JPH0823170A - セラミック多層基板及びその製造方法 - Google Patents

セラミック多層基板及びその製造方法

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JPH0823170A
JPH0823170A JP15585194A JP15585194A JPH0823170A JP H0823170 A JPH0823170 A JP H0823170A JP 15585194 A JP15585194 A JP 15585194A JP 15585194 A JP15585194 A JP 15585194A JP H0823170 A JPH0823170 A JP H0823170A
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point conductive
conductive paste
high melting
green sheet
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JP15585194A
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Yasuhiro Sakuta
康弘 佐久田
Yasushi Araki
康 荒木
Hidetoshi Inoue
英俊 井上
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards
    • H05K3/4626Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards characterised by the insulating layers or materials
    • H05K3/4629Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards characterised by the insulating layers or materials laminating inorganic sheets comprising printed circuits, e.g. green ceramic sheets

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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はセラミック多層基板及びその製造方
法に関し、低融点で低抵抗の導電材料を含浸させた高融
点導電材料のビアに孔を残存させないことを目的とす
る。 【構成】 セラミック多層基板25は、セラミック層2
1と、このセラミック層21の厚さ方向に貫通するビア
26と、を有し、ビア26を、高融点導電材料となるW
に、このWより低い融点で、該Wより低い電気抵抗であ
る低融点低抵抗材料となるCuを含浸し、ビア26に、
セラミック層21の面方向に向かって所定の厚さを保持
して突出する突出部26aを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板に立体的な配線層
を形成するセラミック多層基板およびセラミック多層基
板の製造方法に関する。
【0002】近年、セラミック多層基板のセラミック材
料には酸化アルミニウムまたは窒化アルミニウム(Al
N)等の高い焼成温度のセラミックが、セラミック多層
基板の導電材料には、タングステン(W)またはモリブ
デン(Mo)等の高融点導電材料が使用されている。
【0003】高融点導電材料が使用される理由は、焼成
温度が1500〜1600℃または1800℃である上
記セラミック材料と、同時焼成を可能とするからであ
る。
【0004】しかしながら、W、Mo等の高融点導電材
料は、上記焼成温度より低融点導電材料である銅(C
u)、銀(Ag)、金(Au)などに比べて、電気抵抗
が高いという欠点を有している。
【0005】このため、セラミック多層基板の導電材料
には、融点を高くし、かつ、電気抵抗を低くすることが
要求されている。
【0006】
【従来の技術】従来のセラミック多層基板としては、配
線パターンの高融点導電材料の電気抵抗を低減させるた
め、同時焼成された配線パターンを多孔質化し、この配
線パターンの孔に電気抵抗の低いCuまたはAgなどを
含浸させたものが知られている(特開平4−21739
3号公報参照)。
【0007】このようなセラミック多層基板の製造方法
は、以下のようになされていた。
【0008】まず、高融点導電材料のペーストとして、
