JPH08234461A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH08234461A
JPH08234461A JP6360595A JP6360595A JPH08234461A JP H08234461 A JPH08234461 A JP H08234461A JP 6360595 A JP6360595 A JP 6360595A JP 6360595 A JP6360595 A JP 6360595A JP H08234461 A JPH08234461 A JP H08234461A
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unsubstituted
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pigment
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JP6360595A
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Inventor
Kazuya Ishida
一也 石田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一に可視光領域から近赤外光領域に至る幅
広い波長域に高い感度を有する電子写真感光体を得る。
第二にジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料の混合系からなる
光導電層を有する電子写真感光体の更なる高感度化を図
る。 【構成】 導電性支持体上に光導電層が設けられた電子
写真感光体において、光導電層がシクロヘキサノンを含
む溶媒に分散された1種以上のトリスアゾ顔料と1種以
上のジスアゾ顔料に、ポリスチレン、ポリカーボネート
及び塩ビ−酢ビ共重合体からなる群から選択された結着
剤の少なくとも1種を含有する電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体に関し、
詳しくは可視光領域から近赤外光領域に至る幅広い波長
域に高い感度を有する電子写真感光に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を用いた情報処理シ
ステム機の発展は目覚ましく、特に、情報をデジタル信
号に変換して光によって情報を記録する光プリンター
は、そのプリント品質、信頼性においてすばらしいもの
がある。このデジタル記録技術はプリンターのみなら
ず、通常の複写機にも応用され、いわゆるデジタル複写
機が開発されている。また、従来からあるアナログ複写
にこのデジタル記録技術を搭載した複写機は、種々様々
な情報処理機能が付加されるため、今後その需要性が益
々高まっていくものと思われる。
【0003】光プリンターの光源としては、現在のとこ
ろ小型で安価で信頼性の高い半導体レーザー(LD)や
発光ダイオード(LED)が多く使われている。ただ、
現在よく使われているLEDの発光波長は660nmで
あり、一方LDの発光波長域は近赤外光領域にある。こ
のため可視光領域から近赤外光領域に高い感度を有する
電子写真感光体の開発が望まれている。
【0004】ところが、電子写真感光体の感光波長域
は、感光体に使用される電荷発生物質(CGM)の感光
波長領域によってほぼ決まってしまう。そのため、従来
から多くのCGMが開発されているが、未だ可視光域か
ら近赤外光域に至る幅広い感光波長領域で充分に高い感
度を有する単一のCGMは開発されていない。
【0005】そこで従来から、可視光に対して高い感度
を有するCGM(短波長CGM)と近赤外光に感度を有
するCGM(長波長CGM)とを混合して、感光波長域
の広い感光体を設計することが、種々試みられている。
例えば、(a)トリスアゾ顔料と(b)ペリノン顔料及
びアンザンスロン顔料のうち1種以上、及び(c)電子
供与性物質を含有させたことによる、白色光、ガスレー
ザー、LEDに感度を有する電子写真製版用印刷板(特
開平3−146957号公報)、ジスアゾ顔料とオキソ
チタニュウムフタロシアニンを併用することによる、白
色光、赤外レーザーに対して感度を有する電子写真感光
体(特開平3−196049号公報)や、混合顔料を含
有する電荷発生層中の結合剤としてスチレンブタジエン
共重合体を使用した三方晶系セレン粒子とフタロシアニ
ン粒子の混合系からなる、可視光から赤外光域に光感度
を有する感光体(特開平3−225346号公報)等が
提案されている。また、ペリレン顔料とβ型フタロシア
ニン顔料の混合により、フタロシアニンの光感度が増感
されることが発表されている〔川原他:「ペリレン顔料
/フタロシアニン顔料分子間相互作用と有機感光体の電
子写真特性」日本化学会第62回秋季年会、講演予稿集
II P868(1991);川原他「ペリレン顔料を用
いた有機単層感光体のフタロシアニン添加効果」第68
回電子写真学会研究討論会予稿集 P72−P75(1
991)〕。また、スクアリリウム化合物とスクアリリ
ウム化合物より大きい仕事関数を有するアゾ顔料とを組
み合わせることにより低いバックグランド電位や残留電
位を持つ感光体が提案されている(特開平5−2817
71号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長波長
CGMは一般に可視光域にのみ感度を有する短波長CG
Mより光感度が低く、2種のCGMを混合すると長波長
CGMの光吸収によって可視光域の感度が短波長CGM
単一で設計した場合より低下してしまう。そのため、前
記提案のようなCGMの混合では、感光波長域を広げる
ことは可能であるが、各波長光に対する感度は個々のC
GMを単独に使用して設計した感光体より低くなってし
まい、充分な特性が得られない。
【0007】このような中で、特開昭53−13234
7号公報に記載されているトリスアゾの骨格構造を有す
る顔料は、長波長光域に感度をもたせることができ、近
赤外光用CGMとして実用化が行われている。しかし、
将来の情報処理機の小型化、高速化に対応するために
は、更なる高感度化が必要になる。また、このトリスア
ゾ顔料は、複写機やプリンターのチャージャーから発生
するオゾンやNOxガスに暴露されると、帯電特性が低
下する欠点を有する。
【0008】また、特開昭54−22834号公報に記
載されるフルオレノンの骨格構造を有するジスアゾ顔料
は、可視光域に特に高い感度をもたせることができ、し
かも優れた耐ガス性を有するので可視光用CGMとして
実用化が行われている。しかし、このジスアゾ顔料は近
赤外光域には感度をもたないので、LDやLED光源に
は対応できないという欠点を有する。
【0009】そこで上述した欠点を改良するものとし
て、上記トリスアゾ顔料とジスアゾ顔料を同時に粉砕混
合することにより増感現象が発現する顔料混合物を含有
することにより、各CGM単独に用いて感光体を設計し
た場合より可視光及び近赤外光に対して高い感度を有
し、且つ、オゾンやNOxガスによる帯電特性の劣化が
少ない電子写真感光体が提案されている(特開平6−4
9433号公報)。しかしながら、超高速のLEDプリ
ンター等を考えたとき、更なる高感度が要求されている
という現状が存在する。
【0010】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、第一に可視光領域から近赤外光領域に至る幅広い
波長域に高い感度を有する電子写真感光体を得ること、
第二にジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料の混合系からなる
光導電層を有する電子写真感光体の一層の高感度化を図
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、シクロヘキサノンを含む
溶媒に1種以上のジスアゾ顔料と1種以上のトリスアゾ
顔料とを混合分散し、且つ、ポリスチレン、ポリカーボ
ネート及び塩ビ−酢ビ共重合体からなる群から選ばれる
少なくとも1種の樹脂を結着剤として用いる電子写真感
光体が上記目的に適合することを見いだし、本発明を完
成するに至った。
【0012】すなわち、本発明によれば、第一に、導電
性支持体上に光導電層が設けられた電子写真感光体にお
いて、光導電層がシクロヘキサノンを含む溶媒に分散さ
れた1種以上のトリスアゾ顔料と1種以上のジスアゾ顔
料に、ポリスチレン、ポリカーボネート及び塩ビ−酢ビ
共重合体からなる群から選択された結着剤の少なくとも
1種を含有することを特徴とする電子写真感光体が提供
される。
【0013】第二に、上記第一に記載した電子写真感光
体において、トリスアゾ顔料が下記一般式(I)で示さ
れる化合物であり、ジスアゾ顔料が下記一般式(II)で
示される化合物であることを特徴とする電子写真感光体
が提供される。 一般式(I)
【化1】 一般式(II)
【化2】 〔但し、上記一般式(I)及び(II)中、Ar1、A
2、Ar3、Ar4及びAr5はカップラー残基を表し、
各々同一でも異なってもよい。〕
【0014】第三に、上記第二に記載した電子写真感光
体において、前記一般式(I)及び/又は(II)で表さ
れるカップラー残基Ar1、Ar2、Ar3、Ar4及びA
5が下記一般式(III)〜(IX)で表される残基から選
択されたいずれかであることを特徴とする電子写真感光
体が提供される。 一般式(III)
【化3】 〔但し、上式中、X1、Y1及びZはそれぞれ以下のもの
を表す。 X1:−OH、−N(R1)(R2)又は−NHSO2−R
3。(但し、R1及びR2は水素原子、アシル基又は置換
若しくは無置換のアルキル基を表し、R3は置換若しく
は無置換のアルキル基又は置換若しくは無置換のアリー
ル基を表す。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
アルキル基、アルコキシ基、置換若しくは無置換のカル
ボキシル基若しくはそのエステル、スルホン基、ベンズ
イミダゾリル基、置換若しくは無置換のスルファモイル
基又は−CON(R4)(Y2){但し、R4は水素原
子、アルキル基若しくはその置換体又はフェニル基若し
くはその置換体を表し、Y2は炭化水素環基若しくはそ
の置換体、複素環基若しくはその置換体又は−N=C
(R5)(R6) (但し、R5は炭化水素環基若しくはその置換体、複素
環基若しくはその置換体又はスチリル基若しくはその置
換体、R6は水素原子、アルキル基若しくはその置換体
又はフェニル基若しくはその置換体を表すか、あるいは
5及びR6はそれらに結合する炭素原子と共に環を形成
してもよい、)を示す、}又は−CONHR(但し、R
はフェニル基若しくはその置換体を表す、)。 Z:炭化水素環基若しくはその置換体又は複素環基若し
くはその置換体。〕 一般式(IV)
【化4】 〔但し、上式中、R7、R8、Y1及びnはそれぞれ以下
のものを表す。 R7:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基又は
置換若しくは無置換のアリール基。 R8:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置
換若しくは無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換
のアルキルスルホニル基、置換若しくは無置換のアルキ
ルメルカプト基、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
アリール基、置換若しくは無置換のアシル基、シアノ
基、ニトロ基又は置換若しくは無置換のアミノ基。な
お、nが2〜4の整数の場合はR8は同一、又は異なっ
たもののいずれでもよい。 Y1:前記一般式(III)におけるものと同一。 n:1〜4の整数。〕 一般式(V)
【化5】 (上式中、R9は置換若しくは無置換の炭化水素基を表
す。) 一般式(VI)
【化6】 (上式中、R9は置換若しくは無置換の炭化水素基を表
す。) 一般式(VII)
【化7】 (上式中、R10はアルキル基、カルバモイル基、カルボ
キシル基若しくはそのエステルを表し、またR11は置換
若しくは無置換の芳香族炭化水素基を表す。) 一般式(VIII)
【化8】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
2価基を表す。) 一般式(IX)
【化9】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
2価基を表す。)
【0015】第四に、上記第二に記載した電子写真感光
体において、トリスアゾ顔料とジスアゾ顔料の重量混合
比が次式で示される範囲内にあることを特徴とする電子
写真感光体が提供される。 0.01≦トリスアゾ顔料(I)/{トリスアゾ顔料(I) +ジスアゾ顔料(II)}≦0.99
【0016】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
電子写真感光体は、光導電層がシクロヘキサノンを含む
溶媒で分散された1種以上のトリスアゾ顔料と1種以上
のジスアゾ顔料と、ポリスチレン、ポリカーボネート及
び塩ビ−酢ビ共重合体の群から選ばれる少なくとも1種
の樹脂を含有するので、上記の特定の樹脂を用いない場
合と比較して、可視光及び近赤外光に対してより高い感
度を有する。
【0017】このような本発明の光導電層は、導電性基
体上に電荷発生物質と電荷輸送物質を結着剤中に分散さ
せた光導電層を設けた分散型の光導電層、また基体上に
電荷発生物質又は電荷発生物質と結着剤を含む電荷発生
層を設け、該電荷発生層上に電荷輸送物質と結着剤を含
む電荷輸送層を設けた機能分離型の光導電層の両方に適
用することができる。すなわち、いずれの場合も上記ト
リスアゾ顔料とジスアゾ顔料は電荷発生物質として光導
電層内に一緒に含有されるものである。更に、正帯電型
とする場合には電荷発生層と電荷輸送層を逆に積層して
もよい。なお、機能分離型の場合、電荷発生層中に電荷
輸送物質を含有させてもよく、特に正帯電構成の場合、
特性が良好となる。
【0018】本発明において使用されるトリスアゾ顔料
とジスアゾ顔料は、前記したように特に前記一般式
(I)で表されるトリスアゾ顔料と一般式(II)で表さ
れるジスアゾ顔料が好ましく、また式中でAr1、A
2、Ar3、Ar4及びAr5で示されるカップラー残基
は、前記一般式(III)ないし(IX)で示されるのが好
ましい。
【0019】本発明において使用されるアゾ顔料のカッ
プラーの具体例、すなわちAr1−H、Ar2−H、Ar
3−H、Ar4−H及びAr5−Hの具体例を表1〜表1
6に示す。
【0020】
【表1−(1)】
【0021】
【表1−(2)】
【0022】
【表1−(3)】
【0023】
【表2−(1)】
【0024】
【表2−(2)】
【0025】
【表3−(1)】
【0026】
【表3−(2)】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【表6】
【0030】
【表7】
【0031】
【表8】
【0032】
【表9】
【0033】
【表10】
【0034】
【表11】
【0035】
【表12−(1)】
【0036】
【表12−(2)】
【0037】
【表12−(3)】
【0038】
【表13−(1)】
【0039】
【表13−(2)】
【0040】
【表13−(3)】
【0041】
【表14−(1)】
【0042】
【表14−(2)】
【0043】
【表15】
【0044】
【表16】
【0045】本発明に使用されるトリスアゾ顔料とジス
アゾ顔料の混合比は、混合する顔料の種類によって、感
光体の必要とする特性(感度、帯電特性、耐ガス性)を
考慮して、その最適値を個々に選択することができる
が、一般的には重量比で 0.01≦トリスアゾ顔料(I)/{トリスアゾ顔料
(I)+ジスアゾ顔料(II)}≦0.99 の範囲とするのがよい。0.01より低いと感度の増感
効果が少なくなり、0.99より大きいと耐ガス性の向
上が少なくなる。更に、可視光波長域から近赤外光波長
域までの分光感度の均一性を考慮すると、 0.1≦トリスアゾ顔料(I)/{トリスアゾ顔料
(I)+ジスアゾ顔料(II)}≦0.9 の範囲が望ましい。
【0046】トリスアゾ顔料とジスアゾ顔料の分散方法
としては、ボールミル、振動ミル、円板振動ミル、アト
ライター、サンドミル、ペイントシェイカー、ジェット
ミル、超音波分散等、顔料に圧縮、剪断、摩砕、摩擦、
延伸、衝撃、振動等の機械的エネルギーを与える粉砕混
合手段であれば、なんでも使用できる。また、トリスア
ゾ顔料とジスアゾ顔料の所定量を同一容器内にいれ、同
時に上記機械的エネルギーを与え混合粉砕し、分散を行
うのが好ましい。
【0047】これら顔料とともに光導電層に使用される
結着剤は、ポリスチレン、ポリカーボネート又は塩ビ−
酢ビ共重合体のうちのいずれかであることが重要であ
り、これによれば感度の優れた電子写真感光体が得られ
る。本発明の光導電層に使用される結着剤の比率は、顔
料に対して0.01重量%〜200重量%とすることが
望ましい。また、他の結着剤と本発明に使用される結着
剤とを混合して用いる場合、本発明の結着剤を顔料に対
して10重量%以上とすることが望ましい。
【0048】他の結着剤、すなわち、機能分離型光導電
層における電荷発生層又は分散型光導電層に、本発明に
おいて特定された結着剤と混合して使用される結着剤と
しては、ポリエステル、メタクリル樹脂、アクリル樹
脂、ポリエチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、ポリスチ
レン、フェノール樹脂、エポキシ記し樹脂、ポリウレタ
ン、塩化ビニリデン、アルキッド樹脂、シリコーン樹
脂、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルブチラール、
ポリビニルホルマール、ポリアリレート、ポリアクリル
アミド、ポリアミドフェノキシ樹脂などが挙げられる。
これらのバインダーは2種以上混合してもよい。上記負
帯電型(基体/電荷発生層/電荷輸送層の積層)の場
合、電荷発生層において、電荷発生物質に対する結着剤
の割合は、0〜500重量%、膜厚は0.1〜5μmが
好ましい。
【0049】本発明に使用される電荷輸送物質として
は、公知のものが何れも使用できる。電荷輸送物質に
は、正孔輸送物質と電子輸送物質がある。正孔輸送物質
としては、例えばポリ−N−カルバゾール及びその誘導
体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタメート及びそ
の誘導体、ピレン−ホルムアルデヒド縮合物及びその誘
導体、ポリビニルピレン、ポリビニルフェナントレン、
オキサゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニ
ルアミン誘導体、及び以下の一般式(X)〜(XXVII)
で示される化合物がある。
【0050】(1)(特開昭55−154955号、特
開昭55−156954号公報に記載)
【化10】 〔式中、R1はメチル基、エチル基、2−ヒドロキシエ
チル基又は2−クロルエチル基を表し、R2はメチル
基、エチル基、ベンジル基又はフェニル基を表し、R3
は水素原子、塩素原子、臭素原子、炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ジアルキルアミ
ノ基又はニトロ基を表す。〕
【0051】(2)(特開昭55−52063号公報に
記載)
【化11】 〔式中、Arはナフタレン環、アントラセン環、スチリ
ル環及びそれらの置換体あるいはピリジン環、フラン
環、チオフェン環を表し、Rはアルキル基又はベンジル
基を表す。〕
【0052】(3)(特開昭56−81850号公報に
記載)
【化12】 〔式中、R1はアルキル基、ベンジル基、フェニル基又
はナフチル基を表し、R2は水素原子、炭素数1〜3の
アルキル基、炭素数1〜3のアルコキシ基、ジアルキル
アミノ基、ジアラルキルアミノ基又はジアリールアミノ
基を表し、nは1〜4の整数を表し、nが2以上のとき
はR2は同じでも異なっていてもよい。R3は水素原子又
はメトキシ基を表す。〕
【0053】(4)(特公昭51−10983号公報に
記載)
【化13】 〔式中、R1は炭素数1〜11のアルキル基、置換若し
くは無置換のフェニル基又は複素環基を表し、R2、R3
はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、炭
素数1ー4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、クロ
ルアルキル基又は置換若しくは無置換のアラルキル基を
表し、また、R2とR3は互いに結合し窒素を含む複素環
を形成していてもよい。R4は同一でも異なっていても
よく、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、アルコキ
シ基又はハロゲン原子を表す。〕
【0054】(5)(特開昭51−94829号公報に
記載)
【化14】 〔式中、Rは水素原子又はハロゲン原子を表し、Arは
置換若しくは無置換のフェニル基、ナフチル基、アント
リル基又はカルバゾリル基を表す。〕
【0055】(6)(特開昭52−128373号公報
に記載)
【化15】 〔式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭
素数1〜4のアルコキシ基又は炭素数1〜4のアルキル
基を表し、Arは
【化16】 を表し、R2は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R3
水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基又はジアルキルアミノ基を
表し、nは1又は2であって、nが2のときはR3は同
一でも異なってもよく、R4及びR5は水素原子、炭素数
1〜4の置換若しくは無置換のアルキル基又は置換若し
くは無置換のベンジル基を表す。〕
【0056】(7)(特開昭56−29245号公報に
記載)
【化17】 〔式中、Rはカルバゾリル基、ピリジル基、チエニル
基、インドリル基、フリル基あるいはそれぞれ置換若し
くは非置換のフェニル基、スチリル基、ナフチル基又は
アントリル基であって、これらの置換基がジアルキルア
ミノ基、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基又は
そのエステル、ハロゲン原子、シアノ基、アラルキルア
ミノ基、N−アルキル−N−アラルキルアミノ基、アミ
ノ基、ニトロ基及びアセチルアミノ基からなる群から選
ばれた基を表す。〕
【0057】(8)(特開昭58−58552号公報に
記載)
【化18】 〔式中、R1は低級アルキル基、置換若しくは無置換の
フェニル基、又はベンジル基を表し、R2は水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ニ
トロ基、アミノ基あるいは低級アルキル基又はベンジル
基で置換されたアミノ基を表し、nは1又は2の整数を
表す。〕
【0058】(9)(特開昭57−73075号公報に
記載)
【化19】 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、アルコキシ基又
はハロゲン原子を表し、R2及びR3はアルキル基、置換
若しくは無置換のアラルキル基あるいは置換若しくは無
置換アリール基を表し、R4は水素原子、低級アルキル
基又は置換若しくは無置換のフェニル基を表し、また、
Arは置換若しくは無置換のフェニル基又はナフチル基
を表す。〕
【0059】(10)(特開昭58−198043号公
報に記載)
【化20】 〔式中、nは0又は1の整数、R1は水素原子、アルキ
ル基又は置換若しくは無置換のフェニル基を表し、Ar
1は置換若しくは未置換のアリール基を表し、R5は置換
アルキル基を含むアルキル基、あるいは置換若しくは無
置換のアリール基を表し、Aは
【化21】 9−アントリル基又は置換若しくは無置換のカルバゾリ
ル基を表し、ここでR2は水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロゲン原子又は 基又は置換若しくは無置換のアリール基を示し、R3
びR4は同じでも異なっていてもよく、R4は環を形成し
てもよい、)を表し、mは0,1,2又は3の整数であ
って、mが2以上のときはR2は同一でも異なってもよ
い。また、nが0のとき、AとR1は共同で環を形成し
てもよい。〕
【0060】(11)(特開昭49−105537号公
報に記載)
【化22】 〔式中、R1、R2及びR3は水素原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ジアルキルアミノ基又はハロゲ
ン原子を表し、nは0又は1を表す。〕
【0061】(12)(特開昭52−139066号公
報に記載)
【化23】 〔式中、R1及びR2は置換アルキル基を含むアルキル
基、又は置換若しくは未置換のアリール基を表し、Aは
置換アミノ基、置換若しくは未置換のアリール基又はア
リル基を表す。〕
【0062】(13)(特開昭52−139065号公
報に記載)
【化24】 〔式中、Xは水素原子、低級アルキル基又はハロゲン原
子を表し、Rは置換アルキル基を含むアルキル基、又は
置換若しくは無置換のアリール基を表し、Aは置換アミ
