JPH08234385A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH08234385A
JPH08234385A JP6479795A JP6479795A JPH08234385A JP H08234385 A JPH08234385 A JP H08234385A JP 6479795 A JP6479795 A JP 6479795A JP 6479795 A JP6479795 A JP 6479795A JP H08234385 A JPH08234385 A JP H08234385A
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JP
Japan
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silver halide
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JP6479795A
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Inventor
Hiroshi Okusa
洋 大草
Yasuhiko Kawashima
保彦 川島
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カブリが低く、高感度で、製造された感光材料
の経時保存性に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供すること。 【構成】支持体上に、少なくとも一層の写真構成層を有
するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、該写真
構成層の少なくとも一層中に、下記一般式I(R11、R12
はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、R13は水
素原子、アルキル基、アリール基、Z11はベンゾオキサ
ゾール核形成原子群、Z12はベンゾチアゾール核、ベン
ゾセレナゾール核形成原子群、Xは電荷均衡対イオン、
1は分子全体の電荷調節数値)で示される増感色素と、
下記一般式M-I(R21は水素原子又は置換基、R22は塩素
原子又はアルコキシ基、R23は置換基、n2は1〜5の整
数、R24、R25、R26、R27、R28は水素原子又はハロ
ゲン原子)で示されるカプラーを含有することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分光増感されたハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料に関し、詳しくは製造された
感光材料の保存時の安定性に優れ、かつ緑色光波長域の
分光感度が高められたハロゲン化銀カラー写真感光材料
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真用のハロゲン化銀カラー感光
材料に対する性能上の要請は益々厳しくなっており、感
度、カブリ、粒状性等の写真諸特性および保存性に対し
て、一層高水準の要求が生じている。特に最近にあって
は、コンパクトズームカメラや、一般にシングルユース
カメラとされるレンズ付フィルムの普及に伴い、高感度
化は写真感光材料の必須要件となっている。
【0003】ハロゲン化銀カラー写真感光材料には減色
法三原色が用いられており、イエローカプラー、マゼン
タカプラー、シアンカプラーから導かれる3つの色素の
組み合わせによりカラー画像が形成される。従来のハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料に使用されるマゼンタカプ
ラーとしては、ピラゾロン、ピラゾリノベンゾイミダゾ
ール又はインダノン系カプラーが知られている。中でも
米国特許第2,439,098号、同第2,369,489号、同第3,558,
319号、同第2,311,081号、同第3,677,764号、英国特許
第1,173513号、特開昭52-80027号等に記載の種々の5-ピ
ラゾロン誘導体が広く使用されている。
【0004】ハロゲン化銀乳剤の緑色波長域を分光増感
する手段として、特開昭61-286845号等に記載されてい
るようにオキサカルボシアニンやベンズイミダゾロカル
ボシアニンを用いる技術が知られている。
【0005】しかしながら、これらの従来技術術は感
度、カブリ、製造された感光材料の経時保存性において
十分に満足できるとは言えず、改良が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カブ
リが低く、高感度で、製造された感光材料の経時保存性
に優れたハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、支持体上
に少なくとも一層の写真構成層を有するハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料において、該写真構成層の少なくとも
一層中に、下記一般式[I]で示される増感色素の少な
くとも1種と、下記一般式[M-I]で示されるカプラーの
少なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン化
銀カラー写真感光材料、によって上記目的が達成される
ことを見出した。
【0008】一般式[I]
【0009】
【化4】
【0010】式中、R11、R12は置換又は無置換のアル
キル基、置換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置
換のアルキニル基から選ばれる置換基を表わし、R13
水素原子、置換又は無置換のアルキル基若しくは置換又
は無置換のアリール基を表わす。Z11は置換又は無置換
のベンゾオキサゾール核を形成するのに必要な原子群を
表わし、Z12は置換又は無置換のベンゾチアゾール核、
置換又は無置換のベンゾセレナゾール核のいずれかを形
成するのに必要な原子群を表わす。Xは電荷均衡対イオ
ンを表わし、n1は分子全体の電荷を調節するための数
値を表わす。
【0011】一般式[M-I]
【0012】
【化5】
【0013】式中、R21は水素原子又は置換基を表わ
し、R22は塩素原子又はアルコキシ基を表わす。R23
置換基を表わし、n2は1〜5の整数を表わす。R24
25、R26、R27、R28は水素原子又はハロゲン原子を
表わす。
【0014】また本発明者らは、前記写真構成層の少な
くとも一層に、下記一般式[B-I]で示される化合物の少
なくとも1種を含有すること、及び又は前記一般式[M-
I]において、R21がアリールチオ基であることによっ
て、本発明の目的はより効果的に達成されることを見出
した。
【0015】一般式[B-I]
