JPH08232910A - 複合アクチュエータ - Google Patents

複合アクチュエータ

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Publication number
JPH08232910A
JPH08232910A JP28245595A JP28245595A JPH08232910A JP H08232910 A JPH08232910 A JP H08232910A JP 28245595 A JP28245595 A JP 28245595A JP 28245595 A JP28245595 A JP 28245595A JP H08232910 A JPH08232910 A JP H08232910A
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JP
Japan
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actuator
piston
rotary
magnetic screw
piston rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP28245595A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumasa Takeuchi
輝正 竹内
Korei Nozawa
好令 野沢
Daiki Maki
大樹 真木
Yasuhiro Yoshida
泰裕 吉田
Katayuki Endou
方志 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP28245595A priority Critical patent/JPH08232910A/ja
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  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルクの伝達効率が良くコンパクトで寿命の
長い複合アクチュエータを提供すること。 【構成】 複合アクチュエータ11は、回転型ロータリ
アクチュエータ12の回転軸14と直進型シリンダアク
チュエータ13のピストンロッド58とを、ピストンロ
ッド58が回転軸14に対して一体的に回転可能で、か
つピストンロッド58の軸線方向には相対的に摺動自在
になるように連結されたものであって、回転型ロータリ
アクチュエータ12が、(a)摺動方向と平行に形成さ
れ内周全周に螺旋状の切れ目のない着磁帯16を備える
一体的な雌磁気ネジ15を有し、シリンダチューブ20
内を摺動するピストン17と、(b)雌磁気ネジ15内
に回転可能に装着されると共に、外周全周に螺旋状の切
れ目のない着磁帯31を備える一体的な雄磁気ネジ29
を有する回転軸14とを有し、(c)ピストン17の摺
動により、雄磁気ネジ29が雌磁気ネジ15から磁力を
受け、回転軸14を介してピストンロッド58が回転さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転運動と直進運動と
を兼ね備えた複合アクチュエータに関し、さらに詳細に
は、ロータリアクチュエータのピストンと回転軸との各
々に磁気ネジを形成し、該ピストンの移動により、回転
軸を介して直進シリンダのピストンロッドを回転させる
複合アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、色々な複合アクチュエータが使用
されている。例えば、特開昭57−200707号公
報、及び特公平3−37041号公報には、ベーンタイ
プの揺動アクチュエータと、通常の直進シリンダタイプ
のアクチュエータとを組み合わせた複合アクチュエータ
が記載されている。図6に特公平3−37041号公報
で開示された複合アクチュエータの断面図を示す。複合
アクチュエータは、大きく直進型シリンダアクチュエー
タ部101と回転型ロータリアクチュエータ部とに分か
れている。
【0003】ピストンロッド103は、ピストン107
と一体であり、ピストン107と共に直進する。また、
ピストンロッド103の下面には、小判形の孔を備える
連結部105が固設されている。連結部105の小判孔
には、同じ小判形状の回転軸104が嵌合している。従
って、回転軸104とピストンロッド103とは、一体
的に回転可能で、かつ相対的に摺動自在である。回転軸
104は、ベーン型のロータリアクチュエータの中心に
回転可能に付設されており、回転軸104には、ベーン
106が取り付けられている。上記構成を有する複合ア
クチュエータは、ピストンロッド103がピストン10
7の摺動に伴って、直進運動すると共に、ベーン106
の移動によりピストンロッド103は、揺動運動を行
う。
【0004】しかし、この複合アクチュエータには、図
6からも明かなように、ベーンを収納するための回転シ
リンダが大きくなり、アクチュエータ全体が大型化する
問題があった。その問題を解決する手段としては、圧縮
空気等の流体を駆動源とするボールネジ式ロータリーア
クチュエータまたはネジ式ロータリーアクチュエータ
を、ロータリアクチュエータとして採用する方法が考え
られる。しかし、従来のボールネジ式ロータリーアクチ
ュエータ及びネジ式ロータリーアクチュエータには、次
のような問題があった。すなわち、ネジのトルク伝達効
率が低いため、必要とする回転出力トルクに比較して、
ロータリーアクチュエータ全体が大型化する問題があっ
た。また、ボールネジでは、局部的な当り面でトルクが
伝達されるため、面圧が高くなり、寿命が短いという問
題があった。
【0005】従来のボールネジ式ロータリーアクチュエ
ータ及びネジ式ロータリーアクチュエータの問題点を解
決するために、本出願人は、特開昭62−46005号
において、ネジやボールネジの代わりに、磁気ネジを採
用することを提案した。図7にロータリアクチュエータ
の構成を示す。直進型シリンダアクチュエータの構成
は、図6に示したものと同一なので、ロータリアクチュ
エータのみ説明する。シリンダ146を貫通する回転軸
141の中央に段付部があり、その表面に螺旋状の着磁
帯142が形成されている。一方、ピストン143の溝
144には、2つの永久磁石である案内磁石145が埋
設され固着されている。2つの案内磁石145は、ピス
トン143と共にシリンダ146内を摺動する。また、
同公開公報の第3頁左下欄第12〜16行目に、「本実
施例の変形例として、ピストンの中心孔の内周には螺旋
形をなす案内磁石を設け、ローターの外周にはブロック
形をなす従動磁石を設けるようにしてもよく、この場合
にも、ピストンの上下動とともに、ローターが回転す
る。」と記載されている。
【0006】上記構成を有することにより、ピストン1
43が摺動すると、回転軸141が回転する。この発明
の効果は、「本発明のロータリーアクチュエータは、駆
動時に相対的に動き合う部分のシールをOリングによっ
て確実に行うようにしたから、高度なシール技術が不要
となり、また、互いに吸引し合う永久磁石の一方を螺旋
形にすることによって、出力軸に回転を生じさせるよう
にしたから、螺旋のリードを小さくするか、シリンダの
軸方向に長くすることにより出力軸の最大回転角度を3
60度以上にすることができる。」(同公開公報の第4
頁右上欄第3〜11行目)と記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の特開昭
62−46005号公報の磁気ネジ式ロータリーアクチ
ュエータを、複合アクチュエータの回転型ロータリアク
チュエータとして使用するには、次のような問題があっ
た。 (1)回転軸の永久磁石またはピストン孔の永久磁石の
一方を螺旋形にし、他方を角形のブロック形状としてい
るので、ピストンの摺動に対して、回転軸の回転がスム
ーズでなく、回転ムラが発生する問題があった。実際
に、本出願人は、出願後も特開昭62−46005号公
報の磁気ネジ式ロータリーアクチュエータの試作を繰り
返したが、回転ムラの発生が解決できず、本出願につい
ては、審査請求せずに、放置している。
【0008】(2)ピストンに嵌合された永久磁石が部
分的にしか存在しないので、永久磁石同士の吸引が行わ
れている角度と吸引が行われていない角度が存在し、回
転軸の回転トルクが一定でない問題があった。また、磁
気ネジにおける伝達トルク、すなわち回転軸とピストン
との間のカップリング力が小さく、必要なカップリング
力を得るためには、装置を大型化しなければならず、従
来のネジ式等のロータリーアクチュエータの問題を解決
することができなかった。
【0009】(3)従来のベーンタイプをロータリアク
チュエータとして採用する複合アクチュエータにおいて
は、ベーンのスピードを調整することが難しく、複合ア
クチュエータを小物部品のハンドリングに使用した場合
に、小物部品を飛ばしてしまうトラブルが発生する問題
があった。また、複合アクチュエータを蓋締めに使用す
る場合に、ベーンタイプでは、作動流体の圧力が直接、
蓋にかかるトルクとして作用するため、工場における空
気圧源の圧力変動により、蓋締めトルクが変化する問題
があった。
【0010】本発明は、トルクの伝達効率が良くコンパ
クトで寿命の長い複合アクチュエータを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、 (1)本発明の複合アクチュエータは、回転型ロータリ
アクチュエータの回転軸と直進型シリンダアクチュエー
タのピストンロッドとを、該ピストンロッドが該回転軸
に対して一体的に回転可能で、かつピストンロッドの軸
線方向には相対的に摺動自在になるように連結された複
合アクチュエータであって、ロータリアクチュエータ
が、(a)摺動方向と平行に形成され内周全周に螺旋状
の切れ目のない着磁帯を備える一体的な雌磁気ネジを有
し、シリンダ内を摺動するピストンと、(b)雌磁気ネ
ジ内に回転可能に装着されると共に、外周全周に螺旋状
の切れ目のない着磁帯を備える一体的な雄磁気ネジを有
する回転軸とを有し、(c)ピストンの摺動により、雄
磁気ネジが雌磁気ネジから磁力を受け、回転軸を介して
ピストンロッドが回転される。
【0012】(2)上記(1)に記載するものにおい
て、前記ロータリアクチュエータが、前記ピストンの自
由な回転を制限する回転止め手段を有することを特徴と
する。 (3)上記(1)または(2)に記載するものにおい
て、前記直進型シリンダアクチュエータのピストンロッ
ドが、前記直進型シリンダアクチュエータのピストンに
対して一体的に摺動可能、かつ回転自在に連結されてい
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】上記(1)から(3)の構成を有する複合アク
チュエータの回転型ロータリーアクチュエータのピスト
ンは、シリンダに供給される流体により駆動力を与えら
れ、シリンダ内を摺動する。このとき、ピストンの雌磁
気ネジが磁力により、ロッドの雄磁気ネジに作用して、
回転軸を回転させる。ここで、回転止め手段が、ピスト
ンの回転を防止しているので、ピストンの雌磁気ネジの
摺動が正確に雄磁気ネジに伝達される。回転軸の回転
は、回転軸と一体的に回転可能なピストンロッドに伝達
され、ピストンロッドが回転する。ピストンロッドは、
直進型シリンダアクチュエータのピストンに回転自在に
連結されているので、ピストンロッドは回転方向にほと
んど摩擦を受けず、スムーズに回転できる。
【0014】ピストンに設けられた一体的な雌磁気ネジ
が、内周全周に螺旋状の着磁帯を有しており、また、回
転軸に設けられた一体的な雄磁気ネジが、外周全周に螺
旋状の着磁帯を有しているので、ピストンの摺動によ
り、雄磁気ネジが雌磁気ネジから磁力を受け、回転軸が
回転されるときに、回転軸の回転がスムーズであり、回
転ムラが発生することがなく、ピストンロッドの回転も
同様にスムーズであり、回転ムラが発生することがな
い。一方、ピストンロッドは、直進型シリンダアクチュ
エータのピストンの摺動に伴って、直進運動するが、ピ
ストンロッドと回転軸は常に嵌合した状態にあり、一体
的に回転する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例である複
合アクチュエータを図面に基づいて詳細に説明する。図
1に複合アクチュエータ11の構成を断面図で示す。複
合アクチュエータ11は、大きく、左側の回転型ロータ
リアクチュエータ12と、右側の直進型シリンダアクチ
ュエータ13とに分かれている。始めに、回転型ロータ
リアクチュエータ12の構造を詳細に説明する。シリン
ダボディは、中空円筒状のシリンダチューブ20とその
両端を塞ぐ左エンドカバー21,右エンドカバー22に
より構成されている。エンドカバー21,22の中心を
貫通して回転軸14が、エンドカバー21,22に固設
された2つの回転軸受27により回転可能に支持されて
いる。回転軸14の右端部は長く直進型シリンダアクチ
ュエータ13の内部まで延びており、途中から両側が平
行にカットされた小判形状部14aが形成されている。
【0016】次に、回転型ロータリアクチュエータ12
で使用している磁気ネジの構成を詳細に説明する。回転
軸14は、図4に示すように、ロッド部材28、及びロ
ッド部材28の中央外周に嵌合され接着された雄スパイ
ラル円筒磁石30より構成される雄磁気ネジ29とから
構成されている。ロッド部材28は、高透磁性の材料
(例えば鉄、酸化鉄、ニッケル、コバルト若しくはこれ
らを主成分とする合金その他の化合物等)より成形され
ている。雄スパイラル円筒磁石30は円筒形状の磁石で
あって、螺旋状に形成された複数本の着磁帯31を有し
ている。隣接する着磁帯31同士は着磁の極性が逆向き
となっている。すなわち、ある着磁帯31において外面
にN極が着磁されていれば、その隣の着磁帯31におい
ては外面にS極が着磁されている。そして、図4に示す
ように、雄磁気ネジ29の表面には、螺旋状にN極とS
極とが交互に着磁された着磁帯31が整然と形成されて
いる。
【0017】一方、シリンダチューブ20の内側には、
ピストン17が、回転軸14に対して軸方向に摺動可能
に嵌合されている。ピストン17の内側には、雄磁気ネ
ジ29に対応する位置に雌磁気ネジ15が固設されてい
る。雌磁気ネジ15は、図4に示すように、中空円筒状
の雌スパイラル円筒磁石33が、高透磁性材料(例えば
鉄、酸化鉄、ニッケル、コバルト若しくはこれらを主成
分とする合金その他化合物等)から成形されるジャケッ
ト部材41の内周に固定されることにより構成されてい
る。
【0018】雌磁気ネジ15の内周には、図4に示すよ
うに、螺旋状にN極とS極とが交互に着磁された着磁帯
16が形成されている。雄スパイラル円筒磁石30の外
周半径はrであり、雌スパイラル円筒磁石33の内周半
径はr+αである。ここで、αは、雌スパイラル円筒磁
石33と雄スパイラル円筒磁石30との隙間を示してい
る。
【0019】上記構成を有する雄スパイラル円筒磁石3
0及び雌スパイラル円筒磁石33は、以下の特徴を有し
ている。すなわち、機械的強度に優れる。中空部分に強
度部材を挿入するか、又は周囲を強度部材で覆うことが
できるからである。図4の磁気ネジでは、ロッド部材2
8及びジャケット部材41が、かかる強度部材に相当す
る。この強度部材により機械的強度が確保されるので、
雄スパイラル円筒磁石30及び雌スパイラル円筒磁石3
3として、磁石材料としては優れるが材質的に脆いフェ
ライト系や希土類系の材料で形成しても問題はない。そ
して、強度部材を高透磁性の材料で構成すれば、雄スパ
イラル円筒磁石30及び雌スパイラル円筒磁石33の強
い磁力を更に有効に利用することができる。
【0020】次に、図1に戻って、回転型ロータリアク
チュエータ12の全体構成の説明を続ける。雌磁気ネジ
15は、ジャケット部材41によりピストン17に固着
されている。回転軸14の下側にガイドピン18が、エ
ンドカバー21,22により固設されている。ピストン
17のガイドピン18に対応する位置にガイド孔19が
設けられ、ガイドピン18と摺動可能に嵌合している。
これにより、ピストン17は、回転軸14周りの回転が
防止されている。ガイド孔19と反対の側のピストン1
7の両端面には、ショック吸収用の突起部23,24が
形成されている。エンドカバー21,22の突起部2
3,24の対応する位置には、凹部が形成されている。
また、凹部には、空気ポート25,26が接続してい
る。また、図中、雌磁気ネジ15の長さであるLは、雌
磁気ネジ15と雄磁気ネジ14とのカップリング長さを
示している。カップリング長さL及び磁石の強さによ
り、雄磁気ネジ14と雌磁気ネジ15とのカップリング
力が決まる。また、ストローク長さSは、ピストン17
の移動するストローク長さを示している。
【0021】次に、直進型シリンダアクチュエータ13
の構成を説明する。右エンドカバー22に連続して、中
空孔56が形成された直進シリンダチューブ51が固設
されている。直進シリンダチューブ51の右端には、エ
ンドカバー55が取り付けられ、中空孔56を塞いでい
る。中空孔56には、直進ピストン59が摺動可能に嵌
合されている。直進ピストン59の外周に形成された溝
には、空気の漏れを防ぐためのOリング60が取り付け
られている。直進ピストン59の中心には、直進型シリ
ンダアクチュエータ13のピストンロッド58の小径段
部が固定されている。ピストンロッド58の右端部は、
エンドカバー55の中心孔から直進シリンダチューブ5
1の外部に突出している。また、ピストンロッド58は
中空孔を有しており、その中空孔の段付部には、ガイド
部材57が固設されている。また、その中空孔の右端
は、ロッド先端54により塞がれている。
【0022】ガイド部材57の形状は、図3に図1のC
C断面図として示すように、中心に円の左右両側を平行
にカットした小判孔が形成され、その小判孔には、回転
軸14の小判形状部14aが嵌合されている。これによ
り、回転軸14とピストンロッド58とは、一体的に回
転可能で、かつピストンロッド58の軸線方向には相対
的に摺動自在となっている。中空孔56は、直進ピスト
ン59により、左シリンダ室56Aと右シリンダ室56
Bとに分離されている。直進シリンダチューブ51に
は、左シリンダ室56Aと連通する左空気ポート52が
形成されている。また、エンドカバー55には、右シリ
ンダ室56Bと連通する右空気ポート53が形成されて
いる。
【0023】次に、上記構成を有する複合アクチュエー
タ11の作用を説明する。始めに、回転型ロータリアク
チュエータ12の作用を説明する。直進型シリンダアク
チュエータ13が、図1に示す状態、すなわち、右空気
ポート53に駆動空気が供給されており、左空気ポート
52に駆動空気が供給されていない場合の回転型ロータ
リアクチュエータ12の作用を説明する。図1は、空気
ポート25に圧縮空気が供給され、ピストン17が左側
に押し付けられている状態を示している。次に、図示し
ない電磁弁により、圧縮空気の供給が、空気ポート25
から空気ポート26へ切り替えられた場合を説明する。
ピストン17は、圧縮空気に押されて右方向に移動す
る。このとき、ガイド孔19がガイドピン18に嵌合し
ているので、ピストン17は回転することがない。ピス
トン17が右方向に移動すると、雌磁気ネジ15も共に
移動するため、雄磁気ネジ29が雌磁気ネジ15により
磁力を受け、回転軸14は、図中矢印Aで示すように、
左から見て反時計回りに回転する。回転軸14が回転す
ると、ガイド部材57を介して、ピストンロッド58及
び直進ピストン59が回転する。
【0024】ここで、ピストン17に設けられた一体的
な雌磁気ネジ15が、内周全周に螺旋状の着磁帯16を
有しており、また、回転軸14に設けられた一体的な雄
磁気ネジ29が、外周全周に螺旋状の着磁帯31を有し
ているので、ピストン17の摺動により、雄磁気ネジ2
9が雌磁気ネジ15から磁力を受け、回転軸14が回転
されるときに、回転軸14の回転がスムーズであり、回
転ムラが発生することがない。そのため、ピストンロッ
ド58の回転もスムーズであり、回転ムラを発生するこ
とがない。
【0025】すなわち、回転軸14の構成要素の1つで
ある雄磁気ネジ29が、円筒形状に形成された永久磁石
材料の外周面全周に切れ目なく螺旋着磁された雄スパイ
ラル円筒磁石30が、高透磁性のロッド部材28に嵌合
され構成されており、また、ピストン17の構成要素の
1つである雌磁気ネジ15が、円筒形状に形成された永
久磁石材料の内周面全周に切れ目なく螺旋着磁された雌
スパイラル円筒磁石33が、高透磁性のジャケット部材
41の内周に嵌合されているので、雌スパイラル円筒磁
石33がピストン17と共に摺動したとき、雄スパイラ
ル円筒磁石30がスムーズに回転され、回転軸14に回
転ムラが発生しない。そのため、ピストンロッド58の
回転もスムーズであり、回転ムラを発生することがな
い。また、回転型ロータリアクチュエータ12の作用に
おいて、ピストン17が右エンドカバー22に衝突する
前に、突起部23が右エンドカバー22の凹部に嵌合
し、このとき、空気ポート25の排気量が図示しない制
御弁により絞られているため、エアクッションが作用し
てピストン17は、ソフトに右エンドカバー22へ当接
することができる。
【0026】次に、直進型シリンダアクチュエータ13
の作用を説明する。右空気ポート53への駆動空気の供
給が遮断され、左空気ポート52に駆動空気が供給され
ると、直進ピストン59は、エンドカバー55に近づく
方向に摺動する。これにより、ピストンロッド58は、
エンドカバー55の外側にさらに突出していく。そし
て、直進ピストン59がエンドカバー55に当接して停
止する。その状態においても、小判形状部14aとガイ
ド部材57とは嵌合状態にあるため、回転型ロータリア
クチュエータ12が作用すれば、ピストンロッド58
は、前述した状態と同様に回転する。
【0027】また、直進ピストン59が中間停止された
場合でも、小判形状部14aとガイド部材57とは嵌合
状態にあるため、回転型ロータリアクチュエータ12が
作用すれば、ピストンロッド58は、前述した状態と同
様に回転する。また、直進ピストン59が摺動している
時でも、小判形状部14aとガイド部材57とは嵌合状
態にあるため、回転型ロータリアクチュエータ12が作
用すれば、ピストンロッド58は、前述した状態と同様
に回転する。すなわち、直進型シリンダアクチュエータ
13と回転型ロータリアクチュエータ12とは、互いに
独立して駆動されるのである。
【0028】以上詳細に説明したように、本実施例のロ
ータリーアクチュエータ11によれば、(a)摺動方向
と平行に形成され内周全周に螺旋状の切れ目のない着磁
帯16を備える一体的な雌磁気ネジ15を有し、シリン
ダチューブ20内を摺動するピストン17と、(b)雌
磁気ネジ15内に回転可能に装着されると共に、外周全
周に螺旋状の切れ目のない着磁帯31を備える一体的な
雄磁気ネジ29を有する回転軸14を有し、(c)ピス
トン17の摺動により、雄磁気ネジ29が雌磁気ネジ1
5から磁力を受け、回転軸14を介してピストンロッド
58が回転されるので、ピストン17の摺動により、雄
磁気ネジ29が雌磁気ネジ15から磁力を受け、回転軸
14が回転されるときに、回転軸14の回転がスムーズ
であり、回転ムラが発生することがない。
【0029】また、雄磁気ネジ29と雌磁気ネジ15と
が常に吸引するため、回転軸14の回転トルクをムラな
く一定とすることができる。また、回転型ロータリアク
チュエータ12が、ピストン17の自由な回転を制限す
る回転止め手段であるガイドピン18を有しているの
で、ピストン17が摺動した時に、雌磁気ネジ15の磁
力が正確に雄磁気ネジ29に伝達される。
【0030】すなわち、本実施例によれば、ロッド12
の構成要素の1つである雄磁気ネジ14が、円筒形状に
形成された永久磁石材料の外周面全周に切れ目なく螺旋
着磁された雄スパイラル円筒磁石30が、高透磁性のロ
ッド部材28に嵌合され構成されており、また、ピスト
ン17の構成要素の1つである雌磁気ネジ15が、円筒
形状に形成された永久磁石材料の内周面全周に切れ目な
く螺旋着磁された雌スパイラル円筒磁石33が、高透磁
性のジャケット部材41の内周に嵌合されているので、
雌スパイラル円筒磁石33がピストン17と共に摺動し
たとき、雄スパイラル円筒磁石30がスムーズに回転さ
れるため、ロッド12に回転ムラが発生しない。
【0031】また、雄磁気ネジ14が、円筒形状に形成
された永久磁石材料の外周面全面に切れ目なく螺旋着磁
された雄スパイラル円筒磁石30が高透磁性のロッド部
材28に嵌合され構成されているので、全体が十分な強
度を有するため、雄スパイラル円筒磁石30及び雌スパ
イラル円筒磁石33として、磁石材料としては優れるが
材質的に脆いフェライト系や希土類系の材料で形成して
も問題がなく、また、強度部材を高透磁性の材料で構成
しているので、雄スパイラル円筒磁石30及び雌スパイ
ラル円筒磁石33の強い磁力をより有効に利用すること
ができる。
【0032】次に、本発明の第二の実施例を説明する。
第二の実施例では、回転型ロータリアクチュエータ12
のみ第一実施例と異なるので、回転型ロータリアクチュ
エータ12を図2に示す。また、図2のうち第一実施例
と異なる部分のみ説明する。第二実施例のシリンダチュ
ーブ45、エンドカバー46,47及びピストン44
は、各々の断面が楕円形をしており、ガイドピン18を
取付なくてもピストン44が回転することがない点で、
第一実施例と異なっている。第二実施例の回転型ロータ
リアクチュエータ12によれば、ガイドピン18を設け
なくても良く、また、シリンダチューブ45等を偏平形
にできるため、複合アクチュエータ11全体を薄く構成
することができる利点がある。
【0033】次に、第三の実施例を図5により説明す
る。第三実施例では、直進型シリンダアクチュエータ1
3のみ、第一実施例と異なっており、異なっている部分
だけ説明する。ピストンロッド58が直進ピストン59
に対して、一体的に摺動可能かつ回転自在に取り付けら
れている。すなわち、ピストンロッド58がスラストベ
アリング62を介して直進ピストン59に取り付けられ
ているので、ピストンロッド58は、直進ピストン59
と一体的に摺動すると共に、直進ピストン59に対して
回転自在である。また、直進ピストン59の内側のピス
トンロッド58と接触する部分には、ラビリンス61が
形成されており、左シリンダ室56Aと右シリンダ室5
6Bとの間の空気の流れを遮断している。第三の実施例
によれば、ピストンロッド58が直進ピストン59に対
して、一体的に摺動可能かつ回転自在に取り付けられて
いるので、直進ピストン59が回転しないため、直進ピ
ストン59の外周に取り付けられているOリング60
が、摺動のみ適応すれば済み、Oリング60の耐久性が
向上する。
【0034】以上本発明の複合アクチュエータ11につ
いて実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されることなく、色々な変形が可能であ
る。例えば前記実施例では、回転型ロータリアクチュエ
ータ12の中心に回転軸14を設け、周囲にピストン1
7を配設しているが、回転型ロータリアクチュエータ1
2の中心に摺動するピストン17を設け、ピストン17
の周囲に回転する回転軸14を設けることも可能であ
る。また、本実施例では、雄スパイラル円筒磁石30と
ロッド部材28とを別体として後で固着しているが、強
度的に問題がない場合等においては、完全に一体として
構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明の複合アクチュエータによれば、ロータリアクチュエ
ータが、(a)摺動方向と平行に形成され内周全周に螺
旋状の切れ目のない着磁帯を備える一体的な雌磁気ネジ
を有し、シリンダチューブ内を摺動するピストンと、
(b)雌磁気ネジ内に回転可能に装着されると共に、外
周全周に螺旋状の切れ目のない着磁帯を備える一体的な
雄磁気ネジを有する回転軸を有し、(c)ピストンの摺
動により、雄磁気ネジが雌磁気ネジから磁力を受け、回
転軸を介してピストンロッドが回転されるので、ピスト
ンの摺動により、雄磁気ネジが雌磁気ネジから磁力を受
け、回転軸が回転されるときに、回転軸の回転がスムー
ズであり、回転ムラが発生することがない。また、雄磁
気ネジと雌磁気ネジとが常に吸引するため、回転軸の回
転トルクをムラなく一定とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の複合アクチュエータ11
の構成を示す断面図である。
【図2】第二の実施例の回転型ロータリアクチュエータ
12のみの構成を示す断面図である。
【図3】ガイド部材57の形状を示す断面図である。
【図4】雄磁気ネジ29と雌磁気ネジ15との関係を示
す説明図である。
【図5】第三の実施例の複合アクチュエータ11の構成
を示す図面である。
【図6】従来の複合アクチュエータの構成を示す図面で
ある。
【図7】従来のロータリアクチュエータの構成を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
11 複合アクチュエータ 12 回転型ロータリアクチュエータ 13 直進型シリンダアクチュエータ 14 回転軸 14a 小判形状部 15 雌磁気ネジ 16 着磁帯 17 ピストン 18 ガイドピン 29 雄磁気ネジ 30 雄スパイラル円筒磁石 31 着磁帯 33 雌スパイラル円筒磁石 57 ガイド部材 58 ピストンロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 泰裕 愛知県小牧市大字北外山字早崎3005 シー ケーディ株式会社内 (72)発明者 遠藤 方志 愛知県小牧市大字北外山字早崎3005 シー ケーディ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転型ロータリアクチュエータの回転軸
    と直進型シリンダアクチュエータのピストンロッドと
    を、該ピストンロッドが該回転軸に対して一体的に回転
    可能で、かつピストンロッドの軸線方向には相対的に摺
    動自在になるように連結された複合アクチュエータにお
    いて、 前記ロータリアクチュエータが、 摺動方向と平行に形成され内周全周に螺旋状の切れ目の
    ない着磁帯を備える一体的な雌磁気ネジを有し、シリン
    ダ内を摺動するピストンと、 前記雌磁気ネジ内に回転可能に装着されると共に、外周
    全周に螺旋状の切れ目のない着磁帯を備える一体的な雄
    磁気ネジを有する回転軸とを有し、 前記ピストンの摺動により、前記雄磁気ネジが前記雌磁
    気ネジから磁力を受け、前記回転軸を介して前記ピスト
    ンロッドが回転されることを特徴とする複合アクチュエ
    ータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものにおいて、 前記ロータリアクチュエータが、前記ピストンの自由な
    回転を制限する回転止め手段を有することを特徴とする
    複合アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するもの
    において、 前記直進型シリンダアクチュエータの前記ピストンロッ
    ドが、前記直進型シリンダアクチュエータのピストンに
    対して一体的に摺動可能、かつ回転自在に連結されてい
    ることを特徴とする複合アクチュエータ。
JP28245595A 1994-12-28 1995-10-03 複合アクチュエータ Pending JPH08232910A (ja)

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