JPH08231423A - エイズワクチン - Google Patents
エイズワクチンInfo
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- JPH08231423A JPH08231423A JP3883595A JP3883595A JPH08231423A JP H08231423 A JPH08231423 A JP H08231423A JP 3883595 A JP3883595 A JP 3883595A JP 3883595 A JP3883595 A JP 3883595A JP H08231423 A JPH08231423 A JP H08231423A
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- Japan
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- peptide
- region
- hiv
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Abstract
(57)【要約】
【目的】安全性が高く、かつ種々のHIV変異株に対し
て高い抗体価を有し、予防効果および治療効果の高いエ
イズワクチンを提供する。 【構成】HIVエンベロープのgp120のV3領域ペ
プチドとHIVの表面蛋白由来のT細胞抗原エピトープ
(CD4結合部位)からなるループ状ペプチドを、分枝
リジンオリゴマーに結合させる。ペプチド鎖により分枝
リジンオリゴマー同士を結合させることによって巨大分
子にさせる。
て高い抗体価を有し、予防効果および治療効果の高いエ
イズワクチンを提供する。 【構成】HIVエンベロープのgp120のV3領域ペ
プチドとHIVの表面蛋白由来のT細胞抗原エピトープ
(CD4結合部位)からなるループ状ペプチドを、分枝
リジンオリゴマーに結合させる。ペプチド鎖により分枝
リジンオリゴマー同士を結合させることによって巨大分
子にさせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エイズ(AIDS:Ac
quired Immune Deficiency Syndrome 後天性免疫不全症
候群)ワクチンに関する。さらに詳しくは、本発明はエ
イズウイルス(HIV)感染症に対するペプチドワクチ
ンに関する。
quired Immune Deficiency Syndrome 後天性免疫不全症
候群)ワクチンに関する。さらに詳しくは、本発明はエ
イズウイルス(HIV)感染症に対するペプチドワクチ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】レトロウイルスの一種とされるエイズウ
イルス(HIV)は、血液を媒介として、例えば感染者
との性交渉あるいは患者の血液輸血などによって感染す
る。そして感染により、血中のT細胞が破壊され、免疫
機能が著しく低下し、カポシ肉腫、ニューモシスチスカ
リニ肺炎等に罹患して死に至る。HIV感染者数は、近
年、加速度的に増加しており、特にタイ王国、アメリカ
合衆国などの諸国においては、エイズが国民の死亡原因
の上位に位置するといったような事態となっており、そ
の対処策が全世界的に極めて重要なものになっている。
このようなHIV感染に対する予防および治療法につい
ては、現在数多くの研究がなされており、HIVに対す
るワクチンの開発についてもいくつかの報告がなさてい
る。
イルス(HIV)は、血液を媒介として、例えば感染者
との性交渉あるいは患者の血液輸血などによって感染す
る。そして感染により、血中のT細胞が破壊され、免疫
機能が著しく低下し、カポシ肉腫、ニューモシスチスカ
リニ肺炎等に罹患して死に至る。HIV感染者数は、近
年、加速度的に増加しており、特にタイ王国、アメリカ
合衆国などの諸国においては、エイズが国民の死亡原因
の上位に位置するといったような事態となっており、そ
の対処策が全世界的に極めて重要なものになっている。
このようなHIV感染に対する予防および治療法につい
ては、現在数多くの研究がなされており、HIVに対す
るワクチンの開発についてもいくつかの報告がなさてい
る。
【0003】その1例として弱毒生ウイルスワクチンが
ある。これは、病原性を持つHIVに遺伝子操作を施
し、病原性を消失させたり、あるいは、HIVと共通の
抗原性を有するウイルスを免疫原として使用する方法で
ある。弱毒化したウイルスは、接種された宿主に対して
効果的に長期間持続する強い免疫原性を誘導するが、理
論的にはウイルスの病原性が残る等の危険性がともな
う。またHIVの蛋白の一部を合成したペプチドワクチ
ンも報告されている。その多くはV3領域のペプチドで
あるが、HoらはEnv領域のペプチドをKLHに結合
させてワクチンとしている。またタイプの異なるウイル
ス株のペプチド配列を組み合わせたり、高分子ペプチド
にすることによって免疫原性を高める方法が試みられて
きた。しかしながら、一般的には修飾していないペプチ
ドでは免疫原性が乏しく、強い液性,細胞性免疫を誘導
することは、かなり困難である。
ある。これは、病原性を持つHIVに遺伝子操作を施
し、病原性を消失させたり、あるいは、HIVと共通の