W粉末、エチルセルロースおよびテレピネオールの混合
液にテレフタル酸の粉末を混ぜたものを準備する。
【0009】次に、この高融点導電材料のペーストを用
いて、セラミック多層基板の配線パターンを印刷して焼
成を行う。
【0010】この結果、上記ペースト中に混ざっていた
テレフタル酸の粉末が昇華し、焼成後の配線パターンが
多孔質化する。
【0011】次いで、配線パターンの孔にCuを含浸さ
せる。この結果、セラミック多層基板の配線パターンの
電気抵抗を低減させるものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記配
線パターンの電気抵抗を低減させるセラミック多層基板
の製造方法を、セラミック多層基板のビアの電気抵抗の
低減化に利用すると、図10に示すように、製造された
セラミック多層基板100には、ビア101とセラミッ
ク層102との間に、テレフタル酸の粉末が昇華した孔
103が残存していた。
【0013】どのような製造過程において、孔103が
残存するのかを、以下、図11〜図16を参照して説明
する。
【0014】まず、テレフタル酸の粉末とバインダーの
エチルセルロースと溶剤のテレピネオールとのペースト
にW粉末を混ぜて高融点導電ペーストを作製する。
【0015】次に、図11に示すように、AlNグリー
ンシート107を所望の大きさに打ち抜き、ビアホール
106を形成する。このビアホール106内に上記高融
点導電ペーストを充填する。
【0016】この高融点導電ペーストの充填体104の
表裏面には、ピンホールのような穴105が形成されて
いる。この穴105を残した状態で、焼成が行われる
と、穴105から機械的クラックが発生する虞がある。
【0017】このため、穴105を埋める必要がある。
図12に示すように、高融点導電ペーストの充填体10
4の表裏面を被覆するように、高融点導電ペーストのパ
ッド108を印刷して、穴105を埋めた。
【0018】次に、図12に示すグリーンシート107
を多層に積層して、図13に示す積層体を作製した。こ
のとき、各高融点導電ペーストの充填体104および各
高融点導電ペーストのパッド107は一体化し、各ビア
ホール106内に、高融点導電ペーストのビア109が
形成される。
【0019】この積層体の一部拡大図を図14に示す。
高融点導電ペーストのビア109中には、テレフタル酸
の粉末110が混ざっている。
【0020】そして、積層の際の加圧で、高融点導電ペ
ーストのビア109の突出部109aは、各グリーンシ
ート107同士に挟まれている。この結果、高融点導電
ペーストのビア109の突出部109a中のテレフタル
酸の粉末110aが各グリーンシート107同士に押し
つぶされ、尖鋭状に形成されている。
【0021】この後、図14の積層体を窒素雰囲気中に
て脱脂し、続いて、窒素雰囲気にて焼成を行う。
【0022】焼成後のセラミック多層基板111の一部
拡大図を図15に示す。このセラミック多層基板111
の金属化したビア113中には、テレフタル酸の粉末1
10、110aが昇華した多数の孔112、112aが
形成されている。
【0023】すなわち、上記尖鋭状に形成されたテレフ
タル酸の粉末110aも昇華し、孔112aが形成され
る。
【0024】次に、ビア113上に、Cuペレットを載
せ、還元雰囲気中にて、熱処理を行う。この結果、図1
6に示すように、多数の孔111にCu112が含浸さ
れる。
【0025】しかしながら、上記尖鋭状に形成されたテ
レフタル酸の粉末109aが昇華した孔112aには、
Cuが充填され難い。
【0026】この理由は、Cuは、セラミック材料との
濡れ性が悪く、大部分の表面積がセラミック層102で
囲まれた孔112aには、Cuが含浸し難いからであ
る。
【0027】以上説明したように、図16に示す従来の
セラミック多層基板111にあっては、低融点で低抵抗
の導電材料を含浸させた高融点導電材料のビア113に
孔112aが残存して製造されると課題があった。
【0028】そして、製造されたセラミック多層基板1
11に孔112aが残存すると、その気密性が問題とな
る。
【0029】すなわち、セラミック多層基板111に電
子部品を搭載するときに、残存した孔112aから機械
的クラックが発生することがあり、セラミック多層基板
111の信頼性が損なわれてしまうものであった。
【0030】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、低融点で低抵抗の導電材料を含浸させた高融点
導電材料のビアに孔を残存させないセラミック多層基板
およびその製造方法を提供することを、その目的とす
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の発明
の構成で解決される。
【0032】請求項1の発明は、セラミック層と、この
セラミック層の厚さ方向に貫通するビアとを有するセラ
ミック多層基板において、上記ビアを、高融点導電材料
に、この高融点導電材料より低い融点で、該高融点導電
材料より低い電気抵抗である低融点低抵抗材料を含浸し
て構成し、上記ビアに、上記セラミック層の面方向に所
定の厚さを保持して突出する突出部を設ける構成とした
ことを特徴とするものである。
【0033】また、請求項2の発明は、ビアホールが形
成されたグリーンシートの該ビアホールに、該グリーン
シートの焼成中に昇華する粉末を有する高融点導電ペー
ストを充填し、高融点導電ペーストの充填体を形成する
工程と、上記グリーンシートと同時焼成が可能であり、
該グリーンシートと熱膨張係数が同等であり、上記ビア
ホールの直径より大きい孔を有し、所定厚さを有するス
ペーサを形成し、該スペーサを、上記高融点導電ペース
トの充填体を上記孔が囲むように上記グリーンシート上
に設ける工程と、上記スペーサの孔に、上記高融点導電
ペーストと同じ組成の高融点導電ペーストを充填し、高
融点導電ペーストのパッドを形成する工程と、上記グリ
ーンシートに、高融点の導電ペーストの充填体、スペー
サおよび高融点導電ペーストのパッドを形成したもの
を、複数作製し、この複数作製されたものを重ね合わせ
て、加圧しながら積層して、積層体を得る工程と、この
積層体を焼成し、上記粉末を昇華させ、高融点導電ペー
ストの充填体および高融点導電ペーストのパッドを、多
孔質となったビアに形成する工程と、この多孔質となっ
たビアに、上記高融点導電ペーストより低い融点で、該
高融点導電ペーストより低い電気抵抗である低融点低抵
抗材料を含浸させる工程と、を含む構成としたことを特
徴とするセラミック多層基板の製造方法である。
【0034】また、請求項3の発明は、上記スペーサ
を、上記グリーンシートと同じ組成のペースト、また
は、上記グリーンシートと同じ組成のグリーンシートで
構成することを特徴とするセラミック多層基板の製造方
法である。
【0035】
【作用】上述のように、請求項1の発明のセラミック多
層基板は、ビアを、高融点導電材料に、この高融点導電
材料より低い融点で、該高融点導電材料より低い電気抵
抗である低融点低抵抗材料を含浸して構成し、ビアに、
セラミック層の面方向に所定の厚さを保持して突出する
突出部を設ける構成としたので、ビアの電気抵抗を高融
点導電材料だけのものより低減し、かつ、ビアの突出部
の先端を尖鋭状とならないように作用する。
【0036】また、請求項2の発明のセラミック多層基
板の製造方法は、グリーンシートと同時焼成が可能であ
り、該グリーンシートと熱膨張係数が同等であり、ビア
ホールの直径より大きい孔を有し、所定厚さを有するス
ペーサを形成し、該スペーサを、高融点導電ペーストの
充填体を孔が囲むようにグリーンシート上に設ける工程
を含む構成とした。
【0037】このため、高融点導電ペーストのパッド
は、積層体を得る工程の際に、グリーンシート同士に挟
まれるが、スペーサが介在するので、パッド中の粉末は
グリーンシートに押しつぶされず、パッドの先端を尖鋭
状に形成しないように作用する。
【0038】また、請求項3の発明のセラミック多層基
板の製造方法は、スペーサを、グリーンシートと同じ組
成のペースト、または、グリーンシートと同じ組成のグ
リーンシートで構成するので、積層体を焼成するとき
に、一体のセラミック層となるように作用する。
【0039】
【実施例】図1に、本発明のセラミック多層基板の一実
施例の断面図を示す。
【0040】このセラミック多層基板25は、セラミッ
ク層21と、このセラミック層21の厚さ方向に貫通す
るビア26と、を有し、ビア26を、高融点導電材料と
なるWに、このWより低い融点で、該Wより低い電気抵
抗である低融点低抵抗材料となるCuを含浸し、ビア2
6に、セラミック層21の面方向に向かって所定の厚さ
を保持して突出する突出部26aを設けるものである。
【0041】以下、このセラミック多層基板の製造方法
を図2〜図8を参照して説明する。
【0042】まず、母材としての粒径が1〜2μmのA
lN粉末、焼結助剤、バインダ、可塑剤、分散剤および
溶剤を、ボールミルによって、所定時間混練して、スラ
リーとする。
【0043】次に、上記スラリーをキャリアフィルム上
に流し出し、キャリアフィルム上にAlNグリーンシー
トを成形する。この成形後、乾燥する。
【0044】乾燥したAlNグリーンシート12を所望
の大きさに打ち抜き、ビアホール13を形成する。
【0045】図示していないが、AlNグリーンシート
12上にWの印刷ペーストをスクリーン印刷によって塗
布し、配線パターンを形成する。
【0046】次いで、平均粒径が150μmのテレフタ
ル酸の粉末50gに対して、バインダーのエチルセルロ
ースを2g、溶剤のテレピネオールを30ml混合し、
ペースト状にする。
【0047】この後、3本のロールミルでミリングを行
い、テレフタル酸の粉末を20〜30μmの粒径に調整
する。
【0048】このロールミリングを行ったテレフタル酸
の粉末が入ったペーストにW粉末を混ぜて高融点導電ペ
ーストを作製する。
【0049】次に、AlNグリーンシート12のビアホ
ール13内に上記高融点導電ペーストを充填する。
【0050】乾燥後、上記キャリアフィルムを剥離す
る。このとき、高融点導電ペーストの充填体14の表面
およびその裏面にピンホールのような穴15が形成され
ている(図2参照)。
【0051】次に、図3に示すように、ビアホール13
の径の1.5〜2.0倍の径の孔16−1を有し、Al
Nグリーンシート12と同じ組成であり、スペーサとな
るAlNペーストの層16を、厚さ40〜50μmに
て、AlNグリーンシート12上に、高融点導電ペース
トの充填体14を囲むように印刷する。
【0052】次いで、図4に示すように、AlNペース
トの層16の孔16−1内に、上記高融点導電ペースト
と同じペーストを、AlNペーストの層16の厚さまで
充填し、高融点導電ペーストのパッド17を形成する。
この結果、高融点導電ペーストの充填体14の表面が被
覆され、穴15が埋められる。
【0053】次に、最下層となる第1のグリーンシート
12aの裏面に、上記高融点導電ペーストと同じペース
トを印刷し、高融点導電ペーストのビアパッド18を形
成する。
【0054】4層のグリーンシート12a、12b、1
2c、12dを順次積層し、60℃で、100kg/c
2で20分間熱圧着する。
【0055】この結果、第1のAlNグリーンシート1
2a、第1のAlNペーストの層16a、第2のAlN
グリーンシート12b、第2のAlNペーストの層16
b、第3のAlNグリーンシート12c、第3のAlN
ペーストの層16c、第4のAlNグリーンシート12
dが順次積層される。
【0056】また、高融点導電ペーストのビアパッド1
8、第1の高融点導電ペーストの充填体14a、第1の
高融点導電ペーストのパッド17a、第2の高融点導電
ペーストの充填体14b、第2の高融点導電ペーストの
パッド17b、第3の高融点導電ペーストの充填体14
c、第3の高融点導電ペーストのパッド17c、第4の
高融点導電ペーストの充填体14d、第4の高融点導電
ペーストのパッド17dが順次積層される。
【0057】この際、第1の表面の穴15a、第1の裏
面の穴15b、第2の表面の穴15c、第2の裏面の穴
15d、第3の表面の穴15e、第3の裏面の穴15
f、第4の表面の穴15gおよび第3の裏面の穴15h
が埋められている(図5参照)。
【0058】さらに、第1の高融点導電ペーストのビア
パッド18、第1の高融点導電ペーストの充填体14
a、第1の高融点導電ペーストのパッド17a、第2の
高融点導電ペーストの充填体14b、第2の高融点導電
ペーストのパッド17b、第3の高融点導電ペーストの
充填体14c、第3の高融点導電ペーストのパッド17
c、第4の高融点導電ペーストの充填体14d、第2の
高融点導電ペースト17dは、一体化し、高融点導電ペ
ーストのビア19となる(図6参照)。
【0059】そして、この高融点導電ペーストのビア1
9中には、テレフタル酸の粉末20が混ざっている。
【0060】高融点導電ペーストのビア19は、図6の
積層体の厚さ方向に貫通するビア本体部19aと、この
ビア本体部19aから所定の厚さで突出する突出部19
bとからなる。
【0061】この突出部19bは、上記積層の際に、A
lNグリーンシート12同士に挟まれるが、AlNペー
ストの層16が介在するので、突出部19b中のテレフ
タル酸の粉末20はAlNグリーンシート12に押しつ
ぶされず、突出部19bの周縁部が尖鋭状に形成されな
い。
【0062】この後、図6の積層体を窒素雰囲気中にて
600℃で脱脂(バインダ除去)を行い、続いて、窒素
雰囲気にて1800℃で焼成を行う。
【0063】この焼成によって、各AlNグリーンシー
ト12はセラミック層21となり、高融点導電ペースト
のビア19は金属化したビア26となり、図6の積層体
は図7に示すセラミック多層基板22となる。
【0064】このセラミック多層基板22のビア26中
には、テレフタル酸の粉末20が昇華した多数の孔23
が形成されている。
【0065】次に、ビア26上に、Cuペレットを載
せ、還元雰囲気中にて、1130℃で2時間の熱処理を
行う。この結果、図8に示すように、全ての孔23にC
u24が含浸される。
【0066】このように、未含浸の孔23の無いセラミ
ック多層基板25が製造され、セラミック層21内部に
は、図示しない配線層が多層に形成されている。
【0067】したがって、セラミック多層基板25は、
ビア26を、Wに、このWより低い融点で、該Wより低
い電気抵抗であるCu24を含浸して構成したので、ビ
ア26の電気抵抗をWだけの場合より、低減させること
ができる。
【0068】また、セラミック層21の面方向に向かっ
て所定の厚さを保持して突出する突出部26aをビア2
6に設ける構成としたので、突出部26aの先端を尖鋭
状にさせないことができる。
【0069】また、セラミック多層基板25の製造方法
は、AlNグリーンシート12と同時焼成が可能であ
り、該AlNグリーンシート12と熱膨張係数が同等で
あり、ビアホール13の直径より大きい孔16−1を有
し、所定厚さを有するAlNペーストの層16を形成
し、高融点導電ペーストの充填体14を孔16−1が囲
むようにグリーンシート12上に設ける工程を含む構成
とした。
【0070】このため、高融点導電ペーストのパッド1
7は、積層体を得る工程の際に、グリーンシート12同
士に挟まれるが、所定厚さのAlNペーストの層16が
介在するので、パッド17中のテレフタル酸の粉末20
はグリーンシート12に押しつぶされず、パッド17の
先端を尖鋭状に形成しないようにすることができる。
【0071】パッド17中のテレフタル酸の粉末20が
押しつぶされないので、焼成され、多孔質となったビア
26の全ての孔23に、Cu24を含浸させることがで
きる。
【0072】Cu24がビア26の全ての孔23に含浸
するため、セラミック多層基板25に電子部品を搭載す
るときに、機械的クラックが発生しない。
【0073】したがって、セラミック多層基板25の信
頼性が損なわれない。
【0074】次に、図1のセラミック多層基板25を製
造する他の方法を説明する。この他の製造方法は、図2
に示した高融点導電ペーストの充填体14が形成された
AlNグリーンシート12を作製するまでは、上記製造
方法と同じである。
【0075】このAlNグリーンシート12上に、ビア
ホール13の径の1.5〜2.0倍の径の孔31を有
し、AlNグリーンシート12と同じ組成であり、スペ
ーサとなるAlNグリーンシート30を、AlNグリー
ンシート12より薄く、高融点導電ペーストの充填体1
4を囲むように仮積層する。
【0076】この仮積層の際は、AlNグリーンシート
12とAlNグリーンシート30とが簡単に剥がれない
程度に密着させるように、低圧でもって加圧する。
【0077】次いで、AlNグリーンシート30の孔3
1内に、上記高融点導電ペーストと同じペーストを、A
lNグリーンシート30の厚さまで充填し、高融点導電
ペーストのパッド17を形成する。
【0078】この後の他の製造方法の工程は、図5〜図
8の製造方法と同じである。
【0079】なお、本実施例のセラミック多層基板の製
造方法で、高融点導電ペーストのパッド17の径、およ
び、AlNペーストの層16の厚さは、本実施例で示し
た限りではない。
【0080】AlNペーストの層16の厚さは、調整し
たテレフタル酸の粉末20の粒径より厚ければよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
ビアを、高融点導電材料に、この高融点導電材料より低
い融点で、該高融点導電材料より低い電気抵抗である低
融点低抵抗材料を含浸して構成し、ビアに、セラミック
層の面方向に所定の厚さを保持して突出する突出部を設
ける構成としたので、ビアの電気抵抗を高融点導電材料
だけのものより低減し、かつ、ビアの突出部の先端を尖
鋭状にさせないことができる。
【0082】また、請求項2の発明によれば、グリーン
シートと同時焼成が可能であり、該グリーンシートと熱
膨張係数が同等であり、ビアホールの直径より大きい孔
を有し、所定厚さを有するスペーサを形成し、該スペー
サを、高融点導電ペーストの充填体を孔が囲むようにグ
リーンシート上に設ける工程を含む構成とした。
【0083】このため、高融点導電ペーストのパッド
は、積層体を得る工程の際に、グリーンシート同士に挟
まれるが、スペーサが介在するので、パッド中の粉末は
グリーンシートに押しつぶされず、パッドの先端を尖鋭
状に形成しないようにすることができる。
【0084】パッド中の粉末が押しつぶされないので、
焼成され、多孔質となったビアの全ての孔に、低融点低
抵抗材料を含浸させることができる。
【0085】低融点低抵抗材料がビアの全ての孔に含浸
するため、セラミック多層基板に電子部品を搭載すると
きに、機械的クラックが発生しない。
【0086】したがって、セラミック多層基板の信頼性
が損なわれない。
【0087】また、請求項3の発明によれば、スペーサ
を、グリーンシートと同じ組成のペースト、または、グ
リーンシートと同じ組成のグリーンシートで構成するの
で、積層体を焼成するときに、一体のセラミック層とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るセラミック多層基板を
示す断面図である。
【図2】図1の製造を説明するための断面図(1)であ
る。
【図3】図1の製造を説明するための断面図(2)であ
る。
【図4】図1の製造を説明するための断面図(3)であ
る。
【図5】図1の製造を説明するための断面図(4)であ
る。
【図6】図1の製造を説明するための断面図(5)であ
る。
【図7】図1の製造を説明するための断面図(6)であ
る。
【図8】図1の製造を説明するための断面図(7)であ
る。
【図9】図1の他の製造を説明するための断面図であ
る。
【図10】従来のセラミック多層基板を示す断面図であ
る。
【図11】図10の製造を説明するための断面図(1)
である。
【図12】図10の製造を説明するための断面図(2)
である。
【図13】図10の製造を説明するための断面図(3)
である。
【図14】図10の製造を説明するための断面図(4)
である。
【図15】図10の製造を説明するための断面図(5)
である。
【図16】図10の製造を説明するための断面図(6)
である。
【符号の説明】
12 AlNグリーンシート 13 ビアホール 14 高融点導電ペーストの充填体 15 穴 16 AlNペーストの層 16−1 孔 17 高融点導電ペーストのパッド 18 高融点導電ペーストのビアパッド 19 高融点導電ペーストのビア 20 テレフタル酸の粉末 21 セラミック層 23 孔 24 Cu 25 セラミック多層基板 26 ビア 26a 突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック層と、 このセラミック層の厚さ方向に貫通するビアとを有する
    セラミック多層基板において、 上記ビアを、高融点導電材料に、この高融点導電材料よ
    り低い融点で、該高融点導電材料より低い電気抵抗であ
    る低融点低抵抗材料を含浸して構成し、 上記ビアに、上記セラミック層の面方向に所定の厚さを
    保持して突出する突出部を設ける構成としたことを特徴
    とするセラミック多層基板。
  2. 【請求項2】 ビアホールが形成されたグリーンシート
    の該ビアホールに、該グリーンシートの焼成中に昇華す
    る粉末を有する高融点導電ペーストを充填し、高融点導
    電ペーストの充填体を形成する工程と、 上記グリーンシートと同時焼成が可能であり、該グリー
    ンシートと熱膨張係数が同等であり、上記ビアホールの
    直径より大きい孔を有し、所定厚さを有するスペーサを
    形成し、該スペーサを、上記高融点導電ペーストの充填
    体を上記孔が囲むように上記グリーンシート上に設ける
    工程と、 上記スペーサの孔に、上記高融点導電ペーストと同じ組
    成の高融点導電ペーストを充填し、高融点導電ペースト
    のパッドを形成する工程と、 上記グリーンシートに、高融点の導電ペーストの充填
    体、スペーサおよび高融点導電ペーストのパッドを形成
    したものを、複数作製し、この複数作製されたものを重
    ね合わせて、加圧しながら積層して、積層体を得る工程
    と、 この積層体を焼成し、上記粉末を昇華させ、高融点導電
    ペーストの充填体および高融点導電ペーストのパッド
    を、多孔質となったビアに形成する工程と、 この多孔質となったビアに、上記高融点導電ペーストよ
    り低い融点で、該高融点導電ペーストより低い電気抵抗
    である低融点低抵抗材料を含浸させる工程と、を含む構
    成としたことを特徴とするセラミック多層基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 上記スペーサを、 上記グリーンシートと同じ組成のペースト、または、上
    記グリーンシートと同じ組成のグリーンシートで構成す
    ることを特徴とする請求項2記載のセラミック多層基板
    の製造方法。
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