JPH08232384A - 調湿天井装置 - Google Patents
調湿天井装置Info
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- JPH08232384A JPH08232384A JP7036542A JP3654295A JPH08232384A JP H08232384 A JPH08232384 A JP H08232384A JP 7036542 A JP7036542 A JP 7036542A JP 3654295 A JP3654295 A JP 3654295A JP H08232384 A JPH08232384 A JP H08232384A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Ventilation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 室内から小屋裏側へ通気する通気層を設ける
簡単な構成であって、ランニングコストを要せずに、室
内の湿度変化を緩和できるとともに、壁面への結露発生
が少ない調湿天井装置の提供。 【構成】 吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿
パネルを天井材1とし、この天井材1と天井下地材2と
の間に室内から小屋裏15側に連通する通気層3を設ける
とともに、換気口16を小屋裏に15に設けている。
簡単な構成であって、ランニングコストを要せずに、室
内の湿度変化を緩和できるとともに、壁面への結露発生
が少ない調湿天井装置の提供。 【構成】 吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿
パネルを天井材1とし、この天井材1と天井下地材2と
の間に室内から小屋裏15側に連通する通気層3を設ける
とともに、換気口16を小屋裏に15に設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は調湿天井装置に関し、詳
しくは、吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿パ
ネルを天井材として、室内空気を調湿する調湿天井装置
に関する。
しくは、吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿パ
ネルを天井材として、室内空気を調湿する調湿天井装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅用サッシの普及にともなって
住宅の気密化が進み、暖冷房効率が向上して省エネルギ
ー化が図られている。しかし、一般的な住宅では、夜間
に暖房装置の運転を停止するため、このような高気密性
の住宅にあっては、特に、温度の低い北向きの部屋の壁
面に結露が発生しやすくなっている。
住宅の気密化が進み、暖冷房効率が向上して省エネルギ
ー化が図られている。しかし、一般的な住宅では、夜間
に暖房装置の運転を停止するため、このような高気密性
の住宅にあっては、特に、温度の低い北向きの部屋の壁
面に結露が発生しやすくなっている。
【0003】このような結露を防止するには、ダクト空
調システムなどによって、全室空調を常時行うことが考
えられる。しかしながら、このように全室空調を行うこ
とは、ランニングコストがかさむとともに、設備も高価
であって、比較的温暖な地域にあっては、採用し難いも
のである。
調システムなどによって、全室空調を常時行うことが考
えられる。しかしながら、このように全室空調を行うこ
とは、ランニングコストがかさむとともに、設備も高価
であって、比較的温暖な地域にあっては、採用し難いも
のである。
【0004】また、特開平5−340004号公報に
は、図9に示すような調湿性を有する内部構造が開示さ
れている。この構造は、調湿パネル30裏面側に空気を流
通させて、調湿パネル30の室内側である表面側30a から
吸収した水分が裏面側30b から蒸発するように構成され
ている。したがって、裏面側30b に流通させる空気の湿
度に対応させて、室内の空気を調湿するのに適した構造
になっている。
は、図9に示すような調湿性を有する内部構造が開示さ
れている。この構造は、調湿パネル30裏面側に空気を流
通させて、調湿パネル30の室内側である表面側30a から
吸収した水分が裏面側30b から蒸発するように構成され
ている。したがって、裏面側30b に流通させる空気の湿
度に対応させて、室内の空気を調湿するのに適した構造
