JPH08233109A - ガスケット - Google Patents
ガスケットInfo
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- JPH08233109A JPH08233109A JP5095896A JP5095896A JPH08233109A JP H08233109 A JPH08233109 A JP H08233109A JP 5095896 A JP5095896 A JP 5095896A JP 5095896 A JP5095896 A JP 5095896A JP H08233109 A JPH08233109 A JP H08233109A
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- gasket
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- porous sheet
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低圧締付状態であっても高いシール性を発揮
して、流体の漏れを防止することができるガスケットを
提供する。 【解決手段】 周方向に連続しかつ厚さが低圧締付状態
での厚さよりも大きい不浸透性の高密度域2,3と、周
方向に連続しかつ厚さが上記高密度域2,3よりも大き
いとともに低圧締付状態で上記高密度域2,3と面一と
なる低密度域7,8とを、多孔質シート5に形成する。
また、高密度域2,3をその内周部および外周部の少な
くとも一方に形成する。
して、流体の漏れを防止することができるガスケットを
提供する。 【解決手段】 周方向に連続しかつ厚さが低圧締付状態
での厚さよりも大きい不浸透性の高密度域2,3と、周
方向に連続しかつ厚さが上記高密度域2,3よりも大き
いとともに低圧締付状態で上記高密度域2,3と面一と
なる低密度域7,8とを、多孔質シート5に形成する。
また、高密度域2,3をその内周部および外周部の少な
くとも一方に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体機器の接合部や
配管フランジ部をシールするガスケットに関する。
配管フランジ部をシールするガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガスケットは一定厚みのシー
トを丸形や角形等のリング状に打ち抜くことで、製作さ
れていた。ガスケット素材としては、低公害性から従来
のアスベストに代えてポリテトラフルオロエチレン(以
下、PTFEという)からなる多孔質シートが広く用い
られている。また、ガラス管やプラスチック管の接続に
使用する場合は、高締付圧で締め付けできないので、低
締付圧で管同士を接続する必要がある。このため、前記
多孔質シートには高いシール性が要求される。
トを丸形や角形等のリング状に打ち抜くことで、製作さ
れていた。ガスケット素材としては、低公害性から従来
のアスベストに代えてポリテトラフルオロエチレン(以
下、PTFEという)からなる多孔質シートが広く用い
られている。また、ガラス管やプラスチック管の接続に
使用する場合は、高締付圧で締め付けできないので、低
締付圧で管同士を接続する必要がある。このため、前記
多孔質シートには高いシール性が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第13
図(a)に示すように、通常の多孔質シート40は非締
付状態において流体が通過する浸透性を有するが(流体
通過経路を矢印で示す)、同図(b)に示すように、こ
のものを低圧で締め付けた状態でも、内部に空隙がかな
り残存しているため、前記と同様に流体が多孔質シート
40内に浸透して外に漏れ出るという欠点がある。
図(a)に示すように、通常の多孔質シート40は非締
付状態において流体が通過する浸透性を有するが(流体
通過経路を矢印で示す)、同図(b)に示すように、こ
のものを低圧で締め付けた状態でも、内部に空隙がかな
り残存しているため、前記と同様に流体が多孔質シート
40内に浸透して外に漏れ出るという欠点がある。
【0004】このような多孔質シートを使用したガスケ
ットのシール性を改善する方法としては、リング状の
ガスケットの表面または内周部付近に不浸透性を付与で
きるシーラントを塗布する方法、ガスケットを局部的
に加圧して周方向に不浸透性の高密度域を形成する方法
がある。前者の方法では、多孔質シートのほかに他部材
を必要とするため、コストアップになって好ましくな
い。また、後者の方法では、局部加圧により流体がガス
ケットの内部を通って外へ漏れ出るのをある程度減少さ
せることができるが、漏れを完全に防止することができ
なかった。すなわち、第14図(a)に示すように、両
端を加圧して圧縮部42,42を形成した多孔質シート
41では、圧縮部42内を通過する、いわゆる貫通漏れ
は阻止できるが、同図(b)に示すように、低締付圧で
は段部をなくすことができないため、この段部を経て漏
れが発生していた。
ットのシール性を改善する方法としては、リング状の
ガスケットの表面または内周部付近に不浸透性を付与で
きるシーラントを塗布する方法、ガスケットを局部的
に加圧して周方向に不浸透性の高密度域を形成する方法
がある。前者の方法では、多孔質シートのほかに他部材
を必要とするため、コストアップになって好ましくな
い。また、後者の方法では、局部加圧により流体がガス
ケットの内部を通って外へ漏れ出るのをある程度減少さ
せることができるが、漏れを完全に防止することができ
なかった。すなわち、第14図(a)に示すように、両
端を加圧して圧縮部42,42を形成した多孔質シート
41では、圧縮部42内を通過する、いわゆる貫通漏れ
は阻止できるが、同図(b)に示すように、低締付圧で
は段部をなくすことができないため、この段部を経て漏
れが発生していた。
【0005】このような段部が残らないようにするため
には、圧縮部42の加圧力を少なくして圧縮部42の厚
さを非圧縮部43のそれに近づけるといった方法が考え
られるが、これでは実質的に圧縮部42を設けた意義が
失われ、浸透防止効果を達成することができない。
には、圧縮部42の加圧力を少なくして圧縮部42の厚
さを非圧縮部43のそれに近づけるといった方法が考え
られるが、これでは実質的に圧縮部42を設けた意義が
失われ、浸透防止効果を達成することができない。
【0006】本発明は上述の問題を排除すべくなされた
ものであって、低圧締付状態であっても高いシール性を
発揮して、流体の漏れを防止することができるガスケッ
トを提供することを目的とする。
ものであって、低圧締付状態であっても高いシール性を
発揮して、流体の漏れを防止することができるガスケッ
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガスケットは、
多孔質シートからなるガスケットであって、周方向に連
続しかつ厚さが低圧締付状態での厚さよりも大きい不浸
透性の高密度域と、周方向に連続しかつ厚さが上記高密
度域よりも大きいとともに低圧締付状態で上記高密度域
と面一となる低密度域とが形成されていることを特徴と
している。
多孔質シートからなるガスケットであって、周方向に連
続しかつ厚さが低圧締付状態での厚さよりも大きい不浸
透性の高密度域と、周方向に連続しかつ厚さが上記高密
度域よりも大きいとともに低圧締付状態で上記高密度域
と面一となる低密度域とが形成されていることを特徴と
している。
【0008】また、前記高密度域が内周部および外周部
の少なくとも一方に形成されていることを特徴としてい
る。
の少なくとも一方に形成されていることを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】第15図(a)および(b)は本発明の上記構
成に基づく作用を概念的に示したものである。同図
(a)に示すように、多孔質シート44の両端に高密度
域45,45を形成したとき、この高密度域45は不浸
透性であるため、非締付状態では、非加圧部である低密
度域46との間にできる段部を通って流体が浸透する
(矢印で示す)。しかし、前記高密度域45の厚さは、
低圧締付状態での厚さよりも大きく、相対的に高密度域
45と低密度域46との段差が小さいので、低圧締付状
態で、同図(b) に示すように、高密度域45と低密度
域46とを面一にすることができる結果、段部を経て流
体が浸透するのを防止することが可能になる。
成に基づく作用を概念的に示したものである。同図
(a)に示すように、多孔質シート44の両端に高密度
域45,45を形成したとき、この高密度域45は不浸
透性であるため、非締付状態では、非加圧部である低密
度域46との間にできる段部を通って流体が浸透する
(矢印で示す)。しかし、前記高密度域45の厚さは、
低圧締付状態での厚さよりも大きく、相対的に高密度域
45と低密度域46との段差が小さいので、低圧締付状
態で、同図(b) に示すように、高密度域45と低密度
域46とを面一にすることができる結果、段部を経て流
体が浸透するのを防止することが可能になる。
【0010】かかる高密度域45はリング状ガスケット
の内周部および外周部にそれぞれ設けるのが好ましく、
これにより流体のガスケット内への浸透はもちろん、ガ
スケット内から外部に漏れ出るのを防止することができ
る。また、かかる高密度域45を内外周部にそれぞれ設
けることにより、ガスケットの内外周部が補強され、寸
法変化を防止できる。また、必要に応じて、高密度域4
5をリング状ガスケットの内周部および外周部のいずれ
か一方に設けるだけでもよい。
の内周部および外周部にそれぞれ設けるのが好ましく、
これにより流体のガスケット内への浸透はもちろん、ガ
スケット内から外部に漏れ出るのを防止することができ
る。また、かかる高密度域45を内外周部にそれぞれ設
けることにより、ガスケットの内外周部が補強され、寸
法変化を防止できる。また、必要に応じて、高密度域4
5をリング状ガスケットの内周部および外周部のいずれ
か一方に設けるだけでもよい。
【0011】前記のように、高密度域45は不浸透性と
なるように充分に高密度であることが必要であって、高
密度でない場合には流体が浸透するおそれがある。従っ
て、従来のように単に加圧圧縮するだけでは不十分であ
る。このような高密度域45を形成するには種々な方法
が採用可能であるが(例えば多孔質シートの一部に同じ
多孔質シートを積層接着して加圧成形する方法等)、本
発明においては、多孔質シートの内周部と外周部の少な
くとも一方を絞り加工し、ついで成形することにより、
簡単に高密度域を形成することができる。
なるように充分に高密度であることが必要であって、高
密度でない場合には流体が浸透するおそれがある。従っ
て、従来のように単に加圧圧縮するだけでは不十分であ
る。このような高密度域45を形成するには種々な方法
が採用可能であるが(例えば多孔質シートの一部に同じ
多孔質シートを積層接着して加圧成形する方法等)、本
発明においては、多孔質シートの内周部と外周部の少な
くとも一方を絞り加工し、ついで成形することにより、
簡単に高密度域を形成することができる。
【0012】また、本発明の他のガスケットは、多孔質
シートの隣接する部位を両面からそれぞれ少なくとも多
孔質シートの厚さの半分量まで互いに反対方向に陥没さ
せて一対の陥没部を形成したので、流体の通過が遮断さ
れると共に、陥没間が非常に高密度になるので、流体の
浸透防止効果が確実になる。このとき、突起を設ける
と、締付によって突起が圧縮されて陥没部分がより高密
度になり、不浸透性となる。
シートの隣接する部位を両面からそれぞれ少なくとも多
孔質シートの厚さの半分量まで互いに反対方向に陥没さ
せて一対の陥没部を形成したので、流体の通過が遮断さ
れると共に、陥没間が非常に高密度になるので、流体の
浸透防止効果が確実になる。このとき、突起を設ける
と、締付によって突起が圧縮されて陥没部分がより高密
度になり、不浸透性となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を詳
細に説明する。第1図および第2図はこの実施例のガス
ケットを示す平面図およびそのII−II線断面図である。
これらの図に示すように、リング状のガスケット1は、
周方向に連続しかつ厚さが低圧締付状態での厚さよりも
大きい不浸透性の高密度域2,3が内周部および外周部
にそれぞれ形成されている。また、それらの間には周方
向に連続する圧縮部4が形成されており、各高密度域
2,3と圧縮部4との間には、周方向に連続する低密度
域7,8が形成されている。
細に説明する。第1図および第2図はこの実施例のガス
ケットを示す平面図およびそのII−II線断面図である。
これらの図に示すように、リング状のガスケット1は、
周方向に連続しかつ厚さが低圧締付状態での厚さよりも
大きい不浸透性の高密度域2,3が内周部および外周部
にそれぞれ形成されている。また、それらの間には周方
向に連続する圧縮部4が形成されており、各高密度域
2,3と圧縮部4との間には、周方向に連続する低密度
域7,8が形成されている。
【0014】かかるガスケットはPTFEなどからつく
られた多孔質シートからなる。この多孔質シートは通
常、厚さが0.1〜3.0mm、密度が0.5〜1.0g
/cm3程度である。これに対する高密度域2,3の厚さ
t1 および密度はそれぞ0.5〜1.5mmおよび1.0
〜2.2g/cm3程度であるのが好ましい。高密度域
2,3の厚さt1 が前記範囲よりも小なるときは、ガス
ケットの低圧締付時に低密度域7,8との間の段部が残
存するため、そこから流体が浸透し、ガスケット内から
外部への漏れが生じるおそれがある。また、高密度域
2,3の密度が前記範囲よりも小なるときは、内部に多
数の空隙が残存しているためにガスケット内に流体が浸
透しやすくなり、シール性が充分でなくなる。
られた多孔質シートからなる。この多孔質シートは通
常、厚さが0.1〜3.0mm、密度が0.5〜1.0g
/cm3程度である。これに対する高密度域2,3の厚さ
t1 および密度はそれぞ0.5〜1.5mmおよび1.0
〜2.2g/cm3程度であるのが好ましい。高密度域
2,3の厚さt1 が前記範囲よりも小なるときは、ガス
ケットの低圧締付時に低密度域7,8との間の段部が残
存するため、そこから流体が浸透し、ガスケット内から
外部への漏れが生じるおそれがある。また、高密度域
2,3の密度が前記範囲よりも小なるときは、内部に多
数の空隙が残存しているためにガスケット内に流体が浸
透しやすくなり、シール性が充分でなくなる。
【0015】前記圧縮部4は、多孔質シート5を加圧圧
縮して形成されたものであって、厚さt2 を高密度域
2,3の厚さt1 よりも小さくすることにより、密度を
高密度域2,3のそれとほぼ同程度にして流体の通過を
阻止するようにしている。
縮して形成されたものであって、厚さt2 を高密度域
2,3の厚さt1 よりも小さくすることにより、密度を
高密度域2,3のそれとほぼ同程度にして流体の通過を
阻止するようにしている。
【0016】つぎに、この実施例のガスケットの製造方
法を第3図〜第5図に基づいて説明する。まず材料とな
る多孔質シートをリング状に打ち抜き加工する。このと
き、第3図に示すように、打ち抜いた多孔質シート5の
内径d1 を通常のガスケット6(同図に一点鎖線で示
す)の内径よりも小さく、外径d2 を通常のガスケット
の外径よりも大きく形成している。
法を第3図〜第5図に基づいて説明する。まず材料とな
る多孔質シートをリング状に打ち抜き加工する。このと
き、第3図に示すように、打ち抜いた多孔質シート5の
内径d1 を通常のガスケット6(同図に一点鎖線で示
す)の内径よりも小さく、外径d2 を通常のガスケット
の外径よりも大きく形成している。
【0017】この多孔質シート5を絞り加工用の金型
(図示せず)に投入し、第4図に示すように、内周縁部
Aおよび外周縁部Bを同方向に折曲する。かかる絞り加
工により、多孔質シート5の内径および外径は目的とす
るガスケットのそれらに等しくなるように調整される。
(図示せず)に投入し、第4図に示すように、内周縁部
Aおよび外周縁部Bを同方向に折曲する。かかる絞り加
工により、多孔質シート5の内径および外径は目的とす
るガスケットのそれらに等しくなるように調整される。
【0018】ついで、多孔質シート5を第5図に示す金
型9内に投入し、第1図および第2図に示す形状に成形
する。この金型9は、底型91、芯型92、外型93お
よび押し型94とからなり、底型91の上面および押し
型94の下面にはそれぞれ2つの溝95,95が平行に
形成され、それらの溝の間には圧縮部4を成形するため
の突起96が設けられている。成形は加熱および加圧の
うち少なくとも一方により行われる。
型9内に投入し、第1図および第2図に示す形状に成形
する。この金型9は、底型91、芯型92、外型93お
よび押し型94とからなり、底型91の上面および押し
型94の下面にはそれぞれ2つの溝95,95が平行に
形成され、それらの溝の間には圧縮部4を成形するため
の突起96が設けられている。成形は加熱および加圧の
うち少なくとも一方により行われる。
【0019】かくして得られるこの実施例のガスケット
は、第6図に示すように、相対向するフランジ10,1
1間に間挿され、低圧(通常、約150〜300kg/cm2)に
て締め付けられる。このとき、第2図における厚さt2
まで締め付けると、ガスケットに段部がなくなると共
に、内周部および外周部の高密度域2,3は他の部位よ
りも高い密度を維持しているので、従来のように単に加
圧圧縮しただけのものに比して、流体の浸透、通過が完
全に阻止され、流体の漏れがなくなる。すなわち、絞り
加工せずに単に加圧圧縮しただけでは、締付によって全
体が均一密度になるため、特に低圧締付の場合には流体
漏れが発生しやすい。
は、第6図に示すように、相対向するフランジ10,1
1間に間挿され、低圧(通常、約150〜300kg/cm2)に
て締め付けられる。このとき、第2図における厚さt2
まで締め付けると、ガスケットに段部がなくなると共
に、内周部および外周部の高密度域2,3は他の部位よ
りも高い密度を維持しているので、従来のように単に加
圧圧縮しただけのものに比して、流体の浸透、通過が完
全に阻止され、流体の漏れがなくなる。すなわち、絞り
加工せずに単に加圧圧縮しただけでは、締付によって全
体が均一密度になるため、特に低圧締付の場合には流体
漏れが発生しやすい。
【0020】また、本発明のガスケットは、これらの実
施例に示した圧縮部4や陥没部を設けずに、第11図に
示すように、内外周部にそれぞれ高密度域2,3を設け
ただけのガスケットであってもよいことは勿論である。
施例に示した圧縮部4や陥没部を設けずに、第11図に
示すように、内外周部にそれぞれ高密度域2,3を設け
ただけのガスケットであってもよいことは勿論である。
【0021】本発明の他のガスケットが第7図〜第10
図にそれぞれ例示される。すなわち、第7図に示すガス
ケットは、両面の隣接する部位をそれぞれ互いに反対方
向から強く加圧および/または加熱して圧縮し、2つの
断面V形陥没部12a,12bを形成し、流体の浸透経
路の遮断を図ると共に、それらの陥没部12a,12b
間に高密度な不浸透部14を設けて、流体の迂回を阻止
したものである。このとき、陥没部12a,12bの深
さは多孔質シートの厚さと半分か、あるいはそれよりも
大きく形成されることが必要であって、陥没部12a,
12bの深さが多孔質シートの厚さの半分に達しないと
きは、流体の流路遮断はおろか、不浸透部14の密度も
低くなり、流体の浸透阻止に不十分となる。なお、第1
図、第2図と同一構成部材には同一符号を付して説明を
省略する。
図にそれぞれ例示される。すなわち、第7図に示すガス
ケットは、両面の隣接する部位をそれぞれ互いに反対方
向から強く加圧および/または加熱して圧縮し、2つの
断面V形陥没部12a,12bを形成し、流体の浸透経
路の遮断を図ると共に、それらの陥没部12a,12b
間に高密度な不浸透部14を設けて、流体の迂回を阻止
したものである。このとき、陥没部12a,12bの深
さは多孔質シートの厚さと半分か、あるいはそれよりも
大きく形成されることが必要であって、陥没部12a,
12bの深さが多孔質シートの厚さの半分に達しないと
きは、流体の流路遮断はおろか、不浸透部14の密度も
低くなり、流体の浸透阻止に不十分となる。なお、第1
図、第2図と同一構成部材には同一符号を付して説明を
省略する。
【0022】第8図のガスケットは断面矩形の陥没部1
3a、13bを前記と同様にして形成し、それらの間に
高密度な不浸透部15を設けたほかは第7図に示したも
のと同様である。
3a、13bを前記と同様にして形成し、それらの間に
高密度な不浸透部15を設けたほかは第7図に示したも
のと同様である。
【0023】第9図は第7図の変形であって、断面V形
陥没部16a,16bを形成する際に、反対面に突起1
7a,17bを突設したものである。この場合にはガス
ケットのほぼ厚み全体に不浸透部18が形成されると共
に、突起17が締付時に圧縮されてその部分が高密度に
なるので、流体の浸透防止効果がより一層すぐれたもの
になる。第10図は断面矩形の陥没部19a、19bと
その反対側に突起20a,20bを形成したものであ
る。なお、突起17a,17b,20a,20bは両面
のうちいずれか一方のみであってもよい。
陥没部16a,16bを形成する際に、反対面に突起1
7a,17bを突設したものである。この場合にはガス
ケットのほぼ厚み全体に不浸透部18が形成されると共
に、突起17が締付時に圧縮されてその部分が高密度に
なるので、流体の浸透防止効果がより一層すぐれたもの
になる。第10図は断面矩形の陥没部19a、19bと
その反対側に突起20a,20bを形成したものであ
る。なお、突起17a,17b,20a,20bは両面
のうちいずれか一方のみであってもよい。
【0024】つぎに実験例をあげて本発明のガスケット
を説明する。 例1 厚さ3mm、密度06g/cm3の多孔質シート(PTF
E)を内径32mm、外径78mmに切断した。ついで、第
4図に示すように、多孔質シートを絞り加工して、内径
35mm、外径74mmにしたのち、第5図に示す金型9に
て成形し、第1図、第2図に示すようなガスケットを得
た。このガスケットの内外周部に厚さ1.4mm、密度18
g/cm3の高密度域をそれぞれ形成し、かつそれらの間
に厚さ1.0mm、密度18g/cm3の圧縮部を形成した。 例2 特殊形状の金型で、第9図に示す形状に成形してガスケ
ットを作成した。このものは突起の高さ0.5mm、陥没
部の深さ2.2mmであった。 例3 底型および押し型の型面形状を代えたほかは例2と同様
にして、第10図に示すガスケットを得た。このものは
突起の高さ0.5mm、陥没部の深さ2.0mmであった。
を説明する。 例1 厚さ3mm、密度06g/cm3の多孔質シート(PTF
E)を内径32mm、外径78mmに切断した。ついで、第
4図に示すように、多孔質シートを絞り加工して、内径
35mm、外径74mmにしたのち、第5図に示す金型9に
て成形し、第1図、第2図に示すようなガスケットを得
た。このガスケットの内外周部に厚さ1.4mm、密度18
g/cm3の高密度域をそれぞれ形成し、かつそれらの間
に厚さ1.0mm、密度18g/cm3の圧縮部を形成した。 例2 特殊形状の金型で、第9図に示す形状に成形してガスケ
ットを作成した。このものは突起の高さ0.5mm、陥没
部の深さ2.2mmであった。 例3 底型および押し型の型面形状を代えたほかは例2と同様
にして、第10図に示すガスケットを得た。このものは
突起の高さ0.5mm、陥没部の深さ2.0mmであった。
【0025】ガス漏洩試験 試料のガスケットをフランジ間に間挿して締め付け、窒
素ガスを21kg/cm2で流し、その漏洩量から試料ガス
ケットのシール性能を評価した。使用した試料ガスケッ
トは、例1のガスケットであり、これに対する比較用試
料として、以下の比較例1,2を使用した。 比較例1─多孔質シートのリング状切断品(内径35m
m、外径74mm、厚さ3mm) 比較例2─比較例の多孔質シートの内外周部を厚さ1.
0mm、密度1.8g/cm3に加圧圧縮したガスケット。 試験結果を第12図に示す。同図から、例1のガスケッ
トは低締付圧でのシール性能にすぐれていることがわか
る。すなわち、ガスケットの技術分野では300kg/cm
2程度までを低締付圧と考えており、例1では200kg
/cm2の低締付圧で洩れ量を0.01cc/ 分以下にまで
低減させることができた。また、例2、例3のガスケッ
トも例1とほぼ同様の結果が得られた。
素ガスを21kg/cm2で流し、その漏洩量から試料ガス
ケットのシール性能を評価した。使用した試料ガスケッ
トは、例1のガスケットであり、これに対する比較用試
料として、以下の比較例1,2を使用した。 比較例1─多孔質シートのリング状切断品(内径35m
m、外径74mm、厚さ3mm) 比較例2─比較例の多孔質シートの内外周部を厚さ1.
0mm、密度1.8g/cm3に加圧圧縮したガスケット。 試験結果を第12図に示す。同図から、例1のガスケッ
トは低締付圧でのシール性能にすぐれていることがわか
る。すなわち、ガスケットの技術分野では300kg/cm
2程度までを低締付圧と考えており、例1では200kg
/cm2の低締付圧で洩れ量を0.01cc/ 分以下にまで
低減させることができた。また、例2、例3のガスケッ
トも例1とほぼ同様の結果が得られた。
【0026】
【発明の効果】本発明のガスケットは、低圧締付状態で
の厚さよりも大きい厚さを有する高密度域が形成されて
おり、低圧締付状態で高密度域と低密度域とを面一にす
ることができるので、流体の浸透による外部への漏れが
防止される。かかる高密度域をガスケットの内周部およ
び外周部の少なくとも一方に設けるときは、流体のガス
ケット内への浸透および/ またはガスケット内から外部
への漏出を防止することができ、さらにガスケットの内
周部および/ または外周部が補強されることになり、寸
法変化も防止できる。
の厚さよりも大きい厚さを有する高密度域が形成されて
おり、低圧締付状態で高密度域と低密度域とを面一にす
ることができるので、流体の浸透による外部への漏れが
防止される。かかる高密度域をガスケットの内周部およ
び外周部の少なくとも一方に設けるときは、流体のガス
ケット内への浸透および/ またはガスケット内から外部
への漏出を防止することができ、さらにガスケットの内
周部および/ または外周部が補強されることになり、寸
法変化も防止できる。
【0027】なお、本発明のガスケットを製造する場
合、例えば多孔質シートの内周部および外周部の少なく
とも一方を絞り加工し、ついで成形することにより、簡
単に不浸透性の高密度域を形成することができる。
合、例えば多孔質シートの内周部および外周部の少なく
とも一方を絞り加工し、ついで成形することにより、簡
単に不浸透性の高密度域を形成することができる。
【図1】本発明の一実施例にかかるガスケットの平面図
である。
である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本発明のガスケットの製造に使用される多孔質
シートの断面図である。
シートの断面図である。
【図4】絞り加工した多孔質シートの断面図である。
【図5】本発明のガスケットの製造に使用される成形用
金型の断面図である。
金型の断面図である。
【図6】本発明の実施例にかかるガスケットの締付状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例にかかるガスケットを示す
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明の他の実施例にかかるガスケットを示す
断面図である。
断面図である。
【図9】本発明の他の実施例にかかるガスケットを示す
断面図である。
断面図である。
【図10】本発明の他の実施例にかかるガスケットを示
す断面図である。
す断面図である。
【図11】本発明の他の実施例にかかるガスケットを示
す断面図である。
す断面図である。
【図12】本発明の実施例および比較例のガスケットの
流体漏洩試験の結果を示すグラフである
流体漏洩試験の結果を示すグラフである
【図13】従来のガスケットの作用を説明するための説
明図である。
明図である。
【図14】従来の他のガスケットの作用を説明するため
の説明図である。
の説明図である。
【図15】本発明のガスケットの作用を説明するための
説明図である。
説明図である。
1 ガスケット 2,3 高密度域 4 圧縮部 5 多孔質シート 6 ガスケット 7,8 低密度域 9 金型 17a,17b,20a,20b 突起
Claims (2)
- 【請求項1】 多孔質シートからなるガスケットであっ
て、周方向に連続しかつ厚さが低圧締付状態での厚さよ
りも大きい不浸透性の高密度域と、周方向に連続しかつ
厚さが上記高密度域よりも大きいとともに低圧締付状態
で上記高密度域と面一となる低密度域とが形成されてい
ることを特徴とするガスケット。 - 【請求項2】 前記高密度域が内周部および外周部の少
なくとも一方に形成されている請求項1記載のガスケッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050958A JP2921830B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8050958A JP2921830B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | ガスケット |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2200295A Division JP2719844B2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | ガスケットおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08233109A true JPH08233109A (ja) | 1996-09-10 |
| JP2921830B2 JP2921830B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12873337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8050958A Expired - Fee Related JP2921830B2 (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2921830B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007092904A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Nichias Corp | シート状ガスケット及びその製造方法 |
| JP2010509549A (ja) * | 2006-11-06 | 2010-03-25 | ガーロック シーリング テクノロジィーズ エルエルシー | 低応力成形ガスケット及びその製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102028633B1 (ko) * | 2019-03-14 | 2019-10-04 | 주식회사 지케이삼성 | 배관 플랜지 연결용 가스켓과 그 제조장치 및 제조방법 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5635780A (en) * | 1979-08-29 | 1981-04-08 | Murata Mfg Co Ltd | Preventing method for oxidation of heat-treated copper film |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP8050958A patent/JP2921830B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5635780A (en) * | 1979-08-29 | 1981-04-08 | Murata Mfg Co Ltd | Preventing method for oxidation of heat-treated copper film |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007092904A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Nichias Corp | シート状ガスケット及びその製造方法 |
| JP2010509549A (ja) * | 2006-11-06 | 2010-03-25 | ガーロック シーリング テクノロジィーズ エルエルシー | 低応力成形ガスケット及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2921830B2 (ja) | 1999-07-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |