JPH082339Y2 - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JPH082339Y2
JPH082339Y2 JP1990041307U JP4130790U JPH082339Y2 JP H082339 Y2 JPH082339 Y2 JP H082339Y2 JP 1990041307 U JP1990041307 U JP 1990041307U JP 4130790 U JP4130790 U JP 4130790U JP H082339 Y2 JPH082339 Y2 JP H082339Y2
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cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシリンダ錠に関するものである。
(従来の技術) 従来、第9図に示すようなサイドバー付シリンダ錠が
公知である。
このシリンダ錠は、シリンダ31内に回転可能に収容さ
れ、軸方向にキー挿入穴32を有するロータ33に、ロック
プレート34とサイドバー35を設けたものである。ロック
プレート34は、ロータ33の軸方向に複数列設した半径方
向の溝穴36の各々に摺動可能に収容されている。各溝穴
36はカバー37で蓋され、このカバー37とロックプレート
34の間に配設されたスプリング38により、ロックプレー
ト34は図において下方に付勢されている。また、各ロッ
クプレート34の側端面には、それぞれ異なる位置に係合
凹部39が形成されている。
一方、サイドバー35は、ロータ33の外周側面より前記
各溝穴36に達する横穴40に出没可能に収容され、図示し
ないスプリングにより当該横穴40に没入する方向に付勢
されている。
そして、このサイドバー35の内側の側端がロックプレ
ート34に当接している時には、突出側の側端がシリンダ
31の内面に形成したロック溝41に嵌合してロータ33の回
転が拘束され、施錠状態が維持される。キーをキー挿入
穴32に挿入すると、キー山に押されて各ロックプレート
34がスプリング38の付勢力に抗して移動する。そして、
各係合凹部39が一列に整列した時に、サイドバー35の内
側の側端が当該各係合凹部39に係合し、突出側の側端が
横穴40内に没入してシリンダ31のロック溝41から離脱す
る結果、ロータ33が回転可能となり、キーを回せば解錠
することができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このようなサイドバー付シリンダ錠で
も、特公昭58-48714号公報に示すように、特殊な工具を
使用すれば簡単に解錠することができるという問題があ
る。
すなわち、キー挿入穴32に工具を挿入して各スプリン
グ38のみを第9図において上方に押し上げ、ロックプレ
ート34を自由状態にした後、他の工具により各ロックプ
レート34を移動させると、サイドバー35がロックプレー
ト34に圧接しているため、ロックプレート34の係合凹部
39をサイドバー35に引掛けることができる。このように
して、全ての係合凹部39をサイドバー35に引掛けて一列
に整列させれば、サイドバー35がロータ33の横穴40内に
没入してロータ33が回転可能となり、解錠することがで
きるのである。
本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、工
具を使用しても解錠することができないサイドバー付シ
リンダ錠を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は、内面軸方向に互
いに対向する2つの第1ロック溝及び第2ロック溝が形
成されたシリンダと、 該シリンダ内に回転可能に収容され、軸方向にキー挿
入穴を有するロータと、 径方向に移動して前記ロータより出没可能に収容さ
れ、側端面に係合凹部を有するとともに、側方に配設し
たスプリングにより一方向に付勢されて一端がキーを挿
入しない状態で前記第1ロック溝に係合し、キーの挿入
により他方向に移動してロータ内に没入する複数のロッ
クプレートと、 該ロックプレートの移動方向に直交する径方向に移動
してロータより出没可能に収容され、一方の側端面が各
ロックプレートの側端面に当接し、他方の側端面がロー
タより突出して前記第2ロック溝と係合するとともに、
ロータ内に没入する方向に付勢されたサイドバーとを設
け、 キーの挿入により各ロックプレートが移動してそれら
の係合凹部が一直線に整列し、サイドバーが当該係合凹
部に係合してロータ内に没入することによりロータが回
転可能になるようにしたシリンダ錠において、 前記シリンダの第1ロック溝内に突条を設けるととも
に、前記各ロックプレートには前記突条に対向する部位
に高さの異なる切欠きを設けたものである。
(作用) 前記構成によれば、ロックプレートを付勢するスプリ
ングがロックプレートの側方に配設されているので、た
とえキー以外の何らかの工具を挿入したとしても当該ス
プリングを押動してそのロックプレートに対する付勢力
を消滅させることはできない。従って、ロックプレート
は常に当該スプリングによる付勢力が作用するため、各
ロックプレートを上下させても、その係合凹部をサイド
バーに引掛けることが不可能となり、解除することがで
きない。
また、各ロックプレートの切欠きが第1ロック溝の突
条に当接するまで、各ロックプレートが個々に押動され
たとしても、各ロックプレートの切欠きの深さが異なる
ので、それらの移動量はキー山の高さに対応しない。従
ってキー山の高さを読み取ることができない。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を添付図面に従って説明す
る。
第1図において、シリンダ1の内面の対向位置には第
1ロック溝2が、側方位置には第2ロック溝3が、それ
ぞれ軸と平行に形成されている。第1ロック溝2の底に
は軸と平行に突条4がそれぞれ突設されている。
シリンダ1内に回転可能に収容されたロータ5には、
第5図,第6図に示すように、軸方向にキー挿入穴6が
形成され、該キー挿入穴6は内部で第5図に示すように
上下に吹抜けになっている。このロータ5には、ロック
プレート7とサイドバー8とが設けられている。
ロックプレート7は、ロータ5の軸方向に複数列設し
た径方向に貫通する溝穴9の各々に摺動自在に収容され
ている。このロックプレート7は、第3図,第4図に示
すように、ロータ5の溝穴9内に没入して上下端面がロ
ータ5の外周面と面一になるような形状を有し、略中央
にキー挿通孔10と、上下端に切欠き11,12と、図におい
て左側端に係合凹部13と、右側端に突片14とがそれぞれ
形成されている。
そして、このロックプレート7は、ロータ5の各溝穴
9の横に近接して設けたスプリング収容穴15に収容され
たスプリング16により突片14を押されて、第1図に示す
ように上端が突出して上方の第1ロック溝2に嵌入する
ロックプレート7aと、第2図に示すように下端が突出し
て下方の第1ロック溝2に嵌入するロックプレート7bと
からなり、これらのロックプレート7a,7bは第5図に示
すように交互に配設されている。
上方に突出するロックプレート7aのキー挿通孔10の下
縁は、第5図に示すように全て同じ高さにあり、一直線
に整列した状態になっている。同様に、下方に突出する
ロックプレート7bのキー挿通孔10の上縁も一直線に整列
しており、キー挿入穴6から覗いただけでは、キー山の
高さを読み取ることができないようになっている。
ロックプレート7aの下端の切欠き11及びロックプレー
ト7bの上端の切欠き11は、ロックプレートの移動量より
キー山の高さが読み取られるのを防止するために設けら
れ、その切欠き11の深さは、第1図と第1a図を比較する
と明らかなように、各ロックプレート7毎に異なってい
る。すなわち、各ロックプレート7の切欠き11及びシリ
ンダ1の第1ロック溝2の突条4がなければ、前述のよ
うにキー挿通孔10の上下縁の高さが一直線に整列してい
るシリンダ錠では、キー挿入穴6より針金等を挿通して
スプリング16の付勢力に抗して各ロックプレート7を個
々に押動し、その上端又は下端が第1ロック溝2の底に
当接するまでの移動量を測定することにより、キー山の
高さを読み取ることができた。しかし、本実施例では切
欠き11の深さが各ロックプレート7毎に異なるため、切
欠き11の底が第1ロック溝2の突条4に当接するまでの
ロックプレート7a,7bの移動量はキー山の高さに対応し
ない。この結果、その移動量に基づいて合鍵を作製した
としても解錠することはできないのである。
ロックプレート7aの上端の切欠き12及びロックプレー
ト7aの下端の切欠き12は、各ロックプレート7の上端又
は下端が第1ロック溝2に嵌入する際に突条4が邪魔に
ならないように逃がすためのものである。
各ロックプレート7の係合凹部13は、各々異なる位置
に形成され、これらが後述するサイドバー8の高さに一
直線に整列した時に、全てのロックプレート7がロータ
5の溝穴9に没入するようになっている。
一方、サイドバー8は、従来と同様、ロータ5の側面
から溝穴9に達する横穴17に出没可能に収容されるとと
もに、第6図に示すように両端に突設したスプリング受
け18と、第7図に示すように横穴17の縁より内方にカシ
メた突部19で支持された押え板20との間に収容されたス
プリング21により、横穴17に没入する方向に付勢されて
いる。このサイドバー8の横穴17の奥側にある側端はテ
ーパが設けられてロックプレート7の係合凹部13と係合
する係合凸部22となっている。そして、第1図,第2図
に示すように、この係合凸部22が少なくとも1個のロッ
クプレート7の側端に当接している時には、サイドバー
8の突出側の側端がシリンダ1の第2ロック溝3に嵌合
し、また第3図,第4図に示すように、係合凸部22が全
てのロックプレート7の係合凹部13に係合している時に
は、突出側の側端は横穴17に没入するようになってい
る。
以上の構成からなるシリンダ錠では、キーを挿入しな
い時には、第1図,第2図に示すように、サイドバー8
及びロックプレート7がそれぞれシリンダ1の第1ロッ
ク溝2,溝2ロック溝3に嵌入して、ロータ5は回動不能
となっており、施錠状態が維持されている。従って、第
三者がキー以外の手段で無理にロータ5を回転させよう
として外力を加えたとしても、この外力に対してロック
プレート7及びサイドバー8の両者が抵抗するため、破
壊されることはなく、安全である。
図示しないキーをキー挿入穴6より各ロックプレート
7のキー挿通孔10に挿通すると、ロックプレート7aのキ
ー挿通孔10の下縁及びロックプレート7bのキー挿通孔10
の上端がキー山に押されて、各ロックプレート7がスプ
リング16の付勢力に抗して上又は下方向に移動する。そ
して、第3図,第4図に示すように、各々の係合凹部13
が同一高さに一直線に整列すると同時に、ロックプレー
ト7の上端又は下端が第1ロック溝2から離脱し、スプ
リング21で付勢されたサイドバー8の係合凸部22がその
係合凹部13に係合してサイドバー8が第2ロック溝3か
ら離脱する。これにより、ロータ5は回転可能となるの
で、キーを回せば解錠することができる。
このシリンダ錠において、前述のように特公昭58-487
14号公報に示す特殊工具をキー挿入穴6に差し込んだと
しても、ロックプレート7のスプリング16はロックプレ
ート7の側方に設けられ、キー挿入穴6より離れた位置
にあるため、その工具により当該スプリングのロックプ
レート7に対する付勢力を消滅させることはできない。
従って、そのような工具を使用してもロックプレート7
を自由状態にすることができず、解錠は不可能となる。
また、前述のようにロックプレート7の移動量を測定
したとしても、その移動量は実際のキー山の高さに対応
していないため、これに基づく合鍵を使用して施錠する
ことはできない。
ところで、ロックプレート7を付勢するスプリング16
は、ロックプレート7の側方に偏心しているため、各ロ
ックプレート7は上下方向だけでなく、ロック5の軸心
回りに回転する方向に付勢されている。従って、ロック
プレート7をロータ5の溝穴9との隙間、及びロックプ
レート7と第1ロック溝2の隙間又はサイドバー8と第
2ロック溝3の隙間分だけ、ロータ5を何らかの工具を
使用してロックプレート7の回転付勢方向と同一方向に
回転付勢しておけば、第8図に示すように、例えばロッ
クプレート7aを下げてその上端角部Aをシリンダ1の内
周面に引掛けることができ、これを各ロックプレート7
について行なえば、直ちに解することが可能となる。
しかし、本実施例では、ロックプレート7aとロックプ
レート7bのスプリング16による回転付勢方向が異なり、
このうちいずれか一方のロックプレート7しか前記のよ
うなピッキング操作を行なうことができないため、解錠
することはできない。
なお、本実施例に係るシリンダ錠では、サイドバー8
を取り外しても、ロックプレート7の上端又は下端が第
1ロック溝2と係合するため、錠として機能する。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ロ
ックプレートを付勢するスプリングは、そのロックプレ
ートの側方に配設され、キー挿入穴より離れた位置にあ
る。
従って、キー以外の工具を挿入しても、その工具によ
りスプリングのみを押し動かすことはできないため、解
錠することはできない。
また、各ロックプレートの切欠きの深さが異なるた
め、ロックプレートを移動させたとしてもその移動量か
らキー山の高さを読み取ることができず、合鍵作成によ
る不正解鍵が防止されるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図,第1a図,第2図は本考案に係るシリンダ錠の断
面図、第3図,第4図はそれぞれ第1図,第2図に示す
シリンダ錠のキー挿入時の状態を示す断面図、第5図は
第1図のI−I線でのシリンダ錠の断面図、第6図は第
1図のII-II線でのロータの断面図、第7図は第6図のI
II-III線でのシリンダ錠の部分断面図、第8図はピッキ
ングによる解錠時の状態を示すシリンダ錠の部分拡大断
面図、第9図は従来のシリンダ錠の断面図である。 1……シリンダ、2……第1ロック溝、3……第2ロッ
ク溝、4……突条、5……ロータ、6……キー挿入穴、
7……ロックプレート、11,12……切欠き、13……係合
凹部、16……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面軸方向に互いに対向する2つの第1ロ
    ック溝及び第2ロック溝が形成されたシリンダと、 該シリンダ内に回転可能に収容され、軸方向にキー挿入
    穴を有するロータと、 径方向に移動して前記ロータより出没可能に収容され、
    側端面に係合凹部を有するとともに、側方に配設したス
    プリングにより一方向に付勢されて一端がキーを挿入し
    ない状態で前記第1ロック溝に係合し、キーの挿入によ
    り他方向に移動してロータ内に没入する複数のロックプ
    レートと、 該ロックプレートの移動方向に直交する径方向に移動し
    てロータより出没可能に収容され、一方の側端面が各ロ
    ックプレートの側端面に当接し、他方の側端面がロータ
    より突出して前記第2ロック溝と係合するとともに、ロ
    ータ内に没入する方向に付勢されたサイドバーとを設
    け、 キーの挿入により各ロックプレートが移動してそれらの
    係合凹部が一直線に整列し、サイドバーが当該係合凹部
    に係合してロータ内に没入することによりロータが回転
    可能になるようにしたシリンダ錠において、 前記シリンダの第1ロック溝内に突条を設けるととも
    に、前記各ロックプレートには前記突条に対向する部位
    に高さの異なる切欠きを設けたことを特徴とするシリン
    ダ錠。
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JPH03130871U JPH03130871U (ja) 1991-12-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291589A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Miwa Lock Co Ltd 複合ディスクタンブラー錠

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JPH03130871U (ja) 1991-12-27

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