の接合部分に図13に示したような鋸歯状の嵌め合い構
造を採用することによりさらに強固に結合できる。
【0034】そして最後にネジ軸30bと連結部材2b
のベルト部8の余分な部分を切除し、円形凹部14に吸
盤環16b付きのキャップシール16を装着する。キャ
ップシール16と外部材31の接合部分(図11符号
S,T参照)には、図13に示したような嵌め合い構造
が採用されている。なお、キャップシール16の蓋板1
6aには栓部材2の弾力溝2eに対応するウェーブ53
が形成されていて、タイヤWの変形に追随し易くしてあ
る。また、キャップシール16は実施形態1とは異な
り、全周に接着剤を塗布してタイヤWに接着するように
してある。そのようにしても、タイヤWが変形すること
により屈曲部分の接着剤は自然に剥離する。また、タイ
ヤWのトレッド面やショルダー面に使用するキャップシ
ール16は、外部材31の図11中符号Sの部分に雄ネ
ジを形成して該雄ネジに螺合させるようになし、さらに
トレッド面やショルダー面から突出する部分を切除して
該トレッド面などと面一にするのがよい。
のベルト部8の余分な部分を切除し、円形凹部14に吸
盤環16b付きのキャップシール16を装着する。キャ
ップシール16と外部材31の接合部分(図11符号
S,T参照)には、図13に示したような嵌め合い構造
が採用されている。なお、キャップシール16の蓋板1
6aには栓部材2の弾力溝2eに対応するウェーブ53
が形成されていて、タイヤWの変形に追随し易くしてあ
る。また、キャップシール16は実施形態1とは異な
り、全周に接着剤を塗布してタイヤWに接着するように
してある。そのようにしても、タイヤWが変形すること
により屈曲部分の接着剤は自然に剥離する。また、タイ
ヤWのトレッド面やショルダー面に使用するキャップシ
ール16は、外部材31の図11中符号Sの部分に雄ネ
ジを形成して該雄ネジに螺合させるようになし、さらに
トレッド面やショルダー面から突出する部分を切除して
該トレッド面などと面一にするのがよい。
【0035】ところで、損傷部分がトレッド面である場
合とサイド部分である場合とでは、貫通孔12回りの肉
部15の厚みが異なる。しかし、上記実施形態3の補修
具1Cは、受部材32を交換するだけで肉部15の厚み
の相違に対応することができる。従って、内部材30や
外部材31などが共通部品としてそのまま使用可能であ
り、コスト抑制策として有効である。
合とサイド部分である場合とでは、貫通孔12回りの肉
部15の厚みが異なる。しかし、上記実施形態3の補修
具1Cは、受部材32を交換するだけで肉部15の厚み
の相違に対応することができる。従って、内部材30や
外部材31などが共通部品としてそのまま使用可能であ
り、コスト抑制策として有効である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、栓部材の
スカート部が貫通孔回りの肉部内面に密着してエア漏れ
を防止すると共にロック部材がタイヤコードの欠損を補
うからラジアルタイヤ内を布で補強する必要がない。従
って、タイヤの内面に布を貼ってタイヤコードの欠損を
補強する、という作業が完全に不要になるため、従来技
術のような、先ずタイヤを車体から外し、次にリムを外
す、というような面倒な作業が一切不要で、タイヤを車
体に付けたまま補修することができ、また、特殊な技能
も必要ないためアルバイトの従業員でも迅速、且つ、確
実にタイヤを補修することが可能になる効果がある。ひ
いては、補修のための時間とコストが飛躍的に改善され
るから、タイヤの安易な買い換え傾向が是正されて廃タ
イヤの発生量が減少することになり、廃タイヤの処理問
題にも貢献する。
スカート部が貫通孔回りの肉部内面に密着してエア漏れ
を防止すると共にロック部材がタイヤコードの欠損を補
うからラジアルタイヤ内を布で補強する必要がない。従
って、タイヤの内面に布を貼ってタイヤコードの欠損を
補強する、という作業が完全に不要になるため、従来技
術のような、先ずタイヤを車体から外し、次にリムを外
す、というような面倒な作業が一切不要で、タイヤを車
体に付けたまま補修することができ、また、特殊な技能
も必要ないためアルバイトの従業員でも迅速、且つ、確
実にタイヤを補修することが可能になる効果がある。ひ
いては、補修のための時間とコストが飛躍的に改善され
るから、タイヤの安易な買い換え傾向が是正されて廃タ
イヤの発生量が減少することになり、廃タイヤの処理問
題にも貢献する。
【0037】また、貫通孔の外側外周にタイヤ内のタイ
ヤコードを傷つけない深さの円形凹部を形成しておくこ
とにより、ロック部材がタイヤのサイド部と面一になっ
て邪魔にならず、外見上も目立たなくなる効果がある。
ヤコードを傷つけない深さの円形凹部を形成しておくこ
とにより、ロック部材がタイヤのサイド部と面一になっ
て邪魔にならず、外見上も目立たなくなる効果がある。
【図1】 補修具を示す半断面にした分離斜視図であ
る。
る。
【図2】 ロック部材の正面図である。
【図3】 補修工程を示す要部の断面図である。
【図4】 補修工程を示す要部の断面図である。
【図5】 補修工程を示す要部の断面図である。
【図6】 補修工程を示す要部の断面図である。
【図7】 補修工程を示す要部の断面図である。
【図8】 実施形態2の補修具を半断面にして示す分離
斜視図である。
斜視図である。
【図9】 実施形態2の補修具の使用状態を示す要部の
断面図である。
断面図である。
【図10】 実施形態3の補修具を半断面にして示す分
離斜視図である。
離斜視図である。
【図11】 実施形態3の補修具の使用状態を示す要部
の断面図である。
の断面図である。
【図12】 (a)〜(c)は実施形態3の補修工程を
示す要部の断面図である。
示す要部の断面図である。
【図13】 嵌め合い構造を示す要部断面図である。
W …ラジアルタイヤ P …損傷部分 1A,1B,1C…補修具 2 …栓部材 2a…本体部 2b…連結部材 3 …ロック部材 5 …スカート部 9 …係合部 12…貫通孔 13…タイヤコード 14…円形凹部 15…肉部
Claims (3)
- 【請求項1】 ラジアルタイヤの損傷部分を刳り貫いて
貫通孔を形成する工程と、 先細りで後側が前記貫通孔より大きい形状の錐形又は錐
台形に形成すると共に後側に周縁を囲うスカート部と連
結部材とを形成してなる栓部材を、前記貫通孔からラジ
アルタイヤ内に強制挿入する工程と、 貫通孔の外側に配したロック部材を前記栓部材の連結部
材に係合させると共に該ロック部材を貫通孔回りの肉部
に固着し、尚且つ、栓部材のスカート部を貫通孔回りの
肉部内面に密着させる工程と、 からなることを特徴とするラジアルタイヤの補修方法。 - 【請求項2】 前記貫通孔の外側外周にラジアルタイヤ
内のタイヤコードを傷つけない深さの円形凹部を形成
し、該円形凹部内にロック部材を入れるようにしたこと
を特徴とする請求項1記載のラジアルタイヤの補修方
法。 - 【請求項3】 先細りの錐形又は錐台形の本体部と、該
本体部の後側に突設した連結部材と、本体部の後側周縁
に形成したスカート部とからなる栓部材と、 前記栓部材の連結部材に係合する係合部を設けたロック
部材と、を有し、 ラジアルタイヤの損傷部分を刳り貫いて作った貫通孔の
内面に栓部材のスカート部を密着させると共に貫通孔の
外側にロック部材を配置し、栓部材の連結部材とロック
部材の係合部とを係合させると共にロック部材を貫通孔
回りの肉部に固着するようにしたことを特徴とするラジ
アルタイヤの補修具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35395195A JP3666614B2 (ja) | 1994-12-31 | 1995-12-31 | ラジアルタイヤの補修方法及びその補修具 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-338446 | 1994-12-31 | ||
| JP33844694 | 1994-12-31 | ||
| JP35395195A JP3666614B2 (ja) | 1994-12-31 | 1995-12-31 | ラジアルタイヤの補修方法及びその補修具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230061A true JPH08230061A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3666614B2 JP3666614B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=26576091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35395195A Expired - Fee Related JP3666614B2 (ja) | 1994-12-31 | 1995-12-31 | ラジアルタイヤの補修方法及びその補修具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3666614B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109159439A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-01-08 | 梅胜旺 | 用于汽车真空轮胎的免拆补胎枪 |
-
1995
- 1995-12-31 JP JP35395195A patent/JP3666614B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109159439A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-01-08 | 梅胜旺 | 用于汽车真空轮胎的免拆补胎枪 |
| CN109159439B (zh) * | 2018-10-29 | 2023-09-22 | 梅胜旺 | 用于汽车真空轮胎的免拆补胎枪 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3666614B2 (ja) | 2005-06-29 |
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