【0016】
【化6】
【0017】式中、R31、R32は水素原子、アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基又は複素
環基を表わし、R33、R34、R35は置換基を表わす。R
31とR32、R33とR34、R34とR35はそれぞれ環を形成
することができる。
【0018】以下、本発明について更に詳述する。一般
式[I]において、R11、R12で表わされるアルキル基と
しては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、n−
ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−オクチル基、n−
ドデシル基等が挙げられ、これらのアルキル基は更に下
記の置換基で置換されていてもよい。
【0019】(置換基の例) アルケニル基:例えばビニル基、アリル基等 アルキニル基:例えばプロパギル基等 アリール基:例えばフェニル基、ナフチル基等 複素環基:例えばピリジル基、チアゾリル基、オキサゾ
リル基、イミダゾリル基、フリル基、ピロリル基、ピラ
ジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、セレナゾ
リル基、スルホラニル基、ピペリジニル基、ピラゾリル
基、テトラゾリル基等
【0020】ハロゲン原子:フッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子 アルコキシ基:例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピ
ルオキシ基、n−ペンチルオキシ基、シクロペンチルオ
キシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ
基、n−オクチルオキシ基、n−ドデシルオキシ基等 アリールオキシ基:例えばフェノキシ基、ナフチルオキ
シ基等 アルコキシカルボニル基:例えばメチルオキシカルボニ
ル基、エチルオキシカルボニル基、n−ブチルオキシカ
ルボニル基、n−オクチルオキシカルボニル基、n−ド
デシルオキシカルボニル基等 アリールオキシカルボニル基:例えばフェニルオキシカ
ルボニル基、ナフチルオキシカルボニル基等 スルホンアミド基:例えばメチルスルホニルアミノ基、
エチルスルホニルアミノ基、n−ブチルスルホニルアミ
ノ基、n−ヘキシルスルホニルアミノ基、シクロヘキシ
ルスルホニルアミノ基、n−オクチルスルホニルアミノ
基、n−ドデシルスルホニルアミノ基、フェニルスルホ
ニルアミノ基等
【0021】スルファモイル基:例えばアミノスルホニ
ル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチルアミノスル
ホニル基、n−ブチルアミノスルホニル基、n−ヘキシ
ルアミノスルホニル基、シクロヘキシルアミノスルホニ
ル基、n−オクチルアミノスルホニル基、n−ドデシル
アミノスルホニル基、フェニルアミノスルホニル基、ナ
フチルアミノスルホニル基、2−ピリジルアミノスルホ
ニル基等 ウレイド基:例えばメチルウレイド基、エチルウレイド
基、ペンチルウレイド基、シクロヘキシルウレイド基、
n−オクチルウレイド基、n−ドデシルウレイド基、フ
ェニルウレイド基、ナフチルウレイド基、2−ピリジル
アミノウレイド基等
【0022】アシル基:例えばアセチル基、エチルカル
ボニル基、プロピルカルボニル基、オニル基、n−ペン
チルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基、n−
オクチルカルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル
基、n−ドデシルカルボニル基、フェニルカルボニル
基、ナフチルカルボニル基、ピリジルカルボニル基等 カルバモイル基:例えばアミノカルボニル基、メチルア
ミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、プロ
ピルアミノカルボニル基、n−ペンチルアミノカルボニ
ル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基、n−オクチ
ルアミノカルボニル基、2−エチルヘキシルアミノカル
ボニル基、n−ドデシルアミノカルボニル基、フェニル
アミノカルボニル基、ナフチルアミノカルボニル基、2
−ピリジルアミノカルボニル基等 アミド基:例えばメチルカルボニルアミノ基、エチルカ
ルボニルアミノ基、ジメチルカルボニルアミノ基、プロ
ピルカルボニルアミノ基、n−ペンチルカルボニルアミ
ノ基、シクロヘキシルカルボニルアミノ基、n−オクチ
ルカルボニルアミノ基、2−エチルヘキシルカルボニル
アミノ基、ドデシルカルボニルアミノ基、フェニルカル
ボニルアミノ基、ナフチルカルボニルアミノ基等
【0023】スルホニル基:例えばメチルスルホニル
基、エチルスルホニル基、n−ブチルスルホニル基、シ
クロヘキシルスルホニル基、2−エチルヘキシルスルホ
ニル基、ドデシルスルホニル基、フェニルスルホニル
基、ナフチルスルホニル基、2−ピリジルスルホニル基
等 アミノ基:例えばアミノ基、エチルアミノ基、ジメチル
アミノ基、n−ブチルアミノ基、シクロペンチルアミノ
基、2−エチルヘキシルアミノ基、n−ドデシルアミノ
基、アニリノ基、ナフチルアミノ基、2−ピリジルアミ
ノ基等 その他、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、ヒドロキ
シ基、スルホ基等
【0024】R11、R12で表わされるアルケニル基とし
ては、例えばビニル基、アリル基等が挙げられ、これら
のアルケニル基はR11、R12で表わされるアルキル基、
及びアルキル基の置換基として例示した置換基と同様な
基によって置換することができる。
【0025】R11、R12で表わされるアルキニル基とし
ては、例えばプロパギル基等が挙げられ、これらのアル
キニル基はR11、R12で表わされるアルキル基、及びア
ルキル基の置換基として例示した置換基と同様な基によ
って置換することができる。
【0026】一般式[I]において、R11、R12で表わさ
れるアルキル基として好ましく用いられるのは、炭素数
1〜7の置換または無置換のアルキル基であり、炭素数
1〜4であることが特に好ましい。R11、R12の少なく
とも一方はスルホアルキル基またはカルボキシアルキル
基から選ばれる置換基であることが好ましい。また、R
12で表わされる置換アルキル基として、特開平5−9397
8号、同6−82948号等に記載のアルカリ溶液中で解離す
る置換基を含むアルキル基も、本発明において好ましく
用いられる。
【0027】R13は水素原子、置換または無置換のアル
キル基、置換または無置換のアリール基を表わす。特に
エチル基が好ましい。
【0028】Z11で表わされるベンゾオキサゾール核は
置換基を有していてもよく、かかる置換基としては具体
的には、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子、フ
ッ素原子など)、炭素数6以下のアルキル基(例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、シキロヘキ
シル基など)、アリール基(例えばフェニル基など)、
炭素数4以下のアルコキシ基(例えばメトキシ基、エト
キシ基、ブトキシ基など)、アリールオキシ基(例えば
フェノキシ基など)、炭素数6以下のアシル基(例えば
アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基など)、炭
素数8以下のアルコキシカルボニル基(例えばメトキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル基、フェノキシカル
ボニル基、ベンジルオキシカルボニル基など)、ヒドロ
キシ基、シアノ基、トリフルオロメチル基などが挙げら
れる。
【0029】Z12で表わされるベンゾチアゾール核又ベ
ンゾセレナゾール核は置換基を有していてもよく、かか
る置換基としては具体的には、ハロゲン原子(例えば塩
素原子、臭素原子、フッ素原子など)、炭素数6以下の
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、シキロヘキシル基など)、アリール基(例え
ばフェニル基など)、炭素数4以下のアルコキシ基(例
えばメトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基など)、アリ
ールオキシ基(例えばフェノキシ基など)、炭素数6以
下のアシル基(例えばアセチル基、プロピオニル基、ベ
ンゾイル基など)、炭素数8以下のアルコキシカルボニ
ル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、フェノキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基など)、ヒドロキシ基などが挙げられる。
【0030】(X)n1 は色素のイオン電荷を中性にす
るために必要であるとき、陽イオン又は陰イオンの存在
または不存在を示すために式中に含められている。従っ
てn1は必要に応じて0以上の適当な値をとることができ
る。典型的な陽イオンは無機または有機のアンモニウム
イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン
であり、一方、陰イオンとしては例えばハロゲン陰イオ
ン、置換アリールスルホン酸イオン、アルキル硫酸イオ
ン、チオシアン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフル
オロホウ酸イオン等が挙げられる。
【0031】本発明で用いられる増感色素は、F.M.ヘイ
マー(F.M.Hamer)著、”ヘテロサイクリック・コンパウ
ンズ−シアニン・ダイズ・アンド・リレーティッド・コ
ンパウンズ (Heterocyclic Compounds-Cyanine Dyes an
d Related Compounds)”第4章、第5章、第6章、第86頁
〜119頁、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John Wil
ey andSons)社刊(1964年)、D.M.スターマー(D.M.Stur
mer)著、ヘテロサイクリック・コンパウンズ−スペシャ
ル・トピックス・イン・ヘテロサイクリック・ケミスト
リー(Heterocyclic Compounds-Special Topics in Hete
rocyclic Chemistry)”第8章、第482頁〜515頁、ジョン
・ワイリー・アンド・サンズ(John Wiley and Sons)社
刊(1977年)等に記載の方法に基づいて容易に合成する
ことができる。
【0032】以下に本発明に用いられる一般式[I]で
示される増感色素の具体例を示すが、これらに限定され
ない。
【0033】一般式[I]
【0034】
【化7】
【0035】
【化8】
【0036】
【化9】
【0037】
【化10】
【0038】上記増感色素は他の増感色素又は強色増感
剤と組み合わせて用いることもできる。本発明に係る増
感色素と組み合わせる増感色素として好ましいのは他の
シアニン色素である。
【0039】本発明に係る増感色素と組み合わせる強色
増感剤としては、例えば特開平3−219233号、特願平5
−225511号等に記載のスチリル化合物、ヘミシアニン化
合物が好ましく用いられる。
【0040】増感色素の添加量はハロゲン化銀1モル当
り2×10-6〜1×10-2モルの範囲が好ましく、更には5×1
0-6〜5×10-3モルの範囲がより好ましい。
【0041】増感色素のハロゲン化銀乳剤への添加に
は、当業界でよく知られた方法を用いることができる。
例えば、これらの増感色素は直接乳剤に分散することも
できるし、あるいは、ピリジン、エタノール、メチルセ
ロソルブ、フッ素化アルコール又はこれらの混合物など
の水可溶性溶媒に溶解し、これらの溶液の形で乳剤へ添
加することもできる。
【0042】また、増感色素は米国特許3,469,987号等
に記載されているように、色素を揮発性有機溶媒に溶解
し、この溶液を親水性コロイド中に分散し、その分散物
を乳剤に添加する方法、特公昭46-24185号等に記載され
ているように水不溶性色素を溶解することなく水溶性溶
媒中に分散させ、この分散液を乳剤に添加する方法等も
用いられる。
【0043】本発明に用いられる前記一般式[I]で示さ
れる増感色素を乳剤に添加する際には、ハロゲン化銀粒
子の形成時から支持体に塗布する直前までの製造工程中
の任意の時期に添加することができ、また、複数回に分
けて添加してもよい。また、安定剤及びカブリ防止剤と
の添加の順序は問わないが、好ましくは粒子形成時ある
いは化学熟成時、即ち塗布液調製時以前の工程で添加す
る。
【0044】本発明に係る一般式[I]で示される増感色
素を導入する際は、写真構成層であれば特に限定されな
いが、緑感性ハロゲン化銀乳剤層に導入することが望ま
しい。緑感性ハロゲン化銀乳剤層を複数層有する場合、
導入する層はそのいずれかの層だけでもよいし、複数層
でもよい。また、緑感性層と他の構成層及び又は他の感
色性層とに導入してもよい。
【0045】本発明における写真構成層とは、支持体上
の親水性コロイド層をいう。これらの親水性コロイド層
は大きくは感光性ハロゲン化銀乳剤層と非感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層に分けられる。前者には、特定の波長域の
光に分光増感されたハロゲン化銀乳剤層があり、通常そ
れらは青感性ハロゲン化銀乳剤層(以下、必要により
「青感性層」という)、緑感性ハロゲン化銀乳剤層(以
下、必要により「緑感性層」という)、赤感性ハロゲン
化銀乳剤層(以下、必要により「赤感性層」という)で
ある。後者にはハロゲン化銀乳剤層を保護する層、不要
な光(例えば青色光)を遮断する、フィルター層や中間
層あるいはハレーション防止層等がある。またそれぞれ
の感光性ハロゲン化銀乳剤層は目的により単一の乳剤層
構成あるいは2層以上の構成が選ばれる。
【0046】次に、一般式[M-I]で示されるマゼンタカ
プラーについて説明する。R21は水素原子又は置換基を
表わすが、置換基の例としては、アリールチオ基(例え
ばフェニルチオ基)、カルボキシプロピルチオ基、オク
チルチオ基等が挙げられ、発色性の点でアリールチオ
基、例えばフェニルチオ基が好ましい。このフェニルチ
オ基中の硫黄原子の位置に対しオルト位にアシルアミノ
基を有することが発色性の点でより好ましい。
【0047】R22は塩素原子又はアルコキシ基を表わす
が、アルコキシ基の例としては、メトキシ基、エトキシ
基、イソプロピルオキシ基、t−ブチルオキシ基、n−
ヘキシルオキシ基等が挙げられる。
【0048】R23は置換基を表わし、1価の基であれば
その種類を問わず、またn2 が2以上の時にはR23が2
種以上の基を表わすこともある。
【0049】R23の置換基の例としては、メチル基、イ
ソプロピル基、トリフルオロメチル基等のアルキル基、
メトキシ基、エトキシ基等のアルコキシ基、フェノキシ
基等のアリールオキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子等のハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ジメチル
アミノ基、アルキルアミノ基等が挙げられる。
【0050】少なくとも1つのR23はNHCO基の位置
に対しオルト位に置換されていることが、発色色素の分
光吸収波長の濃度依存性を小さくする点で好ましい。
【0051】n2は1〜5の任意の整数を表わす。
【0052】R24、R25、R26、R27、R28は水素原子
又はフッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子
を表わすが、発色色素の分光吸収波長が望ましい波長に
なる点、及び原料が比較的に安価に入手できる点で、R
24、R25、R26、R27、R28は塩素原子であることが好
ましい。
【0053】以下に、一般式[M-I]で示されるマゼンタ
カプラーの代表的具体例を示すが、本発明はこれらに限
定されない。
【0054】
【化11】
【0055】
【化12】
【0056】
【化13】
【0057】
【化14】
【0058】
【化15】
【0059】
【化16】
【0060】これらのカプラーは本発明外のマゼンタカ
プラーと共に用いることもでき、通常ハロゲン化銀1モ
ル当り1×10-3モル〜1モル、好ましくは1×10-2モル〜8
×10-1モルの範囲で用いることができる。
【0061】また、本発明に係る一般式[M-I]で示され
るカプラーは、種々の公知分散法より、感光材料中に導
入することができる。例えばトリクレジルホスフェー
ト、ジブチルフタレート等の沸点が175℃以上の高沸点
有機溶媒、また酢酸ブチル、プロピオン酸ブチル等の低
沸点溶媒の単独、または必要に応じてこれらの混合液に
上記カプラーを溶解した後、界面活性剤を含むゼラチン
水溶液と混合し、次に高速度回転ミキサーまたはコロイ
ドミルで乳化した後、ハロゲン化銀乳剤に添加すること
ができる。
【0062】本発明に係る一般式[M-I]で示されるカプ
ラーを導入する層は、本発明に係る増感色素によって分
光増感されている乳剤の含まれる層と同一でも異なって
もよいが、同一の層に添加することが好ましい。
【0063】次に一般式[B-I]で示される化合物につい
て説明する。一般式[B-I]において、R31、R32を表わ
すアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、
n−ペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、
シクロヘキシル基、n−オクチル基、n−ドデシル基等
が挙げられ、アルケニル基としては例えばビニル基、ア
リル基等が挙げられ、アルキニル基としては例えばプロ
パギル基等が挙げられ、アリール基としては例えばフェ
ニル基、ナフチル基等が挙げられ、複素環基としては例
えばピリジル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミ
ダゾリル基、フリル基、ピロリル基、ピラジニル基、ピ
リミジニル基、ピリダジニル基、セレナゾリル基、スル
ホラニル基、ピペリジニル基、ピラゾリル基、テトラゾ
リル基等が挙げられる。
【0064】R33、R34、R35を表わす置換基として
は、アルキル基(例えばメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、n−ペ
ンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロ
ヘキシル基、n−オクチル基、n−ドデシル基等)、ア
ルケニル基(例えばビニル基、アリル基等)、アルキニ
ル基(例えばプロパギル基等)、アリール基(例えばフ
ェニル基、ナフチル基等)、複素環基(例えばピリジル
基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、
フリル基、ピロリル基、ピラジニル基、ピリミジニル
基、ピリダジニル基、セレナゾリル基、スルホラニル
基、ピペリジニル基、ピラゾリル基、テトラゾリル基
等)、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、
エトキシ基、プロピルオキシ基、n−ペンチルオキシ
基、シクロペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、
シクロヘキシルオキシ基、n−オクチルオキシ基、n−
ドデシルオキシ基等)、アリールオキシ基(例えばフェ
ノキシ基、ナフチルオキシ基等)、アルコキシカルボニ
ル基(例えばメチルオキシカルボニル基、エチルオキシ
カルボニル基、n−ブチルオキシカルボニル基、n−オ
クチルオキシカルボニル基、n−ドデシルオキシカルボ
ニル基等)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェ
ニルオキシカルボニル基、ナフチルオキシカルボニル基
等)、スルホンアミド基(例えばメチルスルホニルアミ
ノ基、エチルスルホニルアミノ基、n−ブチルスルホニ
ルアミノ基、n−ヘキシルスルホニルアミノ基、シクロ
ヘキシルスルホニルアミノ基、n−オクチルスルホニル
アミノ基、n−ドデシルスルホニルアミノ基、フェニル
スルホニルアミノ基等)、スルファモイル基(例えばア
ミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基、ジメチ
ルアミノスルホニル基、n−ブチルアミノスルホニル
基、n−ヘキシルアミノスルホニル基、シクロヘキシル
アミノスルホニル基、n−オクチルアミノスルホニル
基、n−ドデシルアミノスルホニル基、フェニルアミノ
スルホニル基、ナフチルアミノスルホニル基、2−ピリ
ジルアミノスルホニル基等)、ウレイド基(例えばメチ
ルウレイド基、エチルウレイド基、ペンチルウレイド
基、シクロヘキシルウレイド基、n−オクチルウレイド
基、n−ドデシルウレイド基、フェニルウレイド基、ナ
フチルウレイド基、2−ピリジルアミノウレイド基
等)、アシル基(例えばアセチル基、エチルカルボニル
基、プロピルカルボニル基、n−ペンチルカルボニル
基、シクロヘキシルカルボニル基、n−オクチルカルボ
ニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、n−ドデシ
ルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカル
ボニル基、ピリジルカルボニル基等)、カルバモイル基
(例えばアミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル
基、ジメチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカル
ボニル基、n−ペンチルアミノカルボニル基、シクロヘ
キシルアミノカルボニル基、n−オクチルアミノカルボ
ニル基、2−エチルヘキシルアミノカルボニル基、n−
ドデシルアミノカルボニル基、フェニルアミノカルボニ
ル基、ナフチルアミノカルボニル基、2−ピリジルアミ
ノカルボニル基等)、アミド基(例えばメチルカルボニ
ルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、ジメチルカル
ボニルアミノ基、プロピルカルボニルアミノ基、n−ペ
ンチルカルボニルアミノ基、シクロヘキシルカルボニル
アミノ基、n−オクチルカルボニルアミノ基、2−エチ
ルヘキシルカルボニルアミノ基、ドデシルカルボニルア
ミノ基、フェニルカルボニルアミノ基、ナフチルカルボ
ニルアミノ基等)、スルホニル基(例えばメチルスルホ
ニル基、エチルスルホニル基、n−ブチルスルホニル
基、シクロヘキシルスルホニル基、2−エチルヘキシル
スルホニル基、ドデシルスルホニル基、フェニルスルホ
ニル基、ナフチルスルホニル基、2−ピリジルスルホニ
ル基等)、アミノ基(例えばアミノ基、エチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、n−ブチルアミノ基、シクロペ
ンチルアミノ基、2−エチルヘキシルアミノ基、n−ド
デシルアミノ基、アニリノ基、ナフチルアミノ基、2−
ピリジルアミノ基等)、シアノ基、ニトロ基、カルボキ
シ基、ヒドロキシ基、スルホ基、水素原子等が挙げられ
る。またこれらの基はR31、R32を表わすアルキル
基又は上記においてアルキル基の置換基の例として示し
た基と同様な基によって置換することができる。
【0065】R31とR32、R33とR34、R34
とR35はそれぞれ環を形成することができるが、R
31とR32で形成できる環としては、例えばピペリジ
ン環、ピロリジン環、モルホリン環、ピロール環、ピペ
ラジン環、チオモルホリン環等が挙げられる。R33
34、R34とR35でそれぞれ形成できる環として
は、例えばベンゼン環、チオフェン環、フラン環、ピロ
ール環等が挙げられる。
【0066】以下に一般式[B-I]で示される化合物の具
体例を挙げるが、これらに限定されない。
【0067】
【化17】
【0068】本発明に係る一般式[B-I]で示される化合
物は、一般式[M-I]で示されるカプラーに対して1モル
%以上500モル%以下の範囲で添加される。より好まし
い添加量は5モル%以上300モル%以上である。添加さ
れる層は一般式[M-I]で示されるカプラーーが導入され
るのと同一でも異なってもよいが、同一の層に添加する
ことが好ましい。ハロゲン化銀乳剤への添加はカプラー
と同時、或いは添加時期をずらして行なうことができ
る。
【0069】一般式[B-I]で示される化合物は、一般式
[M-I]で示されるカプラーを導入するのに用いるのと同
様の種々の公知分散法より、感光材料中に導入すること
ができる。一般式[B-I]で示される化合物の分散はカプ
ラーと同一の有機溶媒に溶解して行なうこともできる
し、カプラーとは別個に、適当な溶媒に溶解して行なう
こともできるが、一般式[M-I]で示されるカプラーと同
一の溶媒に溶解して分散するのが好ましい。また、有機
溶媒を用いずに、カプラーと同時に、或いはカプラーと
は別個に界面活性剤を含むゼラチン水溶液中に高速度回
転ミキサー等で直接分散することもできる。
【0070】本発明のカラー写真感光材料に含有される
好ましいハロゲン化銀は、沃臭化銀、沃塩化銀もしくは
沃塩臭化銀であり、好ましくは2モル%以上25モル%以下
の沃化銀を含む沃臭化銀もしくは沃塩臭化銀である。
【0071】上記ハロゲン化銀は立方体、八面体、十四
面体等の規則的な結晶を有するもの、球状、板状など不
規則な形状を有するもの、双晶面などの結晶欠陥を有す
るもの、あるいはそれらの複合系の粒子として用いられ
る。
【0072】ハロゲン化銀の粒径には特に制約はなく、
多分散乳剤でも単分散乳剤でもよいが、好ましいのは単
分散乳剤である。
【0073】本発明に使用できるハロゲン化銀乳剤は、
例えばリサーチ・ディスクロージャーNo.17643(1978
年)、22〜23頁及び同No.18716(1989年)、648頁、グラフ
キャンデ著「写真の物理と化学」、ポールモンテル社刊
(P.Glafkides, Chemicet Phisique Photographique, Pa
ul Montel,1967)、ダフィン著「写真乳剤化学」、フォ
ーカルプレス社刊(G.F.Duffin, Photographic Emulsion
Chemistry, Focal Press, 1966)等に記載された方法を
用いて調製することができる。
【0074】本発明において好ましく用いられるハロゲ
ン化銀粒子は、アスペクト比が2以上の平板状粒子であ
り、より好ましくはアスペクト比が3以上20未満のもの
であり、アスペクト比5以上10未満であるものがさらに
好ましい。これらの平板状粒子は粒子投影面積の50%以
上含有されることが好ましい。このような平板状粒子は
米国特許第4,434,226号、同第4,414,310号、同第4,439,
520号等に記載の方法で調製することができる。
【0075】また本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤
は、リサーチ・ディスクロージャ(RDと記す)308
119に記載されているものを用いることができる。
【0076】以下に記載箇所を示す。
【0077】 [項目」 [RD308119の頁] 沃度組成 993 I-A項 製造方法 〃 〃及び994 E項 晶癖 正常晶 〃 〃 双晶 〃 〃 エピタキシャル 〃 〃 ハロゲン組成 一様 993 I-B項 一様でない 〃 〃 ハロゲンコンバージョン 994 I-C項 ハロゲン置換 〃 〃 金属含有 〃 I-D項 単分散 995 I-F項 溶媒添加 〃 〃 潜像形成位置 表面 995 I-G項 内面 〃 〃 適用感材 ネガ 995 I-H項 ポジ(内部かぶり粒子含) 〃 〃 乳剤を混合して用いる 〃 I-J項 脱塩 〃 II-A項
【0078】本発明において、ハロゲン化銀乳剤は物理
熟成、化学熟成及び分光増感を行なったものを使用す
る。このような工程で使用される添加剤は、RD176
43、18716及び308119に記載されている。
【0079】以下に記載箇所を示す。
【0080】 [項目] [RD308119の頁] [RD17643] [RD18716] 化学増感剤 996 III-A 項 23 648 強色増感剤 996 IV-A-E,J項 23〜24 648〜9 かぶり防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649
【0081】本発明に使用できる公知の写真用添加剤も
上記RDに記載されている。以下に関連のある記載箇所
を示す。
【0082】 [項目] [RD308119の頁] [RD17643] [RD18716] 色濁り防止剤 1002 VII-I項 25 650 色素画像安定剤 1001 VII-J項 25 増白剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIII-C,XIII-C項 25〜26 光吸収剤 1003 VIII 25〜26 光散乱剤 1003 VIII フィルター染料 1003 VIII 25〜26 バインダ 1003 IX 26 651 スタチック防止剤 1006 XIII 27 650 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑剤 1006 XII 27 650 活性剤・塗布助剤 1005 XI 26〜27 650 マット剤 1007 XVI 現像剤(感材中に含有) 1011 XXB項
【0083】本発明には種々のカプラーを使用すること
ができ、その具体例は、上記RDに記載されている。以
下に関連ある記載箇所を示す。
【0084】 [項目] [RD308119の頁] [RD17643] [RD18716] イエローカプラー 1001 VII-D項 VIIC-G項 シアンカプラー 1001 VII-D項 VIIC-G項 カラードカプラー 1002 VII-G項 VIIG項 DIRカプラー 1001 VII-F項 VIIF項 BARカプラー 1002 VII-F項 その他の有用残基放出カプラー 1001 VII-F項 アルカリ可溶カプラー 1001 VII-E項
【0085】使用する添加剤は、RD308119のX
IVに記載されている分散法などにより添加することが
できる。
【0086】本発明においては、前述RD17643の
28頁、RD18716の647〜8頁及びRD308
119のXIXに記載されている支持体を使用すること
ができる。
【0087】本発明の感光材料には、前述RD3081
19VII−K項に記載されているフィルター層や中間
層等の補助層を設けることができる。
【0088】本発明の感光材料は、前述RD30811
9VII−K項に記載されている順層、逆層、ユニット
構成等の様々な層・構成を採ることができる。
【0089】本発明は、一般用もしくは映画用のカラー
ネガフィルム、スライド用もしくはテレビ用のカラー反
転フィルム、カラーポジフィルムに代表される種々のカ
ラー感光材料に適用することができる。
【0090】本発明の感光材料は、前述RD17643
の28〜29頁、RD18716の615頁及びRD3
08119のXIXに記載された通常の方法によって、
現像処理することができる。
【0091】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明の態様はこれらに限定されない。
【0092】実施例1 (試料No.101の作成)平均粒径が0.4μmで内部に沃化銀
15モル%のコアを持つ平均沃化銀含有率8モル%の沃臭
化銀乳剤に最適に金硫黄増感を施し、増感色素I-2を銀1
モル当たり7.5×10-5モル添加し、緑感性に分光増感し
た。次いで、4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラ
ザインデン及び1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール
を加えて安定化した。
【0093】更に比較マゼンタカプラーMR-1をハロゲン
化銀1モル当たり2.2モルとなるように、酢酸エチル、
トリクレジルホスフェート(TCP)に溶解し、ゼラチンを
含む水溶液中に乳化分散した分散物、及び延展剤、硬膜
剤等の一般的な写真添加剤を加えて塗布液を作成し、下
引きされたセルロースアセテート支持体上に常法により
塗布し、乾燥して感光材料試料No.101を作成した。
【0094】(試料No.102〜No.108の作成)試料No.101
の増感色素I-2あるいはカプラーMR-1を表1記載の色素
あるいはカプラーに各々等モル置き換える外は試料No.1
01と全く同様にして作成した。
【0095】
【化18】
【0096】各試料は常法に従いウェッジ露光し、下記
処理工程で処理してカブリ、感度を評価した。感度は試
料No.101の感度を100とした相対値で示した。結果を表
1に示す。
【0097】
【0098】各処理工程において使用した処理液組成は
下記の通りである。
【0099】 (発色現像液) 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N− (β−ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン1/2硫酸塩 2.00g 無水炭酸カリウム 37.50g 臭化ナトリウム 1.30g ニトリロ三酢酸・三ナトリウム塩(一水塩) 2.50g 水酸化カリウム 1.00g 水を加えて1リットルとし、pH10.1に調整する。
【0100】 (漂白液) エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸二アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1リットルとし、アンモニア水を用いてpH6.
0に調整する。
【0101】 (定着液) チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1リットルとし、酢酸を用いてpH6.0に調整
する。
【0102】 (安定液) ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ[株]製) 7.5ml 水を加えて1リットルとする。
【0103】また、各試料を、温度55℃、相対湿度6
0%に3日間保存し後、同様に緑色光でのウェッジ露光
を与え、現像処理を施し、相対感度の変動から感光材料
の経時保存性を評価した結果も併せて示す。
【0104】 表1 試料No. カプラー 増感色素 カブリ 相対感度 経時保存性* 101(比較) MR-1 I-2 0.09 100 27 102(比較) MR-2 I-2 0.11 112 23 103(比較) MR-3 I-2 0.10 108 21 104(本発明) M-27 I-2 0.05 125 10 105(本発明) M-1 I-2 0.04 245 13 106(本発明) M-3 I-2 0.05 249 11 107(本発明) M-8 I-2 0.06 244 12 108(本発明) M-15 I-2 0.07 247 14 109(本発明) M-18 I-2 0.06 232 13 110(比較) M-27 SR-1 0.09 54 35
【0105】*塗布試料作成直後の緑色光感度を基準と
したときの、温度55℃、相対湿度60%に3日間保存
して強制劣化させた試料の感度の変動を相対値で示し
た。値が小さいほど経時保存性は良好であることを示し
ている。
【0106】表1から明らかなように、本発明の試料は
カブリが低く、高感度で経時保存性も良好であることが
わかる。
【0107】実施例2 (ハロゲン化銀乳剤の調製)主として、(111)面を有す
る8面体沃臭化銀乳剤を特開昭60-138538号公報に記載
された方法に従い、また平板双晶乳剤を特開平3-94248
号公報に記載された方法に従い調製し、表2に示すよう
な、乳剤A〜Fを作成した。
【0108】 乳剤名 平均粒径 粒子形状 アスペクト比 平均沃化銀含有率 (μm) (モル%) 乳剤A 0.30 八面体 1.0 4.0 乳剤B 0.42 八面体 1.0 6.0 乳剤C 0.55 平 板 2.0 6.0 乳剤D 0.85 平 板 2.2 6.0 乳剤E 0.95 平 板 2.0 6.0 乳剤F 0.85 平 板 5.2 6.0
【0109】(試料No.201〜No.215の作成)トリアセチ
ルセルロースフィルム支持体上に、下記に示すような組
成の各層を順次支持体側から形成して、多層カラー写真
感光材料の試料No.201〜No.215を作成した。
【0110】(感光層の組成)塗布量はハロゲン化銀及
びコロイド銀については金属銀に換算してg/m2 単位で
表わした量を、またカプラー、添加剤及びゼラチンにつ
いてはg/m2 単位で添加した量を、更に増感色素につい
ては同一層内のハロゲン化銀1モル当たりのモル数で示
した。
【0111】 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 1.60
【0112】 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.14 高沸点溶媒(OIL−4) 0.17 ゼラチン 0.80
【0113】 第3層:低感度赤感性層 沃臭化銀乳剤A 0.15 沃臭化銀乳剤B 0.35 増感色素(SD−1) 2.0×10-4 増感色素(SD−2) 1.4×10-4 増感色素(SD−3) 1.4×10-5 増感色素(SD−4) 0.7×10-4 シアンカプラー(C−2) 0.53 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.04 DIR化合物(D−1) 0.025 高沸点溶媒(OIL−3) 0.48 ゼラチン 1.09
【0114】 第4層:中感度赤感性層 沃臭化銀乳剤B 0.30 沃臭化銀乳剤C 0.34 増感色素(SD−1) 1.7×10-4 増感色素(SD−2) 0.86×10-4 増感色素(SD−3) 1.15×10-5 増感色素(SD−4) 0.86×10-4 シアンカプラー(C−2) 0.33 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.013 DIR化合物(D−1) 0.02 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 0.79
【0115】 第5層:高感度赤感性層 沃臭化銀乳剤D 0.95 増感色素(SD−1) 1.0×10-4 増感色素(SD−2) 1.0×10-4 増感色素(SD−3) 1.2×10-5 シアンカプラー(C−1) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.016 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 0.79
【0116】 第6層:中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(OIL−4) 0.11 ゼラチン 0.80
【0117】 第7層:低感度緑感性層 沃臭化銀乳剤A 0.12 沃臭化銀乳剤B 0.38 増感色素(SD−4) 4.6×10-5 増感色素(SD−5) 4.1×10-4 マゼンタカプラー(M−2) 0.14 マゼンタカプラー(M−3) 0.14 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.03 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.03 高沸点溶媒(OIL−2) 0.34 ゼラチン 0.70
【0118】 第8層:中間層 ゼラチン 0.41
【0119】 第9層:中感度緑感性層 沃臭化銀乳剤B 0.30 沃臭化銀乳剤C 0.34 増感色素(SD−6) 1.2×10-4 増感色素(SD−7) 1.2×10-4 増感色素(SD−8) 1.2×10-4 マゼンタカプラー(M−2) 0.04 マゼンタカプラー(M−3) 0.04 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.008 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.009 DIR化合物(D−2) 0.025 DIR化合物(D−3) 0.002 高沸点溶媒(OIL−2) 0.12 ゼラチン 0.50
【0120】 第10層:高感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(表2記載) 0.95 増感色素(SD−8) 16.2×10-5 増感色素(表2記載) 5.1×10-5 マゼンタカプラー(表2記載) 0.09 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.005 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.006 一般式[B-I]の化合物(表2記載) 0.027 高沸点溶媒(OIL−2) 0.11 ゼラチン 0.79
【0121】 第11層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(OIL−4) 0.19 ゼラチン 1.10
【0122】 第12層:低感度青感性層 沃臭化銀乳剤A 0.12 沃臭化銀乳剤B 0.24 沃臭化銀乳剤C 0.12 増感色素(SD−9) 6.3×10-5 増感色素(SD−10) 1.0×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.50 イエローカプラー(Y−2) 0.50 DIR化合物(D−4) 0.04 DIR化合物(D−5) 0.02 高沸点溶媒(OIL−4) 0.42 ゼラチン 1.40
【0123】 第13層:高感度青感性層 沃臭化銀乳剤C 0.15 沃臭化銀乳剤E 0.80 増感色素(SD−9) 8.0×10-5 増感色素(SD−11) 3.1×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.12 高沸点溶媒(OIL−4) 0.05 ゼラチン 0.79
【0124】 第14層:第1保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、沃化銀含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV−1) 0.065 高沸点溶媒(OIL−1) 0.07 高沸点溶媒(OIL−3) 0.07 ゼラチン 0.65
【0125】 第15層:第2保護層 アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55
【0126】なお上述組成物の他に、塗布助剤SU-1、分
散助剤SU-2、粘度調整剤、硬膜剤H-1、H-2、安定剤ST-
1、カブリ防止剤AF-1、AF-2、AF-3、平均分子量:10,00
0及び平均分子量:1,100,000の2種のAF-4、及び防腐剤
DI-1を添加した。
【0127】
【化19】
【0128】
【化20】
【0129】
【化21】
【0130】
【化22】
【0131】
【化23】
【0132】
【化24】
【0133】
【化25】
【0134】
【化26】
【0135】
【化27】
【0136】
【化28】
【0137】各試料に対して、露光、現像し、カブリ、
相対感度、経時保存性を実施例1と同様に評価した。但
し試料 No.201の感度を100とした。その結果を表2に示
す。 表2 試料No. カプラー 増感色素 化合物 乳剤 カブリ 相対感度 経時 B-I 保存性 201 (比較) MR-1 I-16 - D 0.10 100 22 202 (比較) M-17 SR-1 - D 0.11 84 35 203 (比較) M-17 SR-2 - D 0.11 60 43 204 (本発明) M-17 I-16 - D 0.06 239 12 205 (本発明) M-17 I-1 - D 0.05 235 14 206 (本発明) M-3 I-1 - D 0.07 241 16 207 (本発明) M-3 I-16 - D 0.07 243 15 208 (本発明) M-3 I-1 B-2 D 0.03 248 10 209 (本発明) M-3 I-1 B-5 D 0.03 252 9 210 (本発明) M-3 I-2 B-5 F 0.02 274 7 211 (本発明) M-3 I-5 B-5 F 0.03 270 8 212 (本発明) M-3 I-8 B-5 F 0.04 266 10 213 (本発明) M-3 I-12 B-5 F 0.03 273 8 214 (本発明) M-3 I-16 B-5 F 0.02 269 7 215 (本発明) M-3 I-17 B-5 F 0.03 265 11 216 (本発明) M-3 I-20 B-5 F 0.03 270 9
【0138】表2から明らかなように、本発明のカプラ
ーと増感色素の組み合わせによって、カブリが低く、高
感度で、経時保存性も良好であることがわかる。さら
に、本発明の試料No.204〜No.207とNo.208〜No.216とを
比較すると、化合物B-Iを使用した試料No.208〜No.216
ではカブリと経時保存性が一段と改善されており、本発
明における好ましい実施態様であることがわかる。
【0139】
【発明の効果】本発明によれば、カブリが低く、高感度
で、製造された感光材料の経時保存性に優れたハロゲン
化銀カラー写真感光材料を提供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、少なくとも一層の写真構成層
    を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、該
    写真構成層の少なくとも一層中に、下記一般式[I]で示
    される増感色素の少なくとも1種と、下記一般式[M-I]
    で示されるカプラーの少なくとも1種を含有することを
    特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式[I] 【化1】 [式中、R11、R12は置換又は無置換のアルキル基、置
    換又は無置換のアルケニル基、置換又は無置換のアルキ
    ニル基から選ばれる置換基を表わし、R13は水素原子、
    置換又は無置換のアルキル基若しくは置換又は無置換の
    アリール基を表わす。Z11は置換又は無置換のベンゾオ
    キサゾール核を形成するのに必要な原子群を表わし、Z
    12は置換又は無置換のベンゾチアゾール核、置換又は無
    置換のベンゾセレナゾール核のいずれかを形成するのに
    必要な原子群を表わす。Xは電荷均衡対イオンを表わ
    し、n1は分子全体の電荷を調節するための数値を表わ
    す。] 一般式[M-I] 【化2】 [式中、R21は水素原子又は置換基を表わし、R22は塩
    素原子又はアルコキシ基を表わす。R23は置換基を表わ
    し、n2は1〜5の整数を表わす。R24、R25、R26
    27、R28は水素原子又はハロゲン原子を表わす。]
  2. 【請求項2】前記写真構成層の少なくとも一層に、下記
    一般式[B-I]で示される化合物の少なくとも1種を含有
    することを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀カラ
    ー写真感光材料。 一般式[B-I] 【化3】 [式中、R31、R32は水素原子、アルキル基、アルケニ
    ル基、アルキニル基、アリール基又は複素環基を表わ
    し、R33、R34、R35は置換基を表わす。R31とR32
    33とR34、R34とR35はそれぞれ環を形成することが
    できる。]
  3. 【請求項3】前記一般式[M-I]において、R21がアリー
    ルチオ基であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    ハロゲン化銀カラー写真感光材料。
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