抗原性を有するウイルスを免疫原として使用する方法で
ある。弱毒化したウイルスは、接種された宿主に対して
効果的に長期間持続する強い免疫原性を誘導するが、理
論的にはウイルスの病原性が残る等の危険性がともな
う。またHIVの蛋白の一部を合成したペプチドワクチ
ンも報告されている。その多くはV3領域のペプチドで
あるが、HoらはEnv領域のペプチドをKLHに結合
させてワクチンとしている。またタイプの異なるウイル
ス株のペプチド配列を組み合わせたり、高分子ペプチド
にすることによって免疫原性を高める方法が試みられて
きた。しかしながら、一般的には修飾していないペプチ
ドでは免疫原性が乏しく、強い液性,細胞性免疫を誘導
することは、かなり困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来から、
エイズワクチンとして、各種の報告がなされているにも
拘わらず、安全性が高くしかも予防効果の高い決定的な
ワクチンは未だ報告されていない。従って本発明は、安
全性が高く、かつ種々のHIVの変異株に対して強い液
性,細胞性免疫を誘導することができ、予防効果の高い
エイズワクチンを提供することを目的とする。
エイズワクチンとして、各種の報告がなされているにも
拘わらず、安全性が高くしかも予防効果の高い決定的な
ワクチンは未だ報告されていない。従って本発明は、安
全性が高く、かつ種々のHIVの変異株に対して強い液
性,細胞性免疫を誘導することができ、予防効果の高い
エイズワクチンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
は、HIVのエンベロープのgp120のV3領域を含
有するワクチンであって、分枝リジンオリゴマーよりな
る核体の各分枝に、前記V3領域ペプチド、およびアミ
ノ酸またはV3領域を含まないペプチド結合させたこと
を特徴とするエイズワクチンである。
は、HIVのエンベロープのgp120のV3領域を含
有するワクチンであって、分枝リジンオリゴマーよりな
る核体の各分枝に、前記V3領域ペプチド、およびアミ
ノ酸またはV3領域を含まないペプチド結合させたこと
を特徴とするエイズワクチンである。
【0006】また本発明は、前記V3領域のペプチドの
N末端部位には、HIV表面蛋白由来のT細胞エピトー
プのペプチドあるいはCD4結合領域のペプチドが結合
されていることを特徴とする上記のエイズワクチンであ
る。
N末端部位には、HIV表面蛋白由来のT細胞エピトー
プのペプチドあるいはCD4結合領域のペプチドが結合
されていることを特徴とする上記のエイズワクチンであ
る。
【0007】また本発明は、分枝リジンオリゴマーより
なる核体の分枝に、HIV表面蛋白由来のT細胞エピト
ープのペプチドおよびV3領域ペプチドの配列からなる
ペプチド、あるいはCD4結合領域のペプチドおよびV
3領域ペプチドの配列からなるペプチドがC末端部位に
おいて結合され、かつ前記HIV表面蛋白由来のT細胞
エピトープのペプチドおよびV3領域ペプチドの配列か
らなるペプチド、あるいはCD4結合領域のペプチドお
よびV3領域ペプチドの配列からなるペプチドがループ
を形成している上記のエイズワクチンである。
なる核体の分枝に、HIV表面蛋白由来のT細胞エピト
ープのペプチドおよびV3領域ペプチドの配列からなる
ペプチド、あるいはCD4結合領域のペプチドおよびV
3領域ペプチドの配列からなるペプチドがC末端部位に
おいて結合され、かつ前記HIV表面蛋白由来のT細胞
エピトープのペプチドおよびV3領域ペプチドの配列か
らなるペプチド、あるいはCD4結合領域のペプチドお
よびV3領域ペプチドの配列からなるペプチドがループ
を形成している上記のエイズワクチンである。
【0008】また本発明は、前記V3領域のペプチドが
複数株由来のものを用いる上記のエイズワクチンであ
る。
複数株由来のものを用いる上記のエイズワクチンであ
る。
【0009】また本発明は、分枝リジンオリゴマーより
なる核体の分枝に、HIV内部蛋白質gag領域のペプ
チドがC末端部位において結合されている上記のエイズ
ワクチンである。
なる核体の分枝に、HIV内部蛋白質gag領域のペプ
チドがC末端部位において結合されている上記のエイズ
ワクチンである。
【0010】また本発明は、複数の分枝リジンオリゴマ
ーよりなる核体が、各々の核体に結合されたペプチドの
N末端同士で結合されていることを特徴とする上記のエ
イズワクチンである。
ーよりなる核体が、各々の核体に結合されたペプチドの
N末端同士で結合されていることを特徴とする上記のエ
イズワクチンである。
【0011】本発明において用いるV3領域のペプチド
とは、HIVのエンベロープタンパク質を構成する分子
量約12万の糖蛋白gp120のアミノ酸位置の303
〜322の配列の全部又は一部に対応するペプチドのこ
とである。なお、その配列は株種よってそのアミノ酸番
号が異なる場合があり多くの文献に開示されいる。例え
ばHIV−1 IIIB型、HIV−1 ThaiAお
よびHIV−1 ThaiBなどが例示でき本発明では
特に限定することなく用いることができ、また複数株由
来のものを用いて多価ワクチンとして用いても良い。
とは、HIVのエンベロープタンパク質を構成する分子
量約12万の糖蛋白gp120のアミノ酸位置の303
〜322の配列の全部又は一部に対応するペプチドのこ
とである。なお、その配列は株種よってそのアミノ酸番
号が異なる場合があり多くの文献に開示されいる。例え
ばHIV−1 IIIB型、HIV−1 ThaiAお
よびHIV−1 ThaiBなどが例示でき本発明では
特に限定することなく用いることができ、また複数株由
来のものを用いて多価ワクチンとして用いても良い。
【0012】また本発明においてV3領域のペプチド
は、上記の配列に基づき、固相合成法などの公知のペプ
チド合成方法、より好ましくは自動ペプチド合成装置と
用いた合成方法などにより得られた合成されたものを使
用することが好ましい。
は、上記の配列に基づき、固相合成法などの公知のペプ
チド合成方法、より好ましくは自動ペプチド合成装置と
用いた合成方法などにより得られた合成されたものを使
用することが好ましい。
【0013】また本発明においてV3領域のペプチド
は、その免疫性を高める目的でN末端部位にHIV表面
蛋白由来のT細胞エピトープのペプチドあるいはCD4
結合領域のペプチドを結合させても良い。HIV表面蛋
白由来のT細胞エピトープのペプチドとはHIVのエン
ベロープタンパク質を構成するgp120のアミノ酸位
置の430〜445の配列の全部又は一部に対応するペ
プチドのことである。CD4結合領域のペプチドとは、
Asn-Met-Trp-Gln-Glu-Val-Gly-Lys-Ala-Met-Tyr-Alaの
配列の全部又は一部に対応するペプチドのことである。
は、その免疫性を高める目的でN末端部位にHIV表面
蛋白由来のT細胞エピトープのペプチドあるいはCD4
結合領域のペプチドを結合させても良い。HIV表面蛋
白由来のT細胞エピトープのペプチドとはHIVのエン
ベロープタンパク質を構成するgp120のアミノ酸位
置の430〜445の配列の全部又は一部に対応するペ
プチドのことである。CD4結合領域のペプチドとは、
Asn-Met-Trp-Gln-Glu-Val-Gly-Lys-Ala-Met-Tyr-Alaの
配列の全部又は一部に対応するペプチドのことである。
【0014】さらに本発明においては、V3領域のペプ
チドのN末端部位とHIV表面蛋白由来のT細胞エピト
ープのペプチドあるいはCD4結合領域のペプチドのC
末端部位を結合させ、得られたペプチド鎖のC末端部位
を分枝リジンオリゴマーよりなる核体の各分枝に結合さ
せ、さらに得られたペプチド鎖のV3領域部位を除く部
位をループさせることにより、より高い免疫性を得るこ
とができる。
チドのN末端部位とHIV表面蛋白由来のT細胞エピト
ープのペプチドあるいはCD4結合領域のペプチドのC
末端部位を結合させ、得られたペプチド鎖のC末端部位
を分枝リジンオリゴマーよりなる核体の各分枝に結合さ
せ、さらに得られたペプチド鎖のV3領域部位を除く部
位をループさせることにより、より高い免疫性を得るこ
とができる。
【0015】また本発明においてはV3領域のペプチド
と共に、V3領域の配列を持たないペプチドを分枝リジ
ンオリゴマーよりなる核体の各分枝に結合させても良
く、例えばHIV内部蛋白質Gag領域のペプチドなど
が挙げられる。このHIV内部蛋白質Gag領域のペプ
チドはGagを構成する分子量約1万7千のタンパク質
と一部同一または類似の配列を有する不変部位ペプチド
である。
と共に、V3領域の配列を持たないペプチドを分枝リジ
ンオリゴマーよりなる核体の各分枝に結合させても良
く、例えばHIV内部蛋白質Gag領域のペプチドなど
が挙げられる。このHIV内部蛋白質Gag領域のペプ
チドはGagを構成する分子量約1万7千のタンパク質
と一部同一または類似の配列を有する不変部位ペプチド
である。
【0016】本発明において分枝リジンオリゴマーは、
8個以上、例えば15個を、リジン分子中の2つのアミ
ノ基を結合に供して複数のアミノ基末端を有するように
分枝状に合成したものであり、公知の方法により製造で
きる。なお、分枝リジンオリゴマーのアミノ基末端の数
を、より多いもの、例えば32個ないしそれ以上のもの
として分子量を大きくすることで、より高い免疫性を得
ることができる。
8個以上、例えば15個を、リジン分子中の2つのアミ
ノ基を結合に供して複数のアミノ基末端を有するように
分枝状に合成したものであり、公知の方法により製造で
きる。なお、分枝リジンオリゴマーのアミノ基末端の数
を、より多いもの、例えば32個ないしそれ以上のもの
として分子量を大きくすることで、より高い免疫性を得
ることができる。
【0017】さらに本発明においては、複数の上記のペ
プチドを結合させた分枝リジンオリゴマー同士を、互い
のペプチド同士結合させ、より分子量を大きくすること
で、さらに高い免疫性を得ることができる。この際の分
子量は8万〜12万であることが好ましい。
プチドを結合させた分枝リジンオリゴマー同士を、互い
のペプチド同士結合させ、より分子量を大きくすること
で、さらに高い免疫性を得ることができる。この際の分
子量は8万〜12万であることが好ましい。
【0018】本発明のエイズワクチンの製造方法は特に
限定されるものではなく公知の方法を用いることがで
き、例えば上述したペプチドを予め混合しPKAに結合
させることにより得られる。本発明のエイズワクチン
は、必要に応じてアジュバンド等を添加して用いても良
い。
限定されるものではなく公知の方法を用いることがで
き、例えば上述したペプチドを予め混合しPKAに結合
させることにより得られる。本発明のエイズワクチン
は、必要に応じてアジュバンド等を添加して用いても良
い。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。 (実施例1)ループ状ペプチドの合成 コモンコンセンサスPNDペプチド 図1記載の224人のHIV感染者から分離されたウイ
ルスのV3領域のアミノ酸配列を解析したアミノ酸の出
現頻度から、最も高頻度に出現する配列は、配列表の配
列番号1に示されるものであり、これをコモンコンセン
サスPNDペプチドとする。
説明する。 (実施例1)ループ状ペプチドの合成 コモンコンセンサスPNDペプチド 図1記載の224人のHIV感染者から分離されたウイ
ルスのV3領域のアミノ酸配列を解析したアミノ酸の出
現頻度から、最も高頻度に出現する配列は、配列表の配
列番号1に示されるものであり、これをコモンコンセン
サスPNDペプチドとする。
【0020】ループ状ペプチドの合成 配列表の配列番号2に示すCD4結合領域のペプチドを
用いて、アプライドバイオシステムズ(Applied Biosys
tems Inc.)製自動ペプチド合成装置よって、コモンコ
ンセンサスPNDペプチドのうちの22アミノ酸残基と
CD4結合領域のうちの13アミノ酸残基を含む37ア
ミノ酸残基からなるペプチドを合成した。合成方法を図
2に示す。合成したペプチドは、逆相カラムを用いた高
速液体クロマトグラフィーで精製した。しかしながら、
合成の途中においてはペプチドの濃度が高いため、各ペ
プチド間がS−S結合を形成しており、分子内S−S結
合(ループ状ペプチド)を形成させるためには、先ず最
初に合成したペプチドを還元する必要がある。100mg
の合成したペプチドを0.36Mの2−メルカプトエタ
ノール、8Mの尿素を含む100mlの0.05Mトリス
緩衝液(pH8.2)に溶解し、室温で一昼夜反応さ
せ、分子間S−S結合を還元させた。その後この溶液を
30倍希釈し、4℃で8Mの尿素で4時間4Mの尿素で
4時間、2Mの尿素で4時間さらに蒸留水で14時間透
析し、分子内S−S結合を形成させループ状構造を作製
した。
用いて、アプライドバイオシステムズ(Applied Biosys
tems Inc.)製自動ペプチド合成装置よって、コモンコ
ンセンサスPNDペプチドのうちの22アミノ酸残基と
CD4結合領域のうちの13アミノ酸残基を含む37ア
ミノ酸残基からなるペプチドを合成した。合成方法を図
2に示す。合成したペプチドは、逆相カラムを用いた高
速液体クロマトグラフィーで精製した。しかしながら、
合成の途中においてはペプチドの濃度が高いため、各ペ
プチド間がS−S結合を形成しており、分子内S−S結
合(ループ状ペプチド)を形成させるためには、先ず最
初に合成したペプチドを還元する必要がある。100mg
の合成したペプチドを0.36Mの2−メルカプトエタ
ノール、8Mの尿素を含む100mlの0.05Mトリス
緩衝液(pH8.2)に溶解し、室温で一昼夜反応さ
せ、分子間S−S結合を還元させた。その後この溶液を
30倍希釈し、4℃で8Mの尿素で4時間4Mの尿素で
4時間、2Mの尿素で4時間さらに蒸留水で14時間透
析し、分子内S−S結合を形成させループ状構造を作製
した。
【0021】ポリL−リジンへの重合 合成したループ状ペプチド(約4000ダルトン)をグ
ルタルアルデヒドを用いてポリL−リジン(約8000
ダルトン)にα−アミノ基同士(モル比で20:1の割
合)で結合した。すなわち40mgの再酸化したループ状
ペプチドと1mgのポリL−リジンを4mlの0.067M
のPBSに溶解後、0.2%グルタルアルデヒド4mlを
加え、4℃で一夜反応させた。さらに0.15MNaH
CO3を少量加えpH7.5に調整し、4℃で4時間反応
させた。pH7.5で反応させることで各ペプチドのα
−アミノ基が主にNH2基になっておりε−アミノ基の
NH3 +基と区別され、グルタルアルデヒドで主にα−ア
ミノ基を選択的に重合することができる。従って各ペプ
チドの抗原性は保たれることになる。その後、一夜透析
後、凍結乾燥し、これをAG1とした。同様な方法で直
鎖状ペプチドをポリL−リジンに重合させ、これをAG
2とした。
ルタルアルデヒドを用いてポリL−リジン(約8000
ダルトン)にα−アミノ基同士(モル比で20:1の割
合)で結合した。すなわち40mgの再酸化したループ状
ペプチドと1mgのポリL−リジンを4mlの0.067M
のPBSに溶解後、0.2%グルタルアルデヒド4mlを
加え、4℃で一夜反応させた。さらに0.15MNaH
CO3を少量加えpH7.5に調整し、4℃で4時間反応
させた。pH7.5で反応させることで各ペプチドのα
−アミノ基が主にNH2基になっておりε−アミノ基の
NH3 +基と区別され、グルタルアルデヒドで主にα−ア
ミノ基を選択的に重合することができる。従って各ペプ
チドの抗原性は保たれることになる。その後、一夜透析
後、凍結乾燥し、これをAG1とした。同様な方法で直
鎖状ペプチドをポリL−リジンに重合させ、これをAG
2とした。
【0022】(実施例2)AG1,AG2のウサギを用
いての免疫原性の検討 12週令のJW/CSKウサギ(12週令静岡実験動物
センター)に体重1Kg当り100μgのAG1をフロイ
ンドの不完全アジュバントとともに0,28,56,8
4,112および140日目に皮下注射した。AG2に
ついても同様な方法で接種した。42,70,98,1
26,156日目に採血を行ない、ELISAにより抗
体価を測定した。ELISAは、矢野間らの方法(「イ
ムノロジー(Immunology)」64:113−119 19
88)に従った。抗原は、配列表の配列番号3に示すコ
モンコンセンサスPNDを、また配列表の配列番号4に
示すHIV−1 IIIB株のV3領域を96穴プレー
トに5μg/100μl/wellで固相化した。ブロッキ
ングには1%BSAを200μl/wellで分注し、4
時間インキュベートした。血清の希釈系列を作製し、9
6穴プレートに分注し、37℃4時間インキュベートし
た。その後、ペルオキダーゼ標識した抗ウサギIgGを
加え1.5時間インキュベートした。O−フェニレンジ
アミンおよび0.01%H2O2含む0.1Mクエン酸緩衝
液(pH5.0)を加え発色させた。抗体価は490nm
の吸光度が0.2以上となる最大希釈倍数の逆数として
表現した。
いての免疫原性の検討 12週令のJW/CSKウサギ(12週令静岡実験動物
センター)に体重1Kg当り100μgのAG1をフロイ
ンドの不完全アジュバントとともに0,28,56,8
4,112および140日目に皮下注射した。AG2に
ついても同様な方法で接種した。42,70,98,1
26,156日目に採血を行ない、ELISAにより抗
体価を測定した。ELISAは、矢野間らの方法(「イ
ムノロジー(Immunology)」64:113−119 19
88)に従った。抗原は、配列表の配列番号3に示すコ
モンコンセンサスPNDを、また配列表の配列番号4に
示すHIV−1 IIIB株のV3領域を96穴プレー
トに5μg/100μl/wellで固相化した。ブロッキ
ングには1%BSAを200μl/wellで分注し、4
時間インキュベートした。血清の希釈系列を作製し、9
6穴プレートに分注し、37℃4時間インキュベートし
た。その後、ペルオキダーゼ標識した抗ウサギIgGを
加え1.5時間インキュベートした。O−フェニレンジ
アミンおよび0.01%H2O2含む0.1Mクエン酸緩衝
液(pH5.0)を加え発色させた。抗体価は490nm
の吸光度が0.2以上となる最大希釈倍数の逆数として
表現した。
【0023】結果を図3及び4に示す。図3はコモンコ
ンセンサスPNDペプチドを固相抗原とした場合の抗体
価の変動を示したものであり、図4は、HIV−1 I
IIB株のPNDペプチドを固相抗原とした場合の抗体
価の変動を示している。いずれの場合もAG1を接種し
て得られた血清(●)の方がAG2を接種して得られた
血清(△)よりもEnv抗原特異的抗体価が高い。
ンセンサスPNDペプチドを固相抗原とした場合の抗体
価の変動を示したものであり、図4は、HIV−1 I
IIB株のPNDペプチドを固相抗原とした場合の抗体
価の変動を示している。いずれの場合もAG1を接種し
て得られた血清(●)の方がAG2を接種して得られた
血清(△)よりもEnv抗原特異的抗体価が高い。
【0024】(実施例3)AG1,AG2を接種して得
られた抗血清を使用してのHIV特異的細胞融合阻止試
験 HIVに感染したCEM細胞を約14日培養する。その
間に細胞の大多数は死滅するが生き残った分画は安定的
に感染している。これにHIVに感染していないMOL
T−4細胞を加えると両者の一部が融合し、巨大細胞を
形成する。AG1、AG2を接種したウサギから得られ
た抗血清が、この融合を阻止するか否かをPutneyらが報
告した方法(「サイエンス(Science)」,234,1392-1395
(1986))を用いて調べた。
られた抗血清を使用してのHIV特異的細胞融合阻止試
験 HIVに感染したCEM細胞を約14日培養する。その
間に細胞の大多数は死滅するが生き残った分画は安定的
に感染している。これにHIVに感染していないMOL
T−4細胞を加えると両者の一部が融合し、巨大細胞を
形成する。AG1、AG2を接種したウサギから得られ
た抗血清が、この融合を阻止するか否かをPutneyらが報
告した方法(「サイエンス(Science)」,234,1392-1395
(1986))を用いて調べた。
【0025】HIV−1 IIIB株およびHIV−1
GUN−1株を感染させたCEM細胞0.25×106
/mlの50μlを96穴プレートに分注した。次にHI
Vに感染していないMOLT−4細胞の1.75×106
/mlの50μlを分注し、さらに段階希釈した被験血清
10μlを分注し、37℃、24時間インキュベートし
た。巨大細胞(これらの細胞は、最初に分注した細胞の
5倍以上の直径を持つ)の出現数を40倍の倒立顕微鏡
で計測した。融合阻止活性は、下記の巨大細胞の出現阻
止率の割合によって求めた。出現阻止率=(1−Nt/
Nc)×100、式中Ntは被験血清中で出現した巨大
細胞の数、Ncは対照の正常血清中で出現した巨大細胞
の数を示す。対照の被験血清はワクチンを接種していな
い正常血清を用いた。HIV−1 IIIB株のPND
ペプチドとAG1、AG2に用いたコモンコンセンサス
PNDペプチドのアミノ酸配列のホモロジーは、約72
%である。CEM細胞にHIV−1 IIIB株を感染
させた場合の融合阻止率を図5に示す。AG1を接種し
た場合を■、AG2を接種した場合を□とする。
GUN−1株を感染させたCEM細胞0.25×106
/mlの50μlを96穴プレートに分注した。次にHI
Vに感染していないMOLT−4細胞の1.75×106
/mlの50μlを分注し、さらに段階希釈した被験血清
10μlを分注し、37℃、24時間インキュベートし
た。巨大細胞(これらの細胞は、最初に分注した細胞の
5倍以上の直径を持つ)の出現数を40倍の倒立顕微鏡
で計測した。融合阻止活性は、下記の巨大細胞の出現阻
止率の割合によって求めた。出現阻止率=(1−Nt/
Nc)×100、式中Ntは被験血清中で出現した巨大
細胞の数、Ncは対照の正常血清中で出現した巨大細胞
の数を示す。対照の被験血清はワクチンを接種していな
い正常血清を用いた。HIV−1 IIIB株のPND
ペプチドとAG1、AG2に用いたコモンコンセンサス
PNDペプチドのアミノ酸配列のホモロジーは、約72
%である。CEM細胞にHIV−1 IIIB株を感染
させた場合の融合阻止率を図5に示す。AG1を接種し
た場合を■、AG2を接種した場合を□とする。
【0026】AG1を接種したウサギから得られた抗血
清では1/8希釈で81.9%,1/16希釈で67.5
%,1/32希釈で65.6%,1/64希釈で23.9
%,1/128希釈で22.3%であった。同様にAG
2を接種したウサギから得られた抗血清では、35.2
%,35.8%,35.1%,23.3%,および8.1%
であった。
清では1/8希釈で81.9%,1/16希釈で67.5
%,1/32希釈で65.6%,1/64希釈で23.9
%,1/128希釈で22.3%であった。同様にAG
2を接種したウサギから得られた抗血清では、35.2
%,35.8%,35.1%,23.3%,および8.1%
であった。
【0027】HIV−1 GUN−1は日本で分離され
た野生株でありV3領域のアミノ酸配列は配列表の配列
番号5に示す通りであり、GUN−1のPNDペプチド
とコモンコンセンサスPNDペプチドのアミノ酸配列の
ホモロジーは約80%である。CEM細胞にHIV−1
GUN−1株を感染させた場合の融合阻止率は図6に
示す通りであり、AG1を接種したウサギから得られた
抗血清(■)では1/8希釈で50%、1/16希釈で3
0%であったが、AG2を接種したウサギから得られた
抗血清(□)では融合阻止率はかなり低かった。
た野生株でありV3領域のアミノ酸配列は配列表の配列
番号5に示す通りであり、GUN−1のPNDペプチド
とコモンコンセンサスPNDペプチドのアミノ酸配列の
ホモロジーは約80%である。CEM細胞にHIV−1
GUN−1株を感染させた場合の融合阻止率は図6に
示す通りであり、AG1を接種したウサギから得られた
抗血清(■)では1/8希釈で50%、1/16希釈で3
0%であったが、AG2を接種したウサギから得られた
抗血清(□)では融合阻止率はかなり低かった。
【0028】(実施例4)ループ状ペプチドを含有し、
分枝リジンオリゴマーに結合する大分子ペプチドの合成 図7に示す構造の大分子ペプチドを合成した。ループ状
ペプチドは、実施例1に示した方法で合成した。コモン
日本PNDペプチド(Japan)およびタイ−Bペプ
チド(ThaiB)は自動ペプチド合成装置を用いてM
AP法で合成した。Gag領域ペプチドも自動ペプチド
合成装置を用いて合成した。さらに、これらのペプチド
をα−アミノ基同士でグルタルアルデヒドを用いて結合
させ大分子ペプチドを合成し、これをMCV−1とし
た。
分枝リジンオリゴマーに結合する大分子ペプチドの合成 図7に示す構造の大分子ペプチドを合成した。ループ状
ペプチドは、実施例1に示した方法で合成した。コモン
日本PNDペプチド(Japan)およびタイ−Bペプ
チド(ThaiB)は自動ペプチド合成装置を用いてM
AP法で合成した。Gag領域ペプチドも自動ペプチド
合成装置を用いて合成した。さらに、これらのペプチド
をα−アミノ基同士でグルタルアルデヒドを用いて結合
させ大分子ペプチドを合成し、これをMCV−1とし
た。
【0029】(実施例5)ウサギおよび日本ザルを用い
た免疫原性の検討 ウサギに対しては、体重1kg当たり100μgのMCV
−1をフロインドの不完全アジュバントとともに0,2
8,56,84,112および140日目に皮下注射し
た。日本ザルに対しては、体重1kg当たり100μgの
MCV−1をフロインドの不完全アジュバントとともに
0,14,28日目に皮下注射した。抗体価の測定は、
実施例2と同様な方法で行なった。抗体価の変動を図8
に示した。MCV−1はウサギ、日本ザルのいずれに対
しても、強い免疫原性を有していることが示された。
た免疫原性の検討 ウサギに対しては、体重1kg当たり100μgのMCV
−1をフロインドの不完全アジュバントとともに0,2
8,56,84,112および140日目に皮下注射し
た。日本ザルに対しては、体重1kg当たり100μgの
MCV−1をフロインドの不完全アジュバントとともに
0,14,28日目に皮下注射した。抗体価の測定は、
実施例2と同様な方法で行なった。抗体価の変動を図8
に示した。MCV−1はウサギ、日本ザルのいずれに対
しても、強い免疫原性を有していることが示された。
【0030】(実施例6)MCV−1を接種して得られ
た抗血清の抗融合効果 実施例3と同様な方法で抗融合効果を調べた。融合阻止
率は、HIV−1 IIIB株に対して、ウサギにMC
V−1を接種して得られた抗血清の1/8希釈で89.6
%,日本ザルにMCV−1を接種して得られた抗血清の
1/8希釈で89.5%であった。図9に示すようにウサ
ギ、日本ザルのいずれの抗血清についても1/512希
釈までは約50%の融合阻止率を維持していた。またS
F2株に対してもウサギの抗血清は、高いレベルの融合
阻止率を示していた。
た抗血清の抗融合効果 実施例3と同様な方法で抗融合効果を調べた。融合阻止
率は、HIV−1 IIIB株に対して、ウサギにMC
V−1を接種して得られた抗血清の1/8希釈で89.6
%,日本ザルにMCV−1を接種して得られた抗血清の
1/8希釈で89.5%であった。図9に示すようにウサ
ギ、日本ザルのいずれの抗血清についても1/512希
釈までは約50%の融合阻止率を維持していた。またS
F2株に対してもウサギの抗血清は、高いレベルの融合
阻止率を示していた。
【0031】(急性毒性)MCV−1を大量に長期間投
与しても、サル、ウサギ、モルモット、マウス等に体重
減少等の副作用は全く認めらず、極めて安全であると考
えられる。
与しても、サル、ウサギ、モルモット、マウス等に体重
減少等の副作用は全く認めらず、極めて安全であると考
えられる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により強力な
液性免疫を強く誘導することが可能である安全なエイズ
ワクチンを提供することができる。また本発明において
は複数株由来のペプチド配列を結合させることにより、
広範な株種のHIVに対して有効な予防および治療効果
が望めるものである。
液性免疫を強く誘導することが可能である安全なエイズ
ワクチンを提供することができる。また本発明において
は複数株由来のペプチド配列を結合させることにより、
広範な株種のHIVに対して有効な予防および治療効果
が望めるものである。
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:35 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Cys Thr Arg Pro Asn Asn Asn Thr Arg Lys Ser Ile His Ile Gly 1 5 10 15 Pro Gly Arg Ala Phe Tyr Thr Thr Gly Glu Ile Ile Gly Asp Ile 20 25 30 Arg Gln Ala His Cyc 35 配列番号:2 配列の長さ:16 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Lys Gln Ile Ile Asn Met Trp Gln Glu Val Gly Lys Ala Met Tyr Ala 1 5 10 15 配列番号:3 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Asn Thr Arg Lys Ser Ile His Ile Gly Pro Gly Arg Ala Phe Tyr 5 10 15 Thr Thr Gly Glu Ile Ile Gly 20 配列番号:4 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Asn Thr Arg Lys Ser Ile Arg Ilg Gln Arg Gly Pro Gly Arg Ala 5 10 15 Phe Val Thr Ile Gly Lys Ile 20 配列番号:5 配列の長さ:35 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Cys Thr Arg Pro Asn Asn Asn Thr Arg Lys Ser Ile Thr Ile Gly 5 10 15 Pro Gly Arg Ala Phe His Ala Ile Glu Lys Ile Ile Gly Asn Ile 20 25 30 Arg Gln Ala His Cys 35
【図1】 224症例により解析したエイズウイルスの
V3領域のアミノ酸配列を示す。
V3領域のアミノ酸配列を示す。
【図2】 ループ状ペプチドの合成方法を示す。
【図3】 コモンコンセンサスPNDペプチドを固相抗
原とする抗体価の変動を示す(●:AG1(ループ状抗
原)、△:AG2(線状抗原))。
原とする抗体価の変動を示す(●:AG1(ループ状抗
原)、△:AG2(線状抗原))。
【図4】 HIV−1 IIIB株のPNDペプチドを
固相抗原とする抗体価の変動を示す(●:AG1(ルー
プ状抗原)、△:AG2(線状抗原))。
固相抗原とする抗体価の変動を示す(●:AG1(ルー
プ状抗原)、△:AG2(線状抗原))。
【図5】 CEM細胞にHIV−1 IIIB株を感染
させ、各免疫血清を投与した場合の融合阻止率を示す
(■:AG1(ループ状抗原)、□:AG2(線状抗
原))。
させ、各免疫血清を投与した場合の融合阻止率を示す
(■:AG1(ループ状抗原)、□:AG2(線状抗
原))。
【図6】 CEM細胞にHIV−1 GUN−1株を感
染させ、各免疫血清を投与した場合の融合阻止率を示す
(■:AG1(ループ状抗原)、□:AG2(線状抗
原))。
染させ、各免疫血清を投与した場合の融合阻止率を示す
(■:AG1(ループ状抗原)、□:AG2(線状抗
原))。
【図7】 巨大分子の構造を示す。
【図8】 MCV−1の抗体価の変動を示す。
【図9】 MCV−1のエイズウイルス融合阻止率を示
す。
す。
Claims (6)
- 【請求項1】HIVエンベロープのgp120のV3領
域を含有するワクチンであって、分枝リジンオリゴマー
よりなる核体の各分枝に、前記V3領域ペプチド、およ
び領域を含まないペプチド結合させたことを特徴とする
エイズワクチン。 - 【請求項2】前記V3領域のペプチドのN末端部位に
は、HIV表面蛋白由来のT細胞エピトープのペプチド
あるいはCD4結合領域のペプチドが結合されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のエイズワクチン。 - 【請求項3】分枝リジンオリゴマーよりなる核体の分枝
に、HIV表面蛋白由来のT細胞エピトープのペプチド
およびV3領域ペプチドの配列からなるペプチド、ある
いはCD4結合領域のペプチドおよびV3領域ペプチド
の配列からなるペプチドがC末端部位において結合さ
れ、かつ前記HIV表面蛋白由来のT細胞エピトープの
ペプチドおよびV3領域ペプチドの配列からなるペプチ
ド、あるいはCD4結合領域のペプチドおよびV3領域
ペプチドの配列からなるペプチドがループを形成してい
ることを特徴とする請求項1乃至2に記載のエイズワク
チン。 - 【請求項4】前記V3領域のペプチドは複数株由来のも
のを用いることを特徴とする請求項1乃至3に記載のエ
イズワクチン。 - 【請求項5】分枝リジンオリゴマーよりなる核体の分枝
に、HIV内部蛋白質gag領域のペプチドがC末端部
位において結合されている請求項1乃至4に記載のエイ
ズワクチン。 - 【請求項6】複数の分枝リジンオリゴマーよりなる核体
が、各々の核体に結合されたペプチドのN末端同士で結
合されていることを特徴とする請求項1乃至5に記載の
エイズワクチン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3883595A JPH08231423A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | エイズワクチン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3883595A JPH08231423A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | エイズワクチン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231423A true JPH08231423A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12536280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3883595A Pending JPH08231423A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | エイズワクチン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08231423A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016084944A1 (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 国立大学法人 群馬大学 | 熱帯熱マラリア原虫のエノラーゼタンパク質の部分配列を用いた人工抗原とその製造方法 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP3883595A patent/JPH08231423A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016084944A1 (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 国立大学法人 群馬大学 | 熱帯熱マラリア原虫のエノラーゼタンパク質の部分配列を用いた人工抗原とその製造方法 |
| US10583184B2 (en) | 2014-11-28 | 2020-03-10 | Shigeyuki Kano | Artificial antigen produced using partial sequence of enolase protein originated from plasmodium falciparum, and method for producing same |
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