ノ基又は置換若しくは無置換のアリール基を表す。〕
【0063】(14)(特公昭58−32372号公報
に記載)
【化25】 〔式中、R1は低級アルキル基、低級アルコキシ基又は
ハロゲン原子を表し、nは0〜4の整数を表し、R2
3は同じでも異なっていてもよく、水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基又はハロゲン原子を表
す。〕
【0064】(15)(特開平2−178669号公報
に記載)
【化26】 〔式中、R1,R3及びR4は水素原子、アミノ基、アル
コキシ基、チオアルコキシ基、アリールオキシ基、メチ
レンジオキシ基、置換若しくは無置換のアルキル基、ハ
ロゲン原子又は置換若しくは無置換のアリール基を、R
2は水素原子、アルコキシ基、置換若しくは無置換のア
ルキル基又はハロゲン原子を表す。但し、R1,R2,R
3及びR4はすべて水素原子である場合は除く。また、
k,l,m及びnは1,2,3又は4の整数であり、各
々が2,3又は4の整数のときは、前記R1,R2,R3
及びR4は同じでも異なっていてもよい。〕
【0065】(16)(特開平3−285960号公報
に記載)
【化27】 〔式中、Arは炭素数18個以下の縮合多環式炭化水素
基を表し、またR1及びR2は水素原子、ハロゲン原子、
置換若しくは無置換のアルキル基、アルコキシ基、置換
若しくは無置換のフェニル基を表し、それぞれ同じでも
異なっていてもよい。〕
【0066】(17)(特願昭62−98394号に記
載)
【化28】 A−CH=CH−Ar−CH=CH−A (XXVI) 〔式中、Arは置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基
を表し、Aは、 水素基を表し、R1及びR2は置換若しくは無置換のアル
キル基、又は置換若しくは無置換のアリール基であ
る、)を表す。〕
【0067】(18)(特開平4−230764号公報
に記載)
【化29】 〔式中、Arは芳香族炭化水素基を、Rは水素原子、置
換若しくは無置換のアルキル基又はアリール基を、それ
ぞれ表す。nは0又は1、mは1又は2であって、n=
0、m=1の場合、ArとRは共同で環を形成してもよ
い。〕
【0068】一般式(X)で表せられる化合物には、例
えば、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−1−
メチル−1−フェニルヒドラゾン、9−エチルカルバゾ
ール−3−アルデヒド−1−ベンジル−1−フェニルヒ
ドラゾン、9−エチルカルバゾール−3−アルデヒド−
1,1−ジフェニルヒドラゾンなどがある。また、一般
式(XI)で表せられる化合物には、例えば、4−ジエチ
ルアミノスチリル−β−アルデヒド−1−メチル−1−
フェニルヒドラゾン、4−メトキシナフタレン−1−ア
ルデヒド−1−べンジル−1−フェニルヒドラゾンなど
がある。
【0069】一般式(XII)で表せられる化合物には、
例えば、4−メトキシベンズアルデヒド−1−メチル−
1−フェニルヒドラゾン、2,4−ジメトキシベンズア
ルデヒド−1−ベンジル−1−フェニルヒドラゾン、4
−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニ
ルヒドラゾン、4−メトキシベンズアルデヒド−1−ベ
ンジル−1−(4−メトキシ)フェニルヒドラゾン、4
−ジフェニルアミノベンズアルデヒド−1−ベンジル−
1−フェニルヒドラゾン、4−ジベンジルアミノベンズ
アルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾンなどがあ
る。また、一般式(XIII)で表せられる化合物には、例
えば、1,1−ビス(4−ジベンジルアミノフェニル)
プロパン、トリス(4−ジエチルアミノフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(4−ジベンジルアミノフェニル)プ
ロパン、2,2’−ジメチル−4,4’−ビス(ジエチ
ルアミノ)−トリフェニルメタンなどがある。
【0070】一般式(XIV)で表せられる化合物には、
例えば、9−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラ
セン、9−ブロム−10−(4−ジエチルアミノスチリ
ル)アントラセンなどがある。また、一般式(XV)で表
せられる化合物には、例えば、9−(4−ジメチルアミ
ノベンジリデン)フルオレン、3−(9−フルオレニリ
デン)−9−エチルカルバゾールなどがある。また、一
般式(XVI)で表せられる化合物には、例えば、1,2
−ビス(4−ジエチルアミノスチリル)べンゼン、1,
2−ビス(2,4−ジメトキシスチリル)ベンゼンなど
がある。
【0071】一般式(XVII)で表せられる化合物には、
例えば、3−スチリル−9−エチルカルバゾール、3−
(4−メトキシスチリル)−9−エチルカルバゾールな
どがある。また、一般式(XVIII)で表せられる化合物
には、例えば、4−ジフェニルアミノスチルベン、4−
ジベンジルアミノスチルベン、4−ジトリルアミノスチ
ルベン、1−(4−ジフェニルアミノスチリル)ナフタ
レン、1−(4−ジエチルアミノスチリル)ナフタレン
などがある。
【0072】一般式(XIX)で表せられる化合物には、
例えば、4’−ジフェニルアミノ−α−フェニルスチル
ベン、4’−ビス(4−メチルフェニル)アミノ−α−
フェニルスチルベンなどがある。また、一般式(XX)で
表せられる化合物には、例えば、1−フェニル−3−
(4−ジエチルアミノスチリル)−5−(4−ジエチル
アミノフェニル)ピラゾリン、1−フェニル−3−(4
−ジメチルアミノスチリル)−5−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)ピラゾリンなどがある。
【0073】一般式(XXI)で表せられる化合物には、
例えば、2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)
−1,3,4−オキサジアゾール、2−N,N−ジフェ
ニルアミノ−5−(4−ジエチルアミノフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール、2−(4−ジメチルア
ミノフェニル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)
1,3,4−オキサジアゾールなどがある。また、一般
式(XXII)で表せられる化合物には、例えば、2−N,
N’−ジフェニルアミノ−5−(N−エチルカルバゾー
ル−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−
(4−ジエチルアミノフェニル)−5−(N−エチルカ
ルバゾール−3−イル)−1,3,4−オキサジアゾー
ルなどがある。
【0074】一般式(XXIII)で表せられるベンジジン
化合物には、例えば、N,N’−ジフェニル−N,N’
−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニ
ル]−4,4’−ジアミン、3,3’−ジメチル−N,
N,N’,N’−テトラキス(4−メチルフェニル)−
[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミンなどが
ある。また、一般式(XXIV)で表せられるビフェニルア
ミン化合物には、例えば、4’−メトキシ−N,N−ジ
フェニル−[1,1’−ビフェニル]−4−アミン、
4’−メチル−N,N−ビス(4−メチルフェニル)−
[1,1’−ビフェニル]−4−アミン、4’−メトキ
シ−N,N−ビス(4−メチルフェニル)−[1,1’
−ビフェニル]−4−アミンなどがある。
【0075】一般式(XXV)で表せられるトリアリール
アミン化合物には、例えば、1−ジフェニルアミノピレ
ン、1−ジ(p−トリルアミノ)ピレンなどがある。ま
た、一般式(XXVI)で表せられるジオレフィン芳香族化
合物には、例えば、1,4−ビス(4−ジフェニルアミ
ノスチリル)ベンゼン、1,4−ビス[4−ジ(p−ト
リル)アミノスチリル]ベンゼンなどがある。また、一
般式(XXVII)で表せられるスチリルピレン化合物に
は、例えば、1−(4−ジフェニルアミノスチリル)ピ
レン、1−[4−ジ(p−トリル)アミノスチリル]ピ
レンなどがある。
【0076】なお、電子輸送物質としては、例えばクロ
ルアニル、ブロムアニル、テトラシノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−
トリニトロ−インデノ4H−インデノ[1,2−b]チ
オフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾ
チオフェン−5,5−ジオキサイド、3,5−ジメチル
−3’,5’−ジ−tert−ブチル−4,4’−ジフ
ェノキノンなどがある。これらの電荷輸送物質は単独又
は2種以上混合して用いられる。
【0077】電荷輸送層に使用される結着剤としては、
前記電荷発生層において他の結着剤として挙げたものと
同様のものを用いることができる。また、使用される溶
剤としては、N,N′−ジメチルホルムアミド、アセト
ン、メチルエチルケトン、キシレン、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、モノクロル
ベンゼン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、酢酸エチル、酢酸
ブチル、ジメチルスルホキシド等を挙げることができ
る。電荷輸送層において電荷輸送物質に対する結着剤の
割合は、50〜500重量%、膜厚は5〜50μmとす
るのが好ましい。
【0078】正帯電型(基体/電荷輸送層/電荷発生層
の積層)の場合、電荷輸送層においては、電荷輸送物質
に対する結着剤の割合は、50〜500重量%、膜厚は
5〜50μmとするのが好ましい。また、電荷発生層に
おいては結着剤を電荷発生物質に対し0〜500重量%
含有することが好ましい。更に、電荷発生層中には電荷
輸送物質を含有させることが好ましく、これにより残留
電位の抑制、感度の向上に対し効果がある。この場合の
電荷輸送物質は、電荷発生物質に対し1〜200重量%
含有させることが好ましい。電荷発生層や電荷輸送層を
形成する方法としては、電荷発生層、電荷輸送層の各塗
工液に基体を浸漬する方法、あるいは各塗工液を基体に
スプレーする方法などを用いることができる。
【0079】また、接着性や電荷ブロッキング性を向上
させるために、光導電層と基体との間に中間層を設けて
もよい。中間層は、一般には樹脂を主成分とするが、こ
れらの樹脂はその上に光導電層を溶剤で塗布することを
考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性の高い樹脂
であることが望ましい。このような樹脂としては、ポリ
ビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウ
ム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキシメチル化
ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、メ
ラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等、三次元
網目構造を形成する硬化型樹脂などが挙げられる。な
お、中間層にはモアレ防止、残留電位の低減等のため
に、例えば酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコ
ニウム、酸化スズ、酸化インジウム等の金属酸化物の微
粉末顔料を加えることができる。
【0080】本発明の電子写真用感光体に用いられる基
体としては、アルミニウム、黄銅、ステンレス、ニッケ
ルなどの金属ドラム及びシート、ポリエチレンフタレー
ト、ポリプロピレン、ナイロン、紙などの材料にアルミ
ニウム、ニッケルなどの金属を蒸着するか、あるいは酸
化チタン、酸化スズ、酸化インジウム、カーボンブラッ
クなどの導電性物質を適当なバインダーとともに塗布し
て導電処理したプラスチック、紙等のシート状又は円筒
状基体が挙げられる。
【0081】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、これ
により本発明の態様が限定されるものではない。
【0082】なお、実施例中の顔料の具体例No.は、
下記の表17中のアゾ構造成分No.と表1〜表16中
のカップラーNo.の各々の番号の組み合わせで示した
ものである。(例:顔料No.1−1…アゾ構造No.
1の3個のアゾ基全てにカップラーNo.1のカップラ
ーがついたもの。)
【0083】
【表17】
【0084】実施例1 (電荷発生層塗工液の調製)次の顔料、結着剤、溶媒
を、φ10mmのPSZ(部分安定化ジルコニア)ボー
ルを体積で半分充填したφ15cmのガラスポットに入
れ、10日間ボールミリングを行った。 トリスアゾ顔料(顔料No.1−70) 2.0g ジスアゾ顔料(顔料No.2−17、24) 2.0g ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂 2.0g (帝人化成社製TS2050、粘度平均分子量4万) シクロヘキサノン 396g 得られた塗工液を、厚さ0.2mmのアルミ板(JIS
1080)上に浸漬塗工した後、120℃、20分間乾
燥し、厚さ約0.2μmの電荷発生層を作製した。
【0085】次に、下記式(XXVIII)で示される化合
物、結着剤等を撹拌溶解して調製した電荷輸送層塗布液
を上記電荷発生層上に浸漬塗工した後、120℃、20
分間乾燥し厚さ28μmの電荷輸送層を形成し、電子写
真感光体を作製した。 (電荷輸送層塗布液の組成) 下記式(XXVIII)で示される電荷輸送物質 9重量部 ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂 10重量部 (帝人化成社製TS2050、粘度平均分子量4万) シリコーンオイル(信越シリコーン社製KF50) 0.002重量部 ジクロロメタン 108重量部
【0086】
【化30】
【0087】実施例2 実施例1において、電荷発生層塗工液のビスフェノール
Z型ポリカーボネート樹脂の代わりにポリスチレン(デ
ンカ社製HRM)を使用したこと以外は、実施例1と同
様にして感光体を作製した。
【0088】実施例3 実施例1において、電荷発生層塗工液のビスフェノール
Z型ポリカーボネート樹脂の代わりにポリスチレン(ヘ
キスト社製CM131)を使用したこと以外は、実施例
1と同様にして感光体を作製した。
【0089】比較例1 実施例1において、電荷発生層塗工液のビスフェノール
Z型ポリカーボネート樹脂の代わりにポリビニルブチラ
ール(UCC社製XYHL)を使用したこと以外は、実
施例1と同様にして感光体を作製した。
【0090】比較例2 実施例1において、電荷発生層塗工液のビスフェノール
Z型ポリカーボネート樹脂を使用しなかったこと以外
は、実施例1と同様にして感光体を作製した。
【0091】比較例3 実施例1において、電荷発生層塗工液の分散媒をTHF
とし、分散時間を3日間としたこと以外は、実施例1と
同様にして感光体を作製した。
【0092】比較例4 実施例2において、電荷発生層塗工液の分散媒をTHF
とし、分散時間を3日間としたこと以外は、実施例2と
同様にして感光体を作製した。
【0093】比較例5 実施例3において、電荷発生層塗工液の分散媒をTHF
とし、分散時間を3日間としたこと以外は、実施例3と
同様にして感光体を作製した。
【0094】比較例6 比較例2において、電荷発生層塗工液のビスフェノール
Z型ポリカーボネート樹脂を使用しなかったこと以外
は、比較例2と同様にして感光体を作製した。
【0095】以上のようにして作製した電子写真感光体
を、電子写真特性測定装置(川口電機社製EPA810
0)を使用して、ダイナミックモードで感光体を−80
0V帯電した後、色温度2856Kのタングステンラン
プの光を780nm(半値幅13nm)のバンドパスフ
ィルターを透して照射し光感度を測定した。結果を表1
8示す。光感度S800-100(V・cm2/μJ)は、表面
電位が−800Vから−100Vまで減衰するのに必要
な露光量をE(μJ/cm2)とし、S800-100=700
/Eで求めたものである。
【0096】
【表18】
【0097】表18から、本発明において特定された結
着剤及び分散媒を用いた実施例のものは、本発明で特定
されない結着剤又は分散媒を用いた比較例のものに比べ
て、明らか感度が高いことが分かる。
【0098】実施例4 実施例1の電荷発生層塗工液の組成を下記のように変え
たこと以外は、実施例1と同様にして感光体を作製し
た。 (電荷発生層塗工液の調製)次の顔料、結着剤、溶媒
を、φ10mmのPSZ(部分安定化ジルコニア)ボー
ルを体積で半分充填したφ15cmのガラスポットに入
れ、10日間ボールミリングを行った。 トリスアゾ顔料(顔料No.1−70) 2.0g ジスアゾ顔料(顔料No.3−195) 2.0g 塩ビ−酢ビ共重合体樹脂(ヘキスト社製CM131) 2.0g シクロヘキサノン 396g
【0099】比較例7 実施例4の電荷発生層塗工液の塩ビ−酢ビ共重合体樹脂
の代わりにポリビニルブチラール(UCC社製XYH
L)を使用したこと以外は、実施例4と同様にして感光
体を作製した。
【0100】実施例4及び比較例7により得られた感光
体について、EPA8100で評価した結果を表19に
示す。
【0101】
【表19】
【0102】表19から、たとえ本発明で特定された分
散媒を使用しても、特定されない結着剤を組み合わせた
場合(比較例)は、感度が向上しないことが分かる。ま
た、表18と19の結果を対比すると明らかなように、
本発明で特定されたトリスアゾ顔料とジスアゾ顔料を用
いた場合(実施例1〜3)は、感度の上昇効果が著し
い。これに対して本発明で特定されないジスアゾ顔料を
組み合わせた場合(実施例4)は、感度上昇効果が小さ
い。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光導電層
にシクロヘキサノンを含む溶媒に分散された1種以上の
トリスアゾ顔料と1種以上のジスアゾ顔料に、ポリスチ
レン、ポリカーボネート及び塩ビ−酢ビ共重合体からな
る群から選択された結着剤を少なくとも1種含有させる
ことにより、可視光領域から近赤外光領域において高い
感度を有する電子写真感光体が得られる。更に、前記顔
料として一般式(I)で示されるトリスアゾ顔料と一般
式(II)で示されるジスアゾ顔料を使用した場合は、よ
り高感度の電子写真感光体が得られる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に光導電層が設けられた
    電子写真感光体において、光導電層がシクロヘキサノン
    を含む溶媒に分散された1種以上のトリスアゾ顔料と1
    種以上のジスアゾ顔料に、ポリスチレン、ポリカーボネ
    ート及び塩ビ−酢ビ共重合体からなる群から選択された
    結着剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする電
    子写真感光体。
  2. 【請求項2】 トリスアゾ顔料が下記一般式(I)で示
    される化合物であり、ジスアゾ顔料が下記一般式(II)
    で示される化合物であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真感光体。一般式(I) 【化1】 一般式(II) 【化2】 〔但し、上記一般式(I)及び(II)中、Ar1、A
    2、Ar3、Ar4及びAr5はカップラー残基を表し、
    各々同一でも異なってもよい。〕
  3. 【請求項3】 前記一般式(I)及び/又は(II)で表
    されるカップラー残基Ar1、Ar2、Ar3、Ar4及び
    Ar5が下記一般式(III)〜(IX)で表される残基から
    選択されたいずれかであることを特徴とする請求項2記
    載の電子写真感光体。 一般式(III) 【化3】 〔但し、上式中、X1、Y1及びZはそれぞれ以下のもの
    を表す。 X1:−OH、−N(R1)(R2)又は−NHSO2−R
    3。(但し、R1及びR2は水素原子、アシル基又は置換
    若しくは無置換のアルキル基を表し、R3は置換若しく
    は無置換のアルキル基又は置換若しくは無置換のアリー
    ル基を表す。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
    アルキル基、アルコキシ基、置換若しくは無置換のカル
    ボキシル基若しくはそのエステル、スルホン基、ベンズ
    イミダゾリル基、置換若しくは無置換のスルファモイル
    基又は−CON(R4)(Y2){但し、R4は水素原
    子、アルキル基若しくはその置換体又はフェニル基若し
    くはその置換体を表し、Y2は炭化水素環基若しくはそ
    の置換体、複素環基若しくはその置換体又は−N=C
    (R5)(R6)(但し、R5は炭化水素環基若しくはそ
    の置換体、複素環基若しくはその置換体又はスチリル基
    若しくはその置換体、R6は水素原子、アルキル基若し
    くはその置換体又はフェニル基若しくはその置換体を表
    すか、あるいはR5及びR6はそれらに結合する炭素原子
    と共に環を形成してもよい、)を示す、}又は−CON
    HR(但し、Rはフェニル基若しくはその置換体を表
    す、)。Z:炭化水素環基若しくはその置換体又は複素
    環基若しくはその置換体。〕 一般式(IV) 【化4】 〔但し、上式中、R7、R8、Y1及びnはそれぞれ以下
    のものを表す。 R7:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基又は
    置換若しくは無置換のアリール基。 R8:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置
    換若しくは無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換
    のアルキルスルホニル基、置換若しくは無置換のアルキ
    ルメルカプト基、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
    アリール基、置換若しくは無置換のアシル基、シアノ
    基、ニトロ基又は置換若しくは無置換のアミノ基。な
    お、nが2〜4の整数の場合はR8は同一、又は異なっ
    たもののいずれでもよい。 Y1:前記一般式(III)におけるものと同一。n:1〜
    4の整数。〕 一般式(V) 【化5】 (上式中、R9は置換若しくは無置換の炭化水素基を表
    す。) 一般式(VI) 【化6】 (上式中、R9は置換若しくは無置換の炭化水素基を表
    す。) 一般式(VII) 【化7】 (上式中、R10はアルキル基、カルバモイル基、カルボ
    キシル基若しくはそのエステルを表し、またR11は置換
    若しくは無置換の芳香族炭化水素基を表す。) 一般式(VIII) 【化8】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
    2価基を表す。) 一般式(IX) 【化9】 (上式中、X2は芳香族炭化水素の2価基又は複素環の
    2価基を表す。)
  4. 【請求項4】 トリスアゾ顔料とジスアゾ顔料の重量混
    合比が次式で示される範囲内にあることを特徴とする請
    求項2記載の電子写真感光体。 0.01≦トリスアゾ顔料(I)/{トリスアゾ顔料(I) +ジスアゾ顔料(II)}≦0.99
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