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、裏面側30b に流通させる空気である
外気の湿度に対応して、室内側30a の湿度調整がなされ
るので、常に外気の湿度をセンシングしながら運転する
ものであって、複雑な制御を必要とするものである。
従来例にあっては、裏面側30b に流通させる空気である
外気の湿度に対応して、室内側30a の湿度調整がなされ
るので、常に外気の湿度をセンシングしながら運転する
ものであって、複雑な制御を必要とするものである。
【0006】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、室内から小屋
裏側へ通気する通気層を設ける簡単な構成であって、ラ
ンニングコストを要せずに、室内の湿度変化を緩和でき
るとともに、壁面への結露発生が少ない調湿天井装置の
提供にある。
ためになされたものであり、その目的は、室内から小屋
裏側へ通気する通気層を設ける簡単な構成であって、ラ
ンニングコストを要せずに、室内の湿度変化を緩和でき
るとともに、壁面への結露発生が少ない調湿天井装置の
提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維
質の調湿パネルを天井材1とし、この天井材1と天井下
地材2との間に室内から小屋裏15側に連通する通気層3
を設けるとともに、換気口16を小屋裏に15に設けて成る
ことを特徴として構成している。
項1記載の発明は、吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維
質の調湿パネルを天井材1とし、この天井材1と天井下
地材2との間に室内から小屋裏15側に連通する通気層3
を設けるとともに、換気口16を小屋裏に15に設けて成る
ことを特徴として構成している。
【0008】なお、吸放湿性フィラーとしては、塩化カ
ルシウムまたは塩化リチウムなどの金属塩化物と水溶性
の高分子とを重合させたものなどであって、雰囲気の相
対湿度が高くなるほど平衡含水量が大きく増大するもの
を用いている。また、調湿パネルとしては、セメント、
石膏またはロックウールなどを主成分とし、前記の吸放
湿性フィラーを含有させて形成した多孔質の無機質繊維
板を用いている。
ルシウムまたは塩化リチウムなどの金属塩化物と水溶性
の高分子とを重合させたものなどであって、雰囲気の相
対湿度が高くなるほど平衡含水量が大きく増大するもの
を用いている。また、調湿パネルとしては、セメント、
石膏またはロックウールなどを主成分とし、前記の吸放
湿性フィラーを含有させて形成した多孔質の無機質繊維
板を用いている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、天井材1端部側に通気流入口4を設けると
ともに、天井下地材2の中央部に通気排出口5を設けて
成ることを特徴として構成している。
明において、天井材1端部側に通気流入口4を設けると
ともに、天井下地材2の中央部に通気排出口5を設けて
成ることを特徴として構成している。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1ないし2
のいずれかに記載の発明において、通気排出口5に排気
ファン6を設けて成ることを特徴として構成している。
のいずれかに記載の発明において、通気排出口5に排気
ファン6を設けて成ることを特徴として構成している。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の発明において、通気流入口4を天井
材1外周に沿う位置に周設して成ることを特徴として構
成している。
のいずれかに記載の発明において、通気流入口4を天井
材1外周に沿う位置に周設して成ることを特徴として構
成している。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、壁面との間に隙間を有せしめて天井材1外
周に回り縁7を設け、この回り縁7の壁面に面した面7a
に通気流入口4となる開口を並設して成ることを特徴と
して構成している。
明において、壁面との間に隙間を有せしめて天井材1外
周に回り縁7を設け、この回り縁7の壁面に面した面7a
に通気流入口4となる開口を並設して成ることを特徴と
して構成している。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、吸放湿性フィラーを
含む多孔性繊維質の調湿パネルを天井材1としている。
この天井材1によって、室内の空気の湿度が高湿度側に
変化した場合、この天井材1が平衡含水量に達するまで
空気中の水分を吸収する。また、低湿度側に変化した場
合、この天井材1は平衡含水量に達するまで、空気中に
この天井材1が含水している水分を放出する。したがっ
て、室内空気の湿度変化がこの天井材1の吸放湿によっ
て緩和される。
含む多孔性繊維質の調湿パネルを天井材1としている。
この天井材1によって、室内の空気の湿度が高湿度側に
変化した場合、この天井材1が平衡含水量に達するまで
空気中の水分を吸収する。また、低湿度側に変化した場
合、この天井材1は平衡含水量に達するまで、空気中に
この天井材1が含水している水分を放出する。したがっ
て、室内空気の湿度変化がこの天井材1の吸放湿によっ
て緩和される。
【0014】また、小屋裏15側へ通気する通気層3によ
って、室内の暖められた空気は小屋裏15に流れて換気口
16より屋外に排出され自然換気されている。このとき室
内への空気の流入は、給気口21およびその他の隙間など
を通して行われる。この換気量は室内の空気が暖められ
るほど大きくなる。
って、室内の暖められた空気は小屋裏15に流れて換気口
16より屋外に排出され自然換気されている。このとき室
内への空気の流入は、給気口21およびその他の隙間など
を通して行われる。この換気量は室内の空気が暖められ
るほど大きくなる。
【0015】請求項2記載の発明では、天井材1端部側
の通気流入口4に、室内の壁面側の比較的低温の空気が
流入し、部屋の中央部の暖められた空気は排出されにく
くなっている。そして、この空気は壁面に沿って通気流
入口4に流入するので、この通気流入口4側の壁面に結
露が発生しにくくなっている。
の通気流入口4に、室内の壁面側の比較的低温の空気が
流入し、部屋の中央部の暖められた空気は排出されにく
くなっている。そして、この空気は壁面に沿って通気流
入口4に流入するので、この通気流入口4側の壁面に結
露が発生しにくくなっている。
【0016】また、通気排出口5は天井下地材2の中央
部の一か所にのみ開口させて形成することができるの
で、形成容易なものになっている。
部の一か所にのみ開口させて形成することができるの
で、形成容易なものになっている。
【0017】請求項3記載の発明では、排気ファン6を
運転することによって、室内空気を強制排気することが
できる。
運転することによって、室内空気を強制排気することが
できる。
【0018】請求項4記載の発明では、通気流入口4が
天井材1外周に沿う位置に周設され、部屋の壁面全周囲
に渡って室内の壁面側の空気が流入し、この通気流入口
4側の壁面に結露が発生しにくくなっている。そして、
天井材1の周囲から天井下地材2の中央部に至る通気層
3内の最短距離をスムーズに流れることができる。
天井材1外周に沿う位置に周設され、部屋の壁面全周囲
に渡って室内の壁面側の空気が流入し、この通気流入口
4側の壁面に結露が発生しにくくなっている。そして、
天井材1の周囲から天井下地材2の中央部に至る通気層
3内の最短距離をスムーズに流れることができる。
【0019】請求項5記載の発明では、通気流入口4と
なる開口は、回り縁7の壁面に面した面7aに並設されて
目立ちにくく、また、奥まった位置になっている。
なる開口は、回り縁7の壁面に面した面7aに並設されて
目立ちにくく、また、奥まった位置になっている。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を以下に添付図を参照して
説明する。
説明する。
【0021】実施例1を図1ないし図5に基づいて以下
に説明する。図1はこの実施例の調湿天井装置を施工し
た住宅の概略断面図を示し、図2は同調湿天井装置の天
井材1の平衡含水量と相対湿度との関係を示すグラフ図
である。また、図3に示す斜視図、図4に示す斜視図お
よび図5に示す断面図は、それぞれ同調湿天井装置の要
部を示したものである。
に説明する。図1はこの実施例の調湿天井装置を施工し
た住宅の概略断面図を示し、図2は同調湿天井装置の天
井材1の平衡含水量と相対湿度との関係を示すグラフ図
である。また、図3に示す斜視図、図4に示す斜視図お
よび図5に示す断面図は、それぞれ同調湿天井装置の要
部を示したものである。
【0022】図1に示す住宅の調湿天井装置について以
下に説明する。この住宅は一階10および二階11に同様の
調湿天井装置をそれぞれ設けているものである。
下に説明する。この住宅は一階10および二階11に同様の
調湿天井装置をそれぞれ設けているものである。
【0023】この図において、1は天井材であって、吸
放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿パネルを用い
ている。この天井材1は、塩化カルシウムなどの金属塩
化物と水溶性の高分子とを重合させたものを吸放湿性フ
ィラーとし、このような吸放湿性フィラーを含有させて
形成した成形体を用いている。この成形体はセメント、
石膏またはロックウールなどを主成分とした無機質繊維
板として形成されるとよいものである。また、天井材1
端部側に通気流入口4を設けるとともに、天井下地材2
の中央部に通気排出口5を設けて、この天井材1と天井
下地材2との間に室内から小屋裏15側に連通する通気層
3を形成している。また、小屋裏15には換気口16が形成
され屋外に連通している。このような通気層3によっ
て、暖められた空気が上昇して自然換気がおこなわれ
る。
放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿パネルを用い
ている。この天井材1は、塩化カルシウムなどの金属塩
化物と水溶性の高分子とを重合させたものを吸放湿性フ
ィラーとし、このような吸放湿性フィラーを含有させて
形成した成形体を用いている。この成形体はセメント、
石膏またはロックウールなどを主成分とした無機質繊維
板として形成されるとよいものである。また、天井材1
端部側に通気流入口4を設けるとともに、天井下地材2
の中央部に通気排出口5を設けて、この天井材1と天井
下地材2との間に室内から小屋裏15側に連通する通気層
3を形成している。また、小屋裏15には換気口16が形成
され屋外に連通している。このような通気層3によっ
て、暖められた空気が上昇して自然換気がおこなわれ
る。
【0024】なお、この図の住宅においては、換気ユニ
ット20が二階11の部屋の床面に設けられ、この換気ユニ
ット20の排気口20a の設けられる側と反対側の外壁に設
けられた給気口21より外気を取り入れて、換気するよう
になっている。この換気ユニット20による換気は、小屋
裏15側への自然換気もなされるような小風量で行われ、
全体の換気回数が0.3 回/時程度になるように設計され
ている。このような換気回数によって、室内で発生した
炭酸ガスや汚染物質が屋外に排出され室内空気が快適に
保たれるものである。
ット20が二階11の部屋の床面に設けられ、この換気ユニ
ット20の排気口20a の設けられる側と反対側の外壁に設
けられた給気口21より外気を取り入れて、換気するよう
になっている。この換気ユニット20による換気は、小屋
裏15側への自然換気もなされるような小風量で行われ、
全体の換気回数が0.3 回/時程度になるように設計され
ている。このような換気回数によって、室内で発生した
炭酸ガスや汚染物質が屋外に排出され室内空気が快適に
保たれるものである。
【0025】図2はこの実施例の天井材1の吸放湿特性
を示し、この図において、横軸はこの天井材1の接する
雰囲気の相対湿度を示し、縦軸は平衡含水量を示してい
る。この図は25℃における水分の吸着等温線を示し、た
とえば、40%の相対湿度の雰囲気にある場合には約30g/
m2の平衡含水量であるが、90%の相対湿度の雰囲気にあ
る場合には約110g/m2 の平衡含水量となっている。つま
り、雰囲気の相対湿度が40%から90%に変化した場合に
は、平衡含水量の差である約80g/m2の水分を吸収できる
ことを示し、この平衡含水量に達するまで水分を吸収し
て雰囲気の湿度の上昇を緩和しようとする働きをする。
また、逆に湿度が低下した場合には、天井材1自身が水
分を放出して、湿度の低下を防止する働きをするのであ
る。このような水分の吸放出は、比較的速やかに天井材
1表面にて、平衡含水量に達するまで行われる。
を示し、この図において、横軸はこの天井材1の接する
雰囲気の相対湿度を示し、縦軸は平衡含水量を示してい
る。この図は25℃における水分の吸着等温線を示し、た
とえば、40%の相対湿度の雰囲気にある場合には約30g/
m2の平衡含水量であるが、90%の相対湿度の雰囲気にあ
る場合には約110g/m2 の平衡含水量となっている。つま
り、雰囲気の相対湿度が40%から90%に変化した場合に
は、平衡含水量の差である約80g/m2の水分を吸収できる
ことを示し、この平衡含水量に達するまで水分を吸収し
て雰囲気の湿度の上昇を緩和しようとする働きをする。
また、逆に湿度が低下した場合には、天井材1自身が水
分を放出して、湿度の低下を防止する働きをするのであ
る。このような水分の吸放出は、比較的速やかに天井材
1表面にて、平衡含水量に達するまで行われる。
【0026】したがって、以上のような天井調湿装置に
よれば、夜間に暖房装置を停止させた場合に、室内の雰
囲気が冷えて湿度が高くなっても、この湿度変化が緩和
されるので、低温度の外気によって冷やされた壁面など
に結露することが防止される。また、逆に暖められて室
内が乾燥した場合にも、天井材1が吸収している水分を
放出して湿度変化が緩和され、室内が快適に保たれるの
である。
よれば、夜間に暖房装置を停止させた場合に、室内の雰
囲気が冷えて湿度が高くなっても、この湿度変化が緩和
されるので、低温度の外気によって冷やされた壁面など
に結露することが防止される。また、逆に暖められて室
内が乾燥した場合にも、天井材1が吸収している水分を
放出して湿度変化が緩和され、室内が快適に保たれるの
である。
【0027】また、室内の暖められた空気は上昇し、通
気層3を通して自然換気されるが、暖められて高温にな
るほど換気量も増えるので、自然換気によっても多湿の
空気が排気され、室内に低湿度の外気が流入して低湿度
の方向に維持される。この自然換気は特に冬期に室内を
暖房する場合によく行われる。そして、天井材1端部側
の通気流入口2によって、部屋の中央部と比べて比較的
冷たい壁面側の空気を、部屋の壁面を沿わせて流入させ
ることができる。このため、部屋の暖房効果を損ねにく
い上に、この通気流入口2へ空気の流入する側の壁面に
結露が特に発生しにくくなっている。
気層3を通して自然換気されるが、暖められて高温にな
るほど換気量も増えるので、自然換気によっても多湿の
空気が排気され、室内に低湿度の外気が流入して低湿度
の方向に維持される。この自然換気は特に冬期に室内を
暖房する場合によく行われる。そして、天井材1端部側
の通気流入口2によって、部屋の中央部と比べて比較的
冷たい壁面側の空気を、部屋の壁面を沿わせて流入させ
ることができる。このため、部屋の暖房効果を損ねにく
い上に、この通気流入口2へ空気の流入する側の壁面に
結露が特に発生しにくくなっている。
【0028】その上、この調湿天井装置は、室内から小
屋裏15側へ連通する通気層3を設ける簡単な構成であっ
て、ランニングコストをかけずに、上記のように室内の
湿度変化を緩和できるものである点で優れたものであ
る。
屋裏15側へ連通する通気層3を設ける簡単な構成であっ
て、ランニングコストをかけずに、上記のように室内の
湿度変化を緩和できるものである点で優れたものであ
る。
【0029】以下に、図3ないし図5に基づいて、この
調湿天井装置をさらに詳しく説明する。
調湿天井装置をさらに詳しく説明する。
【0030】図3はこの調湿天井装置の構成を示す斜視
図である。この図に示すように、この調湿天井装置は、
野縁受け13下方に配される野縁12の下面に天井下地材2
を貼着している。そして、この天井下地材2の下方に天
井材1を貼着し、この天井材1と天井下地材2との隙間
を通気層3として構成されている。
図である。この図に示すように、この調湿天井装置は、
野縁受け13下方に配される野縁12の下面に天井下地材2
を貼着している。そして、この天井下地材2の下方に天
井材1を貼着し、この天井材1と天井下地材2との隙間
を通気層3として構成されている。
【0031】図4はこの天井材1の下地材2への貼着面
側から見た斜視図である。この図に示すように、この貼
着面には矩形の突出部1aが等間隔に形成され、この突出
部1aの隙間が縦横に走る溝1bとなっている。そして、天
井材1が下地材2に貼着されたとき、この溝1bの部分が
通気層3となるのである。
側から見た斜視図である。この図に示すように、この貼
着面には矩形の突出部1aが等間隔に形成され、この突出
部1aの隙間が縦横に走る溝1bとなっている。そして、天
井材1が下地材2に貼着されたとき、この溝1bの部分が
通気層3となるのである。
【0032】図5は以上のように形成される調湿天井装
置の断面図を示し、一部破断して壁14側の部分と部屋の
中央側の部分とを示している。
置の断面図を示し、一部破断して壁14側の部分と部屋の
中央側の部分とを示している。
【0033】この図に示すように、壁14は縦胴縁14a に
取り付けられた横胴縁14b に壁材14c が貼着されて形成
されている。そして、壁材14c の上端部に天井下地材2
の端部を当接させるとともに、天井材1の端部は壁14か
ら通気流入口4となる隙間を開けて天井下地材2に貼着
されている。したがって、この通気流入口4は、天井材
1外周に沿う位置に周設され、部屋の壁14全周囲に渡っ
て壁14の面にそって空気が流入し、結露が発生しにくく
なっている。
取り付けられた横胴縁14b に壁材14c が貼着されて形成
されている。そして、壁材14c の上端部に天井下地材2
の端部を当接させるとともに、天井材1の端部は壁14か
ら通気流入口4となる隙間を開けて天井下地材2に貼着
されている。したがって、この通気流入口4は、天井材
1外周に沿う位置に周設され、部屋の壁14全周囲に渡っ
て壁14の面にそって空気が流入し、結露が発生しにくく
なっている。
【0034】また、部屋の中央部に相当する位置の天井
下地材2に、通気排出口5となる開口が形成され、小屋
裏15側に連通している。したがって、通気層3に流入す
る空気は、通気層3の外周部から中央部に向かって、通
気排出口5にスムーズに流れることができるので、小屋
裏15への自然換気が効率よく行われる。
下地材2に、通気排出口5となる開口が形成され、小屋
裏15側に連通している。したがって、通気層3に流入す
る空気は、通気層3の外周部から中央部に向かって、通
気排出口5にスムーズに流れることができるので、小屋
裏15への自然換気が効率よく行われる。
【0035】実施例2を以下に図6ないし図8に基づい
て説明する。図6はこの実施例の調湿天井装置を施工し
た住宅の概略断面図を示し、図7はこの調湿天井装置の
断面図であって、一部破断して壁14側の部分と部屋の中
央の部分とを示したものである。また、図8に示す斜視
図はこの調湿天井装置の回り縁7を取り出して示したも
のである。
て説明する。図6はこの実施例の調湿天井装置を施工し
た住宅の概略断面図を示し、図7はこの調湿天井装置の
断面図であって、一部破断して壁14側の部分と部屋の中
央の部分とを示したものである。また、図8に示す斜視
図はこの調湿天井装置の回り縁7を取り出して示したも
のである。
【0036】図6または図7に示すように、この実施例
は、実施例1において、通気排出口5に排気ファン6を
設けるとともに、天井材1外周に回り縁7を設けている
ものである。
は、実施例1において、通気排出口5に排気ファン6を
設けるとともに、天井材1外周に回り縁7を設けている
ものである。
【0037】上記の排気ファン6の運転制御は、室内に
設けられた湿度センサ17によって行われ、室内の相対湿
度が約80%に上昇したときに運転を開始し、約60%に低
下したときに運転を停止するように制御される。したが
って、天井材1による調湿が飽和に達して相対湿度が約
80%になったときに運転を開始し、室内空気を強制排気
するとともに新鮮な外気を室内に導入することができる
ものである。つまり、天井材1の調湿能力を越えて部屋
の湿度が上がった場合にのみ働くので、室内空気の排出
による空調のエネルギーロスを最小限に抑えることがで
きるものである。そおの上、この排気ファン6のメンテ
ナンスは、室内側から天井材1を取り外すことによって
容易に行うことができるものである。
設けられた湿度センサ17によって行われ、室内の相対湿
度が約80%に上昇したときに運転を開始し、約60%に低
下したときに運転を停止するように制御される。したが
って、天井材1による調湿が飽和に達して相対湿度が約
80%になったときに運転を開始し、室内空気を強制排気
するとともに新鮮な外気を室内に導入することができる
ものである。つまり、天井材1の調湿能力を越えて部屋
の湿度が上がった場合にのみ働くので、室内空気の排出
による空調のエネルギーロスを最小限に抑えることがで
きるものである。そおの上、この排気ファン6のメンテ
ナンスは、室内側から天井材1を取り外すことによって
容易に行うことができるものである。
【0038】また、回り縁7は、壁面との間に隙間を有
せしめて天井材1外周に設けられており、この回り縁7
の壁面に面した面7aに通気流入口4となる開口4aを並設
しているものである。
せしめて天井材1外周に設けられており、この回り縁7
の壁面に面した面7aに通気流入口4となる開口4aを並設
しているものである。
【0039】図8は、この回り縁7を取り出して示した
ものである。この図に示すように、この回り縁7はレー
ル状のものであって、開口4aを有する垂直片の中間位置
と下端とより、上水平片4cと下水平片とをそれぞれ延設
し、下水平片先端を上方に折り曲げて立設し、垂直突片
4bを形成し、この垂直突片4b先端と上水平片4cとの間に
天井材1端部を挟み込んで、天井材1をしっかり保持す
るように形成されている。また、垂直片上端の水平突片
4d先端が壁4の表面に当接して、しっかりと固定される
ものである。
ものである。この図に示すように、この回り縁7はレー
ル状のものであって、開口4aを有する垂直片の中間位置
と下端とより、上水平片4cと下水平片とをそれぞれ延設
し、下水平片先端を上方に折り曲げて立設し、垂直突片
4bを形成し、この垂直突片4b先端と上水平片4cとの間に
天井材1端部を挟み込んで、天井材1をしっかり保持す
るように形成されている。また、垂直片上端の水平突片
4d先端が壁4の表面に当接して、しっかりと固定される
ものである。
【0040】したがって、上記のように形成される回り
縁7は、通気流入口4となる開口4aが、回り縁7の壁面
に面した面に並設されて目立ちにくく、外観のよいもの
になっている。その上、この開口4aは奥まった位置なの
で、室内と通気層3側とが比較的よく遮断され、換気フ
ァン6などの騒音が洩れにくくなっている。
縁7は、通気流入口4となる開口4aが、回り縁7の壁面
に面した面に並設されて目立ちにくく、外観のよいもの
になっている。その上、この開口4aは奥まった位置なの
で、室内と通気層3側とが比較的よく遮断され、換気フ
ァン6などの騒音が洩れにくくなっている。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、天井材とし
て、吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿パネル
を用いることによって、室内の空気の湿度が高湿度側ま
たは低湿度側に変化しても、この湿度変化を吸収して緩
和することができる。したがって、夜間に暖房装置を停
止させた場合に冷えて湿度が高くなり、壁面などに結露
することを防止できる。
て、吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の調湿パネル
を用いることによって、室内の空気の湿度が高湿度側ま
たは低湿度側に変化しても、この湿度変化を吸収して緩
和することができる。したがって、夜間に暖房装置を停
止させた場合に冷えて湿度が高くなり、壁面などに結露
することを防止できる。
【0042】さらに、通気層による自然換気が行われる
ので、室内の空気が清浄に保たれるものである。また、
室内の暖められた空気は暖められて高温になるほど換気
量も増えるので、自然換気によっても多湿の空気が排気
されて室内が低湿度の方向に維持される。
ので、室内の空気が清浄に保たれるものである。また、
室内の暖められた空気は暖められて高温になるほど換気
量も増えるので、自然換気によっても多湿の空気が排気
されて室内が低湿度の方向に維持される。
【0043】その上、この調湿天井装置は、室内から小
屋裏側に連通する通気層を設ける簡単な構成であって、
ランニングコストをかけずに、上記のように室内の湿度
変化を緩和できるものである。
屋裏側に連通する通気層を設ける簡単な構成であって、
ランニングコストをかけずに、上記のように室内の湿度
変化を緩和できるものである。
【0044】請求項2記載の発明では、天井材端部側の
通気流入口によって、部屋の壁面を沿わせて壁面側の比
較的冷たい空気を通気層に流入させることができ、部屋
の暖房効果を損ねにくいものであるとともに、この空気
の流入する側の壁面に結露が特に発生しにくくなってい
る。
通気流入口によって、部屋の壁面を沿わせて壁面側の比
較的冷たい空気を通気層に流入させることができ、部屋
の暖房効果を損ねにくいものであるとともに、この空気
の流入する側の壁面に結露が特に発生しにくくなってい
る。
【0045】請求項3記載の発明では、排気ファンを運
転することによって、室内空気を強制排気することがで
き、天井材の調湿能力を越えて部屋の湿度が上がった場
合にも対応できる。
転することによって、室内空気を強制排気することがで
き、天井材の調湿能力を越えて部屋の湿度が上がった場
合にも対応できる。
【0046】請求項4記載の発明では、天井材外周に沿
う位置に周設された通気流入口によって、部屋の壁面全
周囲に渡って結露が発生しにくくなっている。また、通
気層に流入する空気は、中央部の通気排出口にスムーズ
に流れることができるので、小屋裏への自然換気が効率
的に行われる。
う位置に周設された通気流入口によって、部屋の壁面全
周囲に渡って結露が発生しにくくなっている。また、通
気層に流入する空気は、中央部の通気排出口にスムーズ
に流れることができるので、小屋裏への自然換気が効率
的に行われる。
【0047】請求項5記載の発明では、通気流入口とな
る開口は、回り縁の壁面に面した面に並設されて目立ち
にくく、外観がよくなっているとともに、奥まった位置
なので室内と通気層側が比較的よく遮断され、換気ファ
ンなどの騒音が洩れにくくなっている。
る開口は、回り縁の壁面に面した面に並設されて目立ち
にくく、外観がよくなっているとともに、奥まった位置
なので室内と通気層側が比較的よく遮断され、換気ファ
ンなどの騒音が洩れにくくなっている。
【図1】本発明の実施例1における調湿天井装置を施工
した住宅の概略断面図である。
した住宅の概略断面図である。
【図2】同上調湿天井装置の調湿パネルである天井材の
平衡含水量と相対湿度との関係を示すグラフ図である。
平衡含水量と相対湿度との関係を示すグラフ図である。
【図3】同上調湿天井装置の要部を示す斜視図である。
【図4】同上調湿天井装置の要部を示す斜視図である。
【図5】同上調湿天井装置の要部を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例2における調湿天井装置を施工
した住宅の概略断面図である。
した住宅の概略断面図である。
【図7】同上調湿天井装置の要部を示す断面図である。
【図8】同上調湿天井装置の回り縁を取り出して示した
斜視図である。
斜視図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
1 天井材 2 天井下地材 3 通気層 4 通気流入口 5 通気排出口 6 排気ファン 7 回り縁 10 一階 11 二階 12 野縁 13 野縁受 14 壁 15 小屋裏 16 換気口 20 換気ユニット 21 給気口 30 調湿パネル
Claims (5)
- 【請求項1】 吸放湿性フィラーを含む多孔性繊維質の
調湿パネルを天井材とし、この天井材と天井下地材との
間に室内から小屋裏側に連通する通気層を設けるととも
に、小屋裏に換気口を設けて成ることを特徴とする調湿
天井装置。 - 【請求項2】 天井材端部側に通気流入口を設けるとと
もに、天井下地材の中央部に通気排出口を設けて成るこ
とを特徴とする請求項1記載の調湿天井装置。 - 【請求項3】 通気排出口に排気ファンを設けて成るこ
とを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載の調
湿天井装置。 - 【請求項4】 通気流入口を天井材外周に沿う位置に周
設して成ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の調湿天井装置。 - 【請求項5】 壁面との間に隙間を有せしめて天井材外
周に回り縁を設け、この回り縁の壁面に面した面に通気
流入口となる開口を並設して成ることを特徴とする請求
項4記載の調湿天井装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7036542A JPH08232384A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 調湿天井装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7036542A JPH08232384A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 調湿天井装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232384A true JPH08232384A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12472669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7036542A Withdrawn JPH08232384A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 調湿天井装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232384A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008014045A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Toyota Motor Corp | 建物 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP7036542A patent/JPH08232384A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008014045A (ja) * | 2006-07-06 | 2008-01-24 | Toyota Motor Corp | 建物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |