JPH08230642A - ブレーキシステム - Google Patents
ブレーキシステムInfo
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- JPH08230642A JPH08230642A JP7038000A JP3800095A JPH08230642A JP H08230642 A JPH08230642 A JP H08230642A JP 7038000 A JP7038000 A JP 7038000A JP 3800095 A JP3800095 A JP 3800095A JP H08230642 A JPH08230642 A JP H08230642A
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- valve
- brake cylinder
- pump
- chamber
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/40—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition comprising an additional fluid circuit including fluid pressurising means for modifying the pressure of the braking fluid, e.g. including wheel driven pumps for detecting a speed condition, or pumps which are controlled by means independent of the braking system
- B60T8/4031—Pump units characterised by their construction or mounting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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- B60T8/4275—Pump-back systems
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- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ポンプ室とブレーキシリンダとの間に逆止弁で
ある吸入弁が存在するにもかかわらず、リザーバ室が空
であるときに作動液がポンプ室から吸入弁を経てブレー
キシリンダに向かって流れることを可能にし、ブレーキ
シリンダにおける真空引きによってポンプ室のエア抜き
を可能にする。 【構成】吸入通路126内に開弁部材154を軸方向に
移動可能に設け、リザーバ室96が空であるときにリザ
ーバピストン94の作動力を開弁部材154により吸入
弁130に伝達し、ボール136を弁座138から離間
させる。この状態で第3電磁弁72を励磁して開けば、
後輪ブレーキシリンダ26からの真空引きによってポン
プ室118のエア抜きが可能となる。
ある吸入弁が存在するにもかかわらず、リザーバ室が空
であるときに作動液がポンプ室から吸入弁を経てブレー
キシリンダに向かって流れることを可能にし、ブレーキ
シリンダにおける真空引きによってポンプ室のエア抜き
を可能にする。 【構成】吸入通路126内に開弁部材154を軸方向に
移動可能に設け、リザーバ室96が空であるときにリザ
ーバピストン94の作動力を開弁部材154により吸入
弁130に伝達し、ボール136を弁座138から離間
させる。この状態で第3電磁弁72を励磁して開けば、
後輪ブレーキシリンダ26からの真空引きによってポン
プ室118のエア抜きが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキシリンダの液
圧を電磁的に制御することが可能なブレーキシステムに
関するものであり、特に、ブレーキシリンダの減圧時に
ブレーキシリンダからリザーバに排出された作動液をポ
ンプで汲み上げて使用する形式のブレーキシステムの改
良に関するものである。
圧を電磁的に制御することが可能なブレーキシステムに
関するものであり、特に、ブレーキシリンダの減圧時に
ブレーキシリンダからリザーバに排出された作動液をポ
ンプで汲み上げて使用する形式のブレーキシステムの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記形式のブレーキシステムは一般に、
本出願人の特開平2−130870号公報に記載されて
いるように、(a) マスタシリンダ等、圧力源と、(b) 車
輪のブレーキを作動させるブレーキシリンダと、(c) リ
ザーバと、(d) 電磁弁等、電磁液圧制御装置と、(e) ポ
ンプとを含むように構成される。
本出願人の特開平2−130870号公報に記載されて
いるように、(a) マスタシリンダ等、圧力源と、(b) 車
輪のブレーキを作動させるブレーキシリンダと、(c) リ
ザーバと、(d) 電磁弁等、電磁液圧制御装置と、(e) ポ
ンプとを含むように構成される。
【0003】リザーバは、一般に、ハウジングにリザー
バピストンが摺動可能に嵌合されることにより、作動液
を蓄えるリザーバ室が形成され、そのリザーバピストン
が弾性部材によりリザーバ室の容積が減少する向きに付
勢されるように構成される。
バピストンが摺動可能に嵌合されることにより、作動液
を蓄えるリザーバ室が形成され、そのリザーバピストン
が弾性部材によりリザーバ室の容積が減少する向きに付
勢されるように構成される。
【0004】電磁液圧制御装置は、一般に、圧力源,ブ
レーキシリンダおよびリザーバの間に設けられ、ブレー
キシリンダの液圧を電磁的に制御する。電磁液圧制御装
置は、ブレーキシリンダの減圧を例えば、ブレーキシリ
ンダを圧力源から遮断してリザーバに接続することによ
って行い、または、ブレーキシリンダを圧力源とリザー
バとに同時に接続することによって行う。すなわち、電
磁液圧制御装置は、ブレーキシリンダの減圧を、少なく
ともブレーキシリンダがリザーバに接続される状態を実
現することにより行うのである。また、電磁液圧制御装
置は、ブレーキシリンダの増圧を例えば、ブレーキシリ
ンダをリザーバから遮断して圧力源に接続することによ
り行う。
レーキシリンダおよびリザーバの間に設けられ、ブレー
キシリンダの液圧を電磁的に制御する。電磁液圧制御装
置は、ブレーキシリンダの減圧を例えば、ブレーキシリ
ンダを圧力源から遮断してリザーバに接続することによ
って行い、または、ブレーキシリンダを圧力源とリザー
バとに同時に接続することによって行う。すなわち、電
磁液圧制御装置は、ブレーキシリンダの減圧を、少なく
ともブレーキシリンダがリザーバに接続される状態を実
現することにより行うのである。また、電磁液圧制御装
置は、ブレーキシリンダの増圧を例えば、ブレーキシリ
ンダをリザーバから遮断して圧力源に接続することによ
り行う。
【0005】ポンプは、一般に、ブレーキシリンダの減
圧の際にブレーキシリンダからリザーバに排出された作
動液を汲み上げ、その汲み上げた作動液を圧力源とブレ
ーキシリンダとの少なくとも一方に吐出するように構成
される。ポンプは例えば、通常ブレーキ状態ではマスタ
シリンダが圧力源として機能するアンチロック型ブレー
キシステムにおいては、汲み上げた作動液をマスタシリ
ンダに向かって吐出する態様としたり、ブレーキシリン
ダをマスタシリンダから遮断した状態で、汲み上げた作
動液をそのブレーキシリンダに向かって吐出する態様と
することができる。前者の態様では、アンチロック制御
中にもマスタシリンダが圧力源として機能するが、後者
の態様では、アンチロック制御中にはポンプが圧力源と
して機能することになる。
圧の際にブレーキシリンダからリザーバに排出された作
動液を汲み上げ、その汲み上げた作動液を圧力源とブレ
ーキシリンダとの少なくとも一方に吐出するように構成
される。ポンプは例えば、通常ブレーキ状態ではマスタ
シリンダが圧力源として機能するアンチロック型ブレー
キシステムにおいては、汲み上げた作動液をマスタシリ
ンダに向かって吐出する態様としたり、ブレーキシリン
ダをマスタシリンダから遮断した状態で、汲み上げた作
動液をそのブレーキシリンダに向かって吐出する態様と
することができる。前者の態様では、アンチロック制御
中にもマスタシリンダが圧力源として機能するが、後者
の態様では、アンチロック制御中にはポンプが圧力源と
して機能することになる。
【0006】このように構成されたブレーキシステムに
おいては、ポンプとリザーバとの間に吸入弁が設けられ
る。吸入弁はポンプ内のポンプ室からリザーバに向かっ
て作動液が逆流することを防止するための弁であり、一
般に、弁子およびそれが着座すべき弁座を有し、リザー
バからポンプに向かう向きの作動液の流れは許容するが
その逆向きの流れは阻止する逆止弁とされる。
おいては、ポンプとリザーバとの間に吸入弁が設けられ
る。吸入弁はポンプ内のポンプ室からリザーバに向かっ
て作動液が逆流することを防止するための弁であり、一
般に、弁子およびそれが着座すべき弁座を有し、リザー
バからポンプに向かう向きの作動液の流れは許容するが
その逆向きの流れは阻止する逆止弁とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記形式のブレーキシ
ステムを使用する場合には、事前に、ブレーキシステム
内の通路すべてからエアを追い出し、作動液が通路にく
まなく充填されるようにするため、例えば、真空引きに
よるエア抜きが行われる。
ステムを使用する場合には、事前に、ブレーキシステム
内の通路すべてからエアを追い出し、作動液が通路にく
まなく充填されるようにするため、例えば、真空引きに
よるエア抜きが行われる。
【0008】ポンプ室のエア抜きについては、ポンプ室
の吐出側において真空引きを行うことが考えられる。し
かし、ポンプ室の吐出側には通常、ポンプ室からブレー
キシリンダに向かう向きの作動液の流れは許容するがそ
の逆向きの流れは阻止する逆止弁である吐出弁が設けら
れるため、その吐出弁の開弁圧が高いと、ポンプの吐出
側において真空引きを行っても吐出弁が開かず、ポンプ
室のエア抜きを行うことができない場合もある。そのた
め、吐出側における真空引きによってポンプ室のエア抜
きができないポンプについては、予めポンプ室に作動液
を充填した状態で製造ラインに搬入して車体に取り付け
なければならない。
の吐出側において真空引きを行うことが考えられる。し
かし、ポンプ室の吐出側には通常、ポンプ室からブレー
キシリンダに向かう向きの作動液の流れは許容するがそ
の逆向きの流れは阻止する逆止弁である吐出弁が設けら
れるため、その吐出弁の開弁圧が高いと、ポンプの吐出
側において真空引きを行っても吐出弁が開かず、ポンプ
室のエア抜きを行うことができない場合もある。そのた
め、吐出側における真空引きによってポンプ室のエア抜
きができないポンプについては、予めポンプ室に作動液
を充填した状態で製造ラインに搬入して車体に取り付け
なければならない。
【0009】これに対し、ポンプ室のエア抜きを、電磁
液圧制御装置によりブレーキシリンダをリザーバに接続
した後、そのブレーキシリンダ側において真空引きを行
うことによって行うことができれば、ポンプを予めポン
プ室に作動液が充填した状態で車体に取り付けることが
不可欠ではなくなり、ポンプの搬入性,車体への取付作
業性等が向上する。
液圧制御装置によりブレーキシリンダをリザーバに接続
した後、そのブレーキシリンダ側において真空引きを行
うことによって行うことができれば、ポンプを予めポン
プ室に作動液が充填した状態で車体に取り付けることが
不可欠ではなくなり、ポンプの搬入性,車体への取付作
業性等が向上する。
【0010】しかし、この手法をそのまま実施したので
は、真空引きの際、吸入弁が閉じられ、ポンプ室からリ
ザーバおよびブレーキシリンダに向かう作動液の流れが
阻止されてしまい、ポンプ室の真空度が高くならず、ポ
ンプ室に作動液を充填させることができない。
は、真空引きの際、吸入弁が閉じられ、ポンプ室からリ
ザーバおよびブレーキシリンダに向かう作動液の流れが
阻止されてしまい、ポンプ室の真空度が高くならず、ポ
ンプ室に作動液を充填させることができない。
【0011】そこで、請求項1の発明は、そのような事
情に鑑み、リザーバピストンの作動力を利用することに
より、リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に
存在しないときに吸入弁を強制的に開かせることを可能
にすることを課題としてなされたものである。
情に鑑み、リザーバピストンの作動力を利用することに
より、リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に
存在しないときに吸入弁を強制的に開かせることを可能
にすることを課題としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
に、請求項1の発明は、(a) 圧力源と、(b) ブレーキシ
リンダと、(c) ハウジングにリザーバピストンが摺動可
能に嵌合されることにより、作動液を蓄えるリザーバ室
が形成され、そのリザーバピストンが弾性部材によりリ
ザーバ室の容積が減少する向きに付勢されているリザー
バと、(d) それら圧力源,ブレーキシリンダおよびリザ
ーバの間に設けられ、ブレーキシリンダの液圧を電磁的
に制御する電磁液圧制御装置であって、ブレーキシリン
ダをリザーバに接続することによってブレーキシリンダ
を減圧するものと、(e) その減圧の際にブレーキシリン
ダからリザーバに排出された作動液を汲み上げ、その汲
み上げた作動液を圧力源とブレーキシリンダとの少なく
とも一方に向かって吐出するポンプと、(f) そのポンプ
と前記リザーバとの間に設けられ、弁子およびそれが着
座すべき弁座を有し、リザーバからポンプへの作動液の
流れは許容するがその逆向きの流れは阻止する逆止弁で
ある吸入弁とを備えたブレーキシステムにおいて、リザ
ーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に存在しない
ときにリザーバピストンの作動力を吸入弁に伝達してそ
れの弁子と弁座とを相対的に離間させる吸入弁制御機構
を設けたことを特徴とする。
に、請求項1の発明は、(a) 圧力源と、(b) ブレーキシ
リンダと、(c) ハウジングにリザーバピストンが摺動可
能に嵌合されることにより、作動液を蓄えるリザーバ室
が形成され、そのリザーバピストンが弾性部材によりリ
ザーバ室の容積が減少する向きに付勢されているリザー
バと、(d) それら圧力源,ブレーキシリンダおよびリザ
ーバの間に設けられ、ブレーキシリンダの液圧を電磁的
に制御する電磁液圧制御装置であって、ブレーキシリン
ダをリザーバに接続することによってブレーキシリンダ
を減圧するものと、(e) その減圧の際にブレーキシリン
ダからリザーバに排出された作動液を汲み上げ、その汲
み上げた作動液を圧力源とブレーキシリンダとの少なく
とも一方に向かって吐出するポンプと、(f) そのポンプ
と前記リザーバとの間に設けられ、弁子およびそれが着
座すべき弁座を有し、リザーバからポンプへの作動液の
流れは許容するがその逆向きの流れは阻止する逆止弁で
ある吸入弁とを備えたブレーキシステムにおいて、リザ
ーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に存在しない
ときにリザーバピストンの作動力を吸入弁に伝達してそ
れの弁子と弁座とを相対的に離間させる吸入弁制御機構
を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明に係るブレーキシステムにおい
ては、リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に
存在しないときでも弾性部材によりリザーバピストンに
作動力が発生しているという事実を利用し、吸入弁制御
機構が、リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的
に存在しないとき、すなわち、ポンプを作動させること
が必要でないときに、リザーバピストンの作動力を吸入
弁に伝達して弁子と弁座とを相対的に離間させることに
より、吸入弁を強制的に開かせる。
ては、リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に
存在しないときでも弾性部材によりリザーバピストンに
作動力が発生しているという事実を利用し、吸入弁制御
機構が、リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的
に存在しないとき、すなわち、ポンプを作動させること
が必要でないときに、リザーバピストンの作動力を吸入
弁に伝達して弁子と弁座とを相対的に離間させることに
より、吸入弁を強制的に開かせる。
【0014】すなわち、リザーバ室内に汲み上げるべき
作動液が実質的に存在しないときには、吸入弁制御機構
が、リザーバピストンの作動力に基づき、吸入弁の前後
間における差圧の向きとは無関係に吸入弁を開かせるの
である。したがって、請求項1の発明によれば、例え
ば、ポンプ室に作動液を充填するためにブレーキシリン
ダ側において真空引きを行う際には、リザーバ室が実質
的に空であるのが普通であるから、ポンプ室からブレー
キシリンダに向かう向きの作動液の流れが許容され、ポ
ンプ室に作動液が簡単に充填されることになる。
作動液が実質的に存在しないときには、吸入弁制御機構
が、リザーバピストンの作動力に基づき、吸入弁の前後
間における差圧の向きとは無関係に吸入弁を開かせるの
である。したがって、請求項1の発明によれば、例え
ば、ポンプ室に作動液を充填するためにブレーキシリン
ダ側において真空引きを行う際には、リザーバ室が実質
的に空であるのが普通であるから、ポンプ室からブレー
キシリンダに向かう向きの作動液の流れが許容され、ポ
ンプ室に作動液が簡単に充填されることになる。
【0015】
【発明の効果】すなわち、請求項1の発明によれば、リ
ザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に存在しな
いときにはポンプ室からブレーキシリンダに向かう作動
液の流れが許容されるという効果が得られるのであり、
この効果は、例えば、ブレーキシリンダ側において真空
引きを行う際には、ポンプ室に作動液を充填することが
簡単になるという効果として具体化される。
ザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に存在しな
いときにはポンプ室からブレーキシリンダに向かう作動
液の流れが許容されるという効果が得られるのであり、
この効果は、例えば、ブレーキシリンダ側において真空
引きを行う際には、ポンプ室に作動液を充填することが
簡単になるという効果として具体化される。
【0016】
【発明の望ましい実施態様】以下、請求項1の発明の望
ましい実施態様のいくつかを列挙する。 (1) 請求項1の発明であって、前記吸入弁制御機構が、
前記吸入弁の弁子と弁座とのうち可動部材であるものと
前記リザーバピストンとの双方に連携させられ、リザー
バ室が実質的に空であるときにリザーバピストンと可動
部材との双方に同時に係合し、リザーバピストンの作動
力を可動部材に伝達して吸入弁を開かせる開弁部材を含
むブレーキシステム。 (2) (1) の発明であって、前記ポンプ室と、前記リザー
バピストンと、ポンプ室と前記リザーバ室とを互いに接
続する吸入通路であって前記ポンプがリザーバ室から作
動液を汲み上げる際に作動液の通路として使用するもの
とが同一直線上に並んで配置され、前記開弁部材が、円
形断面で真っ直ぐに延び、かつ、前記吸入通路内に軸方
向に移動可能に配置され、リザーバピストンと前記可動
部材との双方に同時に係合したときに前記吸入弁を開か
せるものであるブレーキシステム。 (3) (1) の発明であって、前記ポンプ室と、前記リザー
バピストンと、ポンプ室と前記リザーバ室とを互いに接
続する補助通路であって前記ポンプがリザーバ室から作
動液を汲み上げる際に作動液の通路として実質的に使用
しないものとが同一直線上に並んで配置され、その補助
通路に並列に、前記ポンプがリザーバ室から作動液を汲
み上げる際に作動液の通路として使用する吸入通路が設
けられ、前記開弁部材が、円形断面で真っ直ぐに延び、
かつ、前記補助通路内に軸方向に移動可能に配置され、
リザーバピストンと前記可動部材との双方に同時に係合
したときに前記吸入弁を開かせるものであるブレーキシ
ステム。 (4) (1) 〜(3) または請求項1の発明であって、前記弾
性部材が、前記リザーバピストンを機械的に付勢するコ
イル状,リーフ状等のスプリングであるブレーキシステ
ム。 (5) (1) 〜(4) または請求項1の発明であって、前記圧
力源が、運転者によるブレーキ操作部材の操作によって
液圧を機械的に発生させるマスタシリンダを含むブレー
キシステム。 (6) (5) の発明であって、4輪車両に設けられ、マスタ
シリンダの互いに独立した2つの加圧室の各々から互い
に独立して延びる2つのブレーキ系統がダイヤゴナルに
構成され、各ブレーキ系統ごとに、マスタシリンダの各
加圧室と前輪ブレーキシリンダとを接続する前輪ブレー
キ通路の途中から後輪ブレーキ通路が分岐して後輪ブレ
ーキシリンダに至り、前輪ブレーキ通路のうちマスタシ
リンダと後輪ブレーキ通路との接続位置との間の部分
に、常開の第1電磁弁が設けられ、後輪ブレーキ通路に
常開の第2電磁弁が設けられ、前記後輪ブレーキ通路の
うち第2電磁弁と後輪ブレーキシリンダとの間の部分と
前記リザーバとがリザーバ通路により互いに接続され、
そのリザーバ通路の途中に常閉の第3電磁弁が設けら
れ、後輪ブレーキ通路のうち前輪ブレーキ通路との接続
位置と第2電磁弁との間の部分と前記ポンプとがポンプ
通路により互いに接続され、後輪ブレーキ通路のうち前
輪ブレーキ通路との接続位置とポンプ通路との接続位置
との間の部分に、ポンプの吐出圧を設定圧だけ減圧して
前輪ブレーキシリンダに伝達する減圧装置が設けられ、
コントローラにより、ポンプを作動させつつ前記電磁液
圧制御装置としての第1電磁弁,第2電磁弁および第3
電磁弁を制御することにより、車両制動時に各輪がロッ
クすることを防止するアンチロック制御を行うブレーキ
システム。 (7) (6) の発明であって、前記減圧装置が、0でない開
弁圧以上でポンプから前輪ブレーキシリンダに向かう向
きの作動液の流れを許容し、その逆向きの流れは阻止す
る第1逆止弁と、実質的に0である開弁圧以上で前輪ブ
レーキシリンダから後輪ブレーキシリンダに向かう向き
の作動液の流れを許容し、その逆向きの流れは阻止する
第2逆止弁とが互いに並列に接続されたものを含むブレ
ーキシステム。 (8) (a) 圧力源と、(b) ブレーキシリンダと、(c) ハウ
ジングにリザーバピストンが摺動可能に嵌合されること
により、作動液を蓄えるリザーバ室が形成され、そのリ
ザーバピストンが弾性部材によりリザーバ室の容積が減
少する向きに付勢されているリザーバと、(d) それら圧
力源,ブレーキシリンダおよびリザーバの間に設けら
れ、ブレーキシリンダの液圧を電磁的に制御する電磁液
圧制御装置であって、ブレーキシリンダをリザーバに接
続することによってブレーキシリンダを減圧するもの
と、(e) その減圧の際にブレーキシリンダからリザーバ
に排出された作動液を汲み上げ、その汲み上げた作動液
を圧力源とブレーキシリンダとの少なくとも一方に向か
って吐出するポンプと、(f) そのポンプと前記リザーバ
との間に設けられ、弁子およびそれが着座すべき弁座を
有し、リザーバからポンプへの作動液の流れは許容する
がその逆向きの流れは阻止する逆止弁である吸入弁とを
備えたブレーキシステムにおいて前記ポンプ室のエア抜
きを行う方法であって、前記リザーバ室内に汲み上げる
べき作動液が実質的に存在しないときに前記リザーバピ
ストンの作動力を前記吸入弁に伝達してそれの弁子と弁
座とを相対的に離間させることを特徴とするポンプ室エ
ア抜き方法。 (9) (8) の発明であって、前記弁子と弁座とを相対的に
離間させた後、前記電磁液圧制御装置により前記ポンプ
室を前記リザーバを経て前記ブレーキシリンダに接続
し、さらに、そのブレーキシリンダにおいて真空引きを
行ってポンプ室からブレーキシリンダに向かう向きの作
動液の流れを生起させることにより、ポンプ室のエア抜
きを行うものであるポンプ室エア抜き方法。
ましい実施態様のいくつかを列挙する。 (1) 請求項1の発明であって、前記吸入弁制御機構が、
前記吸入弁の弁子と弁座とのうち可動部材であるものと
前記リザーバピストンとの双方に連携させられ、リザー
バ室が実質的に空であるときにリザーバピストンと可動
部材との双方に同時に係合し、リザーバピストンの作動
力を可動部材に伝達して吸入弁を開かせる開弁部材を含
むブレーキシステム。 (2) (1) の発明であって、前記ポンプ室と、前記リザー
バピストンと、ポンプ室と前記リザーバ室とを互いに接
続する吸入通路であって前記ポンプがリザーバ室から作
動液を汲み上げる際に作動液の通路として使用するもの
とが同一直線上に並んで配置され、前記開弁部材が、円
形断面で真っ直ぐに延び、かつ、前記吸入通路内に軸方
向に移動可能に配置され、リザーバピストンと前記可動
部材との双方に同時に係合したときに前記吸入弁を開か
せるものであるブレーキシステム。 (3) (1) の発明であって、前記ポンプ室と、前記リザー
バピストンと、ポンプ室と前記リザーバ室とを互いに接
続する補助通路であって前記ポンプがリザーバ室から作
動液を汲み上げる際に作動液の通路として実質的に使用
しないものとが同一直線上に並んで配置され、その補助
通路に並列に、前記ポンプがリザーバ室から作動液を汲
み上げる際に作動液の通路として使用する吸入通路が設
けられ、前記開弁部材が、円形断面で真っ直ぐに延び、
かつ、前記補助通路内に軸方向に移動可能に配置され、
リザーバピストンと前記可動部材との双方に同時に係合
したときに前記吸入弁を開かせるものであるブレーキシ
ステム。 (4) (1) 〜(3) または請求項1の発明であって、前記弾
性部材が、前記リザーバピストンを機械的に付勢するコ
イル状,リーフ状等のスプリングであるブレーキシステ
ム。 (5) (1) 〜(4) または請求項1の発明であって、前記圧
力源が、運転者によるブレーキ操作部材の操作によって
液圧を機械的に発生させるマスタシリンダを含むブレー
キシステム。 (6) (5) の発明であって、4輪車両に設けられ、マスタ
シリンダの互いに独立した2つの加圧室の各々から互い
に独立して延びる2つのブレーキ系統がダイヤゴナルに
構成され、各ブレーキ系統ごとに、マスタシリンダの各
加圧室と前輪ブレーキシリンダとを接続する前輪ブレー
キ通路の途中から後輪ブレーキ通路が分岐して後輪ブレ
ーキシリンダに至り、前輪ブレーキ通路のうちマスタシ
リンダと後輪ブレーキ通路との接続位置との間の部分
に、常開の第1電磁弁が設けられ、後輪ブレーキ通路に
常開の第2電磁弁が設けられ、前記後輪ブレーキ通路の
うち第2電磁弁と後輪ブレーキシリンダとの間の部分と
前記リザーバとがリザーバ通路により互いに接続され、
そのリザーバ通路の途中に常閉の第3電磁弁が設けら
れ、後輪ブレーキ通路のうち前輪ブレーキ通路との接続
位置と第2電磁弁との間の部分と前記ポンプとがポンプ
通路により互いに接続され、後輪ブレーキ通路のうち前
輪ブレーキ通路との接続位置とポンプ通路との接続位置
との間の部分に、ポンプの吐出圧を設定圧だけ減圧して
前輪ブレーキシリンダに伝達する減圧装置が設けられ、
コントローラにより、ポンプを作動させつつ前記電磁液
圧制御装置としての第1電磁弁,第2電磁弁および第3
電磁弁を制御することにより、車両制動時に各輪がロッ
クすることを防止するアンチロック制御を行うブレーキ
システム。 (7) (6) の発明であって、前記減圧装置が、0でない開
弁圧以上でポンプから前輪ブレーキシリンダに向かう向
きの作動液の流れを許容し、その逆向きの流れは阻止す
る第1逆止弁と、実質的に0である開弁圧以上で前輪ブ
レーキシリンダから後輪ブレーキシリンダに向かう向き
の作動液の流れを許容し、その逆向きの流れは阻止する
第2逆止弁とが互いに並列に接続されたものを含むブレ
ーキシステム。 (8) (a) 圧力源と、(b) ブレーキシリンダと、(c) ハウ
ジングにリザーバピストンが摺動可能に嵌合されること
により、作動液を蓄えるリザーバ室が形成され、そのリ
ザーバピストンが弾性部材によりリザーバ室の容積が減
少する向きに付勢されているリザーバと、(d) それら圧
力源,ブレーキシリンダおよびリザーバの間に設けら
れ、ブレーキシリンダの液圧を電磁的に制御する電磁液
圧制御装置であって、ブレーキシリンダをリザーバに接
続することによってブレーキシリンダを減圧するもの
と、(e) その減圧の際にブレーキシリンダからリザーバ
に排出された作動液を汲み上げ、その汲み上げた作動液
を圧力源とブレーキシリンダとの少なくとも一方に向か
って吐出するポンプと、(f) そのポンプと前記リザーバ
との間に設けられ、弁子およびそれが着座すべき弁座を
有し、リザーバからポンプへの作動液の流れは許容する
がその逆向きの流れは阻止する逆止弁である吸入弁とを
備えたブレーキシステムにおいて前記ポンプ室のエア抜
きを行う方法であって、前記リザーバ室内に汲み上げる
べき作動液が実質的に存在しないときに前記リザーバピ
ストンの作動力を前記吸入弁に伝達してそれの弁子と弁
座とを相対的に離間させることを特徴とするポンプ室エ
ア抜き方法。 (9) (8) の発明であって、前記弁子と弁座とを相対的に
離間させた後、前記電磁液圧制御装置により前記ポンプ
室を前記リザーバを経て前記ブレーキシリンダに接続
し、さらに、そのブレーキシリンダにおいて真空引きを
行ってポンプ室からブレーキシリンダに向かう向きの作
動液の流れを生起させることにより、ポンプ室のエア抜
きを行うものであるポンプ室エア抜き方法。
【0017】
【実施例】以下、請求項1の発明を図示の実施例に基づ
いて具体的に説明する。図1において符号10はマスタ
シリンダを示している。マスタシリンダ10は互いに独
立した2つの加圧室が直列に並んだタンデム型である。
このマスタシリンダ10は、図示しないブースタを介し
てブレーキ操作部材としてのブレーキペダル14に連携
させられており、運転者によるブレーキペダル14の踏
込みに応じて2つの加圧室に互いに等しい高さの液圧を
それぞれ機械的に発生させる。
いて具体的に説明する。図1において符号10はマスタ
シリンダを示している。マスタシリンダ10は互いに独
立した2つの加圧室が直列に並んだタンデム型である。
このマスタシリンダ10は、図示しないブースタを介し
てブレーキ操作部材としてのブレーキペダル14に連携
させられており、運転者によるブレーキペダル14の踏
込みに応じて2つの加圧室に互いに等しい高さの液圧を
それぞれ機械的に発生させる。
【0018】マスタシリンダ10の一方の加圧室には、
左前輪のブレーキシリンダと右後輪のブレーキシリンダ
とがそれぞれ接続され、他方の加圧室には、右前輪のブ
レーキシリンダと左後輪のブレーキシリンダとがそれぞ
れ接続されている。マスタシリンダ10の各加圧室から
延びる2つのブレーキ系統が互いに独立してダイヤゴナ
ルに構成されているのである。以下、一方のブレーキ系
統のみを詳細に説明し、他のブレーキ系統については、
互いに構成が共通するため、説明を省略する。
左前輪のブレーキシリンダと右後輪のブレーキシリンダ
とがそれぞれ接続され、他方の加圧室には、右前輪のブ
レーキシリンダと左後輪のブレーキシリンダとがそれぞ
れ接続されている。マスタシリンダ10の各加圧室から
延びる2つのブレーキ系統が互いに独立してダイヤゴナ
ルに構成されているのである。以下、一方のブレーキ系
統のみを詳細に説明し、他のブレーキ系統については、
互いに構成が共通するため、説明を省略する。
【0019】マスタシリンダ10の一方の加圧室は前輪
ブレーキ通路20により前輪ブレーキシリンダ22に接
続されている。前輪ブレーキ通路20の途中から後輪ブ
レーキ通路24が分岐させられており、その先端に後輪
ブレーキシリンダ26が接続されている。
ブレーキ通路20により前輪ブレーキシリンダ22に接
続されている。前輪ブレーキ通路20の途中から後輪ブ
レーキ通路24が分岐させられており、その先端に後輪
ブレーキシリンダ26が接続されている。
【0020】前輪ブレーキ通路20のうち後輪ブレーキ
通路24との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部
分には第1電磁弁30が設けられている。この第1電磁
弁30は常開の電磁開閉弁である。一方、後輪ブレーキ
通路24には常開の電磁開閉弁である第2電磁弁60が
設けられている。さらに、後輪ブレーキ通路24のうち
その第2電磁弁60と後輪ブレーキシリンダ26との間
の部分にはリザーバ通路62が接続されている。リザー
バ通路62はリザーバ70から延びており、その途中に
常閉の電磁開閉弁である第3電磁弁72が設けられてい
る。
通路24との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部
分には第1電磁弁30が設けられている。この第1電磁
弁30は常開の電磁開閉弁である。一方、後輪ブレーキ
通路24には常開の電磁開閉弁である第2電磁弁60が
設けられている。さらに、後輪ブレーキ通路24のうち
その第2電磁弁60と後輪ブレーキシリンダ26との間
の部分にはリザーバ通路62が接続されている。リザー
バ通路62はリザーバ70から延びており、その途中に
常閉の電磁開閉弁である第3電磁弁72が設けられてい
る。
【0021】リザーバ70からはまた、ポンプ通路74
も延びている。ポンプ通路74の途中にはリザーバ70
から作動液を汲み上げるポンプ76が設けられている。
ポンプ通路74の作動液の吐出口は、後輪ブレーキ通路
24のうち第2電磁弁60よりマスタシリンダ10の側
の部分に接続されている。なお、リザーバ70およびポ
ンプ76の構成については後に詳述する。
も延びている。ポンプ通路74の途中にはリザーバ70
から作動液を汲み上げるポンプ76が設けられている。
ポンプ通路74の作動液の吐出口は、後輪ブレーキ通路
24のうち第2電磁弁60よりマスタシリンダ10の側
の部分に接続されている。なお、リザーバ70およびポ
ンプ76の構成については後に詳述する。
【0022】リザーバ通路62のうち後輪ブレーキ通路
24との接続位置と第3電磁弁72との間の部分は戻り
通路82によって、前輪ブレーキ通路20のうちマスタ
シリンダ10と第1電磁弁30との間の部分に接続され
ている。この戻り通路82には逆止弁84が設けられて
いる。逆止弁84は、マスタシリンダ10からリザーバ
通路62に向かう向きの作動液の流れは阻止するがその
逆向きの流れは許容する。
24との接続位置と第3電磁弁72との間の部分は戻り
通路82によって、前輪ブレーキ通路20のうちマスタ
シリンダ10と第1電磁弁30との間の部分に接続され
ている。この戻り通路82には逆止弁84が設けられて
いる。逆止弁84は、マスタシリンダ10からリザーバ
通路62に向かう向きの作動液の流れは阻止するがその
逆向きの流れは許容する。
【0023】後輪ブレーキ通路24のうちリザーバ通路
62との接続位置と後輪ブレーキシリンダ26との間の
部分にはプロポーショニングバルブ(以下単に「Pバル
ブ」と略称する)85が設けられている。Pバルブ85
は、よく知られているように、入力圧(マスタシリンダ
圧またはポンプ吐出圧)が折れ点圧に達する前には、入
力圧をそのまま出力圧として後輪ブレーキシリンダ26
に伝達するが、入力圧が折れ点圧に達した後には、車両
前方への荷重移動に起因する後輪ロックを回避するた
め、入力圧を一定比率で減圧した液圧を出力圧として後
輪ブレーキシリンダ26に伝達する。
62との接続位置と後輪ブレーキシリンダ26との間の
部分にはプロポーショニングバルブ(以下単に「Pバル
ブ」と略称する)85が設けられている。Pバルブ85
は、よく知られているように、入力圧(マスタシリンダ
圧またはポンプ吐出圧)が折れ点圧に達する前には、入
力圧をそのまま出力圧として後輪ブレーキシリンダ26
に伝達するが、入力圧が折れ点圧に達した後には、車両
前方への荷重移動に起因する後輪ロックを回避するた
め、入力圧を一定比率で減圧した液圧を出力圧として後
輪ブレーキシリンダ26に伝達する。
【0024】後輪ブレーキ通路24のうちポンプ通路7
4との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部分には
減圧装置86が設けられている。減圧装置86を設けた
理由は以下のようである。すなわち、従来のブレーキシ
ステムにおいては、たとえ荷重感知型のプロポーショニ
ングバルブを使用しても、特に積車時かつ前輪制動力お
よび後輪制動力が十分に0に近い軽制動領域(例えば、
ブレーキ操作当初,摩擦係数が低い路面上での制動時等
であって、荷重感知型のプロポーショニングバルブの折
れ点前の領域等が該当する)において、制動力の実配分
線が理想配分線に対して後輪制動力が減少する側にやや
大きく外れ、後輪ロックに至らない領域での後輪制動力
の十分な増加が不可能となる。このような事態は、少な
くとも軽制動領域では実配分線が空車時であると積車時
であるとを問わず一定とされ、かつ、その軽制動領域で
の実配分線の勾配が空車時に後輪先行ロックが生じない
ものに設定されていることから生じるものである。した
がって、このような事態を解決するためには、少なくと
も軽制動領域において特性が異なる複数の制動力配分を
用意し、それらを選択的に実現することが必要となる。
そこで、本出願人は、アンチロック制御状態ではポンプ
76の吐出圧を減圧して前輪ブレーキシリンダ22に伝
達するのに対し、後輪ブレーキシリンダ26にはそのま
ま伝達することにより、後輪ブレーキ圧が前輪ブレーキ
圧に対して相対的に増加し、軽制動領域で後輪制動力が
十分に増加して制動距離が短縮するようにするために減
圧装置86を設けたのである。
4との接続位置よりマスタシリンダ10の側の部分には
減圧装置86が設けられている。減圧装置86を設けた
理由は以下のようである。すなわち、従来のブレーキシ
ステムにおいては、たとえ荷重感知型のプロポーショニ
ングバルブを使用しても、特に積車時かつ前輪制動力お
よび後輪制動力が十分に0に近い軽制動領域(例えば、
ブレーキ操作当初,摩擦係数が低い路面上での制動時等
であって、荷重感知型のプロポーショニングバルブの折
れ点前の領域等が該当する)において、制動力の実配分
線が理想配分線に対して後輪制動力が減少する側にやや
大きく外れ、後輪ロックに至らない領域での後輪制動力
の十分な増加が不可能となる。このような事態は、少な
くとも軽制動領域では実配分線が空車時であると積車時
であるとを問わず一定とされ、かつ、その軽制動領域で
の実配分線の勾配が空車時に後輪先行ロックが生じない
ものに設定されていることから生じるものである。した
がって、このような事態を解決するためには、少なくと
も軽制動領域において特性が異なる複数の制動力配分を
用意し、それらを選択的に実現することが必要となる。
そこで、本出願人は、アンチロック制御状態ではポンプ
76の吐出圧を減圧して前輪ブレーキシリンダ22に伝
達するのに対し、後輪ブレーキシリンダ26にはそのま
ま伝達することにより、後輪ブレーキ圧が前輪ブレーキ
圧に対して相対的に増加し、軽制動領域で後輪制動力が
十分に増加して制動距離が短縮するようにするために減
圧装置86を設けたのである。
【0025】減圧装置86の構成は、開弁圧が実質的に
0でない第1逆止弁88と開弁圧が実質的に0である第
2逆止弁90とが互いに逆向きかつ並列に接続されたも
のである。本実施例においては、アンチロック制御状態
ではポンプ76が圧力源とされるため、第1逆止弁88
がポンプ76から前輪ブレーキシリンダ22に向かう向
きの作動液の流れを設定開弁圧以上で許容する逆止弁と
して機能する。
0でない第1逆止弁88と開弁圧が実質的に0である第
2逆止弁90とが互いに逆向きかつ並列に接続されたも
のである。本実施例においては、アンチロック制御状態
ではポンプ76が圧力源とされるため、第1逆止弁88
がポンプ76から前輪ブレーキシリンダ22に向かう向
きの作動液の流れを設定開弁圧以上で許容する逆止弁と
して機能する。
【0026】ここで、マスタシリンダ10,ポンプ7
6,前輪ブレーキシリンダ22および後輪ブレーキシリ
ンダ26の間での作動液の流れを説明する。通常ブレー
キ状態では、第1電磁弁30が消磁状態すなわち開状態
にあるから、マスタシリンダ10からの作動液が第1電
磁弁30を経て前輪ブレーキシリンダ22に供給される
とともに、第1電磁弁30および第2逆止弁90を経て
後輪ブレーキシリンダ26にも供給される。第2逆止弁
90の開弁圧は実質的に0であるから、結局、前輪ブレ
ーキシリンダ22と後輪ブレーキシリンダ26とに互い
に等しい高さのブレーキ圧が発生することになる。
6,前輪ブレーキシリンダ22および後輪ブレーキシリ
ンダ26の間での作動液の流れを説明する。通常ブレー
キ状態では、第1電磁弁30が消磁状態すなわち開状態
にあるから、マスタシリンダ10からの作動液が第1電
磁弁30を経て前輪ブレーキシリンダ22に供給される
とともに、第1電磁弁30および第2逆止弁90を経て
後輪ブレーキシリンダ26にも供給される。第2逆止弁
90の開弁圧は実質的に0であるから、結局、前輪ブレ
ーキシリンダ22と後輪ブレーキシリンダ26とに互い
に等しい高さのブレーキ圧が発生することになる。
【0027】これに対し、アンチロック制御状態では、
第1電磁弁30が励磁状態すなわち閉状態にあり、ポン
プ76から吐き出された作動液は前輪ブレーキシリンダ
22には第1逆止弁88を経て供給される一方、後輪ブ
レーキシリンダ26(Pバルブ85)にはそのまま供給
される。第1逆止弁88の開弁圧は実質的に0ではない
から、結局、前輪ブレーキシリンダ22に後輪ブレーキ
圧より第1逆止弁88の開弁圧だけ低い圧力が供給され
ることとなる。
第1電磁弁30が励磁状態すなわち閉状態にあり、ポン
プ76から吐き出された作動液は前輪ブレーキシリンダ
22には第1逆止弁88を経て供給される一方、後輪ブ
レーキシリンダ26(Pバルブ85)にはそのまま供給
される。第1逆止弁88の開弁圧は実質的に0ではない
から、結局、前輪ブレーキシリンダ22に後輪ブレーキ
圧より第1逆止弁88の開弁圧だけ低い圧力が供給され
ることとなる。
【0028】すなわち、通常ブレーキ状態ではマスタシ
リンダ10が圧力源として機能し、前輪ブレーキシリン
ダ22と後輪ブレーキシリンダ26とに等圧のブレーキ
圧をそれぞれ発生させ、これに対し、アンチロック制御
状態ではポンプ76が圧力源として機能し、前輪ブレー
キシリンダ22と後輪ブレーキシリンダ26とに前輪ブ
レーキ圧が後輪ブレーキ圧より低い関係となるブレーキ
圧をそれぞれ発生させることになるのである。これによ
り、車両の前後制動力配分が適正化され、積車状態にお
いて、Pバルブ85の折れ点以下の領域である軽制動領
域から後輪ブレーキ圧すなわち後輪制動力の有効な増加
が可能となり、制動距離が短縮される。
リンダ10が圧力源として機能し、前輪ブレーキシリン
ダ22と後輪ブレーキシリンダ26とに等圧のブレーキ
圧をそれぞれ発生させ、これに対し、アンチロック制御
状態ではポンプ76が圧力源として機能し、前輪ブレー
キシリンダ22と後輪ブレーキシリンダ26とに前輪ブ
レーキ圧が後輪ブレーキ圧より低い関係となるブレーキ
圧をそれぞれ発生させることになるのである。これによ
り、車両の前後制動力配分が適正化され、積車状態にお
いて、Pバルブ85の折れ点以下の領域である軽制動領
域から後輪ブレーキ圧すなわち後輪制動力の有効な増加
が可能となり、制動距離が短縮される。
【0029】リザーバ70およびポンプ76は図2に拡
大して示されている。それらリザーバ70およびポンプ
76はハウジング90内に構成されている。ハウジング
90には、有底のシリンダボア92が形成され、それに
リザーバピストン94が気密かつ摺動可能に嵌合されて
いる。この嵌合によりシリンダボア92内の空間にリザ
ーバ室96が形成されている。リザーバピストン94は
大気室98内に配設された弾性部材としてのスプリング
100により常時、リザーバ室96の容積が減少する向
きに付勢されている。すなわち、それらシリンダボア9
2,リザーバピストン94,リザーバ室96,大気室9
8およびスプリング100により、リザーバ70が構成
されているのである。
大して示されている。それらリザーバ70およびポンプ
76はハウジング90内に構成されている。ハウジング
90には、有底のシリンダボア92が形成され、それに
リザーバピストン94が気密かつ摺動可能に嵌合されて
いる。この嵌合によりシリンダボア92内の空間にリザ
ーバ室96が形成されている。リザーバピストン94は
大気室98内に配設された弾性部材としてのスプリング
100により常時、リザーバ室96の容積が減少する向
きに付勢されている。すなわち、それらシリンダボア9
2,リザーバピストン94,リザーバ室96,大気室9
8およびスプリング100により、リザーバ70が構成
されているのである。
【0030】ハウジング90内には、カム室102が設
けられている。そのカム室102内には、円板カム10
4が設けられている。円板カム104は、ハウジング9
0に回転可能に支持された図示しない回転軸に偏心して
取り付けられている。回転軸は図示しないモータによっ
て回転させられ、結局、円板カム104はモータによ
り、円板カム104の中心点OCが回転軸の中心点OR
の回りに円を描くように回転させられる。
けられている。そのカム室102内には、円板カム10
4が設けられている。円板カム104は、ハウジング9
0に回転可能に支持された図示しない回転軸に偏心して
取り付けられている。回転軸は図示しないモータによっ
て回転させられ、結局、円板カム104はモータによ
り、円板カム104の中心点OCが回転軸の中心点OR
の回りに円を描くように回転させられる。
【0031】ハウジング90にはまた、外側空間とカム
室102を互いに連通させる貫通穴108も形成されて
いる。貫通穴108にはシリンダボア110が形成さ
れ、そのシリンダボア110にポンプピストン112が
気密かつ摺動可能に嵌合されている。
室102を互いに連通させる貫通穴108も形成されて
いる。貫通穴108にはシリンダボア110が形成さ
れ、そのシリンダボア110にポンプピストン112が
気密かつ摺動可能に嵌合されている。
【0032】なお、本実施例においては、ハウジング9
0がアルミニウム製とされ、かつ、そのハウジング90
に形成されたシリンダボア110に、鋼製のスリーブを
介在させずに直接にポンプピストン112が嵌合されて
いる。そのため、シリンダボア110の内周面に対しア
ルマイト処理等、表面酸化処理が施され、シリンダボア
110の耐摩耗性が向上させられている。
0がアルミニウム製とされ、かつ、そのハウジング90
に形成されたシリンダボア110に、鋼製のスリーブを
介在させずに直接にポンプピストン112が嵌合されて
いる。そのため、シリンダボア110の内周面に対しア
ルマイト処理等、表面酸化処理が施され、シリンダボア
110の耐摩耗性が向上させられている。
【0033】貫通穴108はそれの外側端部において閉
塞部材114により閉塞されている。その結果、ポンプ
ピストン112の先端部と閉塞部材114との間にポン
プ室118が形成されている。このポンプ室118内に
は弾性部材としてのスプリング120が配設されてい
る。スプリング120は常時ポンプピストン112をポ
ンプ室118の容積が拡大する向きに付勢している。一
方、ポンプピストン112の後端部は前記円板カム10
4の周面であるカム面122と対向させられている。ポ
ンプピストン112は、円板カム104が回転し、それ
のカム面122とポンプピストン112の後端面との接
点がポンプ室118に接近するにつれてポンプ室118
を圧縮し、逆に、その接点がポンプ室118から離間す
るにつれてポンプ室118を膨張させる。
塞部材114により閉塞されている。その結果、ポンプ
ピストン112の先端部と閉塞部材114との間にポン
プ室118が形成されている。このポンプ室118内に
は弾性部材としてのスプリング120が配設されてい
る。スプリング120は常時ポンプピストン112をポ
ンプ室118の容積が拡大する向きに付勢している。一
方、ポンプピストン112の後端部は前記円板カム10
4の周面であるカム面122と対向させられている。ポ
ンプピストン112は、円板カム104が回転し、それ
のカム面122とポンプピストン112の後端面との接
点がポンプ室118に接近するにつれてポンプ室118
を圧縮し、逆に、その接点がポンプ室118から離間す
るにつれてポンプ室118を膨張させる。
【0034】ポンプ室118は、吸入通路126を経て
前記リザーバ室96に接続されるとともに、吐出通路1
28を経て前記ブレーキシリンダ22,26に接続され
ている。吸入通路126の途中には、リザーバ室96か
らポンプ室118への作動液の流れを許容し、その逆向
きの流れを阻止する逆止弁である吸入弁130が設けら
れている。一方、吐出通路128の途中には、ポンプ室
118から各ブレーキシリンダ22,26への作動液の
流れを許容し、その逆向きの流れを阻止する逆止弁であ
る吐出弁132が設けられている。吸入弁130は、弾
性部材が弁子を弁座に押し付ける向きに付勢する構成と
されている。具体的には、弁子は可動部材であるボール
136とされ、弁座138は円筒状の固定部材140の
一端面に環状に形成されており、また、弾性部材は、固
定部材140に固定のリテーナ142とボール136と
の間に配設されたコイル状のスプリング144とされて
いる。吐出弁132も同様の構成を有する。
前記リザーバ室96に接続されるとともに、吐出通路1
28を経て前記ブレーキシリンダ22,26に接続され
ている。吸入通路126の途中には、リザーバ室96か
らポンプ室118への作動液の流れを許容し、その逆向
きの流れを阻止する逆止弁である吸入弁130が設けら
れている。一方、吐出通路128の途中には、ポンプ室
118から各ブレーキシリンダ22,26への作動液の
流れを許容し、その逆向きの流れを阻止する逆止弁であ
る吐出弁132が設けられている。吸入弁130は、弾
性部材が弁子を弁座に押し付ける向きに付勢する構成と
されている。具体的には、弁子は可動部材であるボール
136とされ、弁座138は円筒状の固定部材140の
一端面に環状に形成されており、また、弾性部材は、固
定部材140に固定のリテーナ142とボール136と
の間に配設されたコイル状のスプリング144とされて
いる。吐出弁132も同様の構成を有する。
【0035】すなわち、本実施例においては、それらポ
ンプピストン112,ポンプ室118,吸入弁130,
吐出弁132等により、ポンプ76が構成されているの
である。
ンプピストン112,ポンプ室118,吸入弁130,
吐出弁132等により、ポンプ76が構成されているの
である。
【0036】したがって、このポンプ76においては、
ポンプピストン112がポンプ室118を膨張させてそ
の圧力を低下させれば、吐出弁132が閉じて吸入弁1
30のみが開き、リザーバ室96内の作動液がポンプ室
118内に吸入され、一方、ポンプピストン112がポ
ンプ室118を圧縮してその圧力を上昇させれば、吸入
弁130が閉じて吐出弁132のみが開き、ポンプ室1
18内の作動液が各ブレーキシリンダ22,26に向か
って吐出される。
ポンプピストン112がポンプ室118を膨張させてそ
の圧力を低下させれば、吐出弁132が閉じて吸入弁1
30のみが開き、リザーバ室96内の作動液がポンプ室
118内に吸入され、一方、ポンプピストン112がポ
ンプ室118を圧縮してその圧力を上昇させれば、吸入
弁130が閉じて吐出弁132のみが開き、ポンプ室1
18内の作動液が各ブレーキシリンダ22,26に向か
って吐出される。
【0037】前記吸入通路126は、円形断面で真っ直
ぐに延び、かつ、前記リザーバピストン94と同軸的に
配置されている。その吸入通路126に吸入弁制御機構
150が設けられている。吸入弁制御機構150は、円
形断面で真っ直ぐに延びる開弁部材154を有し、その
開弁部材154が吸入通路126内において軸方向に移
動可能に配置されて構成されている。開弁部材154
は、前記固定部材140に形成された貫通穴158の位
置から、吸入通路126の一部を形成する円筒穴160
の位置まで及んでおり、それら貫通穴158および円筒
穴160に円筒状の隙間を隔てて嵌合されている。開弁
部材154は、リザーバピストン94の先端面とボール
136とに同時に係合すれば、リザーバピストン94の
作動力をボール136に、それが弁座138から離間す
る向きに伝達し、ボール136を弁座138から離間さ
せる。なお、開弁部材154と貫通穴158および円筒
穴160との間に形成された円筒状の隙間は、作動液の
通路として機能する。
ぐに延び、かつ、前記リザーバピストン94と同軸的に
配置されている。その吸入通路126に吸入弁制御機構
150が設けられている。吸入弁制御機構150は、円
形断面で真っ直ぐに延びる開弁部材154を有し、その
開弁部材154が吸入通路126内において軸方向に移
動可能に配置されて構成されている。開弁部材154
は、前記固定部材140に形成された貫通穴158の位
置から、吸入通路126の一部を形成する円筒穴160
の位置まで及んでおり、それら貫通穴158および円筒
穴160に円筒状の隙間を隔てて嵌合されている。開弁
部材154は、リザーバピストン94の先端面とボール
136とに同時に係合すれば、リザーバピストン94の
作動力をボール136に、それが弁座138から離間す
る向きに伝達し、ボール136を弁座138から離間さ
せる。なお、開弁部材154と貫通穴158および円筒
穴160との間に形成された円筒状の隙間は、作動液の
通路として機能する。
【0038】図示のように、リザーバ室96内に汲み上
げるべき作動液が実質的に存在しないため、リザーバピ
ストン94が前進端位置にある状態では、開弁部材15
4がリザーバピストン94の先端面とボール136とに
同時に係合している。したがって、リザーバピストン9
4の前進力の一部が開弁部材154を経てボール136
に伝達され、そのボール136に伝達された力がスプリ
ング144の弾性力に打ち勝ってボール136を弁座1
38から十分に大きなリフト量で離間させる。すなわ
ち、吸入弁130は本来、ポンプ室118の圧力の方が
リザーバ室96の圧力より低く、かつ、それらの差圧が
スプリング144の弾性力に打ち勝った状態でのみ開く
が、本実施例においては、リザーバ室96内に汲み上げ
るべき作動液が実質的に存在しない状態では、ポンプ室
118の圧力の方がリザーバ室96の圧力より高くても
開くのである。したがって、リザーバ室96内に汲み上
げるべき作動液が実質的に存在しない状態で、前記第3
電磁弁72を励磁して開き、この状態で後輪ブレーキシ
リンダ26において真空引きを行えば、吸入弁130が
強制的に開かれているため、ポンプ室118から後輪ブ
レーキシリンダ26に向かう作動液の流れが許容され、
ポンプ室118内に存在するエアが吸入弁130を経て
後輪ブレーキシリンダ26から排出されることとなる。
げるべき作動液が実質的に存在しないため、リザーバピ
ストン94が前進端位置にある状態では、開弁部材15
4がリザーバピストン94の先端面とボール136とに
同時に係合している。したがって、リザーバピストン9
4の前進力の一部が開弁部材154を経てボール136
に伝達され、そのボール136に伝達された力がスプリ
ング144の弾性力に打ち勝ってボール136を弁座1
38から十分に大きなリフト量で離間させる。すなわ
ち、吸入弁130は本来、ポンプ室118の圧力の方が
リザーバ室96の圧力より低く、かつ、それらの差圧が
スプリング144の弾性力に打ち勝った状態でのみ開く
が、本実施例においては、リザーバ室96内に汲み上げ
るべき作動液が実質的に存在しない状態では、ポンプ室
118の圧力の方がリザーバ室96の圧力より高くても
開くのである。したがって、リザーバ室96内に汲み上
げるべき作動液が実質的に存在しない状態で、前記第3
電磁弁72を励磁して開き、この状態で後輪ブレーキシ
リンダ26において真空引きを行えば、吸入弁130が
強制的に開かれているため、ポンプ室118から後輪ブ
レーキシリンダ26に向かう作動液の流れが許容され、
ポンプ室118内に存在するエアが吸入弁130を経て
後輪ブレーキシリンダ26から排出されることとなる。
【0039】これに対し、図3に示すように、リザーバ
室96に汲み上げるべき作動液が存在するため、リザー
バピストン94が前進端位置より後退している状態で
は、開弁部材154は、スプリング144の弾性力等に
より、ボール136から離間するため、ボール136が
スプリング144の弾性力により弁座138に着座する
ことを許容される。その結果、リザーバ室96に汲み上
げるべき作動液が存在する状態では、吸入弁130が本
来の作動をし、ポンプ室118からリザーバ室96への
作動液の逆流を防止し、ポンプ76の機能実現に貢献す
る。
室96に汲み上げるべき作動液が存在するため、リザー
バピストン94が前進端位置より後退している状態で
は、開弁部材154は、スプリング144の弾性力等に
より、ボール136から離間するため、ボール136が
スプリング144の弾性力により弁座138に着座する
ことを許容される。その結果、リザーバ室96に汲み上
げるべき作動液が存在する状態では、吸入弁130が本
来の作動をし、ポンプ室118からリザーバ室96への
作動液の逆流を防止し、ポンプ76の機能実現に貢献す
る。
【0040】前記第1電磁弁30,第2電磁弁60,第
3電磁弁72およびモータはコントローラ200に接続
されている。コントローラ200はコンピュータを主体
として構成されている。それのROMにアンチロック制
御を実行するための各種プログラムが記憶されており、
CPUがRAMを利用しつつ各種プログラムを実行する
ことによりアンチロック制御を実行する。
3電磁弁72およびモータはコントローラ200に接続
されている。コントローラ200はコンピュータを主体
として構成されている。それのROMにアンチロック制
御を実行するための各種プログラムが記憶されており、
CPUがRAMを利用しつつ各種プログラムを実行する
ことによりアンチロック制御を実行する。
【0041】アンチロック制御は、車両制動時に各輪が
ロックすることを防止するための制御であり、図示しな
い速度センサにより各輪の回転速度および車体の走行速
度を監視しつつ各ブレーキシリンダ22,26の液圧を
制御する。
ロックすることを防止するための制御であり、図示しな
い速度センサにより各輪の回転速度および車体の走行速
度を監視しつつ各ブレーキシリンダ22,26の液圧を
制御する。
【0042】アンチロック制御中第1電磁弁30は閉状
態とし続けられるとともに、ポンプ76が作動し続けら
れる。したがって、アンチロック制御中、マスタシリン
ダ10とは無関係に各ブレーキシリンダ22,26のポ
ンプ76による増圧および減圧が可能となり、さらに、
運転者へのキックバックが回避される。
態とし続けられるとともに、ポンプ76が作動し続けら
れる。したがって、アンチロック制御中、マスタシリン
ダ10とは無関係に各ブレーキシリンダ22,26のポ
ンプ76による増圧および減圧が可能となり、さらに、
運転者へのキックバックが回避される。
【0043】ブレーキシリンダ22,26の増減圧は、
第2電磁弁60および第3電磁弁72を制御することに
よって行われる。第2電磁弁60と第3電磁弁72の切
換状態の組合せは、次の表に示すように4つある。
第2電磁弁60および第3電磁弁72を制御することに
よって行われる。第2電磁弁60と第3電磁弁72の切
換状態の組合せは、次の表に示すように4つある。
【0044】
【表1】
【0045】そこで、本実施例においては、第2電磁弁
60および第3電磁弁72の双方を開状態(図において
「O」で表す)とし続けることにより前輪ブレーキシリ
ンダ22の減圧および後輪ブレーキシリンダ26の減圧
が行われ、また、第2電磁弁60を開状態、第3電磁弁
72を閉状態(図において「C」で表す)とし続けるこ
とにより前輪ブレーキシリンダ22の増圧および後輪ブ
レーキシリンダ26の増圧が行われ、また、第2電磁弁
60および第3電磁弁72の双方を閉状態とし続けるこ
とにより前輪ブレーキシリンダ22の増圧および後輪ブ
レーキシリンダ26の保持が行われ、また、第2電磁弁
60を閉状態、第3電磁弁72を開状態とし続けること
により前輪ブレーキシリンダ22の増圧および後輪ブレ
ーキシリンダ26の減圧が行われる。
60および第3電磁弁72の双方を開状態(図において
「O」で表す)とし続けることにより前輪ブレーキシリ
ンダ22の減圧および後輪ブレーキシリンダ26の減圧
が行われ、また、第2電磁弁60を開状態、第3電磁弁
72を閉状態(図において「C」で表す)とし続けるこ
とにより前輪ブレーキシリンダ22の増圧および後輪ブ
レーキシリンダ26の増圧が行われ、また、第2電磁弁
60および第3電磁弁72の双方を閉状態とし続けるこ
とにより前輪ブレーキシリンダ22の増圧および後輪ブ
レーキシリンダ26の保持が行われ、また、第2電磁弁
60を閉状態、第3電磁弁72を開状態とし続けること
により前輪ブレーキシリンダ22の増圧および後輪ブレ
ーキシリンダ26の減圧が行われる。
【0046】さらに、本実施例においては、第3電磁弁
72を閉状態としたまま第2電磁弁60をデューティ制
御することにより前輪ブレーキシリンダ22の増圧勾配
および後輪ブレーキシリンダ26の増圧勾配が制御され
る。第1電磁弁30を閉状態としたまま第2電磁弁60
を開状態とすることは、ポンプ76から吐き出された作
動液が前輪ブレーキシリンダ22および後輪ブレーキシ
リンダ26の双方に供給され、前輪ブレーキシリンダ2
2も後輪ブレーキシリンダ26も緩やかに増圧されるこ
とを意味し、これに対し、第1電磁弁30を閉状態とし
たまま第2電磁弁60を閉状態とすることは、ポンプ7
6から吐き出された作動液が前輪ブレーキシリンダ22
にのみ供給され、前輪ブレーキシリンダ22が急増圧、
後輪ブレーキシリンダ26が保圧されることを意味す
る。したがって、第2電磁弁60をデューティ制御すれ
ば前輪ブレーキシリンダ22の増圧勾配も後輪ブレーキ
シリンダ26の増圧勾配も自由に制御されることとなる
のである。
72を閉状態としたまま第2電磁弁60をデューティ制
御することにより前輪ブレーキシリンダ22の増圧勾配
および後輪ブレーキシリンダ26の増圧勾配が制御され
る。第1電磁弁30を閉状態としたまま第2電磁弁60
を開状態とすることは、ポンプ76から吐き出された作
動液が前輪ブレーキシリンダ22および後輪ブレーキシ
リンダ26の双方に供給され、前輪ブレーキシリンダ2
2も後輪ブレーキシリンダ26も緩やかに増圧されるこ
とを意味し、これに対し、第1電磁弁30を閉状態とし
たまま第2電磁弁60を閉状態とすることは、ポンプ7
6から吐き出された作動液が前輪ブレーキシリンダ22
にのみ供給され、前輪ブレーキシリンダ22が急増圧、
後輪ブレーキシリンダ26が保圧されることを意味す
る。したがって、第2電磁弁60をデューティ制御すれ
ば前輪ブレーキシリンダ22の増圧勾配も後輪ブレーキ
シリンダ26の増圧勾配も自由に制御されることとなる
のである。
【0047】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、通常ブレーキ状態ではマスタシリンダ1
0、アンチロック制御状態ではポンプ76が請求項1の
発明における「圧力源」を構成し、また、前輪ブレーキ
シリンダ22および後輪ブレーキシリンダ26が「ブレ
ーキシリンダ」を構成し、また、第1電磁弁30,第2
電磁弁60および第3電磁弁72が「電磁液圧制御装
置」を構成しているのである。
においては、通常ブレーキ状態ではマスタシリンダ1
0、アンチロック制御状態ではポンプ76が請求項1の
発明における「圧力源」を構成し、また、前輪ブレーキ
シリンダ22および後輪ブレーキシリンダ26が「ブレ
ーキシリンダ」を構成し、また、第1電磁弁30,第2
電磁弁60および第3電磁弁72が「電磁液圧制御装
置」を構成しているのである。
【0048】なお、本実施例においては、吸入通路12
6の一部を形成する円筒穴160と開弁部材154との
間に存在する円筒状の隙間が作動液の通路とされていた
が、十分な流路面積を確保し、後輪ブレーキシリンダ2
6の減圧速度を十分に大きくすることが必要である場合
には、例えば、吸入通路126とは別の通路を設けてそ
の通路により、後輪ブレーキシリンダ26からリザーバ
室96に作動液が十分に大きな流量で流れることを可能
にすることが望ましい。その別の通路は例えば、開弁部
材154自体を貫通する通路としたり、図4に示すよう
に、ハウジング90に吸入通路126に並列に形成した
通路170とすることができる。
6の一部を形成する円筒穴160と開弁部材154との
間に存在する円筒状の隙間が作動液の通路とされていた
が、十分な流路面積を確保し、後輪ブレーキシリンダ2
6の減圧速度を十分に大きくすることが必要である場合
には、例えば、吸入通路126とは別の通路を設けてそ
の通路により、後輪ブレーキシリンダ26からリザーバ
室96に作動液が十分に大きな流量で流れることを可能
にすることが望ましい。その別の通路は例えば、開弁部
材154自体を貫通する通路としたり、図4に示すよう
に、ハウジング90に吸入通路126に並列に形成した
通路170とすることができる。
【0049】また、本実施例においては、開弁部材15
4とリザーバピストン94とが別体構造とされている
が、一体構造とすることも可能である。一体構造とする
場合、例えば、開弁部材154とリザーバピストン94
を合成樹脂で製造することができる。
4とリザーバピストン94とが別体構造とされている
が、一体構造とすることも可能である。一体構造とする
場合、例えば、開弁部材154とリザーバピストン94
を合成樹脂で製造することができる。
【0050】また、本実施例は、アンチロック型ブレー
キシステムに請求項1の発明を適用した場合の一例であ
るが、その他、トラクション型ブレーキシステム,車両
減速度フィードバック型ブレーキシステム,マニュアル
−電気制御二系統型ブレーキシステム等にも請求項1の
発明を適用することができる。
キシステムに請求項1の発明を適用した場合の一例であ
るが、その他、トラクション型ブレーキシステム,車両
減速度フィードバック型ブレーキシステム,マニュアル
−電気制御二系統型ブレーキシステム等にも請求項1の
発明を適用することができる。
【0051】以上、請求項1の発明を図示の実施例に基
づいて具体的に説明したが、その他にも、特許請求の範
囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の
変形,改良を施した態様で請求項1の発明を実施するこ
とができるのはもちろんである。
づいて具体的に説明したが、その他にも、特許請求の範
囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の
変形,改良を施した態様で請求項1の発明を実施するこ
とができるのはもちろんである。
【図1】請求項1の発明の一実施例であるダイヤゴナル
二系統式のアンチロック型ブレーキシステムを示す系統
図である。
二系統式のアンチロック型ブレーキシステムを示す系統
図である。
【図2】図1におけるリザーバ70およびポンプ76を
拡大して示す断面図であって、リザーバ室96が空であ
るときの状態を示す図である。
拡大して示す断面図であって、リザーバ室96が空であ
るときの状態を示す図である。
【図3】図1におけるリザーバ70およびポンプ76を
拡大して示す断面図であって、リザーバ室96が空では
ないときの状態を示す図である。
拡大して示す断面図であって、リザーバ室96が空では
ないときの状態を示す図である。
【図4】請求項1の発明の別の実施例であるダイヤゴナ
ル二系統式のアンチロック型ブレーキシステムにおける
リザーバ70およびポンプ76を拡大して示す断面図で
あって、リザーバ室96が空ではないときの状態を示す
図である。
ル二系統式のアンチロック型ブレーキシステムにおける
リザーバ70およびポンプ76を拡大して示す断面図で
あって、リザーバ室96が空ではないときの状態を示す
図である。
10 マスタシリンダ 22 前輪ブレーキシリンダ 26 後輪ブレーキシリンダ 30 第1電磁弁 60 第2電磁弁 70 リザーバ 72 第3電磁弁 76 ポンプ 94 リザーバピストン 110 ポンプピストン 118 ポンプ室 130 吸入弁 136 ボール 138 弁座 150 吸入弁制御機構 154 開弁部材 200 コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】(a) 圧力源と、(b) ブレーキシリンダと、
(c) ハウジングにリザーバピストンが摺動可能に嵌合さ
れることにより、作動液を蓄えるリザーバ室が形成さ
れ、そのリザーバピストンが弾性部材によりリザーバ室
の容積が減少する向きに付勢されているリザーバと、
(d) それら圧力源,ブレーキシリンダおよびリザーバの
間に設けられ、ブレーキシリンダの液圧を電磁的に制御
する電磁液圧制御装置であって、ブレーキシリンダをリ
ザーバに接続することによってブレーキシリンダを減圧
するものと、(e) その減圧の際にブレーキシリンダから
リザーバに排出された作動液を汲み上げ、その汲み上げ
た作動液を圧力源とブレーキシリンダとの少なくとも一
方に向かって吐出するポンプと、(f) そのポンプと前記
リザーバとの間に設けられ、弁子およびそれが着座すべ
き弁座を有し、リザーバからポンプへの作動液の流れは
許容するがその逆向きの流れは阻止する逆止弁である吸
入弁とを備えたブレーキシステムにおいて、 前記リザーバ室内に汲み上げるべき作動液が実質的に存
在しないときに前記リザーバピストンの作動力を前記吸
入弁に伝達してそれの弁子と弁座とを相対的に離間させ
る吸入弁制御機構を設けたことを特徴とするブレーキシ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038000A JPH08230642A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038000A JPH08230642A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ブレーキシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230642A true JPH08230642A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12513316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7038000A Pending JPH08230642A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | ブレーキシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08230642A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006151362A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-06-15 | Advics:Kk | 調圧リザーバおよびそれを用いた車両用ブレーキ装置 |
| US7090310B2 (en) | 2003-09-22 | 2006-08-15 | Advics Co., Ltd. | Brake devices |
| US7192099B2 (en) | 2003-07-31 | 2007-03-20 | Advics Co., Ltd. | Brake devices |
| JP2013136378A (ja) * | 2013-03-06 | 2013-07-11 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ブレーキ装置 |
| WO2015040889A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ブレーキ装置 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7038000A patent/JPH08230642A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP6019243B2 (ja) * | 2013-09-20 | 2016-11-02 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ブレーキ装置 |
| US9884613B2 (en) | 2013-09-20 | 2018-02-06 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Brake system |
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